コメディで料理なおすすめアニメランキング 15

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコメディで料理な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月05日の時点で一番のコメディで料理なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.7 1 コメディで料理なアニメランキング1位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
1708人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ドロップアウトかと思ったらむろみさんで、むろみさんかと思ったら違ってた。
なんだっけ、この構図ってなんかあったハズなのに思い出せなくてモヤモヤする。
神だか悪魔だか召喚・使役してコキ使って、召喚された方は常に命を狙ってるんだけど悉く返り討ちに遭うヤツ…“うしおととら”じゃなくてもっとギャグ寄りので。
なんだっけなんだっけ…とアニコレの感想見てみたら同じく思い出せずに困惑されてる方が居て「あ、自分だけじゃないんだ」とひと安心。

内容の方だけど、幸か不幸か馴染みのあるフォーマットなので抵抗は無い。
ここから過去へ話が進むのか、このまんまギャグが続くのか、変なシリアスに傾くのか、1話だけではまだ分からない。
様子見ー。


追記
似た構図の作品、なんだったか必死に思い出そうとしても思い出せない。
ひょっとして「召喚・使役」じゃなくて「封印・使役」だったかも?と記憶を辿る範囲を広げたら西遊記まで行っちゃった…。
まぁ原典を辿ればそれ系ってことなんだろうけど…って思ったら自分が抵抗を感じなかった理由もなんとなく分かったり。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
2話で「暑い~」「エアコンが~」言ってたのに予告でクリスマスって出て「ん?」って思って、実際3話見たら季節が冬まですっ飛んでて…あ、これ時系列シャッフルなのかな?
まぁ1話からいきなりキャラが出揃ってる状態からのスタートだったので、「どうやってこいつらが集まったのか」の説明回はあるのかな?とは思ってたので、これでその可能性はちょっとだけ上がった?
無くてもいいけどさ。

それにして、なーんかイマイチだなぁ。
邪神ちゃんは「邪悪だけどアホ」「悪だくみするけど最後は酷い目に遭う」って設定にしては可愛げか無い。
“ドロップアウト”のサターニャは可愛げがあったのに何が違うんだろ?って考えてみたのだけど…声優の力ってのはナシで以下の点かな?

・邪神ちゃんのアホ行動を見てクスクス笑ってる人が居ない、周囲に迷惑かけてるだけ
・計画性が無く直情的、その後どうなるかを考えて無さすぎ(邪悪なことを考えてもそれがどこかマヌケだと笑えるのだが)

この2つだけじゃなくて他にもある気がするが…とりあえず思い付いたのはこんな感じ。
で、1番目に関しては次回婦警さんが出て改善される、のか?
2番目はなぁ…3話を挙げると「しまった、ペコラに見せつけることに夢中になってユリネのカレーまで食べてしまった」って言わせるだけでも全然印象違うと思うのだが。
「後ろがガラ空き」の二連発もちょっといただけない、ってか肉弾戦しか能がない?

なんか文句ばかり書いてしまったけど次の婦警には期待。
ってかそれの扱いによって明暗が分かれそうな…。

追記
あーそっか、↑書いた後に思いついた、「煽てられると調子に乗る」「騙されやすい」ってのも無いんだ、“百錬の覇王”思い返してて気付いた(イヤな例だな)。
いつも問題起こすのは邪神ちゃん発で、これが変化乏しくて3話にしてマンネリ化感じる原因になってるのかも。
発端は邪神ちゃんであっても他の誰かによってエスカレートしちゃうって展開があってもいいんじゃ?
…。
やっぱ婦警なのか?そうなのか?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
やまじゅんネタがほんっっっっっと寒くて。
そんなん“キディガーランド(2009年作品)”でやって総スカンだったじゃんって思うと何故今更!?で。
ってか“呂布子ちゃん(2008作品、監督もりやまゆうじ)”でもお寒い反応だったかと…もう10年前じゃねーか。
若い人にはむしろ新鮮に見えるのかねぇ?
もりやまゆうじ自身、今期“七星のスバル”のアクション監修で名前見たけどいかんせん横の繋がりってどうなってるかまでは自分知らん。
「そのネタ止めた方がいいッスよ」って言ってくれる人居なかったのかなぁ。
“音楽少女”に比べるとなんか生っちょろいんだよね。
バゴーンもさることながらABBA(2文字目のBは反転)もそうで。
対立煽りはしたくないのだけど、同期作品の“ちおちゃん~”の監督だったらそこは容赦なくBGM流しただろう、と思うとなんとも物足りない。
といいつつ、もしかしてABBAじゃなくて松任谷由実だったら自分評価違ったかも?と思ったが…いや無いな、タイトルいじってるだけだもの。
ってか↑で期待してた婦警も結局“受け手”で、常にといっていいくらい騒動の発端は邪神ちゃんに頼っててワンパターン。
6話でちょっと頑張った感じだったけど7話でまた戻っちゃった感じ。
パロも寒けりゃ展開もワンパターンってどうすりゃいいんだ。

余談
コミケ当日国際展示場前駅にポスター貼られる作品は糞な法則。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

少女と悪魔が繰り広げるちょっと危険な同居生活

この作品の原作は未読です。
あにこれでこの作品の画像を見た時、邪神ちゃんしか映っていなかったので「モンスター娘のいる日常」みたいな作品なのかな…と思っていましたが、立ち位置含めて全然違っていましたね^^;

この作品に引っ張られたのはやはり声優さんでしょうか…
主人公の邪神ちゃん役は、ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉を演じた鈴木愛奈さん
邪神ちゃんを召喚した花園ゆりね役は、同じ夏アニメ作品「七星のスバル」の空閑旭姫を演じた大森日雅さん
邪神ちゃんの幼馴染にあたるミノス役は、ソウルイーターのマカ、花咲くいろはのみんちを演じた小見川千明さん
それにM・A・Oさんの名前も見かけたので…

物語の方ですが、魔界の悪魔である邪神ちゃんが、神保町でアパート暮らしの女子大生である花園ゆりねに召喚されるところから始まります。
そして、お約束ですがゆりねは魔界への帰し方が分かりません…
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は一つ…召喚者が命を落とすこと。
こうしてゆりねの命を狙う邪神ちゃんとゆりねの同居生活の幕が開き、物語が動いていきます。

公式HPのキャラ紹介ではこう書かれていました(抜粋して掲載)。
邪神ちゃん:ゲスでかわいい魔界の悪魔
花園ゆりね:ちょっとブラックな女子大生
メデューサ:天使のような悪魔
ぺこら:天使は家なき子
ミノス:悪魔で隣人ですから!
ぽぽろん:腹黒天使

概ねキャラの紹介文としては正しいと思います。
但し、個人的には邪神ちゃんを除いて…になっちゃいますけど。

ゲス=下衆の意味を調べてみると、「品位が下劣であること」とあります。
「下劣」の意味を調べてみると、「人柄、物の考え方などが、下品でいやしいこと」或いは「人柄や態度が下品で、他人に対して守るべき節度を欠いていること。品性が卑しいこと」とあります。

邪神ちゃんは決して下品ではありません。
そこで下品な部分を取り除くと「人柄、物の考え方などがいやしく、他人に対して守るべき節度を欠いていること。」となります。
「人柄、物の考え方などがいやしい」は、邪神ちゃんそのもの。でも悪魔である彼女の本分なら、きっとこれは誉め言葉…
ですが「他人に対して守るべき節度を欠いていること。」は邪神ちゃんに当てはまるでしょうか?
私が気になったのは「欠いている」の部分です。

「欠いている」というのは、「足りない、手落ちや落ち度がある」という意味です。
つまりベース部分があり、そのベースに届いていない状態を指しているのだと思います。
果たして邪神ちゃんに欠けるべきベースとなる節度が合ったでしょうか…?

邪神ちゃんの節度…限りなくゼロに近かったのではないでしょうか?
特にメデューサに対する仕打ち…邪神ちゃんに甘々のメデューサもどうかと思いますが、散々だったとしか思えません。

だから過半は子供の情操教育上、決して良いとは思えませんでした。
思考もそうですが血もドバドバ出ますし…
でも、ほんの時折なんですけど、それだけじゃなかったのも事実です。
ご飯を作っている邪神ちゃんは素直に可愛かったと思います。

ただ、邪神ちゃんの行う「良い事」は普通の人がごく当たり前に行っていること…
だから普通の人では絶対評価されない範疇なのですが、邪神ちゃんが行うと物凄く良い事に見えるから不思議です。
こういうのをゲインロス効果と言うのでしょうか?
もしかして、邪神ちゃん…狙ってたのかな!?

一方、私が気になっていたのはぺこらの方でした。
分不相応な程の不幸体質の持ち主なんですよね。
そんな風に考えなくても…と思うことも度々ありましたが、根っからの天使だからでしょう。
何だかんだ言いながらホームレス生活と空腹に耐えながら日々を生きているので生命力は強いのかもしれません。
ですが、彼女には真っ当な仕事と暮らしをさせてあげたいです。

他にも個性的なキャラが登場してくる作品です。
序盤は、同じような展開の繰り返しで少し満腹感を感じましたが、中盤以降は持ち直し終盤からは拍車が掛かったような面白さだったと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、邪神★ガールズの「あの娘にドロップキック」
エンディングテーマは、三浦祐太朗さんの「Home Sweet Home!」

1クール全11話の物語でした。
邪神ちゃんの言動に時折イラッとすることもありますが、頭を空っぽにして視聴できる作品だと思います。
何だかんだ言いながら結果的に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

79.1 2 コメディで料理なアニメランキング2位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (451)
1578人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

”ただの”釣りアニメではない

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。Aパート前回のキス釣りから、ヒナだけ疑似餌を使っていたためうまく釣れず今回は知識を蓄えて再挑戦。疑似餌のパッケージの裏に釣り方が書いてあるのにわざわざ自分でネットで調べちゃうおっちょこちょいなヒナですが最後は夏海の助力もあって小さいのを一匹ゲット。変わってBパートは夏海フェルトづくり回想。大量の麦茶の区別の仕方から手芸大好きなヒナがていぼう部に入っ思ったことまで、恐ろしいほどスマートにまとめられたラスト10分。EDの絵までその後のストーリーを描けていたし完璧な終わり方でした。さらに最終話の今回もそうですが背景がめちゃくちゃ綺麗。建物の遠近感や影の付き方、橋や標識のプロップデザインも画面にのめりこんで見入るぐらい丁寧。それでいて釣りの知識の豊富さだったり、その紹介の演出も分かりやすい。もう釣りでも手芸でもボウリングでもキャンプでもインドア、アウトドア何の題材でもアニメにできちゃいそうな勢い(同社制作の「恋する小惑星」でもロケ行って入念に下調べしていたらしい)。なのでこのアニメ何って聞かれたらただの釣りアニメとは答えられないですね。すばらしいアニメだったと思います。{/netabare}

【第一話】
終始のんびりした雰囲気で腰を据えて見られました。ただ釣りはあまり興味がないので5話あたりで一展開ないと中だるみしますね。
【第二話】
早速ガチ釣り教室。作画も申し分ありませんし、OP,EDかわいいです。
【第三話】
今回は本格的に目的の魚を釣る回。当然だけどここまで作画(キャラの顔、背景、釣り具などの小物)ド安定です。ここまで丁寧に作られていたら釣り好きの人はかなり楽しめますよ。
【第四話】
{netabare}約2.3か月の延期を経てようやく再開。Aパート意外と高いアウトドアグッズに驚くお約束展開。確かにジャケットや帽子、靴だけで〇万は中高生には高いですもんね。Bパート装備万端でイカ釣りに挑戦。相変わらず釣りシーンは「へぇ~」の連続です。最後はいか刺しを食して自然の恵みに感謝。今回も中身の詰まった良い回だったと思います。{/netabare}
【第五話】
潮干狩り懐かしい…。陽渚は一発でハマグリゲットしてましたが私はバカガイばっかりとってた覚えがあります(笑)。そして貝のバター焼き最高!ビールと会う!
【第六話】
{netabare}六話まで来て全く衰えを感じないですね。Aパートは先生と一緒にアジゴ釣りに。いつもどおり丁寧な釣り解説があり、今回特に良かったと思ったのは陽渚役の高尾さんのアフレコ。ここまで来てだいぶ慣れてきたのか十代とは思えない演技で高校生らしいはしゃぎっぷりも良かったし、アジゴの内臓取り出すときの息づかいはまさに名演技。もちろんBパート陽渚が一人で釣りに挑戦するのもよかったです。動画工房アニメは作画(背景も含め)、専門知識解説そしてアフレコの一話一話の作り込みでいったらトップクラスですね。今回改めて実感しました。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白い!もう第一話で書いたレビューがお粗末でしかない。Aパートはいつも通りの釣りシーンなのに笑いどころは毎回違う。ヒナと夏海も面白かったけど大野先輩のライフジャケットの件についてもエピソードが語られました。OP、EDでも一人だけライフジャケットをしっかり着けてましたね。ここら辺の細かさはもはやこの制作会社では当たり前なのでしょうか(笑)。妙に納得のAパートからBパートではヒナと夏海のお勉強会。眼鏡姿をヒナに見られて恥ずかしがる夏海可愛い!そしてさり気なくヒナの過去の友達事情を聞く夏海もさらに可愛い…。ただ部屋で勉強しているだけのにワンカットごとに見どころがあるので全く見飽きなかった。もうこの制作は日常系作品の覇権会社ですね。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回はテナガエビを釣るということで釣りに使う道具についてや釣り方などなどいつも通りわかりやすい解説がありました。さらに良かったところとして、河川での漁業権について触れていたところ。おそらく原作でもそのような描写があったんでしょうがアニメ内でもかなり丁寧にわかりやすく教えてくれました。あと、ヒナの表情も多彩で可愛かったし声優さんもうまかった。{/netabare}
【第九話】
{netabare}すごく面白い回でした。ある意味もう深夜アニメじゃないよこれ(笑)。まずAパートは堤防部恒例行事の着衣水泳体験のお話。着衣したままおぼれた時の姿勢やペットボトルやクーラーボックスの浮き輪活用などなど丁寧でわかりやすい解説。そのなかで大野先輩の相変わらずの金槌ぶりの笑いなどもあり面白かったし勉強になりました。Bパートは変わって釣りシーンになるかと思いきやいきなり鳥視点の映像が流れヒナの釣った魚がアオサギに横取りされます。今度は横取りに来るアオサギの対処方の話かと思いきやヒナがアオサギの足に絡まっている釣り糸に気付きます。黒岩先輩によるとアオサギを始め海や河川の周辺を活動領域とする鳥類には良くあることで釣り糸が絡まることによって片足をなくしたり中にはそのまま動けずに命を落とすこともあるとか。アオサギの現状を知ったヒナはなんとか昨日のアオサギを助けたいと思い黒岩先輩に協力を求めるんですがそこで出てきたワードが鳥獣保護法。鳥獣保護法とは野生の鳥類や獣類は無断で捕獲してはいけないというもの。保護のためであっても許可が必要なようでそこをカットせずしっかり話に入れてきたのはさすが動画工房としか言いようがない。そしてヒナがアオサギを助けたいと思った理由が絡まった糸が我慢ならないからという裁縫好きのヒナらしいもので面白かった。その後堤防部の面々でなんとかアオサギに絡まった釣り糸は排除でき一件落着です。今回の一話は是非一般の人にも見てもらいたいし、何なら学校でも教育として見せるのもあり。Aパートは昨今の絶えない海や河川での水難事故を減らせるかもしれないし、Bパートのごみ捨て(海、河川の汚染)や鳥獣捕獲規則なども当たり前のことですが現代社会の重要課題でもあるでしょう。冒頭にも書きましたがこれは深夜アニメのレベルを超えてます。私もただの釣りアニメでこんなに勉強になるとは思っていなかったので驚いてます。素晴らしいアニメです。{/netabare}
【第十話】
Aパートいつも通りの部活風景。釣りの仕方が次から次へと出てきてこのアニメ見るたびに勉強になってます。Bパートは釣ったアジのさばき方だったり先生が持ってきた燻製機で燻製にしたり。Bパートもみてて面白かったです。十話ということでそろそろ終わりが近いですがこのアニメに関しては最後まで今回みたいなゆるーい感じでもいい気がします。
【第十一話】
{netabare}いよいよ終盤も終盤十一話まできてここまで作画や話の内容全体的に見ても一点の曇りなしです。女子高生がただただ釣りをする話。下手したらめちゃくちゃつまらない子守唄アニメになるところですが細部までこだわった演出もあり今回まで一話たりともつまらないと思ったことはありません。今回のBパート。メンバー全員でキス釣りをするもののヒナ一人だけキスが釣れないという状況に。他のメンバーは釣れているのになぜか。自分だけ疑似餌だから?単に運がないから?家に帰ってヒナが自分なりにつれなかった原因をネットで模索してみる。するとなにやら好感触な手段を見つけます。良かったですね。アオサギの回もそうでしたがヒナが自分から海のことや魚のこと、釣りのことを知ろうと励んでいる背中を見るとみてるこっちも自然と前向きな気持ちになります。日々の仕事や生活の中で何か困難なものに立ちふさがれたら一から出直して知識や手段を身につけて再度挑戦してみる。大げさかもしれませんがこのアニメを見ているとそんなふうに思わされます。いろいろハイクオリティな釣りアニメです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「釣る」だけでない、「釣り」の魅力

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子高生の釣り部(ていぼう部)を舞台にした、日常系部活モノ。

こういう作品では定番ですが、主人公は(釣り)素人なので、非常に丁寧に釣りの解説をしてくれます。また、釣りの楽しみ、難しさ、怖さ、命の大切さなどを多角的に魅せてくれるので、個人的には、Eテレとかで流してほしい、作風だし、高いクオリティ。

1話見た段階では期待値は低かったのですが、中盤以降どんどんハマっていき、最終的には☆4(高評価)をつけました。レビューでは、本作をベタ誉めしたいと思います(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
スポーツフィッシングというものは、釣りの中の「釣る」ということに特化した釣りなのでしょう。

一方、本作は、「釣り」の魅力を多面的に表現しています。

釣って食べる楽しさ。道具を揃える楽しさ。色々な種類の釣りの楽しさ。友達と一緒に待つ楽しさ。

たからここは、「釣り部」というより、「ていぼう部」。ただ、友達とダベったりったり、潮干狩りを楽しむのもアリなんです。

そして、生き餌のキモさ。海の怖さ。漁業権の必要性。環境を破壊する恐ろしさ。お金の大切さ。命の重さ。

リアルな部分もちゃんと魅せてきます。それがネガティブな印象で終わらないのは、日常系の平和な雰囲気の中で、微百合やギャグを交えながらライトに表現しているから。ホントに丁寧だし上手い。

しかも、ラストは2話またぎで、「釣る」面白さをストレートに表現。陽渚は、自分で釣ろうとすることで1Lv up。ネットで調べることで2Lv up。最後に自分で考えることで3Lv up。日常系作品ながら、主人公の成長を丁寧に描写し、時系列を入れ換えた日常話をBパートにもってくることで読後感を爽やかにする巧みな構成に、最終話は☆5をつけました! 演出100点!

このように、「釣り」のライトな部分の魅力をほぼ完璧に表現しながら、7話では夏海の眼鏡&秀才&照れ屋ねギャップ萌え、素晴らしい百合(てゆうか友情)まで魅せてきて、なんだこれ?天才か?(笑) 主要キャラも4+1に抑えたことで、各キャラクターが立ち、魅力が充分に伝わった。久々にキャラの名前をちゃんと覚えられたアニメ。

コロナのしんどい時期を乗り越え、最後まで丁寧にアニメ化してくれた、制作スタッフに(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

私の評価的には、☆5に近い☆4で、かなりの高評価。惜しくも☆5に届かなかったのは、部活系の日常アニメとしては実に王道で、バランスが最高に良かった反面、飛び抜けた(というより目新しい)「何か」が足りなかったこと(これは作風的にはしょうがない)くらい。

2期あったら確実に観ますね。

あと、これはどうでも良いんですが、EDやCMなどに流れるリコーダーのような曲が、「つり球」の挿入歌に似ていると思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
{/netabare}

【余談~ 釣りはいつかちゃんとやってみたい ~】
{netabare}
釣り、楽しいですよね(ロケーションによるけど)。少しならやったことあるんですよ。

海釣りを何度か。自分で行くことはまずないけど、誰かが誘ってくれたら、わりと楽しみにして。

ちなみに、1番やったのが小学生の時。うちの実家は、「のんのんびより」に近いくらいの田舎なんですが、家の近くに小川があって、そこで釣りをしていました。

小さな橋の欄干に腰掛け、竿を脇に挟んで、ゲームボーイをしながら待つ(笑) そこはちょうど川の流れが緩やかになるポイントで、一時間も釣糸を垂らしてれば、2、3匹は釣れました。家に持ち帰ると、母親が誉めてくれて、美味しく頂きました。

どうしても釣れない時は、少し上流までチャリをこぎ、沢蟹をつかまえてカラッと唐揚げに♪

自分の中の、元風景のひとつとして、「釣り」があります。

私は、キャッチ&リリースってイマイチ好きじゃなくて、素人考えですが、「釣ったら食うのが礼儀」みたいに思ってます。だから、ていぼう部のスタンスも好きでしたね。

ただ、私はかなり凝り性なので、「ハマったらマズイ」と思って、自分でブレーキをかけているところもあります。だって、釣り好きの人、道具にめっちゃ金かけてるじゃないですか(笑) なんとなく、「老後の楽しみ」かなと、自分では思っているものの1つが、釣りですね~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
フナムシはキモいよな(笑) 釣り部。楽しそうだけど、大会とかあるのな?実際には。

2話目 ☆3
キャスティングくらい、2、3回くらいやったらできるだろ(笑)

3話目 ☆3
再開おめ!

4話目 ☆3
日常回。平日に行くの? こういう専門店って、ワクワクするよね。高1で9000円はキツいよな~。釣りたてのイカ刺は確かに旨いけど、少しおいたやつもねっとりして旨い。これ、どう考えても、墨をかけられるよな(笑) イカは天ぷらが好き。

5話目 ☆3
泥あそび。そして、効果的なパンチラ(笑) 顧問。最後は剣に、ハマグリ食わしたかったけどな。

6話目 ☆4
エラ、ワタ、エラ、ワタ、エラ、ワタ(笑) Bパートのミスとか、知識的なこととか、なんかよかったな。

7話目 ☆5
海怖い、大事。完璧そうに見えて金槌とか、逆に完璧(笑) 眼鏡っ子でギャップ萌♪ 夏海の方が頭良いってのが、良いね。相手の趣味にも歩み寄り。お互いの趣味の交換。良い百合だ(笑)

8話目 ☆4
着衣水泳に、ごみ拾い。環境保全。マナー向上。役所の許可。かなりちゃんとしてるよな。NHKで流そうぜ。

9話目 ☆3
初訛り♪ メッチャ嫌そう(笑)

10話目 ☆
4500円、値段がリアルだな。

11話目 ☆


12話目 ☆5
ここにきて、「釣る」をしっかり魅せるか。自分で考える、成長。すぐには釣らせないし、ちゃんと美味しく食べるし。暑い部屋を開けるとか、麦茶作りとか、リアルで素敵。最後に日常系。この音楽、つり球っぽいよな(笑) ひげ、剃ってきます(笑) 釣りを教わり、縫い物を教える。良い百合だ♪ 釣りにも、ハマっただけなんだよな。まさかの男子手芸部(笑) 先生には、「鮭(さけ=酒)」を作ってやろうぜ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65

74.9 3 コメディで料理なアニメランキング3位
ラーメン大好き小泉さん(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (569)
2287人が棚に入れました
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー
クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。
小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ!
ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る人すべてを魅了する。
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!

声優・キャラクター
竹達彩奈、佐倉綾音、鬼頭明里、原由実、中村悠一、植田佳奈、豊崎愛生
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

LaLaLa♪ ラーメン大好き剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想系(てか食レポ)w]

【総括】
レビュタイ通り、私は無類のラーメン好きです。最後の晩餐はラーメンが良いと公言していますし(笑)だから、かなり楽しめました。が、本来はショートアニメの方が良さそうな作風でしたね。

日常系ラーメンアニメ。まあ、唯一無二の作品として、アニメ(ラーメン)好きなら見る価値はあるかと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
てゆーか若い方は、「ラーメン大好き小池さん」を知らないんじゃないかな? なんて心配をしたり(笑)

これは各話感想が中心なので、そちらに!
{/netabare}

【~ラーメンアレンジレシピ作ってみた~】
テレビとかで紹介するモノを、実際に作った時に追記をしようかと思います。

《ジョブチューン 超超超簡単な大人の塩レモンラーメン ★★★》
{netabare}
先日放送の、第3回アレンジラーメン大会で優勝したレシピ。らぁ麺杉本発案。

①無糖レモンサワー500mlを2分沸騰させ、アルコールを飛ばす。

②サッポロ一番塩ラーメン(1袋)とあさりの水煮缶を汁ごと入れて、3分煮る。

③粉末スープと付属のゴマ、シーチキン(油ごと)を入れる。

以上。簡単ではあるが、1から材料を揃えると、1人前500円程度と、そこまで安くはない。

味は、レモンサワーの酸味と苦味が味に深みをつけ、アサリとカツオの魚介系の旨味がガツンとくる、結構濃厚で、食べごたえのあるラーメン。上手いは上手いし、500円なら、そんじょそこらのラーメン屋よりは上。

ただ、レシピ通り作ると、やや塩味が強い。使うあさり水煮缶やシーチキン缶の種類にもよるが。

個人的には、水煮缶は小さいものか、半分くらいの量にするか、単純に、水とレモン汁で作っても、安くて良いと思った。よって、評価は★3。作って後悔はないが、もう次は作らないかな? という感じ。興味があれば作ってみても良いかなというレベルでした。
{/netabare}


【各話感想(ラーメンレビューw)】
{netabare}
1話目
タイトルだけで、二郎だと分かるよねw 二郎は、7~8回食べたかな(私は池袋の二郎中心)。 あんまり好きじゃない(7,8回も食べといて笑) 二郎って、最初の三口は世界で一番旨い。しかし、中盤になると、う~むとなってきて、終盤は、二郎に来たことを後悔する(笑) でも、2、3ヶ月くらいすると、な~んか食べたくなる。んで、また後悔するw いや、肉ダブル野菜マシはキツイって、よく完食したな(笑) 二郎は、ある意味戦いだよね(笑)

熊本ラーメンといえば、桂花はたまに行ったな。マー油使えば、学食の安いラーメンでもそこそこ旨くなるよね。

天一は、あんまり行かないんだよな~。2、3回くらいかな? でも、京都に一人旅した時に、本店には行った(笑) 最初は京都で「鴨蕎麦」「鰊蕎麦」「茶蕎麦」なんか食べてたけど、コッテリが恋しくなってw

2話目
蒙古かいw 池袋西口店は何度か行ったな。入り口入ってすぐにポケットティッシュが100個くらい積まれてて、最初は何かと思っていたけど、食べて納得。口やら汗やら拭くのに1つ使うんだよねw 北極、1度だけ完食したな。自分は、「味噌タンメン(ちょい辛)」に「プチ麻婆丼」を食べてた、軟弱者です(笑)だって、蒙古のラーメン、ジャリジャリするんだもんw 普通に、味噌タンメンがピリ辛で一番旨いと思うんだけどw

お? 小泉さん、岩手来てくれたの? アザっす♪ レアチーズキムチ納豆、、、柳屋さんかな? まあ、旨いよ。でも、正直、「ラーメン」の旨さとしては、東京の名店の足元にも及んでない。試しに、カップラーメン(味噌か醤油が良いけど、豚骨でも、最悪塩でも良いです)に、納豆とキムチとチーズ入れてみて下さい。そんな味です。いや、勿論店だからカップラよりは旨いしバランスもとってるけど、やっぱり強すぎるからね、発酵トリオが。岩手は推したいけど、ラーメンではウソをつけないな、、、。岩手に来たら普通に、冷麺かじゃじゃ麺を食って下さい(汗)。

パイナップルラーメン。食べたことないけど、多分、不味くない。昔、行きつけだったラーメン屋が、(つけ麺の)隠し味に使ってるって言ってたし。酸味と甘味は、ラーメンと相性良いし。

3話目
ハワイのマックって、そうなってるんかい(笑) 一蘭ね。1回しか行ったことないな。湯気通しを分かっているとは、流石、小泉さんw

最近のインスタントラーメンは、凄いよね。アレンジ楽しいし。今までのラーメンで一番旨そうかもw 音楽の感じは、「孤高のグルメ」を意識してるのかな?

4話目
たいめいけん は1回行ったけど、普通にオムライス食ったな。ラーメンコーナーがあるのも知らんかった。

一風堂ね。自分は赤だな~。世界進出してるんだよね。まあ、ベーシックだしね。個人的には、もっとコッテリが好き。

カップラーメン、レベル高いよね。多少高いヤツなら、ヘタな店より旨いことあるし。まあ、女子高生二人でコンビニでラーメン食ってたら目立つよね。


5話目
トマトラーメン、この店かはわからないけど、昔、東京駅のラーメンストリートで1回食べた記憶が。イマイチだったなw

ミドリムシラーメンは、知らんかったw

無敵屋、池袋を根城とする者にとっては身近な存在。確かに、旨い。しかし、正直「行列ほど旨くない」と、勇気をもって言いたい。歩いて数分の範囲に、あまり並ばずに食べられる、光麺池袋本店、麺屋武蔵二天さんをオススメする。10分程度歩いていいなら、BASSOドリルマン、俺の空池袋店なども良い。無敵屋のすぐ近くに「ばんから」もあって、味的にはまあまあだが、すぐに濃厚系を食べられるし。池袋のラーメン店は、学生時代にガチで全部食ったからな(笑)


6話目
新宿の凪さんですね。ここは有名店だし、行ったことある。クオリティは高かったけど、極煮干し系はあまり好みじゃないんだよね。朝ラーは、私もしますよ。冷やしラーメンって、山形に行った時に食べたけど、正直微妙でした(その店が不味かっただけかもしれないけど)。冷やすという性質上、油が固まって気持ち悪くなるから、どうしてもアッサリ目になる。んで、私はコッテリが好きだから好みじゃない。だったら普通に、冷やし中華とか冷麺、なんなら素麺とか蕎麦の方が旨いと思うんだよね。

ラーメン博物館は楽しいよね♪ 志那そばや は、池袋に店があった時に行った。「まずまず旨いけど、面白くない味」ってのが感想です。素人が普通に作った味のバランスなんですが、単純に最高級のものばかり使ってるから旨く感じるって感じ。まあ、二度目食べたいとは思わなかったかな。

7話目
純粋な日常系としては、やはり面白くないw 浅草シリーズ。食べたことあるのは与ろゐ屋だけかな。シンプルに旨かったな~。

ただ、青森には住んでいた時期もあるので、青森ラーメンには詳しいっす。今回紹介してたのは、現地では津軽ラーメンと呼ばれていて、青森県の西側で食べられているものですね(油使わないやつ)。本当に、蕎麦の汁にラーメン入れたみたいですよw 他にも青森県のご当地ラーメンといえば、「味噌カレー牛乳ラーメン」と「極(ごく)煮干しラーメン」なんかがありますね。「味噌カレー牛乳ラーメン」は、なかなかカオスだけど美味しいよ。試しに、インスタントで良いから、味噌ラーメンにカレー粉と温かい牛乳とバター入れてみて下さい。最近はチーズも入れたりしますw 「極煮干し」は、今は青森では一番メジャーですね。煮干しが滅茶苦茶濃くて、やや苦味やえぐみを感じるレベルですが、それが旨さに繋がるよう、下処理を丁寧にしてるんですよね。私はあまり好きではないのですが。

8話目
袋ラーメンの店、昔にぷっすまかなんかで観たかな? 袋ラーメン、ほぼ知らない(汗) 普通にサッポロ一番とかを豆乳で作ったりはするけど。小泉さんの香りってw

家系は結構好き。吉村家も行ったし、当然、六角家にも行った。ご飯にホウレン草乗っけてノリで巻いて食うと旨いよね。私もそれやります。ラーメンのノリはダシの味変を楽しむんだよ。ラーメンは基本的に、具を動かさず、ノリの周り、チャーシューの周り、ネギの周り、それぞれのスープを楽しむんだよ。私は大抵、1回目は普通に。2回目は濃いめ多目硬めです。まこと家は旨かったな~。


9話目
山でラーメン。経験なしw どちらかといえば、うどんが食いたくなるな。

秋葉の野郎ラーメンは有名店だし、行ったことあります。まあまあだけど、2度行こうとは思わなかったな。二郎の方が旨い。ナンバー86は知らんかった(笑)

背油チャッチャ系は大好きです。ホープ軒も当然いきました。アニメのは国立競技場のとこの? 私は大塚に行くことが多かったかな。野方ホープも行ったし、無鉄砲も行ったな。この中だと、野方ホープが一番旨かった印象。

10話目
あんまりこういう、イロモノ系はいかないな。コワイコワイコワイ(笑)

回転寿司のラーメン、最近レベル高いらしいね。回転寿司自体にあまり行かないからな(普通の寿司屋はよく行くけど)。

神楽坂飯店には行ったことないな。ギャル曽根さん並みに食うな(笑)


11話目
神座さんは、池袋東口店に1回行った。大阪の人気店という触れ込みだったのですが、ちょいがっかりしましたね。不味くはないけど、私はもっとコッテリが好きだし。確かに、すき焼きの後にスープで割ってラーメン入れた感じ。白菜は、もっとシャキシャキが好き。まあ、本店の味は知らないけど。

丈六? 大阪のラーメン屋さん? 大阪、行ったことないしな~。どの店も知らない(汗) 鳥白湯は好きだけどね。まあでも、大都市大阪のラーメンが不味いわけないよね♪ あれ? ラーメンのサイドメニューじゃなく、たこ焼き食うの? 意外。

12話目
名古屋は一回だけ、剣道の大会で行ったな。前泊して、2泊3日で。大抵、どこに行ってもラーメンを食べる剣道部も、流石に名古屋ではラーメンを食わなかったなw 食いたい名古屋飯が多過ぎて(笑)

台湾ラーメンは、東京で食ったな。味仙さん。上手かったけど、ラーメンという感じは薄かったな。でも、辛かった。

さて、ラーメンレビューの〆としては、やはり、「俺のNo.1ラーメン店」を挙げなければならないだろう。。。

これは、正直、ツライ作業。No.1にしたい店が30店舗くらいある。。。

東京で初めて食ったラーメン、「光麺 池袋本店」の衝撃は、今でも忘れられない。「俺の空」はリスペクトしている。「BASSOドリルマン」の油そば超ウマイ。「巣鴨の 蔦」は、流石にミシュランだった。とんこつなら「無鉄砲 中野店」だろうか。

本当に迷うけど、一番「感動した」という観点なら、東十条にある「麺処 ほん田」。ここのつけ麺に感動した。麺は極太で、始めは 「ん?」と思ったが、食べて納得。濃厚なつけ汁をつけると、最初ははバーンとつけ汁の香りが立つけど、噛んでいるうちに、麺の小麦の香りとまざり、絶妙な味を醸し出す。そして、ちょうど噛み終わるタイミングで、つけ汁は気配を消し、最後は小麦粉の豊かな香りだけが鼻から抜ける。

私はここでつけ麺を食った時、初めて、「綿密な計算」を感じて。なんか、どのくらいで客が食い終わるかとか、どう楽しむとか、ちゃんと計算しているんだと感じた。私が、ラーメンにハマるきっかけになった店です。

ということで、私のNo.1ラーメン店は、「東十条 麺処 ほん田」です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 51
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

小泉さんのおかげでラーメン屋に行く頻度が増えました…

ただでさえ体重気にしてるのに……

……じゃなくて、実写ドラマ化もした人気漫画が原作です。木曜飯テロ枠その1ですねw
ちなみに私がこの作品を知ったのは、よく行く近所のバーミヤンのテーブルに「バーミヤンが漫画で紹介されました!」って貼り紙が貼ってあったのがきっかけだったりしますw

基本的には美少女JKの小泉さんがラーメンを食べるだけの話なのですが、それだけに視聴者を飽きさせない工夫が見事でした
ラーメンに合わせた話作りもそうですが、相方(?)の悠と、いかにもJKな美沙と潤の使い分けが良かったですね
特に一話通じて悠が登場しなかった9話からの、続く10話のギャップは凄まじいものがありましたwww
Abemaの最速放送だと前回→最新回と2話連続放送なので、その落差がより際立ったんですよねw

ラーメンの紹介も丁寧で、かつ薀蓄や美味しく食べるポイントなどもしっかり抑えていて好印象でした
特に印象的なのが、小泉さんが他人に「それ美味しいの?」と聞かれた時に必ず言う「私は好きです」という言葉です
作中登場する尖ったラーメンの数々は、人によって好き嫌いが分かれて当然
それを分かった上で「美味しいよ!」「絶対食べてみて!」と言わず「私は好きです」と言える小泉さんに(作者に)、確かなラーメン愛を感じました
あと、つけ麺や汁無し麺に逸れず、ラーメンだけで完走したのも評価したいですね

メイン4人のキャスティングには実は結構こだわりがあって、恐らくオーディションじゃなく指名だったんでしょうね
小泉さん役は声優界の食いしん坊代表・竹達彩奈、悠役は百合が大好きで花澤香菜について語り出すとかなりヤバイあやねる、美沙役はラーメン屋でバイトするほどのラーメン好きの鬼頭明里、そして潤役は声優界きってのラーメン好きとして有名な原由実
食いしん坊やラーメン好きが演技に活かされていたのかはちょっと分かりませんが、あやねるの悠は演技なのか素なのか分からなくて、毎回笑わされましたw
『ゆるキャン』のレビューで「なでしこの『リンちゃ~~~ん!』は何度聞いても幸せな気持ちになれる」と書きましたが、悠の「小泉さあああん!」は何度聞いても笑ってしまいますw
あと麺をすする音、あれどう録ってるんでしょうか
『うまるちゃん』では田中あいみが実際にカップ麺を食べてましたけど、この作品で毎回麺を食べてたら声優の負担が半端ないでしょうし…w

酷い歌詞(褒め言葉)なのにいい歌なOP、EDも好きです
インスタントorカップラーメンのCMパロディと、テレビの変遷を描いたEDも素晴らしかったですね
余談ですが、放送前は「ドラマ同様にOPかEDのどっちかはあの曲のカバーになる」と予想…いや、確信していたんですが、違いましたw


明るく楽しく丁寧で、多種多様なラーメンのように飽きさせない作りで、毎回飯テロされていました
タイトルのとおり、小泉さんのおかげでラーメンの魅力を再確認し、ラーメンの消費量が増えてしまいました……
ダイエットアニメはよ……



~以下、ラーメン好きとしての余談~
実は私、あにこれに来る随分前はアニメじゃなくラーメンのレビューサイトにいたほどのラーメン好きですw
というわけでこの作品に出てきたラーメンについていくつか語っていきます
※アニメ本編にも触れてますが、ほぼ自分語りです
{netabare}
・一杯目「ヤサイマシニンニクカラメ」
言わずと知れた「ラーメン二郎」。このアニメを見て数年ぶりに池袋店に行きましたw
不意打ちを食らった悠がちゃんと完食したのはかなり好印象でした
私は「ヤサイマシカラメニンニク少なめ」でいつも頼んでます。ニンニクあんまり好きじゃなくて
ただ私は、二郎を食べることに全く苦痛を感じないタイプです。最初から最後まで美味しく完食します
ちなみに私の青春だった高田馬場店は私の卒業と時を同じくして閉店し、現在は花屋になっていたり…
その後早稲田通りにできた用心棒にもよく行ったんですが…そこも潰れたんですよね
ジャンクガレッジも潰れちゃいましたし、早稲田~馬場はJ系に厳しい

・一杯目「こってり」
こちらも言わずと知れた「天下一品」。そしてこちらもアニメを見て2年ぶりくらいに食べましたw
サイドメニュー含めてカロリーと味の暴力ですよねw
大学時代たまり場だった友人の家の近くにあったので、私にとって天一は大学時代を思い出す一杯です

・二杯目「北極」
こちらも有名な「蒙古タンメン中本」。放送期間中、EDを歌っている西沢幸奏とコラボしていましたねw
私は辛いのが苦手なので、いつも味噌タンメン野菜増しを頼みます
蒙古タンメンくらいなら完食できるんですけど、翌日の腹と肛門が……

・三杯目「味集中カウンター」
こちらも有名店「一蘭」ですね。ここを選ぶ小泉さんが非情すぎて笑いましたw
味は王道を征く豚骨ラーメンで美味しいと思いますが、福岡県民的には値段が…(後述)

・四杯目「ようしょくてん」
たいめいけんにラーメンがあるのは知っていましたが、あんな裏口みたいな所があったんですね!
オムライスしか食べたことないけどw
ボルシチとコールスローの味と安さは衝撃的でしたね~

・四杯目「赤or白」
「一蘭」と双璧をなす豚骨ラーメンの有名店「一風堂」ですね。
ちゃんとモヤシに触れていたのは素晴らしいですね!モヤシあってこその一風堂です!
ただ一風堂はぶっちゃけそこまで美味しいとは思わないんですよね…そして一風堂も値段がネックで…
福岡のラーメンって400円~600円+替え玉100~150円あたりが相場なので、普通の福岡県民は一蘭や一風堂をはじめ、博多の駅ビルに入ってるような700円超のラーメン屋に入るのは躊躇しちゃうんですよね~

・五杯目「行列」
池袋の「無敵家」!懐かしいな~、行列に引かれて大学入ったばかりの頃よく行きました!
でも無敵家は確かに美味しいんですが、あれだけ並んで食べるほどかと言われるとまた微妙でして…w
池袋には他にもっと美味しい店があると気付いてしまったので、もう何年も行ってないですね~

・七杯目「全国」
「与ろゐ屋」と「伊藤」はラーメン狂時代に行きました!
どっちも浅草らしい、シンプルに出汁と醤油で勝負する素晴らしい味でした
ちなみに放送当時「与ろゐ屋じゃん!」ってツイートしたら、与ろゐ屋の公式アカウントにファボられましたw

・八杯目「家系」
家系は男の味ですよね!男回にしたのほんと分かってるな~!
まあ普段出ないキャラな分、この回だけちょっと台詞回しが下手だったけど…
家系は大好きなんですが、恥ずかしながら吉村家はまだ行ったことがないんですよね~
球界を代表するラーメン通・阪神メッセンジャーが最も愛する吉村家…いつか行ってみたいです

・九杯目「背脂」
同じ背脂でも燕三条系ラーメンは好きなんですが、背脂チャッチャ系はあんまり好きじゃないんですよね…
この回にも出てきた無鉄砲なんかは、一緒に行った友達は絶賛でしたが私は無理でした

・十二杯目「名古屋」
台湾ラーメンは微妙ですが、台湾まぜそばは大好きです!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今は無きTVチャンピオン「ラーメン王選手権」を想う。(登場ラーメン店視聴メモを追加)

第2話までを視聴済みで、これを書いています。有名タイトルである原作マンガですが、未読です。
(→ その後、原作コミックスは既刊分を読みました!)

ある意味「美麗な女子高生の好物がラーメン」という出オチで終わってしまっているという見方もありますが、小泉さんのラーメンを食べる姿勢、態度はたぶんラーメン好きな人のそれであろうと思いますので、好感度は高いです。

ところで二十年以上前から十数年前までの間、テレビ東京系の番組で『TVチャンピオン』という雑学や特技などを決められたテーマで出場者が競う番組がありました。

この番組は現在も特番として放送される『元祖!大食い王決定戦』のご先祖様なのですが、そのTVチャンピオンの競技のひとつとしてラーメン店に関する知識を競うという「ラーメン王選手権」というのがありました。

私自身はラーメンは嗜む程度ですが、過去にこの番組は好きで観ていたので、小泉さんが語るラーメンについての蘊蓄は頷けるところも多々あって面白いです。ちなみに私も小泉さん同様、基本的にラーメンは独りで食べることが多いです。

ということで個人的には小泉さんのように熱心にラーメンを食べまくることはありませんが「ラーメン図鑑」的な興味は引き続き持っているので、おそらく視聴し続けると思います。

あ、「出前一丁」とかは凄くわかりやすいですが、ED主題歌での背景アニメのいろいろなインスタントラーメンやカップラーメンのTV CMのパロディは面白いですね。

ちなみにキャラクターのビジュアル的には、小泉さんよりは大澤悠(おおさわ ゆう)の方が好みです。見方によっては、ただの小泉さんストーカーですけどね…。

おまけ: ところで私の好きな「太陽のトマト麺」はパスタの亜種という見方もできるとは思いますが、小泉さん的に「ラーメン」にカテゴライズされるのでしょうか?(ちなみにこの店の初心者に私がお勧めするのは「太陽のチーズラーメン」Bセット(セット提供がなければ「太陽のチーズラーメン」+「らぁリゾ」)
→ 軽くググってみたところ、原作コミック4巻で取り上げられているようですね。

以上、「どこがアニメのレビューやねん」ということで失礼いたしました。

== [登場ラーメン店視聴メモ] ==
一杯目: 春木屋、ラーメン二郎、天下一品
二杯目: 蒙古タンメン中本、パパパパパイン
三杯目: (ハワイの)マクドナルド、天下一品(喜連瓜破店)、一蘭
四杯目: たいめいけん、一風堂
五杯目: トロケの台所、太陽のトマト麺、山手ラーメン本郷安庵、麺創房無敵家
六杯目: すごい煮干しラーメン凪、ミスタードーナツ、麺ダイニングととこ、支那そばや+無垢ツヴァイテ+YUJI RAMEN(新横浜ラーメン博物館)
七杯目: 浅草名代らーめん与ろゐ屋、自家製麺伊藤、中華そばつし馬、佐賀ラーメン美登里、博多らーめんいのうえ、らーめん弁慶
八杯目: ラーメン甲子園居酒屋さくら、吉村家
九杯目: 野郎ラーメン、ホープ軒
十杯目: 楽食拉麺 菊や(閉店)、スシロー、神楽坂飯店
十一杯目: どうとんぼり神座(かむくら)、麺屋丈六、ぼっこ志、龍棋信RIZE、ラーメンstyle JUNK STORY、麺のようじ、カドヤ食堂、世界一暇なラーメン屋
十二杯目: スガキヤ、味仙(みせん)、藤一番(ふじいちばん)、春木屋

※店舗名はあったりなかったりしますが、気にしないでください…。

※原作を読みました。4巻で出てきた店舗は新宿ミロードにある「太陽のトマト麺 NEXT」っぽいですね。ちなみに「らぁリゾ」(ふりかけのかかったライス:
シメに使う)にはちびリゾ(小ライス)もありますよ。 (2018.1.20追記)

2018.1.25追記:
次回予告からすると「太陽のトマト麺」くるのか!?

2018.2.2追記:
第5話: 来ましたね太陽のトマト麺。店舗は新宿MYLORDにある「太陽のトマト麺NEXT」ですね。小泉さんのチョイスもこの店では鉄板メニューの「太陽のチーズラーメン+らぁリゾ」でした!

2018.2.9追記:
第6話: 小泉さんの言葉の通り、関西で「冷麺」といえばいわゆる「冷やし中華」のことですね。そして小泉さんは浴衣姿で夏のイベント開催中のラー博へ…。

2018.2.16追記:
第7話: 原作エピソードに心当たりがないのでアニメオリジナル回でしょうか。作中では季節は夏のようです。サブタイトルは『全国』ですが、小泉さんは日本中のラーメンをいかにして食べ歩くのか…(笑)?

そして悠は安定のストーカーぶりですね。そして美登里はたぶんもうお店はやっていない…。

2018.2.25追記:
第8話: ご当地ローカルな全国のインスタントラーメンをお店で作ってくれる居酒屋さくらと、家系ラーメン総本山の吉村家。家系だと私は職場の近所にある武蔵家の支店をよく利用していますが、けっこう長いことやっていたトッピングのタイムサービスが無くなった代わりにライスが無料になりました。

2018.3.2追記:
第9話: マルタイ棒ラーメン。そこにラーメンがあるから食べるのだ。小泉さんがガスコンロで野外クッキング。お餅も入れてましたね。

豚野郎ラーメンと背脂チャッチャ系は、個人的にはほぼ見てるだけ…(笑)。

2018.3.12追記:
第10話: 北千住にあった、おかしなメニューばかりの菊やはもうありません。小泉さんとの会話が悠の脳内で、すべて都合よく改竄されている…。

このえぴーソードの後でのアイキャッチでのジングルが、普段とは違う変調されたアレンジバージョン(イ短調?)になっていましたね!

ちなみに私は回転寿司屋で麺類を頼んだことはありません。

2018.3.16追記:
第11話: 悠のラーメン再現力がヤバい(笑)。そして大阪ラーメン食べ歩きがヤバい。新キャラで、原作で潤(委員長)と並んで私が好きな悠の従姉である絢音(あやね)さん登場!

2018.3.23追記:
第12話: エピソード「名古屋」は原作コミック2巻に収録。悠ちゃん、小泉さんとの初メールがそれで良いのか(笑)!?

2018.12.21追記:
新宿ミロードの「太陽のトマト麺 NEXT」の業態が「太陽のトマト麺 with チーズ」に変わっていました。ちなみに竹下通りのお店も12/15から「太陽のトマト麺 with チーズ」の業態で営業するらしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 84

74.5 4 コメディで料理なアニメランキング4位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (418)
1711人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最近和氣あず未活躍してますね

かなりの癒しアニメだったのでは?原作は未読。

あれだけ至れり尽くせりだと仕事の疲れも吹っ飛びそう。疲れているときに見ると良いアニメ。現代人は疲れている人が多いからアニメ化されたのだろう。甘えるのも甘えられるのも癒しになるよなあ。

仕事で疲れ切っている主人公がひたすら癒されるだけではなく、{netabare}長期間生きている故に出会っても悲しい別れを必ず経験する仙狐さんの多少の葛藤もある。{/netabare}それにしても、相手の幸せが自分の幸せっていうのは凄く素敵。

声優好きだなあ。特に和氣あず未の声がぴったり。うゆんとか言うのもなんか好き。癒される。

スーパー仙狐さんタイムでは主人公になり切れる。多分。

OP
今宵mofumofu!! 歌 仙狐(和氣あず未)、シロ(内田真礼)
ED
もっふもふ DE よいのじゃよ 歌 仙狐(和氣あず未)
もふもふが頭から離れない


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 存分に甘やかしてくれよう
ブラックな会社に勤め、疲労困憊の日々を過ごすサラリーマンの中野くん。ある日、残業の末疲れ果てて帰宅すると、何故か消したはずの部屋に明かりが。不思議に思いながら開いた扉の先にいたのは、温かい料理を作る狐耳と尻尾姿の少女でした。「仙狐」と名乗り、自らを800歳の神使の狐と高らかに謳う少女の出現に混乱を隠しきれない中野くん。仙狐さんは中野くんのことをお世話しに来た、と言うのですが……。

2. 恥ずかしがらずともよいよい
翌朝、部屋で仙狐さんの姿を見て、昨晩の出来事が夢ではなかったと理解する中野くん。昨晩遅くに帰宅したにも関わらず、朝食を食べることもなく慌てて出勤していく中野くんの姿を見送った仙狐さんは、帰宅後の彼を存分に甘やかそうと決意します。手始めに一人暮らしですっかり汚れた部屋の掃除に洗濯、料理と、慣れた手付きで家事をこなし始めるのでした。

3. おぬしが幸せならそれでよい
とある休日、仲良くゲームで遊んでいた中野くんと仙狐さん。対戦ゲームで見事勝利した中野くんが、仙狐さんに尻尾をモフモフさせてもらうべく迫っていた瞬間、玄関から女性の怒鳴り声が!そこに立っていたのは隣に住んでいる大学生兼漫画家の高円寺さん。男性の一人暮らしだと思っていた部屋で、幼女に迫(っているように見え)る中野くんの姿を目撃した高円寺さんは……。

4. なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?
いつにも増してボロボロな姿で帰宅した中野くん。翌日は日曜日、ゆっくりと休むことをすすめる仙狐さんですが、なんと中野くん、日曜日も働かなければならないと言うではありませんか!いつか倒れてしまうのではと気が気でない仙狐さん、せめて気持ち良く良く目覚められるようにと、翌朝中野くんを起こしてあげると申し出るのですが……。

5. しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?
突然始まった仙狐さんとの共同生活という非日常にも、ようやく慣れてきた中野くん。その日も仕事を終えて仙狐さんが待つ家に帰ってくると、そこにはもう一匹、我が家のようにくつろぐ見知らぬ狐娘の姿が…!純白の耳と尻尾を持ち、仙狐さんと同じ神使の狐だというその狐は「シロ」と名乗り、続けて堂々と中野くんに宣言します。「特別にシロの頭を撫でさせてあげるわ!!」

6. もふりたいだけじゃろ、おぬし
さも当然のように、休日の中野くん宅へ颯爽と登場するシロ。以前、中野くんに尻尾をモフられそうになったことも忘れ、どうやら再び甘やかされにやってきたようです。そんなシロに、中野くんは部屋にあるゲームで遊ぶことを勧めます。仙狐さんが苦戦したチュートリアルを難なくこなし次々とクリアしていくシロ、遂には仙狐さんの手作りおはぎを賭けて中野くんにゲーム勝負を挑みます。果たして勝負の行方はいかに…!

7. おぬし、別のキツネの匂いがするのう
仙狐さんとの晩御飯を終え、食器を下げようと立ち上がった中野くんに衝撃が走る!日々の運動不足と会社での慣れない肉体作業によってすっかり腰を痛めてしまった中野くん。そんな彼の体の凝りをほぐさねばと意気込む仙狐さんの、すっと足を差し出しながら放たれた一言に中野くんは我が耳を疑うのでした。「わらわが踏んでやるのじゃ!」

8. わらわが忘れさせてやろう!
季節は夏! しかし中野くんに与えられた夏季休暇はたったの1日だけ…。遠出もできないからと家で休もうとしていた中野くんと仙狐さんの元へ、いつもながらに突如現れるシロ。「さっさと出かける準備をしなさい!」と急かされ、連れてこられた先で中野くんと仙狐さん、そして高円寺さんが目にしたのは…燦々と輝く太陽、晴れ渡る空、そして一面に広がる美しい海でした!

9. こうすれば恥ずかしくないじゃろ
夏も過ぎた頃のとある朝、テレビの料理特集を見てヨダレをすする中野くん。我に返り慌ただしく会社に出かける姿を見送りながら、仙狐さんは中野くんが夢中になっていた料理…グラタンを作ってあげたいと考えます。しかし、和食ならばなんでもお任せの仙狐さんも、洋食にはあまり自信がない模様。そこで隣の高円寺さん(&シロ)と相談して、一緒に料理することに!中野くんのため、美味しいグラタンを作れるでしょうか…?

10. たまには童心に返るのもよいじゃろ?
しんと静まり返った早朝、カーテンを開けるとそこには一面に広がる雪景色が!こんな大雪では会社に行けるわけがない!と止める仙狐さんを尻目に、いつもどおり出勤しようとする中野くん。行く行かせないの押し問答のさなか、やっと会社からお休みの連絡が届きます。するとさっきまで出かけるのを止めていた仙狐さんが中野くんの手を引き、外に連れ出すのでした。「せっかくじゃし、雪遊びでもするかの!」

11. 今夜は少し荒れそうじゃの
仕事から帰った中野くんが自宅の扉を開けると、そこには割烹着姿で三つ指ついて出迎える仙狐さんの姿が! 何事かと驚く彼の目に入ったのは、暖簾に書かれた「居酒屋 仙狐」の文字でした。多種多様に取り揃えられたお酒と旬の素材を肴に堪能し、いつもより酔いが進んだ中野くんから思わず漏れる本音。そんな彼の心を、仙狐さんが優しく解きほぐします。

12. それでも、あやつを……
会社からの連絡で予定を早めに切り上げ、帰省から戻ってきた中野くん。帰ってきた彼を待っていたのは、預けた携帯電話だけを残し仙狐さんがいなくなった、空っぽの部屋でした。「良くないことが起きるかもしれない--」、という夜空の言葉が頭をよぎり、必死に仙狐さんを探す中野くんですが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

存分に甘やかしてくれよう!

この作品の原作は未読です。
ですが、ヒロイン役を演じるのが和氣さん、それにまややん、あやねる、キタエリという声優陣…
これを知った時点で私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。
完走して思ったこと…きらら枠じゃありませんでしたが、今期一番の癒し枠でした。


日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた
神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、選択、特別サービス(?)で
めいっぱい”お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、
お世話系甘やかしコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

果たして中野の会社は本当にブラックなんでしょうか…?
確かに帰りはコンスタントに遅いみたいですし、休みも満足に取れていないようなので、厚生労働省の通達は遵守出来ていないのかもしれません。
でもその最たる原因は、同僚にあるんじゃないかと…

中野に泣きを入れてくる同僚…
そしてその頼みを断れない中野と大体パターンは決まっています。
でも不思議なのは中野が遅くまで頑張っている姿は何度も見ましたが、あの泣きついた同僚が夜な夜な必死に仕事している姿って見たことあったかな…?
まさか泣きつくまでか同僚の仕事だったり…?
実はこの会社をブラック企業に仕立て上げている影の立役者だったりして…^^;

そりゃ、いくら性格が優しくてもストレス堪りますよね。
厚生労働省の通達が出る前は、ブラック企業なんて星の数ほどあったのではないでしょうか。
寧ろ、私が新入社員の頃はそれが普通でしたけどね。

確かに仕事はキツかったと思います。
でもそれと同時に、色んな仕事が覚えられたのも事実です。
私らの様な「モノづくり屋」は、常に改善改良を考え実践し続けるのが自身の存在意義です。
そんな仕事を続ける上で、絶対に欠かせないのが知識と経験です。

若い頃、一生懸命叩き込んで貰ったお陰で今があると思うと、逆に感謝しなければなりませんね。
ですが、仕事をする絶対的時間が目減りすると、その分経験値を稼ぐことができなくなります。
日本の将来にとって何が良いのか今は分かりません。
だから、メリハリ…濃淡…軽重をこれまで以上に付ける必要がありますし、時と場合によってはしんどくても踏ん張らないといけない場面に遭遇するのは、きっと一度や二度じゃないと思います。

今、会社の中核として担っている人たちは、誰もがそんな荒波に揉まれながらもここまで頑張ってきました。
それなのに、どうして私のところには仙狐さんが来てくれなかったんだろう…なんて思ってしまいましたよ^^;

公式HPのINTRODUCTIONに「幼女」と記載されるくらいなので、姿かたちは決して大きくはありません。
それでも存在感、安心感、充実感…そういった系統の潤いオーラがホント凄いんですよ。
私も仙狐さんに甘えたいし、癒されたいと思いましたね。

いい年したオッサンが甘えたいとか癒されたいとか気持ち悪いわっ…
なんて声が聞こえてきそうですが、オッサンになると本当に疲れが中々抜けてくれないんですよ。
疲労感が身体に纏わりついている感じが無くならない…とでも言うのでしょうか。
それに、立場の変化によって責任も重くなりますしね…
だから時には甘えたくなったり、癒されたいと思うものなんです。
きっと、その年齢と立場になれば実感できると思いますよ。

しかし、仙狐の尻尾…凄いフワフワでしたね。
これまで、尻尾にはあまり興味はありませんでしたが、あの仙狐さんの尻尾はモフモフしてみたいと思ってしまいました^^;

神使の狐といえば、まややんの演じたシロも可愛かったですね~
公式HPのキャラクター紹介によると、純白の尾は純血の証なんだそうです。
神通力が使えるのも純血だったからみたいです。

でも…やっぱり私は仙狐さん派かな?
公式HPのキャラ紹介欄に書かれた一言は「もっともっと甘えさせてやるからの! 楽しみにしておれ!」には敵いませんよね。
しかし、仙狐さんの「うゆん…!」は、暫く頭にこびり付いて離れないでしょうね。
そんな仙狐さんに甘やかされたい方は、是非本編をご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、仙狐とシロによる「今宵mofumofu!!」
エンディングテーマは、仙狐の「もっふもふ DE よいのじゃよ」
あ、これは甲乙付け難いヤツだ…
曲調はオープニングの方が好みなのですが、エンディングの優しいラップも意外と破壊力高いんですよね。

1クール全12話の物語でした。
今期は癒し系の作品が少なかったので、今期唯一の癒し枠として助けて貰いました。
原作はまだ連載が続いているようです。
もし2期を制作するなら絶対視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

78.2 5 コメディで料理なアニメランキング5位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (579)
2271人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欲望剥き出しのいい年した女性

母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。 そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで・・・!?闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ

眼帯を付け、独眼の鴨居つばめ(28歳)は初潮以降は興味ないと語るロリコンなのに、他のロリコンは許さない。そして、元航空自衛隊で腹筋バッキバキ。あんだけ体脂肪率低かったら、生理止まってるやろうな。だから、ホルモンバランスが崩れておじさんっぽい性格なのかもしれない。筋肉と言えば、陸上自衛隊のイメージだった。航空自衛隊は陸上自衛隊ほど肉体的にハードなものは求められていないイメージ。

ミーシャが大きくなったら興味なくなるのだろうか。そうだったら酷いな。{netabare}ちゃんと初潮を迎えてもお仕えすると名言してた。一安心?{/netabare}あの手この手でミーシャのストーカー。身体能力凄すぎ。コスプレの違和感凄すぎ。小学生だけはさすがに無理ありすぎ。変態なエネルギーが興味のある対象に向いたときは半端ない。家事も運動も何でもこなせて、打たれ強いし、割とパーフェクトヒューマン。僕はつばめはミーシャと結婚するよりも康弘と偽装結婚するほうが、ミーシャとずっと合法的にいられると思うんだけど、ポリシーに反するんやろうな。

6話で登場する鴨居つばめの元同僚みどり(33歳)。ドMの超変態。つばめのことが大好き。{netabare}隊にいたとき犬の訓練をしていたようだが、つばめが来てから、犬に負けじとフリスビー取ったり、餌をもらおうとしたり奇妙な行動は笑えた。{/netabare}つばめがこいつと話すときだけ常識人になってしまうのは少し残念。そうでもないか。人畜無害だからか、ミーシャは割となついている。

11話の終わりと最終12話で {netabare}少ししんみりな展開。ミーシャ家に泊まりに来たわしわしとゆいが夜中トイレに行こうとして間違えて入ってはいけないミーシャ母の部屋に入ってしまうわけだが、つばめが自分が入ったと庇う。腹を立ててミーシャ母の部屋にミーシャは閉じこもるが、実は、部屋に勝手に入られても何も思わなかった自分自身に腹を立てていた。母親を忘れてまま、日々を過ごしていいのか葛藤。つばめは雪の日に庭で遊んでいたミーシャに単純に惚れていたが、幼い頃に大好きだった父を喪った自分と重なるところがあったのか、自らの過去を明かす。幼女好きになったのは人形をねだると可愛いのではなく、むきむきな人形を買ってきたり、筋トレを一緒にしたりする父への反動だとか、母が父は空の上にいると言ったことをきっかけにパイロット候補生になるも、視力を失って自衛隊を辞め、眼帯姿になったこととか。{/netabare}

途中は単調に進行していくが、沼倉愛美さんの演技力が突き抜けてた。見事にキャラクターを表現していた。そのためか、退屈さは感じにくかった。原作はまだ続くだろうし、期待している。

OPはウザウザ☆わおーっす! ハラショー。EDはときめき☆くらいまっくす。EDでメロディーに乗せてミーシャとつばめが掛け合う歌が面白かった。さらに、映像でトレーニングの強さも見物だった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「うちのメイドがウザすぎる!」
仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!

2. 「うちのメイドにさらわれた」
高梨家の家政婦になったつばめは、夏休みだというのに自宅でゲーム三昧のミーシャに友達がいない事が気がかりな様子。自らが友達になろうと思いあの手この手を使ってみても、ことごとく失敗してしまいます。諦めきれないつばめは、自宅で無意識に筋トレをしている際に、ふとミーシャがプレイしていたゲームを思い出しました。ノートPCを開き、そのゲームをプレイしようとしたつばめでしたが・・・。

3. 「うちのメイドが忍び寄る」
ミーシャのもとへ家政婦として通う事に幸せを感じ、意気揚々と出勤するつばめでしたが、ランドセルを背負う通学中の少女たちを見て、ふとミーシャは学校に通っているのか気になりました。おやつの合間に学校に行かないのかと聞いたつばめに対して、ミーシャは「ロシア人だから学校に行かなくてもいい」というのですが・・・。

4. 「うちのメイドは幼女が尊い」
今日は康弘が家に帰れず、土日は家政婦のつばめもやってこないため、久しぶりの自由を満喫しようとしていたミーシャでしたが、そこに突然つばめが現れます。康弘より、当分休日出勤と泊まり込みが続くので、土日も家政婦の仕事を依頼されていたのでした。つばめのおかげで、至れり尽くせりなものの心が休まらないと嘆いているミーシャは、宿題の作文が気がかりで・・・。

5. 「うちのメイドはどこにでもいる」
朝、教室ではおしゃれ命の女子小学生・森川ゆいが、同級生たちと談笑していました。そこへミーシャが登校してくると、他のクラスメイトは「本物の美少女」に見とれてしまい、ゆいはミーシャに対抗心を燃やします。後日、JSギャルの聖地にやってきたゆいは、ファッション雑誌にスナップ写真を撮られたいと何度も通りを往復していました。足が痛くなってきた頃、ついに声がかかるのですが・・・。

6. 「うちのメイドの昔のオンナ?」
学校帰り、わしわしと別れて帰宅途中のミーシャの前に突然立ちはだかったのは、ゴスロリファッションを纏った背の高い女性。ミーシャをマジマジと見つめ、肌や髪の毛、唇などの特徴をねっとりと語り始めました。ミーシャはすかさず防犯ブザーを鳴らし、やって来た警官に「不審者に声をかけられた」と伝えます。警官に連れて行かれたその女性は・・・。

7. 「うちのメイドがいない家」
みどりを新たに家政婦として雇ったミーシャは、つばめに対して突然クビを宣告しました。ところがつばめはあっさりと受け入れ、振り返りもせず家を出て行ってしまいます。少しの罪悪感に苛まれながらも、ミーシャはみどりに晩御飯を作るようお願いしました。しかし、出てきたのは吐瀉物のような見た目のカレー。ドMのみどりは、料理を美味しく作る事が出来ず・・・。

8. 「うちの元メイドはお嬢様」
しばらくの間、ミーシャの家で家政婦としてつばめと共に働く事になったみどり。仕事を終えて帰ろうとすると、家の者が車で迎えに来るという連絡がありました。みどりの実家は、超豪華なホテルを経営しているホテル王だったのです。それを聞いたミーシャは、みどりの家に泊まりたいと言い出します。康弘を説得し、皆でみどりの家に泊まりに行く事になったのですが・・・。

9. 「うちのメイドとあの日の出会い」
ある日、クマゴローがベッドの上でくつろいでいると、ミーシャから声を掛けられます。嬉しそうに部屋を出たクマゴローですが、ミーシャから「病院に行くぞ」と呼びかけられました。注射が怖いクマゴローは、思い切ってベランダから飛び出し、外に逃げてしまいます。しかし外は寒く、暖かい家に戻ろうかと悩んでいると、そこに現れたのは・・・。

10. 「うちのメイドとヤスヒロと」
ミーシャが家でくつろいでいると、康弘から「連休が取れたので温泉に行こう」と提案されました。「めんどくさい」と素っ気ないミーシャでしたが、テレビでも人気のカピバラと一緒に入れる温泉と聞いて大喜び。しかも康弘と二人きりの為、「久々につばめと離れられる!」とテンションが上がります。しかし下手に情報を漏らすと、つばめは追いかけて来そうです。そこで、わしわしの家に泊まっている事にして旅立ったのですが・。

11. 「うちのメイドと開かずの部屋」
これまで、ゲームやネットで一日を過ごし、好きな時に起きて食べて寝る放蕩三昧の生活を送っていたミーシャ。しかし最近は真面目に学校に通い、友達もできてリア充(?)生活を送るようになりました。そしてとうとう今日は、わしわしとの「お泊り会」の日。ミーシャは部屋でテンションが上がり、何をしようかと考えていると、当然のようにつばめが現れて・・・。

12. 「うちのメイドとこれからも」
入ってはいけないと言われていたミーシャにとって大切な部屋に入ってしまった、わしわしとゆい。誰かが侵入したと知り、激昂したミーシャの前でつばめは「自分が入った」と2人をかばいます。中から鍵をかけ、部屋に閉じこもってしまったミーシャ。そこへ、連絡を受けた康弘が帰ってきました。他人が部屋に入る事をミーシャが拒む理由は・・・。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

変態もドン引きの変態

原作未読/※最終話視聴にあたり総評は最下部に追記

キャッチコピーは『闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ』。

登場人物はかなり少なめで、小学2年生の主人公・高梨ミーシャ(声:白石晴香)と、もうひとりの主人公でメイドの鴨居つばめ(声:沼倉愛美)のふたりがほぼメインで進行していきます。

第7話まで観た時点では、つばめの度が過ぎた変態っぷりに同じく変態の私でさえちょいちょいドン引きしてしまう場面もあったけれど、概ねミーシャの突っ込みにより笑えるものとはなっております。作品全体としても毎回一回以上は声に出して笑ってしまうシーンもあり、テンポも良いので楽しく見られるものとなっていました。

{netabare}ミーシャが学校へ登校するようになってから登場するクラスメイトのわしわしこと鷲崎みみか(声:原田彩楓)は、個性が強すぎる主人公ふたりに相対した温和なキャラで作品のバランスを取ってくれるので、もうちょっと出番を増やして欲しいかななんて思ったり。

同じくクラスメイトの森川ゆい(声:井澤詩織)はただの面倒くさいウザキャラかと思いきや、つばめを師匠と仰いだりと素直な性格をしているので、今後も期待しています。『ガヴリールドロップアウト』のサターニャを彷彿とさせるキャラなのでわりとお気に入り。

そして、強烈なドMキャラ・鵜飼みどり(声:M・A・O)ですが、そのドM発言をしつこいくらいに繰り出すのであまり笑えなかったけれど、初登場時のミーシャとわしわしからの2連発防犯ベルでは吹いてしまいました。みどりの場合、その行動が面白かったりするので、少しでいいからドM発言を自重して頂きたいw{/netabare}

エンディング『ときめき☆くらいまっくす』はつばめの激しいキャラが前面に押し出されているものとなっており、その中毒性から連続視聴中でも飛ばすことが出来なかったw


▼第8話
{netabare}この作品って細かいとこにも笑いのネタが置かれているというか、1回の視聴じゃ気づきにくいネタがあるので、2回連続で視聴するとより笑えてしまう。たとえば冒頭で、つばめがミーシャの成長を記録したと熱弁するカットではミーシャBDのジャケットなどが映っているんだけれどよく見ると「VOL.102(50GB)」とか、50GB分で102本ってオイw また、寝起きのミーシャを撮影するカメラ画面では地味に5.1chと表記してあったりとw てな感じで、出来るだけ見逃したくない次第。このシーンでのミーシャのセリフ「あんな奇行に走っておいてよく平然とメイドモードに戻れるな」も笑ったなあw

また今回はみどり回だったともいえ、みどりの可愛さや面白さが際立ちまくっており、みどりに対しての評価が爆上げしてしまった。なかでも就寝シーンでの鼻血を垂れ流しながら「いや、大丈夫、イエーイ!!!」はクッソ笑った。ひとつひとつ記しておくことができないほど今回も終始笑いが止まらなかった回でした。また時折挟まれる、不穏なBGMも笑いのタネとして最高でしたw 今期のギャグ枠としては私の中でナンバー1候補筆頭となっております。{/netabare}

▼第9話
{netabare}クマゴロウを持ち帰ったゆいの妹を優しく諭すつばめが微笑ましかった。いつもは変態ながらもこういった素敵な人間性を垣間見せるからやっぱつばめは最高ですw そして、ミーシャちゃん幼女時に雪にはしゃぐ姿はまさかの家族サービスってw みどりはみどりで、ミーシャやご近所さんのために雪かきに勤しむ優しさw ほんとこいつら変態のクセに人間が出来すぎているから困る。さらに今回はわしわしも登場したけれど、こちらもまさかの肥満化w 後半の雪合戦では、ダイエットのために始めたのにも関わらず、わしわしそれ雪玉作りじゃ痩せないから~! ホント、この作品はたった一話のなかに毎回いろいろ詰め込んでくるから面白い。{/netabare}

▼第10話
{netabare}分かってはいたけれど、あの不穏なBGMとともに旅館の仲居として登場したつばめに声を出してクッソ笑わされてしまった。さらに違うアングルから3度繰り返す演出にしばらく笑いが止まりませんでした。そして入浴シーンで、ミーシャちゃんの幼児パンツに目を向けさせといてからの再度、不穏BGM&つばめの登場にまたもや爆笑w いきなり笑いっぱなしで、すこぶる体力をもってかれたかと思えば、後半では格好良すぎるつばめになったりと、振り幅が激しすぎて大変だw{/netabare}

▼第11話
{netabare}今回はわしわし&森川さんとのお泊り回で和み成分大目でした。そして登場からいきなりの笑いを提供してくれたみどりん。初登場時あたりは微妙だなんて記した気もするが、もはや彼女もこの作品にはいなくてはならないほど愛すべきキャラクターだ。ここにきて、つばめの変態っぷりにみどりんまで引かせてしまうとは、やはりつばめ恐るべし。終盤では、シリアス展開で来週への持ち越し。この様子だと次で最終回のようなので、終ってしまうのが寂しい次第である。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}嗚呼、今季最高に笑わせてくれた「うざメイド」がついに終わってしまった…。最終話は、つばめの過去が語られ、ミーシャがつばめの手を引きつばめを部屋へ招き入れた瞬間に目から水が流れ始めたよ! いままで散々笑わせてくれたギャグアニメでありながら、最終話では感動的な展開に持っていくとは、先週までは思いも寄らなかった。原作はまだ連載中らしいけれど、このアニメ版は綺麗に幕を閉じれたものと思います。

ミーシャやつばめはもちろんのこと、わしわしや森川さん、そしてみどりん。彼女たちにどれだけ笑わされ、癒されたかわかりません。つばめ&みどりんのド変態っぷりにドン引きすることもあったけれど最高に面白い作品でした! 久しぶりに満点をつけさせてもらます。そしていつの日か第二期が観れることを願うばかり。{/netabare}


▼キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり:M・A・O
鷲崎みみか:原田彩楓
森川ゆい:井澤詩織
高梨康弘:加藤将之

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:中村カンコ/漫画:既刊4巻
監督:太田雅彦
副監督:大隈孝晴
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

▼主題歌
オープニングテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」歌:高梨ミーシャ(白石晴香)&鴨居つばめ(沼倉愛美)
エンディングテーマ「ときめき☆くらいまっくす」歌 :鴨居つばめ(沼倉愛美)&高梨ミーシャ(白石晴香)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

00年代の良さも感じるような、良作ドタバタホームコメディ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
百合要素があるホームコメディで、監督と構成が「ゆるゆり」「うまる」のコンビとくれば、安心感がありますね。

まあ、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変なモノをかけたみたいなアニメです(笑)

※2018秋ED 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビューは酷評くさいけど、☆4、あくまで高評価です。色々惜しかったなと。

特に序盤は面白かったです。鴨井の飛び抜けた変態性も、ミーシャの辛辣なツッコミも。特に3話は秀逸で、+ミーシャの成長も描かれ、学びと深みのあるストーリー。この段階までは、今期の(個人的)覇権かと期待していたのですが。

まあ、ギャグアニメの宿命の、「マンネリ化」ですね。中盤はサブキャラを入れてマンネリを防ぐ意図は感じられましたが、ミドリにしても森川さんにしても、「ウザい」という点で鴨井と被っていたし。ワシワシの毒舌くらいかな、目立って良かったのは。

終盤は、感動路線。路線自体は好きなんだけど、ただのホームドラマをやるには、濃すぎるキャラクター達が邪魔をしていた印象。やはり、本作の場合はギャグと絡んでこその感動なんだけど、そのギャグが焼き直しばかりだからね。

最終話も綺麗にまとめてはいたものの、なんとなくとって付けた感が。鴨井の過去にしても、小出しにしていた情報から想像できる範囲内だったし、視力に関しては、ある意味予想外なほどドラマがなかった。ミーシャが鴨井を部屋に入れるクダリも、やや唐突というか、まだ早いというか(原作最終回でも良いくらい)。

まあ、とはいえずっとそこそこ面白かったけどね。しっかし、ロシアの小さい子とか、本当に可愛いよね(い、いや、変な意味じゃなくて)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP、一昔前のアニメみたいだな。ロシアの小さい子とか、ホントに可愛らしいもんな(変な意味ではなく)w 筋肉(笑) 朝っぱらからデリヘル(笑) 初潮過ぎたら興味ない(笑) う~ん、二人ともキャラが強いな(笑) ますますデリヘル(笑) なんとなく、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変な物をかけたみたいなアニメだな(笑)

2話目 ☆4
何気に、筋トレのフォームが正しい(笑) 恐ろしい世界w 絶対、ガチギレされるやろ(笑) ん? 意外と平和に解決? 地雷ワードを鮮やかに回避したな。料理のクオリティw 設定を小出しに。ミーシャ、楽しかったんだな♪ これは、可愛らしいツンデレ(笑)

3話目 ☆5
色々と、難しいよな。おやおや~w そりゃ、笹を期待するよな(笑) いや~、説得力あるな。変態忍者(笑) 変態プロファイリング(笑) 熊五郎、可愛いな~。繁殖w バラグライダーはやりすぎ(汗) ハムスターのことも、ちゃんと学びがあるし、学級に馴染むきっかけにもなっているし、良いシナリオ。

4話目 ☆3
熊五郎の心意気♪ 婚姻届けw 何気に有能なんだよな。んじゃ、月70万くらい稼いでるのかな。ぼっちスキルw 小2で同性で恥ずかしいもないだろ。

5話目 ☆3
女子の嫉妬。親友になるのかな? メイド、そこにいたんかい(笑) フリルの数だけ攻撃力が増すと思っていた時代(笑) ローアングルおじさん、逮捕w 同調圧力(笑) 親指だけ縛る、プロ仕様(笑) バルログかよ(笑)

6話目 ☆3
防犯ベル連打w なんで要求が上がっていくんだよ(笑) みどり、キャラ強いな(笑) ド、ドMじゃないか(笑) 「知りたくなかった」「小学生になんてことを」「国防とは」「どうでも良いし」wという連続塩ツッコミ(笑) 反面教師(笑) 妄想がサイコパス(笑)

7話目 ☆3
シリアスもなかなかに。まあ、間違いなく、この展開だとは思ったけど。素直なお嬢様は可愛らしい。やはり、Bパートのノリが好きだな。お嬢様人形、怖いな(笑)

8話目 ☆3
ミドリの実家、メチャ金持ちやな。なんか、いつもと違ってギャグが滑ってる感じ。昭和のつまらないギャグアニメみたいな感じ。

9話目 ☆4
ペットいなくなるのは、焦るよな。クマゴローは、マフラーじゃない!って、なんか良かった。なにをこの程度の雪で(笑) ユイちゃん、脊髄だけで生きてる(笑) 雪だるまが通りかかるか(笑) ワシワシ、ダイエットと見せかけて、実は雪の良い思い出を作るのが狙いとか、ニクいな♪

10話目 ☆4
義理の父って設定、はっきり出てたっけ? ストーカー力強すぎるだろ(笑) シリアス風だな。パンダ柄のヒグマ(笑) 娘とサラッとハッキリ言うのが良いね。

11話目 ☆3
血の涙、妄想が変態過ぎる(笑) ワシワシも結構言うよね(笑) 森川さんの顏w 33歳(笑) 風呂で眼鏡。鴨井、優秀だし、本当にお嬢様のことを思いやってるな。まあ、最終回の前フリって感じですね。

12話目 ☆3
妻の部屋って、そんなに溜めるかな? 父は空の上にいるって、そういうことか。怒らせると傷つけるの違い。関西弁、忘れてたw それでもいてほしい。何とも思わないことに、ショック。ミーシャ、潔癖だな。う~ん、光=ミーシャ ってのが、イマイチ結び付かないんだよな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

76.4 6 コメディで料理なアニメランキング6位
ソウナンですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (542)
2017人が棚に入れました
家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ! …のはずが、けっこう元気です! なんにもないから、なんでも作る! なんでも食べる! 知恵と勇気の無人島サバイバル!

声優・キャラクター
M・A・O、河野ひより、安野希世乃、和氣あず未、大塚明夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

括約筋肉少女帯

なんでもかんでもJK出しときゃいいと思ってんと違いますか?

・・・大見得を切って昨今のJK花盛りな風潮を揶揄した自分を殴っていただいて構いません。
えーあのー、、、JKいいね ボソッ

ここ2,3クールの15分ものの中では一番好き。


 タイトル 『ソウナンですか?』

Q なるほど。遭難した時に役立つサバイバル知識満載の教育系アニメですね?
  ↓
A そうなんですけどちょっと違います

Q となるとそのまんま愛でたり鼻の下を伸ばしたりするアニメなんですね?
  ↓
A いやほんとまぁそうなんですけどなんかちょっと違います


 {netabare}恥じらいを捨てた{/netabare}

 {netabare}または恥じらいの皮を一枚ずつ剥がす途上にある{/netabare}

 {netabare}若い娘さんの生命讃歌に目を細めるアニメです{/netabare}


修学旅行中の飛行機事故という絶望的な経験をしたのにクラスメイトや先生の話題なぞどこ吹く風 (笑)
原始的欲求と文明的理性との狭間でユルく葛藤する遭難者4名の観察日誌です。ちなみに原作は未読。


 それでも生きていかざるをえない!


かつてオーケンはダメ人間に向けそう語りかけました。
無人島サバイバルのような原始的環境において、恥じらいや見栄は不要であるとの現実。
昆虫食も尿による水分補給も肯定されちゃうのです。
だって生きていかざるをえないんですもの。

これがもう少し歳を取って分別のある大人になってればエロチシズムを感じたのかもしれませんが、親の庇護下にあるだろう女子高生たちから感じるのは、守られてる身分からの自立の胎動です。
・・・実際はだいぶユルイです。悲壮感がないなどとことさら目くじらを立てるほどではありません。アニメですから。


アイディアの勝利でしょう。
普段なら眉間に皺をよせてしまうデリカシーのない表現は置かれてる状況が免罪符となりました。
突発的なえっちい描写もそうは言ってもしゃーないだろうよと説得されてしまう環境下に生きる彼女たちであります。

 {netabare}とってつけた感がないのです!キリッ{/netabare}

よくあるラッキースケベやお約束水着回などに飽きがきてる方でも許すことが出来ちゃう仕様です。


なおメンツはこちら ↓

 鬼島ほまれ(CV M・A・O)
 鈴森明日香(CV河野ひより)
 天谷睦(CV安野希世乃)
 九条紫音(CV和氣あず未)

ダントツでほまれですね。遭難歴複数回のエキスパートの彼女。心地よいのは行動 / 言動になんら躊躇がないこと。即断即決は頼もしかったりギャップボケを生じさせたり、かといって他の三人に歩調を合わせる柔軟さもある。プランAで同意を得られないならすかさずプランBと次善策を講じます。そのプランBは周りの意見を咀嚼した上での最適解なのでいったんここでアクションに移れます。ズルズルと第3第4の案に流れたり話し合いでループすることもありません。
自称脇役マニアの私には珍しく主役鬼島ほまれが最も魅力的なキャラクターに映りました。


ついでに、回想に出てくるほまれパパ鬼島丈一(CV大塚明夫)とほまれとの掛け合いもじわじわくる。

{netabare}「いいか?ほまれ」で始まる回想 @ どこぞで遭難中
ここから丈一によるほまれへのサバイバルチュートリアルが展開される。例外なく自信満々である。なんというか屈託がない。
対するほまれのリアクションは一定。「うんっ!」その瞳はきらきらと輝いているのである。{/netabare}

手を変え品を変え繰り返される親子の会話シーンも毎週の楽しみでした。
OPEDの印象は薄いかも。サクッと15分の手軽さ。毎度次週が待ち遠しかったです。



※最終回ネタバレ

{netabare}私、何かを失った?
いえ、ちがうわ。
命をつないだだけよ。
うん。
きっとそうよ。
だって{/netabare}

それでも生きていかざるをえない、な満足の全12話でした。
置かれた状況がシビアであればあるほど、そこからの落差でお笑いが映えてくるものなんです。
徹頭徹尾シリアスに振れずギャグで貫き通した点も評価が高い一品です。


{netabare}紫音がひと皮むけて躊躇なくウ〇コハンドクリーム塗ってたらさらに点数上げてましたね、きっと。{/netabare}




■(余談)鬼島ほまれを雇いたい

仕事でも頼れるリーダーとして能力を発揮してくれそうです。
仮に彼女をヘッドハンティングできなくても育てる手というのもある。新人研修にはほまれ父を招聘し1年くらいどっかに放り込むとか。研修コストは飛行機代くらいだし。
雇用なので給与支払義務は生じるとしても帰還後の伸びしろに期待できそうです。
従業員も税法上 “ 非居住 ” 扱いで納税額を減免されますし、手をつけてない1年分の給与所得が口座に振り込まれてるわけですから、それほど悪条件ではないと 勘違いしてくれるかもしれません。
もちろんそんな会社に応募があるかどうかはまた別の話です。



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.18 初稿
2020.04.06 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

修学旅行…からの〜ソウナンですか!?

ガラケーの使い方ってあーゆー使い方があるんですね。…ま、こんな事が無ければ使わないやり方ですが(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


修学旅行の移動で使ってた飛行機が飛行機事故を起こす。放り出され、たまたま同じになった同じ学校の女子高生4人(クラスは別)。救助が来るのを祈り、行き着いた無人島でサバイバル生活が始まる。
…ってとこですね。


微エロ表現だけなら「またこんな系か…」で断念したと思います。が、サバイバル知識が中々面白く、微エロ表現は観てもらう為の1つの動機になってたので全話視聴出来ました。
ちょっとやり過ぎだと思うのもあったけどサバイバル知識で調べると理に叶ってるので「なるほど」と頷けるものばかりでした。
ま、詳しく表現してしまうと尺が足りないだろうな。そこは仕方ない。

『鬼島ほまれ』のサバイバル知識(ほまれパパの教育の賜物)、『天谷睦』の趣味が「読書と料理が得意」と言ってた通り色々な場面で知識が披露されたり料理の時も肉を率先して屠殺(とさつ)したりとこの2人がサバイバルには向いてるタイプ。
『鈴森明日香』は元気娘だが若干アホ娘だが快活な娘。(ゲテモノ苦手)
『九条紫音』は家がお金持ちなのでまんまのお嬢様。なので我儘言いたい放題で「死んだ方がマシよ!」と言い、ちょいちょい困らせる。
しかし意外と手先が器用で他人を思いやるとこもある。
が、後半の2人は物語最初の方「食べ物さえあれば」や「シャワー」など結構我儘放題でサバイバル向きでは無い。

この4人で繰り広げるサバイバル生活なのですがタイプが違う現状の受け取り方をしてて面白かったですね。ま、普通に考えたらいきなり数分後何もないとこでサバイバル生活をしなきゃならない現実が来たら後半2人の様な我儘を言うのも納得はします。
で、現代社会で慣れてるから火さえ起こせない…ってなるんだろうな。


食べられるかのパッチテストはサバイバルやってる人はやりますね。一般人がパッチテストやるとしたら毛染め液とかかな。アレと似たような物です。
アレを容赦なくお尻にって…痒さだけで済めばいいが(苦笑)
二の腕にしてやれよ、『ほまれ』。


6話は結構考えさせられますね。お肉を食べる為に…って感じで。幼虫や昆虫で良質なタンパク質を摂るのも良いですがやはりお肉料理を食べたくなる。『セロトニン』不足から来るストレスなどでね。
そこでお肉の『トリプトファン』という必須アミノ酸を補給しストレス軽減に繋げるって感じです。(お米と一緒に食べるとなおよし)
かなり簡単に書きましたが、詳しくは栄養学へ。

話が逸れました。戻します。
ウサギの命を奪う事、それを捌く事、そして食す事…
最初の2つをやったある人物達は普段生活してるだけならやらない事だから普通に凄いなと観てました。屠殺なんか発狂したくなるだろうな。(食肉の処理方法は搬入から含めると約20工程以上)
そして食した後のあるキャラの「ごちそうさま」はグッと来ました。
因みにウサギ肉は淡白で鶏肉みたいですがやや噛みごたえがあります。調理法で変わりますがね。
フランス料理ではご馳走らしいです。


しかし最終話はちょっとビックリしました。
うん、でもよく考えれば座薬がそうだから…
ハハハ…


OP曲はなんか楽しそう。ソウナンするのに。
ED曲もなんか楽しそう。ソウナンしてるのに。

アイキャッチの「ソウナンですか?」は『こ○すば』や『みな○け』みたいな感じで使い方は良かったです。


サバイバルだけど所々はギャグ、美白や清潔を保つなど女子高生でありたい!ってのもあり、微エロ込みで男性向きな作品だなと感じました。
2期がもしあるなら観てみたいですね。だけど2019/10/29現在、既刊5巻だから無理かなぁ。
でも最終話の終わり方を観ると期待したい。


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6話観て思いだしたのが私も高校生の夏休みの時、ある地方の農家さんのとこでお手伝いした事があって近くに牧場をやってる人にもお世話になりました。そこでなぜか鹿を屠殺するとの事で手伝ったんですが…何回か吐きましたね。
血とか内蔵とか生々しいのは勿論、死んでるけど目が合うと自分の震えが凄い。ナイフが骨に当たったり鹿の体温が…。
もう出来ないだろうなぁ。
なので6話のあるキャラが屠殺して声を上げるのはよく分かります。最後までよくやれたもんだ(汗)
魚だと三枚おろしとか出来るのに不思議ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

遭難時の心得

アニメーション制作:Ezo'la、
監督:長山延好、シリーズ構成・脚本:待田堂子、
キャラクターデザイン:西尾淳之介、音楽:立山秋航
原作:岡本健太郎、さがら梨々

「なめくじは決して生食してはダメだ」
「ヘラジカの睾丸は生食できる希少な部位だ」
「パパ、タマ臭いよ」
という衝撃的なセリフからスタート。
修学旅行中に飛行機事故で遭難してしまった
女子高生4人が島に辿り着き、
そこでサバイバルする物語。
こう書くとかなりシビアな内容に思えるが、
実際には、遭難したときの豆知識と、
エロ描写&コメディ満載のストーリーとなっている。

トビウオを捕まえてからつぶして
内臓や血などから水分を補給する方法や
海に漂流しているときに見えている水平線は、
せいぜい4~5キロ先までなどということなど、
1話目から色々な豆知識を披露する。
{netabare}水分を分けるために殿様バッタを食べた口から
唾液を口移しで流し込むという笑い満載の展開。
また食べられるものかどうかを判定するために、
実の部分を切って断面を皮膚に押し付けてみるというのは、
万が一のときに役に立つかも。
こういうシーンで尻に実を押し付けるなど、
あざとい描写が色々あるが、観ているうちに
あまり気にならなくなってくる。{/netabare}

ところで、これを観ていて思い出したのだが、
私も子供のころにヤドカリを食べたことがある。
アウトドアに詳しい親戚の叔父さんと海に出かけて、
貝類とともにヤドカリも食えるということで、
浜辺で焼いて食べた。
気持ち悪さだけが記憶に残っていて、
味はあまり覚えていないのだが…
そういえば、私は食べてないのだが、
兄はその同じ親戚の叔父さんとヒトデを
食べたと言っていた。
今では浜辺で貝を焼いて食べていると、
すぐに監視員が飛んできそうだが、
昔はそういうのも大らかな時代だった。
潮干狩りに出かけても今ほど重量に
厳格ではなくて目分量のチェックだった気がする。

子供のころは海にもよく潜って遊んでいたが、
さすがに水深が10メートル以上もあるような場所では、
潜っているうちに恐怖感が強くなる。
しかも私が泳いでいたのは瀬戸内海だったから、
それほど海も綺麗というわけではなく、
ある程度潜ったら、真っ暗で遠い海底が見えて、
底まで行くのには、かなりの勇気が必要だった。
あれは、スキューバダイビングなら、
怖くないのだろうか。
私が暗所恐怖症なのかもしれないが。

動物を捕らえるときのトラップは、
ゴールデンカムイと同じような「くくり罠」が
紹介されていた。輪を針金なようなもので作り、
そこを通った振動によってトリガーが作動し、
吊り上げられるという仕組み。
リスは癖がなくて旨いらしい。
さすがに食べたことはないが…

それとウサギ実食の回では、
動物を仕留めたとしても気温が高い場所だと
1時間くらいで肉が腐敗してしまうことなども
しっかり描いている。
捌くのは普通は難しいが、
名人であるほまれの存在がリアリティを持たせてくれる。
サバイバル系のテレビや映画などで、
狩りの様子などを見たことがあるが、
しっかりとした処理をしていないと、
小さな虫がどんどん寄ってきて
すぐに大変な状態になってしまう。
せっかく食物を確保しても、
虫が湧いたグロテスクな有様を目にして、
生き抜こうとする心が折れてしまうのだ。

そういえば、子供のころにウサギのソーセージを
食べた記憶があるのだが、どんな味だったかは
覚えていない。普通に美味しかった気がする。
7話で登場する海岸に生えている
ハマボウフウという多年草が食べられるという。
漢方薬としても使用されるそうだ。
世界中のどこにでも生えているというのも
また興味深い情報だった。

キャラクターとしては、サバイバルの専門家である
ほまれを中心に、明日香、陸、紫音の性格が
それぞれ個性があって面白い。
特にストーリーが退屈にならないよう
紫音の我儘を上手く使っている。

最終回の衝撃の展開は、
おそらくほとんどの人が驚いただろう。
こういうやり方があるというのは、
知識としてもとても面白い。

ヤンマガでは現在でも連載中。
{netabare}そこでは、未だ遭難生活を続けている。{/netabare}
アニメのラストでほまれの父が
救助に向かっている様子が描かれたのだが、
彼女たちが家に帰れる日は来るのだろうか。
(2019年10月5日初投稿)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59

69.1 7 コメディで料理なアニメランキング7位
異世界居酒屋 ~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~(Webアニメ)

2018年4月13日
★★★★☆ 3.4 (224)
877人が棚に入れました
居酒屋・のぶが、異世界の古都アイテーリアの裏路地とつながり、異世界の住民たちが見たこともなかった料理を楽しむ……というストーリー。

声優・キャラクター
杉田智和、三森すずこ、久野美咲、阿部敦、森久保祥太郎、小西克幸、内田真礼、津田健次郎、チョー、小松未可子、小山剛志、黒田崇矢、置鮎龍太郎、星野貴紀、植田佳奈、井上和彦、諏訪部順一、浪川大輔、南條愛乃、小野友樹、島﨑信長、野島裕史、新井里美、楠大典、木村良平、大塚明夫、立木文彦、下田麻美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

異文化コミュニケーションのNOVU

2018.12.23記

原作未読。
比較対象によく挙げられる「異世界食堂」は観てない。


もともとは1話10分ちょっとのWEBアニメ。全24話を「1話10分×2本」+「居酒屋紹介おまけパート」をつけてTV放送用12回分に再構成したものを視聴。
だぶん脳裏にあった「異世界食堂」と勘違いして観始めたものと思われます。

タイトルから想像できるように居酒屋を巡るエトセトラで、日本のふっつうの居酒屋が異世界に繋がっているという設定。

“のれんをくぐると、そこは異世界だった”

向こうの人から見てもそうなんでしょうね。
毎話、居酒屋メニューに舌鼓を打つ異世界の人達とのちょいと心温まるエピソードを絡めて1話完結型の全24話(放送回数は12回)となってます。
異世界といっても客にスライムやゴブリンがいるというわけでもなく、中世(or近世)ヨーロッパと思しき世界の住人達が“居酒屋のぶ”に訪れてます。
{netabare}「シュニッツェル」なり、乾杯は「プロージット」だったり、ドイツ系と思われ、3話で南部出身の徴税役人がパスタを懐かしいものと挙げていることから類推するに、版図も考慮してハプスブルク家の神聖ローマ帝国あたりがモデルでしょう。・・・いらんか、この考察。{/netabare}


「これは細かいこと気にしちゃイケない系だ」飯テロを堪能しながらちょいとした人情話にほっこりしようとモードを切り替えとくと楽しめます。

細かいこととはこんなこと↓
{netabare}・メニューは読めないが言葉は通じる
・使用通貨が違うのに経営が成り立つのだろうか?客は異世界の人達ばかりなのに。。
・食材は異世界で調達できないものばかり ※あ、これちょっと重要(後述)
・希少価値のあるものなら王国で激烈に重宝されるか、さもなくば略奪対象になりそう
・そもそも店主のぶさんと看板娘しのぶちゃんがこの状況を受け入れている
{/netabare}


さて、この“居酒屋のぶ” 日本の個人経営の居酒屋の佇まい、メニューというよりお品書きという趣き、出てくる品々は馴染みの一品ばかりなり。常連客も含めて異世界住人たちが美味そうに食すので、空腹時に観ると危険です。
そしてちょいと人情話。内容には触れませんが、そもそも酒と人情とは相性が良いもの。1話10分程度と短めの単発話は、日々のちょっとした停車場でもある居酒屋の性質とも合うちょうどよい尺の長さなのかもしれません。


飯テロについては実写パートなぎら健壱の居酒屋探訪が拍車をかけてくれます。こちとら夜にしか観れないのに夜に観ちゃいけない罪作りな仕様となってます。
そんな“のぶ+PLUS”と銘打った居酒屋探訪はこちら↓ ※もちろん実写

{netabare}・地鶏唐揚げ居酒屋 心 ~浅草総本店~ / 唐揚げ
・浅草 魚料理 遠州屋 / 海鮮丼
・てんぷら 味覚 / きすの天ぷら
・とんかつ まさむね / 豚汁
・[多国多種ワインとお肉料理] 東京丸鶏 / カツサンド
・鮮魚居酒屋 あげ屋 高田馬場本店(戸山口店) / 栃尾揚げ
・和醸良酒 ぺし / ポテトサラダ
・炭火焼鳥・鰻 居酒屋 鳥長 清澄白河 / うな重
・炭火道場 別邸 / から揚げ、竜田揚げにチキン南蛮
・旬菜 おぐら家 / おにぎり
・素潜り漁師の店 鮮魚 浜んこら 新橋本店 / オコゼの刺身
・銀座ぼくじん 炭火和食と日本酒 / 銀鱈の西京焼{/netabare}

ただしお店まで行くかというと微妙。店舗の雰囲気や従業員の接客も含めて居酒屋の総合力なので、料理だけ切りだして紹介されても本編とのシナジーはないかなあ。ぐるナビがスポンサーということでけっこう実験的な仕掛けを施してきたというのが実状でしょう。
「のぶを観た!と言ったら会計から5%OFF」確認はしてませんがそれくらいはやってるんでしょうか。宣伝効果があれば地上波は無理でもWEBアニメに戻って続編ができるかもしれません。




ここでちょっと箸休め。私のメシもの経験は遠く「美味しんぼ」「ミスター味っ子」まで遡り、他に「ラーメン大好き小泉さん」くらいと浅めです。
比較対象少なめ&実はそんなに食指が動かないかもという前提で、本作についてはちょっとした既視感があり完走できたと思ってます。それは、、、

“日本にやって来た外人さんをアテンドした時の感覚”

も少し分かり易く言い換えれば、、、

“おまえはまだ本当の日本食を知らない。どやっ!この○○美味いだろ~と鼻高々になる感覚”

これを味わえます。
「ようこそ、日本へ」のおもてなし精神と「おまいらの国にこんな美味いもんないやろ?」とどこか心の片隅で思っている邪な心が混在している状態を想像してみてください。
事実、イギリスを代表とするプロテスタント圏の食事はひどい、というか私の味覚に合いません。ホームステイ先でおもむろに肉の塊が出てきて、試しに塩振ってみたら「Fantastic! You're a magician.」と言われた知人がいます。私自身も、カロリー取れればいんじゃね?と感じる局面とか、毒々しい色合いのデザート類とか、とりあえずケチャップかけときゃいいんだろ?のマクドナルドケチャップポンプとかとか、異文化交流の範疇とはいえ500円弱で吉野家の牛丼にありつける国から来た身としては受けつけ難いシーンに遭遇することがままあります。
旅行でも日が経過するにつれ知らず知らず日本食が恋しくなるのは常であり、長期滞在ならなおさらなのですが、これで適応力なく拗らせると「日本食サイコー!」トリップ状態に陥ります。ちなみに、海外滞在1ヶ月もせずにこのトリップ状態に陥る自信が私にはあります。こう思うんですね。「きっとこいつらは美味いものを知らない。」
※注 ちゃんと金払えばどこでも美味いものは食えますよん。悪しからず。。。


作品内での異世界人達はすべからく、店主のぶの料理に「こんなん初めて~」人生未経験の領域に至ったことを自覚します。
初めて見る料理しかり、調理法次第で芳醇な味わいになるなじみのある食材しかり、基本的にはこの繰り返し。あたかも蛮族を啓蒙するが如く店主のぶの料理が猛威を振るうのであります。

{netabare}味気のないカルトッフェル(馬鈴薯)しか食したことない客がおでんのじゃがいもに感動するシーンとかね。なお、ヨーロッパ圏で主食は何かを聞くとパンと同じくらいじゃがいもと答える人が多い。そんなコア食材です。{/netabare}

{netabare}それに、異世界は冷蔵技術が未発達という設定ゆえ冷えたビールが珍しいとか、揚げ物のために大量の油を使ってもったいないぜとか、現代以上に異国=食の未開地設定が高めで、より強調されてたりします。{/netabare}

{netabare}おしぼりも日本のおもてなし文化だったりしますね。生魚にビビるのも文化相違といえます。{/netabare}

{netabare}さらにおまけ、4話で蛇口があれば濾過せずとも飲める水が手に入ると盗みに入った娘(エーファ)がいましたが、これ米国に敗けての日本撤退後に台湾に入島してきた蒋介石国民党軍が民家に押し入り同じことやらかしてましたね。つい70年前の話です。誤解なきよう、国民党軍(当時)と違ってエーファちゃんは良い娘さんです。{/netabare}

「日本食サイコー!」を(食に関しては)未開の異世界人の反応を通して悦に浸ることが結果的に可能です。これは差別を助長するとの理由でそのうちポリコレフィルターがかかって有害アニメ指定されるかもしれません(嘘)。これでもかの日本食讃歌と私の眼には映りました。


それにアテンドした時のあるある、「これって日本語で何て言うんだ?」コミュニケーションにも本作はそつなく対応してました。

{netabare}ビールは「トリアエズナマ」だし、店主を「タイショー」と呼ぶし、しっかりツボを押さえてます。{/netabare}
{netabare}脱線すると、南洋パラオでは、ビールが「ツカレナオース」ブラがそのまんま「チチバンド」と旧帝国時代の交流遺産が残ってたりもします。{/netabare}

実際のところ、日本にやって来た外人さんからマウントを取ろうという気はさらさらなく、せっかく日本に来たんだから楽しんでってよという意識が強いのが実情です。それを体現しているのが看板娘しのぶちゃんの「お客様の美味しいがなによりです」なんだと思います。

{netabare}そう思っていたら、最後の最後のエール差し入れで古都アイテーリアからの意趣返し。美味いもの交流が一方通行でないことを示してくれました。{/netabare}


見事に食を通しての異文化コミュニケーションを表現した作品!(盛り)
外人さんが日本食に触れて“こんな反応してくれたらうれしいな”の願望も込みで、飯テロで片付けるのはもったいない佳作だと思います。



■余談 / 不肖ぺーの乾杯の音頭(対アングロサクソン向け)

{netabare}To beer or not to beer! …Cheers!!!{/netabare}

よく分からん時はウィリアム シェイクスビアさんにでも聞いてみてください。
「は?どこがquestinなんだ?言うまでもないだろう」という反応が返ってくると思われます。


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2019.05.21追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

異世界食堂の劣化版二番煎じだ・・・ 何?こっちの方が原作発表が2ヶ月早いって?知ったこっちゃないですよ。放送の早いモン勝ちでしょ。っていうか中身が肝心でしょ。

ま、実際のところ、どっちが二番煎じか?なんてことは視聴する分には関係無いんだし。どっちの方が面白いかが、視聴者にはすべてなんだから。

しかしここで私は、作品のレビューはほとんどしない。
つまり、酒と居酒屋のはなしであります。


洋食屋と居酒屋では、単純に比較ってのも芸はないのだけど。

まあぶっちゃけ、食堂のほうは地上波オンエアを勝ち取れて、居酒屋のほうはWEBアニメとなったのだが、これはコンテンツとしての魅力の差である以前に、食べさせる店と酒を飲ませる店という、業態の違いのせいだとは、率直に言えると思う。



洋食屋って、人は普通、月に何回行くか?
月4回(≒週1回)でも相当な頻度でしょう。

では居酒屋は?
わたしは多いときで、月に30回。
今はちょっと過酷なスポーツをしてるんで、頻度はかなり落ちたが、
30代・40代の頃には、気に入った居酒屋には月に10回とか15回とか、普通に通っていた。

つまり何が言いたいのかというと、リピート率と、偏差が全く違うわけだ。

こういうとき、あまり居酒屋に行かない人のパターンを詮索しても意味はなくて、ヘビーユーザーの目と鼻と舌とハートがどこまで掴めるかがポイントになるだろう。


食は生きるものにとって不可欠な要素。
異世界の、自分の知らない美味に満ちた食文化なら当然期待は大きく、しかも週にいっぺんしか訪問できないというのは、非常にモチベーションがあがるのは間違いない。異世界食堂はまさにそれで、中世の食文化世界に現代の料理技術が闖入し、しかもそれを週に一度しか味わえないとなったら、お気に入り料理から手を広げる心の余裕などもっていられない、というのも納得できる。またもし大して美味しくなかったとしても、生きるための捕食のためならば、異世界人でもそうでなくても、相応な対価を支払って、洋食を食べるだろう。

では、ひるがえって居酒屋はどうか。
まず第一に、食とちがって、人は酒はなくても生きていける。
わたしは生きていけないけど。

で、食堂なら週一で、それでは多いなら月イチでもありだが、ある程度の訪問頻度の設定が可能だが、居酒屋は気に入れば毎晩でも行きたいし、気に入らなければ一生行かない店だって当たり前にできてしまう。


で、そういう前提で、この居酒屋「のぶ」という店を見てみると、実に心許ない。
中の下か、まあいいところ、中の中の飲み屋だ。
たとえ食文化の異なる異世界の街中に繋がっていたとしても、しかも毎晩繋がっているというありがたみの薄さまであって、これでは魅力無い店は、光ることはないだろう。

のぶの何処がだめか。

まず、酒がだめ。

とりあえずの生ビールだ。がっくり。
二人で切り盛りしてる店が、ビールホースやボンベの管理をどこまでできるのか、甚だ疑問。スタッフ数の多い中規模店や、酒匠とかソムリエとかバーテンとかの酒専門のスタッフがいないなら、瓶ビールのほうが確実に美味い。古くからある固定客が通い続ける街の居酒屋が、瓶ビール提供がデフォルトなのは実はこんな簡単な理由からです。

そして、酒が置き湯せんの熱燗。完全にアウト。
まず熱燗を日本酒のデフォルトにしてる段階でいい日本酒は置いてないと見て取れる。でもまだNG確定じゃない。普及酒をメインに扱っていて、熱燗の美味い店というのもあるから。

ではダメはどこで確定するか。置き湯せんで判明。はいここです。この店で、日本酒はいただくことはできません。
ちょっといい店(=中の上以上)なら、安い普及酒でも、湯せんにかけるときに手で転がして燗をつける。まあ常識以前だけど。
そしてもっといい店なら、燗つけは銅壺で。さらにちゃんとした店ならチロリで燗をつける。

そういう店は大概はぬる燗だけど、熱燗だって注文すればつけられるし、美味しく飲める。

そして肴。肉じゃがって。おでんに牛すじ串って。どっちも少量で作っては効率が悪い、小体な居酒屋向きじゃない肴だし、大規模店でなければ大量に作っては店の原価率が確実に悪化する品だ。この「のぶ」ってお店、モンテローザグループですか。

こういう店が存在することも、全面否定はしないけど、団体でとか、仕事の付き合いで、しょうがなく行くって程度の店だ。
街にあっても、ひとりでは決して行きたくはない。
そして、こんなことは、異世界でだって呑み助なら確実に判別できる筈。
わたしは呑み助の目と鼻と舌とハートを信じている。

こういうタイプの居酒屋を素材に選んだというのが敗北要因のすべて。
つまりは作者が酒も肴も居酒屋もわかってないんだというのが結論。




予想完視聴確率:0.1%
クール内BEST10到達予測:0%
予想涙腺刺激度数:0%
平均エロチックメーター指数:4.9%

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君は黄金に輝く酒"トリアエズナマ"を知っているか?

異世界食堂「ねこや」ならぬ、異世界居酒屋「のぶ」で、飲み、食い、語らう人々の姿を描いた15分番組。公式サイトにて1話と2話が無料配信中。

番組の構成は、アニメ12分+実写パート3分くらい。

「居酒屋のぶ」は表口が異世界に、裏口が現代の日本に繋がっている奇妙なお店。

設定に若干の違いはあるものの、異世界住人がこちらの世界の料理を食し、カルチャーショックを受けつつも舌鼓を打つというお話の骨子、レギュラー枠に男性店主&女性給仕が据えられている点、毎話異なる料理とゲストキャラが登場する点など、一見すると異世界食堂そっくりのアニメです。

両者の違いをいくつか挙げてみると、先ず目に付くのが構成の違い。異世界食堂がドラマパートとグルメパートを同じくらいの比重で描いているのに対し、こちらは会話劇がちらっとあるもののほぼグルメ一色。

演出面に関しても相違あり。前者がシリアス&ハートフルをバランスよく配合したオーソドックスな作風のアニメであるのに対し、こちらは※1味皇様もびっくり!な大仰な台詞回しや、壮大な脳内妄想描写があったりと、古きはミスター味っ子、新しきは食戟のソーマに例えられる様な、ややギャグ寄りの作風になっています。加え、漫画よろしく画面上に擬音が表示されたり、バラエティ番組ばりにキャラ台詞がちょくちょく字幕表示されたりなんかもするので、チープかつフレンドリーな成分が多分に加味されているよーな印象も受けました(笑)

お料理描写に関しては、意外や意外、とても丁寧。キンキンに冷えたトリアエズナマ(笑)しっかりと味の染みた感じのアツアツのおでん、外はカリッと中はふんわりの鶏の唐揚げの美味しそうなこと! 絵と音で存分に楽しませて頂きました。ジョッキに注がれたトリアエズナマ、グラスに凍り付く霜、滴る酒の表現に至るまで、とてもリアルに描写されていました。

作画について他に言う所があるとすれば、お料理描写が丁寧な一方で、キャラおよび衣装の表現が割とてきとーなところ。特に兵士達の身に付けている※2スケイルアーマーの作画は、ヒ、ヒドイ! 色々な意味で笑かされてしまいました(汗)でもまぁ、そういうところで魅せるアニメでは無いので、これはこれで良いのだと思います。スタッフの方の負担も減りますし(笑)

タイトル名に関してもちょっとだけ残念。どちらかと言うと酒よりも料理が主役なお話なだけに、居酒屋という単語で視聴者層を狭めてしまっては勿体無いな~という印象を受けました。「のぶ」という純和風な店名にしても、敢えて狙ってるんでしょうけど、※3中世ヨーロッパ風の世界観の中で調和を乱している風にも見えてしまいました。ついでに言わせてもらうと、異世界居酒屋(いせかいいざかや)のゴロも若干悪い(汗)

上記いずれも些細な点ですが、何となく落ち着かなかったので挙げさせて頂いた次第。気にならない人は気にならないんじゃないかと思います。


前期のポプテピピックや、今期の実験品家族など、最近は、番組の時間枠をあれこれと自由に利用して視聴者を楽しませようという試み、あるいは予算節約?をしているアニメが増えている様ですが、本作にしても、擬音、字幕表示、実写パート程度ですが、実験的な試みを通して、新しいアニメのスタイルを模索する製作者の努力が垣間見られる様でした。

因みに実写パートは今の所、3分クッキングと居酒屋探訪の2種類。一回毎に代わる代わる放送されます。

実験作っぽくはあるものの、ポプテの様な破天荒さは無く、挑戦的な趣向も控えめですので、割と保守的なわたしでも(笑)好意的な目で最後まで見続ける事が出来そうです。

原作は異世界食堂よりもこちらの方が2月半だけ古い様ですが、上に書いた作風の違いからパクりパクられの印象は薄く、それぞれの個性、魅力がある様に感ぜられました。


※1:美味なるモノを食すと、口からビーム出すわ、車椅子で階段駆け昇るわ、巨大化して天守閣突き破るわ(イメージ映像)で有名?な、アニメ「ミスター味っ子」に登場する元気溌剌なおじいちゃん。

※2:金属などの小片を、布や皮に隙の無い様に縫い付け、並べ、爬虫類や魚類の鱗の様に美しく仕上げた鎧。柔軟性があり動き易く、斬撃および刺突に強い耐性があるとされる。

※3:ドイツっぽいんですが、イメージ画像内でネクタルとオーディンを結び付けているところとか超テキトー(笑)オリュンポスの神様がいない世界だったりして?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

66.1 8 コメディで料理なアニメランキング8位
八男って、それはないでしょう!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (414)
1506人が棚に入れました
――ある日の朝、目を覚ますと……平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。

声優・キャラクター
榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

観終わった

1話感想{netabare}
ん?末子が跡目争いで兄達を謀殺してく話…じゃないのか。
下手に目立つと兄達の面目潰しかねないので昼行灯を演じる…ってことでもない?
貧乏貴族で長男(予備で次男も?)以外は家を出るって、もう既に「八男」設定が死んでるような…まぁこれからか。
ってか兄達の振る舞いを見るに職業選択が制限されてもなさそうだし、主人公は何で不満げなのか分からない。
これが“盾の勇者”だったら想像してたゲームのお約束と違ったという一応の説明があったが、こっちは…あれ?
血縁主義?血統主義?正しい言葉が出てこないけど血筋を重んじる貴族(実際は結構いい加減とも聞くが)である一方、魔法の才能に血筋は関係ないんだそうな。
じゃあ主人公はこの2つの価値観の板挟みになってどうこう…って話なら面白そうだが、どうなんだろう?
最初の方、ハーレムみたいなの築いてたけど、どんなに子供をこさえても魔法が使えるとは限らないんだよね?
まいっか。

それよりも気になるのが…なんか雰囲気が“毛玉のゴンじろー”っぽい。
OPがデーモン閣下だから(ゴンじろーではEDを歌ってた)ってことも関係してると思うが、それだけじゃない気が。
スタッフも制作も全然違うのに、妙にキッズ向けっぽいというかナンというか。
後半のイノシシとか、実は悪い毛に汚染された毛ノシシなんじゃね?とさえ思えたり。
どーなんだろ?“高木さん”でキッズ臭さ抜きを習得したと思ったんだが、なんだかんだでカラーって出ちゃうもんなのかね?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
突っ込みどころ多くて何から書いて良いやら…。
「主人公ヨイショがキモい」というのはこの際忘れるにしても、「主人公ヨイショするにしてももうちょい書き方あるんじゃない?」と思ったり。
例えば、エリーゼは竜が退治されるまで被害者の世話をしてたんだよね?
じゃあ聖女と呼ばれる働きっぷりを見せる回想シーンでも入れて、竜の被害の規模や犠牲者の無念とか映せば良いのに。
そうすりゃどれだけ感謝される行いをしたかも視聴者に実感が沸くじゃん?
治療魔法が追いつかず目の前で死んだ被害者を思い出して「あの方々も浮かばれます」とか、遺族から「家族の仇を討ってくれてありがとう」みたいなさ。
作中では「なんとなく成り行きで竜を倒した」ってだけですっごく軽い、これじゃ報酬もあぶく銭みたい。
多分「ボクまた何かしちゃいました?」を演出しようとしたんだと思うけど、な~んか「そうじゃないだろ」と思ってしまう。

「お前タダ者じゃないんだから振る舞いには気を配れ」みたいなことは師匠の師匠から言われてるし、それに気付いてく(成長してく)話なのかね?
だとしても、転生前は成人だったじゃーん?
なんかイマイチ意図が分からんのよね。
アニメスタッフも、原作見て「これのどこがウケたんだ?」というのを理解しないまま手探りでアニメ作っちゃったような感じ。
あくまで感じ、実際は知らん。{/netabare}

最終回までの感想(これだけ読めばいいかも){netabare}
これはこれは…上級者向けというかナンというか。
原作がどうあれアニメの監督や脚本がマトモならどうにかしようと知恵を絞るハズ、という前提で最後まで耐えて見てたのだけど…。
「耐えて」と書いた通りかなりアレな内容で、これを見た後だと耐えられずに途中で切った“防振り~”や“本好き~”が随分マシに思えて来る。
防振りは少なくとも主人公は楽しそうだったし本好きはこの世界の住人ではないと疑われる、これがあるだけ全然マシじゃん、と。
つまりは“八男”はそれらが無い。

誰も転生者を疑わないので師匠すら馬鹿にしか見えない。
そしてとにかく辛かったのが主人公に意思が無い。
いや、意思はあるか、あるのだけど心の中でツッコミを入れるだけで態度に表さない、主張しない。
一番酷かったのは政略結婚を迫られ、心の中では「恋愛結婚じゃないのか」と突っ込んでおきながらこれといって難色を示すことなく言われるがまま婚約を結ぶ。
全部が全部そんな感じで周囲に無関心、ただ流されるだけ周囲にお膳立てしてもらうだけ、それでいて一人前に心の中では突っ込みを入れるので心証が悪い。
せめて心の中で折り合いをつける葛藤とかでもありゃいいのだが、それも無い。
人形というか屍というか、生きてるのがつまらなそうで、死ぬのが面倒臭いから生きてるだけで作中出てくる「語り死人」とは主人公のことなのでは?とさえ思えてきたり。
同期放送の他作品、記憶を失い感情を無くして、それでも何か芯のある“プリコネ”のユウキと対極だなぁ、こっちはコレで健常者だぞ、と。

例外的に自発的な行動はあるにはあるが、それは味噌や海苔、マグロ等の食べ物に関してなだけで、味噌開発などが失敗しても被害らしい被害が出るものでもない、責任を取るまでもない軽微なモノ。
でもってそんな食べ物関連がストーリーに絡むことも、ほぼ無い。
辛うじて海苔がキャラ弁に繋がったくらい?

いっそのこと主人公は画面に一切映さず、「そういうヤツが居る」って体で周囲の人間が右往左往する話にした方がよっぽど面白かったのでは?
と思うくらいの出来だったのだけど、ここまではあくまで10話までの話。
11話からは流れが変わります。

11話で遂に、主人公が自発的に、自分の意思で、行動を起こす

遅ぇw
けどこれ、渡された原作をどうにかマトモに見れるモノにしようとしたアニメスタッフの苦労の結果なのでは?と思ったりしてしまうのだけど、どうなんだろう。
11話は決意をして最終回の12話でその結果どうなったかが描かれ、上記の突っ込んだポイントを主人公が反省する内容になってました。
笑ったのが12話でカタリーナ(婚約者)に「俺のことどう思う?」と尋ね、「近くに居るのに、遠くに居るよう」と答えられた時。
もうこっちとしては「そうそうソレソレ、全部他人事www」と指指してゲラゲラ笑っちゃうちゃうレベル、そういう意味ではそこまでに当てはまる出来事がよ~く描写されてた、むしろ描写しすぎ。
また、12話の王とのやりとりも、アームストロングはじめ「主人公の意思で予め味方の貴族と根回ししてた」ってことなんだけど、それ以前が余りにも周囲が都合よくお膳立てしてくれるシーンが多かったため、その流れのままで解釈しそうになる。
意地悪な言い方しちゃえば10話までの酷い内容はスタッフも分かっててやってたんですよ意図的だったんですよと、そういった言い訳みたいなものに見えなくもない。
10話までのフラストレーションがあったから11話以降にカタルシスを得られただけ(不良が捨て猫に餌やる程度)かも知れないし、フラストレーションパートがアレすぎて、ちょっと上級者向けな気が…。


と、以上が主人公について。
11話からはソコソコ見れた内容だったが、そこに至る10話までは話も演出も酷い。
ストーリー自体、主人公が何をしたいのか分からないのでパっとしないのは当然だけど、パっとしないものをパっとしないまま見せられる。
「巻き込まれ型」とも何か違うんだよね。
3話で舞台が冒険者学校へ移るのだけど、主人公は既に魔法が凄いと周囲に認められちゃってて。
あれ?それ知られるとヤバいから実家住まい時代は隠してたワケで、上京してからバレるまでのイキサツはひとつの見所だと思うのだが…カット?
主人公にとっては興味のない部分だから見せる必要が無かったってこと?だったら10話まで全部カットになるような…。
仲間が増えるのもあくまで「なんとなく」、言い寄る奴らは人柄ではなく力が目当てで、中身空っぽの主人公に対し「きっとヴェンデリンは私のことを○○と思ってるに違いない、○○すれば気に入られるハズ」と疑心暗鬼というか、自分自身の価値観を当てはめて想像・対処するだけの一人芝居を見せられる、何度も。
また8話では、ようやく正式の冒険者となったところで王から書状が来るのだけど、書面には「王国強制依頼」と書かれてて…これどういうこと?
画面には一部しか映ってないけど本文には「○○想定ニヨリ、下記ノ依頼ヲ命ズル」とも書いてある。
「強制」なのか「依頼」なのか、「依頼」なのか「命令」なのか分からない。
王からの命令なんだから「勅」や「上」や「下」って漢字一文字の方がインパクトありそうなものだが…歴史とかよく知らんのだけど、そういう表現ってあったりするもんなのかね?(「自粛要請って言ってるけど命令だよね?」みたいな)
もしくは「冒険者」と「貴族」を両立させてる相手に対してだからこんな表現になったのか?
でもって冒険を達成して多額の報酬や地位を手に入れても冒険者を続けるつもりで、単に他にやることが無かっただけにしか見えない。
報酬額に関しては、本来軍隊がやる規模のものを少数の冒険者で成し遂げたため軍事費(国家予算)レベルの報酬が個人に支払われることになった、と納得できなくはないが、だったら軍と冒険者って何が違うのかもうちょい見せて欲しかった。
そしてヴィルマは…登場する意味あった?何か活躍するシーンってあったっけ?
しかも「食いしん坊キャラ」で、ここでも“プリコネ”と被って「うわぁ」、実際は“超人高校生”の銭勘定大好き幼女奴隷と被る(つまり要らない)。


ってことで総評。
11話まで耐えればそこそこ楽しめるかも知れないけど、とても人にそこまで勧める気は起きない。
物凄く好意的に言えば、「冒険者にさえなれば貴族のしがらみから抜け出せる」を信条に、日本食のみを心の拠所として個人の主義主張を徹底的に抑え、周囲に流されるままやり過ごそうとしたが、実際に冒険者になっても結局貴族のしがらみからは抜け出せないことを思い知らされ一念発起する、という話を目指したのかなぁ?
ただ一念発起するまでの描写がやっぱりどうにも…空虚で抜け殻のような、それでいて心の中では突っ込みを入れる、色盲でもないのに世界が灰色に見えてそうな息をするのも面倒臭そうな主人公とか見ても、ねぇ?
恥ずかしながら私は11話からは「遂に、遂に主人公が立ち上がったぞ!」と結構好きだったりするんだけど、そこまでが辛すぎる。
なんというか、凡庸な異世界転生モノとはちょっと違う部分を出そうとした意思は感じるんだよね。
だけどそのために必要なお約束まで省いちゃったような…。
できれば10話までの「人間未満時代」のツケはもっとデカいものにして欲しかった。
それと貴族だ八男だって要素はそこまで意味のあるものではなかった気がする。
「魔法の才能は遺伝しない(個人主義)」と「親族主義の貴族」がいま一つ噛み合わなかったような?
11話以降の内容から10話までの空虚感はスタッフが意図したものだと解釈してるけど、じゃあなんであそこまで空虚にしたのか真意を探る・考察すると面白いのかも知れない、私はお断りします。
あ、それと主人公がため息をする回数をカウントすると面白いかもしれない、私はお断りします。


余談
アニメ本編がアレだったことの原因として挙がる「OPに予算かけすぎた」って説。
え?逆の可能性は?
「デーモン閣下を使うことを条件にレコ社から出資してもらった」ってことは?
まぁ違うかも知れんけど。
要は予算を出すのと使うのは曖昧な関係で外部から分かるものではない。
他の作品では深夜アニメに対して視聴率を気にしてる人なんかも居て…あのぅ、それ無いから。
どこからそんな発想が飛び出してくるのか私にはちょっと分からない。
あくまで“かぐや様~”の鈴木雅之の様に、「よくアーティスト本人が了承したな」って所が注目ポイントだと思うのだけど、デーモン閣下に於いては“けだまのゴンジロー”やってるし“sin七つの大罪”もそうだし(テラフォーマーズリベンジは知らんかった)、もっと昔なら“MAZE爆熱時空”だったり“うろつき童子”だったりあるワケで、そこまで驚くようなことでもない…ような?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

憎みきれない好敵手(いせかいてんせい)〈~八男である意味がわからないって、それはないでしょう!~追記あり〉

2020年春アニメ。
原作未読。ウェブ小説原作であること以外事前情報は無しで見始めました。
※レビュータイトルは少々マイナーな90年代ラノベの副題からで、異世界転生物が自分にとって鬼門気味だからぴったりだなと(笑)

【第1話感想】
とりあえず無難な滑り出しでしたね。
{netabare}
アバンで女の子達に囲まれた15歳の姿を見せるのは妥当かと。第1話では子ども時代をある程度は描きたかったのでしょうね。5歳のヴェンデリンが可愛らしいのが良かったです。お兄ちゃんの「怠けていると苦労するよ」って台詞も結構好き。
転生前の一宮信吾がまめまめしくて印象悪くないのは意外だったかな。これで魔法の修業もきちんと描いてくれると嬉しいけど、はしょられるかなw残念だけど。
ハーレムは苦手なので、メインヒロインが婚約者らしいのは期待しています。{/netabare}


【EDの話】
ED良かったです。余韻も楽しめる曲ですし、歌唱の華やかさも引き立っていました。
{netabare}
…OPの奇跡のコラボに隠れがちだけどEDも奇跡のコラボなんですよw
ウェブニュースでこのコラボ知ったときは、方向性も年齢も違いすぎるAKINOさんと新居昭乃がどうなるかと…w
聞く側を圧倒するAKINOさんをメインボーカル、コラボ経験の多い新居昭乃をリードボーカルという感じで合わせているのが上手いです。明らかにこの二人の個性を生かす曲を作ってる。プロデューサーの功績ですね。
個人的には、新居昭乃を久しぶりにアニメで聞けて感謝しかない。しかもこういう華やかな曲を提供されるのは珍しいんですよ。

以下、新居昭乃のことを何となく書いとくよ。
長いので暇つぶしにでも。(以下、恐れ入りますが敬称略。)

新居昭乃はデビュー30余年となる女性歌手。歌唱もコーラスも作詞・作曲・少数ですが編曲も自身のグッズなどのデザインやイラストレーションもする、独特なクリエイターであります。(ちなみにタッグ組んでる編曲家・保刈久明はやなぎなぎ「未明の君と薄明の魔法」(『色づく世界の明日から』ED)が記憶に新しいですね。)
ソロでアニメのOPやEDを作って歌うのはもちろん、90年代には菅野よう子の曲を歌っていたり、ZABADAKや谷山浩子とコラボしていたり、手嶌葵や三重野瞳や悠木碧に楽曲提供していたり、どこかにコーラス参加していたり。
一部の人々を独特の世界に引きずり込み、コアなファン層を作り上げています。
もうお分かりだと思いますが、ファンです。20年来のw



これまで新居昭乃が担当した主なアニソンはこんな感じ。
「星の木馬」…『地球防衛企業ダイ・ガード』ED
「覚醒都市」…『東京アンダーグラウンド』ED
「ユメミル雨」…『ハンドシェイカー』ED
「キミへ ムカウ ヒカリ」…『ゼーガペイン』OP
「金の波 千の波」…『ARIA The ORIGINATION』ED
「Unknown Vision」…『まおゆう 魔王勇者』ED
「花数え」…『魔法使いの嫁』挿入歌
他にもあるので、それなりにアニメを見る人ならどこかで出会っているかも。私は見れてない作品も多くて恐縮ですが…

数は少ないですが編曲もしてます。
『ガサラキ』ED「LOVE SONG」(歌唱・作詞/種とも子)は作曲・編曲が新居昭乃。
映画『西の魔女が死んだ』ED「虹」(歌唱/手嶌葵 詞曲/新居昭乃 編曲/保刈久明)のセルフカバーでは自身の声に合わせて編曲しなおしていたり。なので、新居昭乃版「虹」は珍しく歌唱・作詞・作曲・編曲全てを本人が行っています。

興味があれば何か聞いてみてください。最新のミニアルバム「ツバメ」は新居昭乃らしさとキャッチーさのバランスが良いのでおすすめです。{/netabare}
(2020.4.8)

【最終話まで視聴感想】
出来が良いとは言いにくいけど、個人的には「憎めない作品」でした…って、それはないでしょう!
{netabare}
色々と端折ってるんだろうなとか、側室に立候補する女性パーティーメンバー(しかもヴェルは承諾しちゃうし)ってどうなんだろう?とか、最後に参入したよく食べる女の子は見せ場があまり無くて勿体なかったとか、それなりに引っ掛かりはあったものの無事完走。

とりあえずアニメではヒロインがエリーゼ一強だったので良かったです。2期があるかはわからないけど前提として貴族の社会制度があるわけだし、他の女子は恋愛感情を見せてないし今は細かいことは気にしないでおこう(笑)。

全体的に人情噺としては悪くなかったかと。亡くなった師・アルフレッドの存在がヴェルを支え、エルヴィンにワンエピソードと見せ場があり、賑やかしかと思っていたローデリヒに役割が用意されていたことなど、好印象を残した点がいくつかありました。

私が意外と楽しかったのは主人公が料理上手で、前世から持ち込んだ知識が料理のことしかなく、それが周りの人達を喜ばせることにしか使われていない所(笑)。原作だともう少し色々あるのかも知れませんが、少なくともアニメでは前世の知識が大きなアドバンテージとしては描かれていないのが落ち着いて見られた理由だったと思います。
単純にわいわい食事を囲むシーンを見るのが好きなのに加え、新しい世界での食事シーンを繰り返し描いて、主人公の置かれた環境の変化を見せてくれたのは良かったと思う。

ヴェルは前世のモラルや感覚に振り回されて、兄との直接対決に至るまで新しい生を歩むことに積極的になれずにいました。
貴族という強い立場と足枷を背負って血生臭い肉親との争いを経験して、最後にこの世界で生きる覚悟を決める物語だと考えれば、私はこの作品悪くないと思います。

兄嫁の様子から最後に一波乱あるのかな?と思っていましたが、二人の甥に貴族としての生を保証することでヴェルは彼女との衝突を回避します。この甘さが後々大きな問題になる可能性はありますが、ヴェルが肉親の情を捨てれば兄嫁もまた同じ選択をしたでしょう。兄のせいで疲弊した領地・領民の現状を考えれば必ずしも悪い采配ではなかったと思います。それにヴェルが意図していなかったとしても、彼女を敵に回さないことは足場が固まっていない状況では結構大切じゃないですかね。
何より、子を守ろうとする母は追い詰めると怖いから…。

今季の大変な状況で最後まで予定通りに見られて良かったと思います。最初に感じていたよりも色々考えさせてくれる作品でした。{/netabare}
(2020.7.12)


【八男である意味がわからないって、それはないでしょう!】
結構皆さん疑問に思ってるんですね、八男である意味…。
色々と感想漁ったりして「『八男(=貴族)って、それはないでしょう!』ということだと思う」というような感想があり、ああその通りだなと。
転生当初は貴族に期待したものの自分は跡取りになれない八男で、しかしだからこそ約束されていた冒険者としての自由は、結局貴族の末っ子であることにより失われていく。
それがこの作品の骨子なのだと思います。

個人的に考えたことなど置いておきます。
{netabare}
まず、転生した時点でヴェルは貴族なら良い暮らしができるかも!と期待してますが、食事シーンに見られるように実家は貧しく、貴族の現実を見せつけられます。その時にヴェルは家督を継げないことや見栄を張って暮らさなければならないことを知り、貴族でいるよりも魔法使いとして身を立てることを選びます。
独立したときに日々の食い扶持を稼ぐ技能を身につけておきたいという考え方は、転生前に社会人であったことも影響していますし、家を出る兄に「遊んでいると後で苦労するよ」と言われたことも理由です。野山を駆け回るときの方がヴェルは生き生きしていましたから、家を出る頃には貴族に嫌気が差してもいたのではないでしょうか。
王都に出てからも、王命には逆らえずしがらみも多く、兄弟の結婚式に実家から祝いの品も届かない、そもそもそんな見栄を張らなければならないことにヴェルはうんざりしていました。
それでも、転生前からのサラリーマン気質が抜けないヴェルは波風を立てるようなことはできません。

パーティーを組む時も身分に関わらず「面白そうな子たちだから」という理由でメンバーを選び、パーティーメンバーもヴェルの能力や肩書よりも人柄を見ていこう、と反省している。競技大会でのエルヴィンのエピソードからしても、本当はヴェルは彼らを仲間・友人と思って付き合いたいんですね。なのに結局爵位を与えられて仲間を部下や未来の側室として受け入れることになる(まあ側室の件はヴェルも男の子なんだなあと生ぬるい笑いがこみ上げてきましたけどw)。前世でのサラリーマン気質のためか、本人が優柔不断なためか、貴族の不自由さばかり募っていく。ヴェルの性格からして、楽しく安定した生活が送れれば命懸けの仕事はあまりやりたくはないでしょうし。

極めつけが兄との家督争い。本人は家督を継ぐつもりなど全く無いのに、上からお膳立てされ下からも突き上げられ、外堀ばかり埋められていく。下手に抵抗して自分が処罰されるような事態になれば、自分の仲間達も危険にさらしかねない。
クルトが何故ヴェルに敵愾心を燃やしたのか不明なので私は同情的にはなれないのですが、あれほど領地・領民を蔑ろにしていては国としては他の当主を立てざるを得ないと思います。二人の息子がもう少し成長していれば、長男が継ぐことになったかもしれませんが…。

結果、ヴェルは領民のために家督を継ぐ覚悟を決めますが、それでも出来る限りクルトとその妻子を守ろうとします。一家皆殺しになりかねない貴族の慣例に対して抵抗を試みるわけです。ヴェルにとっては彼らは疎遠になっても肉親なのですから。
ヴェルは一貫して前世の感性…優柔不断さと情が捨てられず、貴族社会に翻弄されているんですね。

結局兄を死なせたヴェルにとっての最後の抵抗が、兄嫁と二人の甥を守ることだったのだと思います。
周りの人達に臭い芝居をしてもらい王に具申して二人分の貴族の任命権を奪い取ったのは、甥二人が成人した暁に貴族に奉じるためです。それは兄嫁が「息子達が貴族として生きていけるなら自分は何でもする」という内容のことを言ったからです。そうでなければ兄嫁は肉親の情を捨て、ヴェルを害してでも二人の息子を守らなければならなくなる。
命が助かっても母子三人で平民として生きていくのはかなり大変な世界だと思いますし、ヴェルが守ってくれなければ住み慣れた土地では恨みを買って酷い仕打ちを受ける可能性もありますからね。貴族であることは酷いしがらみでもありますが、少なくとも私刑からは守ってくれるでしょう。

八男だから面倒くさい貴族をやめて好きなように生きられる!と思っていたのに、結局貴族として生きて行かざるを得なくなる。ヴェルがその覚悟を得るまでの物語だったのだと私は思っています。{/netabare}
(2020.7.23)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

貴族社会の悲哀をアニメで垣間見れる作品

原作小説は、既刊19巻(2020年3月現在)の内6巻まで既読。
この手の異世界転生のなろう系の作品は、沢山ありすぎて食傷気味な今日この頃ではあるものの、
魅力があるキャラが比較的多く、割と好きな作品のひとつ。

お話は、もうお約束と言っていい。
この手の話に飽き飽きしてる視聴者の1話切りも多いだろう。

個人的に主人公に対し残念に思うのは、同ジャンルの
「転スラ」リムルの、ゼロから国を興すカリスマ創建者としての魅力や
「デスマ」サトゥーの暗躍系最強主人公の魅力には及ばない所か。

本作の主人公は、
類まれなる魔法の才能(ギフト)に恵まれ、
貴族社会に取り込まれ成り上がっていく。
冒険者として自由に生きたいという願望はあるものの
結局、貴族社会の枷から逃れられないのは悲哀とも愛嬌ともいえる。
根っこが商社マンなので、環境への適応力が高いのだ。
そんなサラリーマン的世知辛さ(1話でのアバンタイトルでその片鱗が出ていた。)が漂う作品なので
英雄譚と呼ぶのは憚れる。末子成功譚が適切だろう。

レビュー書きたくなったのは1話を観てアニメの構成に興味が湧いたから。
アニメは全12話しかない中で、原作の忠実な流れを潔く放棄し、アニオリな展開も躊躇せず
最終話に向けて起承転結のある流れに再構成している。

本作は、小説、コミック、アニメそれぞれが独自の流れで話が進むよう。
それぞれの味を楽しむのも一興だと思う。
キャラデザ、OP&EDも好 みでアニメ本作は最後まで完走したい。

<今作の異世界舞台設定>
{netabare}
リンガイア大陸の二大大国の一つ人口約5000万人のヘルムート王国が主人公の国籍。
大国のもう一つは、仮想敵国のヘルムート神聖帝国。
両国は、ここ200年戦争がない平和な状況。

ドイツ語読みの固有名詞が圧倒的に多いのに文字はなぜか日本語。
しかも一部英単語も交じり、ローマ字表記も存在するなど、ご都合主義全開。

人類の天敵の魔物、竜などは存在するが
エルフやドワーフと言ったファンタジーお約束の種族はいない。
社会構造は中世ヨーロッパの封建貴族世界に近い設定。

魔法は存在するものの、それなりに使える魔法使いは5000万人中多くて5万人くらいで
その中でも国家戦略級の上級魔術師は超貴重。
さらに魔法の遺伝性もないので魔法使いの家系など存在しないそうな。
{/netabare}

★第1話「八男って、それはないでしょう!」
{netabare}
初回は原作知らずとも非常にわかりやすく構成されていたと思う。

アニメのアバンでサブ&本タイトル早々に回収。
また初回のアバン冒頭は、小説1巻から5巻の半ばから3分の2までの話をアニメで描きますよ
と予告しているようなもの。

原作では普通にベッドで寝て、目が覚めたら異世界の別人のベッドに寝ていたという流れを、
夜遅くの会社からの帰宅後の食事準備中に居眠りしたら、
長男の結婚披露パーティーの食事中に覚醒に変更。
これは、転生状況を「本好きの下剋上」と被らせない工夫としても有効だった。

さらにアニメ独自に、転生前の豚バラ自炊飯、
転生後のパーティ限定貴族メシと日常の貧乏ゆえの粗末メシを
対比させ主人公の環境変化と置かれた状況を演出。
プラス、兄弟紹介と主人公の状況を短時間で説明するための構成。
このダイジェスト化は、視覚重視のアニメではとても意義があったと思う。

多くの兄弟の存在は、封建的な貴族社会の環境で成り上がっていく話の上ではとても重要だ。
子孫繁栄のため、一夫多妻が貴族では常識の世界。
一夫一婦制の日本の現代常識とは倫理観が根本的に違う。

主人公の父親(45)は、下級貴族で正妻と妾の二人の間に10人の子供がいる。
側室がいないのは、人口800人程度の農業主体の辺境領地では経済力が乏しいから。
以下、()は主人公がヴェンデリンとして覚醒時の年齢

正妻(44)の子
長男(25)、次男(23)、三男(19)、四男(17)、五男(16)、八男(5)(主人公)
妾の(31)子
六男(14)、七男(13)、長女(11)、次女(10)

愛人がいてもそれは周知事項。
妻公認であり、後ろめたいことはない。
以上の内、貴族社会で生きていけるのは、正妻の子6名のみ。
愛人の実家は地元名主ではあるが貴族ではないのでその子たち4名は、
貴族と同じ土俵には立てないし、ヴェルと一緒に生活することもありえない。

以上を台詞と登場キャラで初回の内に
視聴者になんとなく理解させようという工夫があった。
そして尺の残りで、師匠との出会いまで描く。

原作既読者にとっては、声優の配役(ベテラン声優の配置)や
公式HPで登場予定のキャラ表をチェックすれば
アニメでは全12話で何をメインイベントに置くのかは明白だろう。

今回は、ダイジェストではあってもアニメ独自の構成が光り、
導入として良好な回だった。
次回も原作の素材をどう料理するのか楽しみになった。
{/netabare}
★ 第2話「お家騒動って、それはないでしょう!」
{netabare}
どうやらアニメのサブタイトルは「○○○って、それはないでしょう!」で統一されそう。

才能は偉大なる先達に導かれてこそ花開く。
主人公ヴェルにとってわずか2週間とは言え、師匠との修業の日々は一生を決めるものとなった。

原作では、ヴェルは師匠から卒業した後、
12歳で冒険者予備校に入学するため家から旅立つまで
家族は完全放任、アニメのように長男から監視される描写もない。
毎朝食事もそこそこに、書庫で読書、読み書きや計算の勉強。
さもなくば、遠出して人里離れた領地内での魔法の独学の鍛錬。

その成果として、狩りの獲物や採集した食料などを家族に提供。
家の仕事をほとんど手伝わずに済んだのはそんな事情もあった。

師匠に出会うのはそんな鍛錬時で、その時彼は中級魔法も使えるほどに。
師匠との2週間の修業後は、一人黙々と
5歳から12歳になるまでの長きに渡り師匠の教えをベースに
魔法の技を発展応用開発。
攻撃魔法以外にも飛翔、瞬間移動、精製、熟成など様々な魔法の技を磨く。

そのかいあって通常は山越えで片道一か月位以上かかる
人口約20万人の大商業都市ブライヒブルグを
瞬間移動で一瞬で往復できるほどになる。

そして人知れず都市で魔法で採集した素材、狩りの獲物などで商売したりと逞しい日々だった。

以上、今回まるまるカット。
尺の都合とは言えそこはちょっとでも描いたほうがいい。

今後、そんな修業プロセスが見えないと視聴者は、
ヴェルのあまりの成長が唐突過ぎて
話に付いていけなくなるかもしれないからだ。
そこら辺を次回以降どうフォローするんだろうか?

また、師匠から物質的に相続されたもの(今後必要になるものも含まれる)は
アニメ今回ではスルーされた。
別れをドラマティックに、そして生臭いものにしないために必要な演出だとは思うのだが、
次回以降そこらへんどう扱うのか?そんなところも興味深い。

話のテンポはとてもいい。
{/netabare}
★ 第3話「ボッチって、それはないでしょう!」
{netabare}
ボッチだったヴェルに冒険者パーティの仲間が出来る。

辺境のバウマイスター家にとって寄親(保護者)のブライヒレーダー辺境伯家に目を付けられたヴェル。
早速、貴族社会の柵に絡めとられる。

<キャラが原作から微妙にずれてきた>

今回は特に、パーティ結成の流れが原作と大幅に違う。

【原作小説】
ヴェルとエルは入学早々既に気の合う友人に。攻撃の連携も相性がいい。
→二人で組んだ狩りの最中に偶然ルイーゼとイーナを大量の狼から救出
→ルイーゼとイーナはそこで初めてヴェルたちを意識
→皆で食事したりと、四人の交遊が始まる。
→ルイーゼが、ヴェルとエルに無断でちゃっかりパーティ申請書提出
→学校側は4人の実力バランスが良好だと認め申請は問題なく受理される
→ヴェルとエルは「二人とも悪い奴じゃなさそうだし、様子見と言うことでいいか」と事後承諾

【アニメ】
ヴェルは入学後、友達作ろうにも不器用に空回りでボッチのままを気にする。
→エル、ルイーゼ、イーナは既に交友関係があり学内でヴェルに目を付ける
→ヴェルをパーティに組み込むことを目論む
→ヴェルに認めてもらうための狩りの最中、エル、ルイーゼ、イーナは大量の狼に襲われる
→偶然その危機を察知したヴェルは、当然助けに赴くが、友達作りの下心もあった。
→なぜかヴェルからパーティ結成を申し出る

以上、前回からの流れからは無難な改変とは思えるものの
アニメでの弱気なヴェルにどうもしっくりこなかった。

自己紹介で失敗とか、ヴェル特製の山椒を学友に勧めるとか、
アニオリ描写も気に入らない。

原作でのヴェルはボッチであることの自虐感を醸しつつもそこは中身が大人。
ボッチ上等的に達観。淡泊で飄々としていた。

原作では前世の商社マンのセンスで出稼ぎ商売も良好。
相当な蓄財も出来るくらいの駆け引き上手なヴェル。
マイペースで強かな逞しさの魅力があったがアニメではそれが無くなった。

今までの地道な修業プロセスを描かなったこともあり、
シャイな優等生キャラに見えてしまった。
中の人の声質が草食系なのも一因か。

さらにエル、ルイーゼ、イーナの実力の横並び感が増し
ヴェルも認めるエルの剣士や弓士としての実力描写もなく
三人一様に原作より実力が下方修正されてしまった感があった。

元から真面目キャラのイーナはまだいいとしても、
ルイーゼのマイペースで強かな個性までも薄まってつまらなくなってしまった。
原作のルイーゼは、ヴェルを初対面でいきなりヴェル君と愛称で呼ぶような図々しさがあったのに...

今回で物語3.5→3.0、キャラ3.5→3.0に下方修正。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

70.2 9 コメディで料理なアニメランキング9位
群れなせ!シートン学園(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (242)
851人が棚に入れました
ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。その名も「私立シートン学園」生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。動物嫌いの"人間"間様 人(マザマ ジン)と独りぼっちの"オオカミ少女"大狼ランカ(オオカミ ランカ)1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる―!姿形は違っても、ペロペロすれば群れなせる!「ペロペロしたら仲間!私の群れへようこそ!!」

声優・キャラクター
木野日菜、石谷春貴、宮本侑芽、久野美咲、小原好美、徳井青空、青山吉能、杉田智和、玄田哲章、津田健次郎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

動物との濃厚接触はいろいろマズかった

原作未読


翻訳家内山賢次によって『シートン動物記』が日本に紹介されたのは昭和の初期。
その後原作/内山賢次名義でコミカライズされたのですが作画担当誰だと思います?
白土三平ですって。もう歴史の出来事かなんかみたいです。
その“シートン”案件と並び評される内山の代表作が『種の起源』なんだそうで。今期“ダーウィン”と“シートン”のアニメを同時投入し両方とも私が視聴に至るというのも必然だったのかもしれません(適当)。


本題。
ヒトとケモノ達が共存している世界らしく、男女共学のみならず異種族共学という建て付けの“シートン学園”を舞台にした物語。
幼少期のトラウマでケモノをケダモノと呼び忌み嫌うヒト科の♂、間様 人(まざま じん)が主人公の学園コメディ。並び替えると“人間様(ニンゲンサマ)”になります。そんなに嫌いならなんでこんな学校入ったんだ?と言うのは野暮ってやつですね。この清々しいまでの「深く考えたら負け」感は作品の至るところで徹底されてます。
見た目も独特。♂は獣人で動物顔。♀はケモミミ可愛娘ちゃん人間顔で切り分けがなされてます。Cygamesだし『ウマ娘』とごっちゃになりますな。
日々の学園生活の端々で動物の習性を活かしたトピックが挿入され、当然ながら人間の感覚とはギャップがあるんでそのズレを楽しむ作品です。とりあえずケモミミにしましただけな作品ではないので視聴にあたっては区別しといてください。


で、これが難しい。内容を理解することがじゃないですよ。
人間の体と顔を有した娘が唾液まみれのチューしたり、脱いだり、尻尾握られてキャンと鳴いたり、その他もろもろ。動物の習性なので仕方ないと言い訳しつつ家族には絶対見られたくないです。「パパなに見てるの?」と。

そんなわけで普段ならそっ閉じしますが、これが意外とイケてしまう。理由はこんなところ、


1.くだらない(褒め言葉)

やさぐれ熊の笑い方が
「ベアーハハハハハ!」
「グママママママ…残念だったな。ベァーォ!」
なんだろう、このセンス。そしてこんな熊役をツダケンさんが全力投球。


2.ナレーション玄田哲章

是非もなし


3.習性を活かしたセリフ

「君たちも絶滅したいかね」
絶滅経験者“ティラノサウルス”がこのセリフを言う説得力。



家庭内の信用失墜は嫌だけど、家族が寝た後こっそり観てもいいかなという位置付けです。


しかしながらですよ。せっかくの上記3つの利点が回を重ねるごとに消えていきます。台本なのか?それも含めた脚本なのか?セリフや行間が面白くなくなっていく。
これまた理由はこんなとこかしら?

・説明的になった
→唐突に見える行動が増え、哲章さんナレで動物雑学を挿入。手抜き台本みたい。

・萌えに走った
→入浴。その他脱衣。みたいはエロ方向へと展開。
→料理部にどんどこ女子が集まってったよね。


増えていく一方のキャラクターたちを処理しきれなかっただけなのかなと同情しつつ、コメディの台本が雑になっていったのはいただけなかったです。
ただしまあこれが難しいのかもしれませんね。私がマイナスと感じた点は観点を変えればプラスになりますもの。

・動物雑学希望→◎
・愛でる→人それぞれでしょうが成分は増えてった○


難しい顔して観るものでもなく気楽なのはたしか。動物の習性と人間の感性とのズレをゆるく楽しむ。
自分の感性とは徐々に合わなくなってった残念作品でした。合掌!



※余談

■ツンデレを男でやると?

主人公ジンくんみたいになるのかな。
滅びろ! って言ってるわりに動物に詳しいし、ヒロイン相当ランカにもなんだかんだ優しい。

どっかのサイトで、この男主人公がー!…要するに気に食わないみたいなのを見てなるほどね、と。
塩対応の言動セリフ。そこからのユルみ。一連の動きを追うとただのツンデレなんすけどね。性別が違うと受け取られ方も変わるもんだと興味深かったです。


■時節柄

タイミングもよろしくないですね。
野生も含めて動物との距離が近い。そっから動物保有のウィルス伝染ってさらに変異したものが人に伝染ってパンデ○ックの真っ只中です(2020年3月現在)。人対人フェイズに入って2~3カ月経とうとしてるんで皆さんお忘れかもでしょうけど、動物との濃厚接触が強く疑われている事案です。

それに国家にとことん甘やかされてるパンダ娘登場もやや興ざめ。※内容関係ないので閉じとく。
{netabare}パンダは100%レンタル。レンタル以外での出国を当局は許してません。日本国内で出生した子供の所有権を日本は持てない仕組みになってます。いる頭数の分だけ高額なレンタル料を某国に払い続けてます。その金が莫大であればあるほど商売のタネを手離すことはあり得ません。
そしてパンダの生息地は四川省(現在)。…となってますが露骨にいえばチベット人から奪った土地がほぼ全てを占めております。今から人権問題までには飛びませんけど、パンダ見たさで動物園に有り難がって見物しに行く感性は私にはありません。あくまで私はですけど、せめてパンダ見たらチベットを思い出してほしいですね。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.29 初稿
2020.10.11 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

んばば んばんば めらっさ めらっさ(いや、それはパプワ君)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
動物と人間が共存する世界、というより、人間も動物の1種として暮らす設定はなかなかユニークで、動物の性質を生かした擬人化(キャラ作り)とギャグに関しては、様々なアニメの中でもかなりレベルが高い。

私はケモノ娘にはほぼ萌えないのだが、そっち方面もカバーしている、なかなかに優秀な作品だと思う。

てか、OPの出だし、完全にパプワ君やんか(笑)
気軽に観られるギャグアニメとしては、結構オススメできるかな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的に面白かったキャラとしては、パンダのメイメイかな。「パンダは国家ぐるみで甘やかされている」ってのは、その通りだなと(笑)

あと、ナマケモノのミユビ。よく死ぬよく死ぬ(笑) 途中からはマンネリ化したけど、最初は笑ったw

それから何気に、人間のヒトミ。24時間365日、それも何十年も交尾が可能(発情期)=エロいと、周りの獣たちから思われている設定が上手いと思う。

と、このように、「擬人化」が凄く上手いアニメだと思った。キャラデザ的にもよくまとまっていたし、「メスだけ人間の容姿」というのが潔い。視聴者は誰もオスの擬人化なんて望んでないし(笑)

しかも、あの工夫によって、「動物と暮らしている」というのが視覚的にも分かるし、良いことずくめだったように思う。

それから、間に挟まれる「動物雑学」が結構勉強になる。シンプルに笑えるものも多い(残念な生き物図鑑って感じ)。

最も好きな回は、第2話。コアラのユカリ登場回だったが、オチがウンコになる話としては、これまで観てきた全てのアニメでNo.1に綺麗に決まっていたと思う(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
動物キャラ学園モノ。動物を上手くキャラクターに生かしてるな。シマウマ、ロバなのか(笑) ED、なかなか特殊だな。

2話目 ☆5
やっぱり、OPがパプワくんにしか(笑) コアラ。最近、オーストラリアで大変だよな。母は擬人化で、父はコアラなの? ユーカリの毒をスルーしないのは、好印象(笑) 想い出の料理ネタ、「う○こ」がオチになるネタで、今までで一番綺麗に決まったかもしれん(笑) ミスメス、というパワーワード(笑)

3話目 ☆3
裸ネズミ、へ~。うまいキャラ設定だな。短小タテガミ(笑) キング、、、男前やん(笑) 発情期だったら良いんかい(笑) 服にモザイクかけよなや。ガンバw 順番に食べられる(笑)

4話目 ☆3
姉、キャラいまいち。ハイエナのそのネタ、異種族レビュアーズで見たぞ(笑)

5話目 ☆3
体育祭。ナマケモノ、残念な生き物だよな(笑) あ~、良い最終回だった(笑)

6話目 ☆4
パンダは国家ぐるみで甘やかされている(笑) そして、ドMが開花(笑) なんだらう? 共生、を感じる。ドMパンダとツンデレ猫は、相性良いのかも?

7話目 ☆3
キリン、そうなの?(笑) まあ、疑似交尾する動物は結構多いけど。

8話目 ☆3
う~ん、死ぬキャラ被りはな~。まあ、ミユビと仲良くなるなら良いか。ライオンの交尾の話は知ってた。服を着るという、斬新なサービスシーン(笑)

9話目 ☆3


10話目 ☆3
乳房の話は初めて知った(笑) 新キャラ、なんの動物だろうね? アウストラロピテクスとか?

11話目 ☆3
異種族レビュアーズ(笑) キャベツは、手を抜いても頑張りすぎてもダメだから難しいよな(笑) 文化祭で食い放題は、流行るかもな。ウンコの香りだ、の顏よ(笑) スーパーサイヤライオン(笑)

12話目 ☆3
マンモス、小さいんかい(笑) ネアンタール人だったか。共通の敵を作らなくても、仲間になれる。この作品のテーマ。良いものって、水着かい(笑) お前らは、絶滅すんなよ。2期、昆虫か。蟻とか体重の50倍持てたりするからね~。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

喰うか、喰われるか!

この作品の原作は未読です。
そしてこの作品の視聴は声優さんとCygamesが絡んでいることで決めました。
Cygamesといえば、「神撃のバハムート」や「グランブルーファンタジー」の様な重厚なファンタジー作品が頭に浮かびますが、この作品は2016年にリリースされた「サイコミ」に掲載されている点が繋がりなんだそうです。
ググってみると、「ゾンビランドサガ」もサイコミで連載されている作品の様です。

一方、声優さんの方は、物語の序盤に主要人物が集合する「料理部」が出来るのですが、その料理部に所属するオオカミのヒロイン役に木野日菜さん、人間のヒロイン役に宮本侑芽さんとヒロインは2人構成です。
そして料理部に所属する動物役にくのちゃん、ここちゃんこと小原好美さん、徳井青空さんに芹澤優さんという布陣…
滾る布陣だと思うのは、きっと私だけじゃ無い筈です。


ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。
その名も「シートン学園」
生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。

各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。
動物嫌いの"人間" 間様 人(マザマ ジン)と
独りぼっちの"オオカミ少女" 大狼ランカ(オオカミ ランカ)
1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる…!

姿形は違っても、ペロペロすれば群れになる!
「ペロペロしたら仲間! 私の群れへようこそ!!」


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

Cygamesと聞いて少し身構えていましたが、重厚なファンタジーとは真逆の作品でした。
まぁ、気軽に視聴できる作品なんですが、動物に関するうんちく話がいたるところに散りばめられていて、これが結構面白いんです。

例えば、シマウマ…名前に「ウマ」が付いていますが、ウマよりロバの系統に近いんだそうですが、こういう雑学的情報が結構豊富なのが特徴で、これらの情報を面白おかしく物語の中で取り上げているのが面白く感じる理由なんだと思います。

そして取り上げられる動物が多岐に渡るのも、この作品の魅力…
沢山の動物が出るという事は、それだけ色んなうんちく話を知る事が出来るのと同義なので。

こんな妙な学校はシートン学園しかないと思っていました…
ですが、物語の終盤にそれが希望的観測でしかなかった事実が明らかになります。
そう、こういう妙な学校…実はシートン学園だけじゃなかったんです。
学校という枠を超えた新たな火種がどの様にこの物語りに火を付けていくのか…
結構な見どころだと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、料理部のみんなで歌う「学園壮観Zoo」
エンディングテーマは、大狼ランカ(木野日菜さん)による「オオカミブルース」
通勤時に聞いているのは主にエンディングテーマです。

1クール全12話の物語でした。
ラストは結構良い話で纏めたなぁ…と思っていたのですが、最後にとんでもないイタチっ屁を残していくなんて…
喩えるなら「魔王様、リトライ!」のラストテロップ「続けっ…!」くらいのインパクトがあったのではないでしょうか。

公式HPにも特別な記載は何もありません…
でも、続編があるなら絶対見なきゃですね。
それにキングのあの姿を見て、黙って指を咥えている訳にもいきませんしね。
今後の情報を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

78.4 10 コメディで料理なアニメランキング10位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (717)
3577人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまるの最強で最高な最上の日常(パラダイス)が、再び始まる!

この作品は、「干物妹!うまるちゃん」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の登場は結構センセーショナルだったと思います。
頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、スポーツ万能という、ありとあらゆる才能に恵まれた亜麻色ロングヘアーの女子高生…
すれ違う人は男女問わず思わず目で追ってしまう、まるで天使のような佇まい…
それが家に帰った途端、キュキュっと真ん丸で珍竹林な生き物に変身してしまうのですから…
そしてどちらのうまるちゃんも可愛いのですから手に負えません。

そんなうまるちゃんが私たちの前に帰ってきてくれました。
続編でもあったので、即視聴を決めた作品です。

今期のうまるちゃんは…登場するメンバーこそ基本的に変わらず、新キャラがちょいちょい登場する程度…
でも1期よりキャラの心情が心に染み渡るのは、しっかりと段階を経てそれぞれのキャラを深掘りしてきた下支えがあってこそです。

時には相手との何気ないやり取りから気付きを促されたり…
そして時には相手の気持ちに寄り添ってそっと背中を押してみたり…

何もかもが初めてのことばかりで、気持ちが一杯で身体が硬直しちゃったり、何でもかんでも上手くいくわけではありません。
むしろ、上手くいかない事の方が大きかったと思います。

それでも自分自身を見つめ、すり減った勇気を蘇らせてまたスタート地点に立とうとする心意気が個人的には大好きでした。

外では常に他人を思いやるものの、家ではいつも自分の事ばっか…だけど気付きに対する著しい成長が感じられるうまるちゃん…
自分のことになると直ぐに目一杯…けれど、相手に対する思いやりと慈しみが群を抜いている海老名ちゃん…
これまでは人見知りの影響で他人との接点が持てませんでした。でも今じゃ将来の夢を共有できるほど自分を表現できるようになった切絵ちゃん…
天然っぽさを前面に押し出しながらも垣間見える思いやりと気遣いが心地よいシルフィンさん…

1期では「お互いを知る」までが精一杯だったと思います。
彼女たちにとってこれまで一緒に過ごしてきた時間は無くてはならないかけがえのない宝物…
本当の自分を知って貰って、素のままで付き合えるってとても素敵なことだと思いますし、その素地はしっかりと作ってきたと思います。
だから1期では自分の事で精一杯だった女の子も、今期では相手の事を思いやれるようになるんです。
これって凄い成長っぷりだと思いませんか?

そんな一皮剥けた4人の前に登場した新キャラは、いのすけ演じる金剛ヒカリちゃん…
まぁ、主にうまるちゃんの前に登場するのですけど…
仲良し4人組の中にはいない異質の性格の持ち主…
でも異質とは言いながらおかしいところは一つもありません。

気持ちを包み隠さないこと…
自分の目標に対して一直線に進み、それを手に出来る強い意志…
ヒカリちゃんの素直で純真な性格が彼女を最短距離で突き動かしています。
うまるちゃんは、彼女に対してはきっと最大限の警戒が必要…
何故なら、これ以上踏み込むには自分の心の整理が必要だから…
笑って、甘えて、誤魔化して…これまで浸かっていたぬるま湯の先にしか、答えがないから…

うまるちゃんと同じように気持ちに整理を付ける必要があるのは、ヒカリちゃんの姉であり、タイヘイの学友だった金剛 叶も一緒ですけれどね…

この先、きっとこれまで以上に自分の気持ちに向き合わなければならない人がいます。
たくさん迷っても良いから…
せめて自分の心に正直に…後悔の無い答えを導き出して欲しいと願っています。
個人的には海老名ちゃん推しなので、彼女が本懐を遂げられるよう精一杯応援したいと思います。

オープニングテーマは、土間うまるの「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
エンディングテーマは、妹S(シスターズ)の「うまるん体操」
どちらもこの作品にピッタリの曲です。
個人的にはエンディングテーマに合わせてデフォルメキャラが一生懸命体操している姿が好きでした。

1クール12話の物語でした。
これまで全く気に留めませんでしたが、この作品は30分/話の中に原作4~5作をつぎ込んで制作されているようです。
そうすると、原作の累積消費話数は仮に平均5話/回で12話/期の2期分とすると、これまで120話相当の原作を投入してきたことになります。
これは3期を放送しようとすると原作のストックが無いから「続きは原作で」…というオチじゃありませんよね。
きっと原作の面白さも相当なモノだと思います。
でも、声優さんに命を吹き込まれたキャラで続きが見れることを切望します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

菓子パン好きな妹、降臨!

1期と比べると少し攻撃力低下。心境の変化や友達が出来たり、それで日常系だから仕方ないですね。
ですが動きが少ない分、ストーリーは安定してました。


原作・全巻読破。
スピンオフ・全2巻読破。(海老名ちゃん)
アニメ・全話視聴。


原作の時から今回登場する『新キャラ(妹)』が好きで楽しみでした。私もメロンパン等の菓子パンが好きなのでスゴく親近感が沸きました(笑)

さて、感想を。


こーゆーのは1期と比べられるのは仕方ないと思いますが、少し『干物妹』感が減ったと思います。
その代わりうまるちゃんの変化が見れる仕上がりになってました。
でも変化が大きかったのはその他の妹達ですね。シルフィン≫切絵(ツントゲガール)≫海老名って割合ですかね。
ボンバーやアレックスも絡みが増え、『新キャラ(妹)・新キャラ(兄)』も出てくるので今回はうまるより他キャラを楽しむって感じでした。私は。(叶は…相変わらずだったなぁ…)

しかし、タイヘイは今回も優しいお兄ちゃんでした。草食系で社畜で枯れて…(アレ?)
…コホン…
今回もタイヘイの作る料理は美味しそうで、主夫で、怒るけどそれはうまるの事を想っての事で…
本当に魅力的なキャラですね。…友達になってほしい(笑)
『鬼のタイヘイ』も良かった。

OPやEDはうまるちゃんらしかったですが、勢いやノリは1期のOPの方が好きでしたね。
2期のOPでうまるちゃんの身長が分かるような描写があるのですが、チビうまるの身長が50センチくらいって…『ちっちゃ!』と驚きました!

今回の『新キャラ(妹)』が「お兄ちゃんは◯◯◯のお兄ちゃんです!」はアニメの表現だけでは『?』ってなる人が多いと思います。ま、11話で多少分かるかもしれませんが。
『お兄ちゃん』の種類が違うと言うと分かりやすいかな?例えば知り合いの「お兄ちゃん」。いつも遊んでくれる「お兄ちゃん」と色々あります。
◯◯◯にとってどんな『お兄ちゃん』なんでしょうね。

さて、3期についてですがこれはもう応援と円盤の売上だけですね。実は原作は終わりました。(全12巻)スピンオフの海老名ちゃんも全2巻で終了しました。なので原作ストックは大丈夫です。
売上情報は入ってないのでこれから次第ってとこですね。

今回ちょっと残念だったのは1期では本編後にあった小劇場が今回の2期はなかったこと。アレ、好きだったんですがねぇ…。
けど全体的にまったり観れたのは良かったかな。
日常系、まったりしたい、考えず観たい方にはオススメします。逆に動きがない、刺激が欲しい、日常系が苦手な方にはオススメしません。


原作は終了しましたが作者のサンカクヘッドさんはあとがきに「忘れた頃に『うまるちゃんNEO』とか『うまるちゃん2ndシーズン』とかになってヌルッと戻ってくるかもしれません…(そういうパターンは好きです)」と書いてました。「すでに何か描いているかも…?」とも。
なのでサンカクヘッドさんのこれからの動向に期待しましょう。
兄が好きなうまる・兄がキライな切絵・兄と話せないシルフィン・兄がいなくなった海老名は描いてくれましたが今回の『新キャラ(妹)』はまだ描いてない部分があるので気になります。あ、うまるが何故タイヘイのとこに来たのかもの理由もなかったな。


最後に小ネタを。
サンカクヘッドさんは元々生粋のギャグ作家なのでラブコメは描いた事ないからそこら辺はキツかったらしいです。
それともうひとつ。
作中に出てきた『妹爆』『俺思』のゲーム。実は今回出てくる『新キャラ(妹)』に関係が…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

67.0 11 コメディで料理なアニメランキング11位
おしえて! ギャル子ちゃん(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (473)
2365人が棚に入れました
見た目はどこからどう見ても金髪ギャルで遊んでそうに見えるけど 、実は純情な女の子。
そんなギャルな外見と素直で優しい内面のギャップが可愛らしいギャル子を中心に、眼鏡で背の小さなオタ子、おっとり天真爛漫なお嬢の三人が、いろんな場所でガールズトークを繰り広げる日常コメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、富田美憂、高橋未奈美、櫻井孝宏、小野大輔、松岡禎丞、木村珠莉、諏訪彩花、石上静香、本渡楓、飯田友子、芳野由奈、加隈亜衣、久保ユリカ、鈴木絵理、古川慎、八代拓、天﨑滉平、熊谷健太郎、小林裕介、村田太志、中村悠一、藤井ゆきよ、大西沙織、千本木彩花、能登麻美子
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

直球の下ネタと能登さんGJ!でも良いお話をぶっこんできてるからすごい

僕は能登麻美子さんが好きです。
ウィスパーボイスで優しくて穏やかで上品で癒し系でちょっと天然の。

でもこの中での能登さん、いつもの能登さんじゃないーーー(号泣)
ってなっちゃうかもですよこれ!

能登さんになんてこと言わせてるんですか!
ストレートすぎるじゃないですか!
嬉しいじゃないですか!


というわけで笑
まあ男子なら素直に喜んでおきましょう!
的なアニメでしたね。


一話8分ほどのショートアニメなのでさくさくっと観れますし、テーマが重いわけでもなく、作画がそれほど悪いわけでもないので、軽い気持ちで観たらいいと思います。
dアニメストアで観たので繋がってましたけどね。


一つ思ったのは、これ無駄に声優さん超豪華じゃん!
ってこと。

いや、無駄って言っちゃうとこの作品をくだらないもののように捉えてるって思われちゃうから誤解を招かないようにしておくけど。

この作品は、短編で一話完結ってもので、それほどストーリー重視のアニメでもないんですよね。
ガールズトークをメインにした他愛もないギャグアニメなんです。
それほどまでに声優さんの質を問うものじゃない気がするんです。

でもすごい人たちが名を連ねてます。
そんなにセリフもないのに。

そこがまた必見です。
ぜひ声の心地よさを堪能してください。


ということで全編を通して、ストレートで小気味の良い下ネタガールズトークと、男子たちのスケベ心を、それあるある!
的なノリで展開させていってます。

そういうラッキースケベを楽しむ程度で観たらいいんだけど、この作品の主人公であるギャル子が、見た目とはまったくのギャップという性格の持ち主で、そこがとっても良いです。



学校に遅刻しても授業中に寝てても気にしないし、「サーセンサーセン」で済ませてしまう、まさにギャルなんだけど。


{netabare}
人のことをバカにしないし、陰口を叩いたりしない。

人が困っていると助けたくなる。

人の気持ちになって考えることが自然にできている。

誰にでも平等に接することが当たり前な性格など。

で、心が温まるエピソードも描かれています。
それがとても高感度が高くて素敵でした。
{/netabare}


ではキャラの紹介を簡単にしておきます。

{netabare}
ギャル子-和氣あず未さん
本作の主人公でギャルの雰囲気満載の女子高生で巨乳。
見た目がチャラチャラした雰囲気があって、取り繕うこともないことから、周りからビッチだとか遊んでるとか言われるんだけど、実は素直で純情な処女です(笑)
cvの和氣あず未さんは、これから活躍が期待される人ですね。
2015年から活動開始されていますから。


オタ子-富田美憂さん
クラスでは本来であれば隅っこでおとなしく過ごすようなオタク趣味のなのだけど、ギャル子と仲良くなってから、いつもギャル子たちと一緒にいるようになった子。
cvの富田美憂さんは、なんと16歳ですね。
経歴なんてあるはずもなく、これからがものすごく楽しみな声優さんです。


お嬢-高橋未奈美さん
ギャル子たちと仲良しの令嬢でいつもガールズトークの聞き手になっている天然でマイペースな女の子。
このキャラがいるからこの作品が下衆いものじゃなくなってる感がありますね。
cvの高橋未奈美さんは、多数でサブキャラとして活躍されています。


その他に
櫻井孝宏さん、小野大輔さん、松岡禎丞さん、中村悠一さん
中原麻衣さん、日笠陽子さん、加隈亜衣さん
など多数が出演されています。
{/netabare}


能登さんのちょっと嬉しそうで淡々としたナレーションで必ず笑えますし、その他にも直球のエロ話で笑えますので、お気軽に過ごしたい時に、
おすすめしますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

能登さんのナレーションに感じる背徳感はいったい・・・!?

この作品の原作は未読です。ショート枠の作品は大概録り溜めして一気見するのですが、この作品は毎週欠かさず視聴していました。
ジャケットの見た目・・・タイトルの「ギャル子」から、女子高生を題材にした作品というのは理解できるのですが、今回一発で射抜かれたのは能登さんのナレーションでした(//∇//)

能登ボイスを聴けるのは純粋に嬉しいです・・・
何といっても爽やかですから^^
でもその爽やかさとガールズトークの内容が極めてアンマッチなんです^^;
そして能登さんのナレーションは、例えどんな嵐が来ようとも爽やかさが揺るがないんです・・・
それは「これ聴き過ぎると中毒になるんじゃ・・・」と思えるくらい危険な媚薬・・・
ただ作品を視聴しているだけ・・・能登さんのナレーションを聴いているだけなのに感じる背徳感・・・
実は毎回このギャップが堪らなく恋しくなり・・・結果的に毎週欠かさず視聴する作品となりました(//∇//)

この物語はギャル子(CV:和氣あず未さん)、ヲタ子(CV:富田美憂さん)、お嬢(CV:高橋未奈美さん)の3人が繰り広げるガールズトークが中心に描かれています。
まだ高校生のガールズトークなので基本的には可愛い題材ばかり・・・
それに皆んなすぐ赤くなるし・・・^^
そんなガールズトークに関する反応は殆ど変わりませんが、3人の容姿は著しい違いがあるのです。

ギャル子:今時のギャル風で爆乳巨尻なナイスバディの持ち主。一見チャラい感じにも見える彼女ですが、見た目と中身はまるで別人なんです。
料理が得意で親切・・・そして周囲への何気ない気配りができる女の子です。

オタ子:髪の毛はボサボサのショートヘアで小柄なメガネっ娘です。

お嬢:黒髪ロングの正統派美人という見た目ですが、中身は天然がぎっしり詰まったお嬢様です。

この見た目がまるで違う3人が親友同士・・・という設定が良いです。
勉強、スポーツ、ファッション・・・きっかけは無数にあると思いますが、同じ集まるなら同系で固まる事が多いと思います。
それはきっと共通の話題が精神的苦痛を和らげてくれたり、同じ目標を目指す際に取捨選択するレベル感が合っていたり・・・共通項が多ければ多いほど集団になりやすいと思います。

でもこの3人は共通項なんて何一つありません。
それでも3人が親友でいられるのは、本音で付き合っているからだと思うんです。

年齢を重ねれば重ねるほどそういう親友を作るのが難しくなっていきます。
ましてや就職でもしようものなら、そのハードルは更に跳ね上がります。
お互いの生活があり・・・やがて結婚によって軸足は完全に仕事と家庭に向いてしまうので尚更です。
高校生の頃の友人・・・きっと一生モノの大切な存在になると思います。
ギャル子達には是非その3人の関係を大切に育んでいって欲しいと思います。

オープニングテーマは、ギャル子、オタ子、お嬢による「YPMA☆GIRLS」
この作品は購入しなかったのでテレビで流れた分の情報しかありませんが、この歌と能登さんのナレーションが被って始まるのがこの作品のお約束だったので、印象に残っています。

1クール12話の作品でした。現在の女子高生のガールズトークに興味ある方、背徳的な能登さんボイスを堪能されたい方にはお勧めできる作品だと思います。
ショート作品の最大の魅力は、フルタイム作品より少ない時間で完走できる事だと思います。
今後もそのメリットを最大限に享受しながらショート作品の視聴を進めていきたいと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終話まで視聴しました。どのエピソードまで?と思ってましたが、そこですか~。

視聴開始時点では原作未読でしたが
かなりツボだったので、すぐに買いに走りました。
原作3巻まで既読です。

採点と追記(?)-----

●物語●
{netabare}
女子高生あるあるなのかは謎ですが、
基本はメインキャラ3人を中心に
お下の話題を転がす展開です。
ですが、別段下品でもないですしエロくも無いです。

寧ろ『なるほど~』と思わせてくれる雑学を入れてきたり、
ちょっと良い話を挟んでみたり。

ほぼ原作既読で視聴したのですが、
アニメでどんな描写をしていたのか見直したいですが・・・
地上波無いので録画なんてできるはずもなく。
円盤待ち(レンタル)の状態です。

ショートアニメですが、
同時期の某作品に比べれば尺はあるので
結構味わえてる感覚はあります。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
メインである「ギャル子」「オタ子」「お嬢」を中心に
脇を固める人物も中々の曲者揃いで。
本名を用いず、あくまで「仇名」で進むので分かり易かったかと。
(名前が使われてそうだったのは先生だけかな?)

仇名とはいえ「肉子」とか
実際に付けてたらイジメと認識されかねないですがw
クラスの雰囲気が全くそういう方向を感じさせないのも凄いです。

原作にはクラスメイト各々の描写もされてるので
気になるキャラがいましたら、そちらもオススメします。

やはりイチオシはギャル子。
見た目からは明らかに・・・なのですが
その実、優しくて純粋で。
男女問わず人気があるのも納得できます。
ビジュアル的にも破壊力大。
そのギャップが良いのでしょうね。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
何というか・・・無駄に豪華w
脇役やチョイ役に有名どころを起用してるのが印象的。
先生やクラスメイト、果てはバフンウニまでw
そして更にはナレーション&SE。

主人公であるギャル子の声優さんは
デレマス早苗さん役の和氣あず未さん。
ほぼ平行時期にデレステイベントで報酬になっていた為、
声聴くとどっちのキャラも思い浮かんでしまいますw
{/netabare}

●作画●
{netabare}
ネット配信を無課金で視聴した為、
作画についてはコメントし辛いです。
ですがそれを考慮に入れても
安定した作画だったのでは?と思います。
心底円盤で視聴してみたいので期待しています。
(近所のレンタル屋さん、入れてくれるよね?)

原作に比べて一般受けしやすい(?)デザインかと。
スタイル的には変更無しだと思いますがw
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
CDを聴いてビックリ。
まさかの、能登さんナレーション付きw
毎回OPのラストにキャラ紹介的に入ってたわけですが、
原作枠外のキャラ紹介文がベースと思われるので
全くのナレーション扱いかと思いきや・・・。
一番オーソドックスなパターンでしょうが収録されてますw

キャラソンも収録されてるのですが・・・
ギャル子のキャラソンが古めのダンスミュージックのようでして。
前述のデレマス「早苗さん」のソロ曲もそんな雰囲気の曲調で
2曲ですが、『和氣さんのイメージなのか?』とw
{/netabare}

●追記●
{netabare}
2016冬クールタイトル内では上位。
ショート部門としても「大家さん」を抑えてトップかと。

まともな画質で視聴し直したい作品なので、
円盤期待してます。ホントお願いします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

67.6 12 コメディで料理なアニメランキング12位
ネコぱら(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (153)
527人が棚に入れました
水無月嘉祥は伝統ある老舗和菓子屋である実家を出て、パティシエとして自身のケーキ屋『ラ・ソレイユ』の開店準備を進めていた。そこに送られてきた荷物の中に、実家で飼っていた人型ネコのショコラとバニラが紛れ込んでいた。追い返そうとするも二匹の必死の嘆願に嘉祥が折れ、いっしょにソレイユをオープンする。妹の時雨やショコラとバニラのお姉さんネコであるアズキ、メイプル、シナモン、ココナツといった実家ネコたちもお店に手伝いにきてくれ、楽しくもにぎやかな生活を送っていた。ある日、ショコラはおつかいの途中で見知らぬ仔ネコに出会う…。どこか気になる仔ネコとの出会いから始まるハートフルネコストーリーがここに開幕!

声優・キャラクター
八木侑紀、佐伯伊織、井澤詩織、伊藤美来、のぐちゆり、水谷麻鈴、M・A・O、立花慎之介、森嶋優花

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人型ネコとご主人様が織りなすハートフルな物語を召し上がれ…^^

この作品の原作ゲームは未プレイですが、「ネコぱらOVA」と「ネコぱらOVA 仔ネコの日の約束」は視聴済です。
思い返すと、OVAは私にとって「一目惚れ」的な作品でした。

擬人化された猫ちゃんの可愛らしさが半端無い点は言わずもがななんですが…
OVAのレビューにも記載しましたが、キャラの可愛らしさだけなら「ごちうさ」と良い勝負になると思っています。
思わず「あみあみ」でショコラとバニラのチャイナドレスeditionフィギュアをポチってしまいましたよ(*ノωノ)
そんな作品が満を持してTVアニメ化されるんです。
しかも、M・A・Oさんやしーちゃんが出演されるとあっては視聴しない訳にはいきません。
私の中で視聴の楽しみな作品でした。


水無月嘉祥は伝統ある老舗和菓子屋である実家を出て、
パティシエとして自身のケーキ屋『ラ・ソレイユ』の開店準備を進めていた。

そこに送られてきた荷物の中に、
実家で飼っていた人型ネコのショコラとバニラが紛れ込んでいた。
追い返そうとするも二匹の必死の嘆願に嘉祥が折れ、いっしょにソレイユをオープンする。

妹の時雨やショコラとバニラのお姉さんネコである
アズキ、メイプル、シナモン、ココナツといった
実家ネコたちもお店に手伝いにきてくれ、楽しくもにぎやかな生活を送っていた。

ある日、ショコラはおつかいの途中で見知らぬ仔ネコに出会う…。

どこか気になる仔ネコとの出会いから始まるハートフルネコストーリーがここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
OVAからTVアニメになって、声優さんも総入れ替えされていたんですね。
最初に少しだけ違いを感じましたが、違和感は感じませんでした。

TVアニメ本編の物語はOVAからの続きになっています。
ですので、この作品を徹底的に堪能されたい方は、是非OVAからの視聴をお勧めします。
現状に至るまでのネコちゃんたちのいきさつがOVAには描かれているので…

キャラは相変わらず可愛らしく、とても丁寧に作画されているのが好印象…
アニメーション制作が気になってググってみると、「FelixFilm」という会社でした。
2014年からアニメーション制作に参画していますが、共同請負や制作協力という形が多く、制作全般を初めて請け負った作品が「ネコパラOVA」だったようです。
きっと作り手の皆さまにも思い入れのある作品なんでしょうね。

会社をググっていて1点ビックリしたことがあります。
それは本作に3DCGが用いられていたことです。
3DCGって独特な雰囲気があるじゃありませんか。
でも、この作品にはその独特な雰囲気が微塵も感じられませんでしたから…
技術が進歩し続けるモノであるのを改めて実感しました。

きらら枠の作品ではありませんが、癒しポイントが随所に散りばめられています。
でもこの作品の魅力は癒しだけじゃありません。
INTRODUCTIONに記載されている通り、ハートフルな物語もしっかり用意されているんです。
まぁ、ストーリー的には王道で、直球で先読みできる展開…でも涙腺にガツンと来るときってありますよね。
この作品のハートフルな部分もそんな感じです。

キャラの推しはショコラとバニラ…
OVAではどちらかと言うとショコラに気持ちが傾いていましたが、本作品でバニラがまさかの大逆転…
でもこの2匹がOVAを視聴していた頃より好きになったのは間違いありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、猫ちゃん総出演による「Shiny Happy Days」
エンディングテーマは、ショコラとバニラによる「陽だまりの香り」
ポップなオープニングとメロディアスなエンディング…
どちらもこの作品にピッタリだったと思います。

1クール全12話の物語でした。
途中作画が崩れることもなく、総じてクオリティが高いレベルで推移した作品だと思います。
擬人化ネコちゃんの無双っぷりをしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニオタ(猫耳;尻尾好き)用猫カフェ(アニメ版)

いや、タイトルはアニオタをディスっているわけではないです!!

事実、私もしっかり完走してしまいましたので・・・w


いやー、普通、ここまで思いっきり狙って作られてしまうと
私的には拒否反応が出てもおかしくないんだけど、この作品は出なかったなぁ。
不思議だわー。


あえて分析すると、
・無理やりなボヨンボヨンがなかった。
・無理やりなパーツアップ煽りシーンが少なかった。
・無理やりなそういうシーンがなかった(まったく無いとは言っていない)
・絵柄がきれいで、普通の作品としてしっかりとしていた。
から、かなぁ。

1人(匹)、すぐに潤っちゃう娘(猫)はいましたけどね。


一点、気になったところと言えば、そういう設定とは言え、
コミュニケーションが取れ、人間の形をしている者を、ほぼほぼ「猫」として扱っているところが、微妙に気になってしまった。
だったら、どう扱えというのか?は判らないけれども、ちょっとした引っ掛かりと言うやつだ。


物語は全体をとおして、と言うものはどちらかと言うと希薄。
それぞれのエピソードは特に違和感のあるものはなく、それなりに筋がとおったものだったと思います。


作画はとてもきれいで、しっかりとしていました。
観(魅)せる力を持った絵柄だったと思います。


それぞれの声優さんも、猫語尾を使われるのですが、聞いているこちらの背中がくすぐったくなるようなこともなく、ちゃんと作品を観ることが出来ました。


音楽も、OP/EDともに良かったと思います。
OPは元気で楽しくって感じで、
EDはかわいらしく、アルバム写真を懐かしく観るようなシーンと合っていましたね。
また、作品中の猫ふんじゃったのアレンジBGMも楽しかったです。


キャラクターはどの猫も個性的でよかったです。

ショコラとバニラがセットですかね。
まぁ、メインどころと言ってもいいんでしょうか。
にぎやかなショコラと冷静っぽいバニラの対比がなかなかに味がありました。

アズキとココナツもセットかな。
よくケンカ?シーンでサービスショット的な・・・のがあった気が・・・。
どちらも活発で楽しい。
ココナツのオッドアイは違和感なく綺麗に表現されていましたね。

メイプルとシナモンはセットなのか・・・なぁ
そんなシーンあったかな、ちょっと忘れてしまったけれども、
メイプルはなかなか器用に歌うたったり、あとはビビりまくってたとこが可愛らしかった。
シナモンは潤ってばかりいた・・・、この容姿でそっち系っていうのは意外なんじゃないだろうか、一般論的にはw。

あとは途中から参加したカカオ。
この子はショコラとバニラに+1かな。
お子様キャラ扱いなだけにかわいらしかったですね。

そしてご主人様こと人間の嘉祥さんと
メインの飼い主時雨さん。

ここら辺が、メインどころかな。
カカオの友達になったチヨちゃんも結構登場するか。

これらの人と猫たちがわちゃわちゃ賑やかにしているのを楽しむアニメ!!ってことで間違いはないんじゃないでしょうか。



猫耳+尻尾+女の子+猫語尾にアレルギーがなく
楽しめる人なら見て損はないと思います。



・・・しかし、猫鈴を免許化するってアイディアは地味に「ふ~ん」と思ってしまった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

良し悪しなら良しかもだけど、得手不得手なら不得手だなぁ……

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ネコ娘、というより、猫を擬人化したキャラクターによる、日常系萌えアニメ。

個人的に、ケモノ娘があまり得意じゃないってのもあるけど、それとはまた違う理由で、視聴が厳しかったです。

日常系アニメで途中切りは、自分の中では珍しいです。


《以下ネタバレ》

【視聴断念(5話まで)】
{netabare}
なんかこう、個人的には不愉快さが際立ちました。

普通に、ネコ娘による平和な日常系アニメなら、最後まで観られたと思います。でもそれを、「拾ってきた」「御主人様」「ダンボールで郵送」「躾られている」「鈴がなければ出歩けない」(全部1話目)とかやるから、なんか人権侵害っぽく感じてしまって。

勿論、猫を擬人化したいだけなんだけど、キャラデザがあからさまに人間なだけに、不愉快さの方が勝っしまい、変なエロや百合も不愉快に感じてしまいました。キャラクターを人間として扱わず、猫として扱っている部分に、作者の心の闇を感じました。

同期でいうと、「群れなせ! シートン学園」も動物を擬人化させたものでしたし、それによる萌えもありました。が、不愉快さは感じず、素直に笑えました。

違いはというと、彼女等が、本作では「男の所有物」で、シートン学園では「独立した個体」である点でしょうか。根本的な部分で、猫をはじめとした動物、他種族に対するリスペクトがあるのかないのか、なんとなくそんな部分かなと思います。

男と女が、縦で繋がるのか、横で繋がるのか。コレめっちゃ重要な気がします(んで、自分が男で、多分、制作陣も男が多いからだろうけど、女が上で男が下ならまだ観られるけど、逆は無理だな~。しかも、本作の場合、「それ(彼女等が盲目的にご主人様に従うの)が当然」と言わんばかりだし、それを「お前らこんなん萌えるでしょ?」って感じを受けて、無理だったな~)。

と、めっちゃ否定していますが、これは別に作品自体のクオリティを否定するものではありません。

キャラクター自体はきちんと可愛く描かれていると思いますし(だからこそ、リアリティを感じて不愉快になるんだけど)、萌えの要素もちゃんとあって、冷静に作品自体を見ればそんなに悪くない気もします。この作品を好きな方がいても、当然だと思います。

やっぱり、「苦手」なんですね。ファンの方には申し訳ないm(._.)m
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
なんかこう、不愉快さが際立つ。普通に、ネコ娘による日常系萌えアニメなら、別に観られた。それを、「拾ってきた」「御主人様」「ダンボールで郵送」「躾られている」「鈴がなければ出歩けない」とかやるから、なんか人権侵害っぽくなる。勿論、猫を擬人化したいだけなんだけど、キャラデザがあからさまに人間なだけに、不愉快さの方が勝る。変なエロや百合も不愉快。原作者の心の闇を感じる。

2話もこの作風なら、切るかな。

2話目 ☆2
多少は、「普通の萌えアニメ」になったが、そもそも、それもあまり好きな作風ではないしな~。う~ん。

3話目 ☆2


4話目 ☆2


5話目 ☆2
う~む。やはり、ご主人様のために~、が、なんか嫌。撤退!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

67.6 13 コメディで料理なアニメランキング13位
ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (709)
3237人が棚に入れました
青春にはいつも、解き明かせないたくさんの謎が溢れてる!

「原作シリーズ累計55万部突破」初野晴の大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ、待望のTVアニメ化!
原作はシリーズ累計55万部を突破した大人気・吹奏楽青春ミステリ<ハルチカ>シリーズ。廃部寸前の弱小吹奏楽部で、吹奏楽の甲子園と呼ばれる"普門館"を目指す、幼なじみ同士のチカとハルタ。
部員集めに翻弄する日々と、仲間たちと交わす友情、そして次々に現れる謎(ミステリ)。チカとハルタの奏でる音楽がいま、遠く高らかに鳴り響く!

声優・キャラクター
ブリドカットセーラ恵美、斉藤壮馬、花江夏樹、山下誠一郎、千菅春香、島﨑信長、瀬戸麻沙美、岡本信彦、山田悠希
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ユーフォ以下の吹奏楽部を舞台に氷菓以下の謎解きをする。しかし、だからといって、つまらないアニメではないと思ふ。(レビュー最後に算数アリw)

【櫻子さんの足元には死体が埋まっている】【GOSICK】などが好きな方は合うかもしれません♪

どんなアニメかと問われれば、レビュータイトル通りです(笑)

《以下ネタバレ》
{netabare}
第1話
「響けユーフォニアム」系かと思ったら、「氷菓」系? てか、黒板の音符、「さよならドビュッシー(中山七里さんのミステリー小説)」まんまやん^_^; いきなり、普門館を目指す、って言っても、吹奏楽の知識が0の方にも通じるのかな? 個人的には、小見川さんの出る作品にほとんど外れなしなので、楽しみです♪

全話、視聴終了。

個人的に、P.A.WORKSさんは、京アニさんと双璧を成す、否、むしろ一番好きな制作会社さんですが、これは京アニさんに軍配ですね。(無彩限と比べると、辛勝かもw)

まず最初に思ったのは、「これ、吹奏楽部でやる必要あるか?」です。まあ、終盤に思い出したように吹奏楽をやってましたが(でも、県大会の描写くらい欲しかった)。

私の母校は吹部が強く(全国レベルで)、その吹部の友達から聞いた話ですが、

吹部あるある~♪
{netabare}
・練習の半分は(言い過ぎだけど)ミーティング(笑)
・楽器に名前をつける人がいる(主に外人名)。
・下手な運動部よりも体育会系な挨拶、礼儀。
・午前午後ぶっとうされる練習。
・編成によっては、希望しない楽器をやらなくてはいけない、葛藤。そしてそれを「違う楽器をやることで幅が広がる」と諭されること。
・オーディションのガチ感と、その後の人間関係の難しさ。
・はたから見るとユリすら感じる、同パートの先輩への敬愛(か、憎悪か恐怖)。
・顧問の影響力が異常にでかい。
・男子に発言権がない(カッコいい男子はすくないし、居たら居たで抜けがけできない)。
・楽器運搬がきつく、意外に腕力がある(この時だけ、男子がチヤホヤされる)。
{/netabare}
などです。「響けユーフォ」では、この辺を結構うまく押さえてた印象ですが、「ハルチカ」では、ほとんどなかったですね。

ミステリーと割りきっても、吹奏楽である必要はほぼなかったし。どうせなら(パクりですが)第1話の音符みたいに、音楽関連のミステリーが観たかったです。それに、謎解きも、あまりにもヒントが少なく、視聴者が考える間もなくハルタが謎をバンバン解いていくので、ミステリーの醍醐味である「謎解き→答え合わせの快感(や、一本とられた感)」がなかったです。草壁先生の謎解きスキルにいたっては、もう教師なんか辞めてFBIにでも就職したら? と思いました(笑)

んじゃ、キャラや、ラブコメか? と思っても、(悪くはないけど)秀でたものはなし。唯一、チカはウザイイ味w出してましたけど。もちろん、背景や楽器など、絵はきれいですね。
{/netabare}
さて、なんだかんだ酷評してますが、これはあくまで、「響けユーフォニアム」「氷菓」という名作が頭にあるから、ですかね。もし、上記の2作品を視聴していなかったとしたら……普通に、平均以上に楽しめる作品だと思うんです。私自身、少なくとも途中で切ろうとは思いませんでした。

あにこれでレビューを書く方は、かなりアニメ観てる方が多いから、(自分を含め)どうしても他作品と比べ、相対的に評価を下げるのはしょうがないけどね(^.^)

と、いうことで、作品単体としては、普通にそこそこ楽しいアニメですから、時間があるなら視聴をオススメしますよ♪

一番の好評価としては、OPが、大好きな「河合荘」を思わせる素敵なものだったことかな! {netabare}あと、花巻に来てくれたことかな、駅前だけだけど(笑){/netabare}

【蛇足】
第4話の500円玉の金額が気になったので、計算してみよう! 少なく見積もっての、概算だか。(私は文学部だったので、計算ミスがあったら指摘してほしい♪)
{netabare}
草壁先生の身長を180㎝とすると、画面上、縦に約4人分(720㎝)、横に約6人分(1080㎝)入るから、500円玉の全体の面積は777,600平方㎝。500円玉の面積は、5.5平方㎝(wiki調べ)。単純に割ると(円と四角形だから単純に割れないけど)、141,382枚の500円玉があることになるから、一面当たりの金額は70,691,000円。それが、登場人物(靴あり)の足首以上まで積まれている描写があるので、地上からの高さを10㎝とすると、500円玉の高さが1.8㎜(0.18㎝)だから、55枚重なっていることになる。ただ、隙間もあるだろうから、50枚にしよう。

結果、3,534,550,000円(約35億3455万円)。になりました。

計算、合ってるかな?(小学生レベルの公式しか使っていないから、馬鹿がバレたw)

ぱっと見、数億円かな? と思ったけど、意外と多かった(笑) ただまあ、完全に(相続税の)脱税ですから、税務署に追徴課税とられた後、(遺言に500円玉の表記がないので)親族で新たに取り分を決めるのかな? すると、甥っ子はさほど貰えないんじゃ? それとも、「家の一部」という解釈になるのかな? わかんないや。

誰か、法律か骨肉の争いに詳しい方、計算してみて下さい(笑){/netabare}

ちょっと、「空想科学読本」感を出してみました(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こんな三角関係絶対に認めな~い!!!!

☆原作未読☆

清楚で乙女なキュートガールの穂村チカ…
いえ、元気で運動神経抜群な天然な穂村千夏(チカ)と
天才と呼べるほど頭の回転がいい上条春太(ハルタ)の

吹奏楽×青春×ミステリーです

舞台は静岡県清水市、吹奏楽が背景となっていて
吹奏楽に関する謎や事件ををハルタ(と チカ)が解いていく…そういう物語です
なので、吹奏楽はメインではなく、オマケ?というような感じでしょうか?響け!ユーフォニアムとはまた違う感じになっています☆

絵がとってもキレイで目が特に
こってるなと思いました☆

{netabare}
チカwwww始めの登場、思わず笑ってしまいました(*´∀`)
{netabare}結局最後までキュートガールになれませんでしたねwwww {/netabare}

ってかネコ飼ってるのに好かれてないんですねw
千夏ちゃん可哀想w  
{netabare} 結局最後まで好かれなかったんですよねw  {/netabare}

…というか、なんですかあれ!
第1話の最後、ビックリでした!!!
{netabare}
チカが草壁先生のこと好きならまだ分かりますが
ハルタまで好きとか…
「男だからって手加減しないよ?」
って…え…
しかもなんかほんとに草壁先生のこと好きなんですね…(´д`|||)
こんな三角関係絶対に認めな~~い!
そりゃあそうだと思います…チカ…お気の毒に…(´;ω;`)

でも…ハルタとチカ、なかなかお似合いですよね♪
まあ草壁先生が好きということで最後まで二人がくっつくということはありませんでしたが…(´・ω・`)
ナイスコンビだなと思いますww
2人がくっつけばいいのにな~とも思います☆
まあその可能性は無さそうですが…(´・ω・`)
{/netabare}

第1話の1番始めの場面、いかにもミステリーですねw
本当に始めだけでしたがww
第1話はアニメオリジナルみたいですね☆
とってもよかったです♪

その他のミステリーも、とっても面白くて
あ~なるほど!と思えたところが多かったです
{netabare}特に、第5話の エレファンツ・ブレス
のミステリーがお気に入りです☆
{/netabare}
ってか、ハルタ頭良すぎじゃないですか?w
普通はあんな考え思い付かないと思いますw
{netabare}それに第2話のルービックキューブも一瞬で完成させちゃうし…w {/netabare}
ハルタすごいw

チカも鈍そうですがハルタにヒントを与えていてすごいなと思いました♪

{netabare}
第5話のお金、あれすごいですね!
大金ですね!物語ならではですごいなと思いました☆
一体いくらあるんでしょう…
{/netabare}
後、第9話の他校にお邪魔?する場面…
{netabare}あの制服かわいいですね♪
特にチカかわい~♡
レアですね♪
{/netabare}

そして次期部長… {netabare}チカになる!?と思ったらマレンでしたね☆
けっこう意外でした…
私はてっきりハルタかと思いました☆ {/netabare}
それで終わりって……
な~んか物足りない感じがしました(>_<)
最終回以外はすごくよかったんですが……なんか残念です(>_<)無理矢理終わらせた感がありました
でも、他の話を見直すとやっぱり面白くて何度も見たくなります!
{netabare}
金賞取れませんでしたね…
いつか金賞取れるといいですよね♪
{/netabare}
原作はまだ続いてるようなので
2期があれば絶対に見たいな~と思います♪
原作や2期に期待ですね☆
{/netabare}


~お気に入りキャラクター~
やっぱり、1番はチカです♪
なんと言ってもかわいい!特に目がお気に入り♡
それに、超運動神経バツグン!
羨ましいです♪

芹沢さんもお気に入りです♪
何だかんだ言って…チカとすごい仲いいですよね♪
{netabare}最終話では芹沢さん、吹奏楽に入ってくれましたね♪よかったです(*´∀`)♪
{/netabare}
成島さん、第2話では正直嫌いでしたが…
第3話ではすごくチカと仲良くなっていたし、明るくなっていたのでよかったです♪

部長wwww
キレイな人好きとかwなんかアニメキャラに1人はいそうなキャラですよねw

双子の朝比奈 香恵&紗恵
最後まで見分けはつきませんでしたが…w
(一応、ピンとゴムの色が違います)
二人がハモるところとかかわいくてお気に入りです♪

あれ?ハルタは?
と思った人もいるでしょうかw
正直ハルタはなんか生意気?であまり好きじゃないかもです…(>_<)

界雄(かいゆう)はラジオのパーソナリティーやっていて、すごいなと思いました☆
声が意外と好きです☆


~オープニング曲~
歌の最後は部員の集合写真で部員が加入するたびに写真を撮り直していましたね
あそこはこってるなぁと思いました☆

この曲は、初めはBGMみたいに流れるような曲であまり頭の中に残らないような感じでしたが、何回も聞くとじわじわハマり
今ではお気に入りの曲です!
とってもいい曲なのでぜひぜひ聞いてみて下さいね♪

タイトル 虹を編めたら


アニメは全体的に見ると面白かったので
原作(小説)やオリジナルの漫画もぜひぜひ見てみたいなと思います(*´∀`)
オススメですよ♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

素敵な回りくどさ

高校入学を機に心機一転フルートを買い清楚で乙女なキュートガールになるため
青春ポイントを稼ぎたくて吹奏楽部に入部しようとするが口を開くとすぐ地金を晒しちゃう元気いっぱいの
穂村 千夏と博識で冷静沈着、頼れるが社会的に公にできないある秘密を抱える
上条 春太の二人が中心となり部員達にかかわる様々な謎を解き明かしながら
普門館を目指す学園ミステリー。

{netabare}少し前にやっていた京アニのユーフォも吹奏楽を主題にしていたのもありやはり作画に定評のあるPA
ライバル的作品といいますかこちらも生々しく苦みを伴った濃密な青春が香る王道的な部活物を期待しましたが
いい意味で裏切られました、こちらは一話完結が多く謎解きミステリーを
主題としていて謎解きというと犯罪を隠すためとか物騒なイメージがついて回ったり
しがちですが本作は人情話が多く謎に込められた伝えたいが伝えたくない、矛盾する想いを主題とし
そんな素敵な回りくどさが謎という形に姿を変える、社会的マイノリティーや身障者など重めな話も多いけど
演出的にも工夫されていて後味がさわやかな印象。

春太が博識で老成すぎて学生離れしすぎてるような気がしないでもないが
千夏が視聴者と同じ視点に立ち疑問を投げかけたり持ち前の人懐こい性格で
一癖ある登場人物たちと絡みながら春太が締める、バディ物としてはありだと思います。

しかし見ていて惜しいと思う所も多々あり、まず人数の少ない吹奏楽部の仲間集め
謎解き、そして心棒として普門館を目指す、これを1クール中にやりきるには
窮屈すぎると感じたし1話1話見ても部員になるキャラたちの背景の説明と
謎解き、解決からの吹奏楽部入部といろんなことを並行してやりすぎ、あらすじをなぞっただけで
終わってしまう回もあった印象で話それ自体はもっとけれんみやタメを作って
じっくりやればもっと面白くなったのにな~と何度も思ったので実に惜しい!
9話の「初恋ソムリエ」の回にそれが一番顕著に出てておばあさんの年代を鑑みるに
多分関わってた組織は左翼とかアカだったのかな?思い出となり輪郭がぼやけていたとしても
デリケートな問題だと思うしそれを学生がしかも30分1話完結でやるには
あまりに手に余る主題。

それに二人の目標であり吹奏楽部での目標でもある普門館を目指すための練習パートも
仲間集めと謎解きに忙殺されていて描写不足な印象、これは自分がもっと見たかったという
好みの問題でなく作中で何度も普門館や練習に言及されていたのでやっぱりちぐはぐに感じてしまうし
各話導入も少々強引すぎな印象、謎解きミステリーならそこらへんはご愛敬と思いたいんだけど
誰もが学生である、あった学校を舞台にするのであれば共感を感じる要素を盛り込まないのは
惜しいと思ったし自分はミステリーの魅力って日常から徐々に非日常へと足を踏み入れるときの
ゾクゾク感も大事だと思ってるので導入が強引だと最初から非日常に思えてしまうんですよね

好きなアニメのはずなのに文句が多めになってしまいましたが素材はいいはずなんだけどな~
今度原作読んでみようかな
{/netabare}

以下特に好きな回を書いていきます

第1話「メロディアスな暗号」
{netabare}凄い良かったです
知られたくない、でも想いを届けたい、そんなもどかしさが謎という形に変わって
それを解いた瞬間醸成された想いがふわっと花開く、生徒の姿かたちはおろか性別さえ
わからないですが強烈に記憶に焼き付かれました、そして音になったラブレターが
そのまま2人の草壁先生の恋心とリンクする、オチはちょっとどういうテンションで
見たらいいか戸惑いましたがやっぱりいい話だしよくできてたと思います。
{/netabare}

第3話「脱出ゲーム」
{netabare}マレンの誰にも言えない悩みをもっとじっくりなぞって前後編に分ければもっと
よかったのにな~ダイジェスト気味でもったいない{/netabare}


第5話「エレファンツ・ブレス」
{netabare}一つ目の謎の奥にもう一つ謎がある二重底の構造、孫娘に誤解されながらそれでも明るくふるまう祖父。
重い話ですが像の親子の物語が現実の2人にもなぞらえており最後祖父の姿をあえて映さない
倒置法的演出が余韻を誘いEDの入り方も素晴らしいです。{/netabare}


第7話「周波数は77.4MHz」
{netabare}無許可で老人ホームみたいなのをやってるのは設定的に非現実的かな
でも光の見え方に関するアドバイスが宝石とつながり彼女の生き方にもつながる
強引ですがそれでも伝えたい思いというのが伝わってきました。{/netabare}


ED「空想トライアングル」
ピアノの軽やかな独走がリズムを刻みボーカルのChouChoさんのさわやかで
学園を舞台にしたアニメにとてもあってる歌声が軽やかな余韻を一層高めてます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

54.5 14 コメディで料理なアニメランキング14位
Lance N’Masques(ランス・アンド・マスクス)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (258)
1343人が棚に入れました
僕の名は、花房葉太郎。現代社会の片隅で、人知れず続く騎士団の末裔だ。小さい頃からの「特訓」のせいで、ピンチの女性を無意識に助けてしまう「騎士道体質」を刷り込まれてしまった…! 普通の生活を求めて逃げ出したあの日、僕は、彼女と出会った。その子の名前は、鬼堂院真緒。大きな屋敷に、たったひとりで暮らしていて、助けてくれた仮面のヒーローに憧れる、ちょっと不思議な6歳の女の子。──でも、さっきキミを助けたのは、仮面を付けた僕なんだ。騎士と淑女の、ヒミツの!?共同生活が始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、小澤亜李、沼倉愛美、三森すずこ、諏訪彩花、M・A・O、花守ゆみり、田中あいみ、Lynn、竹達彩奈、内山夕実、小山茉美、石田彰
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

騎士道ロマンか?と序盤に期待した分、温泉回以降の展開にはガッカリ。

第6話(温泉回)まで見て「何か期待していたのと違う・・・」と思って以降、長らく放置していた本作ですが、ようやく完走しました。
・・・が、ほとんどタイトルに書いたとおり。
「ぷりゅぷりゅ」と喚(わめ)く白馬くらいしか印象に残らなかったような・・・どうしてこうなった?
ヒロイン真緒(まきお)(※御年わずか{netabare}6歳{/netabare}!の御令嬢)が、可愛いといえば確かに可愛いので、そういうブッ千切った年少ヒロイン設定が好きな人にはお勧めできる作品かも知れません。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ランス・アンド・マスクス (2015年10-12月) ================
{netabare}
第1話 本物の騎士なのだ ★ 葉太郎と真緒(まきお)の出遭い
第2話 その覚悟があるのか ☆ 葉太郎vs.金剛寺鎧
第3話 お待たせしました、レディ ★ 続き、聖槍ロンゴミアント
第4話 パーパ ☆ 森羅学園編入、騎士部創設(のり先輩、シルビア、冴etc.)、ユイフォンとの出遭い
第5話 今日から家族だ ☆ ユイエンの冴誘拐、ユイフォンvs.依子 ※ラスト微妙だが笑えるので○
第6話 今日だけは特別だからね! × 温泉回(騎士部夏合宿) ※シナリオが色々安直
第7話 オレのものになれよ ☆ ドルゴンの襲撃、蓬莱島へ、現世騎士団東アジア区館長スンの思惑
第8話 勇気をください ★ シルビア離反(シルバーランサー)、サニーランサー、館長vs.ローズタンサー(依子)
第9話  突撃 ★ 続き
第10話 なりたい自分になれ ★ 葉太郎vs.ドルゴン、葉太郎アークナイト昇格
第11話 騎士道 ☆ 葉太郎・真緒の異変、アフリカ区館館長ラジヤの接触 
第12話 それが僕の騎士である意味なんだ ☆ ※森と結真(ゆうま)の過去を音声だけで済ませたのは×{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)6、×(疑問回)1 個人評価 ☆ 3.5

OP 「Light for Knight」
ED 「Little*Lion*Heart」

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※以下、以前 (2015年秋の放送当時)のレビュー

中世騎士道の華といえば、第3回十字軍を率いて、はるばるエジプト・シリアまで遠征しアラブの英雄サラディンと死闘を繰り広げた、12世紀末のイングランド国王リチャード獅子心王(Richard the Lionhearted、リチャード1世)ですが、本作のEDのタイトルが『Little*Lion*Heart(小さな獅子のハート)』となってて、ちょっと良いなと笑。

また、OP『Light for Knight(騎士の光)』の作画を見る限り、本作のヒロインは、{netabare}小学一年生(6歳)の何やら重大な秘密を背負った令嬢{/netabare}のようですが、そこは深く考えないことにしましょう(同じStudio五組制作の『織田信奈の野望』が楽しめた人なら十分楽しめるはず)。
主人公の騎士は一応、{netabare}高校生ですし、ちゃんと同級生のサブヒロイン?{/netabare}も登場するので。

それから、Studio五組にしては作画や演出がイマイチという意見もありますが、『結城友奈』『織田信奈』の作画・演出が良過ぎただけで、個人的には本作も問題なく楽しめる範囲だと思います。

あとは、ラノベ原作ということなので、シナリオがそこそこ確りしていれば、なお良いのですが(そこが一番問題かも笑)。
暫定評価は期待を込めて、少し高めの点数にしています。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== ランス・アンド・マスクス (2015年10-12月) ================

{netabare}第1話 本物の騎士なのだ ★
第2話 その覚悟があるのか ☆
第3話 お待たせしました、レディ ★
第4話 パーパ ☆
第5話 今日から家族だ ☆

OP 「Light for Knight」
ED 「Little*Lion*Heart」{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「それが僕の騎士である意味・・・」

この作品の原作は未読ですが、柔らかい感じのキャラデザに惹かれたのと、小澤さん、沼倉さん、三森さんにあやちが出演される知り即視聴を決めた作品です。

この作品の主人公は花房 葉太郎(はなぶさ ようたろう)という16歳の少年です。彼は幼い頃から困っている女性を助けずにはいられない「騎士道体質」を徹底的に叩き込まれているため、そんな女性を見ると反射的に身体が動いてしまい、結果的に後悔を繰り返す日々を送ってきました。

そんな彼の願いは「普通の生活」を過ごすことでした。
しかし、とある偶然から一人の幼女の危機的状況に遭遇してしまうのです。
これまでから脱却したい・・・と心は願っていても、長年身体に染み付いた習性はそう簡単に矯正されるものではありません。
次の瞬間・・・彼はもう一人の自分である仮面の騎士に変身して幼女を危機から救い出すのです。

たまたま彼が救った幼女・・・鬼堂院 真緒(きどういん まきお)はヒーローに憧れを抱いていた事もあり、自分を助けてくれた仮面の騎士に憧れの対象が移っていきます。
こうして紆余曲折を経て、葉太郎は自分が仮面の騎士である事を悟られないまま、これまで生活を共にしてきた仲間と真緒の家で暮らすこととなり・・・物語が動いていきます。

心機一転新しい生活を・・・過ごし始めようとする葉太郎達でしたが、過去のしがらみとは中々縁を切れないのが世の常・・・である様に、葉太郎の周囲には様々な思いを巡らす輩が次々に現れます。
葉太郎への執着・・・或いは葉太郎の仲間に向けられた刺客・・・
騎士として最下位ランクの葉太郎は、苦戦の連続です・・・
時には大切な仲間が傷つけられた事もありました。
仲間を危険に晒してしまったこともありました。

ですが、どんな絶望的な状況でも葉太郎は決して諦めません・・・
それは騎士として約束を交わしているから・・・
騎士として自分が必要とされているから・・・

こうして危機的状況を紙一重で躱しながら物語は進んでいくのですが・・・
どの様な形であれ、自分の存在意義を他人から認めて貰って力を発揮する・・・
という事は他人から認めて貰えなければ力が発揮できない・・・とも言えると思います。
本当に芯の強い人は自分の存在価値は自分で切り開くんだと思います。

きっと「騎士道」には人それぞれの様々な道があるのでしょうね^^

葉太郎の視点のみでは分かり辛いですけど、仲間であるアリス、シルビア、ユイフォンの言動の変化を見ると良く分かります。
特にユイフォンなんて劇的な変化です。
最初は何も受け付けず、唯一心を開いたのは恩師と同じ匂いのする葉太郎だけ・・・
でも人の温もりと家族の温かさを知り・・・気が付いたら仮面騎士ですから^^;
キチンと目標を持ち、それに向かって進もうとする姿勢は立派ですし、葉太郎の周りにはそういうタイプの人間が揃っていたのも相乗したのだと思います。

今回物語は一段落を迎えましたが、葉太郎は己の弱さを知り・・・周りをもっと見渡す事ができるようになると、まだまだ強くなれそうです^^
今後の活躍が楽しみです^^

オープニングテーマは、三森すずこさんの「Light for Knight」
エンディングテーマは、あやちの「Little*Lion*Heart」
どちらもお気に入りの曲です。
この前カラオケでオープニングにチャレンジしました。
今度はエンディングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール12話の作品でした。レビューでは触れませんでしたが、大切な時ほど自分のやるべき事・・・その時自分にしかできない事をちゃんとやろうとする姿勢は好印象でした。
色々な大人の事情はよく分かりませんが、個人的には楽しませて貰った作品でした^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

なんとなく録画したので観ましたが

3話観ました。
 正直1話観たから惰性で観てましたが、とりあえず一旦辞めます。
肝心の槍持つ騎士達の姿がカッコ良くないから、ソコだけでも観れるという作品にもなってないんすよね。
この作品って背景とか色使いは柔らかくてイイ感じなんですが、武器や乗り物どころか有機物全般の絵がイマイチ過ぎる(汗)
逃亡用のパーソナルジェット機とかは添え物だからイイとしても金剛寺の腕と一体化したランスとかユイファの2丁拳銃とか、動きの流れからソコに目線が行くシーンでガッカリしちゃうというか。
意外とキャラクターの顔以外の部分でデッサンの狂い的な崩れを感じるシーンも多いですし。
スタジオ5組ってゆゆゆ観た感じだと手を抜く所と力入れて作画すべき所がメリハリ付いてて、手の抜きどころが巧い会社なのかなと思ってたんですが、この作品には悪い部分しか出てない気がします。

 物語の部分に関してはまだ序盤ですので現段階でどうのこうの言う資格は私には有りませんが、演出とか見せ方は雑な印象が拭えない。
ベタな美談は嫌いじゃないし、総体としての物語の筋の良さが以後出せればいいんでしょうけども。

とりあえず私的には全て観終えた方が高評価連発だったら改めて観ようかなと逃げ出す事にしましたw
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一応2話目も観ました。
話的には意外と真面目に深窓の姫君とそれを救う騎士という昔の定番な美談を現代にアレンジした作品なんすかね?
1話の印象は正直すぐに切ってもいいかと思うような代物でしたが、若干2話では興味を引くような展開にはなってる気はします。私はベタな話嫌いじゃないし。

 ただ、正直":穢れの無い存在・無垢な少女"としてのヒロインをここまで低年齢に設定にしなきゃならない今時のアニメというものが俺は怖いですw
その気持ち悪さが無ければ普通に観れるのかもしれませんが、それだと作品としての押しが足りない気もしますし。

いずれにせよ台詞選びとか演出面は雑な感じではあるので、現時点ではクオリティの高い作品とはいい難いかなと思います。
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別に原作知りません。
もともと手塚マンガはあまり読まない子供だったもんで、ヤング・ブラックジャックもさほど観たいという琴線にも触れず。
ルパン三世4は多分嫁さんが観るんだろうと思い、木曜深夜のキー局放送分という事で試しに録画してみたんですけども。

なにか地雷を踏んだ気がしてならないw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

71.7 15 コメディで料理なアニメランキング15位
ひだまりスケッチ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (775)
4452人が棚に入れました
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あんハピ♪でストーリーの所々でキャラクターがSDキャラになる・止め絵のアイキャッチなど本作を意識しているシーンが多い。

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ 1(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、アパート「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女の日常を綴る。
第1話「1月10日 冬のコラージュ」と第2話「8月21日 ニッポンの夏」を収録。

ひだまりスケッチ 2(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第2巻。
デッサンの授業へと向かったゆのは、教室で全身に布を巻いた美術教師・吉野家先生と遭遇。
自らデッサンのモデルになると言い出した先生は…。
第3話「6月17日 またはインド人」と第4話「5月18日 ふかふか日和」を収録。

ひだまりスケッチ 3(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第3巻。
風邪を引き、学校を欠席したゆの。
昼過ぎに目を覚ました彼女は、額の上に濡れタオルが置いてあり、新しいパジャマに着替えていることを不思議に思い…。
第5話「2月13日 こころとからだ」と第6話「7月14日 ひんやり・まったり」を収録。
第3巻映像特典 ゆの役(阿澄佳奈)インタビュー

ひだまりスケッチ 4(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第4巻。
曇天のある日、宮子たちの下校時間にはすっかり風雨が強まっていた。
宮子は自分の部屋に置いてある乾燥剤が雨漏りにより発火することを心配し…。
第7話「10月12日 嵐ノ乾燥剤」と第8話「「3月13日 3%の希望」を収録。
第4巻映像特典 宮子役(水橋かおり)インタビュー

ひだまりスケッチ 5(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第5巻。
宮子と一緒に通学したいたゆのは、道端に落ちていた宝くじを拾う。
落とし主のサラリーマンに渡すと、謝礼としてくじを何枚か貰い…。
第9話「9月4日 裏新宿の狼」と第10話「11月3日 ゆのさま」を収録。
第5巻映像特典 ヒロ役(後藤邑子)インタビュー

ひだまりスケッチ 6(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第6巻。
校外学習で動物園を訪れたゆのたち。
お弁当の時間、動物に見立てたおかずを見せ合う一行だったが、宮ちゃんのお弁当にはキャベツが丸ごと入っており…。
第11話「4月28日 まーるキャベツ」と第12話「12月24日 ChristmasEve 12月25日 サヨナラ…うめ先生」を収録。
第6巻映像特典 沙英役(新谷良子)インタビュー

病気療養中の声優・松来未祐さん死去 「ハヤテのごとく!」鷺ノ宮伊澄、「這いよれ! ニャル子さん」クー子など演じる
アニメ「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが27日に死去していたことがわかった。38歳だった。2日、所属事務所の81プロデュースが公式ホームページで発表した。

ホームページでは「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げます」と松来さんの死去を伝えた。

また松来さんの公式ブログでも死去を発表。葬儀は、遺族の意向により親族のみで執り行われた。

松来さんは今年7月14日に自身のブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と明かし、病気療養のために当面の活動を中止すると発表していた。

松来さんは1998年にプレイステーション用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。アニメ「D・C・~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子や「這いよれ!ニャル子さん」クー子、「ひだまりスケッチ」吉野屋先生の声などで知られ、ファンには「まつらいさん」の愛称で親しまれていた。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

2007年1月からTBSほかで第1期全12話が放送された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラで、また時系列順でもなくバラバラである。第1期ではゆのは1年生である。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。特に第1期では料理の実写取り込み画像が多用されており、オーディオコメンタリーによれば、スタッフが実際に調理した物を撮影して使用している。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、1期では太陽を見立てたデザインのものが使われている。

蒼樹は「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。

オープニングテーマ
「スケッチスイッチ」

エンディングテーマ
「芽生えドライブ」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが本来の日常系なのかも。だが異色に見える。

物語:3.2 作画:4.0 声優:4.6 音楽:3.4 キャラ:4.8 【平均:4.0】                           (67.9)

ジャンル        :学園、美術、日常生活、ギャグ
話数          :12話+特別編2話
原作          :蒼樹うめ(四コマ漫画)
アニメーション製作 :シャフト
総監督         :新房昭之(第1期のみ)
シリーズ構成     :長谷川菜穂子
キャラデザイン    :伊藤良明
音楽          :菊谷知樹
主人公声優      :阿澄佳奈
OP           :「スケッチスイッチ」作詞 - 秋乃零斗 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 安藤高弘
                         / 歌 - 阿澄佳奈、水橋かおり、新谷良子、後藤邑子
ED           :「芽生えドライブ」作詞 - micco / 作曲・編曲 - 菊池達也 / 歌 - marble

参照元         :Wikipedia「ひだまりスケッチ(アニメ)」
公式ページ      :http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/1st/

【あらすじ】
 憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。 ひだまりスケッチ公式「STORY」冒頭

【特徴】
①日常系、ほのぼの
②時系列シャッフル(1年間)
③新房昭之、シャフトらしい演出(一様な柄の背景、平面的に見せる、実写の取り込み、コミカルなSE等)
④時々キャラのデフォルメ化
⑤放送回によって雰囲気が異なる

【特徴の補足】
①ひだまり荘に住む4人の1年間を描く日常系作品。またその他の登場人物として、ゆのと宮子の担任である吉野屋先生と、いつも吉野屋先生を叱る校長などが登場する。
②始めのうちは意味の分からない事もあるが、後の回でその意味が明らかになります。
③上記で挙げた演出以外では、主に口以外の動作の無い体の一部をアップしたカットを多用します。
④手は腕だけ、顔は更に横長に、目は縦棒という具合にキャラを大胆にデフォルメします。これだけ大胆にデフォルメする作品は珍しく、本作の主な特徴になります。 
⑤基本的に温かいエピソードですが、回によってコメディー、ほっこり、ほのぼの等エピソードの主軸が異なります。従っていつも面白おかしい事柄だけでは無く、実際の日常で起きそうなエピソードで構成されています。

【総括】
 終始顔がほころんでしまうような内容の日常系作品でした。しかしその反面強く笑いを誘うオチが少ない気がしました。その為、"ほのぼのエピソード"がメインとなる作品に感じました。また独特な演出を始め、時系列シャッフルや回によって微妙に方向性を変えるなど、その他の制作会社の日常系作品と被らぬよう工夫を凝らしていると感じました。しかし、ローコスト感を強く感じさせてしまうのは玉に瑕で勿体無いとも感じました。
 最後です。どの様な人にお勧め?と問われたら「本当にほのぼのしたい方にオススメ」と答えます。


【思った事・蛇足】

観終えてみるとゆの達のほのぼのとした話より
新房昭之×シャフトの演出について色々と頭に浮かんできてしまって
自分が本当に楽しめているのか疑問に思ってしまいました。
うーん。
これだけインパクトの強い演出だと仕方のないことなのかもしれませんね。



それから
私の感覚ですが
本作はシャフトらしさを色濃く感じました。
だからシャフトの演出がダメと言う方が本作を完走出来た場合
他のシャフト作品も問題なく観ることが出来るのではないかと思いました。



さて
中身についての感想ですが
良くも悪くもフラットになりました。
心が。
含みのある言い方に感じるかもしれませんが
コレが正直な感想です。
ひだまり荘の4人については少し離れた所から
頬杖を突いてニッコリ微笑みながら見守る感覚で観ていました。



それで私が4人のこと以上に面白味を感じていたことは何なのかと言うと
吉野屋先生と校長先生のバカバカしい遣り取りです。
この2人はギャグ担当でした。
吉野屋先生は教員にあるまじき行動をする変わり者でしたが
校長に至っては頭は細長いわ全身が常に震えてるわで
容姿から既にギャグ。
怒った時のリアクションなんかは可笑しくて結構好きでした。



それにしても
4人に対する感想が浮かんできませんが
次期を観ることで何かしらの感想が浮かんでくることを信じます。



因みに「ひだまりスケッチシリーズ」は全4期です。
1期ではゆのと宮子は1年生ですが
シリーズを追う毎に時間が進み、進級し
更にはキャラも増えるようです。
これは仲良しの輪も広がって
面白味の幅も増えるということなのでしょう。



うん。
是非ともシリーズの最後まで観てみたい!



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
シャフト
【CV】
ゆの - 阿澄佳奈
宮子 - 水橋かおり
ヒロ - 後藤邑子
沙英 - 新谷良子
乃莉 - 原田ひとみ
なずな - 小見川千明
吉野屋先生 - 松来未祐
校長先生 - チョー
大家さん - 沢城みゆき
夏目 - 福圓美里
智花 - 釘宮理恵
うめ先生 - 蒼樹うめ(原作者)
{netabare}
※蒼樹うめ先生による4コマ漫画原作のアニメ。
美術の学校が舞台なのでシャフトの演出が合ってると思う。
時系列をバラバラにしてるのもいい感じ。

関係ないけど、ゆのっちと吉野家先生の会話シーンを(声優が同じだから)
這いニャルのニャル子&クー子に脳内変換してみるのにハマってますw

アニメではカットされてるけど原作1巻のゆのっちが酔って愚痴?を言うシーン、普段では見れない黒い部分が新鮮で好き♪
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか開いてはダメかもしれない。
{netabare}
『本当は怖いひだまりスケッチの世界』


その1 【恐怖!101号室に潜む伝説の魔物】

仮にここではHさんとしておこう。Hさんは普段とても大人しい姿をしているのだが、主にひだまり荘の202号室の住人M子さんとの会話中に時折本来の姿を現す。そしてこの生物は、髪の毛があたかも生きている蛇の様に動き出すのだ。オカルトや神話に詳しい方ならピンときたかもしれない。そう、ギリシャ神話の伝説の魔物「メデューサ」そのものではないか。伝説とされている魔物は確かに存在したのだ。しかも「ひだまり荘」というこのアニメの中で一番描かれている場面の多い建物内にだ。筆者はこの事実に気付いた時、あまりの恐ろしさにしばらく震えが止まらなかったのを覚えている。…話を戻そう。この魔物の暴力的かつ残虐的な行動は語るまでもないのだが、その他にもこの個体には顕著な特徴がある。それは「食」に対する異常なまでの執着心。真夏に暖房をガンガンに効かせて鍋を食したり、鍋の締めとして鍋いっぱいのお汁粉を用意したり…と、その異常性は極めて高い。ちなみに余談ではあるが、メデューサの神話は芸術面においても関わりが深い。古代ギリシャやローマでは武具や防具にその首が描かれていたり、子供の悪戯防止と魔除けの意味を込め、竈にメドゥーサの絵を描いていた物も残っている。ひだまりスケッチの舞台となっているのが、やまぶき高校美術科だというのもなにか関係があるのかもしれない。

その2 【驚異!狐が憑いた女】

怪談でしばし語られる中には「呪われた○○」というものがある。いわゆる「いわくつき」というヤツだ。このひだまりスケッチの中にも例外なく登場しているのだ。1期2話をご覧になって欲しい。内容は浴衣を着て夏祭りに出かけるという、一見ごく普通のお話。そして浴衣を持ってなかったM子さんは、Hさんが子供の頃に着ていた魔法少女モノの浴衣を借りる事に。しかし、ここからが本編なのだ。その浴衣は着ると色々と悪い事が起きる「狐が憑いた浴衣」いわゆる「いわく付きな浴衣」だったのである。案の定それを着て夏祭りに出かけたM子さんが取り憑かれるのだが、その顛末は皆さんにアニメを実際に見て確認してほしい。

その3 【怪奇!やまぶき高校に棲む怪異】

「学校の七不思議」というのを聞いた事がある人も多いだろう。怪談では定番となっている物だが、勿論ひだまりスケッチに登場する学校にも存在する。其の中でも最も筆者が恐ろしいと感じたのは、学校の代表とも言える存在「校長先生」がとても人間とは思えない異形の姿をしているように見える…というものだ。一言で言えば「在り得ない程に頭部が長い」のである。この校長は度々出現しているので、これも実際にアニメを見て確認をしてみてほしい。またこの他にも妖怪の類だと思われる「チクリン」の存在や、過去の卒業生が彫った「やまぶき地蔵」にまつわる伝説、学校の目の前に佇んでいる「血溜り荘」(お黙り荘と呼ばれる事もあるらしい)と呼ばれる建物…等々が七不思議には存在する。こちらも検証が済み次第、記事にしていこうと思う。


…え?ひだまりスケッチは癒し系の日常アニメだって?
「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな。」(CV阿澄佳奈@黒ゆの
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
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