異世界で変身なアニメ映画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の異世界で変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番の異世界で変身なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.6 1 異世界で変身なアニメランキング1位
千と千尋の神隠し(アニメ映画)

2001年7月20日
★★★★☆ 4.0 (1799)
12193人が棚に入れました
10歳の少女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子。夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋るが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。仕方なく後を追いかける千尋。

出口の先に広がっていたのは、広大な草原の丘だった。地平線の向こうには冷たい青空が広がり、地面には古い家が埋まっていて瓦屋根が並んでいる。先へ進むと、誰もいないひっそりとした町があり、そこには食欲をそそる匂いが漂っていた。匂いをたどった両親は店を見つけ、断りもなしに勝手にそこに並ぶ見たこともない料理を食べ始めてしまう。それらの料理は神々の食物であったために両親は呪いを掛けられ、豚になってしまう。一人残された千尋はこの世界で出会った謎の少年ハクの助けで、両親を助けようと決心する。

声優・キャラクター
柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、上條恒彦、小野武彦、我修院達也、はやし・こば、神木隆之介、菅原文太、玉井夕海、大泉洋
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

日本だからこそ!

ジブリ作品。

小学5年生の少女、千尋(ちひろ)と、その両親は、神々の住まう土地に迷い込む。
そこで両親のとった行動により神々の怒りを買ってしまう。
千尋は名前を奪われ、両親を人質に「油屋」という旅館で働かされることになる。
そんな千尋の成長物語。


正直言うと、ジブリの中ではあまり好きなアニメではありません。
{netabare}
すべてを奪われてしまった千尋が、自分の力で元の自分を取り戻し、さらに成長する。
それを追うように数々の主要キャラが再び走り出す。
{/netabare}
再出発への意識。
逆境から抜け出す力強さ。

そんなテーマ性は感じるものの、ちょっと物足りないんです。
また、ノスタルジーを感じるには年齢層が合わない気がしました。
少女の冒険記として見るには初期のジブリ作品のほうがはっきりしています。
どのように見ても中途半端な印象を受けちゃったんですよね。

しかし、ここまでは、個人的に合うか合わないかという問題です。


このアニメを見て、強く感じたことがひとつあります。
それは「舞台が日本だからこそ違和感も持たずに見られること」です。

西洋が舞台ならドラゴンやエルフが出てきても違和感がないように、日本では八百万の神々に違和感をいだきません。
数々の奇妙なキャラクターが出てきますが、自然に受け入れられます。

特にきわ立っていたのは、
{netabare}
ハクが名前を取り戻す場面。
千尋は「琥珀川(こはくがわ)」としか言ってないんですよね。
それなのに、ハクは自分の名前である「ニギハヤミコハクヌシ」という名前を取り戻しています。
その間には、おぼれたときのわずかな回想が入るだけです(→パッケージイラスト)。
{/netabare}
たったそれだけで「自然が人格を持っている」と視聴者は判断します。
そして、すんなり受け入れてしまいます。

日本人のアニミズムに対する意識は、こうも自然に根付いているモノなのかと、再認識させられるアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 95
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

いいなあ、愛の力だなぁ...

いまでも思い出す...夏の日のあの不思議な出来事...

それは目に見えない不思議な何かに導かれたように思えた...
トンネルの出口の光を目指してまっすぐ進む...
その先は眩さに包まれていて...
緑の草に覆われたどこまでも広がる草原だった...

「トンネルの向こうは、不思議の街でした」

このキャッチコピーに、まだ足を踏み入れたことがない向こう、遠い世界への憧れ、言葉では言い表せないワクワクする気持ちを思い起こします...

不思議の街へと足を踏み入れた千尋と両親。そこは異世界なのに、どこかひどく懐かしい雰囲気を感じる街並み。日本の和を強調させた独特の世界観に心惹かれます...

夜の訪れとともに赤い提灯(ちょうちん)が連なり、見る者を夢幻的世界に誘(いざな)うようです。
ノスタルジックな風景の中に在る赤は存在感が際立っています。赤い光に満ちた提灯が揺らぎ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
映像の美しさのみではジブリ作品で首位だと思う程に素晴らしいです。

千尋から千(せん)へ...
親を失い、恐怖に脅え泣く千尋が数々の困難に立ち向かい、出会いや経験を重ねる度に強くなっていくのです。
この不思議な街で涙する度に大人の表情に変わっていく。そんな千尋が愛おしいですね。
{netabare}
ラスト直前で空に舞う千尋の涙があふれるシーン
他人を心から思いやって流した涙もあったね、けれど最後の千尋の涙は、自身の幸せがあふれた笑顔の涙。その表情と共に、どこまでもあたたかいんです...
{/netabare}
爽快さと感動に満ち、心からやさしい気持ちになれました...
素敵な作品でした。

「千と千尋の神隠し」以降、ジブリを熱く語れる作品に未だ出会えていません。
また、出会いたいですね・・

 {netabare}最後にタイトルですが「愛」というワードを発する釜爺の名言!愛をよく分かっているんですよね♡「わからんか。愛だ、愛」「いいなあ、愛の力だなあ..」 {/netabare}

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけど
その向こうできっと あなたに会える...

投稿 : 2024/05/11
♥ : 69

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不思議な世界に迷い込んだ少女の話!

車で引っ越しの途中に山のなかに行き着いた千尋たち。千尋の両親が山のトンネルへと足を進めると千尋も恐れながらついていくがここから千尋は大変な世界に迷い込んでいく...

千尋の小さな胸の中に秘められた強い気持ちがよく見えていて良かった。
千尋が周りの人たちに好かれていく理由がしっかりとあり、旅館の人たちも最後はいい人ばかりになってくれて感動でした!

活気ある街とその裏側で起きている黒い部分との差がこの作品の見どころですが、出てくるキャラたちが人間臭くてこの設定がより活きているように感じました(^^)

物語の不思議な雰囲気やキャラの心理状況、料理の美味しそうに見える感じがとてもジブリらしく思えました(^∇^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 65

70.2 2 異世界で変身なアニメランキング2位
バケモノの子(アニメ映画)

2015年7月11日
★★★★☆ 3.8 (637)
4207人が棚に入れました
原作・脚本 細田守監督。


舞台となるのは、人間界のほか、動物のようなバケモノが住む「渋天街」が存在する世界。

人間界「渋谷」から「渋天街」に迷い込んだ一人ぼっちの少年が、強いけれど身勝手なために孤独だったクマのようなバケモノの剣士・熊徹と出会うことで物語が展開する。

少年は熊徹の弟子になり、九太という名前を与えられ、彼と共に修行や冒険の日々を送ることになる。


声優・キャラクター
役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、山路和弘、宮野真守、山口勝平、長塚圭史、麻生久美子、黒木華、諸星すみれ、大野百花、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

“新冒険活劇”の意味は分からずじまいでしたが・・・

2018.08.11記


「時をかける少女」に続き「未来のミライ」公開記念で地上波で放送していたのを鑑賞。
細田監督作品は「おおかみこどもの雨と雪」「時をかける少女」に続き3作目の鑑賞となります。


今日も渋谷駅周辺は外国人で溢れ、きょろきょろしながら歩いたり、めいめい写真を撮ったりして楽しんでますね。これだけ多くの作品で取り扱われる街ですからなんの聖地巡礼かはさっぱりわかりません。ハチ公前交差点は都会の雰囲気を描写できる上、空間を広めにとれるため引きのカットをいろんなアングルから撮れることが作り手にとって魅力なんじゃないかと勝手に思ってます。

で、その渋谷の街とその渋谷に隣接する異世界「渋天街」が舞台のお話です。
お約束のハチ公交差点前もしっかり出てきますので、渋谷ファンは要チェックです。


家族関係で闇落ちしている少年“蓮”の視点から物語は始まります。夜の渋谷を走り回ったりするのですが、この時の背景しかり通行人の描写、防犯カメラを使った数枚のカットなどの工夫はさすが劇場版といえる作画です。ひょうんなことから迷い込んだ渋天街もプチ千と○尋の幻想的な作りだったりと導入はバッチリでした。ただプチ神隠し感が出たことで、否が応でもポスト宮○駿を無駄に意識させちゃったかもしれないのは余計だったかも。

物語は、作品タイトルやポスターの絵柄からバケモノ(熊徹)と蓮(または九太)の親子関係または師弟関係を軸とした展開が予想され、実質その通り進んでいきます。ただそこに焦点を絞り過ぎると中盤以降の追加要素に混乱してしまうかもしれません。《詰め込み過ぎだよん》という評はしかりで、父子愛というメインテーマを補足するための追加要素がわかりづらいです。父子関係に加え蓮の成長も描こうとしてますので尺を考えればギリギリ、劇場版の宿命とはいえ、多くを観客の解釈に委ねてます。


じゃあ自分はどうだったかというと、、、普通におもしろかったです。
ただもうちょい脚本はわかりやすく出来なかったかと注文はあります。
テーマは普遍的なものを扱ってますので、その一点突破で感動するかもしれない佳作と良作の中間と言っていいでしょう。


熊徹はいい味出してました。大正生まれか昭和一桁世代の佇まいです。イメージは星一徹(大正)か銭形のとっつぁん(昭和一桁)あたりでしょうか。頑固親父かと思いきや猪王山から子供のようと指摘されてる通り、がきんちょのようでもあります。このへんのイメージはLEONっぽい気もします。子供(っぽい大人)と子供の組み合わせもなんとなくLEON。


なにかと評判の悪いリアル俳優が声優を務める劇場作品の例に漏れず、本作もそうなのですが、全く違和感のない方がお一人いたと思います。
うさぎの宗師さま役津川雅彦さんです。 
{netabare}「お前という奴は迷いなど微塵もない眼をしおってぇ」{/netabare}
合掌…


細田作品のおおかみこどもの雨と雪では母子の愛を、本作では父子の愛ということになるんでしょうが、なかなか難しいのかもしれませんね。母と子の組み合わせが物語を作りやすいのかもしれません。であれば父と子の関係を扱った本作は意欲作ということでいいんだと思います。

{netabare}「君は俺と同じだよ。バケモノに育てられたバケモノの子だ」{/netabare}
蓮が初めて言葉にして父親と認めた瞬間、親父冥利に尽きるなと感じた瞬間でした。目の前で言われるかいなくなってから言われるか、男にとってはどうでもいいことかも。
多少のご都合展開は目を瞑って親父の自分が自己投影できたので評価が甘くなったことは認めよう(笑)


ちょっと気になったところはネタバレで隠します。

■白鯨の処理
{netabare}蓮と楓を繋いだメルヴィル著の『白鯨』。たしか船長さんが船もろとも鯨と運命を共にした話だったことは覚えていて、本編では一郎太が鯨に化けたあたりから嫌な予感しかしなかったのですが。。。
{/netabare}

以下ほぼ私見かつ妄想です。

■楓の役割って
{netabare}主人公と同年代の女の子だからといってヒロインではありません。九太が蓮に、彼が人間界に戻るための触媒と思えばたぶんすっきりします。
序盤、多々良と百秋坊が触媒となって蓮と熊徹を結びます。楓はもともと蓮が持っていた好奇心を現実世界に落とし込む存在として役割を果たします。
途中から出てきたのもあって恋愛要素を前面に出すと話がぼやけるため、あのくらいの按配で良かったことでしょう。{/netabare}

■女よ、GOMEN
{netabare}虎徹への弟子入り直後、剣士としての成長きっかけとなったのは母の幻影「なりきる。なったつもりで」の一言。宗師さま巡りを経て『大事なことは自分で見つける』と気づきがありました。これまで他人のせい、自分の殻に閉じこもっていた蓮が一皮むけるために母は必要でした。
楓もそう。8年ぶりに人間界に戻ってきた蓮は楓がいなければ路頭に迷って野垂れ死にしてたかもしれません。一郎太とのバトルでも早まって差し違えて終わってたかも。
父子愛がテーマの作品で、といいつつも結局女がいなければ何もできないのが男だったりするような。こうゆうこと言うのは女性に言わせれば男の甘えだそうです。{/netabare}



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2019.01.19追記
《配点を修正》


「おおかみこどもの雨と雪」で母子の愛、本作は父子の愛。
私は昭和の人間なので、父と子ってペラペラ話し合う印象が薄く、その延長線上、エンタメとして成立しづらいのでは?と邪推。
「クレイマークレイマー」のようなのも良いが、頑固一徹親父とその息子の物語をこの時代にこそ観たいとぞ思う。そういう意味で本作は及第点です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

観やすい作品ですね

細田守監督作品は夏の定番ですね。
確かに夏に合います。夏設定が多めだからかな。
あらすじは
クマのようなバケモノ熊徹と9歳の人間の子供九太との師弟関係を超えた親子の大切さ(今回は産みの親ではなく育ての親ですが)を学ぶ物語となっております。
子供を育てるのは大変なこと。
色々な事を教えているつもりでも、教えられることがあることもまた事実。
そこは一人の人間としての尊敬を忘れてはいけないと思っております。
また、親のありがたみは失ってからわかると言いますが、まさにそのとおり。
親にも感謝の気持ちを忘れてはいけませんよね。

オオカミ子どもの雨と雪のレビューでも似たようなコメントを書きましたが、特に大人に響く作品ではないでしょうか。
夏の季節は細田守監督作品を通して親と先祖そして子にも感謝をしましょう。
これからも楽しいアニメライフが過ごせますようよろしくお願いいたします。(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心の中・・・

人とバケモノの世界が交錯する渋谷渋天街。
みなしご九太とあらくれ熊徹の躍動感あふれる物語です。

九太と熊徹の師弟とは思えぬ言い争いが楽しい。
こんな師弟いないだろうと思いつつ・・・
心のままの本音トークが好きなんです、私。
こんな関係、お互い成長せざるを得ませんね。

心の闇とは何かが基本テーマ。
人は誰しも闇を抱えているもの。
その闇を深くするのも人だし、癒すのも人。
また、心の闇に何を宿すかで全く異なった結果となる。
そして、闇によって成長するのも人なんだ。
心の中に灯を・・・そんなことを感じた作品でした。

細田作品ということでなめてました。
申し訳ありません。
まず、絵の美しさと生き生きした動きに感心。
声優さんの素人感も気になりません。
それに何よりも伝えたいことが真っすぐ感じられました。
まさか、こんなに感動するなんて・・・
次回作に期待です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

72.5 3 異世界で変身なアニメランキング3位
泣きたい私は猫をかぶる(アニメ映画)

2020年6月5日
★★★★☆ 3.7 (135)
647人が棚に入れました
見つけた、君に会える魔法――自由奔放、ちょっと変わった中学2年生、笹木美代(ささき・みよ)。クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれ、学校でも家でもいつも明るく元気いっぱい。ムゲ熱烈に想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)に毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。大好きな日之出のそばにいられる唯一の方法、それは猫になって会いにいくこと。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには日之出に近づける日々。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになっていく。このままずっと、彼のそばにいたい。でも、《私》に戻ることができなくなる――「猫」の世界を通して繰り広げられる、私をみつける青春ファンタジー。

声優・キャラクター
志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章、千葉進歩、川澄綾子、大原さやか、浪川大輔、小木博明、山寺宏一
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

やっぱり猫が好き

佐藤順一監督、脚本岡田磨里。
スタジオコロリド制作。

夏の縁日、少女夜行、
新しい家庭環境に折り合いを付け生きる少女。
夜の祭りで迷い込んだ不思議な猫の世界、
{netabare}少女は猫の世界から好きな少年を見つめる。{/netabare}
少年もまた現実に折り合いを付け生きていた。

決して不幸せではない。
かといって幸せでもない。

どこにでもいる少年少女の日常。
{netabare}きっと2人は人から愛されることの、
イメージが持てないでいるのだ。
些細な日常の中で気付かない些細なこと、
愛することより愛されていること、{/netabare}
とても共感の持てる小さな物語である。

表現したい想いがある。
でも表現の仕方がわからない。

私が私でいられる時間は必要で、
ビタミンやミネラルはそこで補給され、
私と私が歩む人生との整合性が保たれる。
子供だってそうやって生きている。

高度に複雑化した関係性の中で、
私を支え導く大切な人々への、
眼差しが優しい素敵な心象風景である。

きっと、永遠は見つかる。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

見つけた、君に会える魔法…

サトジュンと岡田麿里さんがタッグを組んだオリジナルアニメ…
と聞けば気になりますよね。

ですが、私にとって結果的にラッキーでしたが、劇場での視聴を楽しみにしていた方には残念だったのではないでしょうか。
コロナウィルスの影響により、前売券の発売延期、公開日の延期…
そして劇場公開せずNETFLIXでの配信に変更されたからです。
私はNETFLIXに入会しているので視聴できましたが、多くの方々が入会している訳では無いと思うので…


私はあなたの力になりたい。好きって言われたい…

笹木美代(ささき・みよ)は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。
空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」という
あだ名で呼ばれている。
しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(ひので・けんと)へ
毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。
めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった・・・。

それは、猫の姿になって 大好きな日之出に会いにいくこと。

実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という
不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、
いつしか太郎は日之出の支えになっていた。
≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。
ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。

猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。
ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、
≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる・・・

このままずっと、彼のそばにいたい。でも、《私》に戻ることができなくなる――
自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

始まって直ぐ、サトジュンワールドにジブリ感がプラスされた感じがしました。
ネコと摩訶不思議な空間との組み合わせは、まさにARIAそのものです。
それに「千と千尋の神隠し」の世界観が雰囲気を助長してくれている感じ…
もう期待感が右肩上がりです。

気になるあの人は今、何をしているんだろうか…?
誰でも一度は気にしたことのあるシチュエーションだと思います。
勿論、自分では会いに行けないし、仮に会ったとしても教えて貰えないかもしれません。
そもそも、会いに行くための口実がなかったり、嫌われたくないからあと一歩が踏み出せず躊躇してしまう…

青春のど真ん中って感じが羨ましくもありますけれど…

でも、それが「自分とは全く違う何か」でなら、見せて貰えるかもしれない…
見てどうするか…それはきっと実際に見てみなきゃ分からないと思いますが、この作品の根底にはそんな「もしもワールド」が息づいていました。

この作品で秀逸だと思ったのは人との関わり方です。
最初は、ムゲが日之出の力になりたいと思い動き出しますが、人との関係性ってそんな一方的じゃないんですよね。

お互いが支え、支えられている…
何かをしてあげたいという気持ちは交錯する…
そんな心情が巧みに描かれているんです。

そして物語を彩る主題歌 ヨルシカさんの「花に亡霊」も抜群だったと思います。

作画も綺麗、キャラはしっかり動くし背景も繊細且つ緻密で申し分無しでした。
日本のアニメーションの素晴らしさが感じられる作品だったのではないでしょうか。
私はしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

既視感がある猫物語

絵柄が幼いので、あまり期待せずに観ました。
しかし、巧みな物語構成に徐々に夢中に。
それは各キャラの背景が描かれていたからかな。
人猫関係が有機的に結合し、クライマックスへなだれ込む。
見応えがありました。

恋愛ファンタジーストーリー。
破天荒な女の子ムゲはちょっとクールな日之出が好き。
でも、日之出はムゲのアタックをむげに断る。
だから、ムゲは猫に変身し、日之出に会いに行く。
しかし、ムゲはデブ猫の陰謀にハマり・・・という感じの物語。

私のもっとも好きなのは{netabare}エンドロールの映像です。
暖かい余韻に浸れて清々しい。
日之出のお姉ちゃんが可愛そうとか。
ヨリちゃんの照れ顔が可愛いとか。
本筋と関係ないところが楽しいです。{/netabare}

ムゲの声は志田未来さん。
本業ではないけど、役に合っていたと思います。
並みいる声優陣に引けを取りません。
こっちの世界でも十分やっていけるでしょう。

背景は常滑に似ているなあと思ったら本当に常滑でした。
遠い昔に同級生の実家へ遊びに行った街。
狭い路地を上った先は・・・「猫の森?」
谷山浩子好きの同級生のことを思い出しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

62.8 4 異世界で変身なアニメランキング4位
ポッピンQ(アニメ映画)

2016年12月23日
★★★★☆ 3.6 (81)
568人が棚に入れました
通過点でしか無いと思っていた卒業式を目前に控え、中学3年製の伊純は前に進めずにいた。
そんな時、海で、美しく輝く"時のカケラ"を拾った伊純は、不思議な世界"時の谷"へと迷い込む。
そこで、同い年の、蒼、小夏、あさひ、"時の谷"に住み、"世界の時間"運営を司るポッピン族と出会う。
"時の谷"と"世界の時間"が今まさに崩壊の危機に瀕していた。
危機を脱するには、伊純たちの持つ"時のカケラ"を集め、心技体を一致させたダンスを踊るしかないという。
迫り来る危機と、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たち。
そんな中、ダンス経験者の沙紀が現れるが…。
"時のカケラ"に導かれた5人はダンスで世界を救えるのか?
そして、無事に卒業できるのか?

声優・キャラクター
瀬戸麻沙美、井澤詩織、種﨑敦美、小澤亜李、黒沢ともよ、田上真里奈、石原夏織、本渡楓、M・A・O、新井里美、石塚運昇、山崎エリイ、田所あずさ、戸田めぐみ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

実は卒業後も時を進め生き長らえていた東映アニメ60周年記念映画

あらすじ

{netabare}卒業を間近に控えた中三少女5人。
各々、葛藤を抱え、前向きに時を進められずにいる。

そんな折、異世界「時の谷」に召喚された5人。
時間がつつがなく流れるよう管理する役割を担っていた「ポッピン族」が暮らす「時の谷」は、
時を進めたくない邪悪な意志に脅かされていた。

彼女たちは「時のカケラ」を集め、「ダンス」を踊ることで、
世界と時間の危機を救おうと、ポッピン族のダンスレッスンを受け始めるが……。{/netabare}


【物語 2.5点】
欲張り過ぎ。

映画一本に中三少女5人の青春の一頁を描くだけでも忙しいのに、
本作はさらに異世界トラベル物でもあり、
変身バトルヒロイン物でもあり、美少女ダンスアニメでもあり……。

到底、収まり切るはずもなく、説明不足、掘り下げ不足が多発。

極め付けは、最後、{netabare}この中三編はプロローグに過ぎない!高校生編こそが本編!
と言わんばかりに予告編風の映像で締めくくったこと。
中学卒業で締めくくれば、まだ割と綺麗にまとまったものを……。
俺たちの戦いはこれからだENDも華麗に決まり困惑が拡大。{/netabare}

ただ、5人の中で主人公格であるヒロインについては、
女の子が異世界の旅を経て、青春の時を前に進める勇気を獲得し、
いつの間にか急成長する。
などジュブナイルとして要点は押さえており、筋は通っている。


【作画 4.0点】
キャラクター原案・黒星紅白氏といえば大抵、
可愛い顔して、嘘つきはスパイの始まりとか、
眠たそうな瞳で、無慈悲に狙撃とか、ギャップを狙った起用が印象的。

その点、本作の世界観とそれに合わせた作画構成は
可愛らしい氏のキャラデザにベストマッチ。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


本作監督は劇場版『プリキュア』シリーズ等でCGを担当して来た宮原 直樹氏。
本作のダンスシーンには、東映CG作画の成果が体現。

特にヒロインたちの変身前のダンスレッスン衣装は、
露出もない着ぐるみ同然のフワフワ、モフモフであり、
ダブダブズボンがダンシングして揺らめくCG動画はかなりのハイレベル。
(但し、そこに必ずしも需要があるとは限らない)


【キャラ 3.5点】
良質な素材を提供するも、料理は生煮え。

ただ、5人のヒロインは主人公格の陸上短距離走を始め、特技により性格付けがされており、
そのキャラクター性は歴代のプリキュア等と比較しても遜色がなく、可能性は十分。

各ヒロインのエピソードをもっと掘り下げれば、
彼女たちのその後を描けば、『ポッピンQ』は化けるはず。
と願望する鑑賞者も少数ながら獲得。

そのことが後のコンテンツ展開へ繋がっていく。


【声優 4.0点】
豪華。例えばヒロイン役の5人だけ見ても、
瀬戸麻 沙美さん、井澤 詩織さん、種﨑 敦美さん、小澤 亜季さん、黒沢ともよさん。
各々のマスコットポジションのポッピン族の「同位体」役にも、
実力派や若手のホープを起用。

さらに、ラスボス役には{netabare}斎藤千和さん。
時間の法則という世界の理の改変を企むには打って付けの配役。{/netabare}

いきなり感情を振り切る無茶振りも散見された本作だが、
この布陣なら対応した上、見所のあるシーンも演出可能。


【音楽 4.0点】
上記の豪華声優陣が二次元ダンスユニットをやる!
これだけでも注目に値したはずだが、5人のヒロイン役が歌ったのはEDだけ。

ダンスシーンでは他のユニットの歌に合わせて踊るだけ。
どうせならヒロインにも中の人にも歌ってもらって、2.5次元ライブまでやってよ~。
(ここでも需要と供給のミスマッチ要素がw)

楽曲や劇伴自体は良好。EDも{netabare}卒業ソング{/netabare}として優良。


【感想】
もしも、日本で深夜アニメが発展せず、萌えもエログロもなく、
『プリキュア』のような女児向けテイストのアニメが発達して、
ティーン以上の年齢層向けでも主流になったら、
こういう作品が数多く生み出されたのかも?との感想がまず残りました。

そういう点からも、本作は本来、
東映CG作画の『プリキュア』以外での活用模索も含めて、
トレンドからは外れた所で、実験的なことを色々やってみる映画。
理解のある方だけに口コミで語り継がれる類の作品だったのだと思います。


だから、2016年末。『君の名は。』などアニメ作品が映画界を席巻した伝説の年を、
『ポッピンQ』が締めくくる!とばかりに、東映アニメ―ションが60周年記念と銘打って
本作を年末年始興行の目玉に祭り上げ、
ミスマッチな宣伝、大規模上映を繰り広げた挙げ句、大コケした件は、
作品云々以上に、プロデュースの失敗だったのだと思います。

(大体、『ポッピンQ』という作品名の映画が興行収入・ウン億円の大ヒット!とか、
普通は想像すらできませんってw)


年末公開の本作でしたが、作中設定は中学卒業式前とのことで、
私も冬休みシーズンが終わって、卒業ムードも漂い始めた頃に、
骨でも拾いにいってみるか……とか思っていましたが、
近所の映画館では三週間で上映終了したため劇場鑑賞は叶いませんでしたw


そのまま私は本作の存在自体を忘れていたのですが、
昨年暮れ、『ポッピンQ』が続編小説制作のためのクラウドファンディング“project19"
を目標金額の五倍を集めて成功させたというニュースで
『ポッピンQ』未だ健在を知り驚愕し、レンタル鑑賞するに至りました。

次のプロジェクト“project20”では映像作品も含めた計画も検討されているとか……。
内容次第で、私もクラウドファンディング出資してみようかな。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

興行的には散々みたいだけど思いのほか悪くなかった

新春!開運!ポッピンの集いに行ってきました
2017年初アニメ映画
2017年初声優イベントになりました

黒星紅白原案のキャラをプリキュアチームが動かすと聞いたら
これは見ないわけにはいかないな
という気ではいたのですが
封切り初日舞台挨拶が金曜日だったため見に行けず
今回のイベント付き上映に行く運びとなりました

しかしなんだかずいぶんと興行が芳しくないようで・・・
でも駄作だとかつまらないという話が聞こえてくるわけではない様子
そもそも誰も見に行ってないから口コミが少なく
見た人の感想も絶賛も酷評もしていない感じですね

ストーリー全体としてはそんなに悪くなかったと思うのですが
全体的に詰め込み過ぎて展開が急すぎたり
いろいろ説明が足りなかったり
まるで見たことのない作品の総集編映画を見に来たかのような
はっきり言うと雑な印象を受けました

いろいろな要素をぎゅっと詰め込んで
ジェットコースターのように勢いだけで押し切るのも
映像制作においては一つの手法ではあるのですが
メインテーマが思春期の心理的葛藤なので
急ぎ足の展開とは素材の相性が悪かったように思います

主人公の伊澄だけはある程度尺を取って描写されてたわけですが
他のメンバーに関しては大した描写もなく
いつの間にか問題が解決していたような印象
TVシリーズか何かでもっと丁寧に時間をかけてやった方が
もっと面白くなったように思います

ED後のアニメーションに関しては
まさに予告編といったような感じで
全編通して一番ワクワクする映像でした
続編があるならぜひ見たいと思わされた反面
そこが一番魅力的っていうのは
一本の映画としてどうなんだ?という気もします

映像面は十分に満足のいくものだったと思います
キノの頃からの黒星紅白ファンとしては
郵便屋さんや秘密結社のアニメより
ずっと黒星紅白の魅力を引き出せていたと思いますし
ダンスシーンもなかなかよくできていました
もともとその方面には定評のあるプリキュアチームですから
そこがダメならどこを見るんだ?って感じではありますが

音楽もなかなか悪くなかったです
先週までSHOWBYROCKとコラボしてて
アプリ内でED以外の3つのヴォーカル曲が叩けました
その時は特に思い入れもなかったのですが
映画を見て楽曲に親しみを覚えたときには
もうコラボが終わってて叩けない悲しみ・・・

声優は若手の有望株を中心に
かなりいいチョイスだったと思います
ポコン役の田上真里奈だけは聞いたことがありませんでしたが
チェンクロのイメージソング歌ってたTrefleの一人だったようです
割と聞きやすい少年役だったので
今後要注目かもしれません

さて、この映画はいったいどこに問題があったのでしょうか?
ファミリー向けをベースにして
そこに大友向けの要素をいろいろぶち込んだ結果
どちらの層に対しても訴求力が足りなくなってしまった印象
そしてどんな層に対して発信しているのか
いまいちわかりにくいタイトルやCM等
マーケティング面での失敗が大きいように思います

ハリウッド映画などでは予告編の試写会のようなものを設けて
何通りかの予告編を作ってどういう層にどういう広告が受けるのか
実際にテストして流す広告を決めるそうです
予告編だけでなく本編も試写会の評価を見て
ラストを作り直すことさえあると聞きます

それに対して日本の試写会はただの先行上映会です
様々なメディアが双方向化し
発信者と受信者の境界があいまいになっている現代社会において
旧態依然としたプロデューサーの直感に頼った広告戦略というのは
もはや限界に達しているということに気が付くのはいつなんでしょうか?
作品自体のクオリティはそこまで低くないのに
興行がまったく振るわないのは
作り手ではなく売り手に責任があるように思います

映画館がガラガラみたいな情報ばかりはいってきますが
決して駄作ではないと思いますので
ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います
ED後が本編なんて言われている程に
可能性を感じる予告編だったので
あれが企画倒れになるのだけは阻止したいところです

おまけ(終演後トークイベントでの監督質疑応答)
{netabare}

Q:ポッピン族は楽器とかを使わないの?
  ダンスシーンでかかってる音楽とかはどうなってるの?

A:楽器はちゃんとあって設定とかもあったんですけど・・・
  襲撃されて移動中だから持ってこれなかったんですよ

(プロデューサーから補足があって、時間と予算の関係で入れられなかったそうですw)

Q:ポッピン族には年齢とかあるのですか?

A:年齢のようなものはありますが
  見た目の変化とかはありません

Q:でも長老とかは・・・

A:あれは衣装です
  そういう服に入ってるだけです

Q:レミィには同位体はいないの?

A:もちろんいます

Q:それは作中に出てきていますか?

A:それはまだお答えできません

Q:ED後映像の金髪少女はだれ?新キャラ?

(濁そうとしたところをキャストから質問攻めにあった結果白状)

A:はい・・・レミィです

Q:ED後映像の舞台は原宿ですよね?ロケハンとかいったんですか?
  行列のできる人気店っぽいものが映ってましたが並んだんですか?

A:はい、原宿です
  原宿らしいおしゃれな感じを出そうとして
  某有名店に行きついてたんですが
  自分は行列を遠巻きに眺めるしかできませんでした
  結局、開店前に女性スタッフに撮影してきてもらいました

こういうのをいろいろ聞けるのがトークイベント付き上映の醍醐味ですw{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シンクロニシティ

異世界ものですが、最近の異世界ものとは一線を画す作品でした。
古き良き冒険活劇。
ポップなファンタジーアクションRPG風。
伏線らしい伏線が無い最後まで一直線なストーリー。
最後にラスボスがいるベタなファンタジー。
いろいろ絶滅危惧種的なストーリー展開。
なんだか、こういうのは久しぶりに観た感じで、逆に新鮮でした。

この作品の女の子たちは、中学生生活に未練が残る中学三年生です。
そして、卒業式の当日、それはやってきました・・・。

女の子たちが、青春の短さを知り、友情を知り、そして、未練から"卒業"する。
そんな少し大人になる時期に、少し寄り道をする、そんなお話でした。
とても綺麗な終わり方だったと思います。

・・・最後のシーンを観るまでは。
この物語は、最初に伏線が無いと言いました。
実は、唯一、中盤に登場するある人物が謎のままなのです。
それは、ラストにそうきたかと言う終わり方で明かされます。

劇中のダンスは、「シンクロニシティ」と呼ばれていました。
これは、「意味のある偶然の一致」を意味します。
そして、この本当の意味が分かるのも最後のシーンなのです。


女の子たちはとても可愛かったです。
絵もすごくきれいでした。
手抜きが一切なく、とても力が入っている作品だなと感じます。
かなり子供っぽい作品でしたが、意外と楽しめました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

65.1 5 異世界で変身なアニメランキング5位
プリキュアオールスターズDX3 未来に届け!世界をつなぐ☆虹色の花(アニメ映画)

2011年3月19日
★★★★☆ 3.9 (46)
218人が棚に入れました
 人気TVアニメ「プリキュア」シリーズの劇場版、その記念すべき10作目となる「プリキュアオールスターズDX」第3弾。TVシリーズ8作目「スイートプリキュア♪」のキュアメロディ&キュアリズムも加わり、総勢21人にパワーアップしたプリキュアがスクリーンで大活躍。幼馴染みの北条響と南野奏は元気いっぱいの中学2年生。オープン初日の巨大ショッピングモールへやって来た2人。気づけば現実の世界と妖精たちの世界が合体していて大混乱に。そこに突然、かつてプリキュアたちを苦しめた強敵たちが姿を現わす。彼らは、世界をつなぐ虹色の花“プリズムフラワー”を狙い、すべてを暗黒の世界にしようと企んでいた。この世界の危機に、プリキュア21人全員が力を合わせて立ち向かう。

声優・キャラクター
小清水亜美、折笠富美子、水樹奈々、水沢史絵、桑島法子、久川綾、沖佳苗、喜多村英梨、中川亜紀子、小松由佳、三瓶由布子、竹内順子、伊瀬茉莉也、永野愛、前田愛、仙台エリ、樹元オリエ、榎本温子、本名陽子、ゆかな、田中理恵

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

プリキュアのお祭りパート3

プリキュアオールスターズも3作目。
映画で歴代プリキュアを全員集合させて悪者を倒すって話。

何かもう、プリキュアファンにはたまらない演出。
21人連続で変身するシーンは、思わずキターって思うw
変身シーンなんてつまらないって声も聞こえてきそうだが
これはこれでいいのである。

また、必殺技のオンパレード。
21人で一斉にはなつ必殺技は圧巻w
まさにプリキュアのお祭りなのである。
相変わらず、なぜか「ルミナリエー」の掛け声で
ぐっときてしまう不思議。

しかしながら、物語も結構考えられており
このDX3は絆をうまく表現されており
後半は意外にも感動してしまったりする。
思わず泣きそうになったのは秘密。

そして、さすが映画というべきかぬるぬる動く。
動く動く。
プリキュアは基本肉弾戦なので動くと気持ちいい。

声優陣はあたりまえだが豪華w
全員だからね。
アフレコとかどうなってるのか興味がわくw

少し気になったのは、昔のプリキュアの作画が
ちょっと変わった印象を受けた。
何か人相変わった?って感じw

また女児向けの演出として、このプリキュアシリーズは
ミラクルライトというものが存在する。
劇場にいくと配られ、劇中でプリキュアにパワーを
送るシーンでミラクルライトを館内で振るのである。
こういう演出は何かいいなあと思ったりする。

お子様がいらっしゃる方は是非お子様と観ていただければと思う。
いつの間にか見入っている自分がいることに気づくだろうw


と、まあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと

「堪忍袋の緒が切れました」いただきましたw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

21人連続変身!

オールスターズシリーズ3作目にしてついにやってくれましたw
21人連続での変身バンク!
必殺技の合体!

むしろいままで無かったのが不思議でしたねw

過去2作からの最大の進化点は21人のキャラクター性それぞれに上手くスポットを当てているところです

途中で21人が3分割されてしまい、
作品を越えたキャラクター同士の掛け合いがとても楽しめます

元気系なブラックやドリームと一緒に引っ込み思案なブロッサムが混ざったりw

イーグレットやアクアやベリーといった知的系に五月蝿いマリンが混ざったりw

レモネードやパインといった天然にルージュが必死に突っ込みを入れまくったりw

相変わらずミルキィローズは偉そうだったりw

ルミナス最強説が浮上したりw

特別に贔屓されているキャラクターはいませんし、声優さんの演技も全く衰えを感じさせず最高!
各所ではシリーズの集大成として制作されたとアナウンスされていましたが、
それに相応しく1作目が「出会い」2作目が「成長」を描いたのに対して今作では「旅立ち」がテーマとなっています
(監督曰く、3作目以外は偶然とのこと)
キャラクター達の絆をキーにしたストーリーで勢いだけではない感動作に仕上がっています

えりかかわいいよえりか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

バラバラにされるパートナー

初代~スイート2人までの、総勢21人。

ぎりぎり変身シーンのカットなし。決め台詞もしっかり。

個人的には、一番好きなプリキュア映画です。

OPからして引き込まれる!
シリーズ事の登場に、曲も合わさって、
桃キュア、青緑白キュア、黄紫赤キュアでの演出の
オールスターズならでわや!!!!!
素晴らしい!!!!

OPだけで、どのキャラなのかが分かりやすく、
期待たかまる~♪

そして、内容ですが、
敵キャラが懐かしく、見ていてほっこり。

そしてバラバラの異世界に飛ばされるプリキュア達・・・

{netabare} 桃キュアは砂漠地帯。
結構肉対戦で、基本アホが多いので、指示も言葉足らずw
パートナーいないと一番ダメなやつらw

青緑白キュアは船の墓場。(海)
基本2番手キャラなので、桃キュアの後に続く戦闘スタイルなので先陣きるやつがいないけど、冷静で戦闘も安心して見れる。
(やっぱりマリンだけ浮いているけど)

残りの、黄赤紫キュアはスゴロク~。
すっごいPOPな場所でちょっとしたギャグパートでした。~ {/netabare}


個性がすごい発揮されてて、みていてとても楽しかったです。

集合し、シリーズ事の攻撃BGMがシリーズOPソングになっていて、
そこも良かった。
いい仕事するじゃねーか!!!

最後は、ちょっとした感動もあり。
EDは、シリーズ事に、「初めて妖精と出会ったシーン」が流れ、

もう 大 満 足 !!!!

何回見ても楽しい作品だわ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2
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