無声アニメでロボットなおすすめアニメランキング 1

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62.9 1 無声アニメでロボットなアニメランキング1位
rain town [レインタウン](TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (166)
812人が棚に入れました
2010年度に京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の学生が卒業制作として作った約10分の短編アニメ。その街はいつからか雨がやまなくなって人々は郊外や高台に移り住んでいった。「rain town」。人々の記憶の底に沈む 忘れられた“雨の街”へ時折、誰かが迷い込むという…。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

10分で語る「記憶」

2010年、京都精華大学マンガ学部アニメーション学科の作品。

これはすごい!
アニメや芸術に疎くてもわかります。

……鳥肌が立ちっぱなしだったからです。
体は嘘をつきませんよ。

どのシーンで止めても、絵画のように見える美しい映像。
まるでそこに自分自身がいるように錯覚する音響、そしてカメラワーク。
冷たく、もの悲しい雰囲気の中でも、どこか暖かさや希望を感じるお話。

セリフのない10分弱のアニメーションにもかかわらず、実際にそこに立って、誰かの書いた詩でもを読んでいるような気分になります。


雨が降り止まず、どんどん水がたまっていく街「rain town」。
その街で、ひとかけらの「何か」を持ち帰った少女。
{netabare}
それが、冒頭の部屋の中で使われている。
それでころか、街にあったポスターや看板など、ほとんど全てのものが部屋の中に飾られています。
{/netabare}
数々の記憶に埋もれていくガラクタのような思い出。
そんなものであっても、今でも心のどこかで根付いている。
私はそう解釈しました。

アニメというより芸術作品、といったほうがしっくりきますね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

雨の美しさとせつなさ

京都精華大学マンガ学部の石田祐康氏が
第5回TOHOシネマズ学生映画祭の短編アニメーション部門で
グランプリと特別賞のROBOT賞をダブル受賞した作品。

まず、音がとても美しく、
同じフレーズを静かに繰り返すピアノのメロディーとともに、
なかなか止まない雨が表現されている。

音は雨だけでなく、水溜りに足を踏み入れる子どもの足音や
ロボットの足音など とてもクリアで、ヘッドフォンで聴いていて
ちょっと感動してしまった。

物語は切ないけれど、夜明け直前のような、雨に霞んだ景色の
ブルーの濃淡も美しく、光の加減もしっとりしていて、
そこかしこにある潤いが、心をやさしく包んでくれる。
そんなブルーの雨の世界に、黄色や赤のレインコートが
ピリリと利いていた。

短い時間の中で、実に多くのことが語られているが
それも観る人の感性によって受け取り方は色々でいいと思う。
何度観ても飽きない。

10分間の詩情あふれる作品。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

目を瞑れば私も雨の中。

セリフは一切ありません。
映像と音で作られた約10分のオリジナル作品です。

雨の音や水の音がすごく鮮明で
ヘッドフォンから聞こえる音は
私自身も雨の中にいるような感覚・・そのくらいリアルでした。

結局この作品が1番何を伝えたいのか、
バカな私にはわかりませんでした。

でもセリフはないけれどシーンごとに登場キャラの気持ちが
伝わってくるような気がしました。
ロボット?の記憶がすごく切ないと思いました。
ずっと待っていたんだね。
あの記憶はきっとあのおばぁちゃんの子どもの頃だったのかな・・
なんて思いました。

見終わった後も雨の音がすごく耳に残ってました。
水の音って改めて聴くとすごく綺麗。
作画も細かくてよかったと思います。

短いので時間がある時チラッとみても損はないかと思います♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30
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