星座で双子なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの星座で双子な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月04日の時点で一番の星座で双子なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.5 1 星座で双子なアニメランキング1位
聖闘士星矢[セイントセイヤ](TVアニメ動画)

1986年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
904人が棚に入れました
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を切り裂き、蹴りは大地を砕くという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、堀川りょう、橋本晃一、堀秀行、潘恵子、山本百合子、宮内幸平、小山茉美
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は、コスモを感じたことがあるか

全117話



聖闘士星矢。聞いたことがないという人はいないんじゃないだろうか。
いわゆるバトルスーツ系のはしりとなった作品だ。
星座に因んだバトルスーツ、所謂クロスを纏い、
物質の根源である原子を砕く力をコスモとし、自分のなかに感じるコスモを燃やして戦う。
強烈な個性とともに熱く描かれたバトルは今も色褪せることは決してないと信じている。
117話は、聖域編・アスガルド編・ポセイドン編と分かれているが、聖域編の中の41~73話の十二宮編が最も人気のある部分であり、
シナリオが完成されている。長すぎて嫌だと思う人でも、ここまででいいからぜひ見て欲しい。
のめり込んだら、自分のように黄道十二星座を丸暗記してしまうかもしれない。
それほど聖闘士星矢の魅力はこの十二宮編に凝縮されてて、
十二宮編の他の話は、全ておまけと言っても過言ではないと思っている。
むしろ、他は十二宮編の人気の亡霊である。続編はことごとく人気に伸び悩み、ことあるごとに十二宮編と比較されてきた。
聖闘士星矢Ωなんかより十二宮編を現在の作画技術でリメイクした方がよっぽど人気がでるんじゃないだろうか。

車田作品として、リングにかけろでも同じことが言えるんだけど、
主人公の力量に対して目の上のたんこぶのようなキャラを作ってるところがいい味を出している。
主人公と仲間の力量をある程度均衡させて描く場合、この目の上のたんこぶ、つまり主人公以外の仲間キャラの強さを主人公より多少上げておく
キャラ構成によって各キャラの成長を分かりやすくしているんじゃないかと思う。
車田さんについてもう少し言えば、上に吹っ飛んで頭から落下する車田作品の派手な演出はもう古典的典型と言ってもいいんじゃないだろうか。
基本バトル演出の礎のひとつになったと思う。
知らない人は、ぜひ見て欲しい。本当に。


十二宮編について↓
原作漫画もテレビアニメもバトルではアクティブな戦いより会話の方が多い。
それでも面白いと感じるのは、キャラの個性を闘う相手に受け止めさせているからだと思う。
キャラの個性に合った宿敵と、双子座ジェミニの二面性をうまく利用した真相とその結末。
これ以上のキャスティングとシナリオは無かったと思う。
現行の星矢Ωの十二宮編にはこのどちらの要素も欠落している。

以下、キャラ設定を生かした魅力的な十二宮対戦カード
{netabare}
星矢 VS アルデバラン・アイオリア
星矢は正義の象徴であり猪突猛進キャラだが、逆に同じ個性を持つ相手をぶつけたカードとなっている。
正義を根性で貫くという主人公らしい戦いをアルデバランの角折りやアイオリアのカシオス登場で味付けしている。
実際、ここで星矢が先に進むことで星矢含めブロンズの正義の前進を視聴者は実感できたんじゃないだろうか。
1秒100発の星矢の流星拳がアイオリアの1秒1億発のライトニングプラズマを凌駕することは頭で理解しやすく、
視聴側も手に汗を握る。

瞬 VS アフロディーテ
美形対決のカードであり、師匠殺しの因縁対決。お互い生身の拳で相手を殴りつけないので距離が埋まらないまま決着がつくのが特徴。
優しい男の娘キャラである瞬が勇猛な兄一輝と最後まで男らしく戦うことを約束した戦いであるところも惹かれるが、
追い詰められることによって発揮される瞬の本来の力の衝撃は十二宮編のどの戦いより驚かされる。
普段大人しいキャラの高い潜在能力というギャップは美形対決を最後まで美しく締めくくった。

紫龍 VS シュラ
流血担当紫龍に、いかにも血流戦になりそうな「いかなるものも切り裂く手刀」をもつシュラを相手としてあてがったカード。
そして、従順に老師の教えを守ってきた誰よりも誠実な紫龍が禁じられた技を使うシナリオは本当に完成されている。
「老師、お許し下さい。この紫龍、老師の戒めを破ります…」の言葉には死以上に優先されるべき目的を果たさんとする意思がうかがい知れる。
その禁じられた技というのも、天に昇っていく自殺技ということろが紫龍らしく、龍らしい。
昇龍となって昇天する姿は美しい。ポセイドン編やハーデス編で明かされるシュラの最後の瞬間に紫龍に託したものも、美しすぎて涙がでる。

氷河 VS カミュ
師弟対決。唯一無二のマザコンキャラ氷河の母が眠る氷海の底の沈没船を深海に突き落としてマザコンからマザーを奪うのは仁義が無い。
氷河がそれでも感謝の心で凍気対決で凍気の真髄に辿り着く過程に感動する。カミュが「その力、信じる者のために使わせてやりたかった」
というのは立場の事情を悔やむばかりである。後にも先にも凍気使いの聖闘士はもう出てこない。
師弟対決が強烈過ぎて氷河VSミロがかすむが、ミロも非常にいいキャラだった。

一輝 VS シャカ
ブロンズで最も神に近い男と対峙できるのは不死鳥だけだっただろう。地獄の果てからも甦る不死鳥のイメージを遺憾なく発揮した。
また、仲間の中で最強の一輝が黄金聖闘士最強クラスを相手にする対戦カードはもうそれだけで感涙もの。
猛々しい一輝のコスモがシャカのコスモを覆い尽くし、十万億土とやらに旅立つ一輝の男らしさと儚さにはロマンが凝縮されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これあってのΩだかんな!!

星座を模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を身にまとい
この世の邪悪と闘う少年達 聖闘士(セイント)の物語

私が小学生の頃、
我が家にビデオデッキが備え付けられ
私が一番初めに録り溜めし始めたのが
『聖闘士星矢』でした。

1話からずーっと録画していたのですが
1回だけ父と夜釣りに出かけていて
母に録画を頼んでおきました。
家に帰って、楽しみにしてた『聖闘士聖矢』を
観ようとビデオを再生したら、
パカラッパカラッパカラッパカラッ
「ハイヤーッ!ハイヤーッ!」
「暴れん坊将軍!」テテテーン!テーテーテェテェーン
が映っていて、激怒しました。

「テレビ局に電話して、
シャカと闘う所じゃ言うて
ビデオテープ送ってもらえや!!!」

と無茶なことを言って母に怒鳴ってた記憶があります。

お母さんごめんなさい。
今なら余裕でレンタルして100円で観れます。

という感じで子供が夢中になる『聖闘士星矢』です。


一番盛り上がったストーリーは
『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)がたくさん出てくる
『十二宮編』です。

『黄金聖闘士』は我々に馴染みの深い
十二星座に対応する黄金に輝く聖衣をまとっていて

私の学校では、
「お前何座?」
「射手座」
「おおぉ、アイオロス」
「お前は?」
「かに座」
「うわぁぁぁデスマスク」
と言うように自分の星座で
優劣が決まってしまうという
恐ろしい子供社会が展開されていました。
全ては『黄金聖闘士』(ゴールドセイント)の人柄や活躍に
自分の運命が左右されるので、
おのずと自分の星座の
黄金聖闘士を応援しなければならない
という状況にありました。

ちなみに私は蠍座スコーピオンのミロでしたが
コロッケが美川憲一のモノマネで『さそり座の女』を
歌いまくっていたので、
「お前何座?」
「さそり座」
「いいえ、あったっしは・・・」

となっていました。


私の周りの同世代の人は
現在放送中の『聖闘士聖矢Ω』が
「こんなの聖闘士聖矢じゃねぇ!」
とあのピッタリジャストフィットクロスが
納得いかないようです。

しかし、私の通勤電車でよく一緒の車両になる
女子高生2人組みの会話は、
1人がパチンコかパチスロかの『聖闘士星矢』の
中吊り広告を指差して
「見て・・・聖闘士星矢」
「あん?・・・・・・Ωちゃうやん・・・」
となんかちょっとガッカリした感じで言っていました。

ウソ?まさかΩ派?
て言うか派閥もクソも聖闘士聖矢あってのΩなんじゃ・・・


そうか、俺もいよいよオッサンなのか・・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「シャカ!もっとも神に近い男」

原作コミックは後年立ち読み程度。

星座を土台に、ギリシャ神話や古今東西の伝説を背景に、宿命を背負った
聖闘士(セイント)たちが、小宇宙(コスモ)を覚醒させ、必殺技が乱れ飛ぶ……。
私に幼少時にして既に不死の病“中二病”の罹患を決定付けたw
何かと因縁深いバトルアニメ。

中でも特に黄金聖闘士(ゴールドセイント)編が印象的。
時間が限られる中、美男子たちが満身創痍になりながら、
プライドの塊を燃やし、敵・黄金聖闘士と熱い減らず口を叩き合いつつ、
関門である十二宮を突破し、上へ上へと登り詰める。

ジャンプ黄金期の王道プロット具現化の極致であり、
シナリオもこれ単体でゲーム化される程の完成度で、
今、見直しても尚、興奮することができます。

強者揃いだった黄金聖闘士たちの中でも、私にトラウマ級のインパクトを残したのが、
処女宮の守護者、乙女座(バルゴ)のシャカ。
もっとも神に近い男と称されるカリスマです。

{netabare}攻撃方法、言動、全てが世の理を超越しており、
倒すための道理すら導き出せる気がしませんw

まさに天上天下唯我独尊!(笑)
目を閉じたままですが、超上から目線w
そのままほぼ動かずに聖矢たちを屠って行きますw
そんな彼がもしも目を開けたら……考えただけで震えが止まりませんw

ちなみに仏教の開祖・釈迦の生涯を知るより先に、
黄金聖闘士シャカの天罰に遭遇するという、
残念極まりない教育環境に育った私w

幼い私にとってシャカとは悟りを開き、人々に救いをもたらす聖人ではない。
怪しげな術で、人の六感を全て剥奪し、六道どの冥界で死にたいか選択を強要する。
私にとってシャカとは、大変恐ろしいお方でしたw{/netabare}

後年、神仏はまず疑う捻くれた宗教観を育んでいった私ですが、
その原点は案外シャカとの遭遇にあるのかもしれませんw

黄金聖闘士編はとにかく上へ上へと小宇宙(コスモ)を燃焼させたい方に、
今なおオススメしたい熱いエピソードなのです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

69.6 2 星座で双子なアニメランキング2位
天体のメソッド(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (963)
4734人が棚に入れました
「この町の空には、いつも円盤が共にあった――」
「願いをかなえるために、ここにいる――」

霧弥湖上空に現れた謎の円盤。
出現当時は世界中を大混乱に陥れたが、そこに留まるだけの円盤への恐怖心は消え、次第に観光地となり、徐々に人々の興味も薄れて行った・・・

二人の少女が出会うとき、それは止まっていた時間が動き出す兆し。
想いが人を変えて行き新しい物語を刻む。

中学校生活最後の年。それは一生忘れられない時間(とき)。

声優・キャラクター
夏川椎菜、豊崎愛生、佳村はるか、小松未可子、水瀬いのり、石川界人
ネタバレ

fluid さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

深追いしたらゲシュタルト崩壊しかけました(・д・)

7年ぶりに再会した【幼馴染5人】の【友情ドラマ】を描いた作品。
そらに浮かぶ丸い何か、謎の女の子、SFっぽい世界観ですけど99%日常アニメです。

このアニメって「あの日見た花」にちょっと似てるかな?
久々に出会った幼馴染たちの友情ドラマっていうところが。

とにかく意味ありげなセリフやシーンが多い! 謎だらけ!
ものすごく期待させられるんですが、疑問のほとんどは最終回までお預け状態。
あまり気にしないで視聴したほうがモヤモヤした気持ちにならずに楽しめると思います。

絵が綺麗でものすごく引きつけられる世界観なんですけどね。
謎を深追いするとゲシュタルト崩壊しそうになるので注意です(・д・)

■ノベルゲームっぽい脚本
7年前の回想シーンがたびたび入って秘密が明かされていく感じ。
あれ?ノベルゲームっぽいなと思ったら、成人男性向けノベルゲームのライターさんなんですね。 なるほど、、どこかで覚えのあるこの雰囲気・・・このデジャヴはそういうことか!^^;

■例えるなら、パッケージと中身が一致していない、そんなアニメ
期待させておいて中身を空けてみると!?
SFアニメ → 日常アニメ

意味ありげなセリフや疑問だらけの世界観、SF展開を期待させるような演出で好奇心を刺激するタイプのアニメなんですが・・・
明かされる事実はごく平凡な人間ドラマばかり・・・SF関係ないじゃん!
13話まで見ると日常アニメだったんだなぁということに気づかされます。

円盤っていうSF設定なくても大差ない脚本なんですよね、実は。
中身と関係のないパッケージで釣るような詐欺っぽいことしなくても十分楽しめる中身(ドラマ)なんだから、意味ありげなセリフとか無い方が良かったんじゃないかな? というのが個人的な感想です。

でもこの違いは、毎週1話ずつ見てた人は気付かないかも? 何カ月も見てると忘れますしね。
そこまで計算した上でやってるんだとしたら、それはそれで賢いかも(笑)

■3話で明かされる新事実!{netabare}
3話の最後でノエルの一言「ノエルが円盤なんだから」じゃじゃーん!(・д・)Σ
いやいやいや、1話の出だしで気づきますよねそれ!Σ
髪の色青いじゃないですか、あなた絶対ちきゅう人じゃないですよね!(笑)
結局このセリフも謎のまま終わりましたね。
ノエル自身が円盤の人型インターフェイスみたいなもの? 最近だと「アルペジオ」を連想させますね。
{/netabare}

■伏線のチラ見せはもろ刃の剣
意味ありげなセリフって簡単に人の興味をそそる手段ですけど、あとで納得のいく結果を用意できないと逆に好感度が下がりますよね。
忘れたころに回収しようとすると、話が複雑になりすぎてつじつまが合わなくなる危険性もありますし。
リスクが高いので普通は連発なんてしないものなんですが・・・

このアニメはそんなの恐れずに手あたり次第に乱れ撃ち・・・ハードル上げまくりですね。
しかも、やりたい放題やってアフターケアが無いところが新しい。

■7年ぶりにしては不自然な再会シーン{netabare}
7年ぶりの再会といったら、まず初めに、「元気だった?」「どうしてたの?」「昔は~だったよね」といった会話が自然ですよね。
そういった会話が一切ないのはなんでだろう?
記憶が無い、もしくは記憶があっても初対面のふりをしなければならない理由があるのかな?って普通思いますよね。

ものすごく期待させられる設定ですから、視聴者はどのタイミングで原因が明らかにされるのか楽しみになります。
にもかかわらず・・・いつの間にか昔の仲良しに戻ってる???
いつのまにか、うやむやに?
記憶喪失ネタを中心に話が展開してたのに、なんだろう・・・この扱いのひどさは^^;

ののかって最初は記憶が無かったのに、いつの間にか記憶を取り戻してるんですよね。
どのタイミングで記憶が戻ったのか不明。アルバムを見たとき??
記憶が無いのは円盤が関係しているとか、SF展開を期待してたのに・・・え?ただ単に忘れてただけなんですか・・・
引っ張るだけ引っ張っておいて、まさかの何のひねりも無い落ち。

他の4人ってののかの記憶が無いこと知ってる感じありますけど、どの時点で気づいたんだろう?
4人とも再会シーンで初対面みたいな感じでしたし、その時点で既に知ってたことになるんですよね。
もしくは、成長して外見が違いすぎて気付かなかったとか?
気付かないにしても「ごめん、あの時は気づかなかったの」とか一言ありそうなものですが、それも無し・・・

初対面にしては出会った瞬間から仲良しすぎですし、何が何だか分かりませんね(笑)
もしかすると、誰が何をどこまで知っているのか分からない、そんな演出がしたかったのかもしれませんが・・・

そして奇妙なのが、4人とも同じ反応をしているということ。
あまりに不自然な再会の仕方なので、4人とも意図的に何かを隠してる感じにも見えますよね。

アニメ化するにあたってそういったシーンが欠落しただけ、という気もしますし。
元から脚本に無いのか、毎週アニメ作るうちに制作側も忘れてしまったのか? 謎ですね^^;
{/netabare}

■ゆずきは何であんなに円盤が嫌いなんだろう?{netabare}
花火が見れなくなったから? たった、それだけ??
ゆずきの円盤嫌いネタで3話も引っ張った割には・・・なんともショボイ行動原理。

ゆずきの回想シーンで救急車とか、そうたが足を怪我してるシーンありましたけど、あれって結局なんだったのかな?
ゆずきは、花火大会なくなったのが気に入らないから花火片手に家出したのかな?
そして、探しに来たそうたが怪我をした感じ?
これ回想シーンの映像を注意して見てないと分からない流れですね。
ゲシュタルト崩壊しかけの状態で見てたので2周目見るまで気づきませんでした(笑)
{/netabare}

■嘘つき?{netabare}
1話から何度も続く、しおねの「嘘つき」発言。
あれほどの拒絶反応はいったい何が引き金になっているのか? 期待が高まりますが・・・
一緒に流星を見る約束を破られたことが原因・・・なんとも。
7歳くらいの出来事を7年間も引きずるなんて普通無いですよね・・・これって8話まで引っ張るほどのネタなのかな?

そもそも約束ってノエルが少し違ったニュアンスで伝言したから、勘違いが生まれた部分もあるんですよね。
その辺、一言も触れられてないですけど、ノエルの責任追及して仲間割れするような展開もあっても良かったかな? 尺が余ってればですけど。
{/netabare}

■感想
ホント、未回収の伏線が多かったですね。
SFネタをチラつかせる世界観なのにSFが一切からまない^^;

日常シーンだけでも十分面白いんだから、小難しいことに挑戦しないで普通にドラマを見せるだけにしておけばよかったんじゃないかな?

7年前にSF的な事件が起きたわけでもなく、記憶喪失じゃなくてただの物忘れだったり・・・
亡くなったお母さんが出てくるあたりも絡んでくる展開を期待してたのに何のからみも無し。

制作サイドはこの不自然さに気づいてないのかな? そんなはず無いとは思いますけど。 謎ですね。

ひょっとするとノベルゲームの脚本書いてた人だから、分岐の選択次第でいろんなエンディングになるシナリオ作りの癖がついてるのかも?
ゲームなら回収されない伏線も別ルートで回収できますしね。

あと、感動シーンが多いけど、なんだかその友情が薄っぺらく感じるのは何でだろう?
あの5人って仲が良いだけでなんの壁にもぶち当たってないんですよね。
片思いの連鎖とか、個人的に抱える問題を協力して解決するとか、共通の敵に立ち向かうとか、友情が深まるようなシーンが見当たらない。
そういった下ごしらえが無いから説得力に欠けるかな?

と、まあ、頭の中のモヤモヤは大体整理できたので、この辺りで脳内メモリをリセット致します(´・ω・`)

ちなみに、花火大会に出てくるような花火ってものすごく値段が高いです。
なのでいろんな企業がスポンサーとなって打ち上げるのが普通ですね。
あと、資金があったとしてもすぐに手に入るわけではなくて、予約して作ってもらう場合がほとんどなんじゃないかな? あんな風に直前に騒いでどうにかなるものではないと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

願いを叶えるために、ここにいる。みんながいる。

「天体のメソッド」
読み方は「そらのメソッド」。

キャラデザの可愛さと作画の美しさに惹かれて観始めました。

本編13話+OVA1話の全14話です。


● ストーリー
古宮乃々香(こみや ののか)は、
7年前に住んでいた霧弥湖町(きりやこちょう)に引っ越してきた。

霧弥湖町は、円盤が空に浮かぶ町だった。

7年前のことをあまり覚えていない乃々香。

その町で「乃々香のことをずっと待っていた。」と言う、
ノエルと名乗る不思議な少女と出会う。


ざっくり言えば、昔住んでいた町に戻ってきた主人公が
昔の友達と再会し、再び仲良くなるまでにいざこざするお話です(笑)

そこにノエルと円盤という不思議な存在が絡んできます。

すっと仲良くできればいいのですが、
それぞれいろいろあったみたいで、なかなか難しい…。

観ている途中はすっといかない展開に
もどかしさばかり感じていました。

円盤とノエルの謎が不思議な雰囲気を添えるぐらいで、
全体的な展開に特別な目新しさはありません。

内容は、切ない系路線になるのかな。
感動するであろうシーンもあります。

私にとっては泣けるほど感動、
とまではいきませんでしたが^^;


ノエルや円盤については、夢あるファンタジーのように捉えていましたが、
ラスト2話の{netabare} 時間が遡り、みんなの記憶が消える {/netabare}展開の意図がよくわからなくて。

ここから急に非現実的になり、
物語の世界に入り込みにくくなった気がします。

また、最終話のcパート、 {netabare} 作画のテイストがガラッと変わったこと {/netabare}は何を意味しているのでしょう?

単純に場面を引き立てるため?
それとも乃々香にしか見えていない景色だったの?

あのシーンはED前の「まさか…!」
という終わり方でもよかったような。

個人的にcパートは、なしor別のシーンがあればよかったかな、
と感じています。


≪ みんながにっこりなら、それでいい…。 ≫

ノエルは自分の存在意味をちゃんとわかっており、
自分より乃々香達の幸せを願う少女。

それに気づいた乃々香達もまた、
ノエルのことを大事に思うが故、自分の想いを押し殺します。

この「みんなが幸せになるためなら自分を犠牲にしてもいい。」
という精神が自己満足にしか思えなくてどうも苦手です。笑

ノエル自身に自分を犠牲にしている云々の自覚はないのでしょうが、
それをどことなく美とする、この作品の方針が私には合いませんでした。

他人の幸せを一番に考えているようで、
相手に背負わせるものはとても重い。

結局は、一番酷なことのように思えてしまいます。

汐音(しおね)の言う通り「そんなのずるい。」だよ。


● キャラクター
ノエルがかわいいノエルがかわいい(*´ω`*)

この作品の鍵となる存在であり、
マスコット的な存在でもあります。

幼い可愛さが光ります。
幼稚園児ぐらいの娘がこんな可愛さだったら溺愛確定。笑

自由奔放に駆け回っているように見えて、
5人のことを誰よりも優しく見守っているノエル。

まさに絆をつなぐ円の天使です。


5人組の中では柚季(ゆずき)&湊太(そうた)が好きです♪

思春期の女の子とはあれぐらいの距離感が妥当とはわかりつつも、
店番ばかりの湊太の扱いが不憫でしたw


● 音楽
音楽は、OP&ED、BGM、挿入歌と、
どれも使い方が非常にうまいなと思いました。

入りも、曲とシーンの盛り上がりの合わせ方も、
これ以上ないほど完璧でしたね。


【 OP「Stargazer」/ Larval Stage Planning 】
【 イメージソング「North Method」/ Larval Stage Planning 】

『North Method』は明るい曲調と、
話がエンディングに近づいていく高揚感がばっちりはまっていました。

最終話で挿入歌としても使われましたが、
さすがにここは「ノエル…(´;ω;`)」となりましたね。


【 ED「星屑のインターリュード」/ fhána 】
【 7話ED「ホシノカケラ」/ fhána 】
【 11話ED「天体のメソッド」/ fhána 】

fhána祭りだーー♪
fhánaは大好きなので嬉しい(*´ω`*)

『星屑のインターリュード』は普通のEDにしておくには
もったいないほどいい曲です。

毎回イントロの入りが完璧&曲が気分を盛り上げて終わるから、
問答無用で続きが気になってしまいますw


『天体のメソッド』は『星屑のインターリュード』のアレンジ曲です。

11話には{netabare} 昔のように5人が天文台に集まり、ノエルとの別れが近づく {/netabare}シーンがありましたが、
その場面を引き立てる良いEDでした。


● まとめ
一つ一つの話を観ているときにはもどかしくて、
あまり好みの展開ではないなーと思っていましたが、

振り返ってみると全体的なまとまりとしては
それほど悪くなかったようにも思えます。

結局ノエルや円盤については謎が残りまくりですが、
それに対しては深く追求しない方がよさそうですね(笑)

ノエルの可愛さを愛でる、という見方ができたなら、
きっと最後まで楽しめる作品でしょう。笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:青春、ファンタジー
◎放送時期:2014年10月~

●原作:なし(原案:久弥直樹)
●脚本:久弥直樹 ●監督:迫井政行
●キャラクターデザイン:QP:flapper(原案)、秋谷有紀恵
●アニメーション制作:Studio 3Hz

■ストーリー■
舞台は空に謎の円盤が浮かぶ架空の街「霧弥湖」(モデルは北海道・洞爺湖)。
7年ぶりに戻ってきた中学3年生の古宮乃々香と、謎の少女・ノエルを中心とした青春群像劇。

■総評■

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}青々とした中に切なさや儚さのある雰囲気は好みだし、キャラも可愛い感じ。
けど、展開がありきたりでとくに掴まれるものは無かった。
今後次第かな。じゃっかんあの花に似た印象を受けた。

5人のキャラ達は幼馴染で、7年前 展望台で何らかのおまじないをしたことによりあの円盤が現れたのかな。
円盤もノエルの存在も今のとこ謎だけど、ノエルは昔から同じ姿のまま、また『願いを叶えるための存在』と言ってたし、生き霊or街の主?的な何かか。

乃々香ちゃんはノエルのことを忘れてたし、他キャラは乃々香ちゃんのことも忘れてるっぽい?
湖で『今更何しに戻ってきたの』と話しかけてきた幼馴染の1人?は覚えてるっぽいけど…

乃々香ちゃんの引っ越し、母親との死別、そして円盤とノエル…
この辺がキーになってくるのかな。とりあえず継続。{/netabare}

【2話】
{netabare}新学期が始まり、乃々香ちゃんが転校。
円盤を追い出そうとしている柚季ちゃんと「円盤反対運動」をする話。

最初は勢い任せに行動する柚季ちゃんが鬱陶しかったけど後半で理由をちゃんと吐露していたし、乃々香ちゃんがそれを聞いて協力する流れに繋がってたので良かったと思う。

柚季ちゃんは円盤が現れてから島に渡れなくなり、さらに花火大会もなくなった事もあり『街を元通りにしたい』って思ってるんだよね?
ところで『全部、円盤とあの子のせい!』と言っていたけど、"あの子"とは誰のことなんだろ?

最後、円盤追放の協力を頼まれた直後のノエルの表情が切なかった;;
ノエルの存在はまだ謎だけど明らかに円盤の関係者っぽいし、追い出したらきっと消えちゃうパターンだよなぁ^^;

過去回想(花火大会)で乃々香ちゃんが母親とした「約束」が引っかかる。
1話でノエルが『今度は乃々香が約束を果たす番』と言っていたし、なんとなくノエルは乃々香ちゃんママと関係ある気がする。{/netabare}

【3話】
{netabare}オリエンテーリング回。
乃々香ちゃんが7年前に自分が円盤を呼んだことを思い出す話。

なぜ汐音だけが覚えてるのかはまだ分からないけど、彼女は円盤のことよりも何も言わず突如街からいなくなったことと、戻ってきたのに自分を覚えてなかったことに対して怒ってる感じかな?回想で見る限り一番仲良さそうだったもんね。
あと前回柚季ちゃんが言ってた"あの子"は乃々香ちゃんだったね。

ノエルが円盤の関係者とは思ってたけど円盤そのものとは予想外でしたw
円盤追放を頼まれた前回のノエルの気持ちを思うと、胸が痛い;;

とはいえ、ようやく話が動き出した感じ。続きが楽しみ^^

顔ハメ看板に顔突っ込んだノエルが倒れて『怪獣さんごめんなさい~!』と泣いてたのが可愛かった。
可愛くて優しい子だから、消えて欲しくない(泣){/netabare}

【4話】
{netabare}7年前の少女が乃々香ちゃんだと知った柚季ちゃんは激怒し、乃々香ちゃんを突き放し一人で円盤反対行動を続行。
一方で昔のことを思い出した乃々香ちゃん、街のために自分が出来ることを実行しようと、こはるちゃんに協力を求める…という話。

なんだかギスギスした展開になってきたけど、心理描写は丁寧だなぁ。
柚季ちゃんが円盤を憎む理由は花火もそうだけど、それと同時に重い過去が絡んでるっぽい。
ちらっと回想に出てきたけど、親を亡くしたとか?
兄である颯太との確執等、詳細は後々明らかになるかな。

とゆうか、実際に円盤が街にどんな影響を与えたのかっていう描写が足りてないから今のとこ、円盤が悪いとは思えない^^;

今回こはるちゃんがかなり可哀想だった。
本当は大切な友達の力になりたいけど、お店や観光に来る人々のことを放り出すわけにもいかない。
柚季ちゃんを傷つけてしまったことに涙するシーン、こちらも胸が痛かった。

乃々香ちゃんが何も知らないのは、街を去った後に円盤が現れたからなんだね。
それにしても何をするつもりなんだろう?
ノエル=円盤と知った以上、もう柚季ちゃんに協力出来ないだろうし。

今回もノエルが健気すぎて(泣)
『円盤を見ないでください!…恥ずかしいから(照)』
自分が追い出されようとしてるのに、なぜこんな明るく、しかも可愛く振る舞えるの…切ない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
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