AXsiZで日常系なTVアニメ動画ランキング 2

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早速見ていきましょう!

74.9 1 AXsiZで日常系なアニメランキング1位
ラーメン大好き小泉さん(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (569)
2286人が棚に入れました
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー
クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。
小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ!
ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る人すべてを魅了する。
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!

声優・キャラクター
竹達彩奈、佐倉綾音、鬼頭明里、原由実、中村悠一、植田佳奈、豊崎愛生

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今は無きTVチャンピオン「ラーメン王選手権」を想う。(登場ラーメン店視聴メモを追加)

第2話までを視聴済みで、これを書いています。有名タイトルである原作マンガですが、未読です。
(→ その後、原作コミックスは既刊分を読みました!)

ある意味「美麗な女子高生の好物がラーメン」という出オチで終わってしまっているという見方もありますが、小泉さんのラーメンを食べる姿勢、態度はたぶんラーメン好きな人のそれであろうと思いますので、好感度は高いです。

ところで二十年以上前から十数年前までの間、テレビ東京系の番組で『TVチャンピオン』という雑学や特技などを決められたテーマで出場者が競う番組がありました。

この番組は現在も特番として放送される『元祖!大食い王決定戦』のご先祖様なのですが、そのTVチャンピオンの競技のひとつとしてラーメン店に関する知識を競うという「ラーメン王選手権」というのがありました。

私自身はラーメンは嗜む程度ですが、過去にこの番組は好きで観ていたので、小泉さんが語るラーメンについての蘊蓄は頷けるところも多々あって面白いです。ちなみに私も小泉さん同様、基本的にラーメンは独りで食べることが多いです。

ということで個人的には小泉さんのように熱心にラーメンを食べまくることはありませんが「ラーメン図鑑」的な興味は引き続き持っているので、おそらく視聴し続けると思います。

あ、「出前一丁」とかは凄くわかりやすいですが、ED主題歌での背景アニメのいろいろなインスタントラーメンやカップラーメンのTV CMのパロディは面白いですね。

ちなみにキャラクターのビジュアル的には、小泉さんよりは大澤悠(おおさわ ゆう)の方が好みです。見方によっては、ただの小泉さんストーカーですけどね…。

おまけ: ところで私の好きな「太陽のトマト麺」はパスタの亜種という見方もできるとは思いますが、小泉さん的に「ラーメン」にカテゴライズされるのでしょうか?(ちなみにこの店の初心者に私がお勧めするのは「太陽のチーズラーメン」Bセット(セット提供がなければ「太陽のチーズラーメン」+「らぁリゾ」)
→ 軽くググってみたところ、原作コミック4巻で取り上げられているようですね。

以上、「どこがアニメのレビューやねん」ということで失礼いたしました。

== [登場ラーメン店視聴メモ] ==
一杯目: 春木屋、ラーメン二郎、天下一品
二杯目: 蒙古タンメン中本、パパパパパイン
三杯目: (ハワイの)マクドナルド、天下一品(喜連瓜破店)、一蘭
四杯目: たいめいけん、一風堂
五杯目: トロケの台所、太陽のトマト麺、山手ラーメン本郷安庵、麺創房無敵家
六杯目: すごい煮干しラーメン凪、ミスタードーナツ、麺ダイニングととこ、支那そばや+無垢ツヴァイテ+YUJI RAMEN(新横浜ラーメン博物館)
七杯目: 浅草名代らーめん与ろゐ屋、自家製麺伊藤、中華そばつし馬、佐賀ラーメン美登里、博多らーめんいのうえ、らーめん弁慶
八杯目: ラーメン甲子園居酒屋さくら、吉村家
九杯目: 野郎ラーメン、ホープ軒
十杯目: 楽食拉麺 菊や(閉店)、スシロー、神楽坂飯店
十一杯目: どうとんぼり神座(かむくら)、麺屋丈六、ぼっこ志、龍棋信RIZE、ラーメンstyle JUNK STORY、麺のようじ、カドヤ食堂、世界一暇なラーメン屋
十二杯目: スガキヤ、味仙(みせん)、藤一番(ふじいちばん)、春木屋

※店舗名はあったりなかったりしますが、気にしないでください…。

※原作を読みました。4巻で出てきた店舗は新宿ミロードにある「太陽のトマト麺 NEXT」っぽいですね。ちなみに「らぁリゾ」(ふりかけのかかったライス:
シメに使う)にはちびリゾ(小ライス)もありますよ。 (2018.1.20追記)

2018.1.25追記:
次回予告からすると「太陽のトマト麺」くるのか!?

2018.2.2追記:
第5話: 来ましたね太陽のトマト麺。店舗は新宿MYLORDにある「太陽のトマト麺NEXT」ですね。小泉さんのチョイスもこの店では鉄板メニューの「太陽のチーズラーメン+らぁリゾ」でした!

2018.2.9追記:
第6話: 小泉さんの言葉の通り、関西で「冷麺」といえばいわゆる「冷やし中華」のことですね。そして小泉さんは浴衣姿で夏のイベント開催中のラー博へ…。

2018.2.16追記:
第7話: 原作エピソードに心当たりがないのでアニメオリジナル回でしょうか。作中では季節は夏のようです。サブタイトルは『全国』ですが、小泉さんは日本中のラーメンをいかにして食べ歩くのか…(笑)?

そして悠は安定のストーカーぶりですね。そして美登里はたぶんもうお店はやっていない…。

2018.2.25追記:
第8話: ご当地ローカルな全国のインスタントラーメンをお店で作ってくれる居酒屋さくらと、家系ラーメン総本山の吉村家。家系だと私は職場の近所にある武蔵家の支店をよく利用していますが、けっこう長いことやっていたトッピングのタイムサービスが無くなった代わりにライスが無料になりました。

2018.3.2追記:
第9話: マルタイ棒ラーメン。そこにラーメンがあるから食べるのだ。小泉さんがガスコンロで野外クッキング。お餅も入れてましたね。

豚野郎ラーメンと背脂チャッチャ系は、個人的にはほぼ見てるだけ…(笑)。

2018.3.12追記:
第10話: 北千住にあった、おかしなメニューばかりの菊やはもうありません。小泉さんとの会話が悠の脳内で、すべて都合よく改竄されている…。

このえぴーソードの後でのアイキャッチでのジングルが、普段とは違う変調されたアレンジバージョン(イ短調?)になっていましたね!

ちなみに私は回転寿司屋で麺類を頼んだことはありません。

2018.3.16追記:
第11話: 悠のラーメン再現力がヤバい(笑)。そして大阪ラーメン食べ歩きがヤバい。新キャラで、原作で潤(委員長)と並んで私が好きな悠の従姉である絢音(あやね)さん登場!

2018.3.23追記:
第12話: エピソード「名古屋」は原作コミック2巻に収録。悠ちゃん、小泉さんとの初メールがそれで良いのか(笑)!?

2018.12.21追記:
新宿ミロードの「太陽のトマト麺 NEXT」の業態が「太陽のトマト麺 with チーズ」に変わっていました。ちなみに竹下通りのお店も12/15から「太陽のトマト麺 with チーズ」の業態で営業するらしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 84

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♪ ラララ ラーメンと一緒に前髪食べてる小泉さん

2018年放送中のテレビアニメ 全12話

原作 鳴見なる 監督 セトウケンジ 構成 高橋龍也 制作 Studio五組
AXsiZ

セイレンに続く共同制作となる作品です。
本天沼と梅里、すぐ近くの会社なので話が通るんでしょうね。
監督はLAST EXILE以来のベテランスタッフでGONZOやAIC系を経て監督4作目です。

まんがライフSTORIA連載のコミックが原作ですが、
アニメ化以前に連続テレビドラマ4話とテレビスペシャルドラマ2本がありました。
実写版小泉さん役は「早見あかり」。
作品の性質上実写ドラマ先行は納得できます。

さて、テレビアニメ12話にどう構成するのかが見どころですが、
3話まで見てやや不安感が・・・

個人的にラーメンが好きではないのが原因かもしれません。
また、従来のグルメコミックと違う点として、
ラーメンを思いっきりおいしがるキャラが主人公と言うのはマンネリを呼ぶかもしれません。

本作の語り手であるボーイッシュ少女「大澤悠」の新妻風ラーメン手料理が、
最大の盛り上がりになるような嫌な予感が・・・

しかし、3話まで見て3話が最高だからこの後が不安とか、
おかしな考え方なので、ここは今後のさらなる盛り上がりに期待して視聴継続です。

小泉さん CV竹達彩奈 身長152cm ロングヘアー
大澤悠 CV佐倉綾音 身長160cm ショートヘアー

この身長差が百合と言うより変態っぽくていいですね。

第4話の立ち食いラーメン屋の普通の醤油ラーメンと塩ラーメン+バター
が今までで一番おいしそうでした。

新宿ゴールデン街の朝ラーメン、神田すずらん通りの冷やしラーメン
どっちもまずそうw
鳴子橋ってどこですか?この醤油ラーメンは旨そう。

☆今期初完走作品となりました。

つまり、毎週最も楽しみにしていたと言うことかもしれませんが、
「異世界食堂」と同様に家族の同意を得られて見れたのが原因でしょうね。

ラストの小泉さんの「は~」には胸が熱くなりましたが、
流石にこのための布石「は~」が30回以上と言うのはやり過ぎでは・・・
アニメの出来は標準以上、流石は「ゆゆゆ」のスタジオ五組です。
普通に考えて15分アニメで製作が順当でしょうが、フルサイズでやりぬいた根性は評価できると思います。
ソフトが売れる作品ではないでしょうが、ゴールデンタイム再放送で評価が上がりそうな佳作でした。

一気観は・・・無理かもw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 52
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

小泉さんのおかげでラーメン屋に行く頻度が増えました…

ただでさえ体重気にしてるのに……

……じゃなくて、実写ドラマ化もした人気漫画が原作です。木曜飯テロ枠その1ですねw
ちなみに私がこの作品を知ったのは、よく行く近所のバーミヤンのテーブルに「バーミヤンが漫画で紹介されました!」って貼り紙が貼ってあったのがきっかけだったりしますw

基本的には美少女JKの小泉さんがラーメンを食べるだけの話なのですが、それだけに視聴者を飽きさせない工夫が見事でした
ラーメンに合わせた話作りもそうですが、相方(?)の悠と、いかにもJKな美沙と潤の使い分けが良かったですね
特に一話通じて悠が登場しなかった9話からの、続く10話のギャップは凄まじいものがありましたwww
Abemaの最速放送だと前回→最新回と2話連続放送なので、その落差がより際立ったんですよねw

ラーメンの紹介も丁寧で、かつ薀蓄や美味しく食べるポイントなどもしっかり抑えていて好印象でした
特に印象的なのが、小泉さんが他人に「それ美味しいの?」と聞かれた時に必ず言う「私は好きです」という言葉です
作中登場する尖ったラーメンの数々は、人によって好き嫌いが分かれて当然
それを分かった上で「美味しいよ!」「絶対食べてみて!」と言わず「私は好きです」と言える小泉さんに(作者に)、確かなラーメン愛を感じました
あと、つけ麺や汁無し麺に逸れず、ラーメンだけで完走したのも評価したいですね

メイン4人のキャスティングには実は結構こだわりがあって、恐らくオーディションじゃなく指名だったんでしょうね
小泉さん役は声優界の食いしん坊代表・竹達彩奈、悠役は百合が大好きで花澤香菜について語り出すとかなりヤバイあやねる、美沙役はラーメン屋でバイトするほどのラーメン好きの鬼頭明里、そして潤役は声優界きってのラーメン好きとして有名な原由実
食いしん坊やラーメン好きが演技に活かされていたのかはちょっと分かりませんが、あやねるの悠は演技なのか素なのか分からなくて、毎回笑わされましたw
『ゆるキャン』のレビューで「なでしこの『リンちゃ~~~ん!』は何度聞いても幸せな気持ちになれる」と書きましたが、悠の「小泉さあああん!」は何度聞いても笑ってしまいますw
あと麺をすする音、あれどう録ってるんでしょうか
『うまるちゃん』では田中あいみが実際にカップ麺を食べてましたけど、この作品で毎回麺を食べてたら声優の負担が半端ないでしょうし…w

酷い歌詞(褒め言葉)なのにいい歌なOP、EDも好きです
インスタントorカップラーメンのCMパロディと、テレビの変遷を描いたEDも素晴らしかったですね
余談ですが、放送前は「ドラマ同様にOPかEDのどっちかはあの曲のカバーになる」と予想…いや、確信していたんですが、違いましたw


明るく楽しく丁寧で、多種多様なラーメンのように飽きさせない作りで、毎回飯テロされていました
タイトルのとおり、小泉さんのおかげでラーメンの魅力を再確認し、ラーメンの消費量が増えてしまいました……
ダイエットアニメはよ……



~以下、ラーメン好きとしての余談~
実は私、あにこれに来る随分前はアニメじゃなくラーメンのレビューサイトにいたほどのラーメン好きですw
というわけでこの作品に出てきたラーメンについていくつか語っていきます
※アニメ本編にも触れてますが、ほぼ自分語りです
{netabare}
・一杯目「ヤサイマシニンニクカラメ」
言わずと知れた「ラーメン二郎」。このアニメを見て数年ぶりに池袋店に行きましたw
不意打ちを食らった悠がちゃんと完食したのはかなり好印象でした
私は「ヤサイマシカラメニンニク少なめ」でいつも頼んでます。ニンニクあんまり好きじゃなくて
ただ私は、二郎を食べることに全く苦痛を感じないタイプです。最初から最後まで美味しく完食します
ちなみに私の青春だった高田馬場店は私の卒業と時を同じくして閉店し、現在は花屋になっていたり…
その後早稲田通りにできた用心棒にもよく行ったんですが…そこも潰れたんですよね
ジャンクガレッジも潰れちゃいましたし、早稲田~馬場はJ系に厳しい

・一杯目「こってり」
こちらも言わずと知れた「天下一品」。そしてこちらもアニメを見て2年ぶりくらいに食べましたw
サイドメニュー含めてカロリーと味の暴力ですよねw
大学時代たまり場だった友人の家の近くにあったので、私にとって天一は大学時代を思い出す一杯です

・二杯目「北極」
こちらも有名な「蒙古タンメン中本」。放送期間中、EDを歌っている西沢幸奏とコラボしていましたねw
私は辛いのが苦手なので、いつも味噌タンメン野菜増しを頼みます
蒙古タンメンくらいなら完食できるんですけど、翌日の腹と肛門が……

・三杯目「味集中カウンター」
こちらも有名店「一蘭」ですね。ここを選ぶ小泉さんが非情すぎて笑いましたw
味は王道を征く豚骨ラーメンで美味しいと思いますが、福岡県民的には値段が…(後述)

・四杯目「ようしょくてん」
たいめいけんにラーメンがあるのは知っていましたが、あんな裏口みたいな所があったんですね!
オムライスしか食べたことないけどw
ボルシチとコールスローの味と安さは衝撃的でしたね~

・四杯目「赤or白」
「一蘭」と双璧をなす豚骨ラーメンの有名店「一風堂」ですね。
ちゃんとモヤシに触れていたのは素晴らしいですね!モヤシあってこその一風堂です!
ただ一風堂はぶっちゃけそこまで美味しいとは思わないんですよね…そして一風堂も値段がネックで…
福岡のラーメンって400円~600円+替え玉100~150円あたりが相場なので、普通の福岡県民は一蘭や一風堂をはじめ、博多の駅ビルに入ってるような700円超のラーメン屋に入るのは躊躇しちゃうんですよね~

・五杯目「行列」
池袋の「無敵家」!懐かしいな~、行列に引かれて大学入ったばかりの頃よく行きました!
でも無敵家は確かに美味しいんですが、あれだけ並んで食べるほどかと言われるとまた微妙でして…w
池袋には他にもっと美味しい店があると気付いてしまったので、もう何年も行ってないですね~

・七杯目「全国」
「与ろゐ屋」と「伊藤」はラーメン狂時代に行きました!
どっちも浅草らしい、シンプルに出汁と醤油で勝負する素晴らしい味でした
ちなみに放送当時「与ろゐ屋じゃん!」ってツイートしたら、与ろゐ屋の公式アカウントにファボられましたw

・八杯目「家系」
家系は男の味ですよね!男回にしたのほんと分かってるな~!
まあ普段出ないキャラな分、この回だけちょっと台詞回しが下手だったけど…
家系は大好きなんですが、恥ずかしながら吉村家はまだ行ったことがないんですよね~
球界を代表するラーメン通・阪神メッセンジャーが最も愛する吉村家…いつか行ってみたいです

・九杯目「背脂」
同じ背脂でも燕三条系ラーメンは好きなんですが、背脂チャッチャ系はあんまり好きじゃないんですよね…
この回にも出てきた無鉄砲なんかは、一緒に行った友達は絶賛でしたが私は無理でした

・十二杯目「名古屋」
台湾ラーメンは微妙ですが、台湾まぜそばは大好きです!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

76.4 2 AXsiZで日常系なアニメランキング2位
となりの吸血鬼さん(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (482)
1972人が棚に入れました
天野灯はひょんなことからソフィー・トワイライトという吸血鬼の女の子に助けられ、一目でソフィーを気に入ってしまう。灯は彼女の家に押し掛け、強引に同居を始めることになる。ソフィーは吸血鬼だが、人間を襲うようなことはなく、通販で血液や趣味のアニメグッズを購入している現代的で庶民的な生活をしていた。

声優・キャラクター
富田美憂、篠原侑、Lynn、和氣あず未、日高里菜、内田彩

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

灯さん、距離感おかしい(笑)!(最終回のサブタイトルのセンスが、意外と好きです。)

原作は未読ですが、「COMIC CUNE(コミックキューン)」掲載の漫画作品とのことです。

ただの怪談話かと思いつつも吸血鬼の噂を聞いた主人公の天野灯(あまの あかり)が真相を確かめに夜中に噂の屋敷を探しにいったら、ガチで吸血鬼なソフィー・トワイライトが住んでおり、いろいろあって同居生活を始めるという人外日常コメディ作品です。

他の主な登場人物としては灯が通う高校の友人たちと、ソフィーの旧知でやはり吸血鬼のエリーといったところでしょうか。

OP背景映像で灯とソフィーがガッチリと手をつないでいる上にその手がリボンでグルグルに固められているので完全に「そっちかい!」というわかりやすい作品ではあります。まあ、掲載誌も「COMIC CUNE」なわけですし…。

灯のパーソナルスペースが近すぎというかちょっとおかしいレベルなのに対して、ソフィーが吸血鬼なのに「常識人」というギャップが笑いを生む感じでなかなか面白いですね。

二人が知り合う前からの友人関係からの「嫉妬」っぽい感じも「そっちかい!」な感じで、好きな人はけっこうハマれる作品なんじゃないでしょうか。まあ、苦手な人はダメでしょうけど…。

灯の人形(ドール)好きや、ソフィーが深夜の時間を持て余してアニメやマンガ、ラノベのオタク化しているのも笑いのネタの提供源になっていますね。

ソフィーの常食が冷蔵庫に保存された鮮血パックなのはまあ良いとして、血液を電子レンジであっためて成分が壊れたり凝固したりしないのだろうかといったツッコミどころもありますけど、日常コメディだからそんなことは深く考えてはいけないのだ(笑)!

2018.11.20追記:
第7話まで視聴済みです。Cパートのソフィーちゃんを見ていて、セサミストリートに出てくるカウント伯爵(Count von Count)という数を数えたがるのをネタにした吸血鬼キャラがいたのをふと思い出しました。

爵位の伯爵(Count)と数える(count)を掛けた駄洒落ですよね。たぶんNHK教育テレビでセサミストリートが放送され始めたときくらいからいた、アーニーとバート、クッキーモンスター、カエルのカーミット、ビッグバードなどなどと同じくらいの古参キャラクターです。

2018.12.23追記:
第12話(最終話)視聴終了。一見なんてことないサブタイトル「巡る季節と吸血鬼」ですが、このセンスは意外と好きです。

全話通して振り返ってみると、灯から見たソフィーは対等な「友達」なのですが、ソフィーから見た灯はまだ面倒をみるべき「子供」なんだなと感じられる意識のギャップみたいなものも面白かったですね。この関係は、実はソフィーがかなり「大人」だからこそ成立していますよね。

第12話は、いい最終回だった(わりとガチで)。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 40
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

\あっかり~ん/

原作未読/最新話視聴にあたり最下部に追記

好奇心旺盛な女子高生・天野灯(声:篠原侑)が、吸血鬼・ソフィー(声:富田美憂)と織り成す日常系コメディ。

登場するキャラやデザインはどれも可愛らしいものとなっており、通常ならば血液を飲むなどおどろおどろしい様子もこの作品に至ってはほのぼのしたものに見えてしまう。

正直、第1話を見終えた時点では物語の起伏が少なく、終始ほんわかした空気で展開していくものと思い、視聴を後回しか断念しそうになったけれど、第2話から一気に面白くなってくるので危ういところであった。

ソフィーの世間ズレっぷりも大概にして面白いのだが、灯ちゃんのズレっぷり&天然っぷりがやばいのです。失礼ながら見た目こそモブちっくで大人しめな外見だが、彼女の行動や発するセリフには時折ドツボにハマってしまい爆笑させてくれます。そののほほーんとした表情から真顔で繰り出されるものだから破壊力がよけいにやばいw ということで、こちらも最後まで視聴すること間違いなし。

どうでもいいけれど天野灯という名前は“天野”こずえさんの作品で『ARIA』主人公の水無“灯里”から来ているのかな?


▼第7話 {netabare}
いきなりの海からはじまった今回は、水着回というサービスカットなのかなと思いきや、すぐさま帰宅。(私的にはよっぽどの内容でない限りサービス回というのはいらんので逆に有難い)炎天下のビーチへ勝手に連れて来た灯も流石というべきか大概だが、ソフィーも「寝ている間に運んできたのか? 着替えたような気もするが~」じゃねえよw そしてスーツケースに戻るさまは可愛かった。エリーからも悪魔と指摘されていたがやっぱ灯はとんでもねえわw

今回はソフィーの可愛さが際立った回で、雷にびびった瞬間の作画が可愛かったり、びびってないですよとばかりに「もう少し眠るか」と棺桶に戻るさまも愛らしかった。Cパートでのヒマワリの種を数えるという行為、確かに気にならんこともないが普通はしないわなw しかし1231個もあるとは、これが本当ならちょっとした無駄知識に。

そして今回で一番笑ったのは、お祭り屋台にて金魚すくいというゲームを知らなかったエリーが「この魚たちを店の主人から救ってあげるのかしら」はクッソ笑いました。このアニメは世間ズレした吸血鬼ならではの設定を上手く活用しているところも面白い。てことでこれまで灯ちゃんばっかり目に映っていたけれど、ソフィー&エリーへの評価が縛上げした回でもありました。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}最終回は、あかりとソフィーが散歩しながら、これまで登場したメインキャラクターたちと出会い、そしてラストはふたりの最初の出会いを再現するといった形で締めくくり、とてもこの作品らしい終わり方が良かったと思います。

▽総評
物語中盤までは、あかりの天然さや変態さ、ズレっぷりに笑いどころが多かったけれど、中盤以降は百合要素が高くなり笑いは影をひそめてしまった印象。序盤のあかりが面白すぎたので、ちょっと彼女に比重を置いて視聴しすぎてしまったため、後半は物足りなさを感じてしまったことも否めない。ただ、途中から登場したエリーがたまに笑わせてくれたり、ソフィーは終始一貫して安定した癒しを届けてくれました。作品全体を通して日常系の醍醐味であるまったりと和やかにそして多くの癒しをもらえた作品でした。{/netabare}


▼キャスト
ソフィー・トワイライト:富田美憂
天野灯:篠原侑
夏木ひなた:Lynn
エリー:和氣あず未
倉井朔夜:日高里菜
青木夕:内田彩

▼制作
アニメーション制作:Studio五組、AXsiZ
原作:甘党/漫画:既刊5巻
監督:秋田谷典昭
副監督:福島利規
シリーズ構成:髙橋龍也
キャラクターデザイン・総作画監督:酒井孝裕

▼主題歌
オープニングテーマ「†吸tie Ladies†」歌:ソフィー(富田美憂)、天野灯(篠原侑)、夏木ひなた(Lynn)、エリー(和氣あず未)
エンディングテーマ「HAPPY!!ストレンジフレンズ」歌:同上

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

きららじゃないんです!そしてホントに平和な話です。

原作が、KADOKAWAのコミックキューンなんで、
きらら系とはひと味違います!
何しろ、お風呂シーンが出て来ません(笑)

オープニングアニメーション見て
かなり嫌な感じのユリ展開だろうと思って、
思い切り腰が引けていたんですけど、
本編が始まると、ひたすらに平和な日々が続きます。
主人公あかりが、ソフィーに係わるのは
ユリなのではなくて
人形蒐集が趣味で、ソフィーが人形みたいに可愛いから。
そしてこのソフィー、とにかく冷静な常識人で、トラブルを極力避けています。
だからとにかく平和なんです。
事件なんか全然起きません。

本編がショートアニメ2話のことも多くて、
この平穏な感じでも飽きないし、
基本的にメインキャラクターの関係性が
非ユリな友愛なんで、
最後まで心地よく過ごせました(≧▽≦)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19
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