誘拐で騎士なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの誘拐で騎士な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番の誘拐で騎士なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.0 1 誘拐で騎士なアニメランキング1位
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (122)
377人が棚に入れました
公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。 商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。 しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。 彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ――「願わくはどうか――どうか、俺の妻になってほしい」 生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

令嬢の生き様

重すぎず手軽すぎずちょうどいい感じで安定して面白いアニメでした
例によってこのアニメもぜんぜん悪役令嬢感ないですね・・・

この作品でまず目を引くのはリーシェの華やかなドレス七変化
他のキャラクターも変化していますがやっぱり主役、際立ってます!
場面ごとに次々と華やかな衣装を披露してくれるリーシェ、髪型や髪飾りもさりげなく変化しています!
せっかく貴族令嬢として生きているのに毎日同じドレスじゃつまんないですよね?
女性作者のこういうこだわり好き

7回の人生を一生懸命生きて色々なスキルや知識を身につけてきたリーシェの前向きな生き方、そんな百戦錬磨のリーシェとすら対等以上?に立ち回るアルノルト殿下のミステリアスで底知れない魅力
自分も強くありたいけど、やっぱりパートナーになる男性は対等か自分以上の殿方じゃないと!っていう作者の理想が垣間見えて素敵ですね!
これだけ立ち回りが強い2人なのに恋愛に関しては奥手な感じでもどかしくてキュンとしちゃいますね
なのにここぞという場面では余裕たっぷりに決めてくれるアルノルト殿下カッコ良すぎませんか?

目いっぱい人生を楽しむ姿勢に、向上心、綺麗な服装に理想の王子様像、作者の「好き」がいっぱい詰まってますから、魅力的なのでしょう

7回真剣に生きてきたからこそのアドバンテージで、ズルしてる感じは薄いしリーシェの立ち回りに納得感もある、丁寧に考えられた物語で好感が持てました

OPもEDも作品愛にあふれていてとてもいいですね

アルノルト殿下がここからどうして戦争に向かってしまうのか?
リーシェの7回のループもなんでループしているのか、過去のループで何があったのか、謎や語られてない部分があります
いい感じに終わったけど、物語はまだまだこれからって感じがしましたね
続きがとても気になります

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

スキルと覚悟が世界を変える。

視聴中は、アニメタイトルと内容のギャップに終始違和感を感じていました。
なにせ、「悪役令嬢」でもないし、「自由気ままに花嫁生活を満喫する」でもない。
むしろ、有能可憐な令嬢が生死を賭して活躍する、という感じです。

リーシェは王太子から婚約を破棄され、5年後に戦争に巻き込まれ人生を6回やり直す。
商人、薬師、錬金術師、侍女、狩人、男装騎士、各職業を究め様々なスキルを習得します。
OP映像に描かれる各職業時のショートアクションが可愛い。
その生き生きとした表情から充実した時を送ったことが想像されます。

ループ7回目の初っ端に、5年後に戦争を始めるガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインに出会います。
リーシェの只ならぬ能力に興味を持ったアルノルトはリーシェに求婚、そのまま王都へ。
{netabare}戦争の理由を知るために、リーシェはスキルを武器にアルノルトに対峙します。
まるで、キツネとタヌキの化かし合いのように。{/netabare}

このアニメ、リーシェの魅力が輝いています。
秀麗眉目、頭脳明晰、人一倍の身体能力と特殊能力を持つリーシェ。
それでいて、確固なる意思を持ち、思慮深く行動する。
そして、{netabare}リーシェに関わる人々を計画的に味方とします。
もちろん、アルノルトの頑なな心も少しだけ溶かせたような気がします。 {/netabare}

物語はまだ端緒、リーシェは花嫁にもなっていません。
{netabare}一人の有能な皇太子妃がガルクハイン国を変革し、戦争が回避される。{/netabare}
そんな波乱万丈な未来をもう少し観てみたいような気がします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

婚約者は、かつて私を殺した人――

この作品の原作は未読ですが、長谷川育美さんが出演すると知り視聴を決めた作品です。
今期、長谷川さん大活躍ですよね。
「弱キャラ友崎くん」のみみみ役、「望まぬ不死の冒険者」のギルド職員であるシェイラ役、そして本作品と絶好調なのではないでしょうか。
そう言えば、「葬送のフリーレン」のユーベル役もでしたね^^

個人的に推しの声優さんが活躍するのは素直に嬉しいです。
後は体調を崩さないことを祈るだけです。


公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。
それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。
商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、
7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。

しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、
残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。
彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ——

「願わくはどうか——どうか、俺の妻になってほしい」

生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、
敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作品の主人公であるリーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーは、リゼロのスバルと同じ「死に戻り」の能力の持ち主です。

1回目の人生の際に商人を経験して以降、ループごとに薬師・錬金術師・侍女・狩人・男装騎士としての人生を送ってきて、今度が7回目のやり直しになります。

何度も繰り返してきた死に戻りに関する気持ち的な部分にはあまり触れていませんでしたが、死に戻りに対する恐怖は、既にリゼロで刷り込まれ済みです。
一番怖いのは、次に必ず死に戻れる保証が無いこと…

普通、誰にだってそんな能力はありません。
でも確実に戻ってくることができるなら、それを加味した一手を打つことができるんです。
たった一手の違いしかないかもしれません。
でも、この一手が後により優位な条件を引き出せる鍵になっているのを私たちは知っています。

この作品はそんな死に戻りの特性を上手く活かした作品であると言えましょう。
ですが、この作品の本質はそこにありません。
思い返せば、ただの一度も無駄なループなんて無かったと思います。
いつも精一杯で、色んな教養や知識、技術を身に着けてきました。

だからこそ、今のリーシェがあるのです。
そして今回もリーシェはとある目的に向かって全力全開です。
それは、これまで何度繰り返しても乗り越えらえれなかった壁を乗り越えるため…

こんなにも直向きなキャラを長谷川育美さんが演じるんですよ。
俄然視聴が楽しみになるに決まっているではありませんか!
こんな気持ちを絶やすことなく最後まで完走出来た事を嬉しく思います。

アニメーション制作会社はスタジオKAI×HORNETSさん。
スタジオKAIは、「ウマ娘 プリティーダービー」を、HORNETSは「ソマリと森の神様」などを手掛けた制作会社です。
作画も個人的には多きな乱れも無く良かったと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、土岐隼一さんによる「Another Birthday」
エンディングテーマは、THE BINARYさんによる「消えない」

1クール全12話の物語でした。
個人的には見応え十分な作品でしたが、続編となると原作が既刊6巻までしか発刊されていないので、少しストック不足なのかもしれませんね。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

68.5 2 誘拐で騎士なアニメランキング2位
精霊幻想記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (296)
953人が棚に入れました
前世と現世が交錯――二つの記憶を持つ少年が運命に立ち向かう!!幼い頃、母を殺され孤児となったリオはスラム街で必死に生きていた。ある日、幼馴染との再会を夢見て事故死した《天川春人の記憶》と《強大な魔力》がリオの中で覚醒し、剣と魔法の異世界に転生していたのだと気づく。さらに、偶然出くわした王女誘拐事件の解決に貢献したことで、貴族の子女が集う名門学院に入学することに……。階級社会の最底辺から這い上がるリオは、出会いと別れを重ねながら過酷な運命を打ち砕いてゆく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、諏訪彩花、藤田茜、桑原由気、楠木ともり、原田彩楓、鈴代紗弓、本渡楓、金子彩花、浜田賢二、田丸篤志、遊佐浩二、東山奈央、新田ひより、首藤志奈、西明日香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

現世しがらみ系異世界転生(?)作品 → 最終回:『卒業』(笑)!?

== [下記は第5話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

原作未読です。コミカライズ版はピッコマなどのサイトで無料でけっこう後の方(少なくともアニメ6話以降)まで読めると思います。
(私はけっこう後の方まで読んでしまいました)

異世界のスラムに転生した主人公が、早くに両親を亡くし不遇な幼少期を送りながら、王族絡みの事件に巻き込まれるというわりとありがちな物語の始まりになっています。

しかし主人公のリオは転生前の天川春人としての人生や人間関係にも未練があり、そのことが以降のストーリーにも密接に関わってくるというのは本作の特徴と言えると思います。

レビュータイトルで異世界転生の後ろに(?)付きなのは、主人公は転生なんですけどそうじゃないパターン(異世界転移など)で主人公のいる世界に現れるキャラがいるからです。とはいえ、そういうごちゃ混ぜパターンは他の作品でも使われている気がするので本作のみが特殊ということではないと思います。

取りあえず第1話のバス事故は以後のストーリーの伏線になっているので、後の方の話数を観てから見直すと何か発見があるかもしれません。

本作は、たぶん最終話まで観る予定です。
== [第5話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.9.21追記:
第12話(最終話)まで視聴終了しました。個人的には1クール単品のアニメ作品としては、あまり高い評価は付けられないですね。

尺として1クールしかないところで最終話でのカタルシスを求めて、大胆なエピソード順変更を図った感じがします。たぶん2期目を作る気はなさそう。

じゃあ2期目を作るのは無理かというと、万が一人気が出たら何とか軌道修正は出来そうではあるんですけど、最終話Cパートでいきなりブッ込んできて「え、ここで終わり?」みたいな最終回です。

もし観ていない人がいて観るかどうか考えているとしたら、続編が作られるまで観ないかもしくはアニメは観ずに最初っから原作かコミカライズ版を読むかをお勧めする感じではあります。

余談: テレビで視聴していると提供画面の後でコミカライズ作画担当によるおまけ漫画みたいなのが映るんですが、個人的にはこれが意外と面白かったです。でも、特に一般的にお勧めする内容でも無かった気がします。
(でも、おまけ漫画を配信サイト視聴で観ることはできないようです。)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

時間経過、とは

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
異世界転生なろう系の、一般的な枠内に収まっている作品だと思います。なんだか色々とテンプレでした。

バトルに恋愛がメインであり、ややダークな要素もあり、設定としては悪くなかったと思いますが、作画がへたってたのと、なんかやたらに説明くさいセリフ回しのせいで、安っぽくなってた印象です。評価は☆2に近い☆3って感じですね(序盤は良かったので)。

レビューでは、作中に見られた時間経過について。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これだけ、1クールの尺の中で(早送り、もしくはその間を描かない)時間経過がある作品も珍しいのかなって思います。

精霊の民の森で1年、カラスキ王国で1年だったかな。

個人的には、作中で時間経過があるのって好意的に捉えることが多くて、それは、その過ぎた時間の中で「重み」や「成長」を感じられるから。ONE PIECEとかもそうだったしね。

ただ、ONE PIECEの場合、「2年の修行で全キャラパワーアップ」と「2年たっても変わらぬ思いや関係性」を表現するための時間経過であり、再会を楽しく劇的に表現したために、なかなか効果的だったと思う(まあ、尾田さんが家族サービスするための休み期間という側面もあるけどw)。

とはいえ、100巻続く漫画の中で2年と、1クール12話の中で2年だからね。

本作の時間経過の意味は、精霊の民の森での1年は、「ラティーファがサラ、オーフィア、アルマと家族になるまでの時間」という意味では価値があったと思うし、旅を止めてまでそれに付き合うリオにも好感がもてました。

ただ、カラスキ王国での時間は、必要だったのかな? 色々考えても、しっくりくる理由が見当たらなくて。

ということで一勝一敗というか、まあ、時間経過の効果を考えるには良い素材になったかもしれない。

アニメとしては、1話目のスタートは丁寧な描写の中で分かりやすかったし、リオが少年時代の方が見応えがありました。あのまま学園モノでも良かったくらいに。

最終話は残念すぎて笑えました。クソ安っぽい展開に、言い訳がましいダラダラとした念話。崩壊した作画でのバトル。ビックリするくらい中途半端な終わりかた。急展開のCパート。

最近見た最終回でもだいぶヒドイ方だったと思います。

(もしやるなら)2期はおそらく三角関係メインでしょうね。ぜひ、作画は普通レベルくらいでやってほしいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
すげぇリアルな事故シーンだな。転生モノのテンプレートながら、丁寧な作り。

2話目 ☆3
両方の記憶がある系。イケメン(笑) 

3話目 ☆2
崖落ちるとこの作画、ヤバいな。バトル全体、酷いな。

4話目 ☆3
ロリキャラ、味方になったな。

5話目 ☆3
亜人族達の、人間族に対する手のひらの返し方が、ちょいと気持ち悪いな。精霊の話を聞いた後なら分かるけれど。半年以上の時間経過か。

6話目 ☆3
ナウシカ戦法(笑) ワイバーンを素手でボコす。装備その他、パワーアップ。

7話目 ☆3
いきなり着いたな。ウルトラあっさり祖母に会うかい。そして余裕のハーレム。トラウマからのダークモード。

8話目 ☆3
祖父母、人間できすぎだろ。作画はかなりやばいね。

9話目 ☆2
何年経ちました、だけだからな、実質。んで、何したいか不明だな。

10話目 ☆2
面白い部分が見当たらないな。

11話目 ☆


12話目 ☆1
そこでダラダラと念話をするから、説明臭くて美化しすぎてつまんなくなる。やたら中途半端な最終回だし。Cパートの雑さは、ヤバイな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

わりと好き。

割と好きなタイプの作品でした。

視聴した印象としては、しっかりと作られているなという印象でした。
すべてが見えたわけでは無いですが、メインストーリーは少しぼんやり、その中で主人公の学生生活や、仲間との出会い、世界の広がりが描かれていくタイプ。
このクールでは割とオーソドックスな異世界転生モノのスタイルと言ってもいいかもしれません。

このメーンストーリーに含有されるそれぞれのエピソードが話数ごとにメリハリが効いていて、ちゃんと構成が設計されている感がありました。

ただし、主人公が優れた能力を持っているのは、この手の作品の常なのですが、話が進んでいくうちに、この世界でのお家柄等も明かされていき、どんどん特別な存在であることが明らかになっていきました。
この辺は「あーやっぱりスーパーエリート君的になっていくのかぁ」とは思ってしまいました。

そして・・・、スーパーエリートと言えば、
取り巻きのガールズたちですよねぇ。
こちらでも、スーパーエリートの様で、どんどん、愛されキャラになっていきますねぇ。
今のところ、ベッタベタのハーレム状態とまではいかないものの、コレも、この手の作品の常かぁ・・・と遠い目をしている私です。


ちなみに、この主人公さん、他の方のレビューを拝見した際に散見されるように、とあるソードな作品の主人公さんにえらく寄っていっている気がしますねw。

6話の旅立ちのシーン以降、途端に「何か」に似てきた気がする、とは思っていたのですがw。

メタな話どうやら、中の人が同じなんですかね(調べずに書いています)。
それで、キャラの方向性が似てくるってあるのかなぁ、とも思いながら眺めていました。



物語自体は、このクールではそれほど劇的に進捗した感は無かったですね。
~主人公の表向きの出自~

~学生生活期間での成長、出会い~

~旅立ち~

~冒険中のあれやこれや、出会い~

~精霊の里での交流~

~ヤグモ地方でのあれやこれや、出会い、交流、真の出自の開陳~

そして、学生時にお世話になったセリア先生を政略結婚から略奪(救出)。

ってところでした。

で、最後の最後に所々でカットインされていた、
転生前のかつての思い人(?)との突然の再会っと。

地固めが終わって、さあ、ここからって感じでしょうかね。
どうやら2期クールが既に決まっているそうなので、そこは安心して今後のストーリーを待つことにしたいと思います。


私的には、好みのタイプ。
しっかりと作ってあるという好印象。
各キャラも造形がしっかりしていて安心して観れる。
といった、好印象な作品でした。

機会がありましたら、ご覧くださいませ。
私も2期を楽しみに待ちたいと思っています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

75.7 3 誘拐で騎士なアニメランキング3位
赤髪の白雪姫 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (639)
3499人が棚に入れました
分割2クールの後半クールにあたる。

赤い髪を持つ少女・白雪は、タンバルン王国のラジ王子に見初められ、愛妾にされかかり、国を出る。たどり着いた森で、隣国の第二王子・ゼンに助けられた白雪は、彼の国・クラリネス王国の宮廷薬剤師として働き始める。やがて想いを通い合わせていく白雪とゼン。王子と薬剤師という二人だが、たくさんの出会いや出来事を経て更に絆を深め、二人を認める人物は少しずつ増えていく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、小西克幸、豊永利行、國立幸、浅沼晋太郎、水瀬いのり、小松未可子、石田彰
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キュルルンアニメ

分割2クールの後半戦。
今クールはちょっとだけ障害が発生。
{netabare}でも、障害なんて単なる酒の肴。
当たり前のように二人は絆を深めちゃいます。{/netabare}

二人の熱気にあてられてお腹いっぱいだった前クール。
追い打ちをかけるように、さらに一杯に。
腹具合が悪く、キュンキュンというより最早キュルルンです。
胃薬を処方して、怒涛のラストに備えましょう。

ところで、このアニメ、脇キャラが魅力的です。
今回株を上げたのが、ラジ王子。
へたれは相変わらずですが、王子としての自覚が芽生えたようです。
ラジ王子を支えるサカキさんは超良識。
落ち着いた立ち振る舞いが大人の魅力でした。

{netabare}側近関係では、ミツヒデと木々の関係が気になるところ。
互いの気持ちを隠しながら(?)の軽快なやり取りが気持ちいい。
そして、オビ。
白雪への気持ちは封印し、ゼンに忠誠を尽くす。
その態度がすがすがしくてかっこいい。
オビの一挙手一投足が私のお気に入りです。{/netabare}

完璧なまでの王道少女漫画原作アニメ。
3期も観たいけど、お腹がもたないのでこの辺でお開きとしましょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 47

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期の雰囲気が(ブレてなくて)よいですね

2期を楽しみにしてました。
1期同様ゆっくりとした時間の流れがあって良い雰囲気です。
どんな物語になるのかな

2期は皆がお互いに対して強い心を持っていることが印象的です。
恋愛 片思い 主従 感謝
観ていて楽しいです。 私、オヤジですけど。。。 

最後まで観て
最後にまたこちらが照れちゃうような恋のシーンがありにやけてしまいます。

もし次期があったらラブラブだけで物語にならないと思います(笑)
でも、ひょっとして3期以降不幸が始まるのでしょうか?心配だ~。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

色々な縁(えにし)

原作未読 全12話(分割2クールの2クール目)

赤髪の白雪姫の2期です。1期(全12話)から観ることをオススメします。

宮廷内の起こる様々な出来事にゼンと白雪の恋愛模様が基本的なお話ですが、今回は前クール以上に波乱の展開が待っていました。

そのことによって白雪とゼンとの絆が深まった感じです。「災い転じて福となす」という感じでしたね。
{netabare}
子供だから短絡的すぎますが、さらわれた白雪が不憫でしたね~ オビはもっと怒っても良かったかもしれません。

また、前クールから観ているとあんなに酷かったラジ王子がここまで変わったのが嬉しいですね。
{/netabare}
この作品は、ミツヒデがいて木々がいてオビがいてゼンがいてそして白雪がいる、この雰囲気が大好きでした。

色々な縁(えにし)によって白雪たちが成長していくお話です。キュンキュンしたい方は是非みてくださいね。

OP・ED 前回に引き続き白雪役の早見沙織さんとeyelisさんが歌ってます。

最後に、今回も妄想CMがありましたが、いくらなんでも相手がお爺さんというはちょっと酷すぎましたねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

54.5 4 誘拐で騎士なアニメランキング4位
Lance N’Masques(ランス・アンド・マスクス)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (258)
1343人が棚に入れました
僕の名は、花房葉太郎。現代社会の片隅で、人知れず続く騎士団の末裔だ。小さい頃からの「特訓」のせいで、ピンチの女性を無意識に助けてしまう「騎士道体質」を刷り込まれてしまった…! 普通の生活を求めて逃げ出したあの日、僕は、彼女と出会った。その子の名前は、鬼堂院真緒。大きな屋敷に、たったひとりで暮らしていて、助けてくれた仮面のヒーローに憧れる、ちょっと不思議な6歳の女の子。──でも、さっきキミを助けたのは、仮面を付けた僕なんだ。騎士と淑女の、ヒミツの!?共同生活が始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、小澤亜李、沼倉愛美、三森すずこ、諏訪彩花、M・A・O、花守ゆみり、田中あいみ、Lynn、竹達彩奈、内山夕実、小山茉美、石田彰
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

石田彰さん、沼倉愛美さん素敵! 白姫ちゃん、かわいいです

ランス・アンド・マスクス、見終わりました。とても面白い作品と思いました。

物語の前半は、主人公の葉太郎くんの一生懸命な姿と、その思いがもたらず常識とのずれを描いていました。とても可笑しかったです。

中盤から後半にかけては {netabare}バトルが多くなって、葉太郎くんとまきおちゃんのふれあいが少なくなって、すれ違いの描写が・・・。でも、最終回、葉太郎くんとおとうさんの戦いの中でまきおちゃんが叫んだ、すれ違いの理由。{/netabare}

そうか、正義の味方って、正体が知られたら、消えるんだ・・・

好きな人の正体がわかった瞬間、{netabare}に葉太郎君が自分の目の前から消え去る運命と思い込んだその時から、まきおちゃんが葉太郎くんに取り始めた距離感、{/netabare}最後まで見ないと解らないと思います。

最終回、まきおちゃんの母親の騎士だった、葉太郎くんのお父さんの悲しい過去、CVの石田彰さんの演技でもう、うるうるでした。

この作品、よく見ると、監督は「4月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ、制作はあのStudio五組でした。OPは三森すずこさんで素敵な歌声でした。

キャラで好きだったのは、葉太郎くんのお父さん(CV石田彰♥)、とても強くてあこがれた依子さん(CV沼倉愛美、タカオだよぉ)、そして白姫ちゃん、とってもかわいいっ!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

騎士道ロマンか?と序盤に期待した分、温泉回以降の展開にはガッカリ。

第6話(温泉回)まで見て「何か期待していたのと違う・・・」と思って以降、長らく放置していた本作ですが、ようやく完走しました。
・・・が、ほとんどタイトルに書いたとおり。
「ぷりゅぷりゅ」と喚(わめ)く白馬くらいしか印象に残らなかったような・・・どうしてこうなった?
ヒロイン真緒(まきお)(※御年わずか{netabare}6歳{/netabare}!の御令嬢)が、可愛いといえば確かに可愛いので、そういうブッ千切った年少ヒロイン設定が好きな人にはお勧めできる作品かも知れません。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ランス・アンド・マスクス (2015年10-12月) ================
{netabare}
第1話 本物の騎士なのだ ★ 葉太郎と真緒(まきお)の出遭い
第2話 その覚悟があるのか ☆ 葉太郎vs.金剛寺鎧
第3話 お待たせしました、レディ ★ 続き、聖槍ロンゴミアント
第4話 パーパ ☆ 森羅学園編入、騎士部創設(のり先輩、シルビア、冴etc.)、ユイフォンとの出遭い
第5話 今日から家族だ ☆ ユイエンの冴誘拐、ユイフォンvs.依子 ※ラスト微妙だが笑えるので○
第6話 今日だけは特別だからね! × 温泉回(騎士部夏合宿) ※シナリオが色々安直
第7話 オレのものになれよ ☆ ドルゴンの襲撃、蓬莱島へ、現世騎士団東アジア区館長スンの思惑
第8話 勇気をください ★ シルビア離反(シルバーランサー)、サニーランサー、館長vs.ローズタンサー(依子)
第9話  突撃 ★ 続き
第10話 なりたい自分になれ ★ 葉太郎vs.ドルゴン、葉太郎アークナイト昇格
第11話 騎士道 ☆ 葉太郎・真緒の異変、アフリカ区館館長ラジヤの接触 
第12話 それが僕の騎士である意味なんだ ☆ ※森と結真(ゆうま)の過去を音声だけで済ませたのは×{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)6、×(疑問回)1 個人評価 ☆ 3.5

OP 「Light for Knight」
ED 「Little*Lion*Heart」

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※以下、以前 (2015年秋の放送当時)のレビュー

中世騎士道の華といえば、第3回十字軍を率いて、はるばるエジプト・シリアまで遠征しアラブの英雄サラディンと死闘を繰り広げた、12世紀末のイングランド国王リチャード獅子心王(Richard the Lionhearted、リチャード1世)ですが、本作のEDのタイトルが『Little*Lion*Heart(小さな獅子のハート)』となってて、ちょっと良いなと笑。

また、OP『Light for Knight(騎士の光)』の作画を見る限り、本作のヒロインは、{netabare}小学一年生(6歳)の何やら重大な秘密を背負った令嬢{/netabare}のようですが、そこは深く考えないことにしましょう(同じStudio五組制作の『織田信奈の野望』が楽しめた人なら十分楽しめるはず)。
主人公の騎士は一応、{netabare}高校生ですし、ちゃんと同級生のサブヒロイン?{/netabare}も登場するので。

それから、Studio五組にしては作画や演出がイマイチという意見もありますが、『結城友奈』『織田信奈』の作画・演出が良過ぎただけで、個人的には本作も問題なく楽しめる範囲だと思います。

あとは、ラノベ原作ということなので、シナリオがそこそこ確りしていれば、なお良いのですが(そこが一番問題かも笑)。
暫定評価は期待を込めて、少し高めの点数にしています。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ランス・アンド・マスクス (2015年10-12月) ================

{netabare}第1話 本物の騎士なのだ ★
第2話 その覚悟があるのか ☆
第3話 お待たせしました、レディ ★
第4話 パーパ ☆
第5話 今日から家族だ ☆

OP 「Light for Knight」
ED 「Little*Lion*Heart」{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「それが僕の騎士である意味・・・」

この作品の原作は未読ですが、柔らかい感じのキャラデザに惹かれたのと、小澤さん、沼倉さん、三森さんにあやちが出演される知り即視聴を決めた作品です。

この作品の主人公は花房 葉太郎(はなぶさ ようたろう)という16歳の少年です。彼は幼い頃から困っている女性を助けずにはいられない「騎士道体質」を徹底的に叩き込まれているため、そんな女性を見ると反射的に身体が動いてしまい、結果的に後悔を繰り返す日々を送ってきました。

そんな彼の願いは「普通の生活」を過ごすことでした。
しかし、とある偶然から一人の幼女の危機的状況に遭遇してしまうのです。
これまでから脱却したい・・・と心は願っていても、長年身体に染み付いた習性はそう簡単に矯正されるものではありません。
次の瞬間・・・彼はもう一人の自分である仮面の騎士に変身して幼女を危機から救い出すのです。

たまたま彼が救った幼女・・・鬼堂院 真緒(きどういん まきお)はヒーローに憧れを抱いていた事もあり、自分を助けてくれた仮面の騎士に憧れの対象が移っていきます。
こうして紆余曲折を経て、葉太郎は自分が仮面の騎士である事を悟られないまま、これまで生活を共にしてきた仲間と真緒の家で暮らすこととなり・・・物語が動いていきます。

心機一転新しい生活を・・・過ごし始めようとする葉太郎達でしたが、過去のしがらみとは中々縁を切れないのが世の常・・・である様に、葉太郎の周囲には様々な思いを巡らす輩が次々に現れます。
葉太郎への執着・・・或いは葉太郎の仲間に向けられた刺客・・・
騎士として最下位ランクの葉太郎は、苦戦の連続です・・・
時には大切な仲間が傷つけられた事もありました。
仲間を危険に晒してしまったこともありました。

ですが、どんな絶望的な状況でも葉太郎は決して諦めません・・・
それは騎士として約束を交わしているから・・・
騎士として自分が必要とされているから・・・

こうして危機的状況を紙一重で躱しながら物語は進んでいくのですが・・・
どの様な形であれ、自分の存在意義を他人から認めて貰って力を発揮する・・・
という事は他人から認めて貰えなければ力が発揮できない・・・とも言えると思います。
本当に芯の強い人は自分の存在価値は自分で切り開くんだと思います。

きっと「騎士道」には人それぞれの様々な道があるのでしょうね^^

葉太郎の視点のみでは分かり辛いですけど、仲間であるアリス、シルビア、ユイフォンの言動の変化を見ると良く分かります。
特にユイフォンなんて劇的な変化です。
最初は何も受け付けず、唯一心を開いたのは恩師と同じ匂いのする葉太郎だけ・・・
でも人の温もりと家族の温かさを知り・・・気が付いたら仮面騎士ですから^^;
キチンと目標を持ち、それに向かって進もうとする姿勢は立派ですし、葉太郎の周りにはそういうタイプの人間が揃っていたのも相乗したのだと思います。

今回物語は一段落を迎えましたが、葉太郎は己の弱さを知り・・・周りをもっと見渡す事ができるようになると、まだまだ強くなれそうです^^
今後の活躍が楽しみです^^

オープニングテーマは、三森すずこさんの「Light for Knight」
エンディングテーマは、あやちの「Little*Lion*Heart」
どちらもお気に入りの曲です。
この前カラオケでオープニングにチャレンジしました。
今度はエンディングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール12話の作品でした。レビューでは触れませんでしたが、大切な時ほど自分のやるべき事・・・その時自分にしかできない事をちゃんとやろうとする姿勢は好印象でした。
色々な大人の事情はよく分かりませんが、個人的には楽しませて貰った作品でした^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

57.3 5 誘拐で騎士なアニメランキング5位
クイーンズブレイド リベリオン(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (197)
1071人が棚に入れました
逢魔の女王 アルドラはついに破れ、30回目のクイーンズブレイドは幕を閉じた。
優勝した美闘士は女王の座に就くことなく去り、代わりに最終戦前に優勝者に敗れた雷雲の将 クローデットが女王の座に就くことになったのだった。
誰からも尊敬される人格者であった彼女に対し、民衆は期待をもって受け入れた。そして、貴族制・重税の廃止・女王直轄軍による各地の紛争の鎮圧など、民衆の期待に応えるかのように成果を出していった。
しかしそれも束の間、一年後にはその善政の側面が露になってきた。その実態は前女王以上の軍事大国化であり、反対するものは力でねじ伏せる恐怖政治だったのだ。大陸には戦火が広まり、錬金術によって作られた魔導石が普及したことにより、弱肉強食の世界へと変わりつつあった。
そして遂に彼女は「自分こそが大陸を支配する永遠の女王である」と宣言。クイーンズブレイドも廃止され、もはや彼女に対抗するものは現れないかと思われた。
しかしそれに叛逆するものが現れた。彼女は叛乱の騎士姫 アンネロッテ、義姉妹の契りを結んだ仲間と共に<叛乱軍>を組織し立ち上がった。そして勢力を拡大した<叛乱軍>に対し、女王も軍勢を送り込んできた。
そして遂に、アンネロッテ率いる<叛乱軍>と雷雲の女王との戦いが始まるのだった。

声優・キャラクター
遠藤綾、小林ゆう、茅原実里、高口幸子、櫻井浩美、豊崎愛生、井上喜久子、戸松遥、真堂圭、三森すずこ、伊藤静、竹達彩奈、佐藤聡美、寿美菜子、水橋かおり、齋藤彩夏

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

聖なるポーズ"治癒"

本作は『クイーンズブレイド』の3期にあたります。
前2作の続編という名目ではありますが、
登場人物が一新され、懐かしいキャラも立場がかなり変わったり、
と、別物のように思えました。


感想。
・・正直、微妙でした。
2期で思ったより満足してしまったため、
少し期待値が上がってしまっていたのかもしれません。
世界観や服だけ破れ消える作風は前作と同じなので普通に面白いのですが、
・これまでのお気に入りキャラがほぼ出演なし
・ストーリーが薄く、盛り上がりに欠ける
などの理由から、少しガッカリしました。


主人公はアンネロッテに変更。
何だかんだでQBの主人公はレイナが良かったです。
アンネロッテもきちんと主人公やってましたけど。

それと、彼女の周りを取り巻くメンツがなぁ・・。
嫌いじゃないんですが、これといって魅力的に感じるキャラはいませんでした。


内容は一層バカになってます。
超振動クリスタル(鎧)とかおかしすぎw
聖なるポーズもパワーアップ!?
こちらは必見です。



OP「命のうたが聞こえる」 歌ー田村直美
ED「future is serious」 歌ー小林愛香

EDのインパクトが強かったです。
(2期のEDほどではないが・・)
歌っているのが、当時18歳の高校生という事実に驚きです。
力強い歌声でとても高校生シンガーには思えませんでした。


--------------------------


少しばかり否定的な意見を書いてしまった本レビューですが、
1つの作品としてはぜんぜん楽しめたほうです。
自分、このシリーズが好きなんだなぁ、と。

ただ、1,2期が良かっただけにちょっと勿体なかったな、
とはどうしても思ってしまいます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

『妹たちよ、この剣に誓おう。限界突破へ挑戦することを!』 byアンネロッテ

私個人の意見として、この作品は女性にはオススメできません。私は「純情ロマンチカ」などのBL作品や「うたの☆プリンスさまっ♪」などのイケメン作品などを視聴すると、吐き気、めまい、頭痛、痙攣、不眠症などといった『腐女子向けアニメアレルギー』って病に冒されます(笑)この作品を女性が見ると、私の『腐女子向けアニメアレルギー』と同じよな症状が起こる可能性があります。これから視聴される女性の方は気をつけてくださいね。
それと、レイティング指定されてないのかな…!?これも個人的な意見なのですが、R15指定くらいですかね。AVのタイトルや表紙を見て興奮しちゃうような人は、本気でオススメしない。悪影響にしかならないと思うよ。大規模な下ネタを見てるって気持ちで見ないと…ねw

ジャンルはポロリ・バトルアニメ
類似作品で『一騎当千』・『フリージング』最近では『ハイスクールDxD』辺りでしょうか!?衣類や鎧がエリエールでできちゃってるんじゃないか!?って種類のアニメですw
このシリーズはTVアニメ三作目なので、本作からクイーンズブレイドを視聴される方は、「エリエールタイプのアニメね^^」って頭に入れとくと良いと思います。

【】
なんか…OP、カッコ良くないか!?…気のせいかww
私はクイーンズブレイドのシナリオには、大して魅力を感じてません。先ほども言いましたが、大規模な下ネタを見ている感覚、つまりネタアニメとして視聴してます。
{netabare}ですが、気になる所が少しあります。それは前作との繋がりです。前作の最もイジられたキャラ(主人公)レイナは登場するのか!?とか、レイナの姉(雷雲の将 クローデット)が本作では女王。つまりラスボス!?!? そして、前作ラスボスのアルドラの本作での立ち位置は…??って所ですかね。…この辺はリベリオンの前のOVAでやってくれてるのかな!?見てないからわからない。 {/netabare}

癖の強い作品ですが、前作と比べると本作の方が取っ付き安い印象です。流し見でもシナリオには十分ついていけるので、類似作品が好きだった方は挑戦してみては?

投稿 : 2024/05/11
♥ :

渡辺探偵事務所の所長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

シリーズ最新作

今作はアンネロッテが主役
フィギュアを買うくらい好きですね。
こういう真面目系キャラが好き。ラブライブではうみちゃんとか、エリチ推しなんですよね・・・

まぁ、女闘士の戦いなんだけど、背景に抱える思いは人それぞれ(ここまで結構ある)なんだけど、やっぱり女オンリー&エロ要素が強い。
これに尽きるんだけど、そういう作品に目がないんですよね
それでいてエロアニメではないのが、味噌。

前作のレイナお姉ちゃんも真面目で好きなんだけどね

内容はあんまりない。

OPは意外といいし、レイアースの歌歌ってる人だよ!!!!!!!

アルドラが若奥様になってたりするのが凄く面白いし

まさかあの!!!ナナエルさんが・・・・・・・・・・・・・・!?

さぁ、今すぐTSUTAYAで借りてこよう。GEOにもあるのを確認しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

72.3 6 誘拐で騎士なアニメランキング6位
ドラゴンクエスト ダイの大冒険(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (171)
548人が棚に入れました
かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は、「勇者」と呼ばれた一人の剣士とその仲間たちの手により平和を取り戻した―― 時は流れ…。魔王から解放されたモンスターたちが暮らす南海の孤島・デルムリン島。島唯一の人間であり、勇者に憧れる少年「ダイ」は、モンスターたちと平和に暮らしていた。だが、その暮らしも、魔王ハドラーの復活により一変する。師との約束、仲間との出会い、逃れられぬ宿命…再び危機が訪れた世界を救うため、勇者を目指す少年・ダイの冒険が始まるー!

声優・キャラクター
種﨑敦美、豊永利行、小松未可子、早見沙織、櫻井孝宏、梶裕貴、緒方賢一、降幡愛、関智一、前野智昭、奈良徹、子安武人、岩田光央、速水奨、土師孝也
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

🏅全100話。勇者伝説の金字塔、堂々完結。

原作漫画は旧作アニメ版視聴後、完結までのアニメ化はないと諦めて購読。

【物語 5.0点】
あらすじは、勇者が大魔王を倒す。以上。

陳腐と思われる方もいるでしょうが、私はむしろ逆。
世の中、魔王は倒したけれど云々、魔王倒すの飽きたから云々……。
傍流シナリオばかりでウンザリしていた所へ始まったこの企画は待望。
あの『ダイの大冒険』が誰も歩まなくなった王道を再び驀進してくれる。
放送前キービジュアルで石碑に刺さった剣のビジュアルからは、
旧作アニメではなし得なかった完結を本気で決意してくれている。

私は放送前から終了まで興奮しっぱなし。
2年間、楽しい週末を過ごさせて頂き、本当に感謝しかありません。


全体構成はほぼ息継ぎなく大魔王軍との連戦が続く(作中時間でわずか数ヶ月)
特に全100話の内、3分の1はラストダンジョンでの最終決戦(作中時間で最後の1日)
最後の1クール超は大魔王バーン戦という極端なバトル偏重。

では、バトルばかりで内容がないのか?といえばそんなことは全く無く、
人間は勇者が守るに値するのか?人間の愛は奇跡を起こすのか?
バトルで突っ走りつつ、作品愛溢れるスタッフが、
原作全体を俯瞰する中で、重要な伏線となるシーンは演出を強化して王道テーマを補強していく。
数十話かけて積み重ねてきた主題がぶつけられるファイナルバトルは物語としても圧巻でした。

王道を語るには、相応の長尺と熱量が必須。納得の全100話でした。


中盤、ダイが竜騎士として覚醒後は、空中肉弾戦も増え、
『ドラクエ』というより『ドラゴンボール』かよ(笑)って感じでしたが、
終盤、多段階に変身するラスボスとの長時間の連戦、
ラスボスあるあるな、同一ターン複数回行動を体現した{netabare}“天地魔闘の構え”{/netabare}
バロメーターを補強する(※核心的ネタバレ){netabare}LUC値上昇レアアイテムとしてのゴメちゃん{/netabare}
など、終わってみれば割りとRPGだったなとの余韻も残りました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

往年の同スタジオのジャンプ原作バトルアニメと言えば、
戦闘で手描き作画が完全燃焼→後は野となれ山となれ。大乱調が定番でしたがw
キャラの高速移動や、崩落或いは攻撃してくるダンジョン、巨大ボスなど、
適宜CGで下支えすることで2年100話のマラソンを完走。
そりゃ手描きで表現してくれるに越したことはありませんが、
人物が原型を留めなくなる位だったら、平凡でもCGの方がマシです。

近年は作品間のCGソース、環境共有も進んでいるのでしょうか?
作品の安定のためには良い傾向だと思います。
だからこそ放送延期をもたらしたランサムウェア等、ウイルス対策は厳重にお願い致します。
(勇者の快進撃を止めたのは大魔王ではなくハッカーだったとかシャレになりません)


表現自粛ムードがはびこる昨今のトレンドにもれず、
本作もまた原作からのエロ、リョナ自主規制もありました。
ただ私は原作コミック読んでいる際、テーマの核心部分に踏み込むタイミングで、
エロにかき消される面も感じていてw
例えば、上記でも述べた終盤の(※核心的ネタバレ){netabare}ゴメちゃんの正体についても、
あの奇跡も“神の涙”によるものだったのか!との感動より、レオナ姫の乳首ばかりが気になってw{/netabare}
適度にエロを隠すことにより、テーマに集中できたという面では良かったと思います。

それでもマァムの生脚を黒タイツで隠すなんて邪道との異論があることは認めますw
ただ、私は、10年後、このアニメで黒タイツフェチに目覚めました
と思い出を語る元・青少年たちが多数出現することを予言しておきますw


【キャラ 5.0点】
漫画編集者から戦力外通告される程の“凡人”→勇者の名コンビに大化けしたポップ。
脇が甘い&セコい元・魔王→熱い魂を持った漢の中の漢に覚醒したハドラー。
両鼻垂れキャラの急成長という『ダイ大』の核心を表現し切った時点で高得点。

死んだはずのアイツが復活!もバトル物の典型ですが、扱いを誤れば茶番に転落する諸刃の剣。
そこを勇者に出逢った人々は皆その熱に押されて、勇敢な仲間になるという熱量で押し切る。

ダイとレオナ姫のボーイミーツガールだけでなく、
ポップ、マァム、ヒュンケルの三角関係を軸にした恋愛模様も愛の奇跡を彩る良いスパイス。
私は{netabare}先の魔王戦から続くフローラ姫とアバン{/netabare}かな。
勇者は目を離すと何処でも行ってしまうので、もう離さないように。


【声優 4.5点】
脇に至るまで高ランクなキャストを配する声優業界総力戦。

噛ませ犬ポジションで北の勇者・ノヴァ役の岡本 信彦さんを一話で消費する豪華さ。
(但しノヴァは終盤カッコいいところを見せてくれましたが)
ハドラー親衛騎団も、ヒム役・三木 眞一郎さん、アルビナス役・田村ゆかりさんなど、
断じてチェスの捨て駒じゃない力の入ったキャスティングで勇者たちと対峙。
{netabare}ブロック役の川島 得愛さん{/netabare}に至っては本当に一言しかセリフがありませんでしたw

ラスボス役には私の期待&予想通り{netabare}ミストバーン役の子安 武人さんを、真・大魔王バーン役にスライドさせて来ました。
魔界一と称される実力と長寿故の傲慢なテラ子安ぶり。これもまた伝説です。{/netabare}


勇者ダイ役を演じた2年間、他作品での充実ぶりも著しい種崎 敦美さん。
その他、ポップ役の豊永 利行さんらは、
放送前から、他の現場に行くと、周りの声優さんから、
『ダイの大冒険』やるのか?といった感じで激励されたのだとか。
声優業界にとっても本作は待望であり、
悲願成就のために選ばれたキャスト陣が熱演したことが伝わるエピソードです。


【音楽 4.5点】
劇伴担当の林 ゆうき氏。
明快なシンフォニック・ロックで伝説を盛り上げる。
「竜の騎士」と「勇者たちの力」の両バトルBGMがメインフレーズの双璧を成しましたが、
私が評価したいのは全99回を完投した「次回予告」
アバン役の櫻井 孝宏さんを起用した分かっているナレーションと合わせて冒険心を持続させた。
これもまた100話マラソン完走の原動力でした。

若手男性アーティストフェスの様相を呈した主題歌群。
ここも安直なタイアップではなく、
監督オーダーにより、放送部分のテーマを汲んだ歌詞世界が展開。

劣等感を振り払い立ち上がるXIIX(テントゥエンティ)の2ndED「アカシ」
ラストバトル前に花開いた恋愛要素を斟酌したハンブレッダーズの3rdED「名前」
達観した勇者の境地に寄り添い作品を締めくくったミテイノハナシの4thED「飛ぶ鳥は」
など歌もまた愛をもって作品に寄り添い続けてくれました。




【32話迄の評価・感想】抜群の手応え♪このまま勇者と人間を問い続けて突き抜けて欲しいです。

{netabare}
節目のバラン戦を終えて。

【物語 4.5点】
物語最終盤のテーマ完遂を視野に、熱の籠もったシナリオを展開。

数千年生きる大魔王や魔族に比して人間は矮小な生き物。
心の弱さから悪事を働いたり、卑屈に長い物に巻かれたりもする。
そんな人間など果たして助ける価値があるのか?
いや、それでも人間の心には奇跡を起こす可能性が秘められている。
俺は人間を信じる。

作品愛溢れるスタッフたちが、
原作連載を通じて完成されていった人間と勇者に関するテーマを咀嚼した上で、
物語を再構成しているという手応えが、序盤から場面ごとにヒシヒシと感じられる。


既に完結済コミックの再アニメ化とあって、原作ストックを気にせず、
テンポは旧作比約1.5倍とペースアップ。

そのため序盤のコミカルシーン等を中心に飛ばされた描写もあるが、
それ以上に原作を理解してくれているという感謝の方が大きいです。

{netabare}一部に例えばマトリフ師匠のセクハラがマイルドになった等の批判もあるそうですが、
私はマァムへのおさわりを自重したことを悔恨するより、
かつて世界を救ってくれた勇者たちを掌返して冷遇する
人間への恨み言を押えてくれた事を評価したいです。{/netabare}


【作画 4.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション

魔法や必殺技のエフェクト、一部人物作画だけでなく背景等にもCGを交え、
決してソースが無尽蔵ではない手描き部分を下支えし、
長期放送マラソンでも底割れしない安定度を確保。

もっと手描き感が欲しいとの要望は残るが、
CGならではの高速カメラワークを生かした、
フィールドを広く使ったバトル動画の熱量の方が上回る。

バラン戦など『ドラゴンクエスト』というより、むしろ『ドラゴンボール』かw
って位の超絶空中肉弾戦だが、
吹き飛ぶ大地も含めて、東映アニメが追求して来た
バトルシーンにおける手描きとCG融合の一つの到達点。


【キャラ 4.5点】
「男子三日会わざれば刮目して見よ」

大魔王戦まで{netabare}僅か3ヶ月余り{/netabare}の超短期間で劇的な成長を遂げていく勇者たち。

勇者ダイも出自に関する過酷な現実等を知りつつも、人間を守る信念を貫く、
驚異的な成長曲線を見せる。

そして、やはりポップの敵前逃亡するヘタレぶり→命懸けで仲間を守る。
底入れからの上昇カーブは期待通りの熱さ。


{netabare}クロコダイン、ヒュンケル{/netabare}と、
ダイを台風の目に、悪ですら改心して仲間が増える王道パターンも良好♪

魔王こと魔軍司令ハドラーもここまでは、
アバンに虚を突かれ、大魔王バーン様にドヤされるハナ垂れ三流魔王ぶりですがw
ポンコツからの上昇という意味ではポップと双璧を成すカッコいいキャラなので、
今後の再現に期待したいです♪


それにしてもバーン様が本格始動しない段階で既にこの熱さ。
ヤバいな……。


【声優 4.5点】
主人公ダイ役の種﨑 敦美さん。
私にとっては熱血少年ボイスの印象は少なかった方でしたが、
「主人公役はその作品をいちばん愛していないといけない」
との作品愛高めのスタッフ・キャスト陣の中でも、
さらに突出した信念で勇者を熱演♪

マァム役の小松 未可子さん。男勝り⇔母性愛
レオナ姫役の早見 沙織さん。オテンバ姫⇔カリスマ性
ポップ役の豊永 利行さんと合わせて、
主要キャストも振れ幅が大きい役柄を好演。

あまり間を取らない脚本で、キャストの感情表現に寄る場面も多々あるが、
作品理解に基づいた、切り替えもお見事。


対する魔王軍もクロコダイン役の前野 智昭さん、ヒュンケル役の梶 裕貴さん、
フレイザード役の奈良 徹さん、バラン役の速水 奨さん……。
と幹部を一役一役、錚々たるキャストが演じる重厚さ。

特に前野さんのクロコダインは発声原理不明な唸り声が獣王の生き様にマッチ。
先日の{netabare}「ギガブレイクでこい……!!」{/netabare}もシビれました♪


その他、バラン配下の陸戦騎ラーハルト役に石田 彰さん。
占い師少女メルル役に小原 好美さん。
と脇に至るまで一線級を起用する業界総力戦の様相。


今後、面白そうなのはミストバーン役に子安 武人さんが配されていること。
滅多に喋らない設定の魔王軍幹部に子安さんとか、
後々、テラ子安で独演させる気満々でしょwって感じでソワソワします。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林 ゆうき氏。
テンポ重視の流れで作品を熱くするには、
BGMも前面に出張って感情を揺さぶる瞬発力が求められるが、
オーケストラに、軽快なドラムを融合させた音楽は攻撃力抜群♪
特に作曲者自身もお気に入りだと言う「竜の騎士」は、
私も反撃の狼煙を上げる際にチョイスする逸品♪


OP主題歌がマカロニえんぴつ「生きるをする」
同バンドは1stEDの「mother」も担当。
2ndEDはXIIX(テントゥエンティ)「アカシ」
いずれも歌詞に散りばめられた挫折と成長の要素が、
冒険が進むに連れ、徐々に染み込んで、温まってくる佳作。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ありがとう。再び見れただけで感激です

このアニメは約30年ぶりのリメイクです。
この物語を再び見ることができ、感謝します。

原作は少年ジャンプ。当時は凄い人気でした。
そして以前に作成されたアニメと違い、今回は原作を忠実に再現しています。


物語は、主人公のダイが、仲間と共に幾多の苦難を乗り越えて魔王を倒す物語です。
でも、私が大好きだったのは、ダイの相棒ポップの成長。

ポップは最初の頃は、とても情けない魔法使いでした。
強い敵に出会ったら真っ先に逃げてしまうのに、みんなの前では強がりばかり言ったりして…
でも、物語が進むにつれて、ポップは信じられないほどに成長します。

この物語は、ダイの成長物語であるとともに、ポップの成長物語でもあるのです。
どうしようもない落ちこぼれのポップが、頑張って頑張って頑張りぬいて…
最後はみんなから命を預けられて厚い信頼を得るほどまでに成長するのです。

ちなみに、少年ジャンプでの連載初期では、編集部から「ポップは不要なので、早く殺すように」と、指示されたそうです。
そのとき、原作者の三条陸さんは、「ポップは、これから結構頑張るんです。だから殺すなんて言わないでほしい」とポップを庇い、編集部を必死に説得されたそうです。
当時の三条さんは若手の漫画家で、編集部に逆うと干される可能性がある弱い存在でした。
それでも編集部の意見に従わなかったのは、きっと三条さんは自分自身をポップに置き換えていたのかもしれません。

ポップを見ていると、「自分も成長できる、頑張れる」と、前向きになれます。


ちなみに私は、主人公のダイも大好きです。
特にダイが戦いの中で必殺技のアバンストラッシュを会得するところは、何度も何度も原作を読み返しました。

大地を切り、海を切り、空を切る。
そして、いま…すべてを切る。

物語終盤にポップの決死のサポートでダイが放ったアバンストラッシュ。
あれには皆の希望が込められていました。


このアニメをつくられた皆様方、多くの感動を甦らせていただき、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

勇気のありか

【紹介】
全100話の大作アニメ
旧作も原作も見たことも聞いたこともなくて、最初はリメイクってことも知らずに見てました
90年代アニメのリメイクだそうですが、旧作は話が途中で終わっていたみたいなので完結まで描くのは初ということでしょうか?

【感想】
最高に面白かったです!
長いけど最初から最後まで高クオリティで無駄なシーンとかなくて、デザインは古いのに戦闘シーンや名言名場面の演出がいちいちすごくカッコよくて
原作旧作知らなくても製作スタッフの「最高の作品を作るぞ」っていう熱い気持ちが伝わってきました
素晴らしい作品をありがとうございました!!

旅先で出会う町の人々も敵の幹部もいらないキャラクターなんていなくて、みんなが勇者の物語に必要なキャラクターでした
魔王と戦う力がない人でもそれぞれが自分にできることをやろうとする姿が単純だけどいいなと思って
仲間がどれだけ多くなっても結局一人で戦ってるイメージが強いバトルアニメが多いなか、一人じゃなくてみんなが同じ方向を向いて戦ってる感じが好き

長くて見るのたいへんですが前向きな熱い気持ちにさせてくれる良いアニメです

【作画と声優】 {netabare}
戦闘シーンも日常シーンも全体的にクオリティ高かったけど、特にバラン戦の気合の入った作画が凄かったですし
特に敵役の豪華声優陣の名演も光りました
{/netabare}
【シナリオ】 {netabare}
強大な魔王軍にたった一人で立ち向かう伝説の勇者の物語じゃなくて
大事な仲間達や冒険の途中でお世話になった人たちなど人々の力をすべて結集させて魔王軍と人類の総力戦をしていく展開が熱い

ダイとポップの友情や宿敵との共闘、使命を果たすために命がけで困難に立ち向かうダイの姿と、
ぽんこつ魔法使い見習いから世界を救う大魔導士に成長していくポップという二人の主人公の物語がとても良かった
{/netabare}
【ぽんこつ魔法使いポップの冒険】 {netabare}
ポップはずっと賢者に憧れていて、賢者と呼ばれることが彼の目標だったけど修行はさぼるし怖いことや困難なことから逃げ出すぽんこつ魔法使いでした
でも師匠マトリフは賢者っていう響きが偉そうで好きじゃないので大魔導士と名乗っていて、他の賢者とは違って大魔導士という呼称にこだわっていました

それが味方のピンチの場面で普通の魔法使いには使えない回復呪文を使います
攻撃呪文と回復呪文の両方を使える者を「賢者」と呼ぶそうで、回復呪文を使う姿を見た敵が
「君はまさか、賢者?!」と驚くと
「俺は賢者じゃない! 俺を呼ぶなら大魔導士とでも呼んでくれ」と否定したポップ

師匠の技(呪文)だけでなくその意思を受け継ぐっていう強い意志が表れていてポップの成長を象徴する言葉でとても感動しました
もう手を伸ばしても届かない「憧れ」じゃなくて自分の中に根付いた「使命」
それを自覚したからこその覚醒で、回復呪文を使えるようになった

賢者は他にもいるけど、大魔導士はこの世で2人しかいない
師匠マトリフと、その弟子ポップ・・・
勇者ダイを全力で支えるというこの世で自分にしかできない使命を果たすと強く決意したからこその「大魔導士」なのだと思います

とてもいいエピソードでした
{/netabare}
【名言】 {netabare}
何度も絶望しては仲間の力強い言葉に励まされることが多いので印象に残る力強い言葉がいっぱいでてきます
ちょっとくどくて説教臭くて暑苦しいとこあるけど、こういう熱いノリ好きです
好きな言葉多いですが特に好きな言葉はダイでもポップでもなく、一般人代表のまぞっほの言葉でした

「勇者とは勇気ある者!そして真の勇気とは打算なきもの!!
相手の強さによって出したり引っ込めたりするのは本当の勇気じゃない!!
早く行け、胸に勇気のかけらが一粒でも残っているうちに!!」

最終回か!!?

こんなの、最終決戦前にライバルが瀕死の重傷負いながら主人公の背中押すために言うセリフじゃない?

ぽんこつ魔法使いのくせにずるい

でも挫折を味わった弱い人だからこそ、その言葉に重みがあって共感できるのかも
強い人間には、弱い人間の気持ちなんてわからないですから
まぞっほがいなければ、ポップはそのまま逃げてしまって世界は救えなかったかもしれません
{/netabare}
【モンスターがいっぱいでてきてかわいい】 {netabare}
モンスターが大集結しているシーンの絵すごく好き
こんなにモンスターがバリエーション豊かなアニメ初めて見たかも

スライムや動物系モンスターの可愛さは癒し!
凶悪なモンスターでもどこか親しみがわくデザインで、さすが鳥山先生って思いました
{/netabare}
【キャラクター】 {netabare}
特に好きなキャラクターはダイ、ポップ、レオナ、ヒュンケル、クロコダイン、アバン先生

ポップはダイやマァムから勇気もらってだんだん良い男になっていく第二の主人公
ちょっと騒々しいけど、恐れを知らないダイより人間味があって好き

一番好きなのはヒュンケル、最初からカッコいいキャラクターだったけどどんどん好きになりました
ダイの大冒険の説教臭くて熱いセリフが一番語っててカッコいいと思うのはヒュンケルでした
冷酷な感じだったのに、ダイ達に感化されて熱いセリフを語るようになると、やっと分かり合えた感じがして嬉しかった
直接話してるときは冷たいんだけど、本人が聞いてないときに恥ずかしくなるようなセリフ言ってて見事なツンデレっぷりにやられました!

レオナは普通の女の子らしい感覚にダイの役に立ちたくて陰で努力するところ、民を信じ民を守りたいと願う王族らしい誇り高さ、物怖じせずに言いたいことをストレートに言える強さが魅力的!
頑張るお姫様がけなげでずっと応援していました

最初は頼りないところも多かったダイや仲間達が頼もしくなっていきました
ダイの心の強さが際立っているけど、彼は一人では戦えなくて、ダイが色々な人に助けてもらうたびに胸が熱くなる
苦楽を共にした仲間の言葉、かつて死闘を繰り広げたライバルの背中が心強くて、仲間の言葉に背中を押されて命がけで戦うダイが勇者って感じでとてもよかった
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

63.0 7 誘拐で騎士なアニメランキング7位
彼女が公爵邸に行った理由(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (104)
307人が棚に入れました
6ヶ月だけ婚約者のふりをしてください! 謎の死から目覚めた「凛子」は、マクミラン家の娘「レリアナ」として転生!? 突然、謎の死を迎えた「凛子」は、小説の中の富豪の娘「レリアナ」として転生する。 しかし、レリアナは脇役であり、近いうちに命を落とす運命だった。 レリアナを殺害するのは、婚約者である「ブルックス」である。そのことを小説のストーリーで知っている「レリアナ/凛子」は、彼との婚約破棄を目論む。 そこで彼女は王国の実力者である王位継承序列1位の公爵「ノア」に近づき、ある取引を申し込む。 それは「6ヶ月の間だけ婚約者のふりをしてほしい」というものだった。 果たして2人の取引で、彼女は死の運命から逃れることはできるのか!?
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

公爵が彼女に甘々な理由

最近増えてきた女性作者の異世界転生恋愛アニメ
ノアやキースやアダムがカッコ良かったしレリアナも可愛くてすごく面白かったです!
女性向けのシナリオだけど、BLじゃないし逆ハーレムでもないノーマルなラブロマンスなので男性でも楽しめると思います、謎や駆け引きも面白いけどそっちはメインじゃないと思う

最初は恋愛アニメってわかってなかったから、レリアナに都合良すぎない?そんなんでうまくいくわけないでしょって思ったけど
恋愛ドラマは細かい事を気にしちゃいけないんですよ、だって愛に理屈なんてないのですから
{netabare}
たぶんノア様は最初からレリアナの脅しはどうとでもできたけど、レリアナのことが気に入ったから契約に乗ってくれたんですよ、
私の勘違いで、実はそれも演技かもしれませんけど、はっきりノアの心情を描写せずにミステリアスな雰囲気で「ノアはどこまで本気なの?!」と想像させるところが上手いと思う

どっちにしろ、なんか全部ノアのてのひらのうえって感じでレリアナがぽんこつに見えてきました!

レリアナは契約上の関係とドライに見ているけど、ノアは無自覚なんだと思うけど、レリアナに少しずつ惹かれていってる
たぶん最初はちょっと面白いご令嬢だなくらいしか思ってないと思うけど、常にレリアナよりもノアの想いのほうが強そうに見えるんですよね

自分が罠を仕掛けたと思っていたのに、罠にかかっていたのはレリアナのほう
そう、ノアがレリアナに甘すぎるように見えるのは、転がり込んできた美しい令嬢をどうやって可愛がってやろうか?っていう勝者の余裕でした
レリアナは自分の容姿が美しいことは自覚しつつも、男性からの好意に鈍感すぎるんですよね、だから相手が自分に好意を向けている可能性を考えずに深読みしすぎちゃう
ぽんこつすぎてホントかわいい

ただの契約と言い聞かせながらもノアのてのひらうのえで、少しずつ公爵様に惹かれていくレリアナが可愛くて、でも進展しそうでなかなか進展しなくて
これ、話終わるの? 中途半端なところで終わりそう・・・って思ってたら最終回で酔って寝ているところにキスするノアが見れてとても素敵でした!
本当はちゃんと起きてる時にして欲しかったけど、それはまた2期のお楽しみってことですね
{/netabare}
2期、期待していいですか?

キースやアダムもとても良かったけど
とにかくノアがカッコ良くて、ミステリアスで何考えているかわからない思慮深さが最高でした!
イケメンで腹黒くて、主人公や王族・貴族との腹の読みあいが面白い
はめふらも好きだけど、やっぱりハーレムよりも一人、圧倒的に魅力的な人と結ばれるラブコメが好き(結末知らないのでこれからどうなるかわからないけど)

まだまだ陰謀の全容が見えてない感じだし、小説の主人公とか転生前の謎とかいろいろ気になることありますね
なによりもレリアナとノアが結ばれるところが見たいので2期期待したいけど、厳しいかなー?


【貴族社会がゆるいのが残念】
舞台は中世風なのに、18世紀くらいの王権が衰退したとか、産業革命?とか、19世紀末の石油産業とか出てきていつの時代なの?
それと貴族社会の爵位の差とか貴族と平民の身分の差とかがゆるいし、貴族らしさに欠ける人も多くて、世界観にこだわりは感じられません
細かいところだけどどうせ「こうなったらいいのになー」をカタチにするならそういうところもちゃんと妄想してこだわって欲しかった

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なろう系と別物。ストーリーがあって設定と世界観がない。

 不思議な造りの作品でした。この作品は、ストーリーはあるのですが世界観や舞台、社会に関する設定などがまるで見えません。そう…ストーリーありきでキャラの背景どころか立場や属性、性質がまるで見えないという不思議な造りです。
 正直、中世だろうが近世だろうが、現代だろうが、時代とか社会制度や貴族制度はどうでもいいという開き直りすらしていない…そう、無関心な感じです。1例を挙げると「石油で金持ち」っていう言葉だけあればいい…という風に見えます。
 エピソードも不思議で、感動場面を描きたがるのが普通ですが、なんか淡々と事実が進行していく感じです。一応恋愛シーンはあるのですが、なんか説明されているだけの気がします。

 いわゆる「なろう」系の作品は、逆の事が多く設定やキャラの属性や特徴、世界観は自分好みで一生懸命作るのですが、自分が描きたい場面のエピソードありきで、ストーリーが無いものが多く先細り感がある作品が多いです。

 ファイナルファンタジー的ななろう的基礎データベースも共有していない感じで、ちょっと驚きました。
 で、調べたら韓国のマンガが元なんですね。なるほどなあと思いました。日本で醸成された「なろう」的ファンタジーの世界観と似て非なるものになった理由ですね。

 韓流ドラマなどにも通じるのかもしれませんが、キャラは沢山登場してそれなりの説明はあるのですが、社会背景が全く見えないのでまるで理解できません。
 日本の少女マンガにもそういうところがあります。つまり入り込んでキャラだけに注目するような楽しみ方ができると、自然と世界観に没入できるのでしょう。その点で言うと韓流ドラマも構造が似ているので、好きな人にはひょっとしたら刺さるのではいのかという気はします。

 ですが、入れないと辛いです。キャラがなかなか面白い娘なのと、あまりになじみがない作りだったので、最後まで見ることはできましたが、結局ポカーンです。
 日本のマンガとはまるで違う作りだし、楽しみ方がまるで違うので全体として評価が低いのと、時々面白いという人がいるのはわかる気がします。

 基準はオール3として、作画はいいですね。動かないですが人物が綺麗でしたので4。ストーリーは…うーん、一応陰謀的なものもありますけど…物珍しさが面白かったので3.5。キャラはヒロインはいいですけど、誰が誰だかわからないし、記号というよりコマなので3かなあ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

カミタマン さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

珍作品^^;

2023/09/19 初投稿
良かった点

背景画きれいでした
自然,人工物共にスケール感が有り引き込まれました。
完走できたのは,背景の美しさが理由と断言できます。
途中あまり意識しなかったので,最後までクオリティーを維持していたかはなんとも言えませんが^^;

以前他作品の感想で転生について問題点を書きました。
ざっくり言うと,転生でつらい現実が一変して,何でも思い通りになる人生を手に入れられる物語ばかりに日常的に接していると・・・
心が折れたとき,「死」と言う選択をする可能性が高くなるのでは無いかという懸念です。
しかしこの作品では,主人公は志望校合格を知った直後,つまり幸せの絶頂からの死亡,命の危機に瀕した状況への転生です,まあ転生して何でも思い通りよりはマシです。
とは言え,オリジナルのレリアナの人格が消滅した問題は残りますが・・・


・・・な点

心理描写がない?
ノアの気持ちが全く分からない
恐らくレリアナに好意を抱いているのでしょうが
そうなったきっかけのエピソードも無ければ,言葉もありません。
行動から察するに好きなのは間違いないと思うのですが
なんと言うか,確信が持てないというか・・・
全く,スッキリしません・・・^^;
うーん・・・我々男への戒めと捉えるべきなのか??
そういう意図が有ったとしても,物語としては破綻している気がします。

小説の世界?
定番ではゲーム世界に転生(それはそれで,意味不明ですが^^;)なのですがこの作品では小説の世界に転生した設定です。
謎過ぎ設定,ゲームを小説にすれば,たったそれだけでオリジナリティーが出ると考えたのだろうか?
ゲームであればストーリーが分岐するので行動によって展開が変わるのはそれなりに説得力があると言えなくもないのですが・・・
小説は話が一本道なので,何か違うことをしたらそこで小説世界が破綻するような・・・
むしろ,どのように行動しようとしても小説通りのストーリーの世界線に収束していく方がある意味恐ろしくもあり小説設定が生きるような気がします。
現在までの所,小説で有ると言う設定で有る必然性は皆無かと思います?

既に小説のストーリーを離れている前提に立って
レリアナが何を望んでいるのか理解できません?
自身がノアの婚約者になり,しかも本来の主人公がどこに存在しているかも分からなくなっている状況ですでに全く別のストーリーです,何をどうしても元の小説とは異なった話になるのに,自分の気持ちに素直になればいいのに・・・
って,レリアナの気持ちもハッキリと描写や言語化されていませんでした^^;


結局盛大にボタンを掛け違えている印象。
一段ずれているとかでは無く,上下逆転しているとかのレベルでw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9
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