秘宝で殺し屋なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの秘宝で殺し屋な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の秘宝で殺し屋なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.8 1 秘宝で殺し屋なアニメランキング1位
ドラゴンボール(TVアニメ動画)

1986年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (807)
4864人が棚に入れました
山奥で1人くらしていた少年、孫悟空の前に突然ブルマという女の子が現れた。ブルマは7個揃えると願いがかなうというドラゴンボールを求めてやってきたのだ。悟空のじいちゃんが遺した珠がまさにそのドラゴンボールであったことから二人の不思議な旅が始まった。

声優・キャラクター
野沢雅子、鶴ひろみ、古谷徹、龍田直樹、渡辺菜生子、千葉繁、玄田哲章、山田栄子、宮内幸平、鈴置洋孝、田中真弓、青野武、郷里大輔、八奈見乗児

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

DVD化に伴い『Z』などとの差別化のため、公式ホームページなどでは『元祖ドラゴンボール』や、略称として『元祖』とも表記されている。

あなたが思う「最強のジャンプマンガ」は? 強豪ひしめく中、第1位はやはり…!?
昨今では多くのマンガ誌が存在し、年代や性別、好みによってそれらを取捨選択するでしょう。しかしその全員がその存在を知っているといっても過言ではない、『週刊少年ジャンプ』。学校でも毎週の話題のひとつになっているのではないでしょうか。

30代の筆者としては、週刊少年ジャンプから『ドラゴンボール』と『幽遊白書』と『スラムダンク』の連載が終わる時のジャンプのその後を勝手ながら心配したものですが、気がつけばこの年になるまで読み続けているということは変わらぬ魅力を持つマンガが掲載されている証明なのでしょう。

世代に合わせて名作を生み続けるジャンプマンガ。あなたの最強ジャンプマンガは何でしょうか?

モッコリvsパフパフ!?アニメファンが選ぶ「もっともスケベな男性アニメキャラクター」
第2位に選ばれたのは、秘宝「ドラゴンボール」と、主人公「孫悟空(そんごくう)」を中心に展開する「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画『ドラゴンボール』から、孫悟空の師匠である「亀仙人(武天老師)」。禿頭にサングラスをかけた老人で、背負った大きな亀の甲羅がトレードマーク。「ぴちぴちギャル」が大好きで、悟空・クリリンへの修行の条件にも「ぴちぴちギャル」を連れくることを求めたほどである。彼の言った「パフパフ」という言葉を、誰でも一度くらいは耳にしたことがあるのではないだろうか?

名作アニメの“第一話”、覚えている?
子どもの頃に夢中になって見たアニメを今でも覚えているという人はたくさんいるだろう。そうした数あるアニメ作品の中でも、『週刊少年ジャンプ』(集英社)発の作品は、「ど根性ガエル」「ドラゴンボール」「スラムダンク」「幽遊白書」などなど、少年・少女問わずたくさんの人たちをテレビ画面に釘付けにしてきた。

「Z」「GT」と合わせて約11年間放送された全世界的人気アニメ「ドラゴンボール」。その原点がこちら。孫悟空とブルマの出会いの、とぼけたやり取りと大アクションが楽しいが、この第一話で「ドラゴンボール」の説明をしてくれていたのは、意外にもあの悪党3人組だった!?

『ドラゴンボール』 (DRAGON BALL) は、鳥山明の同名の漫画『ドラゴンボール』を原作とするテレビアニメ。1986年2月26日から1989年4月19日までフジテレビ系で放送された。全153話で番組としては終了するが、ストーリーはそのまま後続番組『ドラゴンボールZ』に続く。

原作のうち、連載開始から第23回天下一武道会までの部分のアニメ化に当たる。シリーズ初期は秘宝「ドラゴンボール」を集める冒険活劇だったが、徐々に挌闘路線へとシフトしていく。

基本的には原作漫画をそのまま踏襲しているが、一部アニメのみのオリジナルエピソードや設定もある。これは、原作がまだ週刊連載中にアニメ化され、原作をそのままアニメにした場合、アニメ1話分には尺が足らず原作の連載にすぐに追いついてしまうことを防ぐため、アニメスタッフがオリジナルの話を入れて調節したためである。これらのアニメのみのオリジナルエピソードに原作者の鳥山明は基本的に関わっていない。

後の『ドラゴンボールZ』と比較してアニメオリジナルの冒険ストーリーを多く描いており、第22回天下一武道会前の孫悟空の修行の旅、神様の下での修行などの他、第23回天下一武道会終了後には5話に渡って悟空とチチをメインとした冒険ストーリーが描かれている。鳥山は「正直いうと始めの頃のアニメは、なんとなくどこかにDr.スランプ的な優しさというか、ちょっと甘さを引きずっていて、あまり好きではなかった覚えがあるが、昔のほうがかわいくてスキって人もけっこう多いみたいですね」と語っている。また鳥山は「アニメ化の際、スタッフに全てお任せするつもりだったので、特に要望は無かった。ただしばらくして、健全な方向に行き過ぎていると感じて、その時だけは注意させていただきました」、「僕はあまり口は出さないほうで、最初は要望は無かったが、実際に放送を観た時に、もう少しメルヘンチックにしたかったので、その部分は言ったことがある」、「カラフルすぎてアラレちゃんの色味を引きずりすぎているかなという話をした」と語っている。

「アラレフィーバー」を起こした前番組の『Dr.スランプ アラレちゃん』と比べると関連商品は不振に終わり、放映途中でバンダイは「(ドラゴンボールの)マーチャンはおしまい」と述べている。当時の東映動画も同時期では『聖闘士星矢』の方が商品化収入が大きいと語っている。ただしファミコンソフトのみは売れた。

平均視聴率は21.2%(関東地区)、最高視聴率は 29.5%(関東地区)。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なんらかの節目

言わずもがなの王道バトルの殿堂
すでに本作は世間的にはアーカイブ化されてて
ココが元ネタだったんだぁ、なんてこともありそうで
それを驚く若人も実際にいるかも知れない
でも
この作品、Zじゃない

世にいうDBのイメージはZ以後のことを指して言ってるんじゃないかな
アニメで云うところのこの無印は
むしろ牧歌的な冒険少年マンガであり
バトル・戦うといっても
極めて『タヒ』という概念が希薄で
いや、厳密に言うと『タヒ』は存在してるんだけど
『タヒ』に至るまでのコ○スという概念がほぼない
(あるとしたら作者自身もその存在を忘れていた桃白白ぐらい)
だって
例え刀で切りつけたり、銃で撃たれたりしても血は出ないし
盛大に鼻血を出したとしても
けっして出血多量で絶命することが無い世界なんだ
それ故、
ピッコロ編への突入の狼煙となったのクリリンのタヒ
これがものすごく衝撃的で
当時「(;゚д゚)えっ!?」ってなって
何かの間違いじゃないかって冷静に理解できていなかった

まぁこれが不動の人気作へと導く入り口で
世界的な化け物コンテンツになっていく兆しだったような気もするんだけど
それはそれで良くて
それ以前の世界観もすごく好きだったんだよなぁ


と同時に
この作品は、当時の子ども達にとって貴重な
ライトなお色気も提供してくれていた
この手って最近じゃ少なったんじゃないかな
だって、ちょっと検索かければ
簡単に度を越えたエロスがすぐに見つかるんだから
まだこれは健全な範疇に留まっている

その対象のほぼすべてをブルマが請け負ってて
今となっては
えっ、あのブルマが!?ってなると思うかもしれないけど
開始当初は15,6才の設定だったはずだから
当時としたら、まぁ問題ないだろう(?)

そんな彼女も
年月を重ね、母となり、今じゃおばさん設定なんだから
その作品の息の長さ、歴史に感服してしまう
ここまで来ると冒険マンガが
いつの間にか大河ドラマの様相にも思える
加えて
中の人も早逝されてしまったのが凄くショックで
なんとなく自分の中でのドラゴンボールは
終わったんだなぁって気持ちになっている
それがとても寂しく、
自分にとって永遠の少年マンガであり続けられなかった、
単に年を重ねて大人になったとは割り切れない
いや、割り切りたくないって
それくらい大きな存在と気付きました


べつに読まなくてよい追記
{netabare}なんとなく200レビューを節目で、
このアカウントでの継続していくのを躊躇してて
新しいレビューを書くの止めてて
別に退会して、これまでのレビューを消す程じゃないけど
レビュー書きたくなったら別アカにして
ちょっと違ったスタイルで書こうかなくらいに思ってた
でもよく考えたら
そんなに頭固くして扱うもんじゃないって思い直して
じゃあ、201レビューはどれにしようかなってなると
逆に悩みだして
自分の中でエポックな作品は…ってなって
結論としてドラゴンボールにしました

あにこれ的には
攻殻SACかよりもいかな?って感じだけど
どっちも先にレビュー書いちゃってて
書いた当時のそのままの印象は残しておきたかったので
どうせなら好きな作品でって思ったら、
お気に入りに入れてた作品はたいていレビュー書いてるし

決まるまでの自己内対話が無駄に長かった(笑)

ちなみにコードギアスもあにこれらしい作品だけど
個人的にはそれほど良いとは思っていない!
ついでに今、総合順位見たら
バイオレットエヴァーガーデンが1位でこのすばが2位なのね
なんとなく古株にはあまり納得してもらえそうもない感じだね
そもそも今のトップページは未だに慣れないねw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドラゴンボール

スカパーアニマックスで再視聴

{netabare} 小学生の時アニマックスで18時から放送されていて
ドラゴンボールを観るために必ず日が暮れるまでに帰って観ていた。
学校帰りに友達と遊んで帰る口実が、
親が呼んでいるからとか、遅くなると怒られるから・・ではなく
「これからドラゴンボール観るから!じゃあな!」だったので、
友達が「私とドラゴンボールどっちが好きなの?!」と怒りながら聞いてきて、
迷わず「ドラゴンボール!」と答えた幼き日を思い出します。 {/netabare}

前に久しぶりに会った友達と「桃白白ごっこをしよう!」という
話になり10年前に観たきりで内容が思い出せず
(゚д゚)ぽかーん としてたら
「もう一度・・伝説を見直すがよい」と言われたので
素直に全153話観直しました。

153話・・小さい頃はそうでもなかったですが
今見直すととても長い・・
仕事やゲームをこなしながら他のアニメ観てたら
結局全部観るまで10ヶ月かかった・・(;゚Д゚)!

{netabare}何が長いって80年代や90年代のアニメってニュービーにも優しいように
一話一話丁寧なあらすじが付いている場合があるので
(YAWARA!や北斗の拳等)
ドラゴンボールの場合最初のあらすじとCM、最後のナレーション飛ばすと
大体・・15-20分くらいかな。
確か当時連載と一緒に放送していたらしいので
展開は比較的ゆっくり(多少引き伸ばし感もある)
だけど作者独特のユニークなキャラクターや冒険たっぷりで
ドラゴンボールが海や国境を越えていつまでも愛されている理由がちょっとわかる {/netabare}

簡単に各話のテーマを4つに分けると、
1;出会い編(ブルマやヤムチャ達と出会う)修行編、天下一武道会編一回目
2:レッドリボン軍編 悟空単独修行編(79-83話はアニメオリジナル)
天下一武道会編二回目
3;ピッコロ大魔王登場編 神殿修行編(127-132はアニメオリジナル)
天下一武道会三回目
4;トラブル続きの結婚式編(アニメオリジナル)

先生ラブコメ・・お嫌いなんですね(震え声) {netabare}
最初悟空とブルマがくっつくかと思ったら
(悟空とブルマを恋愛させろという指示出てたらしいし)
悟空とチチの結婚をあっさりと書いていた・・!
(・・これはこれで面白い・・(笑)
悟空を追いかけて天下一武道会に出場し戦うチチが一途で可愛いしw)

鳥山先生、他にドクタースランプも有名だけど、
ドラクエのキャラデザやモンスターのデザインもしていて
日本人に馴染みの深いマンガ家な気がする・・{/netabare}

ただの感想{netabare}
とても長かったけど・・面白かった!
特にレッドリボン軍編の桃白白様のクレイジーな・・いや、勇姿に釘付けになりました。
まさかその後の天下一武道会でもパワーアップした姿をお目にかかれるとは・・大変嬉しゅうございました。

個人的にお気に入りキャラは本当は桃白白ではなく(おいw)
「天津飯」 最初は悪っぽかったけど光に目覚めて
悟空の仲間入りしたキャラ。普段は凛々しい硬派だけど
天下一武道会で突然公開処刑した排球拳・・あれにより
ランチが天津飯に惚れたようだけど私も惚れちゃいました(笑)
鳥山先生・・このギャップはずるいです(*´ω`*)
「排球拳いくわよーーーっ!!」「はあーーーい♡」 {/netabare}

とりあえず、全153話見終わったので
安心して友達と桃白白ごっこが出来そうです。
(もちろん私は石柱の役です。)

今度はドラゴンボールZの方も内容をだいぶ忘れてしまっているので
アニマックスで放送してくれるなら次回はこちらも観たいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 55

67.5 2 秘宝で殺し屋なアニメランキング2位
LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(アニメ映画)

2014年6月21日
★★★★☆ 3.9 (155)
838人が棚に入れました
今回の主役は孤高のガンマン・次元大介。ターゲット奪取作戦、強敵との対決、そしてルパンと“相棒”になっていく男の生き様を、ハードボイルドかつダンディズム満載のアクションで描く。
秘宝「リトルコメット」を狙い東ドロアに潜入したルパン三世と次元。東ドロアは自国の歌手クイーン・マルタが、隣国・西ドロアで暗殺され、この事件を契機に、西ドロアと一触即発の緊張状態が続いていた。「リトルコメット」奪取に成功したルパンと次元。だが、逃走中に次元が狙撃されてしまう。次元を狙ったのは誰か?

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
最強のスナイパーに狙われたルパン一味。次元の頭を銃弾が打ち抜く。

【成分表】
笑い★★★★☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳☆☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、劇場版7作目(2014)、次元中心、現代ルパン

【こういう人におすすめ】
ルパンファンがこれを良しとするかはたぶん50:50。対象年齢はカリオストロと比べるとかなり上。青年向け。

【あにこれ評価(おおよそ)】
66.7点。

【個人的評価】
「峰不二子という女」からの流れをくむ現代ルパン作品。私はこの新しいルパンシリーズはかなり好きで、応援している。
『自分のお気に入り』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 実は今回いきなりルパンベスト10を作ろうと思ったのはこれと、その次の五右衛門版を観たから。
 「峰不二子という女」というシリーズも「新ルパンシリーズ」も観ていて、この一連の作品群は結構好き。
 私は原作を知らないが「原作回帰の思想」があるような気がしないでもない。とはいえ私の思い描く"ルパンファン"は「何が来ても旧作を超えることはない!」とか「山田康雄が演じてないルパンなんてカス!」とか言いそうなので、旧作ファンにオススメして成功するかは50:50といった印象。

 その中での順位で言えば、この次元映画版と「不二子という女」が同率で好き。新シリーズは黄緑の変な女が追加されていなければもっと好きだった。五右衛門映画版はめちゃめちゃ笑った。超スタイリッシュなコント。五右衛門、お前、腕……(笑)
 確かに五右衛門はメンタルが弱くてギャグ要員だよね(笑)
 とっつぁんも私にとっては「神に見放されたギャグ要員」だけど、新シリーズの制作陣はカッコよく描きたいらしい。
 それでも新シリーズは応援したい。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『~峰不二子という女』から『1stルパン』へ・・・新シリーズ幕開けの序章か!?

2012年春期に27年ぶりのテレビシリーズとして放送された『~峰不二子という女』でキャラデザを務めた小池健が監督
監督とは『REDLINE』でタッグを組んだジェイムス下地が音楽を担当


物語の7日前
緊張関係にある隣国に平和活動のため訪れていた歌姫、クイーン=マルタから個人的にボディガードを依頼されていた次元大介
だが彼女は凄腕の殺し屋、ヤエル奥崎によって狙撃され絶命してしまう
謎に包まれたプロフィール、やけにフォーマルで奇妙な出で立ち、サイコロで出た目に従って殺害までに使う弾数を決めるという銃の腕前
ヤエル奥崎がクイーン=マルタの次に標的したのは、なんと次元大介だった・・・


原作漫画や『~峰不二子という女』の作風を意識し、現代ではなく1970年代が舞台
お馴染みのテーマ曲は流れずハードボイルドなストーリー、アダルティな描写、グロテスクな描写が絶えず、とにかく人がバンバン死ぬアクションスリラー的な要素も含んでいます
みどころはガンマン同士の対決ってことでモチロン銃撃戦
アルファロメオGTVとマセラティ・ボーラのカーチェイス
それと【ぬるんぬるんのローションの中でもがく“全裸”の不二子ちゃん】(´∀`)b
ルパンシリーズというよりは『~峰不二子という女』がお好きだった方には特にオススメしたい1作です
かくいうオイラも前作がとても好きだったので今作には満足b


前作では本筋と並行してルパン一味の出会いが描かれていましたが、今作では「次元、死す」等と大袈裟なキャッチコピーを掲げておきながら、ルパンと次元が如何にして“相棒”となったのかが描かれるバディものとなっております
ちなみに五右ェ門は出ません


原作や初期シリーズに習って、表立って社会に報道されている“悪”の裏には必ず“真の悪”が潜んでいて、それらとルパンが対峙する・・・という単純なストーリー
オチが『007』的なガジェットってのは良い意味でも悪い意味でもルパンらしい
しかしながら25分×2の短い時間の中でよく魅せてくれたものだと拍手です
尚且つラストに待ち構える“ある男”の登場によって
『峰不二子という女』

『次元大介の墓標』

「初期ルパン作品」
という時間軸を成立させ、旧作シリーズファンへのサービスもこなしてみせました
(ココで言う「初期ルパン作品」とは監督が『1stルパン』と明言してますが、今後ありうるやもしれない旧作のリブートという意味でしょう)
今後は『VSコナン』のようなファミリー向け路線と並行して、こういったアダルティーな新生ルパン三世シリーズも展開していくと見受けられます


しかしまぁ、単館1週間限定上映ってのはいくらなんでもナメてる気がしましたけど;(延長はされましたが・・・)
これはOVAなのか?映画なのか?オイラにはワカリマセン┐(´~`)┌


最後に一番のお気に入りのシーン、寡黙で冷酷なヤエル奥崎がやたら美味そうにステーキを頬張る場面が好きですw
久々に画面の中の食べ物にヨダレがw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アンフェアな対決(辛口)

本作から私は、ハードボイルドの押し付けを感じました。
細かいところが雑なんです。

{netabare}
次元とヤエル奥崎のガンマン対決は2度行われました。
1度目は室内。狙撃で一発貰い、負傷していたにも関わらず
次元は相手を甘く見て勝負を受けて立ちました。
そして負け。しかも銃を弾かれるという舐めプを喰らっています。
次元は発砲すらできていない。
サイコロの目が残り1なら、次元は死んでいました。
軽量銃にはロマンが欠けるとか言い訳してんじゃないよ。

そして2度目。次元はヤエルに勝利しますが、そこに至るまでに
やってることがダサい。ダサすぎる。
①まずルパンと二人掛かりでヤエルを騙し
②次元は意識の範囲外から2発狙撃し(右胸と脚)大ダメージを与え
③決闘で左腕を破壊し、ヤエルのガンマン生命を終わらせる


特に②。何故2発撃った!?
正面切って勝てなかった相手に自分より重傷を負わせ、ハンデを背負わせて
いるように見える。
実際、次元が発砲できていることがヤエルの動作が遅くなっていること
を裏付けています。
(次元が本気になっただけ、という指摘もあるでしょうか?しかし
 ガンマンとしての格の違いを見せるなら狙撃は無しか1発で十分でした)


ヤエルは決闘に際し、血で汚れた服を「着替えさせてくれ」と言いました。
命を掛ける勝負に相応しい「正装」をするためです。
ヤエルは仕事も凄腕なら、ガンマンとしての格も相当なものでした。

そんな相手に対し、次元の③は完全に鬼畜の所業です。
仕事をしくじった殺し屋は必ず依頼主からの標的になります。
自衛能力を奪い、「ガンマンとして果てる」尊厳すらも奪い去った。
ヤエルはこれから野垂れ死ぬしかありません。

次元・ルパンが殺し屋を逆に殺す、という話ならヤエルの頭部を
狙撃すれば良かった。
次元のガンマンとしての闘いを見せる話なら、ルパンの狙撃を失敗した
ヤエルの背後に立っていれば良かった。
短い映画でしたが、監督や脚本の力不足を感じます。
細かい描写のせいで作品の魅力がものすごーーく損なわれています。

ルパンが最後のほうで「その自信が弱みになった」
みたいなことを言ってますが、そのブーメランは決闘1回目の次元の脳天に
突き刺さっています。
カラミティファイルを燃やしてタバコに火を点ける描写には
おぞましさに似た感情すら抱きました。
脚本のナルシシズムと、これをやっときゃ見せ場になるだろう的な
押し付けがましさは本当に嫌いです。
こんな子供騙しを「ハードボイルド」などと評して喜んでいる各位には
目を覚まして頂きたいです。
{/netabare}
ただ、ヤエルのキャラクターは非常に良かったと思います。
以上です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1
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