2023年度の親友おすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2023年度の親友成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の2023年度の親友おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.9 1 2023年度の親友アニメランキング1位
江戸前エルフ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
747人が棚に入れました
東京都中央区月島。 江戸時代より400年以上の歴史を刻む『髙耳神社』。 祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。 ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。 でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる! しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!? 江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【最終】だから「異色の組み合わせ」で「ハートフルコメディ」やるならこういうのやれよな!!

【レビューNo.67】((最終レビュー)初回登録:2023/6/24)
コミック原作で2023年作品。全12話。
これもタイトル切りしかけたんだが、たまたま観たPVで「想像していたのと違うかも」
ってことで視聴してみることに。

(ストーリー)
月島で江戸時代から400年以上続く「高耳神社」を舞台に、異世界から召喚されご神体と
して祀られてきたエルフ「エルダ」と、そして巫女を引き継いだ女子高生「小糸」による
ハートフルな日常コメディ。

(評 価)
・第1話:「エルフ」という設定がきちんと生かされている上々の滑り出し
 {netabare}本作で一番感心したのはこの部分ですね。
 ・エルフのくせに現在文明にどっぷり浸かり、引きこもりの駄目ニート
  {netabare}・エルフ →文明を嫌い自然を愛する神秘の一族である(作中解説より)
   いやいや、ゲームにアニメにしっかりハマって、現在人以上に現在文明を満喫し
   てますからw
   ・単にゲームやアニメ観てるとかだけでなく、本堂でエアブラシ使ってプラモデ
    ルを完成させるとか、なかなかのマニアックな描写が個人的にはツボ
   ・本来なら酒や米等を奉納する、氏子さんからの神饌も
    → ポテチやファ●タ、果てはVRゲーム機等みんなエルダのことが大好きで、
      好みをちゃんと把握している。
      (VRゲーム機は「ハードを渡しておけば、ソフトはウチで買うしかない
       だろ」というオチまでつけているのがGood!)
   ・そもそも神体として祀られても「神通力とかないからなあ」
    こういう細かいセリフ回しが上手い!
    (精霊魔法は使えることと上手く対比させてる点がGood!){/netabare}

 ・エルフという長寿を生かした構成
  ・召喚されてから400年この町を見届けてきたという、エルフ設定がきちんと生かさ
   れている。神を引き受けた理由が
   {netabare}→ 「自分の代わりにこの江戸・国の行く末を見守ってくれ」400年前に友と約束
      を交わしたから →  {netabare}その相手が「徳川家康」という盛大なオチまでw{/netabare}
  ・それゆえエルダにとっては、自分が知るこの町が目まぐるしく変化していくことや
   愛する人との死別等は悲しい出来事 → だから引きこもりになった。
  ・そしてその思いを察した小糸は
   「その友達はエルダに未来を見てほしかったんだと思う。世界が変わっていくこと
    はきっと悪いことじゃない。だから私と一緒に東京を観て回ろう。」
   というハートフルなオチで1話を締めくくるという・・・{/netabare}

 単なる「エルフの現世での駄目神ぶりを愛でる」浅い作品かと思いきや、このエルフ(ご神体)
 は「高耳さま」と呼ばれ、神社共々皆に愛され生活に根付いている。そんな下町情緒溢れる
 古き良き伝統を背景に、しっかり心情等を描いているので、今後が気になる作品ですね。
 コメディはベタなところが多いですが、よく言えば王道ですし、エルフネタを生かしたり、
 上述のような細かいネタにセンスを感じ、個人的にはツボでした。
 とはいえ「出オチで終わらず、1クール乗り切れるのか」という不安もありますかね。
 しかし、ハートフルなエピソードを丁寧に描いていけば、結構いい感じに展開していける
 んじゃないかなと期待もしています。

 最後に、「異色の組み合わせ」で「ハートフルコメディ」やるならこういうのやれよな!
 安易に「幼女」×「ヤクザ・殺し屋」という奇抜さだけで、後にそれを生かしたストーリー
 が作れないのなら、思い付きで手を出すんじゃねーよと。
 この作品が成功例となることを願いつつ、今後に注目していきたいところですね。{/netabare}

・第2話:無難な日常回 →エルダにとってのいろいろな第一歩
 {netabare}1話を受けて2話どうするの?感じでしたが、無難に日常回を入れてきましたね。
 ・妹の小柚子と親友高麗の紹介
  まずは使えるサブキャラを育てるということで、上述2人をエルダに絡ませてきました。
  ・小柚子:小学生なのに料理が凄く上手で、町内でも一目置かれる存在。
  ・高麗:快活で歯に衣着せない言動もあるが、性格は男前(江戸っ子ぽさがある)
  2人ともキャラは悪くなく、今後も期待できそう。
  エルダにとっても小糸以外の初顔合わせで、ぎこちない感じであったがまずは第一歩。
 ・「佃煮とカエルキャラの食玩」で乗り切るAパート
  っで、Aパートの話のメインは「佃煮とカエルキャラの食玩」という・・・
  いやあ、この原作者なかなか大胆だなw特に「カエルキャラの食玩」については(1話で
  も感じたが)オタクへの理解度というか描写がめちゃリアルでしっかりしているんだよ
  な。本人も何かのオタクなのかなw
  個人的にはエルダのキャラがより鮮明になって高評価だが、この辺は評価が分かれるかな。
 ・地元密着のもんじゃで締めるBパート
  (小柚子のもんじゃ新メニュー開発依頼のリサーチを兼ねて)もんじゃを食べに行くとい
  う話でしたが、月島ということで地元密着を印象付ける上手い流れでしたね。
  そしてエルダにとっても初の外食(いつもは本堂で一人で食事している)という、ここで
  も第一歩を踏み出します。

 緩い日常回ながらも、エルダのキャラの輪郭をより明確にし、人間関係や外食して皆で食事
 するという、エルダの閉ざされた世界が少しづづ変わっていくのを感じられた、意外とよく
 練られた構成だったかなと思います。{/netabare}

・第3話:いろいろと作品の今後が見えてきた回
 {netabare}・Aパート:お取り寄せグルメ/Bパート:小糸の巫女・継承の儀
  可もなく不可もなく、緩い日常回って感じでしたが、
  ・(冷凍技術等)今とは違う、江戸時代の宅配事情
  ・きれいなガラス瓶に愛着 → 舶来品のギヤマンとして心躍らせていた過去
  等、400年生きてきたエルダの「江戸時代の生活ぶり等の豆知識紹介」がこの作品の鉄板
  ネタのひとつになるのかな。
  また「小糸の巫女・継承の儀」では、先代巫女の「小糸の母」とのちょっとした思い出を
  懐かし気に語るなど、(小糸は母との思い出が少ない感じで)こういうハートフルなネタ
  も織り交ぜていくのかなっというのが垣間見えた回でしたね。
  「エルフ設定」を上手く生かしつつも、ただこれだけだと「あと10話ほど大丈夫か?」
  って不安もあったのですが・・・
 ・Cパート:新キャラ登場
  終了間際に、大阪在住らしき「新エルフ」を突っ込んできました。さすがにその辺はきち
  んと考えられているようです。次週は東京のエルザに会いにいくようで、この作品が
  「出オチで失速とならず、今後に繋いでいけるか」
  次週は結構重要な回になるかもですね。{/netabare}

・第4話:コメディ展開の限界が見えてきたんだが・・・
 {netabare}・前回下記のように書いたんだが
  >終了間際に、大阪在住らしき「新エルフ」を突っ込んできました。さすがにその辺はきち
  >んと考えられているようです。次週は東京のエルダに会いにいくようで、この作品が
  >「出オチで失速せず、今後に繋いでいけるか」
  >次回は結構重要な回になるかもですね。
  図らずも不安が的中した感じですね。
  大阪のエルフ「ヨルデ」はエルダより1歳年上らしいが、幼稚で面倒くさいキャラ。個人的に
  は笑いどころが一つもなく「なんでこんなキャラ設定にしちゃったの?」と苦言を呈したく
  なるレベル。救いは大阪在住だから出番は少ないかなっと。
 ・Bパートはエルダが風邪を引き、小糸が世話を焼くという話だったが、こっちもこの2人でコメ
  ディ展開していくのは厳しいって感じだったかな。
  ・親友の高麗を上手く使うor新キャラでの打開
  ・地元民とのふれあい&ハートフルなエピソード
  ちょっとこの辺の割合を増やさないと、エルダも小糸も自分から面白展開を作っていけるキャ
  ラじゃないので、誰かが火付けてやらないと面白く話が回っていかないという印象ですね。
  (で、今回ヨルデを入れてみたものの、大きく期待を裏切ったかなっと)
  それにエルダの声優「小清水亜美さん」の演技、少し愁いを含んだ回想などは、400年の歳月の
  重みを感じさせ、今のところこの作品の一番のウリかなと思うので、その辺をもっと上手く活用
  して欲しいところ。
  今の感じだと次回もちょっと心配かなあ。{/netabare}

・第5話:これがこの作品の1つの理想パターンかな
 {netabare}>・親友の高麗を上手く使うor新キャラでの打開
 >・地元民とのふれあい&ハートフルなエピソード
 >ちょっとこの辺の割合を増やさないと、今の感じだと次回もちょっと心配かなあ。

 まあこちらの声が届いた訳でもないだろうが
 ・エルダの駄目っぷりをベースにしつつも
 ・飛脚や江戸のおしゃれ事情の豆知識は面白く
 ・Bパートで高麗が入ると、会話の流れに変化が生まれ〇
 ・最後に歴代巫女たちを偲ばせる、ハートフル展開でホロリとさせる
 なんだ~、やればできるじゃないですか!
 やっぱり前回のヨルデに問題があったようで・・・
 飛びぬけた面白さではないですが、この作品らしい味のある構成だったかなっと。
 あと、エルダの顔のアップは◎。やはり作画のレベルは高いので、そういうところも活かして
 いけばいいんじゃないですかね。{/netabare}

・第6-7話:エルダが外出するとやはり話が広がり面白い
 {netabare}(6話)
 ・Aパート:テスト勉強/Bパート:50年に1度の大神事
  ・テスト勉強でエルダに歴史のことを聞いたり、大神事では富士山が見える場所ということ
   でスカイツリーに登りながら富士山の名前の由来等、エルダの豆知識多めでそこは面白い。
  ・ただ2人だけのコメディ展開は、(個人的には)やはりちと厳しい印象ですね。
  ・そして小糸は時折見せる、エルダの愁いを含む(?)笑顔があまり好きじゃないとのこと。 
   はじめはよくわからなかったのですが、EDの歌詞で
   「たまにするその顔~遠くにいってしまいそうで~好きじゃなかった♪」
   とあり、そういうことなのかなっと。こういう描写が入ると作品が締まってGood。

 (7話)
 ・Aパート:昔の遊び/Bパート:福引き
  ・Aパートは小柚子回。
   ・小柚子の自由研究で「昔の遊び」を調べるとのことで、エルダが「私に任せろ」と。
    「いかのぼり→たこあげ」になった経緯等、エルダの豆知識はやはり鉄板。
   ・しかしこの自由研究は、実は小柚子の嘘で、最近忙しくあまり構ってもらえない小糸に
    遊んでもらいたかったから。
    ・普段のしっかり者キャラとのギャップ
    ・実は寂しがり屋だが甘え下手
   ハートフルな展開で、小柚子の新たなる1面が見られた非常に優れた構成でしたね。
  ・Bパートは商店街へのお出かけ回。
   ・前回やったエルダがハマっている「カエルキャラの食玩」のレアアイテムが限定販売。
    → 抽選が外れて落ち込んでいるエルダだが、商店街の福引き景品にあることが判明。
    ということで、2人で福引きのために商店街のスタンプラリーに参加することに。
   ・エルダを見つけると、陰から「高耳さま」と拝む町の人々。この辺り皆エルダとの付き
    合い方を心得ているようです。
   ・そして商店会を回りスタンプを集め終わると、いざ福引きへ!
    → 見事5等で念願のレアアイテムをゲット!!
     → しかしこれには商店街の皆が裏で協力していて・・・
   エルダが町の皆に愛されていることが改めて伝わる、こちらもいいエピソードでした。

  エルダが外出するとやはり話が広がり断然面白くなりますね。
  そもそも1話で「だから私と一緒に東京を観て回ろう」といった割に、神事以外ではほとんど
  外出していないというw 作品も後半戦、エルダがいろいろな東京を観て回る展開が増えると
  いいですね。{/netabare}

・第8話:新キャラ登場 →ギャンブルはエルフをも狂わすw
 {netabare}今回は久々に新キャラ登場でした。4話でヨルデたちを出したきりなので、タイミング的にも悪
 くないですね。金沢のエルフと巫女のようです。
 ・ハイラ
  ・前田利家に召喚されたという、エルダより100歳程年上のエルフ。そのためエルダを子供扱
   いする。(エルダにはお姉ちゃんと呼ばれたいようだが、エルダは拒否)
  ・糸目で上品な話し方をするので、普通にしてれば高貴な雰囲気が漂う。
  ・でも、重度なギャンブル狂w
 ・小伊万里いすず
  ・8歳から麗耳神社の巫女をしている。小糸と同じ16歳の女子高生。
  ・インスタのフォロワー15万人を誇るインフルエンサー。
  ・実はハイラのことが好きすぎて、給料の大半をハイラのブロマイド作りに費やしている。
   (こいつもちょっとおかしいやんw)

 2人は「金沢物産展」のお手伝いをするために、今回上京。ハイラ曰く
 「金沢は愛する氏子たちが住む街。だからこんな機会にお返しをしたい。」
 と、立派な志を持っているのかと思いきや、やっぱりダメエルフだったかwww
 しかも東京競馬場目当てのようですしw
 (でも一番の目的は、エルダに200年ぶりに会いたかったらしい)
 ハイラが道中ギャンブルで宿代をスッたため、2人は高耳神社でお世話になることに。
 最初はハイラと最近上手くいっていない影響で、小糸に対してもツンケン気味ないすずでしたが、
 小糸と同じで「ハイラの隣にいてもいい位かっこいい大人になりたい」といった思いを語り合い
 ながら、すっかり打ち解けたようです。

 今回一番面白かったのは、恒例のエルダの豆知識で「水茶屋娘」の話ですかね。
 ・水茶屋(今でいうカフェ)にアイドルばりの人気の町娘がいた。
 ・あまりの人気振りに「茶屋娘見立て番付」というランキングまであった。
 ・(一介の町娘が)当時最先端のメディア「浮世絵」にも描かれていた。
 これって今のアイドル事情そのまんまやんけ!!江戸時代からすでにそんなシステムが存在して
 いたのは驚きでしたね。

 別れ際にいすずからこう問われます。
 「寿命の短い私たちの方が先にいなくなる。それなら仲良くしないで、悲しい思いをさせない方
  がいいと思うことはない?」
 「あるよ。でもきっと間違ってる。」
 それにいすずも同意。2人がエルダたちを思っていることが分かる、ほっこりとした締めでしたね。{/netabare}

・第9-10話:コメディ展開もこなれた感が出てきて〇
 {netabare}(9話)
 ・Aパート:雨降り/Bパート:部屋の片づけ
  ・エルダ「雨は好き、堂々と引きこもれる」 →まあ晴れても引きこもるんですけどねw
   2人で漫画を読んでいると、雨漏りが!
   → エルダのオタクグッズや押入れのものを退避
    → まさかBパートへの伏線だったとは・・・
  ・小柚子「傘をさすと片手がふさがって不便」
   エルダ「ドローンに逆開きの傘をぶら下げるのはどうだ!」
   → エルフのくせに、人間よりハイテクに詳しく、柔軟な発想してるの草www
  ・雨も上がり、屋根の修理も終わり、出した荷物を片付けているとビデオテープが出てきて
   → 小糸の世代になるとビデオテープを知らないんだな・・・
     (まあ「ReLIFE」でMDを知らないのをネタにしてた位だしなw)
     しかも1本はβテープとか、またマニアックなw
  ・そのビデオテープを観ると、小糸と同じ頃の母親が映っていて・・・
   エルダ「そのテープ小糸にあげようか?」
   小糸「ううん、エルダが持ってて」
   → 行間を読むような「間」の演出といい、やっぱハートフル展開はさすがですね。

 (10話)
 ・アバン:エルダの1日/Aパート:大阪ヨルデたちの日常/Bパート:金沢ハイラたちの日常
  /Cパート:小糸の1日
  ・エルザ
   ・7時起こしてもらうの起きず →10時起床~4時就寝。
    という夜型エルフに染まってる1日の紹介。
  ・ヨルデ
   ・こちらはエルダと違い、一人でウメダの地下街へ買いものに行き迷子になったり、食べ物
    を奉納してくれた氏子さんにお礼にいくと言ってたり、積極的に外へ出歩いている模様。
  ・ハイラ
   ・いすずはハイラ好きが高じて、前回のブロマイドに続き、ハイラ写真集も作っている模様。
    (200冊目)
  ・小糸
   ・巫女の朝は早い →5:20~23時就寝。
    久しぶりに高麗が登場。
  それぞれのエルフの日常を切り取り、対比で見せる構成はなかなか面白かったかな。

  原作未読なので推測でしかないが、始めの頃のコメディ展開は。無理に笑いをとろうみたいな肩
  に力が入ってたように感じたのですが、だんだん作品の方向性が固まってきて、コメディ展開も
  自然でこなれた感ができてたように思いますね。
  話数が進むほどに作品がよくなっていく感がいいですね。{/netabare}

・第11話:緩い日常回 →ラストは最終回への布石なのか?!
 {netabare}・Aパート;探偵/Bパート:弓耳祭り
  Aパートはガッツリ高麗ちゃん「暇だしな!」。
  ・エルダのオタクコレクション・ゴンゲムの限定プラモデルが見つからず、エルダは
   「盗まれた」と大騒ぎ。 →遊びにきてた高麗が「探偵ごっこ」を始める。
  ・「探偵」も江戸時代の捜査を行う者(同心・与力等)「探偵方」と呼ばれたのが始
   まり。今の形になったのは明治になり「私立探偵」現れてから。(エルダ豆知識)
  ・推理で犯人を暴き出すと、今度は裁判を始める高麗。
   そしてエルダの豆知識「町奉行所」ネタ。

  Bパートは弓耳祭り。
  ・海の平安を願う、高耳神社のお祭り →「お弓神事」宮司が船に乗り矢を射る。
   エルダはその的を持つ係。(昔は矢を射てたが、誤って川に落ち溺れたのでやめた)
   ここでも豆知識「徳川家康の運河整備」ネタ。
  ・ところが宮司(小糸の祖父)が怪我をしたため、今年は小糸が矢を射ることに・・・
  
  もうラスト周辺ですが、緩い日常回で終わりましたね。弓耳祭りを描くのか思ったら、
  その手前で終わったし。もしかしたら来週が最終回でそこで描くとか?!
  このままだと、ちょっと消化不良な感じがしますね。{/netabare}

・第12話:「エルダダイブ」にコメディもキレッキレで満足感高かった
 {netabare}・Aパート:お弓神事/Bパート:辻占
  >もしかしたら来週が最終回でそこで描くとか?!
  やはりラストは弓耳祭りで来ましたね。
  ・怪我で欠場する宮司(小糸の祖父)に代わり、矢を射ることになった小糸ですが、なか
   なか上手くいきません。
   で、エルダが見本をみせるのですが、さすが腐ってもエルフ!見事に中心を射抜きます。
   「コツは風(の精霊)の声を聴くこと」さすがコツもエルフですw
  ・ついに弓耳祭り当日。ラブコメ等の夏祭りイベントとは違い、しっかり神事としてその
   過程で町の人たちが信仰している様子を描いていたのは、さすがですね。
  ・そしてお弓神事本番。やはり2本の矢を外し、最後の矢を「エルダに当たらないように」
   と大きく外した小糸。それを見てエルダは、なんと矢に向かって大きくジャンプ!!
   盛大に海にドボン。でも矢は中心を射抜いていました。
   このまさかの演出は心に響きました!!そして、島田のばあさんが「小糸の母」の時の
   神事を振り返りホロリをさせるという・・・最終回神がかってるな。
  ・さて神事も終わり、日常に戻ったエルダたちですが、エルダには小さな不幸が立て続け
   に起こり、エルダは不安に陥ります。
   そんなエルダに小糸は本神社のお守りをおススメしますが、
   「この私をご神体に祭るような神社のお守りは頼りない!!」
   と、言い切っちゃいます。どうした最終回、ギャグもキレッキレだぞw
  ・で、「辻占」に頼ることにしたエルフ。
   (江戸時代に流行った占い。夕方に辻(神の通り道)に立ち道行く人々の声を聞いて占う)
   「ご祭神がよその神さまの声に頼るのはちょっと・・・」小糸のツッコミもキレッキレw
   でも引きこもりのエルダが人通りの多い街角に立てるはずもなく・・・
  最終回にしては、特別なこともなく普通の日常で締めましたが、お弓神事での「エルダダイブ」
  やら日常のコメディにも切れがあり、結構見所は多かったかなと思います。{/netabare}

(最 終)   
「『異色の組み合わせ』で『ハートフルコメディ』やるならこういうのやれよな!」ですが・・・
1話のレビューで書きましたが、特殊設定を打ち出してきたならそれを出オチで終わらせず、最後まで
その設定を活かしたストーリー展開をこちらは期待するわけですよ!
その点本作はしっかり最後まで、エルフという特殊設定をちゃんと活かせていたのではと評価。
そして他の方も「小清水劇場」と書かれていますが、エルダ役小清水亜美さんの「ダメエルフの緩さ」
や「400年の歳月の重みを感じさせる、少し愁いを含んだ回想」等はホントハマり役で、彼女の熱演
を楽しむだけでも、この作品を観る価値はあると思います。
あとエルダの顔のアップなど、やはり作画のレベルも相当高かったのではないかと。

ただこういう緩い感じのコメディはあまり見ないので、個人的にはコメディ展開の当たり外れはあった
かな。でも上述したように回を追うごとに「こなれてきた感」が出てきて、良くなってきてましたが。
あと個人的には「ハートフル要素」はもう少し多めの方がよかったかな。その方がエルダのキャラや
小清水さんの演技が活きたような。
それに「私と一緒に東京を観て回ろう。」と言っておきながら、全然東京巡りをしていない点も。
やはりエルダがもう少し外出した方が、展開に変化が生まれより面白くなったのではと思いますね。
この辺り、もし2期があればそういう機会も増えるのかもしれませんが。
それでも(出オチで終わり失速するのを懸念していましたが)最後までしっかり完走してくれたかなと
思います。


(追 記)
エルフの長寿命を生かした作品としては「葬送のフリーレン」が有名ですが(今年アニメ化)
・江戸前エルフ:「少年マガジンエッジ」2019年7月号~
・葬送のフリーレン:「週刊少年サンデー」2020年22・23合併号~
ということで、本作の方が先輩らしいので。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

変わっていくものと変わらないもの

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
ちょっと不思議な感じな作品でした。
基本ダメエルフと女子高生巫女のほわほわコメディなんだけど、エルフと人間の生きる時間の違いにしんみりさせられたり、江戸の豆知識も面白かったりと別な切り口もあったりしてそれが味わい深い感じになってるというか。。
原作未読ですがそれなりにストックはあるみたいですし、人気も出たみたいなので続編あるかもですね。
2期があったらぜひまた見たい作品です。

[初回感想]
400年前の江戸時代に召喚されて、東京月島の神社で高耳姫として祀られたエルフのエルダが現代を生きるお話。

私なぜか江戸時代~大正時代って好きなんです。
なので、これもタイトルで気になってたんだけど、イロモノっぽい作品なのかなと思ってあまり期待してなくて、とりあえず1話だけ見てみることに。。

作画綺麗ですねー。
現代の便利で面白い物欲に負けてダメエルフっぽくなってるとこは好き嫌いが分かれるとこかもだけど、外に出ずに引きこもってる理由もきちんと語られていて、エルダの気持ちを考えるとあまり人と会わないようにしている気持ちもわかる気がする。。

これ見てて他の方も言ってましたけどエルフと人間の時間の流れの違いとか「葬送のフリーレン」を思い出しました。(この作品も大好きでアニメ配信がとても楽しみです♪)

でも地元の人たちにすごく愛されていて電気店のおばあちゃんの「変わらないものがあると安心する」って言葉にじんわり。こういうシーンがあるところ、好きかも。
私も地元に帰って、小さい頃からやってるお店が頑張ってやってたりするとなんだかちょっと嬉しくなる。応援したくなる。そんな気持ちに近いのかな・・

月島って古いものと新しいものが混在してるようなイメージがあって、この作品のテーマというか雰囲気にぴったりですね。

あとEDが実写かCGか分からないですけど凝ってたりしててすごいです!

以下、各話の感想です♪(1話については↑でだいたい書いたので2話から・・)

2話「いこうぜ、もんじゃストリート」
{netabare}佃煮の始まりとか、もんじゃの由来とか今のもんじゃと違うとか、そういう話を聞くのも楽しいですね。
月島のもんじゃは1度食べたことありますが、おやつ感覚で小ベラでちまちま食べるところも楽しかったです。
でもあれは誰かとわいわいしながら食べるのがいいのかも。{/netabare}

3話「新米巫女と継承の儀」
{netabare}芋蜜のムースプリン、実際に売ってるんですね♪
スイーツとかはネットで買ったことないんですよねー。
実際にお店回って見たりするのが好きだし送料高かったりすることも多いので・・
と言いつつ、お酒は何度か買ったことありますw
遠くのものとか手に入りにくいものもネットだと手に入ったりするからいいですよねー。
今回もお氷さまとか、ちょうちんの話とか昔の話も面白かったです。
二人でコンビニ前でカップラーメン食べてるシーン見ててなぜか放課後インソムニア思い浮かべちゃいました。{/netabare}

4話「古今東西エルフ合戦」
{netabare}他の方も書いてますが、エルダの声がキャラによく合ってる感じでなんかいいんですよね。
今回は大阪からもう一人のエルフ、ヨルデが巫女さんと東京に訪ねてくる話。
エルダと違って活発で元気な神さまみたいで今後もたまに登場するんでしょうか。(ちょっとうるさいケド)
風邪で高熱でたりしたときってすごく心細くなりますよねー。
昔独り暮らし始めたばかりの頃40度OVERの熱だしたことあったんですけど、歩くのもふらふらで、このまま死ぬんじゃないかと心配になって、母に電話してわざわざ来てもらったことを思い出しました。{/netabare}

5話「月島ガールズコレクション」
{netabare}エルダが精霊を使いすぎたので、代わりにスマホの使い方を教える話だけど・・
エルフがスマホ使ってるのはなんか嫌だなー。
やっぱり精霊とか魔法つかってほしいかも。
江戸小紋とかすごく日本らしいおしゃれな発想だよね。
高耳神社に代々伝わる振袖の話は良かった。。こういう話はほっこりして好き。{/netabare}

6話「Stand by Me」
{netabare}試験勉強が忙しくてなかなか会いに来てくれない小糸に淋しくなるエルダ。
エルダにとっては一緒にいられる時間のとらえ方が小糸とは違うからこその淋しさなのかな。
スカイツリーに一緒に上って、神域に小糸を引き入れたのもそんな気持ちの表れなのかも。
それから小糸が勉強中に掃除とか他の事に夢中になるやつ、あるあるですよねw{/netabare}

7話「街の匂いは」
{netabare}凧あげの名前の起源知りませんでした。毎回勉強になります。。
小糸と小柚子が仲良くしゃぼん玉を飛ばしている姿を優しい笑顔で見ているエルダのちょっぴり憂いの感じる横顔が印象的でした。
エルダが街の人たちからすごく愛されてるのがわかる福引きの話はほんわか和まされました♡{/netabare}

8話「彼女とエルフの事情」
{netabare}またまた新たなエルフちゃんが登場です。
今度は金沢で、前田利家が召喚したみたい。
普通に見てる分には面白いし、悪くはないんですけど・・
こう、ぽんぽんとエルフが増えちゃうと・・なーって。
個人的には5話や6話みたいな話を掘り下げてくれると嬉しいかな。。
あでも会話爆弾処理シーンは笑っちゃいました♪{/netabare}

9話「Time After Time」
{netabare}エルダの押し入れから出てきた、古いビデオテープ。
変わらないエルダと今はもういない人・・
これ見た小糸はどんなことを思ったんだろう。
私も身内が亡くなってるので、昔の映像とかなんとなく見れないんですよね。
でもちゃんと残しておきたいとは思うんです。
小糸も私と同じ気持ちか分からないけどテープをエルダに預けたのはわかる気がします。{/netabare}

10話「みっつの都のエルフと巫女のはなし」
{netabare}電子媒体と紙媒体。
私は気に入ったものは基本紙媒体で買ってます。
エルダじゃないけど、最初電子で読んでたけど気に入って紙で買いなおすこともあったりw
大阪の二人の会話、漫才聞いてるみたいで面白い♪
金沢の二人もいいコンビだし、それぞれのちょっとした日常を覗いてるみたいで面白いです。
小糸視点のCパート。こういう何気ない日常がとても素晴らしいんだって後になって思うんだろうなって静かなピアノの音を聞きながら思いました。{/netabare}

11話「名探偵コマちゃん」
{netabare}「エイチジー144分の1・・・」って長セリフ何回も言わせてて笑った。。声優さんすごい!
苦手なジャンルのアニメ一気見させられるのは確かにキツイかな。
でも私ガンダム見たことないから意外と新鮮な感じで見れちゃったりするかも??
小糸のとなりで楽しそうに早口で解説してくれてるエルダが面白いw
ゆみみみまつりって10回言ってと言われたら噛みそうw
射て人の祖父がケガをして小糸がすることになって・・で次回に持ち越し。
最終話のお祭りのお話、楽しみです♡{/netabare}

12話「これが私のご祭神」
{netabare}エルダが弓が上手かったり、船からジャンプして矢に的を当てたりする身体能力の高さなど、エルフらしいところが垣間見られてちょっと嬉しいかも。。
この話が最後じゃなくて、その後のエルダが厄除けする話で終わらせるところがこの作品らしいなって。
見ててとても楽しい作品でした♪{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

エルフ族がエロい使い方をされていないだけで既に高評価

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

タイトルにも書きましたが、
最後の最後までエルダやその周りのエルフ族を
エロい使い方してなくて素晴らしいです!

なにかっちゃ無意味にエロ放り込む作品が多い中で
このパターンは嬉しい誤算でしたね。

そんな事より町の人達との繋がり、温かさ、
巫女である小糸との関係性に重きを置いて描かれていて
くど過ぎない癒し作品となっていました。

無理に感動で泣かせようとするわけでも
わざわざ悲しみや不幸や闇のお話が入れられてないので
元気がない時の心のお薬となる作品でした。


まだまだ先を観たい気持ちもたくさんあるけど、
{netabare}先の先の先までもを考えると
寿命の違う2人の結末を見守る事になりそうなので
それはさすがに私泣いちゃうから控えたいところ、、

今このときを2人が幸せそうに寄り添ってる部分だけを
見ていたいというワガママが出てしまいますw

小糸の都会に憧れる性格が
今後のお話に関わってくるのか気になるところ。{/netabare}


キャラクター達の性格のバランスがいいのも
作品を見る上での心地良さの1つですね。

またエルダがする小話に{netabare}歴史が登場するのが楽しくて、
「家康くん」の背景にエルダが混ざってるというのが
個人的にちょっとツボで他にも聞きたかったです。{/netabare}

それ以外にも物事の由来なども話してくれていて
昔の人の提灯(ちょうちん)の使い方なども
本当に面白いお話でした。

こうして楽しく知識が舞い込んでくるアニメが
もっと増えたらいいのになと(っ ॑꒳ ॑c)


初めてEDの映像を見た時は錯覚を起こしそうで、
実写とCGの立体感と、なんとも不思議な感覚でした。

曲はOPもEDもいいですね〜
OPの方は特に大好き(*´˘`*)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 28

69.9 2 2023年度の親友アニメランキング2位
ウマ娘 プリティーダービー Season 3(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (184)
494人が棚に入れました
これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ“ウマ娘”の物語。 幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、 自身もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック。 そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、 己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド。 強大なライバル、抗い難い運命などが立ちはだかる中、 信じる仲間の言葉や人々の声援を背に受け、 今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心配してたのが当たりそう…。

 大好きなウマ娘シリーズですが、正直今回は不安…。何故ならここまでドラマティックなウマ生を送ってきた二人をすでにやっちゃってて、キタサンはハッキリ言って見劣りするかなぁ…。


 前作の二人は周りも凄いキャラで人気ウマ娘としてみんなに充分好かれてる状態からのスタートだった。例えるなら映画「アヴェンジャーズ」みたいに準備が整った状態からのスタートと、まだキャラが充分認知される前にスタートしちゃった「ジャスティス・リーグ」くらい差がある。


個人的には沢山いるウマ娘たちのドラマティックなところを何話かでやるシリーズを沢山作ってくれた方が嬉しい。チームスピカだけでもウオッカとダスカ、ゴルシみんな最高やん。1クール一人中心じゃなくてもオムニバス的に何人かの話を2クールでもいいし。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

諦めない、この手が届くまで――

この作品の原作ゲームは未プレイですが、これまでに制作されたアニメは全作品視聴済です。


これは別世界から受け継いだ輝かしい名前と魂を持つ
“ウマ娘”の物語。

幼い頃にトウカイテイオーの奇跡を目に焼き付け、
自分もそのキラキラした光景に飛び込みたいと願うキタサンブラック

そんな幼なじみの夢をすぐ傍で応援しながら、
己の使命を果たそうともがくサトノダイヤモンド

強大なライバル、
抗い難い運命などが立ちはだかる中、
信じる仲間の言葉や
人々の声援を背に受け、
今、キタサンブラックは夢に向かって走り出す!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

スペシャルウィークを主軸にした第1期…サイレンススズカの奇跡と後押しを受けた全力全開のジャパンカップは、最終コーナーからの展開は涙無しには見られません。

トイカイテイオーを主軸とした第2期…第1話で皐月賞と日本ダービーを制して「無敗の三冠ウマ娘」といったところで、第1話のエンディングテーマとなった「winning the soul」ではウィニングライブで軽快なステップを踏んでいる矢先にまさかのどん底に突き落とされる展開から第2期は幕を開けました。
何度も苦しみを乗り越えながらそれでもレースを諦めず臨んだ有馬記念…最終コーナー直前でビワハヤヒデが飛び出し、それを追走する形となってからのテイオーの意地…これも涙無しには見られない物語です。

サイレンススズカのレースは私も見ていたのであまりの衝撃に声がありませんでした。
そして、この作品の優しさを知ったきっかけにもなりました。
第1期ではスぺちゃんを一生懸命応援して、第2期ではテイオーを力一杯推していました。
つい最近まで、私の推しはトウカイテイオーと即答できるくらい心酔していたと思います。
トウカイテイオーやメジロマックイーンは知識として知ってたので…

そしてこの第3期…私が競馬からすっかり離れた以降の物語になりますが、キタサンブラックの名前は聞こえてきておりました。
過去の作品を見返すと、アニメーションとしてのクオリティがヤバいくらい上がっているんです。
間違いなくキタサンブラックとサトノダイヤモンドの物語の面白さに拍車をかけていたと思います。

物語の中では色んなレースを沢山見ることができますが、終盤の天皇賞(春)とラストランとなった有馬記念のレースは何度見返しても感動します。
もうキタサンブラックの雄姿にすっかり見惚れてしまいましたよ(〃ノωノ)

夢への走り方って、きっと色々な形があると思います。
だから形ではなく、どれだけ直向きに打ち込んだか、どれだけ自分の全てをつぎ込んだかでその価値が決まるんだと思います。

そしてそのレースシーンですが、ネットをググると過去のレースの動画が結構残っており、もちろん、キタサンブラックのレースの動画もありました。
見てみると、ほぼアニメと一緒なんですよね。
競走馬の位置取りや、はたまた実況まで同じような動画もありました。

言いたかったのは、本物のレースさながらの展開に加えて、ウマ娘ならではの味付けが施されているので、個人的にはこちらの方がよっぽど味わい深いと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、キタサンブラック(矢野妃菜喜さん)、サトノダイヤモンド(立花日菜さん)、サトノクラウン(さゆみん)、シュヴァルグラン(おなつ)、サウンズオブアース(MAKIKOさん)、ドゥラメンテ(秋奈さん)による「ソシテミンナノ」
エンディングテーマは、第1話限定でキタサンブラック(矢野妃菜喜さん)による「ロストシャイン」と、キタサンブラック(矢野妃菜喜)、スペシャルウィーク(和氣あず未さん)、サイレンススズカ(高野麻里佳さん)、トウカイテイオー(Machicoさん)、ウオッカ(大橋彩香さん)、ダイワスカーレット(木村千咲さん)、ゴールドシップ(上田 瞳さん)、メジロマックイーン(さおりん)による「アコガレChallenge Dash!!」
オープニングは同年代のライバル同士で、エンディグはチームスピカで歌っていたみたいです。
個人帝には「ロストシャイン」が大のお気に入りです。

1クール全13話の物語でした。
第3期にキタサンブラックとサトノダイヤモンドの物語が描かれるというのは、第2期で布石が打たれていましたよね。
ちょいちょい出演していましたし、キタサンブラックはトウカイテイオーに、サトノダイヤモンドはメジロマックイーンに心酔していましたから…

ですが、今回はその様な布石を見つけることは出来ませんでした。
他にも沢山感動できるエピソードが眠っていると思うんですけど…
一部、大人の事情でゲームの方では訴訟などが起こっているようですが、アニメとは一線を画していると思うので、続編の制作を楽しみにしています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

2023年No.1アニメ

現役時代大好きで2期の時からウマ娘としても大好きなキタサンブラックが主人公でかなり楽しめました
ただ2期があまりに良すぎて3期に対する期待値のハードルが上がりすぎた為か評判が芳しくないのが残念です
1つの作品として見たら十分素晴らしい出来だと思っているんですけど
2期が良すぎたので比べると作品として多少劣るのは仕方ない気もしますが
自分はキタサンブラックという競走馬もキャラも大好きだから多少自分の中で補正があるのは認めますけどね
Sランクアニメで500点満点中471点です

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

65.9 3 2023年度の親友アニメランキング3位
青のオーケストラ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (148)
423人が棚に入れました
バイオリニストの父の影響で中1まではコンクールで活躍していた青野一(あおの・はじめ)。父親が家を出たことでバイオリンから離れ、無気力になってしまう。しかし、中3の秋に秋音律子(あきね・りつこ)と出会い、初心者の彼女にバイオリンを教えることで再び音楽と向き合っていく。 音楽の楽しさを再確認した青野は、秋音とともに強豪オーケストラ部のある海幕(うみまく)高校に入学。ライバルや仲間たちと切磋琢磨し、自分自身や過去と対峙し才能に磨きをかけていく。青野だけでなく、家族や才能をめぐるさまざまな悩みを抱える部員たち。それぞれに乗り越えながら、定期演奏会に向けて自分たちの演奏をともに作り上げていく。音楽で心を通わせていく、青春群像劇。

声優・キャラクター
青野 一:千葉翔也
秋音 律子:加隈亜衣
佐伯 直:土屋神葉
小桜 ハル:佐藤未奈子
山田 一郎:古川慎
立花 静:Lynn
羽鳥 葉:浅沼晋太郎
原田 蒼:榎木淳弥
青野 龍仁:置鮎龍太郎
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

追憶の追奏曲

吹奏楽部の練習の厳しさもしっかり描写されていたし、とても面白かった!
青野君と佐伯君の関係性が好き
そして音がとても心地よく、クライマックスシーンの演奏がとても心に響きました

この作品は女子部員目線で文化系男子主人公を描いているのでぎこちなさを感じる人は多そうです
男子はやたら草食系寄りでやりとりが女性的だし、女子同士のやり取りが自然だから女性作者かな?と思ったらやっぱり女性でした
途中、主人公を放置して律子が主役みたいになっていて、青野君の物語よりもリアリティがありましたね
スポットライトを当てるキャラクターが多く、一人一人の掘り下げが足りてないのが惜しいかな?
この尺で物語を描くならもう少し目立つキャラクター減らしても良かったかも?

【ネタバレあり】
{netabare}
・青野君の父親のエピソード
これはいらないかな? 
父親の名前出てくるたびに青野君がトラウマ思い出して話の進行止まるし、話も感じ悪いだけで面白くないし、作品全体のテンポと雰囲気を悪くしていると思う、佐伯君との関係はびっくりしたけど、これを描くためにやってきたのかって思うと微妙に感じた
特に仮入部の時に青野君目の前にしてみんなでスキャンダルの話を始めたときは嫌な気持ちになりました

・律子とハルへのいじめ
さすが女性作者・・・女子の陰湿な集団イジメがよく描かれてますねー
学校は何やってるの?

・立花さん
この子と性格そっくりな子が知り合いにいて、最初はすごく苦手だった
立花さんの態度も悪いけど、律子たちが悪口言っていじめるのも感じ悪いですね
あれだけ態度最悪だった立花さんが律子達の頑張りを認めて急に態度が柔らかくなったのも
こういう素直になると急に変わる女いるよねーって思いながら見てました
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

カノン砲炸裂!!

「四月は君の嘘」を「エヴァ」のシンジとアスカでアレンジしたような作風が意外にも程よい感じで
予定調和しており、ある意味「のだめカンタービレ」の成功例で保障されたような
音楽を題材にした安定的ドラマ路線の軌道に見事乗っかり、物語は着実に進んでいくのでありました。

主人公を悩める中学生にしたのが大成功で、感情移入がしやすく、更にそこに追い打ちを
かけるようにして「ヴァイオリン」の音が支援攻撃してくるわけありまして、
一撃必殺の「カノン砲」の威力たるや恐るべしと言ったところであります。

1クール作品という条件では音楽の力を最大限に利用した本作に絶対的優位性があり
(改めて調べてみたら2クール作品のようでありましたが、それは兎も角として)
完全勝利は「カノン砲」の破壊力により揺ぎ無いようにも思われます。

意識されるのは「四月は君の嘘」でありますが、期待値はかなり大きく
本作は今期の大本命たること間違いなしと確信するものであります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

しろもすマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

全編3DCGにすべきだった

7月30日放送の第17話の驚愕展開で「おいお~い(ちょっと予想してたけどな!)」となり、この先3回分が放送休止との告知に「おいおいおい!(あ、甲子園か)」
アカン我慢できない。3週間お預けって、ないわぁ・・・ので、原作単行本11巻を大人買いした。いや、ずっと気になってたんだけどね。
それでわかった。アニメ17話は、まだやっと単行本4巻の最後のほうだと。クラシックの曲を流すのに相応の尺が必要だってことはあるだろうけど、それでもこのアニメ作品がとても丁寧に、原作を大切にしつつ作られていることがわかった。
だからこそ作画について言いたい。何故、全編をフル3DCGにしなかったのか、と。演奏シーンになった途端にCGになるから、一部のCGギライ層が騒ぐのである。しかも手描きシーンはしばしば作画崩壊ちっくになる。その落差が激しすぎる。
だいたい、監督が岸誠二氏である。あの、セルルック3DCGアニメの金字塔「蒼き鋼のアルペジオ~ARS NOVA」(2013年)の監督である。せっかく岸さんなのにぃ!である。
そう、CGアニメガー!ゆう人たちは一定数いる。が、もはやマイノリティである。ピクサー・ディズニーのアニメで育った若い世代は、いまどきCGだからなどという理由で取捨選択はしない。ただ、作画がスムーズにつながっていないのは、やはり気になるのだ。
演奏シーンに関しては、CGであるおかげできちんと動いている。なんせ同じNHKアニメの「ピアノの森」はひどかった。ピアノ演奏シーンになると、ほぼ静止画になっていた。まあ指を、それもショパンの速い曲で動かすのは相当の時間と労力と金がかかるわけだけど。その点、この作品は演奏シーンはリアルに動いている。
別の手描き音楽アニメと比べてる人がいるけど、ブラスバンド部に弦楽器はないからね。吹奏楽器を吹く仕草なら、ピアノや弦に比べてずっと作画は容易だろう。
あと、オーケストラの指揮者や奏者は、そんなに大きなアクションしないぜ?身振り手振り激しい指揮者や、コンチェルトなんかでソロの人が髪を振り乱して演奏する場合はあるけど。
結論として、作画はちと残念だが物語はすばらしい。親ガチャ勝者だったはずの主人公が、その父親ゆえに大変な挫折を味わう。けれど、周りの仲間たちや、教師たち(ほんといい先生!)の指導で奈落から這いあがって行くという、ド根性青春ちょい甘ずっぱ感動ストーリー&名曲演奏。変な先入観や偏見を持たずに、そして作画に少々目をつぶって観てほしい。
で、原作。12巻を早く!お願いします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

60.8 4 2023年度の親友アニメランキング4位
夢見る男子は現実主義者(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (128)
388人が棚に入れました
同じクラスの美少女・夏川愛華に恋い焦がれる佐城渉は、彼女との両想いを夢見て、めげずにアプローチを続けていた。 しかし、ある日突然、夢は醒める。愛華と自分は釣り合わないという現実を見て、適切な距離を取ろうとする渉。一方の愛華はその態度に呆然。 「もしかして、私、嫌われたの……?」 “両片想い”のすれ違い青春ラブコメが開幕!

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

久々に見た恋愛ものだからか

すごくしっくりすんなり楽しめた!

ベタベタえろえろやハーレム全開みたいな描写が控えめで
主人公が案外サラっとしている所が良かったのかも。

思ったよりまわりの評価は低いけど、自分的には一連の流れで一気に見ても
すごく自然に心に入ってきて清々しい気持ちで最後まで見ることが出来た。

押したり引いたりに共感したのかな?
客観的に楽しむ場合、この構図がもどかしくて可愛くて良いのかもしれない。
あとはキャラ達の演技がすごく上手かったのかもしれない。
距離感も良い。深すぎず、浅すぎず、関係ないようで関わっていたり
そういうのが全体的にバランスよく組み込まれていて心地よく感じられた。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

68.6 5 2023年度の親友アニメランキング5位
柚木さんちの四兄弟。(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (65)
162人が棚に入れました
親を2年前に亡くした柚木家四兄弟。一家の大黒柱で、苦労人の長男・隼(はやと)、クールで”釈迦”と呼ばれる一面がある一方、湊が大好きで全てを「かわいい」と許容するブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので”仙人”と呼ばれ達観している小学1年生の四男・岳(がくと)の四兄弟による、家庭で、学校で、ご近所で巻き起こる日常が描かれます。

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『俺たち兄弟はどんなことがあってもずっと家族なんだから』

4兄弟の心温まる日常ストーリー

登場人物も少なく1人1人掘り下げてくれるから感情移入しやすかった

4兄弟と家の前に住んでる家族との良い関係が私的にゎ昔の一家のようでよかったですね。

今ゎなかなか近所付き合いやらないし、こんな真っ直ぐに育つ子供ばかりでゎないからねぇ〜

こーゆー家族を知ってる方ゎ暖かいと感じると思う。
opゎ頭に残る良い曲だし、キャラも可愛いし、たまにリアルな街並みなのも目を引いた箇所です!

兄弟って愛おしい❤️
自然と続きを視聴しました!

まぁ、でも感想を聞かれると普通。と答えてしまう作品

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

兄弟の絆

両親がいないイケメン男子4兄弟のホームドラマ
密かにお気に入りの作品、思春期の男子が思い悩む姿がちょっと重たいけど、とにかく可愛くてオススメ
男の子の子育てをするときの参考になることもあるかもしれません
4人それぞれ結構深刻な悩みを抱えていてシリアスな話ばっかりだけど、悩みが解消される過程が丁寧で、終わってみればスッキリしていてイイ話、気づいたら全員可愛すぎて推してた!

最推しは岳ちゃん! 可愛すぎて毎週癒しだった
でもこんなおじーちゃんみたいな6歳児いないだろうなあ・・・
小5くらいから女の子にモテモテになりそう

尊くんについて
私も小さい頃、妹のワガママが通ることよりも喧嘩すると母は必ず妹の味方になるのが悲しくて、気持ちすごく良くわかる、尊くんは溺愛しすぎだけど!

隼さんは理想のパパ
同窓会で{netabare} 弟のお世話で大変な様子を生き生きと語っているのを聞いて、同級生の女の子達が「ないわー」って言ってたけど、そうかな?
結婚したらちゃんと仕事して家事や子育てちゃんとできるパパなんて最高じゃない?{/netabare}

湊くんは一人だけやたら子どもっぽくて、最初はちょっと不快感あったけど、ずっと見ていくとだんだん愛着が生まれてきて、岳ちゃんに対してはちゃんとお兄ちゃんしてて、尊くんが甘やかしたくなる気持ちもわかる、愛されるわがままって感じ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

互いを高め合う、労わる、幸せにする

あらすじで泣ける、作品で水分を失う

両親を亡くした歳の差のある4人兄弟の話。

視聴前は設定が不幸系のギャグコメディだと思っていたら、
物語のあるハートフル精神成長型アドベンチャーだった。
こちらを日常系に分類してはいけない。

長男で働いているブラコン母、
次男で落ち着いたブラコン長男、
三男で活発で果敢なちびっ子ブラコン次男、
四男で一番大人で家族思いな末っ子。

ちなみに既にあるいは将来的に全員イケメン。

この作品は二つのテーマがあるように感じる。
一つは家族、
もう一つは個人。

その家族に隣人がいるのが、なんかとても良い。

若かろうが幼かろうが、兄弟であろうが家族であろうが、
色々考えているのだ。

こんなあたたかい人間関係はいいな、
こんなにステキな人間はいいな。

少しは彼、彼らのようになろうかな、
そんな風に思わせてくれる優しい作品。


ちなみに私も、3人男・末っ子に妹の4人兄妹だが、
妹と両親に年一でこちらから連絡するかしないか、
兄弟とはどちらからも数年連絡を取っていない(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

70.6 6 2023年度の親友アニメランキング6位
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (303)
961人が棚に入れました
進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。 彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。 特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。 自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。 隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。 これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

お隣の天使様が可愛い服で来ているのにスウェットで応対している駄目人間の件

後半の作画は危険水域いっぱいでした。
このような作品はいかに登場人物をキレイに見せられるかが大事だと思うのです。
主人公藤宮周は、元からダメ人間ではなく、出来過ぎた彼女を持つと「幸せ過ぎる!」という表現を「ダメ人間になってしまう!」と言い換えただけの普通の高校生なのですから普通にカッコイイ青年を細部にこだわって作画してほしかったです。

なのでワタシ的には、中盤から主人公、ヒロインの声優さんの演技が耳心地良かったのでドラマCDみたいに聞いているだけで楽しめました。

がんばれ作画!アニメは作品に合った映像があってこそですよ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

素直に観るやつ

なんかタイトル的に無意識に身構えて苦手な気持ちで見始めたけど、なーんにも問題ない、ただの良作だった。
ストーリーはよくあるんだけど、メイン2人のやり取りがとても良い。
サブキャラも外れなく存在感あるし、足を引っ張る要素無し。
何が気に入ったのか、多分皆んなそれぞれ出張りすぎずそっと寄り添う添え木みたいな立ち位置で
でもしっかりと見守ってくれている、それを観てるのが心地良いと感じる。
タイトルで食わず嫌いを起こさずもっと早くに素直に観たかったな。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

こっちまで、駄目人間にされるわ!

一見暗めな男子高校生、主人公藤宮周のお隣には通称天使様。
そぼ降る雨の日に公園で傘を貸したことをきっかけにふたりの関係が進展し・・・
って感じのラブコメです。

天使様は、容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能、品行方正な椎名真昼。
天使様と言っても、真昼には影がありそう。
一方の周君も訳ありっぽい。
そんな二人が一人暮らしをいいことにその距離を徐々に・・・

真昼が周君の部屋に料理を作りに行くという、いわゆる通い妻状態。
そして、周君は胃袋を鷲掴みにされ、いつの間にか駄目人間にされて行く。
真昼の方も無自覚な周君から様々はものをもらい、ゆるゆるに。

誰がどう見ても「付き合ってる」のに、付き合ってないと言い張るご両人。
友人縁者はもとより、視聴者にも「もう付き合ってんじゃん!」という突っ込みを入れられる始末。
それがこのアニメのラブコメ成分なのです。

もっとも、端的なのが11話です。
{netabare}酔っぱらっているとしか言えない真昼の行動はもうファンタジー。
観ているこっちが恥ずかしいです。{/netabare}

はっきり言って、こんなラブコメは大好物です。
5回くらいは観たっけか。
自分でもびっくりです。
2期はいつかな?
待ち遠しいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

72.6 7 2023年度の親友アニメランキング7位
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (273)
901人が棚に入れました
その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。

声優・キャラクター
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽・白石晴香
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ニューゲン:勝生真沙子
カル:小宮和枝
ネボラ:沢海陽子
ゴルネリ:斉藤貴美子
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ラウダ・ニール:大塚剛央
フェルシー・ロロ:高田憂希
ペトラ・イッタ:広瀬ゆうき
セセリア・ドート:山根綺
ロウジ・チャンテ:佐藤元
プロスペラ:能登麻美子
マルタン・アップモント:榎木淳弥
ヌーノ・カルガン:畠中祐
オジェロ・ギャベル:KENN
ティル・ネイス:天﨑滉平
リリッケ・カドカ・リパティ:稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ:島袋美由利
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

女性の男性社会への間違った復讐劇…だから魔女なのか?

 さて、23年を代表するアニメとして、通しで2回目の視聴をしました。リアルタイムで考察していたよりも素直に視られたかなあという気がします。
 その結果、非常に深く面白く感動できる話だということを再認識しました。

 ウテナを彷彿とされる設定から始まった本作ですが、最後はプロスペラマーキュリーの復讐譚となります。夫を失った妻と娘ですね。
 ウテナが女性が裸なって王子様幻想から脱して自立せよ、のような結末でした。一方本作はあえて言葉を飾らずに言うと、ウテナで提言した女性像に対して、女性たちの強くなり方、男社会への復讐のやり方は間違っている、という話に見えます。というのはやはりクワイエットゼロの形状はどう見ても女性器のアナロジーです。クワイエットゼロは個人の復讐であり、間違った復讐です。
 一方でそれを壊すべく発動した、送電器に偽装した兵器は男性器のアナロジーでした。要するに性によっていがみあうことで生じる分断の象徴ですね。

 魔女というのはガンダムを操るものでありガンダムを作るもの。パーメット粒子というものを操れるものです。パーメット粒子は情報の塊ですから、情報を操る女たちの復讐劇、つまりフェミニズムの誤った形の実行かなあと現時点では見えました。ここはまた考察したいところです。今回気が付いた部分なので。

 一方でグエルがなぜあんなに極端な古風なキャラだったのか?ですね。力こそ正義とか分厚い鎧をかぶったような性格、威圧と権威主義は古い男性性の象徴でした。彼のような生き方をしていると、女性=スレッタに婿の地位を奪われるところからスタートしました。

 つまり、彼は間違った男性性の否定をするためのキャラだったのかなと思います。
 親殺しはすなわち男にとっての成長です。彼は裏方というかサポート役に回ったのはなぜか?あのフェンシングの一騎打ちは本当に実力だったのか?

 シャディクはグエルと対照的な、スマートでクールなキャラです。現代的な男性性だと言える気がします。彼は自分の信じる正義を陰謀によって実現しようとします。つまり、目的の為なら手段を択ばないという現代的な生き方の象徴だったと思います。何を考えているかわからない、常に茶化したような態度なども非常に今風です。

 で、ミオリネですが、彼女は最高の地位の後継者であり、トロフィーワイフでもある…ように見えて、実は父親の愛情ともっと視座の高い理念を理解できない優等生少女の象徴でした。命のやり取りや差別による貧困や争いの現実を知り打ちのめされました。
 彼女の髪型の変化にも注目です。大人びた髪型にした後の落ち込み方。部屋に引きこもった後がなんともいえませんでした。

 母親の遺伝子コードにより彼女は目的を達成するわけですが、親の子を思う気持ちの象徴ですね。
 これはほぼすべての主要キャラに言えますが、単純な「大人なんて」という子供の視座の問題意識で、一段上の現実の世界で生きている人たちを馬鹿にする今の子どもたちのアナロジーも感じました。まあ、ユーチューブを見て世の中間違っていると学校で騒いでいる子供たちですね。 その証拠にこの3人の行動が学校で考えていた思惑が全員失敗に終わります。

 彼らはお前は一人で生まれて生きてきたのか?というくらい不遜です。自分の遺伝子がどこから来たのか、そして自分が遺伝子を残す役割を果たさなくていいのか。

 一方で、世界をメチャメチャにしているのも資本主義の理屈であり、その点において大人は間違っているのですが、それは文明の恩恵が得られる原因でもあるので非常に難しいことです。

 スレッタです。母親の目的のために型にはめられた教育を受けた娘。毒親問題ですね。と同時にエアリアルという、スレッタを庇護するものの象徴から、キャリバーンといういう自ら戦うガンダムに乗り換えるということの成長です。庇護されてきた家族を自らの手で暴走を止め守り救済しました。
 学校生活やミオリネなどとの交流や、挫折の果てに成長して行くところなどが丁寧に描かれました。

 他に秀逸なキャラは沢山いて、それぞれの生き方を追うだけで多様な生き方が見えてきて、しかも、どこにも正解の提示がない、というのが本作の特に優れてていたことろだと思います。

 それと終わり方ですけど、やはり資本主義体制というのは簡単に変わるものではないということです。そのために必要なのは何か?それが学校という事だと思います。つまり幾つもの世代を通じないと急に変革など起きない、今学校ですべき事があるんじゃないの?という風にも見えます。

 アーシアン、チュチュやニカとガンダムパイロット2人と比較するのもいいと思います。つまりアーシアン側の2人がなぜ魔女、つまり情報を操るものとして描かれたのか考えると、分断とか親ガチャで騒いで相手を攻撃するよりも、努力して生き方を見つけろと言うようにも見えます。

 ということで、ガンダムというメカや企業とか軍の設定にはほとんど興味がいかないでキャラが何を意味しているのかばかりを見てしまいました。

 まあ、メタ的な意味でガンダムが消えるところを見て、ちょっと思うところはあります。

 OPは1クール目の祝福に比べるとちょっと凡庸でしたね。EDはアニメが良かったです。絵も綺麗だし意味深でした。


 本作は兵器とか戦争のようなテーマとかニュータイプというコミュニケーション論が中心だった過去のガンダムより、現代的なテーマを的確に描けた名作だと思います。
 本作を見た後だと、富野ガンダムが古く見えてきます。もちろん、今でも名作と呼べる作品は沢山ありますが、時代性と言う点で本作は現時点ではテーマ性が既存のガンダムから脱してアップデートされていました。

 アニメも綺麗だし、2クールの中に密度濃く、いろんな視点を入れてかつ面白い話に仕上げたと思います。

 物語の展開に若干ご都合主義があるものの、20年代以降の作品はテーマとエンタメの融合を優先して、展開の不自然さは多少目を瞑ったほうが良いと思います。

 本作のターニングポイントというか視点がはっきりするのは、19話と21話でしょうか。

 評価はオール5に修正します。初回は分割2クールで2クール目は集中できてなかったですね。今回見て話の深さに感動しました。特に主要4人のキャラがとても良かった。
 もう2回くらいあとで見たいですね。本当に深くて面白かったです。


以下 視聴時およびその後の考察レビューです。


{netabare}this is the story concludes the witch from mercury って出た以上、これでお終いということでよろしいのでしょうか。
 やはりシェイクスピアの「テンペスト」オマージュでメインキャラは誰も死にませんでした。何を言っているのかは本編でご確認を。トマトの人は気の毒ですけどね。

 PROLOGUEからのつながりでいえば復讐は何も生まない。という結論であると同時に一つの事件では何も変わらないのか?という感じに見えます。1年戦争のアバオアクーの結論で何かが変わったような気がした初代ガンダムでしたが結局その後も延々と続いたガンダムを連想します.
 が、その変わらなさをあえて連想させる終わり方だった本作の方が、少しずつの変革に向かいだした、という希望につながるような気がします。

 というのは、ガンダムが消えていくシーンです。あれが象徴的でした。まさに消滅して行きました。と同時にガンダムの素材が維持できないということはパーメットリンク消えたのだと思います。つまり、オカルトにも似たニュータイプのようなものは残らないということでしょう。
 ガンダムとニュータイプ=パーメットリンクはもうないよ。つまり、水星の魔女はこれ以上作ると蛇足になるので続編はないよ、ということだと思います。

 エリーが小姑ということは、まあ、そこはハッピーエンドと言えるのでしょう。戦争と医療というテーマがなかなか面白い作品でしたが、思っていたよりもスケールの小さな終わり方でした。

 
 結末については少し咀嚼したいと思いますが、しかし、平穏な終わり方という最も意外なほうに持って行ったのは、ある意味上手い裏切りですよね。なかなかいいと思います。

 ウテナ的な終わり方が見たかったですけどね。それだと今の時代にそぐわないのかも。逃避や急な変革じゃなくて、意識改革こそ新時代には必要な事なのかもしれません。つまり、ガンダムという超兵器=1つの答えで何とかなるような処方箋はないし、単純な力では何も変わらないよ、と。

 なんとなく宇宙世紀もののガンダムを追っている視聴者およびステークホルダーに対する引導に見えなくはないです。これをやられるとシードはまだしも、ハサウェイが色あせてしまう気がするのですが、大丈夫でしょうか。

 前半と後半のバランスが悪い気もしますが、どうしてもトマトの部分。つまり学園の内と外というのを中間に持って来たかったのでしょう。それは我々のような成人ではなく、本来ティーンに見て欲しいという事なのかもしれません。
 音楽は1期の方が圧倒的に良かったです。最終回はズル過ぎ。

 やっぱり構成はちょっと減点したいかなあ…もう2話、26話で出来なかったんでしょうか。まあ、言いがかりですけどね。むしろ説明が足りないからこそ、自分の頭で考える楽しみがありました。
 そう…こんなに楽しんだアニメは久しぶりです。もう1回どこかで見て、総括したいですね。

 ということで、非常に良いガンダム、良いアニメでした。制作陣に感謝を。


追記 学校が舞台だったことをどう読み取ればいいのか。

 ガンダム史上初めて学校が舞台でした。1期終わりの時点ですと、戦いの形だけ教えて、実際人を殺すのに役立たないということで学校の無力さを歌っていたのかなと思っていました。

 ただ、最後ですよね。学校のつながりで仕事をしていました。習った事はあまり役に立たないけど、つながりが仕事になるということでしょうか?

 資本主義社会の矛盾…結局大企業が勝つという雰囲気の中でしたが、しかし、アーシアンやどの企業に属している子供たちも、一緒に働いてましたよね。垣根を超えるのは新しい世代だというのと共に、学校時代に一生懸命やったこととつながりが花になる、という意味かもしれません。

 現状肯定ではなく、現状否定の物語ではあると思いますが、やはりガンダムによる一発逆転はないよ。次世代は若い人たちが学校でしっかり勉強して作っていってね、という事かもしれませんし、結局は親の背中を見ながら子供は育つという風にも見えました。

 また、ガンダムの技術はちゃんと医療に役立っているという感じもありました。戦争の傷跡を見せると同時に科学が肉体を補っていました。あとミオリネが持っていたトランクも同じ技術?



再追記です。

 ウテナ設定ですね。関係ないじゃんとは思いません。なぜかといえば、やはりガンダム・スレッタ・キャリバーンはウテナカーの対比だったからです。
 ウテナは王子様幻想とか闘いに明け暮れる学校という制度から裸で脱却し、女性の生きざまについてもう一度考えろ、という投げかけで終わっていました。

 本作については、逃避だけでなく提案がありました。今の社会の枠組みの中でどう生きるのか?ということです。
 上にも書きましたが、ガンダムでの一発逆転はないし、ニュータイプのような科学技術では分かり合えないということに加え、ウテナのような逃避も何も生み出さない。復讐は虚しいだけ。それよりも自分で目標と居場所を見つけ、少しずつ社会を変えて行こうという風に見えました。

 つまり、脱ガンダムと同時に脱ウテナということでしょう。だから、ウテナとの対比として百合設定が活きてきました。






以下 視聴時のレビューです。


15話 考えながら見ると面白い。新旧世代の橋渡しとなるガンダムの再定義にふさわしい作品。

{netabare}  15話(2クール3話)までで本作については、設定を考察してどうこう言う話ではないことは分かります。というか隠す気が無いくらい結構基本的な設定の構造はヒントを意図的にばら撒いていました。

 学校という牧歌的な舞台を描きつつ、外の不穏な世界を徐々に読み取らせていった1クール目が活きてきています。

 全員が信念に基づいて動いている。そして単純な悪意だけで動いている人はおらず、正義のためにやっているということでしょう。地球と宇宙の分断もそうですし、企業の経営者の考え方もそうです。
 あるいは医療という人を救う技術と兵器という人を殺す技術というテクノロジーの2面性も入っています。核開発時のアナロジーは強く感じます。

 結果としての戦争と対立。それがまるで宿命のように描かれています。これを国家に置き換えればほとんど現代の世界の状況そのものです。

 また、進歩したテクノロジーのブラックボックス、医療の生命倫理などなども読み取れます。親と子の意見の違い、毒親。そういったものがストーリーに組み込まれていて、素晴らしい脚本だと思います。15話のいろんな親子の関係を描いたのは良かったですね。2クールという情報が本当なら、それがいい方に作用しているのでしょう。テンポがいいし飽きさせません。
 また、単話しかでてこないような登場人物にドラマを感じさせる演出は大したものです。

 富野監督の時代とは違う。宇宙時代ではなくテクノロジー時代の新しいガンダムです。「テクノロジー」「多様性」「世代」「経済」「両義性」が生み出す摩擦により生じる人類の混乱。非常にアップデートされたテーマを描いています。
 それがまた無理なく1期の種まきからの続きとして描けているのがいいですね。ちょっと説明しすぎな気もしますが、分かりやすくしないと振り落とされる人もでてくるのでしょう。

 当然人間ドラマが中心になるわけで、既にロボットアニメではなくなっています。
 本作の楽しみ方は、考えることでしょうね。今我々が生きている家庭から世界戦争までを本作を見ながら考えることでしょう。EDのフワフワした捉えどころがないアニメを見ると不穏ですけど、おそらくはそこにヒントを隠しているのでしょう。スレッタの髪と衣装の感じから「女」を強く感じます。そういうテーマもでてくるのでしょうか。

 エンタメとしても緩急があって、複雑だし面白くできています。ガンダムの再定義作品にふさわしい出来だと思います。 {/netabare}


17話 面白過ぎて草。過去のいろんな作品が思い浮かびます。

{netabare}  SF的な問題として、エリクトの精神あるいはゴースト(魂)はどこにあるか、ですね。どうもコピーしたような雰囲気でしたので、この問題をスルーされてしまうと、深さが半減する気がします。
 逆に鉄腕アトム問題にもなりますが、それは本当の家族なのか?人格とは?という問題に肉薄できれば素晴らしいと思います。

 その一方で、グエル、ミオリネ側の親の意思を自分の意思で継ぐ、スレッタ、エレン側の毒親にコントロールされているのか、という対比があります。これは分かりやすいですが、2つ。グエル、ミオリネ側の意思もどうも操られている感があります。それがクワイエットゼロにつながる感じです。
 クワイエット・ゼロ。静寂そして零。そこがコロニー落としになるのか人類補完計画みたいになるのか。一方で、過去の遺物を消し去るために、親世代が自らの滅びか新世代の旅立ちを計画しているのか。

 メタ的に見ると日韓関係やバブル崩壊後の失われた30年のような世代間の責任問題にもつながってきます。分断の責任。これを相手に押し付けるだけでニュータイプというオカルトに救いを求めるだけだった旧ガンダムシリーズの引導としての作品です。

 ここを見ると「すずめの戸締り」の評論が無力だったことを想起します。あれだけ新海誠氏に稼がせてもらったユーチューブのインフルエンサーが何一つ分解できませんでした。まるでなかったことのようになっています。
 当たりまえですね。宮崎駿監督を認めつつ、旧世代はもう捨てようよ。つまり50歳以上の世代は自分たちの体験や知識価値観で、もう現代をネガティブな意見ばっかりで引っ掻きまわさないでよ。過去は悼みつつも新しい世界を覚悟して生きて行くからという話ですから、自己否定を突きつけられました。

 となった時に、本作ですね。過去のガンダムの否定はもちろんですけど新しい世界と価値。SNSもネットワークも当然の価値観に組み込まれた「ユーレイデコ」的な他人の言葉による不自由。自分の欲望は誰の欲望なの?という話、つまり構造の奴隷の中でも主体的に生きて行くのはどういう意味なのか、と言う要素も感じました。
 グエルが地球で体験してきた意味とか、その辺は効いてくるのでしょうか。うーん。と考えるとちょっとミオリネの思想のバックグラウンドが弱い気もしますね。これからかなあ。

 で、その元凶となるプロスペラの思惑は?というところはこれからなのかなあ。単なる復讐劇だと浅い気がしますので、やっぱり逆シャアの思想になるのかなあ。クワイエットゼロは。ただ、そこに過去の世代の責任を後に引きずらないという考えが入ると新しくなりますね。

 ゼロ…ゼロかあ。「日本人を名乗るみなさーん、お願いがあります…」もちょっと思い出しますね。


追記 総集編なので残念。ですが、今回企業グループが地球も宇宙も牛耳ってました。ということは、GAFAMのことのような気がしてきました。今まで宇宙と地球の対立軸で語られて今回も今のところ地球が敵っぽく見えますがどこか敵の正体が見えてきません…というか、何のために何と戦っているストーリーなのかが見えてきません。

 この見えない敵というのがGAFAMのことの気がしました。だからガンダム=ガンドアーム=禁断の技術、技術開発、つまりデファクトスタンダードの奪い合いがメインになっているのかなあ、と思いました。{/netabare}



18話 最高過ぎる。面白い。来週「一番じゃないやり方」ですね。

{netabare} 不穏です。「一番じゃないやり方」もう言葉が不穏です。むしろ、SFの名作「たったひとつの冴えたやり方」の否定ならいいですけど。つまり、ミオリネかグエルの自己犠牲に焦点が当たるんでしょうか。とにかく不穏でドキドキします。主要キャラの死が少ないのが気になってるので、どうなるんでしょう?
 そして、やはり人類補完計画の下地になるような技術に焦点が当たり始めました。最後の最後でミオリネVSプロスペラの予感です。

 まあ、それはいいとして、本当にこの作品いいですね。最高です。毒親かと思ってたプロスペラがそうでるとは…ドローンのような追従するタイプのガンダムのサブ機(Xガンダム的なやつ?)もありましたが、つまり、子供が犠牲になるガンダム、そして、少年の自己拡張としてのガンダムを否定です。

 あなた方の望むガンダムじゃないんだよ。というメタ的な視聴者へのメッセージの意味だとしたら最高です。ガンダムの力ではなく自分の力で立て…きついメッセージですね。

 作画ですけど、今週は発色が綺麗だった気がするのですが…ミオリネ美人でしたし、他のキャラもすごくビビッドでした。特に髪が良かったです。
 それにしてもミオリネ…彼女の内面が早く見たい。そして、その選択は?
 あと婚約者…なんかスレッタだと子供の遊びだったのに生々しいこと。なんか微妙にエロくて良かったです。まあ、そうではなくて2人の思惑がなんかあるのかもしれませんが。

 この作品2クールが前提なんですよね?そのせいでしょうか。いつものガンダムみたいに遊び回もないし、本当に密度が濃くていいです。最高です。 {/netabare}


19話 盛り上がってきました。ここまで来たら一度ガンダムにピリオドを打てばいい。

{netabare}  佳境に入ってきました。どんどん面白くなって行きます。

 母と娘…そして娘たち。そして復讐劇からスレッタを解放したエリ―。分断に直面し無力を露呈するミオリネ。学園から離れて始まる生徒同士の本当の意味での戦い。

 いままでの学園パートで描かれていた、牧歌的な雰囲気が一気に収束してゆきます。が、こうなるのはプロローグあるいは1期の頭数話見ればわかったことだし、それを隠そうともしていません。

 では、その意味するところ、つまりどこに向かうか、です。こうなるとクワイエット・ゼロはつまりモビルスーツを全て破壊する…つまりガンダムの歴史を一回リセットしようという意味に見えます。
(クワイエット…黙れの意味があるので、ファースト厨の老害黙れという気もします)

 そうじゃない、平和利用しようよ、というのがミオリネですね。企業体はガンダムを兵器として利用する。

 そこでスレッタは?という展開になりそうです。スレッタは覚醒の予感です。家族への回帰…新しい家族の形…今回ガンダムの能力の使用方法のさらなる拡張の可能性が見えました。
 やはりガンダムを使った新しい人間のコミュニケーションに帰着するのでしょうか。

 あるいはですけど、皆騙されたと思っている「ウテナ」ですね。やっぱりスレッタ=ガンダムでミオリネと共に全裸で荒野=宇宙へ…だと最高です。
 もうここまで来たら、大河内脚本やらかしてほしい。そしてガンダムにピリオドを。

「一番じゃないやり方」の意味は自己犠牲ではなく、みんなが善かれと思ってやっていることがベストの選択になっていないということで、ゲーム理論の話みたいに見えました。つまり皆の戦略的選択を変更する要因がなく、しかしゲームの結果、つまりナッシュ均衡解がパレート効率、すなわち戦争ということですね。 {/netabare}


21話 髪型はスレッタの髪型はいつ変わるのでしょうか?

{netabare} エンジェルハイロウ+モビルドールシステム?サイコフレームかもしれません。大量破壊兵器としても機能するんでしょうか。ガンダムのラストは大量破壊兵器との戦いです。ソーラーシステム、コロニーレザー、ジェネシス…つまりガンダムマナーはしっかり受け継いでいます。

 プロスペラはエリーとともに復讐は果たすのでしょうが、スレッタをガンダムから下ろした意味を考えれば、当然スレッタのことも愛しているのでしょう。
 結果的にプロスペラは何かと刺し違えて、スレッタ(+ミオリネ)を守るために殉じる気がしますが、これは読みというより本作の意味を考えるとそうあって欲しいということです。

 やはり最後はウテナ的な二人の旅立ちで在って欲しいなあ。水星か他のところでやり直しかなあ。

 この第2クールですが、要するに本作は議会連合とかベネリットグループとグループの数社が学園の子供たちとの対応関係になっているので、設定がややこしいように見えますが、ここで重要なのは各子供たちの親との関係でしょう。エレクトもクローンでしょうがクローンとして生まれてきた意味を問われれます。

 ですので、敵対の図式はプロスペラの復讐と企業・議会の「大人たち」になるでしょう。では子供たちはどういう選択をするのかが、本作第2シーズンの意味です。

 で、第2クールで肝心なのはやはり髪型でしたね。髪型が変わる=大人の世界に入る。その途端実際の戦争と人の生き死に関わるということでした。そしてスレッタの髪型がまだかわってないですねえ。チュチュの髪型は変わって欲しくないですけど。


 今回のガンダムは過去SFのオマージュまではいきませんが、何か過去のSF的発想を感じます。で、マキャフリーという人のSF小説で「歌う船」シリーズというのがあります。
 この「歌う船」を知っていると、エリクトの設定そのものなのであまり悲壮な感じがしていないなあ。特に「旅立つ船」のヒュッパティアが可愛いので、SF好きな方は。{/netabare}


22話 アニメはたった1つのシーンの為だけに存在することもある。

{netabare}  前半話が猛スピードで過ぎて行き、ガンダムあるあるのフェンシング対決など一瞬で終わってしまいました。

 が、いいんです。いろいろ展開とかテーマを考察してきましたけど、要するにスレッタ覚醒、自力でガンダムを操縦する…そして母親と対決。そのシーンこそ私は見たかったということです。

 もちろん半年以上かけて見続けたせいもあるでしょうけど、本当に良かった。最高です。アニメ作りは、たった1つのシーンのために存在するということもあり得るでしょう。今回で私にとっては、1つのカタルシスでした。
 もし、後は自分で考えろと今回で最終回であったとしても、私はいいと思います。いや、嫌ですけどね。それくらいこのシーンを待ち望んでいました。

 スレッタは無茶をするなといわれても無茶はするでしょう。大河内脚本なので悲惨なのも覚悟しています。していますが、ハッピーエンドの一縷の望みをドキドキしながら待ちます。あとは結末を見守るだけです。{/netabare}


23話 もう少し肉親同士の結論をじっくり見せて欲しかったなあ。

{netabare}  データストームを停止するコードをプロスペラが変えたと言っていて、ミオリネの遺伝子に組み込んであった言葉で停止して「お母さん」と言っていたので、プロスペラがミオリネのお母さん???と一瞬混乱しました。良く良く画面を見ていると、停止コードの入力画面と管理者権限のエマージェンシー用の画面を切り替えてたんですね。
 つまり、デリングの妻への愛なのか、夫婦のミオリネへの想いなのか、母の残されたメッセージなのか知りませんが、そういうことなんですね。

 設定とか裏設定とか、そういうのはいくら分かりづらく組み込んでもらってもいいんですけど、ここはもうちょっと入力のインターフェイスを分かりやすくかえるとかしてほしかったです。

 その意味でいうと、戦闘シーンは削っても、もう少しミオリネとプロスペラの舌戦が欲しかったなあ。
 もちろん人間は気持ちが昂るとどんな議論でも相手を受け入れなくなるでしょうからなにかもう一つ、ミオリネ・スレッタ・デリング・エリー・プロスペラおよびミオリネの母親の遺志の関係で、何かエピソードが欲しかったです。

 その点では、グエルの兄弟は後始末としては意外性が何もないので、もっと短くしても良かった気がします。

 ということで、いよいよです。巷では本作はテンペスト(シェイクスピア)のオマージュ云々という話がでています。
 キャリバーン、エアリアル、プロスペラ、データストーム(嵐)ですので、まあ、そういう意図もあるのかもしれませんが、復讐譚で名前だけじゃん、と思ってましたが、ひょっとしたら「関係者が一人も死なない話」という意図もあるかもしれません。
 グエルとデリング等々を見るとそんな気も…と言う事は死んだと思っていた人が…???{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それは復讐の始まりと終わり

全12話 Season1試聴済

機動戦士ガンダム 水星の魔女の2クール目です。1クール目から観ることをオススメします。

衝撃の1クール目の最終話、2クール目はさらに企業や政府、人々が複雑に絡み合っているので実にガンダムらしい展開でした。

復讐に利用された主人公が、復讐を止めようとするお話でしたね。

最後はダイジェストのようにそれぞれこの作品に関わったキャラたちのその後のお話が描かれており、駆け足ではありましたがきちんと終わっております。

OPはyamaさん、EDはアイナ・ジ・エンドさんが歌っています。

最後に、ガンダム初の女性パイロット作品、私は難しかったけど面白かったです。今度はどんなガンダム見せてくれるのか楽しみですね^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

連鎖する【呪い】、そして・・・

●繰り返される【ティタノマキア】

ニュータイプのララァ・スンは【オカルティズム】の象徴的存在であります。

ララァの搭乗機は「エルメス」、{netabare}ギリシア神話の【ヘルメス】であり、
ローマ神話の【メリクリウス】であります。

【メリクリウス】は英語で【マーキュリー】といいます。

【マーキュリー】は水星でありまして、水星神【ヘルメス】は【錬金術師】であり
【水星の魔女】に繋がるわけであります。

【錬金術】は【黒魔術】とほぼ同じものでありまして、
【666】が示す【禁断の秘術】に一致します。

【ネクロマンサー】が使う【ネクロマンシー】も【黒魔術】の一種であり、
「人形使い」の「ゴーストハック」と同じ意味合いがあります。

「クワイエットゼロ」は恐らく【ネクロマンシー】のような遠隔操作を可能とする技術でありまして
それは【ムーンショット計画】で示された10体もの「アバター」を一度に遠隔操作できる
テクノロジーに繋がる話であると考えられるわけであります。

【ムーンショット目標】で示された「人類アバター化計画」の推進により
神話とフィクションと現実が融合された新世界が誕生するのであります。

スレッタは母と姉に対峙すべく【キャリバーン】に乗ることを決意します。

【キャリバーン】の名前の由来はシェークスピアの「テンペスト」に登場する怪物
キャリバン=カリバン(Caliban)でありまして、「人食い」(canibal)を意味します。

「人食い」は「天国大魔境」の「ヒルコ」、そして巨神族の長【サトゥルヌス】に繋がります。

【ティタノマキア】とは親子同士の「食い合い」、「殺し合い」でありまして
「ガンダム」とは「人食い」の「巨神族」を表す存在なので、ガンダムでは残酷な死が
当然の如く描かれるのであります。

人食いのキャリバーンに乗る直前のスレッタはミオリネと彼女の母が関わる
トマトの遺伝子コードの話をします。

贈り物を贈る女性=「アネシドラ」とは「パンドラ」の別名でありまして
ミオリネとは「パンドラ」であるということを示唆しているのでありましょう。

【禁断のテクノロジー】は恐らく母から娘のミオリネに受け継がれたようにも思えました。

キャリバーンに乗る直前のこのシーンで気になったのはトマトの遺伝子コードの話をしてる最中に
スレッタの後頭部辺りに何か装着しているのが見えたことでありまして、
恐らくそれは「阿頼耶識システム」のようなものなのかもしれませんが、
左側から見るとそこに「コロナ」と読める文字が記されていたのであります。

コロナと言えば「コロナワクチン」でありますが、「コロナワクチン」は
遺伝子細胞治療の一環であり、しかもアストラゼネカの「ウイルスベクター」ワクチンには
DNAが内在されており、これが意味するのは、遺伝子組み換えの人体実験が
既に「現実世界」で始まっているということであります。

パンドラの贈りものは、開けてはいけない箱だったのでしょうか?
それが希望となるのか、災いとなるのかは、未だ不明であります。{/netabare}



●鏡に映るもの

ギリシア神話の【女神】は魔法を使う【魔女】でもあります。
【魔女】の姿は鏡に映る【女神】の真実であります。

{netabare}【魔女】は【魔族】であります。

ということで、【ベル】という名の【魔女】が「ガンダム」に対峙することにより
「真実」が映し出されるのであります。

【魔女】とは本来【魔族】であり、白雪姫に「毒【林檎】」を与え死に至らしめる
【エデンの蛇】に相当する役どころでありました。

鏡に映る真実を捻じ曲げ、【魔女】を「魔法少女」にデフォルメし聖なる存在に改変する
発想こそが【グノーシス主義】であります。

白雪姫の「白」には聖なるものの意味合いが
魔女の「黒装束」には邪なるものの意味合いが、込められていましたが
【グノーシス主義者】の活躍により見事に【逆転】されてしまいました。

【ベル】という名の【魔女】が「ガンダム」に対峙するのは必然であり
故に鏡の真実を見極める必要があるのだと考えるべきでしょう。

【林檎】あるいは「毒【林檎】」は【禁断の果実】であり、禁断のテクノロジーを表します。
【遺伝子操作のテクノロジー】が現実世界でも解禁されることになるでしょう。

スレッダ・マーキュリーはそれの暗示であります。
例えば綾波レイ、「エルゴプラクシー」のビンセント・ロウ。

大阪万博以降に計画は急ピッチで進むことになるでしょう。


学園に通うスぺーシアンはどいつもこいつも糞であり、鬼畜であると推測されます。

学園に通うスぺーシアンの子倅共は例えば「GAFA」のように戦争ビジネスでぼろ儲けした
企業経営者の親の脛をかじってのうのうと生きている特権階級であり
勝ち組には弱者を搾取する権利が当然のようにあると信じる【優生思想】
に毒された独善的な思考回路を持つ種族なのでしょう。

世界最大の軍事大国アメリカ合衆国の本質は「株式会社アメリカ」であります。

独立戦争により英国から独立したように思わせておいて、実質的には財政難により
英国の「金融マフィア」に屈服し、以降【国際金融資本】と呼ばれる株主たちの利益追求
それだけのために活動する株式会社に成り下がりました。

米国最大の公共事業とは戦争でありまして、国費を湯水のようにじゃぶきゃぶ注ぎ込んで
世界各地で戦争を引き起こし、戦争ビジネスで荒稼ぎするということを馬鹿の一つ覚え
みたいに繰り返しているのが株式会社アメリカの実態であります。

日本を含むNATO諸国はウクライナ紛争の責任はロシアにあると断言してますが
そもそもの紛争の原因をCIAなどの工作機関を使って作り出したのは株式会社アメリカであります。

戦争ビジネスで儲けて株主還元するというただそれだけのために戦争は無理やり引き起こされます。

ロシアもこのビジネスのグルと言えばグルですが、より大胆により強引に
国際紛争の火種を生産しているのは株式会社アメリカであります。

国際金融資本が世界的経済システムを確立した以降に起こった近代の戦争は
漏れなくビジネスとしての戦争でありました。

日本の欧米列強に対する自存自衛のためのかつての戦争も目的としては真っ当であるようでも
実質はビジネスに利用されただけの消耗戦であり、ウクライナ支援という名目で経済支援しても
支援金が武器を購入に充てられ武器商人と株主を潤わせるいつものお約束パターンなのであります。

ガンダムシリーズではジオニック社やアナハイム社などの武器商人の存在が描かれますが
戦争ビジネスのより本質的な要素は出資者である株主の存在にあると言えましょう。

株式会社ガンダムの代表ミオリネはガンダムの軍事利用に反対しますが、
例え医療目的であろうが、製薬会社など医療マフィアとその株主を潤すだけで
弱者を搾取して儲ける基本構造に大した違いはありません。

環境維持活動も平和維持活動もこの世界ではすべてが利権となり
弱者から搾取して株主というホルダーに吸収されるシステムがフル活動するのみであります。

ウクライナ紛争が起これば株式会社アメリカも儲かりますが、ロシア&ウクライナにいる
【オリガルヒ】と呼ばれる特権階級貴族も儲かります。

戦争ビジネスは儲かる商売なので人類が死滅するまで終わることは無いでしょう。

戦争反対という名目でロシアやウクライナを非難することほど意味がないことはありません。

我々の真の敵は株主でありまして、その正体は我々の飼い主、ホルダー様であります。

刹那・F・セイエイは戦争の原因=「世界の歪み」について問いますが
正解を導く鍵を握っているのがミオリネなどのスペーシアンであるわけであります。

鏡に映る世界の真実は、どのように見えるでしょうか? {/netabare}


●すべてが「ゼロ」になる

「人類補完計画」は人類に進化をもたらすのであります。
同じように「株式会社ガンダム」も{netabare}人類に進化を促すことを目指すでしょう。

「【ガンド】アーム」を起動させるには【ネクロマンサー】や【魔女】が必要であるのですが
「強化人士」というのもそれに近い発想で開発されたということになるのでしょう。

搭乗者とのシンクロ率は100%が望ましいために、搭乗者改造のテクノロジーも
重要な意味合いがあるということになります。

内閣府のホームページに記載されている【ムーンショット目標】の目玉として「遺伝子操作の技術」がいづれ本格起動するものと予想されますが、本作においても
搭乗者を強化するには遺伝子操作の技術は欠かせないものであるような気がいたします。

シンクロ率100%を達成するならばガンダムと操縦者の垣根が消えるどころか
「ゴースト・イン・ザ・シェル」の状態となり、ガンダム=草薙少佐となります。

人間とサイボーグの垣根もなくなりまして、従いまして「俺がガンダムだ!」という
刹那・F・セイエイの「※願い」が叶うわけであります。

「補完」されると「パシャ」という具合で、人の器の垣根がゼロになります。

目的のためには手段を択ばない父、碇ゲンドウに水星の母魔女、そして
もう一人の鬼畜な母親の影がちらつくわけであります。

果たして娘は【禁断のテクノロジー】を継承するのでしょうか?{/netabare}


●【鬼】畜人種が縋る神

アホ毛のホルダー水星ちゃんの母親は「【鬼】{netabare} 畜」でありますが
同じくアホ毛のホルダーであるミオリネの父親も「【鬼】畜」の類であります。

だとしたら恐らくミオリネの母親も「【鬼】畜」の眷属であるのでしょう。

ミオリネが母から受け継いだ「菜【園】」には「赤い果実」が実っています。
「赤い果実」は【エデンの園】の【禁断の果実】を表しています。

【禁断の果実】は【禁断のテクノロジー】を意味したりもします。

「【ガンド】アーム」の技術を飛躍的に進化させる功績をもたらしたのは
【ベル】と呼ばれる【魔女】であったのかもしれませんが、もしかしたらミオリネの
母親が研究していた理論も「【ガンド】アーム」開発の根幹にかかわるもので重要な意味が
あったのかもしれません。

今期のOPは曲も含めては攻めてる感が凄いですが、EDの方もかなり凄いことになっています。

ED映像の冒頭では「アホ毛」ホルダーの水星ちゃんの頭上に太陽のような天体が輝いていますが
この構図は「チェンソーマン」OP映像で狐先輩の「チョンマゲ」の頭上に映画館の映写機が投射する
光源があるというのと全く同じ位置関係になっています。

これが何を意味するのかの言えば、「アホ毛」「チョンマゲ」が【オベリスク】の役割を
果たしているということでございます。

これと全く同じように【推し✡の子】では「星野アイ(ai)」という【アイドル(偶像)】の頭上の位置
に【✡】が輝くという映像描写が示されております。

【オベリスク】は【星の種族】にとってとても重要な意味合いがあるため
このような表現は何度でも繰り返されるのであります。

【星の種族】とは誰のことでしょうか?
【占星術】に長けていた【海賊】の種族である【フェニキア人】そしてその末裔であります。

【フェニキア人】と「ユダヤ人」の混血である【ヒラム・アビフ】は伝説の【マスターメイソン】
であり、【フリーメイソン】の創始者とも呼ばれるカリスマ的【石工職人】でありました。

【フェニキア人】と「ユダヤ人」は外見が酷似しており、同じ種族のように見えてしまうのですが
特徴的なのは肌の色が「浅黒い」ことであります。

「ララァ・スン」は色黒の肌をしていましたが、ぱっと見はインド人のような雰囲気でありました。
本作の水星ちゃんとその家族はどの民族に該当するのでしょうか?

結論から言えば【フェニキア人】であると推測いたします。
水星ちゃんは「赤色の髪」をしていますが、赤色と言えば【フェニキア文化】では
重要な意味合いがあったりします。

一つには【フェニキア】の聖獣【フェニックス】が「火の鳥」であり、赤色が聖なる「火」を 表すので
赤色には特別な意味があるというものであります。

もう一つには、【フェニキア】の特産品に貝から取れる染料がありまして、その色が
「紫色」もしくは「緋色(スカーレット)」であり、【フェニキア】とはギリシア語でその染料の色を
意味してるということで、例えば「緋色」に特別な意味があるという話になるわけであります。

更に独自の見解を加えますと「赤色の髪」と言えば伝説の?【巨人族】の髪の色がそうであった
らしいのですが【アラム人】や【フェニキア人】や【カナーン人】は純粋なる人間種ではなく、
何か?との混血種であるために純血種であるユダヤ人に与えられた「選民」性がなく、
ユダヤ人によって聖絶=殲滅されるというある意味宗教戦争的な【生存戦略】合戦が行われた
ということで外見上は「ユダヤ人」とそっくりな【アモリ人】や【カナーン人】などの混血種
との血縁の違いを区別するために「赤髪の巨人」の赤色に特別な意味合いを持たせている
のではないかとこのような推測を個人的にする次第であります。

【フェニキア人】、【アモリ人】、【カナーン人】と言えば【古代バビロン】や【古代エジプト】の
文化を継承していることからしても、そして人種的にも野蛮な種族であったと言えるわけでありますが
その最たるものが、【バアル神】=【モレク神】崇拝の宗教であります。

【バアル】は【鬼神】でありまして、この【鬼神】に「※願う」なら、
例えば「豊作」をもたらしてくれます。

豊作ならば当然経済は豊かになりますので人々は、こぞってこの【鬼神】の【偶像(アイドル)】を
作りこの【偶像】を拝み「※願い事」を叶えてもらうわけであります。

しかしながら「※願い事」はただでは叶えられません。
【等価交換の原則】により「※願い」に見合うだけの「対価」を払えと
【鬼神】は取引を持ちかけてきます。

今の日本の神社では賽銭箱に賽銭を入れます。

ヒンズー教のガディマイ祭では大量の動物の【生贄】が捧げられます。
ちなみに2014年には20万もの動物が斬首されるという形で【生贄】に捧げられ、その残虐性から
動物愛護団体などから猛抗議を受け、規模は縮小傾向にあるものの未だ儀式は続いていたりします。

「貪欲な女神」を満足させるには20万もの動物の【生贄】が必要なのですから
当然【鬼神】も途方もない「対価」を要求するわけであります。

【鬼神】が最も好むものは人間の【子供】であるため
「※願い」を叶えて欲しい親は自分の子供を【生贄】として【モレク神】や【バアル神】に
喜んで捧げるのであります。

この人間を【生贄】に捧げる儀式のことを【人身御供】と言いまして、日本でも古くより
この悪しき風習に骨の髄までどっぷり浸かっていたのでありました。

かくして「祇園祭」などでは馬や山車に乗った子供を市中引き回した後に神に捧げるという
伝統の儀式を人形などを代わりに用いて再現しているわけでありまして、賽銭箱に賽銭入れるのも
動物を惨殺するのも【等価交換の原則】が機能するという意味では同じ「ご利益信仰」の【偶像礼拝】
の儀式であるということになります。

【フェニキア人】ではなく【ユダヤ人】にだけ「選民性」が与えられた理由、
それは「モーゼの十戒」にある【偶像礼拝の禁止】にあると言えます。

まるで「貪欲な女神」のように【偶像礼拝】の悪習に囚われる貪欲な人間の種族を淘汰するという
【生存戦略】の使命を与えられたのが「モーゼ」率いるユダヤ人であり、預言通りに
【カナーン人】は「聖絶」され滅んだわけであります。

やがて【フェニキア人】の商業都市国家群も「ローマ帝国」によって崩壊するわけでありますが
それで【フェニキア人】が滅んだのかというと実はしぶとく今も生き残り、むしろ彼らの【生存戦略】
が功を奏したかのようにしてかつての栄光を取り戻すに至るのでありました。

【鬼神信仰】の儀式とそれと密接の関係があるのが【呪術】でありまして
【呪術】は【黒魔術】でありますから、その使い手を【魔女】と呼んだり【巫女】
と呼んだりするのであります。

当然「水星の母魔女」も【等価交換の原則】を熟知していますので復讐を果たすためには
それに見合う「対価の支払い」が必要なのことも当たり前のように知っているわけであります。

「どろろ」に登場する加賀藩領主の父親は領地と領民のためという大義名分のもとに
「王様ランキング」の巨人族の父親は王権維持という大義名分のもと
我が子を【生贄】に捧げます。

このような【偶像礼拝】の儀式に見られる【等価交換の原則】に直結するのが
「【ベル】の法則」でありまして、「貪欲な※願い」に対する「対価の請求」が
確認できるというわけであります。

「パーメットスコア【8】」に達するならば「母魔女」の「※願い」は叶うのでしょう。

ED映像で水星ちゃんが一緒にダンスをするのは母でもなく姉でもありません。
姉は「覚醒し」母の「※願い」を叶えるのでありましょう。

水星ちゃんは家族から取り残され一人寂しく佇むだけなのでしょうか?
恐らく水星ちゃんに寄り添うのは「17歳」の花嫁なのでしょう。

結婚が「融合」を表し、「アホ毛」が【オベリスク】であるならば
「2本の柱」は融合することになるでしょう。

「パーメットスコア【8】」に対抗するためには相応の代償が必要ということになります。
ということで「運命の花嫁」が重要な役を果たすことになりそうな予感がいたします。 {/netabare}




本作のタイトルが「水星の魔女」であるというそれだけで、期待値はMAX状態でありましたが
前期のパフォーマンスには正直期待外れなものを感じました。

しかしながら今期「魔女」が遂に「大覚醒」を果たした模様であります。
ここまでの純粋な物語だけの評価ならば「青のオーケストラ」に勝っていると言えるほどに
パフォーマンスは極上でございます。

過去の「ガンダム」のすべてを否定し、これを修正するのが本作の使命であり、
それを見事に達成するであろう勢いを本作に感じます。

「水星の魔女」こそが「俺のガンダムだ!」と刹那・F・セイエイも吠えること
間違いなしの展開が期待できます。

アニメアンチとしては、初期作「機動戦士ガンダム」=「1st」こそがガンダム作品の最高峰であると
妄信しているような老害たちを綺麗さっぱり葬り去るかの如く、ガンダム信者の誇大妄想を
完全粉砕してくれることを本作に望むところでございます。

設定も構成もなかなかに洗練されており、前期の「学園ガンダム」とかぬるいなと思いつつ
本作の実力を甘く見ていた当方はすっかり陽動作戦の罠に嵌められたようであります。

学園生活がぬる過ぎて憤りを感じるくらいなのは設定{netabare}というやつでありまして
温室栽培でぬくぬく育つスペーシアンに対するアーシアンの怒りが募りに募って
遂には炸裂するというお見事な予定調和への誘導であったわけであります。{/netabare}

「フレッシュトマト事件」は、変化の予兆{netabare}を示すフラグであり、これの意味するところを
軽く見ていた当方は、今になってしくじった感いっぱいで苦笑いの状況でございます。

「娘」のネタばらしもあっさりこなして次に向かう怒涛の展開に目が離せないと言うべきでしょう。

前回の繰り返しになりますが、本作においてガンダムの秘密が見事に暴露されました。
「ガンダム」とは「【ガンド】アーム」のことであります。

「【ガンド】アーム」と言われても意味がわからないという人のためにざっくり説明すると
「ニュータイプ専用兵器」ということになります。

これを扱えるのは例えば「ララァ・スン」のような特殊能力持ちに限られ、これはSFファンにはとても
残念な話とも言えますが、普通の凡人パイロットが操縦できる代物ではないという結論になります。

つまり「普通の兵器」とは違うのであります。

そもそも「ガンダム」はロボットではなく「モビルスーツ」であります。
乗って操縦するものではなく肉体の一部であり身体の拡張体でありますから、進撃の巨人のエレンが
巨人化したようなものこそが本来の「ガンダム」のあるべき姿ということになります。

「【ガンド】アーム」の【ガンド】とは何でしょう?
【ガンド】とは「幽遊白書」の浦飯幽助の必殺技である「霊丸(れいがん)」のことであります。

元ネタは【呪術】のカテゴリーに属するもので、手の指で「銃」の形を形成し
指先に「霊力」を込めて目標に向かってその「霊力」を打ち出し飛ばすというものであり
小さい子どもがよくやるような「ピストルごっこ」そのものというべきものであります。

ガンダム=「【ガンド】アーム」でありますから【呪術使い】のようなの能力者以外は
これを操れないという結論になります。

例えば【呪術使い】の【ネクロマンサー】がゾンビを操るのとガンダムの操作は同じということになり
まして、コクピット内の操縦レバーとか足元のペダルとか意味ありませんですよ…という話になります。

【呪術】とは【黒魔術】と同義でありまして、【黒魔術】を扱うのは【魔女】ということになります。
能力者ララァ・スンが操る機体は「エルメス」でありますが、「エルメス」とは
ギリシャ神話の【ヘルメス】のことであり、ローマ神話では【メリクリウス】と言いまして
英語では【マーキュリー】と表示します。

【マーキュリー】は【水星】ですので、合わせて【水星の魔女】となります。

【魔女】自体がかなりやべぇ存在でありますが、これが【ネクロマンサー】と同じ【呪術使い】
となるとどう考えても【オカルティズム】の領域の話になり、従いまして
岡田斗司夫氏が言っていたかつて話題になったという「ガンダムはSFか?」論争の答えが
ガンダムファンの期待を裏切るような形で明確に示されるというオチであります。

つまり「ガンダム」とは(その本質は)【オカルト】であったということであります。

最終的にレビュータイトルは「連鎖する【呪い】と【ムーンショット目標】」とするつもりですが
ここで【ムーンショット目標】に言及すると話がとことん長くなるのでそれは後回しにして
まずは「【ベル】の法則」から話を進めていこうかと思います。

「【ベル】の第1法則」は「死亡フラグ」
「【ベル】の第2法則」は「代償の請求」
「【ベル】の第3法則」は「災いの発動」
このようになります。

一番わかりやすいのは「第1法則」ですが「【ベル】の法則」の本質は「第2法則」にあります。

「ご利益信仰」である【偶像礼拝】を行い「※願い」を例えば「女神」に叶えてもらうのですが
【貪欲な女神】は「※願い事」成就の引き換えに「代償を請求」するという仕組みでありまして
【偶像礼拝】には【等価交換の原則】が付きまとうという話であります。

【魔女】の母は「ガンダム」という力を得るために、「※願い事」を叶えるために
「対価の支払い」を行いました=「我が子を捧げる」という形で・・・

これが世界中で流行した【偶像礼拝】の本質というべきものであります。

手塚治虫原作の「どろろ」そして【巨神族】のボッチが主人公の「王様ランキング」
すべてが繋がる「【呪い】の連鎖」とも言うべき、「人類の黒歴史」の真実が
ガンダムの秘密と共に明らかになるという壮大なスケールの話でございます。

「【ベル】の法則」は「【ベル】の秘密」につながっています。

「アホ毛」とはアニメファンの萌えを誘発するために作られたような
小粋なパーティグッズの類ではありません。

【魔女】の母親が「【鬼】畜」であったことを示すシンボル的な設定を示すものであります。

お次の話題は【魔女】がほくそ笑む【ワルプルギスの夜】にするか?
【禁断のテクノロジー】から【ムーンショット目標】に繋がるネタにするか?は
次の放送を見てから決めようかと考えてます。

そのようなマニアックなネタを披露するよりも本作に絡む「戦争」の話を
先にするべきなのかもしれません。

ある意味「ウクライナ紛争」の本質を見事にバラしてるような本作は過去一危険でありつつ
最も「ガンダム」らしいガンダム作品であると言えるようにも思います。

【呪術】に【禁断のテクノロジー】に、【戦争ビジネス】にまであらゆる角度から
語れるのが「ガンダム」という作品の本質であります。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

70.3 8 2023年度の親友アニメランキング8位
トモちゃんは女の子!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (226)
732人が棚に入れました
ボーイッシュな女の子×鈍感な幼なじみが織り成す、青春ラブコメディ。 世界からの熱いラブコールを受け、まさか待望のアニメ化決定! 2015年、Twitterでの連載開始以来、ボーイッシュな主人公と幼なじみの織り成す不器用ながらも真っ直ぐな恋愛模様が多くの読者に支持され、2019年に惜しまれつつ完結したコミック『トモちゃんは女の子!』。 「第2回 次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門第1位受賞し、今なお多くのファンの根強い人気を誇り、国内に留まらず、海外のファンからも熱い支持を集める本作が遂に待望のアニメ化! 幼なじみの久保田淳一郎に恋するボーイッシュな女子高校生・相沢智(トモちゃん)は、淳一郎に“女の子”として見てもらいたいがいつも空回り。果たして、トモちゃんの不器用な乙女心は淳一郎に届くのか…!? 観ればきっと、あなたも二人の恋を応援したくなる――。 2023年――トモちゃんと個性豊かな仲間たちが繰り広げる“青春ラブコメディ”が世界を虜にする!

声優・キャラクター
相沢 智:高橋李依
久保田淳一郎:石川界人
群堂みすず:日高里菜
キャロル・オールストン:天城サリー
御崎光助:天﨑滉平
田辺達巳:松岡禎丞
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

(最終)これは「令和版『月刊少女野崎くん』」→王道ラブコメを見事にアップデート!!

【レビューNo.47】((最終レビュー)初回登録:2023/4/1)
コミック原作の2023年作品。全13話

(ストーリー)
ボーイッシュな女の子×鈍感な幼なじみが織り成す、青春ラブコメディ。
幼なじみの久保田淳一郎に恋するボーイッシュな女子高校生・相沢智(トモちゃん)の乙女
心は淳一郎に届くのか…!? (作品情報より抜粋)

(評 価)
・素早い切り返し。淳一郎目線で描かれた第2話が上手かった!
 ・1話は想定通り、トモちゃんが淳一郎に“女の子”として見てもらえず空回りしてる様子
  やトモちゃんの「残念女子ぶり」を上手く印象付けた半面、
  「この展開で十数話続くのか?」
  と不安も感じたのだが・・・
 ・{netabare}ところが2話早々に、実は淳一郎はトモちゃんのことを“女の子”として意識していて、
  今度は素直になれない淳一郎の空回り振りをぶっ込んできたのは本当に上手かった!
  以降の展開で、トモちゃんだけでなく「実は互いにすれ違ってる」というワンランク上
  のギャグに昇華できるようになり、淳一郎の行動原理が「友情だけなのか?」という彼
  なりの「ラブ」も表現可能となって、エピソードにグッと幅が広がった感じですね。
  (これは「野崎君」にはなかった秀逸な仕掛けでしたね(^_^)){/netabare}

・サブキャラもしっかり育てていた
 ・3話終了時点では、「群堂以外のサブキャラが弱く大丈夫か?」という懸念があったの
  ですが4話以降でその点についても手を入れてきました。これでエピソードに広がりが
  出てマンネリ化することなく上手く物語を進めていたと思います。
  ただ「野崎君」と比べるとまだまだキャラが弱いかなっと、心配してたのですが・・・
 ・{netabare}9話でやられました!全てはこのエピソードへの伏線だったのか!!
  ・群堂:ダーティーなキューピット
  ・キャロル:これまで笑顔を崩さなかった彼女の渾身の泣き顔
  ・御崎先輩:軟弱野郎が見せた精一杯の漢気
  サブキャラ達の見事な競演で神回になりましたね。
  この手のラブコメではあまりカップル成立という展開は少ないのですが(ギャグの引き
  出しとして引っ張るために)これはもう祝福するしかない最高の演出でした!{/netabare}

・令和版にアップデートされたレベルの高いラブコメ
 ・紆余曲折ありましたが、「淳一郎×トモ」も最後に
  {netabare}「親友でライバルで恋人である」
  という2人らしい関係で結ばれます。{/netabare}
 ・ジャンル的には「野崎君」の流れを汲み(「野崎君」のレビューで解説したように)
  ・王道パターンを丁寧かつ全力でやる。
  ・サブキャラも丁寧かつ魅力的に描き、キャラを育てていく。
  ・それをテンポや演出等で効果的にアニメとして面白く魅せる。
  という基本を踏襲した、コメディに主軸をおいたラブコメだったと思います。しかし
  「ラブ」の部分でもしっかり魅せる。それも作品の全体像ときちんと調和した形で。
  これは令和版に見事にアップデートされた、レベルの高いラブコメだったなと。

基本は「淳一郎×トモ」たちのラブコメでしたが、{netabare}群堂が時折みせるトモへの複雑な感情{/netabare}
も、今までのラブコメにはないスパイスの利いた演出でよかったかな。
作画も始めの方はちょいちょい怪しく気になったが、途中から慣れたのか改善されたのか、
あまり気にならなくはなってたな。

OPが実はかなり秀逸だったと思います。OP映像を見ればどんな作品か1発でわかるし、
曲もコミカルでマッチしてましたね。
「挙・動・不審は~♪」から始まるEDのキャラソンも、この作品らしい味がありGood!


---------------------------------------------
過去レビュー(2023/1/28 4話分)
【4話分追加】やはり基本を丁寧にやるラブコメは面白い
{netabare}
(評 価)
・基本に忠実→サブキャラを丁寧に描いた第4話
 前回のレビューで指摘した「サブキャラの魅力がまだ弱い」。ここにちゃんと手を打ってきました。
 やっぱり制作陣はちゃんと分かっています。本作の基本構造はとてもシンプルです。
  ★トモちゃん、淳一郎の「ラブ」をしっかり「コメディ」で落とす
 それゆえに飽きられやすい危険もはらんでいます。なので「サブキャラを魅力的に育てる」作業は
 必須です。今回は群堂をはじめキャロルや御崎の新たなる魅力を上手く印象付けました。
 しかもギャル2人も使い捨てでなく、ちゃんと活用しています。こういう地道な展開は必ず後半に
 活きてきます。この先も楽しみです。
・2話の展開が活きる淳一郎の言動の意味
 前回のレビュー「淳一郎がトモちゃんのことを“女の子”として意識してる展開を早々にぶっ込んで
 きたので作品への評価は一変」について解説。
 {netabare}
 「トモちゃんが淳一郎に抱きついてみるシーン」ですが、上述展開がなければ淳一郎はただの鈍感
 野郎で普通のギャグ展開です。でも淳一郎がトモちゃんへの「ラブ」ゆえのあのリアクションなら
 、景色はまるで変わってきます。トモちゃん「淳一郎は鈍感野郎」→「それはおめえもだよ!」
 という一つ上の笑いに昇華できます。互いに思い合っての行動なのに、共にすれ違うというWの面白
 さに繋がります。
 それに上級生をボコった淳一郎の動機は「友情」だけなのか・・・それをまた敢えてトモちゃんに語
 らないところにきちんと淳一郎なりの「ラブ」が成立するのです。
 2話があればこぞ成立する「ラブ」と「コメディ」の展開。
{/netabare}

やっていることは地道な積み重ねです。でもその積み重ねがあることで1ランク上の「ラブコメ」に
昇華できる。やはりそういう基本を丁寧にやる作品はしっかりとした面白さがあります。{/netabare}
 
---------------------------------------------
過去レビュー(2023/1/21 1~3話分)
【3話視聴】「月刊少女野崎くん」が帰ってきた?! 今後失速しない仕掛けを準備できるか?
{netabare}
(評 価)
{netabare}
・予想通り。トモちゃん目線で描かれた第1話
 タイトル通り、淳一郎に“女の子”として見てもらいたいが空回りしてる様を中心に、とはいえ
 普段の言動から「実はトモちゃんもかなり『残念女子』だよね」という部分をギャグ展開で見せ
 、主人公を上手く印象付けた滑り出し。
 普通に面白かった半面、「この展開で十数話続くのか?」と不安も感じたのだが・・・
・素早い切り返し。淳一郎目線で描かれた第2話
 実は淳一郎はトモちゃんのことを“女の子”として意識していて、今度は素直になれない淳一郎
 の空回り振りを早々にぶっ込んできたので作品への評価は一変。「これ意外といけるかも!」
 最後に大きな爆弾(?)で次週も気になる上手い引きで終わったし。
・序盤の仕上げ安定の第3話
 上述爆弾もこの作品らしいオチで回収すると、第3話は登場人物達の関係性の再整理や二人の恋
 の前途多難さを再度印象つける丁寧な仕上げで序盤を締めくくったって感じでしょうか。
{/netabare}

ここまで視聴した感想は、「月刊少女野崎くん」を思わせる懐かさのあるラブコメ作品だなっと。
ヒロインの恋の行方を巡るドタバタ感やノリや勢い、ラブとコメディのバランス等作品の空気感が、
ちょうどあの作品を彷彿させるんですよ。
(本作も4コマ漫画原作らしいので、テンポ等が近いのかも)
本作も目新しさはないが、古典的な展開を基本通り丁寧に描いているので安心感があるというか。
ただ「月刊少女野崎くん」は個人的に、「ラブコメの教科書」ともいうべき超優良作品なんですよね。
(初心者の方に「オススメのラブコメは?」と聞かれれば、迷わず(入門書として)本作を推すレベル)
そんな「野崎くん」との比較からの懸念材料
 ・サブキャラの魅力がまだ弱い
  親友の群堂以外は今のところ何とも・・・
  「野崎君」はサブキャラの個性と魅力もしっかり描かれており、サブキャラだけでも話を回して
  いけるレベルだったが、本作はどうか。まだ新キャラ登場するんですかね。
 ・多面的な展開は可能なのか
  「野崎くん」は主人公が「学生少女漫画家」ということから、そちら方面の話を展開したり、サブ
  キャラの部活ネタやサブキャラ同士の恋模様といった多面的なストーリーで最後まで飽きさせる
  ことなく完走しましたが、本作はどう打開していくのか。
 ・作画がちょいちょい怪しい
  個人的には作画はあまり気にならない鈍感な方なのですが、その私が気になるレベルというのは
  ちょっと問題かも(笑)

今期期待してた作品「スパイ教室」「久保さん」→大外れ、「アルスの巨獣」→テンポヤバくない?!
等で、個人的には「トモちゃん」がNo.1になる可能性も浮上してきましたね。主人公トモちゃんは魅力
的に描かれていると思うので、今後失速せずに完走できるかに注目ですね。
{/netabare}

(2022/1/23追記)
【レビューNo.22】「月刊少女野崎くん」のレビューアップ。
本作に興味を持たれた方はそちらを参照ください。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

まっすぐなトモちゃんはEDでこんがらがってるの

キャラの個性がいい味出してました。
男勝りのヒロインのトモ、
なぜか一歩を踏み出さない淳一郎
そして
フワフワした性格キャロル
思慮深い性格みすず
サブストーリーを支えた天崎先輩
物語の切り替え役の田辺君

トモのお父さんお母さんは至って定番な性格(笑)

定番コメディとして楽しく見れました。
OP、EDも楽しかったですね。
EDはいろいろなキャラで歌っていたので今回は誰かななんてちょっと楽しみでした。

終わり方は〇
{netabare}飾らない付き合いができるのが長続きの秘訣かな。と、〇ojimaは過去を振り返ります。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サブキャラの子が面白いラブコメ

相沢智(通称トモちゃん)は空手がとても強いボーイッシュな女の子。
でも大好きな幼馴染の久保田淳一郎には女の子扱いされなくて・・で始まるラブコメ。
原作未読です。

実はあらすじ見て、あーよくある感じのラブコメかなーと思ってスルーしかけてた作品でしたw

試しになんとなく1話を見てみたんですけど。。

お、面白い・・
トモちゃんと久保田くんの主役たちが面白いというよりも・・
二人の幼馴染の群堂みすずがいい味でてて面白いんです!
二人に対する複雑な思いみたいなのも感じられるちょっとクセのある女の子。

主役2人のやりとりだけだったら、早い段階で飽きがきちゃいそうなところを彼女がいることで話の展開や会話がいい感じに膨らむんですよね。

面白そうなので、ちょっと期待しながら見ていきたいと思います♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

67.1 9 2023年度の親友アニメランキング9位
王様ランキング 勇気の宝箱(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (112)
405人が棚に入れました
耳が聞こえず、話すことができない非力な王子・ボッジと、その親友・カゲの冒険を描いたTVアニメ『王様ランキング』。 そして本作『王様ランキング 勇気の宝箱』では、ボッジやカゲ、彼らの周りに集いし仲間たちの、知られざる“勇気の物語”が描かれる。

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界観はそのまま

原作は読んでいない

1期から続く話が展開されるかと思っていたが、そうではなく、短編エピソードの詰め合わせだった(1期の続きの話もあるにはある)。1期のストーリーと関連したエピソードもあれば、あまり関係ない話もあった

続編だと思っていたのでちょっとびっくりしたけど、王様ランキングの世界観はそのままだったので、この作品が好きな人は楽しめると思う。ただ、10話で合計19ものエピソードを見せられると、さすがに少しウンザリしてしまった

続編が制作されたら、本編の続きが見たい

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

66.3 10 2023年度の親友アニメランキング10位
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (124)
213人が棚に入れました
――「もう一度、ゴルフで勝負したい」。 葵との約束を果たすため、 ヨーロッパの一国、ナフレスから日本にやって来たイヴ。 新たな舞台は、山梨・雷凰女子学園。 イヴは同校のゴルフ部で、 プロキャディーを目指す少女、イチナと出会う。 そして再会した葵と共に 新たな挑戦――、全日本高校女子ダブルス選手権に挑む! 二人は全国から集まった強豪校を相手に、 順調に駒を進めてゆく。 立ちはだかるのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を制することができるのか――!? イヴの虹色の弾丸≪レインボー・バレット≫で 切り拓け、未来を――! ゴルフをテーマとしたオリジナルアニメシリーズ 待望のSeason2、いよいよ開幕!
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

イヴたちの熱い物語に再びわくわくしてます♪

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
去年のSeason1から今日まで、本当に楽しませてくれた作品でした。
5年くらい前にアニメを見始めたんですが、こういう感じのアニメはあまり見たことがなくて、予想の斜め上の展開や引きの強いCパートなどなど、毎週楽しみでした♪
ただ、終盤がちょっと駆け足だったのが残念なのと、個人的には{netabare}病気展開ではなく{/netabare}もっとスカッとするような展開だとなお良かったです。
間違いなく記憶に残る作品だと思います。
少し時間をおいて、1話から通しでもう一度見てみたいですね。

[初回感想]
9か月ぶりのSeason2!!
そして、OPの「Venus Line」♬
久々なので、昨年見てた気持ちのように再び作品の世界に入っていけるかちょっぴり不安だったんですが、変わらないOPを聞いて、熱くて笑えてしんみりもした、あの独特な世界にすーっと再び入っていけた気がします。

Season1の感想でも書いたけど、まだ見ぬ強敵たちがたくさんいるみたいであと1クールで終わるのか、駆け足になって雑な展開にならなきゃいいなと思ってたんですが、いい意味でメリハリのあるテンポの良い展開に安心しました。。
でもあと2クールやってくれても全然かまいませんよ(´-ω-`)

EDの入るタイミング、相変わらず良いです☆
門脇更紗さんの「君がいるから」もいい曲ですね♪

そしてBIRDIE WINGといえば、引きの強いCパート!
Season2も熱い驚きの展開が見られそうでとても楽しみです♡

以下、各話の感想です☀

14話「少女の記憶の中に眠っている確かな真実」
{netabare} 熱くなれる強敵たちの戦いって盛り上がるし丁寧に描きそうなんだけど、そこをばっさり短くして、でも相手のバックグラウンドや気持ちをきちんと描いてうまく感情移入させているところとか相変わらずうまいし、ちゃんと盛り上げてくれますね。Season1と同じ劇中曲も相変わらず良いです♪
それでいてところどころに笑いを入れたり、引きの強い驚きのCパートとか、やっぱりこの作品好きだわー♡{/netabare}

15話「ただゴルフができるということがこれほどまでに幸福な理由」
{netabare} 前回もテンポいいなぁーって思ってたけど、普通は盛り上げる決勝戦を今回もばっさり短くカット。
でもつまらなくなった訳じゃなくて、試合前日の葵の覚醒と決勝の快進撃など、予想外の展開が面白いんですよね!!
それでいて、笑えるポイントもきちんとあったりして、さすがです☆
後半2話目にしてイヴの過去など物語の核心部分が結構明らかになってきたりして、後半さらに熱い展開が待っていそうな予感もしてます。
葵の必死のショットのところでED曲が入るところとか、次回がすごく気になる引きの強いCパートとか、やっぱりこの作品、最高です♡{/netabare}

16話「大人のエゴに巻き込まれた若者たちの二代に渡る数奇な運命」
{netabare}ほんと、すごい展開ですねー。
予想の斜め上いってて、ダブルス選手権が霞んで見えちゃいますw
ここで前半のナフレス編の設定を生かしてくる展開とかうまいです。
でも・・見てて葵がかわいそうになってきて・・体の不調のこともあるし、あまりかわいそうな展開にならないといいけど。
昼ドラみたいなドロドロの展開になってきたけど、一番驚いたのは次回予告!!
まったく先が読めない展開にわくわくドキドキです♪{/netabare}

17話「失った記憶を取り戻した少女は、故郷に戻って新たな真実を知る」
{netabare}葵を守るためにマフィアと接触をさせない、とは言ってるけどやってることは同じような・・
でもイヴがどんな状況でも前向きに行動するところ、見てて気持ちいいです♪
前回まで試合してたし、今回は懐かしい人たちとの再会の話がメインかなーと予想してたら、いきなりマフィアのボスのゴルフに乱入して勝負を挑む展開とか、中だるみ?なにそれって感じですねw
Cパートでのイチナの参加、そして次回予告の新たな試練などなど、次回もすごく楽しみです!!{/netabare}

18話「偽りとの決別」
{netabare}まさか再びあのゴルフ場のシーンが見れるとは思いませんでしたw
しかもそこに場違いな感じのイチナが一緒にいるチグハグ感が面白くて。
相変わらずカトリーヌの叫びが笑えます。
とうとうバレットも7色揃いましたね。
次回は葵の戦いのお話みたいで、体調も心配ですけど楽しみです♪{/netabare}

19話「輝ける翼」
{netabare}安室監督が葵のためだけに設計して製作したシャイニング・ウイングス
葵もなんとなく気づいてるのかなって思ってたんだけどやっぱり・・ね。
でも安室監督が倒れてゴルフに集中できなくなったけど、監督が病を押して見に来てくれたことでシャイニング・ショットを打って挽回する展開は王道かもだけど熱くなりますね。
次回の雨の戦いも楽しみです!!{/netabare}

20話「勝利を告げる虹」
{netabare}今回は結構普通にゴルフしてましたね。
ゴルフが好きじゃなかった雨音が、楽しんでゴルフをプレイする葵と出会ってからの話を交えながら、二人で勝利の虹を見るお話でした。
雨音の、私の人生は私が決める!ってとこ、今までの色んな思いが詰まってる気がしました。
あと監督と部長のやりとりで笑わせてもらいましたw相変わらずこういうの入れてくるところ好き♡
毎回お楽しみなCパート!!イヴのヤバイ発言でましたね。今までで最大の強敵!?
次回予告の助走しながらのアイシャのショットとイヴの覚醒アナウンスで、次回も楽しみ♪{/netabare}

21話「虹と弾丸」
{netabare}アイシャにプレッシャーを感じて攻めのゴルフをするイヴだけど、イチナの助言も聞かずに自滅するハラハラする展開で・・
前回の予告から気になってたアイシャのショットはドッカーン!!とか期待を裏切らない面白ショットでしたw
イヴ以上に精度は高くないけどはまるとすごいスコアを出すタイプみたいですね。
虹のショットと弾丸ショットを合わせたスーパーショットを苦労して編み出すイヴ。
レオもこれを期待してアイシャと戦わせたっぽいけど、も少しアイシャには強敵っぽく頑張ってほしいですw
次回、両手に包帯巻いてるイヴとアイシャの巻き返しも気になります。{/netabare}

22話「オーバー・ザ・レインボー」
{netabare}前回あたりから思ってたけど、トンデモゴルフにさらに磨きがかかってきましたねw
ゴルフクラブが壊れちゃう展開とか、考えるな、感じろ!ってことで。
イヴの魂の叫びがすごくて、鬼頭さんの喉も壊れないか心配です。。
すごい技には代償が付きものって展開は少年漫画っぽいけど、個人的にはゴルフができない体になるような展開にはなってほしくないです。
そろそろ残り話数が気になってきましたが、Season1が13話だったので、全26話であと4話でしょうか。
次回予告での願いは届かない・・がちょっと気になります。{/netabare}

23話「夢を叶えるために」
{netabare}確かによく考えたらイヴってまだ15歳なんですよね。
だからフィジカルを鍛えていけばバーストにも耐えられるようになるみたい。良かった。
でも・・
全英でイヴとゴルフをするために、それを望みにして気力を振り絞る葵。
ちょっといやな予感がしますが悲しい結末だけにしてほしくないです。

・・いきなり全英オープンに話が飛んでるんだけど・・えぇ。。
アイシャあんなにやる気だったのにちょっとかわいそう。
尺の関係なんだろうけど、少しでもいいから見せて欲しかったかな。{/netabare}

24話「約束」
{netabare}3年連続賞金女王の覇者ユーハ・ハミライル。
でも葵とイヴにはお互いしか見えてないみたい。
やっと実現したライバルと勝負をする約束。
・・んー・・やっぱりそういう展開になっちゃうか・・
次回、この熱い物語をどうまとめていくのか注目したいです。{/netabare}

25話「蘇る約束」
{netabare}葵の棄権に続いてイヴの過去もリークされてしまう展開・・
どうなるんだろって心配してたら、葵がキャディーになる展開にちょっとびっくり&わくわく。
そして葵のシャイニング・ウイングスをイヴが使い、さらにイヴが勝とうとしているのはトップのユーハじゃなくて、そのままプレーしていたらの仮想葵という展開にちょっと熱くなりました。
・・結果はあれで良かったのかな。どちらにしても葵との勝負は持ち越しされたので。
ラストはすっきりいい感じで終わったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【最終】ハチャメチャ展開の連続も作品として破綻してないのが凄い

【レビューNo.68】((最終レビュー)初回登録:2023/6/24)
オリジナルアニメで2023年作品。全25話(2期分は12話)。
あにこれ参加前に1期を観ていたが、ここのレビュアーさんと交流してこの作品に
ついて語り合ううちに、それまで以上にこの作品に興味を持つようになり、いざ
2期が始まると、予想の斜め上をいく展開に魅了され、なんかレビューを書かずに
いられなくなりました(笑)

(ストーリー)
スラム街にて「賭けゴルフ」をしている少女イヴと、一流のプロゴルファーを両親に
持つ令嬢で「ゴルフ界期待の星」と称される葵。そんな2人が出会い、互いを認めつ
つも、いつか勝負の決着をつけることを夢見ている。
しかし、イヴが裏社会から狙われる存在となり、いろいろな経緯から葵のいる山梨・
雷凰女子学園へ編入することになる。
ここで2人はペアを組み 全日本高校女子ダブルス選手権に挑む。
2期は、この全国から強豪が集まる本大会の続きから描かれることになるのですが・・・

(評 価)
【第18話】まで視聴
・ひと昔前の荒々しさが魅力のゴルフアニメ
 ・例えばサッカーアニメだと「アオアシ」「ブルーロック」のように
  「個人戦術やプレイヤーとしてのインテリジェンス等、「サッカー」という競技
   自体の奥深さをより細やかに伝える →『競技に対する情報量が非常に多い』」
  作品が流行っており、野球などもいろいろな作品が作られてきた中で、やはり視
  聴者の目も肥えてきて、そういった要素を取り入れている流れがあるが、本作は
  「単純にどちらがゴルファーとして強いか」
  といったシンプルに熱い戦いに主題をおいた、ひと昔前の荒々しさがあるゴルフ
  アニメとなっています。
 ・今時「食らえ!タイガーショット!!」なんて、必殺技を叫ぶサッカーアニメな
  んてみませんよね? 
  ところが本作主人公イヴは「七色の弾丸」と呼ばれる必殺技を引っ提げ、臆面も
  なく「直撃のブルー・バレット!!」と声高に叫びますw
  トドメに「賭けゴルフ」と「それを取り仕切る巨大な裏組織」とか、いつの時代
  やねん!ってツッコミを入れたくなる世界感w  
 ・上述の要素や奇想天外なプレースタイルも相まって、ネットでは「美少女版プロ
  ゴルファー猿」と呼ばれているようで。そして製作陣も心得ているのか
  {netabare}「本家『猿』の必殺技『旗包み』を丸パクリ」するというwww{/netabare}
 ・あにこれで交流した感じでは、こういう奇想天外ながらもシンプルで熱い展開が、
  おっさんどもには刺さるようで、万人受けする超人気作にはなれませんが、今の
  時代に失われた懐かしい面白さがツボと感じる層にはウケてる作品ですね。

・予想の斜め上にをいくハチャメチャ展開
 ・まあ1期もぶっ飛び感がありましたが、2期ではゴルフ以外で更にぶっ飛んで・・・
  >二人は全国から集まった強豪校を相手に、順調に駒を進めてゆく。 立ちはだか
  >るのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を
  >制することができるのか
  上述は作品情報からの引用ですが、実際のストーリーは全然違います!
  以下特大ネタバレ。 
  {netabare}・「全日本高校女子ダブルス選手権」→葵の覚醒で圧勝。
   「姫川はこんなところで終わっていい選手じゃない!」というセリフが空空しく
   聞こえるほどのフルボッコ状態。というか選手権の様子があまり描かれず。
  ・では何を描いていたのか? → イヴと葵の出生の秘密。
   ・葵の父親 → 実はイヴの実父    
   ・葵の実父 → 学園のゴルフ部の顧問
   (記憶喪失だったイヴの記憶が戻り一気に発覚w)
  ・「そんなの嘘よ!」と迷える葵。
   → この秘密の件とイヴが裏社会と繋がりがあったことが発覚
    → 葵の母は葵を守るため、イヴを祖国へ強制送還www
   つまり葵の母を巡り、過去に昼ドラも真っ青な愛憎劇を繰り広げており、ゴルフ
   アニメなどお構いなしに、イヴがとばっちりを食うというトンデモ展開www
 ・で、ゴルフの方は葵と「どちらが先にプロのゴルファーになれるか」を目指して、
  イヴはその突破口として再び「裏社会」に身を投じるって、おいおいw{/netabare}
  この面白過ぎるハチャメチャ展開をどう受け止めたらええねん!!

・2期のMVP候補は「早乙女イチナ」
 1期は「イヴ×葵」の熱いゴルフバトルでしたが、2期は「イヴ×イチナ」の名コンビ
 が作品の要になりそうです。
 イチナは学園でイヴのゴルフに魅了され、自らイヴの専属キャディを志願するほどの
 イヴ信者。それを電話一本でイヴが「海外へ来い」と誘い、2つ返事でOKするという。
 {netabare}最初は、「賭けゴルフ」や「巨大な裏組織」はたまた「命のやり取り」等にドン引き
 状態でしたが、元々肝の据わったキャラなのですぐに順応、イヴをしっかりサポート
 していきます。{/netabare}
 この2人の掛け合いが本当に面白いです。

・そもそもの作品企画経緯が面白い
 制作はBN Picturesなのですが(Wikiより)
 ・幹部「ワイが今ゴルフにハマっているから、オリジナルのゴルフアニメ作るぞ!」
  → 「今のトレンドは『けいおん』みたいな緩い部活モノでしょ」
   → 重鎮「バンダイナムコで創る作品は王道モノだぞ!」(サンライズ感も欲しい)
 ・「シリーズ構成・脚本は(ガンダムビルドファイターズの)黒田洋介でいくぞ!」
   (女の子のかわいさと鋭い切れ味の話を書けるので抜擢とのこと)
  → 「声優にアムロ(古谷徹:学園のゴルフ部の顧問)とシャア(池田秀一:イヴの
     ゴルフの師匠)は外せないでしょ!」(早々に決まった模様)
    (一応ネタではなく、ゴルフ経験者というのを買ったと弁明しているがw)
 まあ薄々気づいてはいたが、ベースにガンダムがあったとは・・・
 なので、作品中にガンプラ趣味のキャラが登場したり、「偉い人にはそれがわからない
 んすよ」といったガンダムからのセリフ引用といった遊び心も見られますね。
 お望み通り、確かに「サンライズ感満載」な作品になったわなwww

こんな感じで、2期はゴルフ以外の展開もハチャメチャなんですが、作品の根幹である「熱い
ゴルフバトル展開」はきちんと担保されており(?)
(ぶっちゃっけここまでは相手が弱く、奇想天外な弾けたプレイが魅力という方が正しいがw)
作品として破綻せず面白く仕上がっているのはなかなか凄いなっと。
今後も「イヴ×イチナ」でどこまで駆け上がるか、「一方の葵は?」とゴルファーとしての
奮闘ぶりはもちろん、まだ度肝を抜くサプライズは用意されているのか(むしろこちらの方
を期待してるまであるw)目が離せない展開が続きそうで、観ていてワクワクが止まらない
作品ではありますね。

ただ(これもwikiによると)「主な視聴者ターゲットとして考えられたのは20-30代」らしい
のですが、このノリにこの世代がついていけるのか? 
むしろ私らおっさん世代にドストライクなんですがw

OPは1期から引き続き「Venus Line/広瀬香美」。本作といえばこの曲という感じだったの
で、継続は嬉しいサプライスでしたが、ただこれも「20-30代よりおっさん世代にストライク」
って感じで、「マーケティング的にどうなの?」って少々心配になりますが。
全体を通じて、まさに「偉い人にはそれがわからないんすよ」って気がするのだが・・・

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・第19話:アカン、何を聞いてもガンダムネタに思えてしまうw
 {netabare}・イヴ:前回の裏社会との賭けゴルフでの完勝で、命が狙われることがなくなり、完全に
     決別。プロ転向をかけ「ヨーロッパレディースオープン」に向け準備中。
 ・葵:「イヴ・ロス」から立ち直り調子は上向き。専用クラブも届き絶好調も亜室(学園
    のゴルフ部の顧問で葵の実父)が持病で倒れ、メンタルが崩れる。
    プロ転向をかけ「日本女子オープン」に臨むも初日は下位に沈む。
    しかし2日目亜室が応援に来たのを見て、メンタル復活!!反撃の狼煙を上げる。
 ・雨音:(葵の専属キャディ)以前の「人質発言」の意味を回収
     父は世良(葵の母親)の専属キャディだったが、雨音の小さい時に他界。その後
     の学費等の援助を受ける代わりに、葵の専属キャディ&世話係になることを義務
     付けられる。
     最初は自分の運命を呪ったが、今は葵と夢を追いかけることに生き甲斐を感じて
     いる模様。
     また同大会の最大のライバル、賞金女王・敷島麗華は実姉の模様。
     どいつもこいつも家庭に複雑な事情を抱えてるとか、ゴルフ以外で盛り過ぎやろ!!
 ・世良:雨音から事情を聞き駆けつけようとするも、雨音から「来ないで!葵をこれ以上
     苦しめないで!!」と拒否られ、「葵が気づいていた。亜室の娘であることに・・・」
     彼女も元凶である会長(実父)を呪うというドロドロ展開にw
 
 前回このレビューを書いてから、なんかもうガンダムネタにしか聞こえん。
 「新型(葵専用機・シャイニング・ウイングス)のロールアウトだ」by亜室(アムロ)
 とか、もう「モビルスーツネタを狙った確信犯やろー!」にしか聞こえんやんけ!!
 (つーか、前もアムロ「僕のために開発してくれた『RX』シャフト」とかガンダムネタ
  ぶっ込んでたんだよなw)
 それに葵ママの世良は今だ昼ドラ展開継続中wwwってことで、今週はゴルフで見せ場は
 なかったが、それ以外でいろいろ楽しませてくれるという、どこまでもぶっ飛んだ作品だなw{/netabare}

・第20話:雨音さん「雨使いキャラ」覚醒で葵を優勝に導いてしまうw
 {netabare}・>しかし2日目亜室が応援に来たのを見て、メンタル復活!!反撃の狼煙を上げる。
  ということで「日本女子オープン」の続きから。
  ・葵は猛チャージで首位の麗華まで「4打差」まで詰め寄るも、麗華はこの3日間を全て
   「-5」で回る精密機械ぶり。なので実質最終日を「-9」で回らないと葵に勝ち目なし。
  ・最終日も麗華は崩れることなく、逆に「5打差」にリードを広げられる展開に。
   しかしここで突然の大雨が!
  ・「我が名は『め●みん』違ったw『新庄雨音』。その名前の通り、雨は私の味方なの」
   突然「雨使いキャラ」に覚醒すると、当初のプラン通りこの雨を利用して果敢に攻勢。
   麗華がこの雨で崩れたこともあり、2ホールで一気に「5打差」を詰め首位に並びます。
  ・「これだけ雨が続けば、今日は中断。後日仕切り直せば・・・」と算段する麗華。
   しかし「雨使いキャラ」雨音はこれで終わらない!今度は一転、雨が上がります。
   「気象予報士」の資格を取得しただけで、ここまでピンポントで天候を予想してしま
   う雨音さん。同じ「気象予報士」持ちの「石原良純」とは格が違います!
   そして最後に決めゼリフ
   「そして雨は運んでくれる――「勝利」という名の美しい虹を!!」
  ・葵は逆転し見事に優勝。これでイヴより先に「プロ転向」を果たします。
   しかし雨音の縛りは葵のプロ転向まで。葵は雨音を解放しようとしますが・・・
   → 葵と楽しむゴルフに目覚めた雨音は、今後も専属キャディとして共に歩むことを
     決意するのだった。
 
 いやあ、久しぶりに真面目なゴルフ回でしたねwしかもまさかの雨音回で魅せるという。
 しかし、この作品はこれで終わらない!

 ・Cパート
  ・次はイヴが「ヨーロッパレディースオープン」で「プロ転向」を目指す番ですが・・・
   ここにイヴのゴルフの師匠「レオ(シャア)」が現れます。しかも「自分のゴルフの全
   てを叩き込んだ」愛弟子である「アイシャ」を引き連れて。
  ・イヴの本能が告げる。「こいつはとんでもなくヤバイ――」 

 次回の予告を観る感じは、アイシャもなかなか破天荒なゴルフをするようで、久々にトンデ
 モゴルフの熱い展開が見られそうです。2期も前半は昼ドラ展開等ゴルフ以外の要素が目立ち
 ましたが、残り話数を考慮すると「アイシャ編」「葵編」と熱いゴルフバトルを描いて綺麗に
 終わりそうな感じですね。
 まずはアイシャのゴルフがどんなものなのか、来週もワクワク展開に期待!{/netabare}

・第21話:「虹」と「弾丸」が融合した究極の進化形ついに完成!
 {netabare}・ついに「ヨーロッパレディースオープン」が始まりますが
  ・本コースは強気で攻める程難易度が上がる、イヴとの相性が最悪。
  ・アイシャからのプレッシャーのせいか(攻めないと勝てない)強気に攻めて自滅気味。
  ・安全策を主張するイチナとのコンビも機能しない。
  で、初日は苦戦続きでした。
 ・「ゴルフの質を変える」それがイヴの出した答。
  夜の猛練習やラウンド中も新しいショットを打ち続け、少しづづ精度を上げていきます。
  そして2日終了後の夜の特訓で、ついに自分のオリジナルショットを完成させます。
 ・3日目の第一打、イヴは声高に叫びながら新しいショットを披露します。
  「レインボー・バレット・バースト!!!!」
  それは2人のゴルフの師匠から学んだ
  「穂鷹 一彦(イヴの実父) →虹」×「レオ →弾丸」
  が融合した究極の進化形なのでした。
 ・このショットを基に、いちかもコース攻略法を再検討。
  → これも上手くハマり、2人はヴィクトリーロードまっしぐらな予感!!

 ・一方のアイシャですが
  >イヴの本能が告げる。「こいつはとんでもなくヤバイ――」 
  ・「ギュイーン、ドッーカン!」
   と走りながらティーショットを打つなどパワー押しのゴルフ(レオ曰くキャノン砲)が
   武器のようですが、精度に難があるらしく出入りのは激しいゴルフのようです。
   → 前回、霧の中でもフェアウェイを捉える正確なショットでイヴを驚愕させたり、
     レオが「自分のゴルフの全てを叩き込んだ」という触れ込みは何だったのか??
  ・2日目までは別組だったので、出番が少なかったのですが、3日目で同組となり何か見せ
   場を作ってくれるのでしょうか。

 ・あと葵の近況も描かれていました。
  ・亜室が父であることを認め、全てを話すといってくれた。
  ・雨音と世良も和解し、万事上手くいっている模様。
  ・亜室のことを甲斐甲斐しく看病していた神宮寺部長に、葵が「応援してます♡」とエール
   → ?!でも亜室は結婚していないから、別に問題ないのか。
 
 正直このままではアイシャが「咬ませ犬」で終わってしまいそうな流れで、いささか拍子抜け
 なんだが・・・来週の予告もイヴ側にこの新ショットの代償が発生するようなナレーションで、
 アイシャ大丈夫なんかって感じですね。アイシャ編は次で終わりっぽいので、熱い戦いを期待。
 それより神宮寺部長ですよ!ついに娘も公認?!ということで、最後に何かしら期待できるの
 でしょうか。ちょっと楽しみです。{/netabare}

・第22話:制作陣も確信犯?!ここまでやり切ってくれると逆に清々しい
 {netabare}・冒頭からレオの回想で
  「バレット・ショット・エクスローション!!」
  やっぱ、めぐ●んじゃねーか! いきなりかましてくれましね。
  それに高波を突き破る演出とか、これも「プロゴルファー猿」のパクリやんw
  先般の「旗包み」の件といい、こういう躊躇のないところが逆に清々しいな。
 ・3日目は「レインボー・バレット・バースト」で猛チャージ。首位と1打差まで追い上げ
  ます。でも体への負担が大きく、満身創痍な模様。
  その夜「針治療」で全身針だらけで、まるで「サボテン」と化したイヴw
  いや、これはちょっと打ち過ぎやろwww
 ・いよいよ最終日、「レインボー・バレット・バースト」は封印し、ひたすらパープレイの
  ゴルフと耐え忍ぶイヴ。首位のプロゴルファーはレオの予言通り、崩れて脱落。
  そして、初日から自分のゴルフを貫いているアイシャが追いつき、2人のマッチレースに。
  アイシャのゴルフは、1ホールごとの出入りは激しいが、トータルスコアは落とさないと
  いう謎属性なんだが・・・
 ・そして迎えた最終ホール。イヴとイチナは葛藤の末「レインボー・バレット・バースト」
  を封印を解除。スイングに入ったイヴにレオが叫びます。「もうやめろ!!」
  って、マナー違反も甚だしいwwwでもこういうところがこの作品の魅力なんだよな。
  「私は私のゴルフをやる!あんたらの”無理”や”限界”で私を枠に嵌めるな―――!!」
 ・そして第2打。「私の切り札はバーストだけじゃない」。そういって高々と打ち上げた
  打球は虹を描き・・・まさか・・・直接カップイン!!って、
  「プロゴルファー猿の必殺技『モズ落とし』」
  の丸パクリじゃねーかwwwwwwwww
  イヴ曰く「オーバー・ザ・レインボー!!」らしいのだが。

 レオは冒頭「自らが究極のゴルフに辿りつけなかったら、次に託す」とイヴのことを描写
 するような語りをしてましたが、「自分のゴルフの全てを叩き込んだ」はずのアイシャの
 立場は???
 それにしても最後は「モズ落とし」とは・・・
 上述を含めここまでやり切ってくれると、逆に清々しく全てを許せるって感じですね。
 まあ、制作陣も確信犯だろwって思えるフシもあるしね。
 いよいよ残り話数で葵編やるのかな。でも不穏な次回予告も・・・
 来週が気になりますね。{/netabare}

・第23話:葵を襲う悲劇! →ここでも雨音さん頼れる相棒振りを発揮!! 
 {netabare}・イヴは事故と共に記憶と「穂鷹 一彦」のゴルフも失っていた模様。
  → それが土壇場で蘇り「虹×弾丸」が融合した究極のゴルフを完成させた。
  そういうとレオはこれからもアイシャと共に歩み、イヴへの再戦を誓うのだった。
 ・イヴは前回での究極のショットの代償に満身創痍な模様。
  治療とリハビリで4か月かかる上、今後もこのショットを打てば再発の可能性大。
  → この負荷に耐えられるだけの体作りの必要性あり。
 ・一方の葵は国内プロ転向後の初ツアーで初優勝と順調なスタートを切ったかに見えたが、
  父親(アムロ)譲りの病が再発 →脳に小さい影が見つかった。
  恐らくタイムリミットは1年位。(3000万人に1人に発症する難病)
 ・そんな葵のために雨音は動き出す。イヴの元に現れると、葵との勝負の舞台として来年
  行われる5大メジャーのひとつ「全英オープン」を指定。
  → どちらのゴルフが強いのか、そして世界一になるのはどっちか。
  そして、葵にもそのことを告げ、折れかけていた彼女の心に再び火をつけます。
  また体調管理面では、この病気に一番詳しい父がサポートに。
 ・そして時間は流れ・・・
  ・葵はツアーをところどころ休みながらも賞金ランキング5位以内を確保→出場権獲得
   → 全英オープン用に「48インチのシャイニング・ウイングス」もロールアウト!!
  ・イヴはギリギリまでフィジカルを鍛えたのち、一発勝負で優勝→出場権獲得
   (この大会にはアイシャも参加していたが、返り討ちにした模様w)
  ・全英オープンで再会を果たした2人。しかし世界一になるには、アメリカツアー3年連
   続賞金女王の「月の女帝」こと「ユーハ・ハミライル」が立ちはだかるのだった!

 前回の不穏な予告はこういうことだったのか!最後までドラマチックに魅せてくれるわ!!
 今回も雨音が見せ場を作りましたね。先にイヴに宣戦布告すると、返す刀で葵の闘志にも
 火をつけるという。そしてイチナだけには、「葵が最後のゴルフになるかもしれない」と
 伝え、イヴを全英オープンに導いてほしいとお願いするのも熱いです!!
 次週タイトルが「約束」ということで、多分2週やってくれますよね?!{/netabare}

・第24話:最終日の「イヴ×葵」を描くため駆け足展開
 {netabare}・ついに始まった全英オープン。早くもユーハ、葵、イヴの三つ巴の展開で、止め画の
  乱発でダイジェスト的にどんどん話が進んでいきます。2日目を終わって
   1位:葵-5 2位:ユーハ-4 3位イヴ:-2
  3日目が葵と同組になれなかったことでご機嫌斜めのイヴ。
  その一方で敷島麗華は予選落ちと完全の雑魚キャラ扱いにw
 ・3日目、2人の前で「レインボー・バレット・バースト」を見せつけるイヴ。
  すると葵も「伝家の宝刀:48インチのシャイニング・ウイングス」で
  「シャイニング48!!」
  で応酬。ってこのネーミングセンスどうなのよw
 ・快調に首位を走る葵。でも不気味なのは、ユーハ。彼女は冷静な分析力で、葵が病で
  ここから失速していくのを、静かに待っていたのだ。
  → イヴがユーハを逆転したことを受け、最終日同組で回るために失速しない!!
    ユーハ「この私が見誤った?!・・・ならばギアを上げて追いつくのみ」
    → いや最初から真面目にやっとけよって話ですがw
 ・葵は最終ホールであわやチップインのスーパーショット!
  → でもここに来て病に倒れる葵!!!

 う~ん、最終日の「イヴ×葵」を描くためとはいえ、駆け足展開でしたね。しかもユーハ
 は謎の舐めプだし、「ギアを上げる」といってもどうせ追いつけないんでしょw。
 その中で「イヴ×イチナ」で、ユーハを逆転したスーパーバーディショットの熱いドラマ
 と「シャイニング48!!」位でしょうか、今回の見所は。
 いろいろ不満はありますが、尺都合でどうしようもなかった感じでしたが、その分最終日
 の「イヴ×葵」には熱い戦いを期待です。{/netabare}

・第25話:予想を上回る展開の連続――やっぱりワクワクが止まらない作品
 {netabare}>でもここに来て病に倒れる葵!!!
 ・まさか本当に葵を脱落させるとは・・・本当に予想の斜め上を行きやがる!!
  そしてイヴも過去の「裏社会」との繋がりをリークされ、こちらも追い込まれます。
 ・で、最終日ですがイヴの傍らにはキャディとして、葵の姿が!!
  マジか――――本当に展開が読めないぜ!!!!
 ・第1打、最終日にピークがくるよう調整していたユーハは、ついに本気を見せます。
  そしてイヴたちの選択は――何!「48インチのシャイニング・ウイングス」だと!!
  ここで葵専用機を持ってくるとは・・・しかも専属契約しているのに。他社のクラブ
  を使うとか・・・いやーー本当に展開が熱いです!!
 ・3打差をつけられての6番ホール。これまで葵専用機の微調整を行っていた2人。
  「アジャスト完了!次のフェイズに入るわ」
  「葵専用機」×「レインボー・バレット・バースト」=「シャイニング・バースト!!」
  → 飛距離で圧倒的優位に立つと、2オンでイーグルゲット。
  それでも冷静にバーディを取ると「最終スコアは-15」に軌道修正してきた女王ユーハ。
 ・ずっと2打差でユーハを追うイヴ。そして16番ホール。イヴは2オンと難しいパットを決め
  ついに女王の背中を捉えます。
  イヴのゴルフに敬意を表すユーハ。
  「ありがとう。でも今戦っている相手が鬼強でさー、まだ2打差あんのよ」
  → 実はイヴは「仮想葵」と戦っていて、最終スコアを「-15」と想定していたのです。
 ・そして最終ホール。イーグルを狙った必殺のバックスピンもカップに嫌われトータル「-15」。
  葵とは引き分け、納得のいかないイヴ。そして葵は病気を克服して再戦することを誓います。
 ・で、全英ゴルフ優勝は「-14」ユーハ。やはり「裏社会」との繋がりを問題視され、失格に
  なった模様。そもそも精密機械のユーハさん「最終スコアは-15」としていたはずのに1打足
  りませんよね。どうしたんでしょうか?
  そしてイヴには更に「3年間のプロライセンス停止」が科せられることに・・・
  (そもそもラウンド前に失格にしとけよって話ですがwww)
 ・そして3年後・・・他のゴルファーの専属キャディ契約を断りながら、ゴルフ場でキャディの
  仕事をしている、イチナの目の前を「青い弾丸」が・・・
  更に1年後、再会を果たしたイヴと葵。葵は完治ではないが、4日間全力でプレーできるところ
  まで治療が進んでいる模様。
  「約束を果たすとしますか。その上で打ち抜く!私の『虹色の弾丸で』!!」

 まさかの葵退場でしたが、その後が予想を上回る展開の連続で、いやー凄かったです!!
 結局、制作陣も両者の優劣をつけられなかったって感じですかね。その点は残念でしたが、しかし
 葵との直接対決がなくても、これほど熱いラストを描けるとは・・・制作陣には見事にやられまし
 たね。最後までハチャメチャ展開とは恐れ入ったぜ!!{/netabare}

(最 終)
2期は特に昼ドラ展開から始まり、まさかの強制送還に葵の病等ゴルフ以外がテンコ盛りな感じでした
が、元々本格的なスポーツアニメというよりは、「ゴルフをベースにした少女たちの青春モノ」とい
う感じでしたので(まあイヴはまともな青春を歩んでいませんがw)1期から数えて25話で上手くまと
めたなという印象ですね。
あれだけ予想の斜め上をいくハチャメチャ展開の連続も、作品として破綻してない点は改めて凄いと
思います。「ネタアニメ」という部分も否定できませんが、それでも毎週観ていてワクワクが止まら
ない「エンターテインメント」としてはよくできた作品だったのかなっと。
ただ、ここのおっさんたちには軒並み好評のようですが、メインターゲットとしていた「20-30代」に
はこのノリをどう感じたのか・・・是非感想を聞いてみたいですね。コメ待ってま~す♡
(そもそもこの層が「ゴルフアニメを観るのか?」という疑問もあるのですがw)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

いつかまた、何事もなかったかのように続編放送してほしいです^^。

>14話まで視聴して
冒頭の印象として、なんかキャラ作画が少し心配な気が・・。ちょっとみんな劣化してない?w。
連続放送クールなら仕方ないとしても、今回十分な期間空いていただけに、かなり心配w。
みんなにも感じるが、特に葵の作画、ポンコツ化させすぎな気が・・。
SEASON1初期の尊い葵はどこへ・・w。
たまに見せる分にはいいけど、ずっとだと気になるかも。。
カッコよさ8に対してポンコツ感2くらいの割合希望。

で、OPに突入。
ああ、広瀬さんおかえりなさい。これぞBIRDIE WING!。
BIRDIE WINGは春が似合うな~としみじみ♪。
おかえりなさい、待たせすぎですよ^^、BIRDIE WING!!。

1話本編は、けっこう淡々と平坦な感じで話がすすんで、もうED。
PVで気になっていたシーンが出し惜しみなく投入されてて、ちょっと驚きました!。
もっと小出しにしてくるかと思ってたw。
1期とはまた趣が異なり、2期のEDはしみじみさせられる感じですね。
(モチロンもうサブスクDL済です♪)

で、はい来ましたCパート!!。
Cパートこそが本作の神髄!!。
Cパートでエンジンの回転数あげてくる感じ、大好きです^^。
Cパートの体感、長い長いw(誉め言葉)。
そしてまた1週間、苦行の待ち時間が始まるのです♪。


なんか今回の主要キャラの4人中3人が、まさか同じ能力使い?。副作用??。
さすがに全員同じではないだろうケド(葵は別の理由かな?)
2人はオレンジで共通っぽいですね。
オレンジっていう表現、いいですね!。ジェレミア卿しか脳裏に浮かんできませんが^^。

能力が切れるって聞いて、まず思ったのは、トップ2のあがりでしたが
本作では一時的なものなのか、そうでないもう今後一切のどちらなのか気になります。

アムロと葵って、まさか・・親子??。
同じ体質というか・・病気とか??。


余談:
今回のSEASON2放送開始にあわせて、ゲーム版の発表がありましたね。
それも3種も!?(SWITCH版、MOBILE版、VR版)。
正気ですか??(誉め言葉)。
そんな判断で大丈夫か?、バンナムさん(誉め言葉)。
もちろん自分は全て購入確定ですが、でもまあ普通に考えて、一般には全く売れないでしょうねw。


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>15話まで視聴して
放送直前になんか気になって公式サイト見てみたら、15話のサブタイトルが目に入る。
今までサブタイトルなんて気にしたことなかったのに
何コレ?!、サブタイトルだけで泣きそうなんですけど・・><。

で、本編。
わー、PVで気になってた場面が次々出し惜しみなく出てきて
なんじゃこの物語の加速具合ww。

穂鷹(天鷲)一彦と、亜室麗矢が混在・混線するような回想シーン、いいですね♪。
アムロは親友って言ってましたが、外見はどことなく似てるように感じるけど、兄弟ではないのかな?。

エリノア・バートンって、金髪?だから何となく勝手にセイラさんだと思い込んでたけど
公式HPの追加キャラ紹介に出てたから別人なんですねw。
ついでにアイシャ・カンバッタも追加されてて、興味は尽きない^^。
レオ・ミラフォーデンのこれまでの行動の意図や人物相関等が、まだまだ謎に包まれたままですね♪。

あまり深く考えをはりめぐらせたりせず
素直に本作の放送に身をゆだねて、翻弄されながら視聴するのが最高に気持ちいいです。。


14話とちがって15話で強く感じたのは、15話でのEDの入りが神!。
曲の聴こえ方が、ぜんぜんちがってて驚きました!!。
「君がいるから」、神曲でした♪。

サムメンコ2話でも、強く感じましたが
Bパートの終盤でグッと惹き込まれ、EDへの入りがスムーズ&神がかっていると
EDとばせず聴きいってしまい、まさかのCパートでさらに驚かされると
もうそのその作品が好きになり、気になって仕方なくなってしまいます。

Cパートって、そもそも見てくれるかどうか5分5分以下ですよね・・。
作品によっては、ED入った時点で視聴終了すること多いですし・・。
次の話でなんか急に話の展開が飛んでいて、あとでよくよく確認したら
前の話にCパートがあった・・と気づくこともあれば、ずっと気づかないままだったり><。
制作側からしたら、そういう不確定な部分に労力注ぎ込むのは
ある種無謀だったり、賭けのようにも思えますが
そういうところに力を入れる強気な作品姿勢が、自分は好きですね^^。


余談:
前話のカミーユといい、今話の○役○嬢といい、スタッフのフットワークの軽さがいい!。
○役○嬢は、全く予想外の斜め上すぎて見事なカウンターパンチw。でも言われたら納得しかない♪。
「まだだ、まだ(終わらんよ)」も、前話でちらっと入ってたような。

バックスピンのシーンは、某パンヤ思い出しました^^。
せっかくゲーム出すなら、いっそコラボしたらいいのに♪。
 
 
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>16話まで視聴して
学園編、ビックリするぐらいバッサリいって、なんか通り越して痛快w。

OPなのに、何か最終回のED感♪、なんで?ww。


「僕専用に○○してくれた、このRX-78・・」
こんなん古谷さんに真顔で演技されたら笑ってしまうでしょw。ズルいわww。
・・いっそ今回タイトル中のキーワードも、どっかでセリフぶっこんでほしい。
「○ゴだよ、それは!」


若かりし頃のセイラさん、魅力的ですね。
「○みますっ!!」のセリフも、とてもグッとくる!。

穂高パパのあのクマは、どう考えてもヤバいことに両足突っ込んでますよねw。
穂高パパの中の人、個人的にはペルソナ3(ゲーム版)の順平役しか知らないので
テレッテー♪が脳内にチラついてシリアスに集中できないw。


バートンって、MADLAXと何か関係あるのかな?。稼業とか。まだ観れてない。

シャアが関わる理由も、早く明かしてほしい^^。
シャアはどっち絡みなのかな?。バートン側?、セイラさん側?。

まだまだ予想外の隠し玉が、わんさか用意されてそうで、楽しみすぎる♪。


・・それはそうと今回、主要キャラ達の、肉体的・精神的ショックシーン
多すぎないですか?。バーゲンセールですか??(誉め言葉)。
とどめの雷、シュールすぎて面白すぎるww。


今回もCパートから次回予告までの情報量多いな~。
一瞬も目が離せないじゃないですか。
15話+16話だけでも、物語の加速具合が尋常じゃないのに
次回さらにもっと期待感抱かせるこのバディゴル、化物アニメです♪(誉め言葉)。
 
 
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>17話まで視聴して
冒頭から手際いいなあ~♪。ほぼ犯罪、ほぼマフィアですよね。

と思ってたら、さらっとアムロがシャアとララァ彷彿させるセリフしゃべってて胸熱っ。

蛇女さんとイブ、あいかわらずの仲で落ち着く^^。デレもかわいいです。

カッコいい落ち着いた爺さん方2人、物語が引き締まりますね!。

Season1でもそうでしたが、本作はあらゆる音へのこだわりがホントすごいなって思えます。
邪魔しないけど、要所で見事に心情表現している。

EDへの入り、普段どおりでもED曲でグッとくるのに
今回はさらにあの演出!!!。
(というより今までは本編で隠れてしまってたED部分が、今回正式にお披露目された形なのでしょうね)
一瞬、ヴァイオレットエバーガーデンが始まったかと錯覚w。

幻想的でトリップさせられそうな感覚に加えて、限りない優しさも感じる^^。
色使いと、曲+歌詞のせつなさ、今話の展開具合もあり、思わず涙がw。


EDで、もう十分満足させられてお腹一杯なのに
・・忘れてたわ、この作品Cパート+次回予告くるわ(ぞわぞわ)。

・・ああ、さらなる満足感が押し寄せてくる!!。
・・ほんと天井知らずです(←たぶん言葉の使い方間違ってる)。

本作品、毎回観たらすぐレビュー追記したくなる衝動に駆られます。
自分にとっては10年に1作出るか出ないかレベルの神作品ですね♪。

・・弊害は、他のアニメ作品では満足できないカラダになってしまうことです><。
 
 
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>18話まで視聴して
あれ?、冒頭からイチナがすごく頼もしい!。おかしい。

じいさん、忘れ形見だろうに、結構シビアな扱いするな~。

・・と思ってたら、不意に蛇女さんの”満たされた表情”に撃ち抜かれたわ^^。

・・なんか不意にプロポーズシーン??。

変形バンク、久々にキター。このシーン見るとどうしてもゼロ時間入るバンク思い出すw。

シャアの失望文句シリーズ、回数重ねるごとに何かツボってきたww。
・・今回、旅費ってww。セコイ。
・・とどめに駆逐w。

七色シリーズ、個々に何色で「○○の~」まではいちいち覚えてないなあ。
でも、今回の色って、ほぼブルーなのでは?ww。
で、なんか炭治郎っぽいエフェクトは後付け設定が過ぎませんか?w。
あと、いよいよパンヤになってきてる♪。(ゲーム版期待!)
でも、○切りショットって実現可能なこと知ってビックリ(成功確率低そうだけど)。

ED前のイブ、命狙われてる立場なのに、よくあんなことできるなww。
初見時はサラッと見れてしまったけど、2回目だとゾクッとくる。。

今回の次回予告、絶対何か元ネタありますよね!。
わからなかったから、あとで検索してみよっと♪。
 
 
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>19話まで視聴して
ヴぁああああああああああ、蛇女さんここで退場ォ?!。
いやあああ、終盤のクライマックスでは絶対戻ってきてくれますよね?、ね!(念押し)。

OP曲、毎週新鮮な気持ちにリセットされてテンション↑↑です♪。
音楽にこだわってる監督以下スタッフ様方のことですから
きっと終盤のクライマックスシーンでは、2番?を流してくれることを期待!。

あ~、クラブセット(モビルスーツ?)の名前でしたか。
シャイニングガンダム?+ウイングガンダム?。または光の翼?、V2ガンダム??。
こちらが葵側で
・・となるとイブ側は、虹色というと月光蝶?、∀ガンダム??。
・・そういえばリリーが作ってたガンプラは、たしか
ファーストガンダム、「シャイ!!?」ターン(Vガンダム作中!!)、∀ガンダム!!。

新型、ロールアウトってwww。
さらに「伸びたね~」って、目閉じてるんですけどw。

部長、相変わらずセンシングのベクトル方向w。

葵のイブ妄想での、イブのセリフ。
言いそうって思った瞬間、葵も言ってたw。

もうED?。ウソでしょ?w。体感時間短すぎるんですけど。
・・ED冒頭の演出、やっぱ神です!。
曲も、もうこの曲&歌詞じゃないとダメレベルに!。
 
 
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>20話まで視聴して
あ、今週仕事が忙しすぎて、土曜日の朝食時になって、やっと気づく。

・・「今日、バディゴル最新話観れる日やん!!!!」。
一気に元気が湧いてきましたね。自分にとってそういう作品です^^。


冒頭の葵と天音のアップ画見て
「あれ?、作画崩壊??」と一瞬あせったけどw
ああ、そういうことね。こういう描写もかわいいです♪。

ゴルフのショットから飛行機への場面展開描写、心地良い浮遊感~^^。

部長、必ずセットで出てきて、なお面白いw。

ああ~、この作品、七色の~とかレインボウなんとかとか出まくるから
雨の後の虹・・なんて普通の自然現象を、逆に忘れてて新鮮だわwww。


終盤の葵と天音。表情作画と声の演技、ともにすごくよかった!!。
ちょっと・・というかかなりじわっときた;;。


最近毎回書いてる気がするけど、EDくるのはやすぎww。
ほんとに20分くらい経っちゃってるの?。

EDの曲にあわせた2音のうちの1音の画面。
イブと葵のゴルフボールが並んでるシーン
ほんの一瞬だけど、一瞬だからこそ(意味深)いいなって感じもする♪


そして、みさなんお待ちかねのCパート!!。
こうくるか~♪!!!!。激アツですね!!。

シャア(レオ)、ゴルフモードだとやっぱかっこいいなあ~。

でも、理由って本当にそれだけなの??(信じられない)。
もし本当にそうだとしたら、レオってある意味かなりちっちゃい人間では?。
失望文句シリーズで、さんざんセコイ人イメージが視聴者に植え付けられてるから
絶対最後に”実はすごくいいひと大どんでん返し”が来るとまだ信じてる。。
・・そのカギはやっぱローズさん次第かなあ~w(願望)。

イブとイチナが勘違いするリアクションとるの、いちいち面白いw。

公式ページキャラ紹介:アイシャ・カンバッタ:口癖は「アイアイ!」
・・おさるさん??w。あ!、プロゴルファー〇??w。
動きを見た第一印象は、あしたのジョー2の野生児・ハリマオ??w。
 
 
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>21話まで視聴して
2:00くらいに目が覚めたので、いつものようにアマプラで観ようと思ったら
配信きてない・・・・?!。・・汗;;。
まさか万策尽きた?。
調べてみたら、TV放送が遅れたみたいで配信も遅れたのかな?。
他の配信サービスで28:00からって表示されてたのを信じて待ってみたら
アマプラでも無事4:00から視聴できました^^。
アマプラでも配信開始予定時間表示してくれたらいいのにな。

で、本編。
いきなり冒頭から泣かされかけたw。

とおもってらOP後早々に、レオのデレ、キタ――(゚∀゚)――!!。

執事爺さんとレオ、やっぱ知り合いだったのね。

あかんw、シャア(レオ)の苦言シリーズ、全方位で健在ww←笑わずにいられない。
デレ前の、最後の念押し”ツン”だろ?、コレ。

上位版ってww。前にもあったけど、ゴルフにそんな概念あるんかいw。

部長、なんか急激に年齢が上がったような印象がw(良くも悪くも)。

今日は、シャア(レオ)がよくしゃべってよくデレるなあ~(嬉)♪。

執事爺さん、もしかしてゲーム版でもプレイアブルキャラとして登場の可能性あり?。

アイシャさん、セリフの種類の少なさ、語彙力w。

「ギュイーン、ドッカーン」って聞くと
トップ2のニコラス思い出す^^。

あれ?、いつシャア(レオ)にショットの名前教えました?。
ニュータイプの共鳴ですか?。さすがです^^。
なにかのゲームタイトルのようなショット名ですがw。


ED曲がおわって、いつものCパート?
え??、そのまま次回予告??。
あれ?、まさかの今回Cパートなし??。
今回、最大のショックですわw!!。
・・ショックで次回予告が頭に入ってこない。


※余談:ソシャゲ版の事前登録開始されましたね。
当然登録しましたが、SWITCH版やVR版も控えてるから、ガチャとかあっても引かないかなあ?。
    ウマ娘やヘブバンでガチャ散財しまくってしまってるので、これ以上は無理だな~。
    
 
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>22話まで視聴して
いきなりエクスプ○ージョン!?www。
まさかあの人の口から聞けるとは!(感激)。

ナムコクラシック、ゲーム版でもプレイできるかな?。ぜひプレイしたい!。

15歳!?、改めて言われると違和感しかw。

アイシャのセリフ増えた^^。
モノローグ的なセリフは、やっぱグッとくる。

シャアの割り込みセリフ、最高やな!!。
あんなタイミングで声かけるの、普通だったらタブーなのでは?。

シャア(池田さん)、今話でのセリフ
若干、声がダミ声的というか、濁っているというか
年齢的なものなのか、体調的なものなのか、ちょっと心配になりました。
・・もっとクリアな声質だったハズなので(若い頃は)。
もしかしたら本作のために池田さん自身も限界突破してくださってるのかな?。
もしそうだとしたら胸アツです。。

今話のタイトル
まさかのそのまんまショットだったとはw。
なんか、往年の名曲や映画(未見)もオーバーラップしてくる。


ああ、なんか毎回、最終話的な感情がこみ上げさせられまくる本作。
・・ヤヴァい。逆算したら、もうあと何話しか観られない?!。

ああ、神様。
願わくば3クール、4クール・・
もしくはガンダムシリーズのように
バディゴル・シリーズ化してもいいのではないでしょうか?。
 
 
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>23話まで視聴して
うーん、冒頭からこの既視感w。・・爆裂撃った後かな??。
素直にここはネタ枠ですねw。
 
 
・・なんか今回、急激に暗めのシリアス展開ですね・・(困惑)。
底抜けに明るくて破天荒なのが本作の”売り”だと思うので
今回は、最終クライマックスに向けての溜め回だと予想(希望)。。
 
・・ゴルフの代償?。
・・ゴルフにコ○されていく??。
まさかそんなものを真に受けて本作が終わるわけはありません!(断言)。


ここでアムロが伏線張ってきましたね^^。
「確固たる意志はうんぬん。」←ここ絶対重要だと思うw。

勝手な個人的希望的予測としては
・最終決戦で葵とイブがニュータイプに覚醒。
→ニュータイプの共鳴により奇跡が起きる^^。
→翼と虹が合体し、世界に降り注ぎ世界を包みこむ。
→アムロも葵もイブも完治w。ついでにシャアも。
 
 
あ、公式サイトにseason2のBD-BOX情報来てましたね♪。
最終話が25話!??。・・ってことは、あと2話しかない?!!。
 
 
-----------------------------
>24話まで視聴して
ラスボスさん?の「月の~」って言われると
なんかムーンレイス的な要素期待してしまう^^。

葵の「優勝できたら、もう○んでもいい」発言は
ここまで視聴してきた視聴者を突き放すセリフに感じます・・。
もちろんそれを覆す展開を用意してくれてるハズだと、期待を煽らせてる??。

シャイニング48!wwww。
なんじゃ、そりゃww。
まさかこんなブッ込み、予想できんわwww(誉め言葉)。

ラスボスさんの使うクラブセットがArios製なの、
あからさまにアピールする絵面、何回か気になってるけど
これは最終話に、何か繋がってきそうで楽しみ♪。

で、結局
葵の「明日まででいいんです」セリフ。
「二度とうんぬん」セリフ。

あれ~~~~~~~~~?、こんな方向性求めてないんですがww。

あと1話ですよ、あと1話!!。わかってますか?w。


で、次回予告。

「○○は終わらない」
「○○は蘇る」

どういうこっちゃww。


もお、これはスタッフ様方を信じるしかないですね。。


※余談:スイッチ版のゲーム、チラっとプレイしてみたのですが・・
    あれ??。まさかのボイスなし??。ウソでしょww。
    販売元見てみたら、バンナムさんでもないww。
    格安ゲームだから、全く期待してなかったけど
    それにしても、これは○○○ww。
    TVで観たコースがプレイできるんのは素直に楽しいんだけど
    やっぱ全体的にグラフィックがのっぺりしすぎかな~。
    キャラゲーのハズなのに、これは粗悪品臭が強いかも><。
    バンナムさん、これ公式にしちゃダメでしょ。
 
 
-----------------------------
>25話まで視聴して
終わってしまいました~~~><。
最終話は体感15分くらい?(ちょっと悪い意味で)。

合体はある意味予想あたってましたね♪。

ただ、正直なところ、本作に対しては毎話毎話期待が膨らみまくってしまったため
クライマックスの展開は、少し消化不良でした。。

まあ、Season2に入ってからは毎回が最終回?くらいのテンションあがりまくりの連続だったので
トータルでは十分すぎるほど満足させてもらっています^^。


ただ、全体通して1点残念だったのは病気設定かな?。
あれが足かせになってしまって、2人のバランスとってしまうと
どちらもパワーダウンイベント発生させざるをえなくなってしまった感あり。

結果的に一番肝心な2人の直接対決が、なんかうやむやにされてしまい
あとは想像におまかせしますEND?的になってしまったことかな?。
それも終盤で急激に時間を進めまくられてしまったので
こうなってしまうと、もう時間の逆行はできないですよね・・。

病気設定なしで真っ向から2人がぶつかる姿が見たかった!。


病気設定ありでやるんだったら
最後、何らかの形で病気を克服できる展開にしてほしかったです。。

あと、本音を言えばローズさんにも再登場してほしかった^^。


・・とかなんとか、初見後のレビューは少し愚痴り気味まじりでしたが

念のため、もう1回視聴してみたら・・

キレイに纏まってるし、なんだかんだ大満足で多幸感に包まれまくりでしたっ♪


自分にとって本作は、ひさびさに毎回毎回熱中させてもらえ
毎回想像を超えてきてくれる神作品でした!!。

制作してくださったスタッフ様方には本当に感謝の気持ちしかありません。
本当にありがとうございました。そしておつかれさまでした。

願わくば、いつかまた、何事もなかったかのように続編放送してほしいです!。
本作ならばアリだと思います♪。

繰り返します。
本作ならばアリだと思います♪。
 
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

57.3 11 2023年度の親友アニメランキング11位
カミエラビ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (72)
163人が棚に入れました
稀代のクリエイター達による完全オリジナルTVアニメが登場! 大ヒットゲーム「NieR:Automata」のディレクターとして世界に絶望と感動を与え続けるヨコオタロウ。 そのヨコオの驚くべき発想の数々に呼応したクリエイターが結集。 これまで多くの少年少女たちを虜にしてきたじん(「カゲロウプロジェクト」)が脚本を手掛け、魂を。 ヒット作を連発する漫画家大久保篤(「炎炎ノ消防隊」「ソウルイーター」)が キャラクターデザイナーとして肉体を。 そして、ビジュアル表現の最先端を切り拓いてきた瀬下寛之(「シドニアの騎士」や「BLAME!」)がその生まれたてのカタマリに、圧倒的な生命力を与える。 2023年の終わりに「カミエラビ」が始動する。

かりんとう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

season2を観てからじゃないとなんとも‥

制作はUNEND。
ストーリー原案にヨコオタロウ。
(ニーアシリーズ、シノアリス)
シリーズ構成・脚本にじん(カゲロウデイズ)
キャラクターデザインに大久保篤。
(ソウルイーター、炎炎ノ消防隊)
監督、瀬下寛之(亜人、シドニアの騎士)
音楽、MONACA。

あらすじ
『都内の私立高校に通う高校1年生・ゴローは、何事も無関心で何の願いも持たない少年。 同じ学校の同級生・ホノカに淡い憧れを抱きながら、親友・アキツと平穏ながらも退屈な日々を過ごしていた。
ある日、ゴローのスマートフォンに奇妙な通知が届く。 そこでゴローが願い事を呟くと、突如現れた謎の少女・ラルが現れて、ゴローに残酷な運命を告げる。 実は、ゴローは「大いなる意志」に選ばれ、願いを叶えるため「神様」の座をかけて、他のカミサマ候補達と最後の一人になるまで殺しあわなくてはならないという。』


まさかのseason2があるとは‥確かにあんな微妙なとこで終わられたらもっと酷い評価になっていたと思う。
ストーリーは先が見えない展開だったりでなかなか面白かったです。ただデスゲームものにしてはみんな仲が良かったな〜って笑
CGアニメってとこに関しては昔ほど嫌いじゃないので特にないのですが、恐らく私は瀬下監督のCGアニメのクオリティが嫌いなんだと確信しました。
キャラクターデザインについては制服がダサいとしか‥にしても大久保さんは絵柄がコロコロ変わりますね。本当に大久保さん?と疑ってしまいました‥

ともかく、season2を観てからじゃないとストーリーについてはなんとも言えないです。
ゴローは別世界に飛ばされちゃったし、season2のPVからしてラルは産まれてるみたいなのでseason2では別世界が舞台とか?それともゴローが最後使った力の代償で元の世界が変わって、ラルが産まれた世界になったのか?
この力の代償ってストーリー作るのに便利な設定ですよね。ホノカ、コウキ、チカもキョウに殺されたのに生き返ってましたし笑
でもあの後ゴローによって消されたんですよね。
あ、でも何故か消されたチカがリョウが能力使ってゴロー飛ばした後いるんですよね。ゴローがいなくなって世界が変わった??うーん、わからん。
南極に飛ばされたケイタがスマホの中身を見て察するシーンもありましたね。
あらゆる情報を支配できたケイタがスマホの中身を見て理解し、その後に政治家のシーンってことは政府絡みと言うことなんでしょうか。
リョウ、キョウの父親もそれに関わってる人物っぽいですよね。パソコンのモニターに遺跡の壁画みたいなのめちゃくちゃ映ってましたし。

あにこれのレビューは最悪なんですが、個人的にはつまらなかった訳じゃないし、season2を見て結末を知らないとなんともって感じです。
ただ中二病感がすごいってのは分かります笑
ドラッグオンドラグーンもニーアもやった身なので、ヨコオタロウ氏の作風は理解してますが、そこにじんも加わってさらに邪悪な中二病が生まれたって感じです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1
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