Key’s さんの感想・評価
4.7
主人公のブラックな所が好き!
まずこの作品は衰退した世界が舞台の
主人公と妖精の話です
主人公がかわいい顔して
意外に腹黒でブラックなジョークを言うところなんて
すごい好きです
それにOPやEDもすごく良かったですし
作画もこの世界に合っていると思います
妖精やYなどの他のキャラもかわいくて
しかも面白かった
Key’s さんの感想・評価
4.7
まずこの作品は衰退した世界が舞台の
主人公と妖精の話です
主人公がかわいい顔して
意外に腹黒でブラックなジョークを言うところなんて
すごい好きです
それにOPやEDもすごく良かったですし
作画もこの世界に合っていると思います
妖精やYなどの他のキャラもかわいくて
しかも面白かった
こなぱんだ さんの感想・評価
4.7
このお話、結局人類は衰退したではなくて、しそうでしたねw
一話一話が面白く、癒されるので楽しく見ていました!!
わたしちゃんのキャラが凄く良くて、たまに見せるブラックな部分も最高でした(*´ω`*)♪
妖精さんも可愛すぎて、たまらなかったヾ(*´∀`*)ノ!!!
ただ、各話の時系列が違っていたりして混乱するところもあったりしましたが面白ければ全て良しで見てました♪
終盤でわたしちゃんのブラックな性格が出る理由やらなんやらが全部分かってスッキリ?と見終われた作品でした♪
原作のストックができれば、2期やってほしいです(ノ´∀`*)!!!!
PPN さんの感想・評価
4.0
新旧人類の存在する世界を描いた
ファンタジー作品。
全12話。
原作はラノベ。(未読)
哀れにも衰退の一途を辿る人類と
高度な文明を持つ新人類『妖精さん』
ブラックユーモアをふんだんに盛り込み
この異なる人類の姿を描いた物語です。
ちょっと変わったファンタジーと言ったところw
ブラックユーモアの他にもパロディが多く
笑いを誘うシュールさ。
固有名詞を不使用、ファンタジーを強調する色調の作画
人類を遥かに凌ぐ英知を持つ『妖精さん』の存在など
表現されている独特な世界観。
この2つの要素はオススメできるポイント♪
特に新人類=『妖精さん』という設定は
最近視聴した作品の中でも
ずば抜けた独創力と発想だったと思いますw
この作品の評価の分岐点となり得るのが
時系列のシャッフル。
個人的にはあまり気にならず楽しめましたが…
原作を読んでないと理解に苦しむ点は否めない
ところかと(´∀`;)
主人公「わたし」を演じるは中原麻衣。
この役を完璧にこなしていたように感じます。
ぴったりのハマり役、好演でしたね♪
音楽も作品の世界観に合っていて◎でした♬
ムダにハードルを上げずに視聴すれば
かなり楽しめる作品だと思います(*´∀`*)ノ
日々、新たなジャンル・要素が生み出されている
イメージが強いラノベの世界。
それでもアニメ化される作品は所謂「王道」作品が
多いような気がします。
この作品ように独創的な世界観を持つ良作の
アニメ化、映像化が増えてくれると
王道もより楽しめると思う今日この頃ですw
ん??
おい!誰だッ!!
「フン、にわかが偉そうに」って
鼻で笑ったヤツはッヾ(*`Д´*)/″
《キャスト》
わたし(CV.中原麻衣)
祖父(CV.石塚運昇)
助手さん(CV.福山潤)
Y(CV.沢城みゆき)
《主題歌》
OP
『リアルワールド』/nano.RIPE
ED
『ユメのなかノわたしのユメ』/伊藤真澄
野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価
3.8
『キノの旅』の世界には様々な「国」(実態は都市国家)が世界中に散在している。以下略(引用)
つまりその国を旅してその国々での人間たちとの関わりを描いていくような物語ですね。
て言うか信じられます? これラノベ産なんですね。
本作で最も驚かされたのが実はそこです。は?ラノベ?最初我が目を疑いました。
だって自分が知ってるラノベものと全く違うし。
偏見も混ざってるけどラノベ産は萌え色がとにかく強いものばかりという認識だったので斬新でしたねキノの旅は。
萌えも薄けりゃサービスシーンも特にない。薄い本のネタになりそうなシチュはいくつかあったけど。
後に探したらホントにネタになってて苦笑。いやさすがいい仕事します。
NHKでやっててもなんら不思議のないこの素朴な絵柄に世界観。う~ん ラノベも中々奥深い。
んで、肝心の物語の内容なんですが・・正直面白かったです それもかなり。
先にも書いたけど絵柄と割りと静かで落ち着いた世界観なんで合う合わないは当然あるけど。
割りと最近の作品で言えば蟲師に非常に近い作品だと思います。
実際共通点も意外とありまぁす。
適当に挙げてみても基本1話完結型なとこ。旅先での人との関わりが主なこと。暗い話も多いこと。いい終わり方ばかりではないこと。見終わった後少し考えされられるとこもそう。そっくりです。
古いとこだと銀河鉄道999にも似てると言えば分かりますかね。
人間ドラマって言うんですか?こういうの。人の表も裏もよく描いてあって非常に面白い。
毎回毎回手変え品変えよく作りこまれた物語には脱帽です。
そういう物語に比較的クールというか落ち着いた主人公ははまり役だと思いますね。見てると自由を求めて旅したくなります。
これFF10のキマリの旅じゃなくて良かったです。キノは通す。エルメスも通す。キマリは通さない。
そこで旅が終わりを迎えてしまいます。1話完結型ならぬ1話終焉型です。
絵柄もまぁ・・・こんくらいで良かったんじゃないでしょうか。
敢えて強引に褒めるなら暖かい気持ちになる素朴な絵柄・・・。
まぁキノも元は可愛いんだから欲を言えばもうちょい可愛いデザインでも見たかったような気が。
いや全体的には好きな主人公でした。こういうキャラがたまに見せる冷たい眼差しとか身震いします。
と言うか美少女の冷たい視線とかご褒美です。
キノと言えば一緒に旅する相棒のエルメス。
最初、主人公見た時1人で会話するアレな人かと思ってたけどなんてことはない。バイクでしたね喋ってたの。
まぁいいんです。割りと最近まで週間YJで連載してた某サッカー漫画では唐突に飛行機と会話してパワーアップした主人公いましたから。
バイクが喋るくらいじゃ驚きません。よくある光景です。
このキャラなんですが、個人的にはちと弱かったのが悔やまれます。言うまでもなく戦闘力じゃなくキャラとしてね。
多分その喋り方がいまいち受け付けなかったのもあるとは思いますがたまにボケたりKY発言するだけのキャラって印象しか残らないのです。
これを見ると現在絶賛放映中の寄生獣のミギーがいかに人外の相棒として秀逸かがよく分かります。
これは後々寄生獣の感想で触れます。
エルメス君(バイク)は残念ながらミギーにはなれませんでした。勿体無いです。
纏めると是非1度は見て欲しい良作だと思います。見て下さい。
それぞれの話に味があって色んな余韻を残すのだけど特に印象に残るは最終話でしょうか。
おそらく一番の欝話をラストに持ってくるあたりさすが分かってらっしゃる。
ネタばれは出来ないけど個人的にはこの話の人達バカだと思うんです。言い方悪いけど。
選択肢なんか1個しかないのに。これから見る人はどんな風に感じるんでしょうか。
繰り返しますが暇があれば見て下さい。多少物足りなさもあるかもですが間違いなくいい作品です。
ようす さんの感想・評価
3.6
10年ぐらい前だったかな、原作が流行っていたのを覚えています。
当時の私は「ラノベなんて邪道!」と思っていたので、まったく関心がなく。
アニメ化もしてたのかーと知り、アニメを観るようになってからはずっと気になっていた作品でした。
アニメを観終わり、流行っていた当時、なぜ原作を読まなかったのか、とひどく後悔しました。
偏見は自分の人生を不毛にするなあと反省しました。
全13話です。
● ストーリー
モトラド(二輪車)のエルメスと旅をするキノ。
1人と1台が、いろいろな国を旅するお話。
「人の痛みが分かる国」「本の国」「平和な国」など、
ちょっと不思議な国々を短編小説のように訪れていきます。
キノたちの滞在期間は3日と決まっている。
その3日で見えてくる、その国の本質や人々。
淡々とした、物静かなストーリー。
だけどものすごく惹きつけられました。
ファンタジー要素が強いです。しかし、それ以上に伝わってくる人間性。メッセージ性。
寓話的な要素も非常に強いです。
☆寓話…比喩によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭す事を意図した物語。
↑私はこの作品で「寓話ってこういう作品を言うんだ。」とわかりました。笑
物静かで不思議な雰囲気が漂う中、
内容はなかなかむごくて無常です。
しかし、どこか現実の未来の世界を見ているような。
未来の世界、人間のエゴ、きれいごと、理想、闇、隠された本性…。
そんな本質が深くぐっさりと描かれています。
どんなにきれいな理想の世界を追い求めても、
結局世界は救われないんだなーと思ってしまう。
完璧な人間や完璧な世界なんて存在しない。そんなもの無理なんだ。
だからこそ世界は美しい。
救われない世界の、儚い美しさが心にしみました。
この作品を観始めたとき、心が現実に帰ってこれませんでした。心が旅に出てしまいます…。旅に出たくなります…。
このなんともいえない不思議で魅力的な世界が心をとらえて離しませんでした。
これでキノがイケメンだったら、間違いなく私は現実に戻ってこれませんでしたね。そんな自信があります(笑)
● 作画&声優
作画と声優さんは気になるところがあります。
好きになれない、もしくは、観るのをやめてしまう人もいるでしょう。
私も初めはちょっと抵抗がありました。
作画は我慢するとして、
声優さんは聞き続けていると、これはこれで味があるのかなーと思ったりもします。
エルメスの声と話し方だけは最後まで好きになれませんでしたが。笑
マイナスポイントがもったいないですが、
それを上回るストーリーだけで私は十分満足でしたよ。
● 音楽
【 OP「all the way」/下川みくに 】
この曲大好きです!たまりません。
旅する2人にはぴったりの、心地よい曲。
この曲を口ずさみながら原付乗ると旅に出ている気分になって最高に気持ちいい。笑
OPを観てすぐにこの作品が好きになりました^^
EDも旅の夕暮れを連想させる、いい感じの曲でした。
● まとめ
作画等にはくせのある作品ですが、
私は大好きになりました。
これは原作を読まないといけない。
旅物語が好きな人には間違いなくおすすめしたい作品です^^
イムラ さんの感想・評価
4.2
<2020/6/13 追記>
あれ?
評点間違えてました。
4.0→4.2に修正です
<2017/10/9初レビュー>
新作が今秋始まるということでCSで初視聴。
ようやく見終えました。
あてのない旅を続ける{netabare}少年の様な少女{/netabare}キノと喋るバイク、エルメスのお話。
1話完結というかショートショートの趣ですね。
旅先の国々にはそれぞれ独自の事情があります。
それは風習だったり、ルールだったり、歴史だったり、技術だったり。
それは現実の世界では当たり前すぎる常識なはずのものを一個だけひっくり返したり、ずらしたり、といったものです。
そうした国でキノとエルメスは何を観て何を感じるのか。
ある種、思考実験じみたお話です。
なんか、そう。
星新一のショートショートの様。
大変楽しめました。
キノが{netabare}女性だと分かってからも男の子{/netabare}にしか見えなかった絵柄も良かったですね。
他の登場人物の絵柄も茫洋としていて。
物語の不思議感を引き上げてたと思います。
ただ一つ難点が。
喋るバイク、この世界ではモトラドと呼ばれてますが、このモトラドの声が最後まで耳障りだった。
まるで棒読みでネタ振りしてる新八の様な声。
新八の中の人を貶めてるわけではありません。あの人は極めて有能な声優さんです。
ただ、全話通して、新八が棒読みでネタ振りしてたらイラつきませんか?
それだけは馴染みませんでした。
というわけで新作のレビューに続く。