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「レゴバットマン ザ・ムービー(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
8
棚に入れた
24
ランキング
7719
★★★★★ 4.4 (8)
物語
4.4
作画
4.5
声優
4.4
音楽
4.3
キャラ
4.6

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レゴバットマン ザ・ムービーの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「黒。良い映画は黒い画面から始まる」

「黒。良い映画は黒い画面から始まる」。完全に子供向けなぞではなく、バットマンを愛し、笑いを愛する大人向けの良質なコメディー映画。コメディーを勘違いしてる邦画の連中は爪の垢を煎じて飲め!。


 バットマンとは何か?。そこから始めて、ジョーカーとは?、アルフレッドとは?、ロビンとは?、ゴッサムシティーとは?と真剣に追及した後に全部コメディーとして笑い倒しつつ表現するとはなんと大人なことか!。これこそ大人の余裕。ユーモアがあって、チャーミングで、知的で、なおかつ馬鹿馬鹿しい、これこそコメディー映画の笑いというもんだろう。


 バットマンというスーパーヒーローの問題から、普遍的で時代を超えて輝く「他者を受受け入れる」というテーマへと発展していく手腕の冴え。レゴで活劇を見事に表現する手腕も素晴らしい。主役はバットマンだから、どんなキャラか説明不要かつ立ちまくり。コインの表と裏であるジョーカーの存在感も勿論素晴らしい。ニコルソン版とも、ヒース版とも違う、テレビアニメ版に近くて実に憎めない魅力がある。


 最近のバットマンにあった、ジョーカー言うところの「何だ、そのしかめっ面は?」状態に本作はならない。暗いばかりで、真剣すぎて、大仰な割にはテーマにちゃんと突っ込めてないなんてことは皆無である。


 ただ、ちょっと不満だったのはそのテーマの消化の仕方が、少し見え見えでこっちの上をいってくれなかった点と、せっかくなんだからスーパーマンもちゃんと参加させて欲しかったという点。まぁ、ないものねだりかな。

投稿 : 2022/12/11
閲覧 : 273
サンキュー:

9

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「バットマン」の本質をコミカルに描き出す

アメリカを代表するヒーローバットマンと、彼の周囲で暴れまわるヴィラン(悪役)たちは本質的に同じ精神異常者であるというのが、約80年というバットマンの歴史を語る上で重要視される。

要するに「同じ穴の狢」というわけである。

バットマンは幼い頃に故郷のゴッサムシティで両親を通り魔に殺されて、裕福な家庭だったので莫大な遺産と会社を引き継いだものの、執事のアルフレッドを除いて天涯孤独だというのがお話の流れであり、それゆえに相棒の歴代ロビンとしょっちゅう確執ができたり、女性関係も一晩だけだったり、長く続かなかったりと。。まるで自閉症もしくは躁鬱病の患者のように描かれることが多い。

ほかのヒーローも例えばスーパーマンなんかも欝になったり独りの時が多いが、彼には基本的にワンダーウーマンをはじめとする超能力者同士の友情がある(キン肉マンみたいなもの)が、バットマンだけ「超能力者ではないただの人」なので、実はヒーローチームの中でも浮いた存在で孤立することが多い。

これだけのことがあるので、実はバットマンはマッチョでイケメンで金持ちの勝ち組なのに、実はナイーブで内向的な人間なのである。

そういう人間臭いところがアメリカで絶大な人気を得ている理由であり、ほかのヒーローもよく人間関係で悩むことが多いのがアメコミの特徴とも言える。

この「レゴバットマンムービー」はそんなバットマンのヒーロー像をコミカルにパロディ化するだけでなく、バットマンもただの人間であり「繋がり」を求めているという非常にヒューマニズムに寄ったファミリームービーとして制作されているので、非常に脚本が内面まで踏み込んでいる。

なによりも大切なのは「絆」や「愛」であるという非常にアメリカ的なまとめ方が見る人に心の豊かさをもたらしてくれる、ヒーロー映画でありヒューマニズム映画である。

投稿 : 2022/02/24
閲覧 : 361
サンキュー:

8

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

スタッフからバットマン愛を感じられる名作アニメ

※この作品は事前知識がなくても話が分かるように作られているが
ある程度バットマンについて知っておくと、さらに楽しめる。
バットマンの映画初心者の方には
・ティム・バートン監督のバットマン
・クリストファー・ノーラン監督のバットマン
の作品から第一作目を一つずつ見ていくことをオススメ。
これでバットマンがどんなテイストの作品なのかがわかると思う。
内容重視の方はバットマン・ビギンズとダークナイトの2つを推奨。
ダークナイトライジングは中盤から勢いが落ちてしまうので
内容重視で見たい人は少しがっかりするかも。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
ゴッサムシティは犯罪者が非常に多く、とても治安の悪い場所であった。
バットマンはそんな犯罪者から市民を守る
いわばヒーローのような存在だった。
バットマンが駆け付けるとほぼ無双状態なので、犯罪者の一人ジョーカー
(原作はバットマンの宿敵と位置づけされている)はバットマンに
相手にされずとても悲しい日々を送っていた。
そんなある日、ジョーカーはゴッサムシティを支配するため
(本当はバットマンに自分のライバルと認めてもらいたい)
に恐ろしい方法を思いつく。

本作のテーマは家族の大切さであろう。
バットマンになった経緯の1つでもあるのだが、このアニメは
その部分を深く掘り下げており、それがバットマンの大きな魅力
となっている。話が進むにつれてバットマンが、父親として
大きく成長していく姿も素敵だ。

この作品は意外とバットマン関連のメタな部分が多く、
知っている人にとっては大爆笑するのではないだろうか。
今までのバットマン映画の情報もだが、認知度が低めの敵キャラも出現。
なぜか、中盤になってからほかの映画の敵キャラクターまで登場する。
予想外すぎて笑ってしまった。

ロビン役の吹替を小島よしおが担当しているが、ロビンのキャラと
非常にマッチしており、あまり違和感がない。
非常に豪華な声優が関わっているため、吹き替えで見ても問題なし。
一部のマニア向けの映画でもあるのでそこは踏まえたうえで
視聴して欲しい。私は大好きな映画だ。

投稿 : 2018/01/27
閲覧 : 362
サンキュー:

11

ネタバレ

mkt03 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レゴ特有の楽しい映像と締まったストーリー

レゴムービーにも登場したバットマンを主人公とした作品。

{netabare}
ストーリーは、幼少時に家族を失い、孤独を貫こうとするバットマン。
彼が新たな仲間・家族を持つことを恐れつつも、トラウマを乗り越えて
それを受け入れていくことが主題となっています。

お話がとても分かりやすく、共感しやすい展開で良かったです。
テンポも非常によく、最後までダレることがなかったですね。

登場キャラクターも非常に良かったです。
レゴ特有の世界観らしく、どのキャラクターもコミカルで派手な感じでした。
個人的には、サポート役のアルフレッドがまさかの参戦で
バットマンと一緒に戦うところが良かったです。

悪役はジョーカーを初め、
お馴染みのキャラクターたちが勢ぞろいでした。
しかし、インパクトがあったのは、
何と言っても他作品からのゲスト出演キャラでしたね。

サウロン、ヴォルデモート、キングコング、ゴジラ?などなど、
基準はよく変わりませんが、実写ではまずありえない夢の競演でした。

歴代のバットマンシリーズネタも盛りだくさんで、
シリーズファンにはたまらなかったです。
{/netabare}

非常に分かりやすく、ツボを押さえたストーリー展開なので
シリーズファン以外の方にもオススメの作品です!

投稿 : 2017/09/03
閲覧 : 227
サンキュー:

5

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全バットマン映画、DCユニバース、原作コミック、黒歴史…そして映画界全てを内包した究極のヲタク映画

2014年に公開された『LEGO ムービー』の流れを汲む3DCGアニメ
一見ストップモーションアニメにしか観えませんが精巧に作られたCGのレゴブロックを組み合わせてストップモーションっぽく観える様にコマ数を落として作る、というトンデモナく繊細な映像の作品です
劇中に登場するキャラクター、造形物、エフェクトに至るまで全てが実在するブロックを元に作られています
つまり本作のほぼ全てのカットを実際のレゴブロックで再現することが可能という訳です
ちなみに『LEGOフレンズ』や『LEGOニンジャゴー』のテレビシリーズはこのストップモーション風の流れを汲んでませんので全くの別作品とお考え下さい


レゴで出来たゴッサムシティの平和を守る為に活躍していたレゴのバットマン
その正体は大富豪ブルース・ウェインだったが彼は執事のアルフレッドとコンピュターしかいないだだっ広い豪邸に一人暮らし
警察署長の娘、バーバラは警察とバットマンの積極的連携を望んで彼に協力を依頼するがバットマンはその申し出を断る
かつて家族を失った悲しみから立ち直れず、家族や仲間といった存在を拒み続けていたのだ
表向きは悪を裁く正義のヒーロー、しかし本当は寂しい独り者のおっさん…
そんな彼に大きな転機が訪れる
孤児院でバットマンに憧れていた少年、ディックがひょんなことからブルースの養子となる
彼はすぐバットケイブの秘密に気付いたが、バットマンはブルースと自分は別人だと誤魔化し、仕方なくディックをロビンという相棒として同行させることにする
その一方、宿敵ジョーカーはバットマンが無敵過ぎて相手にしてくれないことから、形勢逆転のトンデモナイ秘策を思いつく…


まず誤解なきように注意していただきたいのですが、【この映画はファミリー向けの体裁を被ったガチヲタ専用コメディ】になっております
孤高の存在たるバットマンが、ロビンという相棒(家族)を得て徐々に心を開いていく…
というあらすじこそ表向きですが、実際は過去のバットマン関連のネタをメタ的に次々と口にしていくのでお子様おいてけぼり
オイラ含めは一部のヲタだけが劇場でお口ポカーン状態の子供連れを横目に爆笑してましたw


ホントに酷いと思うこの映画w


過去の全てのバットマン映画を示唆するセリフはもちろん、原作コミックやアニメ版にしか登場していないマニアックなヴィランも登場
現在進行形で展開しているDCユニバースの仲間であるスーパーマンをはじめとしたジャスティスリーグも登場
このジャスティスリーグとバットマンの不仲(本国では散々言われてるネタ)も取り上げます
そして黒歴史とすら言われている1940~60年代の全身タイツに身を包んだ映像化初期のコメディタッチなバットマンも登場
もうこうなると並みの映画好き程度では何が面白いのか理解できないでしょうw


オイラとしてはロビンがバットマンを援護すべくバットケイブのクローゼットからナイトウイングのスーツを着て登場したことに爆笑しましたw
(ナイトウイングとは成長したロビンがバットマンから独立して誕生したヒーロー、最近やっとドラマ化されました)


さらに追い討ちを掛けるのがジョーカーが対バットマンに向けて用意した最強ヴィラン軍団というのが、実は「他の映画の悪役達」というのだから劇場の椅子から転げそうでした
『バットマン ザ ムービー』と銘打ておきながらまさかサウロンやヴォルデモート卿やキングコングが出てくるなんて思いませんよw
個人的に一番ツボだったのは名前すら省略されて何気なく出てきたダーレクwww
本当に許可取ったのかすら怪しいw


良くも悪くもガチヲタ向けです
その点をご理解の上ご鑑賞下さい


さてこの映画、ロビン役の吹替に小島よしお他、複数の芸人が起用されたことで散々な言われ様をされましたが、その点を差し引いても“吹替版をオイラはオススメします”


てか小島よしおも普通に上手かったですよ
『LEGO ムービー』に引き続きバットマン役に山寺宏一、バーバラに沢城みゆき、ジョーカーに子安武人、ハーレイクインに雨蘭咲木子といった超豪華声優陣が、間髪入れずにセリフのマシンガンを叩き込む様は本当に心地良い
特にバットマンへの異常な愛ゆえにHENTAIストーカーとして描かれる今作のジョーカーを子安に演らせたのは大正解でしょうw


これぞ!日本の声優の本気!!を是非じっくりご堪能頂きたいwww

投稿 : 2017/06/27
閲覧 : 669
サンキュー:

4

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レゴでこれほどのパロディを作れるとは!+

 レゴを使ったアニメを映画で見たのは、初めてです。実写のバッドマンは今のコスチュームでは最初から四作は見に行ったことがあるです。その名残もあり、字幕版を見たです。
 作画はないとアニメでないと思われるけど、昔から人形や物の写真を細かくとってフィルムにつなげて動かす映像もアニメと呼ばれているので、その背景、動かし方などを作画として評価します。今現在それはこのアニメで、見事にできていると思うです。

 バッドマンの声優さんが、かなり渋いおじさん声でかなりキャラにマッチしてたと思うです。

 本格的なシリアル展開実写とも違い、レゴバットマンは、パロディの連続で見ていて非常に楽しかったです。

 ジョーカーの戦いがメインになる訳ですが、ジョーカーもどこか憎めないキャラになっていて、バットマンとの言い合いでどこか傷つく姿も悪人らしからぬところが面白かったです。

 思い老けるバットマン、養子を持つことになって、振り回されるところや、いたずらすぎるというのか?ヒーローらしからぬことに手を出すところも見どころだったです。

 そのことから、事態がとんでもない方向に行くけど、そこからのヒーローの団結が良かったです。何でも一人で背負い込んで戦うバットマンが、どうしてそうなのか?も腹を割って話す姿もどこか感動的でしたです。

                       2017 4.8 +

 ゴッサムシティーが、危機に立たされたときにとったバットマンの行動は、まさにレゴらしい光景で面白くまさかこんなことで救うことができてしまうことにあっけにとられたです。
 吹き替え版も気になるけど、見て良かった楽しいアニメだったです。「これでいいのだ!」です。

 で、吹き替え版、見たです。言葉がわかりやすくていいのだけれども、字幕のほうがいかにもバットマンだったです。
 決して山ちゅんの演技は、悪いわけでなく良かったです。


 

投稿 : 2017/04/30
閲覧 : 312
サンキュー:

7

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/09/15
閲覧 : 19

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/12/17
閲覧 : 74

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レゴバットマン ザ・ムービーのストーリー・あらすじ

ブロック玩具の「レゴ」を題材に描いた大ヒット3Dアニメ「LEGO(R) ムービー」に登場したバットマンを主人公に描くアドベンチャーアニメ。寂しがり屋のくせに強がる面倒くさいヒーロー、バットマンは、半人前の相棒ロビンとともに、今日も町を守っていた。なかなか息の合わない2人だったが、そんなある日、宇宙に閉じ込められていた悪者たちが脱走するという事態が発生。世界のピンチを救うため、凸凹コンビのバットマン&ロビンは立ち上がるのだが……。(アニメ映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年4月1日

声優・キャラクター

子安武人、沢城みゆき

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