神保町で貧乏なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの神保町で貧乏な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の神保町で貧乏なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.5 1 神保町で貧乏なアニメランキング1位
R.O.D THE TV[リードオアダイ](TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (375)
1975人が棚に入れました
本作は、OVA版R.O.Dから5年後の設定。\n作家菫川ねねね(すみれがわ ねねね)は、読子・リードマンが行方不明になってから作家活動をやめてしまっていた。日本ではほとんど忘れ去られたねねねは、作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かう。\nそこで彼女は紙を自在に操る「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。身辺警護をすることになった三姉妹との日々の触れ合いの中でねねねは執筆意欲を取り戻す。だが、映画の完成を記念してねねね達が再び香港に渡った際、ねねねが読仙社に拉致されてしまう。三姉妹はねねね奪還のために読仙社のビルに侵入し読仙社の紙使いと死闘を繰り広げる。\n一方、同じビル内で大英図書館特殊工作部のジョーカーとウェンディが騒ぎをよそに悠々と秘密資料を持ち出し、恐るべき陰謀が実行されていたのだった…。
ネタバレ

いっき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

OVAから新要素大追加のTV版

主人公スポットは読子・リードマンからアニタ、マギー、ミシェールの三姉妹に変更。しかし読子ものちに登場、活躍する。

読子の親友にして大ベストセラー作家の菫川ねねね。そこから巻き起こる大英図書館の陰謀とそれに関連した読仙公司と三姉妹と元特殊工作員たちのお互いの''正義と世界''を賭けた勝負。

当時フジテレビ深夜放送で見た時はあまり入っていけなく、改めて見返してみました。

2クールとあってOVA全3話の前作と違い時間の余裕はあるが改めて見て展開の広げ方や説明回がちょっと中だるみ感というか沈黙回?葛藤回?の見せ方が退屈でした。

物語は先のOVAの物語とリンクした+αの要素が大きい話ですので結構壮大で物語要素は好きなのですが、話数をこう言ってはなんですが''無駄に消費した感''が否めませんでした。

それに少し風呂敷を広げすぎたような。。。アニタの学園要素は必要だったのか、とか。。。もちろん、あったからこそのこのTV版の展開なのですが。。。アニタとマギーとミシェールの過去も壮大な分、あまりちゃんと描けていない。。。ただでさえ、主軸の大英図書館の陰謀が壮大なので。。。少し雑に風呂敷を包んだ感が否めません。

最後の畳みかけの展開は見入るものがありましたが、全体的に惜しい作品という自分の位置づけです。

しかし近年あまり見ないアクション要素が主軸のアニメですので一回見て損はないと思います。斉藤千和さんの出だしのアニメでもありますで斉藤千和さんの演技も楽しめた作品でもありました。

特に、このアニメには面白いシーンもありますので、葛藤による鬱展開だけではありませんので見て面白いアニメでもあります。



{netabare}
中だるみ感を感じたのは読子の実家の埼玉のあたりの話でアニタが絶望する回から姉妹と自分の正体がわかる回のアニタの葛藤シーンです。

要素的に重要なのですが2~3話で十分じゃないかというくらい淡々とアニタの葛藤を見せられて退屈感が強くなってしまいました。

そしてこの回からアニタの暴走や身勝手な言動が見られるのですが、すみませんアニタにすこしイラッとしてしまいました。

中学生で事情があるにせよ、ちょっと身勝手感が強い描写だなと思ってしまいました。

元々読子に嫌悪感を抱いているにせよ、ねねねーマギミシェールが死んでしまったと思ったヘリ墜落の時の読子の当たり様にイラッ。

自分の正体が試験管ベビー、姉達が読仙公司が用意したものと分かった時の言動にイラッ。

最終作戦遂行時の身勝手な行動に言動にイラッ。

自分はあまり怒りを覚える体質ではないのですが、このアニタには感情移入できませんでした。

しかしこのアニメは話の要素が多くて。。。大英図書館の陰謀、読仙公司、クローン、洗脳、人間培養、風呂敷を広げすぎ感が半端なく終わりも強引でした。

アクション要素も断片的な話数でしか発揮していませんでしたのでアクションアニメというよりかは人間模様とそれを解決する物語アニメ要素が強いアニメかもしれません。

ちょっと叩きすぎたかもしれませんが、OVAからこのTV版を見て総じて楽しませてくれたアニメに間違いありません。見てよかったと思っています。

面白かったセリフのシーンは22話のナンシー

ナンシー「横でドレイクさんが寝てたから、起きてって蹴飛ばして」←www。そのシーンを見てみたいですw

和んだシーンは15話の読子とねねねの再会シーン。

お互い頬を赤らめた顔と沈黙の間が絶妙でその後の展開がほんわかしました。


新作アニメでまたこういうビバック系というかアクションアニメ(ぬるぬる動くやつ)を見たいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

ひな@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界はそういう風に出来ているんだから

失敗して落ち込んでいる時に誰かに「次頑張ろうよ」と励まされたり…
悩みを聞いてもらってる時に「苦しかったんだね」と慰めてもらったり…
一年に一度の特別な日に「誕生日おめでとう」と言ってくれたり…

声を掛けた人にとっては何気ないものでも、言われた方にとっては何にも代え難い”贈り物”が”言葉”なんじゃないかな??

その言葉次第で人は気分が良くなったり逆になったり
感情を大きく動かされたりすることがありますよねっ。

でも言葉だけじゃなくて、文字でも人は他人に想いを伝える事が出来るんです。

只の文字だけでは何の感動もないけれど、それが2つ3つ4つ5つと重なって
最終的にそれはその人だけの”言葉”になっていくから素敵ですよね。

1つの文章だけとってみても全く同じ感想を抱く人はいないですし。
極端な事を言えば「世界に1つだけの」ってフレーズがついちゃうくらいw

その感動が味わえる、色んな想いが自分の中で弾けていく…

だから、その文章が詰まった”本”はどの時代でも人を惹き付けてやまないものとして多くの人に長く愛されてきてるんだとそう思います。

♪このアニメはそんな本に魅せられた人達のお話です♪

日本を代表する人気若手小説家として活動しているけど今はある出来事がきっかけでスランプ状態になっている菫川ねねね。

ちょっと天然可愛い所があるけど何よりも本と妹が大好きな三姉妹の長女ミシェール。

体格の割に気が弱いけど実は三姉妹の中で一番バトルに強い次女のマギー。お姉ちゃんに負けず劣らず本大好き。

我侭だけどどこか憎めない元気印の三姉妹末っ子の弾丸娘アニタ。
この子も本が好き…と思いきや、この子は本が大嫌いなのです!

三姉妹の中で何故アニタちゃんだけ本が嫌いなのか??

それは…

見てのお楽しみデース(*^O^*)

私のレビューはとにかくネタバレなしでアニメを紹介して色んな人に興味を持ってもらいたいな、それで見て欲しいなって思ってもらう事が大前提なのでそこまで内容に踏み込んで詳しくは書きません!

でもですね。こういう人にはこのアニメ最後まで楽しんで見てもらえるかなって思うのでそこだけピンポイントで紹介します♪

皆さんはアニメを観ていて(…あ、今の台詞心に響くな)って思う事ないでしょか??

さっきも書きましたけど、このアニメは本がテーマです!

本の存在…文字と言葉が人に与える影響の大きさ。これが無限大の可能性って感じで物語の中ですごくすごく重要視されてます。

んでんでーその無限大の可能性を秘めていると考える根拠がさっき書いた「その人だけの特別な言葉になりえるから」って所ですね。

言葉・文字が与える影響って本当に大きいです!

今まで何とも思ってなかったものが、誰かのとても素敵な言葉・文章とかで興味を持っちゃったり好きになっちゃったりとかあると思います。

このアニメも言葉・文字というのを大切にして登場人物の台詞が1つ1つ丁寧に作られているのです。それはもちろんその重要性を知ってるから。

中にはギャグに走ったのもあるけど面白ければ全部オーケー!

音楽はメロディよりー歌詞派だ!
アニメはキャラよりストーリー派だ!
愛したいより愛されたい派だ!(それはあたしだ!w)

そんな言葉と文字とあたしの魅力に魅せられたダメ人間共に是非是非オススメしたいアニメです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

読書狂の詩

<2019/11/3 初投稿>
確か本放送で観ました。
原作は多数のアニメ脚本・シリーズ構成と重度のオタクっぷりで有名な倉田英之御大(笑)のラノベ小説。
(ちなみに私は脚本・倉田英之と聞くとそれだけで少し安心します)

ちなみに本作視聴後に原作を5巻ぐらいまで読みましたが、原作とアニメはどうも違うようです。
アナザーストーリーなんすかね。

また2001年にOVAが出てまして、2003年放送の本作はOVAの続編に当たります。
ですがいきなり本作観ても大丈夫。
私がそうでしたから。

さてストーリー。

タイトルが「読まずに死ねるか!」の通り読書狂のお話。
異能の力を持つ読書狂達が紙を武器にバトルを繰り広げます。
なんだそれ?
と思った貴方は常識人。
まさに、なんだそれ?の世界です。

主人公は一般人の小説家・菫川ねねねと「紙使い」の三姉妹


「紙使い」とは紙でバトルできる異能な人たちのことです。
「紙」とは字書いたり、鼻かんだり、尻拭いたりするあれ。

作中、紙使いは敬意を込めて「The Paper」と呼ばれたりします。
直訳すると「紙」「新聞」
本作がアメリカで上映された際、「The Paper」って台詞のたびに「おいおい新聞屋かよ」って感じで笑いが巻き起こって困ったと倉田御大がオーディオコメンタリーで嘆いてました。

でも「紙使い」かっこいいんですよ。
よくある剣や魔法のバトルとは違う、よくこんなこと思いつくなーと感心するような紙の使い方。

紙がね、
カチーンってなったり、
シュッってなったり、
ペローンってなったり、
シュルシュルーってなったり、
ペペペペってなったり。
厨二心をこちょこちょとくすぐられます。
第一話のインパクトはかなりなもんです。


敵はなんと"あの"大英図書館の特殊工作部。
初めて見たとき笑っちゃった。
というのも当時少しだけ大英図書館と仕事のやりとりあって、それがいきなり悪の組織で出てきたもんだから。
「そっかー。あの人たちは悪の組織の人なのかー 笑」とか思って一人で笑ってました。

そういやシュタゲのSERNでも笑っちゃったな。

ついでに日本の国会図書館も出てきます。
なんでも製作にあたり国会図書館に取材に行って特別に地下8階まである書庫を見せてもらったのだとか。
そのせいか書庫の様子はめちゃくちゃリアルでしたね。

とまあこんな感じなんですが、
バックグラウンドには壮大で悠久な世界の秘密があり、
スパイものの要素もあり、
逃避行の要素もあり、
家族愛だったり、
途中、世に言う鬱展開もある

そんな異能アクションバトルです。

あ、そうそう。
OP、インストゥルメンタル曲なんですがカッコ良いですよ。
「カウボーイビバップ」や「ガン×ソード」と同じくらい好みでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

74.5 2 神保町で貧乏なアニメランキング2位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (455)
1703人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ドロップアウトかと思ったらむろみさんで、むろみさんかと思ったら違ってた。
なんだっけ、この構図ってなんかあったハズなのに思い出せなくてモヤモヤする。
神だか悪魔だか召喚・使役してコキ使って、召喚された方は常に命を狙ってるんだけど悉く返り討ちに遭うヤツ…“うしおととら”じゃなくてもっとギャグ寄りので。
なんだっけなんだっけ…とアニコレの感想見てみたら同じく思い出せずに困惑されてる方が居て「あ、自分だけじゃないんだ」とひと安心。

内容の方だけど、幸か不幸か馴染みのあるフォーマットなので抵抗は無い。
ここから過去へ話が進むのか、このまんまギャグが続くのか、変なシリアスに傾くのか、1話だけではまだ分からない。
様子見ー。


追記
似た構図の作品、なんだったか必死に思い出そうとしても思い出せない。
ひょっとして「召喚・使役」じゃなくて「封印・使役」だったかも?と記憶を辿る範囲を広げたら西遊記まで行っちゃった…。
まぁ原典を辿ればそれ系ってことなんだろうけど…って思ったら自分が抵抗を感じなかった理由もなんとなく分かったり。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
2話で「暑い~」「エアコンが~」言ってたのに予告でクリスマスって出て「ん?」って思って、実際3話見たら季節が冬まですっ飛んでて…あ、これ時系列シャッフルなのかな?
まぁ1話からいきなりキャラが出揃ってる状態からのスタートだったので、「どうやってこいつらが集まったのか」の説明回はあるのかな?とは思ってたので、これでその可能性はちょっとだけ上がった?
無くてもいいけどさ。

それにして、なーんかイマイチだなぁ。
邪神ちゃんは「邪悪だけどアホ」「悪だくみするけど最後は酷い目に遭う」って設定にしては可愛げか無い。
“ドロップアウト”のサターニャは可愛げがあったのに何が違うんだろ?って考えてみたのだけど…声優の力ってのはナシで以下の点かな?

・邪神ちゃんのアホ行動を見てクスクス笑ってる人が居ない、周囲に迷惑かけてるだけ
・計画性が無く直情的、その後どうなるかを考えて無さすぎ(邪悪なことを考えてもそれがどこかマヌケだと笑えるのだが)

この2つだけじゃなくて他にもある気がするが…とりあえず思い付いたのはこんな感じ。
で、1番目に関しては次回婦警さんが出て改善される、のか?
2番目はなぁ…3話を挙げると「しまった、ペコラに見せつけることに夢中になってユリネのカレーまで食べてしまった」って言わせるだけでも全然印象違うと思うのだが。
「後ろがガラ空き」の二連発もちょっといただけない、ってか肉弾戦しか能がない?

なんか文句ばかり書いてしまったけど次の婦警には期待。
ってかそれの扱いによって明暗が分かれそうな…。

追記
あーそっか、↑書いた後に思いついた、「煽てられると調子に乗る」「騙されやすい」ってのも無いんだ、“百錬の覇王”思い返してて気付いた(イヤな例だな)。
いつも問題起こすのは邪神ちゃん発で、これが変化乏しくて3話にしてマンネリ化感じる原因になってるのかも。
発端は邪神ちゃんであっても他の誰かによってエスカレートしちゃうって展開があってもいいんじゃ?
…。
やっぱ婦警なのか?そうなのか?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
やまじゅんネタがほんっっっっっと寒くて。
そんなん“キディガーランド(2009年作品)”でやって総スカンだったじゃんって思うと何故今更!?で。
ってか“呂布子ちゃん(2008作品、監督もりやまゆうじ)”でもお寒い反応だったかと…もう10年前じゃねーか。
若い人にはむしろ新鮮に見えるのかねぇ?
もりやまゆうじ自身、今期“七星のスバル”のアクション監修で名前見たけどいかんせん横の繋がりってどうなってるかまでは自分知らん。
「そのネタ止めた方がいいッスよ」って言ってくれる人居なかったのかなぁ。
“音楽少女”に比べるとなんか生っちょろいんだよね。
バゴーンもさることながらABBA(2文字目のBは反転)もそうで。
対立煽りはしたくないのだけど、同期作品の“ちおちゃん~”の監督だったらそこは容赦なくBGM流しただろう、と思うとなんとも物足りない。
といいつつ、もしかしてABBAじゃなくて松任谷由実だったら自分評価違ったかも?と思ったが…いや無いな、タイトルいじってるだけだもの。
ってか↑で期待してた婦警も結局“受け手”で、常にといっていいくらい騒動の発端は邪神ちゃんに頼っててワンパターン。
6話でちょっと頑張った感じだったけど7話でまた戻っちゃった感じ。
パロも寒けりゃ展開もワンパターンってどうすりゃいいんだ。

余談
コミケ当日国際展示場前駅にポスター貼られる作品は糞な法則。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

少女と悪魔が繰り広げるちょっと危険な同居生活

この作品の原作は未読です。
あにこれでこの作品の画像を見た時、邪神ちゃんしか映っていなかったので「モンスター娘のいる日常」みたいな作品なのかな…と思っていましたが、立ち位置含めて全然違っていましたね^^;

この作品に引っ張られたのはやはり声優さんでしょうか…
主人公の邪神ちゃん役は、ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉を演じた鈴木愛奈さん
邪神ちゃんを召喚した花園ゆりね役は、同じ夏アニメ作品「七星のスバル」の空閑旭姫を演じた大森日雅さん
邪神ちゃんの幼馴染にあたるミノス役は、ソウルイーターのマカ、花咲くいろはのみんちを演じた小見川千明さん
それにM・A・Oさんの名前も見かけたので…

物語の方ですが、魔界の悪魔である邪神ちゃんが、神保町でアパート暮らしの女子大生である花園ゆりねに召喚されるところから始まります。
そして、お約束ですがゆりねは魔界への帰し方が分かりません…
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は一つ…召喚者が命を落とすこと。
こうしてゆりねの命を狙う邪神ちゃんとゆりねの同居生活の幕が開き、物語が動いていきます。

公式HPのキャラ紹介ではこう書かれていました(抜粋して掲載)。
邪神ちゃん:ゲスでかわいい魔界の悪魔
花園ゆりね:ちょっとブラックな女子大生
メデューサ:天使のような悪魔
ぺこら:天使は家なき子
ミノス:悪魔で隣人ですから!
ぽぽろん:腹黒天使

概ねキャラの紹介文としては正しいと思います。
但し、個人的には邪神ちゃんを除いて…になっちゃいますけど。

ゲス=下衆の意味を調べてみると、「品位が下劣であること」とあります。
「下劣」の意味を調べてみると、「人柄、物の考え方などが、下品でいやしいこと」或いは「人柄や態度が下品で、他人に対して守るべき節度を欠いていること。品性が卑しいこと」とあります。

邪神ちゃんは決して下品ではありません。
そこで下品な部分を取り除くと「人柄、物の考え方などがいやしく、他人に対して守るべき節度を欠いていること。」となります。
「人柄、物の考え方などがいやしい」は、邪神ちゃんそのもの。でも悪魔である彼女の本分なら、きっとこれは誉め言葉…
ですが「他人に対して守るべき節度を欠いていること。」は邪神ちゃんに当てはまるでしょうか?
私が気になったのは「欠いている」の部分です。

「欠いている」というのは、「足りない、手落ちや落ち度がある」という意味です。
つまりベース部分があり、そのベースに届いていない状態を指しているのだと思います。
果たして邪神ちゃんに欠けるべきベースとなる節度が合ったでしょうか…?

邪神ちゃんの節度…限りなくゼロに近かったのではないでしょうか?
特にメデューサに対する仕打ち…邪神ちゃんに甘々のメデューサもどうかと思いますが、散々だったとしか思えません。

だから過半は子供の情操教育上、決して良いとは思えませんでした。
思考もそうですが血もドバドバ出ますし…
でも、ほんの時折なんですけど、それだけじゃなかったのも事実です。
ご飯を作っている邪神ちゃんは素直に可愛かったと思います。

ただ、邪神ちゃんの行う「良い事」は普通の人がごく当たり前に行っていること…
だから普通の人では絶対評価されない範疇なのですが、邪神ちゃんが行うと物凄く良い事に見えるから不思議です。
こういうのをゲインロス効果と言うのでしょうか?
もしかして、邪神ちゃん…狙ってたのかな!?

一方、私が気になっていたのはぺこらの方でした。
分不相応な程の不幸体質の持ち主なんですよね。
そんな風に考えなくても…と思うことも度々ありましたが、根っからの天使だからでしょう。
何だかんだ言いながらホームレス生活と空腹に耐えながら日々を生きているので生命力は強いのかもしれません。
ですが、彼女には真っ当な仕事と暮らしをさせてあげたいです。

他にも個性的なキャラが登場してくる作品です。
序盤は、同じような展開の繰り返しで少し満腹感を感じましたが、中盤以降は持ち直し終盤からは拍車が掛かったような面白さだったと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、邪神★ガールズの「あの娘にドロップキック」
エンディングテーマは、三浦祐太朗さんの「Home Sweet Home!」

1クール全11話の物語でした。
邪神ちゃんの言動に時折イラッとすることもありますが、頭を空っぽにして視聴できる作品だと思います。
何だかんだ言いながら結果的に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
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