札幌市おすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの札幌市成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の札幌市おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.7 1 札幌市アニメランキング1位
サーバント×サービス(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1742)
9593人が棚に入れました
北海道、某市、某区役所。山神ルーシー…さんがひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神ルーシー…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)する“お役所WORK”コメディー!!
※実際の公務員とは、一切関係ありません☆

声優・キャラクター
茅野愛衣、鈴木達央、中原麻衣、豊崎愛生、櫻井孝宏、大久保瑠美、高橋美佳子、日高里菜、柿原徹也
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お役所の物語★

北海道、某市、某区役所。山神…さんががひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)するお役所〝WORK〟コメディー!!


お役所仕事のほのぼの?日常系アニメです。
こういうアニメは好きですね^^
第2話で明かされましたが、ルーシーちゃんは{netabare}Fカップより大きい{/netabare}らしいwww
ウサギの人はいつでてくるんだろう?^^

■第3話
{netabare}
まさか仕事中にXXがブチって切れるとわ(笑)
すでにフォックが2つ壊れてたみたいだし、
ルーシーはかなりの貧乏性?なんですかね^^;
{/netabare}

■第4話
{netabare}
ルーシーのあの反応 か・わ・い・す・ぐ・る

うさぎの課長は一体・・・
重度のひきこもりなんでしょうか・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 69
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇なので遊びに来ました。塔子さんで。

原作未読。最終話まで視聴。

市役所を舞台にしたドタバタラブコメ。

主人公の名前が「寿限無」っぽいのがこの作品にはまった最初のツボで、千早のキャラがお気に入り。

「暇なので遊びに来ました。塔子さんで」って本人の前で言えちゃう千早が良い。
{netabare}一応、彼氏の妹さんなのに!{/netabare}
という訳で、個人的に7話が神回です。
特に千早と塔子、花音の買い物シーンはこの作品のお気に入りのシーンです。

OPとEDはともに印象に残る曲です。

あと最後に、『ざまぁ』

投稿 : 2024/04/27
♥ : 42

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっぴり大人なラブコメ

原作未読。

ものすごく長い名前を受理され、そのかたきである職員を見つけるために、区役所で働くことになった山神ルーシー(略)。
しかし、そこで働いていたのは、ひとクセもふたクセもある人物たちだった。
区役所を舞台にしたラブコメディ。


劣化「Working!!」です。
同じ作者で、作風もよく似ています。
たしかに笑えますし、元気の出る内容です。
しかし、いまひとつ「Working!!」にはおよばずといったところ。

まず、区役所である意味があまりないんですよね。
公務員ならではこその悩みなり何なりが欲しかったです。
また、リアリティが薄すぎます。
遠隔操作ロボ職員とか、ちょっとやりすぎ。
まあ「Working!!」もたいがいですがw


ラブコメ部分はおもしろかったです。
とらえどころがなく、何でもこなしてしまう長谷部豊(はせべゆたか)。
しかし、ルーシーのことになるとあたふたする。
思わずにやけます。
そして、「Working!!」とは違って大人な恋愛が楽しめます。
初恋ではなく、何度も恋を体験しているようなキャラたち。
そこが一風変わったところであり、一番の見どころでした。


元気の出るOPテーマ。
クスッ、と声に出してしまうようなギャグが1話に1~2回。

にやにやできるのは後半に入ってから。
それでも、13話と短いので見やすい部類に入ると思います。
きりのいいところで終わっていますし、陽気な作品なので、お暇ならどうぞ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 74

77.1 2 札幌市アニメランキング2位
波よ聞いてくれ(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (399)
1475人が棚に入れました
いやあ~~~~ッ、25過ぎてから男と別れるってキツいですね!」札幌在住、スープカレー屋で働く鼓田ミナレは、酒場で知り合った地元FM局のディレクター・麻藤兼嗣に失恋トークを炸裂させていた。翌日、いつものように仕事をしていると、店内でかけていたラジオから元カレを罵倒するミナレの声が……!麻藤はミナレの愚痴を密録し、生放送で流していたのだ。激昂してラジオ局へ乗り込むミナレ。しかし、麻藤は悪びれもせずに告げる。「お姐さん、止めるからにはアンタが間を持たせるんだぜ?」ミナレは全力の弁解トークをアドリブで披露する羽目に。この放送は反響を呼び、やがて麻藤からラジオパーソナリティにスカウトされる。「お前、冠番組を持ってみる気ないか?」タイトルは『波よ聞いてくれ』。北海道の深夜3時半、そしてミナレは覚醒するッ!

声優・キャラクター
杉山里穂、藤真秀、石見舞菜香、山路和弘、大原さやか、石川界人、矢野正明、能登麻美子、島田敏、浪川大輔、内山昂輝
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

言葉のプロレスに溺れよう

原作未読


素朴な疑問で道民はなんというか…ヒグマと常に闘ってるんでしょうか?これと『ゴールデンカムイ』を教科書にすると私みたいな内地もんは勘違いしそうです。


北海道ローカルFMの破天荒DJ顛末記。その子はスープカレー屋店員兼務の素人だよな1クール。
視聴動機は社会人モノだから。絶対数が少ないのでたいていはチェックするようにしてます。未成年モノばかりで世間ズレしてく自分に恐怖を覚えるのでこういうので歪みを矯正してる(つもり…)。

…なんて言ったところで歪みが矯正されるケースはほぼありませんね。本作の場合は主人公鼓田ミナレ(CV杉山里穂)が破天荒すぎるため自分に置き換えづらかったりします。
ただし…芝居は凄い!通常台本の3倍くらいのセリフ量をこなされてたんじゃないかしら。速い・多い・間も完璧。これを拝みに視聴してもいいんじゃないかしら?と推薦です。
基本的に会話劇でアニメーションとしてどうかは微妙。実写向きかと思ったのですが、ミナレのマシンガントークを再現できる若手の女優さんがパッと思い浮かびません。配役も中堅の実力派ならびに吹き替えに軸足おいてる方々で固め、わき役も含め声優の演技が素晴らしいです。久々に声優項目に5.0を進呈しようかと思ってます。

それ以外は意見がばらけそうな仕様ではありました。

 ・ミナレのエキセントリックな性格
 ・第1話アバンの某実況
 ・光雄(CV浪川大輔)
  etc…

メリットはデメリットと表裏一体。クセの強さは魅力でもあり遠心力でもあります。
12話使っての物語の畳み方も唐突と言っても意外な展開と言ってもどちらともとれそう。何が言いたいかっていうと視聴していてもわりとフワッとしていて視点を落ち着かせるポイントを探りにくいのです。マシンガントークに乗せられて最終回までイケて、最後に背筋伸ばすといったところでしょうか。


ちなみに私は後述2点を理由に評価高めです。
未視聴の方は演技目当てで手を出してみる価値はあると思います。キャラへの共感や物語の面白さなどはなんとも言えません。私みたいに貴重な社会人物件ということに価値を見い出しても良いでしょう。1クールで綺麗にまとまった感はあるのでサクッと。そんな一品です。



※評価高い理由(ネタバレ)


■フィクションを楽しむ フィクションに本気を出す


パンとカレーの夢空間「VOYAGER」とはミナレの勤め先。リアリティとフィクションについて店長とミナレの関係がその後を物語っている気がします。
味もさることながら店舗のコンセプトと売上実績からして店長は正しい。バイト風情(ミナレ)は言うこと聞いてコンセプト守れ!って話です。“夢空間”すなわち“フィクション”が大事であり、“楽屋ネタ”すなわち“リアリティ”はダメよという店長のスタンスです。
一方的に店長が正しいかというのも難しいところで、ミナレが客にさらっと内輪話を暴露したらウケたりもするわけです。「実際はこうだよ…」みんな好きでしょ? それにポン・デ・ケイジョ(ブラジルのパン)出すならボサノヴァ(ブラジルの音楽)かけろよ!のミナレの独り言は即却下されましたが整合性の取れてる話です。

{netabare}フィクションを大事にせーよ{/netabare}

とこの作品は言ってます。これある意味リアリティ重視の時代と逆行してるように見えませんか。

例①恋愛番組
パンチDEデート('70年代)⇒ねるとん紅鯨団('80年代)⇒あいのり('90年代)⇒テラスハウス('10年代)
:徐々にくっつくまでのプロセスを見せる仕様に…

例②プロレス
全日本⇒新日本⇒前田⇒総合格闘技⇒???
:リアルファイトへと嗜好が変化…

行き着く先は『トゥルーマン・ショー(米映画'98)』ですかね。仕事なんかでもそうですけど「大事なのはファクトだ」は耳タコです。ともすると架空≒嘘と取られかねない昨今。そんな架空≒フィクションを疎かにすることでの弊害だってもちろんあるんですよ。それはこちら↓

 {netabare}イノベーションが生まれません{/netabare}

も一つ!みんな企業家になるわけでもありません。そんな一般人が陥りがちなこと

 {netabare}他者への配慮に思いが至りません{/netabare}

想像しなくなりますもんね。もちろんそんなの昔からあることで、現実と虚構の区別がつかずドラマの役柄を理由に有森也美や裕木奈江をバッシングなんてのはあったので一概に今がしょぼいとは言いませんよ。しかしながら今の時代に『川口浩探検シリーズ』の企画が通るとは思いません。
さて…長くなりましたがもうお分かりでしょうか。

{netabare}第一話アバンはフィクション(想像力)礼賛物語を宣言する号砲なのです{/netabare}


見誤るとふるいにかけられます。まずはここついてこいよと我々は試されます(たぶん)。
ラジオは音だけ。聴覚や視覚から受ける情報をもって判断/理解するのがコミュニケーションとするなら決定的に情報が不足してます。不足した分を補うのは想像力ということになるのでしょう。
少しだけ脱線。テレワークのWEB会議で事足りると無自覚な経営者や上司のみなさま。非言語コミュニケーション領域は直のコミュニケーションでやりとりする情報量の3分の1くらいです。このへんのケアを怠ると生産性が著しく低下しますのでご注意くださいませ。

 {netabare}・羆(ヒグマ)を前にお悩み相談
 ・光雄殺したったの振り返り{/netabare}

供給する側はひたすらバカ真面目に作り上げてます。そして大事なこと

受け取る側は{netabare}面白がって敢えて乗ってみる。{/netabare}

いわばお互いの信頼関係に寄って立つプロレスみたいなものです。対戦相手同士だったり選手と観客間だったりの暗黙の了解で許される空間。「あれってイカサマなんだぜ」と言う程野暮なことはないでしょう。ラジオDJとリスナーの関係に距離の近さを感じるとしたらこんな理由なのかもしれません。
ある種、思考のトレーニングを兼ねておりまして、相手の知識量に合わせての言葉遊びを試したくなってきます。不遜ながらこのわたくしもレビューでそんなネタやボケを投下してたり(笑) おもろいかどうかは別にして、反応があればお互いニヤッとしてるんだろうなぁと思いながら日々楽しんでます。

 {netabare}客「光雄さん見つかりました?」
 ミ「せんだと相田、どっちのですか?」{/netabare}

 {netabare}麻「シセル光明という芸人を知ってるか?」
 ミ「聞いたこともありません。なんすか?その司馬懿を走らせそうな人は」{/netabare}

{netabare}「せんだみつおと相田みつを」「生ける仲達を走らす」これ知らなければポッカーンです。こうして間髪入れずにボケられるミナレの頭の回転は速い。
さらにそれを受けて「そら相田じゃん?騙し取られたっていいじゃないか。人間だもの」とか「あまりふざけるなよ。なんなら泣きながらお前を斬るぞ」とか被せてくるなら一気に仲良くなれそうです。このへんはノリよ。{/netabare}


なお、なんだかんだ“リアリティ”や“整合性”を作品評価では重視してます。
本作の場合、フィクションを大真面目にやるプロレス的なところがあって、極度のご都合主義や心情推移の胡散臭さで感じる“リアリティの欠如”とは根本的に違いますよということだけは強調しときます。



■だからこその最終回

二つあるうちの一つで時間を要してしまいました。残りひとつは短めに。
主旨は「フィクションを大事にしよーぜ!」だったとします。そこを底流に作品そのものも虚虚実実な世界観を保って最終回に突入してました。

{netabare}だからこそリアルでラジオ媒体がめちゃくちゃ活躍する最終回が映えるのです。謎の感動の正体は振り返ってみるとこれでした。{/netabare}

{netabare}そして大変失礼ながらやや忘れかけてた“北海道胆振東部地震”にスポットライトをあてた功績も大です。たしか日本初の“ブラックアウト”だったなぁとか、セイコーマート大活躍だったなぁとか、これで『はねバド』一週とんでたなぁとか、札幌在住の知人が「でも星が綺麗なんだよ」と言ってたのを思い出しました。{/netabare}




ラジオは斜陽媒体です。しかしながら本来の魅力と重要性に気づかせてくれました。
まさに『aranami』(OP)に抗ってる者達の『pride』(ED)の物語。そんなメッセージを作品から受け取ったような気がします。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.06.26 初稿
2020.09.03 タイトル修正
2021.03.05 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 61
ネタバレ

じょせふん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

杉山里穂を知れ!

【詳細はこちら】
{netabare}http://reviewiroiro.livedoor.blog/archives/6454022.html{/netabare}

【メインキャスト】
{netabare}鼓田ミナレ‐‐杉山里穂
麻藤 兼嗣‐‐‐藤真秀
南波 瑞穂‐‐‐石見舞菜香
久連木克三‐‐山路和弘
茅代まどか‐‐大原さやか
甲本 龍丞‐‐‐石川界人
中原 忠也‐‐‐矢野正明
城華 マキエ‐‐能登麻美子
宝田 嘉樹‐‐‐島田敏
須賀 光雄‐‐‐浪川大輔{/netabare}


【キャスト②】
{netabare}沖 進次‐‐‐‐内山昂輝
中原 芽衣子‐‐新井里美
城華 享‐‐‐‐伊藤健太郎
鼓田 信‐‐‐‐さかき孝輔
鼓田 唯‐‐‐‐美名
柏木‐‐‐‐‐佐藤友啓
阿曽原 律子‐‐鬼頭明里
女性客‐‐‐‐美名
受付嬢‐‐‐‐矢尾幸子
熊‐‐‐‐‐‐丸山壮史{/netabare}


【キャスト③】
{netabare}光雄の彼女‐‐‐田野アサミ
師匠‐‐‐‐‐‐丸山壮史
ほどこん‐‐‐‐佐藤友啓
おきゅうほん‐‐丸山壮史
ふらかん‐‐‐‐斎藤寛仁
警察官‐‐‐‐‐斎藤寛仁
老刑事‐‐‐‐‐黒澤剛史
加工豚‐‐‐‐‐龍田直樹
加工猿‐‐‐‐‐田中正彦
アナグマ泰三‐‐丸山壮史{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こじれた自分を言語化して取り戻す

北海道札幌にて、スープカレー店勤務の素人女性が、
ひょんな事から、深夜ラジオパーソナリティとして語り始める、
同名コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
一見、無秩序に脱線しているようで、
形式化し硬直化したシナリオでは解明できない、
人間の本性が暴かれる事象に肉薄し、
その本質の一端を表現することに成功している。

まだ比較的、解放区の自由が残る深夜ラジオにて、
主人公が本音を言葉にして、発信することで、
自らも変化し、周囲の人間や、視聴者にも影響を与えていく。

主人公周辺の人物相関図丸ごと呑み込んだ構成により、
ラジオ局から遠ざかることもしばしばだが、
巡り巡って、人間が自分の言葉で語る
深夜ラジオの意義深さ、面白さを再認識させられる。


【作画 3.5点】
ややクセがある。

標準レベルの人物作画、背景美術に、
まだら模様のフィルターを通すことで質感を出している。

際立つのは目の描写。
特に強調された眼球の影が円形になったり、周囲に散ったり……、
伸縮自在に動き回って、口ほどに物を言う瞳を表現。


正直……最後まで馴染めなかったですw
原作準拠なのかなと思いきや、
漫画では特に瞳の影は描き込まれてないそうで……。

あとは終盤、ラジオドラマの、{netabare} 目ん玉飛び出す描写{/netabare}とか気持ち悪かったですw


【キャラ 4.0点】
主人公のミナレだけでなく、
周囲の登場人物たちが皆、語り上手な本作。

普通は語り明かせずに、胸の中で鬱屈して腐敗していくであろう諸々が、
ユーモアで味付けされてスルスルと口外される様には、
こじれた自分の上手な吐き出し方のヒントが詰まっています。

常識的には意味不明な奇行の結果としか見えない惨状も、
ここまで赤裸々にぶちまけられれば、
そういうこともあるかも。人間だもの。
と思わず首肯しかねない、危険な口車が道内の至るところで回っていますw


ただ、この物語はフィクションで(中略)実在のものとは関係ありません。
とは言え、全国のミツオへの風評被害が激し過ぎる感w


【声優 4.5点】
主人公ミナレ役の杉山 里穂さん。
ミナレの台詞が台本の多くを占める本作にて、
長台詞も、編集によるツギハギに頼らず、
一気に収録することで、トークの勢いを表現。

噛まずに喋り続ける主人公の才能を再現できて、
尚かつ、同じ北海道出身で……。

限られた適材の起用がハマる。


そんなミナレをラジオ業界に誘い込んで、玩具にしていく?
麻藤役の藤真 秀さんや、
ヒモ男の光雄役の浪川 大輔さん。

この辺りの男性ボイスには、言い方は悪いですが、
高性能な詐欺師の香りが漂っていますw


ここは瑞穂役の石見 舞菜香さんの癒やしボイスなどで一息付きたい所ですが、
彼女にしても、心に深い葛藤を抱えており、キャストもそこを好演して来る。

本作には、都合が良いだけの癒やし系や萌えキャラはおりません。
この道内には、支笏湖(しこつこ)の如く深い人間がいるだけですw


【音楽 4.0点】
劇伴は岩崎 元是氏が、各種無茶振り展開にも対応。

無茶と言えば、ラジオドラマの収録シーンにて、
効果音を、思いも寄らない道具と、音の出し方で対応する、
昔ながらのやり方の再現も印象的。


OPはtacicaの「aranami」
計算通りに行かない人生に立ち向かう人々を、
地元北海道出身のバンドが、分っているフレーズで後押し♪

EDは遥海の「Pride」。他に挿入歌もあり。
フィリピン人の父と、日本人の母を持つ「言葉を歌で伝えるアーティスト」の
メジャーデビューシングル。
力強い歌声と歌詞で、呼吸のように間違いを繰り返す人間に
立ち上がる勇気を与える。

J-POPのR&B界隈に、また凄い歌い手が現われました。


【感想】
本作を観ていてふと、
学級崩壊を、書き取りと音読で立て直したクラスの話題を思い出しました。

昨今の、読み書き軽視の教育現場においては、
自らのモヤモヤした感情を言葉として表現できず、
怒りとしてしか発露できない児童が多々見受けられるとか。
それらを放置すれば、崩壊するのは自明の理。
そこへのケアこそが重要なのだとか。


こんがらがった自らの心情を客観的に語るだけでも、心は随分軽くなる。
本作はラジオパーソナリティの題材を通じて、
他では中々お目にかかれない語り方の一例を示して、
心の棘を抜いてくれるような安心感がありました。

私にとっては、このシーズンでも、
本作を視聴している時が、一番、心が落ち着いていたように思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

52.3 3 札幌市アニメランキング3位
フランチェスカ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (80)
427人が棚に入れました
ひょんなことからゾンビとして蘇った石川啄木だったが、とんでもないヘマをやらかして新撰組を復活させてしまった!
新撰組は「EZO共和国」復活を果たすべく、北海道の侵略を開始する! その危機を察知したクラーク博士は弟子の新渡戸稲造とともに、
最終兵器?『フランチェスカ』を蘇らせた! 新撰組の野望を阻止すべく立ち上がるフランチェスカ。

北海道を舞台にした戦いの幕が切って落とされたのでした…!

声優・キャラクター
牧野由依、田野アサミ、池添朋文、浦山迅、浜田賢二、杉山紀彰、工藤沙貴、井澤佳の実、高橋広樹、新垣樽助、内藤有海、南雲大輔、宮本克哉
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

作品を激賞している人間の評価ではありますが・・・

やたらと酷評される、この作品が大きく損してるなあ・・・と言わざるやおえないのが、
とにかく序盤の回に問題があった点です。
また序盤は主に「コメディー」タッチの展開でしたが、ここでつまらないと切ってしまう人が多かったようです。
確かに仲間が傷付き倒れるような終盤のシリアスすぎる展開と序盤のラーメン大食い勝負をするようなゆるい展開は別世界のように違ってました。
もっとも私としては序盤のコメディー展開も悪くはなかったと想いますけどね。
そもそも、序盤、コメディーな話しが段々とシリアスな展開になるのは「キン肉マン」や「熱笑花沢高校」など名作と言われた作品の中にもあるのですし。
某動画サイトのアンケートでも序盤、特に初回の評価はそれは酷いものでほぼビリでした。

しかし「これから面白くなるといわれて面白くなった作品はない」というジンクスを覆し、まさに尻上がりに良くなっていきました。
そして、様々な複線と謎が膨らんでいきながら、意外な形の最終決戦へと進んで行き最終回はまさに涙無しでは見られない程、感動と余韻を残すものでした。
「最終展開」という一点だけで言うなら、まさに最高峰と言えるくらい良かったです。
巷の掲示板の感想ですがよく最終展開を言い表してます。

22話の感想コメント
>かりそめの命を得し者達が元いた場所へと戻る。
>出会いがあるから別れもある。
>彼らの雄姿をしかと見届けよ!

最終回の感想コメント
>最終回普通に見入ってしまった
>ここまで面白くなるとは思わなかったなぁ
>録画しとけばよかった

前述の某所の動画アンケートも最終回間際の数回では多くの有名作、話題作(例えばSAO2など)を凌駕するくらいに高い点を取り続け、
特に最終回では「とても良い」が90%を超えていて異例なものでした。
まさに「学年テストでビリだった奴が半年後には五番以内の成績を取る」というくらいなものです。
参考
http://matome.naver.jp/odai/2140311403552557401/2141917467729701303
(ここはリンク機能がないのでURLコピペして飛んでください)

第二に「北海道のご当地宣伝アニメ」「安直に作られた低予算B級作品」とかいう先入観の高い決め付けられも多いですね。
実際はかなりの設定の深さと練りこみが見られます。
要するに技術不足、低予算、力及ばずといった部分はありますが、
かなりの努力が見られ少なくとも相当な「力作」なのは間違いなく、「安直」「適当に作られた」といった評は適当ではないと思います。

壮大な挿入曲や牧野氏をはじめとした声優の演技も素晴らしいです。
ベテランやそれなりに名の知られた声優ばかりではなく、新人に近い声優さんも居ましたが、下手さはなく無難もしくはそれ以上に演じてます。

この作品を酷評する人すら口を揃えて褒めるのがEDの素晴らしさです。
牧野由依さんが歌うエンディングテーマ「囁きは"Crescendo"」ですが、
実にほっとする爽やかなEDで予告が終わってこの歌が流れると感慨深いものがあります。
構成も静止画を組み合わせたものながら、工夫されたものであり、何百回見ても飽きないEDです。
ED最後のフランチェスカの輝くような笑顔も素晴らしく。
展開的悲惨さが高まっていった最終回前には「このEDをハッピーエンドで見られたら良いな」「守りたいこの笑顔」とか言われてました(守れなかったのですが・・・)。
また最終回仕様のEDも素晴らしかったです。

そして、作品中の最も大きな魅力は「フランチェスカ」というキャラの魅力でアニメの世界には「美少女」なんてものはまさに掃いて捨てる程あるわけですが、
彼女の魅力はずば抜けていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=8p15Q6C6AKY
https://www.youtube.com/watch?v=sWxwNTTvBS0
その美しさと可愛らしさに気品までを兼ね備えた外見だけではなく、性格やキャラ付けも含めて。
さらに「眼帯」「ピンク髪の足まであるサイドテール」「閉ざされた悲劇的過去」「実は○族」「奇妙な敬語喋り(彼女の出自の伏線になってる)」などもポイント高いです。
「美少女」というものは漫画・アニメなどの二次元文化の中で発展していきましたが
フランチェスカはなんというか「最新最高の技術で開発された美少女」という感じですね。
ですから、声優が「日本で最も可愛らしい声を出す」と言われる牧野氏が起用されたのでしょうね。

【牧野由依さんのコメント】
私が演じたフランチェスカは、かわいくて純粋で、皆から愛されるような女の子で、世の中のアニメーションに出てくる人気キャラクターの要素をすべて集約したような子だと思いました。

彼女の魅力とドラマ性を盛り上げているのが、
なんと言っても彼女が人間ではなくアンデッド(ゾンビのようなもの、「フランケンシュタインの怪物」の要素もありか?)であり
さらに「アンデッドの中のアンデッド」「最凶最悪のアンテッド・フランチェスカ」などと言われている点です。
そう、彼女はプリキュアのような表舞台で華やかに戦う美少女戦士ではなく、
いかに心も(一見は)外見も美しくとも所詮は人間ではない異形の存在であります。戦闘方法も異様なものです(もっともイカ娘の闘い方に似ているとか言われましたが)。
そのため、彼女はある戦闘の時に「この化け物め」と言われて「ばけ・・・もの・・・」とショックを受けるシーンがあります。
この辺の悲劇性は少し妖怪人間ベムや猫目小僧(古すぎる例えですが・・・)を彷彿とさせます。

{netabare}
この出来事から物語は佳境に入り大きく盛り上がる最終決戦へと向かいます。
最終決戦での「答えずともよい。だが、お前の思惑通りにはならぬ。見くびらぬ事だ。フランチェスカ様の心の強さを!」
土方歳三の「俺達、新撰組も昔は紛い物の侍なんて言われたものだ」と史実の出来事を前置きしてからの「本物かどうかってのは、たった一つのモノを持ってるかどうかで決まるんだよぉ!!」といった言葉の数々は胸を打つものがあります。

そして、悲しみの大団円・・・
フランチェスカがああなったのは厳しく言いきってしまえば「罰」とも言えない事はないです。
ヒロインにすら容赦しないその辺の厳しさが決してこの作品がいい加減に作られてるものではないという証明にもなってます(もっとも「悲劇の女主人公」として売り出す狙いかもしれませんが・・・)。
フランチェスカの最後の決断を思うと胸が痛みます。
彼女はどういう思いで「さよなら・・・みんな・・・」と言ったんでしょうね?

追加
「罰」ってのはちょっとおかしかったですね。なんていうか「責任」とでも言ったほうが正しかったかも。
彼女は彼女なりに「何が何でもここでケリをつけなくては」と思ったんでしょうね。

さて、あえて「激賞派」の私が「序盤に難」以外で作品的欠点を挙げますが、未消化な伏線や謎が多い点(ただし、これは二期がもしあるなら繋がります)。
1~4話の実写パートは確かに不要だったと思う点。
アニメ製作に慣れてない未熟なアニメ技術の会社で低予算だった点。
フランチェスカのほとんど出てこない回があった点(なにか制作上の都合があったのでしようか?)。
一話にしても一番最後にちょっとフランチェスカが出てきただけで、まさに「掴みはOK」の真逆を行くものでした。
一話に関しては「11分程度なのに長く感じる」とか酷評されてましたが、正真正銘のフランチェスカ信者の私ですらそれはわかる気もしました。

あと、予告編と本編のキャラたちの性格が離れすぎている点も気になりました。
しかも、その傾向は主人公のフランチェスカの性格が序盤の「はっちゃけた性格のアホの子」から徐々に落ち着いた上品な性格となりアンデッドやクラックなどの問題解決に積極的に携わるようになっていき、予告編との性格の違いは大きく乖離していきます。
本編でのこのキャラが予告編ではとてもこんな事言わないだろうとか、こんな喋り方はしないだろうというレベルです。
しかもその傾向は最後の方のシリアス展開になっても変わりません。
例えばフランチェスカの7話予告編での下衆なシモネタ発言や17話での早口言葉、
22話での仲間たちがフランチェスカのせいで彼女の仲間たちが大勢、消滅している状況での脳天気な発言など首をひねるばかりです。
また予告編には本編との敵対キャラまで登場するわけで、これはもう本編とは別物のギャグのようなものと考えたほうが良いようです。
そう割り切ればいいのですが、なかなか割り切れません。
{/netabare}

そして、この作品でなんと言っても特徴的なのは「TOONBOOM」という、「PCだけでアニメが作れる」というウリのコンピュータ制御でキャラクターや対象物や背景を個別に動かせ
動画枚数などを大幅に削減できるカナダ製の画期的アニメ製作ソフトを日本で始めて使った点です。
この部分が日本の目の肥えたアニメファンに受け付けなかったとこがあったようです。
確かに私もアニメ製作ソフトよりは緻密に一枚一枚、動画を描いて作ったアニメのほうが質が高いのは認めます。
そういう手のかかったアニメが世界で高く評価される「ジャバニメーション」って奴なんでしょうね。

しかし、どこかがパイオニアにならない限りは技術の発展はないのです。
「誰でも最初は初心者」であり、誰かが新技術にチャレンジしなくてはいけないのです。
「TOONBOOM」にしろ世界の122カ国。アメリカのアニメ製作の70%で使われているものであり、
実績があり未来がないわけではないのです。
頭ごなしにアニメ製作ソフトによるアニメ製作を否定するのではなく、
日本で最初にそれに挑戦したフランチェスカスタッフは評価すべきです。

例え話になりますが、コンピューター将棋にしろ創生期は「初心者相手にも勝てない」「わけのわからない手を指す」と酷いものでしたが、
今ではA級棋士にも勝つほどの強さ(ただしトップクラス棋士のタイトルホルダーにはまだ勝てないが)です。
使って技術向上を続けていけば将来的には「TOONBOOM」などアニメ製作ソフトで現代のアニメに劣らないものが出来るかもしれません。
未来では「昔のアニメは膨大な動画を一枚一枚手書きで作っていた」と驚かれるかもしれません。

参考
https://www.youtube.com/watch?v=o_nlj4eLrrA

なお、このアニメの主に初期の回での作画の問題点はむしろ「TOONBOOM」使用による難点というよりは
明らかに色の違うCGの貼り付けや写真加工画像がまずい点にあるように思えます。
二話、三話でいきなりフランチェスカがCGで表されるシーンがあり、ここは髪や服の色や質感まで全く周囲と異なっており、
まるで実写シーンにアニメのキャラを出すくらいに違和感があり、失笑を買ってました。
むしろ「TOONBOOM」をうまく使用した部分は工夫もあり、それほどには気になりません。

*1
「私はこの作品の激賞派」という部分について解説
いろいろ調べてみると、こういう場合「作品の信者」という言い方が一般的らしいですね。
別に私は「信者」という言葉でも何でも受け入れますよ。私をそう言いたければそう言うと良いと思います。
ただし、それはあくまで私がフランチェスカという作品を公正なもしくは自由な立場から全作視聴し感銘を受け自分の意志で作品に入れ込んだからであって、
何か「不純な理由」があって激賞しているのではないという事だけは明記しておきます。
私にとってこの作品は普通に「心の名作」なだけです。

*2
合わない人には残念ながら合わないについて
残念ながら、それはありますね。この「あにこれβ」でも酷評されている方も多いようですし、
「評価は二分されている」という感じですが、残念ながら酷評派の方が優勢なようです。
ただ「激賞派」にしろ「酷評派」にしろ「作品の評価は人それぞれでどちらが絶対的な真理」ってわけではないのです。
まあ、私の中では文句無しでの「名作」ですが・・・
しかし、たとえ少数でも「名作・佳作だ」と(本心から)言っている人がいるってのはそれは少なくとも作品のどこかに輝く部分を持っているからだと思います。

*3
長い間、この作品を考察した結果、この作品の大きな欠点がわかりました。
ずばり「動画枚数が少ない」というのがこの作品の最大の欠点です。
これは信者の私の目から見ても認めざるおえない部分です。
それ以外はシナリオ、キャラクター、キャラクターデザイン、音楽、EDとどれをとっても全てかなり良いと思います。
欠点とされる「作画」ですら、悪くはないと思います。

しかし、「動画枚数が少なく動きがカクカクしている」という部分が
人によっては全く受け付けず「全てダメ」という評価の原因になっているのだと思います。
某所の評価に「この作品を楽しむには慣れが必要です」とありましたが、その意味がわかった気がします。
とにかく少ない動画枚数のカクカクした動きを許容できなければ、一気にこの作品の全てが楽しめなくなり、
どうしてもクソアニメ、ダメアニメと評価されてしまい、シナリオ、キャラなど全てダメと決め付けられてしまうようですね。
しかし、よほど綺麗な動きにこだわらない限り「許容する」「慣れる」はそこまで困難ではないでしょうけど、こういうのは確かに人それぞれですからね・・・
ディープなアニメファンほど許容しがたいかもしれませんね。

動画枚数が少ないのは「TOON BOOM」のせいでしょうか?
いや、このフランチェスカと同じ会社が作ったサンプルアニメを見る限りでは必ずしもTOONBOOMのせいではなく、
https://www.youtube.com/watch?v=usxtiH9bYyM
単に資金不足から動画枚数が少ないのが原因な気がします。
ただし、少し弁護すると動画枚数の少なさはいろんな工夫で補っているとも言っておきます。
あと、動画は確かに少ないですが丁寧に描かれて(というか作られて)いるようにも見えます。

*4
この作品、曲が良いんですよね。
有名なのはEDですが、それ以外の挿入曲も超一級です。
特に「悲しみの曲」と「ほのぼのとした展開のときになる曲」が良いと思います。
音楽担当の人を調べたら「高梨康治」という「キュアメタル」というニックネームのある結構、有名な方でした。
プリキュアの音楽を長年担当し名声を得ている方で「最高のアニメ音楽職人」と言われてます。ウィキペディアで調べてみてください。
しかも、その彼の最も脂の載りきった時期に丹精こめて作った曲の数々は見事です。
たぶん、キュアメタルさんの作った挿入曲で最高傑作だと思います。
ちなみにもう一人片山修志という音楽担当者がいてこの方もハピプリの氷川いおなの「スターライト」という曲を作曲した方のようです。
まあ、某所の評価で、この作品を駄作呼ばわりする人たちから「五流アニメに超一級サウンド」「フランチェスカごときには勿体ない音楽」「キュアメタルさん、あとで"ああ、何で俺はこんな糞アニメに気張って魂の名曲を作ってしまったんだろ・・・"と思ったに違いない。まさに才能の無駄遣い」とか酷い事、言われていますが・・・

この作品アニメ製作ソフトを使って浮いた資金でいろんな担当に実は結構な人物を配してます。
声優もなにげに豪華と言われてますし、
メイン脚本家の竹内利光さんという方も有名な方みたいですね。

*5
欠点をまとめてみますと・・・
誰の目にもそう感じる部分
①動画枚数不足で動きが悪い
②序盤の話がイマイチ
③一話、二話、三話で使われた違和感たっぷりのCG

微妙な部分
④尻上がり型で面白いと感じる前に切られる可能性がある
⑤いささか楽しむには慣れが必要
⑥予告編と本編のキャラクターの乖離(必ずしも欠点ではないが気になる人は結構いる)
⑦フランチェスカのアイドル設定の消滅など、原初の設定との変化が大きい(これは欠点とは言えないだろう)
⑧この作品の萌え部分その他の良好な部分を牽引しているフランチェスカがほとんど出てこない話しがある(ただ新撰組回を好意的に見る人もいる)
⑨同じく、フランチェスカよりクラークの出番やセリフや視点が多すぎる。
⑩ボリューム不足(私はこれは違うと思う。2クール作品ですしね)
⑪話がやや半端なとこで終わった(ただし二期があるならこれは欠点ではない)

確かに欠点は少なからずありますが、それを補ってあまりある魅力の作品だとは思います。

参考 ウィキペディア フランチェスカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%AB_(%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88)

*6
相変わらず、酷評が続いているようですね。残念。
まあ、人の評価にはとやかく言えないですからね。

ニコニコ動画での放映が非常に好評でしたから、
ニコニコ動画での視聴をオススメします(有料ですが)
コメント欄が非常に楽しく、一番面白く見られますよ。

*7
どうも2期は難しいようですね。製作会社の社長は作ると言っていた事もあるのですが、
この作品は熱狂的なファンも居れば(まあ少数派ですが・・・)、最底辺アニメと酷評する人も多い極端な作品です。
もしも、この作品に興味を持った方は通販などで発売されている、その後を描いた「ラジオドラマ」を聞いてみると良いですよ。
なかなか良い出来です。
私としては牧野さんの真面目モードフランチェスカの快演が良かったです。
牧野さんはアニメの時はフランチェスカの出自 {netabare}王族の王女様だった {/netabare}を知らなかったようですが、
ラジオドラマではそれに沿った演技をしていて、なかなか心地の良い声でした。
また、フランチェスカのこんな面もあったのかという人となりもわかります。

*8
まあ、ここは私の「あにこれβに来て以来の想い」を綴ったみたいな場所になってますね。
確かにこのフランチェスカの評価は「私の個人的評価」にすぎないのは認めます。
しかし、こないだのNHKのアニメベスト100で一板通り「人の数だけベストワンアニメがある」って奴です。
それが私にとってフランチェスカってだけの話しですね。

ただ、フランチェスカの音楽に関係は文句のつけようがないほどの傑作だと思いますよ。

「囁きはクレッシェンド」だけではなくキュアメタルさんの作ったフランチェスカラジオで全バージョンで流していた、フランチェスカの挿入曲の数々は本当に見事なものでしたし。
まあ、短編アニメなので、そういう名曲の数々を表現しにくかったのかも。
何気に最終回の最後で流していた、OPのスローバージョンは良かったですが。

製作会社が倒産、これで二期は絶望的になりました。
どこか、版権、買い取ってくれたりしたら別ですが、それも難しいようです。
http://n-seikei.jp/2018/04/heartbit-tousan.html

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

WSC さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フランチェスカの第1話は伝説だから

酷評もしてるので、好きな人は読まないで下さい。

フランチェスカの第1話はもう伝説です。
どう伝説なのかというと、約10分しかないのに脱落者が多数!
冒頭に1分くらいの実写が入っている場合、早い人はそこでサヨナラ。
他のどんな1話も、これを見たら評価を見直なきゃいけないほどの出来なのです。
フランチェスカで低評価している人のほぼ全てが1話についてです。
1話だけでこれほどの評価を出したという点でも伝説だと思うのです。

これだけだと、何故、高評価になるのか分からないと思うので、
[ネタバレ]に、他の話がどんな内容か簡単にまとめたので参考にしてください。

天然の美少女ゾンビと愉快な仲間たちが、北海道の未曽有の危機に立ち向かうギャグ調のストーリー。
北海道とトンデモ伝説をネタにしたカオスな内容です。
話数が進むにつれ作り手が慣れてきてるのが分かるので、だんだん安心して見れるようになりました。

アニメと関係なく牧野さんが歌う「囁きは"Crescendo"」が評判が良くて幸いでした。
フランチェスカのファンは自分も含め変な人が多いので、普通のファンが増えて欲しいです。

{netabare}
TVKのように2話づつ放送の場合は話数がズレるので注意してください。

2話~4話 1話を見たなら見る必要なし。
5話~6話 見てもいいけど、見なくてもいい。
7話 時計台は日本三大がっかり名所。
8話 新撰組メイン回。でも余程の通じゃないと土方以外、誰だか分からない。
9話 土方からラブレター。
10話 「フランチェスカちゃん、あなたの赤ちゃんは頭の中よ」
11話 バイトの巫女さんに国家機密だだ漏れ。
12話 フランチェスカの可愛い脳がパイルダーオン!
13話 伝説のあの人が北海道まで逃げ延びて大陸に渡りチンギスハンになるトンデモ説より。
14話 函館で壁ドンされる。
15話 要するに『幸福の黄色いハンカチ』。
16話 洞爺湖には銀さんもノエルもいないけど、希望という名の船はあった!
17話 温泉回は必要デスカ?→必要デス!
18話 「ナンマラシバレルネエ」押し。
19~20話 7つの欠けらを集める。
21話 凶悪なフランチェスカ覚醒。
22話 さようなら、◯◯!こんにちわ、スーパー◯◯!
23話 北海道が焦土化。
24話 ラストシーンでフランチェスカが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

Prism_Ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ほっかいどー!あんでっどー!

アンデッド系ご当地萌えキャラ北海道アニメ。萌えキャラだけではなく北海道ゆかりの偉人達や北海道のオカルト話、北海道のグルメ、謎ファンタジーなどなどの要素を盛り込んだハチャメチャなストーリーはまるで海鮮丼のよう。背景も北海道の実在する場所を描いており聖地巡礼向きの仕様です。
独特の動きや序盤の若干スベっているギャグ、打って変わった2クール目のシリアス展開、俺たちの戦いはこれからだetc若干の歯がゆさはありますがそれを超えるパワーがこのアニメには確実にあると思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

59.5 4 札幌市アニメランキング4位
北へ。Diamond Dust Drops(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
202人が棚に入れました
広井王子原作のゲームをアニメ化。個性的かつ魅力的なヒロイン達が経験する青春時代特有の心の機微を描いている。函館を舞台に、茜木温子の淡い恋物語が展開していく。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆北海道の魅力溢れる作品

かなり前のアニメでしたけど以外に面白かったです♪

「サクラ大戦」「魔神英雄伝ワタル」の広井王子さんの作品です。


オムニバス形式で6人のヒロインが在住する、北海道の
それぞれの地域ドラマが展開します。

函館が魚屋さんの娘さんと老年のミュージシャンの恋で、

他にも、様々なタイプの女の子が北見、旭川、札幌市、帯広が舞台で繰り広げられます。

私は旭川のフイギュアスケートの女の子のお話が良かったです(*^^*)



アニメーション制作/スタジオディーン


2004年1月13日-3月30日(全13話)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1
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