おすすめ榎戸洋司人気アニメランキング 14

あにこれの全ユーザーが人気アニメの榎戸洋司成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年09月20日の時点で一番の榎戸洋司アニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.7 1 桜蘭高校ホスト部(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1658)
8637人が棚に入れました
桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。そこでは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤わす」ホスト部なる集団が営業していた。
不注意から校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の完済まで部の「犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして部長・須王環に借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。自分が「女」である事に気づかれないまま…
かくしてホスト部紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。

声優・キャラクター
坂本真綾、宮野真守、松風雅也、鈴村健一、織田圭祐、齋藤彩夏、桐井大介
ネタバレ

文葉

★★★★☆ 3.7

桜蘭高校ホスト部

花とゆめ系列「LaLa」で
連載されていた少女漫画

マンガはコマ割りが細かく感じて
キャラの書き方がほっそりして独特なのが好みではなく
変な先入観を持ってしまい今まで避けていましたが、
アニメを一話で断念していたところ
強烈に友達から勧められて再度トライしてみたら
ギャグとラブコメ満載で面白かったです。

観ていて思いましたが、
ヒロインのハルヒはきっと天然タラシですね。
無自覚で自然に振舞っているのに
{netabare} 主に常陸院 光や環先輩など {/netabare}
女性にも男性にもモテるとは・・一種の魔性を感じます(笑)

アニメはオリジナルの最終回で
原作とはちょっと違うけど上手くまとまっていて
これもアリだな、と思いました。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 40

メルヘン◆エッヘン

★★★★☆ 3.2

なんだかんだいいながら3回みている。ばかげた設定なんだけど、好きでしかたがない。

ばかげた設定なんだけど、好きでしかたがない。理屈は抜きだ。いつも友達の家で観ている。

知ったのは、そもそも友達のすすめだし、ハルヒって名前が違和感がなかったので、涼宮ハルヒよりあとに知ったことになる。いずれにせよ。2010年代になってからだ。

特待生1年の藤岡ハルヒがすべての中心にある、このシリーズ。最後はなぜか、とても感動してしまう。コメディなのになぁ。ちょっと悔しい(いい意味で)


その他:
▲誰にでもお勧めしたくなる
▲ツボにはいる人はコメディが楽しすぎる
▲極端なキャラクター設定なのに、リアル感がある。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 35

ato00

★★★★☆ 3.7

もうひとりのハルヒとはえらい違いです。

セレブな高校のホスト部の話。
そこに、ヒロインハルヒが加わり、ドタバタッて感じのアニメです。

当然、ホスト部の面々はセレブ。
それ故いっぷう不思議な性格の方々です。
そこに放り込まれたハルヒはごく普通の庶民。
ハルヒの常識人的な冷静なツッコミが、このアニメの笑いどころかな。

この作品の笑いは直截で単純なため、自分好みではないです。
でも、軽井沢の話は結構笑いました。

ハニー先輩の声は「みなみけ」ヒトミと同じ、齋藤彩夏さん。
齋藤彩夏さんの舌足らず度を、私はこよなく愛しています。
もっと活躍してくれないかな。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 30

70.6 2 STAR DRIVER輝きのタクト-スタードライバー(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (889)
4844人が棚に入れました
日本南方に浮かぶ島・南十字島。ある夜、島の海辺にツナシ・タクトという少年が流れ着く。本土から身一つで泳いできたタクトは島の学校・南十字学園高等部へ入学し、その明るく前向きな性格で、アゲマキ・ワコやシンドウ・スガタら学園の生徒たちと交流を深めていく。だが学園の地下には、「サイバディ」と呼ばれる人型の巨大な像が多数眠っており、生徒たちはそれぞれサイバディにまつわる秘密を抱えていた。そしてそれは、タクト自身も例外ではなく…。

ニャンキチ君

★★★★★ 4.1

もう人妻さんたら タクト君をおとさないでね。^^

 キャッチの方のレビューを見なければ 全く観ないか 観ても 「なにこれ 無理無理…。」と言ってすぐ切ってしまったと思うアニメです。

 学園青春物+ロボット+ラブコメ+人妻+巫女+歌+微エロ+・・・。いろいろあって書き込めれない。でもそんなにいろいろあってごちゃごちゃしないかって?それがしないんです。面白くて爽快なアニメでした。

 久々に思いっきり厨二病を楽しみました。恥ずかしいセリフも エッと思うような変身姿も 何話も観ているうちに慣れてきます。^^
 
 敵キャラもほんとに個性的で いろんな方が書かれている通り 仮面をかぶって正体を隠しているのですが もうみえみえなのも笑えるツボです。


 人生という冒険は続く・・・

それでは最後に  <(`・ω・´)「綺羅星」
 

投稿 : 2019/09/14
♥ : 23
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.4

きらぼし☆レボリューション

ボンズ制作、シリーズ構成榎戸洋司。
ロボ+青春+銀河美少年の宝塚演劇アニメ。

広大な青い空と青い海、
豊かな自然に恵まれた南十字島。
ひとりの少年が南十字学園に入学する。
持ち前の明るさで人気者となるのですが、
この学園には大きな秘密が隠されていた。
{netabare}学園地下で研究実験を行う「綺羅星十字団」
地下に眠る巨大な人型兵器「サイバディ」{/netabare}

ロボアニメに造詣の深いあにこれの知人が、
誰一人書いていない稀有な作品(激汗)
笑顔ウルトラZの青春綺羅星パワー全開!!
演出としてインサートされるBL的妄想。
引き返すのなら今じゃないのか!?
僕のお気に入りは人妻女子高生ミセスワタナベ。
声までエロい(/ω\)

物語は至ってシンプルです。
{netabare}古代銀河文明の兵器サイバディを巡る攻防。
サイバディを通常時間で動かせれば、
軍事的、経済的にも世界を支配できる。
そして封印を守る4人の巫女の悲哀。{/netabare}

終始「演劇的」演出で、
不思議な印象を残す作品ですが、
風景も美しく何よりキャラが良く動きます。
視聴をためらっている方には、
今こそ伝えなくてはいけません。

君の銀河はきっと輝くとヾ(*´∀`*)ノ

投稿 : 2019/09/14
♥ : 33
ネタバレ

ねここ時計

★★★★★ 4.8

一緒に走って!

始終キラキラしてるイメージの作品。とてもキレイです。

学園恋愛の要素に、ロボットものを足したような、
今までにない、クセになるような要素をたくさんもっているアニメです。

南十字島という小さな島が舞台。普通とは少し違った学園生活と風景が素敵。

*3度観たら変わりました。

それぞれが皆、精いっぱい輝きながら物語を紡いでいくのです。
流れ星みたいに。

キラめいては消えて。
そして、また煌く。

登場人物たちが眩しいです。


☆主人公タクト☆
機体とアプリボワゼ(結ぶ)するときに

「颯爽登場っ!銀河美少年 タウバーーン!!」

自分で美少年、言っちゃってます。しかも銀河!
確かに白い衣装が私のツボだけど。すごいセリフ。
(是非、少年たちに言ってもらいたい。)
変身シーンとても格好いいですよ。

☆スガタ☆
ワコとは幼馴染かつ許婚。見守る系イケメン。
地球や大切な人を守るために、自分を犠牲にしたりする。
{netabare}ワコを守るためにいつもナイフをもっているんです。{/netabare}
冷静そうに見えて、スガタも熱い魂を抱いているのです。


☆ヒロイン ワコ☆
封印を担う皆水の巫女
ふたりのタイプの違う男の子に、全力で守られる女の子。
実際三角関係はとても苦しいですけど、
ワコはとてもいい子なので、3人で居ることができるのですね。

ちょ、最後 {netabare}スガタとタクト両方のことを同じくらい好きって、{/netabare}
何てことだっ ガタガタ

でも、青春真っ只中なんだから、選ばなくてもいいと思います。


★「綺羅星十字団」を名乗る組織★
皆仮面を付けています。
私からみたらどうみても正体バレバレなんだけど、なぜか物語上ではバレてないみたいです。
衣装・・そして、何と言っても謎の決め挨拶、
「綺羅星ッ!!」
親指・人差し指・中指を立てた手を目元に活きよい良く俊敏にかざす(と書いてありました)


ちょっと私も鏡の前でやってみたり・・
アニメ観たみんなも絶対やったよね?
これリアルで使ってみたいけど、これっぽっちも勇気ないです。

戦闘シーンは、ガンダムシリーズをほとんど観てきた私でも、今までにない斬新さで見入りました。

タクトが、ドンッと胸にこぶしを当てながら剣を出すんです。
「スターソード!エルロード」
「スターソード!サフィール」
は格好いいですよ。

最後は、純粋で真っ直ぐなタクトに感動してしまいました。
{netabare}ヘッドに全力パンチを繰り出すとこなんか鳥肌ですよ。
私がパンチされたかと錯覚するほどの、心に響くパンチです。

「僕にはみえている!」
この場面号泣です。
タクトにはみえているんですね。

最後にタクトがスガタくんに言ったセリフ
「これとは違う、もっとすごいそらをきっとみるさ!」
私の目で、まだ輝けるものを見つめることができるのでしょうか。
{/netabare}

「君の銀河は輝いている」
泣けます…心に届いてやまない作品です。


私にとって、何とも言いがたいような特別な魅力のある作品です。
これから観る方は
置いてけぼりにされないように、全力で走っちゃってください!

OP、ED良かったです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 30

73.5 3 少女革命ウテナ(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (461)
2337人が棚に入れました
天上ウテナは、幼い頃自分を助けてくれた王子様に憧れる少女である。だが、彼女は、いわゆる王子様がいつか迎えに来てくれるのを待つお姫さまではない。王子様本人に憧れるあまり、自分が王子様になりたいという願望を持つようになった少女だったのだ。鳳学園に入学したウテナは、そこで「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女、姫宮アンシーと、天上ウテナが王子様から貰ったのと同じ指輪「薔薇の刻印」を持つ生徒会役員達(デュエリスト)に出会う。彼らは、「世界の果て」という謎の人物からの手紙に従い、「薔薇の花嫁」を賭けて決闘を繰り返していた。薔薇の花嫁とエンゲージしたものに与えられるという、「永遠」に至る「世界を革命する力」を得るために…。そして、ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
川上とも子、渕崎ゆり子、子安武人、草尾毅、三石琴乃、久川綾、西原久美子、緑川光、川村万梨阿、小杉十郎太
ネタバレ

お茶

★★★★★ 4.5

視聴のお手伝いになれたら<修>

少女革命ウテナ本作はかなりシュールな作品となっています。

先日、美術館に行ってきました。絵というものは当然誰かに観られる為に描かれており、本作にある、意味深な描写も何かしらの配慮がなされていると感じる。美術館の絵の中で、油絵の保存状態が悪くひび割れていた作品がありました。その作品を修繕した所、一人に視える女性の絵が複数に視えるようになった絵がありました。驚きです。保存状態の行く末まで考え、描くそれ自体も、またその作者の思い通りになった保存のヒビ自体も。

そんなように多分w本作もやたらそんなメタ描写が多すぎる作品です。そもそも設定自体も奇に飛んでいて、主人公ウテナは女性でありながら、女性(ナンシー)を護る騎士として、学園内のナイトと決闘をする流れで、正直最初はわけわかめで観ていました。

というかどのような物語なのか把握できないでいました。毎回同じような決闘を重ねたり、ウテナは女性であるにもかかわらず王子に憧れていたり、ウテナも憧れの騎士がいたり、皆に争われるナンシーは何故争われるのか、他にも女はいるのに、てな感じでござります。

まぁ何とも謎解きのような物語であります。本作の象徴として薔薇が随所に描かれています。花言葉→「バラの花言葉は愛情」+BL?
{netabare} ~
緋色の薔薇 【灼熱の恋】
紅色の薔薇 【死ぬほど恋い焦がれています】
濃紅色の薔薇 【恥ずかしさ】
黒赤色の薔薇 【決して滅びることのない愛、永遠の愛】
赤い薔薇の蕾 【純潔、あなたに尽くします、純粋な愛、愛の告白】
赤いしおれた薔薇 【はかない】
赤い薔薇の葉 【無垢の美しさ、あなたの幸福を祈る】
さくら色の薔薇 【誇り】
プリティーピンクの薔薇 【かわいい人】
ブライダルピンクの薔薇 【愛している】
ダークピンクの薔薇 【感謝】
ピンクの大輪の薔薇 【赤ちゃんができました】
白い薔薇の蕾 【少女時代、愛するには若すぎる】
白い小輪の薔薇 【恋をするには若すぎる】
白い一重咲きの薔薇 【素朴、純粋】
白いしおれた薔薇 【束の間の印象】
白い枯れた薔薇 【生涯を誓う】
{/netabare}
とあり赤だけではなく白から黒まで色々な色が登場します。まず視聴する際、この薔薇の色に注視すべきだと感じます。薔薇の色によって意味が違ってきますのでそこら辺を観ていながら、描写される意味を感じ取るのも一つかと

本作は薔薇だけではなく、車「力ある男性」エレベーター「女性(性)」等々あるので、そんな幾つもの細工がなされてもいて、当然ストーリーも暗喩だらけ。少女革命と題してはいますが、少女だけではなく、旧態依然とした王子像。かっこつけキザ台詞窮地に弱いとか、少女においては、メルヘン男助けて陰でこそこそといった、少年少女の夢をいたずらにぶち壊すw

また主人公においては、ウテナかナンシーがどちらなのかという観方も生まれ、ウテナは某シーンにより超越した存在になったり、ナンシーもry。最終的にマジすかな展開になったりするので、これだけの仕掛けが用意している中で、最後答えは用意しているので、エヴァ的なものにはならずカタルシスー

投稿 : 2019/09/14
♥ : 43
ネタバレ

文葉

★★★★☆ 3.6

君のためなら世界さえも変えてみせるよ。

「輪るピングドラム」が見たくて
視聴前に理解深めるために昔見ました。

「少女革命ウテナ」は、
1〜13話が生徒会編、
14〜23話が黒薔薇編
24〜33話が鳳暁生編
34〜39話が黙示録編
全39話と、比較的長いです。
内容が内容なので、当時テレビ東京系で水曜18時に
放送されていたなんて驚きです。

話のテンポも遅く回想や前回までのあらすじが何度も来ます
{netabare} が・・これも演出の内の一つかもしれません。 {/netabare}
、ウテナとアンシーとの関係性から同性愛と語られることが多いですが、
「女同士の友情」を真正面から描いた作品だと思います。
人間関係がすごくドロドロしていて心理描写がリアルに心に突き刺さります。
見ていてちょっと続き見るのが辛いな・・と思いながらも
ウテナとアンシーの行方が気になりつい話を追ってしまいます。
次の話が待ちきれない時、モヤモヤする時は
考察サイトを片っ端から見て答えを探すのが好きでした。

男性キャラがよく服がはだけスタイリッシュ☆脱衣しますが
そこはあまり問題ではないです(混乱)
薔薇の花嫁を狙う「世界の果て」から選ばれたデュエリスト達は
皆どこか心に深い闇を抱いている気がします(だからドロドロするのか・・)

トラウマ回33話とそれ以降ネタバレ
{netabare} 結局王子に憧れていたわけではなく
無数の剣に刺されるアンシーを見て
自分が王子になり世界を革命しようと決めたウテナはそのことを忘れ
王子に憧れ希望をもらったと記憶が変わっていたと気づく
33話のあのシーンで暁生が手を出し女になってしまったウテナに血の涙を流したのはきっと私だけじゃないはず・・泣{/netabare}

鳳暁生について ネタバレあり
{netabare}
学園理事長の娘・香苗と婚約し順調に見せかけて
妹アンシーと関係を持ちウテナに手を出し
物語の黒幕で次々とウテナの邪魔をするのがすごく意地が悪い。
だけど、劇場版の暁生の項目やディオスだった時のことを思うと
なんだか憎めない。可哀想・・とも思える
だけど最終回のアンシーの革命っぷりと
暁生への塩対応にスカッとした人は多いはずw{/netabare}

最終回 ネタバレあり
{netabare}
ウテナは結局王子様にはなれなかった
世界を革命できなかった。
だけど、アンシーと本当の友達になり
彼女の意識を革命することが出来た。
その代償としてウテナは無数の剣に刺され
死んだ世界のような閉鎖的な学園から姿を消した
そしてOPと共にアンシーも学園から出てウテナを探すという
前向きなラストが良かった。

特に一番印象的なシーンが
扉の向こうにいるアンシーに
「君と僕が出会うこの世界を恐れないで」と
ウテナがボロボロに泣きながら何度も名前を呼び
「やっと会えた・・」とつぶやいて二人が一瞬手を取り合うのが
すごく鳥肌だった。声を出さずにアンシーが泣くのが印象的
ここで初めて二人は本当の意味で出会えたんじゃないだろうかと思う
{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 38
ネタバレ

ひげ

★★★★★ 4.4

魔法少女モノをハイティーン、オトナ向けにしたらどうなるのか?百合、ネタアニメの形をした実験的かつ革新的作品

エヴァ大月P&セラムンスタッフが作った名作。
いまや伝説と化したエヴァとセラムン・・その二匹目のドジョウははたしていたのか?

作品の構成が劇中劇、アングラ劇団の挿入歌等いろいろと狂ってる。
演劇を見ているような雰囲気になるわけで・・
しかも作品側から『アニメじゃない』ならぬ私はアニメですよー、といっているようなもん。
加えて何でもかんでも非常に意味深で抽象的。
この時点で敷居が非常に高くなる。
嫌いな人は数話観たら切りです。それくらい尖がってる作品。TV4クール、時代のせいでテンポも遅いw

しかし、ボーイッシュでさっぱりとしてるけど、リボンの騎士、ベルばら的な男装の令嬢的主人公、出崎さんみたいな演出とキャラクター・・やってることはただの学園バトル漫画・・
アイキャッチ後数分には例外はあっても必ず『絶対運命黙示録』なバンクが入ってくる。変身ヒーローの様式。ヒロインだけど。


ギャグ回も多いのだがまるで危ないクスリでもやってるかのような突拍子もないネタが多い。
よくあったセルの切った貼ったしたからとかじゃないんです。
もとの作画と話からすでにおかしいんですw頭・大丈夫ですか?と。

意味不明なデュエル(決闘)シーン、変身バンクも語り草。
なぜか脱いだ服から木が伸びるアンシー、変身するのもむしろその相棒。
ウテナはキュピーンって意匠がつくだけ。服が引っかかった木から薔薇がww
空の上には鏡に映したようなバカデカイお城・・
胸から出てくる謎の剣wと生存戦略な超かっこいいポーズ。

後半では、世界の果てへ行くために真似して車乗ったやつ絶対いたはず・・。オッサン・・なんで制服?なぜ脱ぐの?ボンネット凹むよ・・。これぞスタイリッシュアキオドライヴ!
深い意味はよくわからんが、とにかくかっこいいんだ。


途中で本筋にはあまり絡まない尺稼ぎ的な黒薔薇編があるんですが、これがなかなか面白い。むしろこっちが人気あったり・・・。
島編とは違うのだよ。最終回に向けたタメという意味では本質は同じかもしれない。


忘れられたないのは、夕方の作品だったので少女の成長物語なのは間違いないのですが・・少女から女になる過程で{netabare}主人公がセックスするとかwありえませんw爆笑しました。処女厨発狂wテレ東も発狂wエヴァに対抗したのか?基本声だけなんですけどくっそエロいんだよね・・ミサトさんアンアン事件のクレーム対策か会話でうまいことごまかしてるのが素敵。放送局に電話したらお客さん、変な妄想してませんか?っていわれそうな。。オカズになるだけにオカズの話・・・オトナになっても気高い心をお持ちなのはスタッフさんだった。
{/netabare}

シナリオ、脚本も作りながらいろいろ試行錯誤もあったようで・・
懲り過ぎちゃってていまだにセリフの意味がわからん。
だからといって話しが通らないかといえばそうでもない。
キャラが演じる役割がはっきりときまってるんです。
ポイントだけ抑えてそれを毎度の脚本家さんなりが解釈、アレンジしてるからなんでしょう。

細かい考察うんぬんがむずかしいんだけどそれは当時の本や作った製作者本人が話せばいいだけで、お話自体はシンプルというか、きっとそこんとこがすごいんですね。考えるな、感じろってやつ?ですかねw深く考えたらツボにはまります。
ウテナで主観的な考察、感想を書くのは・・・。
文才ある方なら余裕で容量オーバーするでしょう。

ただ答えが用意してあるのがいい加減、いやファジーなエヴァとは違ういますね。後発だけに。
どんなに考えようが、最終的なメッセージも答えもはっきりと出されてます。妄想、議論になりようがないんです。
だからいつまでも生まれながらの超B級、今の世では参考資料程度になってしまうんでしょう。


作品の概要、大筋がわかってしまえばエンディングに行き着いたときにはへんな夢から覚めたようなすっきり感。
こういうのをカタルシスっていうのかね。
そんな意味でも奥井さんのOPがすばらしい。
あの前フリがあるから視聴できる。ドMにはたまらない残酷でドライなアンシーさんの今週のお言葉、キャラたちのドロドロの愛憎劇を見せられようとも、人生賛歌で友情、成長物語なんですよこれはっていう。これぞアニソンの正しい使い方。



アニメとして作中で語られるがごとく、既存の殻を破ったかどうかはわからないです。
とにかく例外的なことをたくさん詰め込んでどうにかしたいという意思は感じました。
広義のセカイ系であると同時に、『アニメでなにができるのか考えた』『なんでおれらアニメやっての?』ということでエヴァと同じ。まどかとも同じ。
芸術として昇華したという評価をするのであればそれでもいいんじゃないでしょうか。


ちなみに近親相姦ではあるが百合ではないです。絵がそれっぽいだけ。スタッフも映画のときだかにちゃんと書いてたな。
でも映画は完全に百合だっていってました。そんなに百合が観たいか?見せてやる!ってことなんだろうw
あっちはあっちで謎のミッチー起用を除けばすごく分かりやすくリメイクした作品なのでよくできてると思います。


まどかを出しましたが、新房監督が大好きらしいそうな。
誰がどうみてもシャフト演出の原典のひとつ。
似てるとかパクったとか言われる以前に実際にシャフトも参加してたりする。

まどかを賞賛し、本家?(同じ幾原監督)ピンドラに首をかしげてしまう私。
やっぱり映画でもなんでも商業作品ってのは普遍的なテーマにどうやって切り口いれんべか?ってのが大事なことだと思うんですよね。別の意図を狙ってなければですけど。
ピンドラはそこんところがどうにも納得いかず、狙いすぎてね?という。個人の問題でしょう。終盤でストライクゾーンに入らなかったというだけ。
まどかはその点で『魔法少女黙示録(仮)』(ウテナの絶対運命黙示録からと思われ)ってくらいだからウテナを愛していて、美点をちゃんと引き継いでいたな、と感じちゃうんです。
{netabare}アンシー役がキュゥべえになってるのかな?
{/netabare}まぁ本家からしたらウテナと同じじゃイカン!っていうプレッシャー、ポリシーがあるんでしょうが。 

ウテナ単体では柳の下のドジョウにはなれなかったけど、その闘魂継承者は10年を経て立派なそれになったかなと。
もちろん1匹目の。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 30

59.4 4 キャプテン・アース(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (418)
2316人が棚に入れました
高校2年生の真夏ダイチは、夏休みが始まる前の晩にテレビで、種子島上空に突如として不思議な丸い虹が浮かぶのを目にする。「僕はあの虹を前に見たコトがある・・・ 」激しい胸騒ぎに突き動かされ、ひとり種子島へと向かうダイチ。父親の事故死の謎。幼き頃出会った不思議な少年少女との記憶。複雑な思いを胸に島に降り立ったダイチは、とある施設で鳴り響く警報の中、"アースエンジン" と出会う。「君はキャプテンか―」その力が問われるダイチ。天王星から襲来する、謎の完全機械生命体 "キルトガング"の目的とは。満天の星が輝くとき、彼らの戦いが今、幕を開ける―。

声優・キャラクター
入野自由、神谷浩史、茅野愛衣、日高里菜、小山力也、鈴村健一、坂本真綾、工藤晴香、内山昂輝、山本希望、潘めぐみ、豊永利行
ネタバレ

ninin

★★★★☆ 3.6

愛は地球を救う

何処かで聞いたことがあるタイトルですがあまり気にしないでくださいw
全25話

キャプテンと聞くと、スポーツ選手や船乗りを想像しますが全然違いますねw
キルトガングという異星人が人類の生命を狙って地球へと接近します。大人たちの色々な策謀が渦巻く中でそれを阻止するために迎え撃つ少年少女の物語です。

4人のチーム名「ミッドサマーズナイツ」そのキャプテンが主人公の真夏 ダイチ(まなつ ダイチ)です。

簡単に書きましたが、結構難しい用語も多くよく分からない言葉が飛び交います。説明もあまりないので何となくこういう意味なのかな~という感じで観てました。

元は単純なのでそれを見失わずに観ていけば問題ないと思います。{netabare}(つまり異星人と戦って勝つということですw){/netabare}

また、主人公達のまわりには色々な組織がありますが中途半端な描写しかありません。

中盤に丁寧に色々なキャラを紹介しているのは分かりますが、キャラによってはちょっと長過ぎたところがありますね。

せっかくの合体ロボ、最初のままだとパターン化しやすかったし2クールは無理だったかも知れませんが、もう少し登場回数が多かった方が良かったです。

もっと4人をクローズアップするお話がもっとあると感情移入できたかも知れません。

お気に入りは超個性的な自称魔法少女(どこかで聞いたようなw)の夜祭 アカリ(よまつり アカリ)ちゃんです。わがまま放題の見えて実は一番みんなをフォローしてましたね。影のキャプテンといったところでしょうかw
{netabare}「たかが宇宙人ごときが、魔法少女をなめんるじゃねぇ!」はかっこよかったですね^^{/netabare}

2クールなのに終盤は結構畳み掛けてましたね〜 もう少しその後の話が観たかったです。(OVAなどであるかも知れませんね)

お話の内容に関しては結構長く感じたのでそれほどオススメしませんが、主人公の名字と同じ真夏の出来事、地球の命運を左右する4人がどう活躍するか興味があったら観てくださいね^^

ED 前半はヒロイン夢塔 ハナ役の茅野愛衣さんが歌ってます。後半はTiaさんが歌ってます。後半の歌が好きですね^^

最後に、「大人達もっとしっかりしなさいー!」とこの作品を観て思いましたw

投稿 : 2019/09/14
♥ : 29

かげきよ

★★★★☆ 3.4

誰を満足させたいんだ

歯車遊星装置のアバター、デザイナーズチャイルドがマシングッドフェローに搭乗し
オルゴンエネルギー=リビドーを充填しアブリアクションしてギグモード化し
エゴブロックと融合しキルトガングに成り地球に到達すると生命体が滅んでしまう。
それを阻止する為の組織globeのミッドナイトサマーのキャプテン真夏ダイチが
ライブラスターを手にアースエンジン・インパクターのパイロットとして
出撃するのであった…。

【途中評】
もはや病気である。

上記あらすじは作為的だがウソではない。作り手が本気で作っている。
何故これほどまでに複雑怪奇な用語&設定にするのか理解に苦しむ。
雰囲気的にはエウレカやラグりん等の匂いがし既視感があるが
この設定でオリジナルだと強調したいのだろうか?
何にしろやりすぎ。これではかなりの猛者でないとついていけないだろう。
脱落しても仕方ない。
個人的には自己陶酔している様にしか見えない。

そして用語に凝り壮大な設定にした割に中身が薄い。
と言うよりは小さな内容を幾つもの設定で大きく見せている感じ。
今の所、かなり昔(ガンダム以前)の地球を守るロボアニメの程度の内容に思う。
もちろん作画は綺麗だが…一周してこれが新しいのだろうか?
また余分な合体シーンやまどろっこしい戦いや言い回しで時間を浪費してしまっている。
シンプルな戦いにしていればもう1話分くらいの内容を詰め込めたと思う。

また敵味方共に人間模様が描写不足で感情移入できず、危機感も伝わってこない。
(これだけ危機的なのにglobeだけで対応しているのは無理があると思うし…。)
ミッドナイトサマーの面々にも悲壮感が無く余裕があり
どこかゲーム(スポーツの試合の様な)感覚な気がしてしまう。
状況を受け止めている多感な少年達の言動とは思えない。
鬱アニメにしろとは言わないが重圧や葛藤、悩み等を
もっとしっかり描いてくれないと現実味が無く作品に入り込めないです。

このままでは独りよがりの自己満足で終わり
誰の為に作ったのか判らない作品になってしまいそうだ。
個々のキャラ付けは出来ていて可愛く感じる者もいるので今からでも巻き返せる。…かな?
個人的には遊星歯車装置が限りある時間の中で生きている人間の価値に
気付く様な展開を希望している。
まぁとにかく設定に負けないくらいの濃い内容になれるよう
後半はアースエンジン全開でがんばって欲しい。


【総評】
2クールが長い…。
用語難解なので理解するの面倒だし、
中盤のマンネリ感に耐えられず二回程中断しながら何とか完走しました。
やはり古いロボットアニメや戦隊モノの様な展開と
お約束(歯車装置が到達より撃破を目的にしていたり、個々で堂々と向かってくる等)、
スポ根のチームの青い精神論みたいなノリに地球の命運を任せてしまってるのが
どうも好きになれなかったようです。

内容的には幼稚なので深夜アニメファンは満足できない方が多そうです。
用語を簡単にすれば日曜の朝に子供が楽しめそうな感じの作品なので
ターゲット層を間違っているのでは?と思ってしまいます。

ただそれでも最後の方の畳みかけは良く見所はあったのでそこまでキャラの魅力や
急転回などで引き込んでくれれば合格レベルには到達できた筈なので勿体無くもありました。
九回裏に満塁ホームラン打っても中盤の継投に失敗して
5点差以上付いていては負けなんですよね。

全25話というのは増長ですし、これではお勧めは出来ないです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 34

PPN

★★★★☆ 3.6

夕方にやってもいいんじゃない(?▽?)

悪の襲来により滅亡の危機に瀕した地球を救う為
立ち上がった4人の少年少女の姿を描いたSF・ロボットもの。
2クール・全25話作品。


俗に言う勧善懲悪ものですね。
ストーリー的には非常に解りやすい作りになっており
男女問わず楽しめるかと思います。
が、やはり登場メカニックや専門用語が多く難解。
作中の補足説明だけでは理解しきれなかったです。
SF・ロボットものには付き物と言ってしまえば
それまでなんですけどねぇ( ´Д`)
この辺り万人向けとは程遠いかも知れません。

キャラは全体的に明るい感じがしました。
ロボットものによく見られる鬱のような展開は
ほとんどなくライトな気分で視聴できると思います。
敵キャラも含め豊富な登場人物は良かったですね。
特にストーリーの中心となる4人の少年少女の
青春群像劇は見ていて爽やかな気持ちになるほどw

作画やキャラデザはとても綺麗だったと思います。
ロボットの合体シーンなどは丁寧にダイナミックに
描かれていて本気度を伺わせます!

声優陣で驚いたのは鈴村健一・坂本真綾夫妻の共演。
しかもあんな親しい間柄の役とはw
家で仲良く台詞合わせとかやってたのかな?なんて
考えると思わず笑ってしまいましたw
メインキャラは実力のある若手声優が頑張っており
ゲストキャラの声優陣もなかなか豪華です♪

本作を視聴中にたびたび感じたんですが
もう低年齢層向けの作品じゃね?!って事です。
ストーリーや設定、作画はそのままでもいけると思います。
主人公らだけ中学生設定にし専門用語など簡単・簡略化
キャラの掘り下げやバトルシーンを増やせば…
52話の低年齢層向け夕方アニメの出来上がり♪♪
1年・52話かけて低年齢層狙った方が当たったかも
知れませんね( ´艸`) まぁ、今更ですねw


どうしてもオススメしたいというと作品ではありませんが
決して悪い作品ではありません。
ロボット好きな方には1度視聴してみてもらいたいですね。




《キャスト》
真夏 ダイチ(CV.入野自由)
嵐 テッペイ(CV.神谷浩史)
夢塔 ハナ(CV.茅野愛衣)
夜祭 アカリ(CV.日高里菜)
西久保 ツトム(CV.小山力也)
日野 リタ(CV.名塚佳織)
ピーター・ウエストビレッジ(CV.坂口候一)
夜祭 ツバキ(CV.沢海陽子)
アマラ(CV.鈴村健一)
モコ(CV.坂本真綾)
セツナ(CV.工藤晴香)
ジン(CV.内山昂輝)
アイ(CV.山本希望)
リン(CV.潘めぐみ)
バク(CV.豊永利行)
パック(CV.下和田ヒロキ)



《主題歌》
OP
『ビリーバーズ・ハイ』/flumpool(第2話ー第13話)
『TOKYO Dreamer』/NICO Touches the Walls(第14話ー第25話)
ED
『アメジスト』/HANA star. 茅野愛衣(第2話ー第13話)
『The Glory Days』/Tia(第14話ー第24話)
『夜明けのひとりごと』/HANA star. 茅野愛衣(第25話)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 39

71.3 5 FLCL フリクリ(OVA)

2000年4月26日
★★★★☆ 3.9 (482)
2135人が棚に入れました
後に「トップをねらえ!2」で監督を務める鶴巻和哉の初監督作品である。脚本は「少女革命ウテナ」「桜蘭高校ホスト部」の榎戸洋司、キャラクターデザインは「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が担当した。

ベースギターを背負いベスパのバイクに乗ってやってきた謎の女・ハル子と彼女によって頭から変なモノが出てくるようになった小学生・ナオ太、彼と付かず離れずの関係で学校では孤立しているカメラ好きの女子高生・マミ美が主人公の不思議でサブカルな空気の実験的演出が多用された作品。

全編に渡ってthe pillowsの楽曲が使用され、物語の空気感を作る重要な要素となっている。

offingbook

★★★★★ 4.5

Can you feel?

2000年から2001年にかけてアニメOVAとしてリリース。全6話。

『FLCL』のあらすじは…上手く説明できないので、あにこれのあらすじを参照してください^^;

あらすじも感想も、上手く言葉にならないのですが、とにかくもう大っ好きな作品です。
10代の頃に初めて触れた時から、『FLCL』でしか感じられない情感と感覚にずっとやられっぱなし。

クオリティの高い作画、
その絵の中をダイナミックに動きまわるキャラクター、
ハチャメチャで理屈をすっ飛ばす物語…。

全部がたまらなく愛おしくて好きなんですが、僕がこのアニメで一番好きなところは
(抽象的で青臭い言葉になってしまうんだけど)
どこか低温の青春を感じる、その、“温度”なんだと思います。

星のない夜空を見上げるような孤独も、思わず雄たけびをあげたくなるような興奮も、
朝焼けを眺めるような青い虚しさも、若者が持つ言葉にできない“温度”、
すべてが感じられて、観る度に自分を10代に戻してくれるような気がします。

そして、これもまた今作の魅力に欠かせないのが、
作中に鳴り響くロックバンド・the pillowsの多くの楽曲ですね。

熱い場面も切ないシーンもそのロックで彩ってくれて、とにかく格好良くて最高です。
もともと好きなバンドでしたが、このアニメを観てより好きになっちゃいました。

理屈とか意味とか辻褄とか、そういったフィルターを抜かして楽しんでほしいアニメです。
まぁ、感覚で観るものって、好き嫌いがはっきり分かれるんだけど。

それでも僕はときどき、
「わかる人だけがわかればいい。ずっと自分だけのものであってほしい!」と思う反面、
「もっとみんな『FLCL』観りゃいいのに!」とか…思わず叫びたくなっちゃう時があります。(笑)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 46
ネタバレ

フィリップ

★★★★★ 4.8

当たり前のことしか起こらない世界

喪失感とともに、バットを抱えたまま前に進めない少年。
恋人への想いにすがり、いじめを受ける少女。
川べりの街に建つ医療機器メーカーの工場。
同じ時刻に吐き出される煙は何かの狼煙のように見えた。
気怠い日常がただ過ぎていくはずだった。
ベスパに跨りベースギターを背負った
ハルハラ ハル子が来るまでは。

アニメーション製作Production I.G・GAINAX、
監督・原案:鶴巻和哉、脚本:榎戸洋司
キャラクターデザイン:貞本義行
音楽:光宗信吉、the pillows

エヴァンゲリオンを製作した後のガイナックスが
2000年にOVAとして製作したSF青春アニメ。
クリエイターやコアなファンの間ではいまだに語り継がれる作品。
私はあにこれでキャッチしている人のレビューで初めて知った。
2018年の9月17日現在は、映画『フリクリ オルタナ』が
上映されている。すぐに『フリクリ プログレ』も公開予定。
原作漫画、小説、そして新作映画は未見だ。

静かな展開は1話の序盤だけで、
ほかは全てがぶっ飛んでいる。
ギターリフが印象的なピロウズのロックがいつも流れ、
パロディやスラップスティックが展開されるなど、
クリエイターの遊び心が散りばめられている。
{netabare} バイクには轢かれるし、ギターではぶっ叩かれるし、
頭からロボットは出てくるし、人工衛星が降ってくる。 {/netabare}
エヴァンゲリオン特需のようなものがあったのか、
好きなことを好きなように作っている。

この作品を観ていると『うる星やつら』TVシリーズの
押井守時代後期の作風を思い出した。
優秀なクリエイターがどんどん集まり、
斬新なカットが次々と展開され、
『灰とダイヤモンド』や『2001年宇宙の旅』の
パロディが挿入される。子供に分かるわけがない。
また、タランティーノ監督の『キルビルVol.1』を
初めて映画館で観た時のことも頭に浮かんだ。

監督の趣味ともいえる分野を存分に押し出し、
危ういともいえる均衡を何とか保っている。
良し悪しは別にして、観ていてとても楽しい。

かと言って、過度なイメージとコメディが展開され、
そこにロックが流れるだけの
PVになっているかというとそんなことはない。
行き場のない心を抱えた少年少女を中心に据えた
青春ストーリーとして、しっかり成立させているのは
見事な手腕というしかない。

平穏に見えた川べりの田舎町に起こる地球規模の災厄。
皆が色々な気持ちを抱えて生きている。
コメディの間に挟まれる詩的なイメージ。
この作品全体に流れている想いは
「振り切る」ことなのだろう。

私たちの世界では色々なことが起こるけれど、
日常は普通の顔をして、当たり前のように過ぎ去っていく。
ただ鬱屈した心を抱えているだけでは何も変わらない。
バットを振らなきゃ話にならないのだ。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 42

takumi@

★★★★★ 4.2

すごいこともいつのまにか慣れて当たり前になっていく

GAINAXとProduction I.Gにより製作された全6話のオリジナル作品。
全編に光宗信吉とthe Pillowsの曲が満載。
PVのようだと言われるのはそのせいもあるかもしれない。

1話から個性の強いキャストが、いきなりありえない行動をするし
悪夢のような展開に唖然としてしまい笑えなかったのだけれど
2話からはその強烈な世界と凝りまくった演出に惹き込まれ、
やがてストーリーもテーマも意外にしっかりしていることに気づかされた。
ジャンルとしてはセカイ系になるのかな。

主な登場人物は・・
小学6年生のナオ太(たっくんとも呼ばれる)
ナオ太の兄のガールフレンドで高校生のマミミ
ヴェスパに乗りギターを背負った自称宇宙人の女ハルコ
そのほか、ナオ太の父や祖父、学校の友達、特殊入国管理官などが登場。
それぞれのキャラがとても濃くて面白い。

テーマとしては・・
「思春期のはじまり」「成長」「挑戦」ってあたりがキーワードだろうか。
小学6年生というまだまだ子どもな時期に感じる年上の女の子への想いや照れは
ナオ太が嫌いだという酸っぱいものとしてレモンスカッシュに
揶揄されている気がするし、大人の男女への嫌悪感と妄想に対しては
ナオ太がもう1つの嫌いなものとして挙げる辛いもの、激辛スナックや
激辛カレーパン、明太子に揶揄されているのだと思う。

酸っぱさはなんとなくせつなく、ほのかな感覚。
辛いものはどこか生々しさとイラ立ちを感じずにはいられない。

ギターが武器になったり、バットがギターになったり
心情と現実が交錯したり、さまざまなアニメ作品への
オマージュともとれるセリフがあったりしてクスッと笑える。
ちなみに眉毛が独特の特殊入国管理官、モッズコートを着て
スクーターに乗っているサングラス姿につい
古い映画『さらば青春の光』を思い出してしまった(笑)

また、挿入曲含めてすべての音楽が好みだったが
特にEDの「Ride on shooting star」が良かった。

作品としては好き嫌いがものすごく分かれると思うし、
わけがわからない、という感想を持つ人も多いかもしれないけれど
世界観に入り込めたらかなり楽しめると思う。
なんでもないようないろんな人のセリフがけっこう深くて、僕は好きだった。
でも小難しいことを考えるのは観終えてからじっくりすればいい。
まずはそう・・小学生の頃のような気持ちで観ることをオススメする。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 35

69.9 6 龍の歯医者(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (250)
1016人が棚に入れました
彼の国には龍が棲んでいる──
神話によれば、古の人々との契約により、龍は人を助け、人は龍を助けるという…
舞台は “龍の国”。
主人公は、国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子。
隣国との戦争が激化する中、ある日彼女は、龍の歯の上で気絶した敵国の少年兵を見つける。
少年の名はベル。
大きな災いの前に龍が起こすと言われる不思議な現象で、巨大な歯の中から生き返ったものだった。
自らが置かれた状況に戸惑うベル。そして彼を励まし、彼を龍の歯医者として受け入れる野ノ子。
激しい戦いに巻き込まれながら、二人はやがて自らの運命を受け入れて行くことに…
かつてない壮大なスケールで描かれる
冒険ファンタジー!

声優・キャラクター
清水富美加、岡本信彦、山寺宏一、林原めぐみ、松尾スズキ、名塚佳織、徳本恭敏、高木渉、櫻井孝宏、津田健次郎

shino73

★★★★☆ 3.4

彼の国には龍が棲んでいる

冒頭の海洋での戦艦の戦闘シーン迫力凄い。
龍の造形も凄い。
話も独創的で聞いたことないですね。
もっと物語に奥行出てきたら最高なんだけど。
前後編ですので、そこは次第点。

劇中人物の対話シーンは、
作画の書き込みが極端に少なくなり、
雰囲気重視か時間がなかったのか簡易で残念です。
主題歌は小沢健二の名曲「ぼくらが旅に出る理由」申し分なし。

率直な感想として、
これジブリならもっと楽しめたかもと思います。
奇想天外な物語と、
人間模様を丁寧に描ければ、
最高な作品になるかもですね。

突き抜けて面白くはないですが、
世界観が好きな作品。
見る価値はありますよ。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 34
ネタバレ

剣道部

★★★★☆ 4.0

残酷な龍へのアンチテーゼ

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
日本アニメーター見本市からの派生作品。独特の世界観で、類似作品を見つけるのは難しいですね。

色々と考えてみましたが、正直、良くわからん作品ではありますね。他の方も多く指摘されていますが、明らかに詰め込み過ぎです。

でも、世界観は独特で引き込まれるものがあり、ストーリーも難解ではあるけどなんとなく理解できるし。何より、ヒロインの野ノ子は超可愛いですしw、映像美の面でも素晴らしいと思います。

ということで、(こんな長いレビュー書いといてなんですが)あまり小難しいことを考えず、庵野ワールドの訳わかんなさに翻弄されてみるのも、一興だと思いますよ♪ わりと好きなアニメでした♪

《以外ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品を難解にしているのは、「正義」と「悪」を、一見逆に描いているからではないでしょうか。

一見すると、「野ノ子」ら龍の歯医者が「正義」で、(闇落ちした)「柴名」や龍を殺そうとする「死なずのブランコ」の方が「悪」として描かれています(正義や悪が相対的なもので、どちらの立場からみるかによって違うとかは別として)。

ここで大切なことは、「龍の歯医者」=「生きる死人」という公式が成り立っていることです。

一部例外(不幸をもたらすと言われる「甦り」のベルを除き)龍の歯医者になれるのは、龍の試験を通し、「自らの死を受け入れられる」という、達観した死生感をもつ人だけです(そもそも、龍の試験を受ける時点で、生きるのが辛いような不幸な人生を歩んでいますし)。それは、聖人的とも言えるし、狂人的とも言えます。少なくとも、人類の価値観としては少数派でしょう。むしろ、試験の中、自らの運命にあがらい歯の中に消えていった人々の方が、人間としては「まとも」かもしれません。

穿った見方をすると、龍は自分にとって都合の良い存在だけを、歯医者にしているとも言えます(甦りが不幸をもたらす存在だというのも、あくまで龍にとっての不幸、という意味かもしれません)。

そもそも、なぜ「死した人の魂の顕現である虫歯菌」は龍を殺そうとするのでしょうか。

「龍」とは、「死(運命)を受け入れれることを是」とする存在です。

「虫歯菌」とは、人の意志や感情の残滓です。

「虫歯菌」は「龍」を殺そうとします。

つまり、「虫歯菌」とは、「人間の、死(運命)にあがらう意思の塊」(の比喩)とも言えます。

種族としての人間は、龍のロジックに戦いを挑んでいるわけです。そして、その象徴的な存在が、「柴名」です。

そもそも「柴名」も、龍の試験を突破しているわけですから、「死(運命)を受け入れる」側の人間だったはずです。しかし、自ら虫歯菌(死(運命)にあがらう人間の総意)になり、龍を殺そうとします。そのきっかけになったのは、想い人である「竹本」の死。つまり、「柴名」は、「自分の死」は受け入れられても「大切な人の死」は受け入れられない人間だったのでしょう。それって、人として間違っているのでしょうか?

そこで、ポイントになるのが、本作の主人公でもある「ベル」です。彼は、「甦り」であり、龍の試験を受けていません。だから、心情的には「柴名」に近いものがあります。でも、彼にとっての「大切な人」は、「龍の歯医者」である「野ノ子」であり、龍の歯医者という仕事にやりがいも感じているので、立場的には「ヨ世夫」らと同じです。正に、中間の立場にいる人物。彼がどちらを選ぶかで、作品の重心が変わります。

そんなベルが最後に選んだのは、「虫歯菌(人の死にあがらう総意)」を倒し、龍(の親不知)を守ることでした。

でも、それは結果的にそう見えるだけの話。

ベルは、龍を守りたかったのではなく、あくまで「野ノ子」を守りたかっただけなのです。その証拠に、ベルは最後に「龍の歯医者にはなれない」と、はっきり言っています。またベルは死後に「なぜ僕が龍に選ばれたかは分からないけど、僕がもう一度生かされた理由ならわかる。君に出会えて本当に良かった。ありがとう、野ノ子」と述べています。多分、龍は、「自分の親不知を守らせるため道具」としてベルを生かしたのだろうけど、ベル自身は、あくまで野ノ子のために、自らの命をかけました。結果として(龍を助けるというの)は同じで、龍の思う壺だったかもしれないけれど、確かにベルが運命にあがらったということを表していると思います。

このように、私たち通常の感覚の人間から見たとき、むしろ「悪」である「龍の歯医者」を、あたかも正義のように描いている部分が、作品を分かりにくく、共感させにくくしていて、庵野さんなりの、なにか皮肉めいたものを感じます。

近代の作家、坂口安吾は「堕落論」の中で、それまでの倫理観や価値観を破壊し、新たな価値観を示しました。それは、当時戦争思想に染まっていた日本人が、次第に西洋化、近代化していく中で必死に生きていく様を指し、それをもし堕落というのならば、あぁ大いに堕落すればいいさ、それが生きるということだろう。という趣旨のものですが、なんか、庵野さんも似たようなメッセージを発信しているような、いないような。(人間らしく醜く利己的であっても必死に生きる「柴名」を悪として書き、なぜか最後に「勇敢だ」と賛美する辺り)。

この辺がレビュータイトルの、「残酷な龍へのアンチテーゼ」ですw

さて、最後に、気になった点をいくつか(これは自分の中でも結論出ていない部分です)。

まず、ベルの銃です。ベルの銃は、はじめはベルがブランコに向け、そのせいでブランコに殺され、次にブランコの手に渡り、ブランコがベルを撃ったせいで、ブランコは虫歯菌に殺されます。そのあと、これ見よがしにスローモーションで階段を駆け落ち、ベルの元に戻ってきます。それが、龍の歯を通り、再び龍の歯の間に表れ、カンネによってぽいっと捨てられます。しかも、その銃の写真がちらっと、数十年後の飛行機(後編冒頭)のシーンに映り込んでいるあたり、明らかなメッセージ性を感じます。それはなにか、「因果応報」や「輪廻転生」といった仏教的な思想の比喩にも思えるし、それをぽいっと捨てたカンネから、「そんなの下らない」といメッセージにも考えられます。

次に、最後に虫歯菌が、なぜ「殺意」ある人だけを殺したか? という部分です。私の論的には、「虫歯菌=死(運命)にあがらう人の意思」なんだけれども、だったら多分、「生きるのを諦めた人」を狙うはずなんですよね。龍や人に向ける殺意って、ある意味では生き抜く意思の表れだから。ここが、自分の論の弱さだし、矛盾点です。考えられるパターンとしては、①虫歯菌が同志の命を集め、龍を打倒しようとした。②私が単に考え過ぎているだけで、「人を殺そうとしたから死ぬんだよ(因果応報)」というメッセージを伝えたかった、かのどちらかかな?

そして、ベルの最後の台詞「ありがとう、野ノ子。僕の龍の歯医者」は、どこで区切るのが正解なのでしょうか? 「僕の、龍の歯医者」なら、野ノ子を自分のもののように思ってる(マイハニー的な)ベルの心情を表すのでしょうし、「僕の龍の、歯医者」なら、自分の中に存在する龍(心が帰る場所)を磨いて(清めて)くれる存在として、野ノ子に身を委ねているともとれるし、どっちなんでしょうね。また、野ノ子は最後にベルを探していましたが、ベルがもういないことを知った後はどうするのかな。それが運命だと達観するのか、「柴名」のような道を辿るのか。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
この作品を難解にしているのは、「正義」と「悪」を、一見逆に描いているから。(正義→龍の歯医者。悪→龍を殺そうとする人)

龍の歯医者になれるのは、死を受け入れた人間だけ。しかし、なんとしてでも生きようとするのは、人として、悪だろうか? 龍とは、龍の歯医者とは、正しい存在なのだろうか?

なんか、この辺りに、庵野さんなりの、なにか皮肉めいた主張を感じます。
{/netabare}


【余談1(清水豊美加さん)】
{netabare}
声優初挑戦とは思えないほど、ハマっていましたね。これで最後なんてもったいない。それにしても、龍の歯医者をはじめ、何やら宗教色が強い本作。そのヒロインを演じた方が宗教にハマって芸能界引退、とは、なんの皮肉でしょうね。(いや、某宗教団体がどんなところかは具体的に知らんし、宗教そのものを悪く言うつもりもないけど、ごく一般的に日本人の感覚的に、やっぱりちょって引いちゃうな、と。あまりにも宗教色が強いと)
{/netabare}

【余談2(かなりクダラナイ)】
{netabare}
作品のクライマックスである、どでかい虫歯菌が白い灰になっていくシーン。感動的ではあるのだけど、どうしても「ヘビ花火」を思い出してしまい、笑ってしまった(笑) あんなシーンでこんなこと思うなんて、ホントにダメだと軽い自己嫌悪に陥りましたw
{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 33
ネタバレ

Progress

★★★★☆ 3.4

歯はちゃんと磨かないと虫歯になりますよ

うーん、キャストでケチがついてしまいましたが、どうなってしまうんでしょうこの作品。
{netabare}
【どんな作品】
主人公野ノ子が龍の歯を綺麗にする仕事につく
東洋的な世界観
スタジオカラーが製作し、有名人やエヴァでお馴染みの声優を起用

【虫歯菌と戦う歯医者達】
この作品は「龍」と呼ばれる生き物が、人々を乗せて、戦争中の各地を飛び回り、戦争を支援しています。主人公はその龍の歯を綺麗にするお仕事「龍の歯医者」についています。
歯医者の仕事は龍の歯を綺麗にすること、歯に住み着く虫歯菌を退治することです。

【東洋的な世界観】
この作品の服装を見ると極めて日本的な印象を受けます。
歯医者達の服装は白を貴重とした和服っぽい作業着です。(細部というか野ノ子は黒ニーソで謎マフラーとか見ると、なんだこれって思いはあります)
時代設定は、軍人の服装を見るに明治から昭和初期というところでしょうか。
魅力的なのは龍のデザイン、ドラゴンという感じのスリムな感じではなく、しかし、日本昔ばなし的なしっぽがやたら長い感じでもない。ずんぐりとして、幅広で、オオサンショウウオのような感じ。その武骨な姿に惚れ惚れします。大きな柄杓を持たせて、和テイストに仕上がってます。

また、虫歯菌が歯に自由に穴を開けたり閉じたり出来る設定(痛そう)や、黄泉がえり、現代にまで龍の存在を示す等、中々世界観は魅力的。

【ショートストーリーの弊害か?各キャラの掘り下げが薄味】
前編は龍の歯には虫歯菌わくから歯医者がそいつらを退治する話でした。
後編は簡単に言えば、龍に乗ってるから龍守る派と、龍が嫌いだから龍倒す派で対立しています。

虫歯菌達は無機質なウィルス的なデザインだったので、ただやっつけられる敵として成り立っていたのですが、後編で出てくる敵側の人間は、あまり掘り下げがなく、役不足な印象(不敵で、弾が当たらない不思議、と言いつつその理由の説明もない)。また、歯医者を裏切った女性の話も、なんだか女性の掘り下げが薄いせいかなんだか薄味(事を起こすまでのタメが小さい、人間味のある葛藤がほしかった)。

ショートストーリーの構成の弊害か、風呂敷はプロなだけあって壮大に広げ魅力的に見えたけど、タメの部分が少なく、締めはプロなだけありさっと風呂敷をたたんで、十分な世界観の消化ができず物足りなかったです。

【スタジオカラーが作ったブランド品として話題になれば】

なんというか、キャストにNHKの関係者や有名人、エヴァでお馴染みの声優をそろえ、いかにも記念作品的なショートアニメーションです。

映像のクオリティは文句のつけようもありません。特に冒頭のシーンやラストの虫歯菌が人を大量に殺していくシーンなど(頭だけ綺麗に刈り取るのがエグい)。

エヴァを作ってる「スタジオカラー」の新作というネームバリューで、話題作ではあると思います。


{/netabare}

投稿 : 2019/09/14
♥ : 37

61.7 7 円盤皇女ワるきゅーレ[ワルキューレ](TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (93)
743人が棚に入れました
この地球で宇宙人の存在が珍しくなくなって、数年が経っていた。
ある日、時の湯の清掃をしていた高校生の時野和人はUFO墜落事故に遭遇する。時の湯を直撃したのはヴァルハラ星からやってきた高貴なプリンセス、ワルキューレのUFOだった。ワルキューレは墜落に巻き込まれた和人を救うため自らの魂を分け与えたために幼児化してしまう。
幼児化したワルキューレ(わるきゅーれ)に、幼馴染の七村秋菜、侍女長の真田さんや同じくヴァルハラ星プリンセスのハイドラも加わってのドタバタコメディ。
4度にわたってアニメ化されており、アニメでは原作から離れての独自のストーリー展開を見せている。

Ssoul(輝子P)

★★★★★ 4.1

どこにいても二人は魂でつながれているから離れることはない。魂で愛し合っているのだ。

ストーリー

地球で宇宙人と普通に生活している地球で、ある日高校生の時野和人が経営する「時の湯」と呼ばれる銭湯に突然UFOが墜落し、和人はその事件に巻き込まれて死亡してしまいました。けれど、UFOの持ち主のワルキューレは自らの魂を使い和人を行き返しましたが、ワルキューレは魂が不安定になってしまい、幼児体系のワるきゅーレとなってしまいました。これは、魂で繋がりあっている二人の物語。

私の感想。

古さが結構感じられる作品でしたが、逆にこの古さがこの作品をもっとよくしてくれました。この作品には今のグラフィックではあまり楽しめないような良い所があるのです。たとえば戦闘のシーンや変身のシーンです。戦闘のシーンはどれも同じ動きをしていて、今のグラフィックでは飽きてしまいますがこの作品のように古いですと逆に何度も見れてしまうのです。けれど、どんなに字で説明しても想像ができないと思うので是非見てみる事をお勧めします。

そして、この作品は古い作品にしてはかなり萌える作品だと主しました。今まで見てきた22002年の作品はどれも10年から今に至る画質の萌えキャラに負けてしまってまったく萌えないのが事実だったのですが、この作品には結構萌えさせてもらいました。特にキャラクターの表情の表現方法は非常によかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品の代入曲である「Agape」は非常に魅力的で私が超大好きなタイプな曲です。この曲は本当に聞いている私たちまdみみが よくあるような曲でそして、この作品に非常に合っているのです。私的に何故この曲はエンディングにならなかったのかが不思議でしょうがないです。

オープニング

「愛しいかけら」
このオープニングはキャラクターの説明結構良かったですし、結構良いオープニングでした。

エンディング

「セーブ♥」
このエンディングは正直この作品になっていると思えませんでした。この作品の萌えとキャラクターのよさが出ていないのです。このエンディングはなんだか謎の生物が左下で踊っているだけのなんdか謎のエンディングです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 9

メルヘン◆エッヘン

★★★★☆ 3.1

Agape がすべて。名曲Agape に出会えただけで幸せです。(^O^)

最大で完全無欠の要素は、Agapeという楽曲。有名すぎるこの楽曲がこの作品のすべて。といえば、過言だろう。それなりに面白いのはたしかだ。

(石を投げないで聞いてください。)円盤皇女ワるきゅーレ、はどうでもいいはなし。もちろんそれをぜんぶみてしまった自分がいうのもおかしな話なのだけれども。(^0^;)

設定の舞台:スターウォーズの酒場のように、多様な星の人々がなんら違和感もなく共存している時代。それもいい。そういう銭湯があってもいい。このつかみは気に入った。

▲宇宙からなぜか宇宙船/UFOで銭湯に落ちてきたお嬢さん(当然異星のプリンセスでないと話にならないしその通り)
▲あるきっかけで、幼女と大人の女性を行き来し、力を発揮する
▲皇女様は銭湯の若き主人、高校生の時野和人に、惚れているらしい。その純愛はいかに?! 幼女の反応はあてにならない。
▲皇女様の姉妹もストーリーに乱入、もともとの幼なじみの七村秋菜も加えたややこしい関係ができあがる。
▲いくつか隠された謎などがちりばめられてはいる。

なぜか変身シーンがあって意外に時間が長い。尺を稼いでいるのかは知らないが慣れてくると早送りしたくなる。

と、そんなことはどうでもよくて。

本作品用に作られたのかどうかは知らないのだけれども、挿入歌、Agape に出会えただけで幸せです。完全無欠の本作のアドバンテージです。別の作品でもいいので、オープニングレベルで使ってほしいな、と。(^0^;)

鑑賞推奨するかですか? 特に積極的な理由は見つかりません。それでも、4度アニメ化されているという事実から推察すると相性がよい人にはなかなかの作品なのかもしれませんね。
キャラ萌えカテゴリーなのかしらん。

と、いいながら、うるうるしたのは秘密。(^0^;)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 18

ato00

★★★★☆ 3.3

作品の内容と挿入歌「Agape」の神々しさとの間にギャップを感じます。

銭湯に墜落したヴァルハラ星王女ワルキューレ。
命の半分を主人公に与え、その代償として無邪気な幼女になります。
主人公とのキスによって、もとに戻ったり幼女になったり、そんなドタバタラブコメです。

舞台が銭湯だけあって、女性の裸のシーンがほぼ毎回あります。
その他、変身シーンなどお色気要素を意識して作られています。

大人のワルキューレは清楚な美人ですが、子供のワるきゅーレはうっとうしいことこのうえないです。
全体としてはあまり面白くないラブコメとの印象です。

挿入歌「Agape」は鳥肌ものです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 10

69.5 8 美少女戦士セーラームーンS[スーパー](TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (82)
695人が棚に入れました
うさぎたちの活躍で平穏を取り戻した街……セーラームーンの未来の娘・ちびうさも未来の世界へ帰り、うさぎ・レイ・亜美・まこと・美奈子らセーラー戦士たちは中学3年生になって、穏やかな日常を過ごしていた。……だがそんな平和な日々の中、霊感の強いレイは、世界が闇に包まれ崩壊する悪夢を見る。それはただの夢なのか、それとも新たな危機の予兆なのか……?そして、悪夢の原因を探ろうとしていたレイは、新たなる敵の差し向けた怪人・ダイモーンに襲撃される。かけつけたうさぎはセーラームーンに変身、ダイモーンと闘うが、パワーアップした敵の強大な力にかなわず、変身ブローチを破壊されてしまった!

りんご

★★★★★ 4.4

受験編。違うか。

世界の終わりの始まり的なスタートはあの頃の私には衝撃でした。

このシリーズから作画の劣化回がマジで目立つようになったのが残念。
シリーズ初めの戦士たちのバージョンアップはいつも楽しみでした。

なんといってもはるかとみちるですよね。
緒方さんがハマってたのもあると思いますが、どうしてあんなに普段は男(じゃないけど)、戦士では女で違和感がないものか。
いやぁ、本当にはるかはかっこいい。
今の子ども向けアニメではあんな百合表現出来ないと思いますが、一緒に観ていた大人も特に気にする時代じゃなかったのかもしれませんね。

同じ戦士なのに相容れない感じは最後まで辛いものがあった。
蛍ちゃんもいいキャラですよね。破滅の戦士ってマジかっこいい。

恋したい、遊びたい、勉強もしなきゃいけない。
普通の人間として生きていかなきゃいけない現実と、でも私は戦士なんだっていう使命との葛藤が、この受験編で鮮明に伝わってきました。
「夢は素敵なお嫁さん」なんて言ってるところは可愛いですよね。
魔法少女やら戦隊少女に憧れる子ども向けの反面、本人たちが「実はちょっと嫌」みたいなスタンスになってるのが絶妙に思えます。

要点だけ抽出したら1クール程度で終わってしまうような構成ですが、どうでもいい回も子どもの頃は楽しめた。
まとめBDみたいなの作ればいいのに。
いや本当リメイク希望~。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 3

うさちー

★★★★★ 4.3

おもしろい!

ウラヌス・ネプチューンがかっこいい!
登場したときの音楽とかもいい感じです(*´ェ`*)
ギャグが多くて笑えるところがたくさんあると思いますw

投稿 : 2019/09/14
♥ : 3

hanapoko30

★★★★★ 4.7

セーラーウラヌスに仔猫ちゃんと言われたい!

セーラームーンは無印が1番好きですが2番目はSかな?

スーパーセーラームーンのコスチューム
裾のグラデーションとか蝶をモチーフにしたかんじとか可愛くてお気に入りです!
必殺技のロッドはRの方が好みなのですが…

ミストレスナインとなったほたるちゃんを最後まで信じ続けて守ろうとしたうさぎちゃんの優しさや想いに涙。この回のアバンタイトルのささやくようなうさぎちゃんの言葉が印象的です。

そして覚醒したセーラーサターンが一人でファラオ90へ挑むとき、スーパーセーラームーンに変身できなくて「変わってよおっ!」と悲痛に叫ぶ三石さんの演技に鳥肌たちます!


そしてSといえば……
アニメ界きっての公認レズカップルはるかさんとみちるさんww
かっこよくて美しいから許せちゃう(//∀)ノ
2人の変身シーンの曲がバイオリンだったりバラの花びら舞ったりリップがきらーんってなるとこととかたまらん!
もちろんプルートも好きですよ!

ウラヌスの台詞って超クサイのに緒方さんが言うとなんでも決まってしまうww
かっこよすぎです!!

投稿 : 2019/09/14
♥ : 3

66.2 9 レッドライン RED LINE(アニメ映画)

2010年10月9日
★★★★☆ 3.9 (133)
589人が棚に入れました
エアカーが四輪に取って代わる遠い未来、“宇宙最速”の座を賭けた5年に一度の祭典、REDLINEの幕が開ける。極限までスピードを追い求める主人公JP。子供の頃から表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー。そして戦車さながらの武装改造を行う個性豊かなライバルたち。そんなレーサー達の前に、無断で開催地にされた軍事国家ロボワールドが武力行使もいとわぬ姿勢で立ちはだかる。ルール無用のデッドヒートが展開する中、天才メカニックにして親友のフリズビーがチューンした愛車を加速させるJP!果たしてREDLINEを制するのは誰なのか!?

まりんこ

★★★★★ 4.3

白い紙+鉛筆 の 威力 !

白い紙+鉛筆×クリエイター=無限の創造性って事が再認識出来たなあ、と思います。
単純にアニメーションという技法で見るだけでもすごいので、好きな方はご覧になって損はないと思います。
ドラマを求めている方には、あまりお勧めしません。

▼ストーリー / 3.5
ものすごーく長いストーリーの中の、ラストだけを映像化したというのは納得です。複数回見たのですが、設定やストーリーなどをきちんと拾える構成にはなっているし、演出もなされていますが、ストーリーだけで見るなら駆け足感はちょっと否めず。
アニメやSF、もっと言えば映画を見慣れていない人は、もしかすると置いてかれちゃうかも知れません。
初回鑑賞でちょっとひっかかるダイアログもあったので、3.5。全体的にはよく出来ていると思いますが、人物説明などはどっちかというと絵の勝利な気もするかな?

▼作画の評価 / 5.0
これは待ったなし、5つ星で。
制作期間を考えると当たり前なのかもだけど、作画崩れを心配するとかっていうレベルではないです。
劇場のあんまり前の方だとキツイかなあ?
よく動くし、色彩も印象的です。
人物の動きなども、デフォルメを上手く使っていきながら、キャラクターも映し出しています。もちろん表情も描いているわけだから、”絵”が映画の課題のほぼ全てを解決していくという意味で、すごい作品だと思います。

▼声優の評価 / 4.0
役者さんたちの「声優」としての実力は、それぞれなんだとしても…
よくキャスティングされているな、というカンジです。声優にこだわらず、人物のイメージに一番近い人を、それでいて話題作りにもなる人をアサインしていったんだなあ、と。
個人的に、お一人だけ、声の仕事はテクニック的にキツかろう!と思ったので、ちょっと点数下げました。

▼音楽 / 5.0
こう考えるとPVみたいな映画でもあります。
海外の映画監督は、PV出身の人で、音楽と画をビタッ!と合わせて演出するのが得意な人が多いですが、REDLINEもそういう意味で気持ちいい作品です。狙って合わせてる。通常だと作画が先だと思うのですが、音楽制作とどうやって並行してたんだろう?

▼キャラの評価 / 4.0
エッジが立っているキャラクターばかり。
画+キャストで、”イメージ”から人物がうわーっと伝わってきます。先述しましたが、動きにも性格が出ていますし。
ただ、あまりバックグラウンドなどを紹介している時間がないので、深く掘り下げて同一化して…という余裕はなかったかな。
視点の問題で、JPにはちょっと深入り出来…ないこともなかった、と思います。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 13

che

★★★★★ 5.0

理屈じゃねぇんだよぉぉぉぉぉぉーーーーー!!

キタキタキタキタキましたよ~~w久々に見たいと思ったアニメを見つけて見ましたw
最近映画や洋ドラばっかり見てたんでw

比較的最近のアニメ映画です。内容を簡単に言うと、

車にタイヤが必要のなくなった未来で、あえて地面を走る時代遅れのバカなレーサー共のストーリー
JPって主人公がredlineって妨害、阻害、何でもアリのレースにでて優勝目指して突っ走る、単純な内容ですw
細かいことを言ったらまあ、あれですが大まかにいったらこうですw
まあ内容じゃなくて表現のアニメの部類なんで僕で言うところのMVA2でしょうかねw


声優は、キムタク、蒼井優、浅野忠信等有名どころの役者も使ってるし豪華な声優陣でした!我修院達也とかも出てたしww
上記の三人は日本の中じゃ僕は結構好きな役者です、特に浅野忠信は鮫肌ぐらいからずっと好きだし、浅野が出てるってだけでその映画みたりもしましたねw
キムタクは工藤静香と結婚してよかったですねw昔は嫌いだったんですが、結婚しでから変わりましたよね、今じゃ結構好きな役者の部類ですw


原作ははキル・ビル(QT)のアニメを担当してた石井克人(鮫肌の原作もそう。だから、浅野と我修院出てんだねw)。
監督はアニマトリックスの小池建。
作画は10万枚書いたそうですよw背景までCG使わず一切全部手書きでしてるようですw
僕はこう言うの好きなんですよねwCGが嫌いってんじゃないですよ、まあ自己満足の世界なんでしょうけどw
ガンダムを倒すのにジオングじゃなくて、ザク1000体で挑む的なねw萌えるんですよ、そう言うのがw
画風は綺麗ですが完璧アメコミ調です、僕はアメコミも好きなんで全然良かったですが、まあ人を選ぶかもしれませんね。
MADhouseは相変わらずイカレタアニメ作るから好きですw。


音楽は全編通してかなり良かったです!特にEDのRedline Dyaはかなり良かった!
購入の理由は主に音楽ですかねwてかPVとして垂れ流しにしたいw
REDLINE OST - REDLINE DAY (feat. Rob Laufer)

http://www.youtube.com/watch?v=KbJanCYONrk


感想としてはここ最近のアニメではTOP3ぐらいに入る感じでメッチャ気に入りましたw
Amazonでもう購入しましたw見てもなお購入しようと思うアニメは久々w
キャラクターもアメコミそのもので僕は大好きですw
JP(主人公)のヤマト並みのリーゼントもマシンのデザインも、JPが載ってたチョッパー風のバイクもかっこよかった!
出てくるキャラ全員アホみたいな奴らで最高だったw今思ったら鮫肌に似てるかもねw
時代遅れな感じがなんともかっこよかった!簡単に言ったらこのアニメはザクですよwガンダムじゃないですw
内容はこれといってありませんね、王道って感じ。ひねりも何もないストレートな内容でそれもこのアニメにとって良かったところだったと思います。
派手でノリノリで悪ノリでとても綺麗でpeacefullなアニメでしたよw石井克人らしい内容でしたw
あと理屈じゃないって内容がすごく好きですw大人になるにつれ人はみんな理屈っぽくなっていくし、それが大人になるって事の一部だとも思うけど、
僕は自分の中の理屈じゃない感情を大切にしたいタイプなんでw典型的なアホな大人ですけどねw
まあ何し面白かったですよ!オススメです!ぜひ見てくださいww

オススメの見方は、彼女もしくわ友人と酔った状態で最低で、最低ねw普段のヴォリュームの1.5倍、理想は2.5倍の音量で見るのがベストコンディションだと思いますww
ノリノリで踊れるよw少なくとも頭は振るねw

こんな人にオススメ

表現の人
音楽の人
理屈じゃない人
リーゼントの人
ホットロッドの人
love&peaceの人

投稿 : 2019/09/14
♥ : 13

offingbook

★★★★★ 4.6

GO

2010年10月公開。マッドハウス制作。約1時間40分。

監督は小池健監督。主演・木村拓哉。原案&脚本は石井克人。
(世にも奇妙な物語・SMAP特別編の『BLACK ROOM』って作品が好きだったけど、
 あれも石井さんの作品なのねー。あれも木村拓哉主演だったなw)

遠い遠い未来が舞台の、SFカーアクションアニメ映画。

他を寄せ付けない圧倒的な作画、格好良い物語や音楽など、すべてに大興奮させられたアニメでした!

細部までこだわりぬかれた作画がとにかく半端ない!
どんなにクールなシーンでも、迫力あるアクションシーンでも、
その映像美が損なわれることは一瞬たりともなくて、まるで目が離せなかったです。

熱い熱い物語展開も目まぐるしくてスピーディー。どこか雑多でオフビート。
痛快でいて、そして無茶苦茶。(笑)でも何よりもとにかく格好良い。

キャラクターも全員、スタイリッシュなんだけどどっかイカれてて、
でもそれがまた格好良くて心奪われました。

そしてこのアニメ。音楽もまぁ~素晴らしい!そして格好良い!
そのすべてのBGMが物語に躍動感を与えていて、痺れます。

抽象的な例えになるけど、ロックバンドの音楽みたいで、疾走する物語と相まり、
さながらド迫力のライブを観てるような高揚感に落とし込んでくれます。

そしてエンディング主題歌の『REDLINE DAY』これが最高です。
それはもう、最高なんて言葉じゃ足りないぐらいに。

今まで聴いてきたアニメソングの中で、ぶっちぎりで一番好きな曲です。
(まぁ、あんまりアニソンっぽくないけど^^;(笑))
『REDLINE DAY』を聴く度に感じる浮遊感の、気持ち良さったらありません。

声優陣は木村拓哉、蒼井優、浅野忠信、我修院達也、岡田義徳、津田寛治、阪井あかね、
石塚運昇、石井康嗣、チョー、堀内賢雄などなど…芸能人から本職の声優陣まで超豪華です。

いろんな声が入り乱れて入り交じって、個人的にたまらない良さがありました。
今は亡き名優、青野武さんや郷里大輔さんの声にもグッときます。

ぼんやりした言い方になるんだけど、ストーリー、映像美、キャラクター、声優陣、劇中音楽、主題歌。
それぞれが、それぞれに寄り添ったからこそ、
この『RED LINE』という唯一無二の良さが生まれたのだと思います。

こんなに疾走感のあるアニメは、
観終えた時こんなに気持ち良さを感じるアニメは、
他の作品では代用できません。

…とまぁここまで、これでもか!っていうぐらい誉めちぎってきましたが、
これはあくまで僕好みの作品ってだけで、
正直この作品が万人受けする作品だとは思っていません。(←おい!)

でもまぁ一生に一度くらいは、この映画のスピードに酔いしれてほしいです。

すべてが疾くて、すごくかっこよくて刺激的で、
すごくバカバカしくって単純で、
すごく無茶苦茶だけどちょー気持ち良くって、すげぇ好きなアニメです。

あーー映画館に観に行きゃよかったーー!!(笑)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 37

69.3 10 美少女戦士セーラームーンSuperS[スーパーズ](TVアニメ動画)

1995年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (72)
589人が棚に入れました
平和な生活に戻った街。相変わらずドジで泣き虫のうさぎ。そしてレイ達や衛、ちびうさ達の日常。しかし、平和に見えるこの街に新たな戦いの序幕が近づいていた。
それは、数世紀ぶりの日本での皆既日食が起こる日のこと、月が太陽をさえぎり完全な闇につつまれる。しかし、この大自然のアトラクションに、レイや衛など霊感の鋭い者は、何か不吉な予兆を感じずにはいられなかった。
そのアトラクションが終焉の時、巨大なテントが出現していた。唐突に現れた謎のテントはサーカスの一団のテントだった。実はこのサーカス団こそ、セーラームーン達の新たなる敵となる「デッドムーン」のアジトであった・・・。
何故かペガサスを求め、世界征服を狙っている「デッドムーン」とセーラームーンたちの新たな戦いが始まろうとしていた。

石川頼経

★★★★☆ 3.1

フィッシュアイのエピソードが最高

特筆すべきは石田彰氏の「フィッシュアイ」というキャラクターです。
「アマゾントリオ」という敵役が居て、全員、本当は男性でオカマ言葉でしゃべるのですが
他の二人は「いかにも男がオカマ口調でしゃべっている」というキャラなのですが、
フィッシュアイに関しては「言われなければわからない、言われても信じられない見事な女声」と言われるくらいの女声そのものなのです。

アマゾントリオ退場の時の彼女(?)の悲劇的なエピソードと
「そんな事じゃ恋のライバルはつとまらないぞ」といううさぎちゃんのセリフはシリーズ屈指の名シーンです。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 2
ネタバレ

もちごめ

★★★★★ 4.9

愛すべき敵キャラ

SuperSは、セーラームーンの中でもいちばん好きなシリーズです。
このシリーズでは、ちびうさにスポットが当てられてます。
ペガサスとの淡い恋物語、うさぎとの親子愛。
ペガサスが出てきて天を舞うなんて、なんてメルヘンな世界なんだ…と思いました。

しかしこのシリーズ、いちばん魅力的なのは敵キャラだと言っても過言ではないぐらい、彼(彼女)らに首ったけになりました。

皆既日食とともに、突如街に怪しげなテントが現れます。
そこのサーカス一団の敵幹部、アマゾン・トリオ。
3人ともオネエ口調なんですが、漫才みたいな会話や、ときどき見られるポンコツ具合が憎めなくて愛おしいです。
{netabare}最後は切なかったけど、元々動物だった彼らが本当の人間になりたいという夢が叶って幸せになれたのかな。{/netabare}

アマゾネス・カルテットは中盤〜後半に出てくる敵幹部です。
みんな可愛いのですが、とってもワガママ。
上司にあたるジルコニアに「おばば」と呼んだり、口ごたえしたり。
でもやっぱり可愛い。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 2

hanapoko30

★★★★☆ 4.0

トュウインクルエーーーーールッ!!

ちびうさちゃんメインのお話
ペガサスが美しい(^^)

このシリーズの敵はデッドムーンサーカス
私は断然アマゾントリオが大好きです!
おネエキャラ3人が毎回バーでターゲットを決めるところでいつも笑ってしまうww

タイガーズアイ←置鮎龍太郎さん
ホークスアイ←古川登志夫さん
フィッシュアイ←石田彰さん

良い声すぎる方たちが大真面目におネエ言葉なのがまた斬新でした。
しかもフィッシュアイの声の人、小さいときは女性声優さんだと思っていたので、大人になって石田さんだったことに気付き衝撃をうけました。だってぜんぜん違和感なく可愛かったんだもんww

全体的な話としてはちょーっと薄かったかなぁなんて思います。
ペガサスの正体も、原作ではまもちゃんに関係してきたりとかするんじゃなかったっけ?っと原作うる覚えなのですが、とくに設定掘り下げるわけでもなく終わり。
ネヘレニアとの戦いも最後ちょっとよくわからない終わり方でした(私が理解力ないだけかもしれませんが…)。
……まぁ、セーラースターズの序盤でネヘレニアの一件は解決するので、なあなあな終わり方でも問題ないっちゃあないけど。

うさぎちゃんとちびうさちゃん
変身シーンが2人一緒になりその作画がきれい!
あのちびうさちゃんの変身ブローチもってたなぁ
大事にとっておけば中野ブロードウェイとかで高く買い取ってもらえたかなぁと、大人になったいま考えてしまいますww

投稿 : 2019/09/14
♥ : 2

68.8 11 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(アニメ映画)

1999年8月14日
★★★★☆ 3.9 (94)
519人が棚に入れました
その独特な世界観と音楽性で大人気を博したTVシリーズ「少女革命ウテナ」。本作品は'99年夏、全国東映洋画系にて公開された劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」。全寮制の名門鳳学園に転校してきた美少年、天上ウテナ。彼の正体は、ある事件をきっかけに、志高く生きる決心をし、その決意から男装するようになった少女だった。鳳学園でウテナはかつての恋人、桐生冬芽と再会する。彼の指には、薔薇の刻印の指輪が妖しく光っていた。それと同じ指輪を手に入れたことがきっかけで、ウテナは学園の生徒会副会長である西園寺と、決闘することになってしまい…。TVシリーズ同様、ミステリアスな展開は健在。ミッチーこと及川光博が声優に初挑戦したことでも話題を呼んだ。

アガパンサス

★★★★★ 4.5

TV放送版の補足編として見るべき

TV版を見てよく分からなかった人が見ると、少し気持ちがすっきりすると思う。
ただ、この映画版だけを見ても何がなんだかよく分からないかも。

アンシーとウテナのデザインは、改善したと思う。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 4
ネタバレ

renton000

★★★★★ 4.9

さぁ革命だ!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。90分くらいの学園ファンタジー。
 おすすめされたのをきっかけに視聴しました。テレビ版の続編ではないということでしたが、一応5話まで視聴しております。5話で切ったわけではなく、1・2話の段階でストーリーの外観がはっきりしていることと、5話までで序盤の安定期に入っていそうでしたので、映画にシフトしました。非常に面白かったので、テレビ版も継続的に視聴していこうとは思っています。映画版はまごう事なき傑作でした。

 この映画は、キャラクターに関してはわかりませんが、世界観に関してはテレビ版を踏襲しているようです。テレビ版のレビューで書いた説明は端折りますので、適宜テレビ版のレビューもご参照ください。

世界観の概要①(テレビレビューまとめ):{netabare}
 テレビ版で書いたこの作品の世界観をまとめます。

・この作品では、「絶対運命黙示録」、つまりメタフィクションをしたい。
・製作者は、このアニメを「学園モノ」、主人公を「王子様」に決めた。
・主人公は、創作の世界では絶対的な存在であり、創作の世界を自由に革命できる。
・登場人物は、この力を欲しがり、「王子様(主人公)」になりたがっている。

・主人公になっても、変えられないものがある。それはアニメの設定である。
・これを変えるためにはアニメの世界を壊し、現実の世界に行かなければならない。
・これこそが真の革命である。


 製作者が言っている「世界を革命する力」とは、「アニメの世界」を脱し、「現実の世界」へ到達することです。しかし、「アニメの世界」にいることを知らない登場人物たちは、主人公になり、アニメの中を自由に変えることだと思っています。

 つまり、この作品の革命者とは、
  ①主人公になり学園(アニメの世界)を支配する仮の革命者
  ②「アニメの世界」を脱し、「現実の世界」へ到達する真の革命者
という2種類の革命者がいるのです。

 また、製作者が言う革命を起こすためには、
  ①登場人物が「アニメの世界」にいることを「自覚」し、
   「アニメの世界」を壊そうと「決意」する「意識の革命」
  ②実際に「アニメの世界」を壊し「現実の世界」に到達する「構造の革命」
という次の二つの革命が必要となります。
 なお、映画では、「現実の世界」は「外の世界」と表現されていました。
{/netabare}

世界観の概要②(映画内での表現):{netabare}
 「構造の革命」に関する生徒会の革命宣言がなくなってしまいましたが、同じことを示したセリフが散在しています。まずはジュリのセリフから。
  ジュリ「この暗闇の奥は、世界の果てへと続いている。」
     「もうすぐ始まる。革命が。」
     「私は(私を縛り付ける)全てを断ち切るために、この力が欲しいんだ。」

 ジュリは、革命の力は、ジュリというキャラクターを縛り付ける全てのものを断ち切ることができる、と言っています。また、「アニメの世界」は「世界の果て」へ通じており、革命が始まることで「世界の果て」へ到達することを示しています。「世界の果て」を越えた先が「外の世界」です。ジュリ自体は革命の力を誤解していますが、どちらの革命であっても、ある程度「断ち切れる」のは事実です。

 トウガとアキオのセリフ。次のセリフは、「アニメの世界」を説明したものです。
  トウガ「全て王子様を中心に作られた場所なのに、生身の王子様だけがいない。」
  アキオ「生きながらに死んでいられる、あの閉じた世界」

 トウガの「全て王子様を中心に作られた場所」というのは、ここが「王子様」を主人公とした創作の世界であることを示唆したものです。実際、「王子様」決定戦である「決闘」をすることで、主人公の座の奪い合いが行われています。
 また、トウガは、「本物」と表現せずに「生身」の王子様がいないと言っています。「アニメの世界」だからこそ「生身」がないのです。「現実の世界」の生がないために、アキオの言う「生きながらに死んでいられる」世界なのです。テレビ版の「生まれているのに、生れずに死んでいく雛」という概念に対応するセリフです。
 そして、アンシー・トウガ・アキオという死者すらも生きていられる世界、これが「アニメの世界」です。「現実の世界」では有りえないことが、起こりうる世界です。

 アキオは「どうせ行き着く先は世界の果て」だと言っています。彼は、ハイウェイでお城をクリアしたその先から出てくる人物です。アンシー殺害シーン(車の鍵を探すシーン)でも、この世界がアニメであることを知っていることが明かされています。
 彼は、この世界が「アニメの世界」であると「自覚」していながら、革命を「決意」しなかった人物です。そして、「アニメの世界」にいることを選んだ「仮の革命者」なのです。

 彼に対してアンシーは「でも私たちの意志でそこに行ける」と言っています。これは「外の世界」へ行こうとする「意識の革命」の話です。アンシーも元々は「自覚」していながらも「決意」しなかった人物ですが、ウテナに感化されて「決意」をしたのです。
{/netabare}

終盤①ウテナの「自覚」:{netabare}
 終盤で描かれているのは、「意識の革命」がもたらした「構造の革命」です。まずはウテナが「車」に変わる直前から確認してみます。

 ウテナはトウガとの対話により、トウガが死者であることを思い出しました。この世界が、死者でも生きていられる「アニメの世界」であることを「自覚」したのです。

 このあとのアンシーのセリフです。
  「あなたは今、学園の王子様。
   どんな奇跡もどんな永遠もその手に掴める。この世界にいる限り。」
 「アニメの世界」にいるかぎり、主人公であれば、思いのままだと言っています。
 アンシーは、自分が死んでいることを知っています。つまり、この世界が「アニメの世界」であることを「自覚」しているのです。ですが、この世界を壊すことを「決意」せずに、仮の革命者を歓迎しているのです。
 ウテナはアンシーの申し出を断り、「外の世界」へと誘います。なぜ、アンシーを誘ったのか。
 アンシーに「バラの花嫁」というキャラクターを捨てさせることは、この「アニメの世界」にいては達成できないからです。つまり、二人ともが真の革命者にならなければいけなかったのです。ここから先の展開は、ウテナとアンシーの起こした革命です。
{/netabare}

終盤②二人の革命と車:{netabare}
 最初の革命者はウテナです。ウテナは製作者が用意した「王子様になりたい少女」というキャラクターを捨てました。これが「自覚」と「決意」に基づく「意識の革命」です。これにより「馬車を模した車」に変化します。

 ウテナがもたらした「構造の革命」は、非常にシンプルです。「車」になるということは、中世的かつファンタジックな世界を捨て、現代的かつ科学的な世界へシフトすることです。また、「車」が走ることで、「学園モノ」から脱し、ハイウェイに至りました。「車」が馬車を模しているのは、王子様のいる中世的な世界が現代に変わったことへのメタファーです。
 つまり、「中世的かつファンタジックな学園モノ」という「少女革命ウテナ」を作っている世界を、「現代的かつ科学的な現実の世界」へと「構造の革命」を起こしたのです。「少女革命ウテナ」という「アニメの世界」を「車」という存在のみで革命してみせたのが、この終盤の意義です。

 次の革命者はアンシーです。アンシーも少女というキャラクターを捨てました。「車」の運転というのは、男性的であり大人の象徴です。これがアンシーの「意識の革命」です。
 アンシーの革命は、ウテナの革命を押し進めるものです。アンシーの「意識の革命」により、「車」はF1マシンのような形態に変化しました。前輪にあった馬のモチーフが、後輪になりました。ウテナが作った現代的な世界を未来的な世界へとシフトさせたのです。ウテナを近代的として、アンシーを現代的でも構いません。いずれにせよ、もう一段階前進させる「構造の革命」を起こしたのです。

 ウテナとアンシーは、真の革命者となることで、互いにないものを補完しました。
 革命前のウテナは、男性的な振る舞いという特徴を持っていました。
 革命前のアンシーは、人間ではなく所有物であると自ら認識しています。
 革命により、ウテナは物へと変化し、アンシーは男性的な振る舞いを獲得しました。互いに不足している部分を補完し、真の革命者として同質化されたのだと思います。

 なお、「車」の鍵はバラの刻印でした。トウガは「これが俺をここに導いた」と言っています。バラの刻印は、製作者がキャラクターに送った主要人物の証であり、「絶対運命黙示録」の一部なわけですが、それは「外の世界」と「アニメの世界」をつなぐものでもあるのです。
{/netabare}

終盤③革命の結末:{netabare}
 このウテナとアンシーの革命の結果は描かれていません。その答えは明らかです。「絶対運命黙示録」が革命されたからです。革命がもたらしたのは、「アニメの世界」からの離脱と「現実の世界」への到達です。
 「アニメの世界」を描かないのは、ウテナとアンシーがいなくなるです。
 「現実の世界」を描かないのは、私たちの世界(実写の世界)だから描く必要がないのです。

 荒野を走るウテナとアンシーのセリフを引用します。
  ウテナ「これから僕たちの行くところは、道のない世界なんだ」
  アンシー「私たちはもともと、その外の世界で生まれたんだわ」
 「現実の世界」は、「アニメの世界」のような設定もなく、未来も分からない道なき世界です。でも、彼女たちキャラクターを産むことができたのも、この「現実の世界」だけなのです。
{/netabare}

エンディングのキスシーン①アドゥレセンス黙示録:{netabare}
 エンディングは、ウテナとアンシーのキスシーンです。これは「アドゥレセンス黙示録」に関する事柄です。

 「アドゥレセンス黙示録」、カタカナだと分かりにくいのですが、おそらく「adolescence黙示録」です。テレビ版は分かりませんが、少なくとも映画版では、「思春期の恋愛を示す」ことが重要な要素として加わってきているのが分かります。

 この映画で描かれている恋愛模様は、全て異常なものです。サイオンジとアンシーは、人間と所有物。ウテナとトウガは、生者と死者。アキオとアンシーは、兄と妹、などなど。ここに並列されるのが、ウテナとアンシーの女と女、です。
 最も異常性の低いものは、ジュリとミキの女性が年上、でしょうか。現代の価値観ではあまり異常性は感じませんが、「姉さん女房」という「女房が年下であることを前提とした言葉」があるわけですから、やはり異常なものの枠内に入れるべきなのでしょう。少なくとも、ごく一般的な普通の恋愛は皆無だったと思います。なぜ普通の恋愛が描かれなかったかというと、「アドゥレセンス」を革命するためです。
{/netabare}

エンディングのキスシーン②アドゥレセンス黙示録の意義:{netabare}
 「アドゥレセンス黙示録」の革命が意味するところを理解するために、もう一度、「絶対運命黙示録」の革命をおさらいしてみます。
 ◆今の世界が、「アニメの世界」であることを「自覚」して、
  まとったキャラクターを捨てる「決意」をすることで、
  「アニメの世界」を壊し、「現実の世界」に到達しよう、です。

 これを一般化してみます。
 ◆今の世界が、普通の世界ではないことを「自覚」して、
  固定観念を捨てる「決意」をすることで、
  今の世界を壊し、新たな世界を創造しよう、となります。

 これを「アドゥレセンス黙示録」の革命で言い換えます。
 ◆普通の恋愛に基づく世界が、普通の世界ではないことを「自覚」して、
  普通の恋愛を捨てる「決意」をすることで、
  普通の恋愛に基づく世界を壊し、新たな恋愛に基づく世界を創造しよう、となります。
 普通の恋愛を捨てる「決意」を見せるために、異常な恋愛を描き続けたのです。

 製作者は、「アドゥレセンス黙示録」、つまり、この世界は普通の恋愛により成り立っているんだ、と示した上で、「あなた達が思っている普通の恋愛に基づく世界って、本当に普通なんですか?」という問題提起をしているのです。その「決意」を先に見せることで、アニメのキャラクターではなく、私たちに「無自覚を自覚しろ」と言っているのです。
{/netabare}

エンディングのキスシーン③アドゥレセンス黙示録の結末:{netabare}
 恋愛は精神面の問題ですから、「意識の革命」に属するものです。
 この映画では、革命が起こった先は描かれておりません。なぜなら、「意識の革命」とそれによる「構造の革命」が起こってしまうと、「現実の世界」に至る、つまり私たちの問題になってしまうからです。

 このような異常な恋愛がまかり通る恋愛革命が起き、そのような思春期が一般化されると、「構造の革命」は起こるのでしょうか。おそらく「起こる」というべきでしょう。

 少なくとも現代社会においては、LGBTの認知度が上がるにつれ、性転換や同性婚が許容される世界になり、いくつかの国では法制化も進んでいます。その可否はともかくとして、恋愛革命は確かに社会の構造を革命しているのです。そして、構造の革命が起こると、革命前の異常を正当化させる力を持ち、批判を許しません。

 これは今だからこそ「起こった」と言えるものです。当時の製作者がどこまでこれを予期していたかは分かりませんが、少なくとも預言(予言じゃないよ)ではあったのでしょう。「アドゥレセンス黙示録」の先見性は、非常に高いものでした。
 ウテナとアンシーは、異常性愛であるレズを現実の世界へ持ち込むことで、私たちの世界を革命してみせたのです。「アドゥレセンス」の革命を、「絶対運命」の革命により現実化したのです。
{/netabare}

ウテナ・女性像・男性像について。随分長文になってしまったので、駆け足で。

まずはウテナから:{netabare}
 映画のウテナは、その性別に対するニュートラルさが強調されていました。オープニングのトウガとの再会シーンでは、十字架に絡みついたバラが描かれています。これは「女性の死」を描いたものです。男性側にシフトするかと思いきや、サイオンジとのバトルでは「男だと行った覚えはないぜ!」ですから、男と女の両方を否定しています。
 バトル中では、剣を抜くとともに、髪の毛が伸びます。男性の象徴を手にすると同時に女性化しますから、やはり性別に対して中立さを維持し続けます。
 女性側へのシフトのきっかけは、トウガだと思われますが、確定するのは「車」が壊れたあとの長髪全裸のウテナです。王子様のコスチュームを脱ぎ去り、誰が見ても女性になりました。女性ウテナが女性アンシーとキスをして、「アドゥレセンス黙示録」の革命となりました。
{/netabare}

続いて女性像:{netabare}
 この作品の女性像は二つだけです。お姫様と魔女です。お姫様は男性に守ってもらうもの、魔女は男性をたぶらかすものです。
 もちろんウテナはどちらにも該当しません。そもそも女性を否定していますし、サイオンジとのバトルでは露骨にホウキ(魔女の象徴物)を壊しています。
 ウテナが両方を否定しているせいで、両方を背負ったのがアンシーです。バラの花嫁の正体は、お姫様兼魔女で、全ての女性像を内包したものです。男性は当然求めますし、女性は否定したくともこの魅力に贖えません。その反面、象徴化が過ぎるためモノ化してしまい、所有物になってしまいました。この傾向は、アンシーが「車」に乗るまで続きます。自我を持って物から人間になり、女性を捨て男性化することで、バラの花嫁ではなくなりました。
{/netabare}

最後に男性像:{netabare}
 男性像は王子様だけです。本物の王子様と偽物の王子様。
 本物の王子様は、個人的なものであって、一般的なものではないというのが結論のようです。王子様を自称する人は、演じているだけで、偽物の王子様だとされていました。

 偽物の王子様の最たるものはアキオでした。このサイトのレビューを見る限り、アキオの声優である及川光博さんへの風当たりは相当強いようです。私は加点対象にしたんですが…(涙)。
 上手いか下手かと言われると、下手です。超下手です。どれくらい下手かと言うと、聞いているこっちが恥ずかしくなるくらい下手でした。でも、これが良かったんです。

 ほかの声優さんが「声優」を全うしている中、一人だけ「声優」をやっていないんです。現実の声なんです。異様な現実感を生んでいるんです。ハイウェイのシーンで、この現実感を見せられてしまうと、「外の世界」つまり「現実の世界」が確かにこの先にあるような強い説得感を持っていました。
 アンシー殺害シーンもとても良かったです。このシーンは、一般的な王子様なんていないんだ、そんなことを言っているやつは偽物の王子様なんだ、と暴かれるシーンです。この時のヘタレっぷりというか、偽物っぷりが輝いていました。
 「現実の偽の王子様」である及川光博さんが、「少女革命ウテナ」の世界でも「現実の偽の王子様」を存分に発揮してくれました。文句なしの偽物の王子様でした(←褒めてます)。
{/netabare}

 キャベツ畑とか、蝿の王とか、たくさんの黒い車とか、藁人形とか、まだまだ言いたいことはたくさんあるんですが、そちらは皆さんにお任せします。

対象年齢等:
 女性はまず大丈夫でしょう。芸術性が高いので男性も問題なし。年齢的には少し高めの方がいいですかね。性表現ではなく、象徴物の処理の難易度の高さゆえです。
 象徴物が多いからというか、象徴物と暗喩でしか語らないから難しいという作品です。逆に、打開策が見えると芋づる式、という感じもありますけどね。お腹いっぱい。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 6

Ka-ZZ(★)

★★★★☆ 4.0

TVアニメ版からたった2年…ですがキャラデザはかなり良くなっていると思います。

この作品は、少女革命ウテナの完全新作の長編アニメーション映画です。
完全新作ではありますが、TVアニメ版を視聴してからの方が物語の世界観を含め入り込み易いと思います。そのため、39話ありますがTVアニメ版を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

・ウテナが転校生
・生徒会長である桐生冬芽とは幼馴染
・姫宮アンシーは眼鏡をかけておらず、髪もストレートのロングヘア
この様にTVアニメ版とは若干設定が異なりますが、登場人物の立ち位置や薔薇の花嫁を廻る決闘は変わらないので、すんなり物語の中に入ることができます。

物語の序盤…TVアニメ版のウテナに慣れ親しんできたせいか、ウテナの姿にはちょっとビックリしました。黒の学生服に赤のスパッツ…ピンクのロングヘアが彼女の特徴でしたが、劇場版では学生服が白と黒…これはまだ許容範囲でしたが、一番ビックリだったのは髪の毛がショートカットになっていたことです。あのピンクのロングヘア…綺麗で魅力的だったのに…と思いましたが、ショートカットのウテナも捨て難いのは事実です。

でもデュエリストの姿に変身すると髪の毛はTVアニメ版の様なロングヘアに戻ります。
変身に伴って髪の毛の長さも変わるのかな…と思って視聴していましたが、レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、普段はロングヘアをショートカットに編み込んでいたのだそうです。
プリキュアだって変身したら髪の毛の長さが変わるんです…ウテナが変わっても違和感は無いと個人的には思っていましたが…^^;

一方物語の方ですが「革命が再び訪れる…」という表現がピッタリだと思います。
TVアニメ版でも革命は起きました。それについては理解も納得もしています…
けれど、情報が断片的だった事から消化不良感が否めないのも事実です。

でもこの劇場版では、しっかり尺をとって「革命」について描いています。
そのため、TVアニメ版のラストが分かりづらいと思った方もこの劇場版を視聴する事で腑に落ちる事もあるかと思います。

革命を起こすのは決して簡単な事じゃない…
革命は誰かが起こしてくれるものじゃない…だから雛鳥は卵の殻を割らなくちゃいけない…
革命は起こして終わりではなく、むしろそれが出発点にしかすぎない…
革命には決まった形は無い…だから革命の形は十人十色…
これからの道は決して平坦ではなく、荒れた険しい道が続いている…
一人では乗り越えられない壁が待ち受けているかもしれない…
でも…

ウテナは革命のカードを切ります…
それがどんなカードだったのか、気になる方は是非本編でご確認下さい。
「革命に携わった者の大いなる意思…」が感じられる展開だったと思います。

劇中で使われた挿入歌で印象に残ったのは、やはりTVアニメ版のオープニングでもあった「輪舞-revolution」です。やっぱりこの曲…恰好良いです。

約90分弱の作品ですが中身は濃厚で時間が過ぎるのがあっという間でした。
TVアニメ版を視聴された方は一見の価値のある作品だと思います。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 9

70.0 12 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(アニメ映画)

2018年3月3日
★★★★☆ 3.8 (33)
258人が棚に入れました
中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪と同じ名前を持つキャラクターたちが、それぞれの文豪にちなんだ異能力を使って戦う姿を描いたバトルアクション。原作・朝霧カフカ、作画・春河35による同名コミックを、「STAR DRIVER 輝きのタクト」などを手がけた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司×アニメーション制作・ボンズのタッグがアニメ化。2016年に2クールが放送されたテレビアニメに続く劇場版で、原作者協力によるオリジナルストーリーが展開する。ヨコハマの裏社会で巻き起こった「龍頭抗争」から6年後、不可解な「霧」の中で異能力者が自らの力を用いて命を断つという事件が世界各国で発生。内務省異能特務課は、この事件を「異能力者連続自殺事件」と命名し、武装探偵社に、関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保を依頼するが、時を同じくして太宰が消息を絶ってしまう。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、小野賢章、谷山紀章、諸星すみれ、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、宮本充、雨宮天、諏訪部順一、福山潤、石田彰、中井和哉

デルグ

★★★★★ 5.0

ボンズ劇場版。珍しく予想を裏切る。

ボンズの劇場版は作画ばかりが先行し、話創りが微妙…。
という印象を持っていますが、今作は予想外でした。

TVシリーズ同様、原作者とスタッフで、練りながら
6年前の龍頭抗争という一つの事件も
映像化されている所はファンには眉唾物。

今作は、敦/太宰/鏡花/芥川/中也/フョードル/澁澤
が前面に出ていて、その他のTVシリーズキャラクター達は
台詞がほとんどありません。
国木田のみ多少の出番はありますが。

善人として振る舞う敦への生きるという事、
異能を持つ事の再自覚と試練。

鏡花の亡くなった親。そして人を殺す事に特化した異能。

収集家である今回の最大の敵、澁澤。
今後3期で関わると思われるフョードルの暗躍。

二人と共謀しているのか?織田作との誓い故に
演じているのか?原作同様、飄々と動く太宰。

文スト好きが楽しむのはこの辺りだと思います。
個人的には鏡花ちゃん好きにはえらくヒロインしてて嬉しい。

映画館で4度ほど視聴後、4DX版も1度視聴。
先行上映と舞台挨拶では人もそれ程入っていませんでしたが、
一般上映では、大勢の人が観ていた印象。
その後、上映館がかなり増加してます。
「ボンズ作品で人が入っている…。」
意外でした。ボンズ好きとしては嬉しく思います。
※その後のヒロアカもお子さんが多くて(笑)

共興収入も5億を突破。(明らかに特典商法してますが)
実は深夜放送のアニメタイトルという括りでは
今年現在、上位に食い込む売上。

BDを予約し、発売日を仕事しながらまだかまだかと
待ってます。90分の中に映像と物語が凝縮されていますので、
見逃した方もテレビシリーズを観ているなら、
観てみても損はないかと思われます。
更に興味が湧けば、実際の文豪の作品にも
色々触れてみると、このシリーズは一種のファンタジー。
娯楽を追求した作品だという事が理解でき
より深く楽しめると思います(笑)

投稿 : 2019/09/14
♥ : 7

テナ

★★★★☆ 4.0

オリジナルストーリーですがよかった!

開始直後からアクセル全開の戦闘が入って居て気合の入れようが凄く伝わりました。
物語の時間軸はアニメ2期ラストのVSギルドから原作の次の舞台の間あたりでしょうか?
ストーリーは少し展開が早かった様に思います。
主人公のアツシを始め人気キャラ達の見せ場をしっかり取ってあるのですが、逆にあまり出番の無いキャラも多くなってしまっているのもまた感じてしまいました。
せっかくの劇場版なんで出番をもっと増やしても良かった気もします。
しかし活躍があったメンバーの過去に関わるストーリー展開も中々面白く。
太宰さん達の駆け引きも見ものでした。
最終決戦で戦った組み合わせも新鮮でした。
アニメにも原作は漫画しか知りませんが、この組み合わせはなかったので^ ^
そして、ラスト戦闘シーンの挿入歌!
相変わらず、挿入歌の入れ方が絶妙(´艸`)*
戦闘にもスピード感もあり良かったように思います。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 4

60.1 13 忘却の旋律(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (38)
220人が棚に入れました
旧世紀の人間とモンスターとの戦争も人々の記憶から消え去った新世紀。
普通の学生であるボッカ・セレナーデは、近所の橋の下に住み着いていたツナギじいさんこと武蔵野三郎の住処で黒船・バラードに出会う。黒船はモンスターのホルを追ってこの街に現れたメロスの戦士であった。また、同じくして黒船を慕って追いかけてきた月之森小夜子とも出会う。一方、街に現れたホルはボッカのガールフレンドであるエルを喰らうために彼女を拉致し、そこで黒船との戦闘となる。そして、そこに居合わせたボッカは、二人の闘いの最中にメロスの戦士として覚醒することになる。
ホルを追い払った後、ボッカはメロスの戦士としてモンスターと戦うことを決意し、とりあえず黒船の後を追うことにして小夜子とともに街を離れる。そして彼らは行く先々でモンスターやモンスターユニオンのエージェント(モンスターに忠誠を誓うことで人々を支配する人間)達との闘いを繰り広げていくことになる。

声優・キャラクター
桑島法子、浅野真澄、宮本充、能登麻美子、小林沙苗、田村ゆかり、保志総一朗、森久保祥太郎

ソーカー

★★★★☆ 4.0

左翼アニメ

モンスターとの戦争に人間は敗れ、モンスターに支配された世界。
主人公ポッカはメロスの戦士としてモンスターと戦うことを決意する・・・

戦後の日本が歩んだ鬱屈とした抑圧社会の隠喩。モンスターが支配する社会、子供が犠牲と成る社会。
メロスの戦士は子供が犠牲とならない世界、モンスターからの解放を目指すのですが
モンスターの支配を大半の人間が受け容れてしまっているので、
彼らは英雄ではなく、むしろ社会不適合者とされているので忌み嫌われております。
こういった世界観を見ると大変重そうなものではあるんですが、演出がカオスすぎるので全然シリアスにも見えないです(笑)ハマる人はハマるが、大半の人は意味が分からんという反応で終わると思います。

メロスの戦士を英雄視をすることもなく、モンスターキングを悪とする事もなかった。
社会への反抗のジレンマがそのままラストに現れていたように思います。
最後はちょっとポッカが大人になったように思えて感慨深いものがありました。
なんだかんだで最後まで見て良かったと思えた数少ないアニメの一つであった。

どうでもいい事ですが、出てくる女キャラがことごとくエロ可愛いです。
鳴り響け、私のメロス!と恍惚な表情を浮かべて矢を太ももに擦り当てる姿は脳裏から離れません。
ピンドラの原型がまぁこの作品にも存在するわけなので、その辺も見所の一つなのかな。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 13

しげ

★★★☆☆ 2.6

ビバ!モンスターユニオン

物語の方向性はおもしろいのだが、子供向けの作画に時々入るギャグや微エロシーンにはげんなりした。テンポも悪く退屈を感じさせる。作り手のセンスのなさにはあきれる。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 1

66.6 14 劇場版美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡(アニメ映画)

1995年12月23日
★★★★☆ 3.8 (13)
124人が棚に入れました
 月野うさぎをはじめとするセーラー戦士たちが活躍する劇場版アニメーション。うさぎたちと一緒にクッキーを作ったちびうさ。そのクッキーを持って町へ出ると、笛でお菓子を踊らせることのできる不思議な少年・ペルルと出会う。その夜、笛の音に誘われて、何者かに操られているようにちびうさが家を出る。折しも、世界中では子供たちが夜中にいなくなってしまうという事件が起こっていた。ちびうさを追ったうさぎたちは、ペルルとその兄・ププランが子供たちをさらっていくところを目撃する。

声優・キャラクター
三石琴乃、富沢美智恵、久川綾、篠原恵美、深見梨加、荒木香恵、潘恵子、高戸靖広、西原久美子、古谷徹、飛田展男、風間信彦、中井和哉、吉田理保子、小野綾子、宇和川恵美、坂本千夏
ネタバレ

ユニバーサルスタイル

★★★★★ 4.8

劇場版セーラームーン三部作を締め括るにふさわしい、集大成的な映画。

まず、OPムービーから素晴らしい。セーラー戦士達五人の成長記録のような映像が流れます。
{netabare} SuperSはうさぎとちびうさの『親子の絆』もテーマとして存在すると思うので、こういう演出がニクいです。{/netabare}

今作は‘ちびうさ’が主役となっていますが、セーラー戦士達も一同が介して(ほたるちゃんを除く・・・)闘います。TVアニメでは後半ほとんど使われなかった、初期の必殺技が使用されたことが個人的に嬉しかったです。

物語の終盤でうさぎが見せる、ちびうさへの信頼と愛情が敵を打ち負かす展開は、うさぎの主人公オーラ全開でやはりカッコいい。

ちびうさも最後はヒロインらしい締め括りで、爽やかな終わりを迎えました。

前作Superの映画同様、感動的な主題歌でちょっと泣きそうになります。SuperSはTVアニメのED主題歌「私たちになりたくて」も良い曲です。

作画はやっぱり三作目が一番綺麗に感じました。お話はR、Sに比べるとややあっさりした印象ですが、ちゃんと見せ場もあって十分満足できました。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 3
<< 前へ 次へ >>
ページの先頭へ