裏社会で警察なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの裏社会で警察な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の裏社会で警察なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.6 1 裏社会で警察なアニメランキング1位
黒執事 Book of Circus(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (489)
2788人が棚に入れました
街を賑わすサーカス団。しかし、彼らの移動とリンクするように街では子どもたちが消えていた。調査のためサーカス団に団員として潜入した、セバスチャンとシエル。そこで思いがけない人物…に遭遇する。サーカス団の隠された目的とは!?

声優・キャラクター
小野大輔、坂本真綾、宮野真守、高垣彩陽、甲斐田裕子、岡本信彦、寺島拓篤、泰勇気、新谷真弓、小柳良寛、三上哲、東地宏樹、梶裕貴、加藤英美里、藤村俊二、杉山紀彰、KENN、福山潤、立花慎之介、安元洋貴、田村ゆかり、遊佐浩二、矢作紗友里、諏訪部順一、菅沼久義、木村良平、前野智昭

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPもEDもいい出来でした。

 私が唯一危惧していたのは、
 「Book of Circus」が、
 2期の最終回後のストーリーであるか否か?

 原作の方は知りませんが、
 アニメは2期で完全に完結してしまっているので、
 いったいどうなることかと心配していました。
 が、全くの杞憂でした。

 黒執事という作品の魅力は、
 極論すれば、
 セバスチャンとシエルの関係性、
 「愛」にも似た濃密な主従関係にのみある。
 そして、この主従関係は、
 絶妙なバランスの上に成り立っているのである。

 穢され凌辱されたシエル・ファントムハイヴの魂。
 穢され凌辱されたにもかかわらず誇り高く高貴な魂。
 穢され凌辱されたからこそ黒く輝く高貴なる魂。
 そんな魂の虜となった悪魔。
 そうやって成された悪魔との契約。
 悪魔は、その極上の魂を喰らうために、
 それを口に運ぶその瞬間まで、
 その魂を慈しむように守り続ける・・・

 この前提のもとにストーリーが展開されるのであれば、
 それだけでもう大丈夫。
 19世紀のイングランドっぽい世界で繰り広げられる、
 ちょっと危うい二人の活躍を楽しみましょう。

 追記
 かなり胸糞悪くなる話です。
 心してご視聴されますよう。
 
 
 
 
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

世界観がかなり好き!

黒執事は三期から見ましたー。
原作も借りて読んでたからいいかなーって。
でも見てみて思ったけど、けっこー忘れてました自分。
こんなんだっけ?ってなるところがかなりありました。
やっぱり自分で買おっかな全巻。
黒執事チョーおもしろいし。

とりあえず感想、、、短っ!
てっきり2クールやるものだと。
と言っても「サーカス編」だけではそんなには無理ですか。

使用人vsサーカス団は原作でも好きなところ。
1話とは雰囲気の全く違う使用人の戦いっぷりはとても気持ちのいいものでした。

声優さんも豪華だと思いました。
とくにじゅんじゅん面白すぎwwまぁ、少しいらっときたけどww
そういうキャラだからしゃーないかww

ovaの方も楽しみです!が、個人的にはゾンビのところもアニメ化してほしいと思ってます。
なぜなら、俺のエリザベスが活躍するから!
四期期待してます!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

えっ!? ラストの手袋の早着替えは・・・

枢やなの漫画作品『黒執事』を原作とした作品で

第三期とのことで全10話です。原作未読。


第一期、二期とはストーリーや設定の一部が直接的に繋がって

いないため、シエルやセバスチャンもファントムハイブ家で

暮らしており、女王の番犬として活動している。


第一期、二期は視聴していませんが先に述べているように

一部繋がっていないこともあって、さらに第一話が丁寧に

作られているようだったのですんなりと入り込めて楽しめた

と思います。

最初の数話は前置きといった感じで、シエルやセバスチャンの

存在そのものを説明しているようでした。

これが彼らの世界で彼らがやっていることなのかと最初に思わ

せてくれたのでこれも前の作品、原作を未視聴でもすんなり

入り込めた要因の1つだったように思います。


その後、本題のサーカスの話になっていくのですが

一部死神となんたらかんたらの所は今までの話等がいるのか

よく分からない感じがしました。でもそいつとの絡みは当人たちは

ピリピリしているのだろうけれど、見ているこっちは

ギャグ的に見えて面白かったです。


そこからどんどん重たくなっていく感じがして、グロイ部分も

出てき始め真実に向かって少しずつ近づいていくので

サーカスの後半は固唾を飲んで見てしまいました。

ENDはバットだったりノーマルだったりといろいろ意見の分かれる

感じでしたが、私はこのどう取れるかが分かれてくるという所が

それでいいんだと思いました。

それからあの手袋は・・・


OPはシドさんでしたが、このアーティストも別作品で知って

いたのですが、あんまり他の作品で出会わなくて

うーんバリエーションが増えないなぁと思っていましたが

ここで出会えてこの雰囲気、この感覚がやっぱりいいなぁと

改めて思えた曲でした。


タイトルや妹の評判から女性向けな作品なのかなと思って

いましたが、全然そんなこともなく勝手な先入観をぬぐい去って

いき、楽しめた作品でした。

◆個人的点数評価 78.764点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

78.7 2 裏社会で警察なアニメランキング2位
Phantom ~Requiem for the Phantom~(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1089)
7156人が棚に入れました
犯罪組織・インフェルノの暗殺者・ツヴァイは、ファントムの称号を持つインフェルノ最高の暗殺者・アインと共に、与えられたミッションをこなす日々を送っていた。実はツヴァイは平凡な日本人旅行者だったが、インフェルノの幹部・サイス=マスターに暗殺者としての才能を見出されて記憶を消去され、インフェルノに取り込まれていたのである。ツヴァイを暗殺者として養成する際、サイスは思考能力が失われるほどの激しい訓練をツヴァイに課し、彼を完全な組織の奴隷として育て上げようと目論んでいた。しかし、サイスの知らないところで、ツヴァイは運命の力に負けない意志を取り戻す。サイスの目を盗み、彼の上司であるクロウディア・マッキェネンがツヴァイの耳元で「君は組織の奴隷と思ってはいけない」とささやき、自由な生き方が残されている可能性を示唆していたのだ。自分が本当は何者なのかも思い出せないながら、ツヴァイは心の奥底で組織の奴隷ではない生き方を模索し始めた。

声優・キャラクター
高垣彩陽、入野自由、沢城みゆき、久川綾、千葉一伸、渡辺明乃、千葉進歩、志村知幸、保志総一朗

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あなたのいない世界に私は生き残りたくない。

なんだかちょっと重めのアニメが観たい。
そう思い皆さんのレヴューを参考にこの作品を選びました。


シリアスな内容で全26話ほぼ笑いなんてなかった。
突っ込みどころは多々ありましたがっw(マグワイヤのお風呂とか・・っw)

サイスにより記憶を奪われ教育され暗殺者に
仕立て上げられてしまったアイン(後に→江蓮)とツヴァイ(吾妻 玲二)。
インフェルノという組織の最高の暗殺者に贈られる「ファントム」の称号を持ち
ファントムとして暗殺業をしていきます。
めちゃくちゃ強いコンビ♡

派手なシーンとかは特になく静かに淡々と展開していくストーリーなんすが
不思議と地味におもしろくて、続きが気になる気になる・・。

後半舞台がツヴァイの故郷日本へとなりますが、
個人的には海外での舞台のが楽しめたかなーと思います。
ツヴァイは制服よりホストみたいスーツのが似合うっw
普通にイケメンだと思いました。

※これより下は名前で呼びます。
アイン→江蓮
ツヴァイ→玲二

途中から登場する少女のキャル。
(ツヴァイと離れたのちサイスによりドライという名になりファントムになります。)
キャルの2年後の成長した姿にはびっくりです。
2年であんな小さい子がこんなミラクル美人になるのか・・。
憎しみを抱えてましたが笑って最後を迎えられてよかったと思います。


江蓮と玲二がお互いをお互いが必要としてる2人の雰囲気好きです。
最後に江蓮の故郷へ2人で行けてよかったです。
そこで玲二が終わりますが・・
良かったバッドエンドだったんじゃないでしょうか。
ただこの先の江蓮を勝手に想像すると胸が痛みます。


ですがとても私は楽しめた作品でした。
年齢設定どうなってんの?って途中からすごく気になりだしました^^;
が、置いておきます。
全26話で観る前はちょっと長いな〜とは思ったものの
観始めてハマったらあっという間ヽ(*´∪`*)ノ"
観てよかったと思います。
重めなアニメ!そんな気分な時はぜひっw

読んでくださりありがとうございましたヾ(●´□`●)ノ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「うん、良い、良いのだが……」と、どうしても否定形がぬぐえないアニメ

原作未プレイ。

自分が何者か、どこから来たのか、何も思い出せない主人公。
分かるのは、ただ「生き残る能力が高い」ということだけ。
ツヴァイと名付けられた彼は、帰る場所もなく、インフェルノと呼ばれる組織の「最強の暗殺者=ファントム」として育て上げられることになる。


まず最初に言うと、徹底的に救いのないアニメです。
ハッピーな物語を望んでいる人には向いていません。

では、どんな人向けかというと……。
ちょっとその前に解説。

まず、演出面から。
銃撃戦がメインの作品なので、銃についてはかなり細かな描写がされています。
銃を使ったアクションや、暗殺のテクニックの見せ方は実に丁寧。

しかし!

ファントムというのは「最強の暗殺者」のはずなのですが、正直、強さがよく分かりません。
無茶な場面を余裕顔で切り抜けたかと思えば、話の都合のためには、一般兵にも簡単に撃たれます。


次に音楽。
メインテーマの「KARMA」は、かなり良い曲ですし、物語の雰囲気に合っています。

しかし!

途中で流れるBGMは何だ……。
BGMの中に「あえぎ声」が入ってるんですよ、雰囲気ぶちこわしです。


そして、キャラクター。
主人公のツヴァイには記憶がありません。
それをサポートするアインという人物にも記憶がありません。
そして、二人とも感情を表に出さないように訓練されています。

これが何を引き起こすかというと……感情移入不可能です。
むしろサブキャラクターの方が引き立っており、主人公が誰か分からなくなります。


最後に、肝心のストーリー。
全体的な雰囲気や、場面場面の見せ方は素晴らしい。
先が読めない展開も見所です。

しかし!

これはおそらく原作重視のためでしょうが……詰め込みすぎです。
肝心なシーンも、どうでもいいシーンも同じような尺で描く。
これでは、どこが話の中心なのか分からなくなってしまいます。
{netabare}
あれだけ盛り上げたインフェルノの活動はどこへやら。
途中からは、完全にファントムと梧桐組の物語になっていますね。

結局、マグワイアは脳みそお花畑だったし、最後の敵が変態仮面のサイスマスターってのは……。
{/netabare}

……と、だめだししまくりましたが、一つ一つのクオリティは高いんです。
26話を一気にみせてしまうだけの力は持っています。
ただ、原作知らずとしては、見てるときは楽めるけど、振り返ってみるとツッコミどころ満載。
食材は高級なのに、料理人が素人だったって感じです。


・細かいことを気にしない
・感情移入スキルが高い
・ガンアクションが見たい
・救いのない鬱展開が見たい

このうち3つ以上当てはまっている人にお勧めです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 56

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

運命に翻弄されても抗い続けた暗殺者の物語です^^

裏社会の組織インフェルノ・・・このインフェルノが養成した最高の暗殺者に贈られる称号が「PHANTOM」・・・このPHANTOMの言葉の意味と同じ「この世に存在しない幽霊」として・・・人を殺めることしか生きる術がない・・・この作品は2人目の暗殺者を養成するところから物語が始まります・・・

この組織では、最高の暗殺者を作り出すため、その人物の意志・欲求・心理を滅失させる・・・或いは増幅させる事で、従順さや人を殺める気持ちを高めているのですが・・・
ノンフィクションの作品なので、実際には有り得ないのでしょうけど、PHANTOMから溢れ出る雰囲気から、養成方法と結果に思わずリアリティを感じてしまいました^^;

本作品の主人公は吾妻 玲二(あずま れいじ)・・・彼が2人目の従順な暗殺者・・・まるで奴隷のような生き方に染まっていく筈でした・・・

でも、彼は奴隷ではなく人間として生きる方法を耳にするのです・・・
「殺し屋として生き方は強要する・・・けれど、駆け抜けるスピードは自由・・・」
リアルに置き換えてみると、「私達って、誰かが敷いた線路の上を進んでるだけ・・・だけど、その進み方は自分次第」と考えると、とてもアグレッシブな名台詞だと思いました・・・^^;

この件をきっかけに、彼の模索が始まり・・・波紋が広がっていき、物語も急展開を見せます。

この作品には、江漣(エレン)とキャル・ディヴェンスという2人のヒロインが登場します。性格も立ち位置も異なる2人が主人公に与えた影響も、この作品の見どころだと思います。

彼は人を殺めることに躊躇います・・・けど、そこでしか生きていく場所がありません・・・この場所にいては得られないものを望んでいる自分に気付き・・・葛藤します・・・
でも世の中はそんな彼の葛藤は待ってはくれません・・・優しさと強さを持ち合わせていても、自分で出来る事に限界がある事を時には見せつけられながらも・・・彼は自分の進む道を選択していくのですが、感動の展開でした・・・^^;

そして、しっかりと練られたストーリーに沿って物語は進んでしくのですが・・・終盤は、アッと驚く展開でした。
あのラストシーンは賛否両論あるようですけど・・・私は賛否両論あるのに納得です^^;
ゲームのエンディングに合わせているから・・・??? 続編のプロビジョンがあるから・・・??? 

私の中でもモヤモヤが消えていないのですが、私はどちらかというと賛否の「否」側の印象を持ちました。
ラストシーン以外は、とても良かったのに・・・と思うとちょっと残念な気持ちです^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

75.9 3 裏社会で警察なアニメランキング3位
闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (824)
4167人が棚に入れました
昭和33年。チキンランで生き残った少年・赤木しげるは初めて打つ麻雀でも異才を発揮し、ヤクザ相手の勝負に次々と勝利を収めてゆく。なかでも盲目の雀士・市川を破った夜は伝説となる。昭和40年“神域”と称され、天才の名を欲しいままにするアカギは、権力を利用して巨大な富を築いた怪物・鷲巣を狩るため、生き血を賭けた大勝負に挑む。

声優・キャラクター
萩原聖人、小山力也、玄田哲章、中田浩二、高木渉、田中秀幸、風間杜夫、古谷徹

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これは名作ですよ・・・完結すれば゚。(*^▽^*)ゞ

■『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』ってどんなアニメ?( ^ー^ )/圜 一発自摸!
「逆境無頼カイジ」でお馴染みの福本伸行さん原作の作品!
裏社会に彗星のごとく現れた天才『アカギ(赤木しげる)』が数々の伝説を築き上げていく姿を描いたストーリなのです♪
僅か13才で賭博麻雀と出合い、その才能故に数々の勝負を請け負うことになっていくのです!
 
 
■総評
福本作品「カイジ」よりも前にアニメ化された作品なのですね♪
本作品もカイジ同様に人間の内面を緻密に描いた心理描写が絶妙で、対戦相手との命を賭けた心理戦が最大の魅力だと思います(*^-^)
ナレーションはガンダムのアムロ役でおなじみの「古谷徹」さんがキャスティングされているので、カイジよりも静かで落ち着いた雰囲気で緊迫感を醸し出していますね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
また、「カイジ」は強運を引き寄せる才能に長けているのに対して、「アガギ」の場合は、危険察知能力、洞察力、判断力等が常軌を逸している程に長けているのです。
「死」に対して恐怖も未練もなく冷静沈着に相手の心理を読み、相手の戦意をなくすように完膚なきまで叩き潰すことから『悪魔』と呼ばれるほどなのです♪
 
とにかく麻雀を少しでも知っている方なら、ちょっと見ただけでのめり込む事間違いなしだとおもいます。
超心理戦のアカギ伝説の数々は何度見ても色褪せる事のない名作だとおもってます♪
 
最後に残念なのは、鷲巣麻雀編が原作がまだ完結していないので、その影響でアニメの方もとっても中途半端な所で終わっている点なのです・・・Σ(^∇^;)えええええ~
1クールも使った鷲頭麻雀編・・・早く続きが見たいんですけど( #` ¬´#) ノコラ!
 
おわり!v(´ー`)o圄圄圄回回回圀圀圀囚囚囚團團o パタリ
 
 
2011.10.23・第一の手記

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「強さ」とはこういうものだ

「カイジ」で有名な漫画家の福本伸行。
そんな彼を代表する、ギャンブル漫画のアニメ化です。
原作はアニメ化された部分までは既読です。

福本作品の醍醐味は、独自のゲーム性、そして細かな心理描写にあります。

カイジの場合は{netabare}「追い込まれたときの強さ」{/netabare}が魅力ですが、このアカギは「天性の強さ」が魅力。

才能、行動力、発想力、冷静さ、それに加えて、ここ一番での運……。

そんなアカギが、その道の「プロ」相手に、どんなに作戦を立て、どのように相手を揺さぶり、どう勝負を運ぶか、そこが見所です。

「そんな作戦を取るなんて信じられない!」というような、とんでもない発想で、相手を出し抜き、追い込んでいく様はまさに快感。

そんな福本作品の、独特の絵柄、そして、空気感を忠実に再現しています。

作品内でいくつも「ゲーム」が存在しますが、まだまだ未完のストーリー。
原作の連載ペースに、アニメが追いついてしまったのがなんとも残念です。


そろそろ年越しですね。
家族で過ごす方は、独自のゲームを作って、命がけの一家団欒を楽しんでみてはいかがでしょうか!

……私は遠慮しておきますが。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真剣勝負というものは技量にかかわらずいいものだ、決する瞬間互いの道程が花火のように咲いて散る

点数計算もよくわからないし役もうろ覚え、そんな残念脳の自分ですが
岡目でも何となく伝わる勝負の駆け引き、緊張感、
さらに運が大きく作用するゲームで勝負を決する分水嶺を作者がどこに置いているか
そんな勝負ごとに対する作者それぞれの美学、哲学みたいなのが
うかがえて麻雀に限らずギャンブル物は好んで見ちゃいます。
{netabare}
麻雀というゲームは運の要素が強く例えばスポーツものなどにある
練習や積み重ねといったものがあてになりにくい
(まぁそんな中でも強い人はいるわけでそんな人がいわゆる玄人なわけだが)
とにかく不確定要素が多すぎるなか自分の判断を信じるメンタリティが要求されるわけで、
しかも今作では一回の勝負で大金が動き後々の人生まで大きく左右されるゆえ生じる
ひりついた緊迫状態とそんな重大事を水物であるのギャンブルで決めるという
矛盾、だからこそ躍起になざる得ない極限まで圧縮された時間
不条理が生み出した特異な空間。

それに主役のアカギ本人の根本の部分から
強い心、鋼の精神が引き寄せる謎めいたカリスマ性と牽引力
そんな諸々が融合し刹那的で破滅的ですが思わず
魅入られてしまう招き寄せられてしまう妖しい魅力を形成してると思います。


作画は常に暗めの色調、BGMも一貫して緊張感のあるシリアスなもので
光の当たらない深海の世界でのやりとりみたいな世界観を形作る好アシストになってるし
何よりナレーション、ガンダムのアムロ役で有名な古谷徹さんですが見物人が説明したりすると
緊張感が削がれ冗漫になってしまうであろう所を張り詰めた空気を保ったまま的確な状況説明
ベテランの仕事、たっぷり堪能させていただきました<m(__)m>
それにアカギ自身は戦略を組み立てているだろうがそんな独白をあえてカットする
ワンピースのルフィでもそうですがそうすることによって偶像性を高めてますね
(ニセアカギは頭の中でごちゃごちゃした確率を計算してる演出だったのでそこらへん対照的ですね。
彼もそれなりに優秀だったが魑魅魍魎がうごめく世界ではそれでは足りなかった、恐ろしい世界です)
時に絶体絶命な場面でもガタガタ騒がず身を削ることも厭わないブラフで流れを引き寄せる
黙って行動や背中で語る、かっこいい男はそうでなくちゃ。

あ、でも浦部戦の後でアカギは自分の手の内を明かしてたか、でもあそこは
このアニメの総決算ともいえるシーンで即ち人を観て癖を見抜きその裏に罠を隠せ
その理念があったればこそ代打ち矢木戦で小技を仕掛け迷いを誘う
こすいやせた考えを逆手に取り今度は自分がハメられる側だと思い込ませ勝負から降ろす
市川戦では合理的打ち回しの陰に牙を潜ませたった一筋の細い勝ち筋に狙いを絞り
喉を食いちぎる、浦部戦ではそれに加えて自分の情報を悟られないようにし
浦部自身の経験に頼らざる得ないよう誘導する
100%のオカルト麻雀ですがだからこそ色濃く炙り出されるアカギの活きた理、そして

圧倒的・・・悪魔じみた・・奸計っっ・・・!


勝負の中で避けようもなく晒されるその人の
奥底に息づく地金を看破する、なんだか
ハンターハンターでメルエムがそんなこと言ってたような気がします、
多面張の待ちの計算すらもたつく前提すらおぼつかない自分にとっては
雲の上のレベルですが何事も天上の域に達すると同じ結論に至るようですね
とにかく勝負事に関しては王と同等の境地のアカギさん
マジぱねぇっす

全編を通じて感じたことはなにより自分の頭で考え続け思考回数を重ね対策を練る
万物に通じる道理を刹那的快楽の極地
ギャンブルの世界で出会えたのは何とも不思議な心地でした。
しかしまぁそんな芸当を方程式が通じない、変わり続ける状況の中で人相手に
やってのける憑依するほどの洞察力と判断力、いやはや憧れちゃいます。

一番好きなシーンは一話の南郷に取引を持ち掛けるとこです
あそこは漫画ではもうちょっと詳しく描かれていて厄介ごとを
避けるためアカギを引き渡そうとする寸前なとこだったんですが
頼れる人が誰一人いない、それも本人が一番ひやひやする
そんな状況で取引の材料を用意する、独力で道を切り開く真の意味での
無頼。

タイトルにある言葉はこのアニメにも通じるものがあると思い
幽遊白書から引用させていただきました。厨二乙

あ、鷲巣編は・・・色々あるけどやっぱり適切な長さって大事だね(/・ω・)/
あと南郷さん借金背負ったダメ男で途中でフェードアウトするのにキャラ濃すぎませんかね・・・{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

67.0 4 裏社会で警察なアニメランキング4位
マイホームヒーロー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (186)
506人が棚に入れました
「47 年間、一度も刑法を犯さずに生きてきた。だけど、今日から殺人鬼だ。ああ……」 人が人を殺してしまうとき、一体どんな気持ちでいたのかを、しがない会社員、47歳の鳥栖哲雄は、ふつふつと煮えていく死体を前に思っていた──。 さかのぼること、わずか数時間前。哲雄は、反抗期の娘・零花に煙たがられながらも、愛する妻・歌仙と共に、彼女の成長を誰よりも願い、日常を送っていた。 ある日、哲雄が一人暮らしを始めた零花を訪ねると、その顔に殴られたようなアザがあることを見つける。問い詰めても零花は答えない。意を決した哲雄は零花の家に忍び込み、クローゼットに身を隠す。 そこで目にしたのは、零花に手を上げた“半グレ”彼氏・麻取延人。さらに延人は元カノを殴り殺した過去を持ち、ヤクザと共に、零花を貶める“ある計画”を進める超危険人物だった──! 「零花だけは守らなきゃ。たとえ僕たち夫婦に、最悪の結果が訪れても……‼」 愛する家族のため、“ただの弱いおじさん”は、裏社会の猛者たちを相手に、命と知力を賭けた闘いを始める!

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱々とした話

主人公の娘である麗花(れいか)の彼氏、麻取伸人(まとり のぶと)がDV的な性格の持ち主で、娘の安全を思うばかりにアクシデントで伸人を殺してしまったらそれが反社会的勢力のブレーンの息子だった、という感じのお話です。

主人公の鳥栖哲雄(とす てつお)は会社員ですが自身でも作品を書こうとするくらいの推理小説マニア、そして奥さんの歌仙(かせん)も機転が利くしなかなかの肝っ玉母さんぶりを発揮しますが、そんな二人が麗花にも反社の連中にも伸人を殺したことを隠蔽しようとして立ち回ります。

とはいえ哲雄は状況証拠的に第一被疑者として付け狙われ、拷問めいた物も受けながら別の犯人を仕立て上げるべくシナリオを作り、双方の頭脳戦の様相を呈していきます。

暴力的な描写も多く、自分がそんな目に遭うと考えると観てられない感じになるのでそのような描写が苦手な方には特にお勧めできない作品となっています。

物語の構造的にハッピーエンドが見えない(仮に逃げおおせたとしても殺人の事実に対する良心の呵責からは逃れられない)お話なんですが、まあそういうことでもかまわないという方には反社側の人物像とか頭脳戦とか偽装のためのトリックとか、それなりに見るべき物はあって楽しめるんじゃないかと思います。

ただ、かなり人を選ぶ作品のような気はしますね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

主人公が素人だからこそのドキドキハラハラ感が楽しめる

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

{netabare}娘を殺そうとしていた娘の彼氏の麻取から
娘を守るために麻取(延人)を殺害した父親の哲雄と、
その隠ぺいに協力する母親の歌仙。

娘に全てがバレないように、
麻取の所属していた反社会組織にバレないように、
殺害後も組織から娘(家族)を守るため
犯罪とは無縁だった素人夫婦が協力して対抗していく。

ただのサラリーマン×ただの主婦 vs 反社会組織{/netabare}

プロではなく素人の犯行だから、
あぁ〜バレる!バレてる!?いやバレてない!?などと
ちゃんとしたドキドキハラハラ感で楽しめました!


ただし残念なのは
内容の面白さと作りの粗さの差が大きいかと、、

最近のアニメでよくあるのが
絵は綺麗なのに中身ペラペラだなという作品、
これとは全く逆なのが本作です。

きっともっと魅力的な作品になったはずなのに
勿体ないなと感じました。


そして私は気になります。
{netabare}
終盤で殺害した間取・父の遺体を埋めた山が、
家族で過ごしてる時に流れた台風中継ニュースの後に
土砂崩れを起こしかけてる様子がありました。

それと同時に哲雄の顔がアップになっていって
カラーがだんだんモノクロになり、

娘「史上最大級でしょ?今度こそヤバいんじゃない?」
歌仙「やだぁ〜大丈夫かしら?」

という2人の問いかけ対して意味ありげに
「大丈夫だよ。」と答えた一連のシーン。

比喩表現として捉えると、
今度こそヤバいかもしれない家族のピンチの事を
大丈夫と言っているのかな?とも考えましたが、
埋めた遺体が土砂で流されて顕になり
発見されるリスクがありますよね。

実際はどういう意味での「大丈夫」だったのかが
気になって気になって仕方ありませんw

また哲雄と歌仙は最初の麻取(延人)の遺体問題は
間島への擦り付けが上手くいったと思っているけど、、
(殺されたはずとすら思ってるかもしれない)
実際の間島は逃走に成功してましたよね。

間島は大怪我を負っていたものの
もしあのまま生き延びていた場合を考えると
まだまだ哲雄の家族はピンチ継続中ということに。{/netabare}

もし2期があるなら、
ぜひ作画や音楽にもう少し力を入れて制作してほしい!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

nyamu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

恐怖とストレスを感じながら、それでも見てしまうシナリオ

映像は手塚プロダクションということで期待はできません。とはいえ作画崩壊はないので特別悪くは無いけど、逆に特別良くもないっていう。

映像、演出はもうひとつ、またはもうふたつなのだか声優さんの熱演で引っ張ってる。(なのだけど、主人公の声はいまいちミスマッチな気がする)

シナリオ全振りな作品。

毎回自分が犯罪に巻き込まれて逃げ出せないストレスを味わう。楽しいとかそういう快感は無く、好奇心というか先のストーリーの知りたさで見ている感じ。見終わって自分の現実ではないことに安堵する。

父親(主人公)と母親の肝が据わりすぎ。あの夫婦凄すぎる。知識が一般人なのか疑うレベル。

あのしっかりした両親からそもそもの発端となったふわふわな娘ができるのかと思うけど、まぁ現実にもそういうことはあるかもね。
子供は親の思う通りにはならないものだ。

死人が出てからのスタートである以上、完全なハッピーエンドは既に無いから、とりあえず家族は助かるエンドで終わってくれることを願うばかり。

-----------
見終わって。
いや~ストレスフルな作品でしたw
これから配信などで一気見できるからそれは良いなと思います。なんならアニメじゃなくて漫画でもいいんじゃないのという気も。実写ドラマ向きですよね。

原作準拠なんでしょうけど最後の麻取の回想は無い方が良かったような。今まで主人公と麻取は父親として同じ立ち位置かと思っていましたがあれでは単に自分が人間としてありたいから息子を愛していると思い込んでいるだけ(で実際は何もしてやっていない)でお涙頂戴にもならず「やばい人」という印象のまま変わらず。主人公の持つ家族や娘への愛情とは全く違いましたね。
とは言え、家族を守るだのなんだの言っても、このおっさん(主人公)もやっぱやべー人だよと最後で再確認。

長々と書きましたが感想をまとめると⋯
お母さん凄すぎw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

69.4 5 裏社会で警察なアニメランキング5位
文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(アニメ映画)

2018年3月3日
★★★★☆ 3.7 (71)
453人が棚に入れました
中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪と同じ名前を持つキャラクターたちが、それぞれの文豪にちなんだ異能力を使って戦う姿を描いたバトルアクション。原作・朝霧カフカ、作画・春河35による同名コミックを、「STAR DRIVER 輝きのタクト」などを手がけた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司×アニメーション制作・ボンズのタッグがアニメ化。2016年に2クールが放送されたテレビアニメに続く劇場版で、原作者協力によるオリジナルストーリーが展開する。ヨコハマの裏社会で巻き起こった「龍頭抗争」から6年後、不可解な「霧」の中で異能力者が自らの力を用いて命を断つという事件が世界各国で発生。内務省異能特務課は、この事件を「異能力者連続自殺事件」と命名し、武装探偵社に、関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保を依頼するが、時を同じくして太宰が消息を絶ってしまう。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、小野賢章、谷山紀章、諸星すみれ、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、宮本充、雨宮天、諏訪部順一、福山潤、石田彰、中井和哉

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ボンズ劇場版。珍しく予想を裏切る。

ボンズの劇場版は作画ばかりが先行し、話創りが微妙…。
という印象を持っていますが、今作は予想外でした。

TVシリーズ同様、原作者とスタッフで、練りながら
6年前の龍頭抗争という一つの事件も
映像化されている所はファンには眉唾物。

今作は、敦/太宰/鏡花/芥川/中也/フョードル/澁澤
が前面に出ていて、その他のTVシリーズキャラクター達は
台詞がほとんどありません。
国木田のみ多少の出番はありますが。

善人として振る舞う敦への生きるという事、
異能を持つ事の再自覚と試練。

鏡花の亡くなった親。そして人を殺す事に特化した異能。

収集家である今回の最大の敵、澁澤。
今後3期で関わると思われるフョードルの暗躍。

二人と共謀しているのか?織田作との誓い故に
演じているのか?原作同様、飄々と動く太宰。

文スト好きが楽しむのはこの辺りだと思います。
個人的には鏡花ちゃん好きにはえらくヒロインしてて嬉しい。

映画館で4度ほど視聴後、4DX版も1度視聴。
先行上映と舞台挨拶では人もそれ程入っていませんでしたが、
一般上映では、大勢の人が観ていた印象。
その後、上映館がかなり増加してます。
「ボンズ作品で人が入っている…。」
意外でした。ボンズ好きとしては嬉しく思います。
※その後のヒロアカもお子さんが多くて(笑)

共興収入も5億を突破。(明らかに特典商法してますが)
実は深夜放送のアニメタイトルという括りでは
今年現在、上位に食い込む売上。

BDを予約し、発売日を仕事しながらまだかまだかと
待ってます。90分の中に映像と物語が凝縮されていますので、
見逃した方もテレビシリーズを観ているなら、
観てみても損はないかと思われます。
更に興味が湧けば、実際の文豪の作品にも
色々触れてみると、このシリーズは一種のファンタジー。
娯楽を追求した作品だという事が理解でき
より深く楽しめると思います(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「異能力者連続自殺事件」の真相とは…!?

この作品は、文豪ストレイドッグス2期の続編…で良いと思います。
「夜叉白雪」を能力に持つ泉鏡花が、武装探偵社に正式な社員として迎え入れられていたので…

登場人物に対する説明は一切無し…
ポートマフィアや武装探偵社がどの様な組織なのか、くらいの紹介はありますが、基本的にこの作品の設定を熟知しているのが前提になっています。
従って、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

今回の事件もヨコハマを未曾有の危機に陥れます。
事の発端は世界各国で突如霧が発生したこと…
そしてその霧が発生すると、何故か異能力者が自らの命を絶つ事件が併発していたんです。

もちろん、偶然の可能性だって否定できません。
ですが、被害件数が3桁にもなると、もう偶然では説明できません。
何らかの陰謀が蠢いていると考えて差し支えないと思います。

そして霧の次のターゲットはヨコハマ…手がかりがほぼ皆無である中、物語が動いていきます。

この霧…相当やっかいでした。
街が霧に包まれると、辺りの状況が一変していました。
それは凡そ私たちが目にすることのできない状況だったと思います。

そんな中、内務省異能特務課から武装探偵社への依頼は「首謀者の排除」だったんです。
「排除」って決して穏やかな言葉では無いと思います。
完走して振り返ってみると、この「排除」の二文字が物語の中で重要なキーワードになっていた気がします。

人の命の重さを知らない訳ではありません。
ですが、全てが武装探偵社に寄り添う発想だけではないんです。
武装探偵社の真逆を突っ走っているポートマフィア…
言葉の重さの意味からして異なる間柄なんです。

でも、霧の中では組織の形は何の意味もありません。
そもそも霧の中じゃなかったとしても何の意味もなかったかも…
それは自分が寄り添う結果にしか過ぎないのだから…

自分自信の矜持がどれほど大切なのか…教えてくれる作品だと思います。
「覚悟」とは何か?
「身を挺する」とはどういう状況を意味するのか?
人はそれぞれ「己のやるべき事」を見つけ、それに注力できるのか?

人は一人では生きていけません。
でも、自分しかできないこと…自分しか進めない道もあるのです。
そして時には、それを選択しなければならない。

自分の殻を破るため…
弱い気持ちから脱却するため…

どうして人は頑張れるのか…
こんな当たり前を、この作風ならではのテイストで教えてくれる作品です。

それともう1点…
本作で泉鏡花は本当の意味で探偵社の社員になったと思います。
これまで見られなかった様々な彼女の顔を見ることができるのですが、個人的にはラストで見せてくれた表情がお気に入りだったかな…^^

そんな泉鏡花を演じているのが諸星すみれさんなんですよね。
ここのところ、たくさんの接点を感じているのは私だけでしょうか…?
別に狙っている訳ではないんですけどね。
まぁ、これを知って視聴に俄然気合いが入ったのは言うまでもありませんけれど…

ヨコハマを未曾有の危機に陥れた「異能力者連続自殺事件」
真相は一体何だったんでしょうね?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間90分の作品でした。
そういえば、本作は「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2017-2018」において、泉鏡花が「女性キャラクター賞」を受賞しているそうです。
この結果には思わず納得です。
なぜなら作中での彼女はとても魅力的でしたから…

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

67.8 6 裏社会で警察なアニメランキング6位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (169)
437人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いいホームコメディ

凄腕暗殺者の男性2人が4歳の女の子の子育てに悪戦苦闘するホームコメディアニメ
ほのぼのしていてすごく面白かったけど、スパイファミリー以上にホームコメディ色が強いので裏組織とかそっち方面には期待しないほうがいいです

零と久ちゃんが好き

かなり不自然なことが多いけど、気にしないほうがいいですよ
{netabare}
たとえば3話で
迷子の子どもを警官二人が腕くんだり腰に手を当てて怖い顔して威圧しているのが「えっ?!」ってなった

「で、君名前は?」
「どこからきた?」
「住所言えるか?」

強盗犯の取り調べか!!!Σ\( ̄ー ̄;)

嫌がって「助けてパパ―」って泣き叫ぶミリちゃんに
「おら、大人しくしろ」
「甘えるんじゃない」
「早く来なさい」
「じっとしてろ!」

完全に人さらいですね・・・

その光景を見て登場する零に
「なんだお前?」
「あんた、この子の保護者か?」
「知り合いの子どもか?」

こんなヤクザみたいな警察官どこにいるの???
作者は警察の人に恨みでもあるのでしょうか???


6話の動物園立派すぎない?
お金がない強盗の人が入り込んでたけど、この立派な動物園、入場料タダなの?
オモチャの銃でおどしてお弁当取り上げる強盗
こんな人いるかな? 

{/netabare}

笑ったのは4話のママ友LINEシーン{netabare}
殺し屋!?
殺されたい☆
うちの旦那も殺して!
うちもうちも
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

放送時期が悪かっただけのハートフルコメディ

原作未読。予備知識なし。
"殺し屋が子育て"という点でどこかSPY×FAMILYを
連想しながら観てしまうのが難点でしたね。
アニメ化のタイミングが違えばもっと評価されたはず。

殺し屋と子育てを両立させるというより
殺し屋のパパ2人が子育てに振り回される様子。

色使いやノリがアメコミに近い感じがして、
そういう気持ちで観ていたら細かな設定のゆるさ等は
あまり気にならずクスッと笑える作品でした。

最初はミリちゃんをウザく感じるんだけど
進めるとハートフルで癒される方が上回っていって
後半では泣いちゃうところがいくつかありました。

実は初めて観た時に思ってたのと違うな〜と
1話切りしてしまったんですよね。
だけどキャラやイラストの感じが好きなので
勝手な連想をリセットしてリベンジしたところ、、

観てよかったーーー!!!

{netabare}ミリちゃんを預かり育て始めた時は
殺し屋業を一旦お休みする期間があったり、

ミリちゃんのお母さんが殺された後に
自分たちでミリちゃんを守り育てようと決意してからは
殺し屋を引退する選択をしたり、

その後は2人で飲食業を始めて10年間
生計を立てていた事が最終話の会話で分かるのですが、

振り返るとパパ2人はミリちゃんと出会った時から
ミリちゃん中心の生活をずっと送ってたんですよね。
愛だなぁ〜(*´˘`*)
グレずに高校生まで育って良かったね一騎パパw

個人的にコメディ抜きでは運動会の"かぞく"が1番好き。
園児が文字を読めるのか?とか気にしちゃダメ!w
私は4歳で平仮名と片仮名の読み書き出来てたらしいし
ミリちゃんも入園前のお名前を書くシーンで
お洋服に自分でデーンと書いてたから
きっと読み書き出来る子なんでしょう。

コメディ部分で好きなのは、
どこがというより全体的に零パパの発言です。
的確だったりズレてたり
よく分からない不安定な鋭さが面白かったですw{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ASSASSIN×FAMILY

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
2人の殺し屋がパパとなり、他人の女の子を育てる、ハートフルコメディ。

とはいえ、シリアスなシーンもちゃんとあり、バランスがとれていました。

ストーリーは、良く言えば綺麗にまとめている、悪く言えばありきたりというところなので、

メインの3人のキャラクターが好きかどうかで、評価が分かれそうな作品かなって思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的には、レイパパのツンデレ具合というか、次第にデレていって、いつの間にか、カズキパパを超えるくらい、ミリを愛する様子が好きでしたね。

あと、なんかミリの母親も、人間らしくて、憎めきれないキャラクターでした。悪さよりも、可哀想さが勝りましたね。自分が今、まさに親になるかどうかという感じもあり、ちょっと、感情移入しちゃいました。

ラストは、ちょっと都合が良すぎるというか、綺麗に終わりすぎな感じはありましたが、まあ、Cパートで、3人が幸せに暮らしているようなので、それで良しとしましょう!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

63.2 7 裏社会で警察なアニメランキング7位
殺し愛(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (131)
395人が棚に入れました
とある「仕事場」で対峙する 2 人の殺し屋。 クールな賞金稼ぎの女・シャトーと謎多き最強の男・リャンハ。 シャトーはこの交戦をきっかけにリャンハと敵対――するはずが、なぜか彼に気に入られ、つきまとわれることに。 彼女はなし崩し的にリャンハと協力関係を結んでしまうが、彼を狙う組織との抗争に巻き込まれていく。さらにその戦いは、彼女の過去とも関係しているのだった。 リャンハはなぜシャトーに接近するのか。シャトーに秘められた過去とは。 相性最悪の 2 人が織りなす、「殺し屋×殺し屋」の歪なサスペンス。 奇妙な運命の歯車がいま動き出す。


声優・キャラクター
シャトー・ダンクワース:大西沙織
ソン・リャンハ:下野紘
エウリペデス・リッツラン:堀内賢雄
ジム:天﨑滉平
ホー:前野智昭
ジノン:村瀬歩
ニッカ:森田成一
ミファ:日笠陽子
ドニー:大塚芳忠

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

後半まで我慢

サスペンスですかね。好きなジャンルですが、テンポが遅い。特に前半はクールな女賞金稼ぎのシャトーに、強い男殺し屋リャンハが絡むシーンが多い。
何故絡むのかとか、謎が小出しでなかなか話が進まない。そして、シャトーが無口、無表情、ぼそぼそ話す、クールではなくコミュ症に見える(声優さんは悪くない演技指導の問題)。対してリャンハは軽いノリで話す。この二人の絡みが相性悪いと言うか、盛り上がらない。私は第8話辺りから面白くなったので、前半で断念した人いるのではと思います。

作画は普通かな、戦闘シーンも普通、と言うより相手が銃持ってるの分かってるのに、ナイフで挑んできたり、頭撃たれて軽傷、避けてる描写も微妙等、ツッコミ所がある。キャラ絵はシャトーが無表情過ぎて幸が薄い女性に見える、リャンハは目が細過ぎ&死んだ目で私は気持ち悪かったです。たまにキャラがディフォルメ化したりギャグ顔になるが、このアニメの雰囲気に合っていない。

私はまだアニメは断念した事ないんですが、たぶん配信で一気観してるからだと思います。リアタイだと断念するなぁと思うアニメです、後半面白くなるから我慢して観てくださいとしか言えません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

殺し屋たちが織りなす歪なサスペンス

この作品の原作は未読です。
さおりんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
さおりん演じるシャトー・ダンクワースと行動を共にするのは、凄腕殺し屋のソン・リャンハ…
CVは下野さん…相変わらず出演率高いですね^^


とある「仕事場」で対峙する2人の殺し屋。
クールな賞金稼ぎの女・シャトーと謎多き最強の男・リャンハ。

シャトーはこの交戦をきっかけにリャンハと敵対
――するはずが、なぜか彼に気に入られ、つきまとわれることに。
彼女はなし崩し的にリャンハと協力関係を結んでしまうが、
彼を狙う組織との抗争に巻き込まれていく。
さらにその戦いは、彼女の過去とも関係しているのだった。

リャンハはなぜシャトーに接近するのか。
シャトーに秘められた過去とは。
相性最悪の2人が織りなす、「殺し屋×殺し屋」の歪なサスペンス。
奇妙な運命の歯車がいま動き出す。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

原作の連載が未完なので、まぁこんな感じの終わり方になりますよね^^;
結局解明された謎は数えるばかりでした。
終盤で表情は目まぐるしく変わりつつも、未だ胸の内を明かさないシャトーちゃん…

シャトーちゃんやリャンハの生い立ちなど、今の2人を構成している要素の殆どが欠落しているので、色々と分からないことだらけではあるのですが、それでも結構楽しみながら視聴できたのは、リャンハの1本筋の通った立ち振る舞いと、そんなリャンハとの距離感が徐々に縮まっていくシャトーちゃんを見ているのが純粋に面白かったから…^^;?

加えて、断片的に描かれた生い立ちの顛末が、決して無駄にはならなかった構成も満足感を助長してくれたんだと思います。

ラストまで視聴して振り返ってみて思うこと…
公式サイトのトップページやイントロダクションでも「歪」という単語が使われていましたが、蓋を開けてみると、少しも歪では無かったということ…
寧ろ、今回描かれた展開以外に転がった方が歪だし違和感を覚えると思います。

アニメーション制作は、プラチナビジョンさん。
これまで「デビルズライン」「この音とまれ!」や「怪病医ラムネ」などを手掛けてこられたようです。
個人的には「丁寧な作り込みを目指そうとしている制作会社」という印象を受けました。
「この音とまれ!」などは、とても感動させて貰いましたが、お箏の演奏する運指や動作にはもう少し頑張って欲しいと思える点があったのを記憶しています。

でも、これが普通なのかも…とも思っています。
まぁ、上を見たらキリがありませんしね^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、増田俊樹さんによる「Midnight Dancer」
エンディングテーマは、小林愛香さんによる「マコトピリオド」

1クール全12話の物語でした。
私にとって総じて楽しませて貰った作品でした。
シャトーちゃんとリャンハはこれからどうなっていくんでしょう…
そして二人の終着点はどんな形をしているんでしょうね。
そう考えると気になることが結構残っています、と言うか、気になることだらけなんですけど…
ここでアニメが終わってしまわないことを祈っています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ラブコメと言うよりはミステリーだった。

{netabare}
主人公たちが殺し屋、だけど戦闘アニメではなく公式ではラブコメと言う感じの作品。序盤の印象としては殺し屋という重い題材にも関わらず、ラブコメ的なコメディチックな部分もあり全くかみ合ってないなと言う印象で、この感覚は最後まで変わることはなかった。
ストーリーに関しては後半になるとそれなりには面白くなった印象。
というかラブコメ部分よりも、二人の昔の関係はなんだったんだろう?とだんだんと紐解かれて行くストーリーを楽しむのがこの作品の楽しみ方の正解かな。
中盤はそんな感じでミステリー的要素が面白い作品だった。
ただ、オチが少し弱かった感は否めない。結局主人公と本物のソンリャンハ、シャトーだけで話が完結してしまって、組織とか裏側のことは一切かかわってこなかったのはちょっと期待外れな面もあったかな。

それと、ラブコメ部分は微妙だったけど、殺し屋要素は面白かった。かっこいいアクションシーンもあって、アウトローモノとして結構よかったんじゃないかな。

あと、これだけは書きたい。
あの褐色の口なしキャラデザの外人が気持ち悪すぎる。
キャラデザがきもいだけであんなに不快感があるんだなって。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
硬派アニメか? ん?何アニメだこれ。いやほんとに何。
日常系アニメみたいな緩い空気感と固い空気感が混ざりすぎててわけわからん。
ほんとに何。面白くなかった。EDはいい。

2話 ☆8
コメディタッチ感あるからシリアスな場面が浮いているというかなんというか。いや、意外とずっとシリアスか?
ソンリャンハはシャトーを利用してるだけだと思ってるけどどうなんだろう。
ラブコメじゃなくてシリアス恋愛アニメとしてやってくれるならしっかりと面白そう。

3話 ☆6
シリアス路線価コメディ路線かはっきりしてくれや。
いやなんでこいつ射殺した?
この外人みたいなネタキャラデザ嫌い。ノーコメントって認めてるようなもんじゃんw 確かに普通に捕まえないのは不自然だ。

4話 ☆8
女児を誘拐するな。話繋がったな。

5話 ☆6
胸打たれてるのに何で動けるw マジで何で動けるw
動いたわりに無駄死にかよ。あいつの過去回想いる?
この褐色肌の奴ほんときもいキャラデザ。風船何か仕込まれてる?

6話 ☆5
マジで褐色野郎が寒すぎる。
寝たら暗殺しにいくの? お前は知りすぎた...?

7話 ☆6
主人公じゃないんか。お遊びかよ。撃ってくれませんか?
忘れ去られた元の依頼。Lかな?w

8話 ☆6
不快野郎退場しろ。そうはならんやろw 

9話 ☆6
金髪気持ち悪すぎる。きもいキャラしかおらんなこのアニメ。
手錠つけられた状態で一人で手錠外せるんかよw なぜ外せる 

10話 ☆6
シャトーノーブル? この酔っ払いって情報穿鑿してんの?
主人公今更イキるなよ。シャトーはリストノーブルの家族?
リストノーブルは組織が手助けしてた側だからシャトーは元組織側?
入れ替わり相手か? 結局話よく分からんな。

11話 ☆8
ざっこw こんな小さい女児が引き金弾けるのか。

12話 ☆6
ばれるだろw まあなんというか普通なオチだな。体で 

曲評価(好み)
OP「Midnight Dancer」☆6
ED「マコトピリオド」☆9
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7
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