菊地秀行おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの菊地秀行成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月07日の時点で一番の菊地秀行おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.2 1 菊地秀行アニメランキング1位
バンパイアハンターD(アニメ映画)

2001年4月21日
★★★★☆ 4.0 (150)
976人が棚に入れました
菊池秀行の人気小説『吸血鬼ハンターD』を天野嘉孝キャラクター原案で映画化した劇場版アニメ。最終戦争後、人類の頭上には貴族“バンパイア”が君臨していた。そのバンパイアに対して戦いを挑むプロフェッショナルは、いつしかハンターと呼ばれるようになっていた。ある日、理想のハンターとして知られるダンピール――Dは、バンパイアに誘拐されたエルバーン家の娘・シャーロットを救出するよう依頼される。バンパイアの馬車を追うDのもとに現れたのは…。

声優・キャラクター
田中秀幸、永井一郎、山寺宏一、林原めぐみ、篠原恵美、屋良有作、大塚芳忠、関俊彦、大友龍三郎、大塚周夫、青野武、清川元夢、辻谷耕史、西凜太朗、沢海陽子、藤原啓治、鈴鹿千春、矢島晶子、小山力也、かないみか、石塚運昇、前田美波里
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

…飛んで!飛ぶのよ!!

川尻善昭監督作品。
登場人物たちは奇抜な能力を持っており、アクションが盛大ですが、人間くさいところも凄く良かったです。

かつて発売されていた竹谷隆之作のスタチューの出来が素晴らしく印象的でした。
アニメも雰囲気が良いのだろうな、クラシックな吸血鬼の雰囲気かな、酔えるんだろうな、いつか観よう、と思っていたのですが。もっと早く観てもよかった。


吸血鬼と人との間に生まれ、祝福されない宿命を背負った吸血鬼ハンターのD、どこか禍々しい能力を身につけて吸血鬼を追う出稼ぎハンター達、冷徹そうで美しい吸血鬼族達、吸血鬼に雇われた用心棒の怪物共…
その中で戦いぬき、時に気持ちが揺れ動く様子が見て取れた女戦士・レイラ姐さんが、ラストへ向けて力強く光っていました。

吸血鬼によって孤児にされ、復讐のために生きてきた姐さん。
彼女がたてまえや信条とは離れたところで受け入れたもの、励ましたもの、希望したもの、それらが多く語られることはないのだけれど。終盤のセリフと林原めぐみの演技から滲み出る発露に胸打たれ、ジワジワ泣けました。
「…飛んで!飛ぶのよ!!」って、忘れられないと思います。


ハンターの人間たちは、一体どうやったらそんな魑魅魍魎じみた身体になれるんだ?という、ジョジョやバジリスクのような特殊な能力をもった者ばかりです。
レイラ姐さんの仲間のグローヴ兄さんの能力が、切なかったですね。
平時は寝たきり状態の痩せ細ったグローヴ兄さん、戦闘時に薬物で霊体として出現すると、眩い後光を放出しながら滑るように浮遊し、吸血鬼達をなぎ倒してゆくのです。この時の解き放たれた恍惚の表情が、命の限りの向こうを匂わせる夢うつつの切なさです。


絵の動きは非常に細かく美しいです。天野喜孝キャラデザの幽玄さが生かされた独特の動きで、今風の作画とは異なりクドイと感じられる人もいるのだろうなと思います。
しかしこのねちっこいのが、よいですねぇ。植物の成長を早回しで視せられている時のようです。

何度も書きますが、レイラ姐さんがよかった…。
彼女の見せる吸血鬼への正義が、吸血鬼貴族の耽美でささやかなロマンスにぶち当たって振りかざされるシーンで最も生きていました。
{netabare}(吸血伯爵にさらわれた美女は、実は彼と純愛を貫こうとしており、伯爵は彼女の血を吸うことをはばかり、ただ二人が生きられる場所へ行こうとしていました。そうなると追手である者達のほうが不粋に見えてくるのですが、レイラはキレる。「それがなんだっていうの!関係のない者達がたくさん犠牲になったのよ!?」)
しかし、彼らの健気な寄り添いあいを視ているうちに、レイラ姐さんの中で何かが変化してゆきます。 {/netabare}
吸血鬼女カーミラの館で見せられる幻想の中で、幼子(自分の子供時代)の頑なな孤独を癒そうと抱きしめるシーンでも、懐深さが垣間見えてきます。
そこからラストの種としがらみを超えた励まし…。

事件から数十年後にDがふと見守ったものは、彼女の強さと優しさからもたらされた幸せの一端のようでした。

Dをかばう職人爺さんの存在もいい味でした。スジを通す仕事人、かっこいいです。この人も胸アツです。

Dももちろんかっこよいのですが、「つ、土に埋まらねば…」の所がちょっとオモシロかったです。私も砂風呂に憧れます。


クラシックな雰囲気の人間ドラマが好きな方、ぜひ観ていただきたいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

左手の人面疽はミギーの先輩かも

この作品は菊地秀行氏のヴァンパイアハンターDシリーズ三作目「D-妖殺行」を原作とした映画で、先に英語版がアメリカで発表され、後にDVD化されるにあたり日本語吹き替え版が追加されました。
英語版も勿論良いのですが、個人的には断然日本語吹き替え版を勧めたいです。
{netabare}その理由として声優陣が豪華だし画に集中出来て見易いというのもあるのですが、吹替版を薦める理由はラストシーンで神父が唱える祈りの言葉にあります。
この祈りの言葉が実は原作六作目「D-聖魔遍歴」でヒロインとDが唱える祈りの言葉を唱えているのです。
普通に聴いていればありきたりな祈りの言葉でしかないので、これに気付けるのはおそらく原作ファンだけです。(しかも麗しボイスで聴けてお得)
違和感削ぐことなく判る人には判る仕込みをしてくれたことに感心してしまいましたよ。{/netabare}

さて本作の物語は種族を超えた悲恋を描いていて、逃げる者、追う者、守る者、それぞれの思惑が入り乱れたダークファンタジーです。
題材としてはありふれていますけど、もうとにかく美しい!
元々の小説が個性的且つ凄く美しい作品で「映像化は不可能じゃないか」と思われていましたので、ファンにとってこの作品の出来の良さは特別嬉しい事でした。(一度映像化されているのですが、その画はかなり残念でしたので…)
背景、美術、音楽、動きその全てに拘りを感じる事が出来て、ちょっとした風景にすら美術を感じます。
建物はそれぞれの場所で細かく描かれていて、そこがどういう場所なのかすぐに分かりました。
特に感心したのが乗り物の描き分けで、人間の扱う昼夜を問わず動く物は薄汚れ生活感を醸し出し、夜しか動けない物は特殊な処理を施されているのか汚れもせず独特の美しい装飾を保ち続けます。なのでそれが人間の日常から隔絶された代物であると理解させてくれます。
音楽や効果音もレベルが高く作られてるし、独特のおどろおどろしさと美しさを損ねない使われ方をされていて良いですね。

キャラクターは戦う者が多く、各々癖が強く個性的な武器や特技を駆使して戦います。
異能者同士の戦いは描き分けが難しいと思うが、見事に差別化を図り魅力的で迫力のある戦闘シーンが展開されました。

剣士、弓使い、銃使い、影法師、霊体、寄生体等のあくが強い登場人物が多い本作だけど、中でも主人公Dの動きは美しく冒頭の登場シーン等はさながら彫刻の様で何度見ても目を奪われます。
ここまで美しさに拘られた作品は少なかったと思うので、当時とても新鮮に感じたのを憶えています。
そしてこういった独特なキャラクター達の派手な戦いが全編で随所にありつつ、同時にシリアスなストーリーを淀みなく進めてくれるので見ていて飽きさせません。

美しい映像と音楽が織りなすドラマと芸術的ともいえるバトルアクション。
それぞれのキャラクターが歩む顛末と哀しくも温かいラスト…と一見の価値がある作品だと思いますから、多くの方に見て頂ければ幸いです。

そうそう個人的にですが主題歌がちょっと雰囲気とそぐわない様に感じましたので、そこだけはお薦め出来ません。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

映像・世界観・音楽の3拍子

2年くらい前にAT-Xにて視聴

2001年公開のアニメ映画。
人間とバンパイアのあいだにできた子供である
主人公のバンパイアハンター「D」が、
あるバンパイアにさらわれた娘を、依頼を受けて救出に向かうという
ゴシック調の世界観のバトルファンタジー&少々ラブロマンス


・本作の良い点
それは映像美に尽きる。と思う。

天野善孝氏がキャラクター原案を務めた繊細で美麗なイラストが、
そしてゴシック調で薄暗い、ダークで繊細、美麗な世界観が、
大概の視聴者の抱くイメージどおりそのまま画面に叩きつけられる。


他にも
キャラクターや武器や馬車、飛んでくる コウモリや化け物たち、
それらが迫力をもって奥から手前に、画面の前にいる視聴者に迫りくる。
アニメーションそのものもセル画制作でありながらヌルヌルと動く。
そういった部分も相まってか本作は
繊細さを持ちながらも、非常にダイナミックな印象を視聴者に与えるであろう。


対象物が奥から手前に迫ってくる時の「音、音楽」これも映像の迫力を強くしている一因だろう。

音はそのまま、対象物が奥から手前に迫ってくればどんどん音が大きくなっていく。
作品中の音楽は迫力とともに緊張感も出している。
これも良い。


映像、世界観、音楽
これら3つの持つ繊細さと迫力。
あくまで私個人の意見だが、本作はこれらが全てだと思う。


本作のシナリオは冒頭で書いたとおりである。
バンパイアにさらわれた娘を、主人公が依頼を受けて救出に向かう。
それだけ。

私個人、世界観と映像は素晴らしいと思ったが
このストレートなシナリオは好きになれない。
そのためシナリオは私にとってプラスに出来ない。

もうちょっと複雑なシナリオだったら私はシナリオも高く評価した。

ただ、前述の通り世界観と映像を見せるアニメだとすれば、このストレートなシナリオで十分なのだろう…


主題歌であるDo As infinity「遠くまで」は本作には曲調が明るすぎて、やや合ってないように聞こえる。
しかし歌詞は割と…?
どうだろう?
個人的には結構お気に入りの曲である。



ダイナミックな映像。
ゴシック調でダークで美麗な世界観。

そういったものが見てみたいという方にはオススメする。
映像・世界観・音楽の3つがうまく絡みあった傑作でした。

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

65.4 2 菊地秀行アニメランキング2位
吸血鬼ハンターD(OVA)

1985年12月21日
★★★★☆ 3.6 (60)
259人が棚に入れました
西歴一万二千九十年、最終戦争後の遥かなる未来の地球は、貴族と呼ばれる吸血鬼が君臨していた。辺境の村ランシルバに弟ダンと二人暮らしの少女ドリスは、小竜狩りの後、吸血鬼に血を吸われた。その吸血鬼を倒さぬ限り、一生呪われた存在になることを恐れたドリスは、一人の吸血鬼ハンターをやとう。名はD、貴族と人間の混血児ダンピールだ。左手は人面。村八分にされたドリスらを夜、農場で貴族である伯爵の娘ラミーカや麗らが襲い、彼らはDの存在を知る。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ぜひリメイクを・・

キャラクター原案が天野喜孝氏というので視聴しました。
が、DVDジャケットの繊細な雰囲気とはまったく別物で、
荒削りな感じの作画にちょっと違和感。
他の登場人物のキャラデザも、
残念ながら個人的には好みではありませんでした。
それでも、物語の内容はなかなか興味深く、
中盤からは惹き込まれました。

舞台となるのは、遥か未来の12090年。
気が遠くなるほどの未来ですが、そのわりには・・・
マカロニウェスタンばりの雰囲気です。
人類は「貴族」と称する吸血鬼達によって支配され、
彼らの「食料源=家畜」として隷属させられているという時代。

永遠に続くはずと繁栄した吸血鬼も、
長い歴史の中で種族的衰退と精神的退廃に陥り、
絶対的な支配者の座から降りようとしていたところ、
反旗を翻した人類から追われる立場となり、
元々吸血鬼ゆえの超絶的な力で人々を脅かすため、、
超人的な能力を用いて吸血鬼を狩る吸血鬼ハンターの力を必要としていた、
という背景をベースに、
「貴族」と人間との間に生まれた「ダンピール」でもあり、
「貴族」と人間の業を負った吸血鬼ハンター「D」の、
孤独な激闘の旅を描いた物語です。

人間を善者と断定せず、吸血鬼側のほうも
ただただ悪者として描いていないところには好感持てたし、
観終えたあとの印象も良かったです。

1985年の作品なので、今ではもう貴重で懐かしい感じのタッチで、
それもまたダークな雰囲気に一役買っていて魅力ではありますが、
この空気感をそのままに、できたら今の技術でリメイクしていただくと、
もっともっと魅力が増し、評価の上がる作品になるのではと思います。

ちなみに、音楽は若かりし頃の小室哲哉氏。
主題歌はTM NETWORKが歌っています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

OVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。

この作品が発表された時代では、伝奇小説として夢枕獏氏と菊池秀行氏の両巨頭がこのジャンルを牽引していた。その後者の代表作と言われるのがこの作品からなる「Dシリーズ」だ。この製品のパッケージでも使われているが、その小説も天野喜孝氏をイラストレーターとして幾つ物のヒット作品を排出してきた。だが、この作品は表紙こそ天野氏だが、現実のキャラデザは天野氏のそれとはかけはなれ(一応近づけようと努力はしたのか)、ストーリーは良いもののOVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。
それを言えば、2,000年に作られた作品はストーリーも新たに選定し直し、キャラデザは言うまでもなく、メイン音声を英語にすると言う大胆な試みまで敢行した。こちらは個人的に好評を博したと感じている。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

OVAとしてはかなり早い時期の作品だったかと

 コレが出た頃って、後のOVA乱発されたカオスな時期では無かったと思うんですよね。
同時期の作品見てみるとラピュタとかアリオンとかの頃みたいですが、あそこら辺の大作と比べちゃいけません、念の為。
確かバイファムとかの芦田豊雄が噛んでた記憶ですし、絵的にも天野義孝感は全くない氏らしい柔らかいキャラなんですが、私は特にダメとは思わなかったですね。ヒロインのドリスの少女らしさは逆に出てた気もします。
個人的には古いOVAの中では好きですね。原作1巻のお話です。
もっとも絵的に今の若い方に勧められるかと言うとアレですが・・・

 菊池秀行ってエロじゃね?と勘違いされてる方いらっしゃるのならば、コレは大丈夫ですのでご安心を。当時の朝日ソノラマからの作品は大丈夫ですので。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

67.7 3 菊地秀行アニメランキング3位
妖獣都市(OVA)

1987年4月25日
★★★★☆ 3.8 (47)
201人が棚に入れました
人間界と魔界の数百年に渡る凄絶な戦いは新しい局面を見せ、休戦協定の時を迎えようとしていた。要人の警護にあたった闇ガードの滝連三郎は、魔界の女・麻紀絵と共に、次々と襲い掛かる殺し屋たちと激しい戦いを繰り広げる──。原作は菊地秀行の同名小説。監督デビューとなる川尻善昭が、バイオレンス色の強いストーリーをスタイリッシュな映像美で描いてみせた。

声優・キャラクター
屋良有作、藤田淑子、永井一郎、青野武、横尾まり、大木民夫、戸谷公次、村松康雄、岸野一彦、安藤ありさ、向殿あさみ、沢木郁也、平野正人
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

激烈!スパイダーウーメンビッグインパクト

菊池秀行原作、川尻善昭監督作品。
人間界と魔界の古きに渡る闘いは新しい局面を見せ、休戦協定の時を迎えようとしていた。要人の警護にあたることになった主人公滝連三郎は、魔界の女・麻紀絵と共に次々と襲いかかる殺し屋たちと激しい戦闘を繰り広げる…。


監督の持ち味とも言えるハードボイルド且つエロティックな演出、摩天楼から漂う妖しさ、気味の悪いグロテスクな魔物、そういった雰囲気や作風は素晴らしい。
1987年製作なので、ちょっぴり古さを感じる所もありますが、暗い中に赤色を巧く取り入れたスタイリッシュな映像は格好良く、光と影の使い方がアニメならではですね。戦闘シーンの血肉湧き踊る激しいアクションも見所です。

物語は単純明快、魔物との戦闘に溢れるエロス、テンポよくポンポン進みます。
上記の通り映像表現に関しては美しさに浸れる確固たるものなのですが、その展開にはもどかしさを感じてしまいました。
この作品、物語には重点を置かず「エロス」を徹底に追求したような生々しい濡れ場が際立つのです。カッコいい戦闘→濡れ場の繰り返しなんですね。

主人公のパートナー、麻紀絵は魔界の女なのに人間を助けているので、同じ種族の魔物達からは裏切り者扱いされます。二つの種族から疎まれる立場であるキャラの苦悩は少なからずあるでしょうし、ワケありなドラマ性が今後語られるに違いない!と思ったら殆ど彼女の過去は語られないのはもったいないなあと。エロに時間かけるのもいいですが、キャラの生い立ちをピックアップして欲しかったですね。
いくらなんでも1日に麻紀絵さんを酷い目に合わせ過ぎです…。
{netabare} 終盤、滝と麻紀絵をくっ付ける為に全部計画していたとかぬかしたじじいの発言。じじいも合わせて上層部たる連中は、魔界の女とはいえ女性を駒としてしか見ていないんだろうか…なんて真面目に考えてしまった。{/netabare}


ファンの方には申し訳ないのですが…暴行シーンに嫌悪感が出てしまった為好きか嫌いかの視点で見ると個人的にはハマれなかった作品です。
しかし劇中登場する敵キャラ、特にクモ女には驚愕しました。ヌルヌル律儀に艶かしく動くその様はまさに蜘蛛そのもの!カサカサやってくるスパイダーウーメンのインパクトときたら、シリアスな場面なのにも関わらず噴飯してしまいました。

「妖獣都市」、川尻監督の演出美やエログロ等語られる方面は多々あると思いますが、私にはクモ女に全部持ってかれた印象です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中二病ガチエロバカアニメ

ぽすれんでレンタル。88分のOVA。
人間の男と魔界の女のエージェントが、人間界と魔界の休戦協定に必要な要人の護衛をするという話。エログロ系だがグロよりエロの方が印象に残る。

原作の事は知らないが、「闇ガード」「バチカン」等のワードでかなりの中二病設定に感じる。ツッコミ所も大量にある。{netabare}マイヤートは超VIPなのに何で護衛が3人だけなのかとか、ジンは油断しすぎだろとか(ジャギ様…)、ソープ嬢が刺客だったのが偶然すぎるとか、ソープ嬢はどうせ殺されるに決まってるのだからマイヤートを道連れにすりゃよかっただろとか、なんで敵が主人公が弾を装填するのを待ってんだよとか、蜘蛛の糸で車横転させずに普通に停車すればいいやんとか。
全て主人公と麻紀絵を結ばせるためのマイヤートの演出ということだろうかw捕まった麻紀絵が悦んでいるように見えると言うマイヤートはナイスツッコミだと思ったw
あと全体的に主人公が隙が多すぎて麻紀絵に助けられすぎだと思った。最後のバトルで活躍するのがマイヤートの爺さんってw主人公はバトルでほとんど負けてるよねw
まぁでも最後はすっきりハッピーエンドで良かったんじゃないかなと。こういうエログロアニメって最後が微妙なのばかりだし。{/netabare}

エロ描写はかなり強烈で、普通の本番だけでなく{netabare}輪姦や〇ープランドのプレイまで描いている(永井一郎さん…)。クモ女の〇〇〇はOVAでもこれアカンやろ…と思ったが、{/netabare}昔はいい時代だったなと。

80年代の作品なのでセリフやキャラデザや演出が凄く古いけどこれはしょうがない。丸山正雄さんが現役で設定制作している作品だからそりゃ古いよな。音楽はいいと思ったけど。
作画はとても良く、バトルシーンはぬるぬる動く。クモ女の動きは笑った。これをセル画でやってるんだから凄い。

声優陣は超豪華で満点以外つけられない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

首都の闇に蠢く……菊池秀行氏のエロ、グロ、バイオレンス。

菊池秀行氏の原作小説『闇ガード』シリーズは未読。

とにかく情け容赦ない描写が特徴的な本作。
都市に蔓延る欲望、あやかしを思う存分描き切ろうという菊池氏の信念。
その良き理解者である盟友・川尻善昭監督がリミッター控え目で映像化。

美女がいれば陵辱せずにはいられず、
人体はパーツごとに分解して変形、怪物化させずにはいられず、
それらを爪で切り刻んだり、銃で吹っ飛ばしたりせずにはいられない。
さらに魔性としての女の魅惑(※著しく男性目線w)がスパイス。

吹き荒れる暴虐の表現が快楽主義の体現たる“魔”の存在に嫌というくらい説得力を持たせています。

ここまで表現を振り切りながら、シナリオがちゃんと展開し、
着地している所が、原作者の豪腕を感じる部分です。
少なくとも見終わったあと俺はエロ目当てで見たのではない。
このエロもちゃんと必要だったんだ。
と無理矢理開き直ることができる程度には、着地が決まっていますw


登場人物ではジュゼッペ・マイヤート(CV永井一郎=磯野波平)が印象的。
とにかくしょーもないエロじじぃで、{netabare}護衛してやる言うてるのに、
ホテルを抜け出して風俗に行きたいと駄々をこねるw {/netabare}
こやつに比べれば、亀仙人のパフパフなんて可愛いもんですw


菊池氏を信奉する表現者は多く、例えば虚淵玄さんもその一人。
虚淵氏の脚本作品にて、路地裏で魔法少女が殺し合ったりするのは、菊池氏の影響でもあるとかw

本作は現代にも連なる毒の系譜。その一端を垣間見ることができる快作。

あっ……ひっじょ~~~にアダルトなアニメなので、お子様は見ちゃダメだよんw

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

64.8 4 菊地秀行アニメランキング4位
魔界都市<新宿>(OVA)

1988年10月25日
★★★★☆ 3.6 (28)
93人が棚に入れました
2030年、魔物の巣窟と化した新宿では、魔道士レヴィー・ラーが地球連邦首席の暗殺を企んでいた。首席の娘・さやかと出会った少年・十六夜京也は、父親ゆずりの「念法」と木刀"阿修羅"を武器に宿敵ラーとの闘いに挑む。原作は、SFホラーの第一人者・菊地秀行のデビュー作。『妖獣都市』に続いて、二度目の菊地作品のアニメ化を手掛けたのは、川尻善昭。作画監督には恩田尚之を起用。

声優・キャラクター
堀秀行、鶴ひろみ、小林清志、頓宮恭子、永井一郎、屋良有作、銀河万丈、青野武、阪脩、向殿あさみ、龍田直樹、掛川裕彦
ネタバレ

入入 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ぶ、

新宿で魔物とバトル/感想 {netabare}初っ端からトンでもねー規模のド派手な災厄が新宿を襲う。物語の舞台となる「魔界都市新宿」の誕生である。この大胆な展開には面食らった。いや玉ゲたねオレは。「最初にこんだけ派手にやっちまったらラスト厳しくなんじゃねーかな~」と心配になった程であった。でそのラストである。大苦戦の末に復活を遂げた主人公は、なんと一撃で敵の大将をブッ倒してしまうのであった。これにはやや拍子抜けではあった。だが、主人公にアレくらいの圧倒的な強さがなけりぁ、あのバケモンが倒せるワケが無い。何つっても相手は新宿区を丸ごと無理矢理地盤沈下させてしまうような過激な男なのである。だからあの終わり方でよかったのだ、と都合良く解釈してその辺はテキトーに処理した。走行中の電車が瓦礫に突っ込んだ際、電車の下に張り付いていた主人公は何故無傷だったのであろうか。電気代はどこの誰が負担しているのであろうか。とかそういうトコロをツッコンではならないのであった。もはやあの地は半分魔界と化しているわけだから、人間界の常識など通用しないのである。ところで、メフィストというキャラが良かった。彼は極めて切迫した状況下でも常に冷静な思考を保ち続けるデキる男。さらには大変に美しい顔立ちの持ち主でもある。清潔な身なりと気品漂う身のこなしの他、頭脳明晰にして喧嘩もすこぶる強いときた。肝が座っており、土壇場で見せる判断力の高さには目を見張るモノがある。負け無しで非の打ち所の無い男。激戦の最中でも表情を崩さない。口数も少ない。もはや "オーラ" が違う。こういった「デキる人物」を「ディスる」ことで、我々は「ひがみ根性丸出しな己の狭量を知る」ことにもなるであろう…、つーかまぁこういう美形でキザなキャラをギャグ抜きで描ききれる川尻監督の技量に、冗談抜きで深く敬服した次第である。とまぁそういう具合に、{/netabare}玉ラねえムード全開でoreのハートを熱く魅了してくれた作品であった。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

魔界都市シリーズの原点の物語

原作既読 80分

AT-Xで放送していたので観てみました。
お話は、新宿区のみに起こる大地震で新宿は壊滅的な大打撃を受け孤立し、魔物や無法者たちが集まる場所としていました。その諸悪の元凶、魔道士レヴィ・ラーを倒すためその新宿に向かう「念法」を使う高校生 十六夜京也とヒロイン ラマ・さやかの物語です。

菊池秀行さんの原作(吸血鬼ハンターDなど)でデビュー作品です。その後菊池作品に出てくる魔界都市やキャラ(メフィスト)や念法などの原点になっている作品ですね。
1988年と古い作品ですが、作画は今とそんなに遜色ありません。もちろん手法はさすがに古いですが、そこまで気になりませんでした。

お話も80分とという短さでよく纏まってましたね。ただ唐突なところやあっけなさなどはありました。

魔物も出てきますが、吸血鬼ハンターDよりおどろおどろしくありません。
Dで菊池作品を好きになった方は原点を見るのに良いかも知れませんね。
ライト感覚で観れる作品だと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22

ウィーハウック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

原作知らなくても・・・

この人の作品、他に妖獣都市しか見たことないけど、正直妖獣都市の方が面白い。

原作知らないけど、だいぶ端折ってるはず、話の進みが早すぎる。
内容としては悪くない、「超能力を持つ主人公がお嬢様を守るため、そして親の仇を取るために悪い奴をやっつける」簡単に言うとこんな感じ。

声優は堀秀行さん、屋良さん、鶴さん、青野武さんなど、今では超が付くベテラン組、まあ時代だよね。

この作品は原作者である菊池秀行さんのデビュー作、この人の作品は他の作品との共通点(登場人物や設定が同じ)がある(らしい)というか時代が繋がっている(らしい)。
主人公達を助ける役でメフィストというキャラがいるが、この人が主人公の作品があるらしい、なので原作やそのスピンオフ作品を知っている人にとっては良い作品なんだろうが、知らない人間からすると正直微妙、まあ上述した通り理解はできるからいいんだけど・・・

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

60.9 5 菊地秀行アニメランキング5位
風の名はアムネジア(アニメ映画)

1990年12月22日
★★★★☆ 3.3 (17)
82人が棚に入れました
199X年、ジープでアメリカ大陸を旅しているワタルは荒廃した夜中のサンフランシスコを走行中に言葉を聴く。そこへ向かうとガーディアンと呼ばれるロボットが記憶を無くした人間の集団を殺していた。ワタルはガーディアンと対峙し窮地に陥るが別の声が聞こえ、その指示通りにガーディアンを撃ち抜く。ワタルはその声の主であるソフィアが自分以上の知識を持っていることに驚き、アムネジアの風が吹く前後のこと、大男との対決とジョニーとの出会い、現在世界がどのような状況に陥っているか、ジョニーとの別れと旅立ちなど、これまでの経緯をソフィアに語り始める。ワタルとソフィアは共に旅をすることになったが、ソフィアは目的地のニューヨークまでに新たに仲間を作れるかという賭けを提案。理由は定かではないが、ワタルはそれに同意する。

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原作とは違う展開も

タイトルはネタバレですけど、ネタバレはしないレビューとなります。

作品の肝は「記憶を失った人類がどうなるか」。
アムネジアとは健忘の事で、世界中の人間が一斉に記憶を奪われた世界を旅する少年ワタルと謎の美女ソフィアが、様々な人々に出会って紡がれる物語です。
この物語で面白いのが、全世界に同じ「アムネジアの風」が吹くのですが、風を受ける側は同じ状況ではないという点。
老若男女、生身、病人、一部機械、機械そのもの、等という色々な状況あり、それぞれ事件後に変化している所が面白いです。

キャラクターデザインは地味でそこそこ。でも声優陣は豪華かな…
(そもそも言葉を話せるキャラが少ないんですけどね(苦笑)
作画は当時としては頑張ってるというレベルですが、それなりに動きますので悪くないと思います。

状況描写やストーリー展開は菊地秀行さんの原作と違う部分もあるが、原作がシビアな描写の多い作品なので、「映像化するにあたり仕方のない範囲での改変かも」と感じました。
古いですし少しキツイ描写もある作品だけど、SF好きなら見てみる価値はあるかと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アムネジアと言ったら・・・

人類が記憶を失ってしまった荒んだ世界。
そんな中で人はどう生きていくのか・・・

軽くしか内容は覚えてませんが、雰囲気はかなり好きな作品でした。
退廃的な世界観・人の本質を探るテーマには一昔前の正統派SFらしさがある。
SF特有の難解さは全くないのですんなり見れると思いますが、なかなか濃厚な味わいがあります。
雰囲気はやや暗めだけど、硬派でガチガチなSFではなく意外とハートフルな良作。
旅をしていく中で人の真の姿、可能性というものを見つけていく・・・そんな話だっただろうか・・・
いまいち印象が微妙なのは、ちょっと尺が足りてなかったせいもある。
綺麗に話は纏まってはいるし、一つ一つの話を見ればかなり良い話なのだけど
複数のエピソードを詰め込んだせいでやや駆け足気味である:・・・そこは残念だったが仕方がない。
ラストは何故かエロティック(笑)で不思議な魅力があった映画であります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

ウィーハウック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

荒廃した世界で

アニメ映画、原作は小説。

ほとんどの人間がすべての記憶を無くした世界で偶然記憶が戻った少年と謎の美女の旅。

それなりに面白かったが、移動中のことなどがあまり描かれておらず訪れた拠点(?)も最初の町をいれると4つ程しかない、まあ1時間半で描くのだからしょうがないが、TVアニメでやってもよかったかな。

最後、謎の美女ソフィアとのセックるシーンがあるけど喘ぎ声ないしクるものはなかったなぁ、どっちかと言えば途中に出てくるスーの乳首の方が良い。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

計測不能 6 菊地秀行アニメランキング6位
ダークサイド・ブルース(アニメ映画)

1994年10月8日
★★★★☆ 3.1 (8)
20人が棚に入れました
人気小説家・菊地秀行と漫画家あしべゆうほによる同題コミックをベースにした伝奇アクション劇場用アニメ。主人公ダークサイドの声は宝塚出身の旺なつきが演じた。世界を牛耳る大企業ペルソナに狙われたテロリストたちは、魔界都市・新宿へ逃亡。町の不良グループ・メシアはテロリストの達也をかくまう。だがやがてペルソナの刺客アサシンが達也を殺害。彼に想いを寄せていた女性セリアは謎の青年ダークサイドによって闘争心を目覚めさせられる…。
ネタバレ

大滝政人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

続きが観たい…

最初に言っておきますと、
お話そのものは完結しません。
ですが、とても魅力にあふれた作品です。
分類的には雰囲気アニメでしょうか。

あらすじは…
舞台は近未来で大企業が世界の9割を管理していて、
1割の一角である東京でテロリスト(反乱軍)が戦う感じ。
と言っても本筋は、これからってところですけど。

強化人間や超能力者、魔術?とか出てきますが、
これらがケンカせず不思議とマッチしている世界観でした。
がっつりバトル物ではない事も作品的・私的に良かったです。
あとは多少のグロありなので苦手な人は注意ですね。

全体的に画質が良く安定したアニメです。
音楽も渋くて良いですね。

ちょっと私的に残念というか不満をあげると、
主人公がサブな感じな事と、
少年が片鱗すら見せずに終わる事だぁ。
(一応、見せてるといえば見せてるが)

激しく続編希望なんですけど、
1994年という事なので絶望的ですかね…。
漫画を読むしかない様です。

一番の魅力は主人公なので、
最後にネタバレっぽく書いときます。
{netabare}
少々スラムった新宿歌舞伎町の別名から拝借し、
そのまんま、ダークサイドと名乗る黒ずくめの男。
なんだか首無し騎士のイメージが頭をよぎりました。
『闇』というものを極めており、
人々の心に巣くう闇から介抱させている模様。
幻覚を見せてトラウマを取り除く精神医師…という訳ではなく、
その闇に良くも悪くも意味を持たせる感じでしょうか。
その行為を本人は『修正』と言っている。
あきらかに現実世界に直接、力を及ぼしてる場面もあるので、
ざっくり言うと闇能力者?なのだろうか…。
私的にはダークサイドではなくダークマスターと呼びたい。
原作を読んでいないので的外かもしれませんが、
アニメを観た感想という事であしからずです。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

ウィーハウック さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

前後関係が分からん

アニメ映画。
菊池秀行先生の作品でまともにアニメ化された作品あるんけ?

大まかな背景は理解できたけど、ダークサイドは何者?しかも敵のボスがまともに顔出てないし、カタリは味方なの?最後不気味に笑ってたけど・・・

ダークサイドの声の人誰だ、ボソボソすぎて何言ってるのかわからん。

乳首出しが最初の拷問だけってのも悲しいなぁ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0
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