暴走族でお嬢様なアニメ映画ランキング 1

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61.9 1 暴走族でお嬢様なアニメランキング1位
ヴィナス戦記(アニメ映画)

1989年3月1日
★★★★☆ 3.4 (35)
112人が棚に入れました
21世紀初頭。金星は小惑星との「大衝突(グレート・バンプ)」によって環境が激変し、人類の生活可能な惑星となっていた。金星の植民が開始されて半世紀余り、金星は強大な軍事力を誇る“イシュタル”と肥沃な国土に恵まれた“アフロディア”の二大自治州に別れ、対立を深めていた。生きる意味を見いだせないままバイクゲームに興じていたアフロディアの少年ヒロは、軍の技術士官シムスにスカウトされる。やがてイシュタルの重戦車部隊がアフロディアに侵攻、戦闘バイク部隊“HOUND”の一員として出撃したヒロは、大きな歴史のうねりに呑み込まれていく。

声優・キャラクター
植草克秀、水谷優子、原えりこ、佐々木優子、納谷悟朗、大塚芳忠、吉田小南美、菊池正美、梁田清之、河口宏、池田秀一、塩沢兼人、藤本譲、玄田哲章
ネタバレ

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

作画がとにかく凄い。

昔観たことがあるはずだけど全然覚えていなかった。
dアニメにあったので視聴。
原作未読
安彦さんの作品が好きなので楽しめましたがストーリーは失敗でしょうね。
{netabare}
イキがった暴走族が戦争に巻き込まれて戦うという何とも小さな物語。
{/netabare}
ラストはちゃんと綺麗にまとまっていたので観て損はないですが。

この作品の見どころは作画でしょうね。
今この作画でこれだけ手描きで動かすのは無理な気がします。
この作品を見れば最近の動画のレベルの低さがよく分かると思います。
安彦さんの作品ではクラッシャージョウが一番だと思いますがこちらも凄いです。
これ安彦さんは作画に携わってないんでしょうかね?
動き方といい作画といい安彦さんの作画にしか見えないところがいっぱいです。
クレーンで戦車を引きずり落とすシーンがあるけど
クレーンの作画がCGレベルでびっくりした。
しかしよく動く(笑)
AKIRAとオネアミスの翼と並ぶくらいの作画の素晴らしさです。
動きだけならこの作品の方が上かもしれない。
アニメーターは大変だったろうなと観ながら思ってしまうレベルでした。

音楽は使い方が下手くそ。
ここで歌を入れるかと思うところで入れてくる。
安彦さんの監督作品ではいつもなので諦めていますが。

声優は主役がダメですね。
せっかくの作品が台無しで勿体無い。
山寺宏一がクレジットされててびっくり(笑)

キャラもイマイチで感情移入しにくい登場人物ばかりでした。

途中2回ほど実写が混じっているんですが観ていて痛々しいですね。
あれは無いわ、と観てて覚めてしまった。

この作品を観ていると宮崎駿に影響を受けてるなと思うところがところどころあった。
この後に安彦さんがアニメから手を引いたのがちょっと分かる気がする。
男が主役で冒険物はいまのアニメでは苦しいでしょうね。

ストーリーがあまり面白くないですが
観て損はないというかアニメ好きなら
作画が素晴らしいので1度は観ておくといいと思います。

後タイトルはヴィナス戦記じゃなくイが大きいヴイナス戦記みたいです。

ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

信じられるか…コレ…手書きなんだぜ…

2017再観。

主役メカである戦闘バイク、敵ボス的メカである多砲塔戦車。
これらが、複数、くんずほぐれつの大アクション…全部手書き。
現在となっては戦慄するような事実である(笑)
途中の主人公とライバル(…つーか何つーか…)キャラとの戦闘バイクによるチェイス&バトルは空前にして絶後のカッコよさといっても過言ではない。
(まぁ、一輪の戦闘バイクなどという代物が闊歩するアニメが何作あるのか…)

逆に言えば、今となってはそれだけの作品。
キャラクター個々の物語と感情の表現の薄さはこの時代のアニメにありがちだとしても、主人公のモチベーションの動きが謎すぎる。
また、テーマ的に表現したい部分もはっきり伝わってこない。
SF的な、あるいは戦記もの的な設定や細部の作り込みも皆無。
(まぁ、これに関しては当初は続編が予定されていたこともあるかもだが)

声優に関しては時代が時代だけに後の大御所が何人か出演しており、その方々の芝居は問題ないのだが…主役が、役者では、ない、のだ…!!
結果、主役が…もう…ね。

これは主演の方個人の問題ではなく、明らかに作品性以外の面に重きを置いてキャスティングをした側にあるだろう。
そういう意味では本作の功績は「キャストには役者を使え」(例外はなんにでもあるが)というセオリーを業界に遺したということにあるのかもしれないな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

面白くはないよ

開拓された金星を舞台に、戦争に巻き込まれる若者たちのお話。

ストーリーはホントそれだけで、宇宙人や宇宙戦艦もなし。派手なレーザーもロボットも独自の設定もない。せいぜい変わったバイクや戦車程度が唯一のSF要素、というかなり渋めな作品となっている。
戦争の内容もリアルで現実的だし、キャラもフツーというか、当時の不良系なんだけど特に個性的じゃあない。な〜んか全体的に地味なんよね。SFに対する期待値もあってのことかもしれないけど…すごい欠点があるわけじゃないがどの要素も60点、て感じだ。

こうまとめるとつまらなさそうだけど、いやまあつまらない寄りなんだけど、展開自体はポンポン進むから意外と退屈はしない。メカデザイン自体はなかなかいいSFしててオタクには刺さるだろう。

大きな欠点は主人公の演技だけ結構浮いてしまっていること。キャラ的には合ってるんだけど、他のキャラがアニメらしい演技の中、ひとりリアル不良少年な演技に近くて悪目立ち。誰だ?と思ったらジャニーズかよ!この頃からすでにアイドルタイアップってあったんだ。

これ見るくらいならもっといいSFあると思う。90分でかる〜くSF摂取したいときにはいいかも…?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
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