東京タワーで東京なおすすめアニメランキング 3

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早速見ていきましょう!

62.1 1 東京タワーで東京なアニメランキング1位
魔法遣いに大切なこと(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (136)
1014人が棚に入れました
『魔法遣いに大切なこと』(まほうつかいにたいせつなこと)は、日本の漫画、小説、およびアニメ、実写映画作品。
魔法が幻想でなく当たり前に存在し、一種の特殊技能として認知されている世界の現代日本。岩手県遠野に住む魔法遣い(魔法使いではない)の主人公が魔法遣い免許の研修を受けるため上京し、研修中に出会う人々と触れ合うことで成長する姿を描く。


声優・キャラクター
宮﨑あおい、諏訪部順一、飯田浩志、渡辺明乃、平松晶子、石毛佐和、中博史、清川元夢
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コメディでもバトルでもなく、意外と繊細な《感情描写系》

2003年のJ.C.STAFF制作作品(VIEW WORKSと共同制作)。
魔法が使える田舎出身の高校2年生少女の、都会でのひと夏の魔法研修を描き出す。

→ということで「魔法もの」なのに、とても地味な作品です。
『ふらいんぐうぃっち』が好きな人には、とくにお勧めしたい気がしました。


◆視聴メモ
{netabare}
・主人公(菊池ユメ)の出身地(岩手県遠野市)は人口の二割が菊池姓(遠野菊池氏)で、熊本県菊池市と姉妹都市になっているそうです。
・第6-7話の視聴中に、話の単調さに眠気が差して居眠りしてしまったので、それらの回だけ再視聴する羽目になってしまいました。 
・全体的な印象として、ファンタジー世界の話ではなく極めて現代の日本に近い世界の話ということになっているのに、汎用性が高い魔法が現代の科学技術の成果とほとんど軋轢を起こさず共存している点が、チグハグ感を否めないので、その分評価点数をマイナスしています。
→それでも個人評価 ★ 4.1と、『ふらいんぐういっち』(※個人評価 ★ 4.0)より高くなりました。
・作品タイトルになっている「魔法遣いに大切なこと」が一体何なのか?は最終回を見ても明確には示されず、視聴者の感想に委ねられる形になっています。
・取り敢えず、私の解釈としては、最終話で、
「そもそも魔法は万能ではないし、それを使用することによって時には人を傷つけてしまうこともある・・・それでも「心をこめて」魔法を使用することで、相手の心も自分の心も救われることがあるとしたら、やっぱりそれは素晴らしいことだ、と自分で自分の魔法を認めてあげようと思う」
→ユメがそういう心境に到達できた(=「魔法遣いに大切なこと」を自分なりに掴んだ)から、認証試験に合格できた・・・と思っています(※多分、視聴者にそういうことを考えさせるのが、本作のほぼ唯一の長所であり見所だと思います)。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
シナリオ原案・脚本  山田典枝
監督           下田正美
キャラクター原案   よしづきくみち
キャラクターデザイン 千葉道徳
音楽           羽毛田丈史
アニメーション制作  VIEW WORKS  J.C.STAFF{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に大きな疑問を感じた問題回


======= 魔法遣いに大切なこと -Someday's dreamers- (2003年1-3月) =====
{netabare}
第1話 夕焼けと鉄骨・前編 ★ 菊池ユメ(高2)上京、善之助・小山田先生との出遭い
第2話 夕焼けと鉄骨・後編 ★ 魔法士研修開始、アンジェラとの出遭い、ユメの魔法
第3話 最高のニュース ☆ 魔法行動の依頼(キャバクラ嬢)・失敗、小山田先生のフォロー
第4話 夏の夜と魔法遣い ☆ 休日、瑠奈との出遭い、ヤスユキ君の魔法(天体観測)
第5話 エプロンとシャンパン ☆ ギンプン魔法局局長、瑠奈&母親との交流
第6話 魔法遣いになりたい ★ 孤児だったケラさんの願い、魔法は遺伝?、魔法は万能ではない、奇跡(ユウタの回復) ※話が都合良過ぎる点は×
第7話 魔法遣いになれなかった魔法遣い ★ 商店街の修繕、井上君(研修生)との対話、ハグレの魔法遣い ※魔法遣いの設定の粗が目立ち始める
第8話 恋のバカヂカラ × アンジェラの恋心の暴走(東京タワーと電波障害)、局長の魔法力 ※脚本が安直
第9話 ユメと少女と夏の種 ★ 失踪者(古崎参事官の兄)の捜索、感謝の言葉
第10話 魔法の行方 ★ 高橋さん宅事件、生命・体組織への魔法行使の制限 ※魔法では根本的な解決にならないことを知り魔法への疑問が表面化
第11話 折れてしまった虹 ★ 小山田の過去の事件、ユメ家出
第12話 魔法遣いに大切なこと ★★ 善之助/高橋さん/ケラさん/ミリンダさんそれぞれの想い、認証試験、研修終了{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「風の花」
ED 「UNDER THE BLUE SKY」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

大和撫子 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

魔法使いではなく魔法遣いのお話

タイトルとあらすじに魅かれ視聴してみましたが、とっても良いお話ではありますが残念な内容でもあるという感じの作品でした。

◆この作品の内容は・・・
一部の人間が魔法を遣う事ができる現代にて、田舎から上京した魔法遣い見習いの女の子が、魔法の研修として都会の人々から依頼された事を魔法で解決していき、一人前の魔法遣いに成長していくお話。

◆この作品の世界観は・・・
一言でいうならば「魔女の宅急便」の現代版といったような感じですかね。
「魔女の宅急便」の時代から数十年と月日が経つと、この作品のような時代がくるのではないでしょうか?
しかし魔法が正式に存在している現代にて、その魔法の力は魔法局に厳しく管理されています。
魔法局の承認のもと、依頼された仕事にのみ魔法の使用を遣う事が許されます。
つまりは勝手に魔法を遣ってはいけないという事です。

◆この作品の見どころは・・・
主人公のユメは大きな魔法力を持つ魔法遣い見習いの女の子。
ユメは自分の魔法を人の為に役立てたいと思っています。
しかし、魔法を遣うという事はとても難しいもの。
良かれと思って遣った魔法が周囲の人にとっては悪く思われる事があったり、気軽に遣った魔法が社会に大きな影響を与えてしまう事もあります。
魔法という力を完全に管理されている現代社会にて、ユメが悩んだり考えたりして成長していく姿をみて頂きたい。

◆声優陣は・・・
主人公のユメに「女優の宮﨑あおい」がキャスティングされています。
「宮﨑あおい」にとってはこの作品が声優初挑戦という事らしいですね。
他、「夏目友人帳参の的場静司を演じた諏訪部順一」、「To LOVEるの結城リトを演じた渡辺明乃」など。

◆タイトルの意味は・・・
魔法遣いに大切な事ってなんでしょう?
ドラクエの魔法使いなら強力な魔法を覚えたりMPを節約したりと(笑)。
身近な魔法使い様にお聞きしたところでは「毎日を自由に過ごす事」という回答が得られました^^。
確かに魔法が使えたら毎日楽しく魔法を使って自由に過ごせますよね~。
さて、ここで注目して頂きたいのがこの作品でいう「魔法つかい」が「使い」ではなく「遣い」である事!
この作品をこれから視聴する方にはこの違いを考えながら見てもらえたらと思います。

◆総評・・・
こんな感じでレビューを書かせて頂きましたが、冒頭に書いた通り、すごく良い話ではあるのだけど残念でならない作品でもあります。
せっかくの魔法という設定なのに、この作品にはワクワク感が全くない。
笑いどころもなく、真面目なお話一直線です。
もう少し明るい内容の方が良かったのでは?と思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

宮崎あおい、17歳です

ラララ下北以上♪って思い出しました。 あれあっちは上戸さんだっけ。
下北が舞台の日常アニメ。TVドラマにできるなとおもったら映画にしてあるってね・・。


魔法を日常に入れる試みとしてはわるくない。
この世界ではもって生まれた特殊能力、官庁にちゃんと魔法遣いであると届出をw勝手に使うと怒られる・・。

SFとしては『なのは』的な設定が・・・むしろ匂わせるだけの裏設定にしてなげっぱでよかったんじゃ・・。
人物が出入りするのは区役所関係だけでいい気がするwあの地味っぷりがいい。ちょっと雰囲気が台無しだなw

この作品、魔法がどうこうって話じゃないんですね。
普通のドラマをちょっと派手にするのに魔法があるだけで。
別になくてもお話が成立する。もしくは他の能力でも別にいいんです。
ですから誰にでも思い当たる節があると。
逆にそこで共感を呼ぶように製作してあるんだと思います。

どれみちゃんのオトナ版で、魔女の宅急便の現代版って感じでしょうか。厳密なジュブナイルではないですね。
魔法があったところで人の心は救えるのか?みたいな。まんま、どれみちゃんのテーマですね。ちょっと哲学的です。
しかしオトナ向けかといわれるとそうでもない。ちゃんと答えも用意済み。
こんなもん売れるのかってくらい、非常にシブい。
お話の運び方として安易に魔法とか特別な力に頼ろうってのがないのは好感。でもちゃんとお話の中で使うべきときにはちゃんと。
演出として使いどころをしっかりと分かっていると感じます。
{netabare}
東京タワーのシーンも世界観大なしだけど別にいいんじゃないかな。初恋の感情を表すってことならさ。
{/netabare}
最近こういう作品全然ないよなぁ。。。ってちょっと切なくなる。萌えすぎなんだよ・・。



劇伴が非常に印象的です。ピアノ、ギターの生音中心。
変に盛り上げるわけでもなく、しっとりとちょっと不思議な世界の日常を奏でます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

72.0 2 東京タワーで東京なアニメランキング2位
少女☆歌劇 レヴュースタァライト(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (265)
961人が棚に入れました
『舞台少女』――それは未来の舞台女優を目指す、キラめきに溢れた少女たち。ある日彼女たちの元に1通のメールが届く。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」。輝く星を掴むべく、オーディションに集まった9人の舞台少女。光を求める想いが、執着が、運命が――舞台の上で交錯する。今、レヴューの幕があがる。

声優・キャラクター
小山百代、三森すずこ、富田麻帆、佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香、相羽あいな、生田輝、伊藤彩沙

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブシロードに騙されている(かもしれない)(笑)!!→ 騙されててもいいや! でも人に勧めるとあかん奴かも…。

※あんまり作品内容の話はしてないです。それを知りたければ他の方のレビューをどうぞ。

原作は特にない、オリジナル作品。ただしTVアニメに先行して舞台公演があったという異色作。因みに舞台は観てないです。

本作ですが、テレビで深夜アニメを観ている層からすると舞台公演のCMも含めてかなり長い期間刷り込みがされてます。そういう点ではバンドリ!とかと似たような展開の仕方をしたコンテンツですね。

タイトルに「少女歌劇」と付くだけあって、作中の楽曲はそこそこ良いと思います。またキャストも「声優」としてよりは舞台公演(ミュージカル)を強く意識した選考になっている気がします。

キャッチコピー「アタシ、再生産」とかキービジュアルとかもなかなか良くて「面白そう」と思わせる出来になっていますね。

……とここまで書いておきながら実際に視聴者が「面白い」と感じられるかは今のところはかなり未知数な感じです。もしかしたら今この作品を観ている人は「良くわからないけど、きっと面白いはず!」と思って観ているんじゃないでしょうか(笑)。

かといって何故か「つまらない」と切り捨てられる感じもせずついつい観てしまうナゾの作品というのが現時点での評価ですね。

まあ、全部観終わったら本当に面白いかもしれないので私は一応、完走の予定です。元々ミュージカルっぽい物は好きですので……。

2018.8.31追記:
第8話: 神楽ひかり回。シリーズ構成的には前回の大場なな回とセットとも言えるかもしれません。この7、8話でグッと盛り上がってきた感じですね。

毎回変わるEDですが、背景でフィーチャーされるキャラと歌っている人が違っているのはもしかして今回が初パターン?

2018.9.28追記:
ブシロードの陰謀に乗せられ(?)、最終回まで視聴終了しました。

ストーリーはあってないような、ないように見えてあるような…。

シチュエーションとしてのリアリティーはゼロ(毎回のレヴューで舞台装置どうなってんだ?)なんですが、精神的な葛藤とかの面ではあるあるなのかなという感じでした。

舞台や衣装チェンジについてマジメにツッコんだらあかん、視聴者はきっと精神攻撃を受けてイリュージョンを見せられてる(笑)!

……というわけで、笑いながら観てたような場面もありましたが、多分真面目な作品です。ただ、誰も彼もにはお勧めできません!

<おまけ>
「FLY ME TO THE MOON」のタイトルをもじったと思われる、ED主題歌「FLY ME TO THE STAR」は好きでした。原曲の1小節分を2小節分に伸ばしつつ、原曲のコード進行の面影を絶妙に残してます。こんな作曲方法もあるのかあ、という感じでしたね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

バナナイス!

日常パートは総じて面白かった。
第4話の{netabare}アリバイ作り~翌朝の先生のヒトコト{/netabare}までのくだりは腹を抱えて笑えたし・・・。
うん、日常パートはそれなりに面白かった。

キリンさんオーディションパート(ミュージカルパート)は、当たり外れが大きかった。
正直、評価が難しいな。

7話の{netabare}タイムループ{/netabare}展開以降は、少し物語の様相が変わる。

バナナの声優さんの演技の酷さが・・・。
後半の重要人物なのに!

作画は綺麗だけど、静止画が異常に多かった気がする。
途中で何回、画面がフリーズしたと思ったことか(笑)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

商業的、だけじゃない。

原作、というかアニメ以外の周辺コンテンツは見ていません。
TV放送のCMを見ると分かるのですが、
ミュージカルをメインにしたメディアミックスという
ちょっと変わった作品です。

私はラブライブを視聴していないので、
商業的な作品というのがあまり分かっていませんが、
本作はアニメ単体でも見どころがあったように感じました。
キャラ押しというよりは、雰囲気押しですが、
なんとなくやりたいことは伝わってきます。

ただ、全体としてはキャラが多いので、
それぞれのキャラパートの回になると、
ちょっとストーリーが薄いように感じました。
1話のワクワク感と、最終話の盛り上げを全体を通して出せれば、
もう少し評価が上がったかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

58.7 3 東京タワーで東京なアニメランキング3位
東京マーブルチョコレート(OVA)

2007年12月19日
★★★★☆ 3.4 (67)
334人が棚に入れました
物語の舞台は、ふたつのタワーがならぶ、なんだか見覚えのある町並み。その町に暮らすふたりの男の子と女の子。マジメでやさしいんだけど、少し臆病な性格のせいで彼女とうまく付き合えない悠大。元気で明るいんだけど、運が悪くドジばかりで彼氏と長続きしないチヅル。そんなふたりが初めて一緒にむかえるクリスマス。動物好きのチヅルのために悠大が用意したプレゼントはウサギ……のハズだったのに、プレゼントの箱の中には“ミニロバ”が入っていた!?逃げ出したミニロバ、それを追うチヅル、ひとりと1匹を見失ってしまう悠大。一緒にいるはずだった時間。伝えるはずだった大切な想い。日々のなかに埋もれてしまいがちな、些細だけど大切なこと。離れてすごす時間のなかでふたりが見つける答えは……。 悠大とチヅル、すれ違うふたりの想いと時間をお互いの視点で描くダブルサイド・ピュアラブストーリー。

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

(○´・д・)ノ〔。●o゚○マーブルチョコ○o゚●。〕

Production I.GとBMG JAPANの創立20周年を記念して創られたOVA
二人の主人公のそれぞれの視点から描かれ
チヅルの視点で展開する「マタアイマショウ」編と、
悠大の視点で展開する「全力少年」編の2編で1作。
恋が長続きしない二人のピュアラブストーリー。
30分×2話で1時間程。

バレンタイン用に選んでみた作品ですが
クリスマス用でも良かったかしら(;´∀`)

些細な事で喧嘩したりすれ違ったり思い倦ねたり
若かりし頃の恋はいつだって脆かった。
次は大事にしよう、この人とはと思っても
ガラス細工のハートを握りつぶすように壊れてしまって
道ばたに座り込んで泣いたあの日を
涙で見えなくなった後ろ姿を
初々しい恋のいくつかを思い出して恥ずかしくなってしまった。

あなたは恋をしていますか。
あなたは誰かを思っていますか。

歳なんて関係ないのだなと思う今日この頃。
誰かを思う気持ちとか、淡い恋心とか。
いくつになっても甘酸っぱいひとときをくれる

今日の夜チョコレートに思いを乗せる女の子にとって
大好きな女の子からチョコレート
もらえたらいいなと思ってる男の子にとって
ときめく夜になりますように

私はチョコレートはビターが好き。
ちょっとほろ苦くて。
ミルクは甘すぎるしね。

恋心って
マーブルチョコみたいに沢山の色が混ざって綺麗。

正直なところ、このアニメより
月9でやってるドラマをオススメしたいんですがねw
リーガルハイの古沢良太脚本なので面白いし、キュンときます。


それでは…
このレビューを読んで下さった方に
◆⌒ヽ(´ε` )チョコ配布♡( ´з`)ノ⌒◆

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

不器用なカップルのありふれたすれ違いと非日常的出来事 

Production I.G制作のオリジナルOVA作品。

舞台はスカイツリーも東京タワーも見える場所。
明るく元気だがドジな少女チヅルと、真面目で優しいが臆病な青年悠大。
今までの恋はどれも長続きしなかった二人が
付き合い始めてようやく初めてのクリスマスを迎えようとしていた、
というところからスタート。
2日間の出来事を、チヅル側からの視点、悠大側からの視点の
2部構成で描いているところが、見せ方としてなかなか面白かった。

ただでさえ不器用なカップルのすれ違い。
蓋を開けてみれば、こんなところで・・・っていうような、
些細な部分で誤解が生まれたりするもので。
実は似たもの同士なんだよなと。
似たもの同士だから、同じようなところで失敗したり、反発したり。
同じようなところで喜び合えたりするものなのだよね。

なんだか・・・初々しかったな(笑)
でも、見ててこっぱずかしくなるようなラブラブさはなく、
恥ずかしいセリフも特になく、リアルに描こうとしているのかと思ったら
あまりに漫画チックなミニロバ登場。

はぁ・・・なんでなんだぁーー
いらんやろ~
う~ん、ふたりだけで解決させて欲しかった。

と、正直思ったが、脚本・・尾崎将也さんと知って納得。
まぁ、スローテンポな二人が主人公なので、スピード感のある動きとか、
ハラハラドキドキする感じを、展開にファンタジックなメリハリを
つけたかったのかな~なんて。
でもちょっと、ピュアな恋物語を書いてる彼の照れみたいなものを
すごく感じてしまった。

でも、ミニロバに邪魔されることなく感情移入できた人にとっては
きっと甘くてかわいい胸キュンな恋物語に感じられるかもしれない。


ちなみに声の出演は人気の高い声優さんたちばかり。


チヅル=水樹奈々   

悠大=櫻井孝宏

悠大の元彼女=井上麻里奈

チヅルの携帯を拾うナンパ男=中村悠一

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

双方の視点に立って描かれる甘いラブストーリー

ジャンル : 恋愛
全2話。

Production I.GとBMG JAPANの創立20執念を記念して制作されたOVA作品です。
チヅルと悠大、それぞれの視点から『~編』という形で各1話で構成されています。
物語自体は同じですが、立場が異なるので全く違うものとして
楽しく視聴することができました。


・チヅル
「マタアイマショウ」編の主人公。
明るく元気だがドジな女子。
現在、悠大の彼女。
これまで付き合ってきた人とは、長続きせず。
別れたのは自分のせいだと思い込んでいます。

・悠大
「全力少年」編の主人公。
優しいが気が弱く臆病な男子。
現在、チヅルの彼氏。
これまで付き合ってきた人とは、長続きせず。
別れたのは自分のせいだと思い込んでいます。

そうなんです。
二人は似ているんです。
決して最後の2文に手を抜いたわけではありませぬん!
そんな不器用な二人が付き合ってから初めて迎えるクリスマス。
すれ違いながらも…?
純粋ピュアな恋愛話でございます。


現実的なラブストーリーかと思いきや、
唐突なファンタジー的要素がちょっぴり絡んできます。
それには驚かされたものですが、
基本的には妙に現実味を感じるお話でした。
もどかしくも素敵な物語でなかなか楽しめました。

作品名にマーブルチョコレートとあるように、
どちらかと言えば甘めの味覚を得られると思います。
キュンキュンしちゃいますよ、これは。

感情の移り変わりとマーブルチョコのカラフルな彩りを掛けているのでしょうかね。
考えすぎかもしれませんが。
ただ、作画の色使いも綺麗でしたし、カラーにはこだわりを感じました。



主題歌 : (チヅル編) 「マタアイマショウ」 歌ーSEAMO
       (悠大編) 「全力少年」 歌ースキマスイッチ

J-POPに疎いことで有名(という設定)な私めでも知っている2曲!
特に「マタアイマショウ」は大好きです。
最近はアニソンばかりでしたが、
久々に聴いてみるとやはり良いものですね。



作品の完成度はなかなかのもんだと思います。
2話という短い時間にも関わらず、
二人に感情移入してしまう自分がいました。

何だか応援したくなる二人。
うまくいくように祈りながら観るのも楽しいものでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30
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