料理でファンタジーなおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの料理でファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の料理でファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.3 1 料理でファンタジーなアニメランキング1位
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (513)
2041人が棚に入れました
現代の日本で生活している「本須麗乃(もとすうらの)」 は、念願である図書館への就職が決まったその日に亡くなってしまう。もっと多くの本が読みたかった、そんな未練を抱いたままの彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての身体を持って意識を取り戻した。物語の舞台となるのは 魔法の力を持つ貴族たちに支配された中世のような異世界の都市エーレンフェスト。厳格な身分制度の中、現代日本の知識を持つ少女マインが、本を手に入れるために奮闘する。

声優・キャラクター
井口裕香、速水奨、中島愛、折笠富美子、小山剛志、田村睦心、子安武人、日野聡、前野智昭、内田彩
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

観るたびに面白さが少しずつ増していく

<2019/10/4 初投稿>
第1章観ました。
見始めなので評点はデフォルトの3.0です。

原作未読。
なろう系の異世界転生もの。
と言っても俺つえーではない方のようです。

なろう系が苦手なことの多い私ですが、
一方でアニメや小説で読書に熱中する登場人物が出てくる作品は相性が良いのです。
(そうなる理由はいろいろあるのですが長くなるので割愛)

例えば「図書館戦争」「 ビブリア古書堂の事件手帖」「R.O.D」「ダンタリアンの書架」「GOSICK」とか

本作も主人公マインは本を愛しています。
活字中毒。
そんな彼女が転生した先は{netabare}中世ヨーロッパのような文明・文化の世界。まだ活版印刷が発明されておらず本はほとんど流通していないという活字中毒には酷な世界でした。{/netabare} そこで彼女は・・・というお話。

これから先、お話はどのように展開していくんでしょうか。
例えば「本ってなんだろう?」「文字ってなんだろう?」なんてことに想いを馳せてしまうような展開ならかなり面白くなりそうな気がします。

異世界の建てつけもなかなか面白い。
しっくりくると言った方がいいかな。

声優さんもマインは阿良々木暦くんの下の妹でお馴染み、井口裕香さん。
キーマンになりそうな神官はベテランイケボの速水奨さん。
他にもベテラン・中堅の腕の良い声優さんが揃ってるようで安定感抜群です。

ただキャラクターデザインはなんか古いというか名作劇場というかNHKというかそんな感じ。
しかも原作の画像検索したら小説の挿絵とはかなり違いますね。
まあでも慣れちゃいそうな気もしますけど。

良作になってほしいなーと期待。

でもタイトルに「下剋上」とか残念そうなワード入ってるしなー。

あんまりハードル高くしてがっかりするのも嫌なので暫くは薄目で見るようにしておきます。

1話を観た今期純新作は今のところこれと「けものみち」
なんか変な感じ 笑

<2019/10/10 追記>
第2章です。

この作品、やはりかなりの曲者ですね。
観るのに想像力が必要。

例えば本の記憶。
その世界では本がどんな位置づけなのかをマインが知らなかった、というくだりが第1話にあります。
自分の住んでいる世界の当たり前の事情のはずなのに、なぜマインは知らなかったのか。

その世界では本はめったに見かけるようなものではなく
文字も買い物の値札くらいでしか見かけない。
そんな世界で5歳児が本のこと知らなくて当たり前。

つまりこの異世界はそういう世界なんです。
私たちが生きる現代社会とは全く常識の異なる世界。
おそらく実際の中世ヨーロッパも日本の戦国時代以前もそんな感じだったのでしょう。

第2話でもそうした点は多々見受けられました。
また単なる情報だけではなく、いきなり異世界に放り込まれてしまったマインの気持ちも丁寧に描かれてます。

この物語の楽しみ方は、視聴者がマインになったつもりでその世界の中で置かれた状況をいろいろあれこれ想像しながら・・・というのが一番な気がします。

裏を返せば流し見してたら全くつまらない曲者アニメ(褒め言葉です)

<2019/10/19 追記>
第3章まで観ました

お話はずーっと同じリズムだけど不思議と飽きがこない。
絵も慣れてきました。

自分、結構はまってきてるのかも。

<2019/11/9 追記>
第六章まで観ました。

一歩ずつ踏みしめるように物語が進んでいくのは気持ちいいですね。
そういったところは往年の4クール長丁場のファミリー向けアニメをやはり彷彿とさせます。

一方で一番奥底のベースの部分にファンタジーを敷いているので観ていて不思議な気分になります。
毎回ちょっとずつ新しいトピックが入ってくるところも◯。

古くて新しい、珍しい作品なんだと思います。

さて「身喰い」なんてのが出てきました。
この先、お話はどのように転がっていくのでしょうか。

<2019/11/14 追記>
第七章です。

やっべぞ!
本格的に面白くなってきた。

良い具合にファンタジーもあるとか、びっくり!
契約のシーンはかなり好きです。

そして、マインの身体のことも。

入念に練られたストーリーに思えてきました。

とりあえず評点は中間評価ということで。

<2019/11/29 追記>
第九章まで。

途中から一気に面白くなったり、
急に減速したりする作品は多いですが、
毎話、少しずつ面白さが増していく作品というのは本当に珍しい。

お話自体は淡々と進んでいくのにね。

でもマインとルッツの関係とか
マインの罪悪感とか
ややもすると見過ごしてしまいそうなところを一つ一つちゃんと拾っていく。

これは凄いアニメなのかもしれない。

ということで評価UPです。

<2019/12/5 追記>
第十章まで。

相変わらずゆっくりと、お話は進んでいきます。
でも退屈は全くせず。
なぜか見入ってしまうのです。

マインとルッツは見ていてやはり微笑ましい。
ルッツは子供なのに真っ直ぐで素直で優しい、よくできた少年です。
そして男としての覚悟も。

14話で終了なのだそうですが、この先どうなるのか。
そしてやはり二期が欲しい。

<2019/12/12 追記>
第十一章

ちょっと泣いてもた。
やはり本作、只者じゃないですね。
物語の厚みが素晴らしい。

原作派の皆さんはアニメのキャラクターデザインに違和感あるようですが。
ここまで観て、アニメではこれぐらい軽い感じの方がちょうど良いように思えてきました。
原作未読なのでそう思えるのかもしれませんけど。

名作の類かもしれない。

<2019/12/27 追記>
最終14話まで観ました。

これは良い作品ですよ。
何が?って、とにかくちゃんとしてる。
少しずつ意外性を盛り込みながら、ちゃんと面白い方向に話を転がしている。

マインの怒りのシーンはスカッとした。
源蔵のジャーマンよりも。
つか、神殿長は源蔵にジャーマンで投げられろっ!
とか思った自分がいました 笑。

足腰のしっかりした物語ですね。
これは原作読みたくなりました。

マジ二期期待!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

井口裕香劇場(笑)

原作未読。最終話まで視聴。
分割2クールの第1期という位置づけで良いのかな?
第2期の内容次第で、多少評価が変わるかも、です(笑)。

異世界転生モノとしては、少女が主人公であること、バトル物でないことなど、少々異色な物語。

本に異様な執着を見せる主人公の言動が評価の分かれ目かな?
転生前がそこそこ大人だったのに、本が絡むと自制が利かない所とか・・・。

とはいえ、物語としてはしっかりと練られていて、かなり面白かったです。
後半(第2期)も楽しみです。

あと、井口裕香さんの変幻自在な名演も見どころかと。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 52

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

どうしてもどうしてもかなえたい願い

主人公マインには、どうしてもかなえたい願いがあります。
それは本を読むこと。そして本をつくること。

この物語は、その願いに向かって何度も何度も挑戦し、何度も何度も失敗しながらも、
一歩、一歩、さらに一歩と前進していく物語です。
とても感動します。

可愛い絵に騙されてはいけません。
この物語は人生の縮図のようなものです。
喜びや楽しさもあれば、苦しみや悲しさ、そして残酷な選択を選ばざるを得なくなるシビアさも持ち合わせています。
ですが、ハッピーエンドとなるはずですので、…(多分)(^_^;)安心してください。


本が大好きな本須麗乃(もとすうらの)は不慮の事故で亡くなります。
そして気づいたとき、彼女は異世界へ転生し、マインという少女となっていました。
そして彼女は、マインとして異世界で活躍します。

生まれ変わった世界では科学が発展しておらず、本が貴重なものとして庶民には普及していませんでした。

本が大好きなマインは、それならば自分で本を作ろうと、前向きに頑張ります。
マインのひたむきな本への情熱が感じられます。

もちろん最初は失敗の連続です。絶望を感じるほど失敗してしまいます。
しかし、マインの知識とたゆまぬ努力とが、マインの未来を少しずつ照らしてゆきます。

私は、マインを取り巻く人の輪がだんだん大きくなっていくのを見て、とても嬉しくなりました。


オープニングテーマ「真っ白」を歌っているのは、諸星すみれさん。
彼女はヴァイオレットエバーガーデンの第十話でアンの声優をされた方です。
それを知っただけで私は嬉しくなりました。(^_^)


ところで、
マインは難病をかかえています。
少し歩くだけで疲れてしまい、歩けなくなりますし、すぐに熱を出して寝込んでしまいます。
ですが、マインは人生を悲観することなく、前向きに生きています。
そこがまた、素晴らしい。


現代でも難病をかかえている人がたくさんおられます。
このアニメが、その人たちの励みになればと、私は願っています。

生きることは辛いこともあるけど、楽しいことも沢山ある。
この物語はそれを教えてくれます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 67

82.0 2 料理でファンタジーなアニメランキング2位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1291)
5948人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

コンクルシオ

<2022/2/27 追記>
一期はからもう6年近く経ってるんですねぇ。
アニメ一期は原作4巻ぐらいまでだったはず。
そして今は10巻まで出てます。
そろそろ2期欲しいですよね。
6年間、正座して待ってるけどそろそろ足が痺れてきましたよ。
また朝4時の放送でもいいからなんとか。。

<2019/10/31 追記>
原作8巻読んだのですが。
のんびりの雰囲気はそのままに魔法要素増えてました。
やはり面白いっすよ、これ。
杏子の通う学校が意外すぎる!

ところで前から薄々感じてたんですが
この作品、「アタゴオル・シリーズ」になんか似てるなー。
雰囲気というか空気感というか世界観というか。
アタゴオルはコテコテのファンタジーですがでもある意味日常ものですし。

ふらいんぐうぃっち気に入った方はアタゴオルシリーズもおすすめかも。

<2019/5/3 追記>
昨日、ドトールでぼーっとコーヒー飲んでた時のこと

ふと横を見ると隣席を隔てる衝立にナナホシテントウが・・・
自分の顔から20cmくらいの衝立の表面をトコトコトコトコと

奴は可愛いですね。

喫茶コンクルシオ思い出しました。。


<2017/9 初投稿>
魔女の女子高生が修行のために青森県弘前市の親戚の家に
居候する話です。

魔法少女とか魔女っ子ではなく、ケルト風な自然信仰っぽいかなりオーソドックスでレトロな方の魔女。


いわゆる日常系。ほのぼの。
物語の起伏は恐ろしいまでに乏しいのですがそれがまたいい。

そして・・・{netabare}
箒に乗って飛ぶときの浮遊感がたまらない!
この作品好きな人には、「この浮遊感にやられた」って人多いんじゃないでしょうか。{/netabare}

さらに、風景の一つ一つ、エピソードの一つ一つが全て安心。
音楽も、アコースティックな優しい音色が耳に心地よい。

弘前市の田舎の描き方もいいですね。
うっかり住みたくなります。
青森の西側の豪雪っぷり考えたら住んだら大変なんでしょうけど。

ところで。
これだけ癒し系なのに女性にはあまり人気ないんですよね。
例えば真琴のボディラインが妙に強調されてるような気がするのだけど、やっぱりそういうの女性にはあまりウケがよくないんでしょうか。
あんだけキャラがぼーっと平坦なんだから、体型ぐらい凹凸あってもいいじゃない、とも思うんですが笑。

「明日も仕事だ嫌だな」という時にちょっと観るのに最適な作品です。

<2017/9/25追記>
今日うっかり原作大人買いしてしまいました。
原作はさらにさらっとしてますね。

<2018/4/21追記>
女性からの人気が少ない理由、男性がほとんど出てこないからですね。
原作でモツ焼きパーティするシーンがあるんですが、そこでお母さんの「あら!女の子ばっかり」という台詞でようやく気がつきました。
そりゃそーだわ。と納得。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 88

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

既に早朝アニメ、だがそれが合っている…?(← 本放送時の話です)

原作未読です。

放送時間帯ですが、もはや深夜を通り越して早朝と言って良い時間帯に放送されています。

最終回は1話前が放送休止で1週跳び、最終回は11、12話1時間スペシャルとなり、しかも野球の放送延長で放送時間が遅れました。この作品らしい状況でしたがめでたく最終回を迎え無事視聴終了。

個人的にはとても面白く観ていましたが、どこが面白いのかとても説明がしにくい感じです。

主人公が魔女なので魔法絡みのエピソードもあるわけですが、単なる「東北の田舎の日常」的なエピソードも多々あります。

ただ、魔法絡みのエピソードも「魔女にとっての日常」というスタンスで描かれるのが本作の特徴かもしれません。

例えば主人公の真琴を含め魔女は黒猫のチトなどの使い魔と会話しますが、魔女サイドの言葉は聞けても使い魔側が何をしゃべったのかは視聴者には直接はわかりません。

返事から内容を想像したり、他の人物が何を言ったか訊いたときに魔女側が説明するのを聞かないといけないのです。

あるいは普通の人間には魔法で不思議なことが起きていることになるのですが、魔女には当たり前のことだったりします。

これが千夏ちゃんをはじめとする作中キャラたちへの共感を生んでいる気がします。

魔法以外の要素は人間や動物たちの行動を観察した結果なのか、登場人物たちの行動に妙なリアリティがあるのが面白く感じます。

追記:
1: 『さまよえるオランダ人』(Flying Dutchman)からの連想で、タイトルは「さまよえる魔女」の意と取れなくもない。

2: 「真琴と千夏のダブル主人公」と考えた方が良いのかもしれない。

[変更履歴]
2016.5.24:
作画の評価を5にupします。猫のチトさんの動きとか田舎の風景とか、もう神レベル。あとこれは本来演出面の評価かもしれないけど、登場人物の私服に手抜きがなくて素晴らしい。

2016.6.27追記:
けっこう食事を作るシーンが出てくる作品でしたが、食べ物はどれもおいしそうでした。

2017.7.3追記:
tvkでの放送情報追加: 2017/7/7(金) 25:00~25:30

2017.9.6追記:
9/8に原作6巻が出ます!

2017.10.24追記:
*tvkでの再放送はとっくに終わっていたので、レビュータイトルを変更。

原作6巻、面白かったです。ちなみにアニメでは原作4巻途中くらいまでのエピソードを使っています。仮に2期目があるとしても、原作7巻くらいまで出ないと無理ですかね…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 109
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 81

74.4 3 料理でファンタジーなアニメランキング3位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (416)
1709人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のじゃロリとかそういう奴。おねロリもあるかも?「スーパー仙狐さんタイム」は卑怯(笑)!

== [下記は第1話目視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは読んでませんがとにかく何も考えずに癒されたい人向けと思われる、この分野のエキスパートと思われる動画工房が2019年春クールに放つアニメです。

第1話では、たぶんそこそこ優秀であるが故に便利に使い潰されかけていてストレスMAXなプログラマー中野くんの住むアパートに、神使(しんし)の狐である仙狐(せんこ)さんが現れて食事の支度をしてくれたり癒してくれたりするという、ある意味ストーリーも何もあったもんじゃない的なお話です。

仙狐さんが中野くんのところにやってくる経緯とか何もかもがご都合主義的な話ですが、「深夜アニメなんだからそのくらい夢のような話があっても良いだろう」といった清々しいまでの開き直りを感じます。

そういう作品なので、合う人には合うし合わない人にはまったく合わないと思います。

なお第1話には具体的なエピソードはありませんでしたが、OPの具合から察するにおねロリも用意されているようです。

なお、「スーパー仙狐さんタイム」は視聴者が中野くん視点で仙狐さんの癒しを楽しむという『One Room』的な奴でした。なんてあざといアニメなんだ(笑)!?
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.7.1追記:
最終話まで観終わりました。作中作『稲荷少女ヨーコちゃん』の最終回などもあり(笑)。夜空(そら)とのシリアスな会話があったことを中野くんに気取られないように振る舞う仙狐さん、さすがです!

評点だけ見ると大したことないようですが、視聴満足度は高めでした。さすがの動画工房…(笑)!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『うゆん』に癒される~

原作未読。最終話まで視聴。

【本作とは関係ないけど、少々反省を・・・】
最近の、私のあにこれのレビュー。
酷評の時ほど、筆が進む、進む・・・。

仕事でストレスが溜まってんのかなぁ~って”反省”m(__)m
かなり、ブッラックっぽい会社だからなぁ・・・(笑)。

【そんな私にとってこの作品は・・・】
癒されますねぇ。
本当に癒される!
ケモ耳モフモフ属性ではない私も癒される(笑)。

仙狐さんは、私たちにとって母親に該当するんでしょうか?
妻?おばあちゃん?

どちらにしても、癒しの本質は温かい母性であることは確かなようです。

【主人公の隣室の高円寺さんも良いですね】
彼女の環境適応能力は特筆ものですね。
仙狐さんや、シロをあっさりと受け入れてしまう能力。

こういうキャラにもストレスを感じさせない本作は、癒し系の鏡です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

76.8 4 料理でファンタジーなアニメランキング4位
ソマリと森の神様(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (379)
1664人が棚に入れました
森の中で私は"それ"と出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を「おとうさん」と呼んだ----。地上は異類異形の人外たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。滅びゆく種族「人間」と森の番ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録・・・

声優・キャラクター
水瀬いのり、小野大輔、七海ひろき、鈴木達央、小野友樹、早見沙織、小林ゆう、速水奨、関智一、茅野愛衣、高垣彩陽、柴田理恵
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ソマリの笑顔のもとは・・・

とても暖かい物語です。
見終わった後、優しい気持ちになれます。

物語は遥か未来。
異類異形の人外が世界を支配しており、人間が迫害されている世界。
ロボットのゴーレムは、森の神様として森に生けるものを見守っていました。

だが、ある日、ゴーレムが一人の幼女ソマリと出会います。
ソマリに出会うことで、ゴーレムに奇跡が起こります。
感情を持たないはずのロボットに優しい感情が芽生えるのです。

でも、ゴーレムは自身がまもなく寿命で、活動を停止することがわかっていました。
活動が停止する前に、ソマリを人間に預け、幸せにしたい。
それがゴーレムの願いでした。

ソマリは、ゴーレムが大好きで、いつも「お父さん」と呼びます。
ソマリは人間に出会うよりも、お父さんと一緒にいたかった。
お父さんさえいれば、あとは何の願いもなかった。

やがて…、{netabare}ゴーレムは気づきます。
自分が最もなすべきことは、ソマリの傍にいることだと。
それがソマリを最も笑顔にすることだと、気づくのです。{/netabare}


笑顔の素敵な天使と一緒に暮らしてられる人は、
決して天使を手放さないでください。
自分がいない方がこの子の幸せだ…などとは、決して思わないでください。
だって、その笑顔は、貴方がいてこそ見せることができるのですから。


オープニングは、森山直太朗が歌う「ありがとうはこっちの言葉」
エンディングは、ソマリ役の水瀬いのりが歌う「ココロソマリ」
どちらも優しく美しい歌です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 52

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人間」とは何か? 「親子」とは何か?

== [下記は第4話時まで視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで観た時点で、このレビューを書いています。原作は未読です。

ここでいう「人間」は、作中の種族としての人間って意味ではなくて魔物も含めた「心を持った生き物」って意味ですけど、ゴーレムは人工生命的なもので本人(?)も「ゴーレムに心や感情はない」って言ってますが、じゃあそもそも「心」とか「感情」って何なのかという、わりとAI研究寄りでもある問題がこの作品では扱われているように思われます。

また「実の親」に対して「育ての親」という言葉があるわけですが、成長途中の子供にとっての「親」とは何なのかという問題もこの作品では扱われているように思われます。

そういった問題について、ファンタジー世界をバックに考えてみようという中々の意欲作のようですね。背景美術が美しかったりする点もあって、あにこれではわりと高評価を得ているようです。

こういうストーリーへの向き不向きはあるとは思うのですが、ハマる方はハマる感じの作品じゃないでしょうか。

上記の他にも人間とその他の種族たちとの関係とか、それと関わって残されている伝承とかもわりと気になりますよね。

追記:「共同体への帰属意識」という問題も扱われそうですね。ソマリの生い立ちでは、もはや「普通の人間の社会」では暮らせないように思われます。
== [第4話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.3.27追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。

最初のレビューで「気になる」と書いていた「人間に関する伝承」については、作中でけっこう明かしてもらえたように思います。

「人間」にしろ「魔物」にしろ、「被害を受けた」と思っている当事者たちはどうしてもその怨恨を拭い去ることができませんし、それを子々孫々に渡って語り継いでしまうというのは世の常といったところでしょうか。

一方、森の中で共同体との関わりを長らく絶っていたゴーレム、あるいはそのゴーレムに育てられたソマリにはそういったわだかまりはないわけです。

本作の問題を現実の人種や国籍に当て嵌めて考えてみるといろいろと思うところは出てきます。そういう意味で「良い作品」だったんじゃないでしょうか。

もちろん情緒面でも心情に訴えてくるものは多かったです。親子関係とは最初から「ある」ものではなく「作る」ものといったところでしょうか。仮に「生みの親」であったとしても、「親であろう」としない限り親子関係は成立しないんですよね…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 49

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こういう世界観は好き

【あらすじ】
ソマリという人間の少女と、森の守護者のゴーレムが出会い、一緒に旅をする事になった。

【内容】
本作品の世界は、人間以外にも多数の種族がいて、そんな中、ソマリとゴーレムが一緒に旅をするのだが、人間は他種族から狙われやすい対象となっている。

【みどころ】
本来感情を持ち合わせていないゴーレムが、ソマリとの出会いをきっかけに、感情らしきものが芽生えるところかな。
そして、狙われる危険性の高いソマリを守るために動くゴーレムと、ゴーレムを「お父さん」と呼ぶソマリとの絆が、一番の見どころだと思います。

【感想】
決して派手な作品では無いけど、独特の雰囲気と世界観。
つい、続きが気になってしまう作品でした。
面白いというより、その後の展開が気になる内容で、満足感はありました。
ただ、大きい動きがそれほどないため、作品の評価は分かれそう。

血のつながりも種族間も全く関係のない「父と娘」の関係はとても良かったです。

これは、どういうジャンル何だろうか?
取り合えず、1話を見て雰囲気が気に入った人は最後まで見て満足できるかも。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

76.9 5 料理でファンタジーなアニメランキング5位
ハクメイとミコチ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (398)
1583人が棚に入れました
ハクメイとミコチ。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

声優・キャラクター
松田利冴、下地紫野、悠木碧、安済知佳、松風雅也

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

緻密な世界観・設定があって、のんびり見られる逸品!

原作は樫木祐人先生のKADOKAWAの漫画誌『ハルタ』で連載中の漫画です。
主人公はハクメイ(薄明)声 - 松田利冴(23歳女性、身長9センチメートルのこびと)とミコチ(美東風)声 - 下地紫野(24歳女性、同じく身長9cmのこびと)の2人を中心に1話完結で物語が進んでいきます。

他にも動物、昆虫などがそのままの姿で登場し、人語で会話を交わしたりしながらハクメイとミコチは日常生活を送っています。

背景がとてもきれいなのも見所です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最初のうちはいろいろ気になってツッコんでいんたんですが、だんだんどうでも良くなってきました。「木こりの歌」のパンデイロ伴奏、めっちゃアガる!

原作マンガは未読です。

ハクメイとミコチはコロボックル的な種族で、ネズミやイタチなどいくつかの他種族とはコミュニケーションが取れる感じで日常生活を送っているようです。

昆虫に荷車を引いてもらっていたりする一方で、フクロウに食われるんじゃないかとビビったりもしていて、どの種族なら意思疎通できて、どの種族ならできないのかが良くわかりません。

あと、植物はさておき肉料理も出てくるわけですけど何の肉を食べているのかとか…。

焚火で調理をする、鉄も含めた金属加工ができる、文字がある、貨幣があるといった感じの文明レベルみたいですけど、内燃機関やモーターなどの使用はない一方でネクロマンス的なことができる人がいたりとか、一歩間違うと危ういバランスの世界観が構築されています。

最初のうちはそういった危うさが気になっていたんですけど、視聴を続けていくうちになんかそういうのはだんだんどうでも良くなってきたんですよ。で、良く考えたら夏目友人帳でも話がまともに通じる妖怪と問答無用で襲ってくる妖怪とかがいるのと一緒で、あんまりそこは気にしなくても良いのかなと思うようになりました。

そういった感じでこの作品の世界観に免疫ができてくると、わりと楽しく観られるようになりました。まあ、そこらへんの世界観の危うさは児童書とかとあまり変わらないのかなと思います。

ハクメイ(工作や壊れた道具の修理、アウトドアなどが得意)とミコチ(料理や裁縫、雑貨作りなどが得意)がお互いに異なる得意分野を活かしながら日々楽しそうに慎ましく生きている様を楽しむ「異世界の日常」系アニメなのだと思いました。

ハクメイとミコチ以外に各話で出たり出なかったりするサブキャラたち(コンジュ、セン、イタチのイワシ親方、大工組合会長のナライなど)もなかなか良い味を出していると思います。

2018.3.9追記:
9話: センの研究はリズムで制御するネクロマンスなのでパーカッションが出てくるのは当然なんですが、サイモンを動かすときにコンジュが叩いていた(ことになっている)パンデイロの演奏が、単純なリズムとはいえめっちゃレベル高くてアガりました。

私もパンデイロ演奏、もっと頑張ろう…。

2018.4.2追記:
最終話を観終わっていたのですが更新しそびれていました。何だろう、「異世界日常系」とでもいえば良いジャンルなのでしょうか。

登場人物に尖った才能の持ち主が多い中で、むしろハクメイやミコチは優秀ではあるけれども意外と常識人だったりするのはちょっと面白いところですね。

毎回EDの背景で流れる、本編に関連した追補エピソードみたいな奴はとても良かったです。これだとEDはとばせない(笑)。

「続きが気になる」タイプの話ではないのですが、毎回安定した面白さはあったと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 55

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

のんびりしたい時に観ると◎

<2018/5/5 追記>
よーやく観終わりました。

終始謎な世界観。
結局、実寸サイズの人間はいないような。
ハクミコサイズの汽車とか出てきましたし。
でも気にしない。

文明としては第二次大戦直前くらいのレベルでしょうか。

働いて、食べて、遊んで。
1日の終わりにはお風呂入って、のんびり家でお酒飲む。

こんな風にまとめると自分とあんま変わらん生活なんだけど、うらやましく感じるのはなぜだろう?
せかせかしてないから?
暖かいファンタジー世界だから?
多分どっちもなんだろうな。

ハクメイとミコチは身長10〜15㎝くらい?
だから一粒のブルーベリーもバカでかい。
それを西瓜のように切って、おやつの時間。
可愛らしいんだけど彼女たちにとってはそれが当たり前という。

アタゴオル・シリーズのような不思議さと伸びやかさが良いですね。

深く考えずにぼーっと観るとよいと思いました。

<2018/1/23 初投稿>

見始めなので評価はデフォルトの3です。

北海道のコロポックル伝承のようなお話。
身長15cmくらいの人間が虫やカエル、鳥などと共生しています。
(虫やカエルは話せます)

主人公のハクメイとミコチは同棲始めたばかりの・・・これ、カップルなんですかね?
二人は森の中に住んでます。
まさにコロポックル。

でもこのコロポックル達はかなりの人数がいて、虫やカエルたちと大きな街も作ってます。

が、いかんせんちいちゃい。
なのでエコ。
ミコチが家で料理するシーンでプチトマトが出てきました。
でかいミコチに比べるとかぼちゃサイズ。
どんだけ食っても食糧不足になんかならんだろし、仮にどんなに文明進んでも環境破壊が問題になることはなさそう。

エコなユートピアのお話です。
結構気に入りました。。

<2018/1/30追記>
他のレビュアーさんから教えてもらいました。
ハクメイは女性なんですね。
うーん・・・見えない。
おばさんだと思ってもそうは見えない。
旧作のキノも大概でしたがこれは
不思議だ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 47

66.1 6 料理でファンタジーなアニメランキング6位
八男って、それはないでしょう!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (412)
1500人が棚に入れました
――ある日の朝、目を覚ますと……平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。

声優・キャラクター
榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エリーゼのために

このアニメは「エリーゼのため」にある作品です。
登場は5話当たりだったかな。
登場早々、その存在感たるや・・・
ベートーベンの「エリーゼのために」が脳内再生されます。

金髪、前髪パッツンの聖女様。
穏やかな眼差しと優しい声音。
主人公を静かに見守る癒し系。
あふれる程の賢明さと懸命さ。

作品で覚えてるのは、
異世界転生ものとか。
主人公最強ものとか。
トリマキが薄いとか。
物語があっさりとか。
それもうる覚えです。

あっ、そうだ。
八男だけに八話がピークです。
BGMに「エリーゼのために」が流れています(嘘)。
見逃さないように。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

途中に転生(?)って,それはないでしょう!

2022/02/20 投稿

自分は異世界物好きです。
なろう系,俺TUEEE系にも否定的なわけではありません。

でも,

途中に転生って,それはないでしょう!

サラリーマンが夕食の準備をしていて,
{netabare}
気がついたら,パーティー会場
自己紹介を,求められるが分からない・・・
5才の貴族の八男に転生(?)していた設定でした。(これを転生と言っていいのか不明ですし,そもそも公式に転生と言う表現を使っているかは不明です。勝手に転生と思い込んでいて最終的に壮大な夢落ちだったりしてw)
{/netabare}


でこれの何がいけないかというと,すごくモヤモヤします。
以前の人格はどうなった?
サラリーマンの人格に乗っ取られ消滅した?
両親にすら気付かれずこの世から消滅したことになりますよね・・・
元祖ベル君かわいそ過ぎます!
そもそも,自分の抱いたイメージでは魔法の才能は,サラリーマンが持ってきた力では無く,元々ベル君の中にあった力のように思えます。
前途有望な五歳児の未来はおそらく本人も気がつかないうちに突然奪われたのでしょう。なんともモヤモヤします。

突然消滅,それはないでしょう!




ベル君の中の人のサラリーマンの肉体は?
中身が失われ空っぽの状態で放置されているのでしょうか?
突然それまでの知識や経験,記憶を失って・・・

脳内フォーマット,それはないでしょう!

そこまでの脳内の情報だけベル君の脳に上書きコピーされた可能性もありますね。この場合サラリーマン君の日常は変化無く続いていきますね。サラリーマン君本体に実害無し。

第三の可能性,元祖ベル君の中の人とサラリーマン君の中の人が入れ替わった場合。元祖ベル君が最も救われるシナリオのような気がします。
パーティー会場にいたはずが気がついたら,小さな見慣れない小部屋で豚バラ味噌炒めを前に座っている・・・

異世界のサラリーマンって,それはないでしょう!



この主人公設定意外は概ね,気楽に楽しく見ることができました。

冒険者予備校でのPT結成までの回り道はちょっとイライラしましたけどw


OP曲デーモン閣下とアリ・プロジェクトコラボ出だしのインパクトすごい!笑いましたw(2話以降は飛ばしましたけどw)それにしても,閣下の声,若いですね!流石悪魔年を取らないようです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

69.9 7 料理でファンタジーなアニメランキング7位
カードキャプターさくら クリアカード編 (2018)(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (225)
1169人が棚に入れました
夢の鍵と透明なカードに導かれ、さくらの新たな物語が始まる!

世に災いをもたらす「クロウカード」を集め、魔法の力で自分のカードに変えたさくらは、桜満開の4月、中学1年生に進級した。そこで香港に帰国していた小狼と再会し、一緒に学校へ通えることを喜び合ったのもつかの間、ある夜、集めたカードに異変が…!さらに友枝町では、不思議な出来事が次々起こり、さくらは夢で出会った「鍵」に導かれ、再びカードを集め始める。
そんな中、クラスに女の子が転校してきて…

声優・キャラクター
丹下桜、久川綾、岩男潤子、くまいもとこ、鈴木みのり、花江夏樹、田中秀幸、関智一、緒方恵美、佐々木望、篠原恵美、冬馬由美、柚木涼香、宮崎一成、松本美和、本井えみ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは、ツベコベ言わずに旧作を観なさい!ってことですね。

一応見終わったので、簡単に感想を。

何人もの方が指摘していますが、シナリオはいわゆる「ブッタ切りend」で、続編のアナウンスも今のところ無いようなので、もしかしたらアニメ版はこれで打ち切り!?
・・・ということで、本作単独ではとてもお薦めできる作品ではありません。

だいたい、ヒロインと相手方の感情関係なんて旧作の方で{netabare}綺麗に完結{/netabare}していますし、今更どちらか片方でも{netabare}ウワキのそぶり{/netabare}をみせようものなら、旧作のファンの方から非難轟轟必至で、どう見てもキャラ同士の感情関係は動かしようがありませんよ。

仕方がないので、この新作では、旧作のもう一つの見どころであった「魔法」の方に色々と工夫を凝らしていますが、それも中盤以降はネタ切れで、結局、{netabare}『劇場版カードキャプターさくら -封印されたカード-』のクラス劇のエピソードとか旧作TVシリーズに出てきた高原の別荘のひいお爺さんのエピソードとか{/netabare}をアレンジした懐古シナリオで何とか視聴者の興味関心を繫ぎ留めている始末。

私は旧作が大好きなので、この新作も個人的には結構楽しめて ★ 4.0 と高めの評価になりましたが、それでもやっぱり公平に見て、これは凡作ですよ。

/////////////////// 切り取り線 ////////////////////

が、しかし・・・20年前の旧作は“本当に凄い”んですよ。
よくある「昔観たときは面白かった・感動した」という思い出補正つきの「名作」ではなくて、「今見てもやっぱり面白い・感動できる」という本物の名作ですよ、これは。

・・・ということで、本シリーズに少しでも興味をもった方は、迷わずに旧作の視聴を始めましょう!
そこには貴方の想像のはるか上をいく、思いがけない“感動”が待っているのかも・・・


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      CLAMP(『なかよし』2016年7月-連載中)
監督         浅香守生
シリーズ構成・脚本  大川七瀬
キャラクターデザイン CLAMP(原案)、高橋久美子
音楽         根岸貴幸
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== カードキャプターさくら -クリアカード編- (2018年1-6月) ========

 - - - - - - - - - OP「CLEAR」、ED「Jewelry」 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 さくらと透明なカード ★ 疾風 -GALE- ※友枝中学校進学
第2話 さくらと出口のない部屋 ★ 包囲 -SIEGE-
第3話 さくらの大雨注意報 ★ 水源 -AQUA-、反射 -REFLECT-
第4話 さくらと素敵な転校生 ★ 行動 -ACTION- ※詩之本秋穂転入 
第5話 さくらとお花見ひっぱりだこ ☆ 引力 -GRAVITATION- ※挿入歌「空は見ているよ」
第6話 さくらとうさぎと月の唄 ☆ 記録 -RECORD- ※香港の苺鈴チョイ出 ※挿入歌「朧月夜」
第7話 さくらとお庭でおにごっこ ★ 飛翔 -FLIGHT- ※旧作を思い出させる展開で○
第8話 さくらと時計とかくれんぼ ★ 透過 -LUCID- ※秋穂宅訪問、海渡(執事)登場、時計の国のアリス
第9話 さくらのドキドキ水族館 ★★ 螺旋 -SPIRAL- ※さくら&小狼のデート回、「クロウカード編(第3話)」に対応
第10話 さくらとねむりのラビリンス ★ 転寝 -SNOOZE-、迷宮 -LABYRINTH- ※秋穂来宅
第11話 さくらとさかさまペンギン ★ 逆転 -REVERSAL- ※月の魔力を持つ謎の魔術師
第12話 さくらと氷の球技大会 ★ 氷雹 -HAIL- ※秋穂の不思議な夢、小狼vs.秋穂(バド試合){/netabare}

 - - - - - - - OP「ロケットビート」、ED「リワインド」 - - - - - - -
{netabare}
第13話 さくらとただいま苺鈴 ☆ ※苺鈴来訪・お泊り会、苺鈴ケモミミ化?
第14話 さくらと神社と動物園 ★ 幻影 -MIRAGE- ※月峰神社での異変(ケモミミ幻影)、小狼の時間停止魔法
第15話 さくらのおもいで鑑賞会 ★ ※大道寺邸訪問、映画『封印されたカード』上映
第16話 さくらと苺鈴のおともだち ★ 揺動 -SWING-、争闘 -STRUGGLE- ※海渡の時間遡行魔法
第17話 さくらとおかしなお菓子 ★ 顕現 -APPEAR- ※ぬいぐるみモモ&海渡の目的
第18話 さくらと炎と水の鳥 ☆ 火焰 -BLAZE- 
第19話 さくらと秋穂の子守唄 ☆ 友枝病院での朗読会、30年以上前の映像、さくらの魔力の異常増大
第20話 さくらと虹とおじいさん ★ ※高原の別荘、ひいお爺さんとさくらの母の記憶、エリオル行動開始
第21話 さくらと鏡と思い出の鍵 ★ 鏡像-MIRROR- ※魔法協会を破門になった魔術師
第22話 さくらの透明なカード ★ ※夢の人の正体、海渡の時間巻き戻し{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)16、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

風って鳥ってわたしより自由かな

2018年放送のNHKテレビアニメ

原作 CLAMP 監督 浅香守生 構成 大川七瀬 キャラデザ 濱田邦彦
制作 マッドハウス

ついに始まった新編カードキャプターさくら。
20年待ち続けたと言えば嘘になりますが、最初にレンタルで観てから10年以上は経ってます。
家に全部保存してあるのですが、dアニメ他でいつでも観れるようです。

原作の状況は分かりませんが、2000年で完結、2016年から新編開始なのでストックは期待できないかも。
当然アニメは新編に沿って20世紀版の1年後、中学1年生から始まります。
現在執筆中の作品なので時代は現代、前作とはキャラだけ同じという状況でしょう。
いろいろ設定は変えてあると思いますが、原作、スタッフ、キャスト、ほぼ同じ、
当時のファン向けでしたら若くても30代、当時紳士だった人はもう壮年でしょう。

気になるのはターゲットとした年代ですが、1,2話観た感じでは割と高め、
20世紀カードキャプターさくらファンを第一に考えたように見えます。

可憐すぎる木之本桜ちゃんに妙な期待をして大変な思いをさせてもいけないので、
ここは優しい視線で舐めるようにじっくりと観ていきましょうね。
中の人なんて居ないし(いや丹下さんもいい)さくらちゃんは中学一年生。
過度な期待は禁物です。
2クールくらいでしょうか?長ければ長いほどいいんですが。
今期、一番期待してたのは秘密にしたほうがいいですかね。

あの十二点魔方陣も健在、スティックのほうは八点円でしたけどね。

3話まで視聴。
実は時報がうざいので再放送を録画して一周遅れで観ているのです。
すっきり見られますよ。
知世ちゃんの着せ替えとカメラへのこだわりがエスカレート。
さくらは嫌がりつつ急いで着替えるのがお決まりです。崩しては駄目です。
クリアカードがカッコイイ。
謎の少女登場で次週(いや今日か)に続く。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

空撮ドローン作っちゃう大道寺トイズすげえ(笑)!(第18話: 唐突な「マトリョミン」に笑う。)

一応「観てますよ」的なもので、これはレビューでもなんでもありません。今のところは毎回無難に面白いです。

観終わったらたぶんレビュー書きます。

おまけ: 本編とは違うEDの絵のタッチ、あれはあれで好きです。

おまけその2: 2018年4月4日からEテレで放送されるというNHKの公式アナウンスがありました。

2018.5.14追記:
第18話: メインストーリーとは関係ない雑談パートで、マトリョミンとかテルミンとかが出てきて笑ってしまいました。奈緒子ちゃんのマトリョミンの説明、実物を知っていると何も間違ったことは言っていないんだけど、まったく伝わらない(笑)。

そして「もしかしてテルミンと関係ありますか?」という知世ちゃんの発言をきっかけにマトリョミンへの理解が進んでいく秋穂ちゃんや千春ちゃんを尻目に、会話に置いていかれてあらぬものを想像しているさくらが可愛かったです。

マトリョミン、自分の経験では何か楽器をやっていて音階が取れる人には弾けるようになるだけならさほど難しくないと思うのですが、私が3回の短期コースで習った先生によると3回目のレッスンでもちゃんと曲が演奏できるレベルにはならない人がいるそうです。

2018.7.9追記:
観終わっていましたが更新し忘れ。2クールの放送でしたが、物語的には「まだまだこれから」というところで終わってしまいましたね。原作の状況からすると致し方ありませんが、これだと続編の制作を期待するところです。

キャストに関しては変更などもなく、また新キャラには最近の人も参加ということで活躍年代的に幅広い感じになりました。

続きがあったら、また観ます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

65.3 8 料理でファンタジーなアニメランキング8位
妖怪アパートの幽雅な日常(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (251)
1058人が棚に入れました
両親を亡くしたため、親戚の家で肩身の狭い生活をしていた稲葉夕士は、高校入学を機に一人暮らしを決意する。そこで見つけた格安の下宿先「寿荘」。しかし、そこはなんと妖怪・幽霊・人間が入り混じる奇妙な「妖怪アパート」だったーー‼ 不気味な姿をした妖怪達と個性的すぎる住人達にはじめは戸惑う夕士だったが、彼らとの奇妙な共同生活の中で、それまで閉じていた心が徐々に開いていく・・・。

声優・キャラクター
阿部敦、中村悠一、子安武人、沢城みゆき、石田彰、中井和哉、森川智之、杉田智和、速水奨、遊佐浩二、釘宮理恵、田村睦心、三石琴乃、関俊彦、折笠富美子

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

意外におもしろかった良作! 1つだけ意見ありかな。

元ネタしらないんだけども録画はじめたら26話まであって、ちょっと視聴放置してたんだけど、見始めたらすごくおもしろい日常系アニメでした。
キャラ個性もあり、1話ごとにちゃんと作られていて見入っていく感じです。
妖怪キャラはアパートのおかしな住人って感じなので、みなさんもちょっとだけ見てみるとおもしろいって思ってもらえるかもー。

ただ1個だけこの作品の欠点。17話からだったかな?先生2人と1人の生徒がお話に新登場するのですが、この3人がどういう理由で追加されたのか最後まで私には分かりませんでした。特に1人はもう本当にいらない。100点なこの作品を、もしかしたらこの1人だけで視聴断念するかもしれないほどのサイコキャラです。
なんなんですかねーこの追加キャラは。。大人の事情としかおもえないなー

それ以外はほんと サザエさん枠でと入れ替えてもいいくらい、リアルにもためになるようなお話もあるので良作だと思います。おもしろかった

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公の成長を軸としたほのぼので賑やかな日常を描いた作品

製作「シンエイ動画」と見たとき、妙に懐かしい感覚を覚えました。今でもドラえもん、クレヨンしんちゃんといった国民的アニメを製作しているバリバリの会社ですが、自分にとっては子どもの頃に見テレ朝系藤子不二雄作品、ちょっと大人になった頃に見た美味しんぼ、笑ゥせぇるすまんの印象が強いです。前身のAプロダクションだともっと懐かしい番組が並びます。そんなシンエイ動画製作の作品をまた見る機会が訪れたという感じです。

両親のいない主人公の稲葉夕士がひょんなことから妖怪、幽霊、摩訶不思議な人間たちが住人の「妖怪アパート」に住み着くところから始まります。2クール有りましたが、前半と後半で物語を分けています。前半は夕士の心の葛藤を妖怪アパートの住人たちと過ごしながら解きほぐしていき成長していくという物語が軸となり、後半は夕士の学校での出来事が軸となっていきます。1本の物語というよりは雑話を挟んで積み重ねていくというスタイルです。なので、どこから見ても楽しめると思いますが、夕士の過去だけは押さえていた方がより楽しめます。

とにかくキャラが豊富。人間もそうですが、妖怪、幽霊と個性の塊みたいなところがあり、会話も楽しめます。キャラが豊富な分だけとにかく声優が豪華なのが特徴です。ちょい役でも「なぜにこの人が?」という感じで、それを楽しむのも蟻です。

キャラデザインは古めかしい感じがしないでもありません。それこそAプロ時代のキャラデザインと言っても良いかもです。それと、人間関係や学園ものの流れも70年代ぽいです。全体的に懐かしさを感じるのはこのあたりから来ているのかもしれません。

とても見やすく、話も堅くなくて誰でもが気軽に見れる作品だと思います。興味のある方はぜひ見てほしい作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こんなに楽しめるとは思わなかったよぉ♪(*‘ω‘ ≡ ‘ω‘*)♪

絵が気に入らなくって絵に慣れるまで6話までかかったよぉ(ノ∀`)アチャー

【これって日常系?】
アニメの日常系ってただ単にカワイイだけで私にはつまらない作品が多いのだが、この作品は現日常の人間関係でかかえている切実な厄介な問題を取り上げてるなぁと感じてしまった。
{netabare}
私はネットで誰かと関わるようになって、今の人間関係って...

気軽に楽しくで、いいんじゃないの?

(;-ω-)ウーン

確かにそうなんだけど、希薄というか、厄介な奴までにそれをする人がいるし...
なんだかなぁってな感じで、なかなかなじめない...

でも感情的になったり、厄介な奴に注意したらたちまち炎上だし...

やっばり気楽に接する方が無難なのか...

(;-ω-)ウーン

いつも悩んでしまう( இ﹏இ )

嫌な奴は嫌だァ!ι(`ロ´)ノ

と、叫びたいけど我慢してしまう(;´д`)トホホ…

だから、主人公が厄介な奴に絡んでいくのが凄いなぁと感心してしまうのです( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

そんな主人公がそうなのは、周りにいい大人がいるおかげ♪

とくに若い男の子は身近に尊敬できる大人さえいれば、悩んでも壁にぶち当たっても、どんどん前に進んでいける単純な生き物♪

現実世界でも同じ事なんだけど、そんな大人なかなかいまへん(ヾノ・ω・`)イナイナイ

かくいう私も尊敬に値する大人にはなれなかったとです(ヽ´ω`)トホホ・・
{/netabare}

【お気にのキャラは…】
作品は気に入ったんだけど、思い入れの強いキャラはいなかったなぁ。
{netabare}
しいてあげれば、料理上手な「るり子さん」かな(〃艸〃)

るりるり~♪結婚してけれぇ~♪

そしてその手でԅ(¯﹃¯ԅ)グヘヘヘ

そうだ!嫌いなキャラはいたわ!
英語教師の青木!
現実世界でもこういう奴が希にいるけど1番嫌いだ!( ✧Д✧) カッ!!
{/netabare}

【OPのモナリーザが…】
大きな収穫は主題歌を歌ってた「モナリーザ」♪
{netabare}
どストライクやんけ~(*´Д`*)
ハスキーな声がたまりまへん(*´Д`*)
ぶた鼻さいこ~う(*´Д`*)

メジャーなりたてみたいだし、今後期待でおま♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}

【前からレビューで気になってた事…】
この作品のレビューにも…
「説教くさい!」
「価値観の押し付け!」
{netabare}
とか、書いてる人が多く見られた。

えっなんで?

私は何十年もアニメを見てるけど、アニメにたいしてそんな気持ちになった事がない!

そもそも、「説教くさい」って主観的じゃないと言えないのでは?
アニメのキャラから説教受けてると思ってしまうのかしら?

私はアニメをほとんど客観的に見てるけど、主観的になるのは魅入ってる時ぐらいかな?!

でも、そういうレビューを書いてる人の文面からは、魅入ってる感じがしない…

(;-ω-)ウーン

それか、好みじゃないアニメとかで人生観みたいな事を発してると「説教くさい」とか感じてしまうのかしらん?
それなら見なけりゃいいだけの話だと思うけどww

(;-ω-)ウーン

こういう人達は、気に入ったアニメとかは「メッセージ性が強い!」とか言ってそうww

ようは、気に入る気に入らないの感情で「説教くさい」という言葉を選んでしまってるのかな?

(;-ω-)ウーン

私はレビューで「説教くさい」や「価値観の押し付け」というのを見ると…

この人達とは絡めないなぁと感じてしまう…

私自身が説教くさい奴なので(´∀`*)ヘヘ


結局、私だけが「説教くさい」という言葉に過敏なのかもしれない…

今の時代の流れなのかな?
誰か教えてぇ!

私は説教くさい奴なので、絡むと痛い目あうと思いますが♪(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}
( ・θ・)( ・θ・)( ・θ・)チュ♪チュンガ♪チュン♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

69.2 9 料理でファンタジーなアニメランキング9位
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~(Webアニメ)

2018年4月13日
★★★★☆ 3.4 (223)
874人が棚に入れました
居酒屋・のぶが、異世界の古都アイテーリアの裏路地とつながり、異世界の住民たちが見たこともなかった料理を楽しむ……というストーリー。

声優・キャラクター
杉田智和、三森すずこ、久野美咲、阿部敦、森久保祥太郎、小西克幸、内田真礼、津田健次郎、チョー、小松未可子、小山剛志、黒田崇矢、置鮎龍太郎、星野貴紀、植田佳奈、井上和彦、諏訪部順一、浪川大輔、南條愛乃、小野友樹、島﨑信長、野島裕史、新井里美、楠大典、木村良平、大塚明夫、立木文彦、下田麻美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「小腹がすきました」(← それ、違う番組(笑))完全受注生産BD生産決定予約数300達成おめでとう!

Web版では実写パートで(毎回ではないけど)きじまりゅうたが出演しているせいで、NHKの番組『きじまりゅうたの小腹がすきました!』を思い出してしまいます。

とまあ、それはさておき原作は『異世界居酒屋のぶ』というライトノベルです。「小説家になろう」というサイトに掲載(以下、「なろう版」)され、宝島社から商業出版されました。コミカライズもされているようです。

私は本作の原作はなろう版しか読んだことはありません。同じく「小説家になろう」発の『異世界食堂』(こちらはなろう版、ヒーロー文庫版とも読んでいます)とは「現代日本の飲食店+異世界」という点で競合作品となっています。

作中で描かれる異世界の異世界らしさという点では人間以外の様々なファンタジー的種族が出てくる『異世界食堂』の方が上回っていると感じ、設定上の謎の多さという点では異世界との接続が具体的にどのようになされているか説明がない『異世界居酒屋のぶ』の方が上回っていると感じます。(← いや、「謎の多さが上回っている」って言われても嬉しくないでしょうが(笑)。)

『異世界食堂』の「洋食のねこや」においてメニューの記載や使用言語、異世界側の通貨の使用場面、あるいは異世界との接続は土曜日のみで平日は現代日本でも営業していることによる経営的な疑問の解消への配慮に対して、「居酒屋のぶ」の日本語のみでのメニュー表記や古都アイテーリアとの接続状況(店の入り口はアイテーリア側、通用口は現代日本側と常時接続っぽい?)など謎は多く、それでいてのぶは通常の居酒屋の営業をあくまでも押し通す感じで、なおかつアイテーリアの風俗や文化は中世ドイツ地方っぽい(物の呼び名とかもドイツ語っぽいし)もののため、「異世界モノ」というよりは中世ヨーロッパに現代日本的な特異点があるだけのように見えてしまうのが難点です。

本作を『異世界食堂』の類似作として観た場合、設定の丁寧さでもストーリー的な面白さでも、どことなく見劣りしてしまう感じがします。けっして「つまらない」というわけではないのですが…。

ということで、アニメパートは一応観るもののつい実写パートに見入ってしまう私なのでした…。

2018.11.28追記:
実は今この作品はBS11の深夜アニメ枠(火曜日深夜)でテレビ放送中です。ちなみに番組提供は当然のようにぐるなびと、原作の出版元である宝島社です。

生活サイクル的に夕食の時間帯に当たることも多いのでこれを観ながら食事したりするのですが、そうして観てみるとこれが案外良かったりしたので評価を上方修正します!

2018.12.5追記:
予約数300で完全受注生産のBD販売決定とのことでしたが、無事に達成したそうです。おめでとうございました。
http://www.movic.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=00311-19010-00001

2018.12.19追記:
一部前後編はあるものの基本的に1話完結でしたが、連作としてのキャラクターの追加やシリーズ構成は悪くなかったと思います。

のぶ+(プラス)(Web版に入っていたきじまりゅうた編、Web版/BS11放送版の両方に入っていたなぎら健壱編)は販売されるBDには衆力されないそうです。そこはちょっと残念…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 45

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

禁酒をやめようかと惑わせる妖しい作品

<2018/12/23追記>
最終回を観終えて。

どうしても異世界食堂と比べてしまいますが、「食べたくなる度」では甲乙つけがたい。

でも「料理の工夫」と「一話ごとのストーリー」「お店の成り立ち」「声優が笑えたとこ」の四点はほんのちょっぴり居酒屋ノブがよかったかな。

でもでも最後の実写食レポが吉田類じゃないのは少し残念なのでマイナス0.2

トータルで居酒屋ノブの方が+0.2点ということで。

どっちにしろ夜見ちゃいけないやつでした。
ホラーよりヤバい。

<2018/10/10初投稿>
見始めなので評価はデフォルトの3です。
原作未読。

元はWEBアニメだったんですね。
10月からBSで放送始まりましたので視聴開始。

現代日本の居酒屋、それもかなり美味しい日本料理のお店「のぶ」は表玄関がなぜか異世界と繋がってます。
(ちなみに裏口は現代日本と繋がってる)

ん?
どっかで聞いたことあるような。

そう。
「異世界食堂」とそっくり。
異世界の住人が「のぶ」のお酒や料理の美味しさに感激しまくります。

なんか「異世界食堂」とごっちゃになる 笑
本作の方が先に世に出たらしいのですが、私はどっちも好きです。

本作「のぶ」と異世界食堂「ねこや」の違いは
・「和食」と「洋食」
・「居酒屋(酒もメイン)」と「食堂(基本は飯)」
・「異世界と常時繋がってる(出入り口は固定)」
と「異世界と繋がるのは週1回(出入り口は複数)」
・繋がってる異世界が
「現実世界の中世ヨーロッパ(ドイツ?)」
と「中世ヨーロッパに似たファンタジー世界」
・お店の店員さんが「普通の日本人の女の子」
と「現地採用の悪魔族?系の女の子」
・本作では「①話毎に最後、なぎら健壱(※)の居酒屋食レポがある」
(※)なぎら健壱も良いけれど、居酒屋巡りなら吉田類の方がしっくりくるなーとか思うのは私だけでしょうか?

とにかく飯テロ以外の何物でもない。

お腹空いた。。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

コメディ色強めの異世界食堂?

原作未読。

店の表玄関が異世界に繋がっている居酒屋「のぶ」を舞台にした物語。

我々には馴染みのある居酒屋メニューに舌鼓を打ち、幸せそうな表情を浮かべる異世界の人々を見ているだけで、見ているこちらも幸せな気持ちになっちゃう作品。

どうしても『異世界食堂』と比較されちゃうこの作品。

とても美味しそうに描かれた料理は互角かな?
こちらのしのぶちゃんの方が、あちらのアレッタさんやクロさんより愛嬌があっていいかな?
こちらは料理メインなのに対して、あちらには登場人物ごとにしっかりとドラマがある。
(まあ、こちらはショートアニメだからというのもあるかもしれませんけど・・・)
こちらはコメディ色が強めなのに対して、あちらはほんのりと心が温まる物語。

どちらの作品にも共通して言えるのは、『飯テロアニメ』であるというところ。
空腹時に視聴するのは少々酷な作品です(笑)。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24
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