相思相愛でロマンチックなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の相思相愛でロマンチックな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の相思相愛でロマンチックなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.1 1 相思相愛でロマンチックなアニメランキング1位
それでも世界は美しい(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1159)
6485人が棚に入れました
雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女・ニケ・ルメルシエ(ニケ)。彼女は嫌々ながらも国のため、「晴れの大国」の太陽王・リヴィウス一世(リビ)に嫁ぐことに。しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、会った相手は、なんとまだ子供であった。さらに、くだらない理由で、雨を降らせろと要求され、反発するニケ。しかし、共に危機を乗り越え信頼を深め、ニケは、自らの意志でリビのそばに残ることを決意する。互いに愛し合い、支え合いながら、共に歩むニケとリビ。やがて、2人は正式な婚約者となり、運命の輪が回り始めるのだった。感動×愛×ファンタジー。太陽と雨が一つに合わさる、光と雨のディスティニーロマンス。

声優・キャラクター
前田玲奈、島﨑信長、杉田智和、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、寺崎裕香、浪川大輔、横山智佐、潘恵子、櫻井孝宏、池田秀一、二又一成、富田耕生、青木瑠璃子、大塚みずえ、佐武宇綺、乃村健次
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

男子にヒーロー願望があるように、女子にはプリンセス願望がある。王道の少女漫画原作アニメ!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
少女漫画×ファンタジー は、十二国記を筆頭に、名作、秀作が多いですね。

戦記モノ、大河的な要素を期待すると若干物足りないですが、恋愛モノとしては流石に優秀で安定感バツグン。所々に小ジャレた演出があり、感心する作品。あと、ガンダム好きは必見(笑)

ショタという要素だけで敬遠するには、勿体ない作品だと思いますよ♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメは多分、矛盾点とか突いたらいけないアニメなんだと思います。雨の降らない国なのに、あれだけの水や緑がある点(地下水?)。「ONE PIECE」の「ダンスパウダー」のくだりでも言っていましたが、人工的に雨を降らすということは、他の地方の雨を奪う行為だということ。

その辺りをいちいち突っ込んでいたら、このアニメの世界観が崩壊しますね。2話を観た段階でそう思ったので、アニメを楽しむ為にもそこは意図的に意識から排しましたw

12話でまとめる為にはしょうがないのでしょうけど、特に序盤は(黒かった)リビの過去をちゃんと描けていないので、ニケが来てからの変化(成長)を感じにくかったのが難点でしょうか。

途中に「語り」が入るけど、作風的には山崎バニラさんに読んで欲しかった気もする。贅沢言い過ぎかw

オールドタイプのお転婆ヒロインに、オールドタイプのオラオラ王子様。少女漫画におけるTHE王道といった感じ。目新しさはなかったものの、キャラの良さやテンポの良さで楽しく観られました♪

「雨」というと、「涙」や「悲しみ」の比喩として安易に用いられがちだけど、これだけ多彩なことを雨と絡めて表現できるのは素直に凄いな~と思いました。虹と切れた指環のとことか上手だったし、雨で二人を閉じ込めて話し合わせるとか、素敵でした。

肝心の恋愛要素ですが、これはTHE王道でしたね。所々に歯の浮くようなオシャレな台詞や行動があり、正直おっさんにはキツかったですがw、10代女子ならきっと良いんでしょう(笑) 恋のライバルと呼べるほどの人物は男女とも登場せず、終始一途な二人を安心して見守ることができました。三角、四角のドロドロがお好みの人には合わないかもしれませんがw

個人的な好みを言えば、リビの有能さをもっと観たかったです。あの年で大陸を統べるなんて並大抵のことじゃないし、相当な恨みも買ってるはず。国内外に起きる難問を鮮やかな手際で解決していく(5話のような)話をもっと観たかったですね。

ただ、そうするとやっぱり二人の恋愛面や精神的な成長の魅せ処が減るから、まあこれで良かったんでしょう。

兎にも角にも、このアニメを観て一番心に残ったのは、コレ。

『池田さん、悪ノリが過ぎるっすよwww』

恋愛よりもファンタジーよりも、正直印象が強すぎて(笑) あの三賢人はアニオリキャラのようなので、アニメスタッフの悪ノリですねw まあ、その後に原作にも登場(逆輸入?)したらしいので、原作者も悪ノリしてたのかも(笑) だとしたら、楽しい職場だ♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
小国の王女は風使い? テンポもよく、かなりストーリーが動いた初回。王道感がある。うん、なかなか面白い。

2話目
ガチで命狙うなら毒ぐらい塗っておけと。雨のシーンは壮大だった。

3話目
大使達に対する真っ正面からのリベンジ。うん、すっきりした! 雨を降らせる条件、緩そうに見えて一応の筋は通っているのですね。

4話目
リビのオラオラ(傲岸不遜)な感じは少女漫画の男性キャラらしいですね。ツンデレは、やはり男女共通の萌えポイントなのだろうかw

5話目
普段は強強がっているリビの、デレと本音と弱気の吐露。これはショタ好きにはたまりませんな(笑) 太陽にかかる丸い虹は「ハロ(日傘・日暈)」と呼ばれる現象で、レアではあるけど現実にある(一回観たことある)し説得力ありましたね。なんだあの切れた指環と虹のクダリ? オシャレか(笑)

6話目
雨を人工的に降らせるなんて、最大限の国益だと思うんだけど。ルナは良いキャラでしたね。なかなかの引き立て役でした。「あいつの前では誰もがただのリビウスになれる。雨が等しく誰にの元にも降るように」ってなんだそれ? オシャレか(笑) 恋敵の涙を隠す為に雨を降らすってなんだそれ? オシャレか(笑)

7話目
少女漫画でまさかのガンダムパロ、しかも池田さんがやるガチのやつで笑ってしまったwww 悪いリビきたな。思ったより早いタイミングだな。てことは母親のトラウマ克服がラストになるのかな。

8話目
バルドの再度の重用のシーンは、胸が熱くなった! だから池田さん、遊びすぎだってwwww

9話目
「それがお前を育てた一部なんだ。気に入るとか気に入らないではなく、感謝だな」って、オシャレか(笑)

10話目
相合い傘しといて「雨に閉じ込められて、世界にお前と二人だけみたいだ」って、オシャレか(笑) 宴っていうよりlive(笑) キトラ、男の嫉妬ですな~。第6話で女の嫉妬を爽やかに描いておき、男の嫉妬はドロドロっと描く。対照的ですな。

11話目
一件落着。リビとニケのイチャラブっぷりがハズいw イラハ登場。セーラーマーズだw キトラ、これはこれで人気でそうなキャラだな、少女漫画だと。リビが、バルドとの時にやってもらったことを返したわけだね。

12話目
結婚式での新婦の手紙みたいだな。ストーリーとか全然違うんだけど、リビを観ていると「銀河英雄伝説」の「ラインハルト」を思い出す。背負った悲しみと有能さ。危うさからかな。最後はギャグ&恋愛で締める、軽い演出にも好印象。ただ、ラストのスレ違いの日々から雨、白馬の王子様のクダリは、流石にあざとくて、そんな好きではないな~と。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真に雫を届けるべくは、人の心の奥。そのまた奥。

◎放送時期:2014年4月~6月(全12話)
◎ジャンル:ファンタジー、恋愛

●原作:椎名橙(白泉社「花とゆめ」連載) ●監督:亀垣一
●シリーズ構成:藤田伸三 ●キャラクターデザイン:夘野一郎
●アニメーション制作:スタジオぴえろ


■あらすじ■
雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女ニケ・ルメルシエ。
ある日、彼女は自国のために「晴れの大国」の太陽王リヴィウス一世の元に嫁ぐことになる。


■感想■
※原作未読。

少女漫画らしくベタで捻りのない王道ラブストーリーではあるものの、
コメディ要素も含まれているので 女性だけではなく男性の方も楽しめる作品だと思います^^

今風ではないレトロな世界観もいい味を出していました。
(ニケの普段の服装がナウシカっぽいような気がするのは、私だけ?w)


嫁のニケが年上で夫のリビが年下(しかも11歳の子供)という凸凹夫婦。
初めてお目にかかるカップル設定でした^^
ショタ属性は無いので最初は微妙かなと思ってたんですが、そんな心配は最初だけでしたw


幼いながらに王位につき、たった3年で世界征服を遂げたリビ。
とても11歳とは思えない大人びた佇まいの少年でした。

しかし、そんな強さの裏側にあるのは 辛い過去の傷跡。
それゆえ表面は冷酷で、心はどこか脆くて儚くて危なっかしい。

そんなリビがニケと出会うことによって徐々に心の変化を遂げていきます。

ニケのリビを想うどこまでも一途な姿勢には毎回心打たれました。
それでいて人情に溢れており、真っ直ぐな心と強さを兼ね備えた勇ましくも優しいお姫様で、そんなニケにはとても好感が持てました^^

言葉遣いも態度もサバサバしてて気品がなく、おまけに力も男並みに強いといったお姫様らしくないお姫様ですが、その庶民的なところと
「守られる存在ではなく、守る存在」であろうとする面がニケの魅力だったと思います。


そして2人の相思相愛っぷりは観ていて恥ずかしくなるものの、
同時にとても微笑ましかったです^^

ときにはすれ違い ときには衝突しながらも、
間に訪れるさまざな障害を共に乗り越え、そしてその中で徐々に絆と愛を深めていく様子は正統派ストーリーであるからこその良さと美しさがありました。

毎回イチャイチャしてても何故か嫌味を感じなかったのは、2人のキャラクター性が良かったからかな^^
ていうか、もうむしろずっと見てたかったぐらいですw


脇キャラ達もなかなかに個性的。

中でもリビの秘書であるニールは、リビの良き理解者としてはもちろん、ニケとリビの2人を温かく見守っているポジションが良かったです。

CVをされている杉田智和さんの演技も相まって、
コメディ面でもとくに光っていたキャラだったと思いました^^


そして、この作品の最大の見所と言っていいのは音楽(とくに挿入歌)ですね。

●「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」/ニケ・ルメルシエ(前田玲奈)

ニケが劇中で雨を呼ぶ際に使われている楽曲。

雨を求める者の想いと術者の想いを重ね、そしてその想いと歌を調合することによって雨を呼ぶことが出来ます。

ニケのCVをされている前田玲奈さんの伸びのある透き通った歌声が見事。

この声優さんはこの作品で初めて知ったのですが、初期の林原めぐみさんにどこか似た声質のような。結構好きな声質です(*´▽`*)
これからの活躍が楽しみな声優さんです。

{netabare}8話でリビとバルドを仲直りさせるために雨を呼んだ際、歌い疲れてグダグダになっているパターンも面白くて良かったですw{/netabare}

でも個人的には、もっと民謡チックな感じと異国の言葉を使ったものの方がアメフラシの儀式の雰囲気が出せたのではないか と思います><
良い曲なのには変わりないのですが、ちょっと今風すぎたような。

●「雨おくりの歌」/トハラ・ルメルシエ(横山智佐)

この曲の方が雰囲気が出ていて私は好きだったかな^^
横山智佐さんの歌声も耳にスッと入ってきて聴きやすかったです。
ただ、喋っている時と歌っているときの声のギャップが激しかったw

{netabare}最終話。
弟子であり孫であるニケを手放したくないがゆえに冷たい態度だったトハラ。

結局最後まで言葉を交わすことはなかったけど、精一杯見送ろうとする気持ち、
「不器用だけど温かい親心」がこの歌に乗せて伝わってきました^^

そんなトハラの気持ちを受け取ったニケが涙を流すシーンで私も涙でした( ;∀;){/netabare}


愛するモノの存在、大切に思えるモノの存在があることで、自分の存在も 住んでる世界も 大切で価値あるものだと実感できる。
そして目の前の景色が色づき始める。『世界は美しいんだ』と思える。

ニケとリビのように互いを常に見つめ合い、同じ歩幅で歩んでいける素敵なパートナー関係って憧れますね^^

ツッコミどころもあったけれど、最後も綺麗に締めていて全体的に満足な作品でした。
今読んでる漫画が読み終えたら、原作を手に取りたいと思います。


●OP:「BEAUTIFUL WORLD」/小池ジョアンナ
●ED:「PROMISE」/前田玲奈

OP、EDも共に良曲でした。

とくに映像の工夫が良かったです^^
OPは毎回ちょこちょこ絵に変化があるので間違い探しとしても楽しめるし、EDのキャスト表示がキャラ絵と一緒に出てくるので、誰がどの役を演っているのかが一目で分かって有難かったです。


■好きなキャラ■
ニケです^^
理由は主に前述したとおりですが、彼女は「女性が憧れる女性」な気がします。
私が男だったらリビと同じく、お嫁に欲しいくらいですw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

9月28日11時にニコニコ動画で前田玲奈さんの生歌

 9月28日11時に花とゆめアニメ祭りがあって、ニケ役の前田玲奈さんの生歌と島崎信長さん、杉田智和さんが出演されました。また、ニコニコ動画でも生放送されました。

OPすぐにアメフラシの歌でした。前田玲奈さんはちょっとあがっていらっしゃったようでしたが、きれいな歌声でした。2番目からは突然男性の歌声が!島崎信長さんがステージに出てきて前田さんと一緒にデュエット、わー凄いスペシャル!!

トークでは出演者が選ぶBEST3などで、それセカの名シーンを振り返りながらアフレコでの楽しいお話などを聞くことができました。アフレコ時の前田玲奈さんは身を乗り出したりジャンプしたりとかなり動きのあるアフレコだったようですね。会場は大笑いでした。

杉田智和さんは終始、笑いをとっていました。杉田さんがニールの衣装を自前で準備されたとのことでした。杉田さんが登場して会場は盛り上がっていましたね。

最後は前田玲奈さんの曲 「PROMISE」で締めくくられました。

***********************
雨送りの歌、すてきな歌

ついに最終回を見てしまいました。もう、大泣きしてしまいました。

 前回の雨の公国編中盤では、{netabare}リビとトハラの争いが、見ていて胃がちぎれそうなお話でしたし、瀕死のリビを見たニケの泣き叫びながらの救命シーンはもう真に迫っていて、 {/netabare}前田玲奈さんの演技がすごすぎて、心が締めつけられそうでした。

 最終回は名言がたくさんあったと思います。{netabare}トハラに会えず落ち込んでいるニケにリビが背中を押すシーン、ニケのトハラへの別れのセリフ、そしてトハラの雨送りの歌中でのニケへの別れ。見ないとわからないですよね。ほんとうにとっても良かったんです。 {/netabare}

 トハラの雨送りの歌、とっても感動しました。素敵な歌だなあ、誰が歌っているのかなと思い、調べたら、トハラ役の横山智佐さんそのままだったので、とても驚きました。凄い!
 横山さんのお姉さんはオペラ歌手で、横山さん本人もとても歌が上手とのことでした。確かに良く聞くと声量が大きくて、ビブラートを聞かせた伸びのある歌はプロ級の技術だと思います。それセカでは前田玲奈さんの歌がとっても素敵で上手だなあと思っていましたが、横山さんの雨送りの歌も圧倒的でした。{netabare}この歌が、ニケのトハラとの思い出を描き、師匠として、そして恐らくは娘同様に可愛がってきた孫との別れを物悲しく奏でていました。
(トハラが風を起こして船を進ませるシーン、ニケも大泣きしていましたね。今まで見たことない別れのシーンです) {/netabare}

 雨送りの歌を調べた後で、最終回を見直したのですが、見るたびにもう大泣きしてしまいました。ニケ役の前田玲奈さん、本当に泣きの演技で、私も泣かされました。演技、素晴らしすぎです!

 サントラ版を買ったのですが、雨送りの歌は入っていなかったので、とっても残念です。

 ラストで、ニケもリビもお互いがいないともうだめになっちゃうくらいの関係になっていましたね。いいなあ♡

 それセカは毎回お話が安定していて、私にとっては今年のアニメでは最もお気に入りの作品でした。製作スタッフも原作とそのファンをとっても大事にしていたと思います。最後に原作者の椎名橙さんのテロップがその証拠かと思っています。
これだけの素敵な作品だったので、2期は見て見たいけど、この雨の公国編で感動をしまい込んでもいいかもしれません。


6話見ました。
「こんなのが公女だなんて、世界中のプリンセスに謝れって感じよ!」
【2014/06/04】 {netabare}
タイトルのセリフ、ルナ姫がニケに {netabare}放ったセリフです。もう大笑いでした。
とにかく6話は自称許嫁のルナ王女!ルナ姫が圧倒していて、ニケはもしかして本編最大の敵(^^;)に遭遇。~ {/netabare}
 リビの表情、太陽王になったばかりの頃は、ルルーシュの表情にそっくり。それが今はコナン君になってます。いろんな表情の変化がありますね。
 それとルナ姫、このキャラクター好きになりました。いじっぱりで。最後はウルウル来ました。

4話と5話見ました。「敵意」と「悪意」 {netabare}の大きな違い、ニケの危機。それを5話で日傘とこぶしで解決するなんて、ニケはかっこいい!
 ニケを失うことにおびえるリビ、もうかわいいです。ニケでなくても守ってあげたくなるかも。
 5話の演出も素敵です。昔の映画みたい!~ {/netabare}

2話のレビュー 
2014.05.11 雨の公女と太陽王

 まだ3話だけ視聴しただけですが、1話を見てとても印象に残って見続けています。
 ニケもリビも喧嘩ばかりしているけど、とてもお似合いで、緊張感漂う世界観の中で、2人がどのような愛を奏でるのか、とても楽しみです。
(太陽王って、フランスのルイ14世もそう言われていたそうですね)

 奏でるといえば、音楽や歌がとってもよくって・・・
 特に「アメフラシの歌」はニケのCVの前田玲奈さんが歌っているんですが、とても気持ちがこもっている歌だと思います。特に2話と3話でこの曲が流れてきただけで感動しました。
 このような素敵な歌は私にとって「Silver Sky」(nano)以来で、聞いただけでもう、涙が出てきます。

 作品的にも演出や絵がとても私好みです♪

 これからが楽しみですね(*^-^) ~ {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 106

74.8 2 相思相愛でロマンチックなアニメランキング2位
赤髪の白雪姫(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1056)
5634人が棚に入れました
生まれつき赤い林檎のような美しい髪をもつ少女白雪は、生まれ育った国タンバルンの王子ラジにその珍しい髪の色を気に入られ、愛妾の座を用意される。拒否する形で髪を切り国を出た白雪は、辿り着いた隣国クラリネス王国の森でゼンと名乗る少年と出会う。追ってきたラジ王子から彼女を助けてくれたゼンの正体はクラリネス王国の第二王子だった。その後白雪は、クラリネスに居を移し宮廷薬剤師として働きながら、ゼンの味方になるための道を進んでいく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、豊永利行、石田彰
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

白雪姫のシンデレラストーリー♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
少女漫画原作。純愛モノであり、男でも充分に楽しめます。ていうか、ヒロインの「白雪」が、男性向けアニメにはあまりないタイプの、メチャクチャ魅力的なキャラクターになっているので、男にも観てほしいです。

もっと評価されても良い(75点以上の)アニメだと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヒロインの白雪が、「強くて可愛い」女性だった。

男性向けアニメにありがちな、「少女」としての可愛らしさではなく、「自立した女性」としての魅力があり、そこが良かった。18歳という年齢設定にピッタリだと思う(現在の日本のような、18歳でも全然ガキんちょでいられる社会ではなく、中世ヨーロッパみたいな世界観なら、自立した大人にならなければならないわけだし)。

とはいえ、やはり18歳らしい、「純情さ」「弱さ」「子供っぽさ」「可愛らしさ」も残しており、絶妙な感じだったと思う。

4話なんかそうだが、白雪が宮廷つきの薬剤師になるための試験や、その努力をちゃんと見せるあたりが、この作品らしいと思った。10話(鳥の件)で、安易に口利きをしないところとかも。少女漫画原作だけに、女性目線で好かれるキャラクターというのは意識しているのだと思う。男に媚びたり、ただチヤホヤされるのではなくて、ちゃんと芯がある感じ。

また、男性陣も魅力的である。特にゼンは、男から見ても格好良い。何が良いかって、ちゃんと権力を使うところ。基本は、何でも自力でやりたい、「王子らしくない」「破天荒」なゼン。それだけなら、少女漫画によくありがちな「オラオラ系キャラクター」なんだけど、ここぞという時は、ちゃんと自分を抑え、(本人が大嫌いであろうに)あえて権力を笠に着るような対応をとる(9話とか)。そこに責任感や冷静さを感じ、「仕事ができる男」という印象がある。清濁あわせのむ感じ。男は、仕事ができない男は認めないしね。そういう意味で、本当に応援できるカップルだった。

中盤、ミツヒデの過去話やらで少々ダレたが、まあ、分割2クールであるなら、アリかなと思う(ミツヒデもかなり良い男)。

11話の告白シーン、良かった。変に格好つけず、シンプルで真っ直ぐで。白雪の感情の吐露も良かった。飾らない魅力があった。王子の告白シーンとしては、これまで観てきたものの中で一番だった印象。

2期を楽しみながら観ています♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
テンポよく、良い1話だった。白雪の格好よさも、ゼンの素敵さもよく表現されていた。ミツヒデという名前は、(中世ヨーロッパの世界観の中で)白雪という和風な名前を悪目立ちさせないためかな。

2話目
多分、イケメンに(本当の意味で)悪い奴はいない(笑) いつか仲間になりそう。白雪、強いな。

3話目
ハルカ公、忠誠心はあるんだよね。ゼンは、権威を上手く使ったり使わなかったり。オビとか、段々ゼンの味方が増えていく。

4話目
試験をちゃんと見せるのが、このアニメらしいよね。天才少年、バカと言われて喜ぶw ゼンも良いね、子供じゃないならアドバイスしない、か。ゼンの境遇。自分のことでは泣かない白雪が、ゼンの為なら泣く。

5話目
徐々に逆ハーレムに。でも、白雪は自分で自分の居場所を勝ち取ってるし、格好よくて魅力もあるから、許す(笑)

6話目
バカ王子、これはファインプレーなのか?(笑) これ、第一王子は、「実は弟を溺愛パターン」かなw

7話目
兄貴、優秀なんだな~。(日本のイメージの)曹操と劉備みたいなもんかな(笑) バカ王子、だんだん良いキャラに(笑)

8話目
ゼンとミツヒデ、意外と古くないんだな。ゼンの過去話。

9話目
酔っぱらい白雪、可愛いな(笑) 白雪は、「王子」もただの一職業みたいな捉え方をしているんだね。格好付けが標準装備。信じたかった、信じてみたかった、か。ひとつ深い。ゼンの稀有なところは、ちゃんと権力を使うところだね。

10話目
そこで安易に口利きをしない辺りが、白雪クオリティ。鳥の件も、きちんと論理的に攻めるのが良いね。こりゃ、惚れるよな(笑)

11話目
お? キキ、三角かな? キハルは、白雪の初友達(同性)かな。薬室長、できる人。ここ、あの死んだ友達の場所? 白雪の感情の吐露、素直で素敵♪ いや~、良い最終回だった(笑) 次話は、新たな事件(展開)起こすより、気楽な日常系やろうよw

12話目
いや~、二話連続で、良い最終回だったな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

運命の道は自分の足で選ぶ。望めばきっと道は開けるから…。

原作を少し読んだことがあり、
ゼン王子のかっこよさには目をつけておりました(`・ω・´)

原作は少女漫画。

王子様との運命的な出会い…。
王道で定番な展開ではあるけれど、

やっぱり憧れてしまいますね(*´ω`*)

全12話です。


● ストーリー
林檎のような赤い髪を持つ薬剤師・白雪(しらゆき)。

見た目の珍しさからタンバルンの王子・ラジに目をつけられ、
逃げるために隣国・クラリネス王国の森へたどり着く。

そこで出会った不思議な少年・ゼン。

彼はクラリネス王国の第二王子だった。


あらすじを書いてみると、
「なんて少女漫画的な夢見る展開…。」という感じですが(笑)、

ストーリー自体は、
穏やかで、どきどきして、胸がたくさんキュンとした12話でした♪

大きな盛り上がりや手に汗握るような展開はないので、
どんどん観たい!とは思いませんが、

大切に観たいと思った作品でした。


≪ 心の強さとまっすぐな生き方 ≫

この作品の魅力がどこにあるかと考えると、
これじゃないかなあと思います。

白雪やゼンをはじめ、
登場人物は皆自分の選んだ道を歩んでいる人たちばかり。

物静かだけど確かな強さが感じられます。

だから大好きなキャラたちばかり。


● キャラクター
主人公・白雪。

明るくて優しくて、
自分をまっすぐ持っている人柄は1話から大好きでした。

白雪の心の強さは
ちょっとフィクション臭いところもあるけれど、
(王子を王子として色目で見ないところとか。)

まっすぐ前を見て、
自分で自分の道を選び歩く姿は、強くてかっこいいです。

とても憧れます。
こんな女の子になりたい♪


前を向いて歩き続ける白雪もかっこいいけれど、
時には立ち止まって考えるときも。

それを受け止め、包み込んでくれるのがゼン王子。
温かくて、だけど力強い言葉をくれるゼン。

そんなゼンが素敵…!(興奮)
いやーもうゼンがずっとかっこよくて参りました。笑

かっこいい見た目も、
自分にまっすぐな生き方も、
かわいい笑顔も、
ちょっと生意気なところも、
白雪のピンチにはちゃんとかけつけるところも、
気持ちを隠さないストレートなところも、
自分の気持ちにまっすぐで、やきもち焼いたり照れたりするところも、

いい!すごくいい!(*´Д`)
まっすぐな人って男女問わず素敵に思います^^

cv.逢坂良太さんの甘い声がまたとろける…。

かっこよくて、性格もまっすぐで、頼りになるとか、
どこの国の王子ですかまったくもう(*´Д`)


主要キャラ2人でも充分満足ですが、
私は身軽で気取らない性格のオビ(♂)もお気に入りでした♪


キャラ一人ひとりも魅力的ですが、
キャラ同士の絡みも好きなんですよねえ(*´ω`*)

白雪とゼンの絡みが胸キュンMAXなのはもちろん、
個人的にはゼンとオビの絡みが好きでした♪

ちょっと意地悪なオビの笑顔がかわいい(*´Д`)
そしてオビにいじられるゼンがかわいい(*´Д`)

↑こんな感じで萌えまくってましたw


● 音楽
【 OP「やさしい希望」/ 早見沙織(作中では白雪役) 】

自分の道をひたと見据えて、
迷わず前に進む白雪とゼンにぴったりの曲。

気持ちが前を向いているときに聴きたくなる曲なんだよね♪


【 ED「絆にのせて」/ eyelis 】

OPと雰囲気が似ていて、初めは区別がつきませんでしたが、
EDはEDの良さをちゃんと持っています。

OPが自分の決めた道を歩む二人の姿なら、
EDは寄り添う二人の姿が思い浮かびます^^

イントロから雰囲気が出ていて、
毎話の終わりとのかみ合わせはバッチリでした♪

eyelisの曲と歌声、とても気に入ったので、
これからの活躍を期待します♪


● まとめ
1話の流れも、
12話全体の構成も、
すっきりしていて観やすかったです^^

山場の展開もいいタイミングでやってきましたし♪

ゼンと白雪、自然と惹かれあって、自然と一緒にいる。
そんな関係が羨ましかったです^^

自分が頑張る原動力になる存在。
そんな相手に出会えたら、それはとても幸せなことですね♪

2期で待っているのは2人の幸せな時間か。
それとも立ちはだかる困難か。

きっと穏やかな優しい空気はそのままだと思うので、
楽しみに観たいと思います♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

白雪と言う名の紅いシンデレラ

【紹介】
ラブコメですが恋愛描写はそんなに多くないです。
少女漫画原作ですが話がちゃんとしていて面白いし、白雪がとても可愛くていい子なので男女関係なく楽しめると思いますよ。

【シナリオ】
タイトル忘れましたが某薬草師スローライフアニメよりよほどこっちのほうがちゃんと薬師してますね。
{netabare}
二人がお互いを少しずつ知っていって、最初は仲良くなるところからはじまって、シナリオに動かされた感じじゃなくて自然と絆が深まって惹かれ合っていくのが良かったです。

白雪の心の強さを見て周りの人が影響されてどんどん心が成長していって
白雪もそんな周囲の人と触れ合って心が成長していきます。
お互いに相手のことを想う気持ちが深くて純粋で、みんな幸せになって欲しいなって思いながら見ていました。

いつも強い白雪がたまに見せる弱さ女の子らしさ、それを見て優しく包み込むゼンがカッコよくて最高でした。
まだ告白どころか想いを自覚してすらないのに思わずキスしてしまったところとか、その白雪の反応とかラブコメ好きにはたまらないですね。
いい場面多くて心臓の鼓動が止まらない。

最後は白雪に感情移入していたので、ゼンの言葉を聴いて見ている私まで白雪と一緒に恥ずかしくなって見惚れてしまいました。
そのシーンの演出がホントに良くて、見せ方が良いから自分が白雪になったような感覚でゼンの言葉を聴くことができるんですよね。

何度も言うけどゼンがカッコよすぎ!

アニメ見て胸がキュンキュンするってなかなかないけど、この作品は何度も何度も胸キュンさせられます。
ゼンにあんなこと言われて、断れる女子なんているんでしょうか? 

他のみんなもそれぞれ成長していい感じに物語が締められて、心が満たされてとても幸せな気持ちになれました。
白雪もゼンも、ずっと一生懸命頑張ってきてよかったね。
心から祝福できる素敵なカップルでした。
{/netabare}

【作画】
キャラクターも背景もとても綺麗。
明るく綺麗でオシャレな雰囲気が出ていていいですね。

【音楽】
音楽もオシャレで、いい感じに物語を演出してくれています。
ここぞという名場面でいい感じに音楽が流れてきて、とてもイイです。
主題歌も外れなしの良曲揃いですよ。特にEDが名曲だと思います。
OP早見沙織「やさしい希望」 ED eylis「絆にのせて」

【キャラクター】
キャラクターが前向きで賢くてしっかりした考え持ってるので安心してみていられます。
悪役も根っからの悪って感じじゃなくて、嫌な感じしない。

まず主人公の白雪とてもいいですね。可愛いだけじゃなく芯がしっかりしていて勇敢。
その勇敢さは、素朴なのに優雅さや気品も感じられて、
強いのに時々見せる年齢相応の弱さや女の子らしさが可愛くてとても魅力的な女の子です。
木々も好きなキャラです。

男性キャラクターがみんなカッコいい!
外見がカッコいいだけじゃなくて、生き方がカッコよくて心から尊敬できますね。
一番好きなのはゼン。それからミツヒデとリュウも好きです。

{netabare}
ゼンはただカッコいいだけじゃなくて何事もスマートで余裕があって
優しくて中身もイケメンな理想の王子様って感じで素敵ですね。
オビのちょっと斜に構えてて頼りがいがあってストレートじゃないけど、芯が優しい感じもとても好きです。
ゼンの想いもオビの想いも真剣で、タイプは違うけど絶対白雪を幸せにしてくれるだろうし
この二人から選べなんて言われても難しいですよね。
ここまで二人ともいい男だと、あとは白雪の心次第なのかな。
どっちのほうが良いってのはないと思う。どっちも最高!

白雪の強さを見ていい男に成長していくラジもだんだん好きになっていって
最初はしょうもないキャラって思ったけど、気づいたら登場するのが楽しみになっていました。{/netabare}

【感想】
満足感が高くて、しばらく高揚感が続いてその後の喪失感にしばらく悩んだ。
もっと見ていたい、そんな優しくて素敵なお話でした。
おススメです!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

68.5 3 相思相愛でロマンチックなアニメランキング3位
藍より青し(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (374)
2222人が棚に入れました
『藍より青し』は文月晃原作の漫画作品。またこれをもとにした、テレビアニメ、小説、ゲームなども指す。略称は藍青。
【ストーリー】明立大学に籍を置く平凡な大学生・花菱薫は、花菱財閥総裁・花菱優二を父に持つ、花菱財閥次期当主となる人間だった。幼少の頃から花菱家当主になるために、限りなく虐待に近い「帝王教育」を施されるようになったために、薫はそんな花菱を嫌い大学入学を機に花菱との縁を切り花菱家を出て行った。
そんなある日の学校の帰り道、和服の少女・桜庭葵に出会う。彼女は、幼い頃から想い続けている許婚を探しており…。

声優・キャラクター
川澄綾子、保志総一朗、平松晶子、ゆきのさつき、水橋かおり、成田紗矢香、桃井はるこ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

想う。信じる。それが理想の夫婦へとつながる道程。

純愛ストーリーという印象があったこの作品。

確かに純愛ストーリーだったけれど、
それに加えていろんな温かさがあって、終始いい雰囲気でした^^

「純愛いいな~微笑ましいな~。」と思う人と、
「きーっ、幸せいっぱいでうらやましい!」「リア充め!」と思う人とで、

評価が変わりそうですねww

私は前者の立場で観ていましたが、
結婚についていろいろ考えて切なくなっちゃった(´・ω・`)笑

全24話です。


● ストーリー
桜庭葵(さくらば あおい)は幼少の頃に出会った
許嫁・花菱薫(はなびし かおる)を想い続けていた。

久しぶりに再会した薫は、普通の大学生活を送る男の子に成長していた。

昔と変わらず優しい薫に惹かれる葵。

心の傷を癒してくれる葵に惹かれる薫。

困難を抱えながらも、共に道を歩み始める。


≪え…そういう話なの?≫
最初の数話を観て抱いた感想が、これです。笑

純愛ものとは聞いていたけれど、序盤はエッチなシーンも多く、
葵ちゃんも清純そうに見えてなかなか大胆で。笑

純愛ものは好きだけれど、大人なラブストーリーは照れちゃうので、
「観る作品の選択を誤ったかしら…^^;」と戸惑っておりました(笑)

2人の気持ちが燃え上がるのはいいのですが、
現実味がなくて、なんだかなー…^^;と期待外れに思っていました。

この展開がずっと続かなくてほっとしたよ。笑


≪夫婦≫
これがこの作品の主軸。

一緒にいて安らげる人…。そんな人と心穏やかに日々を過ごしたい。

そんな願いがこのアニメを観ていると膨らんでしまいます。

結婚って自分の時間がなくなってしまうようで嫌だったけど、

葵と薫を見ていて、
こんな時間が手に入るなら夫婦もいいな…と思い始めたよ。

アニメの影響を受けやすい私ですww

あーあ、どこかに薫のような旦那さん、おっこちてないかしらww


そうそう、結婚するときにあにこれを引退するってことは決めてるから、

ようすが消えたら心の中で祝ってやってください♪笑
(いつまでも消えなかったら憐れんでやってください…。泣)


≪乙女の恋心≫
いろんなキャラが登場します。

薫のハーレム状態なので女の子ばかりなのですが。笑

葵と薫がラブラブなのは「ごちそうさま。」なんですけれど、
私は周りの女の子の恋心にうずうずしておりました。

元気いっぱいの博多弁アメリカ人のティナの恋する乙女な一面や、

好きな人への気持ちを前向きなパワーに変える妙ちゃんなど…。

恋する乙女大好きな私にはたまらなかったです(*´ω`*)


≪感想≫
最初は少し戸惑う展開からのスタートでしたが、
大きな事件や嫌な展開もなく、安心して観ていられる作品でした。

12話まで観た時「あと12話も必要か…?」とも思ったのですが、
なんだかんだ、あっという間に最終回まできてしまいました。

2人の恋愛話だけだと飽きてしまったかもしれないけれど、
他のキャラたちによる”家族愛”ストーリーが温かくてよかったです^^


● キャラクター
葵ちゃん。

幼少のころから薫を一途に慕い、想い続けてきた少女。

家事は完璧、優しくて美人な葵ちゃんはまさに理想の妻ですね。

愛する人にあれだけ尽くすことができるのは、すごい。

こんなふうに尽くしてくれる女の子が傍にいたら、
男の人はそりゃうれしいだろうなあ。


薫くん。

とても優しくていい男です。こちらは理想の旦那さんですね。

欠点といえば、モテすぎてしまうところかしらww

「~~だよ、葵ちゃん。」とすべての言葉に「葵ちゃん」がつくのは、
くどく感じました(笑)

まあ、それだけ葵ちゃんのことが好きだってことにしておこう。笑


● 音楽
【 OP「永遠の花」/石田燿子 】

前半は1番の歌詞、途中から2番の歌詞が使用されていました。

話数の多いアニメは途中で曲を変えることが多いですが、

歌詞だけを変えるのはその曲の味がより出ていいなあと思いました。

優しい雰囲気の曲で、石田さんの歌声がしみます。


● まとめ
2人の純愛+にぎやかなキャラたちによる家族愛。

いろんな温かな愛に包まれた作品でした^^

1期でストーリーはきれいに完結しています。

2期はどんな展開なのかな?楽しみです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青は藍より出でて藍より青し

この作品の原作は未読です。
あにこれ入会初期に視聴して放置しっ放しだった作品の一つです。
dアニメで視聴できることに気付き、再度視聴しました。


大学生・花菱薫は、和服姿の少女・桜庭葵と出会う。

その少女・葵は18年間想い続けてきた男性に会いにきたという。

一見して都会に不慣れな葵を放っておけず人探しを手伝う薫は、
彼女の想い人が自分だということに気付く。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

兎にも角にも和服の似合うヒロインである葵ちゃんの一途さを全集中で愛でる作品です。
と、今更私がそんなこと言わなくても周知の事実かと思っていましたが、2021年1月時点で、あにこれの総合得点67.8点、感想・評価357件、棚に入れた2121人、ランキング1687位と以外に低い数値にビックリ…

2002年に放送された作品なので、もっと評価されているとばかり思っていました。

ヒロインの葵ちゃんは、主人公で元許婚の花菱薫のことを幼いころからずっと想い続けてきました。
彼を心底愛しており、彼女が花嫁修業の研鑽を積み重ねるのも少しでも彼に相応しい妻になりたいから…
この想いと言動には微塵のブレもありませんでした。
葵ちゃんの一途さには清々しさを感じるくらいです。

そんな葵ちゃんのお相手である花菱薫は、花菱財閥の次期当主として育てられていた幼い頃に葵ちゃんに出会い、家同士が決めた婚約相手となりましたが、花菱家内での紆余曲折を経て薫は家を飛び出し勘当され、縁談も白紙になってしまったのでした。

形の上では縁談が破談になってしまったので、薫が葵ちゃんとの約束を違えたことになります。
でも、そう選択せざるを得ない理由があったのも事実です。
彼自身、流されやすく断れず押し切られる面も多々ありましたが、基本的に優しいんですよね。
それに寂しさを知っているから、相手にそれを感じさせないよう自然に振る舞うんです。
これがモテない訳ありませんよね。
だから、みんなで一緒に過ごす桜庭館は、半分薫のハーレム状態でしたから…

それと、あにこれ入会初期に視聴した時には気付きませんでしたが、キャストが素晴らしいんです。
ヒロインの桜庭葵ちゃんのCVは川澄綾子さん、元気いっぱいのティナ・フォスターのCVは、「フルメタル・パニック!」の千鳥かなめを演じた雪乃五月さん、桜庭館にハウスキーパーとして住み込んで暮らしている水無月妙子のCVは水橋かおりさんなんです。
いやぁ、2度目の視聴となる今回は耳が幸せで仕方ありませんでしたよ。

今の作品と比べると若干古さは感じられますし、画面も16:9ではありませんが、葵ちゃんの一途さには今でも十分キュンキュンできる作品でした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、石田燿子さんの「永遠の花」
エンディングテーマは、the Indigoさんの「名も知れぬ花」
私の中で「石田=ストパン」の図式が出来上がっていましたが、この作品の楽曲も歌われていたんですね。

2クール全24話の物語でした。
久々に視聴しましたが、内容を忘れている部分が多く、新たな発見がいくつもありました。
引き続き、第2期〜縁〜を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

葵と薫の魅力 B+

この作品は何をおいてもまずヒロインです。
ヒロインは桜庭葵。
着物が似合い、おしとやか、多少世間知らずだけど家事万能、そして一途に一人の人を想い続けるひたむきな心。
世の男としては、こういう娘をお嫁さんにしたいと思わせるようなヒロインです。
私も今の嫁と別れて・・・いやいやとんでもないです!

対する主人公花菱薫は一見したところは、何の変哲もないごく普通の大学生です。
ヒロインが想いを寄せる人なのですが、当初、なぜこの主人公がここまでヒロインに想われているのか理解できませんでした。
それがこのアニメだからといえば実も蓋もありませんがww、とても優しく、一方で非常に芯が強いという性格の持ち主です。
同姓の私から見ても、不思議と嫌味に感じるところが全くない主人公でした。

主人公のこの性格に呼び寄せられるかのように、周りには個性豊かな女性が集まってきます。

博多弁を話す外国人ティナは、豪快で明朗な性格である一方、とても怖がりやであるという一面を持っています。
巨乳で眼鏡っ子の妙子は、不器用でドジっ子、でも何事にも一生懸命に取り組む頑張り屋さんです。
良家の子女である繭は、薫に会いたい一心で猛勉強し、飛び級で薫の大学に入学する程の娘です。
中学生のちかは妙子の従妹で、妙子と薫の関係を進展させようと何かと気を揉んでおり、自身も薫を兄のように慕っています。

以上を見て、「何だ、ハーレムアニメかよ!」と思った方、ちょっと待ってください。
確かに、そうした一面がない訳ではありませんが、このアニメでは主人公薫はヒロイン葵への想いが第一で、浮気心を起こすような男ではありません。
多分見ていて、こんなにモテるのに勿体無いじゃないか!と思うほど非常に真面目な、極言すると面白みのない男(言い過ぎww)、それが花菱薫なのです。

ヒロイン以外の女性が活躍するエピソードも勿論ありますが、最終的には薫と葵の想いが強く結びついていることが分かるようなストーリー展開をします。
それだけに、全体的に起伏が少ないといえるかもしれませんが、安心して見ることができる作品でもあります。

今となっては珍しい一途な恋愛アニメ、一度はご覧になってはいかがでしょうか。


ちなみに、回想シーンで幼い頃の葵が照れたときの表情は、むちゃくちゃ可愛いです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ページの先頭へ