バトルで教会なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバトルで教会な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番のバトルで教会なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.1 1 バトルで教会なアニメランキング1位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1169)
5463人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

フィーロたんlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人向け名作童話 人間臭い主人公の魅力が光る

総評

バトルシーンを除けば大人向けの童話です。
本編「盾の勇者の成り上がり」、外伝「槍の勇者のやり直し」
を通して読むと、「モモ」、「星の王子様」、「百万回生きた猫」
などに通ずるものがあると感じました。

ただ、大人向けです
この作品は忍耐強さ、誠実さ、気高さ、美しさ、愚かさ、醜さなど
人間の有する善悪両面を真っ向から描いています。

ですのでストレス耐性が少なく、理解力が浅く物事を表層的にしか
捉えられない中学生以下(あくまで一般的基準です)の方にはお勧
めしません。

22話感想
{netabare}
ウェポンコピー、転移スキル、武器の強化方法
あと信じてみる事の必要性
ここに来て重要な情報がようやく一部開示されました
ラルク(でしたっけ?)登場でしたね
たぶん小説版から登場したのでよく知らないキャラです
人気が高いキャラのようなので期待しておきます
{/netabare}

21話感想

綺麗に収まったと思います 
これぞアニメ版というとこでしょうか
特に言うべきことはありません

あと先週の声優さんの特番見ました
ねんどろいど可愛いです
フィーロの出来が良ければ買おうかな

番組を見ていて声優さん、スタッフの方、監督さん、
スポンサーさんなど、この作品がたくさんの大人の
心を動かし、このアニメが出来たことが感じられ
ました




20話感想
雑魚ボス戦での無理やりな盛り上げ方が気になりますね
{netabare}
今回のバトルはアニメ版の最大の盛り上げ場所のつもりだった
のでしょう。

これでもかと味方の攻撃が繰り広げられてましたが
なろう版でもコミック版でもなかっただろう攻撃
アクションが多かったように思います

無理やり全員参加型のバトルにして盛り上げようとしたのも
まるでプリキュアをみているような恥ずかしさが感じられて
ちよっとなーという思いでした

一応最後は原作通りナオフミの捨て身のスキルで締めたので
何とかまとまった感はありました
意図はわかるのでまあやむなしというところでしょうか


主人公の魅力について

①精神的なタフさ

 アニメを見てると3バカ勇者のマヌケぶりが目立ちますが
実際自分に置き換えた時どうでしょうか?果たして彼らより
うまく立ちまわれるでしょうか?ネットでググることもでき
ず、知り合いもいない、誰が嘘をついてるかわからない中で
正しい判断ができるでしょうか?

 ナオフミと自分を置き換えた場合も同じです。状況を判断
する情報が不足する中で、不条理に迫害されても下向かず
頑張れますか?自分の決めた方針を貫けますか?

 彼は周囲の冷たい視線の中、いろいろ思うことはあるにせよ
愚直にやるべきことをやり続けて周囲の評価を覆していきます。
近年稀に見るなんとも男臭い、人間臭いヒーローだと思います。

②懐の深さ

アニメ版では見れないでしょうけど、なろう原作ではだいぶ先に
精神的にポンコツな他の3バカ勇者を見事にまっとうな勇者とし
て再生していきます。

この作品が真っ向から描こうとしているテーマの一つは人間の
愚かさ、醜さでしょう。愚かさも醜さも人間臭さの一つです。

そして愚かで醜い人間も努力や他者の助けで立ち直れることも
この作品は示唆しています。

{/netabare}

 

*********
19話感想
尺を合わせるためか残念な展開に
{netabare}
たぶん2クールでカルミラ島までやって終わるつもりなのでしょうか
尺合わせのため後半が間延びしてる感じが否めませんね
マンガでもなろう版でもこんなに長くなかったと思います
どうせなら亀までやって2クール終了にすればいいと思うんですけど。
三勇教との戦いで3回使うとは思いもよらなかったです。
他の勇者とのぐだぐたも相まってちよっと残念な展開になっています。
教皇なんて雑魚ボスなのに3回もつかうとは。
脚本も割と裁量あるみたいなので、すっとばせるところはすっとばして
もいいと思うんですが。
いままでが良かったので、最近の制作サイドの不作為には少し失望し
評価は下げます(とは言ってもすでに最終話まで作っているでしょうが)。

アニメ版の現在の残念な展開はともかく原作は素晴らしいと思っています
原作の素晴らしさの一つに伏線の巻き方と回収の仕方が秀逸ということが
あります。

たいていの小説には読んでいくと穴ぼこというか伏線があります
情報が欠けている、訳がわからない、意味があるとは思えない情報
などの違和感です。違和感が読者の想像力を刺激するわけです。

本作品で言えば、

「情報が欠けている」は例えば波とはそもそも何か?結論を言えば最後
の最後で明らかにされます。読者は違和感を持ちながら展開される物語
から想像を重ねますが、別の「訳が分からない」ことが出てきたりして
簡単に先読みできません。

「訳が分からないこと」は例えば、マイン(第1王女)は何故そこまで盾の
勇者を貶めようとするのか?他の四聖勇者が仲良くなることを邪魔する
のか?これも結論から言えば最後の方まで明らかにされません。

「意味があるとは思えない情報」は例えば3話でナオフミがラフタリアを
始めて食堂に連れて行った時のお子様ランチの旗です。これは度々ラフタ
リアの初心忘れるべからずの決意表明で引用されるアイテムになります。
旗についてはなろう版では記述が無かったのですが、アニメ版15話ではエクレアの父が自分の領地で亜人が自由に暮らすことを保証する象徴で、白骨化したリファナちゃんが最後まで握っていたという設定になっています。恐らくこれは作者か編集者が後で思いついた伏線の回収でしょう。お話の膨らまし方として上手いと思います。

 作者は穴ぼこ(違和感)はできるだけ大き目に空けて後から埋める、伏線
は多めにばらまいて自由に回収するスタイルをとっていると感じます。なので本編でも回収が進んだとは言えず、外伝の「槍の槍なおし」で回収しまくっています。

 先読みが出来て読む気が無くなるようなことはなく、読み続けるほどに、あーなるほどそういうことかと腑に落ちていきます。厳密に言えば論理破綻しているところもありますが、別に法律文書でもなく娯楽小説なのでおもしろければ問題ありません。なお「槍のやりなおし」ではリファナちゃんが活躍するリープ周もあります。

{/netabare}

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18話感想
{netabare}
ようやく黒幕登場。高等集団儀式「裁き」すごすぎるだろう
クレーターできちまったじゃないか。
今回はモトヤスの勇者としての一途さ熱さが垣間見れた回じゃ
ないでしょうか。今は騙されておまぬけお馬鹿キャラですが
実は勇者としての資質をちゃんと持ち合わせているんですね。
{/netabare}
かなりWEB(なろう)版と異なるので、コミックス13巻まで
読んでしまいました。読んでわかりましたが、アニメ版は
コミックス版とも若干異なるのですね。脚本演出の方がセリフ
や話をうまくまとめていることがわかりました。
本作品においてバトルはストーリーをうまく転がしていくため
の手段というかつなぎなので、今のようなあっさり目で丁度
よいと思います。あくまで本作品の魅力はストーリーと登場
人物なので。


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17話感想
{netabare}
展開的には停滞・一時停止です
いろいろ伏線を撒く回になりましたね 
この先の難敵には勇者が一人でも欠けてはならないこと
何回目かの波の後多くの命が奪われること
人間を救うことと世界を救うことが違うこと
過去の勇者が人間を救おうとしたこと、それが茨の道であること

物語の展開上核心的な部分なのですが
いまいち理解できてなかった部分です アニメ版だとどういう
説明になるんでしょうか まあ今クールではそこまでいかないと
思うので制作サイドもノーアイデアかもしれませんが

「やるだけやってみるさ 期待はしないでくれ」と言って、
ちゃんとやってしまうのが主人公です。期待しています。

予告で太い熱線みたいな魔術攻撃がレンとイツキ一行に降り
注いでました。例の団体の例の術だと思われますが、たぶん
イツキとレンは死なないと思います。これで決定的に理解し
たのだと思うので説得できるでしょう。それともフィトリア
から聖域から出すときに他の勇者のところに下すって言って
いたけど、まさかナオフミ一行が降ってきたのか?かなり
過激な下し方です。違うと思うけどね。問題は現段階では
一番お馬鹿なモトヤスですが、なんとか2クール内に説得できる
ことを祈ります。

フィトリアは昔のご主人様の事を思い出して幸せそうでした。
人間と寿命が違うので仕方がない事ですが 残されたフィトリア
は不憫ですね でもフィーロがいるから 茶飲み友達にはなれ
そうです
たぶん出てこないと思いますけどフィトリアのご主人様の時の
四聖勇者の外伝も見てみたい気はしています
{/netabare}
いろいろ重要な情報が開示された回でした

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16話感想
{netabare}
WEB版とだいぶ内容が変更されているんですね
フィトリアが想像より遥かに大きかったです
可愛いけどでかすぎる そして強すぎる

流れからすると勇者同士の協力が2クール内で
実現しちゃうのかな だいぶ早い気がするんですが
フィトリアは争うのはダメだけじゃなくて理由とか
どうしたら強くなれるのか教えてあげればいいんだけど
何せ鳥頭だから記憶力悪いのはしょうがないか

ナオフミも1国につき勇者一人で波に対抗できるという
ところから、本来この時点で勇者はもっと強くなっている
はず、何かが足りないんだと気づけば....
そういう展開になるんでしょうか?
勇者が目指すべき最終的強さがフィトリアレベルという
のは理解できたとは思うけどどうなんだろう

もうあれだねフィトリア先輩にレベリングしてもらって
後々出てくる〇〇や△△に負けないぐらいの最強になったら
各国に一人ずつ配置すればいいじゃん それで全部解決
フィトリア先輩「今日から私がお前ら四聖を鍛える」
イツキ(弓)「鳥なんかに教わることはありませんよ」
モトヤス(槍)「フィトリアちゃんがデートしてくれるなら」
レン(剣)「群れるのは嫌いだ」
ナオフミ「お前ら」
全員フィトリア先輩にボコられる
四聖「わかりました先輩」
こんな感じかな

{/netabare}
だいぶロリ色が強くなってきて、胃もたれ気味になってきましたが
最後まで視聴します
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15話感想
{netabare}
今回は神回でした。
リファナちゃんが不憫でなりません。
もしかしたらヒロイン候補だったリファナちゃんの
白骨まで見せられるとは思いませんでしたが
まあ流れからOKです
旗にはそういう過去があったのですね
「違う」「そうじゃない」「お前は間違ってない」
ナオフミは3回言い換えました 誠実さを感じます
やっぱりいい奴だわ 友達になりたい
他の方のコメントにもありましたが音楽がとてもあっていました
{/netabare}

改めて感じた本作品の美点は
①キャラが立ってる 
②伏線の撒き方と回収の仕方が天才的
③亜人、魔物が可愛い 動物好きには高評価
④OP(新しい方)が素晴らしい
  雨の中の物憂げな表情の登場人物達
  この時期のストーリー展開にぴったりです
  特にモトヤスの悲しげな表情にぐっときます
  ところで鎌をもってた人は誰だろう
  楽しみにしておきます
⑤挿入曲がすごくあっている
⑥作画が丁寧で素晴らしい
⑦ストーリー展開演出に手抜きがなくて嬉しい

全体的にスピーディーな展開や爽快感は少ないですが、じわじわ来る
叙述的展開がたまりません。違うと思うんですけど、作者は女性なの
かな。

まあ中二病主人公、お手軽俺最強主人公、暑苦しいまでの絆押し付け主人公の作品や、ハーレム作品、主人公はまあいいけど展開が単調な作品などゴミ作品が多い昨今では、希少な本格的なアニメだと思います。


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物語設定、テーマ設定、キャラ設定だけで言えば最高傑作
進撃の巨人などのTOP作品よりも群を抜いていると思います

WEB版を通読した限りでは「モモ」とか「星の王子様」とか
「百万回生きた猫」とか童話、寓話に通じるものがあり一貫性を
感じますアニメ版を見ていまいちと感じる方は是非WEB版を通読し
てみることをお薦めします

主人公が逆境を乗り越えて成長していくというスタイルは程度の
差こそあれそこそこあります。しかしこの作品は迫害という程度の
強いものなのでストレス耐性があまり備わっていない若年層には
物語前半は苦痛になるかもしれませんね。そういう意味では大人
向けアニメかもしれません

アニメでもすでに憤怒の盾が出た時点で勇者の中では一番強くなって
しまったのでこれからは比較的楽に視聴できると思います。

ラフタリアとの関係は、「ゼロから始める異世界生活」のレムを
彷彿とさせますね リゼロも秀作だったと思います

槍のやりなおしを読んで、私もフィーロたんloveになってしまい
ましたですぞ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

最高のリアルが向こうから会いに来ない

4話までの感想{netabare}
盾職が主人公の作品と言うと…“アブソリュートデュオ”と“ドルアーガの塔”くらいしか思い出せないや、それくらい珍しいケースだとは思う。
あとは「盾なのに○○」ではなく「盾だからこその○○」が描かれてたらいいなぁ~って感じで見てます。
ただねぇ、噂で耳に入ってくるのは芳しくない情報が多く、それに惑わされて色眼鏡で見るようなことはしないぞ、と自分に言い聞かせてはいるけどなかなか難しい。
その一方アニメの範囲は「つまらなくなる・馬脚を顕す」前までではなかろうかってのも聞いてて、あ、それだったら大丈夫かな?とも思ってたり。

内容は…まぁいいんじゃない?
主人公が謂われなき不遇に遭うけど、これで不快不快言う人は多分“世界名作劇場”を見れない。
最後いけ好かない連中の鼻をあかす展開になると思うので…もしならなかったらそれはそれで凄いけど。
むしろ主人公がそこまで性格捻くれるほど・味覚障害起こすほどの目に遭ったかなぁ?と思わなくもないけど、これは既に主人公が「異世界転生モノ」の作品を幾つも知ってて勝手に期待していてそれが裏切られたからだろう、と思って納得させてる。
それと召還された勇者が全員日本人って件。
日本人は日本人でも全員パラレル日本で、召還した時の座標が同じだったって思えばそこまで不自然でもないかな?

そんな感じでだらーっと見ながらの4話。
うっわ、分かりにくっ。
実際のラフタリアは大人になってるけど主人公視点では子供のまま。
味覚障害もそうだけど心を閉ざして外部の情報をマトモに受け付けられなくなってた(ラフタリアの説得をなかなか聞こうとしなかったのもそのせいだろう)って表現だと思うのだけど、テキトーに見てると時間が飛んでるかのような錯覚を覚える。
テキトーに見てた自分が悪いですね、ハイ。
とはいえ、剣と弓の勇者が不正を告発して、その件がどうなったかは有耶無耶になってる気がするのでやっぱり時間飛んでる感。
自分を笑ってた貴族は主人公の被害妄想が生んだ幻影?
「実際」と「主人公視点」が混ざり合っててなんかようワカラン。

以上は1回見ただけの感想なので、もう一度見返しての感想追記するかも。


追記
もう一回4話見直して来た。
↑と繰り返しになっちゃうけど「実際に起きてること」と「主人公が認識してること(主人公の視点)」には違いがあり、これを理解しないで見ても意味不明だと思う。
ラフタリアが大人か子供かで見分けは容易だけど、そもそも描き分けがされてることにも気付いてない人居そう、自分も危なかった。
具体的には主人公の認識では奴隷の呪いを解除されたラフタリアはなにか一言言ってプイと後ろを向いて立ち去ってしまったことになってる。
実際は槍の勇者にビンタかましてるんだけどね。
更にその後、裏切られたと思った主人公は「こんな世界は滅んじまえ」と言って「カースシリーズの条件が開放されました」って画面が出る。
その後言い寄るラフタリアを頑なに拒否したのは以前からの認識障害だけでなく、盾の効果も加わってた?
認識障害自体は味覚が無いことで表現されてはいたけど、気付かなかっただけで4話だけじゃなく3話もなにかトリック仕掛けてあったりして?
4話最後ではその認識障害も治ってメデタシメデタシで、今後はこの妙ちくりんな表現は無くなるのかな?
なんなんだろうね、心理表現をどうにかしようとしたらこんなんなっちゃったのかな?良い悪いはなんとも言えん。

ってよりも、ひょっとして…盾の勇者の真価を発揮させるには何個かある「ほにゃららシリーズ」の開放が必要で、そのために王様はワザと追い込む真似をした。
なーんてことは無いよ、ね?まさかね?
もしそうなら決闘の不正が有耶無耶になったのも納得できてしまうのがコワイところ。
あ、噂は聞いてるけど内容は全然知りません、念のため。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
なんか4話がピークでそれ以降パっとしない話がダラダラ続いてるだけのような…それだけだったらまだ良いのだけど…。
個人的に「バイバイキ~ン」ないし「ヤなかんじ~」ってノリで空に飛ばされてキラーンってなるのってツラい。
ギャグならまだしも、普通のストーリーものだと「それが出来るならとっ捕まえて吐かせろよ」と思ってしまってホントツラい。
お前あかほりかよと、4クール作品かよと。
結局謎を引っ張るのにお手軽で都合のいいテクなだけで、真面目に話を考えてると思えなくなってしまう…からだと思う。

それでもボケーっと観てたら18話、黒幕と思しき教皇が再登場。
そしてご丁寧にも「ワタシが犯人です」と自供してくれました。
ぐへぇ、このパターンか!
今までダラダラやってきた出来事から証拠を繋ぎ合せて黒幕に到達するんじゃないのか。
こういうのって最近では“シリウス”でもあったけど、聞いてもないのにベラベラ喋るのはやっぱどうしてもう~んと言わざるを得ない。
これが一話完結モノで「その回のウチに陰謀を暴く」ってのならまだ分かるんだけどさ、時代劇でよくある「冥土の土産に教えてやろう」っての。
けど何話も引っ張ってコレってのはなぁ。
こういうパターンな場合は視聴者に伏せて引っ張るよりも、とっとと明かしてキャラクターは知らない体で話運んだ方が良いと思うのだが…。
しかも19話では後から駆けつけてきたレンとイツキがわざわざ敵の斜線上(クレーターの中)に集まる始末。
…。
どうしちゃったんだ?スタッフ力尽きた?原作からこうなの?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
奴隷紋便利過ぎ!!
↑で書いた様に教皇が突如自供始めた段階でイヤな予感がして、21話の裁判もまぁ便利能力でお手軽に汚名を晴らせてしまいました。
やっぱ雑に感じるなぁ。
そりゃね、あんな世界だから平民の証言集めても意味が無いのかも知れないけど、個人的には自白剤使わずに証拠を集めて叩きつける展開にして欲しかった。
そうじゃないと5話以降の中身何だったんだよとなってしまう、退屈な話を見た甲斐が無くなってしまう…ってそれも↑で書いたか。
どうしても1話の段階で自白剤使えば良かったんじゃんってなるし、バイバイキ~ンしたのはやっぱり悪手だったということになるし(とっ捕まえて吐かせろよとずっと思ってた)、自白剤投与できるだけの「お膳立て」を揃えてくれたのも王女の鶴の一声にしか思えない。
それまでの主人公の努力が実を結んだって気がしなくてう~んう~ん…。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
ん?あれ?
死刑を回避したことでまた厄介ごとが増えるのかと思ったらそうじゃない?
また、「なんで王様がそこまで盾の勇者を嫌ってたのか」の話をするのかと思ったらそれも無いっぽい。
相変わらずビッチは毒盛ったりして関係が改善もしなければ悪化もしない、変化が無いというのはどういうこっちゃ。
ってか情状酌量というか執行猶予というか…とりあえず再犯じゃん。
もう死刑は免れようが無いんじゃね?と思ったらどうもそうでもないっぽい。
…?
結局尚文の取った選択って、あんま言いたくないけど、良い悪いは置いといて戦争を知らない平和ボケした現代日本の価値観から「ギロチンコワイ」となっただけにしか思えない、良い悪いは置いといて(二度目)。
それに対してあの世界の価値観と摩擦を起こすことで問題提起する展開ならまだしも、23話まで見た限りそうじゃないっぽい。
…人が死んでるの沢山見てるんじゃなかったっけ?
どうしても死刑にできないのなら、再犯したら片腕落とすとかビッチは顔焼くくらい当たり前の世界だと思うんだがなぁ、罪人の刺青すら無いのん?
もっと言えば奴隷紋なんていう便利機能があるんだから心を入れ替えるまで鞭打ちとかすればいーじゃん、死ぬまで改心しなかったらそれは仕方ないってことで。
ってか思想警察居ないの?盾の勇者の誤った噂なんかしようものなら死刑でいいじゃん、もう、面倒臭いなぁ。

このアニメを大人向けだと評してるのを目にしたけど、個人的にはむしろキッズ向け、バイキンマン反省しないじゃん?
「人の話を聞かない」で間を持たせるのも1年以上放送するホビー系アニメじゃ日常茶飯事で、深夜アニメしか見てない人には新鮮に映るのかなぁ?と真剣に悩んでしまったり、煽りじゃなくて。

でもって23話、実在してないゲームのレベル上げだのアイテムだのモンスターの経験値だの設定の話をダラダラされても、その…ゲーム実況見たほうがマシな気が。
ってかそれをこのタイミングでやる!?
ここへ来て新キャラ登場もそうだけど、放送あと3年くらい続けるのかな?{/netabare}

25話までの感想{netabare}
なんか「おおおええああええ~」って歌いたくなる設定が飛び出してきて吹いた。
こんな終盤でソレ!?今のボクには理解できない(アニソーンアーニソーン)。
でもって他の勇者達と和解に向けた素振り・ヒント出しすら無いままエンド。
わぁい。
これ言うとどうせ老害とか言われるんだろうけど、こういう話(団結しないといけないのに足踏みが揃わない)って過去にいくらでもあってさぁ…。
えーっとマンガ版の幻魔大戦がこんなんじゃなかったっけかなぁ、超能力戦士が団結しなきゃいけないのにやってることは基本内ゲバ。
そんなの面白いワケもなく打ち切りでね、石森章太郎であっても。
ってかこの設定だったら勇者の一人が別世界のスパイやっててようやくイッパシの物語の体で…原作ではどうなってるか知らないけど、アニメそこまでやってくれないと「一つの作品」として至ってないというか…。
実は王様は向こうの世界の出身でもいいぞ、それくらいやってくれよと。{/netabare}

総評{netabare}
4話がピークでそれ以降は下降線。
“デジモンアドベンチャー02”のデジモンカイザー編だけ見せられた感じ。
話ブツ切りでもせめてカタルシスパート入れてくれよって気持ちだけど、それすら無い。
ってかこれ成り上がりじゃないよね?
本来勇者として相応の地位を与えられるところをなんやかんやで奪われて、それを取り戻しただけのような…。
成り上がりってのは元々無いものをもぎ取ることじゃない?
例えば皇位継承者が一度失脚して、返り咲いて即位したら成り上がりと言うか?というと、う~ん。
どこの馬の骨とも分からんヤツがあの手この手で玉座に就いたら「成り上がり」になるけどさ。
本来勇者に与えられる地位以上のものを手に入れたら成り上がりと言っても良いだろうけど…。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

2019年個人的一番にしとこう←まだ早いだろ

この作品にはものすごく感情移入してしまった。個人的どストライク。不遇な環境の中で誤解され蔑まれても地道に動き続ける奴はかっこいいし、それを認めてくれる信頼できる少数の人間がいるのは非常に有り難いこと。
1話~4話にかけて本当に涙が止まらなかった。4話は傑作中の傑作だったのではないかと思う。{netabare}異世界に勝手に召喚されたうえ、パーティーに加わるふりをしたマインに強姦の罪をでっちあげられ、国王には最初から理不尽な扱いをされて誰からも信用されていない尚文が人間不信になり、味覚がなくなるくらい心が荒んでいたところ、奴隷としてではあるが、ラフタリアと出会い、最初は自分が防御しかできないことから攻撃手段として育成しようくらいしか思っていなかった。そこに元康から決闘を申し込まれマインによる魔法攻撃を食らったために敗北を喫し、勝手にラフタリアの奴隷契約を解除されたシーンが辛さと怒りが半端じゃない。でも、解除されても側にいて抱きしめてくれるラフタリアと安心しきった尚文を見て3話までも泣けたけど、頂点に達した。{/netabare}劇場版ならここがクライマックスで終わりだけど、25話あるからしょうがない。とはいえ、好きです。地道な活動を続けたり、商才を発揮したり。それでも一度着せられた汚名は中々返上できないのが辛かった。主人公の性格が一番最初とは全く違っていて兎に角びっくり。

俺強ええというよりは周囲が弱いっていうのはあった。敵は強いのに盾以外が情けない。槍の勇者元康には特にイライラさせられた。なんで弱いのにそんなに上から目線なんだよ。マインにも早く成敗されてくれと念じながら見ていた。{netabare}やんちゃで教養がないために第一王女なのに第二王女のメルティが王位継承権一位。それを奪うために槍・剣・弓を崇拝し、盾を悪魔と呼ぶ宗教を利用して尚文を陥れ、かつメルティ暗殺を目論むわけだが、教皇の暴走もあって失敗する。そして、父である王とともに処刑されることに。処刑を決めた女王の気持ちは辛かっただろうが、尚文の温情で本名マルティはビッチ、冒険者名マインは阿婆擦れに。王の名前はクズにされる。処刑免れて改名させられたのに堂々としているのは凄いもやもやするけど、最後のほうにようやくすっきりできたかな。{/netabare}

瀬戸麻沙美の声が終始可愛かった。フィーロも可愛かった。あとはなんといっても女王がセクシーだった。安定の井上喜久子ボイス。母と言えば井上喜久子。いつものことだが17歳とは思えない妖艶な声。

{netabare}ラフタリアの故郷の領主となり復興して拠点づくりして{/netabare}俺たちの生活はこれから始まるっていう終わりかたも好きだった。

続きが気になるけど、かなり成り上がったからさらっと流す感じで制作してほしい。


OP
RISE 歌 MADKID
FAITH 歌 MADKID
ED
きみの名前 歌 藤川千愛
Falling Through Starlight 歌 瀬戸麻沙美
あたしが隣にいるうちに 歌 藤川千愛
挿入歌
Cold Illusions 歌 Gyan Greaves
ED好きだった。アニメの内容に合致しているし、頭に残るメロディ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが-。果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。

1. 盾の勇者
図書館で『四聖武器書』という本を読んでいたところ、突如として異世界へ召喚された大学生・岩谷尚文。伝説の勇者の一人「盾の勇者」として世界を救うことになるが、ある朝、金と装備が盗まれてしまう。

2. 奴隷の少女
奴隷商に案内され、自らの剣となるパートナーを探す尚文。だが、手持ちの少ない尚文が買えるのは、病を患った亜人の少女のみだった。尚文はラフタリアと名乗る生気のない少女に、過酷な戦いを強いる。

3. 災厄の波
様々なスキルと技能を習得し、ラフタリアとの連携も抜群によくなった尚文。迫りくる波に対抗して武器と防具を新調し、波の刻限を示すという龍刻の砂時計へ向かう。すると、そこへ元康たちがやってきて……。

4. 暁の子守唄
波が去ったのも束の間、メルロマルク城での祝宴のさなか尚文は元康から決闘を挑まれてしまう。奴隷を使役するのは勇者にあるまじき行為であり、即刻、ラフタリアを解放せよというのが元康の言い分なのだが……。

5. フィーロ
オルトクレイからなけなしの報酬を渡された尚文は、ラフタリアの要望で再び奴隷紋を入れ直した。数日後、奴隷商から購入した魔物の卵くじも孵化。新たな仲間を加えるが、滞在中のリユート村にマインが現れ……。

6. 新しい仲間
謎の少女の正体はフィーロだった。フィーロは変身能力を持つフィロリアル・クイーンであり、人間の姿にもなれるという。しかし、変身のたびに服が破けるため魔法の服が必要に。尚文は素材を求め、新たな冒険に出発する。

7. 神鳥の聖人
除草剤を必要としている村があると聞き、行商に向かう尚文たち。村は魔物化した植物に飲み込まれ、住民は避難を余儀なくされていた。人間にも寄生するこの植物、どうやら原因を作ったのは元康のようで……。

8. 呪いの盾
疫病に苦しむ東方の村の話を聞き、薬を届けに行く尚文たち。疫病の原因は、1ヶ月前に退治されたドラゴンの死骸が適切に処理されぬまま腐敗してしまったためだった。死骸処理の依頼を受け、尚文たちは山を目指す。

9. メルティ
東方の村で、尚文はメルティと名乗る少女に出会う。フィーロとすぐに打ち解けた彼女は、一緒に王都に行きたいという。どうやら護衛とはぐれてしまったらしい。しぶしぶ同行させるのだが、王都で待っていたのは……!?

10. 混迷の中で
メルティを拒絶した尚文は、粛々と次の「波」に備える。協力したいという少年兵を条件付きで受け入れ、加えてレベルアップしたラフタリアをクラスアップさせようとするが……そこに王の嫌がらせが待ち受けていた。

11. 災厄、再び
辺境の村で新たな「波」を迎え撃つ尚文。志願兵の協力もあって村人の安全は確保したが、「波」はいつまで経っても収まる気配がない。尚文がほかの勇者の援護に向かうと、そこには巨大な幽霊船が浮かんでいて……。

12. 漆黒の異邦者
ソウルイーターを一撃で仕留めた謎の少女、グラス。「真の波の戦い」を始めると告げ、最初に攻撃を仕掛けた錬、元康、樹を圧倒する。尚文たちの連携技も通用せず、満身創痍の中、尚文は再び憤怒の盾を使おうとする……。

13. 盾の悪魔
メルティへの攻撃を防ぎ、騎士団を追い返した尚文。しかし、メルティ誘拐と騎士殺害の濡れ衣を着せられ、逃避行を余儀なくされる。各地に厳戒態勢が敷かれる中、尚文たちに追い打ちを掛けるような事態が発生する。

14. 消せない記憶
山火事を起こすというマインの暴挙により、麓の村まで逃げてきた尚文。しかし、騎士団の包囲網を突破するのは簡単ではない。メルティは知己の貴族を頼ろうとするが、ラフタリアにとってここは因縁の地域で……。

15. ラフタリア
イドルを追い詰めるラフタリア。その瞳には復讐の炎が灯り、殺意を帯びた切っ先がイドルののど元に突きつけられる。尚文の言葉で一度は怒りを飲み込むが、イドルが再びラフタリアに襲いかかろうしたそのとき……。

16. フィロリアルの女王
衰弱した子どもたちを連れた尚文にタイラントが襲いかかる。フィーロが狙われていると気付いた尚文は、フィーロに乗ってタイラントを街の外へおびき出すが、正面から戦ってもダメージが通らず手詰まりになってしまう。

17. 紡がれる約束
四聖勇者が和解しなければ皆殺しにするというフィトリア。さらにメルティを人質にするという強硬手段に出るが、それでも尚文は和解を拒絶。その想いを汲み取ったフィトリアは、代わりにフィーロとの一騎打ちを提案する。

18. 連なる陰謀
勇者たちと話し合うため、尚文は正面から関所を抜けようとする。しかし、そこには一番話の通じなそうな元康が待ち構えていた。問答無用で襲いかかってくる元康。かつてないほどの殺意が意味するものとは……。

19. 四聖勇者
教皇が有するのは四聖武器の力を備えた究極の武器。その刀身から放たれる「裁き」と強大な魔力障壁を前に、尚文たちは為す術がなかった。窮地に陥る中、偽勇者として裁かれる側となった元康が驚きの行動に出る。

20. 聖邪決戦
教皇の「大聖堂」に囚われながらも、攻撃の手を休めない尚文たち。しかし、神聖な領域において呪いの盾は無効化され、あと一撃が届かない。尚文は新たに解放された呪いの盾を使おうとするが、竜の怒りに心を蝕まれて……。

21. 尚文の凱旋
ミレリアのおかげで一命を取り留めた尚文は、彼女から勇者召喚の真実と盾の勇者が迫害される理由を聞かされる。そして、尚文の冤罪を晴らすというミレリアによって、オルトクレイとマインの弾劾裁判がはじまる。

22. 勇者会議
紆余曲折ありながらもクラスアップを果たした尚文たち。三勇者とともに祝賀会という名の会談に参加し、いわゆる「ボーナスステージ」の存在を知る。一方その頃、ラフタリアは祝賀会場で揉め事を起こしていた。

23. カルミラ島
カルミラ島に向かう船の中で再びラルクに遭遇し、尚文はペースを崩されながらも、気さくな彼と徐々に打ち解けていった。経験値稼ぎに、賑やかな食事。この世界にきて初めてと言えるくらい充実した時間が流れていく。

24. 異世界の守護者
海上で波を迎え撃つため、メルロマルクは大艦隊を編成する。女王自ら指揮を執るが、三勇者は相変わらず役に立たず、尚文たちが孤軍奮闘するばかり。尚文はラルクとテリスの協力を得て波に対抗するのだが……。

25. 盾の勇者の成り上がり
グラスは異世界の勇者を名乗るラルクの仲間だった。尚文は強烈な連携攻撃を耐え凌ぎ、一騎打ちでグラスに肉薄するのだが……。本当にこの世界を守りたいのか、尚文はグラスとの戦いの中で己の覚悟を問われる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

87.1 2 バトルで教会なアニメランキング2位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1855)
10852人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

きかせてバラライカ

あいかわらずピュアな殺意が夜空で弾け飛びそうに輝いてるヴァイオレンス大作。
夜ですね夜。夕闇や片割れ時の半端な時間帯でなく真正の夜闇に紛れ込んだ気にさせる一品。

1期の続きです。こっちの2期のほうが自分好み。
基本評価は1期レビューにて。さてこの2期はざっとですが以下

1.コスプレ映えするキャラの逐次投入
2.覚悟決めやがれ

です。容赦ないヴァイオレンスが気にいって継続視聴と相成るわけですが
{netabare}・メイド服着た眼鏡っ娘殺戮マシーン(元FARC)
・ショタ?屈託なきローティン双子殺戮マシーン
・尼さんの恰好をして銃をぶっぱなすリアル尼さん(CIA?)
・ダッフルコート女子高生もなかなか…{/netabare}

やってることはきっちり外道なのですが大きいお友達好みの外道がこれでもかと登場するあたりはアニメーションらしい。コッポラや世界のキタノの作品には絶対出てこなさそうな外道。あ、でもタランティーノならワンチャンあるかも。
近距離で銃乱射しても一発も当たらなかったりするシーン演出と合わせて、実写では醸し出せない雰囲気を纏っているのが心地よいですね。だからアニメを観ているのです。実写だと一気に陳腐化しそうなキャラ造形を面白がれたのが一点め。
二点めは覚悟。覚悟を決めるよう迫られるのは熱帯でもネクタイを外さない本編の主人公です。1期の海底でレヴィとひと悶着した一件から後を引いてるものについての結論を出して物語は着地。
このへんの機微が実に繊細ゆえに評価を上げました。

このまま終わっても綺麗ですし、続きがあっても驚かない綺麗な着地だったと思います。
その上で先述の通り“アニメ”でヴァイオレンスやる場合のお手本みたいになってます。
さらに一言申せば、キャラ掘りの具体的説明をあえてぼかしておきながら各々の背景が分かるつくりになっていること。これがプラスαになってることで単なるみためだけの評価にはならないことですかね。良作であることは間違いないでしょう。




※ネタバレ所感

■ソ連崩壊の記憶

忘れそうになるんですけど90年代の設定なんですよねこれ。
WWⅡ以降の冷戦スキームと一緒にいろんなものがぶっ壊れてしまい情勢が不安定になった頃合い。その震源地旧ソ連のお歴々が物語の中心にいる点が示唆に富みます。

{netabare}なによりもバラライカ(CV小山茉美)が煽りをくらってますね。軍志願はそもそも五輪選考を有利に働かせるためだったのに、84年ロス五輪はソ連のボイコットで出場叶わず、そのまま軍人してたらソ連崩壊で軍籍剝奪だったかと。おリンピック出場しメダルでも獲得してたらまた違った人生だったんでしょう。
ロベルタ(CV富沢美智恵)が所属していたコロンビア革命軍(FARC)は南米の共産主義武装組織ですし、ヘンゼル(CV南央美)グレーテル(CV金田朋子)もいわゆる東欧ルーマニア独裁政権の残滓であります。
スターリン・毛沢東・ポルポトのようなメジャーどころではないところを持ってくるあたりもマニア心をくすぐります。一方で1期の締めを飾った日本赤軍崩れのタケナカ(CV佐々木勝彦)は登場せず。{/netabare}

時代考証はきっちりしてそう。
ある意味冷戦崩壊のひずみの結実した形が“9.11”なわけで、その20年後節目のこの時期(2021年)の再放送は意味のあることに思えます。
さらに関連するアフガンからの米軍撤退の年とも重なりやや数奇なものを感じますね。


■キャラ堀りの優先度

具体的説明をけっこうぼかしてます。【対象キャラ / キャラ掘り説明の具体性】で並べると

 通常作品 / 〇
 名作傑作 / ◎

これが普通なんですがことブラックラグーンになると

 レヴィ / ×
 その他 / △

なのです。通常は回想シーンに頼るところをレヴィは徹底排除。ときおりフラッシュバックのような一枚絵が挿入されるだけ。他のキャラも似たり寄ったりでレヴィよりちょい多いかな程度でした。
おおむねセリフで代用してます。他作品の場合、映像無しでありがちなのが「こいつ(キャラ)の行動原理が分からんので薄っぺらに感じる」なんですけど、幸いなことに本作では感じませんでした。

現在進行形のキャラの行動と、時折挿入される回想っぽいセリフとの一致を感じることが要因でしょう。よくできてます。



■(主題)三人の女

主題と言いつつさらっと。

 {netabare}バラライカとレヴィと雪緒 VS ロック{/netabare}

{netabare}作中表現で言えば“夜”VS“夕闇”となります。
お作法として“朝”や“昼”を全く考慮してません。暗がりに迷い込んだ朝昼の住人例えばニセ札のおねーちゃんは登場させますけど、夜闇と接点のないロックの家族は顔出しすら許しません。多くは朝昼の住人であるはずの視聴者側も一種の異世界ものねと面白がれば良いのでしょう。

夜闇の3名に共通するのは各々ロックに「お前はどうなんだ?」を問いかけているところであり2期のメインテーマでした。そのテーマに沿って各々の関わり方の差が作品の魅力を引き出してます。
一方で「ロックが銃を手にせずに済んでることは俺達には最大級の幸せなんだぜ」とダッチ(CV磯部勉)とベニー(CV平田広明)の男同士の会話だとこうなっちゃうのも悪くはないのです。{/netabare}



■(余談)終戦直後の日本の女

こちらもさらっと。

{netabare}8月15日の玉音放送からほどなく。。。いち早く立ち直ったのは男性よりむしろ女性だったとの話をどっかで聞いたことがある。
もちろん男性よりも女性のほうが平和で反戦的だったというしょぼい理由ではございません。置かれた状況でできる精一杯のことをやるという女性のリアリストな側面が色濃く出たのだと。イデオロギーやロマンチック大好きな男連中とは違うということらしい。

 しょうがないじゃん 目の前こうなんだもん

環境への順応と言ったらまんまそうなんですが、価値観の転換を迫られるくらいの深い衝撃を受けて、不可逆的な状況かもしれんとなった時に、パッと切り替え新しい環境でなんとかする覚悟を見せるのは女性のほうかもしれませんね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 地上波再放送

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2021.09.12 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

事実はお祭りの灯りより儚くグリム童話より残酷で…

本作品は、BLACK LAGOONの2期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

ラグーン商会の仕事も徐々にこなせるようになってきたロック…ロアナプラの街並みも来たばかりの頃とは違って見えるようになってきた頃…
そして仕事仲間との絆の深まりを実感できるようになった頃…
そんなところから今回の物語は始まります。

これまでもたくさんのドンパチを見てきました…
時には鉛の様に重く…時に真綿の様に軽く扱われた数多くの命…
銃は引き金を引くだけで全てを終わらせることのできる代物…
だから取り扱いには本当に気を付けなければいけない物…
こんな当たり前の事を当たり前の様にこの作品でも感じてきましたが…

ここから先は明らかにこれまでと指向が異なっていました。
その事実に驚愕し…思わず号泣してしまったのが「ヘンゼルとグレーテル」の物語です。
といってもグリム童話に出てくる口減らしをテーマにした物語ではありません。

「姉様」と呼ぶ幼い男の子がヘンゼルで「兄様」と呼ぶ幼い女の子がグレーテル…二人は双子の兄弟です。
物語は双子の二人がロアナプラに入りいつも通りのお遊戯を…
でもお遊戯といっても二人のは我々がこれまで慣れ親しんできた物と全く異質で硝煙と死の香りに噎せ返りそうになる類のもの…
そしてそれはロアナプラの極めて短い導火線に火が付くのは一瞬の事でした。
こうして街は争いの場へと一気に様相を変えて物語が動いていきます。

でもこの物語で私が心を震わせたのは街全体のドンパチでもなければラグーン商会の活躍でもありません。
何故「ヘンゼルとグレーテル」の様な子供が生まれたのか…
結果的にグリム童話に立ち還ってくるなんて…運命の無情さを感じずにはいられません。

旧共産主義時代の独裁者だったニコラエ・チャウシェスクの政策の一つである「国力とはすなわち人口なり」の考えに基づき、避妊及び人工妊娠中絶が禁じられた時代…
でも共産党政権崩壊以降…法が残したのは養いきれない大量の子供たち

人間としてみんな平等に生まれてきただけなのに…
子は親を選べないと同時に親も子を選べない…だからたくさんの無償で包んで育てるのは人間に均等に与えられた権利であると共に、進化の過程で人間が選択してきた事だと思います。
赤ちゃんはヤギや馬の様に生まれてすぐ自分の力で立つことなんてできません。
他の生物と明らかに異なるのは赤ちゃんをその様な無防備な状況で産んでも育てられる土壌を我々人間が作ってきたからに他なりません。

それを勝手な理由を背景にこれまで培ってきた権利を放棄するのは人としてあまりにも横暴…
親の立場から見ると横暴なんて言葉で片づけてしまうのはあまりに非礼な事だとも思います。
本当に子どもをバッサリと切り捨てる親なんていないの分かっていますから…
人生のトリアージ…順番的には子供が親より早く死んではいけません。
でももしその親がいなかったら残り9人の子供も見殺しにしてしまう…
この場合、私たちは生きる事を選択した親を責める事は絶対にできません。
だって、この親は良心の呵責に悩まされながら9人の我が子と向き合い続けなければいけないのですから…
それに一度手を放してしまった子供の…記憶は絶対に消えないから…

こういう背景があると知っていても…特に金田朋子さんの演じたグレーテルの話にはグッとしかきませんでした。
誰もが優しくなれない場所がある…頭では理解しているつもりです。

「私…いい人を見分けるのも得意なのよ…」
と笑って、ちょこんとロックの膝の上に乗って話を始めるグレーテルの姿を思い出すと今でも涙が溢れそうです…
だってそこにはは本来あるべき普通の少女のありのまんまが…そこには殺し屋なんて雰囲気は微塵も感じさせず、年相応の女の子がお父さんの温もりについて真正面から受け止めるだけのかけがえのない空間が広がっていて…
彼女は凄い殺し屋なのかもしれません。けれど、それが似合わない空間を持ち合わせている少女である事もまた事実です。

だから思わず考えてしまいます…
でももし…大人が二人の手を引いていたら、少なくてもマフィアから命を狙われる存在になんてならなかった…
死ぬほど殴られ蹴られ…血のオシッコが止まらなくなるなんてことなかった…
そしたら南の海で真っ青な空を見上げる事もなかったのに…

誰でも一度は頭に思い浮かべたことがあるのではないでしょうか…
日本の極道 vs 世界のマフィアという強さの構図を…
銃 vs 剣…それはルパン3世の世界の中だけではないことを…
この作品ではそんな我々の描いた構図を具現化してくれる物語が準備されています…
まぁ、今回の場合、マフィアの代表として名乗りを上げたのがパラライカ率いるホテル・モスクワなので、マフィアの常軌…範疇を逸脱していると言われてしまえばそれまでですけれど…

一つ思ったのは、これから目指す山が高ければ高いほど心の弱さは具体的変化として如実に現れるということ…
己の信念を貫き通す事…

そして巨大な組織 vs 組織の戦いの渦中でもロックとレヴィは確かにそこに存在したこと…
ロックの生まれ故郷である日本を訪れてレヴィは何を思うのか…
こちらの展開からも目が離せません。

この他にもいくつか物語が纏められており、1クール計12話の構成になっています。
ロックとレヴィのコンビは相当良くなっていると思います。
お互いを認め合っているから…?
或いはそれ以上の何か…?
いずれにしろこの作品の魅力にすっかり吸い寄せられてしまったみたいです。
引き続き「BLACKLAGOON Robertas Blood Trail」を視聴します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お前 生きようとしたな。 Ⅱ期はハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ!

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2006年10月~12月

Ⅰ期からの続きです。
OP/ED は変更なし 
好きな楽曲だから 嬉しかったです♪。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎物語
”双子の殺し屋編” ”偽札編” ”日本(鷲峰組)編”の三部作です

〇双子の殺し屋編 
強烈なキャラが登場しました!
お互いを”兄様””姉様”と呼び合う幼い双子
その名もヘンゼルとグレーテル
斧と自動小銃を武器にロアナプラで暴れます

双子の依頼された標的はホテル・モスクワ
バラライカ姐さんとのパワーバトルは必見です!
{netabare}
仲間をやられ  
非情に双子を追い詰めるバラライカ姐さん やっぱり怖かった!

また 幼い双子の凄惨な過去を知ってから 
とても複雑な思いになりました
最後青空を見つめながら・・・の場面は泣きました{/netabare}

〇偽札編
精巧な偽札原版データを巡って
ロアナプラ中の殺し屋たちが争います!
さっきまで一緒に酒を酌み交わした人と次の瞬間殺し合う
そんな この街の日常が垣間見える所が面白かったです。
{netabare}
ただの戦闘狂かなって思っていたエダの秘密がアレってビックリ!
思いっきり騙されました○o。{/netabare}   

〇日本(鷲峰組)編
舞台は日本! やくざ同士の抗争に
ロアナプラからバラライカ姐さん参戦します!
{netabare}
どうなるのかなって?
やくざ同士の抗争のルールを
ヌルイやりとりと感じ取り
”日本の連中に戦の作法を教えこめ!”と号砲を発する姐さん

”我々はリスクの多くを負担している
つまり 全ての決定権はあなた方でなく 我々にある”
自身の将来を案じるやくざと今を生きているバラライカ!
勝負は予想通りの展開でした♪。{/netabare}

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

◎感想
〇全体的
Ⅰ期は派手なガンアクションや刺激的な物語が中心だったのですが
Ⅱ期は+α”狂気””非情””哀愁”などの要素が加わります

そのため 描写や展開は最近のアニメではあまり見ない
ハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ! 
確実に危険度のリミッターを外しにかかってます♪。

今回色々な”深み”を増した分 アクの強い内容になってます 
きっとディープな世界観にどっぷり浸かれますよ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇最後に
運命に翻弄される”ロック”
Ⅱ期はそのロックが悩みながらも成長していく過程が個人的には◎
この先彼がどんなロアナプラの住人になるのか注目しています。

その ロックが体験したⅡ期の出来事を下記にサラッとまとめました。
{netabare}
Ⅰ期では商社の社員から裏の世界に飛び込んだばかりで
ルーキーだった彼を Ⅱ期になると 
周りはもう新人と見ていません。

それでも 表と裏との間で悩み葛藤している彼に
裏の住人たちが色々な形で問いかけます

”お前は 何者か?”

そして”バラライカ”には

「自分の力を行使するでもなく
他力本願で他の誰かの死を願う。
お前の言う正義だって 随分と生臭いぞ」

と弱さを見透かされ 
さらに表の世界の住人と思っていた雪緒からも

「選ぶということは 何かを捨て 
何かを残す そういうこと

貴方は何も負おうとしない 
自分で捨てたはずのものにさえ 
まだ憧れの一欠片を抱いている

そんなことで いったい誰を守れるんですか
そんなことで 誰を助けるなんて言うんですか!」。

こう諭されてしまう。

ついに覚悟を決めたロックの答えは 
バラライカからこの言葉を引き出します

「悪党だなロック 正しい判断だ! 
いい悪党になるぞ・・・お前は。」

ロックの決して目をそらさない瞳から
秘めた決意を感じ ゾクッと感じる場面でした。{/netabare}

このまま終わるのかなって思っていたのに
ラストのあの展開は何!? この先どうなるの!? 知りたい!!
う~~~!! Ⅲ期も見逃せません!

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。
 
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

65.5 3 バトルで教会なアニメランキング3位
07-GHOST[セブンゴースト](TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (344)
2084人が棚に入れました
ラグス戦争終結から十数年後、バルスブルグ帝国の第1区で軍に入隊するためエリート生として過ごしていたテイトは、ある日、失われた記憶の一部を取り戻し、自分がラグス国王の息子であることを思い出す。
記憶を取り戻したテイトは軍を脱走し、第7区のバルスブルグ教会の司教たちに助けられた。しかし、彼の運命はすでに動き始めていた。

斎 美織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

是非原作を!

アニメ07-GOHST全25話完結です。
キャラクター作画声優さん申し分ないです。
物語もあれはあれでいいのですが
原作を知っている者からすると
アニメはまだまだ物語の始まりで
これからがたのしいところです!
是非是非アニメの続き見ていただきたいです。

原作完結いたしましたが
私的には最初のわくわくから考えると
うーん…と思ってしまう部分もある終わり方でしたが
やはり原作は読んでほしいです。

内容キャラなどから見て
女性向けなアニメだと思います。
ほんのり腐向けなので苦手な人は注意!

内容はダーク?ファンタジーです。
主人公は過去の記憶を持たない少年なのですが
ひょんなことからその記憶を思いだし
幼い自らの前で父を仲間を殺した人物を思い出します。
その人物への復讐を果たそうと行動を起こすが失敗。
以降主人公は追われる身となってしまいます。
そんな主人公を拾ったのは教会の神父たち。
けれど彼らには秘密が有って…
そんな彼らと過ごすうち主人公は過去に起きた世界の危機
それを起こしたフェアローレンという死神、
其れを封じた7人の死神(07-GHOST)を知り
深く関わっていくことになります。

謎も多く次の展開、最後はどんな風に…?と
常にわくわく期待できる内容でした!
ギャグ部分は面白くシリアス部分は感動できて
何より愛情友情に泣かされます。
見て損はないかと!

アニメでも十分感動できますが
原作ではさらに踏み込んで感動できます!
アニメ原作共に泣きました←

余談ですが私の推しメンは
コナツ=ウォーレンです!
声優さんが岸尾さんなのもイメージぴったりですし!
何より容姿性格共に可愛い!
ヒュウガとの絡みは微笑ましいです(笑)
ドラマCDではぶっ飛んだ部分も明かされ
もうホントに可愛いです←

主人公テイトくんの斎賀さんボイスも
素敵に似合っていましたし
フラウの俺様何様諏訪部様具合も
とてもイメージに合っていました!
アヤナミ様の速水さんボイス!!!!!
協会側も帝国軍側も
みんな豪華すぎる声優陣を持て余すことなく
イメージとぴったりで素敵でした。
クロユリ様の声優さんが
私的に少し残念ですが
あれはあれで可愛いかも知れないです。

そして何より私は
アニメでもっとも感謝したのは
ランセのかなりのイケメン度です(笑)
あの特徴的な髪形をあそこまでイケメンに…!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

俺は、失ってばかりだった…けれど…。

全25話。
キャラ、イケメンわんさか(*゚▽゚)ノ   
描かれる、熱い友情☆
シスターに死神☆司教、カストル様!(ナイスメガネ☆)ラブラドールくん(可愛い♪)
そんでバトル、またバトル!!
これは、きっとおもしろい!!((o(>▽<)o))

…………………………!?!?!?Σ(゚д゚;)

ってあれ??www
こ、こんなはずでは…(´・ω・`)が25話観た感想。。。。。


スクラー(戦闘用奴隷という意味らしい)から、
軍隊へと入隊したテイトには生まれながらに課せられたおっきな運命があって、
紐解かれる記憶と復讐の思い、
そして親友であるミカゲの想い、を胸に戦う。
のですが…

…ですが。
前半というかはじめの数話の展開は、テンポよく、
いい感じにバタバタとしていて、観ていて気分良かったのだけれど、
それ以降のスロー、超スローな展開にはちょっと残念。。。。。

いつ攻め込んでくるんだ?どうなんだ?
と結構楽しみにしていた、テイトを追う軍側、アヤナミが率いる敵さん部隊の登場も少なめで、
5,6人いる敵さん達の名前もいまいち覚えられずw

能力もそれぞれ、使用する武器もそれぞれ、なので、
敵さん達の戦闘シーンも期待していたのですが、
思ったほど、さほど描かれることはなく。

僕の期待とは裏腹に物語は進んでいきましたとさwwwww

そんで25話終了後、気付いたのは…
これは今後の物語へ続く、プロローグにしか過ぎない。
ということでしたwww

…まだ、あるんすか?
あんたけスローだったんだから、何とか25話に収まらなかったのですか…??

モヤモヤとした問いかけだけが残りました(〃゚д゚;A

ただ、声フェチとしての目線wでいいましたら、
イケメンキャラ揃いだけに“いい声”がたくさんしました(*´∇`*)

福山潤・浪川大輔・入野自由・諏訪部順一・宮田幸季・岸尾だいすけ・朴璐美・斎賀みつきなどなど♪

特にテイトの声、斎賀みつきさんは“カナリヤ”という曲を聴いてから、男性ばりにかっこよすぎる歌声に惚れましたd(>_・ )グッ!ww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あまりのマンネリ展開に、ちょうど真ん中あたりで断念;

15話目で断念;
だって、あんまりマンネリ過ぎて。。。

出だしはすごく良くって、ワクワクしたのになぁ~3
主人公、テイト・クラインが教会に逃げ込んでからは、もう、超マンネリ展開でつま~んない;;

あまりのマンネリさに疲れ切って、14話目で一休さん。
数週間後、久しぶりに観たら、こりゃもうダメだ~3
ストーリー設定がムダに凝っているから、ついてけないのである。
最初はちょっと影のある、クールな美少年だったテイトも、どんどん惰弱でセンシティブなBL少年と化しているし。。戦争奴隷だった暗い過去はどうなったんだよ??

あともう少しで観終わるから、がんばろーと思ったけど、アニメ大国ニッポンでは、インド映画に勝るほど様々なアニメが量産されているし、過去の良作だって山ほど埋もれているのである。
そんな宝の山をあきらめて、こんなつまらない超マンネリBL指定アニメ(だから観たケド)を、我慢して観続けるなんて、バカバカし過ぎるではないか。。

んなワケで、ちょうど折り返し地点で残念だが、断念;
導入部分では本当にワクワクさせられたし、ストーリー設定も凝っている作品なので、中盤の耐えがたいマンネリ感がムカムカするほど残念だ。
。。どーにかならなかったのか?どーにもならなかったのか??

画はキレイだし、イケメンもいっぱい。
それだけあれば十分な方は、ぜひお試しあれ。。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

67.9 4 バトルで教会なアニメランキング4位
東京喰種:re 最終章(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (300)
1431人が棚に入れました
群衆に紛れ、ヒトの肉を喰らう。
ヒトの形をしながら、
ヒトとは異なる存在…“ 喰種(グール) ”。

“喰種”を駆逐・研究する〔CCG〕で
「クインクス」班を率いていた
喰種捜査官 “佐々木琲世(ささきはいせ)”
彼こそ行方不明となっていた
眼帯の喰種、“金木研(かねきけん)”であった。

一方、新体制となった〔CCG〕では、
旧多二福を中心に不穏な動きが表面化し…


“金木研”をめぐる物語はついに最終章へ―――。

声優・キャラクター
花江夏樹、石川界人、内田雄馬、藤原夏海、佐倉綾音
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

祝完結!全48話から漏れ伝うメッセージ

2018.12.30記


原作既読 1~3期視聴済


TK from 凛として時雨 お帰りなさい。お待ちしておりました。
原作の完結分までやりましたので、この4期で完結です。みなさんお疲れ!
よもやここから視聴する方はいないと思いますけど、まだの人は1期から観てくださいね。

アオギリ殲滅の流島戦、{netabare}高槻泉の喰種公表{/netabare}、から完結{netabare}(ラスボスは旧多二福){/netabare}までの4期です。

登場人物の多さ、昨日の敵は今日の友(逆もしかり)、あれこの人死んだの生きてるの?、この人考え方変わってない?、と理解が追いつかない部分を原作で補填してるためついていくことは出来ました。しかしながら、アニメでやる以上アニメだけで理解できるようにするのが筋の通し方ってものだと思います。
4期では登場人物説明のテロップ(名前、喰種レートなど)挿入でキャラ理解を促してました。原作を端折ってつぎはぎ感が出たかというとそんなことはないと思います。ただ原作の登場人物入り乱れてぐちゃぐちゃ面白い部分をどれだけ表現できてたかは微妙なところです。


■全48話総括
計48話(1期12話、2期(√A)12話、3期4期24話)
人間VS喰種の構図から始まり破壊と創造VS共存に収束します。
「この世界は間違っている」歪めているのはどちらだ?の命題が提示され、半喰種金木くんの葛藤を通じてどちらかというと喰種視点で描かれた1期は斬新でした。一方(人間)へ肩入れできないような演出です。
√Aは、人間VS喰種の果てなき闘争に喪失の物語が加わりました。「この世の不利益はすべて当人の能力不足」を自覚した金木くんが力を求めて行動せざるを得なかった末に、人間・喰種ともに幸福とは程遠い方向へと進んでいきます。

そして原作でも一区切りついての :re 新シリーズです。
冒頭転じてやや人間視点で描かれはしつつ、行き詰まりをみせる“世界”にどう決着をつけるのか?
リセットすればよいとする{netabare}旧多二福や加納教授{/netabare}側とそうでない側の争いに構図が変化するにしたがって、人(喰種)の移動・選別・配置転換が進みました。ピエロはあくまで中立の立場でその時々で軸足を変えます。この相関の変化を分かり易く描けてれば名作になり得たでしょう。惜しいです。
{netabare}1期8話で「この世界を歪めているのは喰種だ」と言った亜門が、:re16話で才子に「この世界は歪んでいる。・・・だから考え続けるんだ」と答えの出ない現状を吐露します。23話で「歪めていたのは・・・俺もだ。」ポルポラと決着をつけられたのは救いでした。{/netabare}
世界の歪み、そこから生じる行き詰まりへの決着は本編を観ていただければわかると思います。良い最終話でした。

{netabare}「この世界は間違っていない。ただそこにあるだけです。」最終話での金木のセリフがこの物語の締めになるのでしょう。{/netabare}


{netabare}個人的にと前置きして、なにか行き詰った時グレートリセットを声高に叫ぶ人には懐疑的です。さいころ振れば必ず今よりいい目が出るというやり方です。ゼロベースの思考とはまた違って現状認識が甘く、打つ手ナシとなる沸点が低いため「とりあえず変えてみよう」という結論にすぐ至ってしまう。どんなに理屈をこねたところで旧多二福や加納教授にそれを感じてしまうため敵認定しやすかったですね。{/netabare}

{netabare}正邪、善悪の線引きが出来なかった1期からの流れから、終盤で共通の敵を作り上げるなど、上手く物語を閉じてきました。{/netabare}

歩んできた道、それがどんなにしんどかろうが、受け入れて初めて“糧”となる。
いいこと伝えようとしてるんですけど、観ている人に伝わりづらいとまあ良くありません。返す返す惜しいですねえ。


■余談
・原作ネタバレ
{netabare}人肉ではない合成食材が開発されて、捕食をしなくても喰種が生きていける環境が整いつつあります。{/netabare}
・アヤトはいいやつだ
{netabare}23話で金木に「くそあにき」と。あにきと呼んだね。{/netabare}
・目がアレしてない時のクロネは美人さんだぞ
・エト(CV坂本真綾)回は俺得。出オチだったとは思いません。
・旧多にもっと上手い人あてられなかったんかなぁ。日常会話とイカレてる時は良いんだけどシリアスな時がちょっとね。



全48話。人間関係は近年稀にみる複雑な作品でした。描写の不足は感じつつも通底するメッセージには共感しやすい良作です。



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2019.07.01追記
《配点を修正》


視聴時期:2018年秋クール(リアタイ視聴)

裏主人公ともいえる亜門鋼太朗の懊悩に着目して無印から追っていくと割とわかりやすいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

"悲劇"、終幕。

いよいよ本作品も最終章に突入しましたね。
2014年から4年越しで制作されたアニメは以下の構成になっています。

第1期:東京喰種トーキョーグール(全12話)
第2期:東京喰種トーキョーグール√A(全12話)
第3期:東京喰種トーキョーグール:re(全12話)
最終章:東京喰種トーキョーグール:re(全12話)

一方、コミックの方は2018年の7月に完結したそうですが、構成は以下の通りです。

第1部:東京喰種トーキョーグール(全143話)
第2部:東京喰種トーキョーグール:re(全179話)

上記のアニメとコミックの構成を見ると、第2期の「東京喰種トーキョーグール√A」が原作とは異なる展開が描かれているのが分かります。
第2期のアニオリの原作も石田スイさんが手掛けられているので、クオリティには何の問題もありませんでしたけれど。

思えば、たくさんの回り道をしたと思います。
もともと、東京には人間社会に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延していました。
そして人はふとしたきっかけで半喰種になる可能性を持ち合わせています。

でも半喰種とはいえ、今まで食べてきた食事が口に出来なくなり人間の肉を欲求する…
人間から見たら、半喰種も喰種も変わらない存在であるといえます。

人間は本来の在り方と異なる異形の存在を排除しようとします。
きっと存在自体が脅威だから…
或いは自身が食糧になってしまう懸念もゼロではなかったでしょう。

こんな考えがきっかけとなり人間と喰種のいがみ合いが始まるのですが、永遠とも感じる時間、お互いがみ合った顛末がこれなの…?
と思わずにはいられませんが、一番腑に落ちる終わり方であったとも言えると思っています。

物語の展開に文句がある訳ではありません。
人間と喰種のいがみ合う世界は間違っている…
そういう声はこれまでゼロだった訳ではありません。
それでもあと一歩及ばなかったばかりに、その声はかき消されてしまいました。

何故かき消されてしまったのか…これこそ人間の弱さの本質なんじゃないかと思います。
人間が皆同じ方向を向いています…そのベクトルに異を唱えるのは、自らが異端である事を曝け出すのと一緒です。
本人にその気がある、無いはあまり重要ではありません。
結果的に圧倒的な力で淘汰される存在になってしまうのですから…
私たち一個人としての人間は異端になるのが怖いんです。
それは大きな権力を持つ、持たないに関わらず同じことが言えると思います。

それじゃ、前段でその声が届いていたら物語の展開は変わっていたか…と言うと、劇的な変化は生まれなかったかもしれませんが、流れる血はもっと減らせたかもしれません。
それは、ヒトの想像の範疇を超えた事象に対しては、経験しなければ答えが出せない生き物だからではないでしょうか。
徹底的に戦って数えきれない犠牲と沢山の血と涙を流して…

最終章の様な状況に陥って、初めて本来やるべき事に気付くのですから…
気付いたんじゃありませんね…
徹底的に追い詰められて、選択の余地が一つも無くなって…結果的にカードを引かざるを得ない展開になったから止む無く…だったでしょうか。

勿論、私もその他大勢の一人で、流れに飲まれて消えていくモブキャラの存在ですが、人間が最終的に導き出した答えをもっと早くに出せる存在だったら、ヒトはもっと進化できる存在なんだと思いますし、あんなに東京を壊滅させることもなかったのだと思います。

でも長期的ないがみ合いがデメリットしか生まなかった訳でもありません。
喰種の中にも人としての営みが生まれました。
それに、再生に向けた不要な膿を絞りだすことができました。
残念ですが、必ずしも全員が次のステージに進める訳ではないんですよね。
そんなケジメもしっかり付けられたと思います。

もう同じ過ちを繰り返すことはないでしょう。
そう期待したいです。

オープニングテーマは、TK from 凛として時雨さんの「katharsis」
エンディングテーマは、飯田瑞規さんの「楽園の君」
「katharsis」はメチャクチャ格好良い曲なんですけど、音程が高くて血管が切れそうになるわ、リズムが取りずらいわで、カラオケで歌ったら見事に玉砕でしたね^^;
好きなんだけどなぁ…

1クール全12話の物語でした。
ここまで到達するのに時間はかかりましたが、その分最後の1シーンは眩しかったですね。
そんな世界がいつまでも続くことを願っています。
それと、4クール全48話…制作は大変だったと思いますが、ラストまでアニメ化して頂いたことを本当に嬉しく思います。
見応え満載な作品だったと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

で、結局君はだれだい?金木君

序盤 ようやくか

中盤 ???

終盤 で?結局君は誰なんだい?

この話はなんか記憶を取り戻しちゃったハイセ君もとい金木君の話
ジャンルは微グロ・バトル

みちゃいましたよ、ついに。あんだけ二期を批判しておきながらw

旧多 二福(これでふるた にむらと読むらしい)が意味分からなすぎる。ラストに「実は悪い奴ではなかったんですよ~」と明かされてもこちらとしては「は?」の一言しか返せないので、クズはクズらしく速攻タヒんでください

内容です。正直私はこれ好きじゃないです。一期のほうがマシでした。二期よりはましですが。成長という要素は私好きなのですが、どうしてもこの作品を好きになれないんですよね。昔の自分との対比構造を多用しているのですが、いみがわかりません。なんせ1stシーズンでは意味が分からないまま進行していましたからね。急に分かれ、と言われてもねぇ。
あと、どうも意見が定まりません。昔の自分は結局なんの信念をもっていたのか。かっこよく「死にたい」のか、「死にたくない」のか、喰ってでも「生きたい」のか、みんなを「守りたい」のか、喰種を「殺したい」のか、みんなを「死なせたくない」のか。いやこんだけ自分の主張がころころ変わるんだから、意思がきっと弱いんでしょう
話は大分変ってしまいますが、私が世界一尊敬するアーティストさんの曲で「あの日のぼくらはきっとさ 何かに立ち向かっていたんだ 涙と泥水で前がみえなくても 足だけは前へ伸びた」という歌詞があります。この作品にピッタリだなぁと視聴中思っていました。何か盲目的に前へ進み、何度転んでも這いながら進み続ける。その根源には変わらない信念が存在しているはずです。さきほど「主張がころころ変わる」といいましたが、すべてに関係するのは「死」に対する見方です。様々な「死」に対する考えの多様性や力の使い方でここまで変化するのですから、やはり意思は弱いんでしょうかね
リゼさんの出番減りましたね。ようやく現実を受け入れたのかと思ったら、今度は昔の自分が現実の象徴ですか...比喩や象徴というのは同じ意味を持ったものが2つ以上存在するというのはあまり効果的ではないように思えます。まぁ昔の自分との対比をするためにそうしたのでしょうがねw
{netabare}金木君の赫子へんかしすぎじゃない?w{/netabare}

今作は主要メンバーがちょっと変わっています
監督は渡部穏寛さん。ナルトの一部監督はやったことあるそうですが、全話監督は今作が初だそうです
シリーズ構成は御笠ノ忠次さん。過去二作のシリーズ構成を担当した方ですね
キャラデザは中嶋敦子さん。坂本ですがなど数多くのキャラデザを手掛けたベテランですね
劇伴はやまだ豊さん。過去二作の劇判を担当された方ですね
アニメーション制作はstudioぴえろさん。過去二作を制作したところですね

作画は戦闘シーンはよく、丁寧な印象でした
opは毎度おなじみTKさん作詞作編曲、凛として時雨さん歌唱の「katharsis」
edは高橋國光さん作詞曲、österreichさん歌唱の「楽園の君」

総合評価 よくわからない。これも失敗かなぁ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

61.1 5 バトルで教会なアニメランキング5位
トリニティ・ブラッド(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (97)
757人が棚に入れました
世界すべてを巻き込み核兵器、細菌兵器などが飛び交った大災厄(アルマゲドン)の後、人類の文明はほぼ破壊され、人類の生存圏はヨーロッパ周辺にまで狭められ、文化・生活水準は中世まで後退した。更に追い討ちを掛けるように現れた吸血鬼(ヴァンパイア)との戦いに人類は教皇庁を中心として辛うじて勝利した。しかし、彼らを完全に滅ぼした訳ではなく、ヴァンパイア達は真人類帝国を築き小競り合いを続けていた。そして長い時の後、教皇庁と帝国の境、イシュトヴァーンに一人の巡回神父が降り立った時、時流は再び流れ出した。人類の遥か未来を描く遠未来黙示録。

声優・キャラクター
東地宏樹、能登麻美子、中井和哉、本田貴子、大川透、生天目仁美、松岡由貴

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

我願う…汝、異なる者たちを繋ぐ“星”とならんことを…

-これは遠い未来の話だけど、僕達以上の文明の進化はみられない。

-ただ僕がいる世界と違うのは、人類と(どこからやって来たのかは知らないけど)吸血鬼が同じ地球上、
それもなんでか知らんがヨーロッパ付近でなにやらいがみ合っている、ということ…

-そしてさらには“吸血鬼の血を吸う吸血鬼”の存在。

-種族間の争いの果てとは…?


吸血鬼たちは自分たちを【メトセラ】と呼ぶ。
どう間違っても“ヴァンパイア”とは言わない。差別的意味合いになるそう。
ちなみにヴァンパイア退治でお馴染みのニンニクとか十字架は彼らを退治する道具とはならないので注意w
日光は苦手のようだけど…

そんな吸血鬼たちは人類を【テラン】と呼ぶ(やはり差別的意味を含む)

そして吸血鬼の血を吸う吸血鬼は【クルースニク】と呼ばれ、今作の主人公【アベル・ナイトロード】はここに属する

人類と吸血鬼はそれぞれ独自の国家を築いており、
【アベル・ナイトロード】は表向きは“神父”だが、【教皇庁:人類側】の派遣執行官として国家間の裏のお仕事をしている。

そして、普段はちょっとお間抜けさんでお人よしな彼ですが、秘めた力【クルースニク】の状態になると、
恐ろしや…恐ろしや…(`・д´・;)

そんな彼が神父として各地を巡回する任務についていて、出会ったのが今作のヒロイン、シスターの【エステル・ブランシェ】

そして見た目によらず、なかなか強情で、気の強いしっかり者エステル嬢に心奪われたのが、【真人類帝国:ヴァンパイア側】の伯爵さま、【イオン・フォルトゥナ】
伯爵さまといってもパッと見はなんとも可愛い少年。

柚稀はこのイオン×エステルの恋模様が気になっちゃったのですがwイオンが可愛すぎる(*゚∀゚)=3ハァハァ
もう、血が欲しいのなら思う存分吸ってくれ、の領域ww
種族を超えた恋は成就するのか!?┣¨キ(*´ェ`*)┣¨キ

ただ、ヴァンパイアは人類よりも遥かに長生き・・・・・
彼は老いるまでにウン百年かかるから、いつまで経ってもピチピチなのに、
自分だけシワッシワのおばあちゃんになるなんて・・・、
乙女としては耐えられないわ!ギャァ────(艸Д<ll)────ァァ!!

・・・と、どーでもいいであろう心配をしてしまったのでしたww

まだまだ続きがありそうな本作-。
しかしながら、作者がもうこの世にはいないそうで、
続きはあの世に逝ってから直接教えてもらうしかなさそうです…。
てか、あの世で会えるでしょうか??(`・д´・;)
執筆していてくれるのを願って-。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヴァンパイアこわ~い

それより神父とシスターの方がよっぽど怖い
ヴァンパイア真っ二つですもん(´∀`*)ウフフ

人間とヴァンパイアのスプラッターバトルもありますが政治的駆け引きもみどころ
仲間を裏切るなんて朝飯前だぜ(`・ω・´)キリッ

世界を壊滅させたアルマゲドンの後
人類はヨーロッパでしか生きれなくなったらしく
なぜか文化も中世まで後退するというおいしい設定(笑)

雰囲気重視の世界観でそれはまぁいいんですけど、
重要なのは教皇庁と帝国の対立という構図
これはあからさまに、教皇庁(人間)=キリスト教 帝国(ヴァンパイア)=イスラム教
ヴァンパイアといっても外見は人間と同じで
吸血も絶対しないと生きれないってわけじゃない
そういう相手との対立なので冷静にみれば「なんで争ってるの?」という皮肉とも取れます

どちらの組織にもお互いの共存を望む穏健派と
自分たち以外の種族を殲滅させようとする強硬派があって
内部での権力抗争に辟易してる面も描かれます

そんなふたつの組織が数百年ひっきりなしに小競り合いをしていたところに
第三勢力が現れて戦局に変化が起き
それは教皇庁側の神父アベルの秘密とリンクし
世界の未来に影響を与える戦いへと変化していきます

いい材料が揃ってるわりに、各エピソードはそれほど戦略的なはなしがなくてちょっと残念
しかも困ったらけっこう単純にバトルしちゃいます(笑)
神の御心のままに殺しまくりなので
宗教観とかを深く考察するのはご法度です(ノ∀`*)ンフフ♪

帝国から教皇庁に来た勅使イオン(ヴァンパイア)が
本作のヒロイン、シスター・エステル(人間)に恋するはなしがすごくよかった
イオンが可愛すぎて困る(*´Д`)ハァハァ
だが男だ。
美少年!
だが男だ。
一瞬百合展開かと思ったわ~(・∀・)ニヤニヤ
べ、別に期待してなんかないんだからね!

脱線?してないよ(ヾノ・∀・`)ナイナイ

オープニングはBUCK-TICKの「ドレス(BLOODY TRINITY MIX)」
最初のつかみはバッチリです
この曲が気にいれば本編も好きになる素質ありだと思います

ちょっと暗い雰囲気でちょっと政治のはなしがあってちょっとグロいヴァンパイアものです
ちょっと中途半端なところもあるけど良い掘り出し物でした♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

りんのす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中嶋敦子

原作は作者が亡くなってしまったので未完。
とても素敵な作品なので吉田直さんの書かれる最後が読みたかった…。

放送当時、中嶋敦子さんの絵が大好きで、原作もすきだったので迷わず視聴。

GONZO制作なのでメカの表現はさすがだったし、細部までこだわった美麗な絵だった。ただキャラの顔が回(作画担当)によってかなり変化してしまうのは残念な点。

原作を読んでいる身としてはアニメオリジナルストーリー、登場しないはずのキャラクターの登場や続投にはやはり違和感を覚えてしまった。
特にラストは仕方ないなという気持ちもあるがやはり納得できない未完ならではの残念な終わり方だった。

ラストへの展開も話数が圧倒的に足りていないのか、消化不順で見る側を置いていっている。原作者追悼の意も込めて制作されたアニメではあるが、原作未読者は見るなと言わんばかりの展開だったと言わざる終えない。

それ以外は素敵な作品だと思う。
絵が綺麗なこともさることながら、私がこの作品で一番評価しているのは音楽。OPは苦手だが、他、ED,BGMは大好きでOSTを聴くだけで盛り上がるし感動する。この作品のOSTは数あるOSTの中でも私の中では1、2を争う大好きな音楽がつまっている。

題材や、絵、声優、その他が苦手で見たくない人にはOSTだけでも聞いて欲しい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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