科学で宇宙人なアニメ映画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメ映画の科学で宇宙人な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の科学で宇宙人なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.7 1 科学で宇宙人なアニメランキング1位
宇宙ショーへようこそ(アニメ映画)

2010年6月26日
★★★★☆ 3.6 (160)
675人が棚に入れました
村川村は、都会から遠く離れた自然囲まれた土地。夏休みの子供だけの合宿のために小学校に集まった夏紀達5人は、行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れるのだが…。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、生月歩花、鵜澤正太郎、松元環季、吉永拓斗、藤原啓治、中尾隆聖、五十嵐麗、小野坂昌也、竹田雅則、宮本充、飯野茉優、江川央生、斎藤千和、伊藤和晃、日髙のり子、銀河万丈、飛田展男

ガチHOMO野郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙かわいい

名前だけは知ってたけど観たことなかったシリーズ第1弾は本作、『宇宙ショーへようこそ』です。
長いことレンタルのパッケージだけ見て手を出さずにいましたが、実際観てみるとパケ裏のあらすじなどなどによる逆詐欺だったことが明らかになりました。

なんといってもこの作品の見所はキャラの良さ。
どいつもこいつもいい奴ばかりです。
キャラ付けはちょっとありがち感とか漂いますが、今の時代ありがちじゃないキャラは大体どっか破綻しているので物語を進めるのに適したキャラクターだったと思います。
あと宇宙人のデザインが秀逸。
キモかわいいという表現が一般的な気もしますが、個人的には直球かわいかったです。
後述する某キャラなんて家で飼いたい。

次に作画。
劇場版だけあってやはり流石の出来でした。
狂気の作画や手抜き風味などもなく、非常にハイレベルです。
あと序盤の色味とかがジブリ風味に感じられましたがそこはまあ個人の感覚ということなので深くは突っ込まないでいただきたい。
また色々な架空の存在の造詣が素敵です。
個人的には、過去これ以上俺好みな宇宙はトップをねらえ!以外では観たことないです。

音響面はまあ劇場版のクオリティだな、って感じで特筆すべき点を見出せませんでした。
唯一語るとしたら「Happy Birth Day to You」ですかね。
あれはすごい耳に残ります。

ここまで色々と書いてきましたが、ひとまず断言できるのはサブキャラの宇宙人、インクショップの看板娘であるインクちゃんがかわいいってことです。
まったくもって美少女キャラではございませんが、メインキャストのヒーロー(女)、ヒロイン(女)を押しのけてかわいいです。
言うなれば小動物。
頭部の髪の毛っぽい部分がメインの腕みたいになってるので乗り物のハンドルを切る時とか首を傾げてるみたいでマジたまりません。
上のほうで色々褒めたり貶したりしてますけどそのシーンだけでもこの作品を観る価値があると思います。
マジです。

そんなわけで、あなたも是非夏のバカンスに宇宙旅行をお楽しみくださいってこった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙人、拾いました。

「ありがとう、おかげで助かりました」

全校生徒たった5人の小さな小学校に通う仲良し5人組は
行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れて、
ミステリーサークルと、傷だらけの犬を目撃し持ち帰る。

手当をして元気になると・・
人の言葉をしゃべる!
二足歩行で人間みたいに歩く!
小学二年生の女の子を「美しい・・」と褒め称えて口説くw
こんなの犬じゃねぇ!・・普通じゃないと・・。

だが、彼は犬・・ではなく宇宙人だったのだ。
{しかも名前はシンプルなポチ。}

ポチは介抱してくれたお礼として
一行は月で修学旅行をすることになった
{羨ましすぎるから私も仲間に入れて欲しい!w}
月では数々の宇宙人、見たことない乗り物やお菓子
地球にもあるファーストフードやコーラもある
{ただし地球で買うより高い}

物語に深く関わるキーワードの
今宇宙で最も注目されている番組「宇宙ショー」を楽しんでる中
月からの地球便がすべて通行禁止になり、帰れなくなってしまう・・。

帰れない。修学・・襲愕旅行(;゚Д゚)!
月でアルバイト
{netabare}
特急に乗るため一行は乗車料をバイトして稼ぐことに・・

良いなぁ。
私も月でバイトした~い!!(笑)
地球にもある宅急便、ベビーシッター
ピザの配達、アイドル、メカニック系なんでもアリ!!
今やってる仕事?そんなの放って月へ行く!w
{何て言って責任感強くて出来ないw}
{/netabare}

136分・・2時間弱あるのでとても長いです。

前半ジャングルジムごと月へワープするのとか
銀河鉄道の夜を思い出すような宇宙を駆ける列車
月を旅行したり別の惑星に行ったり
宇宙人の友達が出来たりとか
大人になると忙しさの中忘れちゃったような
子供の頃の夢とか詰まっていて見ながら
良いなーと思いながら観てました。

ポチ、かっこいいよポチ
{netabare}
ポチが初登場の頃から
犬にしてはイケメンすぎる声だな・・と一目惚れ(笑)
7歳に対して「あまねさん」と敬語なところと
本気で口説いちゃうところとか
実は教授なとことか好きすぎるw

最後あまねちゃんがポチにちゅーして
ポチがめっちゃ照れてるのが可愛い!
「いつかあまねさんを迎えに行く」
と言っちゃうところが素敵!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

童心をくすぐる最高のファンタジー

ホントに大好きな映画です。

頭が突き抜けるほど晴れた夏の空、
自然に囲まれたド田舎の年齢バラバラの小学生5人がひょんなことから宇宙へと旅行に行くお話。

夏というのは不思議で何かが起こるような気がして仕方のないものです。特に子どもにとってはね。
だから、空からタイムマシンが落ちてこようが、いきなり汎用人型決戦兵器に乗せられようが
「やれやれ」といいながら心の中ではワクワクしてしまうものです。
この作品内ではそんな行き着く先も消滅の仕方をも忘れた欲望が水を得た魚のように、そりゃもう存分に暴れまわります。

この映画には強く明確なメッセージやテーマはありません。
少年少女1人1人の想いや行動から湧き出てくる活力がとてもすがすがしいことが魅力のひとつとなっています。
映画に出てくる背景やあらゆるもののデザインは好奇心をくすぐるものですし(特に人の動きが好き)
声優さん方の演技も子供ならではのあどけなさが伝わる名演技でした。

主人公たちはいろんなものが詰まったストーリーを通して
周りのすがた形の違う宇宙人たちと自分たちを比較し人間らしさを、
そして彼らやいつもそばにいる周りの友達に改めて触れることでその人の良さ、
または自分らしさをほんの少しだけれど見つけることができました。

本当に良い物語でした。


{netabare}

ジャングルジムが浮かんでいくシーンに感動しました。
すごく素敵で幻想的で引き込まれました。一番好きなシーンです。
もちろん宇宙ショーでの戦いシーンもとても良かったです。

登場人物ではインクがかわいかったです!
宇宙船の操縦なんかもたくましくて、でもかわいくて。
キャラデザもGOOD
その分最後の別れは悲しかったです。

なつきも好きだった。
なにかやろうとしても少しかっこつけたがって、しかも上手くいかなくて。
悩んだりしてるシーンなんかも含めてとても共感できました。
彼女にしかわからない彼女の葛藤をひとり抱えこみ、なんとか頑張ろうというこころが好きでした。


{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

67.1 2 科学で宇宙人なアニメランキング2位
ファンタスティック・プラネット(アニメ映画)

1985年6月21日
★★★★☆ 3.7 (61)
241人が棚に入れました
仏のSF作家ステファン・ウルの長編小説を、マンガ家ローラン・トポールの絵でアニメ化した異色のファンタジー作品で、未開の惑星イガムを舞台に人間型のオム族と、彼らを奴隷のように扱うドラーグ族の戦いと協調を描く。ストーリーとしてはこなれていない箇所も多く消化不良の感はあるが、なんといってもその特異なアニメーション映像に目を見張る。トポールのイラストがそのまま動く事の驚きと、SF的イマジネーションの凄さ、思いがけないグロテスク趣味など、その類を見ないビジュアルは一見の価値有りだ。

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメではないけど

青い宇宙人がいてカラフルだと言って子供に見せてはいけない感じのアニメです。多分17歳くらいにならないとこのアニメをフルに楽しむことはできないかな。

ストーリー:
根本のストーリー自体はたいして凄くはない。昔は珍しかったかもしれないが今どきは似たような話がたくさんある。ただ、ここまで独創的で引き込まれるようにストーリーを伝えたのは多分これが最初で最後だと思う。
序盤に少し反復的な部分があるけどストーリーとして必要だったから仕方ないかなと思います。

キャラ:
キャラも大して凄くはない。でもこの話をするためにはあまりキャラに集中してもだめだと思うのでこのままでよいと思う。感情移入も十分にできたので。

声優:
フランス語だったので何とも言えない。ただ、このアニメは自分たちのいる世界と全く違うので理解ができない言葉がしゃべられていたのはその異世界感を増大していたような気がする。

アニメーション:
この映画をアニメーションと呼ぶのは少し違うような気がする。どちらかというと絵画が動いている感じ。モンティパイソンのテリーギリアムのアニメーションに似ていると思う。
色使いから背景画まで本当に素晴らしい。普通のアニメーションと比べるとカクカクしていて気持ちが悪いかもしれないけどそういうスタイルとしては本当にうまくできていると思う。こういうスタイルのアニメーションはもうだいぶ前に死んでしまったけど…

世界感:
このアニメの一番素晴らしいところが世界感だと思う。さっきも言ったが色の使い方とアニメーションスタイルが完ぺきにマッチングしている。この世界の信ぴょう性をあげるために色々なものを紹介しておいて特に深い説明をしないのもまた素晴らしいと思う。動物、植物、宇宙人、すべての面においてデザインが独創的で本当に素晴らしい。こんなに独創性のある世界はなかなかない。ここまでできるのは今敏作品と宮崎作品ぐらいだろうか…

音楽:
本当に素晴らしい。天才的としか言いようがない。世界感にぴったりはまっていてそれでいて美しくありながらもどこか不気味な音楽。

まとめ:
本当に面白い映画。いろいろな人間の問題について問題提起しているのも素晴らしい。奴隷制度、動物の家畜化、自分のグループ以外の人などに対する完全なる無関心、色々なことをテーマにしているが自分の考えを押し付けようとはしてこない。問題提起をして後は自分で考えろと言ってくる感じ。
個人的に一番好きなのが最初の五分。興味がある人は最初の五分だけ見れば自分が好きな映画かわかると思う。でも、もし自分が好きそうな映画でなくても見てみて損はないと思う。75分ほどしかない映画なのですぐ終わるし…
こんな独創的な映画をみるチャンスはなかなかないぞぉ。

あまりストーリーの内容について話さなかったのはほとんど何も知らないまま見たほうが良いと思うからです。まあおすすめコーナーとかじゃないからこれ読んでるってことは多分もうこの映画を見たってことだろうけど… 別にいいや。

点数:8/10

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

フランスが誇る傑作SFアニメ

自分が今まで見てきたアニメとは全く違う世界観。

当時の技術でこの作品がフランスで作られていたとは驚きである。

おおまかな物語としてはこんな感じ。
ドラーグ族でペットとして飼われていた
オム族の男の子が、彼らから知識を習得した後
オム族の集落へ逃げ出し、ドラーグ族の知識をみんなへ伝授していく。
その後、オム族の文明のレベルが向上し
最終的にはオム族とドラーグ族の全面戦争へと発展していく。

巨人であるドラーグ族と小人であるオム族の関係は進撃の巨人に近い。
だが、進撃の巨人とは別物であると私は感じた。
ストーリー、音楽、映像はどれも一品級であり
最近のアニメと比べても引けを取らない。
摩訶不思議な生き物もたくさん出てくる。一見の価値あり。
シュールなアニメはなにかと言われれば
私は間違いなくこのアニメを挙げる。
もっと早くにこのアニメを知っていたらよかった。

SF物のアニメが好きなら一度は見るべし。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

印象度:88

青い肌、赤い眼球、魚の鰭状の耳を持つ巨人ドラーグ族と、
そのペットとして飼われる人間オム族の話。

主人公の飼い主である巨人の女の子が、
賢くて、母性本能もあり、結構可愛いんですよね。

主人公が飼い主から逃げ出し、知恵をつけ始め、
種族間闘争に発展していきます。

アニメーション技法はコマごとにキャラクターを描くセルアニメではなく、
紙に描いたキャラクターをハサミで切り取り、
背景画の上にのせて動かすというものです。

セルアニメの場合は、コマの連続性を保つ必要性から、
しばしば境界部をはっきりさせるデフォルメがなされますが、

本作の場合は、描いた絵を動かす手法であるため、
手書きの細かい線のタッチ、絵心が残っていて、
日頃見慣れているアニメとはずいぶんと風合いが違います。
バンド・デシネの世界を動画にしたような感じでしょうか。


不思議な造形、タッチ、色合いで描かれる幻想的景色と
BGMとして流れるプログレッシヴ・ロックサウンドが
とてもよくマッチしていて、相乗効果で幻想世界が更に広がります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1
ページの先頭へ