ロボットで兄弟なアニメ映画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のロボットで兄弟な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月02日の時点で一番のロボットで兄弟なアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.3 1 ロボットで兄弟なアニメランキング1位
コードギアス 亡国のアキト 最終章「愛シキモノタチヘ」(アニメ映画)

2016年2月6日
★★★★☆ 3.6 (240)
1327人が棚に入れました
「この世界を滅ぼすことが俺の目的だよ」

暴走するシンのギアス。兄との最後の戦いを決意するアキト。ユキヤの放った爆弾によりユーロ・ブリタニア軍を三分の一に減らすことは出来たが、ヴァイスボルフ城を包囲されたwZERO部隊が圧倒的に不利な状況にあることは変わらない。そこに敵であったアシュレイが新たな仲間として加わる。アキトは最後の戦いを前に、自らの髪を切りレイラに渡す。
「今度の戦いでもし死んで、死体も残らなかったら……これを」
レイラはアキトを見つめる。
「私はもっとアキトと話したいことがあるのです。だから……必ずみんなと一緒にここへ帰ってきてください」

ひとの心が一つに結ばれるとき、運命の秘密が明らかになる。真実が示す未来は果たして希望か絶望か。運命の闘いがついに終局を迎える――。
『コードギアス 亡国のアキト』、ついに完結!

声優・キャラクター
入野自由、坂本真綾、日野聡、松岡禎丞、日笠陽子、藤原啓治、茅野愛衣、甲斐田裕子、川田紳司、森久保祥太郎、石塚運昇、寺島拓篤、伊瀬茉莉也、松風雅也、工藤晴香、櫻井孝宏、福山潤
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最後は兄弟げんかみたい

「この世界を滅ぼすことが俺の目的だよ」 暴走するシンのギアス。兄との最後の戦いを決意するアキト。ユキヤの放った爆弾によりユーロ・ブリタニア軍を三分の一に減らすことは出来たが、ヴァイスボルフ城を包囲されたwZERO部隊が圧倒的に不利な状況にあることは変わらない。そこに敵であったアシュレイが新たな仲間として加わる。アキトは最後の戦いを前に、自らの髪を切りレイラに渡す。「今度の戦いでもし死んで、死体も残らなかったら……これを」 レイラはアキトを見つめる。「私はもっとアキトと話したいことがあるのです。だから……必ずみんなと一緒にここへ帰ってきてください」 ひとの心が一つに結ばれるとき、運命の秘密が明らかになる。真実が示す未来は果たして希望か絶望か。運命の闘いがついに終局を迎える--。『コードギアス 亡国のアキト』、ついに完結!というあらすじ。


ジャンの裸が描かれているとは!えちえちだな お別れするのが惜しいキャラクター
シンと死後の世界で結ばれて幸せなのかな

弟が母の不貞でできた子供だからってなんかよく分からないけど、粛清して死ぬことが楽になるみたいな
なんだそら

でも、なんだか切なさが残る
無事に戦い終わって平和になれてまあええか
アキトがレイラの名前を照れながら呼ぶのもレイラのキスもよい

エンドロール中でばあさんに触られて照れるの笑

エピローグから次の物語じゃ

{netabare}
方舟ごと撃墜されたユキヤはアンナの助言を受けたアキトとレイラに回収され、一命を取り留めた。ユキヤのおかげで聖ミカエル騎士団の戦力は3分の1まで減少したが、それでも戦力は圧倒的不利だった。「wZERO」部隊はハメルの特務隊が搭乗するアレクサンダと新たなドローンを投入、更に新たに加わったアシュレイが提供したデータから、アンナがアキトの機体の強化とアシュレイ用のアレクサンダの開発を行っていた。

アシュレイは密かにジャンに会いに行き、親に捨てられた自分達を拾ってくれたシンが変わってしまった事を告げ、彼を救いたい想いを告げて去って行く。出撃前…アキトは自分の三つ編みを切り、もしもの時の遺髪としてレイラに手渡す。レイラはそれを受け取りながらも、必ず帰ってきて欲しいと答えた。

そして、遂に総攻撃が開始された。大型砲カンタベリーを護衛するミカエルの三剣豪が自爆攻撃で隔壁を突破し、城内に突入する。レイラは城に仕掛けられた防衛システムを起動し、改修されたアキトのアレクサンダ・リベルテとアシュレイのアレクサンダ・レッドオーガを加えたKMF部隊で迎撃する。城の仕掛けを駆使した激戦の中、遂にアキトとシンが相まみえ、カンタベリーに苦戦するハメル達を救うため、意識が戻ったユキヤもこれまで憎んだ世界を仲間のためならば愛するという答えを得て、カンタベリーを撃破する。

一方、愛するシンの望みを叶えようとするジャンにアヤノが対峙し、彼女の想いの歪みを説き、ジャンは戦意を失ってしまう。世界を滅ぼそうとするシンの両目にはギアスの紋章が浮かび、既にその力は暴走していた。二機が激しい戦いを繰り広げる中、シンのギアスがBRSと連動し、二機は現実世界から姿を消してしまう。間もなく歩兵隊が司令室に突入し、レイラを除く全員が撃ち殺されてしまう。

絶望に打ちのめされた時、レイラのギアスが輝き、気がついた時にはレイラは亡き父と母に出会う。アキトとシンもアキトが生まれた日…そして、アキトの父がシンの父に殺され、母の裏切りを取るに足らぬものと断じるシンの父の姿があった。互いを苦しめあう両親にシンは人と世界に絶望し、父の首をはねた直後に家にあった絵に描かれた髑髏と契約し、ギアスを得ていた。それは、シンが愛する人をこの狂った世界から救いたいという願いが、「死」という形で実現するものであった。レイラも時空の管理者と出会い、人の存在を無意味と断じる彼女に人の可能性を主張、それを聞き入れた管理者は時間を司令室襲撃前まで巻き戻し[要検証 – ノート]、去って行く。意識が戻ったレイラはすぐさま隔壁を閉じ、司令室を守りぬいた後に戦闘停止を申し入れる。

現実世界に戻ったアレクサンダと、ヴェルキンゲトリクスの激闘は続く。やがて、二機は戦闘不能になり二人は刀を手に戦う。愛する弟を殺す事を自らの運命とするシンの前にマンフレディが、マリアとアリスが現れその間違いを諭し、世界と人の可能性を伝える。更にナルヴァで戦死したパイロット達や母、「wZERO」の仲間達がシンの前に現れるが、シンはそれら全てを振り払いアキトを殺そうとする。だが、間にジャンが入り、その刀に貫かれると同時にシンを撃つ。もう苦しんで欲しくない想いと愛を告げ、ジャンは倒れる。致命傷を負ったシンもレイラのギアスの共鳴で、アキトと過ごした幼い日と共に確かにアキトを愛していることを思い出した。そして、シンはアキトに生き続けるように告げ、愛するジャンを本来の名であるジャンヌと呼び、息を引き取る。

「wZERO」部隊が聖ミカエル騎士団を退けた頃…自ら東部方面軍を率いて最前線へ出たスマイラスは、アシュラ隊と対峙する。しかし、時空の管理者に死を宣告され、転移してきたアシュレイとアシュラ隊に部隊を壊滅され、戦死する。これにより独裁政治の目論見が崩れ、E.U.は元の共和制へと戻ることとなる。一方、ユーロ・ブリタニアはシンの反乱を理由に本国の介入を許し、戦争の主権を失うこととなる。その中、ファルネーゼはヴェランスからヴァイスボルフ城がレイラの生家ブライスガウ家の城であった事を告げられ、ヴェランスはブライスガウの血を受け継ぐ者がヴァイスボルフ城へ戻る日が来ることを願った。

そして3ヶ月後、レイラはワルシャワで出会った老婆達と再会し、当てのない旅をしながら暮らしていた。そこにはリョウ達三人にアシュレイとアシュラ隊の面々、アキトもいた。軍の地位や家も捨てた未練を問うアキトに、レイラは今の充実を告げる。アキトもまた、大勢の家族と暮らす今が幸せだと答え、初めてレイラを呼び捨てにする。互いに手を取り合い、レイラはキスをして愛するアキトと共に家族の元へ戻っていく。「W-ZERO」の戦いは、ここに終わりを告げた。しかし、カエサル大宮殿に幽閉されたスザクとジュリアスの元に本国の使者ロロが現れ、皇帝がジュリアスに再度の面会を求めていることを告げ、二人は本国へ帰還する。そして、更に時が流れ、世界の混乱は再びエリア11へと移る。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

じぇりー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

これ、本当にコード「ギアス」なのか…?

ここでは第1章~第5章までのレビューをまとめて書くことにする。
副題が「亡国のアキト」となっている通り、主人公はルルーシュではないし、物語の舞台も日本ではなくヨーロッパとなっている。
外伝的な位置づけと言ったところだろうか。

1話当たり1時間前後×5章構成。つまりトータルすると5時間程の作品となる。となると、地上波30分アニメでやるとすれば約11話程度のボリューム、すなわちほぼワンクール分となる。
―と、ここまで考えてまず思ったこと:「その割に中身は薄いな…」

恐らく一番の原因は戦闘シーンの長さにある。
この作品、コードギアスを冠している割に、肝心の「ギアス」の部分はボヤッとしており、その代わりにナイトメア(本作における「ロボット」)の戦闘シーンに力を入れ過ぎている感がある。
しかもアニメ版と違って、ナイトメアによる戦闘シーンはCGとなっており、確かに滑らかかつスピーディで臨場感はあるのだが、その尺の長さ故にどうにも「どや? この映像美、スゴイやろ!!」と見せつけられている感じが妙に鼻につく。

そんな戦闘シーンのせいで割を食ったパーツは余りにも多い。ストーリー、キャラクター、その他諸々の設定、そして何より前述した本作における「ギアス」の力。説明不足にも程がある。
特に主人公・アキトの前に立ちはだかる敵・シンの行動原理が最後まで不明瞭だった。アニメで描かれている内容だけでは、彼がここまでの凶行を起こす意味が汲み取れず、視聴後、公式サイトやウィキペディアで設定を補完することにした。
この時点で既に作品としてアウトな気はするが、とはいえそこでようやく腑に落ちた点はいくつかあった。しかしそれでも、このストーリー展開は、やや乱暴というか無茶があるという印象。
ちなみに、ウィキペディアに書かれてある内容には、明らかにアニメでは描かれていない点も散見される。どうやら本作は、ドラマCDや小説でも展開されているらしく、それらをもってしてようやく作品が完成しているようだ。ナンダソレ…

キャラクターに関して言えば、無表情・無口な主人公アキトにはどうも感情移入できない。そんな彼の人格形成に至った経緯も徐々に判明はするのだが、それでも彼の魅力はルルーシュには遠く及ばない。
また、ヒロインのレイラも「堅物なお嬢様」「頭のキレる指揮官」という面が目立ち、特に序盤においては愛嬌は皆無と言っていい。
そう、コードギアスはやはりルルーシュあってこそだな、と本作を見て改めて思い知らされた。
彼の潔いまでのダークヒーローぶり、守りたいもののために自らを犠牲にしてでも悪を貫き、戦い抜いたルルーシュがいたからこそ、「コードギアス」はここまで高い評価を受ける作品となり得たのだと思う。

そう考えると、既にアナウンスされている新シリーズ「コードギアス 復活のルルーシュ」が気になって仕方がない。
「反逆のルルーシュ」のあのラスト…私はあれでルルーシュの物語は完結していると思っていたし、充分に納得している。
その行動にどんなに同情すべき背景があろうとも、ルルーシュは多くの人間を殺害し、世界を混乱の渦に巻き込んだのである。そんな彼に幸せなラストはあり得ない。

だからこそ、発表のあった通りR2の後の時代が描かれるという事実と、「復活」の二文字に不安を隠せないでいる。

…と、アキトのレビューなのにルルーシュの事を書き過ぎてしまった。
いやでも、そうなったのはこの作品が「コードギアス」シリーズに名を連ねることに違和感を感じるが故の現象と思って欲しい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

赤根ループ発動!お話に疑問が残ったままの消化不良END?

60分×全5部作で送る『コードギアス』の外伝作の最終章
今回だけは特に前作までを振り返るダイジェストはありませんのでご注意を


前作、アキトへの復讐に燃えていたアシュレイとあっという間に和解してしまったり、シンの目的が世界を滅ぼすという荒唐無稽なもので急展開にかなり萎えてしまいました
そもそもアシュレイは部下を一人殺されしまったことに腹を立てていたはず、これでは死んだヨハネに会わせる顔が無いのでは?;


クライマックスでは赤根監督作品ではもはやお馴染みと言える「タイムリープ」というか「パラレルリンク」というか「リバイバル」というかが発動するのですが、「ブレインレイド」や「ギアスの欠片」という要素は全部このための伏線だったということに思わず笑ってしまったw
そこまでやりたかったのか赤根監督w
オイラは今後この一連の展開を‟赤根ループ”と呼ぶことします(キリッ


シンの目的が世界を滅ぼす事なのや、アキトをその手で殺すことに拘る理由については詳しく描写されるためとても納得がいきましたね
この辺りシン役の松風雅也さんやシンの幼少時代役の皆川純子さんの演技も込みで観どころです
また、軍内部からも反発を買い独裁者ぶりを深めていくシンを唯一の理解者として彼を支えるジャンの存在はこの作品の数少ない救いの要素
ジャンを演じてる伊瀬茉莉也さん、ヴァイスボルフ城のオペレータ役も努めつつの重ね役の演じ分け素晴らしかったですb
(不意打ち的に乳首券も発行されてしまったしw)


で、アシュレイが寝返ったこと以上にオイラが一番納得いかないのはスマイラス将軍と時空の魔女の関係
第3章でこの二人はシンの暴走を止める契約を交わしていると明言されている(劇中では「(シンの)命を差し出す」と表現されている)がスマイラス如き小物(笑)がなんで時空の魔女と知り合いなのかがよぉわからんかったです
スマイラスはなぜこんな危険な契約を結ばなければならかったのか?
誰か解説キボンヌですよ
これさえキチンと補完されてればもっと評価は上でした;


さて第1章から散々言ってますが今作も井野元英二さん率いるチームオレンジによるフル3DCGで描かれるナイトメア戦には注目していただきたい
特に今回はヴァイスボルフ城での籠城戦ということで、『反逆のルルーシュ』では主人公サイドが様々な奇策で難攻不落の要塞を陥落させたのに対し、その逆に数で圧倒する敵から如何にして拠点を防衛するかが今作の手に汗握るポイントです
今回のナイトメア戦の出来はホントに良かったと思います
オイラはこれまで3DCGによるロボアニメの最高傑作は『マジェスティックプリンス』だと言い放ってきたのですが【遂にソレを超えた】と思います


シリーズ完結ということで総評としましては当初の予定を遥かにオーバーし3年半もかかっただけに完成したフィルムの出来はさることながら、テレビシリーズから設定を変えたりお話の急展開が目立ったたりでお世辞にもイイハナシではなかったです
さあ泣け!と言わんばかりのラストシークエンスも全然泣けませんでしたし
まあこれは『R2』の時にも感じたことなのですけどね
ただし前作までをチェックされた方は必ずその最後を見届けていただきたい、今作が全話で一番面白かったですからb

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

63.4 2 ロボットで兄弟なアニメランキング2位
コードギアス 亡国のアキト 第4章「憎しみの記憶から」(アニメ映画)

2015年7月4日
★★★★☆ 3.7 (218)
1296人が棚に入れました
ユーロ・ブリタニアとユーロピア共和国連合(E.U.)の戦争は大きな転機を迎えようとしていた--。

E.U.を混乱に陥れたテロリスト「方舟の船団」。

それがユーロ・ブリタニアの計略だと見破ったアキトたちは、その本拠である大型飛行艇ガリア・グランデへ乗り込み、因縁の敵・アシュレイと激しい戦闘を繰り広げる。

戦闘を見守るレイラだったが、突如アキトたちからの連絡が途絶する。

必死の通信を試みるも、アキトたちが不在のヴァイスボルフ城がユーロ・ブリタニアの襲撃を受ける。

戦力も無く、兵士もいないレイラたちの前に、聖ミカエル騎士団総帥のシンが操る黄金のナイトメアフレーム・ヴェルキンゲトリクスが森を駆け、圧倒的な攻撃力で迫りくる!

wZERO部隊が絶体絶命の時、首都パリでは、スマイラス将軍によるクーデターが決行される。

E.U.政権を掌握したスマイラスは国民に宣言する。「レイラは死んだ」。

シンの絶望、レイラの悲しみ、そしてアキトの怒りを飲み込んで運命の歯車が回る!

声優・キャラクター
入野自由、坂本真綾、日野聡、松岡禎丞、日笠陽子、藤原啓治、甲斐田裕子、川田紳司、茅野愛衣、石塚運昇、森久保祥太郎、小松未可子、瀬戸麻沙美、東山奈央、早見沙織、高森奈津美、松風雅也、伊瀬茉莉也、寺島拓篤、島﨑信長、花江夏樹、井口祐一、小野友樹、石川界人、逢坂良太、室元気、菅生隆之、子安武人、武虎、宮田光、立木文彦、石原夏織、能登麻美子、櫻井孝宏、福山潤
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

E.U.を混乱に陥れたテロリスト「方舟の船団」。それがユーロ・ブリタニアの計略だと見破ったアキトたちは、その本拠である大型飛行艇ガリア・グランデへ乗り込み、アシュレイと激しい戦闘を繰り広げる。戦闘を見守るレイラだったが、突如アキトたちからの連絡が途絶する。必死の通信を試みるもアキトたちが不在のヴァイスボルフ城がユーロ・ブリタニアの襲撃を受ける。戦力も無く、兵士もいないレイラたちの前に聖ミカエル騎士団総帥のシンが操る黄金のナイトメアフレーム・ヴェルキンゲトリクスが森を駆け、圧倒的な攻撃力で迫りくる! wZERO部隊が絶体絶命の時、首都パリでは、スマイラス将軍によるクーデターが決行される…。というあらすじ。


勝手に色んなところで暗躍しているような。
勝手に焚きつけてとかもね。

今作はちょっと希望がありそうな終わり方
殺せという呪縛にアキトが勝ったのか?
最後の撃墜ちょい辛い
どんだけ弟への憎しみに溢れているのだ
レイラのギアスにも注目じゃ


主題歌
アルコ 坂本真綾
第4章と最終章はこれ。作詞 岩里祐穂と作曲・編曲 菅野よう子のペアは変わらず
モアザンワーズと打って変わって明るい感じの楽曲


{netabare}
「方舟」への強襲をワイヴァン隊が実行中と前後して、シンが側近のジャン・ロウと共にヴァイスボルフ城へ向かっていた。そして、方舟を強襲したアキト達から送られたデータからレイラは「方舟の船団」がユーロ・ブリタニアの謀略であることを確信し、スマイラスに事実の公表を進言する。そして、方舟ではアシュレイが新型機アフラマズダで待ち構えていた。激戦の中でアキトは再びギアスに支配され、アレクサンダの手でアシュレイを握りつぶそうとするが、リョウ達がブレインレイドでそれを諫め、アキトはギアスから解放される。戦死したヨハネ・ファビウスの敵を討とうとするアシュレイもまた銃が弾切れを起こし、それは敵わなかった。

一方、レイラもかつて父が唱えた「自由の責任」と政府によるイレヴンへの弾圧を伝え、その演説に心を打たれた市民はレイラの名を叫ぶ。しかし、直後に方舟の自爆でワイヴァン隊との連絡が途絶え、レイラは戦意を喪失してしまう。そこへ、ヴェルキンゲトリクスが強襲を仕掛けてきた。副司令のクラウス・ウォリックに叱責されたレイラは防衛戦を行い、間一髪で城を防壁で覆うことに成功する。その間に状況は動き、クーデターによって政府を掌握したスマイラスがレイラの死亡を市民に発表していた。スマイラスはクラウスを通じて、ユーロ・ブリタニアと内通を行っていたのだった。利用され、裏切られながらも人は変われることを信じるレイラにクラウスは「世界はそんなに優しくない」と否定し、城の人間を全員無傷で生還させるべく降伏文書の作成をレイラに要請し、シンとの交渉の準備を進める。一方、スザクのランスロットの活躍で聖ミカエル騎士団のKMFを退けたものの、正体が露見したジュリアスはシンの采配によりスザク共々カエサル大宮殿で幽閉されていた。

2ヶ月半後(10月22日、三日月)、聖ミカエル騎士団がヴァイスボルフ城近郊へ到着した後のとある夜、シンはかつてギアスで殺害した実母の幻影を見るが、それを斬り捨てる。次に、出撃前にギアスで自害させた義妹アリスと養母マリア、そしてマンフレディの幻影と邂逅し、自ら命を絶とうとするが、ジャンに止められる。そして、レイラは親友のアンナ・クレマンと特務部隊のオスカー・ハメルに見送られてシンとの交渉に向かうが、シンは初めからヴァイスボルフ城の人間を皆殺しにするつもりであった。更に、アポロンの馬車で帝都ペンドラゴンを攻撃して皇帝を殺害、その混乱による世界大戦を目論んでいた。

交渉中にシンはレイラをギアスで殺害しようとするが失敗し、今度は射殺を命令するが寸前でアキト達が帰還する。再び邂逅したアキトに、シンはレイラを殺すよう命令する。だが、アキトはその命令を拒否し、レイラとシンの元を離れたアシュレイと共に城へ帰還する。アキトがレイラと共に脱出して間もなく、ユキヤは聖ミカエル騎士団に手製の爆弾で攻撃をするが、位置を察知されて方舟もろとも撃墜されてしまった。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なwんwじゃwこwりゃwもはやネタアニメ?トンデモ超展開は『反逆のルルーシュ』譲りか

今思えば2~3章にかけて誰ーシュさんを出してきたのは予定外というか、旧作ファンを煽ってテコ入れしかったためかもしれませんね
60分×全4部作から全5部作に改められた『コードギアス』シリーズの外伝、第4章


誰ーシュことジュリアス・キングスレイによって仕掛けられたハリボテの戦略兵器、方舟を撃ち落すべく出撃するワイバァン隊
しかし方舟でアキト達を待ち受けていたのは先の戦闘で部下の一人を失い、復讐に燃えるアシュレイ・アシュラだった・・・


なんというか、前章での期待をヨソにしてツッコミどころだらけで笑ってしまいました


アシュレイが単独行動を取ったことでアシュラ隊が事実上のリストラ扱いで酷い
アキトに銃を構えるアシュレイのシークエンス引っ張り過ぎ
スマイラス将軍の演説なぜ4回もリフレインさせた
ヴァイスボルフ城の防壁が派手過ぎってかジリ貧のユーロピアのそれも実験部隊にどこからそんな金が出てるのか
ハメル少佐なんの役にも立ってない、コイツ本当に必要?
シンの真意が残念過ぎ、それとジャンのような忠実な部下の目前で人間不信を口にするのはどうかしてる
“ヤツ”の仲間入りはオレンジ依頼の衝撃ですよ、どうなってんの?
アキトがシンのギアスを打ち破れた理由がハッキリしてない、もっと具体的な描写が欲しい
主要人物達が生死不明になる場面が多いですがとても死にそうな描写ではなくバレバレ過ぎ


うーん、一応今作で以前から張り巡らせられていた伏線ののほどは回収出来ましたが単純に演出がウザい部分や描写が曖昧でハッキリしなかった部分が多いです
ただし、シンの暗殺から逃れたアンドレアが未だ健在している
スマイラスが見た魔女とその契約とやらがハッキリしていない、とまあ次章の鍵を握ると思われる謎も残されています


世界観を広げるつもりの登場人物が多過ぎ、多い割には描ききれてない、張っておきたい伏線が足りず超展開になりがち
『反逆のルルーシュ』の中盤で冒された失敗を繰り返してます、ある意味では『ギアス』らしいですね
この構成でいくのならもっと人物を減らしたほうがいいと思いますし、世界観を広げたいのならそれこそテレビシリーズとかでやった方がよかったかも;


その一方でオイラ個人としてはシンに心酔する部下のジャンがめちゃくちゃイイ軍人で、もっと彼女の活躍が見たいという希望も湧いてきてます
彼女は『反逆のルルーシュ』で言うところのヴィレッタとかギルバートに相当するキャラですよね、純血派とかじゃないですけど


みどころは結局戦闘シークエンスか
今作は立体的な地形を部隊に縦横無尽に駆けるアレクサンダの空中戦
これだけは毎度本当に凄いと思います、井野元さんマジカッケーっす!


されとエンドロールを飾る坂本真綾×菅野よう子の新曲「アルコ」も聞き逃したくない


残るはラスト1章ということで『ギアス』らしくない面白さを求めていたオイラとしては『ギアス』らしさをなぞった上でつまらなくなったという残念なキモチでイッパイですよ
それを覆してくれる最終章を期待しています

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

かなりの駄作として逆にインパクト強いかも・・・

7月末に都市部の劇場公開が終了した直後に、バンダイチャンネルで有料配信が始まったので(通常版800円、HD版1000円)、乗りかかった船で、HD版で視聴してみました。

{netabare}・序盤の戦闘シーンは流石によく動いてド派手でしたが、内容空疎で、
・中盤の政治的謀略もどきを延々描き出すシーンも全然見応えを感じず、
・終盤は最早、ストーリーなどどうなってもいい風体で、ひたすらカオス化して終了
・前章までは弟のアキトの出番が多かったが、今回は兄のシンの出番が多い。
・前章で大活躍したルルーシュ&スザクの出番は、今回は僅か数分だけ。{/netabare}

外伝とはいえ「ギアス」の名を冠した公式作品をここまで支離滅裂な内容で公開して大丈夫か?と逆に心配になるくらい。

個人的には、本作のほぼ唯一の見所は、レイラたちの立て籠もるユーロ連邦ポーランド領内の深い森の中の要塞城の様子が、WWII時のヴォルフスシャンツェ(狼の巣)をイメージさせる設定になっていたことくらいかな。

来年2月には最終章の劇場公開が決定しているそうで、その時期には本作もネットできっと無料公開されるのでしょう。
ギアス外伝ということで、本作が気になく方々には、そのときまで待ってから見れば十分の作品と思いました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

66.4 3 ロボットで兄弟なアニメランキング3位
ベイマックス(アニメ映画)

2014年12月20日
★★★★☆ 3.8 (206)
1179人が棚に入れました
ヒロは、幼いころに両親を亡くし、兄タダシと2人きりの生活を送っていたが、ある日、謎の事故により兄タダシは帰らぬ人となる。
ひとりぼっちになり深く心を閉ざしたヒロの前に現れたのは、つぶらな瞳と空気で膨らんだ白くて大きな体を持つ"ベイマックス"。彼は、亡き兄タダシが、人々の心と体の健康を守るために開発したケア・ロボットだった。
「どのくらい痛いですか?」「泣きたい時は泣いていいのですよ」と優しく寄り添う"ベイマックス"のおかげで、ヒロは少しずつ元気になる。
そして、兄の死に疑問をいただいて謎を追うと、世界の脅威となる巨悪の存在を知り、兄のために戦う決意をする。ヒロの味方は、戦闘能力・戦闘意欲のない優しすぎるベイマックスのみ。果たして彼は世界を救うことができるのか、そして、兄タダシがベイマックスに託した驚きの使命とは。

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジョン・ラセター(ピクサー&ディズニー)と宮崎駿(スタジオジブリ) -中編-

2014年公開のディズニー作品。
監督はドン・ホール氏とクリス・ウィリアムズ氏。
製作総指揮はジョン・ラセター氏です。

あるブログで本作のレビューをされている方がいて、
「初めてアイフォンに触れた時のことを思い出した」という風に表現されていました。
すなわち、本作のクオリティに衝撃を受け、
こんな作品を出されちゃ邦画は太刀打ちできないという趣旨だったのですが、
私としては邦画にも素晴らしいクオリティの作品は存在すると思っていますし、
そこまで言い切るつもりはないですw
ただ、このアイフォンというのは、
本作を端的に紹介するのに非常に優れた表現だと思います。
高品質、高性能、欠点らしい欠点がない、
これらがアイフォンの特徴だと思いますが、そのまま本作にも当てはまります。

本作の舞台は東京とサンフランシスコを合体させた架空の未来都市
「サンフランソウキョウ」なのですが、
その作り込み具合を見ただけで本作の完成度の高さは窺えます。
特にアニメーションにおいて「舞台」設計は非常に重要な要素で、
ジブリやファイナルファンタジーシリーズなんかもそうですが、
「うわ~なんかこの景色(世界観)すげー好き、画面の向こうに行きたい~」と
ワクワクさせることによってすんなりと作品の世界に誘導できる効果があると思いますが、
そのような舞台を作り出す為には妥協なき徹底した作り込みが必要です。
そんなサンフランソウキョウの舞台を
主人公のヒロがベイマックスに乗ってビュンビュンと飛び回る。
これはもう映像的快楽ですよw
「ファインディング・ニモ」のレビューで、
海の中をジェットコースターで駆け巡るような爽快感、まさに極上のアトラクションと
表現しましたが、本作のアトラクションも超気持ちいいですw
「これがディズニーのアトラクションのクオリティだ!」と言われているみたいでしたw

シナリオも本当に隙がない作りになっていて、
対比と反復の使い方がいちいち上手い。
対比については、いろいろな対比法がありますけど、ここで言う対比は、
前後に同じような状況を設置して、
その状況下におけるキャラの言動を比較させるという演出手法です。
分かりやすい例でいうと、あの時は手を振り払ってしまったけど、
成長した後に同じような状況に遭遇して今度はしっかりと手を握るとかですかね。
一方で反復というのは、通常パートの何気ない言動を
重要なシーンで文字通り反復させることによって
そこに深い意味を持たせるというような演出手法です。
もうすべての言動が伏線になっているんじゃないかと思わせるくらい
きっちりかっちり作られていますw
本作は前半はヒロとベイマックスのハートフルストーリーですが、
後半はヒーローアクションとかなり性格を違えています。
しかし、キャラの動機づけ、成長過程の描かれ方もきっちりかっちり作り込まれているので、
その移行も非常にスムーズですし、違和感はほとんど感じませんでした。

「ファインディング・ニモ」では
どこか宮崎駿ジブリ作品との通底性を感じましたなんて書きましたけど、
本作に至ってはそれはほとんど感じませんでしたw
それよりもこれまでジョン・ラセター氏が手がけてきた作品のイズムが
しっかりと継承されている、そんな印象です。
10年の月日によるものなのか、あるいはディズニーブランドを背負っているからなのかは
分かりませんが、「ファインディング・ニモ」よりきっちりかっちり作られています。

アイフォンのように高品質、高性能、欠点らしい欠点がない本作ですが、
敢えて欠点を挙げるならば、完成度が高すぎて面白みがないということですかね。
ほとんど褒め言葉ですけどねw
これは本作をはじめてするジョン・ラセターが手掛けるピクサー&ディズニー作品に
共通して言えることなのかもしれません(まだ未視聴の作品はたくさんありますが)。

そしてこれに対をなすのは、別にアンドロイドという訳ではないですけど、
「後期宮崎駿ジブリ作品(ここでは「もののけ姫」以降の作品とします)」が
そうなのではないかと私は思っています。
「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」は、
宮崎駿ジブリ作品の中でも1位、2位を争ってもおかしくないくらいの大ヒット作品ですし、
海外での評価もすこぶる高いです。
ですが、私は「もののけ姫」以降の宮崎駿のジブリ作品(後期宮崎駿ジブリ作品)は、
作家性が全面的に押し出されていて、誰もが楽しめる安定性をやや欠いているようにも思えます。
素晴らしい世界観、印象に残るキャラやシーン、そうしたものは充分に楽しめるのですが、
些か話が難しい・・・。
それまでの宮崎駿ジブリ作品が子供も大人も楽しめる童話だとしたら、
そこに芸術作品を鑑賞するような余所余所しさが目立つようになってきたという印象です。
多分に考察の余地は残されてるのですが、
それらを自ら咀嚼していくのはかなりハードルが高いです。
つまり説明書が必要なんです。
「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」等の作品は子供の頃から何度も視聴していて
説明書がなくてもすんなり消化できていたんですけどね。
これらの宮崎駿ジブリ作品は、本作のように説明書がなくとも楽しめる作りなんだと思います。
エンターテインメントとしての安定性と
狂気を孕んだ宮崎駿監督の作家性とのバランスが絶妙だったということでしょう。
本作は、後期宮崎駿ジブリ作品にやや欠けているエンターテインメントとしての安定性を
これでもかと言うくらい感じます。
ディズニーブランドを背負っている以上、
安定性を欠いて、作り手独自の作家性を全面に押し出した作品を、
世に送り出すことはできないということかもしれませんね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ディズニー・ピクサー作品を見るのはインクレディブル以来だけど

2014年12月20日公開(日本版) 上映時間102分
ウォルト・ディズニー第54作目の長編アニメーション映画


タイトルの通りディズニー・ピクサー作品を見たのはMr.インクレディブル以来だったんだけど映像美は流石だった
髪の毛の質感だったり背景の繊密さだったり
相変わらずバービー人形みたいな造形してて人間キャラはあまり好きじゃないけど
(いつまでトイ・ストーリーのトラウマ引きずってんだよって話だが)

加えてアクションシーンも迫力満点
冒頭のロボットバトルはロボティクス・ノーツ難民救済必至だし
ジャパニーズ・カラテを下地にしたアクションシーンや
パニック映画ばりのカーチェイスシーンも見所
きっとあの車は日本製だね

日本製といえば本作の舞台になってるサンフランソーキョーも魅力的
名前の通り東京+サンフランシスコな世界なんだけども
アメリカらしいフリーウェイや西海岸の街並み、ゴールデンゲートブリッジだってしっかりあると思えば
漢字やカタカナで表記された看板、神社や五重の塔が存在し、墓の前には線香を立てる文化だってある
それらが違和感なく融合しロボット工学の発展した近未来な世界と
ディズニーらしいファンタジーを崩さない高次元のデフォルメセンスがやばい
おそらく徹底的なリサーチしたんでしょうな
スタッフの"日本愛"をひしひしと感じる世界観でした


ストーリーは飛び級で高校を卒業した超天才の主人公ヒロ・ハマダが
その才能を非合法なロボットバトルでの小銭稼ぎにしか費やしていなく
それに見かねた兄のタダシが自分の通う大学のラボにヒロを連れて行き
ラボメンたちの手がけた数々の発明品、タダシの作ったケアロボット「ベイマックス」に刺激を受け
ヒロ自身も大学でロボット工学を追求したいと願うところから始まる

そんな中、兄のタダシは不幸な事故で亡くなってしまう
兄の残したベイマックスと共に哀しみから立ち上がり
強く成長していくというとても分かりやすいテーマ

テンポ厨が歓喜の涙を流すほど物語は小気味良く進んでいき
変に取り繕った演出や無駄な表現を一切省きながらも
主題となるヒロの成長物語は決して見失わない脚本・構成が見事
タダシの残した「まずは物の見方を変えてみる」という言葉が随所で効果的なキーワードになっていたり
ギャグシーンの挿入で物語に緩急をつけて見やすくしていたりと
割とかなり結構ガチでマジで隙の無い脚本に驚いちゃった

しかしテンポが早過ぎるせいか主人公ヒロの心の動きも早過ぎる
即断即決はいいことだけど14歳という年齢設定を考えるとどうしてもメンタル出来すぎだよなぁと思ってしまう
深い悲しみや心の葛藤などの心理描写はほんの数分で終わってしまって
どうしても薄味な感じは否めなかったです
まぁディズニーにウジウジ悩むシンジ系男子なんて誰も求めてないし
制作側もはっきり意識して排除した要素だとは思うんですけどね


あと最後の展開にもちょっと引っかかった
兄貴の願いとやらがなんか曲解されてねぇ?って思っちゃったんだけどエンディングの絵を見て納得
これアメコミ原作だったんだ!!なんだ早く言ってよー
ってことはこの先ヒロがダークサイドに堕ちたり
死んだはずの両親が実は…な展開もあったりってことですか!?
ディズニーは絶対作らないと思うけど「ベイマックス ビギンズ」なストーリー妄想しちゃうよねー


【総評】
老若男女、おはようからおやすみまで
誰が見ても一定の楽しさは保証できる映画ですよ
日本リスペクトな世界観がとにかく素敵だったのでそれだけでも楽しめると思います
私みたいにディズニー・ピクサー作品からしばらく離れていて
なおかつアナ雪ブームに完全に乗り遅れた人にオススメかな(笑)

見たあとな~んか違和感あるなぁって思って考えたんだけど
随分前に日本版の予告を見ていたことに気がついた!
改めて予告だけ観直したんだけどこれ全然印象違って見えますね
予告詐欺とまでは言わないけどこれから見る人は予告はスルーするのが無難かもですね


洋画全般に言えることだけど日本のどっかズレたプロモーションって何なんだろうね

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「私はベイマックス。あなたの健康を守ります。」

2014年公開。
ディズニーの長編アニメ映画54作目。
(前作:アナ雪、次作:ズートピア)

感動作だと聞いていましたが、
確かに感動しました(´;ω;`)

と同時に、ベイマックスのマイペースなキャラに笑い、
近未来な発明品たちにワクワクできて…。

1つの作品で多様な楽しみ方ができました^^

100分ほどの作品です。


● ストーリー
14歳で高校を飛び級で卒業したヒロ・ハマダ。

科学に対する天才的な頭脳を持ちながらも目標がなく、
非合法のロボット・ファイトに熱中していた。

そんな彼を見かねた兄・タダシは、
自分の大学の研究室へヒロを連れて行く。

科学オタクたちの発明品や、
タダシの発明品『ベイマックス』、
そして憧れの教授に出会ったことで、

ヒロは大学入学を目指して研究を始めた。


この作品で鍵となるのは、
“ベイマックス”というキャラクターです。

ベイマックスは、
タダシが発明した心と体を癒すケア・ロボット。

人の健康状態や体の傷をスキャンして、
適切な処置をしてくれます。

さらにボディは、
思わず抱きしめたくなるようにできているという完璧さw

ちょっと体は大きいけれど、
一家に一体いれば、心も体も健康的に過ごせそうです^^


≪ ベイマックスというキャラの使い方 ≫

このベイマックスというキャラの使い方が、
とても上手です。

ヒロは天才的な科学の知識を用いて、
様々な発明品を作ります。

他にも、タダシの友だちが研究しているような、
近い未来に実現するかも…というような発明品がたくさん。

そんな彼らの活躍は、
とても勢いがあってワクワクします。

それに対して、
ケアに特化したベイマックスはとてもおっとりさん。

緊急事態にもマイペースで対処w

そんなベイマックスのキャラを生かすことで、
作品に“緩急”が生まれます。

ベイマックスの緩さは笑える場面でもあり、
よりキャラクターに愛着が湧いてきます^^


≪ 感動。だけどオチは… ≫

物語は100分があっという間に過ぎてしまうほど、
とても引き込まれて楽しめました。

近未来な発明品たちにワクワク。
ベイマックスの緩さに笑う。
そして感度的なシーンも。

私は視聴中に2回泣かされました(´;ω;`)
({netabare} 1回目はタダシの研究途中の様子が録画されたものを見た時、
 2回目はベイマックスとの別れのシーン。 {/netabare})

ディズニー映画の最後は、
「クスッ」と笑える小さなギャグで終わる事が多いように思いますが、

今回も同じように笑えるシーンで最後は締めくくられました。
が、この笑いがとてつもなく微妙で…。

「今までの感動を返して!」と
作品を台無しにされた気分になりました。

これなら無理して笑いで締めくくろうとせずに、
感動的な余韻で終わってくれた方がよかったです。

アメコミヒーローな後日談もいらないと思ったけど、
原題が「Big Hero 6」なので仕方がないのか…。


● 作画
舞台は「サンフランソウキョウ」という、
東京とサンフランシスコを混ぜた架空の都市です。

作中にも東京の街並みが取り入れられていたり、
ベイマックスの頭部は神社の鈴がモチーフにされていたりと、
日本的な要素も多いです。

さすがディズニー、
作画がすごいと感じるところはたくさんありました。

特にベイマックスが街を飛び回るところが印象的です♪
…ケア・ロボットに空飛ぶ機能が必要なのか疑問だという意見には同意ですw


● まとめ
ヒロの頭脳とその発明品もすごいけれど、
それを見せる演出はもっとすごい。

ベイマックスのキャラは緩いけれど、
その緩さは愛されるキャラとして十分な魅力。

私もベイマックスに日々の疲れを癒してもらいたいわ…。笑

ストレス社会なんて言われる現代にこそ、
ベイマックスというキャラは必要とされる存在ですね。

人々のために、という願いを込めて、
懸命にベイマックスを開発したタダシ。
実は一番好きなキャラです。

ベイマックスのプログラムは、
彼の優しい心をしっかり受け継いでいますね^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ページの先頭へ