暗殺者で残酷なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの暗殺者で残酷な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の暗殺者で残酷なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.7 1 暗殺者で残酷なアニメランキング1位
Phantom ~Requiem for the Phantom~(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1089)
7156人が棚に入れました
犯罪組織・インフェルノの暗殺者・ツヴァイは、ファントムの称号を持つインフェルノ最高の暗殺者・アインと共に、与えられたミッションをこなす日々を送っていた。実はツヴァイは平凡な日本人旅行者だったが、インフェルノの幹部・サイス=マスターに暗殺者としての才能を見出されて記憶を消去され、インフェルノに取り込まれていたのである。ツヴァイを暗殺者として養成する際、サイスは思考能力が失われるほどの激しい訓練をツヴァイに課し、彼を完全な組織の奴隷として育て上げようと目論んでいた。しかし、サイスの知らないところで、ツヴァイは運命の力に負けない意志を取り戻す。サイスの目を盗み、彼の上司であるクロウディア・マッキェネンがツヴァイの耳元で「君は組織の奴隷と思ってはいけない」とささやき、自由な生き方が残されている可能性を示唆していたのだ。自分が本当は何者なのかも思い出せないながら、ツヴァイは心の奥底で組織の奴隷ではない生き方を模索し始めた。

声優・キャラクター
高垣彩陽、入野自由、沢城みゆき、久川綾、千葉一伸、渡辺明乃、千葉進歩、志村知幸、保志総一朗

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あなたのいない世界に私は生き残りたくない。

なんだかちょっと重めのアニメが観たい。
そう思い皆さんのレヴューを参考にこの作品を選びました。


シリアスな内容で全26話ほぼ笑いなんてなかった。
突っ込みどころは多々ありましたがっw(マグワイヤのお風呂とか・・っw)

サイスにより記憶を奪われ教育され暗殺者に
仕立て上げられてしまったアイン(後に→江蓮)とツヴァイ(吾妻 玲二)。
インフェルノという組織の最高の暗殺者に贈られる「ファントム」の称号を持ち
ファントムとして暗殺業をしていきます。
めちゃくちゃ強いコンビ♡

派手なシーンとかは特になく静かに淡々と展開していくストーリーなんすが
不思議と地味におもしろくて、続きが気になる気になる・・。

後半舞台がツヴァイの故郷日本へとなりますが、
個人的には海外での舞台のが楽しめたかなーと思います。
ツヴァイは制服よりホストみたいスーツのが似合うっw
普通にイケメンだと思いました。

※これより下は名前で呼びます。
アイン→江蓮
ツヴァイ→玲二

途中から登場する少女のキャル。
(ツヴァイと離れたのちサイスによりドライという名になりファントムになります。)
キャルの2年後の成長した姿にはびっくりです。
2年であんな小さい子がこんなミラクル美人になるのか・・。
憎しみを抱えてましたが笑って最後を迎えられてよかったと思います。


江蓮と玲二がお互いをお互いが必要としてる2人の雰囲気好きです。
最後に江蓮の故郷へ2人で行けてよかったです。
そこで玲二が終わりますが・・
良かったバッドエンドだったんじゃないでしょうか。
ただこの先の江蓮を勝手に想像すると胸が痛みます。


ですがとても私は楽しめた作品でした。
年齢設定どうなってんの?って途中からすごく気になりだしました^^;
が、置いておきます。
全26話で観る前はちょっと長いな〜とは思ったものの
観始めてハマったらあっという間ヽ(*´∪`*)ノ"
観てよかったと思います。
重めなアニメ!そんな気分な時はぜひっw

読んでくださりありがとうございましたヾ(●´□`●)ノ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「うん、良い、良いのだが……」と、どうしても否定形がぬぐえないアニメ

原作未プレイ。

自分が何者か、どこから来たのか、何も思い出せない主人公。
分かるのは、ただ「生き残る能力が高い」ということだけ。
ツヴァイと名付けられた彼は、帰る場所もなく、インフェルノと呼ばれる組織の「最強の暗殺者=ファントム」として育て上げられることになる。


まず最初に言うと、徹底的に救いのないアニメです。
ハッピーな物語を望んでいる人には向いていません。

では、どんな人向けかというと……。
ちょっとその前に解説。

まず、演出面から。
銃撃戦がメインの作品なので、銃についてはかなり細かな描写がされています。
銃を使ったアクションや、暗殺のテクニックの見せ方は実に丁寧。

しかし!

ファントムというのは「最強の暗殺者」のはずなのですが、正直、強さがよく分かりません。
無茶な場面を余裕顔で切り抜けたかと思えば、話の都合のためには、一般兵にも簡単に撃たれます。


次に音楽。
メインテーマの「KARMA」は、かなり良い曲ですし、物語の雰囲気に合っています。

しかし!

途中で流れるBGMは何だ……。
BGMの中に「あえぎ声」が入ってるんですよ、雰囲気ぶちこわしです。


そして、キャラクター。
主人公のツヴァイには記憶がありません。
それをサポートするアインという人物にも記憶がありません。
そして、二人とも感情を表に出さないように訓練されています。

これが何を引き起こすかというと……感情移入不可能です。
むしろサブキャラクターの方が引き立っており、主人公が誰か分からなくなります。


最後に、肝心のストーリー。
全体的な雰囲気や、場面場面の見せ方は素晴らしい。
先が読めない展開も見所です。

しかし!

これはおそらく原作重視のためでしょうが……詰め込みすぎです。
肝心なシーンも、どうでもいいシーンも同じような尺で描く。
これでは、どこが話の中心なのか分からなくなってしまいます。
{netabare}
あれだけ盛り上げたインフェルノの活動はどこへやら。
途中からは、完全にファントムと梧桐組の物語になっていますね。

結局、マグワイアは脳みそお花畑だったし、最後の敵が変態仮面のサイスマスターってのは……。
{/netabare}

……と、だめだししまくりましたが、一つ一つのクオリティは高いんです。
26話を一気にみせてしまうだけの力は持っています。
ただ、原作知らずとしては、見てるときは楽めるけど、振り返ってみるとツッコミどころ満載。
食材は高級なのに、料理人が素人だったって感じです。


・細かいことを気にしない
・感情移入スキルが高い
・ガンアクションが見たい
・救いのない鬱展開が見たい

このうち3つ以上当てはまっている人にお勧めです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 56

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

運命に翻弄されても抗い続けた暗殺者の物語です^^

裏社会の組織インフェルノ・・・このインフェルノが養成した最高の暗殺者に贈られる称号が「PHANTOM」・・・このPHANTOMの言葉の意味と同じ「この世に存在しない幽霊」として・・・人を殺めることしか生きる術がない・・・この作品は2人目の暗殺者を養成するところから物語が始まります・・・

この組織では、最高の暗殺者を作り出すため、その人物の意志・欲求・心理を滅失させる・・・或いは増幅させる事で、従順さや人を殺める気持ちを高めているのですが・・・
ノンフィクションの作品なので、実際には有り得ないのでしょうけど、PHANTOMから溢れ出る雰囲気から、養成方法と結果に思わずリアリティを感じてしまいました^^;

本作品の主人公は吾妻 玲二(あずま れいじ)・・・彼が2人目の従順な暗殺者・・・まるで奴隷のような生き方に染まっていく筈でした・・・

でも、彼は奴隷ではなく人間として生きる方法を耳にするのです・・・
「殺し屋として生き方は強要する・・・けれど、駆け抜けるスピードは自由・・・」
リアルに置き換えてみると、「私達って、誰かが敷いた線路の上を進んでるだけ・・・だけど、その進み方は自分次第」と考えると、とてもアグレッシブな名台詞だと思いました・・・^^;

この件をきっかけに、彼の模索が始まり・・・波紋が広がっていき、物語も急展開を見せます。

この作品には、江漣(エレン)とキャル・ディヴェンスという2人のヒロインが登場します。性格も立ち位置も異なる2人が主人公に与えた影響も、この作品の見どころだと思います。

彼は人を殺めることに躊躇います・・・けど、そこでしか生きていく場所がありません・・・この場所にいては得られないものを望んでいる自分に気付き・・・葛藤します・・・
でも世の中はそんな彼の葛藤は待ってはくれません・・・優しさと強さを持ち合わせていても、自分で出来る事に限界がある事を時には見せつけられながらも・・・彼は自分の進む道を選択していくのですが、感動の展開でした・・・^^;

そして、しっかりと練られたストーリーに沿って物語は進んでしくのですが・・・終盤は、アッと驚く展開でした。
あのラストシーンは賛否両論あるようですけど・・・私は賛否両論あるのに納得です^^;
ゲームのエンディングに合わせているから・・・??? 続編のプロビジョンがあるから・・・??? 

私の中でもモヤモヤが消えていないのですが、私はどちらかというと賛否の「否」側の印象を持ちました。
ラストシーン以外は、とても良かったのに・・・と思うとちょっと残念な気持ちです^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

62.3 2 暗殺者で残酷なアニメランキング2位
GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (362)
1838人が棚に入れました
戦いに踊る人形、復讐に駆られた大人たち…廻る舞台。(イル・テアトリーノ)
舞台はとあるヨーロッパ。公益法人”社会福祉公社”
障害者支援のための首相府主催事業を表向きとするこの組織の実態は、瀕死の少女たちに機械の体を与え「条件付け」を施し、その少女たちを使って政府に敵対する勢力を秘密裏に排除する諜報機関であった。
生きることと引き換えに「義体」となった少女たち。それぞれに一人ずつ担当官がつき、いつも行動を共にしていることから、兄妹(フラテッロ)と呼ばれている。
「条件付け」により生身の頃の記憶が封印された少女たちにとっては、担当官の命令に従い、銃を持ち戦うことが何よりも幸せなのだった。
義体や担当官など社会福祉公社の側の人間、そして敵対する五共和国派側、それぞれの過去や想いが複雑に糸のように絡み合う群像劇は、否応なく悲しきクライマックスの舞台へと向かっていく。

リクポテ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

さすがに違和感が隠せない……^_^;

コミック原作 未読


生きるための身体を手に入れる代わりに、銃をもって政府のために戦う運命を背負った少女たちを描くガンスリンガーガールの第2期です。

2期はトリエラと新しい敵ピノッキオの戦いがメイン。

見終わって感じたこと・・・
他の方のレビューにもあるとおり、どうしても悪いところばかりが目についてしまうものでした。

まずキャラデザの変更。
キャラの目が大きくなっていて、変に萌えを意識したようなデザインになってしまっています。
担当官たちが1期の渋いオジサンからただの若いイケメンに豹変……
あからさまに美少女美男子を意識してる感じ……
さすがにこれは戸惑いを隠せませんね( -.-)

さらに、キャラ達の性格まで変わってしまっています。
特に義体の少女たちがやたら明るくなっていました。
ヘンリエッタとリコはすでに別人です………

戦闘シーンもどうも迫力がなくて……

そして声優の変更。
演じてくださっている声優さんにはホントに申し訳ないのですが、ほとんどがキャラに合ってないと思います。


非常に重いテーマを扱っている作品なのに、作画にしても声優さんにしても全体的に2期は明るすぎる印象を受けました。

ただ、OP,EDがすごく良かったです。
OPはKOKIAさんの歌う「たった1つの想い」

EDは「doll」
これはAngel BeatsでOP,EDを担当してくださったLiaさんと多田葵さんが1人ずつ歌ってくださっているという贅沢なものですw

どっちも大好きですが、OPは間違いなく神曲だと思います!


1期を見て気に入った方はかなり衝撃を受けるであろうこの2期。
心して見てください(>。<)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

悪意ある現実を知れ。

1期と対比すると、キャラデザイン・背景・声優に違和感しかないが、原作者である相田 裕氏が携わった結果、なぜ、こうなったとしか言えない2期。

作者が見せたい世界観で自己満足に近いが原作本来の持ち味は2期と解釈するべきか悩む処。
内容は1期に比べ義体と担当官の葛藤・苦悩である心理描写はあまり見られない。
義体である少女は、担当官に従順な殺し屋としか見えず担当官に褒められたい、もっと特別視して欲しい、愛情を欲する一面的な感情しか見えず担当官も笑顔で道具として利用する関係性になっている。
ジョゼとヘンリエッタの関係性に関わらず進展しないが、彼等担当官はその感情すら蓋をした印象が強い。
感傷的な部分としてジョゼの妹とヘンリエッタを重ねている回想。
クラエスが無為な日々を過ごし他の少女にはない喜びを内包している心理描写。
リコ、アンジェリカは部分的には観られるが付属的な意味合いでしかなかった。
1期のような感傷的なエピソードは期待しない方がいい。

それも反政府組織に身をおくピノッキオと対峙するトリエラが主軸に描かれている。
内容は短編シナリオように明確でシンプルな創りになっている。ピノッキオがフランカ・フランコと関わり人間性を取り戻す反面、殺し屋として育てられた想いとは裏腹にある感情は、トリエラと同じく主人に対する愛情でしかなかった。

その辺りをトリエラと対比させ現実の淀み嘆かわしい悪意を見せ付けると同時に互いの主人を守る想いに偽りはなく己の正義を貫く。 正義という定義は難しく、この作品において立場的な関係はあるが、社会情勢から観ず個で考えると敵がいない現実的な視点を見せているように感じた。
フランカの生い立ちを振り返ると悲劇的であるが彼女も被害者であることは変わらない。
この手の作風は答えを提示できない展開として読めてしまう物足りなさを残す余韻と相まってテーマを描く過程が見所として意味を成すのだろう。

どの立ち位置から観ても都合の悪い者は悪でしかない、どちらも救いが無い現れで勧善懲悪とはいかない。
最終話のトリエラの言葉が印象深く{netabare} 「なぜだろうね、あんまり嬉しくない」 {/netabare}トリエラ自身も理解しているが省みることは無いのだろう。
それが義体としての人生であり担当官との絆になるのだから・・・。

それだけに全員死亡フラグしかないキャラ立ちになっている作品だと感じた。

この後味の悪さが作者の狙いなのかは原作未読の為わからないが原作の終わりが気になった。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

イル・テアトリーノ=廻る舞台 原作遵守の群像劇としての再スタート そして注目してもらいたい「第8話」

ご存知の方も多いように制作スタジオ、スタッフ、キャストの総入れ替えや原作者の脚本参加といったことで1期(以下無印)とは別物に成り果てたIL TEATRINO(以下イルテア)



それは色彩設計や撮影効果が明る過ぎだったり、銃器監修がいるはずなのに戦闘シーンが大雑把だったり、わざわざイタリアロケに行った割には背景がショボかったりとかで、単純に「クオリティが低かった」の一言で終わってしまうかもれません

しかしむしろ無印との比較で、無印とイルテアでは画面的な「リッチさ」はもちろんのこと、如何にして無印が上手く演出されていたのかと気付かされる点も多いです



問題はここからで、このイルテアがガンスリという作品の「別の二つの側面」を妙な形で照らしてしまったということにオイラは見ます



まず一つ目が「群像劇」という面について

無印では大胆に時系列をずらし込んで導入話を作ったり、バラバラな視点のエピソード達を最終的に全てがヘンリエッタの視点(或いは最終話のアンジェリカの視点)に繋がるように原作をかなり改編して構成していました

これがイルテアでは原作者協力の基、原作を遵守する形の構成がなされたのです

ここで重要なのはイルテアには義体少女でも担当官でもない主役格が現れるというところ

それが第2話から登場し、生身で義体と張り合う青年用心棒「ピノッキオ」

彼は完全に敵側の人間であり、彼の視点から見ると義体少女側は仲間の命を奪う非情な存在として描かれるのです

主役側と敵側の視点がほぼ隔週話の間隔で切り替えられながら描かれた今作は、単純に悲劇を背負った義体少女への情の念だけで視聴することを良しとせず、良くも悪くも無印に見られた「お涙頂戴モノ路線」から脱却します
そして血で血を洗うような物語の本質にある残酷さをより際立せて、ガンスリの世界観全体にそこはかとなく漂う「潜在的な不快感」を駆り立てました

結果としてこの物語の真の主役が果たしてピノッキオだったのか、ピノッキオと対峙したトリエラだったのか、或いは(あえて無印からの続編と考えるのであれば)ヘンリエッタだったのか

「誰にも肩入れしない勝者無き物語」はなにひとつまとまらないうちに終わりを迎えてしまいます
この点は端的に構成力不足を感じ、如何なものかと思いました



もう一つの面が少女の殺し屋というキャラクターに対する「シニカルホラー」的な面

画面が明る過ぎるという指摘が見られるように、この作品の重いテーマとはあまりにギャップがありすぎる色彩や撮影効果

さらには新人声優の多数起用で、あまりにフレッシュすぎる義体少女役の演技など

少女達の幼さを強調するあまり、いざ彼女達が「人殺し」を始める様は、それはあまりに冷酷で目を背けたくなります

これに関して特に印象的なのが、リコが拷問のために命乞いをする大の大人をタコ殴りにして返り血を浴びるシーンやトリエラとピノッキオの最終決戦など

義体少女が命令のためなら冷酷な殺人マシンと化す様は、さながら悪趣味なバイオレンス映画にも近い

思えば無印では、悲しげな目で相手に銃口を向けたショットで終われば=殺害
とか
義体少女達が過去に遭った、レイプや暴行などの陰惨な境遇をあえて描写したりはせず、少し遠まわし気味の会話の中で説明するとかしたものです
これらショッキングな表現や直接的な言葉を用いずとも、それとなく魅せる演出が無印には光っていました



以上の2点はガンスリという作品を語る上で忘れてはいけない「刺激」的な要素であり、この点に強く惹かれた視聴者(読者)も多いことであろうと推察します

そして同時にイルテアが強く照らし過ぎてしまった、「ガンスリという“麻薬”が持っている毒素みたいなモノ」でもある、と解釈していただければ幸いです



さて長くなってしまったがオイラがここまでイルテアにムキになる理由が一つあって、
ずばり言って「第8話がネ申回」というところにあるのです

第8話のサブタイは「クラエスの一日」

ご存知の通り、義体少女の一人クラエスは施設の外には一切出ない一見すると不自由な暮らしをしています
が、彼女は施設の中で本を読んだり、家庭菜園を嗜んだり、映画を見たりする生活を送っています

そんな彼女の「限られた世界での無限の自由」というものを淡々と描くのがこの第8話なのです

ある日、いつもと同じ毎日を過ごしていたクラエスが、めったに足を踏み入れない射撃訓練場に入るとそこには、担当官ジョゼに指導されながら射撃訓練をするヘンリエッタの姿がありました
そこで薄っすらと浮かんでくる、彼女が無くしたはずの記憶・・・

無印でのクラエスのエピソード(無印:第5話)の直接的な続編とも言える珠玉のエピソードであります

この回では当然のこと戦闘シーンなどは無く、丸一日かけてクラエスの私生活を追うだけの、言うなれば暗い雰囲気の日常系アニメのよう

しかしながら無印に限りなく近い印象の何かをオイラは受けました

クラエスを担当する声優は水野理紗
そして彼女の担当官ラバロ役は堀内賢雄
おわかりいただけますでしょうか?
彼女達はほとんど皆無と言っていい「無印を経験している役者」なのです

多くのキャラクターが、無印とは別の印象を受けるのに対し、クラエスとラバロだけは地に足の着いた落ち着きを感じるのはそんなところにもあるのかもしれませんね

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

72.0 3 暗殺者で残酷なアニメランキング3位
棺姫のチャイカ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (996)
5760人が棚に入れました
原作:榊一郎「棺姫(ひつぎ)のチャイカ」(ファンタジア文庫)、キャラクター原案:なまにくATK(ニトロプラス)、監督:増井壮一、監督補佐:小森高博、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:新井伸浩、美術監督:岡本好司、色彩設計:岩沢れい子、撮影監督:福田光、、、、

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、細谷佳正、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏、小日向茜、牧野由依、緒方恵美、東地宏樹

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

チャイカ、素直、かたことかわいい。

とある架空大陸の話。
今は亡き大陸の元支配者ガズ皇帝。
その娘のチャイカが主人公です。
チャイカは、何故か棺を背負って皇帝の遺体を収集。
ひょんなことから、サバターのトールと契約します。
加えて、トール思いのアカリ、中途参加のフレドリカと諸国行脚。
この作品は、彼らの遺体収集記を描いたバトルファンタジックな冒険アニメです。

チャイカ御一行はそれぞれ個性的です。
チャイカはやたら素直、そして片言がかわいい。
その独特のチャイカ口調はやみつきになりそうです。
一方、トール・アカリコンビも息がピッタリです。
アカリのマジボケに対する、トールのライトツッコミは何気に楽しい。
気まぐれフレドリカもいい仕事をします。

一方、チャイカを追うジレット隊も個性豊か。
私のお気に入りの長い桃髪ロールのヴィヴィは隠れデレデレ。
ラストのシーンはちょい気になります。

戦闘シーンは、素早い身のこなしや剣さばき、そして魔法砲により臨場感満点。
また、緊迫感あるBGMが戦闘シーンを盛り上げてくれます。

2期が秋より開始とのこと。
チャイカたちやジレット隊の行く末は如何に?
遺体を集めたら何が起こるんでしょうね。
謎が謎を呼ぶこのアニメ。
すっきりなっとくのラストを期待したいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また、これ観る、肯定、肯定、肯定、うぃ

秋の2期放送予定

原作未読 全12話

戦乱の時代、諸悪の根源として同盟を結んだ国々が巨大魔法帝国「ガズ帝国」を打ち破って、その戦いで活躍した8人の英雄は皇帝アルトゥール・ガズの遺体を分割して持ち帰りました。偵察や暗殺を業としてるサバターのトール・アキュラは、平和な日々に生きる目的もなく、なんとなく日々を過ごす毎日でした。山に入ったとき、棺を担ぐ少女でガズ皇帝の娘と名乗るチャイカ・トラバントに出会い、危機を脱出して、ガズ皇帝の遺体を探し弔うことを目的としているチャイカとともに用心棒ということで妹のアカリ・アキュラと途中で知り合うフレドリカとともに旅をする異世界ファンタジーです。

背景は中世時代のヨーロッパのような感じで、魔法師や剣士、サバターやアサシン、色々な魔獣などいる世界でRPG好きな私はこの世界観が好きですね。

何故か片言で話すチャイカは可愛いし、バトルも結構動きが良くて、兄を溺愛しているアカリがちょっとズレている突っ込みも面白かったです。

色々なエピソードが1話〜2話完結してます。ちょっと内容があっさりしているところもありますが、コメディも入っていて面白かったですね。{netabare}(トールの夢の中の話には笑ってしまいましたw その後殴られるシーンも){/netabare}

終盤は結構追い詰められるシーンが多くて見応えがありました。{netabare}(フレドリカの脱皮には笑ってしまいましたねw){/netabare}

トールとチャイカの恋の行方や、謎や伏線がいっぱいある作品です。2期ですべてが明らかになってほしいですね。楽しみです^^

OP 野水伊織さんが歌ってます。
ED チャイカトリオで歌ってますw

最後に、AパートとBパートの間のカットが綺麗でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

秋からの2期にも期待♪(´ε` )

魔法や棄獣などが存在する世界を舞台にした
ファンタジー作品の第1期。 全12話。
 
戦国時代を迎えていたフェルビスト大陸において
戦乱の原因、諸悪の根源とされた魔法帝国「ガズ帝国」の
皇帝「アルトゥール・ガズ」が討伐された。
その数年後
アルトゥール・ガズの娘を名乗る謎の少女
「チャイカ」が大きな棺を背に目的の為動き出す。
と、いうのが簡単なあらすじ。


いかにもファンタジーらしいストーリーや設定、世界観。
主人公たちの目指すところもハッキリしていて
分かりやすいお話はとても好印象です(*´∀`)b
いくつかある大きな謎の描き方もこちらを引き付けるに十分。
最後まで楽しむ事ができる内容でした♪

ちょっと古い感じを受ける作画、キャラデザですが
丁寧に仕上げられており気にする事なく視聴できました。
この手のファンタジーでは重要になるアクションや
バトルシーンは特に迫力があり見応え十分でした。

異様な風貌、カタコトと特に目を引くチャイカ。
正直、とても可愛かったですw
個人的にカタコトや方言に弱いんですよねぇ( ;´∀`)>″
普段は駄目駄目、実は切れ者主人公。
そんな兄を敬愛する出来る妹。
この辺りはベタですが悪くないと思いますw

実力のある売れっ子も使いたい。
でも、自分のトコの声優も使いたい。
でも、若手も育てたい。
声優陣のキャスティングには苦労した印象w
あくまでも個人的な印象ですよw


秋からは第2期も放送される予定との事。
原作未読なので先の展開が楽しみです♪

まとまりのある作品だと思うのでファンタジーファンは
ぜひ1度チェックして頂きたいですね!
ストーリー重視の方にもオススメできると思います(・∀・)v



《キャスト》

チャイカ・トラバント(CV.安済知佳)
トール・アキュラ(CV.間島淳司)
アカリ・アキュラ(CV.原優子)
フレドリカ(CV.斎藤千和)
アルベリック・ジレット(CV.細谷佳正)
ニコライ・アフトトル(CV.佐藤健輔)
ヴィヴィ・ホロパイネン(CV.野水伊織)
ズィータ・ブルザスコ(CV.幸田夢波)
マテウス・キャラウェイ(CV.森嶋秀太)
レオナルド・ストーラ(CV.山本和臣)
ギイ(CV.村瀬歩)


《主題歌》

OP:『DARAKENA』/野水伊織
ED:『快楽原理』/coffin princess


【2014 04/11 レビュー投稿】

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
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