超兵器おすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの超兵器成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月09日の時点で一番の超兵器おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.8 1 超兵器アニメランキング1位
勇者王ガオガイガー(TVアニメ動画)

1997年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (99)
682人が棚に入れました
 地球を守る宇宙人ガイと少年マモルの友情と戦いを描くSFロボットアクション。1990年に放映された「勇者エクスカイザー」から始まるサンライズ制作の人気ロボットヒーロー「勇者シリーズ」の一作だ。ある日、どこからともなく巨大な宇宙ライオンが飛来する。ライオンの口の中には、小さな赤ん坊の姿が…。子供はマモルと名づけられ、地球人によって育てられることとなった。その数年後、邪悪なゾンダー星人が地球に侵略を開始。だが、地球に降下した彼らの前に、宇宙人組織GGGの戦闘隊長ガイが立ちはだかる。

声優・キャラクター
檜山修之、半場友恵、伊藤舞子、石井康嗣、江川央生、緒方賢一、ならはしみき、石川ひろあき、岩田光央、紗ゆり、吉田小南美、塩屋浩三、真殿光昭、カシワクラツトム

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

勇者シリーズで一番微妙

ガオガイガーやOP曲は格好良くて好きだし
凱の優しい兄ちゃんって感じも好き!
護と両親の絡みも好き!(特に44話)。

だけど物語的には全体的にもあんまり面白くないし
個々の話で見ても印象が薄い。

ピンチになることが多くて序盤とか出撃だけするだけでも
命がけだったりするんだけど
その割には盛り上がらない。
ノリと勢いだけで無理やり盛り上げてる感は否めないかな。

あと光の点滅がかなり無駄に多いです。
これのせいかせっかくの格好良いシーンも目を背けたくなったりすることも
ポケモンのあれより前だから仕方ないけど

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

TAKU178 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

熱き勇者たちの伝説である。

子供向けのロボットアニメではなく、内容はなかなかにハード、しかし勇者シリーズ伝統のバンクシーンのクオリティの高さ、スーパーロボット系の演出、そしてとにかく全部が熱い!!
熱い物語が好きな人ならば一見の価値あり。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ロボット達に萌えた!

超竜神ペア、撃龍神ペア、ボルフォッグが大好きです!
まるで人間のように振舞う彼らのようなロボットAIが実現することを切望せずにはいられません。
主人公のガイはかっこいいし、護君達小学生達は可愛いし、
面食いさんや、ショタコンさんにもご満足頂けるかと。
ガオガイガー達勇者ロボ軍団やキングジェイダーは重厚感たっぷりで、
ロボットが好きな人には是非お勧めしたいです!
必殺技がどれもこれもすごくかっこいい!
次々に登場する超兵器にも注目です。

何より、獅子王家、天海家の家族愛、恋人との愛、ロボット達との友情など、
人間愛が溢れていて、素敵な物語です。
愛と勇気のスーパーロボットアニメ!見て損はありませんよ!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

69.1 2 超兵器アニメランキング2位
星界の紋章(TVアニメ動画)

1999年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (112)
653人が棚に入れました
『星界の紋章』は、森岡浩之によって執筆されたSF小説(スペースオペラ)、ライトノベル、及びそれを原作としたアニメ作品。また「星界の紋章」の番外編で、ラフィールの出生に関する話を描いた「星界の断章」がある。
 人類が、太陽から0.3光年離れたところに発見した「ユアノン」なる素粒子を利用した恒星間宇宙船を開発し、惑星改造により太陽系外に居住惑星を拡大し始めて何世紀も後のこと…。ハイド星系・惑星マーティンの政府主席の息子ジント・リンが幼少の頃、彼の故郷は「アーヴによる人類帝国」なる星間帝国の大艦隊によって侵略を受けた。彼の父ロック・リンは降伏と引きかえに貴族の称号を得、そのためジント自身も帝国貴族の一員となる。それから7年後、ハイド伯爵公子となったジントは、皇帝の孫娘ラフィールと運命的な出会いをする。 その時からジントは帝国貴族として生きていく事を決意する。

声優・キャラクター
今井由香、川澄綾子、高島雅羅、遊佐浩二、友川まり、陶山章央、藤貴子、千葉一伸、塩沢兼人、小杉十郎太、深見梨加、土井美加、鈴木英一郎、子安武人、日野由利加、石塚運昇、池水通洋

でんどうず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

入門用恋愛&入門用SF(ライトスペースオペラ)

おっさんはSF好きでSFの中でもスペースオペラ物は大好物なので
原作のファンであったのだが
キャラ(絵)がいただけない。
(小説では見ないふりを出来るのだが)

そもそもこの作品SFが冬真っ盛りな時期の作品
SF作家と言うのは只管に作品の設定の矛盾と向き合い
現代科学との折り合いを付ける為に設定地獄に陥っている作品も多々有り
読み手を遠ざけている感が有るのだが
SF、ハードSFをSFが特に好きではない読者にも読みやすい様に
ライトノベル寄りに書きSFに一瞬でも火をつけた作品。

ライトノベルに寄せたのだから、あの絵で良いじゃん?
って思うかもしれないがアレは駄目だ。
ファンタジー色強すぎな上に作中に出てくる美男美女と
言う設定をあの絵で言われてもピンと来ない。
まぁそもそもの挿絵の人が有名だが上手い人ではない(個性は有るが)
そして好き嫌いが別れる絵柄である(おっさんは苦手)

まぁその人がこの作品(アニメ)にもガッツリ関わって来て居るので
その人の癖が思いっきり出ている。(オデコとか)

ハード方面に寄せて山田章博氏とか
ファンタジー寄せなら、うるし原氏とか美樹本氏
キャラデザでアニメーターがキャラ表を起こした方が
SFに合うと思うし美男美女と言われてもピンとくると思うのだが。
(上手いし作品にも合いそうだ)

この作者
言語には凄いこだわりが有って辞書レベルで作りこむ
この作品にも人工言語が登場するけどカッコいいでしょ?とか
思い付きとかでやってる訳では無く、この作品以外にも取り入れている
こだわりの様なものだと思われる。
クリエイターには大切な気質なので大事にして欲しい物だ。

作品の方だけど
SF色が濃く無く恋愛要素も濃くない
入門用恋愛&入門用SF(ライトスペースオペラ)として十分に面白い。

宇宙物好きが増えて欲しいので
キャラの見た目が許容範囲で両方が苦手な人は是非見て欲しい。
勿論好きな人も見て欲しいが物足りなさを感じるかもしれない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ボーイ・ミーツ・ガール(SF風味)(2017.5.23: 大幅改稿)

視聴時点で原作小説(ハヤカワ文庫刊)既読。WOWOWでの有料放送だったため、たぶんアニメ自体の知名度は低めだと思います。

<星界>シリーズとして『星界の戦旗』へと続き続巻刊行中です。原作シリーズとして『星界の戦旗』は未完なのですが、その前日譚である本作はきっちりストーリーの区切りがついています。

原作のカバーイラストは、プリンセスメーカーなどで有名な赤井孝美さんです。そのままの絵柄だとアニメでは動かせません(笑)ので、アニメではそれなりに線の整理されたキャラクターデザインになっていますが、原作イラストの面影はなんとなく残っている気がします。

本作品世界では居住可能惑星の探査と亜光速宇宙船による宇宙移民により人類は銀河の各星系に広がっていますが、主人公ジントが居住するハイド星系は超光速航行の技術を持っておらず、惑星ハイドは独立した経済活動を行っている民主的な惑星国家です。

そんなハイド星系である日、宇宙空間での謎の爆発が発生して「アーヴによる人類帝国(フリューバル・グレール・ゴル・バーリFrybarec Gloer Gor Bari)」、通称「アーヴ帝国」に所属しているという宇宙船が出現して、ハイド星系の帝国への帰属を迫るのです。

その日から、ハイド国政府主席だった父の息子であったジントの数奇な運命が始まり、それから数年の時を経て皇女ラフィールとの運命的な出会いを果たすのです…。


<星界>シリーズはいわゆる「スペースオペラ」です。スペースオペラではどうやって星間航行を可能にするかが1つの課題だと思うのですが、本シリーズではそのアイディアがユニークで、またこの航行手段により宇宙船同士の戦闘が特殊なものになっています。この効果により、潜水艦での戦闘のような独特の緊張感が産まれ、かなり見ごたえある戦闘シーンとなっていると思います。

またヒロインであるラフィールを含めて「<アーヴ>は宇宙での活動に適するような遺伝子改造により発生した種族で、ビジュアルが普通の人類と異なる」という設定があります。

逆に<アーヴ>が地上世界(惑星の地表)で生活することは皆無で、この辺りの生活習慣の違いから発生するジントとラフィールの常識のギャップもなかなか面白いところですね。もちろん、我々の常識はジントに近いわけですけれども。

<アーヴ>の設定に忠実なビジュアライズをすると、普通のアニメキャラ(髪や瞳が青くエルフ耳の美形キャラ)になるというのは、原作者が狙ってやっていることではあるのですが、これも面白いですね。

あと、言語オタク的には作中のオリジナル言語「アーヴ語」が面白いかもしれません。アニメでは、ストーリー冒頭のナレーションがアーヴ語です。

OPはオーケストラ演奏による雄大なもので、インストゥルメンタルです。いわゆる「主題歌」という奴ではありません。めっちゃカッコいい曲ですね。

SF、スペースオペラ好きにはお薦めです。ジュブナイルものとしても楽しめると思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

王道をゆくジュブナイルSF

私は放送当時のオタクではないし、オタク情報網もだいぶ低レベルなので多くを知らない。
しかし、最近、ちょっと昔の情報をちょろちょろ仕入れられ、このアニメも知るに至った。正確には前から名前は聞いていたのだが、まあ普通にラノベ原作ものにも、SFものにもそんなに興味はなかったのだが、界隈では有名らしいので視聴。

結果として期待通りであり、なるほど、これは有名になるじゃろという出来だった。うん、面白い。


昔のラノベって普通に臭さ薄めでラノベってよりジュブナイルなんだなあ。
現代で見て、これは、という目新しさはそんなに無いが、非常に丁寧に作られており、王道なSF作品と呼べる出来に仕上がっている。
なんというかラノベアニメにありがちなツッコミどころが少ないし、個性的とは言わないが作画も丁寧で、ちゃんとアニメを作っている感じがする。
上橋菜穂子系(守り人シリーズとか)とか思い出した(こちらについては原作しか知らん)。まあ刊行年代も近いか。

スペースオペラ系と呼ばれているが、宇宙船での戦争がメイン、という作品では無く、地球風の星に潜伏したり、独自の規律をもつ宇宙船に滞在したりといった内容が主。
正直あんまりロボットバトル要素とか、宇宙船バトルみたいなの好きじゃないので、その辺はよかった。同様に宇宙バトルモノ(?)系が好きでない人も楽しめると思う。
ただ、正直地上潜伏編は惜しい出来で、ああ、この人は宇宙を書くべき人なんだなと思った。遊園地の逃避行のシーンは演出が遊べばより面白いシーンにできたと思う。

もっとも特筆すべき点はやはり世界観の作り込みであり、架空の種族や星、国、制度、といった世界観全体が十分な説得力を持っていることか。架空の世界の設定ってあんまり現実感わかないから、説明されても面白く感じないのだけど(特に宇宙系はテンプレ感が強くて)、この作品では世界に引き込まれた。
あと、世界観が結構重厚な反面、外面も内面もキャラクタ造形は近現代のラノベやらアニメに近しい部分もあり、そのへんのズレも面白い。でもまあ、やっぱりラノベ作品という印象は薄いが。

残念な点は続編以降戦記メインになりそうなことか、普通にこのテイストで、主人公とヒロインの二人での権威のない冒険をもうちょっとみたかった。エピソードの数的には少ないので食い足りない感じ。
そして、見てみないことにはわからないが、私はあまり大規模な戦記はあまり好きではないので不安。

もう一つ残念な点を述べると、まあ世界観の説得力と、王道で面白いジュブナイル的ストーリー、より他の魅力はないということか。面白くはあるが、良くも悪くも王道、という感じはある。

でもまあ、名作だね。記憶の波に飲まれて消えるにはちょっと勿体無い作品かなと。



【戦争というテーマ】(どうでも良いので畳んだ)
{netabare}
詳しくはないのでわからないが、戦争モノというのは、もう廃れたが昔はだいぶ流行っていた。2000年前後のアニメ作品では司令官と部下など、ヒエラルキーのある組織での戦いの話はよく見受けられる。一方最近は個人の争いに焦点を合わすことは多くとも、こういった戦記もの、というのはあまり見ないように感じる。これを、戦争が終わってから時間が随分経って来たからだ、と私なんかは憶測するが、あんまり信憑性は持てない。
{/netabare}

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追記
昔のラノベが全部良きジュブナイルだ、というのは暴論ですね。この時代のハヤカワで出版されたラノベっていうのでこの作品はむしろ特殊らしいし。昔、"吸血鬼ハンターD"とかいう昔のラノベを読んでクソほどつまらなかったのを思い出した(個人の感想)。アレを良きジュブナイルとは言いたくない。それに1990年にはスレイヤーズも刊行されているのだから。まあただ、ラノベ界隈の方向性がまだ今のように定まっていなかったのは事実だと思うが。

また、他方で著者がこの作品を"ジュブナイル"としてでなくやはり"ラノベ"として出版したかったのは概ね明白であり、そこを勘違いしてはいけないかもしれない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

66.9 3 超兵器アニメランキング3位
星界の戦旗(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (63)
449人が棚に入れました
『星界の戦旗』は、森岡浩之のライトノベル、SF小説(スペースオペラ)『星界の紋章』の続編となるシリーズである。他媒体には、アニメ化、ゲーム化、漫画化もされている。
【ストーリー】「アーヴによる人類帝国」と「3ヵ国連合」との戦争は、当初こそ連合側に帝都ラクファカール目前まで攻め込まれたものの、時間をかけて帝国史上最大の艦隊を整備した帝国側に有利に展開していた。
戦役の発端となった人類統合体の先制攻撃は、双方に甚大な損害を出し、艦隊の再建に3年を必要とした。再編成を終えた星界軍は、人類統合体領打通作戦「幻炎」を発動。
新米艦長として新設の突撃艦「バースロイル」に乗り込んだラフィールは、同じく書記として乗り込んだジント(父の死により爵位を継いだ)と共に、戦いに身を投じて行く。二人の直属の上司アトスリュア百翔長は、3年前にラフィールが殺したフェブダーシュ男爵の妹であった。担当領域のアプティック門は前線を遠く離れ、予備艦隊が駐留していたのだが…。

声優・キャラクター
川澄綾子、今井由香、清水香里、斎賀みつき、大塚明夫、山田美穂、深見梨加、千葉進歩、塩沢兼人、鈴鹿千春、井上和彦

くるわ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

引き込まれました

SF戦争アニメ
世界観に引き込まれました。キャラ絵がちょっととか、わかりにくい演出とか、アニメオリジナル回追加による辻褄の不整合とか、セリフの回りくどさとか、いろいろありますが、もろもろの設定による世界観に引き込まれました。

遠い未来の話で、時間経過の異なる人間が遭遇し、生活習慣とか物事の考え方、とらえ方が異なる中で少年少女が出会い、互いに惹かれあう。その二人が大きな戦争の渦に巻き込まれていく。ここまでが「星界の紋章」で描かれていて、その続編が「星界の戦旗」になっています。

「星界の戦旗」では、宇宙での戦争がメインの話になっていて、戦略や艦隊戦が見どころの一つとなっています。
この宇宙での戦争の設定が複雑になっていて世界観をつくる大きな要素になっているようです。

「星界の戦旗Ⅱ、Ⅲ」はラブストーリ仕立てで、持ち味の世界観を縮めていたり、ちょっと演出が懲りすぎているかなって感じ。このシリーズでは「星界の戦旗」がお気に入りです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『星界の紋章』は序章でここからが本編!(2017.5.24: 若干改稿)

SF小説 <星界シリーズ>『星界の戦旗Ⅰ』(森岡浩之著)を原作とするアニメ化作品。

視聴時点で原作既読でした。WOWOWでの有料放送だったため、たぶん知名度は低め。

タイトルにⅠとありますが実質的には『星界の紋章』に継ぐシリーズ2作目です。以下のレビューは『~紋章』を観ているか、もしくは原作の『星界の紋章』を読了しているかいずれかの方を前提に書いていますので、どちらもまだで読んで意味不明な箇所があればごめんなさい。

本シリーズは典型的なスペースオペラで、いくつもの星系の連合体である星間国家が複数(具体的には帝国<フリューバル>を含めて5つ)でてきます。

各星間国家の対立や通商同盟、戦時同盟などいろいろとややこしい話もあるのですが、本作品中の戦闘はもっぱら帝国<フリューバル>対<人類統合体>ですので、普通の宇宙戦争ものと思っていただいて問題ありません。

一方で主人公ジントとヒロインである皇女ラフィールのラブロマンス的な側面も大きいので、「戦争は苦手」でも、こちらに注力すれば観られるという方もいるかもしれません。二人の出身文化圏は異なっているので、往々にして「価値観の相違」的な場面もありますが、そこから生じるすれ違いやお互いの価値観のすり合わせもなかなかに楽しめます。

前作『星界の紋章』では主人公ジントが数奇な運命を経てアーヴによる帝国<フリューバル>の貴族(伯爵公子)となって皇女ラフィールと出会い、帝都ラクファカールを目指すストーリーでした。

このときのジントは巡察艦ゴースロスにおいていわば「帝都へ運んでもらうお客さん」だったのですが、前作でラクファカールを目指した理由は普通の言葉で言うと「士官学校」にあたる施設に入るためでした。

本シリーズからジントは爵位を継承して伯爵となり、突撃艦バースロイルに書記<ウィグ>すなわち主計科主任士官として着任して初めて実戦を経験することなります。

突撃艦バースロイルの艦長は本作のヒロインであるラフィールで、本作以後の二人は星界軍<ルエ・ラーブル>の軍人として(ときに止むなき事情により離別することとなるが)行動を共にします。

本作の範囲で星界軍が展開する「幻炎」作戦は『星界の紋章』時点で奇襲を受けた帝国<フリューバル>の失地回復作戦であり、比較的イケイケなムードですので本作独特のカッコいい戦闘場面、ラフィール以外のバースロイルの乗艦クルーとジントとの間の絆の構築などを楽しむと良いと思います。

本作で知り合ったメンバーは、以後のシリーズ作品にも大きくかかわってきます。特に火器管制・航法の担当であるエクリュアや、館の整備・修理を担当していたサムソンなどは原作でも人気キャラで、後のアニメの同シリーズでの登場機会も多いです。

アニメのOPは『星界の紋章』と同じ曲が使用され、以後のシリーズでも共通です。インストゥルメンタルのわりと壮大な感じの曲で、スペースオペラの大作らしく、個人的にはかなり好みです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スペース会話劇オペラ

星界シリーズ第2期。
前作にあたる「星界の紋章」の続きとなります。
宇宙を舞台に、人類社会を2分する戦争の只中のスペースオペラ。
ですが、もっぱら大きな戦況や政治情勢のことは扱いません。
貴族である主人公と皇族であるヒロインの戦時下における小さな日常と非日常。大艦隊の中の1分艦隊、それも小さな突撃艦1艦が彼らが自由にできる戦いのステージです。


やはり星界シリーズの最大のウリは会話劇。
やりとりがいちいち”大人”な言い回しです。主人公達に限らず上官と部下の会話が多いのですが、形式ばった内容ではなく、皮肉と情緒に富んだウィットな言葉の応酬になっています。
なので、ストーリーを楽しむというより、登場人物の人柄と微妙な人間関係、それを会話の行間から読み取るのが楽しい・・・・そういう作品。

重厚なSF設定の中での戦闘を描きつつも、あくまで人間ドラマとなっている本作。
とはいえ、SF部分がおざなりになっているワケではなく、宇宙戦争モノとしての出来も充分です。(設定がややこしいので、とっつきにくいですが)
メカニックや戦闘アクションを描かせれば揺ぎ無い安定感を誇るサンライズ製。過剰に派手な超兵器の登場や斬新な戦術がとられることもなく、普通に物量と地勢、戦略によって勝敗が決する当たり前の戦争を描いてます。
スペースオペラとしては見所が薄いカンジもしますが、主人公達は軍人としてはまだまだ駆け出し。
戦略的な影響力なんて無いに等しいので大局の動きは、この物語にはあまり関係がないのです。

信頼とも友誼とも愛情ともとれる絆で結ばれたジントとラフィールの冒険譚。
放送当時はそんな言葉はなかったですが、今風にいえば軽いツンデレ&クーデレです。
ラフィールが、ぼそっと洩らす「ばか・・・・」ってセリフがたまんないッスw


ちょっと古い作品ですが、「紋章」共々、もっと評価されてもいいと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

64.0 4 超兵器アニメランキング4位
花の詩女 ゴティックメード(アニメ映画)

2012年11月1日
★★★★☆ 3.8 (26)
311人が棚に入れました
「茜の大地」とも呼ばれている惑星連合の管理下にある植民惑星「カーマイン・プラネット」で、詩女を継ぐことになった少女・ベリンは、その任地、聖都「ハ・リ」へと旅立つ事になる。ベリンや付き従う女官たちの旅の途中、一行を警護する事になった戦艦シワルベの艦隊を引き連れたドナウ帝国のトリハロン皇子との物語である・・・。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ネガティブな要素を全て吹き飛ばす素晴らしいストーリー!「なぜ人間は兵器に魅了されるのか?」を追い求める異色ファンタジー!

ストーリーに大変感動いたしました(*´ω`*)


まず今作は『史上初の劇場用オリジナルロボットアニメーション』を謳っており、、、つまり原作となるマンガや下敷きとなるTVシリーズが無い完全オリジナルのロボットアニメ映画ということらしいのですが・・・
ぶっちゃけ劇中で『ファイブスター物語』と世界観を共有していることを匂わせるセリフがあるため、このキャッチコピーはいささか詐欺臭いっす(笑)


まあ、こまけぇこたぁいいんですw


物語は『詩女(うため)』と呼ばれ過去の歴史を全て記憶して、それを後世に引き継いでいく能力を持つ少女『ベリン』と、彼女の旅を護衛するようにと命を受けた皇子『トリハロン』を軸に動きます


ベリンを守る為や国を治める為にも力は必要だ、と己が正義と騎士道精神を誇りとするトリハロン
しかしベリンは、過去の歴史を知るが故に戦争の過ちを繰り返さぬよう、武力や『ゴティックメード』と呼ばれるロボット兵器の存在に否定的な態度を取ります


やがて一行の旅の行く手を阻まんとする不穏な分子による攻撃を受けて、遂にトリハロンのゴティックメードである氷の女王『カイゼリン』が動き出す・・・


「戦争は絶対にイケナイこと」
「兵器は世界から根絶しなければならない」
そう誰もが解りきっていながらも、なぜ人間は兵器を見て「かっこいい」とか「美しい」とか言ってしまうのか?
なぜ殺人のために作られた道具と知っておきながら、それらに魅了されてしまうのか?
永野監督の追求する【人間と兵器の奇妙なバランスの関係性】が描かれているのが、今作最大の見どころなんです!










今作はマンガ家、メカニックデザイナーとして80年代に名を馳せたる永野護が自ら監督をしたことでも古参ファンの間ではちょっとした話題に
実際のところ、本来は30分ぐらいの短編作品として制作を開始したはずが、いつのまにやら作品世界が膨らんでゆき、1時間越えの劇場版作品となってしまった
という異色の経緯があります


また70分本編に対して、その後のエピローグをタイトルロールしたり、ED後にさらにED映像があるなど、あまりに壮大なスケールの世界観に今後のシリーズ化などへの期待も膨らむものになっています
ネガティブにみればただの尺不足なんですが、映画としてキレイに収まってますし、今後の展開に期待できるという意味では肯定的に受け取りたいラストです


作画に関しては完全に少数精鋭のスタッフに絞っており、永野監督自身の原画や数名のゲストアニメタの参加を除くと、なんとメインアニメタの人数は【たったの3人】という徹底ぶり
現在の水準から言うとお世辞にも「作画がイイ」アニメでは無いのですが、今作の作画監督である名倉靖博さんに代表されるような、80年代第一次ジャパニメーションブーム頃の(押井守、りんたろう、杉井ギサブロー)作品に込められた血筋を紡ぐ、ベテランアニメタ勢の技が光っています
少ないカット、少ない情報量の中で、滑らかかつスピーディーに動かし、最低限の労力で迫力ある画面を作らんとする作画が、この時代に新作として拝めることはありがたいことだと感じました


また、肝心のロボット戦自体が物凄く短くw本編の内のほんの一握りに過ぎなかったものの、コレにはオイラ十分に満足^q^
と、いうのも重厚感溢れるゴティックメードのドッシリとした動きと、それに相反して未知の動力によって瞬間移動的な超速度で飛行する際のメリハリの強さが、新旧問わずしてロボットという架空の超兵器の描かれ方としては実に相応しいものなんじゃないかな、って感じたのです


それとゴティックメードの起動音に使われているタービン音はわざわざIHIを取材して録音したというのだから【本当の意味でのマシン好き】にはタマランところ
この【音】に関しては是非に音響設備の整った劇場で堪能していただくことをオススメします!


最後に、実に30年間現役の声優として活躍し続け、永野護作品との縁も深い川村万梨阿さんがベリンとして歌い上げる主題歌や挿入歌も素晴らしく、より深みのある物語に仕上げる一因となっているのも忘れたくないポイントですね
それと劇伴の一部では、永野監督自身も趣味であるエレキベースを演奏しているようです


低調な作画などネガティブな要素・・・
それに理解出来ない人にとってはまったくもってツマランかもしれない数々のコダワリ・・・
これら評価の難しいポイントが多い作品ではありますがお話自体は素晴らしいモノに仕上がっております
今年の数あるアニメ映画の中でもトップクラスの作品としてオイラからは力一杯の拍手を送りたいですね^^b

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18
ネタバレ

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

置き忘れた物を感じさせる旅

惑星連合に属する植民惑星カーマインで先代の記憶を継承して
人々を導く預言者、詩女(うため)となった少女ベリン。
任地である都へと旅に出る彼女を標的にしたテロが計画されていると報せ、
「貧乏くじ」だと言いながら部隊を率いて警護に訪れた帝国第三皇子トリハロン。
二人が旅の中でお互いの価値観をぶつけ合いながら次第にわかりあっていく物語。


ファイブスター物語(以下FSS)の永野護さんの原作、監督、脚本で制作された劇場作品。
制作はオートマチック・フラワーズ・スタジオ、角川書店とクレジットされています。
以前から少人数体制で制作されているらしいという話だけは雑誌で目にしていました。
タイトルまでの映像などからFSSと繋がる世界観なのだろうなと思います。
しかし、FSS自体昔の映画とコミック1、2巻あたりを眺めた程度の知識しかないので
あまり設定云々の詳細な部分は気にせず観てみました。


本作のロボットデザインはL.E.D.ミラージュなどの頃よりも
オーガニック(ブレン)的な側面が増えた印象を持ちました。
戦闘中にゴティックメード(以下GTM):カイゼリンの装甲各部が
様々な色に光る描写は、カイゼリンと搭乗者トリハロンの
感情が各色ごとに表現されているように感じられておもしろいです。

GTMはそれほど過激な戦闘はしませんが、GTMの動作に感じる
息吹のようなものやGTMのいる状況の描き方が好印象です。
どんなに素晴らしいデザインのロボットが出てきても、その巨大な存在が
人々から見てどう見えるのか、どんなスケールで動いているのかといった
部分の描写が弱いと巨大ロボットらしく見えないと思うことがあります。
そうした部分について、周囲が荒野で人間との対比が出来るシーンも少ないながら、
自然に巨大ロボットが動いているように感じられる構図、重々しい動きが
描写されていたのがこのアニメの凄さではないかと思っています。


上記のような「自然さ」はロボットの出ていない場面においても感じました。
例えば劇中に雨の中、外を眺めるためにカーテンをめくるシーンがあります。
最近の劇場アニメならカーテンをめくるまでの一連の動きの中で室内と室外を
それぞれ見せて舞台の説明を優先する事が多いかなと思います。
ところが本作は外からのアングルで室内のキャラがカーテンをめくるのを
静かに見せてくれる。これが、雨が吹き荒れる外と暖かな灯の室内の温度差を
少ない絵の動きで出しているように思ったのです。

結局そのカーテンの向こうの室内やその他多くの構造物の中の様子は
劇中であまり描かれず、他にも動きの少ないシーンが多いため
舞台設定などに興味のある人は不満に思うかもしれません。
この部分を少ない描写での演出の妙ととるか、少数精鋭の限界と見るかで
また印象は違ってきそうな気がします。

{netabare}個人的には話が多少前後しますが戦ってほしかったフォルムのGTMが飛行シーンのみで
戦闘がないなど大物らしさのあるロボ、キャラに肩透かしを感じる部分はありました。
伝統の物干し竿の出番はないのですか。そうですか…。{/netabare}


キャラクターは基本的に永野護さんらしい手足の長い独特のフォルムで
意匠の細かい服もかなり出てきますが、あまりアニメで不自然は感じませんでした。
またベリンやトリハロンが皮肉を言ったり、一喜一憂する表情描写の数々が
独特な顔立ちのなかで心に突き刺さる強い印象を与えてくれました。

キャストはベテランの声優さんが多く名を連ねていて、
演技そのものも素晴らしかったですが、中でも特筆すべきは
80年代から全く衰えを知らない、むしろ以前よりもベリンのような
少女の役が活き活きと演じられているような川村万梨阿さん仕事の素晴らしさです。


全体を観終わって内容に目新しさは感じませんし、退屈に感じるかもしれない
部分はあるのですが、個人的に無視出来ない何かを感じるアニメでもありました。

武器や戦いを忌避するベリンと自身の持つ力の意義を強く意識しているトリハロン。
二人の交わす言葉の内容だけでなく、その言葉を発する表情やその場面の色使い。
物語内の風景、その他のキャラクターの何気ない仕草、ロボットの存在感などに
どこかに置き忘れたような懐かしさを匂わせる。そんな印象を感じるアニメでした。
永野護さんのデザイン、FSS的な世界観に興味のある方は機会があればご覧ください。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 18
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

感動した!! でも、この作品からFSSを買うことには・・・・

今なおBD・DVDはでていない(2014年12月15日)

現在この作品を視聴するには、

ドリパスというサイトで運良く上映している日を待つしかない。
https://www.dreampass.jp/


FSSを12巻買い、読み終わったタイミングで運良くこの作品を観るチケットを得ることができた。


上映が終わには拍手も聞こえ感動もした。


ファイブスター物語に関わる話だよし観よう、ほうほうここはFSSとつながるのかこの展開はいいなぁ、でも初めて観る人にはどう思うのかなと思った。


1番気になったのは作画だ。今やっているレコンキスタをみてわかるが、背景と人の作画が合わないだ・・・


GTMの動きとかは素晴らしいだがなぁ・・・


一番良かったのは音かもな、挿入歌・声優もそうだが、ロボットの起動時の音とか、効果音と呼ばれるところの細かさが素晴らしい。あれだけでも観た価値はありえる。


{netabare}

最後にクリスティン・Vや町達が、あの花の道を歩いてる所は感動した。あれはやっぱり読んでないと分からんかもなぁ

{/netabare}

個人的には、かなり満足できたが、万人には漫画を読んでから薦めたい

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

54.7 5 超兵器アニメランキング5位
ライディーン REIDEEN(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (30)
224人が棚に入れました
時代は近未来の日本。立国高校に通う主人公「才賀淳貴」は、失踪した父・巧の遺体発見の連絡により、母(林檎)、妹(倉夏)と共に発見現場である「黒神山遺跡」へと向かう。遺跡の中で意識を失った淳貴は黄金に輝く巨人の夢を見る。目を覚ました淳貴の手に残された腕輪には神代文字が刻まれていた。腕輪に呼応するかのように、突如現れた巨獣機によって壊されたダムの濁流に飲み込まれた淳貴を謎の光が包む。同じ頃、黒神山から黄金の巨人が現れて…。

るすぃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

THE CGのみ綺麗なアニメ

これから見る人へ
●すべてを見るならば、覚悟を決めろ!
 最終回近辺がぐだぐだだぞ!
 途中までは面白いのにな!
 しかしCGは綺麗だし、絵も綺麗だ!
 ロボットものに偏見がないのであれば、見ておくのもありかもしれないな!
 CGは綺麗だからな!!!!
 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「勇者ライディーン」の面影は跡形もない…

WOWOW放送当時の視聴です。

金ピカの3DCG作画ロボット「REIDEEN」が出てきます。

REIDEENは遺跡で発掘されます。パイロットはフェードインします。操縦はモーショントレースで、メイン兵装は弓矢です。もちろん、ちゃんとゴッドバードに変形します…。

上記の要素を除くと、「勇者ライディーン」とはまったくの別物です。ゴッドワンドというもうひとつのメイン兵装があったり、別の遺跡から強化パーツが出てきてREIDEENと合体したり、REIDEENのパチもんみたいなガディオンっていう銀ピカのロボットが出てきたりします。

なんか勢いで全話観てしまった感はありますが、良く考えると大して面白くはないかも…?

あ、あと初期のフェードインだと主人公が真っ裸になります。後で服を着たままフェードインできるようになりますが、どうしてそうなったか覚えていません(笑)。

敵のライバルキャラが乗っている対ガディオン戦は、まあまあの見所だと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17

ハックロー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大人でも見やすいロボットヒーローアニメ

ロボット物です。
失踪した父親の死体が発見された所へかけつけた、高校生の主人公が目覚めた古代の超兵器「REIDEEN]に何故か乗り込めるようになり巨獣機と呼ばれる地球外兵器達と戦っていく物語。

ロボット物は基本見ないのですが、面白かったです。
CGが綺麗でデザインが洗練されてます。
メインのREIDEENのデザインがかっこよく凄く神々しい。(ラスボスやライバル機も凄くかっこいいです)
バトルはスピードや超人的動きに任せたものではなく、パワーと超科学武器を用いたいかにも戦隊ヒーロー物のロボバトル的な物でした。

ストーリーも小学生でも見れるような王道です。
主人公の周りのキャラが影がほぼなくさっぱりしていて気持ちいい。純粋に主人公を見れます。

ただしストーリーが深くもなく平凡、バトルも奥義の所や搭乗のCGは使い回しと古き良き伝統?がしっかりあるので、
連続して数話見るのは正直疲れると思います。
間に他の作品を混ぜるなり気分転換をしつつ見ると楽しめるんじゃないかと。

音楽は日常&バトルどちらもかなり素晴らしい、バトルの方はあとちょっとバリエーションがあれば良かったとも思う。

見返したくなる程の作品ではないが、バトルCGや音楽と見るに十分な演出内容はあります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

58.7 6 超兵器アニメランキング6位
タイドライン・ブルー(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (33)
205人が棚に入れました
「ハンマー・オブ・エデン」と呼ばれる天変地異から14年。陸地の90%と60億の人類が水没した近未来の地球を舞台に、秩序を取り戻そうと新国連を結成し、平和を模索し続ける人々の苦悩や争いを描いた作品。「誤解と瓦解」がキーワードになっており、主人公のキールと双子の兄であるティーンが、敵対しながらもしだいに分かり合っていく展開が見どころのひとつになっている。また、原作を『青の6号』など艦船マンガの先駆者と言われている小澤さとる氏が担当しており、ファンの間で話題になった。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

それなりに勢いはあった。

2005年7月 - 9月TV放送された。全13話(地上波未放送1話)。


あらすじ&設定。

陸地の90%が水没した近未来の地球という設定。
人類はそれを“ハンマー・オブ・エデン”と呼んだ。

それから14年、運良く生き残った人類はその破壊された地上
の混乱と絶望から立ち上がり秩序と平和を取り戻そうと模索
しつづけていた。


感想。

1話目から覇権争いと戦闘の最中で出産と・・一気に展開。
演出等作風は夕方子供向けアニメ。ドタバタと大げさな演技
も多く、如何にもな理不尽展開や説明しない伏線?のような
見せ方も多い。世界観は簡単なので特に説明は不要だった。

キャラデザもキッズアニメ風だけど、デフォルメが控えめ。
メカデザは、やや古臭い3Dでデティールは低めだけど良い。

13話では丁寧な描写は厳しく強引で乱暴な流れで中途半端な
中での問題の擦り替えで勝手に解決させてしまう事も多い。
展開に勢いはあるので深く追求せず子供向けと思えば許容?

物凄く描きたい方向は伝わってくるのだけど・・下手・・
元々表現したい部分が誤解や対話不足など単純な根子なので
描写自体もたどたどしくもどかしい描写が多くなっている。

12話・・此処で終わると話を綺麗に纏め過ぎ・・TV未放送の
13話でフォローとなるようですが・・13話全体に言えるけど
良い感じの表現と・・えぇ~・・という表現が同時にある。




キール:阪口大助
世界で最も恵まれた都市・ヤビツで暮らす14歳の少年。
幼い頃に家族と生き別れた。直情的な性格の持ち主。
新国連事務総長のアオイに引き取られている。

ティーン・グールド:浪川大輔
「ユリシーズ」艦長グールドの副官を務める14歳の少年。
幼少時にグールドに拾われて軍人として育てられた。

イスラ:わくさわりか
アクセサリーを作り、生計を立てている彫金師の少女。
16歳。現実に絶望する事無く明るく振る舞う芯の強い。

マユゲ:奥田啓人
キールやティーンに懐いているダチョウ。
人語を理解出来る。アオイとの相性は悪い。

アオイ:榊原良子
新国連事務総長にしてキールの養母。優秀な政治家。
新国連を中心にした新しい秩序の下に纏めようとしてる。

グールド:土師孝也
米海軍戦略原潜「ユリシーズ」艦長。

ジョゼ:氷上恭子
「ユリシーズ」副長。19歳の女性。軍人としては優秀。
寡黙且つ秀麗で、信念固いグールドを敬愛している。

里山一馬:横堀悦夫
海上自衛隊イージス護衛艦(新国連の旗艦)「てしお」艦長。

ブランタイル:森田順平
原子力空母「エレクトラ」の艦長。

「てしお」副長:鈴木達央:里山の補佐を務める。

クラン:石上裕一
ステルス巡洋艦「ゴトランド」艦長。

サンジュン:ふくまつ進紗
新国連副事務総長。アオイの補佐を務める。

劉虔:星野充昭:魏国大統領。

キング:楠見尚己:アメリカの石油王。

チェンレーシ:本名陽子:チベットの若き法王。

船長:宝亀克寿:浮きドックの船長。

アンジー:小池亜希子
キールと共にイカサマ賭博をしていた少女。

サンシャイン:大須賀純
キールと共にイカサマ賭博をしていた少年。

キール:イスラの子供。

エマ:園田恵子:キールとティーンの母親。

KC:小形満:キールとティーンの父親。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

tetu3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

潜水艦モノ

いかなる状況においても明るく切り抜けていくキャラクターたちが良い.

潜水艦モノということで水中での戦闘は戦略と心理戦となり独特の緊張感がある.edがとても良い.

一度崩壊してしまった世界において,残り少ない利権を巡って争うのは意味がなく,どのようにすれば世界は平和になるのかというところを考えさせられる.

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

k1100rsb さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イスラ

イスラが良かった。声優さんがいいのかな?子供の父親が誰なのだろうか?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

65.1 7 超兵器アニメランキング7位
紺碧の艦隊(OVA)

1994年3月1日
★★★★☆ 3.5 (45)
171人が棚に入れました
 荒巻義雄原作の人気小説をOV化。監督は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」で有名な神田武幸。第二次世界大戦を舞台に大日本帝国海軍が欧米列強よりも強い戦力を保持していたら……という架空戦記。太平洋戦争が勃発し、満を持して戦いを挑む高野五十六は連戦連勝の快進撃を繰り広げる。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

仮想戦記の元始作

90年代、書店の新書版小説コーナーには「○○の艦隊」と名のつくものが、雨後の筍のごとく沢山並んでいました。
今でこそ廃れてしまいましたが、いわゆる「IF戦記」「仮想戦記」「空想戦記」と言われるジャンルです。
紺碧の艦隊は、その先駆けとなった小説。
小説のヒットにあやかって、徳間書店から、当時としてはまだ珍しいメディアミックス戦略が展開されました。
ゲーム化、コミカライズ、そしてこのアニメ作品化。
かなり刊行を重ね、アニメだけでも32話も作成されています。

ストーリーの大綱は、第2次世界大戦で戦死した英傑達が、パラレルワールド 『後世』 に記憶を持ったまま転生し再度歴史をやりなおすというもの。
これから起きる戦争の記憶があるわけですから後出しジャンケンも同然。周到な戦略&戦術と、新基軸の兵器で敵さんをボコボコにします。
国土を焼かれて無条件降伏という辛酸を舐めたあの戦争を、
もっとマシに戦うには?他にやり様が無かったのか? あそこで勝っていればどうなった? あの爆弾がなかったら?
と、政治的・軍事的にシミュレートするのがIF戦記と呼ばれる所以。
大国を相手に一歩も引かずに戦い抜いた先で、果たして日本は平和で秩序ある世界に貢献できるのか。
・・・・そんな事を想起して楽しむ作品です。
(そんな単純に上手く行くものか!って野暮な突っ込みはナシです)


で、このアニメですが、内容の半分は戦闘シーン。
第二次大戦当時の航空機、戦艦、巡洋艦、潜水艦の戦いです。
戦闘機が機銃をを打ち、戦艦が艦砲射撃を行い、潜水艦が魚雷で艦船を沈める、至極真っ当な戦争を描いています。
SFチックな超兵器はありません。(終盤は原作者がトチ狂って そういうのも一部出てきますが)
ちょとだけ優秀な兵器で、愚直に職業軍人として作戦行動を行うオッサン達の物語。ただそれだけです。

ちなみに、「紺碧艦隊」は潜水艦で構成される隠密艦隊。
噴進弾(トマホークミサイル)、酸素魚雷(航跡の出ない魚雷)、ワルター機関(電池を必要としない推進機関)など、色々な秘匿装備があります。
飛行艇も搭載できる潜水空母でもあります。・・・・・むむっ、結構超兵器かもw


反戦の倫理観や歴史的な正当性などを抜きして正直に申しますと
日の丸をつけた艦船や航空機が活躍するのは、やっぱりイイ!

万人には決してオススメしませんが、兵器好き、軍事モノ好きにはたまらない作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12
ネタバレ

isislove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

大風呂敷 広げすぎたら 尻すぼみ

前半は、かなり面白かった。
しかし後半、調子に乗り過ぎた感あり。
転生し人生をやり直すはずだった帝国軍人たちが
結局、無間(むげん)地獄に嵌ってしまったかのよう。
終わり方が中途半端となってしまってがっかり。

以下は、未視聴の方は、観る気無くすような
読まない方がいいネタバレありますので注意。
(以下の流れを知ってたら、自分は最初から観なかったと思います)
{netabare}
強い日本軍で太平洋戦争を日本軍常勝で再現するのは
エンタメとして非常に楽しい。

しかし、対戦相手が米国ではなく、
ヒトラー率いるナチスドイツにした頃から先行き不安となった。

戦線は拡大し、全く史実にないドイツへの爆撃やら、
インドでのドイツ軍との陸戦、制海権争いなど
必要だとは思えない展開がマイナスな印象に。
また、英国を弱体化させたのはやり過ぎだし、
正史では、日独伊三国同盟だったイタリアは一体何してる状態。

そして最終話で、根本的な終戦にはならなかったという虚しさ。
一時停戦となったものの、史実通りヒトラーが歴史上で裁かれることもなく
世界の脅威のまま終了、となったことが一番いただけない。

途中までの痛快感を一気に吹き飛ばすラストでした。
結局、戦争は再開され長期化されるだろうと暗示のまま終了。

エンタメとして後味悪すぎです。
後味さえ良ければ、物語評価は4.0にしてたでしょう。

上手く戦争に負ける、というテーマはいつの間にか吹き飛び
兵器開発競争の負の連鎖から抜け出せなくなってしまった。

後半の兵器の開発スピードの不自然な異常な速さ。
後半からは、あっという間にジェット戦闘機が主力になり、
原子力に変わるエネルギーも開発され、
兵器の威力が短期間に現代レベルに近い所まできてしまった。

エンタメであっても、過去の戦争から学ぶべきものがあり
反戦のメッセージをどこかに期待していたのがことごとく裏切られました。

原子爆弾がどこにも投下されなかったは唯一良かった。
しかし、あのラストの先にあるのは
水素爆弾などの新たな大量殺戮兵器の脅威が待ってる、としか思えません。
{/netabare}
アイデアとしてはとてもいい話だと思います。
結末を知らない方が楽しめますので、ネタバレには要注意です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

架空戦記の決定版

某艦娘アニメが萌えアニメと悪魔合体させようとしたものがこちらです。

連合艦隊長官 山本五十六が後世と呼ばれる『照和』に転生します。
そこは『昭和』とまったく同じ戦前に日本。違うのは自分の苗字。
五十六さんは同じく転生者がいること知り同士を集め戦争回避に努めます。
しかし元乗艦の艦娘と同じように『逆らえないなにか』的なものの存在を感じながら開戦日を迎えてしまうのです。

ですが2週目の人生、前世の教訓を生かし電探開発、震電改的航空機、大和型の予算であのイオナ、しおいちゃんこと『伊400型』を大量に生産します。
通商破壊こそ正義!まさに『オリョクルいってこい』です。

その潜水艦艦隊の名前が作品名となっています。


前半は『戦闘機の制空権の取り合いは物量負けする』という長官の超理論の元、魔改造された戦艦比叡がレーダー+ショックカノンで米軍機を全滅させたりはしますが比較的『真面目な架空戦記』です。

後半になるとナチスドイツ、ヒットラーやフリーメーソン、ライフル協会みたいな悪の組織と戦うエンターテイメントに!


敵がドイツになるわけですので二次大戦潜水艦モノの傑作映画『Uボート』へのリスペクトみたいな演出があったりしますが、比べるのが失礼なブっとび具合。
馬鹿馬鹿しいと思うかこれくらい頭が悪いほうが割とありと思うかは視聴者様次第。

島田兵ならぬ飛田兵が大活躍します。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

64.2 8 超兵器アニメランキング8位
旭日の艦隊(OVA)

1997年2月21日
★★★★☆ 3.5 (29)
153人が棚に入れました
数多くの人気作を持つSF作家・荒巻義雄の戦記シミュレーション小説をアニメ化したOVA。後世(ごぜ)世界の大西洋を舞台に超戦艦・日本武尊(やまとたける)の活躍を描く。荒巻の代表作『紺碧の艦隊』と同じ時間軸・世界観を持ち、表裏一体をなす作品で、陸、海、空の各自衛隊が全面協力のもと、又野弘道監督ら『紺碧の艦隊』を手がけたスタッフが映像化した。ヒトラーの台頭を許してしまった欧州はナチスに蹂躙され、世界はますます混迷の度を深めていた。窮地に追い込まれた同盟国・イギリスを救うため、日本は最強不沈艦・日本武尊を旗艦とし、空母、駆逐艦、潜水艦など総勢40隻からなる旭日艦隊を欧州に向けて派遣。援英派遣軍として出撃させたのだった……。

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

仮想戦記(ヨーロッパ編)

「紺碧の艦隊」の姉妹作です。
同じ世界の話ですが、紺碧艦隊が秘匿潜水艦隊であるのに対して、旭日艦隊は外交アピールも兼ねた洋上艦が中心。
日英同盟を結んだ英国を支援するため、欧州へ派遣され独軍と戦います。
(頭がおかしいわけじゃありません。この世界ではそういう歴史になってるんです)

見所はやはり、総旗艦「大和武尊」(ヤマトタケル)。
お察しのとうり、この世界での戦艦大和の生まれ変わりです。
あえて大鑑巨砲をアピールした戦闘は派手で見応えあり。空母や潜水艦も擁した大艦隊ですので戦術にも幅があります。
紺碧の艦隊の地味な戦闘に不満がある方はこちらの方が好みかもしれません。
まぁ基本的に内容は変わらないですがw

ただ、このアニメ版は完結まで作成されていません。えらく半端なところで終わっています。
独軍の新型爆撃機を相手に艦隊の大半を失いながら日本へ帰るところがいいんですが、そこが描かれていないのは残念。


余談ですが・・・・・
原作はこのシリーズの完結後、「新・紺碧の艦隊」「新・旭日の艦隊」へと続きます。
この新シリーズは今までとうって変ってトンデモ兵器のオンパレード。
大和武尊は原子力機関の潜水戦艦に改修され、電磁誘導推進、長距離レールガン、対空レーザー砲などが装備されます。

こっちの方が、はるかにアニメ向きなんだけどなぁ~w

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

alpine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

紺碧の艦隊のクロスオーバー作品

紺碧の艦隊をある程度見てからでないと内容がいまいち分からない作品となります。

別次元の第二次大戦における日本軍の要となる戦略艦隊「紺碧艦隊」と同じく対の艦隊である「旭日艦隊」のストーリーです。

紺碧艦隊は潜水艦隊ですが、旭日艦隊は超戦艦「日本武尊」を中心とする機動艦隊。
OVA紺碧の艦隊と全く同じストーリーを「旭日艦隊」という別視点から描いた日本軍無双の作品です(笑)

紺碧の艦隊をある程度見た上で、それでも見たいというならどうぞ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ヒーロー的軍国もの

仮想歴史小説のアニメ版ですね。
ただ設定が少しお気楽というか、
安易というか、、、
第二次世界大戦の終盤から仮想世界に入るのですが、
ドイツを絶対悪、日本を絶対善と位置づけ
戦争の話にも関わらず勧善懲悪が入っているのです。
だから見ていてハラハラ感が無いのが
痛いです。

ただ戦闘シーンに関してスーパー兵器は出るものの、
戦術や戦略はそれなりにあるので
そこで見せてはくれます。
主観として、そこまでお勧めはしません。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

63.7 9 超兵器アニメランキング9位
ロビンフッドの大冒険(TVアニメ動画)

1990年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
55人が棚に入れました
NHK衛星第2放送にて放映された、アレクサンドル・デュマの名作『ロビンフッド』を原作にした、当時社長でもあった九里一平、自らがプロデューサーをつとめたタツノコプロ入魂の冒険アニメ。12世紀のイングランド・ノッチンガム州では、領主アルウィン男爵が領民へ圧制を強いていた。その男爵に反抗したハンティングドン家は、館を焼き討ちされてしまう。辛くも逃げ出したロバート(通称ロビン・フッド)とその従兄弟たちは、シャーウッドの森に逃げ込む。ロビンは父の形見の弓を手に、男爵に立ち向かう事を決意する。

声優・キャラクター
伊倉一恵、松井菜桜子、三田ゆう子、川村万梨阿、池本小百合、島田敏、田中真弓、関俊彦、緒方賢一、江原正士、島香裕

ichinana さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とにかく美しい・・・・・

衛生アニメ劇場。
かつて日曜夜に放送していた世界名作劇場に並ぶ、各国のさまざまな名作を原作にたくさんのアニメを制作・放送してくれました。今振り返ると主人公みんな外人さんでした。原作があり制作局がNHKということもあって難解な設定はほぼなく、非常に見やすいアニメが多いです。

ロビン・フッド。中世イングランドの伝説上の弓使い。
多くの童話や映画などで登場するかの英雄を知らない日本人は少ないでしょう。最近は弓使いと言ったら「理想を抱いて溺死しろ!!」キャラかもしれませんが、ロビン(マスクじゃないよ)もカッコイイです。特に草笛のシーンが印象的で、あんな姿を魅せられたらそりゃあヒロインはイチコロ(死語か?)ですよ。

本作の監督は「NOIR」、「MADLAX」などで有名な真下監督。真下(サンタマリアじゃないよ)監督の描くヨーロッパの風景は本当にリアルで美しい・・・。本作はガンアクションアニメと違って森が舞台ですが、それこそ中世の御伽噺に出てきそうな、幻想的な作画です。ここで繰り広げられるロビン達とクソ悪徳領主との戦いは非常に痛快です。

主題歌も非常に美しい。
特にOPは20数年がたった今でも普通に暗唱できるくらい好きです。
やはり御伽噺の始まりを告げるような特徴的なイントロとフーガ調のAメロ。解りやすく作品のテーマを端的に伝える印象的な歌詞。サビの♫いーつでも、一人じゃない。森の優しさに抱かれるとき、人は、強く生きること思い出すよ♫ は今聴いても心に染みる深い言葉です。幼稚園や小学校などの音楽でぜひ流して欲しいです。

とても古い作品ですし、4クール全52話と長いこと(当時は短い方でしたが...)、作画など、今のアニメファンには少し馴染めないところもあるかもしれませんが、子供心に帰って楽しむことのできる名作中の名作です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

初心人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作が見てみたいです。

ロビン・フッドのアニメ化と思いきや、
奇想天外の話しでびっくりしました。

声優の松井さんやギルバート役の関さんが良く演じてますね。
楽しそうに見えます。キャラは魅力的に感じます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

計測不能 10 超兵器アニメランキング10位
創世機士ガイアース(OVA)

1992年4月22日
★★★★☆ 3.3 (7)
21人が棚に入れました
23世紀の地球を舞台にしたOVAシリーズ全3作。『APPLESEED』の荒牧伸志(監督・脚本・メカデザイン)、『機動戦士ガンダムZZ』の北爪宏幸(監督・キャラクターデザイン)らトップクリエイターが顔を揃え、スリリングかつ壮大なスケールのSFエンタテインメントに仕上げた。キャストは中村大樹、大塚明夫、日高のり子ほか。 世界規模の大戦争“ビッグウォー"で破壊されてしまったガイアース。コントロールを失った殺人マシン・ビーストが徘徊するこの無法の荒野で、少年イタルは、旅の途中で出会った仲間のザクソン、サハリらと共に冒険を繰り広げる。

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

いろんなもの組み合わせたらなんかいつのまにか普通になってしまった・・・
みたいな印象を受けた作品。

1話の時点ではまだ独自のものを作ろうといった感じはしていて、
実際その時点では雰囲気は好きだったのですが
2話以降になるとだんだんつまらなくなってくるし3話はもう自然と流し見みたいになってました。

それはなにも物語だけの話ではなく
主人公も最初の方は空中投げて剣で切って落ちてきたのを食べるといった豪快な卵の食べ方や
人間的には高級で美味しい料理をとかげの方がマシと言っていたりと野生とロボットの師匠によって
育て上げられた普通の人間とは違う存在という感じが1話の頃は描かれていたのに
2話からはそうゆう部分が薄く、普通のよくいそうな主人公になってしまいました。

50分×3とOVAにしてはそこそこな時間を貰っていたし描こうと思えば
もうちょっとよく描けたはずなのにって感じですね。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

計測不能 11 超兵器アニメランキング11位
新海底軍艦(OVA)

1995年12月21日
★★★★☆ 3.3 (4)
11人が棚に入れました
ファンの多い東宝特撮映画『海底軍艦』をイメージソースにしたOVAで、同じく東宝より2巻まで発売された。 南極に出現した巨大な円柱型メカ。それの調査に向かった青年・有坂剛は突如その物体から攻撃を受けてしまう。現行兵器をまったく受け付けないその敵を前に為す術がない人類だが、太平洋戦争の終盤に日本海軍が製造したという海底軍艦「ラ號」が現れ敢然と戦いを挑む。オーバーテクノロジーで武装したそれを操っているのは、なんと失踪したはずの剛の父であった? キャラクターデザインに安彦良和、メカデザインには小林誠という豪華な布陣で制作された本作だったが、残念ながら未完で終わっている。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ちと見てみたいです。と思ったら有難く見れました

ぶらっくもぁさんからの有難い情報のおかげで視聴できました。
神ギタリストのリッチーより私にとっては神ですw

地上人とは別の世界の住人である敵対勢力の侵攻を、超兵器「海底軍艦」で迎え撃つってのは映画と同じです。
映画のあの印象的且子供の落書き的神デザインの轟天号に対して、本作の羅号はもっと大艦巨砲主義の軍艦らしいゴツさですね。
ナディアの発掘戦艦エクセリオンは怪獣総進撃のムーンライトSY-3へのオマージュが強烈ですが、コレはあまり元デザイン意識してないかなとw
とは言え、轟天のミソである艦首のドリルと格納式艦橋は健在です。
私はもちっと轟天の潜水艦に近いクラシックなラインの方が好きかも。

んで話的には映画とは違いまして、どうも本来は敵との和解の道も展開の視野に入れた作品目指してた節があります。
とは言え、OVAで2話で終わってしまってますので。
アニメでは敵の地上攻撃を阻止し、本拠地へ羅号が向かうところで終わってます。ネタバレしてもこの作品今から見ようって人は少ないと思うんですが、一応書くの控えます。

 因みに元の映画は雑に書くと、敵地に乗り込み皆殺しですw
まぁ捕えていた敵の女王が解放されて、崩壊した自らの国に泳いで帰っていくラストが意外と複雑な印象のまま終わるんですけどね。
轟天も完全に帝国海軍の秘密兵器であり、艦長の神宮寺もあくまで太平洋戦争の起死回生の一手として轟天を建造してますし、地上人類の為に崇高な思いで戦うというより、昔の上官に説き伏せられてショウガネェナ的に戦ってるとも言えるので、ちょっとシニカルな映画とも言えるんですが・・・

 という事で、このアニメがどうかと問われれば昔の海底軍艦が好きな人が懐かしさで手を出すのはアリですが強くお勧めはしないです。当時のOVAとしては出来は悪くないと思いますが・・・
私個人は続きが有るなら見てみたいとは思う程度には楽しめました。

若い人は・・・・そもそも「海底軍艦」という名にソソルものも無いでしょうしねw

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こんなOVA有ったんですね。
私がアニメから離れ気味だった頃の作品ですので、存在を知りませんでした。
youtubeでOPだけ見つけましたが、どうやら轟天号のデザインも違うようですが・・・
映画の海底軍艦って轟天が動き出すのも中盤からですし、意外と戦闘シーン少なくて寂しいんですよね。
海底軍艦はあのデザインで特撮だからカッコイイのだとは思いますが、ちょっとこのアニメも見てみたいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アネットが良かったです

この度YOUTUBEで鑑賞できました。先に書いた感想を以下に訂正します。
『もうだいぶん前に鑑賞したので、異世界人(Wikipediaで復習したところ地空人というらしい)ヒロインのアネットが好みのタイプだった、というぐらいしか憶えていません。』
←アネットにはやっぱり惹かれる。ただ仮死状態で何十年も生き、現代に蘇生できたらしいが、その過程が省かれていて、荒っぽいストーリー展開です。なお、アネットのcvが岩男潤子であることに今回気づいた。私が惹かれるヒロインと縁がある声優さんのようだ。

『「重力レンズリング」とかいう地空人の武器が強力過ぎて(たしか突然現れて光線で破壊しまくりだったか)真面目に解釈するなら「あれなら我々地上人はひとたまりもないな」というところだが、地上人側が敗北しないのがしらけた。作画の都合とでも見做しておけばよいのだろうが、製作側は鑑賞者のその解釈に頼ってはいけないよ。』
←これは依然としてそう思う。円筒形の巨大物体が地球を囲む技術力の地空人に勝てるなんて。さらに、羅号は第二次大戦時の作り直しに過ぎないはずなのに、現代の技術をプラスしたとしても高性能過ぎる。

『髯、髭、鬚を生やした真面目づらの艦長が、手を上下左右に振り回して「羅號発進!」と叫ぶ場面は、観ていてこちらが恥ずかしくなるほど芝居じみた大袈裟なアクションだった。』
←このジェスチャーは無くなっていた。昔観た時は確かにあったのに。わざわざ改訂版つくったのだろうか???

『他の出来が芳しくない分、アネットの魅力が突出していたような気がします。』
←結局、{netabare}観てても単純に、アネットと剛が無事に生きながらえてハッピーエンドとなることを願っていて、そうなって良かったで~す。{/netabare}アネットが全裸で水浴びしていたところが一番乗り出して観れるシーンです。このアニメはこれでいいのかもしれない。だって、これでアネットが男だったら、粗だらけの物語と設定ばかりが目に付く作品ですから。
 

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

75.0 12 超兵器アニメランキング12位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1293)
6546人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魅せる戦艦バトル作品

ジャンル:SF戦艦バトルアニメ
製作会社;サンジゲン
監督:岸 誠二

久し振りに何も考えずに カッコイイ!!! と褒めたくなるほど夢中で楽しく観れた作品。小難しいことを考えず4話まで観て判断してもらえると嬉しい。正直、1話は概要で不安要素たっぷりです(苦笑) 基本的に戦艦バトルがメインとなるドンパチ合戦の作風に加え、キャラを含めほぼフルCGの映像美になっている。さらに艦これブームも相まって期待値は上げられた。実際、BD売上も1万枚と好調なスタートとなっているようで私的ながら嬉しい限りである。超重力砲連射の勢いで2期作成して欲しい気持ちがいっぱいです(笑)

先ほど述べた艦これ(正式名:艦隊これくしょん~艦これ~)と比較される理由の多くは、萌キャラとの一体感ある構図が類似している。戦艦の名前と同じキャラ名に加えキャラデザの違いといった比較要素も多いと思います。実際、どちらのキャラデザが好みかはユーザー次第ではあるが、これはこれ、それはそれと楽しんだもの勝ちと感じている。

あえて区別するなら、
艦これ:萌キャラだけに留まらずミリオタ向けに作られており戦艦の名称・由来といった綿密さ、自分の戦術を楽しむ

アルペジオ:萌キャラどんぱちフルCG戦艦アニメ

という具合です。そもそもアニメとブラウザーゲームと路線が違うが、今年夏アニメ化される艦これの出来栄えに期待しつつアルペジオを超えるクオリティになるのか怪しいところではある。

ストーリーはシンプルで、霧と呼ばれる謎の艦隊から人類の危機を救う為に未来を模索する千早
群像と霧の裏切り者である401イオナの航海。その行く先を阻む霧の刺客達もイオナと群像に影響され自我を持ってしまう。戦艦に芽生えた感情という不確定な思考ルーチンは、何の為に獲得するのか未だわからない道筋となっている。

戦う萌キャラにしか見えないが、突如、人型に擬似化された戦艦AIという設定・人類を滅ぼす目的、アドミラリティ・コードとは何を指すのか?その意志はどこにあるのか?と伏線ばかりではあるが、最終的には人類と未知の人種(戦艦)を受け入れる共存を描く王道な作りを漂わせている。
その過程において、意思とは何か?人間とは何か? 個としての尊厳を問う哲学的な側面を描きつつ切っても切れぬ科学と人を結びつけたヒューマンドラマ性を植え付けている。
原作とアニメ版では改変されているらしいが、1クールで終わらすには勿体無い作品だと感じる。

それもストーリー展開はテンプレではあるが、戦艦バトルシーンは心熱くさせる絵の魅力が一番の見所となっていた。それだけに同じカットを無駄に観ていたら、気づくと2週目していた(笑)
最近はCGを使うアニメが多いなか違和感もなく目立った粗さもなく溶け込んでいたと感じる。
特に超重力砲発射シーンは圧巻。私の下手な文章で説明するよりPVを観る方が確実と思う(笑)
是非、観てから判断して欲しい。

ドンパチ合戦の構図が多いのだが撃ち合いシーンを盛り上げる要素として戦術の描き方がシンプルに魅せることで、ここから熱い展開が来るぞ! と観ている方も夢中になってしまう。
基本的に 潜水艦 VS 大戦艦 とのバトルで勝てる可能性はない。危機的状況から覆す博打勝負となる。王道ではあるがワクワクドキドキ感が絶えずズルズルと観てしまう中毒性がある。
相乗効果としてBGMの使い方もセンスも巧く一体感が生まれていた。

また、各話のシナリオ構成も戦艦バトルを見所にする尺の取り方にしている。
多くの作品は1話のバランスとして起承転結で物語運びをする構成にしている。視聴者に結にあたる次回への引きとして、来週も見て欲しい為である。要は気になる終わりにして来週も見てね と、モヤモヤ感を与える。実際、好きな作品ほどこれは効果覿面となるが、その続きに拍子抜け・期待ハズレといった感性を与えることにもなる。そこで打切る判断材料になる。

だが、アルペジオはどうだろうか。1話に結をいれない構成にしている為、起承転となり引きが弱くなっている。当然、単調な物語運びとなるのだが見せ場である戦艦バトルに1話まるごと使う構成にすることで見応えが生まれる。1話 起承転 2話 結 と2話セットにしている。
ただ、序盤の物語の掴みがわからない為に不安を抱くが、加速していく4話辺りから引き込まれる。
超展開要素もあるが展開として妥当だと思う。 ただ、戦艦同士の融合には唖然としたが、カッコイイから許してしまう気持ちとツッコミしかなかった(苦笑) この辺りは派手さを魅せる意味もあるが、危機感の装置にもなっており、最後の悪あがきを誇示している。特撮によくある敵の巨大化演出みたいなものと解釈するといいかもです。

また、政治・経済といった戦略的な深みとなる演出をほぼ省くことで、戦術の見せ場である絵を重視した見やすい作品に仕上げている。萌キャラに戦略的な深みを備えれば銀英伝に次ぐ作品・・・と無謀かな(苦笑)  ただ、このクオリティの高さでリメイクやこれから発信される作品に転用できれば、もっと充実する作品が増えることは確かだろう。

キャラ設定。
自我が芽生え意思を持つという共通事項をベースして個性を植え付けている。思考ルーチンが乏しい為、興味対象に沿った行動心理が優先になっており、全体的に単純だけど許せるバカという可愛げあるティスティングにしている。無機質な戦艦であると同時に成長段階の子供といったギャップがコメディ要素を膨らませ愛着を持たせている。あえて心情描写を掘り下げる展開はないので気楽に観れる。

私の好きなキャラは、ちょろインなあの子です(爆)
最近ちょろインな子がツボですね~某アニメではちょろインしかい出てきませんが(苦笑)

少し内容が逸れたが萌要素も過不足なく織り込んでいる。
ベタなキャラ設定と感じるかもしれないが、これぐらい良い案配と思う。
それも最低限のキャラ立ちすることでバトルに箔をつける意味を成している。

それだけにキャラ・序章に近いストーリー展開は全てはバトル演出を盛り上げる為に構成していたと感じる。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 46
ネタバレ

ほったっる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

留守番嫌いっ、お出かけ好きっ、一人はさみしっ、二人は楽しっ、私はマーヤ、友達コンゴウ!

原作未読

絶賛ハマっている「艦これ」のコラボイベントから興味を持って観たアニメです。

突如現れた圧倒的力をもつ霧の艦隊が世界の海を制圧し、世界が遮断されてしまう。(通信も妨害されている)陸に直接攻撃してくることはないが、人類も霧の存在に危機を感じている。
主人公の千早群像は霧でありながら群像に従う伊401と出会い、政府にも霧にもつかず、現状を打破する力を求め、霧に対抗するカギとなる兵器をアメリカへ届ける依頼を引き受ける。

とまぁ、話だけ聞いても「ん?」となるような内容ですのでつべこべ言わずに見た方が早いかと・・・笑

ざっくり言うと、人類の存続をかけて艦が擬人化した女の子と一緒に、これまた艦が擬人化した敵と戦うという感じですね。(適当)

つまんねーこと言わずに要点だけまとめていきます。
このアニメはとにかくかっこいいのです。

かっこいいところその1:音楽
OPからかっこよすぎます。特に蒼き鋼のクルーが海を眺めているシーンはしびれます。イオナがいつもの定位置でのそのそしているのもかわいいですね笑
OPだけではありません。戦闘中を始め、BGMが本当に最高。戦闘がBGMでより一層、緊迫感を増していきます。

かっこいいところその2:艦
すべて3DのCGで描かれているため、登場する潜水艦や重巡洋艦、戦艦がかっこよく描かれております。そのため、登場人物がかくかくしているように思えますが、そこに目を瞑らずともなおあり余る圧倒的な作画と言えます。潜水艦の修理シーンや補給シーンなどでそのすごさを体感できるはずです。特に霧の最強兵器とも言える超重力砲が出るシーンは圧巻です。

かっこいいところその3:専門用語
戦闘シーンではなにやら難しそうな言葉が飛び交っています。ATフィールドならぬクラインフィールドや、浸食魚雷や超重力砲、アクティブデコイ。戦闘中はとにかく忙しそうなので、聞いてるだけで「お・・・お、おお、なんかすげぇ」という感じになります。(結局稚拙な感想で申し訳ない)

かっこいいところその4:構図
ここはネタバレを含む私なりの考察なので長くなります。読むのは面倒だと思いますので、一応隠しておきます。
{netabare}
一見するとこのアニメはSFもののような気もします。
しかし構図で言えば現在の世界となんら変わりはないと私は考えます。

アルペジオでは「人類」と圧倒的力をもつ「霧」が対立しています。
その霧に対抗するために、人類は振動弾頭と言う最先端の兵器をデザインチャイルドという倫理的にも問題がある手法で開発に成功します。
そして主人公である群像はこういった旨の発言をします。
「振動弾頭が人類の未来であり、これがあれば霧と対等になれる」※原文ままではありません

これを聞いたときにすぐに連想したのが、現在の「核兵器」です。
核兵器が開発されて以来、どの国も核兵器をもつ国に対抗するために核の保有を行ってきました。最たる例がご存知、冷戦です。
一体、なんのために核の保有が増えていくのか。それはやはり「対等になるため」でしょう。

私は大学で中国人留学生と核に関してのディスカッションをしたことがありますが、彼ら曰く
「中国は核兵器を保有できたからこそ、アメリカのような先進国と初めて対等になり、外交ができるようになった」
との旨の意見をいただきました。
すでに力の差がある状態で外交なぞできないというのが彼らの言い分です。

実際、そうなのかもしれません。
例えば北朝鮮も核兵器を持っているということをちらつかせ、先進国に支援物資などをねだっております。つまり核兵器と言う力で他の先進国と対等になり外交を行えると考えていることが窺えます。
これがもし、北朝鮮のようなならず者国家が核兵器を開発できていなかったら、世界は大して相手にしていなかったでしょう。
これは外交と言うより一種の脅しに近いかもしれませんが、実際、核兵器をもったことで(あるいは持つように見せかけることで)世界は北朝鮮について真剣に考えるようになったのは間違いありません。
もちろん対極的な方法としては、核を放棄し、支援を真摯にお願いするという平和的な方法も行えますし、それも実現可能なのかもしれません。
このような素晴らしい方法がありながら、悲しいかな、人間は「抑止力」なる兵器を持たずには相手との議論を行うことができないという考えが一般的なようです。その考えも無理はないでしょう。過去の戦争などを見れば、人類は「力」に頼ってしまう弱さをもった生物なのだとわかるはずです。(あ、なんかキザだ)

それ以前に、そもそも交渉というのは立場が有利なものが有利に事を進めようとするのが、ごく自然のことなのです。

本作における千早群像も敵のメンタルモデルと和解するために最大限の努力はしますが、最終的には敵を沈めることを厭いません。
彼は振動弾頭を手に入れ、霧と人類が対等になり、そこで初めて霧と和解できると考えているかもしれません。
もし振動弾頭が量産されるようであれば、霧も容易に攻め込むようなことができなくなり、和解のためのテーブルに座ってくれるかもしれません。

まぁこれは全て私が勝手に考えたことなので、軽く流してください笑 正直、知識も乏しいので。
{/netabare}

見所は戦闘シーンに留まらず、ちょっとした日常パートのようなものもあります。
関連して言えば、このアニメの良いところとして、いちいち山場をつくろうとしていない所が挙げられるかもしれません。
日常系でもない限り、どうしてもアニメは1話で1つの山場を作りたくなりますが、本作品では話の最後に山場が来て、次週最初から最後までクライマックス!といった展開が結構あります。

日常パートではギャグ展開も見られ、和みもあります。
{netabare} どの艦も戦闘するまでは気難しそうな子ばかりですが、一度負けると一人残らずギャグ要員になっているのはおもしろいですね笑
コンゴウはさすがに除きますが{/netabare}

とにかくかっこいい本作品。ぜひご視聴ください。

原作も読みたいなー。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 71
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