警視庁で熱いなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の警視庁で熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の警視庁で熱いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.8 1 警視庁で熱いなアニメランキング1位
富豪刑事 Balance:UNLIMITED(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (231)
804人が棚に入れました
ケタ外れの資産をもつ神戸家の御曹司・大助が赴任したのは、警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。そこで大助は情に厚い男・加藤 春とバディを組まされる。人の命すら値踏みする大助に対して「世の中金じゃねぇ」と反発する加藤。対立する2人の前に立ちはだかる、様々な事件と謎。常識を超えた捜査が今、始まる――!

声優・キャラクター
大貫勇輔、宮野真守、塩屋浩三、神谷明、熊谷健太郎、上田麗奈、高橋伸也、小山力也、榎木淳弥、坂本真綾
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

声優神谷明のお仕事

3話以降延期。7/16~ノイタミナ枠にて第1話から

『放課後ていぼう日誌』『天晴爛漫!』同様に2020春クールからのスライド放送。
筒井康隆氏の原作は既読であり今回の視聴動機。映像化ととても相性のいい作家さん。アニメだと『時をかける少女』『パプリカ』なんてありますね。昔やってた深キョンドラマも良かったし断る理由はありません。「たった100億で人を殺すなんて…」は名言でした。今回の主人公は原作準拠で男♂です。

全11話とコンパクト。財閥の御曹司がなぜか刑事をやっていて札束で顔を引っぱたきながら事件を解決していく痛快な刑事物。
ドンパチ起こすからビルごと買う。毎度億単位の金をばら撒きながらクレームをねじ伏せたりという発想がナイスですね。ありそうで…いや、ないわ(笑)

制作は『青春ブタ野郎は…』『約束のネバーランド』のCloverWorks。とアニメーターに着目したいとこですが、ここは筒井康隆氏に注目しときます。
原作は45年前の代物。アニメ化にあたって古びた部分はメンテナンスが必要だったのでしょう。本作ではAIの執事“ヒュスク”といった原作にない設定をズンドコ投入してるわけですが、原作者があっさり許しちゃってるんですよね。そしてうまく機能している。『時をかける少女』も細田守監督にフリーハンド与えてますし、『パプリカ』の今敏監督にも同様に。それでいて「原作よりいい感じ」と原作者本人が褒めてたりします。一見軽い爺さんなんですが放任ぶりがなんとも絶妙。作品の本質を抑えて抜くところを抜ける柔軟さは尊敬に値します。しかもちょっと前にライトノベルも書いてたみたいですね。きっと前頭葉が柔らかいのでしょう。

しかして、リノベーションが上手くいった令和の『富豪刑事』は当初の想定以上にぶっ飛んでて面白いです。深キョンみたいな綺麗な女性でなくても面白くて一安心。
破天荒な設定とわりと短め11話の取っつきやすさが売りかと思いきや、しっかりミステリ要素ありのサスペンス展開へと発展していくのも意外性があってよし。
OP担当は令和デビューの“SixTONES”。ジャニーズながら(失礼!)いい感じです。EDは“OKAMOTO'S”。当たり前のようにかっこいい。かっこいいことやる時のノイタミナですね。

声優さんは数名“棒”がいます。仕方ないので男性は真綾さん、女性は真守で耳を癒されときましょう。
棒はこの際気にせず置いといて、けっこうなベテランさんが出演されてるのを楽しみにするのも一興かもしれません。スポットでの小山茉美さんや主人公の祖母役としてそれなりに出演時間のある方は青二プロの創立メンバーだとか伝説すぎます。それよりなにより私の世代にとってのレジェンド声優神谷明さんが老刑事役でヘビーローテーション。重要な役どころを演じられてるのも嬉しい。

原作者・設定・声優さん。このへん引っ掛かりのあるようでしたらオススメです。原作もののしょっぱいアニメ化にならなかった佳作といっていいでしょう。



※ネタバレ所感

■声優神谷明のお仕事

定年間際の老刑事。仲本長介(CV神谷明)通称ちょーさん役。富豪刑事のバディが加藤だったのでうっかり志村と高木の登場を密かに期待したけどこちらは叶わず。
昼行燈の老刑事よろしくいい感じで枯れた演技されてました。『キン肉マン』『北斗の拳』『CITY HUNTER』のテンション高めの演技とは真逆。重ねた年月を感じさせます。

{netabare}そう思ってた矢先の回想シーン。若かりし頃のちょーさんになったらいきなり声に張りがあることあること(笑) 演じ分けは隠れたみどころですね。あーもう一度必殺技叫んで欲しいなぁ…
当然ちょーさんにも相方がいたわけでその役回りは後輩の武井克弘(CV小山力也)。つられて小山さんもしっかり若返ってました。この2人の掛け合いはけっこう多かったです。{/netabare}

{netabare}そういえばこのお二人。{netabare}新旧の毛利小五郎ですね。{/netabare}{/netabare}


■主人公神戸さん※原作ネタバレ

{netabare}アニメは俺様キャラでしたが原作の神戸大助は人当たりの良い好青年。一見常識人なのに金の使い方が壊れてるギャップが面白い作品でした。こうみると深キョンのも世間知らずお嬢設定だったり原作ともアニメとも違いますね。自由過ぎです。

先述のAI執事の新設定もそうですが2020年になると電子決済になるわけですもんね。物理的に札束で引っぱたくことはもはやありません。
金の使い方も違いがあります。アニメでは豪快に金を使って事件を解決。捜査絡みでの被害には倍額補償するので犯人以外の外野はハッピー。原作でも豪快は豪快でばら撒くのは一緒なんですが、どういうわけかばら撒いた以上に儲かってしまうみたいな展開でした。
今のご時世だと、バリュー投資でリターンが戻ってくる原作の説得力よりも、コンプラ順守や賠償リスクなどうるさい世の中を問答無用でぶった斬るかのようなアニメ描写の痛快さのほうが受けるのかもしれませんね。{/netabare}

これだけ豪快だと

 世の中けっきょく金じゃん

と斜めに構えることすら馬鹿馬鹿しくなってきますよ。しっかりエンタメしてます。
主人公の設定すら千変万化してるわけです。半世紀近く前に作ったプロットが使えすぎていくらでもバリエーションが作れる状態であり、今回の改変もわりと成功したんだろうって思います。


■いったん加藤を

これあくまで希望です。

{netabare}結果としてちょーさんの邪魔をしちゃった井村の事情聴取。井村は半堕ちしてたし弁護士の接見遅らせてる間にゲロった可能性が高そう。そしてあのように死ぬこともなかったかもしれない。「時には刑事は泥水すすらなきゃいけない時がある」としたちょーさんの言葉の重みをかみしめるために、加藤が己の妨害行為を後悔する展開もありだったのではないかと思われる。
過去の判断ミスと現在の判断ミス。ここからませればその後のちょーさんの顛末とあいまって面白さ増しそうだったのにちょい残念。
ヤル気ある無能が現場引っ掻き回してそのことにペナルティの無い展開を私が嫌いなだけですけどね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.26 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.16 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

刑事。だが正義とは限らない。

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見して知りましたが、原作は1975年~1977年に発表された作品なのだそうです。
今からもう40年以上前の作品には思えませんでしたが、アニメ制作に際し原作者の了解を得て物語の舞台を現代に変更した他、当時存在しなかったAIなどの設定を織り込んだとか…
こういうリメイクの仕方もあるんですね。


ケタ外れの資産をもつ神戸家の御曹司・大助が赴任したのは、
警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる
「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。

そこで大助は情に厚い男・加藤 春とバディを組まされる。
人の命すら値踏みする大助に対して「世の中金じゃねぇ」と反発する加藤。
対立する2人の前に立ちはだかる、様々な事件と謎。

常識を超えた捜査が今、始まる――!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

個人的には何でもお金で解決するという方法も考えもあかり好きではありません。
モノが壊れたら修理代がかかるし、怪我をしたら治療代が必要になるのも認識しています。
もちろん、生活や仕事をする上での経費が必要であるのも理解しています。

ですが、過度にお金をかければ良いという訳ではありませんし、お金じゃ絶対手に入らないモノだって世の中にはたくさんあります。
それに、現在の経済…米中の貿易摩擦やコロナウィルスの影響で日本の産業はガタガタで、生き残るために必死にみんな努力しているというのに…

この作品の主人公である神戸大助は、われわれが血の滲むような努力を嘲笑うかのように、真逆の路線を突き進むんです。
完全に時代と逆行している行為と受け取ってもおかしくないと思います。

ですが、金銭感覚が我々一般人の認識できる範疇を凌駕しているので、ファンタジーを見ている感覚に陥った結果、他の作品同様、普通に視聴できるのですから驚きです。

大富豪で神戸家の御曹司である神戸大助がどうして刑事となる道を選んだのか…
そもそも資産運用さえしていれば、別に定職に就かなくても生活に困らないのでは…?
と思わなくもありませんが、彼には彼なりの理由がなかった訳ではありません。

ですが、正直個人的な私的理由だったと思わざるを得ませんでした。
追いかけていたヤマが大きかったので、結果的に線と線は繋がりはしましたが、繋がらない可能性だって十分にあった筈なんです。
それに刑事になる道が最善かは正直今でも分かりませんし…

むしろ、宮野さん演じる加藤の方が私の中で株は高かったかな。
いや、ここは紅一点の麗奈ちゃん演じるまほろちゃんか…
或いは、捜査に協力的だった真綾さん演じる鈴江さんか…
お二人とも物語に彩りを添えてくれていたことだけは間違いないと思います。

オープニングテーマは、SixTONESさんの「NAVIGATOR」
エンディングテーマは、OKAMOTO'Sさんの「Welcome My Friend」

1クール全11話の物語でした。
ノイタミナらしい作品だったのではないでしょうか。
ノイタミナと言えば「あの花」「ギルティクラウン」「君嘘」「冴えカノ」など、たくさんの名作を輩出してくれています。
次の期待作は、約束のネバーランドの第2期でしょうか。
これからも、引き続きノイタミナには頑張って欲しいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

めちゃくちゃだけど、それがいい。

笑いはあまりないけど神戸と加藤のやり取りを
微笑ましく見守ってる自分がいましたw

作品を観る前は神戸がお金をばら撒いて
何でもお金で解決する話と思っていたので、
お金で解決する男・神戸vs心で解決する男・加藤
なのかなという印象を抱いてて期待してなかったのですが
全然そういうのじゃなかったです!!

神戸のお金の使い方を観てて
嫌な感じだな〜と思う方も多いかと思いますが、、
{netabare}人の為や事件解決の為に使っている事がほとんどで
自分の娯楽の為じゃないんですよね。

素直じゃない同士で神戸と加藤はぶつかる事も多いけど
思い合ってるのがこちらには分かるので
もどかしく何とも言えない気持ちになります‪(*ˊᵕˋ* )

4話目の神戸がAI執事のヒュスクを持たずに家を出て
加藤の家に1日泊まった時の2人のやり取り好きでした。
庶民の生活を目の当たりにして
神戸は加藤にいちいち文句を言っているんだけど、
こういう事に関する文句は他の人に言ってるところを
見たことがない事から信頼関係が垣間見えてきます(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)
{/netabare}

神戸のキャラは好きなんだけど声が不自然で
くぅーーー!惜しいーーー!もったいないーーー!
という感想が結構大きいですね、、
通行人などモブ達の声もとても気になるレベルでした。
{netabare}
11話しかないので神戸がお金を使って
次々と事件を解決していき終わるのかと思いきや
亡くなった母と父、神戸グループが関わっているという
きな臭くて足を突っ込んだらヤバいと言われる
大きな事件の解決にも最後挑んでいくのはいいですね。

長さんと武井さんが殺されてしまうのは
生きてて欲しかったからとても悲しかった、、

黒幕が神戸のおばあちゃんだったので
神戸グループに始まり神戸グループに終わるという
まぁ結果的にお騒がせグループだったな〜
とあっさり終わってはしまいますが、
その後の現対本部内の雰囲気がこれまでの暗さがなくなり
明るい方向に変わっていたのでいい終わり方でした(*´`)
{/netabare}

❁⃘❁┈┈┈┈┈INTRODUCTION┈┈┈┈┈❁❁⃘
ケタ外れの資産をもつ
神戸家の御曹司・大助が赴任したのは、
警視庁で問題を起こした人間だけが送り込まれる
「現代犯罪対策本部準備室」、通称「現対本部」。
そこで大助は情に厚い男・加藤 春と
バディを組まされる。
人の命すら値踏みする大助に対して
「世の中金じゃねぇ」と反発する加藤。
対立する2人の前に立ちはだかる、
様々な事件と謎。
常識を超えた捜査が今、始まる――!(公式引用)
❁⃘❁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❁❁⃘

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

64.3 2 警視庁で熱いなアニメランキング2位
アクティヴレイド -機動強襲室第八係-(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (379)
1796人が棚に入れました
第三次流砂現象によりその一部が泥濘に沈んだ東京。復興作業用に作られた、 高出力・強化外骨格<ウィルウェア>を使った犯罪の増加に対処すべく、警察庁警備局は、 その吉祥寺分室に第五特別公安課第三機動強襲室第八係──通称<ダイハチ>を新設した。 様々な法的制約としがらみに縛られながら、 知恵と勇気と口八丁で凶悪事件に挑む若者達(一部を除く)! 決裁完了、出動せよ!!

声優・キャラクター
島﨑信長、櫻井孝宏、小澤亜李、石上静香、倉田雅世、村田太志、相坂優歌、花江夏樹、大川透、大西沙織、鳥海浩輔、緑川光、大原さやか、山下大輝、黒沢ともよ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

色々頑張ったが・・・タイバニにもサイコパスにもなれなかった残念作

『コードギアス』の監督を務めた谷口悟朗氏を総監督に迎えて、かなり気合を入れて企画・制作された作品だと思うんですよ、これ。

2011年のヒット作『TIGER&BUNNY』や翌2012年のヒット作『PSYCHO-PASS(サイコパス)』をよく研究して、「今の売れ筋はコレ!」みたいな感じで企画が練られ、それらに続くスマッシュ・ヒットを狙って相当な勢いで制作が始まった作品だなあ・・・という感じが本作の視聴を始めてすぐに私にはヒシヒシと伝わってきました。

・・・が、しかし。アニメ業界は非情!
第1期から何故か思うように人気が出ず、慌てたスタッフが第2期では主人公を{netabare}『サイコパス』風の女性キャラから、より腐女子受けが狙える男性キャラに挿げ替える{/netabare}、という大手術を施してテコ入れを図ったにも関わらず、第2期はさらに悲惨な成績となってしまったそうな(いわゆる「爆死」ってヤツですね)。

何で、こうなった????
(私の見解は、下記の◆視聴メモ参照)

いずれにせよ、作画/演出/設定/音楽の各方面で、これだけ高い水準(※『サイコパス』と同水準で、『TIGER&BUNNY』より少し上だと思います)を満たしながらも、企画されたプロットのほんのすこしのミスが、こんな残念な結果を招いてしまうことの実例として、個人的には見て勉強になった作品でした(人にはお薦めしませんが)。


◆視聴メモ(第1期)
{netabare}
第1話視聴終了時点
・『サイコパス』風のヒロインで、『TIGER&BUNNY』風のバトル・スタイルで、『機動警察パトレイバー』風の作品世界・・・とりあえず掴みはOK。
第3話視聴終了時点
・男の娘アイドルあむちゃんって・・・『しゅごキャラ!』か笑(ナギヒコ?)。
第10-11話視聴終了時点
・ここから大詰めだが、リアル・バトルではなく、システム乗っ取り合戦がメインという点をどう見るか?やっぱりソフト関係に疎い層にはいまいち受けないのでは?と危惧。
第12話(最終話)視聴終了時点
・ラストが意外としょぼく、まさに「大山鳴動して鼠一匹」状態で、これでは評価が余り上げられない(※これでは、『サイコパス』の折り返し回どころか『TIGER&BUNNY』にも及ばない印象)。{/netabare} 


◆視聴メモ(第2期)
{netabare}
第1話視聴終了時点
・花咲里あかり転属!まさかの主人公交代か?{/netabare}


◆期別評価

1st.シーズン  ★ 4.0  (12話)
2nd.シーズン  ☆ 3.5  (12話)
--------------------------------------------
総合      ☆ 3.7  (計24話)


◆制作情報
{netabare}
原作         創通、フィールズ、フライングドッグ
監督         谷口悟朗(総)、秋田谷典昭、福島利規(副)
シリーズ構成     荒川稔久
キャラクターデザイン 佐伯俊(原案)、西田亜沙子
メカデザイン     森木靖泰、谷裕司、鈴木勘太
音楽         中川幸太郎
アニメーション制作  プロダクションアイムズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

====== アクティヴレイド -機動強襲室第八係- (第1期) (2016年1-3月) ======
{netabare}
第1話 コード No.538 ★ 西暦2035年、花咲里あかりのダイハチ配属、銀行強盗捕縛任務
第2話 学園崩壊 ★ 人質(山吹凛室長の妹)救助任務(花咲里ウィルウェア(WW)装着初出動)、ロゴス策動
第3話 アリーナからの挑戦 ★ 男の娘アイドル(神明あむ)ファン暴走 ※挿入歌「ミナクル☆ラッキー」
第4話 旋回空域 ★ 民間機爆破物解除任務、瀬名の同期生・統合自衛隊エリート凡河内みほ登場
第5話 消失のポーカーフェイス ★ ロゴスの指金ギャンブラー、天野円活躍
第6話 夢は、彼方の黄昏 ★ 巨大人型ロボット・バトル(舩坂係長と霞ヶ関博士・元正規パイロット)
第7話 ロングレールライフ ☆ 鉄オタはるか巡査部長の犯人説得失敗、長沼都知事候補不審死
第8話 アルティメイドロンド ★ 統自極秘開発WW(凡河内二尉装着)、瀬名&凡河内共同作戦(爆破物解除)、アルティメイド暴走、統自特殊部隊投入
第9話 ロゴスの名のもとに ★ バードのドッグ(通称フィッシャーマン)抹殺失敗、ドッグ都庁襲撃、ドッグvs.凛
第10話 姿なき征服者 ★★ ミュトス&バード面談、生徒会長・八条司稀(ロゴス・トップ)拘留、ダイハチ解散命令(任務は統自移管)、あかり配属の真相、ロゴスの「国家公共統合情報基盤(通称オロチ)」乗っ取り
第11話 ジャパン スタイル ★ 非常事態宣言発令、バードの凜挑発、ミュトス&ダイハチの「ロ」争奪戦、ミュトスの全システム掌握
第12話 誰がための秩序 ★ 最上位権限争い、バードのミュトス裏切り・国外逃亡、ミュトス身元特定・投降{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)10、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Golden Life」
ED 「透明な夜空」


==== アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd. (第2期) (2016年7-9月) ====
{netabare}
第1話 西から来た男 ☆ ダイハチの新体制(エミリア&まりも配属)、スナイパー瀬名復帰 ※挿入歌「なにはなくとも」
第2話 果てなき復讐者 ★ 記憶移植事件(元警察官の復讐、黒騎救出)
第3話 天使と壊神 ★ ダイク花咲里警部への支援要請、フィンガーズ出動 ※挿入歌「なにはなくとも」「戦う怒龍號の歌」
第4話 再びのミュトス ★ ミュトス(巴弥 ともひさ)の操作協力、バード(八条司稀)の帰国
第5話 利するは誰か ☆ 陽の同級生の地下アイドルと反体制派大学生、黒騎の傷 ※挿入歌「ミヴ♡ドリーム」
第6話 逆襲のルドラ ☆ 特撮怪獣映像監督と瀬名の交流
第7話 絶対ピーピング宣言 ☆ 海水浴・水着回
第8話 異邦人は風のなか ☆ 流砂地区と不法移民、カルパヌパ公国への強制送還
第9話 第八係 出撃せず ☆ 高層ビル建設抗議デモ、稲城都知事のダイハチ出動中止指示、仕組まれた一連の騒動・稲城都知事とバードの繋がり(ミュトス指摘)
第10話 訣別の宴 ★ 稲城の凜への2回目プロポーズ、教会の稲城問い詰め、バード死亡?
第11話 偶像の夢 ★ 東京都市サミット開幕、稲城都知事の長沼議員殺害証拠映像公表、衛星落下
第12話 素晴らしき日常{ ★ 黒騎宇宙出撃、衛星破壊、バード逮捕{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「セルリアンスカッシュ」
ED 「Field Trip!!」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

お役所の戦隊ヒーローです

『コードギアス』の谷口悟朗さんが総監督の作品で、日アサの戦隊ヒーローシリーズの脚本を多く手掛ける荒川稔久さんが脚本を手掛ける。キャラクター原案は『食戟のソーマ』の原作者である佐伯俊さんに、『ラブライブ!』キャラクターデザインの西田亜沙子さんと面白い組み合わせだ。

インタビュー記事によると、脚本はデカレンジャ―をイメージしているらしい。デカレンジャーは特に好きなシリーズなので、私はこういうのが好きなのかもしれない。
戦隊ヒーローと警察ものがお好きな方はおすすめ。

【物語】
政治的な圧力で行動を制限されながらの戦いにリアリティがあって面白いけれど、同時に見せ場も奪われて地味な物語になっている気がする。

物語で特にデカレンジャーを感じたポイントは各話によって異なるメインキャラクターに焦点が当てられていること、主人公がよくわからないところだ。

各話の感想
{netabare}1話
メインキャラクターの自己紹介や世界観説明がメイン。
出世街道から逸れてダイハチに配属された花咲里あさみのイタイ娘ちゃんぷりが輝いていた。

2話
正義を振りかぶっていた花咲里あさみが玉砕してしまう。
出る杭は打たれるってね。挫折を経験してあさみちゃんがどう成長するのか楽しみ。

3話
おとこの娘アイドルのライブ会場で歌って踊って盛り上がる回!
あさみちゃんもダイハチに馴染んできた。
敵も間抜けで笑わせてくれる楽しい回だった。

4話
黒騎猛と瀬名颯一郎がメインの回。
雑な性格の黒崎と真面目な瀬名が協力して航空機の爆弾除去に向かう。
グダグダな事件解決と二人の関係がタイバニみたいだった。

5話
天野円のポーカー回。
普段は無口でほとんどしゃべらない彼女だが、昔は凄腕のポーカーの勝負師だった!警察に追い詰められて引退したらしいけど、そんなのが警察にいて大丈夫なのか?

6話
舩坂康晴がメインのロボットバトル回。
全話の中で一番面白かった。
怒龍號と猛銃號の(あんまり見たことないけど)懐かしさを感じずにはいられないロボットのデザインと、船坂視点の熱いロボットバトルシーンがとてもかっこよかった。

7話
星宮はるかの鉄道回。
5・6・7話とずいぶんコアな物語を入れてきたなと思う。スタッフのこだわりを感じた。
鉄道はあまり興味がなかったけれど、鉄橋のジオラマを作成した犯人に同情してしまう彼女の気持ちは痛いほどよくわかる。オタクの性なのかな。

8話
瀬名颯一郎と凡河内みほの拗れた愛の回。
ババミッチーって何者!?

9話
山吹凛がついに出動!
敵が本格的に始動し、クライマックスに向けての第一歩となった。

10話
これと言って印象に残るものがなかった。
協会さんのお名前は佐渡波平さんと言うのか。公式サイトを見ると偽名であるようだ。
名前の由来は『宇宙戦艦ヤマト』佐渡酒造と『サザエさん』磯野波平で間違いないだろう。両者は声優の永井一郎が務めている。おそらくこれが彼の本名なのだろう。

11話
うーん今回も特に。物語は間違いなく終結に向かっているのだが、この話単体でのインパクトが残らない。

12話
完結。
これで終わり?と思うくらいあっさり終わってしまった。
ミュトスの降伏の流れがな…仲間だと思ってた奴に裏切られたショックもあるけど、田舎でお母さんが泣いてるぞレベルの言葉で降伏したのがどうも解せない。
まあ、もう一人のロゴスは海外に逃走しちゃったし、2期もあるから今後に期待かな。{/netabare}

専門用語が多いので公式サイトは要チェック

【キャラ】
欲を言えば、議員秘書の稲城光太郎、黒騎猛と協会さんの見せ場をもっと作って欲しかったけれども、全体的に良いデザインで、キャラ立ちもしていた。

特に好きだったのは協会さん。協会から派遣されている整備士というイメージの固さと、ちょっとチャラいキャラのギャップが良い。
鳥海さんの声も嵌っていた。

【作画】
残念だったところ
EDのLikoの走り方。
腰を左右に捻らない走り方はわざとなんだろうか。人の走り方の基本だから、わざとなのかな。もしそうだとしたら、作中に説明が欲しかったな。

良かったところ
見せ場はやっぱり6話の怒龍號と猛銃號の船坂視点の戦いじゃないだろうか。
そこだけ手書きだったし、今時手書きのロボットバトルの作画なんてガンダムぐらいなものだろう。EDクレジットに船坂視点とあるのは実際はそんな動き出ないためか。この作品SF考証がしっかりしているからね。
コックピットの中のキャラクターのカットもいい。
右下から見上げるような描き方はや顔のアップは迫力が違うな。そういえば最近のロボットアニメはあんまりこの描き方をしてない気がする。現実的に無理があるのだろうか?

【音楽】
OPは AKINO with bless4 が盛り上げる
劇伴は仮面ライダーオーズやキャバルリィの中川幸太郎が盛り上げる
EDは 相坂優歌が可愛く盛り上げる
お洒落なロボットアニメらしさを失わない、清々しい暑さが良い。


全体を通して、尻すぼみ感はあったもののレベルが高く、スタッフのこだわりがみえる面白さがあったと思う。
今回残念だったところは2期できっと回収してくれるだろう。楽しみだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ムッツリーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

設定の取捨選択が出来ない凡作

あらすじを見て「パトレイバーのパクりかよ!」とツッコミを入れた人は多分私だけではないはず。実際かなり意識してると思いますけど。
まぁ、パクリ云々は置いといて、こういうヒーロー物の作品はかなり好きな方なので、結構期待しています。
まだそれぞれのキャラクターが見えにくいのでなんとも言えないですが、主人公の花咲里あさみの意識高い感じのポンコツ具合や、第八係の面々の飄々としていながらもキレ者な雰囲気はかなり好みです。ただ今の所はキャラの連携が取れすぎててそれぞれの個性が見えにくいのが若干気になる所で、もしかしたら「こいつらスゲー」だけで終わってしまう作品になってしまうかもしれません。

あと、時々出てくる中途半端な英語はできればやめてほしいなぁ……

↓見終わって↓

{netabare}初めに抱いた印象とは全く逆の作品でした。
まず物語の構成として、あの事件もあの事件も実は全て繋がっていたーみたいな展開は良いんですが、これがいかにも後付け臭い。
「この後どうしよーかなー。あ、前にこんなの出してたっけー。じゃーこうしよー」みたいな謎も伏線もへったくれもない雑さで物語が進んでいくので、ヒーロー物としては及第点でも、警察物としては落第かと。
あとまず間違いなくいらない点として、登場人物一人一人を主役にした話。これが明らかに邪魔。
いや、群像劇として誰か一人が主役になるのが許せないとかいう狂気的な話ではなくて、主役にするならその人物の過去とかじゃなくて、人間的な意外な一面が見たいわけで、
なんなの? 伝説のギャンブラーとか夢は巨大ロボットのパイロットとか。
ギャグとして完結する話なら「たまにはこういうのもいいよね」で済みますけど、メインキャラをその扱いって、今後も付き合っていくキャラに対して雑すぎやしませんかね? 挙句手に余ったのか、退職して探偵になったり清掃業者になったりしてるし。(……まぁまどかちゃんの隠れ巨乳は素晴らしかったですが)
まぁとりあえず、この話書いた脚本家に一言、

あほくさ 辞めたら? この仕事。

キャラクターを魅力的に見せたい思惑か何か知りませんが、キャラの設定が物語の足を引っ張っていて、この話って本当に必要なの? と思わずにはいられない。特にそれを実感するのが2クール目で、第八に新人が二人入ってくるんですが、特にそれらしいエピソードがあったり露骨に活躍することもなく最終回を迎えるんですが、特にそれで問題があったかと言えばそうでもなく、それはそれで新人二人の存在意義が問われそうではありますがともかくとして、第三者視点から見える範囲で有効なキャラ付けができていて、新キャラという枠からは脱せない物の十分に馴染んでいたと思います。
うん、こういうのでいいんだよこういうので。

ちなみにその部分に対して谷口総監督はインタビューでこんな事を言っています。
谷口「1クールだと、お話を追うだけでいっぱいいっぱいになるので多くのキャラクターのドラマを描写するのがちょっと難しいんですよね。だから、今回はドラマ的なるものは映像の影に隠そうと思ったんですよ。声優さんとの最初の打ち合わせでもドラマをやらないと伝えています。」
うん、わかってるならちゃんと管理しろやクソが。1クール目そんな話ばっかじゃねーか。

あと本当に必要だったのが疑問に思う設定として外せないのが、「第三次流砂現象」
ざっくり言うと東京23区が地盤沈下で壊滅したってことなんだけど、劇中でその設定って全く機能してないんですよね。
劇中で使われるパワードスーツ所謂ウィルウェア誕生の背景としてあるのは「そういう物」として理解できますけど、それ以外に何もないっていうのはちょっと。
というか、普通はそれに絡んだ話を展開していくもんなんじゃないの?
復興事業に関わる事故とその救助とか、雇用問題に関わるデモ対応とか、復興資金にかかる裏金や利権問題とか、非復興地域の環境調査とか、ウィルウェアにかかるお金や技術競争の話とか、いくらでもとは言わないまでもちょっと考えれば普通に思いつくテーマを完全に無視して犯罪組織と戦ってるとか、もっと自分の作った世界観を活かす努力をしなさいよと。
監督は明るく楽しい感じにしたかったとかほざいてるみたいだけど、だったらそんな重たい設定乗せんなよと。単純に「ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に――」で良いじゃん。バカなの? 無意味に沈んだ東東京ほんとカワイソ。
まぁ結局の所、八王子警察とのタイアップってのがその真相で、八王子を舞台にして八王子を大都会にしたかったってのが東東京が壊滅した原因なんでしょうな。
まぁその場合、「災害時に首都機能が移されるのは立川だろ」ってツッコミが入るんだけども。

総評としてこの作品、周囲に余計なものをくっつけ過ぎじゃないかなと。
設定からキャラクターから、もっと言えば企画の段階から。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

71.6 3 警視庁で熱いなアニメランキング3位
機動警察パトレイバー(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (278)
1652人が棚に入れました
時は1999年。社会は作業用ロボットことレイバーで発展を遂げる一方、レイバーを使った犯罪も多発。警視庁は対レイバー用の特機パトレイバーを準備した。レイバー小隊である特車二課第二小隊へ配属された婦警の泉野明は、パトレイバー・イングラムに“アルフォンス”と命名する。

声優・キャラクター
冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、よこざわけい子、合野琢真、鈴置洋孝、土師孝也
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

もっともリアル・ロボットらしい作品だが・・・

制作者の側が、主人公達が所属する警察組織ではなくて、明らかにテロリストの側にシンパシーをもってる点が何とも。

『パトレーバー初期(アーリーデーズ)』のレビュー
https://www.anikore.jp/review/1785022/
の方に書きましたが、押井守氏を始めとする本作の制作者の世代(※全共闘世代)では仕方なかったのか?
このシリーズが好きな人もおられると思いますが、上記の理由で私の個人的評価はかなり低めになります。
(※但し劇場版第1作だけは、制作年代を考えると驚くくらい良く出来ていると思うので、そこだけは高く評価します。)


◆制作情報
{netabare}
原作           ヘッドギア(ゆうきまさみ、出渕裕、高田明美、伊藤和典、押井守)
監督           押井守(初期OVA1-6、劇場版1-2)、
              吉永尚之(初期OVA7、TVシリーズ、新作OVA)
              高山文彦(劇場版3(総監督))、遠藤卓司(劇場版3、(監督))
              神山健治(ミニパト)
シリーズ構成      伊藤和典(旧作OVA、TVシリーズ、新作OVA)
脚本           伊藤和典、押井守、横手美智子、とり・みき他
キャラクターデザイン ゆうきまさみ(原案)、高田明美
メカニックデザイン   出渕裕、佐山善則
アニメーション制作  スタジオディーン(初期OVA・劇場版1)、
              サンライズ(TVシリーズ・新作OVA)、
              I.G.タツノコ(劇場版2、ミニパト)
              マッドハウス(劇場版3){/netabare}

◆作品別評価(OVA&TVシリーズ、劇場版)

(1) 初期OVA      × 3.2  (7話)  (1988年4月-1989年6月)
(2) TVシリーズ     × 3.4  (47話) (1989年10月-1990年9月)
(3) 新作OVA       × 3.4  (16話) (1990年11月-1992年4月)
----------------------------------------------------------------
  総合          ×  3.3  (70話)


(4) 劇場版1       ★ 4.1       (1989年7月)
(5) 劇場版2       × 3.2       (1993年8月)
(6) 劇場版3(WXIII)  × 3.1       (2002年3月)
(7) 劇場版短編     × 3.3  (3話) (2002年3月) ※劇場版3と同時上映
----------------------------------------------------------------
  総合         ×  3.4  


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

===== 機動警察パトレイバー (アーリーデイズ) (1988年4月-1989年6月) ====
{netabare}
第1話 第二小隊出動せよ! ★ この年代にしては作画良好だが一部のキャラのウザさには閉口
第2話 ロングショット ★ ニューヨーク市長来京・テロ防止任務、カヌカ着任
第3話 四億五千万年の罠 × 東京湾の巨大謎生物 ※オチがなく脚本安直
第4話 Lの悲劇 × レイバー隊の富士研修 ※陳腐な怪奇譚でガッカリ
第5話 二課の一番長い日(前編) ★ 年末休暇、篠原重工の極秘開発メカ、陸自クーデター発生
第6話 二課の一番長い日(後編) × 核ミサイル回収作戦、空挺用レイバー投入、クーデター鎮圧 ※首謀者の小物感&陸自クーデターの目的の偏向ぶりは×
第7話 特車隊、北へ! ☆ 盗難パト密輸未遂事件 ※脚本が分かり辛い点&この回も犯罪者が小物過ぎる点は×{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)3 ※個人評価 × 3.2

OP 「未来派Lovers」
ED ※毎回変わる


==== 機動警察パトレイバー ON TELEVISION (1989年10月-1990年9月) ====

 - - - - - OP「そのままの君でいて」、ED「MIDNIGHT BLUE」 - - - - -
{netabare}
第1話 イングラム起動 ☆ 泉野明(いずみ・のあ)イングラム初搭乗、二課着任
第2話 香貫花が来た ☆ 香貫花クランシー登場、模擬戦、担当任務決定
第3話 こちら特車二課 ☆ 
第4話 魔の山へ行けっ! ☆ 巨大実験動物排除作戦 
第5話 暴走レイバーX10 ★ 無人暴走レイバー(自衛隊開発4脚型試作機)排除任務
第6話 ザ・タワーSOS ☆ 建設中高層ビル火災、外国要人含む人命救助任務
第7話 栄光の97式改 × 新型機SRX-70試験導入、外資系軍需企業の影、南雲隊長の反発 ※色々とやらかしてる気が・・・
第8話 まぼろしの緑 ☆ 鬼の宿る神木移植
第9話 上陸 赤いレイバー ☆ ソ連軍用レイバーとの交戦、公安外事部暗躍
第10話 イヴの罠 ☆ 香貫花の祖母の50年のX'mas、西ドイツ製軍用レイバーとの交戦 
第11話 イヴの戦慄 ☆ 続き(※初の続き物)、謎の軍用レイバー・データ収集チーム(ファントム)
第12話 太田 惑いの午後 ★ 太田功操縦士のお見合い・失恋
第13話 殿下 お手柔らかに ☆ 中東産油国ウル王子来日・体験入隊、王子暗殺テロ未遂事件
第14話 あんたの勝ち! ☆ 隊員たちの日常回
第15話 歌を唄ったクジラ × 東京湾に迷い込んだクジラを逃がす話 ※マルクス号・・・
第16話 小隊 海を渡る ☆ 過激派環境保護組織(地球防衛軍)の爆破テロ未遂事件 
第17話 目標は後藤隊長 ☆ 
第18話 スキスキ野明先輩 ☆ 国民的アイドル(松本加奈)体験入隊、野明誘拐事件
第19話 ジオフロントの影 × 東京地下の空洞探査、東京湾埋立計画(バビロン・プロジェクト)阻止目的の爆弾テロ防止任務 ※謎の巨大生物は安直×
第20話 黒い胎動 ☆ 篠原重工の機種開発、大島陸自演習中の所属不明レイバー襲撃、パトレイバー隊大島へ
第21話 亡霊(ファントム)ふたたび ★ 大島の戦い(対所属不明レイバー2機)
第22話 花とレイバー ★ ヤクザ親分のレイバー道楽 ※良シナリオ(横手美智子担当)のギャグ回
第23話 香貫花レポート ☆ 香貫花のレイバー隊員評価 
第24話 さらば香貫花 × 空港ハイジャック事件 ※日本赤軍みたいな犯人を好意的に描きすぎ×
第25話 春の嵐 ☆ 進士幹泰(しんし・みきやす、太田の指揮官)のヘッドハンティング話
第26話 私が熊耳武緒です × 熊耳(香貫花の後任)着任 ※犯人像が日本赤軍やか中核派・革マルっぽい点が非常に不愉快
第27話 闇に呼ぶ声 ☆ 火浦藩藩邸跡の怪奇譚 ※シナリオ安直で見なくてもよい回
第28話 怪しいふたり ☆ パトレイバー・ゲーム、シャフト社の極秘レイバー(グリフォン)開発
第29話 特車二課 壊滅す! × 下らないアジ演説を聞いているようなダメ回、ヲチも酷い(脚本=押井守)
第30話 グリフォン参上! ☆ 陸自小笠原訓練地への謎のレイバー襲来、シャフトのパトレイバー略奪計画
第31話 雨の惨劇 ★ 国際レイバーショウ、グリフォン来襲、ニ号機データ略奪、熊耳負傷 ※グリフォン飛翔は流石にシナリオ無謀×
第32話 再会 ☆ 内海の正体(リチャード・ウォン)、香貫花復帰
第33話 シャフトの犬たち ☆ 内海のシャフト社上層部への反抗、グリフォンvs.SSS(シャフト社警備システム)
第34話 城門の戦い ☆ バビロン城門の鼎戦(一号機vs.グリフォンvs.エイブラハム) ※見せ場のはずなのに脚本・演出ともイマイチ×{/netabare}

 - OP「コンディション・グリーン 〜緊急発進〜」、ED「パラダイスの確率」 -
{netabare}
第35話 グリフォン墜つ! ☆ 一号機vs.グリフォン、内海&バド海外逃亡 ※篠原指摘の「野明の変わりよう」が全然伝わってこない点が×
第36話 野明の冒険 ☆ ※機動二課の日常回
第37話 安心売ります × ※保険会社回だが、とくに見なくてよい内容
第38話 地下迷宮物件 × ※これも見なくていい内容のない回
第39話 量産機計画 ☆ レイバー隊の量産機開発への協力
第40話 沿岸警備命令 ☆ 首長竜プレッシー騒動
第41話 テロリストを救え × バビロンPJコンベンション会場爆弾テロ
第42話 帰ってきた男たち × 環境テロリスト「海の家」メンバー達の友情話
第43話 はたらくお嬢さん ☆ TVレポーター人質事件
第44話 CLATよ永遠に ☆ シバ整備班員のNY研修の夢 ※脚本安易なギャグ回
第45話 職業選択の自由 ☆ 空挺レイバー隊演習見学、野明が仕事を続ける理由
第46話 その名はゼロ ☆ 最新鋭機ゼロvs.アルフォンス、野明の憂鬱
第47話 コンディション・グリーン ☆ アルフォンス最後の出撃、新機種名ピースメーカー{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)32、×(疑問回)10 ※個人評価 × 3.4


===== 機動警察パトレイバー NEW OVA (1990年11月-1992年4月) =======
{netabare}
第1話 グリフォン復活 ☆ 黒崎&内海&パド再登場、ゼロ(第一小隊(五味丘&結城機))大破
第2話 逆襲のシャフト! ☆ 不穏な年の瀬
第3話 史上最大の決戦 ☆ 第二小隊vs.グリフォン ※敵側が小物ばかりでイマイチ・・・
第4話 GAME OVER ☆ 香貫花出動、ウォンと熊耳の再会、ウォン&黒崎逮捕失敗 ※同上
第5話 災厄の日 ☆ 野明の歯痛・体調不良
第6話 視聴率90% × 子供向け長寿番組打ち切り反対者の人質事件 ※犯人像が美化されすぎ
第7話 黒い三連星 × 銭湯客取り調べ事件 ※ガンダムネタ回
第8話 火の七日間 × 整備班の下らない馬鹿騒動回
第9話 VS(バーサス) ☆ 機動二課の慰安旅行回
第10話 その名はアムネジア ☆ 太田逃亡回だが、どうでもいいヲチの茶番劇
第11話 雨の日に来たゴマ ☆ 子猫好きの山崎巡査の話 
第12話 二人の軽井沢 ☆ 後藤&南雲両隊長の過ごす一夜
第13話 ダンジョン再び ☆ 地下迷路探索
第14話 雪のロンド ★ 篠原の初恋の人(加嶋由紀江)
第15話 星から来た女 × 見なくてもいいギャグ回
第16話 第二小隊異状なし ☆ 第三小隊創設へ、篠原の兄の墓参り{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)11、×(疑問回)5 ※個人評価 × 3.4

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============ 機動警察パトレイバー The Movie (1989年7月) ============

全1話 ★ 4.1 {netabare}天才・狂人プログラマー(帆場暎一)の首都圏破壊計画阻止任務{/netabare} ※1時間39分 


=========== 機動警察パトレイバー 2 The Movie (1993年8月) ===========

全1話 × 3.2 {netabare}元PKO派遣陸自部隊長の首都圏を巻き込むテロ活動の阻止{/netabare} ※1時間53分


=============== WXIII 機動警察パトレイバー (2002年3月) ==============

全1話 × 3.1 {netabare}米軍と陸自と民間研究施設が極秘開発していた生物兵器の暴走阻止{/netabare} ※1時間40分


============= (劇場版ショートアニメ) ミニパト (2002年3月) =============
{netabare}
第1話 吼えろ リボルバーカノン! ☆ 紙芝居風パロレーバー兵器解説回 ※14分
第2話 あヽ栄光の98式AV! × 紙芝居風パトレイバー(REAL ROBOTアニメとしての)解説回 ※12分、演出がくどい×
第3話 特車二課の秘密! × 紙芝居風ギャグ回 ※12分、ダラダラと中身のない語りが続くだけ{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)1、×(疑問回)2 ※個人評価 × 3.3

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

映画では見られないパトレイバーのみんなの日常。

押井監督の作ったパトレイバーの映画は何度も観ていてとても好きなのですが、監督は押井さんではなかったのでどーでもよく思っていました。しかし、後藤さんと南雲さんをあまりにも好きになり過ぎて他の一面も見たくなり、とうとう観てみました。

 原作の映像化の順番としては、代表的なところを挙げるとOVA→映画第一弾→TVアニメ(→映画第二弾)となっていて、本作であるTVアニメは他の映像作品に比べて意外にも後なのです。OVA1~6までと映画は押井守さんが監督を手掛けています。これらが、または押井監督が火種となって後続の映像作品へと続いていったのです。

 『パトレイバー』のストーリーは。レイバーと呼ばれる汎用人間型作業機械が作られたことにより、社会の発展に役に立つのだけれど、そのせいでレイバー犯罪なるものも出てきました。その対策として警備部内に新たに設けられたのが「特科車両二課中隊」、通称「特車二課」。そこに配属された個性あふれる愉快な仲間たちを中心に描いたお話です。
 話の根幹や重要な登場人物にはどれもそんなに違いはありません。少年漫画的雰囲気やストーリーの構成が見えるものの、他の少年漫画原作の作品に比べ幾分おとなしく、彼らの真剣に事件に取り組む様はなかなか面白いです。
 押井映画を先に観ていた僕は知らなかったのですが、主人公はなんと泉水野明という女の子。これはなんと冒険的。最初から好感を持つことはできませんでしたが、何話か観ていると彼女の良さがだんだんと伝わってきます。アルフォンスという機体を病的に愛する面と、キレたときの「このやろー!」という子供っぽさを持った彼女を好きになってしまいます。

 押井監督の映像作品はとても現実的だという意見が多かったのですね。僕もそう思います。けれど監督は違えど、この作品にもそういう面はちゃんとありました。ああ見えても一応彼らは警察官なので、やはり行動の規制やモラルの維持や体面や上下関係などはとても厳しいです。それが今このときしなければならない行動を抑制したり、八方塞でにっちもさっちもいかない描写はまさに現実的です。それに、機体の話をするときも特に篠原はたくさんの知識をもってして、今までの機体と新たな機体の比較やその必要性なんかを論理立てて検討します。他にも小隊の編成や人事異動、上からのお達しなどなど。一見するとストーリーの都合の良いようには運んではいるようにはみえないところは十分に現実的にみえます。

 ついでにOVA版も書いてしまう。
 とりわけ押井色の強いOVA。まあ押井監督が作ったのだから当たり前と言えば当たり前なのだけれど。ストーリーの構成はもちろんのこと、グッと引きつけるシーンや乱れる感情を抑えつつ淡々と話すシーン、かたや騒がしかったり、静かだったりと緩急をつけた展開の仕方はとても素人には発想できない代物です。とにかくアニメを上手く作っています。特に5話と6話はこの後に作る映画に近いくらいシリアスな話でとても面白いです。あちこちで登場する脇役の人々の、あのうるさいくらい怒鳴り散らす滑稽な姿も特徴のひとつですよね。
 ただ、登場人物の描き方はだいぶ違うなあ、という印象を受けました。これは映画とアニメを比べてもそうなのですがちょっと違うんです。何がどう違うのかと言われるとはっきりとしたことは言えないのですが、例えば1人の台詞の長さや内容なんかは結構違う。アニメ版は無駄というわけではないのだけれど、何気ない日常での台詞と感情的な発言や「おりゃー!」「うわー!」などの感動詞が多いです。対して押井さんが監督した作品では、騒がしいところはみんな声をかぶせてやっちゃうし、笑わすシーンではキャラの性格を使って語りで見せます。ボケ、ツッコミの掛け合いよりもこっち。繁さんを見ているとそれがよく分かります。他にも台詞のほとんどは話を進めるために有効に使っていることが多く見られたり、1人が何かを話すときはカットを入れず、じっとその人ひとりを映します(この手法が僕はとても好き)。
 それと、とりわけ後藤さんの描き方だけは良くなかった。それというのも南雲さん好きを露骨に下品に表に出してしまうし、性格や態度も少しキツく真剣になり過ぎでした。本当はもっと余裕があってある程度怠けるのが後藤さんであり、彼の魅力でもあるのです。映画の方ではとても上手く描かれているから、もしかしたら見直しが図られたのかもしれません。まあこの意見は話としては逆なわけだけどね。


 パトレイバーを知っている割と多くの人は、映画第一弾を観て興奮し、第二弾で首を傾げ、好奇心の強い人はさらに第三弾まで観てなんだこりゃ。と思ったのだと推測します。パトレイバーの世界が好きなのであればぜひ本作、もしくはサクッと観られるOVAをお勧めします(NEW OVAはまだ観ていないのでわかりません)。そうか、こいつはこんな奴だったのか。と楽しめるはずです。僕はすごく楽しかった。
 ちなみにアニメ版でもたった1話だけ押井さんが脚本を担当した話があります。それはその話を最後まで観れば絶対分かります。本当にこの人は小難しいことが好きだな。と思うに違いないでしょう(なんて失礼なヤツw)。

なんだか長くなってしまいましたが、なかなか面白いのでお勧めです。


以下、余談です。
{netabare}


 ではではお前さんの目当ての後藤さんと南雲さんはどうだったのかということですが、もう大満足です!後藤さんはいつも通りのあの調子で、南雲さんは映画よりもちょっと肩の力を抜いた落ち着いた魅力がありとことん惚れました。僕はお2人のそれぞれの人柄も好きで、さらにその2人の掛け合いの後、結局後藤さんが折れる感じがたまらなく好きなのです。
 後藤さんってとてもかっこいいとは思いませんか?彼を担当する声優さんの演技も抜群ですし、あの雰囲気ながらも抜け目なくそして熱い部分も持っている人。そんでたまにせこい(笑)。確かにこれまでにも似て非なるキャラクターは星の数ほど描かれてきたけど、僕は後藤さんほど好きな人はいません。まあ押井監督の映画での描写が火付けになっているのだけれど、アニメ版でもやっぱり好きだ。
 南雲さんもとても好き。これも声優さんの演技と声の艶と、その中に芯の強さをかすかに感じられるのがとても良い。後藤さんもそうなんだけれど話し方にすごく惹かれます。彼らの話す独特なテンポがその性格を見事に反映できているし、さらに観ている人を惹き込む力があります。他の人にはできないよね。さらに僕は、南雲さんのゆずれないところは決して何があってもゆずらない強さに惚れます。これがとてもかっこいいんです。
 今回TVアニメ版で新たに好きになったのが、香貫花・クランシ―。押井映画第一弾では酷い目にあったし、逆に足を引っ張る形になってしまってとても不憫なキャラだなあと思っていたけれど、全然そんなことないじゃないか!ニューヨークから来た彼女は、とても優秀で静かでいながら覇気に満ちたいささか恐い女性です。行動的で理性的、何にも動じないような面持ちを持って、太田を叱責するのに最も効果的な女性です。でもかっこいいじゃなく、とても可愛いと僕は感じます。なんでだろう。きっとついに狂ったんだな(笑)。声優さんの演技もとても素晴らしいです。彼女がしゃべる度すごく聴き入ってしまいます。なんといっても特徴的な声が惹きます。香貫花さんはほんとに好きです。とっても可愛い。

 TVアニメ版を観てからまた映画を観て、何か変わったことを感じられたかというと特にないです。やっぱりキャラの描き方が違うから、別物というまでは離れていないけれど、彼らの違った一面が見られるのが映画かなと思います。まあ繁さんの渡米があの夢オチの実現だったり、熊耳が映画に出てこなかったことに残念がったり、彼らの関係が把握できたりと個人的な収穫は大きかったです。でも言うまでもないけど両方面白いですよ。ぜひ。



{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TV版あるふぉんす♪

独特のセンスで描かれる近未来ロボットSF。

警察機構を風刺して、ドタバタと動きまわるレイバー
や、現場の警察官の日常や人間模様をコミカルに描く。

産業に纏る陰謀や多様化するレイバーのコントロールは
コンピューターが行っている事を中心にSF設定が好きな
人が喜びそうなソフト・ハードネタが多く含まれている。

パトレイバーが人型の二足歩行とか、操作技術向上の為
にレイバーで綾取りをさせる等の感覚で描かれている。
そういうネタが笑える人には最高傑作だと思う。


「レイバー」それは産業用に開発されたロボットの総称。
建設・土木の分野において特に広く普及したが・・
同時に事故や犯罪も急増・・安易なテロ誘発も招く・・

警視庁は、レイバー犯罪の対応部署として特科車輌二課
パトロールレイバー中隊を設けた。通称「パトレイバー」

元々OVAが先行して出ていますが、TV版は若干設定が変更
されている。時系列的には初期OVAに被っている。

特車二課は、従来機を運用する「第一小隊」だけ増え続ける
犯罪に対応しきれず、新たに「第二小隊」を編成するが・・
其処に集まった精鋭?は・・強烈な個性派揃いの問題児。
警察のお荷物部隊・・被害を増やす現況と揶揄されていた。

其処に、初の警察専用機とし設計・製造された篠原重工製
98式AV(Advanced Vehicle)“イングラム”が導入される。

後に非難と賞賛を浴びる特車二課「第二小隊」の始まり・・
パトレイバー隊員たちが葛藤しながら成長する青春群像。

基本的には現場の実務を軸に、独特の社会情勢の風刺等が
盛り込まれつつ、漫画版の様なコメディーな展開が多い。

警察内部の政治や産業に絡む陰謀や謎の組織の陰謀なども
同時に進行していき、話数が進むに連れ、シビアな展開も
増えて、シリアスな描写も増えていく。

レイバーで柔術や警棒での格闘などナンセンスなギャグが
多く、其れ等も産業戦の一面として組み込んでいる。
自給自足ネタ等警察官の日常をコミカルに描いたり、技術
馬鹿の整備班等もコミカルに描かれる事も多い。



特車二課第二小隊

泉 野明(冨永み〜な)イングラム一号機の操縦担当。
北海道出身だから?明るくのびのびとした単純な性格?で
正義感が強いが、上官に逆らう事も・・。少しミーハー。

篠原 遊馬(古川登志夫)一号機の指揮担当。
「篠原重工」の御曹司。ひねくれ者で口は悪く冷めた性格。
冷静な分析や繊細な思考を持つが・・のめり込む事も・・

香貫花・クランシー(井上瑤)二号機後方支援。巡査部長。
ニューヨークのポリスアカデミーを首席で卒業した才女。
研修目的で第二小隊に派遣された。クールで現実主義者。

太田 功(池水通洋)二号機フォワード。巡査。
生真面目で正義感の強い熱血漢、猪突猛進の熱血馬鹿。
融通が利かない性格で・・トラブルも多い。撃ちたがり。

後藤 喜一(大林隆介)特科車両二課第二小隊長。警部補。
普段は掴み所のなく飄々とした昼行灯・・所謂キレ者。

その他変り者が多い。


特車二課 第一小隊

南雲 しのぶ(榊原良子)特科車両二課第一小隊長。警部補。
特車二課の実質的な責任者。警視庁きっての才媛。


特車二課 整備班

榊 清太郎(阪脩)特科車両二課整備班長。整備の神様。
通称「おやっさん」。レイバー隊の闇将軍とも言われる。

シバ シゲオ(千葉繁)特科車両二課整備班員。
通称「シゲさん」。榊班長を崇拝する信奉者。若頭的存在。


シャフト・エンタープライズ

内海(鈴置洋孝)自称「黒の騎士」。「グリフォン」の生みの親。
基本的に享楽主義的能天気感覚満載の子供のような男。
非合法な活動を行う部署と思われる企画7課を率いてる。

黒崎(土師孝也)内海の懐刀。
目的のためには手段を選ばぬ現実主義的で冷徹な男。

バドリナート・ハルチャンド(合野琢真)通称バド。
黒いレイバー「グリフォン」のパイロットの少年。
下手な関西弁で喋る。ゲーム感覚で特車二課に戦いを挑む。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
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