2019年度のproject_No.9TVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2019年度のproject_No.9成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月05日の時点で一番の2019年度のproject_No.9TVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.5 1 2019年度のproject_No.9アニメランキング1位
私、能力は平均値でって言ったよね!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (440)
1691人が棚に入れました
とある事故をきっかけに異世界へ転生してしまった人よりちょっとだけ「できる子」だった女子高生・栗原海里(くりはらみさと)彼女がその新しい世界で望んだものは…「わたし、普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい―」

声優・キャラクター
和氣あず未、徳井青空、内村史子、田澤茉純、羽多野渉、河野ひより
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

観終わった

2話までの感想{netabare}
原作未読。
原作にあるのかどうか知らんがいきなり“MAZE☆爆熱時空”ネタが飛び出して来たのはビビった。
スレイヤーズパロは実は最近多い。
…。
そりゃシリ構のあおしまたかしはSATZ所属(旧あかほり事務所、花田も所属)なので良く言えばホンモノ、悪く言えば手前味噌…ってか許可が下りやすいとかあるのかね?
ひょっとして今後もあかほり作品ネタが続いたりして?
というかパロについての所見は“けだまのゴンじろー”の24話感想で書いておいたので気が向いたら一読して頂けると幸い。

2話、一刀彫りでねんどろいど作成の上にタミヤカラーw
父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁと思わせたところで鋼鉄ジーグだかガキーンだか。
あっこれ年齢言い逃れできないw転生前は女子高生…女子高生!?

パロネタは置いといて内容だけど、なろう転生系でよく見かけることに「転生者を持ち上げるために原住民の知能を下げまくる」があるが、これはそこら辺気にしてたりする?
主人公は能力の出所を隠し通せた気でいるけど原住民はお見通し、みたいな。
そこら辺のバランスを上手く保ってる限りは楽しく見られそう…スタッフ的に安心して大丈夫、かな?{/netabare}

3話感想{netabare}
4人で桃園の誓い回。
個人的に貧胸好きの女性キャラってどうにも“アキハバラ電脳組”を思い起こしてしまうのだけど、前期放送作品が妙にアキ電を想起させるスタッフ(“まちカド~”の監督が劇場版の監督、“異世界チート~”の監督が劇場版の制作進行でデビューっぽい(情報不十分))が居たせいで、たまたまそっちに頭が行ってしまうだけ…だと思う。
まさかアキ電が再評価されてるとかそんなことは無いだろう、劇場版LD出てないんだぜ。
(ついでに言うとあかほりは直接は関わってないハズ、ことぶき→セイバーマリオネット、長谷川&ふじもと→ラムネ40でカン違いされやすいけど。どっちかというと川嶋恵子(シュガー)→コゲどんぼ→坂Q(ぴたテン)の方が個人的には紛らわしい)
フィギュア販売ネタは“えんどろ~”でも見た気ががが。
これはパロじゃないよね、あおしま繋がりでネタ被りって…良いのか?
確かドラクエパロ作品の“ビキニウォリアーズ”のシリ構の玉井☆豪が“ぱすてるメモリーズ”もシリ構やってて、そっちでもドラクエパロ回があるのだけどその回の脚本は別の人を宛ててネタ被り(アイデア被り?)を避けてた気がする、確証は無いけど。
こっちでもそういう気遣いはしてるのかな?ちと調べが甘くてよく分からん。
あとワンフェス(立体物販売)とコミケ(同人誌頒布)は性質が違ってて…と細かいこと言ってもしょうがない気がするけど、ヲタ向け作品なのだから気になる人は気になるんじゃね?と思ったり。
とりあえず型取って量産と言ってたので、あの世界ではレジンキャストみたいなのがあるのかね?石膏??

被りといえば、ナノちゃんはどう見ても釘宮ボイスが鉄板だと思うのだが、同期放送にフェアリーテイルはまだしも“グランブルーファンタジー”があるので慌てて避けたんじゃないか?と思ったり思わなかったり。
{/netabare}

4話感想{netabare}
見た目ジーグで名前がガッキーンもといガッコーン…。
自分は一切やったこと無いのだけどゲームのスパロボや、これまた見たことないけどアニメのロボットガールズとか知ってれば御馴染みのネタなんですかね?
まぁ確かに光子力バリアをATフィールド呼びしたらイラっとしたと思うので正しいとは思うのだけど…。
とはいえヤマト2199と2202観たけど真田さんの「こんなこともあろうかと」はそんなに炸裂しなかった記憶が。
今の若い世代にはポケモンのシトロンの方が馴染みがありそう。
そして引きは修羅の門…は考えすぎ?
と思ったらこの回のシナリオやまだやすのりじゃねーか!

スタッフも新人じゃないんだし、それこそ“チアフルーツ”の荒川稔久みたいに自分が手がけた作品のパロでもやればもっとキレのある出来になると思うのだけど、やっぱ難しいんですかね?著作権的に。
妙に古いのが多いのは…ひょっとして、あくまでひょっとしてだけど“ぱすてるメモリーズ”の一件が絡んでたりして?
なんか凄く精彩を欠くというか、勢いが無いというか…。{/netabare}

5話感想{netabare}
これ、あかほりさとるが書いたんじゃないの?{/netabare}

6話感想{netabare}
前回から気にはなってたんだけど、商人の爺ちゃんの声が永井一郎に聞こえて仕方無い、ってか狙ってそう演技してるよね?
丸山智行…調べてみてもピンと来る役が殆ど無く、辛うじて“一人之下”の田晋中(車椅子の長老)がうっすら分かる程度…確かにその時から永井一郎っぽさはあったかな?
ほほう、今後永井一郎の代役この人で良いんじゃない?ってかそうしよう!(といいつつ更に調べたら映画の吹き替えを結構やってるみたい、既に永井の代役的なことはやってたりして?)
ヘタしたらこの件がこのアニメ見て一番の収穫になるかも知れない。

まぁ、その、やっぱり内容が…ねぇ…。
教えた新技で盗賊を殺戮してその殺傷力の高さにビビるとか、「こんなことするために教えたんじゃない」とかする展開ちゃうんかい。
盗賊(に扮した軍人)の首を帝国にお届けするとかしないんかい。
ドロンで撤退ってなんだよ…バインド魔法とかサクっと使えそうなのに(※)。
そして、なんで最後護送車と別行動かのような素振りで「王都へ戻りましょう」で〆るんだ?
輸送先は多分ティルス王国の王都…かどうかまでは知らんけど、それなりの権力のある場所だよね?裁かなきゃいかんとなると。
途中まで同行すりゃいいのに。
ヘタしたら口封じでまーた盗賊に扮した帝国の者に護送車襲われて皆殺しされかねなくね?数分前にあった出来事だろうに。
ってか村人も囚人に石投げようとしないんかい(※)。
帝国の者と分かった段階で帝国の誰の指令なのか、はたまたあの隊が勝手にやったことなのかどうかくらいは確認取って欲しかった(※)、ってか興味持とうよ。
普通に外交問題なので、この件で目立ちたくない主人公が更に目立たざるをえない立場に追い込まれるって展開なんでしょ?原作知らんけど。

あとやっぱ、転生前と転生後でどう違うのかワカラン。
転生前は能力が高くて近寄りがたくてぼっちになって、だから平均値を望んだハズで。
だけど修学旅行だとはしゃいでて、その行為内容はぼっちでも出来る程度で…あれ?
「前世はこんなに修学旅行(気分)を楽しむことはできなかった」ってのを見せて欲しかった(※)、今後あるのかね?


なーんかどうにもこうにもあかほりさとる臭いんだよね。
展開の都合に合わせて出来ること/出来ないことのラインがコロコロ変わったり、描写のひとつひとつの追求が足りてない感じが(それで話数稼ぐのがあかほりクオリティ)。
あと変なところででシリアスぶるのも長谷川勝己みたい。
冒頭でMAZEのパロがあったせいで自分の頭がそっちに固まっちゃってるだけなのかなぁ?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
「今のはメラではないメラゾーマだ」もガックリだし戦闘のクライマックスを締める技まで幽白なのはかなりガックリ、禁則事項はもう…。
主役がこれだけオッサン臭い理由も弱い、「実家が喫茶店でそこに置いてある本が80~90年代のマンガばかり」ってことでもない(モンストネタ)。
先史文明ネタは枚挙に暇がないので「あの作品か」って特定には至らないけど、先人の作品に比べたらヌルいというか劣化コピー。
本家のドラクエですら転生したら転生されたボディの前人格がピンチを救ったりしてるのに…。

パロディの多い作品は幾つもあって中には自分の好きな作品もあり、じゃあこれとは何が違うんだろう?と考えてみたけど、結局はオリジナリティの無さになるのかな。
パロをするにしても上っ面だけ、本来パロとは呼べない小ネタ程度のものをメインに据えちゃってる違和感というか。
岩石オープンと口では言っても車や原始人は出ない、とか「わかってるねぇ」とニヤリとするものが無いのも辛い。

これだったら「作者が創造した世界」にした方がよっぽど…「どの作品もそうじゃん」ってことではなく、作中にそれを明かすって話で。
…と自分で書いてて気付いたけど、メタネタにもなってないパロがアカンってことかもしれない、詳しくは“ヘボット”を見よう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神様の勘違いからはじまる異世界転生ハンターライフ!

この作品の原作は未読ですが、一つ思い切り勘違いをしながら視聴していたことを、物語を完走してレビューを書くためにwikiをチラ見した時に初めて知りました。

実はこの作品のオープニング…特に「ワッハワッハ」のフレーズの合いの手が堪らなく大好きで毎回欠かさず見ていたのですが、兎に角夢中でキャラを追っていたのでテロップが目に入ってこなかったんですよね。
そんな中、強く記憶に残っていたのが「アース・スター エンターテイメント」の社名でした。

だからてっきりアニメーション制作もアース・スター エンターテイメントさんだとばかり思っていたんです。
アース・スター エンターテイメントと言えば「てーきゅう」が有名ですが、個人的に印象が残っているのが「世界でいちばん強くなりたい!」です。
何故なら「せかつよ」が初の30分枠アニメとして制作された作品で、当時「本当にできるのか?」という自虐ネタで作品を宣伝していたからです。

それが今じゃこんなにも面白い作品を…「アース・スター エンターテイメント! 凄いじゃん…」と思っていたら、アニメーション制作は「project No.9」さんだったみたいですね。
お恥ずかしい限りです^^;

project No.9さんと言えば、2019年秋アニメで「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」も制作されていました。
1社で同時期にフルサイズの作品を2本も制作するなんて凄いとしか言いようがありません。
しかも制作の遅れとかもなくちゃんと放送されましたしね…

監督とシリーズ構成・脚本は「ゆるゆり」「干物妹!うまるちゃん」を手掛けられた太田雅彦監督とあおしまたかしさん、アニメーション制作は、「ロウきゅーぶ」「りゅうおうのおしごと!」を手掛けられたproject No.9さんの組み合わせ…
これが面白くない訳…ありませんよね。


人よりちょっとだけ「できる子」だったため、
孤独で思う様に生きられなかった女子高生・栗原海里
とある事故をきっかけに、異世界に転生することになった彼女は

普通に友達をつくって、普通の生活を送りたい…
そう願って、神様にひとつお願いをする。

「能力は、その世界の平均値でお願いします!」

しかし、神様に授けられたのは「平均的な能力」などではなく…
魔法が存在する世界に生まれ変わった少女が
「普通の幸せ」を求めて大奮闘!

魔術師のレーナ、剣士を目指すメーヴィス、
そして商家の娘ポーリンとの出会いにより
少女・マイルの新たな異世界生活が始まる!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

この作品を視聴して思ったことが二つあります。
一つは、「知らない」ということがどれほど恐ろしいことか、ということ。
そしてもう一つは、「能ある鷹は爪を隠し続けられない」ということです。

一つ目については序盤から如実に感じることになります。
そう、マイルはこの世界に住む人間の「普通」を知らないんです。
だから本人が控えめだと思っていても、やっていることが桁外れだったり…

そして二つ目ですが、これも割と序盤から明らかになります。
私はあまり気になりませんが、マイルはやたら胸の凹凸を気にする節があります。
「赤き誓い」のメンバーであるメーヴィスと、暴力的とも言えるポーリンのスタイルが抜群なのも少なからず影響しているようですけれど…

だからマイルの前で胸の話はご法度です。
何も知らず地雷を踏んで、餌食になった人間をこれまで山ほど見てきましたから…
マイルは逆上すると力の加減ができなくなっちゃうんです。
加減を知らない力が他人にどう映るか…もう言わなくても分かると思います。

そう、これは「実家の秘伝」だそうですから…
正直かなり無理を感じましたが、マイルはこれの一点張りでしたね。
これはこれで面白かったですけれど…

マイルを含む「赤き誓い」のメンバーは全部で4人…
それぞれのキャラに対してスポットが当てられている展開は良かったと思います。
それぞれに感情移入できるだけじゃなく、お互いの絆の深まりも感じましたから…

Cランクの冒険者ハンターとしての「赤き誓い」の物語は、笑いあり涙ありの
しっかり堪能できる構成になっています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、赤き誓いによる「スマイルスキル=スキスキル!」
エンディングテーマは、マイル(和氣あず未さん)の「ゲンザイ↑バンザイ↑」
こういうオープニングのノリは大好きです。
楽曲とアニメの相性もバッチリだったと思います。

1クール全12話の物語でした。
ラストの方でやたら聞こえてきた「禁則事項」が気になります。
物語の中の禁則事項は止む無しですが、ラストのナノちゃんの禁則事項は意味合いが違いますから…
ですがキャラデザも可愛いし、パロネタもしっかり織り込んであったし、個人的には十分に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

おっさんホイホイ(第6話: うーん。これ、あかん奴や…。)

== [下記は第1話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
「小説家になろう」掲載 → 書籍化という流れの原作のアニメ化です。実は「小説家になろう」での更新もまだ続いています。

ということで、第1話を観ました。とりあえず第1話を観ればタイトル回収されますので、能力は平均値でうんぬんという話にはこのレビューでは触れません。

原作では栗原海里(くりはら みさと)→アデル・フォン・アスカム(ブランデル王国の子爵令嬢)へ転生→王都にあるエクランド学園を出奔してマイルを名乗りハンター資格を取得という流れを経ています。

しかし、アニメ第1話ではこの辺りをすっ飛ばして優秀な新人ハンターを育てる目的のハンター養成学校への入学のために、ティルス王国の王都にやってきたところからのスタートとなっていました。

ED主題歌ではエクランド学園時代の同級生3人の姿も見られたので、ハンター養成学校入学までの過去については作中でもそのうち何らかの形で触れられることにはなると思います。

原作ではマイルとメーヴィス、レーナ、ポーリンたちとの出会いは学校の寮でしたが、入寮前に出会う形にしてアニメオリジナルの事件によりそれぞれの人となりが分かるように改変されたようですね。

おそらくハンター養成学校卒業までは巻き気味にストーリーが進むものと思われます。

作画は、まあ良かったんじゃないでしょうか。

そこかしこにパロディー、小ネタが挟まれているのは原作由来と言えますね。「ドラまた」とか、とても古いネタもあって転生前は高校生だったはずの海里はいったいどのように育ったのか疑問です。原作でもはっきりとそのような記述はなかった(匂わす程度)と思いますが、もしかして親から英才教育を受けている可能性が…(笑)。
(原作を読んでいると、作者は50代以上なんじゃないかと思うことも…。)

※第1話の映画『ローマの休日』ネタは、きっとアニメオリジナルですね。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.10.29追記:
想定通り第3話で早めにハンター養成学校を卒業してからの第4話。

原作では「格子力バリアー」と書かれていたけど、アニメでは読みだけなので「光子力バリアー」と区別がつかず。マイル、恐ろしい子…。

合体ゴーレム「ゴ・キーン」は『鋼鉄ジーグ』のジーグの外見と『マグネロボ ガ・キーン』の名前が元ネタ。マイルの「チェンジ、サイボーグ!」のポーズまで出てきましたが、あんな物は原作には出てこないんじゃよ…。

というか原作の世界観準拠ならあんなものを魔術師が操れてはいけません。第3話までは「原作改変」のレベルにとどまっていましたが、この第4話で本作の原作からの大幅乖離が決定的になりましたね。

もう、これは「原作とは別物」として観ないといけないです。

2019.11.5追記:
第5話まで視聴終了。メーヴィスはさておき、レーナ、ポーリン、マイルの面倒な過去語りをよくぞこの1話に押し込んだ(笑)!

第4話のゴーレムと魔術師は未だに納得していませんが、大幅に下げた評価はちょっとだけですが戻したいです。

2019.11.12追記:
第6話まで視聴終了。再び評価大幅下げです。

原作ではマイルはついうっかりなだけで頭は悪くなく日本の高校の優等生並みの社会・歴史・経済・科学の知識はありますし、メーヴィスもお人好しなだけで貴族だけに政治・経済・軍事の知識レベルは高いです。

それに4人とも「依頼達成や仲間を守るためにどうしようもなければ躊躇なく人を殺すけど、殺さないですむくらいに己の力量を高めよう」という姿勢でした。

戦闘自体も戦闘後の処理も、原作の『赤き誓い』から考えると知能レベルが大幅劣化しています。

私は原作改変にそれほど口うるさくしようとは思っていないつもりですが、本作の原作理念を大きく変える脚本・演出には異論が多々あります。いや、一応今後も観ますけどどうしたものかな…。

2019.12.24追記:
最終話まで視聴終了。ラスト2話で、なぜか原作エピソードに帰ってきました。ということでウェンス、シェララ、ベレデテスが登場!

それまで散々オリジナルエピソードでつないでいたんですけどね。このラスト2話をやるなら、やっぱりアニメ第4話はやっちゃダメな奴だった。なぜダメかというと(禁則事項です)。

あ、キャラの評価はアニメに対してのもので、原作のキャラは大好きですよ。あと、CMにも使われていた戦闘時などにかかるBGMは好きでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 49

59.1 2 2019年度のproject_No.9アニメランキング2位
ぱすてるメモリーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (109)
373人が棚に入れました
オタク文化の聖地と言われたアキハバラも今ではオフィス街となり、アニメや漫画の記憶も忘れていって、専門ショップも閉店していき数少なくなってしまった。作品世界を支えているのは、人々の心にある作品の『思い出』。でもウイルスに作品世界を破壊されると、みんなの記憶や思い出からその作品が消えてしまう。私たちが戦うのは、みんなが好きな作品との『大切な思い出』を守るため! アキハバラの片隅にある、小さなお店「うさぎ小屋本舗」で働く12人の女の子の物語。ウイルスを倒してアキハバラを元の楽しい街に戻すため、私たちは頑張っています!

声優・キャラクター
新田ひより、鳥部万里子、内山夕実、藤井ゆきよ、村川梨衣、大空直美、山本亜衣、小倉唯、花守ゆみり、久保ユリカ、戸田めぐみ、小岩井ことり、森永千才、たかはし智秋
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ヘンテコリンな世界に飛び込もう

1話感想{netabare}
全く前情報ナシで視聴。
ってことで、この作品ってどういう方向性なんだろう?というのはどうしても気にしてしまうワケで…。
Aパート最中、オタ系文化が消え去る流れは「あ、それスクーパーズの仕業じゃね?(“URAHARA”ネタ)」と思い、てっきり主人公側が代わりとなるものをクリエイトしてく話かな?と予想したけどどうやら違うっぽい。
で、途中のCM見たら“あかねさす少女”みたいな感じに思えたけど、これも若干違うっぽい?
そして1話最後まで見た感じ、作品世界に飛び込んで盗まれた記憶を取り戻すって話…でいいのかな。
前半のノリと打って変わり、後半いきなり異世界の扉が出てくる展開は意表を突いたつもりだったんかなぁ?
CMで半ネタバレ食らってあんま驚けなかった、くそう。

物語の世界に入ってそこで起きる問題を解決してく流れとしては“ポールのミラクル大作戦”が近いのか?ねじウサはパックンポジションだよね。
「物語」に当たる部分を御伽噺からオタ作品に入れ替えたってところかのう…ってかそういう話だったらいいなぁ。
そして「どこかで見たあの作品に似てる(1話では“ごちうさ”)」を続けるのであれば、その作品の内容が謎を解くギミックになってると尚良いのだけど…って思ったらそれって“問題児たちが異世界から~”になっちゃうのか。

ってかゲーム出してるコアエッジってのをよく知らない。
他のゲーム会社も大して知らないけど、例えばこれがサイゲでガンホーやXフラッグ作品に飛び込むって内容だったら爆笑だったんだが。
ってことでちょっと調べてみたら…これはアニメとは離れてしまうかな、ゲームの方だけど、最初の最初、まだ「この世界なんかヘンだぞ」って自覚する以前、気付くキッカケとして出てくる作品(作中作)タイトルが“スチ-ムコレクターミンク”でして。
妙に衣装や小道具(タイトルなども)に歯車があってスチームパンクっぽいなと思ったらそれ由来なのか?
…。
アニメではその部分は終わってて、もう世界がどんなんだか自覚してる段階からのスタートなワケだけど、そのエピソード見てみたかったような…。
回想でやってくれる?コスチュームデザインにちゃんと理由があるってのは久々に見た気がするのでやらないのは勿体無い気ががが。
(といいつつ、実は単に「不思議な扉」が柱時計だからって理由だったりして)

それ以外で気付いた細かい点。
同じ巻を複数買ってしまう…あるある過ぎて泣ける。
また、なにか特殊な事情が無ければ・普通に販売してたのであれば第一巻が最も多く市場に出る。
よりにもよってその一巻が見付からないのは事態の深刻さを表そうと意図したものだったのかな?{/netabare}

2話感想{netabare}
な、なんだこれ…。
アバン最後、ココアの顔見て「ウナギだー」と驚くが全然ウナギに見えない、むしろ佐賀…もうこれ台詞で「そういうこと」と強引に進めてるだろw
ティッピーが金朋wってかウナギよりもナマズ(ビッグコミックの)にしか見えん。
ねじウサのコーヒー占いはもはや占いするまでもない飲み跡w
…。
ってかさ、全体に作画が酷い上にノリが“ヴァラノワール”っぽい。
ねじウサはオカルトハンマー使えよコンニャロー。
ごちうさキャラもヘボくなっててこりゃパロ(リスペクト?)先に失礼じゃないか?w
ここは“ラストピリオド”のひぐらしネタを見習って本家よりも高クオリティで責めて欲しかった…と思ったけど、これはこれで良いかも知れん(※)。

なにより驚いたのはED、もう担当した人好き勝手やってるだろww本編の変身シーンやれよと。
ってかクレジット見て驚愕、ごちうさメンバーが小清水福圓喜多村(あと金朋)…なんじゃこりゃああ!?
そして協力のところにオノデン…はまぁ分かるけど、“すのはら荘”があって「???」
“カリギュラ”もあって謎だったけど、ああフリューだったのか。


えーっと例えとして出して良いのかなぁ、昔よくあった非公式アニパロアンソロジー(同人からの再録)や同人アニメの匂いを感じる。
デザインは元ネタのまんま、それなのにキャラ名はもじってあって(非公式だからね)、あの「いかがわしさ」「アングラ感」は結構好きだったりします。
そういやセラムンのソレで月野うさぎがうなぎになってたのがあったような…それの印象からか?
今後もこのいかがわしい路線(それでいて声優は豪華)で行くならカルトな人気は集める…かも知れない。

真面目な方向の感想としては、作品世界のキャラは自分が創作物だと自覚してるのか。
まさか最後主人公達の世界も実は作り物だった…なんてベタなオチになったりしないだろうなぁ?
あーでもこの作品ならそれやっても笑顔で許せそうな気がする。
なにも不思議がることなく黄昏の王(たかはし智秋)を相手にしてたけど、もう顔馴染みなのか?
あとBGMがやけに壮大な気がする。

かつて自分は某ネトゲの廃人やってまして。
そこではコラボもよくやってて、だけどその内容はどうしても「コラボキャラがこっちの世界に迷い込む」ばかりでした、まぁそうするしかないわな。
あくまで1つのゲームを徹底的にやってただけなので他のゲーム、ましてやスマホゲーはどうか知らないけど、「こっちのキャラがコラボ先の世界へ行く」って作りはチト羨ましい。
実際のぱすメモの原作ゲームがどうかは知りませんが、アニメでは少なくとも「夢の展開」ではある。
あとはパクり(リスペクト?)先やそのファンが怒らなきゃ良いんだけど、果たして…。{/netabare}

3話感想{netabare}
やっべ、ローゼン殆ど覚えてない。
一番強く印象に残ってるのは「カナリアくっそうぜぇ」で…私もウイルスに侵食されてる?
まぁ見てれば思い出せるかな?って感じて見てみたら、ああ、確か作中作あったねぇ、わんわん探偵だっけ?
と、「あーそうそう、こんなんだったわ」と思い出しかけてたところに、真紅と水銀燈がジャージ姿で登場で記憶を辿る糸がどっか飛んでったww
…。
いいのかこれ?
そして中の人が田村ゆかりと日笠って、なんじゃこりゃあ!?
しっかし作画酷い。
「こんなクソアニメにマジになってどうするの」として元ネタ側から怒られるのを回避するためか?とさえ思えてきたり。
お、怒らんだろう、多分。
ってか「パクったけどバレへんやろ」とトボけるよりはよっぽどマシだと思うが…とはいってもリスペクトしてるんだかディスってるんだかよく分からん作りでコワイっちゃあコワイ。
このヒヤヒヤ感はちょっとクセになる。{/netabare}

4話感想{netabare}
今回は“ロウきゅーぶ”の世界が舞台。
「ようし、バスケで勝負だ」の流れはホビー系の「○○(スポンサーが売りたがってる玩具)で勝負だ」を髣髴とさせる、脱衣麻雀の「それなら麻雀で勝負よ」とも。
ただツッコミ役がなぁ…前から気になってたけど、やっぱり敵役がドロンジョポジションの1人しか居ないのが寂しい。
主人公側は最初から人数多いし更にねじウサも居るし、敵側にツッコミ役(ボヤッキーポジ)が居ないのがどうにもなんか…う~ん、バランス悪い気が。

それとどうしても思ってしまうのが…確か“アニメガタリズ”の感想でも書いた気がするけど、作中キャラのパロ先への態度は大絶賛というもの。
そりゃダメ出ししたら問題なのでそうならざるを得ないんだろうけど、“GUN道”みたいな、作った側も「これはクソだ」と言って憚らない作品へはダイヴしないのかな?
むしろそういう系は黒歴史としてウイルスに消されるのを望んでる?
「例え関わったスタッフが無かったことにしたがる駄作でも、私もクソだと思うけど、存在が消去されるのは我慢ならん」と奮闘する話があっても良さそう。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
5話は“りゅうおうのおしごと”、6話は“ハム太郎”回。
わぁい、6話まで全部元ネタ見てたヤツだ(途中で切ったものもあるけど)、そのうち知らない作品が来るだろうと思ってたら案外来ないもんですね、見てない作品も沢山あるはずなんだがなぁ。
ってかこれまでパロってきた作品って…あの…ロリコンご用達アニメじゃーん!!
ハム太郎は違うって?いやいやロコちゃんでググろう、上級者ほど女児向けアニメはチェックしてます(なんの上級者だか)。
ってかロコカナ出なかったのは意外(※)。
まぁそれ言ったら5話で銀子が出なかったのも不満っちゃあ不満だけど(※)。
んで、これらの作品のチョイスってひょっとして伏線で「マヤの嫌いな系統の作品」ってことだったりして?
そのうちBL作品(マヤがBL好きかは知らないが例えとして)がウイルスに侵食されてる回が来て、マヤと共闘する展開とか…無いかなぁ?
そしてゲスト声優陣は相変わらず豪華。
小桜エツ子は声聞いた瞬間に分かった、小桜で小動物って魎皇鬼じゃーん!
あの頃と声質まんま変わってなくてビビる。
一方のりぼんちゃんが三石だったのはワカランかったけどね…ノロイ化した後も三石か。
ゾンサガといい、奇声発する役続いてないか?
最後「今日は楽しかったね、明日はもっと楽しくなるよね」で〆たら完璧だったんだけどそこまではやらなかった(※)。

そして7話はそれまでのロリコンご用達アニメと違ってドラクエネタ。
ドラクエだけじゃなくてその他のゲームちょこっと追加。
今期セガ提供で“えんどろー”っていうドラクエパロ作品やってると思ったらこっちではファンタシースター2のパロ(それまでステータスでMPだったのがしっかりTPになってるしw)、これはセガも文句は言えまい。
魔界村はどうなんだろうねぇ、カプコンは大らかな印象あるけど…。
さすがにドラクエはメジャー作品(パロ作品が多い)だけあってか、↑の※の「ここまでやっちゃって大丈夫かな?」みたいな遠慮が少なくネタ投入量が多かった気がする。
それ以前にスクエニはスクストやってるしなぁ、ってか最初の城のすぐ隣に町があれば完璧だった、エクソダス的に。。
更にこの作品のメインライターは玉井☆豪なんだけど、その方は以前“ビキニウォリアーズ”で既にドラクエパロを手掛けてて、また同じことをやっても新鮮味が無いと判断したのか7話は別の人がやってました。
ゲスト声優はデデデ大王。
ゲスト声優は敢えて元ネタと関係のない人を使ってると思うのだけど、無理やりこじつけるとネジウサのレベルアップがカービィUSDXのバトルウィンドウズ戦っぽかった?…いや、こじつけだなぁ。
こじつけといえば名前入力シーンのBGMがガイアポリスのキャラセレクトのBGMっぽかったが多分気のせい、ワザとありがちな曲を作ったんだろうし。

それにしても、6話で「今後マヤの掘り下げやるのか?」と思わせといての7話はスルー。
元々どういう経緯で今のようになったかの説明欲しいのだけど、それはやらないのだろうか。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
8話は美味しんぼ&味っ子の想区。
あー、うん…このネタは他の作品でもよくパロられてるので新鮮味はイマイチ。
意図的にパロ先とは声優を外してるんだろうけど、ホンモノ(井上和彦)を使ってた“ヘボット”の美味しんぼパロと比べるとどうにも地味。
あ、ヘボットだとたかはし千秋と藤井ゆきよが声優跨いでるのか、どんな気持ちだったんだろう。
そして9話も同じ感じ…ときメモをベースにひぐらしだかスクールデイズだか、うたわれるものも混ざってたような?
なんかチョイスするネタが安全牌に向かってる予感。
けどそこで国府田マリ子使ったのはスゲェ。
そして10話は車田正美の想区…キ、キターーー!遂に元ネタ知らないパロが来た。
自分どうも車田正美は苦手でねぇ、ストライクな世代だからといって全員が読んでたとは限らないんだぜ?
とはいえこれも“えびてん”に比べたらパンチが弱いような?
まぁあっちは本当やりすぎて元ネタ知らないと意味分からない出来で、こっちは知らなくても分かるようには作られてる。
ど、どっちが良いんだろうねぇ。

でもって11・12話はエヴァの想区。
作中の現実の秋葉原はウイルスの侵食により閑散としてて、ヲタ街の秋葉原は物語の中でしか知らないって展開は何故か自分にはそそるものがある。
“バトガ”のあんこが作中の現実ではとてもそんなことできる状況ではない中VRでタイタニックごっこをしてたのとも通じるのかな、物悲しさというか切なさというか。
「もう失われて戻れない」というか「お前が取り戻すべきものはコレだ」と示してるというか…。
そしてゲスト声優は…ホンモノだ!でじこが真田アサミじゃん。
あーそういうことかー、今までゲスト声優を元ネタと微妙に外してたのは最後にホンモノを使う「溜め」だったのね。
果たしてその演出は効果的だったかどうか疑問だけど…デジキャラットってそんなに有名かのう?
ってかぷちこも出そうよ、ステキなサムシングにゅ言わせろにゅ。

全体を振り返ってみると、6話までは結構攻めた内容だったけど7話から失速した感がある。
秋葉原で商品眺めてたら「ぱすてるメモリーズ」も並んでて「私たちも想像の産物だったんだー」って展開になるのを密かに期待してたけどそれは無かった。
というか、どういう経緯でうさぎ小屋本舗の連中は今の状況になったのか…普通に考えればネジウサとの出会いがキッカケになると思うのだけど、そのエピソード無いのね。
コスチュームデザインにも関わるハズ(ファーストコンタクトはスチームパンク作品らしい)だし、やって欲しかったなぁ…パロじゃなくなるから避けた?
その結果、1年放送作品のうち際立った回を抜き出したような作りになっている。
「詳しくはゲームでね(はぁと」ってことなんだろうけど、一本のアニメとして考えると…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

他作品を思い出しながら笑う(or 嗤う)アニメ?(第12話(最終回)まで視聴済み: あ~、エヴァかあ…。)

== [第5話まで視聴時レビュー] ==
スマホゲームが原作らしいですが、こんなの作って大丈夫なのか…(笑)?

普段はメイド喫茶「うさぎ小屋本舗」で働くアルバイト、しかしその実態は作品世界の破壊を目論む組織「ブラックエリート」の手から作品世界の思い出を守る戦士である12人の女の子と、彼女らを作品世界に送り込む手引きをする「ねじれウサギ」によるお話です。

作品世界に人を送り込んだりウイルスで汚染できたり、またそれを退治できたりする仕組みについては完全に「ファンタジー」な作品です。

どうやら12人は3人ずつで1チームになっているようで、計4チームということみたいです。変身時の基本的なコスチュームは「きららファンタジア」などと似ているかも。武器は剣、ナイフ、メイス、銃などがありキャラクターごとに違います。

第1話は設定の説明を含むイントロダクション、本格的な作品世界内での戦闘は第2話以降となっています。

登場メカなどはありませんが、やっていることは基本的に「タイムボカンシリーズ」ですね。行先の世界の歪みを是正して帰ってくる感じ。たまに「メモリアルチェンジ」という衣装替えで、作品世界と同化してそのサポートを得て強くなることもあるようです。

第5話まで、今のところ原作のマンガやライトノベルがあるもののアニメ化された作品ばかりです。今後オリジナルアニメが元ネタになることはあるのでしょうか…?

各回で危機を迎える作品世界の元ネタは元の作品を知っていればサブタイトルである程度想像がつき、本編を観れば確実にわかるように作られています。つまり視聴者が元ネタを知っていることにかなり依存した作りになっていて、知らなかったらおそらく面白くもなんともないと思います。

そういう作りなので、ここまで元ネタになっている作品はみんな知名度が高い物が選ばれていますね。

この作品ならではのオリジナリティはあまり感じません。何かあるとしたら敵幹部である摩耶に、なにかブラックエリートに入る動機みたいなものがあってそこに共感できるかといったあたりでしょうか。

と、ここまで本作をまともに褒めるようなことは一つも書いていないのですが、私自身はこういう作品は嫌いじゃありませんのでなんとなく視聴は継続しています。

なお舞台の秋葉原については闇市(さすがにこの時代は知らない)→電気街(かつて電子部品やパソコンを買いに行っていた)→オタク街(現在)となっています。

そして近年ではUDXやダイビルなどが起点となってオフィスフロアを持つビルの建設が進んでおり、作中の「近未来におけるオフィス街化」というのはまったく荒唐無稽な話でもないのかなとは思います。だからといって、作品世界を忘れてしまうというのは飛躍があり過ぎますけどね(笑)。
== [第5話まで視聴時レビュー: ここまで] ==

2019.2.12追記:
第6話を視聴終了。

「リボンちゃん」→「うどんちゃん」は、あんまりといえばあんまりじゃないですかね? ヘケッ?

今回ネタ元の「怪獣映画と同時上映の劇場版」についてはミニハムずのデビュー作で、来場者特典に「ゴジハムくんキーホルダー」があったのは覚えていましたが、ゴジラの方の作品名は覚えていなかったのでググって調べてみたら、同時上映作品は『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』でした。

[さらに続く余談]
ちなみにミニハムずは上記『~ハムハムランド大冒険』(2001年)の他、『~ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』(2002年: 同時上映は『ゴジラ×メカゴジラ』)、『~ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!』(2003年: 同時上映は『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』)の3回登場していて、それぞれミニモニ。が「ミニハムず」名義で主題歌を歌っています。

ちなみに上記の『ゴジラ×メカゴジラ』は釈由美子がメカゴジラを操縦してた、アレですね。

…どこにもぱすメモ本編の話がないというオチでした(笑)。

2019.3.27追記:
後半のエピソードからは元ネタを複数作品にしていくストーリーが目立ちました。第9話みたいに『ミスター味っ子』と『美味しんぼ』が混ざったりすると、シュールですねぇ…。

第10話は『聖闘士星矢』を含む複数の車田正美作の漫画作品の他、『はじめの一歩』など複数作品が混ざっていました。そういえば『リングにかけろ』も『風魔の小次郎』もアニメ化はされているんだった…。

最終エピソードは第11、12話での前後編。秋葉原にある何店舗かは実名が出てきていましたし、エンディングにもクレジットされていましたね。

第11話のサブタイトル元ネタはもちろん「決戦、第三新東京市」ですよね。主人公搭乗ロボ出なかったけど(笑)。

第12話に出てきたロボが、いろいろとカオスでしたね。巨大でじことか。「目からビーム」出るんかい(笑)!

なんでしょう、繰り返し観るようなアニメじゃないですし敢えてお勧めする感じでもありません。個人的には嫌いじゃなかったですけど。変身後のコスチュームのデザインはわりと好きでした。

余談: 『ご注文はうさぎですか?』が元ネタである第2話に問題があると判断されたらしく、お蔵入りとなった模様です。配信の停止とBlu-ray&DVDへの収録が見送られることが決まりました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

名作依存の迷惑作

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
オタク文化が衰退した街、秋葉原を舞台にした、萌えとバトルが融合したような、不思議なアニメ。

設定は面白かったけど、内容はヒドイ。一言で言うなら、

「つまんないアニメで名作のパロばかりやるなや、不愉快だから」

ですかね。

笑えないパロディは、単なる冒涜です。

最後まで観たのは、「久々に☆1をつけよう」と思ったから。最低評価だけに、ちゃんと全部観てから、責任をもって付けようと思って(最近、☆1を漬けるなら全部見た場合のみにしようと思うようになりました)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
結局、私含めて、多くの視聴者の興味は、「どの作品をネタにするのか」に帰結するんでないかな?

これが、「どうやってネタにするのかな?」とはならないところが、この作品の弱さだと思う。

つまり、興味があるのは、「ぱすてるメモリーズ」ではなく、「元ネタ名作アニメ」であるということ。

と、なった時に、「原作ファンが喜べるか」という点がポイントになるが、オフィシャルでやっているわけじゃないだろうから、当然「微妙なパロディ」になってしまう。何より、作画がクソだから、原作ファンからすれば、これが自分の好きな作品のアナザーワールドだと認めたくないのでは?

賛否両論というより、「よりどちらがヒドイか」という話になるんだけど、前半の「1話につき1作品のパロディを貫く」のと、後半の「1話の中にたくさんの名作のパロディを詰め込む」のと、どっちがまだマシだったかというと、、、

私は、「後半の方がよりヒドイ」と思った。

例えば2話の「ごちうさ回」なんかは、そのまんまごちうさで、「作者はごちうさ好きなんだな」という、原作へのリスペクトは最低限感じられた(別に誉めてませんからね。2話の評価は☆2。充分に低評価。ファンなら怒っても良い内容。でも、他の元ネタに比べると、制作者か監督かは知らないけど、ごちうさ に思い入れが強いんだなということは伝わるというだけ)。

が、後半はもう、ネタとしてしか名作を扱っておらず、その雑さを、「不愉快」に感じた。身のほどを知れ、と。

個人的に一番楽しめたのは、7話のドラクエ回。魔界村含め、まず自分が元ネタを好きだということが大きいし、作画的にも、当然当時(ファミコン)よりは上なわけですし、世界観だけを借りて原作のキャラを出さないわけだから、腹の立ちようがない。

とはいえ、それでも☆3。つまり、普通。

ドラクエのパロディなんて散々やられつくされていて、その中で飛び抜けた「何か」は本作には無かった。つまり、「無難にやったら一番まともだった」だけで、決してクオリティが高いわけではない。他の回が酷いだけな気もする。

EDもダメ。

この(子供だましの)作風なのに、いきなりエロネタぶちこんでどうするんだ? 曲も、中途半端なアイドル風で、個性がない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
オタク文化が衰退した世界ね。なんか、やや薄汚れたごちうさを狙ってるの? これだけ客いなくて、飲食で、人を雇って、店がつぶれないてのはどうなんだろう。タイムスリップとかすんのかな? キャラが多くて、よく分からんな。ウィルス退治? 刀剣乱舞的なノリなのかな? これ、色んな作品世界に跳ぶのが見処なんだろうけど、アニオリばかりに跳ばれても微妙だね。うさぎさんカフェ→ごちうさ みたく、分かりやすいオマージュで繋いでくの?

2話目 ☆2
完全にごちうさ、なんだけど、どこまで寄せるつもりかな? 名作を旅するってのは、コアな原作ファンが怒らないようなクオリティ、内容で勝負しなきゃだし、コアなアニメファンでもなければ、オマージュに気づかないだろうから、意味もないし。難しいね。ごちうさ を救った後に、うさぎさんカフェにごちうさ要素が流入してきたのは良かったし、それを毎回続けられたら、偉いと思う。ED、エロ本作りたいの?

3話目 ☆2
ローゼンメイデンか。確か、途中で切っちゃってた気がするな~。だからなんか、思い出もあんまりないな。

4話目 ☆2
ロウきゅーぶ? 存在や設定は知ってるけど、未視聴だな。これは、何がどう改悪されてるかが分からんな。

5話目 ☆2
りゅうおうのおしごと? モンスター? 一応は、成長モノ?

6話目 ☆2
ハム太郎? なんの思い入れもないな。

7話目 ☆3
ドラクエ? と、魔界村。まあ、このあたりのパロは楽しいかな。

8話目 ☆2
なんか、料理マンガがバラバラに(苦笑)

9話目 ☆1
ときメモ? 面白い部分がない。

10話目 ☆1
聖闘士星矢? よくわからん、なんの漫画だ? 蔵馬にヤムチャに一歩? う~ん、つまんないアニメで名作のパロばかりやるなや。不愉快。

11話目 ☆1
エヴァね。舞台を秋葉原にするのは、ご都合主義過ぎる。エヴァは、街を守る為に戦ってるわけでもないし。2話跨ぐの?

12話目 ☆1
この合体ロボが、まさにこのアニメの下品さを表している。名作の旨味だけを安易につまみ食い。ある意味では清々しいくずっぷり。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

66.2 3 2019年度のproject_No.9アニメランキング3位
みにとじ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (62)
216人が棚に入れました
少女たちの日常は戦ったり戦わなかったり?TVアニメ「刀使ノ巫女」とスマートフォンゲーム「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」のキャラクターがちいさくなって大集合!

声優・キャラクター
本渡楓、大西沙織、和氣あず未、木野日菜、松田利冴、鈴木絵理、茜屋日海夏、石原夏織、五十嵐裕美、藤田茜、沼倉愛美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「この番組はうら若き公務員たちの提供でお送りいたします」

『刀使ノ巫女(とじのみこ)』のメディアミックスの中核はアニメよりも
どちらかと言えばスマホゲームアプリ。

アニメの主要キャラ六人に加え、ゲームにはそれとは別の主要キャラ五人+αが暗躍。
さらには一応の敵方・折神家の一味などについても別途、掘り下げられたりしていて、
私もアニメの裏側で展開すると言う物語目当てでたまに、
主にメインストーリーだけ(三周半遅れくらいでw)プレイしたりしています。

本作はそのスマホゲームに集結した刀使(とじ)たちの
ほぼ全員集合キャラアニメの性格が強いショートアニメ。

アニメだけの方が見たら誰コレ?ってキャラもいるとは思いますがw
私としてはメガネな先輩・木寅 ミルヤと、チチエこと瀬戸内 智恵。
晴れて映像化されたゲームの両お姉さんキャラがどうネタにされるか等を
期待しながら挑みました。

アニメ本編では消化しきれなかったキャラ設定などを、
ここぞとばかりに放出する、ちびキャラショート作品の文法は踏襲されていて、
おおよその人物相関を抑えていた私にとっては毎回楽しい視聴となりました。

本編で発現したキャラクター性の深刻化、変質も典型的で……

{netabare}薫ちゃんのサボりグセも、彼女をこき使う上司のパワハラ?がもたらす、
とあるブラック公務員悲話へと進化w
(ゲームでは編成外の刀使カードを全国各地に遠征に出し、放置してアイテム獲得するモードもあって、
薫の沖縄遠征を恒常化させているブラックプレイヤーの私には他人事とは思えませんでしたw)
世の中ブラックと言うと、とかく民間企業ばかり釣るし上げられますが、
真の魔境は労働三法が無効化される官にあり。
本編では薫のグ~タラぶりを憂えていた私ですが、本作では流石にチョット可哀想になってきました。
本当に{netabare}フランダース{/netabare}になってしまう前に、
戦う公務員・薫にどうか有休を、連休をお与えくださいませ~~。{/netabare}

その他にも……

{netabare}愛しの可奈美が姫和といちゃついている間に、重量化した舞衣の沙耶香に対する溺愛とか、
刀使(とじ)養成校の交流の中で生まれた格差がもたらした、
“ほらいぞん同盟”と言う名の分断。{/netabare}

などネタも充実していて、最終回は、もう終わっちゃうのか~って感じで意外と寂しかったです……。


レビュータイトルは可奈美と美炎。アニメ&ゲームの両主人公が歌う本作のOP曲名よりw
ややブラック風味の外面ですが、中身は愉快な?キャラクターソングです。
“日常垂れ流してどうすんの?どうすんの?”といった感じでノリも良く、妙な中毒性があります。

その症状緩和に是非、楽曲ダウンロードを……。
と思ったら主題歌CDは本作ぶるーれい初回生産版との抱き合わせ。

アニメファンへのブラック搾取はんた~いw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなの「にちじょう」、ときどき「じけん?」

この作品は、2018年の冬から2クールで放送された「刀使ノ巫女」のスピンオフ的な位置付けの作品です。
アニメ本編では、前半の胎動編と後半の波瀾編の大きく2つの物語があり、波乱万丈のイベントの目白押しでしたが、この作品では刀使の皆さんのちょっぴりゆる~い日常に着目しているのが特徴です。

まぁ、アニメ本編では登場人物の皆さん忙し過ぎでしたから、こういうのんびりした展開も悪くありません…というより、これまでとは違った一面が見れて個人的には良かったと思っています。

完走して思ったことが2つあります…
まず一つ目は、この作品はアニメ本編を視聴していないと、この作品の面白さが理解できないこと…
だから一見さんにはとても厳しい内容になっています。
もっとも、スマホのゲームをプレイしている方も話の展開についていけるようですけど…

そして二つ目は、この索引が作り手の方々に愛されているということ…
勿論、作り手に愛されている作品は山ほどあると思います。
キャラの魅力を切り口を変えて余すことなく表現するために、敢えて本編の続編という形を取らなかったのは、ある意味挑戦であり英断だったのではないでしょうか。

何故なら、視聴者が望むのはまず間違いなく本編の続編だと思うんです。
でも物語の展開上、必ずしも続編が成立する訳じゃありません。
この作品の本編も物語は綺麗に纏まっていましたから…

それでも作り手の皆さんは挑戦しました…
だからじっかりと感じられたのは、キャラに対する作り手の方々の愛情です。

可奈美、姫和、舞衣や沙耶香といったお馴染みのメンバーはもちろん、折神 紫を中心とした親衛隊の皆さんも良い味を出していましたね。
個人的に嬉しかったのは、いのりん演じる燕 結芽…アニメ本編では不憫な立ち回りでしたが、この作品ではツッコミ役として元気一杯の姿を見れたことです。

そして今回外れクジを引いたのは…薫とねねでしたね。
刀使は国家公務員ですから、ある程度は仕方無いのでしょうけれど、何の仕打ちかと思うくらい本来好きな任務と真逆な仕事に勤しんでいましたから…

作り手の愛と遊び心の詰まったこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、衛藤可奈美(本渡さん)&安桜美炎(茜屋さん)の「この番組はうら若き公務員たちの提供でお送りいたします」
この曲は円盤の特典になっているみたいです。

1クール全10話の物語でした。5分枠なのでサクッと視聴できる作品です。
尺は短いですが、起伏の無い単なる日常を描いただけの作品ではありません。
物語にもしっかり動きがありました。
最終話のテロップは「またね」でしたが…再会を期待しても良いのでしょうか?
それなら嬉しいですけれど…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ファンサービスたっぷりな短編アニメ。とじみこ・とじともが好きな人は必見です。

2019年冬アニメ。5分弱の短編アニメで全10話。
アニメ「刀使ノ巫女」とスマホゲー「刻みし一閃の燈火」のキャラが両方登場するため、どちらかは視聴orプレイしていたほうが良いと思います。
時期はアニメ1クール終了時(折神紫に憑いた大荒魂との決戦の後)ですね。
アニメ本編終了後も同じ形式で作ってくれないかな~。

全体的に可愛くほのぼの系。ラストの提供絵(?)もまた可愛い。私はTVアニメしか見てないので半分くらいのキャラはわからないけどとりあえず可愛いからいいや。

キャラデザがちょっと古い印象もあるんですけど、それもかえって良い味出してる。時間が短いのでギャグのテンポがよく、ほのぼのありしんみりあり。
TVアニメの訳アリキャラとかも違う一面が見られたりして面白かったです。

それにしても薫は美味しいキャラすぎるw

作品への愛がしっかり詰まっていて、キャラものとしても優秀でした。とじみこととじとものどちらかでも好きなら、きっと楽しめますよ。
(2019.3.25)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ページの先頭へ