闘争でラノベ原作なTVアニメ動画ランキング 3

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月13日の時点で一番の闘争でラノベ原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.5 1 闘争でラノベ原作なアニメランキング1位
デュラララ!!(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (5861)
26550人が棚に入れました
東京・池袋。都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)は、幼馴染の紀田正臣(きだまさおみ)の誘いもあり、地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。正臣曰く、池袋に住む上で敵に回してはいけない存在が何人かいるらしい。特には、喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄(へいわじましずお)と、趣味で情報屋を営む折原臨也(おりはらいざや)の二人。そして、奇妙な組織体系を取る詳細不明のカラーギャング“ ダラーズ”。上京した初日、そんな正臣の話に不安をおぼえた帝人が目撃したのは、漆黒のバイクを駆る都市伝説“ 首なしライダー”だった…。さらには連続通り魔事件や池袋に根付くカラーギャング“ 黄巾賊”の存在まで浮上し、池袋の街が壊れてゆく――。

声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、沢城みゆき、福山潤、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、黒田崇矢、藤原啓治、大塚明夫、うえだゆうじ、小山力也、小西克幸、福圓美里、岸尾だいすけ、中原麻衣、高木渉、遠藤大輔、伊丸岡篤、大塚芳忠、戸松遥、岡本信彦、伊藤健太郎、松風雅也、井口祐一、宮島依里、ささきのぞみ、さかいかな、加藤将之、金元寿子、喜多村英梨、藤田咲、大川透、互野ちひろ、高橋伸也、安元洋貴、宮下栄治、松岡文雄、広瀬正志、葉山いくみ、納谷六朗、井澤詩織、仲村萌実

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

~快刀乱麻~

複雑にもつれた出来事を軽快に処理し一つの結末に収束させた見事な作品。お洒落な世界観も魅力的。 またナレーションの人物が各回ごとに異なり、多くのキャラに感情移入できた点も良かったです。
日常の中に混ざり込む少しの非日常。これが作品に独特の魅力を与えているのかなと思いました!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 68

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

多くの登場人物が複雑に絡み合う物語、徐々に得られる情報から謎が明らかになっていく爽快感は抜群!!【総合評価:79点】

2010年冬から春にかけて、全24話とTV未放送回2話を含めた全26話で放送された作品。

東京、池袋を舞台にし、都市伝説やギャングの抗争などを描く群像劇
ギャングの抗争を描く以上、暴力シーン出血シーンは結構ありますので、その辺が嫌いな方はちょっとスルーがいいかもしれませんね。

池袋と言う現実の場所を舞台としながら、都市伝説などの所謂空想的な存在が本当に実在している。
現実味とファンタジーが混合していて、まぁ入り込みやすい設定にはあります。

登場人物が多く、前半ではそのキャラクターの多さに意味を見出せないのですが……
全ての話を視聴すれば、その登場人物の多さも納得、全てのキャラクターが様々な形で物語に関与しています。
劇中、視点がどんどん変化し、その最中で少しずつ、情報を得て物語の謎、全体図が把握できていく物語としてはとても良い作り
様々な人物の視点で、その人物の考えに触れ、互いに思いやりながらも事態がどんどん深みに嵌っていくのも見ていてもどかしくも面白い。
そして、各話ごとにナレーションも代わり、ナレーションの言葉を深く考察していくことで、よりこの作品を楽しめるのではないでしょうか?
そして、今まで得た情報が繋がって、一つの謎が明らかになったときの爽快感が非常に良かったですね。

以上のような物語の作りから、中々序盤だけではこの作品の魅力は伝わりづらいです。
なので、本当に全てを視聴してみないと、この作品は判断に難しいですね。
まぁ、全て見て面白くなかったと言うのも、オススメする身としては申し訳ないので……
12話まで視聴して頂ければ若干の判断は付くかと思いますね。
12話で一応の区切りも付きますので、11話や12話で明らかになる謎などに爽快感などを感じ面白いと思えれば最後まで視聴しても楽しめるのではないでしょうか?

ひとつの大きな区切りとして、2クールで収まっては居ますが、まだまだ話は広がるだろ、とも思ってしまいますね。
本当にひとつの大きな区切りであって、第二期があればそれはまた面白くなるのでしょうね。

そして、多くの登場人物が登場するこの作品、個性豊かなキャラクターを演じている声優陣が豪華なのでそこも必見ですね。
沢城みゆき、花澤香菜、宮野真守 、福山潤 、神谷浩史、小野大輔……
もう本当に豪華な声優陣、自分の視聴のきっかけもこの豪華声優陣による所が大きかったです。

物語、声優と来て更にOP、EDも非常に良いのです。
第一クール、第二クール、共にOP、EDの両方が素晴らしい。
2クールあって、全部のOP、EDが好きなのは自分としては珍しかったので、そこも印象的でしたね。


複雑な人間関係が織り成す物語、一つの謎が明らかになる度に得られる爽快感はとても良し
未視聴の方は是非とも一度視聴してみてください。
一気に視聴して謎の解明や伏線などの回収を爽快に楽しむも良し
ゆっくりと視聴して、得られた情報を自分で整理しつつ楽しむのも良し
ご自身に合わせた視聴方法を取ってこの作品を楽しんでいただきたいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 67

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

池袋を題材にしたクオリティの高い群像劇。

内容は自分の知らない世界や珍しいものが好きな主人公が池袋の友達に誘われ、こっちの学校に通うことになったところから始まります。池袋の街で起きるいろいろな不思議な事に巻き込まれてく主人公や他の登場人物からの視点で話は進んでいき、話が進むにつれ、噛み合っていく凄さは圧巻です。

この作品は群像劇なだけあって、キャラ一人一人の個性が本当にすごい。数多くのアニメを観ているとキャラの詳細を忘れがちになりますが、この作品に出てくる人達はなかなか頭から離れてくれません。(^^)

2期の開始も決定したことから、これから観る方もいると思います。話の内容が難しそうととらわれがちですが、気負いせずにみれる作品となっております。また群像劇を観たことがないかたは観ていただけると、アニメの新しい世界に触れられはまると思います。(^∇^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 66

89.2 2 闘争でラノベ原作なアニメランキング2位
BACCANO! バッカーノ!(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (2757)
15277人が棚に入れました
三百年前、船の上で錬金術師達は不死の法を手に入れるため、『悪魔』を召還したのが全ての始まりであった。悪魔は錬金術師達に不死の酒を与え、唯一死ねる方法と召還主だけに不死の酒の製造方法を教えた。しかし、その次の日の夜、錬金術師達の内の一人が仲間を喰い始め、彼らはその魔手から逃れる為、世界中に散り散りとなった。そして禁酒法時代のアメリカ、不死の酒を巡り、バッカーノ(馬鹿騒ぎ)が始まる!

声優・キャラクター
小野坂昌也、あおきさやか、吉野裕行、宮本充、小林沙苗、藤原啓治、阪口大助、小林ゆう、園部好德、森田成一、広橋涼、千葉進歩、太田哲治、伝坂勉、有本欽隆、菅生隆之、中田和宏、伊藤美紀、後藤沙緒里、神田朱未、子安武人、三宅健太、山口勝平、安井絵里、大林隆介、佐々木誠二、若本規夫、井上麻里奈、羽多野渉、伊丸岡篤、永澤菜教、平野俊隆、古澤徹、楠大典、斎藤千和、亀井三郎、伊藤静、神奈延年、大畑伸太郎、高垣彩陽、斧アツシ、長克巳、塚田正昭、速水奨、西本理一、河本邦弘、浪川大輔、金光宣明、成田剣、坂口候一、相馬幸人、こぶしのぶゆき、西村知道、岡田三利、麻生智久、杉田智和

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

素晴らしきシナリオ+ミリアおもしろすぎ!

まず、ミリアが可愛い!おもしろい!!
アイザックとのコントはリアルのどのお笑い芸人よりも笑えますww

特筆すべきはシナリオです!
ストーリーにスピード感があり、なお刺激的で非常に良い!
ただ、序盤は世界観を理解するのが大変。そして、時間軸が多少前後するため、結構難しい内容と言えます。
しかし、その分クオリティの高さは素晴らしい!!

しかしその分、内容の濃さ、面白さには目を見張るものがあります!序盤で意味が分からないと切らずに、辛抱強く観て見れば、すぐに馴染んで、引き込まれていくこと間違いなしです!!

音楽はEDが少し物足りない感もしますが、OPはアニメーションを含めて総体的に良いと思います!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

人生を謳歌せよ

デュラララ!!の成田良悟原作。

冒頭からハイテンションの主題歌、
オープニングが最高にカッコ良く痺れる。
ガイリッチー「SNATCH」への、
オマージュなのでしょうか。
ここだけでも見所ありでしょう。

物語はタイトル通り、
不死の法を巡っての「馬鹿騒ぎ」、
多数の登場人物の視点で語られる群像劇。

1931年、舞台の中心となるのは、
大陸横断鉄道フライングプッシーフット号。
{netabare}多数勢力による抗争勃発、銃撃戦の始まり。
誰が裏切り者なのか!?誰が不死者なのだ!?{/netabare}
個性的なキャラとテンポの良い演出、
古き良き時代の洋画を見ているようだ。

生き残り勝ち上がり、
そして王冠を奪い取るのだ。

単純明快、人生は謳歌した者の勝ちだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パズルのようなアニメ。一気見しないときついかも

原作未読。
1話だけ観てしばらく止まっていました。
ややこしい会話と次々に切り替わる画面のせいで、疲れちゃって……。
ようやく視聴に踏み切れました。

1930年代のアメリカを舞台にした群像劇。
明確な主人公が存在しません。
{netabare}……とはいうものの、私にとってはアイザックとミリアが主人公。
二人が出てきたときの安心感は異常ですw{/netabare}

多くの人がどこかで目にしたことがあるだろう、オシャレなOPが目に付きます。
軽快なジャズに乗せて暴れ回るドタバタなOPシーン。
そこからライトな作品をイメージするかもしれませんが、内容は結構ヘビー。
殺戮、拷問、動物虐待などが平気で出てくるので、実は気軽に観られたもんじゃないです。


さて、大きな特徴は、いろんな年代、いろんな人物の視点をいったりきたりすること。
しかも、登場人物が多く、1度観た程度で、名前を正確に覚えるのは不可能に近いです。
その代わり、圧倒的な個性と豪華キャストによる声で覚えにくさをカバー。
「あ、○○したヤツだ……名前忘れたけど」
「あ、このしゃべり方には覚えがあるな……名前忘れたけど」
こんな感じになります。

この作品は、見せ方がポイントなんですよね。
原作では時系列通りに話が進んでいるようなのですが、アニメ版は時系列がバラバラ。
何十回も年代ジャンプが行われます。

パズルのピースだけ「ハイ」と受け取り、色々組み合わせてみて、徐々に形が見えてくるのを楽しむ。
そういう目的で作られたのは明白です。
受け身ではなく、視聴者自らが考えないと話が見えてきません。
しかし、この構成のおかげで「一つの出来事に対して存在する、複数の視点」というアニメ特有のテーマが生まれています。
同じ青のピースでも、海の青だったり、空の青だったり……人物の服かもしれない。

実際、「このシーンでは一体何が起こっているんだ?」という疑問が生まれます。
そして、別の視点で「ああ、このキャラの視点で見たらこうなっていたのか!」とか「ああ、このシーンに繋がっていたのか」と、真相が見えたときには気持ちがいいもんです。
ただ、ようやく全体像や、時系列がつかめてくるころには、もう終盤。
できあがったパズルの全容も、それほどたいした内容ではありませんでした。

それでも、派手なアクションシーン、事件が見えてくる過程など、楽しかったかと聞かれれば、楽しかったと答えます。

なお、流し見ではほとんど内容が掴めないと思います。
頭の中がBACCANO!(馬鹿騒ぎ)になります。
また、間を空けてもきついものがあります。
たぶんまた見直すハメになります。

時間のあるときにじっくり、かつ、一気に観ることを推奨です(13話+番外編3話)。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

78.8 3 闘争でラノベ原作なアニメランキング3位
魔王学院の不適合者(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (648)
2560人が棚に入れました
二千年の時を経て蘇った暴虐の魔王――だが、魔王候補を育てる学院の適性――《不適合》!?人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王「アノス・ヴォルディゴード」。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平和に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。魔王の生まれ変わりと目される者を集め教育する“魔王学院"に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。さらには、伝説の魔王は自分とはまったくの別人という事になっていた。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が、魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!「摂理だろうと運命だろうと、奇跡だろうと、俺の眼前ではただひれ伏し消えるのみだ。」

声優・キャラクター
鈴木達央、楠木ともり、夏吉ゆうこ、松本忍、豊崎愛生、小清水亜美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

坂の上のKoUMOn

原作未読 全13話


概要は作品タイトルと公式あらすじでほぼ説明可能範囲。
主人公名をもじり「さすがアノスさま」が連呼される清々しいまでの異世界主人公最強系です。
どんな感じか簡単に差別化しとくと、


 司馬史観 + 水戸黄門


司馬遼太郎の歴史の捉え方を土台に往年の時代劇のお作法を乗っけた感じでした。どこかしら親近感が湧きそうな仕様だからなのか完走するのにそれほど抵抗はありません。
{netabare}※尚同じ“しば”でも「さすがお兄さま」でお馴染みの司波達也様とは一切関係御座いません…たぶん{/netabare}


1.司波…じゃなかった司馬史観

『坂の上の雲』『竜馬がゆく』でおなじみの小説家司馬遼太郎の歴史の捉え方とみなされてるもの。触りだけ説明すると、明治までの日本人は立派だったけど昭和にかけてどんどん劣化していって無謀な戦争に突っ込んでいった、みたいなやつ。

【司馬遼】
列強支配の世界情勢に危機感を覚え明治維新を興し日清・日露戦争でピークに。以降は藩閥政治の悪弊や官僚主義に陥って硬直した組織は弱体化。

【不適合者】
絶えぬ争いに業を煮やした魔王アノス・ヴォルディゴードが一念発起し種族間を4つの壁で区切り平和が到来。以降は直参部下の系譜“皇族”とその他とで扱いが変わる身分制度が硬直化し魔の軍勢は弱体化。

2000年後に転生(復活?)した魔王さまの「我が末裔どもよ。弱っちくなって情けねーな」が基本スタンスです。良かれと思って頑張ってみたもののいつの間にか変なことになってるぞ、が物語起点であり、あたかも幕末志士らが近衛文麿内閣を見てため息つくようなものに近いかと思われます。個人的には“司馬史観どうかと思う”みたいなところあるのですが関係ないので置いときます。まあこんな感じ。


2.水戸黄門

えらい人が身分隠して庶民の中に紛れ込み、悪いやつを泳がして、いい感じの場面で身分を明かしお灸をすえる定番時代劇です。

こちらの魔王アノスさまはわりとオープンにしてます。そもそも“暴虐の魔王”と認知されてないところがあってフリーハンドで動き回れるのが往年の時代劇との違いでしょうか。
黄門様も大岡越前も遠山の金さんに共通するのはピンチに陥ることがほぼないこと。ご老公が悪人の手にかかって膝をついたり、越前守がお白洲で斬りつけられたり、桜吹雪が舞う前に力尽きたりすることは許されないのです。
主人公最強系ってみんなそーじゃんってところはありますが、実力だけでなく地位・身分もやんごとなき設定なので本作はより強めな印象ですね。


もともと最強だった人物が違う時代に転生してというわけですから、最弱ニートが異世界に転生して強くなっちゃった系とは違うんでしょう。
“暴虐の魔王”と認知されてないのは何故?が一種の謎解き要素にもなってることも興味を持続させる要素になってます。
終盤は…うーんノーコメント。もの凄い良いということは全くない。よくわかりませんでした。


親近感芽生えそうな世界観とちょっとした謎解き要素が魅力となる異世界主人公最強ものの佳作になるかと思います。



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.10.03 初稿
2021.06.19 タイトル修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 56

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

魔王の役割

最初は中二病っぽさが引っかかったけど、気づけばカッコいいって思っていて、とても面白かったです!

主人公は桁違いの力を見せつける場面と、力ではなく絡め手で倒そうと迫る敵に苦戦する場面とのバランスが良く、適度な緊張感があって面白い
キャラクターも魅力的でクオリティも高く、いいアニメでした

主人公は自信過剰、自意識過剰でちょっとイタイ発言や行動が魔王学院にいる時には多かったけど、その自信は決して過剰じゃなくてむしろ謙虚すぎるのではないかってだんだん思うようになりました
主人公は罵倒されても、差別されても怒ることはないし、動揺することもない
でも、自分の大事なものを傷つけられることは絶対に許さない
傷つける者には死ぬよりも恐ろしい絶望を与える
この作品は可愛いヒロインよりも、主人公の圧倒的なカリスマ性によって支えられているとおもいました

魔王様は世界を滅ぼす?世界を救う?
小さい小さい。そんな些細なことにこだわる小さな器じゃないのです!!
魔王はただ、己の野望のために進むだけ
誰も及びもしない崇高にして唯一無二の野望のために!

始祖の魔王様は偉大でした

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

清々しいほどの主人公最強

== [下記は第5話目まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第5話まで視聴終了した時点でこのレビューを書いています。元々は「小説家になろう」に掲載されていた原作ライトノベルがあるのは知っていますが、読んではいません。

じゃあ楽しめていないのかというとそんなことはなくて、アニメは毎回、次回はけっこう楽しみにしています。どちらかというと少なくともアニメ放送中は原作を読まない方が楽しめそうという判断はあります。

大雑把にいうと、「暴虐の魔王」と呼ばれたアノス・ヴォルディゴードが魔族の安寧と引き換えに身を滅ぼし、2000年後に転生した世の中でのお話となります。

この作品の良さとして感じるのは、魔王の転生者であるアノスのメンタルがきちんと「王様」っぽいところです。転生に至る経緯もそうですが、それを実行する実力が伴ってのこととはいえ自身にとっての「民」にあたる魔族や自身の末裔たちへの対応が、一見ハチャメチャなようでも意外と王様としてのそれかなあと考えさせられることがけっこうあります。

結果、2000年前の魔王ジョークがスベったりはしますがそこはご愛敬。

アニメ化の範囲では歴史が歪められて暴虐の魔王に関する伝承が正しく伝わっていない辺りの話がどこまで解明されるのかわかりませんが、他の魔王学院の生徒はもちろん、先生や七魔皇老にしてみたところで最終的にアノスに敵わないというのがむしろ物語的な安定感につながっていると思います。

ミーシャ・ネクロン、サーシャ・ネクロンという双子のダブルヒロインがいますが、お話をここまで観た限りではそれほど強くハーレム風味は感じないしいわゆる「ラッキースケベ」的な描写もないので、そこが気になる人でもわりと見るのに抵抗はないような気もしますが、それはひとそれぞれというところでしょうか。

とりあえず、あんまり頭を使って観る感じのアニメではないです。
== [第5話目まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.10.3追記:
最終話放送当日に観終わっていたのですが、更新が遅れていました。

何だかんだいってSAOやRe:ゼロを差し置いて2020年夏クールで話題を最も集めたのは本作品ではなかったでしょうか。

主人公アノス様の性格が良かったことが、とてもストレスレスな本作の視聴につながったと思います。

後の出来事の伏線も意外と丁寧に明示されていて、見返してみると「確かにそんなこともあったな」と納得できるシナリオ的にもなかなか面白かった作品でした。

面白かったので、結局原作も読んでいますしね。楽しいアニメを、どうもありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44
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