米林宏昌おすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの米林宏昌成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年11月14日の時点で一番の米林宏昌おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.6 1 米林宏昌アニメランキング1位
思い出のマーニー(アニメ映画)

2014年7月19日
★★★★☆ 3.8 (306)
1602人が棚に入れました
この世には目に見えない魔法の輪がある。

海辺の村の誰も住んでいない湿っ地(しめっち)屋敷。
心を閉ざした少女・杏奈の前に現れたのは、
青い窓に閉じ込められた金髪の少女・マーニーだった。

「わたしたちのことは秘密よ、永久に。」

杏奈の身に次々と起こる不思議な出来事。
時を越えた舞踏会。告白の森。崖の上のサイロの夜。
ふたりの少女のひと夏の思い出が結ばれるとき、
杏奈は思いがけない“まるごとの愛”に包まれていく。

あの入江で、
わたしはあなたを待っている。
永久に―。

あなたのことが大すき。

声優・キャラクター
高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子、吉行和子、黒木瞳

♡ェみーる米麹米子

★★★★☆ 3.9

縁は異なもの味なもの

今日はこの感じのものばかりに当たるなぁ…。

思春期の女の子独特な雰囲気で
幻想的、かつ後味よろしく仕上がっており
個人的にはジブリの中で一番好きな作品。


主人公杏奈はぜんそくの療養を目的に
親戚が生活している海沿いの村にやって来た。
そんなある日、誰もいない屋敷の中に女の子マーニーを見つける。
ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したもので
秘密や思春期などの内面をつぶさに表現してる美しい作品。

隣の芝生は青く見えるものである。
それは若ければ若い程狭く浅く
他人が自分とは全くかけ離れた存在で、幸せに見える。

恵まれてるわ

お互いの内面を知り深く強くそれは絆になっていくもの。
浅さや狭さがほんの少し広がって来る。
何でもそうだよね。
知らなければ好き放題言えても
知ってたらそれは言えなくなる。
何故か?
それは、貴方の視野がほんの少し広く深くなったから。
それに、もしかしてこの繫がりは偶然ではないのかもしれないと
思わせてくれる素敵な作品。

ネットの世界は切れたり離れたりめまぐるしくて。
この世界はこの世界で儚く脆いものだと思ってる。
でもどこかで繋がってる安心感は得られるからみんなハマっていくのだと。
今はネット依存症が増えて中高生で50万人とも言われてる。

思春期のほんの一瞬の煌めきだったり
焦燥感だったり暗黒面だったり
ちょっとつまんでみせてくれるのがさすがジブリだなぁと。

若者よ、ネットで終わらせて良いのかその煌めきを。
そう、コツンとこづかれた気がする。

見る前に、百合か!?百合なのか!?と思わせぶりな会話をしていた
disaさんとワタさん。
罪な殿方達だと思いましたわ。

この映画を見て、サイロが出てくるのですが
私が小さい時に叔父が
下に牛が沢山居て、牛乳が沢山入ってる塔だと教えられ
疑う事もなく18歳の時に、人にそれを告げたら爆笑されました。

男なんて罪作りでしかないのだわ…。

微妙な思い出が蘇り、枕でバタバタした事は内緒です♪

投稿 : 2019/11/09
♥ : 47

魔女旅に出る

★★★★★ 4.5

推理小説みたいな作品

喘息を患っており療養のため夏休みの間だけ親戚が住んでいる田舎町に来た高校生の杏奈と、金髪で青い目をした外国人っぽい外見の不思議な少女マーニーのダブルヒロインで物語が構成されています。人見知りでネガティブな少女安奈が社交的で明るい性格のマーニーと出会って成長していく物語…だと前半は思いました。しかし後半になるにつれ謎の少女マーニーの素性がわかってきます。視聴者は安奈目線でマーニーの謎を紐解いていくのでまるで推理小説を読んでいる感覚で映画を楽しむことができると思います。そしてその謎がわかったとき、きっと感動することでしょう。また戦争や環境問題がテーマの宮崎作品とは異なり少女の成長を描いているので子供でも分かりやすい内容となっております。勿論大人も楽しめますよ。あと余談ですが北海学園大学の劇団のチームナックスが声優として参加しています(笑)是非劇場でご覧になって下さい。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 65
ネタバレ

offingbook

★★★★☆ 4.0

いつか『思い出のマーニー』を観るあなたへ。

一生この作品を観るつもりのない人、もう原作等で物語を知っている人は別にいいのですが。

これから、もしくはいつか『思い出のマーニー』を観る予定の人へ。

とにかく余計な情報を入れず、まっさらな気持ちで、真っ白な状態で観ることをオススメします。

僕の以下の文章も、特にネタバレはしていませんが、
正直読まなくてもいいです。つーか観るなら読むな。(笑)

というのもこの作品、いくつかの大きな秘密を抱え込んでいる物語だから。

といってもミステリー作品でもなければサスペンス作品でもないです。
(ミステリアスな部分は多いですが)

この映画は、主人公の少女・杏奈と謎めいた少女・マーニーの物語。

2人の少女の物語。

杏奈が世界のまぶしさに気付く物語。
杏奈が愛につつまれる物語。
マーニーが杏奈に伝える物語。
マーニーが杏奈に寄り添う物語。

2人の繊細な感情の機微や距離を見つめる作品。
だから、その核心部分だけが見所ってわけではないけど、でもやっぱり一度最後まで観てみて、
あぁ、あんまりこの作品について詳しく調べなくて良かったな~と、心から思いました。

今の時代、ちょっと検索しただけで色んな情報が目に入っちゃうからね。

そういった意味で、あまり情報や感想が公開される前の試写会で
この作品にふれることができたのは幸運でした。

とにかく、いつかこの『思い出のマーニー』を観るあなたへ。
何も知らずに観たほうが、きっと楽しめます^^

…まるでレビューになってなくて申し訳ないです^^;(笑)

『思い出のマーニー』良かったです。
一度最後まで観た今、もう一度最初から観直したいと思える映画です。
…まぁそもそもジブリ映画は何度も観て良さを噛みしめるような作品ばかりですが^^


…以下は本当にネタバレを含む感想をぽつぽつと…。
観てない人は絶対読まないでね~。

{netabare} 予告編だけ見ると百合な物語と勘違いしそうだけど、
後半、怒涛の勢いでわかる真実で、ようやくわかった。そうかこれは、家族愛の物語なのだと。

マーニーが杏奈を崖の上のサイロに置いてけぼりにしたことを謝り、
杏奈に許しを乞い、そして杏奈がそれを許す場面。

最初に観た時は、正直そんな大げさに描くシーンだろうかと
疑問があったけど、最後まで観てようやくなるほどと思えた。

あれは、崖の上のサイロに杏奈を“置いてけぼり”にしたことへの謝罪と、
祖母であるマーニーが、杏奈をこの世界に“置いてけぼり”にしてしまったことへの謝罪、
二つの意味が込められていた大事な場面だったのかなぁと。

杏奈の瞳の色は伏線だったのね~。
幼い頃の杏奈が持っていた、マーニーに似ている人形はミスリードか。

あ~この真実を見届けた上で、もう一度観たい!(笑)

一回観たらもう一回観たくなりますね、この映画。

そしてチームナックスの5人が特定のキャラ以外にも、杏奈の回想の場面、工事の場面などなど、
いろんな場面に出てて道民の自分には面白かったですw {/netabare}

投稿 : 2019/11/09
♥ : 51

65.0 2 米林宏昌アニメランキング2位
借りぐらしのアリエッティ(アニメ映画)

2010年7月17日
★★★★☆ 3.6 (621)
2898人が棚に入れました
とある郊外に荒れた庭のある広大な古い屋敷があった。その床下で、もうすぐ14歳になる小人の少女・アリエッティは、父ポッドと母ホミリーと3人でひっそりと静かに暮らしていた。アリエッティの一家は、屋敷の床上に住むふたりの老婦人、女主人の貞子とお手伝いのハルに気づかれないように、少しずつ、石けんやクッキーやお砂糖、電気やガスなど、自分たちの暮らしに必要なモノを、必要な分だけ借りて来て暮らしていた。借りぐらしの小人たち。そんなある夏の日、その屋敷に、病気療養のために12歳の少年・翔がやって来た。人間に見られてはいけない。見られたからには、引っ越さないといけない。それが床下の小人たちの掟だった。そんなある日、アリエッティは翔に姿を見られてしまう・・。

声優・キャラクター
志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林

てけ

★★★★☆ 3.9

尻切れトンボ

ジブリ作品。

心臓に病気を抱える少年・翔(しょう)と、小人のアリエッティとの出会いを描いた作品。
アリエッティの冒険活劇です。


小さいものが大きく描かれる世界。
動物や虫、草花が圧倒的な存在感を持っています。
特に見事だったのは「水滴」。
表面張力で丸く固まる水は、よく観察され描写されているのがわかります。
また、BGMも場面にマッチしたかっこいいものが多かったです。

そんな中を駆け回るアリエッティにはワクワクさせられました。


ただし、オチが微妙。
見ていて、「あれ? もう終わり?」となりました。
一応悪役のばあさんがいますが、勧善懲悪でもなければ、特に何か大きなものを得るわけでもない。
シンデレラストーリーにはなりません。
登場人物も少ないし、全体的にこぢんまりとした印象です。

テーマもはっきりしませんでした。
小さいけれどたくましい命と、大きいけれど弱い命。
その対比で「死生観」を表現しようとしていたのかな?
ただ、見せ方があいまいであまりメッセージが伝わってきません。

悪くはないんですが、小人視点での世界観以外は、印象に残らない作品でした。


【おまけ】

生物学的にいうと、小さい生物ほど声帯が小さくなります。
その結果、発声時の音域が上がります。
つまり、人間をそのままの構造で縮小すれば、どんどん声が高くなっていきます。
アリエッティら小人たちの声は、翔にはさぞかし高く聴こえたことでしょう。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 52

えんな

★★★☆☆ 3.0

感想

なんかもったいない
全然ワクワクしない

つまらなくは無いけど、面白くも無い。

酷評ですみません。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 45

ato00

★★★☆☆ 2.6

レンタル生活、アリエッティ

小人少女アリエッティと病弱な少年の交流を描くジブリアニメ。
登場人物は少なく、話はシンプル。
ただし、笑いも涙もメッセージ性もないので、どちらかと言えば退屈です。

借ぐらしのところにひっかかりを感じます。
いろいろレンタルしているのに、それを返さないなんて。
ジブリとは思えないほどの反社会的な作品ですね。

悪い意味で印象的なのは、素人声優の起用。
揃いも揃って破壊的な演技をするのは、何かを狙っているのか?
せめて、オーディションにより声優さんを選んでもらえませんでしょうか?
ジブリさん!

良い意味で印象的なのは、映像表現。
小人から見た世界がリアルです。
とくに巨大な虫が気持ち悪い。
その描き方は新鮮でした。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 39

57.8 3 米林宏昌アニメランキング3位
ゲド戦記(アニメ映画)

2006年7月29日
★★★★☆ 3.2 (475)
2389人が棚に入れました
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。
(シネマトゥデイより引用)

声優・キャラクター
岡田准一、手嶌葵、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛志、倍賞美津子、夏川結衣、小林薫、菅原文太
ネタバレ

oneandonly

★★★☆☆ 2.6

偉大な原作をなぜ脚色したのか

世界観:4
ストーリー:3
リアリティ:5
キャラクター:4
情感:3
合計:19

原作のゲド戦記は昔から好きな児童文学です。
最初は幻想的な暗闇が舞台となる2巻が好きでしたが、自分と向き合うようになった頃に1巻が好きになり、社会人になってから見直したら3巻が好きになりました(あまり話さない印象のゲドが喋る喋る)。何度読み返しても、新たな発見のある物語で、そういう創作物があることを強く印象付けられた思い出の作品です。

という結構なゲド戦記ファンなので、このタイトルを付けられた上では評価が厳しくなってしまっているかもしれません。

「人は自分の行きつくところをできるものなら知りたいと思う。だが、一度は振り返り、向きなおって、源までさかのぼり、そこを自分の中にとりこまなくては、人は自分の行きつくところを知ることはできんのじゃ。川にもてあそばれ、その流れにたゆとう棒切れになりたくなかったら、人は自ら川にならねばならぬ。」(byオジオン師匠)

言葉だけを見るとちょっと説教臭いところもあったりしますが、これは1巻のゲドの行動を通してその意味が描かれているので、後で読んで深さを理解できるのです。

{netabare}が、映画版は原作のどこのストーリーを描くでもなく(一応、3巻部分をメインにしていますが、5巻まで含まれています)、アレンが父親を殺すという原作には全くない所から始まり、「真の名」や「均衡」などの概念を言葉だけで語らせ、最後にはラスボスを倒してグッドエンディングみたいな。

ジブリなので作画は綺麗ですし、テルーの歌がはまっていますので原作を知らない方はあるいは気に入るかもしれませんが、アレンの父親殺しやテルーが竜になること等にも説明がなく、表現が足りないという問題があり、その上で原作が非常に大事にしている(本当の意味での)均衡の世界観が欠落しています。

{/netabare}これはゲド戦記ではない何かですので、原作を読まれることを強くおすすめします。

<2019.1追記>
家の本棚から久しぶりにゲド戦記を取り出してみると、ページの外側にいつの間にか年季が入った日焼け色がついてしまっていました。

この映画は3巻が舞台との設定だったはずですが、3巻の終わり、{netabare}黄泉の国でのクモとの戦い、魔法の力を使い果たして岩の扉を閉じたゲドをアレンが庇いながら帰還し、最古参の竜カレシンの背に乗ってロークに戻る{/netabare}シーンを読み直し、死と対峙することの重さ、躍動とリアリティに満ちた、これらのシーンが原作通りに描かれなかったことの無念を感じました。
落ち着いた時に、原作をまた読むとします。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 26
ネタバレ

剣道部

★★★☆☆ 3.0

ジブリ史上最高クラスの主題歌(しか記憶に残ってないw) テルーの歌の歌詞のレビューですm(__)m

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
ストーリー1、歌が5で、合わせて3です(笑) 意外と酷評ではないです。だって、ゲド戦記以外の角度からのレビューですもん(笑)

今回は、ゲド戦記のテーマソング「テルーの歌」の詩の解釈をメインにします。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
結論→テルーの歌は、萩原朔太郎のこころのパクりとは言えないのではないか。というレビューです。

この「テルーの歌」ですが、ネット等でも話題になりましたが、(100年程前に活躍した詩人)萩原朔太郎の「こころ」が元ネタになっています(監督&作詞の宮崎吾朗さんも公式に認めてますね)。

ゲド戦記公開当時は大学生で、たまたまゼミで朔太郎をやっていたので、これでレポート書いた記憶があるので、載せてみます(笑)

※ここからは、テルーの歌を「」で、朔太郎のこころを『』で書きます。

テルーの歌もこころも、ともに3つの連から成る詩です。テルーの歌の第1連の「夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる鷹」は、雲の上、というのがミソです。つまり、地上の人々からは見えないということ。「音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて」……だって、休むと落ちちゃうもんね(笑) この部分は、こころの第2連『こころはまた夕闇の園生のふきあげ』に対応しています。夕方の公園の噴水って、(昼間は子供達に人気だったのに)回りに誰もいなくなって、それでも休むことなく水を吐き出し続けています。吾朗さんは、その噴水の様子を鷹に置き換えた訳ですね。と、いうことで、第1連のテーマは両作とも「孤高」だと思います。

テルーの歌第2連の「雨のそぼ降る岩陰にいつも小さく咲いている花」は、こころの第1連『こころはあぢさゐの花』に、対応しています。朔太郎は、アジサイという、寂しげで多彩な花で、こころの移ろいやすさや儚さを表現しています。が、テルーの歌ではそのような主題は排され、「愛でてくれる手もない」と、やはり「孤高」を表現するにとどめています。

第3連は、詩的には、テルーの歌で一番上手いところだと思ってます。「人影絶えた野の道を 私と共に歩んでる」は、「人影絶えた」「私と共に」と思いっきり矛盾した表現です。この矛盾を解消できる答えは、「私の影」ということになります。

映画ゲド戦記は、小説ゲド戦記シリーズの第3巻を元ネタにしていますが、小説ゲド戦記の第1巻は、「影との戦い」というタイトルです。さらに、テルーの歌では「あなたもきっと寂しかろう」と続けています。「も」ですから、私と私の影は対等の価値をもっていると考えられ、つまり、「影の受容」です。これは、ゲド戦記の大きなテーマですね。

こころの第3連は、『こころはまた二人の旅人』と、はっきり二人と書いてます。そして『されどみちづれの絶えて物言ふことなければ わがこころはいつも かくさびしきなり』から、『出会ったがゆえの別れ』『幸せを知ったからこそ感じる不幸せ』などがテーマになり、テルーの歌とは大分違います。なので、ここの部分は、作詞した宮崎吾朗さんのアレンジの上手さが光っていると言えますね。

総じて、テルーの歌は、こころ→孤高 という主題が強く、朔太郎は、こころ→多彩で感傷的なもの という 主題が強いです。

私は、テルーの歌は、こころのパクりとは言えないと思っています。主題が全く違うので。確かに下敷きにはしているのでしょうが、両方の詩をしっかり読解せず、字面だけ見てパクりというのは、ちょっと、吾朗さん、可哀想^_^; そもそも、ジブリ自体が、完全オリジナルは少ないわけですし。

以上。書きながら、あにこれのレビューか? と、自分でも思いましたm(__)m 吾朗さん、頑張れ♪
{/netabare}

投稿 : 2019/11/09
♥ : 28
ネタバレ

offingbook

★★★★☆ 3.8

宮崎駿監督、およびジブリアニメに対する問題提起?

 スタジオジブリ制作。宮崎吾朗監督作品。

 原作は海外の有名なファンタジー小説。原作は読んだことありません。

 初めて見たのは映画館でした。最初に見た感想は…やはり良い印象は持てませんでした。(笑)
 全体的に説明不足だったり、つじつまが合わないような場面があったりなど…。

 しかし自分の好きなアニメ監督・新海誠監督がこの作品を高く評価しているので、久しぶりに『ゲド戦記』を鑑賞してみました。
 今度は肯定的な目線も持ち合わせて。

 すると、一度目に見た時より、何故かすごくおもしろく感じました。

 酷評はもうされているし、自分も酷評を書くのは悔しいので(笑)自分なりに、新海監督の受け売りを混ぜ込みながら、馬鹿な感想を羅列していこうかと思います。

 新海監督はあにこれのインタビューに、『ゲド戦記』は宮崎駿監督の問題意識というものがまっすぐに出ている、と仰っていました。

 どういう意味なのかはっきりとは分かりませんが、自分なりに再度見て思ったのは、『ゲド戦記』は、上手くいき過ぎている過去のジブリ作品に対する問題提起なのかな?と考えました。

 例えばジブリアニメは、極端な話、恋愛ではたった一人の運命の人と結ばれたり、ヒロインと世界を救ったり、幼いうちから、迷い苦しみながらも、はっきりとした夢を描いていたり、肯定的な世界観が描かれているのが多い印象です。

 主人公もヒロインも誠実で、芯が通ったキャラクターであることが多いと思います。

 それらは本当に素晴らしい、否定することのできない傑作の数々であることに間違いはないのですが、多くの子供達がそれらを繰り返し見て、こう生きることが正しいんだ、と、これが成長した先のあるべき姿なんだと思い込まされるのは、少し酷な事なんじゃないかと思うこともできます。
 (本っ当に極端な話なんですが…(笑))

 『ゲド戦記』では過去のジブリ作品と近いファンタジーな世界観ながらも、はっきりとした奴隷の描写、薬物、肉欲的な側面、物や金に対する価値観、人を見た目で判断したりなど、子供達に曖昧にされている部分が如実に表現されていました。

 主人公もたくましい雰囲気ではなく、常によく分からない不安に苛まれている男の子で、でもこれは、どちらかといえば、現在の多くの若者と近い描写がなされているような気がします。
 ヒロインとの関係も、険悪な雰囲気から始まり、コミュニケーションを上手くとれなかったり…。

 現実の悪夢、世界の厳しさ・辛さを子供達に教える描写を、上手く取り入れられていました。

 でも、それでも少年は様々な経験をしながら、成長していきます。

 ラストもハッピーエンドではあるのでしょうけど、その先の現実の過酷さも予見させています。
 しかし暗い印象だけではなく、かすかな希望の光を見出すようなやさしい終わり方、良かったです。

 それでも映画には悪い所も多々あるのは確かだし、原作を知っている人からしたら、この感想、何言ってんだこいつ?って気分になると思います。(笑)

 でも『ゲド戦記』は、過去のジブリ作品のオマージュを組み込みつつも、今の若者を描き、そして、今の若者に対するメッセージ性を含んだ傑作であると、僕なりに思いました。

 未熟な部分もあるのでしょうが、宮崎吾朗監督にはアニメーション制作の才能が、やっぱりあると思います。
 2作目『コクリコ坂から』も良作でしたし、さりげなく、第3作目も密かに楽しみにしています。

 ちなみに新海誠監督が後に制作したアニメ映画『星を追う子ども』と『ゲド戦記』、近い世界観、メッセージ性を両方ともに備わっている印象があります。
 『星を追う子ども』も良作で、おすすめです。
 
 …う~ん、やっぱり感想、上手く言えな~い。(笑)

  {netabare} 主人公が肉体労働したり、一つ一つの物を作ったり、作物を育てる描写も好感が持てました。

 最後にアレンが、失くしたつるぎのさやを自分で手作りしていたのは、自分自身を律することが出来るようになったことの比喩・表れでしょうか? {/netabare}

投稿 : 2019/11/09
♥ : 29

66.8 4 米林宏昌アニメランキング4位
メアリと魔女の花(アニメ映画)

2017年7月1日
★★★★☆ 3.5 (113)
481人が棚に入れました
「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌による新作アニメーション映画。

イギリスの女流作家メアリー・スチュアートによる1971年の児童文学「The Little Broomstick」を原作に、11歳の平凡な少女メアリの奇想天外な冒険を描き出す。

声優・キャラクター
杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、渡辺えり、大竹しのぶ

shino73

★★★★☆ 3.5

魔女ふたたび

スタジオポノック制作、米林宏昌監督作品。

英国の児童文学をベースに、
赤毛の少女が巻き込まれる幻想的なお伽話。
森に密かに咲く魔女の花「夜間飛行」を見つけ、
そのことがきっかけで急転直下物語は動き出します。
空を翔ける箒にまたがり積乱雲の中にある魔法大学へと。

「ラピュタ」「魔女宅」の流れを組む、
良くも悪くも愛弟子らしいジブリ直系の作品。
本人が言う通り大きな主張も主義もありません。
敢えて言えば科学盲信への風刺でしょうが、
同時に魔法なき世界も肯定しているようです。
魔法=宮崎監督!?考えすぎでしょう。
美しい作画と音楽も印象的でした。

児童文学が教えてくれることはこれでいいのです。
少しだけ「生き方」を教わる。
少しだけ「ものの見かた」が変わる。
あまり多くを求める作品ではないのでしょう。

冒険の末に日常へと帰還する。
とてもお行儀が良い作品ですね。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 41
ネタバレ

雀犬

★★★★☆ 3.6

GHIBLI NO OWARI

【概要】
 2017年夏公開の劇場長編。イギリスの児童文学が原作の魔法ファンタジー。監督は「思い出のマーニー」「借りぐらしのアリエッティ」などジブリ作品でお馴染みの米林宏昌。制作したスタジオポノックはジブリの元スタッフが多く、本作も「ジブリっぽさ」があちこちに感じられるものになっています。

【感想】
 映画評論家の小野寺さんがRealSoundの記事で「絶望的なまでにつまらない」とケチョンケチョンに貶していたので一体どんだけヤバいんだ・・・と身構えてしまいましたが、案外普通に見れてしまいました。

 いや、確かに宮崎駿作品と比べると厳しいものがありますよ!でも深夜アニメにはこの数段しょうもないものがゴマンとあるし、劇場アニメに限定しても少なくとも僕は「ひるね姫」「打ち上げ花火」「未来のミライ」より楽しめたのでこのくらいの点数は付けておきたいかな。キモかわいいキャラが色々と出てきて、視覚的には面白い。こういうキッチュな感じはわりと好みだったりするのです。本作に関しては金曜ロードショーでタダ見させていただいた身分なので、劇場で見た人よりやや評価が甘くなってしまうのかもしれません。

 ただまぁ、世間の評判が芳しくないように、確かに色々と問題点はあるように思います。細かな欠点を書き出すとキリがないので2点だけ言及しておきますね。

{netabare}
■1つ目はメアリちゃん独り言多すぎ!問題。

 メアリちゃんは独り言がすんごく多い。おまけに動物やら、植物やら、鏡やら、天井やら、人以外のものにやたらと話かけるもんだから、いくら幼いとはいえちょっとイタイ子のように見えてしまう。そもそもこの映画、会話シーンが少なくないですか?あっても一方的に話して終わることが多いように感じました。この作品で一番面白いのは終盤、魔力を使い切って地面に落ちたほうきを拾いあげる場面なんじゃないかと思う。

メアリ「ほうき君、ほうき君!ねぇ返事をして!!」

 ここまで笑いを取ろうとして滑っているシーンが多かったように思うけどさすがにこのシーンでは笑った。おいおい、ほうきはここまで一度もしゃべってねーだろwwwwwwwww

 でもこれは笑い話で片づけられることではなく、脚本の問題であり、いくら子供向けのアニメであっても全てを台詞で説明してしまうのは好ましくないように思います。


■2つ目はジブリのパロディ多すぎ!問題。

 元々題材からして否が応でも「魔女の宅急便」を連想してしまうのだけれども、実際に鑑賞すると・・・

 猫を追いかけていく導入部は「耳すま」とかぶるし、魔女大学の校長とドクターは「千と千尋」のキャラと似たような雰囲気があるし、ヘラジカに乗るシーンは「もののけ姫」チック。

 と、どこかで見たような感覚にたびたび見舞われる。極めつけはクライマックス。なぜか「ラピュタ」のような舞台が用意されていて、例の「バルス」のような展開で話を〆るという節操のなさ。

 これらの演出に関しては意図的だという見方もあります。というのは、本作の一夜限りで魔法を捨てるというプロットは、「ジブリの威光」という魔法を利用して映画を作るのはこれが最初で最後だよというスタジオポノックの表明になっているという解釈です。なるほどそれなら理解でき・・・ません。なぜなら、本作からはこれから先、魔法なしで勝負していくために必要な、監督の個性や作家性を感じることができないからです。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/09
♥ : 31

ようす

★★★★☆ 3.9

魔女の花とメアリ。運命的な出会いがもたらした、数日間の冒険。

スタジオジブリを退社した米林宏昌監督による、
スタジオポノックの第一作目。

雰囲気は非常にジブリに近いです。
というか、ジブリ作品と言われても全く違和感ないです。笑

スタッフの方の8割は
ジブリに関わったことがある人たちだそうですしね。

100分ほどの作品です。


● ストーリー
11歳のメアリ・スミスは
赤い館に住む大叔母のところへ引っ越してきた。

何もない館に退屈していたが、
野原で見つけた猫たちに導かれ、「夜間飛行」という名の花に出会う。

さらに導かれた先にはほうきがあり、
メアリはほうきに連れられて、

魔女の国にある魔法世界最大学府「エンドア大学」に
たどり着いた。


ストーリーは無駄がないように思いましたが、
一度見れば十分かな。

魔法の世界の不思議な展開には惹かれましたが、
見どころもまた、そこだけという感じ。

この作品だけの魔法の世界を見せながら、
淡々と展開が進んでいく印象でした。

山場の展開は
やっつけな印象もありましたしw


今回の“魔法”というテーマには、
ジブリの演出がよく合っていた気がします^^

正確にはジブリ作品じゃないんだけど、
ジブリを意識せずにはいられないところがたくさん。笑

作画や演出は楽しめた部分が多かったです♪

ほうきでびゅんびゅん飛ぶところも、
スピード感があってよかった♪


● キャラクター
自分の赤いくせ毛が大嫌い。

何かをしたいと思いながら、
何をしてもうまくいかない。

メアリは、そんな自分から
“変わりたい”と願っている女の子。

全体的にキャラに特別な魅力は感じられませんでしたが、
メアリのキャラは嫌いじゃなかった^^

くるくる動く表情も可愛かったし、
なんだかんだ調子が良いところも憎めない♪

くせっ毛ツインテにも動きがあって、
上手に活かされていました^^


でもキャラに関して特筆したいのは、メアリだけかな。

他のキャラに関しては、
必要ではあるけれど、特別魅力は感じられませんでした^^;

主要人物であるピーターも、
私の中では最後まで脇役感が抜けませんでしたw


● 音楽
【 主題歌「RAIN」/ SEKAI NO OWARI 】

この作品を観る前から好きな曲でした♪

だけど、エピローグからイントロへの流れには、
一体感があまり感じられず…。

いい雰囲気な曲であることは確かだけれど、
この作品とマッチしているとは言えないかな。

だからなのか、アニメの映像で作られているPVを見ても、
あまり作品の興奮は蘇ってこない…。

曲自体はとっても好きなんだけどなー。


● まとめ
メアリ役の杉咲花さん、
ピーター役の神木隆之介さん。

二人の演技に引っかかることもなかったし、
メアリの声はかわいかったと思います^^

ジブリの作風が好きならば、
一度見てみると良い作品だと思います♪

投稿 : 2019/11/09
♥ : 28

65.3 5 米林宏昌アニメランキング5位
ちいさな英雄 ―カニとタマゴと透明人間―(アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★☆ 3.5 (13)
59人が棚に入れました
兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大きな強さとなっていく――。

声優・キャラクター
オダギリジョー、尾野真千子、田中泯

DEIMOS

★★★☆☆ 3.0

ポノックは晋治のためにあるのか!

スタジオポノックが生き残りをかけて投入した短編映画。米林、百瀬、山下の三人が監督を手がけた三作品で計1時間ほど。

結論、百瀬のサムライエッグが最も面白い。かぐや姫で見せた線画の手法をここでも活かした。題材が、アレルギー持ちの子供とその母親の掛け合い、というのも面白い。自分が幼少期に病気を持っていた人、そういう子供を持つ親の視点で見れば感動必至。

階段を駆け下りるシーンなど、作画の見所がたっぷり。これを支えたのはあの橋本晋治。山下の透明人間でも人を描かずに質量を表現するという前代未聞のことをやってのけた。このアニメーターの力量には感服する。

最も残念だったのは米林の蟹の話。ポノックは米林を作画監督に降格させるべき。次代を担うタレントは別にいることは自明だ。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 4
ネタバレ

いしゆう

★★★★☆ 3.3

今ある環境に屈しない3組のちいさな英雄たちのおはなし○o。.。

あらすじはあにこれを参照ください。

上映時期:2018年8月~

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〇物語
合計3本の短編劇場作品です( 3本で合わせて54分 )○o。.

1話:カニーニとカニーノ
水中で暮らすカニの爪で漁をする家族の日常風景を描いた作品 
{netabare}
冒頭に小魚を捕まえて笑顔でいたら
後半大きな魚に食べられそうになったり

お父さんが居なくなって兄妹だけで探しに行ったりと
自然の厳しさや食物連鎖を肌で感じそして家族の絆の大切さを実感し
成長していくカニーニとカニーノ 

内容よりもカニの爪を器用に使って漁をする斬新さにビックリ♪
{/netabare}

2話:サムライエッグ
卵の食物アレルギーを持つ子供と家族の物語
{netabare}
コンビニやスーパーで視界に入らないことのない卵製品
その数は世の中に溢れかえっています

症状に悩まされるのは本人だけでなく家族にも負担が掛かります
だからこそ食物アレルギーを克服する! 

彼の戦いは始まったばかりですが 
希望に溢れた感じで終われたのは良かったかな○o。.
{/netabare}

3話:透明人間
透明人間の日常を描いたおはなし
{netabare}
誰にも認知されない寂しさを描いた内容になっていますが
食べても軽いってどうなってるんだろう?うー秘密が知りたい!
{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇主題歌
木村カエラが歌う”ちいさな英雄”
彼女らしいポップな楽曲です。

〇作画
スタジオポノック制作
3話とも監督が違うのですが
全体的に柔らかい作画が印象深かったです

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〇観終わって
視聴前はタイトルだけで
きっと可愛らしい物語なんだろうなぁって勝手に判断してました
ほんとごめんなさい!

現状を変えていこうと前向きに生きる3組のちいさな英雄たち!
その決意に勇気もらいました! 今日とは違う明日が待っている!!
よし! わたしもがんばろ○o。.。

〇最後に
3作品とも監督が違うから
世界観や作画の表現などがそれぞれ違っていて楽しかった♪
共通して水の映像がありますがみんないい味出してて感動しました○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。






 

投稿 : 2019/11/09
♥ : 13

このままじゃダメだ

★★★★☆ 3.5

ポノック短編劇場

3本の短編を纏めたもので、各々のテイストがかなり違います。
まとめての評価は難しいですが、共通していたのは、どれも道徳的な内容で、映像的な魅力が高いということでした。娯楽的な面白さを求めたいならば、今期はディズニーか、ペンギンハイウェイか、ポケモンを見ていただくのが宜しいかと思います。
マニア向け、教育者向けの内容ではありましたが、チケット代が通常の映画と比べて安く、この価格で、これだけのものが見れるのであれば、劇場に足を運んだ甲斐があったなあと思いました。

1本目 カニーニとカニーノ
沢蟹を擬人化したようなキャラクターが活躍する物語です。
監督は米林宏昌さん。音楽は村松崇継さん。と、マーニー、メアリ路線の映像作品に仕上がっています。
コンセプトデザインに田島光二さんが関わっているというで、かなり期待していましたが、あくまでコンセプトだからか、田島さんの色はそんなに感じられなかったです。
見どころは圧倒的な作画。自然風景をここまで重厚に美しく描けるのか!という驚きがありました。
物語は普通です。セリフがわずかしかないので、翻訳しやすそうです。

2本目 サムライエッグ
道徳アニメにしては面白いという評価。
卵アレルギー持ちの少年が卵と戦うお話です。何故サムライエッグなのかはわかりませんでした。
母と子のリアルな奮闘記という感じで、生生しさがありました。
気を使っていても、誤って口に運んでしまうこともあるとすると、食物アレルギーもちの方は本当に大変ですね。

3本目 透明人間
物語はこの三本の中で一番面白かったです。
透明人間というより、空気人間という感じがしましたが、理由が気になった方は是非見ていただければと思います。
カニーニとカニーノほどじゃ無いにせよ、作画が良かったですし、世界設定がわかりやすかったのも良かったですね。
こぢんまりとした世界という感じが自主制作っぽいと感じましたが、そこがまた味があって良いです。
カラーみたく、アニメーター見本市とかで定期的にやってほしいという希望が湧きました。

そして、4本目? OP・ED・幕間
これが最悪です。無駄に凝っていますが、全て裏目に出ています。
全然空気が読めてなくて、余韻をぶち壊しです。

投稿 : 2019/11/09
♥ : 7
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