田中敦子おすすめアニメランキング 31

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年07月09日の時点で一番の田中敦子おすすめアニメは何なのでしょうか?
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79.3 1 田中敦子アニメランキング1位
ACCA(アッカ)13区監察課(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (695)
3132人が棚に入れました
13の自治区に分かれた王国にあある、巨大統一組織"ACCA(アッカ)"。
かつてクーデターの危機により結成されたACCAは、国民の平和を守り続け100年が経とうとしていた。
ACCA本部の監察課副課長 ジーン・オータスは、「もらいタバコのジーン」の異名をもつ、組織きっての食えない男。
飄々とタバコを燻らせながら、13区を廻り不正がないか視察を行っている。
そんなジーンを見つめる視線、不穏な噂と――おやつの時間。
ジーンの平和な日常は、ゆっくりと世界の陰謀に巻き込まれていく!

声優・キャラクター
下野紘、津田健次郎、悠木碧、諏訪部順一、遊佐浩二、大川透、緑川光、安元洋貴、田中敦子、後藤ヒロキ、上田燿司、前野智昭、八代拓、宮野真守、上村祐翔、中尾隆聖、石塚運昇
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ローマは一日にしてならず、ぢゃ

原作未読


{netabare}“Kokuouheika 99 saino tanjoubi"

ローマ字かよ!{/netabare}

原作はナツメ、監督も夏目、OPAメロはケツメ(?)。OPが終ればおやつの時間。だいぶぬるめの立ち上がりでした。


黒基調のサムネと番組タイトルから受ける印象はなんか固そう。
そんな視聴前の先入観なんてどこ吹く風。オシャレでかっこよくて、でもどこかしら抜けてて、そしてたばことスイーツに満ち足りたお話でした。地上波再放送をきっかけに、途中から配信に切り替え一気に観ました。全12話です。

あらすじ:もともとは別々の国だった13の国が統一されたという経緯のある土地でクーデターが勃発。それを国王は各地方に高度な自治を認めることで平定。13区に分けられたドーワー王国のそれから99年後の世界が舞台です。平定後に発足した“ACCA(アッカ)"と呼ばれる組織の監察課に勤める職員ジーンオータスが主人公の物語。監察課というお役柄全国を飛び回ってます。そして降って湧いたクーデターの噂を耳にするところから物語が動き出し、徐々に巻き込まれていくというサスペンス系統に分類されるであろう作品です。
それでこの所属組織ACCAがなかなかパンチが利いていて、警察・消防・医療その他公共性の高い各分野を一手に担ってる強大な組織なんですが、、、
不採算でも畳めないですよね?収入源はどうなんすかね?そもそも民間に治安組織の手綱を握らせたらダメじゃん、それじゃ傭兵とか民兵じゃないですか(笑)
この設定のせいで第一印象が良くありません。企業(サラリーマン)なのか公共組織(役人)なのかで見立てが変わるからです。公に奉仕する公僕が組織の論理との狭間でどうバランスを取るのか?が面白いのに民間組織設定だと無理が生じるはずなんです。{netabare}案の定、組織の性格上かなんなのか民間ならではの営利目的な描写を匂わせることもなく、いや描くことが出来ずに役人寄りの展開で推移したのでだったらはじめから公務員でいーじゃん、と思いました。{/netabare}
またクーデター解決(鎮圧?)手段が各区の自治の担保って、それってクーデター成功と同義では?としっくりこなかった序盤です。

些末なことでしょう。が、大概そんな些細なところが没入感を削ぐものです。
イケメン二人が主役級。5長官がイケボ揃い。そして毎度のおやつタイムにオシャレな雰囲気。うーん、女子向けかな?
男子には妹(ロッタ)か本部長(モーブ)をあてがっとけば安パイだろうよ。
というアニメかと最初は思ってた節があります。まあそれも最初の2,3話くらいのこと。回を重ねる毎に面白くなっていきました。


なぜなら、ちょっと冗長そうに見えて実はテンポが良かったから。
{netabare}第1話がいい例でしょう。最初の視察地ファーマス区訪問がAパートで終了。だいたい初回なら1話丸々使ってもいいところをそうしません。{/netabare}
ゆったり進んでいるように見えて、原作全6巻のラストから逆算して12話を作りこんだのが容易に想像できます。これは完走した後に振り返ったり2周めいくとわかるかも。伏線やミスリードの宝庫だったりするのです。

“クーデターの首謀者は?目的は?”

この物語のストーリーラインの軸はクーデター騒ぎにかかる人の動きです。謎を提示し情報を小出しにしながら興味を引かせ、その横でおいしそうなものを食べてるロッタちゃん(CV悠木碧)を眺めて楽しむ感じ。シリアスと日常パートの按配が良く、テンポの良さも加わって飽きることはありません。
各区もさすが高度な自治を実現してるだけあって区毎の性格がまるで違います。バラエティに富む各区を眺めることも毎度の楽しみだったりしました。政体でいえば都市国家の集合体みたいな感じかしら?アメリカの州よりも独自性が高く、昔のドイツやイタリアのイメージに近いです。
名残が残っているのはイタリアでしょう。ヴェネツィアはもともと国だったと教科書で習った方も多いかと思います。イタリアも州毎の独自性やプライドが高く、サッカー代表アズーリよりもおらほの町のチームが大事みたいなところがあって、このへんの歴史的経緯も比較文化の観点で面白かったりしますが、本作のドーワー王国はそんな国家です。

いつも通り脱線したところで話を戻すと、キャラも脇役含め棲み分けが出来ていて名前もすぐ覚えられました。キャラ紹介は省略ね。


起承転結のある物語は“転”からが勝負だったりしますが、『ACCA』の場合は、その前段も退屈しませんでした。
そしてお待ちかね{netabare}の第8話{/netabare}。わりと早めにバカでかい“転”がやってきます。これ自分がこれまで観た中でもトップクラスの“転”の回です。テンポよく進んで詰め込まれた情報が一気に繋がる感じ。そしてまだまだ明かされない謎を残しつつ結末に期待をもたせる神回でした。
これまだ観てない人いましたらお薦めですよ。残り話数で上乗せしていき結末も納得できる終わり方。ほんと12話あっという間とはこのことだと思います。


以下、ネタバレ所感
■二度おいしい作品
完走してからもう一回リピートしたくなるのではないでしょうか?
{netabare}・「こっちは30年間見てる」(ニーノ第2話)
・第3話の成人祝賀パーティーって孫を一目見たかっただけなのね
・同じく第7話のケーキ屋さんお立ち寄りも孫とお話ししたかったのね
・りんごのケーキが最後出てきて泣きそうになった。ニーノぉ~(第8話){/netabare}
視点をジーンやロッタではない他の誰かに移して鑑賞すると見え方が変わります。

■クーデター騒ぎへの落とし前のつけ方
予想が当たった人も驚いた人も納得の終幕かもね
{netabare}我こそは正義!の推進力は強いものがあるものの、一番やらかすタイミングでもあります。路線がすでに出来上がっている中でのどんでん返し。痛快でした。{/netabare}


思えば、作品を彩ったスイーツ群もバラエティに富む各自治区の描写もサイドストーリーと思いきや、結末を迎えた後に振りかえると意味を持ったものが多くありました。
原作の出来が良いのでしょうか。予想の展開を心地よく裏切られながらハラハラドキドキ、良く練られた良作だったと私は思います。


■オマケ
アッカについてのあれやこれや。
{netabare}私事ですが趣味でイタリア語やってた時期がありました。ビジネスには全く役に立ちませんが、現地のトラットリアで意気投合しワインの一杯を奢られるくらいの実力があった時期があります。
でこのACCA。イタリア語で“H”の読みがアッカなんです。アルファベットで8番目。やけに気合の入った第8話を観了後、一人にやっとした次第です。スタッフの遊び心だったら素敵ですね。

それと、スペイン語やイタリア語などラテン語由来の言語ではHを発音しないものも多く、イタリア人は大の苦手。転じて“H”は取るに足らないもの、なくてもいいものといったニュアンスも。作中のACCAの置かれた立場を表してるかのようです。

最後にもう一つ。中田英寿というイタリアで活躍したサッカー選手がいました。愛称は『ヒデ』。現役の頃は『ナカ~タァ』で現地で通じたものですが、日本では何て呼ばれてんだで返した時に、彼らは『イデ』になっちゃってました(笑)
その彼の現地での情報発信のメルマガだったかがたしか『H(アッカ)』だったと思います。彼の性格からして、自分を取るに足らない者だなんて謙遜するはずもなく、「ちゃんと『ヒデ』って呼べや!」なんでしょうね、きっと。{/netabare}


{netabare}ムールのワイン蒸し(ベルギー)、チーズフォンデュ(スイス)、ドーワーのお城はドイツのあの有名なお城かしら?…といったヨーロッパの装いと、ハレ区は東洋、フラワウ区はアラブとさしずめ万国博覧会みたいなアニメでしたが、自分が抱いたイメージはなぜかイタリアでした。また行きたいな。{/netabare}



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視聴時期:2019年4月~6月 地上波再放送 


2019.06.18初稿
2019.12.09配点修正 +0.2

投稿 : 2020/07/04
♥ : 61

いこ〜る さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

各区のモデルはどこだろう?

文句なく面白かったです。

張り巡らされた伏線を手繰り、ミスリードの網をひたすらかいくぐりながら飄々と進む物語を追いかける、ミステリでもサスペンスでもない独特の雰囲気が素晴らしいです。
また、音楽もよくて、特にOPはここ数年で最もカッコいいと思います。EDは結城アイラ久し振りかな?こちらは手書きの動画が良くて、印象的でした。

さて、物語を語り出すときりがなさそうなので、ちょっと趣向を変えて、本作の舞台となった各区のモデルはどこかを考えてみました。

普通に考えると、どこかベースになる国か地域を決めて、その中で各区をアレンジしそうなものですから、アメリカをベースに各州とか、ヨーロッパベースで各国などをモデルにしているのかなと思いました。
が、ハレ区あたりで『どうもバラバラではないか?』と思うようになりました。だってハレ区、どう見ても沖縄ですから。

(各区の順はジーンの視察順です)

ファーマス区
初回ですからまだ判断基準がなくて、なんとなく北海道みたいと思っていました。
欧米モデルにこだわらなければ、別に日本の北海道でも構わないのですが、農業区という以外の情報が乏しくてよくわかりません。ヨーロッパだと対象となる国が思い当たらないので、コーンベルトと呼ばれるアメリカのオハイオ州とかアイオワ州辺りでしょうか?

バードン区
絵的にはニューヨークでしょう。支局員の帽子もNY市警っぽいです。ただ、食から考えると、アメリカは食パンじゃないんですよね〜。でもまあドーナッツも食べてましたし、ニューヨークでいいんじゃないでしょうか。

ジュモーク区
何でもデカイって、それ、国としてのアメリカそのものではないですか?
ジュモーク=樹木とするならば、世界一の巨木で有名なメタセコイアの木があるカリフォルニア州なのでしょうが、ちょっとイメージが違いますね。森で有名なオレゴン州とかどうでしょう。

スイツ区
名前が似てるのでスイスだと思ったけどなんだか違う気がして…。
それでもヨーロッパの小国がイメージソースであるのは間違いない気がします。となると、リヒテンシュタイン辺りが妥当でしょうか?ただ、19世紀風の服装の描写があったので、もしかしたら時空を超えて参照しているのかもしれません。そうならお手上げです。

ビュラ区
雪に覆われた北国でしたが、荒野ではなかったです。大麦が獲れるとの話もありましたので、ツンドラ気候まではいかないでしょう。となるとカナダかアラスカ辺りでしょうか?私はマフラーのデザインからカナダ説を推します。

ロックス区
これは分かりやすいです。映画などでお馴染みの世界観、アメリカ西部ですね。
州名で決め打ちしづらいですが、鉄道が山岳地帯を走る描写があるので、ロッキー山脈を貫く鉄道があった、コロンビア州かユタ州辺りでしょうか。

ハレ区
区長からして開襟シャツの短パン姿、さらに椅子テーブルではなく座卓だったので『あれれ?まるで沖縄じゃないか?!』と思ったわけです。ハワイからポリネシア~ミクロネシアまで候補に含めていいのかもしれませんが、人も日本人ぽかったので素直に沖縄としておきます。

ドーワー区
王様がいる、お城がある、という点でヨーロッパなのは間違いないでしょう。
食文化の面で固いパンしかないとのセリフがあるのでドイツ圏、伝統的なお菓子が有名とのことなので、さらに絞り込んでウイーン(オーストリア)と想定します。

コロレー区
描写が少ないのでなんとも難しいですが、支局の女性用制服のデザインなどで旧共産圏を想像しました。街の絵的には旧東ベルリン、でも地下鉄駅の天井がかまぼこ型なのでモスクワかなぁ。

ペシ区
難しいです。海沿いで漁業や釣りが盛ん、という以外の描写がなくて…。
ヨーロッパで漁業国といえばノルウエーですが、支局の制服がセーラー服だったですよね。だとすればアメリカで、アラスカのアンカレッジ、もしくは東海岸ポートランド辺りかもしれません。わからないです。
(追記)
えたんだーるさんから次のような考察をいただきました。
>ペシ区のモデルはイタリアかも。士官ではない海兵はセーラー服ですし、「ペシ」という響きがラテン系諸語の「魚」っぽい感じなので…。(イタリア語なら "pesce"(ペッシェ))
以上、ありがとうございます。ペッシェ=ペシかぁ、ありそうですねぇ。

ヤッカラ区
これはラスベガスで決まりでしょう。

プラネッタ区
ここも難しいです。荒れた土地、地下資源の開発に夢を追う住人って、どこかユートピアめいていてどこにもない場所のように感じます。アリゾナ州もしくはテキサス州とも考えられますが、ここは次のフラワウ区とセットで考え、フラワウへのアンチテーゼとして設定された『現実モデルのない場所』でいいのではないでしょうか?降参です。
(追記)
TAKARU1996さんから、『ゴールドラッシュ』と言うキーワードをいただきました。夢追いと言う精神性は多いにプラネッタっぽいですね。ありがとうございました。

フラワウ区
わかりやすいですね。石油資源の豊富さ、人々の豊かさ、服装などから中東。花にあふれる街の人工的な描写を見ると、おそらくドバイあたりで決まりでしょう。

と、こうなりましたが、このフリーダムさ!堪りませんね。安閑とした作風と妙にマッチしてる気もします。

ところで、ドーワー王国の政治形態ってどうなっているのでしょう?
ACCAは民間組織と言っていますが、どう考えてもFBIあたりがモデルになっているし、だからアメリカ的連邦国家かと思うと、シュバーン王子は「自分が王位についたらACCAは廃止」とか強権があるようなことを言っています。君主制?絶対王政?そういえば国会議員的な政治家が出てきませんが、区長ってどういう立場なのか?
う~~む。謎が多い(原作では語られているのでしょうか?)。

(追記)
「中央議会があるので、立憲君主制では」とメッセ頂きました。
そう言えば、スイツ区の議員がどうのこうのと言う話がありました。忘れてましたよ。ありがとうございます、えたんだーるさん。

さて、ここで皆様にお願いです。
私一人の考えでは、間違いも抜けも防ぎようがありません。何か「こうなのでは?」と言う、ご意見、アイデアなどありましたら、メッセで教えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

静かにゆっくりと進んでいくストーリーは、密室で立ち昇る紫煙のよう…

この作品の原作は未読です。正直最初は視聴を迷いましたが、悠木さんが出演される事を知り視聴を決めた作品です。

物語の舞台はドーワー王国…元々は国王による独裁制の国でしたが、かつて発生したクーデターを機に13の地区による自治制に生まれ変わった国が舞台となっています。

もう一つクーデターで変わったのは、ACCAと呼ばれる民間組織が立ち上げられた事です。
このACCAは、各自治区の運営状況をチェック…つまり監視する業務も行っており、この物語の主人公であるジーン・オータスはその監察課の副課長を担っています。

この監察課の仕事は個人の業務配分量が極端に異なっており、オータスは乗り物嫌いな課長に変わって全13区の監視状況を視察に行くという監察課の中でもハードワークを日々こなしています。

ACCAの業務は基本的に各自治区に身を置き、その地区に密着した仕事を基本としているので、各自治区を飛び回っているのは監察課だけ…
完走して振り返ってみると、これも立派な伏線でしたけれど。

物語の序盤は正直展開が良く分からない…が本音でした。
オータスが各自治区を視察して回る…そして各自治区は文化、生活、環境が全く異なっていて、どの地区もオータスへのねぎらいともてなしを欠かしません。

それだけ監察課が持っている力は絶大である事の裏返し…
まぁ、オータスが上層部に対して虚偽の報告をするとは思いませんが、万が一不正が発覚でもしたら、当該地区にとって有益な事は一つも無い事は間違いありませんので…

それにオータスは物腰は柔らかいものの要所で目が利くんです…
若くして監察課の副課長にまで上り詰めた理由の一つなのかもしれません。

もう一つ、この物語の舞台の特徴は、煙草が極めて高価な価格で売買されているという事です。
具体的な金額は分かりませんでしたが、趣味嗜好の範疇を超えていて富裕層にしか楽しめないモノになっているとの事でした。

それなら喫煙シーンはさぞかし少ないのでは…と思いきや、オータスが愛煙家なので喫煙シーンは結構な頻度で画面から流れてきます。
そして少し違和感を感じたのは、オータスが喫煙する煙草は人からの貰い煙草が多いんです。
富裕層の娯楽と化した煙草も1本だけならそう高くはないのかもしれません。

ですが、本当の愛煙家なら喫煙する煙草はちゃんと自分で買わなきゃ…と思ったのも事実です。
私は煙草は吸わないので、煙草に高額の税金が課せられても生活に変化は無い…と思っていましたが、この作品を視聴して思ったのは、必ずしも生活に変化が生じない事は無い…という事です。

本当の富裕層しか楽しめなくなってしまったら、喫煙人口が激減してしまいます。
個人的には昔に比べると圧倒的に値上がった印象がありますけれど…
喫煙人口の減少に伴い、税金の収入も比例して下がる事になります。
そうなると、これまで煙草の税金を投入していた部分に穴が開いてしまう事となり、結果的に非喫煙化の人たちにも影響が生じる可能性がある…という構図です。

でもこの作品で印象的だったのは煙草ではありません。
一つは結末に向けたあっと驚く展開と…妹のロッタ嬢です。

あっと驚く展開は本編でご確認頂きたいと思いますが、ロッタ嬢の魅力は是非伝えておきたいところです。
ロッタ嬢のCVは悠木さんなので、演技には期待だけしておけば全く問題ありません。
天真爛漫で少し危なげで思わず手を差し伸べたくなるようなキャラを見事に演じられています。
スイーツが大好き…お兄ちゃんに出張のお土産にパンをおねだりするくらいパンが大好き…
そして何より兄妹ともなんですが、どちらも優しく思い合っているのが手に取る様に伝わってくるんです。

この兄妹の事を考えると不思議な事もあるんです。
例えば、住んでいるのは高級セレブマンションの最上階…
ACCAは民間組織なので、公務員より給料は良いのかもしれませんが副課長クラスでそんな場所に住めるか…と考えると答えはクエスチョンです。

それにオータスもイケメンですが、ロッタ嬢の可愛らしさは群を抜いている上、佇まいも気品に満ち溢れているんです。
そんな二人の魅力の理由も本編で明らかになっていきます。
結構見どころの多い作品だったのではないでしょうか。

1クール12話の作品でした。
完走した最初の印象はとにかく痛快だった…という事です。
やっぱり世の中には完璧な筋書きは無いんだ…
仮にあったとしてもそれが実行できるかはまた別の問題なんだ…
そんな事を感じさせてくれる作品だったと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 27

65.5 2 田中敦子アニメランキング2位
ピアノの森(アニメ映画)

2007年7月21日
★★★★☆ 3.8 (183)
1165人が棚に入れました
町外れの「ピアノの森」で育った少年カイの物語。はじめは楽譜すら読めないカイが周囲を取り巻く人々によりピアニストとしての才能を開花させていく過程を描いている。
主な登場人物 [編集]

声優・キャラクター
上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、宮迫博之、田中敦子、松本梨香、田中真弓、天野ひろゆき、ウド鈴木、黒沢かずこ、高田純次
ネタバレ

isislove さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ピアノの神様に選ばれた10歳の少年の物語

この作品が初公開されて10年以上の歳月を経て
2018年の春クールにNHKでテレビアニメ化されるということで
嬉しくて3年ぶりにレビュー追記します。

この作品がきっかけで原作を読み始めました。

原作は全26巻ですが、完結するまで1998年-2015年の18年間という
長い年月を経て熟成されたヴィンテージワインやギターのような
深い味わいに感動の涙が...。

途中、長期休載、連載誌移籍、不定期連載など波乱万丈な作品でしたが
有終の美できれいにまとめた原作者のプロ根性に頭が下がります。

この映画はそんな物語の序章のようなもの。
しかしその序章だけでも心の琴線に触れるものが多かったのです。
詳しくは以下に。

2015.04.28 16:02に投稿したもの(加筆修正あり)
{netabare}
<大好きな作品のひとつ>

初めて観たのは2008年頃、レンタルDVDで。
某映画ランキングサイトで高評価だったので視聴。

原作未読で内容に関する知識は白紙の状態で観始めました。
天才的なピアノの才能を持つ主人公、一ノ瀬海(いちのせ かい)の魅力で
上映時間100分などあっという間。
物語のテンポが良く、予想外に笑える場面もありすごく面白かった。

ジブリ作品のように役者やタレントさんを多数起用していますが、
不満や違和感のあるキャストは一人もいなく、
エンドロールで初めてキャストを知ってびっくりしたほど。

レビュー書きたくなったのは、
2014年10月-2015年3月放送の「四月は君の嘘」を視聴して、
いろいろ被るものがあるこの作品を思い出し、
また観たくなって再鑑賞したため。

今回は原作既読済みでしたので、
とっても上手く原作の贅肉を削ぎ落としていて、
主人公と生涯のライバルであり親友との出会いと成長が
しっかり描かれた秀作になってるとあらためて実感しました。

<原作は青年漫画『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』>

第12回(平成20年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
代表作『花田少年史』で知られる一色まこと女史の作品。
掲載誌は当初『ヤングマガジンアッパーズ』(講談社)にて連載。
途中、同誌廃刊のため『モーニング』(講談社)に移籍。

1998年から連載開始。以後、長期休載、不定期連載などもあり
連載スタートから17年後の2015年4月現在、既刊は25巻。
なので、1巻と25巻を見比べると作画の進化を如実に感じられます。

25巻では主人公は17歳。
滞在2か月のポーランド、ショパン・コンクール編に決着がついて一段落。

<この映画は2007年制作>

TVアニメ版『花田少年史』も担当した小島正幸氏が監督。
(2014年4月~7月には『ブラック・ブレット』を監督)
カイの小学校編の途中まで、原作1巻から6巻冒頭の回までを描いています。

<カイと雨宮修平>

生涯の親友でありライバルとの初めての出会い、
修平転校までの3か月間の交流が描かれ、
カイがピアニストとして覚醒し、後に世界を目指すところを暗示して終了。

シンプルな王道サクセスストーリーに引き込まれます。

<阿字野壮介(あじのそうすけ)>

カイの初めてのピアノの師匠になる元天才ピアニストの描き方が
原作よりもスマートにかっこよく描かれています。

阿字野は、交通事故により婚約者を亡くし、
自身もピアニスト人生を奪う生涯治せぬ傷害を
左手に負ってしまい魂の抜け殻状態だった。

しかし彼とカイは、森に捨てられたピアノを介すことで絆が結ばれ、
お互いの人生を変えていくことに。

カイを掃き溜めから救い、ピアニストの才能を伸ばすことで
阿字野自身も魂の抜け殻状態から救われる。

映画ではその序章といったところ。

<日に日に増えるモーツァルト>

弾けないなら楽譜返せと、カイに迫りくる幻影。これには爆笑!!
彼の脱皮と成長と共に消えていく様が何度観返してもいいです。

<ウェンディと便所姫>

カイとコンクール会場で出会う出場者の一人の女の子とのひと時の交流。
ここもかなり笑えます。この映画で一番好きなシーンです。

原作の性描写や児童虐待とかのシーンはかなり省かれているので
子供から大人まで安心して楽しめるのでかなりオススメします。

完結こそしてませんが、2007年時より原作ストックもかなり溜まったので
ぜひテレビシリーズ化を検討して欲しい作品ですね。


と書いた後、2015年12月末に最終第26巻が出版され大団円、大感動で完結。
さらに2018年4月よりNHKでテレビアニメ化されました。
そちらのレビューも投稿する予定です。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ピアノに選ばれた少年の物語

全編に美しいピアノの音色が響き渡る、とても素敵な作品です。音楽好きの方ならピアノの音色に心奪われ、そしてそうで無い方もこの音色にはきっと癒される事と思います。


原作は漫画です。本作では主人公である海(カイ)君の小学生時代のエピソードを書いたものになります。この作品をご覧になり、もし気に入っていただけたのでしたら、是非とも原作の漫画も読んでいただく事をお勧めいたします。とても面白い作品ですので^^


自由奔放でやんちゃな性格である主人公の”一ノ瀬 海”君。彼は幼い頃より、近くの森にうち捨てられたピアノに触れて育ちます。毎日ピアノに触り、時にはピアノの上で寝泊まりし、彼の生活にピアノは溶け込んで行きます。そして彼は誰に習うわけでなく、いつしか我流でピアノを弾きこなす。天才・・・。彼は天才。そしてピアノに選ばれた人間。

そんな彼に友達が出来ます。東京から転校してきた”雨宮 修平”君。彼はピアニストの家系に育ち、そして自身もピアニストになる事を目指し、日々厳しい練習に明け暮れる毎日。”雨宮 修平”君は森にうち捨てられたピアノを弾く”一ノ瀬 海”君の演奏を聴き、衝撃を受けます。なるべくしてピアニストを目指す自分に持っていない物を持つ”一ノ瀬 海”君の演奏。聴く物を引きつけ、感動させる演奏・・・。2人はこの日から生涯のライバルとなる事を運命づけられます。


本作品では”一ノ瀬 海”君と”雨宮 修平”君がピアノコンクールで競う場面までが描かれます。ピアニストの家系に生まれ、サラブレッドとして育った”雨宮 修平”君。彼はその環境に満足する事無く、日々厳しい練習でピアニストになると言う夢を掴もうとするいわば”秀才”。
そして全てが我流であるが、ピアノに選ばれた天性の才能を持つ”天才”である”一ノ瀬 海”君。コンクールでは、お互いが全力を出し合い、そしてお互いを認め合いながら静かな戦いがきって落とされます。

本作品の最高の見せ場がこのコンクールのシーン。
自分の本当の演奏を見つけられず、コンクール本番中までも悩み続ける”一ノ瀬 海”君。彼は果たして本当の自分の演奏を見つけ出し、そしてそれを演奏する事が出来るのか?答えは彼のピアノの音色が教えてくれます。


主人公の”一ノ瀬 海”君役には上戸彩さん。ライバルの”雨宮 修平”君役には神木隆之介さん。その他にも池脇千鶴さん、福田麻由子さん等々有名人が声優として出演しています。製作はマッドハウスさんが担当。相当力の入った作品です。これで良い作品が作れない訳がない?

肝心のピアノ演奏及びミュージックアドバイザーには世界の巨匠である”ウラディーミル・アシュケナージ”さんが参加。ピアニストとしてはショパンの演奏で有名な彼ですが、彼の演奏はとにかくテクニックが凄い!音色が凄い!そしてその音色は怖いまでに美しい。彼が演奏するメインテーマである”Forest of the Piano”はクラッシックファンの方にはとにかくお勧め。彼の演奏は天才”一ノ瀬 海”を表現するのにぴったりと言えます。

エンディングテーマは女優であり、そしてピアニストでもある松下奈緒さんが歌う”Moonshine ~月あかり~”。なんとも美しく、切なく優しい、本作にピッタリとマッチした神曲です。

画像も綺麗ですね。特に森の中で佇むピアノの描写が素晴らしい。パッケージ絵となっている、森の中で木々の間からの日差しに照らされるピアノ。とても幻想的で癒されます。


素敵なピアノの音色に包まれ、そして観る物を引きつけるストーリーを持つ本作。疲れた心を癒す清涼剤になってくれる事と思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 21

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

森に響くピアノの調べ

はじめは楽譜すら読めなかった少年だったが、彼にはある才能があった・・・
原作ではピアニストとして才能を開花させていく姿を描いているが
この劇場版では小学生編の一部が描かれている。

とにかく、森の中でピアノを演奏するシーンが美しい。
作品サムネからの印象だとファンタジーを思い浮かべそうだが
中身はいたって真面目でとても現実的な内容。
ピアノを習っているお子さんたちにも、ぜひ観ていただきたいと思った。

ピアノに選ばれた才能を持つ天才少年・一ノ瀬海(いちのせ かい)と、
ピアニストの家系に育って厳しいレッスンを重ねる少年・雨宮 修平
(あまみや しゅうへい)のピアノに向ける情熱の温度差や友情。
ピアノを教える先生たちや彼らの母親たちのそれぞれの想い。

また、今の自分が一番感情移入できるのはカイの才能を見出したかつてのピアニスト
阿字野 壮介(あじの そうすけ)の心の変化。

またカイと母親・一ノ瀬怜子(いちのせ れいこ)の、
深い信頼で結ばれた親子関係も穏やかで、すごくいい。
厳しい教育の元で芸術家になる人ももちろん多いけれど
こういうのびのびした育て方で開花していくのも才能あればこそ。
そして大事なのは、その才能にいち早く気づき芽を摘まずに伸ばすこと。

音楽とは、芸術とはって、観ながらいろいろ考えてみたが
結果的に誰かを深く感動させることができていたら、
それはもう成功していると言っていいんじゃないか?と。

この作品、観る人によっては退屈かもしれないが
自分にとっては、初心を思い起こさせてくれるからというのもあり
観終えてしばらくするとまた観たくなるので、もう何度観たかわからない。
大きな感動をするというのとは違い、話の流れもそれほど
起伏はないものの、ご都合主義になっておらず現実的な部分が
しっかり描かれているのでホッとできる。

できれば、カイの成長期~ピアニストになるまでを描いた作品も
観てみたいものだが・・・なかなか映像化されないようでとても残念だ。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 34

75.2 3 田中敦子アニメランキング3位
トイ・ストーリー4(アニメ映画)

2019年7月12日
★★★★★ 4.1 (23)
205人が棚に入れました
“おもちゃにとって大切なのは子供のそばにいること"──新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズらの前に現れたのは彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう…。ボニーのためにフォーキーを救おうとするウッディを待ち受けていたのは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる遊園地での壮大な冒険だった。見たことのない新しい世界で、最後にウッディが選んだ“驚くべき決断"とは…?

声優・キャラクター
《日本版声優》唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、竜星涼

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

無限の荒野へ。さぁ、行くぞ。

トイ・ストーリーシリーズ大好きで、蛇足になりそうと心配してた人間だが、これには文句なし!。むしろ、前まであった僅かな弱味を克服し、更にテーマを前に進めて見せるなんて!。前と変わらんようなことを年年歳歳やってるこっちとは次元が違う。

キャラは、今回はお馴染みのメンバーじゃなく新キャラに振ったの正解だろう。だってみんな良いキャラなんだもん。

ボーの素晴らしさはどれだけ語ってもたるまい!。彼女とウッディーのやり取りを見てるだけで、おもちゃと人形なのになんでこんなに胸を打たれるんだ!。台詞だけでなく、微妙な表情一つでも心に染み入る繊細さと上手さがある。


そして、本作で白眉なギャギャビー。今回の重要な更進ポイントだろう。今までも悪役なキャラは出たが、単なる悪役じゃない幅のあるキャラだったのに、結局排除されて終わりなところがあった。本作は、ついにその救済が描かれる!。


そして、ラストへ…。寂しいがこの物語を追ってきて、テーマの進行をわかってる者なら必然だろう。


バズの表情や台詞一つでもう泣けて仕方がない。しかし、歳をとり迷いながらも、殻に閉じ籠らず無限の彼方を目指すのがカウボーイには相応しい。

同日見たこの夏話題のもう一本より100倍キュンキュンし、1000倍エンタメしてて、10000倍テーマが味わい深かった。まぁ、当然なんだけど。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

53.5 4 田中敦子アニメランキング4位
オズマ(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (41)
140人が棚に入れました
荒廃した未来の地球。全地球を覆い尽くす砂の海―太陽の異常活動が大気の層を破壊し、地球上の生態系に大きな異変が起こっていた。人類においては、DNA破壊により、世界各地で出生率が劇的に低下する等の異常が発生。時の政府は地球規模の「人類再生計画」を実行し、優秀な能力を保有するIC(アイディアル・チルドレン)というクローンを造り上げ、やがて、ICの統治による巨大な組織体を形成していったのだった。サム・コインは、砂賊船バルダノスを使い砂漠で交易を営む「砂賊」の一員だ。サムは今日も2人乗りの浮遊式砂上機フルクフィッシュを操り、兄の仇である謎の移動物体「オズマ」を追い求めていた。そんなサムはある日、ICが組織する軍隊「シーシアス」の砂上駆逐艦に追われている砂上ヨットを操る美しい女性マヤに遭遇する。サムは、愛機フルクフィッシュを巧みに駆り、シーシアスの砂上駆逐艦の攻撃からマヤを救出し、砂賊達のオアシス・オアーゼ港に停泊する砂賊船バルダノスに連れて帰った。しかし、甲板の上まで鳴り響く銃声とともに、砂賊船バルダノスはあっという間に圧倒的な戦力を誇るシーシアスの砂上駆逐艦に包囲されてしまう。あらがう間もなく駆逐艦の照準がバルダノスに向けられた…。

声優・キャラクター
柿原徹也、田中理恵、藤村歩、田中敦子、速水奨、黒田崇矢、藤沼健人、雨蘭咲木子、堀江一眞、小林由美子、中國卓郎、桜井敏治、たてかべ和也

大和撫子 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

生命の在り方を問う時空ロマンスアニメ

全6話構成、「松本零士」が30年前に劇場版映画として描いたまま未公開になっていた作品を基に、WOWOW開局20周年記念作品として制作した作品です。

◆この作品の内容は・・・
舞台は砂漠化してしまった遥か未来の地球。
主人公のサムは砂漠の海を駆け巡る砂賊船の一員として交易を営みながら生活し、兄の命を奪ったという謎の大型移動物体「オズマ」を探す日々を過ごしていました。
そんなある日の事、サムはある軍隊に追われる少女マヤと遭遇。
マヤを助けた事によってサムや砂賊船の仲間達はその軍隊に追われる事に・・・。

◆声優陣は・・・
サム・コイン  : 柿原徹也(天元突破グレンラガンのシモン)
マヤ       : 田中理恵(ガンダムSEEDのラクス・クライン)
ミメイ      : 藤村歩(侵略!イカ娘の相沢栄子)
バイナス    : 田中敦子(Fate/stay nightのキャスター)
ギド・ガイラー : 速水奨(Fate/Zeroの遠坂時臣)
他。

◆総評・・・
「松本零士」といえば「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」など数々の名作を手掛けてきました。
宇宙を巡る広大なストーリーに序盤からでもワクワク感やロマンを感じ、近年に制作された「銀河鉄道物語」では第1話目からして熱い想いが湧くそんな作品を制作してきたのですが、正直この作品に限っては拍子抜け、イマイチ作品に惹きつけられるようなインパクトが感じませんでした。
ロマンも感じなければスケールの大きさも感じない。
そもそも作画が全く安定してなくホントにプロが描いているのか?
この作品、「松本零士」によると『限りある命の時間との闘い』を描きたかったと述べているみたいですが、テーマとしては良かったし物語終盤では衝撃的な事実などが判明し人類の行く末について考えさせられる内容ではありましたが、アニメとしての面白さはほとんど感じなかったので、非常にガッカリな作品として終わってしまったように思いました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 18

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

結局、オズマって何? C

主人公サム・コインは、砂賊船(※)バルダノスを使い砂漠で交易を営む「砂賊」の一員。
(※)この世界は砂漠が舞台になっており、潜水艦ではなく砂に潜る船が出てきます。
サムは今日も二人乗りの浮遊式砂上機を操り、兄の仇である謎の移動物体「オズマ」を追い求めていた。
ある日、IC(アイディアル・チルドレンというクローン人間)が組織する軍隊「シーシアス」の砂上駆逐艦に追われている砂上ヨットを操る美しい女性マヤに遭遇する・・・。


松本零士の作品だけあって、どこかで見たようなキャラクターがずらりと並びます。
キャラの個性が乏しいだけならまだしも、主人公が全く印象に残らない困ったちゃんでした。

そんな中で唯一印象に残ったキャラは、砂賊船バルダノスの女船長バイナス。
クイーンエメラルダスをほうふつとさせる容姿(勿論頬の傷はないですが)に反して、非常に男勝りのところが魅力のキャラです。
艦対艦の戦闘では、相手の艦の真下に潜り込み、艦首を90度上方に向け、艦ごと突っ込むという荒業を見せてくれましたww

ストーリーはマヤを中心として進んでいきます。
ごく大雑把に言うと、生命力の衰退した人種が、他人種を犠牲にしながら生きながらえることの是非、みたいな内容の話です。
ストーリー自体どこかで聞いたような内容ですし、展開もさほど面白いと言えるようなものでもありません。
仮面を付けたキャラが出てくるのですが、正体バレバレじゃないか!ってほど分かり易かったりしますし。

見所と言えば艦対艦の戦いくらいでしょうか。

ということで、全6話と比較的短いのですが、お暇ならどうぞという程度です。
WOWOWもこれの再放送ばかりしないで、他のものを放送して欲しいなぁ。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

限りある命の時間との闘い

視聴中

「地球環境の保全と生命体の生存を守るために私たちは何をするべきか」
「生命の原点とは何か、宇宙とは何か」という問いかけをしたいみたいですね

全6話のようですが6話でうまくまとまるのでしょうか?

視聴完了

壮大な世界観設定かとおもいきやそうでもないし、どこかのナウシカで見たような感じがしました

なーんか戦闘のシーンが多すぎて肝心のテーマがおきざりになってしまったように感じた、最後もよくある展開でおわらせる上に中途半端だったし。

同じ松本零士作品見るのなら新しいヤマトの方をおススメしますね

投稿 : 2020/07/04
♥ : 5

59.1 5 田中敦子アニメランキング5位
3ねんDぐみガラスの仮面(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (32)
100人が棚に入れました
冷めた現代、熱くさせて頂きます! あの5人が今度は学園で大暴れ!

現代のとある高校に通っているマヤ、亜弓、月影、桜小路。そして理事長の真澄。 彼らは、冷めきった現代人のハートを熱くさせるため、ガラスの仮面ジェネレーションからタイムスリップしてきた究極の芝居人。 悩みを抱える人々に、滾る芝居魂と情熱をぶつけていくマヤ、亜弓、月影、桜小路。
一方、理事長である真澄は、こんな冷めた時代は救う必要がないと思っており……。悩みと情熱と芝居と涙、笑顔と白目とありがた迷惑……。
さぁ、3ねんDぐみガラスの仮面、開幕です!

声優・キャラクター
阿澄佳奈、大久保瑠美、田中敦子、梶裕貴、小野大輔

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ガラスの仮面40周年記念作品。

この作品の原作は、遥か昔に読んだ記憶がありますが、完走した記憶は定かではありません。
確か従妹の家に漫画本があって、それを借りて読んでいたような…でももう数十年以上前の話です。

それ以来、この作品に触れる事はありませんでしたが、
・北島マヤ(CV:あすみん)
・姫川亜弓(CV:大久保瑠美さん)
・月影千草(CV:田中敦子さん)
・桜小路優(CV:梶裕貴さん)
・速水真澄(CV:小野大輔さん)
という名前を聞いたらピンと来ない訳はありません。
流石に声優さんは変わっていますが、私にとって北島マヤをあすみんが演じてくれるなんて、嬉しい誤算以外のナニモノでもありません。

設定は冷え切った現代人の心を熱くするため、現代にタイムスリップしてきた5人が繰り広げる学校生活が描かれています。
一応、速水真澄が理事長でその他の4人は高校生になっています。

当時は携帯電話もインターネットも無い時代…
そんな時代から突然現代に来たら間違いなくビックリすると思います。
だって何もかもが変わっているから…

それでも何とか今の時代に合わせようとするのですが、各キャラの立ち位置や演技に対する姿勢が原作を踏襲しているので、思わずクスッとできる場面もあったりします。

月影千草は、みんなと同じ学生という立場なんですが、態度・口調とも雲の上の人の様な存在だし…
姫川亜弓は、幼いころから才媛と呼ばれるにふさわしい…そしてマヤの一番のライバルとして振るまっているし…
北島マヤは、時に周囲を圧倒する一心不乱に努力するひたむきさはこの作品でも十分に表れていますし…
桜小路優は、相変わらず北島マヤが大好き…でも、一番現代にマッチしていたのはこの人かもしれません。
速水真澄もマヤに対する悪態は相変わらず…

5分枠のショート作品ですが、各キャラの要素がしっかり織り込まれていていると思います。
でもエンドテロップを見て納得しました。この作品の監修をされているのは、美内すずえ先生ご自身なのですから…

そしてもう一つ面白いのがエンディングです。
エンディングテーマは「黄昏のエンド」という曲で歌っているのはマヤ&亜弓 feat.桜小路くん
なのですが、桜小路くんが実に良い仕事をするんです。

この様な40周年記念作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

1クール13話の物語でした。
5分枠の作品なので視聴に迷ったら見る…という類の作品だと思います。
懐かしさを感じさせて貰えた作品でした。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 10

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話目からマンネリ感<48>

gdgd的な3DCGベースのキャラデザはかなり好感。技術発展したなぁみたいな。
声優陣も立派なのを揃えてる。
だが、ネタが2話からすでにマンネリ感を感じるような一本調子でどうにもイマイチ。
みんなでナタデココに醤油をかけているシュールな絵面が面白かったくらいかなぁ。

まずOPでギャグやりますよー的なハードルの上げ方してんのがよろしくない。
シリアス方面から崩していったほうが笑いを生みやすくなと思うんだけど。
テーマにしてる情熱もふわふわしすぎ。
てゆーか、ガラスの仮面って昔の話じゃなくて現代の話ってことになってるから、昔のキャラが現代的なモノに触れてどうのこうのっていう毎回の話作りがピントがズレてる気が。
EDも○○もガラスの仮面をかぶっているのですの○○部分を変えるだけ、毎回同じような桜小路のツッコミという作りで、笑いに繋げる難易度を無神経に上げまくってる感じ。
なんか打ち合わせしてるときは好評でしたみたいな空気が漂ってるような気がしましたとさ。


ありゃ?な2話目<45>
2話まで視聴。
ネタがイマイチ。椅子がガタつくのを押さえただけってなんだそりゃ。
前回は人間バイブのインパクトがあったけど、随分落ちたなぁ。
EDは毎回変えるようだけど、歌詞中の仮面かぶってる人がかわるだけなの?と2話目にしてマンネリ感。

レジェンド級作品のパロ<50>
1話視聴。
デフォルメ3Dなのに表情はしっかり少女漫画してる。
演技バトルも面白め。
EDは面白かったけど、固定なんだろうか。毎回変わってほしい所。

そして月影先生が田中敦子。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

豪華な声優陣に好きな方がいる方は是非

 キャストが阿澄佳奈、大久保瑠美、田中敦子、梶裕貴、小野大輔…

 5分アニメとは思えないほどの豪華さ…。
 それだけ「ガラスの仮面」が特別な作品なんだと思います。

 自分はキャストを見て、この作品を観たクチ(アスミンのファンなので…)ですが、観てよかったと思える作品でした。

 毎話笑えたわけではないけど、笑える回もちらほら。
 逆に観て損した気分になるような外れ回はとくにありませんでした。
 あまり面白くない回も、毎回変わるED「黄昏のエンド」の阿澄佳奈と大久保瑠美の綺麗な歌声とシュールな歌詞、梶裕貴のツッコミで、いい感じに終わるので毎回満足。EDのフル版を早く聴きたいです。

 「ガラスの仮面」ファンが楽しめるのかは謎ですが、上記の声優のうち、だれか特別に好きな声優がいる方は、観てみて良い作品だと思います。


 アスミンの声と演技…やっぱり好きです。最近は舞台での活動を頑張っている故、「ガラスの仮面」の作品に抜擢されたのかも知れませんね。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 3

71.3 6 田中敦子アニメランキング6位
にゃんこい!(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1018)
6024人が棚に入れました
「ネコの願いを100個叶えないと、アンタ……ネコになっちまうよ」。
大のネコ嫌い&ネコアレルギーの高校生・潤平は、とある事件をきっかけにネコたちの言葉がわかる身体になってしまう。
寄ってくるネコの願いを叶えるうちに、飼い主の美少女や年上のお姉さんと、ちょっとイイ関係になったりならなかったり、片想い中の天然美少女・楓に誤解されたり、飼いネコ・ニャムサスに叱咤(しった)されたり…。
ブサネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディが展開する!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、井口裕香、白石涼子、小林ゆう、佐藤利奈、戸松遥、田中敦子、福山潤、榊原ゆい、福井裕佳梨、遊佐浩二、たてかべ和也
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャンともカワイイラブコメディ!

ネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディ!
とある事件をきっかけにネコの100個の願いを叶えなければ、ネコになってしまう呪いを受けたネコアレルギーの高校生・潤平が、ネコの願いを叶えたり、ラブコメしたり…。

 個人的にラブコメの中でトップクラスに好きです。ヒロインたちが皆可愛くて(一人は可愛いと言うより面白い方ですが…)笑える個所もかなりあり、終始楽しくドキドキしながら観ることが出来る、かなりおススメの作品です。
 
 潤平は呪いの影響でネコの言葉が分かる正直羨ましい能力を授かるのですが、飼い猫であるニャムサスのキャストが少佐こと田中敦子…めっちゃクールでそれだけでも笑えて来ますw
 CM前後のアイキャッチでの声優たちのネタも最高で、次週予告などを含め、本編以外でも楽しみを見つけられる作品です。
 
 いろんな意味で楽しい作品だと思いますので、ラブコメ好きには心から勧めたいです。ただ、綺麗に完結してないんですよね…続きがほしかったなぁ
 猫好きも一見の価値あるかと

 以下ネタバレ付き感想{netabare}
物語:毎話面白い気がします。珍しいくらい重たい話は全くなかったです。一途な片思いの切なさやドキドキ感もしっかり描けていると思います。
 だからやっぱりしっかり完結してほしかった…
 最終回の不完全燃焼感がもったいない作品です。

声優:主人公潤平は浅沼晋太郎、正ヒロインは井口裕香、ヒロイン達には白石涼子・小林ゆう・戸松遥、その他、福山潤・佐藤利奈・田中敦子など…
 井口さんの声ってやっぱり可愛いですね…。凄く正ヒロインしてました。幼馴染ギャルを演じる白石さんも、良い純情っぷり。双子を二人とも演じた戸松さんは流石の演じ分けで、きっと双子は別の声優だと勘違いしている人が多数を占めるでしょう。
 そして一之瀬先輩は小林ゆうの天職です。めちゃくちゃ面白いです。担任とのやりとりも好きだったなぁ…
 猫たちの演技も良いですし、声優たちが伸び伸びしてる作品と言えると思います!

キャラ:視聴一週目は、幼馴染純情ギャルである住吉さんの切なさにタジタジだった私ですが、二週目では正ヒロインの水野さん推しに…。
 自分に素直に、水野さんとの恋愛を邪魔していく住吉さんの人間っぽさも魅力的ですし、水野さんの駆け引きとは程遠い純粋さも素晴らしい…。てか双子もめっちゃ可愛い…。
 また、主人公が一途であることが、作品を魅力的にしていると思う。やはり作品としては水野さんと結ばれるのが一番かと思います。切ないですけどね…。素直に応援したい系の主人公でした!

作画:それなりにオリジナリティのある魅力的な作画だったと思います。
 ヒロインも猫たちも可愛かった。

音楽:榊原ゆいが歌うOP「にゃんだふる!」はなかなか印象に残る楽曲でした。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 12

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

にゃんぷファー

仁義なき戦い!!


猫アレルギーだけど猫の呪いから猫手助けに精を出す羽目になる少年・上条当麻もとい高坂潤平率いるハーレムアニメですね
軸がしっかり見えてて、入りやすいアニメだと思います
猫が好きならハマるんじゃないですか、私は猫はそんなにですが
しっかし、公式でも11話のアイキャッチにてネタにしてましたが、禁書の上条さんにクリソツですね、いや本当に
髪の毛ツンツンに不幸体質に服装にハーレムにと相似ス
おまけにヒロイン声優に井口裕香さん、佐藤利奈さんとこれもはや合同ス
「俺が誰かに似てる?それは幻想だ、そのふざけた幻想をぶちk(ry」

作りは非常に丁寧ですねえ、目を引くモーションも満載です
4話の走り高跳びの作画は・・・まぁきっと水野がすごい実力者なんじゃないでしょうか
にしてもジャンプ力ぱねぇ、、、世界新来てますねぇ。。。
つかバー太ぇ、、、人物に対して大きすぎますねこれ。。。
同4話は咲-saki-のパロが入ってましたね、清澄面子にカジュモモと流石はエコロジアニメ
ここでもワカメ不人気は健在なわけですが・・・
ついで、7話はナベシン回でした、「やっぱ好っきゃねん」とか「イェスフォーリンラブ」とか相変わらずのダダすべり具合です
しかも声付きで出演してますしね、ソフトでは修正されてますが

ほう、声優は田中敦子さんと小杉十郎太さんがいい味出してますね
片やデブ猫、片やキャバクラ週八のなまぐさ坊主ですが
あと小林ゆうさんはえらくはっちゃけてますねぇ
画伯の名で親しまれている小林ゆうさん
提供絵描いたりもしてます、えーと・・・臓物アニマル・・・?
9話ではゲスト猫声優に、ジャイアンで有名なたてかべさんが出てましたね
けんぷファーも野村道子さんも出てらっしゃるので、仁義なき戦い!

OP「にゃんだふる!/榊原ゆい」
にゃんって、激しくこっぱずかしい語感ですね
いやそれはともかく、華やかで良い曲なんじゃないですか
それから提クレミュージックが「ねこふんじゃった」のアレンジ曲です
他BGMには定評がありますね、大川茂伸氏、三輪学氏の溢れる音楽センスが生きてます

ででででででで電波系の双子姉にブリブリドッキュ~ン
あとは、まあ、あぁでもマンバはなしでしょう、流石に
初出以来マンバメイクはしてないですが、あちゃーって感じになっちゃいますよね
CV井口裕香さんの水野楓はやっぱり空気ヒロインになってまうんですねこれ宿命か
ちなみにけんぷファーのメインヒロインの名前も楓ですね、仁義なき戦い!


2期あるんでしょうかね、仄めかしてやらないというネタですかね
監督の川口氏はやりたがってるようですし、期待してていいんでしょうかね
まあ楽しめるアニメでした
このアニメ見ないと、アンタ・・・猫になっちまうよ・・・?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 4
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

呪いと恋愛の両立・・・・。

原作:漫画
ジャンル:ラブコメ
話数:12話

      ~あらすじ~
主人公の高坂潤平はある日学校の帰り道に空き缶を蹴っ飛ばし猫地蔵にあたり首が取れてしまう。そのバチか呪いにかかってしまい呪いを解きながらも学校生活を送るラブコメディ

一瞬呪いと聞いて怖くなりがちですが恋愛もする雰囲気が重くない話でした。

話の構成は基本的には学校でのイベントや遊園地やプールなどに行って青春(笑)をするんですが遊んでる途中に呪いの解き方である猫の依頼を受けていきます。
最初はどちらか(猫の依頼と学校生活)を中途半端にして物語が進んでいくかと思いましたがどちらの話題にもふれ全話面白かったですw1話も見逃せないです!

そして、猫が大好きな家に生まれた高坂潤平が猫アレルギーを持っている設定に加えて呪いが関わってきて中々見ごたえがありました。
ただ、猫アレルギーでいつも近くに猫がいるとくしゃみなどの症状が出るのにたまに近くに猫がいるのに症状が出なかったシーンがありました(^^; 
まぁいちいちくしゃみされたらめんどくさくなるけど
ちょいと気になってしまいましたw

ヒロインの設定も中々最近のアニメでは見ないような設定でしたw
例えば、水野だったらあんなに可愛いのに・・・・
{netabare}
極道モノの映画が好きで携帯の着信音も極道っぽい(笑)
猫が好きなのに家では犬しか飼っていないw
{/netabare}
住吉だったら初めての登場シーンが・・・・
{netabare}
一昔前に渋谷にいそうなギャルで完璧チャラかったのに文化祭以降メイクをおとしてすんなり美人にΣ(゚д゚lll)
さらに高坂潤平の幼なじみでもあります
{/netabare}
凪先輩だったら外見も性格も一見男性ですが・・・
{netabare}
恋心をもついい女ですw 
宝塚にいそうな感じの人ですw
さらに一之瀬組という極道で割とさみしがり屋です。
{/netabare}
こんな個性的なヒロイン(笑)と学校性格を送る高坂潤平はまったく不幸なんだかよく分からないですねw

さて、最終回ですがひと段落はついたと思いますね。
しかし高坂潤平の恋の行方が・・・!
まぁ結果は目に見えているのだけれどw
最後は後味のイイ終わり方だったと思います。
{netabare} 結局高坂潤平の地道な行動が水野の考えを変えさせたんだと思いました。 水野もちゃんと高坂潤平の行動をみてるんですねw {/netabare}

最後にこのアニメ・・・・
パロディが意外とあったな~と思いましたw
なぜラブコメにパロディ?と疑問の方も多いでしょうw
某巨大掲示板のスレタイにありそうな発言や某有名バトルアニメのパロディなど他にもあったと思いますw

2期はきっとない(笑)と思いますが
2期をはやく作って欲しいものですw

投稿 : 2020/07/04
♥ : 21

77.9 7 田中敦子アニメランキング7位
攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society[ソリッドステートソサイエティ](OVA)

2006年9月1日
★★★★★ 4.2 (855)
5205人が棚に入れました
「個別の11人事件」後、草薙素子が公安9課を去って2年経った2034年。草薙が失踪したことにより組織の変革を余儀なくされた9課は、課員を大幅に増やし、捜査活動やその方針にも変化が見られる。そんな中、シアク共和国残党の特殊工作員によるテロ計画が判明。実質的リーダーとなったトグサ率いる9課は捜査を開始。ところが当の工作員達が次々と謎の自殺を遂げる。新浜国際空港では、9課の目の前で1人の工作員が「傀儡廻が来る!」と謎の言葉を残して自殺する。\\n一方、単独でテロ事件の捜査を行っていたバトーは草薙と再会する。草薙はバトーに「Solid State には近づくな」と謎の警告をする。捜査が進むにつれ、バトーは草薙が「傀儡廻」ではないかと疑い出す。
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラストが不完全燃焼感。残りはGOOD!

2期の続きです。
約105分のOVA。

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス]」
http://www.anikore.jp/anime/475/

「攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG」
http://www.anikore.jp/anime/588/

「攻殻機動隊S.A.C. Solid State Society[ソリッドステートソサイエティ]」
http://www.anikore.jp/anime/1635/

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/646727/
2期レビュー → http://www.anikore.jp/review/667295/


2期からさらに2年が経過した2034年。
公安9課は、連続自殺、麻薬などの事件をひも解いていく。
その途中で現れる「傀儡廻(くぐつまわし)」というキーワード。
傀儡廻の正体にせまりつつ、少子高齢化や社会保障問題といったテーマにつながっていく。


ハラハラドキドキさせつつ、余韻が残るストーリーでした。
さすが攻殻機動隊。

実は最初に見たとき、すべて見る時間がありませんでした。
そこで、きりがいいところまでのぞき見しようと思ったんです。
それがそもそもの間違い。
53分まで止まりませんでした。
おかげで約束の時間に思いっきり遅れました。

……私が悪いですね、はい。


止まらない面白さ。
構成がうまく、アクションシーンも上質で、見ごたえが十分でした。
1期や2期と比べると、動き重視かもしれません。
{netabare}
突入のシーンはかっこよかったですね!
スーツ vs. タチコマ、心理戦も取り入れた良質なアクションでした。
{/netabare}


ただ、終わり方が少し強引だったかなと。
特別なことは何もしていないし、根本的な解決もできていません。
勝手に話が終わった印象があります。
{netabare}
傀儡廻の正体は推理できます。
素子(もとこ)が絡んだ集団的無意識の集合体なのでしょう。
個々の無意識が一つになることで、まるで意識を持っているかのように動くと。
しかし、決定的な証拠がありません。
そして、それがどうして最初の自殺の引き金になるのか。
すっきりしない点があります。
{/netabare}
また、自殺や麻薬といった話から、少子高齢化や社会保障というテーマにかわっています。
途中で論点をすりかえている気がするんですよね。
私の理解力がないだけかもしれませんが、一度見ただけでは疑問が残りました。
もう少し争点をはっきりさせて欲しかったです。


最後にひとこと。
作中にこんなセリフがあります。

「10の力で1つの事件を解決する組織」から「8の力で3つの事件を解決する組織」へ。

私もこの考え方には大賛成でした。
私は効率を求める合理主義者なんだなと実感しました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 40

hamasan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ただの刑事アニメと化した作品

攻殻機動隊TVシリーズの三期目。

二期のときからその傾向はあったのだが、TVシリーズの攻殻機動隊はシーズンを重ねるにつれてテーマがサイバーパンクから現代社会へと近づいていき、今作ではついに高齢化を題材にした「貴腐老人」を中心に据えてしまった。
たしかに攻殻機動隊の難点である分かりづらさはどんどん解消されてはいるものの、多くのファンの観たい作品は「20年後の日本社会」ではなく「電脳化の進んだ近未来」なのであって、2030年代という時代設定に手を加えてみようというのはナンセンスにも程があると思う。

テーマがそういった風だから公安9課もまたやっていることはサイボーグが怪事件を追うだけのロボコップであり、アクションシーンもまたシリーズ最弱の雑魚兵士を蹴散らすだけの見ごたえのないシーンが続く。
作品としてのアイディアにもかなり乏しく、ラストシーンに象徴されるように、いまさら劇場版との差異を意識したような対比イメージに執心していて、すべてがシリーズのどこかで観たことのあるものばかり。

観始めたころはロボットみたいだと思っていたキャラクターもあまりに掘り下げてしまったせいかかなり腑抜けた性格になってしまっている。とくに草薙素子がその典型で、カッコ良かった頃の少佐はどこへ行ったのか、人形遣いと出会わなかった世界だとしてもこんなに薄弱な行動原理で失踪したり登場したりするとは思わなかった。(そもそも人形遣い出会っていないのだから失踪する理由がないのだ。久世は少佐と邂逅したといっても、わざわざ殺されたのだから)

TVシリーズでSFとして優れていたのは結局笑い男だけで、たとえこれ以上神山版を継続しても攻殻機動隊として得るものはもうなにも残っていない。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「願わくば、成長した彼らが将来、個のポテンシャルを上げて、我々が出せなかった答えを、見つけ出してくれることを祈るばかりだ。」 by トグサ

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の第3弾。
前作の『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』から2年後、トグサが組織を率い、メンバーも大幅に増員された新生公安9課による超ウィザード級ハッカー『傀儡廻(くぐつまわし)』の追跡を描く短編作品。

「個別の11人事件」後、草薙素子が公安9課を去って2年経った2034年。草薙が失踪したことにより組織の変革を余儀なくされた9課は、課員を大幅に増やし、トグサをリーダーに任命し、新体制の元で犯罪の抑止にあたっていた。バトーはこれになじまず、新入隊員の訓練教官を務める傍らで「個人的推論に則った捜査」として単独行動を取っていた。
そんな中、梵字の刺青を入れた男たちが相次いで不審な自殺を遂げる事件が発生。彼らはシアク共和国のカ・ルマ元将軍に忠誠を誓い、マイクロマシンによるテロを画策していた工作員であることが判明。それについてカ・ルマの嫡子であるカ・ゲル大佐が取り調べに応じたが、突如として国外逃亡を図り、人質を取って新浜国際空港に立てこもる。トグサ率いる9課はカ・ゲルを追い詰めるも、彼は突然「傀儡廻(くぐつまわし)が来る!」と叫び、トグサの目の前で拳銃自殺してしまう。この一部始終を、失踪したはずの草薙が離れた場所から監視していた。
立てこもり事件から数日後、単独で捜査を行っていたバトーは草薙と再会する。草薙はバトーに「Solid State には近づくな」と謎の警告をする。捜査が進むにつれ、バトーは草薙が「傀儡廻」ではないかと疑い出す。

2時間の短編といえ、全シリーズでも最も濃い内容だと思います。素子、バトー、トグサをメインに据え、3つの視点から一つの事件を描いています。心残りとしては、1クールアニメとして観たかったという所か。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

57.0 8 田中敦子アニメランキング8位
ガンダム Gのレコンギスタ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (362)
1421人が棚に入れました
宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。

新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。

R.C.1014年。
地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタル・タワー。
地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所である。
そのキャピタル・タワーを守護すべく組織されたキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれの国の技術でもない高性能モビルスーツ、G-セルフの襲撃を受ける。
作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。
しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。
それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。
そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフをベルリは何故か起動させてしまう。

キャピタル・タワーを襲撃する宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相。

全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

声優・キャラクター
石井マーク、嶋村侑、寿美菜子、逢坂良太、佐藤拓也、高垣彩陽、福井裕佳梨、井荻翼
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ゆきてかえりしGセルフ

ガンダムシリーズの生みの親、富野由悠季監督の最新作に当たるアニメ。発表は2014年。全26話

秘匿された宇宙の一点から供給されるエネルギー源フォトンバッテリーを受領、管理、統括する「キャピタル・テリトリィ(国名)」、そこに属する自衛組織「キャピタルガード」、同組織の候補生ベルリ・ゼナムは、なし崩し的に、策謀、野望の渦巻く戦禍の中に身を投じていきます。

宇宙(そら)から堕ちてきた少女とメカ、軌道エレベーター「キャピタル・タワー」で発生した宇宙海賊襲撃事件を皮切りに物語は動き出す!

脚本・監督を務められた富野監督は、本作を※1ロードピクチャー(ムービー)に位置づけており、小学校高学年~中学生を被視聴対象として期待していたとの事。それ以上の年齢の人が観ても「役には立たない」そーです^^; 因みにわたしは放送当時とっくに成人していましたが、これまでに丸々2周しています。「※2見なければ何もわからない!」ので、見るっ!(笑)

ガンダム作品と言えば、宇宙コロニー、月、地球と、転々と舞台を変えながら進行する物語構成や、戦争、擬似家族ドラマ、少年の成長などをミックスしたSFロボットアニメというイメージが一般的かと思われますが、既に完成されてしまったスタイルと言うべきなのでしょうか、本作Gのレコンギスタ(以下Gレコ)もその基本的な構造に違いはありません。

戦争色や戦闘描写の殺伐さが影を潜めている点や、※3中休み的な笑いの要素が増量されている点については、富野監督自身が「第二のデビュー作」と公言している「ブレンパワード」、続く「∀ガンダム」、「OVERMANキングゲイナー」の一連の流れの延長上に本作が位置している印象を強くしていますが、関連して、初期のガンダム作品ではお約束だった、生の感情や主張を吐き出し合う会話のドッジボール的な場面等も控え目に、敵味方、仲間同士の軋轢もかなり薄口になっています。富野節は健在ですが、内容は心をえぐるストレートな表現からユーモアたっぷりの搦め手にシフトしている様に見受けられました。これは上で触れた「第二のデビュー」からの自然な流れでもあるんですが、古くは「無敵鋼人ダイターン3」「戦闘メカザブングル」「重戦機エルガイム」なんかでも多用された演出だったのではないでしょーか。

※1~3
{netabare}
※1:例によって家(宇宙船)ごと移動する旅なのでロードムービー感は希薄。どちらかと言うとグランドホテル方式に近いと思います。保護者がいて、衣食住の心配がなくて、文明に囲まれて、社会との繋がりが強固なら、あくまでも個人的な意見ですが、それは旅ではないと思ってます。わたしなんかよりもっと説得力のある旅の定義に触れたい方はアーシュラ・K. ル=グウィン女史の「夜の言葉―ファンタジー・SF論」を読むべし。読書案内としても非常に読み応えのある書です。

※2:次回予告のナレーションから。「見たくなくても見る!」とか「スリリング過ぎるから見なくていい」とか半自虐的な台詞も^^;後半のやっつけ感ありありのナレーションを除いて総じて面白い!

※3:主要キャラが元気に踊るアイキャッチもひじょーに見応えがあります。マスク大尉と天才クリムのダンスは特に(笑)振り付け担当は富野監督の実娘、富野幸緒さん!
{/netabare}
善玉悪玉の対立構造も、選民思想や過激思想にどっぷり浸かった独裁者(あくまでも親玉が)と、それに抵抗する人々というステロタイプの図式から離れ、悪玉は野心や理想に捉われた、やや間抜けなキャラとして、善玉は飄々としていながら根は純朴、いい意味でのドライさを漂わせるキャラとして描かれており、後者については何となく現代で言うところのさとり世代の若者達を彷彿とさせました。戦争物の側面もある作品なので当然死者は出てしまうのですが、大義名分や憎悪の応酬で戦うわけでは無いので緊迫感や悲壮感をあまり感じさせません。

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でピークを迎えた、互いの正義をぶつけ合う二元論的な闘争のお話は、多様性と単一性の対立に置き換えられ、また大人対子供の図式も、従来の上下の関係から離れ、異なる相を見せる様になりました。

初期ガンダム作品における大人の立ち位置は、子供に社会の厳しさを諭す教育者や、乗り越えるべき壁といったものでしたが、本作における彼等の立ち位置は、良くて子供の庇護者、悪ければ単なる敵として、いずれも滅び行く者達の象徴的存在として描かれている面が強烈だった様に思います。{netabare}物語後半の、4陣営の長の立場にある人物達が残らず死亡という形で退場する展開は、さすがに恣意的で、やや自虐的なブラックジョークの様にも見えてしまいましたが(迷台詞の宝庫!グシオン総監お気に入りだったのに…残念--;){/netabare}富野監督の若者世代への期待と、大人世代へのそこはかとない諦念が垣間見える様でもありました(汗

この舞台では大人への依存から離れ、生き方の指針を自ら決めて行動する若者達が主役です。現代における大人と子供の関係を映した鏡、※4レコンキスタによって滅ぼされない※5多神教の世界を描いたお話ともとれる本作の構造、雰囲気は、過去のアニメ制作現場における自身の采配を"独裁的"と振り返る富野監督が、第二のデビュー以後、へり下って若者の目線に寄り添う姿勢を取る様になったという心境の変化とも重なります。

※4~5
{netabare}
※4:本作のタイトルを敢えてレコン"ギ"スタとしたのは富野監督のジンクスによる判断だそーです^^イコールにしてしまうとイメージが固定されてしまうので、それを回避するのにも役立っている気がします。アメリアとかミック・ジャックとかもそうですね。

※5:これについて富野監督は明らかに意識されている様で、MSの名にジャイオーン(アイオーン)ヘカテー、カーリー、ダハック(ザッハーク)、ルシファーなどが見られる。いずれも一神教の視点からは悪魔と見なされるものたち。主人公機のGセルフも作中で悪魔呼ばわりされているシーンがある。神話由来の名称には他にユグドラシルなんかも。トリニティ(三位一体の某神サマ)も一応参戦してる。天使の名を冠するガンダムが多数登場する前シリーズOOとは大違い。鉄血でまた悪魔だらけになります(笑)
{/netabare}
科学信仰への警告もGレコの大きなテーマと言えそうです。作中で言及される「ヘルメスの薔薇の設計図」。そこから生み出されたGセルフという神にも悪魔にもなれる力。その力を最後まで持て余してしまうベルリの姿は、MS(メカ)の性能を限界まで引き出して戦った科学信仰の代弁者たる過去のガンダム作品(第二のデビュー以前)で活躍した英雄達(いわゆるニュータイプ)の姿とは大きく異なります。

MSという巨大な力の使い道を理解しつつ自在に操る事が可能な"ニュータイプ"はガンダム作品における進化した未来の人類の位置付けですが、本作の主人公ベルリとその好敵手に当たるマスクは、あくまでも凡人としてその力に振り回され続けるのです。

Gセルフ(MS)と並んで、力を象徴するガジェットとして印象的なものに、マスクの装着する※6ゴーグルも挙げられます。富野監督のネット嫌いはけっこー有名ですが、ひょっとするとこのゴーグルは、丸まんまネット端末の暗喩なのではないでしょうか。装着すると攻撃的かつハイテンションになり、外すと憑き物が取れた様にニッコリ爽やかになる。クルマ運転する人にもいますよね、そういう人たまに(汗)

J・R・R・トールキン先生の著した「指輪物語」に登場する「一つの指輪」あるいは覗き見石の「パランティア」に相当する、所持者を堕落へと誘う力の象徴、今の世で言えば軍事兵器やネット端末、自動車、オカネ、その他諸々…。付き詰めると、もっとちっぽけな力もこれに当てはまり、ヒトが同族や他の動物を殺める為にこしらえた原始の武器も、大人が子供に対して振るう圧倒的な腕力も、古来から人を増長させる力の一部だったと言えるのではないでしょうか。
{netabare}
恋してる先輩の(劣等感を解消する)為に「死んで!」と、わりと仲の良かった(フリをしてただけなのかも知れない)男の子に言ってのけてしまう、本作に登場するヒロインの1人マニィの怪物加減も、力(Gラッハ)を手に入れたゆえの暴走なのかも知れません。リアルでこんな子いたらホラーですけどね(汗
{/netabare}
ベルリは力を制御出来ずに罪を負い、マスクは憎しみを力に乗せて(※7立てよクンタラよ!と)突き進む。戦場では全力を尽くしても手心を加えても、等しく(あるいは手加減した時の方が)人が死んでいく。力が大き過ぎるから。まるで力そのものに悪意が宿っているかのように。

ベルリとマスクは力の制御に失敗し、第3の男クリム・ニックだけがこれに成功していた様に見えたのは、科学信仰の一縷の希望と言えるかも知れません。力の運用はやや利己的ながら、信念に基づき、憎しみや後悔に後ろ髪引かれる事もなく、技術(MS)の操縦は計算づくで、冷静かつ巧み。PCユーザーに例えると※8ハッカーに相当するクリムは、テクノロジーとの円満な関係を築くことの出来た新人類(ニュータイプ)にやや近い存在と言えそうです。尊大で能天気(笑)、時に純粋と言える程に残忍な判断を下すクリムですが、根は優しく人に寛大。迷いの無い彼の戦い振りからは、ある種の清々しささえ感じられます。正に※9鋼の心で風のように行く男。ブリキ男のGレコお気に入りキャラの1人です。

※6~9
{netabare}
※6:設定上は眼球運動をモビルスーツの操縦に反映するなどしてパイロットを補助する、ヘッドマウントディスプレイ内蔵の多機能ゴーグルとのこと。

※7:「機動戦士ガンダム」の登場人物ギレン・ザビの演説のもじり。オリジナルは「悲しみを怒りに変えて、立てよ!国民よ!」

※8:PCを使ってワルサするクラッカーではなく本来の意味の。

※9:長谷川裕一先生の漫画作品「機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の七人」から抜粋。
{/netabare}
力の運用と言えば、最終話の1カット{netabare}「あの大きい軍艦の正体がわかりました!あの軍艦に乗ってる大人って、大きなおもちゃをもらってはしゃいでるんです!」{/netabare}もなかなか衝撃的でした。年若い女の子2人が利権と覇権を求めて病まない大人達を断罪するシーン。

古今東西の戦争なるものを俯瞰して見ると、その根源が、全ての生物に根ざす原始的な生存本能とマッチョ文化に根ざしている事は疑いの余地もありませんが、Gレコの世界では女性の威力と発言力が男性と均衡しているどころか、時として勝っている印象さえ受けます。

戦争という危険な文化を発展させ続けて来た"男"を戒める役割に"女"が据えられたのは、よくよく考えてみれば至極自然な成り行きで、見方によっては、この役回りは神の代行とも取れます。大人の男にとっての神、彼等を一喝する存在は、つまるところ女の子だったわけです(笑){netabare}かつて神に次ぐ地位に座していたとされ、イヴを誘惑した(G)ルシファーがそれを成した光景は暗喩的表現だったのかも知れません。{/netabare}


初見の感想としては、非連続的でややエキセントリックな言動の目立つキャラ達の心の動きに付いていけず、振り回されてばかりで、また各陣営の目的も抽象的な言葉で語られるシーンが多く不明瞭に見えてしまい、物語の全貌を把握する事ができなかったという感じでしたが、2周目にして、何ゆえGレコには物語としての文法的な欠陥が目立つのか、またカオスなキャラ造形が目立つのか、やっとこさ理解出来た様な気がした次第(笑)

戦場以外の接点がほぼ無い、主人公ベルリとその最大の敵役となるマスク(名前です笑)の奇妙なライバル関係にも、それがよく現れている様に、Gレコのテーマはディスコミュニケーションを下敷きにした人間ドラマ、それ自体を描く事にあったのではないかと思われます。

元々実写ドラマ(映画)監督志望だった富野監督が、若かりし日に吸収したであろう50~60年代のヌーヴェルヴァーグ風の詩的(投げっ放しとも言う笑)な台詞回しは、リピートする度に異なる色彩を拾える生の人間の声に限り無く近いもので、間違えたり、勘違いしたり、上手い嘘が入ったり、結局のところ意味が分からなかったり^^;聞き手の耳にすっと入り、文字と意味の量が一対になる折り目正しい表現とは一線を画します。

最終話のマスクの口から放たれる台詞 {netabare}「将来独裁者になるような血筋の者はこの世を去れ!」{/netabare}は、それを体現した究極の形であった様に思われます。この台詞はあまりにも唐突で、あまりにも激しい。相手の正体すら認識していないベルリと、ベルリに対して一方的な怨念を募らせるマスクの間に異常な温度差があるのです。だからこそリアル。

キャラ同士の誤解無き会話の成立が前提として据えられた物語は、富野監督の言うところの理想の人類=ニュータイプのみが登場する物語であり、表現を変えれば、相互理解を完結した上で衝突する家族同然(以上)の人間関係だけが存在する非現実的な世界であると言えます。

一人の綴り手が設計した、ヒトを理想化したキャラ達を、その綴り手の分身や兄弟姉妹と見立てると、彼等の作る会話劇は自問自答と何ら大差の無いものとなり、行き着く先は閉じた世界の一人芝居、色彩に乏しい味気のないドラマになってしまいます。

編集された世界は理路整然としていて安心感がありますし、整備されたキャラ造形は美しくて魅惑的ですが、わたし達アニメファンの目は、ややもするとその快適な世界に矯正されがちです。

そこが遥か彼方のユートピアなのか、はたまた近くのディストピアなのか? わたしは多分後者だと思いますが、富野監督が危険視する"子供騙し"―取捨選択が禁止され、焦点が固定された甘い夢―にはドラッギーな魅力がある事も確かです。他の動物達と同様に、ヒトもまた、生物学的に見ても基本的にはジャンキーですから(笑)。でもそれで錯覚もしやすい。

例えば※10鳥類は、カルシウムが欠乏している場合、白くて硬く粉々になったものなら化学成分に関係なく何でも、視覚と触角を頼りに見境なく食べてしまうという、進化の過程で身に付けた、本来ならば生存という目的にとってプラスとなる性質を持ちますが、この性質は同時に、有毒な炭化物を誤って摂取してしまうという、命取りの危険も孕んでいます。

同じ様に、やれカッコイイ、やれかわいい、綺麗だの、泣けるだの、ヒトが快楽や安心を感じる表面的な要素は、本質を見誤る最大の障害ともなりえます。「かわいいは正義!」なんて言葉はその最たるものですね(汗)浸り続けると本質の認識との間にズレが生じ、更にはそのズレを不快なもの、醜いものと判断してしまう程に強力。快楽に追従した思考回路をやみくもに肯定し続ければ、先に挙げた鳥の例の様に、時には中毒死を引き起こしてしまう可能性もあるのではないでしょうか。

SFから始まりファンタジーを経て、またSFへと還る。富野監督の第三のデビュー1号作品に位置付けられるTV版Gレコの唯一無二な点は、同監督の打算知らずの姿勢がなければ到底実現しえなかった、解釈を規定せず説明もしないアートとしての魅力、そこに尽きると思います。それは妥協しか存在しない世界の提示。

今にして思えば、本作の第3話予告で高らかと謳われる「見たくなくても、見る!」は自虐ではなく、「現実を直視しなさいよ!」と同義であったと腑に落ちます。

目で確かめるこの世界は混沌を好み、醜くて丸い。整然とした四角い秩序の対極にあるもの。だからこそ望み、つかみ取る喜びがある。

そこでは動体視力と愚者の探究心が最強の矛となり、理解出来ない事を理解するための妥協と許しが無敵の盾となるのです(笑)


※10:近代における動物行動学の草分け的存在コンラート・ローレンツ先生の著書「行動は進化するか」から。同書では動物全般(特にヒトが)が好んで摂取する糖や油によって起こる弊害についても語られている。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素人達による宇宙戦争

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
私は高評価なんですが、この作品、ひじょーーに評価が難しい作品ですね(汗) それはとにかく、「分かりにくい」という一点に集約されると思います。

なんてったって、序盤からワケノワカラン専門用語&富野節の連打。行動原理のワカラン主人公&登場人物達。誰がどの勢力に属し、どの勢力が誰となぜ争っているかも分からない状態で新たな勢力がどんどん登場してくるカオス……。

置いてけぼりにされ、途中離脱者多発も頷けます。

でも、だからこそ、自称ガンオタとしてはじっくり付き合いたくなる作品でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(特盛りレビュー)】
{netabare}
私が1~3話を観た感想は、「あ~、これは私達(ガンダムファン)に向けて作ってないな」ということだ。

そもそも、「ガンダム」と他のアニメは背負っているものが違う。既に数多の作品が発表され、巨大な市場を形成しているガンダムにとって、その市場を維持、発展させていくことが命題となっている。その為に重要なのは、私達(ファーストから好きな)古参ファンではなく、10年後以降に主な消費層となる、現在の小中学生。だって、うちら古参ファンなんて、なんだかんだ新作に文句言いながらも、多分死ぬまでガンダムファンやめられないしね(苦笑)

私はガンダムシリーズ(漫画、ゲーム等を除く)を、(勝手に)4つの区分に分けている。※( )は未視聴。抜けがあったらすみません。

groupA 宇宙世紀モノ (と、その延長線上)
ファースト・Z・ZZ・逆シャア・08小隊・0080・0083・(UC)・F91・V・IGLOO・ターンA

groupB 新世代モノ (イケメン多数&複数ガンダム)
W・X・SEED系・OO系

groupC イロモノ外伝系 (ガンダムはあくまで素材)
G・ビルド

groupD 新規開拓系 (ガンダムファン以外が狙い)
AGE・(鉄血系)・Gレコ

2000年代以降、groupBの作品群が発表され、一定の商業的な成功を納めた。また、これまでガンダムに興味をもっていなかった層から、新たなファンを獲得した。ところが、サンライズなど制作陣は重大なことを見落としていたのだと思う。それはgroupBをきっかけにガンダムファンになった層は、groupAのファンにはなりにくいということ。下手すれば、groupAのアンチにすらなりかねない(だって、逆に私達ファースト好きの中にはSEEDや00を批判する人多いでしょ?)。groupBにとってのガンダムとは、SEEDでありOOの「格好良いガンダム」であり、ファーストなどは「古くさくて格好悪くて分かりにくいアニメ」にしか過ぎない(極論ですが)。ですから、groupBのファンは、「そのガンダム」のファンにはなるものの、そこから「ガンダムシリーズのファン」になる確率は低く、これでは過去のコンテンツを有効活用できないので、商業的には非効率的だった(ちなみに私はわりと、新世代のガンダムに寛容です)。

この「Gのレコンギスタ」を観た時、「あ~、これは今の小中学生をファースト等に引きずり込もうとした作品だな」と思った。

「Gレコ」の「昔風の作画」「難解な富野語録」「萌えないキャラ」を楽しめた(あるいは耐えた、経験した)小中学生ならば、ファーストをはじめとした、groupAに対するアレルギーは少なく、また、groupBも別物の作品として楽しめるだろう。そういう長期的な野心を感じる意欲作として、私はレコンギスタを評価している。

実際、富野さんも「本作は新しい世代(今の小中学生に)見てもらいたい作品であって、それ以上の年齢の人が観ても役に立たない」「でも、僕は単に噛み砕いた分かりやすい作品が子供向けだとは思わない。疑問を感じる機構を数多く配置し、成長の中でそれぞれの答えを出してほしいという、老人から孫への願いを込めている」「所詮ロボットものだからと諦めてしまえば良かったんだけど、色々詰め込み過ぎてしまった。僕の悪い癖が出た。こんなに見ずらいアニメを作ってしまい、申し訳ないと思う。(⬅これは多分、制作元への謝罪であり、視聴者への謝罪ではないだろう)」「でも、種は蒔いたぞという自負心はあります。個人的にはかなり好きな作品。若い視聴者が20年後に思い出してくれれば良い。」「ヒット作ではありませんが、今の時代に作っておいて良かったと、自画自賛している。」という趣旨の発言をしている。この富野さんの言葉が、一番のレビューではないだろうか?

なぜ今作で、15年ぶりに「富野監督」が実現できたかというと、そういう制作側の商業的狙い(長期的プラン)と、富野さんの「ターンAはこれまでのガンダムの総括であって、その次の「脱ガンダム」を見せるものではなかった。だが、今回のレコンギスタで脱ガンダムが出来た。脱ガンダムという挑戦が出来るのは、世界で僕(富野)しかいない。」というガンダム生みの親としての矜持が合致した結果だろう。

だから、うちら古参のガンダムファン+groupBスタートの新世代ファン=つまり全てのガンダム好き が楽しめなくてもそれはしゃーないって(笑) この作品に正しいレビューが書けるのは、「Gレコが、ガンダムデビューっす」という若人だけっすよ(笑)


……さて、前置き(驚愕!!)はこのくらいにして、アニメそのものの感想を(笑)

このレコンギスタを、見て思ったのは、敵も味方も皆が「稚拙」であるということだ。戦略的にも、モビルスーツの操縦(バトル)的にも「?」と思う場面が多い。また、主人公のベルリを始め、登場人物の多くに、戦争をやっているという悲壮感や危機感、責任感がない。なんかみんな能天気でチグハグ。なのに物語だけはサクサクと進んでいく。この辺が、レコンギスタが駄作と言われる所以だろう。

しかし、レコンギスタを考える上で大切なのが、ガンダム史上の、①宇宙世紀開始→少なくとも200年以上が経過→②宇宙世紀終了(この時点で文明の多くが破壊、人類が滅亡しかける)→1000年以上が経過(この間、②の反省を踏まえ、人類は科学技術の発展を自ら制限)→③大陸間戦争勃発(軍備の様子から、恐らく第一次世界大戦レベルかそれ以下)→④ミノフスキー粒子を使い始め、モビルスーツの運用が始まる→⑤レコンギスタ開始 という、歴史の流れを踏まえることだ。

レコンギスタのおもしろいところは、庶民の生活と軍事技術において、科学技術のレベルが乖離しているところ。庶民の生活的には、おそらく西暦19~20世紀のレベルだが、軍事においては、一年戦争時より遥かに高い技術がある。これは、「ヘルメスの薔薇」と呼ばれる宇宙世紀のデータベースを流用しているからで、いわゆるオーバーテクノロジーを使っているから。(しかも、戦場にモビルスーツが配置されたのも、おそらくレコンギスタ開始のほんの少し前から)。

つまり、「今まで自動車や飛行機も満足に操縦したことのない生活をしてきた人々が、いきなりモビルスーツで戦争している」のだ。作中でも、(10年前に現人類史上初の大陸間戦争があったばかりで)大抵の兵士が初陣で、軍のエース(マスク大尉)までもが「宇宙戦闘は初めて」とか言うし、サラマンドラ(軍の最重要作戦を任された艦隊の旗艦)の艦長が、戦闘中に航海日誌を書くというお気楽さ。もう、ブライト艦長にでも殴ってもらいたいw

つまり、敵も味方も、皆が戦争素人達なのだ。

宇宙世紀は戦争の時代で、その中で様々な戦術が生み出され、パイロット達も切磋琢磨し、組織も育ってきた。そんな時代に生きた英傑たちと、昨日今日戦争を始めた素人達を比べ、「なってない」と言ったって、そりゃあ無理ですよ。まあ、「戦国大名達にイージス艦やステルス戦闘機を与えた」ようなもんだと思って下さい。折角のステルス戦闘機なのに、「やあやあ我こそは!」とか、やりそうじゃない?w

特に、トワサンガ到着後はヒドイ。「好きな人が姉だと分かり、八つ当たりで勝手に出撃する主人公」「自分のオトコがピンチだから発砲する頭の沸いた女達」「負けたことが悔しいだけで暴走するプロ軍人」……彼らがやっているのは、もはや戦争でなく、ただの小競り合い。ホント登場人物、バカばっかり。

でも、彼らに崇高な使命感や、高度な政治判断を期待しないで下さい。そう、彼らは皆が素人なのだから(笑)

また、本作の特徴として、「新兵器、新MSの登場頻度が異常に多い」というものがある。多分、シリーズ屈指。富野さんはインタビューの中で、「レコンギスタのテーマのひとつに、技術屋の都合だけで進化した技術の危うさがある」と述べている。この作品を見ていて感じたのは、「新兵器を、まるで新しいオモチャのように喜び、気軽に戦争に使っている」という違和感(実際、稼働実験すらまともにしていないのに、実戦投入するなんてざらにある)。数年前にアメリカで、幼い子供が本物の銃で遊んでいて、弟を撃ち殺してしまったという悲しい事件があった。それと同じような精神性(問題提起)を、レコンギスタのキャラ達には感じた。

富野さんは基本的に、「肯定による否定」を行う人です。つまりはツンデレw ガンダムも、「戦争を描くことで反戦を訴えた」かったわけですから。

おそらく、レコンギスタで訴えたいのは、「歴史は繰り返す」「例えそれが人類の手に余るものであっても、戦争に利用してしまう」という、人類普遍の愚かさではないだろうか。

この作品は、アムロやシャア、もっと言えば、ランバラルやノリスなど、(能力的にも思想的にも)真の軍人をイメージして観るから、ストレスがたまるアニメになるのだ。

レコンギスタの「人類」は基本、皆、戦争素人なんだから、(良くても)バーニィやクリス、カツやファ、ハサウェイやアイナ、後衛陣も、ベルトーチカやニナ、最強クラスでも、ガロードやシロー達だけで戦争してると考えたらどうだろうか?

私はそう考えて視聴したら、「ある意味、今までのガンダムで一番のリアル(素人による戦争の現実)を描いているかもしれない」と、思えた。そこが、高評価の理由だ。こんな「駄作」で過去のガンダムを「否定」(脱ガンダムが)できるのは、世界で唯一、富野さんにだけ許されたことかもしれない。

あっ、でも、単純に面白くないってのには、全面的に賛成ですが(笑)

長文失礼しましたm(__)m
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
ガンダムは既に巨大なコンテンツを形成しており、それを維持、発展させるには、10、20年後の消費層になる、今の子供達を既存(ファーストなど)のコンテンツにハマらせる必要がある。そのために、富野節全開の「古くてクセが強い」ガンダムを見せておくことに価値はある。

アニメ的には、とにかく支離滅裂な展開と、ツッコミ処満載のバカキャラが出まくるが、忘れてはいけないのは、この世界の住人が「戦争素人」であるという、(ガンダムの)歴史的視点。ある意味、これまでで一番リアルなガンダムだった。

アニメとして、シンプルにツマラナイことは否定しない。しかし、こんな「駄作」で過去のガンダムを「否定」できるのは、世界で唯一、富野さんにだけ許されたことかもしれない。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 27
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

富野節炸裂なガンダムも、驚くほど主人公に優しいガンダムでした

<富野氏からの映画化の話題でファン騒然? 新規カット追加にシナリオも改編? 三部作の予定で、一作目のヒット具合でどうなるか?! うわーですねw>

オルフェンズがおもしろかったので続けて視聴してみました。
予備知識はゼロ。評判がいまひとつなのは知っていたくらいか。

ストーリーがわかりにくい、難解だとよく聞きますが、
自分が見ていた範囲ではそこまでとは思わなかったかな。

ただ、最初に地球圏での勢力分布くらい教えてくれてもいいんじゃないかと思います。
いつもみたいに背景説明のナレーションがないのでわかりにくく、
一話から戦闘している相手が誰なのかも海賊といわれてもピンとこない。
結局、最後まで付き合うことになる相手なのだし、このガンダム物語の土台になる
ところだと思いますしね。

端的にいえば、富野節ともいえる兵士たちが交わす短いセリフがじゃんじゃん飛び出し
懐かしい反面、いつもの兵士たちの間に漂う重苦しい戦争してる感であるとか、
悲壮感がゼロで緊張感もなく、なぜ彼らはこんなに浮き足立って、突発的な戦いに巻き込まれて
戦っているのだろうか、という違和感をおぼえたまま見終えたことか。

以下ネタバレで~
{netabare}
常に小出しの戦闘。
モビルスーツが3機とかで敵陣強襲してどれだけ成果をあげられるのか。
少しやりあって損傷を負うと撤収。新型モビルスーツが手に入るとのこのこ出かけての繰り返し。
最後まで大掛かりな○○作戦といったみどころがなく終わってしまいました。

戦う理由もよくわからない。
地球はアメリカとヨーロッパの二大勢力に支配され、全体に影響を与える存在として
キリスト教のバチカンみたいな宗教団体が存在しています。その宗教団体が月の勢力から
フォトンバッテリーという電気とか石油のような動力源を独占的に購入分配しています。

地球の二大勢力はそれに不満があるようで、海賊だのなんだの名前を伏せた形で強奪をはかってきます。
冒頭、アイーダはそれは公平ではないというけれど、そもそもが資源戦争やって地球を荒廃させた
人類が知恵を絞った結果なのだろうし、実際にそれで困っている人たちがいるわけでもなく、
平和にやってきたように見えるので、結局は大国の利権絡みでしかないのかなという印象でした。

これで戦争になるから納得しろってのはちょっとおかしいですね。
経済戦争ならわかるんですが武力行使にまでなりますかね? 
妄想の域で…無理があるかなと。

迷走し続ける主人公
他人の言葉の受け売りなアイーダもですし、それは身勝手な行動が目立つ主人公にもいえます。
もともとは宗教団体所属の学校の学生のはずが、アメリカ国家の別働隊に拉致されたのをきっかけに、
気がつくと最後までそっちで戦闘に参加していました。

しかも学友や恩師に対しても攻撃してるし(教師は抹殺)意味がわからない。
それでも自分はスパイしてるのであって、所属は元の宗教団体のままだと言ってたけど、
これって普通に裏切り者なんじゃないの? と思えて仕方ありません。
制作側の都合としては、日本の自衛官が米軍で働いてるくらいの感覚なのだろうけど、
これがえらく伝わりにくい設定だなと。

で、なぜ彼はああまでして、アメリカ勢力のもとでパイロットして戦争に参加していたのか
かなり悩んだりもしたんですが、本編終盤近くでのセリフを聞いてわかりました。
『実のところ彼は、ただ戦闘がしたかっただけなんだ』です。
たしかに以前の身分ではモビルスーツに乗る機会は少なかっただろうし、
戦闘に参加するチャンスすらなかったかもしれない。
人を殺したくない気持ちは本当でも、破壊衝動はあったということか。

アムロにカミーユ、歴代ガンダムパイロットはわがままが定番ですが、どこかのタイミングで、
ガンダムのパイロット失格の烙印を押され、懲罰房入りしたりすることがありましたけど、
このレコンキスタではそれがないんですよね。
成長をうながす大事なシーンだと思うんですが…。
キャラ的に今回の主人公は、Zのカミーユに近いイメージかもしれませんが、躾もされず
わがまま放題で手に負えない感じです。

無茶のある月の勢力参戦のシナリオ
とりま、地球でのいざこざが月の勢力にも影響し、宇宙全体のパワーバランスを変える
ような一大戦争に発展するというシナリオについて、これも無理があったかな。
ちょっと思考が単純すぎたかもしれない。

地球勢力による内ゲバにも似た月の周辺での度重なる戦闘から、半ば無理矢理にでも
巻き込まれた風な話しになっていました。
あれでは月の勢力が被害者です。
そもそも月の第三勢力の方が開発力が勝っているのだし(ガンダムも月が開発したのだし)
根っこの部分で地球民を信頼せず快く思っていなかったとしても、それだけで即開戦となるのは変です。

とま、どーしてこうなった? 誰がはじめた? 誰が悪い??
この感想しかわかないんです。

そんな感じで、地球にいてもぐだぐだ、宇宙に飛び出してもっとぐだぐだ。
結末までの盛り上げ方もいまひとつなら締め方も不自然で、理由なく戦い繰り広げて、
最後は仲良しこよしなシーン見せられて、なんとなくギルティクラウンを思い出しました。

見終えてから他の方のレビューも拝見して、富野監督があまり口を出さなかったとの記述を読み、
あああ、これは富野監督大好きな若いスタッフが中心になってつくったんだなと納得しました。
みんなが期待したのは富野監督のガンダムのはずなんだけど、これでよかったんですかね?

富野ガンダムって、戦争という化け物を一兵士の視点から捉えた作品だと思っています。
状況も戦局もよくわからず、いつ終わるともしれない戦争という名の殺し合いにどっぷりはまって抜けられず、
何人もの大切な人たちを失い、心が疲弊して麻痺して、最後には壊れてしまう感覚がたまらないんです。

だからキャラが会話らしい会話をしない。ぶっきらぼうだしほぼ独り言レベルのセリフだし、
それか怒鳴ってるかのどちらか。それだけみんな戦争に疲れてるし気もたっている。
かなりリアルな描写に近いんだろうけど、いまのアニメって丁寧すぎるくらい、
いかにも説明のための会話をしますからね。

そういう意味では、台詞回しや表面的なところは富野イズムみたいなものを感じるのだけど、
命の重さを感じられない雰囲気で台無しでした。
なんせバトルになると大喜びで、すごく生き生きとするキャラばかりでしたから。
まぁ、プラモデル売るならそちらの方が都合いいんでしょう。
カッコよいパイロットでないと、売れるものも売れないでしょうから(笑)

追記
Zを見てからだいぶたって、はじめて小津の映画をみたときに、
富野監督のガンダムとセリフまわしが似ているなと思いました。
女優さんが口にする定番のセリフで、怒ったときにいう「ぶつよ!」な一言とか。
他をあまりしらないんで、ご存知の方がいたら教えてほしいです。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

66.0 9 田中敦子アニメランキング9位
BPS バトルプログラマーシラセ(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (226)
1262人が棚に入れました
白瀬慧、天才的頭脳で超人的な演算処理能力を持つ彼は、ハッカーの間で知らない者のいない天才ハッカーである。
東京物理大学戦略ネットワーク研究室に「研究生」として在籍しながら、小さなソフトウェア会社でバイトをして、ダラダラと毎日を過ごす白瀬には、美紗緒も知らない裏の顔が…。
金銭では動かない彼を満足させるマニアックな報酬次第では、クライアントから依頼を受けて、得意のハッキング能力で様々な事件を解決しているのだった。
アメリカ王の熾烈なサイバー攻撃を潜り抜け、様々な困難な直面に遭遇しながらも、依頼内容を達成していく。

声優・キャラクター
中井和哉、福圓美里、高戸靖広、家中宏、飯島肇、永島由子、鈴木千尋、高橋広樹、折笠富美子、土師孝也、瀬那歩美、松島可奈、J/R桜島液、林宏樹、田中敦子、横尾まり、くじら、氷青、中嶋聡彦、松山鷹志

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

超法規的措置!!

2003年10月から放送されたAIC制作のアニメ。全5話。
TV放送は1話を15分に分割し全15話として放送された。

天地無用!シリーズスピンオフ魔法少女プリティサミー
のスピンオフキャラクター、「天野美紗緒」が登場する。

これは・・超法規的措置!!のギャグアニメ。
ギャグは鮮度が命なので・・今笑えるかは視聴者の視て
きたアニメの傾向や本数や好みに大きく差が出るかも?

長台詞やナンセンスな設定を淡々と消化するセンスが・・
個人的には大好きで笑えた。簡潔なので見易いアニメ♪

古き良き時代のアキバ臭さ?とネットとパソコンの世界
は・・アキバボーイの夢だったのかも?2003年作という
のが・・なんとも微妙ですけどw

最終回は一部完という如何にも二部があるリップサービス。
良くあるパターンですね^^;残念ですが・・二部は無い。

特化したギャグは・・他作品に吸収されやすい・・
この作品も多くの過去作を活かして一部を特化させている
ので・・逆も当然ある・・後発のアニメの1個のエッセンス
として取り入れられ洗練されたセンスで描かれると・・
単体では勝負が難しいよね・・特化アニメの性かな・・


あらすじ。

普段は駅前の小さなソフトウェア会社でアルバイトをして、
ダラダラと自堕落で無気力な毎日を過ごす飄々とした青年。

だが・・彼には「美紗緒」も知らない裏の性癖ゲホッ・・
だが・・彼には「美紗緒」も知らない裏の顔があったのだ!


突然すみません!私○☓△の秋月郁(かおる)ともうします!

あぁ ・・あぁ~・・これは・・○☓△な☓△○の△○☓!
まさかまさか、重要な仕事を依頼しようとしている相手が
こっのような「異常性癖」の持ち主だったとは・・

こ、子供相手に信じられん!!

俺なら断然巨乳の女!

映画女優で言うとイザベル・アジャぁ~~~ニ♡

しかし しかし こ の男以外にこの難事件を頼める相手が
いないのも確かだ・・

事件解決の為俺は「敢えて」敢えて・・
社会道徳をかなぐり捨て、見て見ぬフリをしなければ!!

そう、これは・・超法規的措置!!

俺はこの非常事態のため・・一人の不幸な少女の人生を
敢えて・・敢えて・・見て見ぬフリをするのだ・・

あぁ、最低だ最低だ・・・俺はなんて最低な○☓△だ。

故郷の両親よ、別れた女房よ、再婚した巨乳美人妻よ・・

この秋月郁(かおる)の魂の選択を、笑わば笑えぇぇ!!




そうだ・・・見なかったことにしよう!

アハハハハ(オーディエンスの笑い声(※天の声「笑いver」)


国際的な大企業どころか政府・・国家レベルの依頼が来る
天才的頭脳で超人的な演算処理能力を持つ「白瀬慧」 ・・

「バトルプログラマーシラセ」
ハッカー界でその名を知らぬ者はいない天才ハカーである。

金銭では動かず! 超マニアックな報酬次第でどのような
クライアントの如何なる困難な依頼も引き受け・・
得意のハッキング能力で様々な難事件も解決してしまう。


白瀬慧(中井和哉)天野美紗緒の大叔父。
「バトルプログラマーシラセ(BPS)」超人的ハッカー。
室町時代から続く香川県の名門、白瀬家の長男。28歳。
美紗緒のスカートを覗く等幼女好きの行動傾向がある。
金では動かず、PCやオタク関係のレアアイテムを要求。

天野美紗緒(福圓美里)母の天野琴恵と二人暮し。
慧の姉の孫娘。大習志野学園初等部5年3組の生徒。11歳。
近くに住む慧に思いを寄せ、遊びに行くことが多い。
次週予告を担当する。締めのセリフは「来週もまうまう」。

秋月郁(家中宏、桜川朝恵(子供)
各話に登場する同姓同名同姿の別人クライアント。
バツイチ子持ち女性の好みはイザベル・アジャーニ!
毎回、タイミングの悪い時に依頼の為に慧のところへ訪れ、状況を勘違いして一人の不幸な少女の人生を仕事のために
あえて見て見ぬふりをする男。

柚木頼子(折笠富美子)慧に興味を持ち休暇で日本に来る。
アメリカ情報海軍所属の情報技術将校中佐。年齢は10歳。
大習志野学園初等部に転校して天野美紗緒の友達になる。
情報潜行艦B-2UNITキャプテンでネットの海を監視してる。

尾瀬倫太郎(高戸靖広)通称アメリカ王。年齢は27歳。
鋭敏電子アメリカ研究所のシステムエンジニアをしている。
非合法で危険なコンピュータ関係の仕事を請け負う闇会社
の最高責任者。慧との熾烈な電子情報戦をで毎回撃沈。

斎藤英樹(高橋広樹)キャラテック社の社員。
尾瀬倫太郎の腹心。頼りないように見えて有能な部下。

白瀬美津子(横尾まり)天野美紗緒の母方の祖母。
名門白瀬家の現当主で白瀬慧の異母姉。天野琴恵の母。

天野琴恵(田中敦子)白瀬美津子の娘で慧の姪。
美紗緒の母でパッチワーク教室の先生。
子育てに熱心で美紗緒に様々な習い事をさせている。

天野繁樹(あまの しげき)
美紗緒の父で、貿易関係の仕事で海外に単身赴任中。作品の中では名前が紹介されるだけで登場しない。

川原砂姫(横手久美子)弟の丈と一緒に暮らしている。
糸町駅周辺のK&Kビルのパブ・ねこみみにみみずくの店員。

本木紗英(永島由子)大習志野学園の体育教師。年齢は26歳。
高校時代に慧に出逢い交友関係を深める。見合い相手。

川原丈(鈴木千尋)誠実な性格の美男子。
大習志野学園中等部1年でサッカー部に所属。

美咲(くじら)パブ・ねこみみにみみずくの店員。
筋肉質のオカマ。MPSの工作員。慧を拉致する画策をした。

三浦亨(松山鷹志)日本国籍。年齢は自称48歳。
MPSの校長でアメリカ財界の名門ミュラー家の出身らしい。

林教授(土師孝也)電子情報戦の権威。
東京物理大学戦略ネットワーク研究室教授。

坂本悦子(桜川朝恵)大習志野学園初等部5年3組。
藤本店長(中嶋聡彦)秋葉原にある電気店の店長。
ウェイトレス - 桜川朝恵、松島可奈
同人誌即売会みみけっと売り子 - J/R桜島液
客 - J/R桜島液、林宏樹
警備員 - 飯島肇
本木紗英のおばさん - くじら

ナレーション - 土師孝也

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

Seabream さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

あぁ まさかまさか、重要な仕事を依頼しようとしている相手がこのような異常性癖の持ち主だったとは こ、子供相手に信じられん!! 俺なら断然巨乳の女、映画女優で言うとイザベル=ア

思い立ってレビュー.

普段は冴えないオタク主人公がその天才的なハッキング能力を生かし依頼内容を解決していくお話.
内容はコメディです.
そしてBPSといえばロリ+シモネタとこのセリフ!


あぁ まさかまさか、重要な仕事を依頼しようとしている相手がこのような異常性癖の持ち主だったとは
こ、子供相手に信じられん!!
俺なら断然巨乳の女、映画女優で言うとイザベル=アッジャ~ニが良いのに
しかし この男以外にこの難事件を頼める相手が他にいないのも確かだ。
事件解決のため俺はあえてあえて社会道徳をかなぐり捨てて見て見ぬフリをしなければ!!
そう、これは超法規的措置!!
俺はこの非常事態のため一人の不幸な少女の人生を敢えて敢えて見て見ぬフリをするのだ。
あぁ、最低だ最低だ・・・、俺はなんて最低な(登場ごとに変わる職業名)だ。
ふるさとの両親よ、別れた女房よ、再婚した巨乳美人妻よ
この秋月郁(かおる)の魂の選択を、笑わば笑えぇぇ!!
・・・見なかったことにしよう!  '`,、'`,、'`,、('∀`) '`,、 '`,、'`,、

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

色々終わっているコンテンツ

電脳バトルコメディです。
バトルプログラマー(凄いハッカー兼プログラム職人)と呼ばれる主人公が、電脳犯罪によって引き起こされる色々な事件を無気力に解決するお話です。
そんなに昔の作品でもないのに、こりゃさすがに今見ると、絵柄もネタも古くさくてイタい。
当時としては面白かったかもしれませんが、腐るのが早い素材で出来ているんでしょうね。


設定の荒唐無稽さとアホらしさは、まぁ笑って流せたとしても、キャラには大いに問題アリ。
主人公は天才かもしれませんがオタクでロリコン。親戚の小学5年生の女の子のスカートの中を覗こうとする奴って・・・いくらなんでもダメ人間すぎでしょ。
というか、現代の世相ではたぶん許されないキャラです。

内容はコメディ半分、萌え半分といった感じ。
ただ、その萌えもあからさまなうえ小学生が対象です。・・・・これもダメですね。


次期シリーズを予告して終わっていますが、社会的に色々マズそうなので恐らく作成される事はない作品w
酔狂なよもやま話のネタにはなると思いますので、興味のある方はどうぞ

投稿 : 2020/07/04
♥ : 11

65.2 10 田中敦子アニメランキング10位
魔法少女隊アルス(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (94)
629人が棚に入れました
魔法にあこがれていた人間の少女アルスは、ある日、魔法の世界にいた。
なぜか人間なのに魔法を覚える事ができたアルス。見習い魔女のシーラ、エバと出会い、アルスはこの未知の世界に期待を膨らませるが、実際は「魔法は人を幸せにする」というアルスの思いが通用しない世界だった。
妖精の捕獲、魔女と魔族という魔界の勢力同士の対立と戦い、アルスが父親からもらったという真の魔道書の存在と秘密、そして渦巻く陰謀…さまざまな状況に巻き込まれたアルスの運命は…。

声優・キャラクター
小島幸子、桑島法子、広橋涼、田中敦子、来宮良子
ネタバレ

丸太武漢肺炎天安門 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

13話切り。こんなバカ左翼アニメを子供たちに見せんなNHK

「魔法少女まどか☆マギカ」以前にダークな魔法少女アニメはあるだろうかと探して行きついたので見てみた。
なお監督の芦野芳晴はまどか1~3話の絵コンテを担当している。The Beginning Storyのインタビューではそれ以後もやりたかったがスケジュールの関係で出来なかったとのこと。持ち上げて落とす演出や血しぶきにこだわりがあるそうで、後の同監督のクロスアンジュはその通りの作風になっている。この作品は血しぶきは見られないが女子たちのギスギス展開はクロスアンジュを彷彿とさせる。

内容は「左翼思想に基づいた、ダークファンタジー異世界が舞台の(後の)リトルウィッチアカデミア」
作中で出てくる「思う心があれば魔法は使える」はリトウィの「信じる心があなたの魔法」のオリジナルだろう。
キャラクターはアルス=アッコ、シーラ=ダイアナ、エバ=ロッテ、って感じ。
ただアルスはアッコよりも物凄い自信家であつかましい性格だし、シーラはダイアナよりも厳しい性格をしている。

最大の欠点はアルスが「今、そこにいる僕」の主人公と同じく、上から目線で口先だけの非暴力主義をわめきたて「みんなを幸せにするのが魔法だ」とか綺麗事ばかり言う不殺主人公であること(作中でもそう言われているが)。同じ監督のクロスアンジュのアンジュは、頭の悪い左翼愚民を問答無用で射殺するような私の大好きなタイプの主人公なんだが。
敵が竹島や尖閣が欲しければ戦わずに差し出せばいい、と確実に言うであろうこの主人公アルスに日本人として耐えられず、断念した。こんなアニメをNHKでやってもらいたくない。リトウィはこれに似ていると言ったが、こんな左翼クソアニメよりはリトウィを見てもらいたい。TRIGGERはグレンラガンで思考停止してデモをするバカサヨ共を晒したように思想的には健全なはずだから。

原案の雨宮慶太氏の事は知らないのだが、ダークファンタジー異世界を見事に再現した作画・美術は素晴らしい。3DCGと手描き絵をとても上手くなじませている。Cパートで本編とあまり関係ないアートな映像を流しているがどれもセンスが尖っている。映像は素晴らしいのに内容がバカ左翼的なのは本当に残念に思う。

各話感想
{netabare}1話
何で最初から魔法の世界って知ってるねん。
あーこの皆がモニタ持ってる教室風景はまどかに通じるものがあるな。
リトウィのアッコと違っていきなり飛べるのか。

5話
アテリアが昔アルスの父親と付き合ってた的な?
やっぱり後のリトウィみたいな展開になってきたー。
魔法orダイとかえれえ殺伐とした世界だな。男塾みたいな魔法学校。

7話
なんで人間のお嫁さんになるのが嫌なんだよ。一生独身の方がいいのかw

8話
竜巻のせいで進めないって解釈でいいのか?
脇役でゆりしーが出ている。

9話
呪文が数字の羅列なのは伏線?
10分だとやっぱ駆け足感がキツいな。

12話
キャラカブリとかツッコミとかメタ発言が多い。

13話
言峰綺麗かよ。
なんかガンダムみたいになってきたな。{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

あいすまん.第一形態 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これ・・・面白いんですよ。(迫真)

レビューが少ないようなので贅沢に。

皆さん天才ビットくんをご存知でしょうか?NHKで午後6時くらいに子供がキャッキャッしてたあれです。
これはこっそりあれの合間に1話10分弱のアニメ枠として放送していたアニメです。ジャンルはダークファンタジー。

中学生の頃に家に帰ってチャンネルを変えてると第1話をやっていました。絵を見てわかる通り明らかに小さな子供向けではない。深夜アニメを見慣れていない自分は「なんだこれ!?」と驚きました。

呆気にとられていると1話はすぐに終わってしまい、また少年たちがはしゃぎ始めました。何か変な夢でも見たような心地だったのを覚えています。
ネットなんて触れないし友達にも天才ビット君なんて恥ずかしくて聞けないものですから、何の情報も入ってきません。

翌日部活を終えて急いで帰宅すると、またやっていました。しかしやはりすぐに終わり、また少年たちが画面に映って遊び始めます。
部活が遅くなったり、晩御飯の時間とかぶったりで見られない事も多く、そのせいか僕はこのいつ消えるか分からない10分間がたまらなく待ち遠しかったんです。

何が言いたいかって? 少なからず補正がかかってるって事です。

でもそれはこのアニメの魅力だとも思います。「1話10分弱」「子供の見る枠なのに子供向けじゃない」この2つだけでも宝物を見つけた気分になりませんか?


さて内容について。

第1話は少女アルスがいきなり魔法の世界に迷い込んでいる所から始まり、そこで彼女は2人の魔法少女と出会います。
人間の世界でも彼女は勝気な少女。いじめっ子ぽい男子にも引けを取りません。
彼女はもともと魔法や魔女の存在を信じていて、彼女なりの理想があるようでした。

しかしこの世界で魔法を使うのにはある対価が必要だったのです。
魔法の世界を夢だと思う一方で、現実の魔女と自分の空想の魔女とのギャップに苛立ちを覚えるアルス。
「魔法は誰かを幸せにするためにある」「信じていれば魔法は使える」アルスのおとぎ話のようなセリフに苛立つ魔法少女。

何故か魔法を使え、魔女におびえる精霊とも仲良くなってしまうアルスはこの世界で明らかに特別です。どうして彼女は魔法の世界に迷い込んだのか。どうして魔法が使えるのか。それも魔法世界の姿と共に少しずつ明かされていきます。

テンポが速く絵も凝っていて、ストーリーを追うのにストレスを感じることは少ないと思います。

wikiによると中盤は物語が破綻しがちなんだそうです。
これにも一応監督さんの狙いがあるそうなのですが。
自分は短編集のような気分で見ているので気にならないんですよね。

某魔法少女よりも断然こっちが好みです。

可愛らしいけどちゃんと大人も見られるダークファンタジーだと思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 9

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女隊ア○スいうなや!魔法少女隊ブレイドブレイバーだ!!

まわりにア○スア○スいわれて、なんで突然マイナー作品が・・聞いたらスロットなのね。クソ台とかみんないってるけど、アルスバカにするな。法様の声だけでも打ちたいわ。シーラはあんまアツくないよって・・知らんがな。


作品は近年の絶滅危惧種、ハイファンタジー。
枠はNHK教育の10分のやつ。実質8分か。

万人ウケしない作風でしょうけど、好きな人は1話とパケでハートをキャッチされちゃうんです。
かっこいいんだわぁ、参考出品のパイロット版を見ると近年の鳥山先生みたいだった。CGで線が太いとそう見えるんだな。
放送版はカクカクした独特のライン、とても子供番組ではないダークな色合い、世界、ちょっと荘厳な音楽。スロでサントラのプレミア度がまたあがったとかなんとか・・。

キャラデザ、世界観が非常にツボ。物語上一言だけとかヒントがあるだけで歴史、設定に相当に作りこみのされた世界。
ビジュアルもシーラの箒が排気管の塊になってたり、箒の柄を曲げてアメリカンみたいなアウトローの少年少女たち。
終始立ち乗りの主人公アルスw
そしてドラゴンハウス・・ほしいわあれ。

アリス方式の構成も良くできていて
・なぜアルスが魔法界に来てしまったのかその経緯がまったく分からない。
・人間のアルスになぜ魔法が?
・なぜ人間のアルスが究極の魔道書をもっていたのか
・OPの中世的な不気味な絵の意味は?
・たまに挿入されるアバンが意味不明
これらのなぞが少しづつ解けていきます。

マイナス要因としては、
アクターズレコーディングというが要するにプレスコでシビアにタイムが決まっていてドラマCDを聞いてから絵を付ける感覚。
イメージボードオンリーでデザイン、コンテも声を撮ってかららしい。

8分枠でストーリーモノをやろうってことでの模索だろう。テンポが非常にいいが、
逆に先撮りされた声に束縛されている感があり。
できるだけ口パクシーンを見せないようにしているのも伺える。喋り手が首を動かす、カメラが聞き手側になったり、次のシーンへ重ねたりなどなど。ほかのシーンの尺確保。全体のタイム合わせのためだと思う。

特に最終回付近、スケジュールか、脚本か、ひどい急ぎ足。
アラを探せばけっこうあるが・・。なんかスタッフの苦悩を感じてしまって・・。2本まとめたDVD,総集編でも16分、そんな間に導入、引きって無理がある。詰め込むのに相当苦労したんだろうなって・・。

逆に言えば最後の演出以外は相当いいセンいってる作品。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

64.8 11 田中敦子アニメランキング11位
戦闘妖精雪風(OVA)

2003年9月1日
★★★★☆ 3.6 (129)
561人が棚に入れました
『戦闘妖精・雪風』(せんとうようせい・ゆきかぜ)は、神林長平によるSF小説。これを原作としてラジオドラマ・OVA・漫画化された。
南極大陸の一角に突如出現した巨大な霧の柱。それは異星体ジャムの地球侵略用超空間通路だった。地球防衛機構は「通路」の向こう側、惑星フェアリイ上でジャムの侵攻を食い止めるために、フェアリイ空軍を設立し、前哨基地を置いた。30年以上に及ぶ人類とジャムの戦いに、今だ終わりは見えなかった…。
人間を信頼するより機械である戦術戦闘電子偵察機「雪風」を信頼する青年、深井零が愛機に乗り戦闘情報を収集するうちにジャムと接触する。ジャムは零と雪風に興味を示す一方、人間に対してあるゆる手段を使い戦いを挑んでくる。この戦いは何のための戦いなのか。
やがてジャムはフェアリイ空軍に総攻撃を開始する…。
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

この男…哲学作品につき★

■評価
テーマ性 :★★☆   2.5
脚本&構成巧み度:★★    2.0
軍事アクション度:★★★★  4.0
音響巧み度   :★★★★☆ 4.5
おススメ度    :★★★☆  3.3

■ストーリー
地球は突如ジャムと呼ばれる異星体に侵略を受け、甚大な被害を受けるが
人類は戦力の全てを結集し、ジャムを異星フェアリーに封じ込めに
成功する。そして人類はフェアリイー封じ込めの要であるFAF(フェアリー
空軍)を結成する。そんなフェアリー最前線で情報収集を主な任務とする
『戦術戦闘航空団特殊戦第五飛行戦隊(なっ長い!!)』略して
ブーメラン戦隊の活躍と苦悩を描くSFアクション作品。

■感想
この作品…あの神林長平氏の長編小説『戦闘妖精 雪風シリーズ』を
原作とし、あんな漬物石になりそうな物語をアニメ化した勇気を
賞賛したいです。

本作は航空and海上自衛隊が製作協力している事もあり、戦闘機アクション
という面ではそれなりの本格派を感じさせる硬派な作品になっていると
思う。それに一番褒めたいのは『音響』で、この手の作品では珍しく
レンタルDVDでも5.1chサラウンドで視聴できるし、サラウンドの派手さや
重低音の迫力等々・・・DVDやアニメとは思えない凄みがある。
特に僕のお気に入りは第1話の戦闘機によるドッグファイトのサラウンド感、
第4話のイージス艦の艦砲射撃、チェーンガンによる迎撃、轟沈など
実写映画に負けない拘りを感じるし、音響敏感肌の自分には十二分に楽しめる。

ただし、音響に拘りすぎたせいかDVDに収録されている『画質』が悪い!!
作画がぁぁ!!っとか騒ぐ以前の問題なので、地上波放送やBlu-ray画質に慣れている方はレンタルDVDには注意が必要なのも記載しておきます。
それにストーリー面では原作小説読んでないと軍事アクションという
要素以外の物語の面白さに中々気付けない。
なんせ原作小説はちょっと哲学的な考察が多く、本作中で起こる
あらゆる出来事(イベント)が全て唐突に感じるし、各出来事の繋がりが
殆ど描かれていないから初見の方には結構辛い。

なので原作小説の内容をもとにして作品の解説だけしておきます。
アニメ版の少しネタバレと原作小説のモロバレを含んでいると思うので
嫌な方は読み飛ばしてくださいましm(_^_)m
(以下読んでからアニメみても良い鴨しれません…)

{netabare}
この作品、ジャムという正体不明の敵との戦いを描いた軍事アクションもの
なのだけど、その実、アクションの皮をかぶった哲学書やら戦術戦略報告書
みたいな内容なのです。

まず語らないといけないのは『敵(ジャム)が何者か?』が
本当にわからない事。
ジャムは戦闘機の様なもので物理的な攻撃はしてくるものの、
その攻撃意図や目的、そして姿形、集合体なのか個体なのかも全て不明。
とにかく得体の知れない不気味な敵。
原作小説ではジャムはいったい何者で、どうやったら対抗できるのかを
考察する事が味噌です。そしてアニメではジャムの正体を異星体としか
説明していませんが、原作小説ではジャムは映画インディペンデンス・デイ
に出てくる様な異星の宇宙人ではなく、異次元の世界から来た概念体
(形のない生命体)と考察し、概念体だからこそ人の目では認識できないと
結論付けられます。だから、この姿なき敵に対してブーメラン戦隊では
人の哲学をもって相手を定義⇒理解⇒行動予測し対抗していく・・・
この深さたるは攻殻にも負けぬ面倒臭い面白さをもった作品なのです。

次に、このジャムの存在を即座に探知するものがいます。
それが超高性能AIを搭載した雪風です。
ここからは僕の妄想も含むんだけど、何故雪風がジャムを探知できるか?
それはAI(人工知能)は人間の思考、思想、哲学のデータを結集した塊だから
だと予想してます。
AIはより人間っぽく思考し、応答し、人間よりも高速に計算できる
何か凄い脳味噌だし、AIは人の言葉、表情、姿形、脈拍などを『データ』
としては認識できるけど、実は『人間の存在』を認識して理解はしていない
のです。スマホとか良い例で、あなたの言葉や顔や指紋は認識するけれど
あなたがあなたである事(存在)を理解していない…根本的な部分でやっぱり
機械なのです。だからこそ、AIを作るには人の言葉の意味、感情、痛み、
倫理などなどナムナム…哲学的に物事の意味や定義をすべて教え込んで
学習(自己学習も含む)させていきます。なのでAIの開発というのは
人間の哲学を結集させた知能データを日々蓄積させる事なのです。
(よくニュースになるGoogleとかのAIが正に・・・これです)
それで雪風は『データ』として叩き込まれた哲学によって、ジャムという
概念体を『データ』として認識・理解することで、その存在を感知できると
考えてます。(原作で語られていたか…忘れてしまいました)

じゃー全て雪風やAIに任せて戦えば良いじゃない…となるのだけど、
そうは烏賊の金玉らしいです。
これは雪風が肉体的にも知能的にも劣る人間(深井零)を搭乗させる理由にも
なるのだけど、それが『人間とジャム(物事)を区別するのに基準が必要』に
なるからです。
地面や台を基準(0cm)として身長を測るのと同じ事で、その基準として雪風は
パイロットの深井零を選択します。これは常に雪風と深井零が対話を
続けてきたことで、深井零=人間だという確信があるからだと考えてます。
この基準がないとどうなるか…アニメの終盤にもありましたが、戦闘機の
操作自体をジャムに乗っ取られるという事です。
人間の存在を理解していないAIは、送られてきた命令コマンドを
そのまま実行するだけなので当然の結果なのかもしれません。
なので人と機械とが一体になって初めてジャムという強大な敵に
対抗できるのです。
人と機械の一体…とか聞くと、攻殻GISの様な人とプログラムが融合して
生まれる新生命体みたいな話だけど、この作品では物質的・ソフト的な
融合ではなく、概念や哲学で人と機械が一体化(相互理解)するという
深い仕組みになってます。
(この時点で僕は難しくて吐きそうです…でも顔は笑ってます)

話は戻りますが、物語の面白さはこれだけではないです。
物語ではジャムの方が先に人間という存在を理解し、新たな攻撃を
仕掛けてくる。それが『ジャム人間』です。
人間という存在(概念)そのものを乗っ取るという恐ろしい戦法です。
これに遅くも気付いたブーメラン戦隊はアニメでも描かれていた通り、
戦闘中の不明者リストからジャム人間を予測し、ジャム人間(ジャム)に
対して最終話の様な罠をはったのです。
そして地球でのFAFやジャムに対する理解があまりにも欠落・楽観視
(平和ボケ)されている事から、ブーメラン戦隊は人類敗北は明確とみて
全軍撤退をするのです。
すでに地球にはジャム人間が・・・進入しているかもしれませんね。
ちょー怖いです。

原作小説では設定一つとっても深いもので、人の心理描写にしても
人間の『組織の腐敗やら茹で蛙状態』も描き方も悲壮感や心労感も
半端ではなかったです。
そういう哲学的な考察や人間群像劇などを楽しむ??作品です。
これ以上やると寿命が縮むので、実録!!妄想!!のり塩レポートは
これにて完遂いたします。
{/netabare}

はっきり書いておきますが、本作は万人に受ける作品ではないですが、
考察して視聴したり、アクションや音響のリファレンスとして見れる
作品なのでそういった嗜好のある方のみ原作小説と合わせて
おススメします。

ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 5

しゅりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦闘機の好きな方にオススメ

EMOTION20周年作品ということで2002~2005年にGONZOが制作した全5話(合計約3時間)のOVA。
神林長平さん著作の小説の一部エピソードに多少オリジナル要素を加えたというSF戦闘機アニメ。


南極大陸の一角に突如として現れた巨大な雲のような超空間通路。
通路の先から現れる「ジャム」と呼ばれる異星体との戦争が33年続く世界。
地球上での幾度かの戦いの後に人類がジャムを追い込んだ通路の先、
緑色の空の惑星フェアリィを舞台に味方を見捨ててでも必ずジャムとの戦闘情報を
持ち帰ることを任務としている特殊戦第5飛行隊のパイロット深井零(ふかい れい)と
その上官のジェイムズ・ブッカー、そして零の搭乗する戦闘機に搭載されている
戦闘知性体「雪風」を中心に描かれる物語になっています。


個人的には何年も前から戦闘機ヲタの知人に「観ろ。とにかく観ろ。」と
薦められていたのですが、何か拒否感が働いてしまい今回初視聴。
本作の持つ独特のキャラクターデザインやジャムの存在感が受け入れ難かったようです。


本作、戦闘描写やコクピット内部の雰囲気などの手の込みようが異様です。
マクロスシリーズのような変態的カメラワークのミサイル描写とかは
それほどありませんが、戦闘機の旋回の様子や機銃発射時のレティクルの動きなどを、
固定アングルや飛行物を中心に捉えた追跡視点の中で重量感を
持って描いているイメージが強いです。

コクピットの静けさや通信の雰囲気もどこかリアルなように感じ、
同じ戦場を飛ぶ特殊戦の戦闘機に乗っている気分になる映像が多いです。
そのあたりはさすが航空自衛隊の協力があったからでしょうか。
そういえばフライトシューティングのリプレイ映像にも近い雰囲気がありますね。


先程も少し触れましたが、多田由美さんのキャラクターデザインは
ちょっと特徴的で観る人を選ぶ印象があります。
このキャラクターデザインと零役の俳優、堺雅人さんの演技、
BGMの少ない本編内で重要なシーンに流れる曲のピアノの音色などが合わさり
零の普段静かながら激情も併せ持つ独特の存在感を醸し出している気がします。

また、雪風が起動音を発する時の無機質な雰囲気は、機械らしさを強く印象に残します。
しかし、私はこれが雪風が本編で行う様々な意志表示、行動との間にギャップを作って
雪風の強烈な個性を表現しているように感じました。
そんな独特の雰囲気を持つ零と雪風も興味深いですが、
私は中田譲治さんの演じるブッカーの人間味溢れる姿が気に入ってます。


SF作品の持つ独特な世界観、メイヴを初め洗練されたデザインの戦闘機が飛行する情景、
先述の戦闘描写などを好きな方はとことんハマれそうな要素を持ったアニメだと思います。

ただ理不尽な言いがかりになりますが、私はちょっと好きになれない部分のあるアニメでした。
キャラクターデザインには慣れましたし、説明不足な話作りも5話で描ききれない情報量の多さから
仕方なしと思いますが、惑星フェアリィの空や建造物内、ジャムの作り出した空間などの
緑色系の配色からだんだんと生理的嫌悪が強くなってしまったのです。
途中で何度か地球側のシーンがあり、地球の空が描かれたせいもあったのか、
5話の光景を目の当たりにし「蒼い空がみたいよぉ…」と呟いてしまうくらい心理的にやられていました。


そんな訳で私にとってはちょっとトラウマになりそうな本作ですが、
最近の戦闘シーンが落ち着かないアニメに辟易している方には一見の価値ありではないでしょうか。
本作を気に入った人の中にはACE COMBATなどのゲームをやりたくなる人もいるのかなと思います。
本作を薦めた知人が以前、OVER Gというゲームで空母にプガチョフ・コブラで着艦する練習を
執拗に繰り返していたのもきっとそんな衝動からなのでしょう。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 14

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

雪風が…敵だと言っている・・・  彼女の声を聞いて下さい。

SF小説が原作です。筋金入りのSFもの。
私、自慢ではありませんがロボット物、メカ物はほとんど観ません。ですがこの作品、そんな私から観てもとても楽しめました。も~純粋にメカがカッコ良い! 戦闘機がカッコ良い! 雪風に惚れる!
機械である戦闘機に惚れるというのも変な表現ですが、言葉にするなら正にそんなイメージなのです。


南極に突如出現した超空間通路なる別の惑星(惑星フェアリィ)に繋がる空間。そしてそこから地球に進行してきた謎の異星体ジャム(JAM)。
ジャム(JAM)に対し、人類は逆に彼らの惑星に攻め込み、そこに基地を築きます。その基地に所属するパイロットの深井零少尉と、愛機である完全自律制御のスーパー戦闘機であるスーパーシルフ、コードネーム”雪風”の活躍を描く作品です。


先ず何がすごいかと言うと”戦闘機の描写”! なんだかアニメで描写される戦闘機って、現実ではあり得ない挙動を取ったりして覚めてしまうのですが、本作で描かれる戦闘機はとにかくリアル。戦闘機の挙動、その一挙動×2が現実的で、それでいてスピード感、緊張感というものを全く失っていません。

そしてその機体の美しい事・・・・。特に主人公の乗る”雪風”のカッコ良さは格別! 無駄のないフォルム、まるで女性のようななまめかしいライン。そして時には恐ろしいまでの戦闘能力を発揮する・・・。正に電子の妖精と呼ぶに相応しい機体です。


戦闘の描写も素晴らしいです。自衛隊の協力を得ているそうで、登場する兵器は非常にリアル。計器や武装の描写も素晴らしいです。そして英語で行われる戦闘指示は否が応でも雰囲気を盛り上げてくれます。
戦闘機のドッグファイト(空中戦)は手に汗握ります。特に渓谷の中でのスピード感溢れる戦闘は見応え有り!目にも止まらない高速での戦闘を本当に上手く表現しています。目の前に迫る渓谷。そして後ろから迫り来るミサイル。その緊張感たるや凄まじい物があります。


戦闘やメカにばかり目がいきがちですが、ストーリも目を見張るものがあります。
他人に感心を示さない深井零少尉の唯一の友人であるジェイムズ・ブッカー少佐。友人で有りながらも上官である彼は非情な命令を深井零少尉に下さなければなりません。いつも零少尉を気遣う彼が唯一出来る事は見守ること。「必ず無事に帰還しろ。これは命令だ」。彼らの男の友情をその目で確かめて!


機械の塊である”雪風”にだけは心を開く深井零少尉。そして彼は意志を持たない筈である”雪風”といつしか心を通わせ、”彼女”と1つになっていく・・・。
”雪風”は時折人であるかの様な行動を取ります。ある時はパイロットである深井零少尉を気遣い、そしてある時は戦闘に恐怖する。言葉は話せず、唯一意志を伝える手段は戦闘ディスプレィに表示される味気ないコマンドのみ。しかし深井零少尉は”彼女”の言葉を感じ取ります。彼女の意志を受け止めます。
私は”雪風”がまるで人間の女性の様に思えました。
深井零少尉は”彼女”を求め、そして”雪風”は”彼”を求める。機械と人間、決して交わることの無い線上で彼らは交わっていくのです。2人の恋?とも言えない微妙な心理描写も見所です。


謎の異星体であるジャム(JAM)とは何なのか?そして彼らの目的はなんなのか? 
想像を超える能力を持つジャム(JAM)に対し、人類はどの様な決断を行うのか? そして彼と彼女、深井零少尉と雪風はどうなっていくのか!?


「行こう・・・・・雪風・・・。」 戦闘の妖精が今、飛び立ちます。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 16

53.7 12 田中敦子アニメランキング12位
京四郎と永遠の空(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (65)
498人が棚に入れました
大崩壊から10年が経ち、復興のシンボルとして作られた巨大学園都市「アカデミア」。そこで学園生活をエンジョイしながらも、どこかなじめない少女「白鳥空」の前に、彼女が夢の中で見た王子様と瓜二つの少年「綾小路京四郎」が現れる。空は、「絶対天使」と呼ばれる人造生命体を巡って人知れず戦いを繰り広げる京四郎と親しくなっていくが、京四郎のパートナーであるせつなとの間の三角関係や、自分自身もまた人間ではなく絶対天使であったという真相に苦悩を深めていく。

声優・キャラクター
矢作紗友里、小西克幸、松岡由貴、川澄綾子、下屋則子、田中敦子、望月久代、岸祐二、間島淳司、緒方恵美、成田剣
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

『神無月の巫女』のアナザー的な何かだが・・・

敢えてお薦めはしません。
(※ジャンルは一応、これも「百合×ロボット」ものでいいのかな?)

マンガ原作者&アニメーション制作者が『神無月の巫女』と共通している作品ということで興味を持って視聴してみたのですが・・・シナリオが全然頭の中に入ってこない・・・ここまで訳の分からない作品は久々でした。

《まとめ》
『神無月の巫女』のダブルヒロインの片割れ(姫宮千歌音)そっくりなキャラが出てきて、もう片方のヒロイン(来栖川姫子)に性格が近いキャラも出てくるので、同作のファンの方は最初の数話だけお試し視聴してみると良いかも知れません。

あと、気が向いたら第7話まで頑張って見続けると、ちょっと良いシーンがあるかも?


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      介錯(『月刊ドラゴンエイジ』2005年5月-2007年7月連載)
監督         柳沢テツヤ
シリーズ構成・脚本  植竹須美男
キャラクターデザイン 介錯(原案)、藤井まき
音楽         窪田ミナ
アニメーション制作  ティー・エヌ・ケー{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================== 京四郎と永遠(とわ)の空 (2007年1-3月) ================
{netabare}
第1話 永遠の空(とわのそら) ★ 白鳥空の王子様、綾小路京四郎転入、猫娘の襲撃
第2話 三華月百夜 ☆ 
第3話 舞い踊る螺旋 ☆
第4話 恋蛍 ☆
第5話 くちづけ洗礼 ★ 空の真実(絶対少女)
第6話 ゆめはて十字路 ☆
第7話 彷徨いの哀歌 ★
第8話 刻(とき)の目覚め ☆
第9話 乙女見果てぬ ☆ 
第10話 天使の牢獄(バスティーユ) ☆
第11話 天使回廊 ☆
第12話 永遠の空(えいえんのくう) ☆{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

私と永遠の空虚

これはキツかった…。
☆の評価の平均値が低いわけです。
私もこれは苦手でした。


ジャンルは恋愛にミステリー的要素を混ぜたもの。
ロボットの成分も含まれています。
ごく普通の女子高生・白鳥空と超イケメン(設定上)の綾小路京四郎の
恋愛と悲劇を描いたものであります。(多分←)


内容が二転三転するので話の流れが掴みにくいです。
それに理由はあれども、途中から『京四郎、お前誰?』
と問いたくなるようなキャラブレが目立ちました。
まぁ序盤の京四郎にはイライラさせられたものです。
それを考えれば、ヒーローらしく成長(キャラブレ)したのは
良かったのかもしれません。

他にも、空の『拝啓、私の王子様~』という台詞。
たまになら全く問題ないんです。
でも多すぎやしませんか。
1話に3,4回もリピートされると、さすがにちょっと…。


非難するだけでは何だかな~なので、
良かった点を挙げたいと思います。

1.物語の展開としては悪くなかった。
正直この作品、1話でこれは相当ヤバいんじゃないか…と思ったものです。
それを考慮すれば、立て直したほうではないかと。
特に盛り上がりを見せたわけではありませんが、
展開にそれなりの起伏を持たせた点は評価したいです。
とは言え…ですが。

2.場面ごとのBGMが雰囲気に合致していた。
言葉通りです。
時には明るく時には寂しく…。
特に最終回の物語の背景に流れる音楽は素敵でした。



OP「クロス*ハート」 歌ーCooRie
ED「微睡みの楽園」 歌ーCeui

うわっこれ私の大好きなアーティストコンビ。
OP,ED共に透き通った綺麗な歌声に癒されました。
観ながら早くED来ないかな…とか思ったり。笑



フォローは一応入れたものの、
やはり私にはちとダメな作品でした。
ロボットを取り入れるならバトルにもう少し迫力を求めたいです。
というかロボットの必要性…。
物語とロボットの混在が上手くいっていないように感じました。
純粋な恋愛ものとして成立させればまだ何とかなったものを、
などと素人目からですが思ってしまいます。

…あまりオススメ出来ませんm(__)m

投稿 : 2020/07/04
♥ : 29

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

拝啓私の王子様…

恋にこがれる妄想癖のある主人公白鳥空は実は…というのは予想外であったが、神無月の巫女の続きなのか?円盤皇女ワるきゅーレに魔法少女猫たるともミックスされてるよな?
たるろって…中の人まで一緒とは(笑)

柳沢テツヤ監督の見せ方と藤井まきのキャラデザは嫌いではないのでラストまで観れるのだが、なんか頭の中に残らないんだよね。
思うに、このアニメもロボットは必要か?である。

OP、EDは素晴らしい!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 6

57.5 13 田中敦子アニメランキング13位
BAYONETTA Bloody Fate(アニメ映画)

2013年11月23日
★★★★☆ 3.4 (57)
284人が棚に入れました
自分が魔女であること以外、記憶を持たない女がいた。彼女の名はベヨネッタ。襲い来る天使を狩る日々を送っていたが、突如舞い込んだ情報により、失われた記憶を求めて、宗教都市ヴィグリッドへと旅立つこととなる。過去の記憶を呼びさます数奇なる出会い。ベヨネッタの過去を仄めかす妖しい女、父の仇と追ってくるジャーナリストの男。そして彼女をマミーと呼び、慕う幼い少女。ベヨネッタの失われた記憶には、一体なにが隠されているのか。その先に待ち受けている、彼女の運命とは・・・?

声優・キャラクター
田中敦子、園崎未恵、浪川大輔、沢城みゆき、玄田哲章、高木渉、若本規夫
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

(ゲーム) - (物語+アクション+ Hype +迫力+爽快感+α) = 本作

つまりは、絞り滓でしょうか。

[概要]
{netabare}
2013年11月公開の劇場アニメ映画作品。PG-12指定。
原作は2009年発売のゲーム(プラチナゲームズ+SEGA)。CERO-D指定。
ゲーム・ベヨネッタはシリーズ化していて「2」まで発売済み、「3」も(頓挫していなければ)開発中とのことですが、本作の下地になっているのは「1」の世界です。僕は「1」のみプレイ済み。{/netabare}

[ゲームについて]
{netabare}
(以下、Xbox360版ベヨネッタ「1」についてのみ。他プラットフォーム版は存じません)
「プレイ済み」なんておとなしく書きましたが、実態はクソハマリ状態でした。最高難易度での全ステージPure Platinum(最高評価)を達成目前(。。嘘だな。先は長い)状態まではプレイしました。

Devil May Cryシリーズで知られる神谷英樹のディレクションによる、"Climax Action Game"。記憶が正しければ、国内ゲームメーカとしては珍しくXbox360ネイティブのゲーム開発作品だった。当時熱心な箱○信徒だった僕は予約までして購入した一作。個人的には今でも楽しめる作品と思う。ゲーム好きが作ったゲーム好きのためのゲームという側面も持っている感じがした。SEGA作品に限定されるが、ゲーム中各所に往年の名作パロディがちりばめられており、それでいてゲーム性を損なわない作りは見事だったと思う。

ゲーム内の登場人物は、すべて海外の声優・俳優が声を当てていて、基本は英語で語る。敵役である「天使」たちの語る言葉はよくわからないけどラテン語っぽい?さしあたり、古代アンブラ語としておきますか(Wii移植版以降、日本語化された模様)。

ゲームの特徴は"Climax Action"の名に恥じぬアクションの爽快感と迫力、(少なくとも当時としては)一段飛び抜けた画面の美麗さ、主人公のぶっ飛んだエロかっこよさ、「天使」を敵役に据え記憶を失った「魔女」を主人公とする世界観、最初は少しわかりにくいものの最終的に見事に収斂していく物語などがあげられる。

アクションとしてはGun-Fuアクションを主軸に、様々な武器に対応したコンボアクションものとなります。加えて、「魔女」ならではの格闘アクションとしてコンボ条件を満たした場合に召喚した魔物の手足も攻撃に加わったり(ウィケッドウィーブと呼ばれる)、少しのあいだ時間を止めてみたりといったものがあります。言語では表現しきれないところもありますね。興味がある方は、ゲームプレイ動画などで是非(結構あります)。「1」の画面でも十分に上に書いたものを感じられると思います。その際、是非とも英語音声版をご覧ください(言語については後述)。{/netabare}


[さて、本作]
{netabare}
ゲーム未プレイ勢が見たら「わけわからん」、ゲームプレイ済勢が見たら「ものたらん」、な作品かと思います。ゲームプレイ済みの一意見としては、ゲーム画面を切り貼りした方が本作よりも上等なものができあがったのではないかとさえ思う。

― 物語
{netabare}ゲームを知っているならぎりぎりついて行ける。が、ゲーム未プレイの方がこれを見たら最初の15分で置いてけぼりを喰らい、そのまま(映画館なら)1800円の仮眠椅子状態なのではないだろうか。

ゲーム内の物語を全体としては踏襲しつつ、構成をかなり変更している。プレイ済勢としては違和感の塊。
90分尺の物語として構成するためにはゲーム内物語の再構成が必要だったという判断なのだろうか。だが、果たしてそうだったか?ゲーム内の物語は、ゲーム内のムービー部分で形作られるのだが、合計すれば丁度映画一本分位なのではないだろうか?つまり、構成をいじることなく物語を作り上げることもできたのではないだろうか。
無論、「アニメ映画」として独立した作品としなければならないというのもわかる。が、そうだとしたらもっとわかりやすい物語構成にしなければならなかったと思う。{/netabare}

― アクション(作画)
{netabare}静止画としての作画は、原作ゲームに負けず劣らず美麗。だが、アニメーションとしての作画は、一言で言って、手抜きのオンパレード。映画作品として、これでは厳しい。また、映像と音楽のはまりも今ひとつと感じます。

元々映画用なのでテレビ(PC)鑑賞用ではないのかもしれないが、それにしてもコマ数削減が目立つ。ゲームは一部処理負荷が高いところを除いて、基本的にフルレートでフレーム更新をしていた(要するに60fps。箱○実測値では低いところで40fps、基本は60fpsとのこと。アクションゲームにおいてフレームレートの確保と維持は必須事項。)が、映画用24fpsからさらに削減となっては、「動き」の面でどうしても見劣りしてしまう。

特に敵役たる「天使」たちの描写で顕著だったのが、静止画拡大縮小+Shakeカメラによる誤魔化しが多すぎる点。せめて羽くらい羽ばたかせようか。完全にゲームに負けてる。

ベヨネッタのアップ顔に顕著だったのが、「口だけで笑う・口だけで話す」表情、顔の描き方。顔の上半分と下半分が別レイヤのように動くのだが。。。3DCG以上に不気味(っていうか、ゲーム内ムービーはちゃんとしてたと思う)。{/netabare}

― Hype + 迫力+爽快感
{netabare}上述の作画面とも関係しますし、これらを要素区分するのは少し難しいのでまとめてしまいますが、僕の中ではこれらの要素は「声優さんと演技」「ゲームシステムの一部削除」「ゲームと映像作品」に集約されるのかなと考えています。

・「声優さんと演技」
{netabare}本作のCV陣ですが、驚くほど豪華です。また、ゲーム・ベヨネッタのWii移植版以降の日本語キャスト陣でもあります。その意味でゲーム準拠ではあるのですが(ちなみに、同じ神谷英樹ゲームのアニメ化:Devil May Cryとも一部かぶる)・・・箱○版から入った僕には主役・ベヨネッタ(田中敦子)と敵役の首魁・バルドル(若本規夫)の二名がどうにも、です。加えて、敵の天使たちも違和感の塊でした。

敵の首魁バルドルは、箱○版では理知・冷静・飄々という感じで最後まで通していて、最後になって狂気が漏れ出てきた感じでした。若本さんは、、、その、いきなり若本さんなんです。この人物がどんな感じの人なのか、初手で決まっちゃう。演出としても、初登場時から若本節丸見え。制御できなかったのだろうか。

ベヨネッタの田中さんは、全体としてはすごく合っていると思います。特に、非戦闘時の会話シーンはゲーム版よりも田中ベヨネッタの方がよかったと思う。ただ、田中ベヨネッタは成熟しきった大人の女性に感じられやすく、英語版における「成熟してはいるが内に熱量を持つ女性」の感じとはかなり違う。田中ベヨネッタ最大の難点は、戦闘の見せ場において感じられます。ベヨネッタは戦いの最高潮=クライマックスにおいて古代アンブラ語で呪文を叫んで魔物を召喚するのですが、この叫びのぶっ飛び感、はっちゃけ感がゲーム内英語版と比べると明らかに見劣りしてしまうのです。

箱○版での天使たちは古代アンブラ語でのみ喋り、不気味な感じを出していました。が、本作での天使たちは日本語で(つまり普通の言葉で)しゃべります。しかも、微妙に棒。ずっこけます。この「微妙に棒」っていうのが難点で、人ならざるものとしての不気味さを狙ったものなのかどうかわからないのですが、微妙に感情が乗ってる感じがしました。単に棒なんです。もっと無機質な完棒だったら、あるいは違った印象になった気がします。{/netabare}

・「ゲームシステムの一部削除」
{netabare}端的には、ウィケッドウィーブのDropです。ゲーム・ベヨネッタのHype要素(かっこよさ要素)の中で、かなりのウェイトを占めているのが上で説明したウィケッドウィーブでした。アクション要素としても、視覚要素としてもかなり上質です。しかし、アニメ・ベヨネッタでは作品中ただの一度もウィケッドウィーブは登場しません。アニメ制作工程上、コスト要因であることは容易に想像がつきますが、それにしてもこれをDropしたうえでアニメ化するという判断に対して、なぜゲーム制作陣がOKを出したのか、疑問です。いずれにせよ、ゲームを知る立場からするとウィケッドウィーブなしのベヨネッタはただのGun-Fuアクションになってしまうわけで、しかもそのアクションがアニメーションとして今ひとつとなれば、いよいよ物足りなくなってしまいます。あ、ウィッチタイム(時間停止)もないか。説明回避のしわ寄せ喰ったかな・・・{/netabare}

・「ゲームと映像作品」:能動と受動
{netabare}そもそも、アクションゲームの映像作品化で成功を収めたものってあるのでしょうか。
本作に限らず、特に近年の3Dアクションゲームの映像化って、出だしから困難だと思っています。

ゲームって、自分がやるものです。すべてにおいて能動的です。ベヨネッタの攻撃も回避もコントローラを握った自分がなすもので、画面内のアクションはすべて自分の行為の帰結です。その結果として画面に示されるHypeも爽快感も、自らの行為の結果として表れるものです。

その一方、映像作品となればそこに能動はなく、提示されるものを一方的に受け取る、つまり受動です。いってみれば、その作品世界に対するのめり込み度が前提から大きく違ってきます。与えられるだけのHypeや爽快感が、能動的な行為の結果もたらされるそれらに打ち勝つか、あるいは同等なものになるためには、相当な力量×熱量でもって映像化にあたる必要があるのではないでしょうか。{/netabare}
{/netabare}

― α:映像制作陣のゲームに対するリスペクトのなさ
{netabare}こう書いてから、プラチナゲームズもSEGAも本当によくこの状態の作品にOKだしたもんだと思います。

映像制作の人は、ゲームを見下しがちという話はちらほら目にしますが、その現れなのでしょうか。少なくとも、主要な映像化スタッフはゲーム・ベヨネッタをちゃんと遊んでないのではないかと思います。また、ゲーム・ベヨネッタの中で見られる「ゲームの歴史・流れ」に対するリスペクトが、アニメ・ベヨネッタからは感じられません。

気がつけた範囲での話ですが、ゲーム・スペースハリアーのBGMの登場がゲームとアニメとで共通しています。が、その使われ方に雲泥の差があります。スペースハリアーを知っている人間なら、かつ、それをリスペクトした使い方をしたベヨネッタの映像化なら、絶対にやっちゃいけない使い方がアニメ内ではなされています。少なくとも「あ、わかってねーなコイツラ」です。{/netabare}

{/netabare}

[総評]
ゲームとしてのベヨネッタを知る方なら、今一度ゲームをプレイしましょう。
ゲーム未プレイの方ならば、ゲーム「ベヨネッタ」(「1」)をご購入ください。今ならSteamで3000円くらいです(PC。ただしグラフィック性能にはご注意ください。)。
PS・箱用ソフトならば、それなりに昔の作品ですのでお安く手に入ると思います。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 5
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメでもかーまぼーこー!!は健在。

ベヨネッタ。デビルメイクライと同じ製作で
作ったスタイリッシュアクションゲーム。
原作をプレイして、
そのアクションの爽快さと設定とは裏腹な
ギャグチックな展開で、
デビルメイクライよりも
大好きになった作品でした。

まぁ、それがアニメになるということで
正直そんなに期待していませんでした(笑)
明らかにあの映像美よりは劣るだろうと
思っていたし、尺が映画枠な分もあり、
急ピッチで話が進んでいくんだろうな、
と思っていましたが、やはりそうでした(笑)

原作とは違う展開で進んでいく感じは
とても良いと思います。
ファンも飽きずに見れるし、
何より映像も思ったより綺麗で、
アクションシーンも迫力は欠けるものの
よく動いてくれてました。
まぁCGに頼っているところもありましたけど(笑)

ただ、脚本に問題あり。
まず矛盾していたのが、
最初のルカの反応が完全に天使が見えていた
反応だったこと。これは完全にミスってますね。
本当はとある力がないと見えません。

ギャグが完全に抜けきっています。
お前らなんでそんなシリアスなの?(笑)って感じで、
作品の良さでもあったノリの軽さがない。

それと、キャラが微妙に違います。
ベヨネッタはあんなに男を誘いません。
ロダンはあんなに喋りません。
セレッサは原作よりあざとい。
ルカはあんなにかっこよくありません(笑)

でもエンツォとジャンヌはそのままでした。

あと、ジャンヌの声はもっと低くても良かったような。
これは私的なものなので気にせず(笑)

良かったのがダディが原作よりラスボスぽかったところ、
ゲームだと小物臭をぷんぷんさせているので、
まさかあの方が声をやると思ってませんでした(笑)
あの方のおかげもあるかも。

展開も悪くはありません、アクションも多いし。
でもやはりギャグがない。

それでもラストの終わらせ方は原作より好きです。
まさかあの技が最後に来るとは(笑)
{netabare}ジャンヌと協力して戦っていられるのが見られるし、
何よりダディが報われる終わりかた。
小物臭が消えているし何よりママの設定が活かされています。{/netabare}

あと原作の曲が使われているのがなによりいいです!
EDは私的にあまり合ってなかったような感じでしたが(笑)
エノク語も若干のイントネーションの違いがあったものの
ベヨネッタ役の田中敦子さんはよくやってくれてました。
敦子さんのエノク語も好きです。

かーまぼーこー!!(笑)

原作を知っても知らなくても
見られる出来だとは思います。
ひどい出来ではありません。

でもストーリーは単純なものなので、
アクションで見せるのは良かったですが
やはりギャグでも見せてほしかったところ。

でも映画枠の中でよくここまで魅せてくれたなと
思っています。映像はほんとにそれぐらい綺麗です。
娯楽作品として見ればきっとその映像美に絶句します(^^)

なので、何も考えずベヨ姉のアクションを
黙ってみてやってください。
もし興味も出たなら原作をやるというのも。
かなり初見殺しな作品ですがね(笑)

あと最後に個人的に「Let's dance, boys?」は
英語のままでも良かったような気がします。
あとベヨネッタが天使を狩る理由が
その顔がムカつくからよ!!の方が聞きたかった。

それでは、
かーまぼーこー!!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

つまりどゆこと?

視聴理由 特になし

視聴前 どういう系?

視聴後 どゆこと?

この話は自分が魔女だとしか覚えてない人の話
ジャンルは魔女・天使・バトル
まぁ端的にいってよく分からない内容です
ゲーム原作なのでオープニングムービーみたいなの(物語背景説明)から始まり、バトルとかバトルとかバトルとかがあり、最後「これが絆の力だー!」といって終わります
なんか書いてて思ったのですが内容うすいですねw個人的にはもっと踏み込んだ要素が欲しいです。魔女と賢者(悪魔と天使)の対比というかなりいい感じの要素にも関わらず「なんかよくわかんない」という状況になってしまったのはおそらくラストの持っていき方なんでしょうね。肝心なとこで「絆パワー」で解決してしまい、168m(仮)の巨人が出てきてしまった時点でもう...

序盤にシリアスムードを出しつつ中盤で見ごたえのある戦闘。そして終盤には序盤の伏線回収をするかと思いきや、いきなりぶっ飛んだ要素の介入。そしてすべて曖昧なまま「今日もどこかで彼女は..」
つまり...どゆこと?という現象が起こってしまいます。作品の全体としては謎は解決したかもしれませんが、あまりにもケロっと解決されてしまい、逆にわかりにくくなっています。まぁゲーム原作なので実際はもっと重みがある内容だったかもしれません。映画なので急ピッチで展開した結果がコレかもしれませんね
ともかく、あまりおススメはしません。なんども言いますが終盤が全く持って意味が分かりません。しかも映画なので一回視聴を始めてしまえば終わりまで見ないといけません。これがテレビアニメならもうちょい内容を重くして終盤も断念するか、見続けるか判断できるかもしれませんが...

監督・絵コンテ・演出は木崎文智さん。「アフロサムライ:レザレクション」の監督をし、今作で5回目(アニメ映画は2回目)の監督です
脚本は広田光毅さん。「おとぎ銃士赤ずきん」などのシリーズ構成をした方です
キャラクターデザインは横山愛さん。「XーMEN」のキャラデザを担当した方です
音楽 - 和音正人、安部潤
アニメーション制作はGONZOさん。ぼくらのを制作したところですね

作画は良く、戦闘シーンなどは丁寧に描かれてありました。
主題歌は麻衣さんの「Night, I stand」
声優さんは良く、あの呪文(?)も雰囲気があってよかったです

総合評価 おススメはしない

投稿 : 2020/07/04
♥ : 7

62.7 14 田中敦子アニメランキング14位
星方天使エンジェルリンクス(TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (28)
159人が棚に入れました
16歳の巨乳美少女、李美鳳(リ・メイフォン)は祖父の遺志を継ぎ、大財閥「天環(リンクス)グループ」の総帥に就任。祖父の遺言に従い、選りすぐりの部下を集めると、無償にて宇宙海賊を退治する事業を開始する。こうして私設警備組織「エンジェルリンクス」が結成され、宇宙船の警備や海賊退治を独自に始めることとなるが……。
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

op、edは耳に残る

これの1年前にやってたアウトロースターと世界観が同じらしいけど・・・まぁ気にしなくていいかな。

最初から謎をほのめかしつつ後半で判明して
本筋のストーリーになっていく感じのアニメです。
個人的には前半のほうが楽しめました。
司令官だけど自分で乗り込んでめちゃくちゃやる美鳳が楽しかったし
3話のドゥーズがメインの話と5話のコウセイがメインの話はお気に入りです。

だけど終盤はあんまし楽しめなかったかな。
{netabare}お墓の時点でだいたい正体が分かってたけど
暴走具合{/netabare}は凄かったしそこは悪いとは思いませんでした。

ただ{netabare}美鳳が離れてクルーのメンバーが迎えにくるとか
来るなと言われても着いてくる{/netabare}って展開。
あれがどうも微妙です。本来は熱くなれるシーンなんでしょうけど
1クールという短い時間でそんなにメンバーそれぞれに思い入れがない・・・からなのかなぁ?

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素敵なヒロイン!

西田亜沙子さんのキャラクターがとても素敵です。
その魅力だけでご飯三杯はいけそうなぐらいですが、
結構物語もシリアスな展開となります。
DVD-BOXも西田さんのオリジナルデザイン仕様の
ために即買いでした。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

69.7 15 田中敦子アニメランキング15位
ニンジャバットマン(アニメ映画)

2018年6月15日
★★★★☆ 4.0 (34)
154人が棚に入れました
現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく世界の歴史すらも変わってしまう! 絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは、世紀の歴史改変を阻止することができるのか?

声優・キャラクター
山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人、田中敦子、諏訪部順一、チョー、森川智之、三宅健太、梶裕貴、河西健吾、小野大輔、石田彰、大塚芳忠
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

バットマン×戦国時代

脚本が中島かずき氏ということで前から見たかった作品。
{netabare}
バットマンとその仲間たちやヴィランたちが日本の戦国時代にタイムリープしたという、まず話の土台からぶっ飛んだ作品。

お祭り感が随所にあって、細かな設定なんぞいいから楽しめ、盛り上がれとあおられているかのような感じ。

特にジョーカーとハーレイクイーンが農家なっていたシーンと城ロボ合体シーン、ラストの戦闘シーンが迫力があって良かった。

設定や展開はぶっ飛んでるのだけど、バットマンやジョーカーがみんなの知っている通りのキャラのままだったのが作品に安定感を与えていたし、何よりバットマンという作品への愛情を感じた。

ジョーカーが終始かっこよかった。ただ混沌を楽しみ、殺さずの誓いを自らに課しているバットマンをいちいちあざ笑うのが良かった。

バットマンはバットマンで終始お人好しで、それによって結構失敗を重ねているような気もするんだけど、その姿勢を貫くのがかっこよかった。

いずれにしても勇気を持って既存の作品をここまで崩し、さらにこのクオリティにまで昇華させたことには素直に賛辞を送りたい。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1
ネタバレ

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

和風アレンジバッドマン

 バッドマンたちが喋るゴリラを追い詰めた時、ゴリラの作ったタイムマシーンに巻き込まれ、戦国時代の日本に飛ばされてしまうバッドマン達の活躍を描いたアニメだったです。
 タイムマシーンを手に入れ元の世界に戻るのが目的となるわけです。

 実写映画と違うし、日本語ということもあり知っているバッドマンとイメージが違いすぎる感は、私にあったです。

 この単独のアニメとして見た場合、凄い作画や演出が多いアニメだとは思ったです。バトルシーンが圧倒的に多すぎて、物語としての統一性が良く分からなかった点もあったです。

{netabare} 例えばジョーカー達が、作画の感じが変わり突如農夫になっていたりとかです。
 お城が合体してロボットになったりの展開は、凄かったし面白かったです。{/netabare}

 とにかく、非常に高い質の作画、演出だったことは間違えなかったです。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 5

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

WHY SO SERIOUS?

アニメーション制作神風動画。

時は戦国、ゴッサムの悪党オールスターが、
タイムスリップをして結集。
群雄割拠の乱世で国盗り合戦が始まる。

狂気とは知ってのとおり重力と同じだ。
軽く押せばすぐに落ちる。
ジョーカーに教わるアフォリズムは多い。

なぜ深刻そうな顔をしている?
人生そんなに酷いのか?

荒唐無稽な世界観が思いの外楽しめる。
後半は悪ノリしすぎだけど真面目に論じてもね。

甲冑に身を包んだバットマン、
フェッティシュなキャットウーマン。
愉快犯ジョーカーは相変わらずの奇人振り。
派手な戦闘シーンの連続で眩暈がする。
大きな仕事依頼だったのだろう。
演出に熱量が感じられて気持ちがいい。
空いた時間にこれは意外にも楽しめますよ。

なぜ深刻そうな顔をしている?
笑顔にしてやろう。

ふはははぁっ!!

投稿 : 2020/07/04
♥ : 28

57.9 16 田中敦子アニメランキング16位
スーパードール☆リカちゃん(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (13)
140人が棚に入れました
 小学生の香山リカとドール・リカが活躍するマジカルファンタジー。誕生から約40年、変わらぬ人気を誇る女の子向け玩具の金字塔・リカちゃん人形をモデルに、オリジナルの世界観、ストーリーで展開したTVシリーズ。香山リカは小学3年生。大司浦町のテレジア学園に通うごく普通の女の子だ。しかし、その正体は人形の国ドールランドの未来の女王である。ドールランドで起きた内紛のために、リカは赤ん坊の頃に日本に逃れてきていたのだ。

An@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

子供にみせたい1つ

「現実見過ぎちゃBAD
凹んでるなんてNO
もっともっともっともっとね
夢を集めなくちゃ!」

全体的に
夢あふれる歌詞でしたよー


評価はいいのですが、
かなりの子供向けアニメです。


ところで、主人公しっかりしすぎだよ(笑)精神年齢高い!
結果、周りのバカさが際立っていた(笑)

メインメンバーが4人なのにブレスレットを持つのは3人ていう、誰でもってわけじゃない点も自分は好き。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

54.5 17 田中敦子アニメランキング17位
ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~(アニメ映画)

2012年3月3日
★★★★☆ 3.1 (23)
129人が棚に入れました
「タイムトリモチ」で、500年前に絶滅した巨大な鳥モアを捕まえてしまったのび太とドラえもん。絶滅動物を保護ほごしているベレーガモンド島へ、モアを連つれていくことに。そこは「ゴールデンヘラクレス」と呼よばれる黄金のカブトムシの力に守られた不思議ふしぎな島だった。ドラえもんたちはロッコロ族の少女"コロン"やドードー鳥の"クラージョ"、のび太にそっくりな少年"ダッケ"と出会い、見たこともない動物たちと楽しく過すごしていた…。ところが「ゴールデンヘラクレス」の力を狙ねらう悪の商人シャーマンが島を襲ってくる! 島を守るために、ついにドラえもんたちが立ち上がる!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パパとの絆にちょい泣き(;ω;) そして動物モノを扱うことへの難しさ

2年ぶりに完全新作の長編映画
絶滅した動物ばかりを保護している未来人の科学者が管理するベレーガモンド島を冒険するのび太たち


島の秘密を握る黄金のカブトムシ、ゴールデンヘラクレスを狙うワルモノ達と戦うことになるが、ひょんなことから記憶喪失で島を彷徨っていたのび太のパパの少年時代=のび助が仲間に加わることとなる


お話の序盤でパパとのび太がする『指きりげんまん』が物語を引っ張ることとなります
パパのサイドでも『のび太が生まれた日』のエピソードを挟み込んでくるなど露骨に泣かせに来やがりますw
いや;泣きましたけどねT_T
珍しくスネ夫の見せ場なんかもあったりです^q^


かつてのシリーズで動物を扱ったものにもやはりあったことですが、人間の影響で絶滅した動物を人間が勝手に復活させて良いものか?という疑問を残していますがコレの投げ掛けを完全にしくじってます
その辺り、この映画を見た子供たちへはどう説明すればいいのか、オイラにはちょっとわかりかねます;


さらに今作はパパとのび太、または仲間同士の絆の大切さを並行して描いていますので、そちらに主題がずれ込んでいって上記の問題をお茶を濁す形にしてしまっているのが残念


こんなにも風呂敷を広げずとも、子供に向けてもっとストレートに作っても良かった気がします


作画に関してはシリーズでも屈指のハイクオリティぶり
手間のかかるレイアウトやカメラワークもガンガン仕掛けてくる
ひとつ例に挙げると風がwww風が吹いてるんですよwww
わかりますか?のび太の髪の毛が何気ないシークエンスでもずっと靡いてるんですよ?www


島の先住民の少女、コロンには水樹奈々
悪の親玉、シャ-マンには山ちゃん
未来の科学者、ケリー博士には田中敦子
そして、若き日ののび助には野沢雅子
とまあ、ゲスト声優も豪華


わざとらしく出てくる鈴木福くんとテレ朝の女子アナは華麗にスルーしてちょw


昨年の福山雅秋(cv:福山雅治)に引き続き今年もやってくれましたよw
その名も【甘栗旬】ってwww
肝心の福山さんは主題歌を担当、いい曲です^^b


出てくる度に設定と声優が変わる【ゴンスケ】がまさかのゲスト出演してましたけど、なぜか龍田直樹さんのまま
なんでこの人だけ?;
まあ21エモン世代には俺得ですがw

投稿 : 2020/07/04
♥ : 9

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

甘栗旬…

子供がテレビで観てたこの作品。
脇から覗いていたら

ジャイアンとスネ夫が、ラップなノリでのび太をおちょくるという荒技をやってのけていた。
「おまえのとーちゃんにげちゃった!ヨォ!ヨォ!」みたいな感じで。
ホォーこれが現代っ子か。

などと思っていたら

「30年前」に戻ったシーンで、「赤い〜スィートピ〜♪」と、赤いスィートピー風の(でも違う、この作品用に作られた歌)アイドルソングが流れたよ。一瞬なのに。

なにげなく音楽ネタにこだわった作品なのかもしれない。
と思うと、次に出てくるのはなーに?と気になり…

でも、他に小ネタっぽいのはなかったような
(途中、私は他の事してたので不確実ですが)
でも挿入歌を堀江美都子が唄っていた。

子供に戻ったお父さんとのび太が、共に黄金のカブトムシをめぐって冒険する、というお話でした。

「芸能人・甘栗旬」役で小栗旬がなぜか登場したり(ストーリーの本筋に全く関係なく登場)
エンディングが福山雅治だったりと
お母さん世代にもアピールか?!
そうなのか?

wikiに
「小栗は劇場版『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』(2014年)にて再びゲスト出演」とあります。
この間、観に連れて行かされたのですが、んー、出てたかなあ??甘栗旬。
気づかなかった…

投稿 : 2020/07/04
♥ : 13

はまち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

子ども用に作られているとはいえ、やっぱり心にグッときますね。

本編冒頭ののび太とのび太パパのシーンはズルイと思ったけど
結局最後はジーンときちゃいますね。

今回の映画で驚いたのはスネ夫がすごく男らしいなと思ったことですね。本編終盤は結構かっこいいと思いました。

ゲスト声優が野沢雅子、山寺幸一、水城奈々と豪華なのですが
鈴木福くんの演技がまだまだだったので(これは仕方がないのですが)評価を3にしました。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

59.5 18 田中敦子アニメランキング18位
超者ライディーン(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (11)
102人が棚に入れました
中学校の同級生「瑠璃」を見舞いに行った帰り、主人公、「鷲崎飛翔」は一枚の羽「ゴッドフェザー」に接触。そこにはかつて、人類誕生以前の太古の宇宙で宇宙の運命をかけて争う正義の戦士、ライディーンと邪悪な生命体、超魔との戦い「聖創生大戦」の記憶があった。その結果、ライディーン戦士が勝利し、超魔は次元の彼方へ追放された。しかし、現代、超魔は復活し、地球侵略を開始する。己の運命に戸惑う飛翔であったが、妹たちを守るために戦うことを決意する。

ニトロ博士を忘れない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

歌だけ覚えてる

昔見たはずだけど内容は全く覚えてない!なのにオープニングだけ鮮明に残っている作品、ださいって言う人居るかもだけど、僕は今聞いてもカッコいいと思ってます。
ちなみにサンライズ製作だってさ!出来は良いはず?根拠はそれだけだけどw

In My Justice~翼の伝説~ 歌:渡辺学

歌詞1番だけ、歌詞も良いな~

見えない翼はばたかせ 君を守り続けよう
光りと影は背中合わせ
時代を超えて闘う In My Justice wow oh・・・
信じる者だけが解けるだろう
12の星座のジグソー 愛する者だけが見えるだろう
謎に埋もれた真実を 生まれ落ちた時に人は誰も
心に翼を持ってた 生きる為の嘘を飾りすぎて
いつか飛べなくなっていく
君の指が風をさがす You can fly
'Cause you are fee, You can fly
誰も胸に蒼い宇宙を抱きしめてる
俺が天使になれるなら 望むことはひとつさ
見えない翼はばたかせて 君を守り続ける
Hold your pain

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

Takashi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

おもしろい!

ライディーンの人型。
26話からロボットが現れ、人間の激しい敵視と勝手さ。
「運命は、自分自身が決めるものだ!」と。
主人公は失意しても立ち直るのもいいけど、女性戦士がいなくて残念でしたが、S.H.フィギュアーツが発売される希望を持ちます。
いつかスパロボに参戦することを考えています。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

しーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

2017
全38話
一昔前のアニメって感じでした。
22話くらいまでは変身して魔物と戦ったりする1話完結型。
そして敵のボスと戦って終わりかと思いきや…
内容は割愛しますが、魔物との戦いの1話完結ではなくなります。

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

計測不能 19 田中敦子アニメランキング19位
だいすき!ぶぶチャチャ(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3)
74人が棚に入れました
『ぶぶチャチャ』は車になった犬とその友だちボクの物語。舞台は、奇跡の起こる街グリーンヒルタウン。ボクが3歳の誕生日を迎えたとき、車にひかれそうになったボクを助けようとして、犬のチャチャは死んでお星さまになってしまった。しかしボクのところへどうしても帰りたかったチャチャは、車のおもちゃとなって帰ってきたのだった。そしてこの奇跡はボクとチャチャの二人だけの秘密となった。

声優・キャラクター
笹本優子、チョー、田中敦子、鈴木琢磨、高田由美、川田妙子、西村朋紘、坂口候一、南央美、有本欽隆

60.8 20 田中敦子アニメランキング20位
川の光(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (14)
67人が棚に入れました
タータ、チッチはクマネズミの兄弟。お父さんと一緒に川のほとりで暮らしている。
ある日、工事が始まり、彼らの巣はこわされてしまう。川に住むネズミの誇りは捨てたくない、と
一家は上流を目指して旅立つが、途中でイジワルなドブネズミにじゃまをされ…。
さまざまな動物たちとの出逢い、そして別れ。移りゆく季節の中、成長していく一家の姿をあたたかく描きます。

声優・キャラクター
折笠富美子、金田朋子、山寺宏一、平野綾、大塚明夫、田中敦子、鈴木晶子、原田伸郎、藤原紀香、松本和也、青野武
ネタバレ

素振り素振り(咎人) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

この終わり方は…、う~ん

偶々NHKで再放送?をしていたので視聴
人間の私利私欲の影響で新たな居住地を探すはめに陥ったネズミの話
内容は{netabare}BADEND{/netabare}の流れでかなり{netabare}ヒヤヒヤ{/netabare}しました
が、しかし最後の最後であのような展開…、正直{netabare}BADEND{/netabare}の流れの方が作品としては微妙でもテーマ的には良かったような…、この程度じゃあ人間はまだまだ調子に乗りますぜ
作画(動き)は良くも悪くもない感じでしたが背景は綺麗で和めました、演出も結構良かった?かな

とりあえず、これは良い声優アニメでした(笑)
山寺宏一、大塚明夫、田中敦子だけでもかなり満足の面子(ただ、この3人が一同に会さなかったのがやや残念…9課メンバーが…笑)

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆NHK アニメ

クマネズミの移住の物語です。

ラストはホットしました(*^_^*)♪


可愛くてホッコリするアニメです。

松浦寿輝:原作


2009.6.20環境特番「SAVE THE FUTURE 」内で放送

投稿 : 2020/07/04
♥ : 1

nNZTt68696 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いいと思う

いいと思う

投稿 : 2020/07/04
♥ : 0

計測不能 21 田中敦子アニメランキング21位
僕のセクシャルハラスメント(OVA)

1994年1月1日
★★★★☆ 3.3 (5)
34人が棚に入れました
青磁ビブロス社から刊行された桃さくらの同題メンズラブノベルを原作とする企業ものOVA。本OVAは以降も『~2』『~3』と連作されている。大手のコンピュータ会社に勤める青年・望月順哉。彼は残業中に誰もいないオフィスで憧れの上司・本間一則から抱かれることに。