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「色づく世界の明日から(TVアニメ動画)」

総合得点
87.2
感想・評価
1131
棚に入れた
4823
ランキング
159
★★★★☆ 3.9 (1131)
物語
3.7
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.7

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色づく世界の明日からの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

魔法でみんなを幸せに

全13話 

長崎を舞台に、魔法が認知され溶け込んでいる今から60年後の世界、祖母の魔法から60年前に飛ばされた主人公で高校生の月白 瞳美(つきしろ ひとみ)と出会った仲間たち(高校生)のとの交流を描きます。

タイトルにもなっている色のことで瞳美が苦悩している過程や、部活動に入ってみんなで青春しているシーンなど、未来では学校で孤立している瞳美が、徐々に打ち解けていくところはほっこりしました。

最初は穏やかな感じで進んで少しずつ盛り上げていくお話、最後は切ない感じでしたが、主人公が前向きに生きているシーンが観れて良かったです^^
{netabare}
唯翔くんとのお別れシーンやお婆ちゃんになった琥珀との再会シーンは、ウルっときました。
60年後の世界のお墓は葵 唯翔くんでしょうか。他の美術部員の方もいましたね。
{/netabare}
素敵なお話でした。綺麗な色がたくさん使われていて背景も綺麗でしたね。

OPは青春って感じの曲でハルカトミユキさん、EDは儚い感じの曲でやなぎなぎさんが歌っています。

最後に、毎話終わった後に、この作品で描かれていた長崎の場所を主人公の瞳美役の石原夏織さんが散策されるシーンが毎回癒されました。(AT-Xのみでしたね。)

投稿 : 2019/01/18
閲覧 : 534
サンキュー:

49

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

60年前の人の心に触れることを、愛おしく思ってくれますか?

観終わったあと、三つの作品を思い出しました。
「あの花」、「さよ朝」、そして黒澤明作品のオムニバス映画「夢」のなかの「鴉(カラス)」です。


「あの花」は、超平和バスターズの失われた "和" の気持ちを、6人の涙で埋め戻す作品でした。
「さよ朝」は、"愛するがゆえ" の逆縁の孤独感を、深く胸に秘めて、穏やかに受け容れる作品でした。
本作にも家族の喪失、孤独、別れが描かれています。
でも、語るべきテーマ性は、めんまやマキアとは少し違うような気がいたします。

「鴉」のほうは、"こんな夢を見た" というテロップのあと、黒澤氏の描く物語が始まります。
・・・「私」は、ある美術館で、ゴッホの「アルルの跳ね橋」の絵を鑑ているうちに、知らず識らずのうちにその絵の中に入っていく。やがて「カラスのいる麦畑」でゴッホその人に出逢い、胸中に抱えている苦悩に触れていくことになる・・・。

実は、本作から「夢」までは28年。「夢」から「カラスのいる麦畑」までがちょうど100年。
世代でいうと、本作から「夢」は一世代前、「カラスのいる麦畑」までは四世代前なんです。

案外、昔の人とか過去の出来事というのは、明日のことほどには関心がいかないものです。
ましてや自分が生まれる以前のことは "歴史" のお話。
たとえ、通り一遍の知識で理解できたとしても、当時の実相に触れたり、活き活きとした息吹を感じることは不可能です。

本作に登場する6人の仲間も、彼らの家族も、瞳美にしてみれば60年前の人で、お婆ちゃん、お爺ちゃん。
でも、彼らは、17歳の今を生きていて、カメラや絵筆を手にし、青春を謳歌し、家族と暮らし、生まれ育った街を闊歩しているのですね。

そこへ突然、二世代も後の未来から送られてきた「孫娘」を、いったいどんなふうに受け止め、どのようにして受け入れていくことが望ましいのか、ということを私は想像してしまったのです。

琥珀からの手紙にどんなことがしたためられていたかは、魔法使いの直系にしか明かされません。それは大切な秘密です。
ですから、「孫娘」も理由や目的は分かりませんし、接する仲間も分かりません。
お互いが戸惑うなかで、手さぐりをしながら、それぞれの糸を撚りあわせていくような物語なのですね。


そんなわけですから、これは観る人の感受性や想像力を問うてくる作品だと思います。
キャラの心情に歩み寄って、能動的に思索し、積極的に共感する姿勢が求められるでしょう。

この「孫娘」はどうするんだろう、6人の仲間はどうするんだろう、物語はなにを見せてくれるのだろう、そういうことではないのです。

視聴者たる私だったら、未来から来た「孫娘」にどうするんだろう。
そういう視点です。


物語のキャラたちはみな、強く主張することはしません。
「孫娘」も、過去に囚われ、今を思いあぐね、未来を見通せないでいます。

そんなストーリーを知ろうとすればするほど、「孫娘」の心情に寄り添おうとすればするほど、もどかしさを感じ、じれったさを背負い、彼女が望ましく思えるようになるその時まで、一緒になって魔法旅行を旅しなければなりませんね。


「大丈夫よ。なんたって私の孫だもん。」
祖母の琥珀が若い瞳美に話しかけ、若い琥珀に祖母の柚葉(ゆずは)が語りかけます。

祖母が孫に寄せる信頼というものは、どうやら世代を超えて引き継がれ、紡がれるようです。
でも、若い琥珀も、瞳美も、大人の階段を上り始めたところ。
祖母の言わんとする「大丈夫」は、ちびっと楽天的にも聞こえたかも知れませんね。


まほう屋は、心のサプリを扱います。
それは、星砂を使う人の心に、やさしく寄り添い、小さな幸せを願う気持ちにそっと手助けをする "エンパワーメント" です。

さあ、時間魔法を使って、瞳美を、若い琥珀に会わせることにしましょう。

{netabare}
長崎は 
若むらさきに 
色づきて
夢か現か 
ときの長先(ながさき)



かつて大禍で、美しい色を失くしてしまった街、長崎。
73年前のことです。

長い時間をかけて、美しい街並みを取り戻しました。
穏やかな水面に映るのは、燈火の輝きと星々の瞬き。
花火は、平和を欲し、喜びあうための大切なイベント。
7人が発する若々しい光彩も、眩しく照らしあい、反射しながら煌めきあっています。

あることをきっかけにして自分の心を抑圧し、魔法を固くかけてしまった少女=瞳美。
息づく世界の色どころか、明日からの自分の生き方さえも見出せなくなっていました。

その頑なな呪縛を、60年も前の若者たちが解きほぐし、やがて瞳美も回復と自律の気配を心のなかに見い出していきます。
現代っ子の6人の仲間も、等身大の生き様をのぞかせながら、未来からきた少女を優しくサポートしていきます。


さて、"エンパワーメント" のことを少し。
1980年代における女性の権利獲得運動のなかで使われるようになった言葉で、「権限を与えること」「自信を与えること」「力を付けてやること」などの意味を持つ英単語です。
心理学やコーチング、あるいはマネージメント手法の一つで、"人生の主人公" となれるように能動的な力をつけてもらい、自分自身の生活や環境を、自らのもつ力で、よりうまくコントロールできるようにしていく方法です。

琥珀たち6人は、戸惑いと怖気で固まっていた瞳美を友人として迎え入れ、彼女の属性である "魔法"、"色覚異常"、"未来からの来訪と帰還" を、ナチュラルな感性で受け止めていきます。


エンパワーメントのキーパーソンは、琥珀と唯翔(ゆいと)。

唯翔が瞳美の入部をきっかけを作るのも、琥珀が魔法を手立てに部活動に合流するのも、瞳美にとっては、とても自然なことだったように感じます。
また、彼らの瞳美への気遣いは、相応の合理的配慮がなされていたと思います。

それにしても、瞳美がのっけから唯翔の部屋に出現するのは、時間魔法というよりも、"大魔法使いたる" 琥珀の "時空間魔法の成せる技" なのでしょうね。



導きし 
金のさかなの  
道の先
色の満ち干は  
見えみ見えずみ


思わずと  
立ち寄らむ君 
安らけき
魂(たま)に色生む  
彼のタブレット



瞳美が色を見て取れるときは、なぜかいつも唯翔が関わっています。
琥珀がその理由を探究したり、試行を重ねたりすることも、唯翔はなにやら協力的です。
図書室での瞳美の決定的な "ひと言" を引き出したのも、琥珀と唯翔の息の合った?エンパワーメントでしたね。


稚(いとけな)き  
君のみた色 
繋げたき 
えにしの元(はじめ)
みらいの幸(さち)に 


語るなら 
絵師の手ずから 
君がため
描く虹色  
映れひとみに
{/netabare}


琥珀と瞳美の60年の時の差。

{netabare}
ともすれば、60年というのは大きな溝です。
ジェネレーションギャップとしても、二世代前というのはなかなか身近には感じられないものですね。
「お婆ちゃん」と呼びかけられる琥珀にとっても、思春期に躓く瞳美の心情にはなかなか寄り添えないものでしょう。

でも、琥珀は不可逆の時間魔法を習得し、その下ごしらえも60年かけてしっかりと準備してきました。
その動機は、琥珀とその娘の母子関係を追えば、言わずもがなです。

一旦は瞳美を手放し、しかしがっちりと受け止めるだろう60年前の自分自身に、琥珀はどんなにワクワクし、その瞬間が訪れるのを待ち望んだことでしょう。

琥珀にとっての集大成は、何と言っても60年分の満月の光と、人生の宝物ともいえる6ヶ月です。
そこにいるのは高校生の自分。
自分では決して取り返せない瞳美の17年間を、若い琥珀に託して、委ねるのですね。

琥珀の青春時代が、いかに幸せで偉大な尊さであったか。
若い感性と素直さに溢れるかけがえのない黄金の時であったか。
きっと琥珀には、確信ともいえる強い思いがあったのでしょうね。



そんな瑞々しさに溢れた琥珀や唯翔たちのかかわりは、瞳美の自律性を重んじるエンパワーメントの内実とその展開そのものでした。

瞳美の日常が静かに進んでいくのも、なだらかに描かれるのも、引っ込み思案で幸せを拒むように振る舞う瞳美の心情を感じ取り、慮(おもんぱか)った琥珀たちのスタンスに視点を当てているからだろうと思います。

彼らのアプローチは、特別でも何でもなく、ありきたりです。
上から目線や、宛(あて)がい扶持(ぶち)、お仕着せや無理強いでもありません。


祖母が、辛い境遇にいる孫娘のためにできることがあるとしたら、そしてその原因の一端を自分が作ってしまっているのであれば・・・。
まずは、幸せのさなかにいた若い自分自身がなんとも孫娘には申し訳なく、もしも、若かりし自分の如くに振る舞える機会が作れるものであれば、何か手立てもあろうかと、どこかにそんな人がいようかと・・・そんな妄想を抱いてしまうのも、あながち、ないとはいえません。

ならば、若い自分に孫娘をサポートさせよう!と。
読み聞かせをしてきた絵本の作者も巻き込んで!と。
・・・そんな突拍子もない発想で、そんな課題を自分に課すなんて。
いかにも琥珀にぴったりなファンタジックな楽しいお話ですね。(とりわけ祖父母にとってはネ。)
{/netabare}

色が見えなくなっているのは、瞳美のDNAから発せられる警鐘です。
ところが、彼女の気持ちは、"どうでもいいこと" として向き合おうとはしません。

{netabare}
瞳美が無意識のうちに自分にかけてしまった魔法は、感じ方、捉え方の小さなかけ違い。

「同じだけどちょっと違う。違うけどちょっと同じ。」
はなから自分で答えを持っているのですが、その埋め方が分からない。
辿り方が分からない。
幸せへの筋道が、その歩き方が分からない。
どうやら、心をゆたかに満たすサプリが必要ですね。

琥珀にとっては、娘へのかつての過ちが、血脈に潜むDNAの危うさに向き合えなかった痼(しこ)りになっているようです。
それゆえに孫の身に起きてしまった実相に向き合うに、胸を痛めているのですね。
しかし、そのDNAゆえにリカバリーするチャンスを決意に換えたのだと思いました。
ただ一度きりの魔法。それは最も身近な人を幸せにするためにあると。


きっと本作は、琥珀自身の幸せ探し、幸せ作りを振り返るストーリーでもあるのですね。
だからこそ、自らの債務を若い琥珀に負わせてまで、瞳美の人となりに直接アプローチをかけたのでしょう。

祖母の孫娘への寄り添い方。
それが、琥珀ならではの "時間差エンパワーメント" だったのでしょう。

琥珀は、自分が愛し、家族から愛された自分を、瞳美にも体感してほしかったのかもしれません。
魔法使いの家系のルーツ(系譜)とオリジン(起源)を、瞳美に辿らせようとする試みでもあったのだろうと思います。

また、瞳美を60年前に送ることをきっかけにして、若い琥珀にもエンパワーメントを施し、孫の生き様を同世代の立場でサポートさせることで、同じ魔法使いとしての自信を、お互いに作りあい、持たせあおうとも考えたのかもしれません。

副次的にも、6人がそれぞれに希望を持って自分自身の未来に向き合うことになりました。
彼らは、その確信と信頼を礎にして、瞳美を未来に還すことに意志をまとめ、力を尽くします。



琥珀が、若い琥珀に施したエンパワーメントは・・・。

瞳美の感性に働きかけて、再度、色を取り戻させること。
(唯翔との接点を、意識的に創り出すエンパワーメントに)

時のあわいの存在を知り、瞳美を必ず未来へ帰すこと。
(瞳美の思いに寄り添いつつも、琥珀の意志決定へのエンパワーメントに)

瞳美に内在する時間魔法のスイッチを発動させること。
(3分間の紙飛行機の時間魔法。その訓練と応援のエンパワーメントに)

瞳美を支えるのは、琥珀の力だけではないと知ること。
(柚葉の何気ないアドバイスが、琥珀と仲間へのエンパワーメントに)

そして、60年の月日をかけて星砂時計を準備すること。
(瞳美が恋した唯翔の愛が、琥珀の語り聞かせのエンパワーメントに)



琥珀が、娘を、孫を愛さないわけはないでしょう。
それは、娘が瞳美を愛さないわけではないことも意味します。
その愛の前には、60年の月日も霞むでしょう。


60年を隔てた琥珀の過去の記憶へのトライアルは、同じく瞳美の未来へのチャレンジでもあります。
そこにあるのは、琥珀の自責悔なのかもしれないし、瞳美の母への悔悛なのかもしれないし、瞳美へのエールなのかもしれませんね。


照らし置く
月白の砂  
六十年(むとせ)にも
時を睦みて  
青き真砂に


菫(すみれ)の手 
にぎるクレヨン  
鈍色(にびいろ)に
染まる心の  
君ぞかなしき
{/netabare}


さて、ここで、少し趣向を変えて、ホンモノの和歌を二首、紹介させていただきますね。

{netabare}
とどめおきて 
誰(たれ)をあはれと  
思ふらむ 
子はまさるらむ 
子はまさりけり

(いずみしきぶ。後拾遺和歌集・哀傷(ごじゅういわかしゅう・あいしょう)より。1086年)


この和歌は、和泉式部が、彼女の娘である小式部内侍(こしきぶのないし)が、子どもを残したまま亡くなってしまったことを哀しんで詠んだ哀歌です。
深い抒情性をあわせもった絶唱歌ともいえるものです。

意味は、「この世に自分の子どもたちと、母親である私を残して亡くなった娘は、いったい誰のことをしみじみと思い出して、不憫に思っているのでしょうか・・・。きっと、残された自分の子どもを思う情の方が、まさっているでしょう。なぜなら、私も、娘との死別がつらくて、ただひたすらに、娘を偲ぶ情の方がまさっていると分かったのですから。」というものです。

母親が子どもを想う気持ちは、平安も平成も変わりなく、死別にしても離別にしても、通じる心情は同じものでしょう。
"子" を二度も繰り返し使っているのは、返す返すも無念の高ぶり、つのる気持ちが抑えきれないさまを言い表そうとしたのでしょうね。


琥珀の立ち位置は、ここでいう和泉式部と同じです。
小式部内侍は、琥珀の娘(瞳美の母)。
残された子どもは、瞳美でもあるし、琥珀の娘でもありますね。

琥珀と和泉式部の想いを重ねれば、娘を失ったことの耐え難い悲しみの慟哭があり、心にするどい痛みをともなう深い哀しみがあることを、先の和歌から感じ取れるのではないかと思います。


瞳美に自分の力を信じさせようとするのならば、琥珀自身もおのれを信じる強い意志の力が必要になります。

17歳の琥珀の生きざまは、17歳の瞳美の人生にリンクし、同世代として共感を生み、DNAのなかに共有されていきます。


娘(こ)に母に 
焦がし窶(やつ)らむ 
身を想う
十七の君 
息をあわせて
(fuushin)


次に、紫式部の和歌を紹介させていただきますね。


心だに 
いかなる身にか 
適(かな)ふらむ
思ひ知れども 
思ひしられず

(紫式部集より。1019年頃。)

この歌の意味は、「いったいぜんたい、私はどのような身の上であれば、自分のちっぽけな心が満足するというのでしょう。満足することはないと分かっていても、きっと心の底では諦めきれないのです。」というものです。

この和歌の背景には、紫式部が結婚後わずか3年で夫と死別し、幼子と二人で暮らすなかで得た心情があります。

彼女はそれを「憂(う)し」と表現しています。

それは、高貴なる宮上人とのよすがの中で、ついつい彼らと自分の身の上を比較してしまうことの、辛さと苦しさ、情けなさや恨めしさという、何ともやるせない思いのことのようです。

紫式部はこの思いをもとにして、身を立てるばねに替えました。
まさに、「心はいかようにあっても、それ故にいかようにもできる」と思い返し、このあと「源氏物語」を生みだしていくのですね。

実は、和泉式部は、紫式部と、ほぼ同じ世代、同じ同僚女房です。

先の「後拾遺和歌集」は、勅撰和歌集(天皇の命を受けて編集されるもの)で、和泉式部は、67首も選ばれた筆頭歌人なんですね。
彼女は、どうやら恋バナの多き人だったらしいのですが、それでも娘を失った悲哀を詠んだ和歌は、それとは一線を画するもので、繰り返して詠むほどに胸を強く打たれる思いがします。


さて、和泉式部の "哀歌"。そして、紫式部の "憂し" 。

現代では、自分の思い通りに行かない心情のことを「統御感が失われている」と呼びますが、これを言い換えることができるなら、"アイデンティティーの揺らぎ" とも言えるでしょう。

2人の歌人が詠んだ和歌は、琥珀とその子(瞳美の母)、瞳美とその母(琥珀の子)の、それぞれの関係に通じるものです。
今も昔も変わらない、親子の情の尊い換えがたさを物語っていますね。


DNA 
むすぶ六十年(むとせ)は
月白の  
祖母と孫とで 
語らう青春
(fuushin)
{/netabare}


6人の部員たちは、瞳美の出自を知ることで、彼女の今を応援し、やがて未来へと送り出そうとする機運を、共同して作りだそうとします。

{netabare}
7人がそれぞれに認めあい、受け止めあい、気持ちを交わし、道を見つけていこうとする姿。
そして瞳美を未来に還そうとする彼らの言葉のはしばしに、通底する "エンパワーメント" のメッセージが表現されていたように思います。


離(か)たつ夜に 
七つの魔法 
色を生(な)し
しあわせも成す 
虹の架け橋


色づく世界とは、琥珀や瞳美、唯翔たちの息吹がめぐりあう世界。
彼らの過去は、今につながって、未来を創りだしていきます。

持てる全てを今に注ぐなら、幸せになってもいい。
色づく世界の明日から、もう一度、始めればいい。
そんな思いをもって、あなたに生きていってほしい。

そのことを知ってほしかったのです。
(今回は、琥珀の想いに寄り添ってレビューしてみました。)



今から60年後に生まれる子どもたち。
はるか先、2078年も、青い空、碧い海、すばらしい季節を迎えてほしいと願います。

そんなステキな未来を創り出す魔法なら、私もまほう屋のドアを開けて、信じてみたくなりました。



特筆すべきは、作画の美しさ。とってもきれい。
P.A.WORKSさんは、「さよならの朝に約束の花をかざろう」を手掛けていらっしゃいますが、本作も素晴らしい仕上がりだったと思います。

2018年の作画は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で始まり、本作で締めくくられた印象ですね。

OP、EDも、作品のテーマ性に、ぴったり合っていたと思います。



最後に一首。

吾が駄作
式部と並べる
身のほども
知らね厚顔
相も変わらず

おそまつ。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 403
サンキュー:

44

ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

P.A.WORKSの魔法

この会社の作るアニメにはcharm(魅了)の魔法が掛かっている。

なぜ魔法と言うか。
それはいつか必ず解ける時がくるからだ。
そして監督や脚本家が違えど同じような感想を抱くケースがよくあるからだ。
また、作品の支持者も不思議と感じるほど多い。

以上で特に該当すると思う作品は、個人的に
①「Angel Beat!」②「Charlotte」③「TARI TARI」
④「クロムクロ」⑤「サクラクエスト」⑥「色づく世界の明日から」。

これらに共通して思うこと。
第1話を観た時は、「これは面白くなりそう」と
必ずワクワクさせられ、その余波はしばらく持続する。

しかし、自分にはその魔法は長くは効かないことが多いようだ。

感動してこの作品のファンとなった視聴者も大勢いるようだ。
自分は残念ながらこの作品を全く好きになれなかった。

以下タグで閉じた部分は、本作に関して否定的内容がほとんど。
本作のファンは読まないほうがいいだろう。

このサイトにおける本作の否定的なレビューは、
冷静に問題点を分析して指摘しているものが多いし、
当方も合意、共感できる意見がほとんど。
そのため以下、意見内容が他の投稿者と重複することも多いだろう。

◎その1
{netabare}
以上の6作品の内、最後まで観てよかった、
そして後悔しなかったのは、①③くらい。
(因みに、PA作品での一番のお気に入りは「SHIROBAKO」だが
PAとの魔法と言うより、水島努監督の魔法の魔法と感じるので、
上記には加えていない。)

②④⑤そして本作⑥は、遅くとも4話目の頃には、
面白さや興味は、ほぼ霧散無消。
後は惰性。最後を観届けようと、半ば義務感のように完走。
結果としてつまらない作品であっても全話視聴してしまう。
(つまらないのに完走。これも魔法でも掛かってるのかと思う原因だ。)
{/netabare}
◎その2
{netabare}
以上のつまらなかった4作品に共通するのは、見終わった後には、
魅力あるキャラクターが皆無になっていること。

初めは魅力的でも最終的に魅力が全く無くなったキャラクター。
始めから不快、もしくは途中から不快感が増して大嫌いなったキャラクター。
そんなキャラばかりだった。

それで、最後まで観ると不満もピークに達し、
こうしてレビューでも書いてストレス発散しないとやってられない。
{/netabare}
〈主人公〉
{netabare}
人間の一番素晴らしい本質的美徳は、自らの進歩向上、
そしてその先の社会貢献への意欲にあると思っている。
と偉そうなこと言っても恥ずかしながら、根がズボラな自分は、
それを十分に実践できてるとは到底言えない。

ゆえに現実はともあれ、せめて創作の物語の中だけでも
その理想が生きていて欲しいと思う。
逆に言えば、その美徳をちゃんと描けていないか、
軽んじてる創作物は基本的に好きになれない。

結果としてこの作品、主人公の瞳美はトラウマを克服して
ハッピーエンドを迎えたかのようだった。
一見そこに進歩があったんだからいいんじゃね、と思えそうだ。

しかし、瞳美は自ら進んで問題解決に努力して奔走したわけではない。
選択の自由もなく、祖母の魔法で強引にタイムトラベルさせられ
上げ膳据え膳でたまたま結果オーライだっただけにしか見えなかった。
物語の最後では、受身から卒業してこれからは、
自身で人生を切り開けるように成長したと言えるかもしれない。

しかし作劇上、人生に対して受身にしか見えない当初の瞳美を、
主人公としたのは失敗だったと思う。

主人公としては、祖母の琥珀の方が明らかに適任。
なぜなら、高校生の彼女の初登場時は、
人生に明るく前向きで、魔法で人を幸せにするという志で
キラキラ輝いていた。お騒がせな部分も魅力的だった。

しかし、瞳美を主人公にしてしまったため、琥珀の描写が足りず、
彼女は何考えてんだかよく解らないまま終わってしまった。

しかも回が進むにつれ、
脚本家は、周りのパッとしないキャラに合わせるためか
琥珀の長所も短所も抑え込み、人畜無害となり、
ただ状況に振り回されている、魅力なき存在としか感じられなくなった。
{/netabare}
〈主人公を取り巻く主要キャラ〉
{netabare}
主人公の高校生の部活仲間は、
身勝手な部分が年代に相応しくリアルだったが、
皆一様に優等生タイプでキャラ立ちが半端で面白味が全くない。

そんなキャラでの群像劇は見たくない。
部活描写、恋愛、特に三角関係とかどうでもいい。
中途半端な日常系の緩い劇はグダグダで退屈。

最終話付近でシリアスに盛り上げ感動で締めくくろうとしても
脚本家の計算が見え見えで、白けてあざとさしか感じられられない。

瞳美が主人公である以上、
魔法で彼女が過去で出会うべきキーパーソンに出会い
ドラマチックにどんな奇跡と軌跡が生まれるか、
が軸であるべきなのに、それ以外のエピソードが悪目立ちしていた。

特に邪魔で不快に感じたエピソードは、
第9話での先輩部長の瞳美への告白イベントだった。
百歩譲って好きだと単純に告白するのは、まだ許せる。

しかし脚本家は、部長に
「本気で言っている。俺と付き合って欲しい。」と言わせた。

これにはまいった。無責任であまりに身勝手だ。
なぜなら瞳美は、60年の開きがある別な世代の人間だからだ。

部長は、瞳美がその元の未来の世界に
いずれ近い内に帰っていく存在と理解しているはず。
避けえぬ別れが待っている本来交わってはならぬ相手に
付き合ってくれ、は酷すぎだ。
監督はじめ周りの誰もこの台詞にダメ出ししなかったのだろうか。

これで軸がブレブレだということを確信。
日常系青春群像劇?、タイムトラベルによる未来改善の奇跡のSF?
10話以降、まったく話についていけないまま最終話を迎えてしまった。
{/netabare}
〈美しき世界と時間魔法〉
{netabare}
決して美しい世界ばかりではないのが現実だ。

ところが本作の世界は、
背景とオブジェクトの作画の美しさばかりが際立つ。
しかも人畜無害の美男美女のキャラばかり。
周りの大人は、皆優しく人格者ばかり。

そんなキャラの周りには不浄なものの存在感は非常に希薄。
悪人、犯罪、政治や外交問題、社会の暗部など全く存在しないかのよう。
モラトリアムな高校生活が舞台とは言え、あまりに綺麗すぎる。
それでは世界は優しさしかないと騙されそうになる。

まるで10代の頃に体験した夢のようだ。
朝起きたら、すごくいい夢を見た記憶はある。
充実した幸せな気分だが、具体的な内容はほとんど覚えていないような、
もしくはあっという間に忘れる、そんな夢。

本作の現実味は、人は必ず老いて平均的寿命で亡くなる点。
そしてコンプレックスと嫉妬の存在くらいか。

本作の魔法は、琥珀登場時のみ爆発とか物騒な描写もあったが、
脚本上ギャグのつもりだったようで総合的には、
イリュージョンの範囲内に過ぎず、とても軽い印象だった。

ところがそんな中でも時間魔法が存在する。
こんなものは、未来を己に都合よく改変して
野心や欲望のため利用しようとする輩が
後をたたないため、存在したとしても厳重に秘匿すべきもの。
国家転覆の手段としても脅威だ。
国家組織、もしくは国家が監視する組織に所属しない、
一介の市井の魔法使いが、その方法を簡単に入手出来て、
それなりの研鑽で使えてしまう設定が陳腐。

しかも結局のところ時間魔法という手段は
効果的に活かせていたとは思えなかった。

恐らく老人になった琥珀は、
タイムトラベルしても絶対に未来は変わらないという
信念があるがゆえに瞳美を問答無用で過去に転送したのだろう。

そんな運命論者はタイムトラベルの物語には不要。

古今東西に生み出された物語のタイムトラベラーは、
一般的に皆、死ぬほどの苦労と挫折を味わい、
やっかいなタイムパラドックスと闘い
それを乗り越え、その努力により、
ようやく悪しき運命から解き放たれ、
より良き今、を勝ちとれたのだ。

アニメの主人公でいえば、「シュタゲ」の岡部倫太郎や
「時かけ」紺野真琴のようなキャラたちだ。

本作のような、
成り行き時間旅行で受身のままトラウマ克服などいう話では、
そういう苦労人の主人公たちに対して失礼とさえ思える。

似たような不快感、もしくは違和感を感じた視聴者は
決して少なくないと思う。

以上から、本作においてのタイムトラベル設定には
細やかな配慮が欠けていたと思う。
{/netabare}
〈アニメの評価も結婚前の男女の恋愛と一緒。
 「惚れてしまえば、あばたもえくぼ」かもしれない〉
{netabare}
色々不満を書いた。
書き終えて頭を整理した後に感じたことは、
本作を好きになれなかった一番の理由は、実は単純で
気に入って感情移入できるキャラが、
一人もいなかったからのような気がした。

そんなキャラが一人でもいてくれれば、
上記の不満点の大半は許容できて
好意的な評価も出来たに違いない。

そんなわけで最終的に、キャラクターが、
作劇において如何に重要かを思い知った。

予断だが、今や超売れっ子の声優、東山奈央さんは
奇しくも同時期に、本作と「青ブタ」で
主要女子高生を演じておられた。

両者とも表面上は、大した差のない似たような性格だと思う。
しかし、どんなに実力ある声優も、脚本上一旦嫌いになったキャラを
好きに変えることは最後まで無理だった。

同じ声優が演じているのに最終的に、
方や「悪い奴じゃないとは思うけど何となく生意気でうざい」、
方や「からかい甲斐あって超可愛い」
と印象は大きく分かれた。
{/netabare}
ここでの評価点は総合点を先に決め、
各項目をそれに合わせる採点とした。
そのためかなり厳し目になってしまったことをお断りしておく。
(少なくとも作画や音楽は、話がおもしろければ4.0以上にしていた。)

投稿 : 2019/01/16
閲覧 : 395
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31

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

雰囲気を楽しむ作品だったと思います‥。

何だろう?
「とりあえず、感動できそうな話を作りました!」
という空気を感じずにはいられない作品でした‥。

ストーリーは、心を閉じた女子高生が過去にタイムスリップし、その中で色々な人と出会いなどを通じて徐々に心開いていくというものでした。

まあ、何というかP.Aさんの作品は、キャラがどうもストーリーを展開するためだけに存在しているような気がしてなりません。もう少しストーリー展開を無視したぶっ飛んだキャラを出していただければと思います。もしかしたら琥珀というキャラにもっと「色」を付ければ魅力的になり得たかもしれません(主観的な感想ですいません)。

あと、絵に関しては、背景は流石P.Aさんだと思ったのですが、キャラ絵に関しては所々崩れてましたので、どうしたんだろう?と若干事務所運営に問題がなければよいのだが‥と不安にかられました。

音楽に関しましては、OP,ED,BGMどれも好きでした。

声優さんに関しましては、どうでもいいことですが、東山奈央さんがこのクールで7,8作品くらいでていたようです(ウィキペディア参照)。過労にならないことを願います。

投稿 : 2019/01/16
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19

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ほら、世界はこんなにも美しい

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
1つお願いしたいのは、最終回までちゃんと観てほしいアニメだということです。途中、もし退屈に感じても、乗り越えれば素敵な魔法が待っています♪

基本的には恋愛がメインのローファンタジーで、作風的には同じくP.A.WORKSの「凪のあすから」に近いと思います。

作画はかなりヤバイレベルで良いです。特に背景は、これまでのP.A.とも少し違い、写実的な良さが光ります。エフェクトなんかもたくさん使い、実験的な印象。

いや、ホントにね、作画を観るだけでも☆3くらいの価値はあるんですよ。つまり、私の評価☆3は、、、ねぇ(苦笑)

このアニメ、きっとP.A.じゃなけりゃ、もっと叩かれずに済むんだろうな、と思いました(汗)

つまり、期待度の高さゆえですね、私もやや叩きますが、P.A.WORKSは大好きで特別な制作会社ですから、愛ゆえにですm(__)m

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最終回は、文句なしに感動しました。絵本の伏線とか、久々にアニメでゾワッとしました。

他も、祖父が古本屋さん?とか、魔法写真美術部の子孫?が友達になるだとか、唯翔の墓?(瞳美が先に進むには必要)だとか、細かい伏線回収も、遊び心を持ちながら綺麗にまとめていたと思います。

瞳美は、母親とみた花火の色を最後にするために、自らに無意識の魔法をかけたのでしょう。「幸せの真空パック」というか。自分の幸せを感じる心に蓋をしてしまったために、新たな幸せを心に入れることができなかった。そこに、「ほら、世界はこんなにも美しいんだよ」と、様々な方向から伝えてくれた、魔法写真美術部の面々。「母親との想い出」以外にも、世界には幸せが溢れていることに気付いた瞳美は、自らの心を解放し、世界は色を取り戻し、前に進んでいく。

このアニメは多分、劇場版で制作した方が良かったと思います。テレビだと、やはり序盤~中盤のスローテンポで地味な展開で離脱した人もいたでしょうし(私も2回寝落ちしました)。そもそも、作画は現時点で充分に劇場版クオリティですし(笑)

では、なぜこの作品に☆4をつけられなかったかというと、(作風的に、ラストを際立たせる為には仕方ない部分もありますが)あまりにも序盤~中盤が地味で退屈だったことと、「制作の迷い」というか、「一体感の無さ」を感じたから。

作品を観ていて疑問に思ったのは、制作が

「人(物語)を魅せたい」のか、「風景(世界)を魅せたい」のか

という点。本作はその辺が、イマイチ固まっていないように感じました。

まず見せたい物語があって、それに絵をつけたというより、まず見せたい絵があって、それに物語をつけたような、、、いや、見せたい物語の合間に、見せつけたい絵をぶちこんでいるような感じを受けました。

もしかしたら、「瞳美に気付いてほしい美しい世界」を表現したかったのかもしれませんが、物語の途中途中で、ストーリー上、特に必要とも思えない風景やモノのインサートが多過ぎて、もともと遅いテンポが更に遅く感じたした。しかもその絵のクオリティがやたら高いだけに、「え? 自慢?」というか、なんか「絵を見せたいだけじゃね?」と思ってしまいました。

同じような演出は「SSSS.GRIDMAN」でも多く見られたけど、あっちは、元々のテンポが早い作品だけに良い感じの箸休めになってたし、「昭和からの普遍性」「漂ううすら怖さ」を上手く表現できてたと思うんですよね。まあこの辺は、「私はそう感じた」ってだけだと思いますが。

あと1つ思ったことは、「アニメの絵(背景)は、リアルならリアルなだけ良いわけではない」ってことですね。

本作はローファンタジーですが、「魔法」という一点以外は、とことんリアルを追求した作品だと思います。風景とか、人の反応とか。ただ、人物だけはどうしてもアニメ絵なので、なんか背景から浮いているように感じました。

例えば、ジブリの絵なんかは、全くリアルではないけど、「綺麗」だと感じます。そもそも、リアルであるほど良いなら、実写を観れば良いわけで。

実写とは違うけれど、実写以上に美しい世界。

私はそれをアニメに求めているんだな~と再認識しました。そして、P.A.WORKSはそれを作れる制作会社だと思っています(そんじょそこらの制作会社のアニメに、こんな批評は書きませんよ)。

とまあ、色々文句はつけましたし、ぶっちゃけ10話まではもっと酷評するつもりでしたが(笑)、ラストで逆転ホームランを打つあたりは、流石のP.A.WORKSといったところでしたね。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
最終話は綺麗にまとめ、絵本の演出は素晴らしかった。母親との想い出を大切にするあまり、自らの心に蓋をしてしまった主人公に、「ほら、世界はこんなにも美しいんだよ」と教えてくれた魔法写真美術部との眩しい青春ストーリーは良かった。

一方で、無用なインサートで、元々遅いテンポを更に遅くしてしまうなど、序盤~中盤はあまりにも地味すぎる。

P.A.WORKSにはこれから、実写とは違うけれど、実写以上に美しい世界を作り続けて欲しい。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
映像美を見せつけるような風景の連打。一番印象に残ったのは、石畳の質感。ただ、屋台の兄ちゃんまでイケメンにする必要あるか? かなりゆっくりなテンポ。一応世界観ややりたいことは分かった。主人公が友情やら恋愛やら家族愛を感じる中で色を取り戻していくわけね。これまでのPA以上にエフェクト使いまくっているし、なんかこう、実験的な作品のにおいがする。次回予告の風景は、人物が入らない方が良いな。

2話目 ☆3
サンドイッチマンw 魔法以外の要素は、とことんリアルに寄せるんだね。反応とか、風景とか。

3話目 ☆3
大胆な色使い(笑) 様々なラブの波動が(笑) 色覚のことが、ここでバレるかな?

4話目 ☆3
トラブルメーカーだね。物語が動き出しそう。喫茶店のメニューを使ったさりげない対比は上手い。何事に対してもポジティブな琥珀と、ネガティブな瞳。

5話目 ☆3
PAの恋愛は、こじらせがちw 買い出し中に寄り道とか、イケメンだな。「そんなんだから、テーブルの上を茶色にする」(笑)

6話目 ☆3
う~む。PAの作画力に期待するのは、こういうシャフトくさいノリじゃなくて、もっと普通の風景を普通以上に綺麗に描いてほしいんだよな。瞳は多分、無意識に自分に魔法をかけたんだろうね、色を失う魔法を。母親とみた花火の色を、最後にするために。

7話目 ☆3
キャンプ回。青春だな~。

8話目 ☆3
なんか、4話目くらいの展開だな(苦笑) 魔法に対する禁止事項とかないんかな。ガチで未来に帰りたくないってのは、良いよね。

9話目 ☆3
将が瞳に惚れる理由がな、希薄すぎるんだよな、一生懸命理由はつけているものの。顔か? 幼馴染ゆのあさぎより、ぶち抜けて好きなのか? 10万80円(笑) 下手すりゃ通報される、叫び(笑)

10話目 ☆3
あの二人、なんかあったのか?(笑) 自棄になってるあさぎちゃん、良いね(笑) 凪あすの家、出てきてない? なんだ、死別じゃないんだ。

11話目 ☆3
時間制限。ようやく物語に切迫感が。スマホ、あったじゃん(笑)

12話目 ☆4
しんどいとき、地味に効く、薬。って、本作では一番心に響いたな。玄孫はきついけど、曾孫には会えそうだけどな。花火の色が次第に色づくところは良かった。幸せね。

13話目 ☆5
胡桃先輩、良いよな。あさぎにとっては、本当に大切な友達だしな。スマホの演出は良いね。絵本の伏線も素晴らしい。きれいな最終回だった。
{/netabare}

投稿 : 2019/01/15
閲覧 : 382
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58

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人の心に寄り添う魔法

とても優しい世界だったなぁ~という感想がまず残りました。

社会に認知されている魔法が邪な野望にも、
物質科学文明の利器の機能強化にすらも流用されず、
徹頭徹尾、人々の心を豊かにするために使われている。

魔法使いも森や山奥に引き籠もらず、
まちなかで魔法店を構えて、魔法を販売。
まるでアロマかハーブティーでも取り扱うようなオープンな感覚で
人々に幸福のきっかけを提供している。

こんな理想的な人と魔法の関係なんて、リアルにはなかなか想定し辛いのですが、
だからこそ人の良心に宿る魔法のような可能性が際立った、
私にとっては2018年秋の癒やし枠でした。


ただ、クール前半までは、私にとって本作は視聴断念候補でもありました。
物語の展開が乏しく退屈だったのか?と言えば、
標準的な青春アニメより、むしろ展開はあった方だと思います。

結局は、魔法とタイムスリップ!と言う設定に
無意識に抱いてしまった、より派手なシナリオへの期待と、
終始、繊細な青春の心理描写を貫いた本作との間に生じた齟齬だったのでしょうか。

本作の場合は多少演出がクドくても、視聴者の目を心情に注目させる仕掛けが
もっとあっても良かったのかもしれません。

また本作ではヒロインがなぜ色を認識できなくなったのか?
など主要人物の心のトラウマを終盤まで謎にして
視聴継続を喚起するプロットを組んでいましたが、
心理描写に引き込むためには、早い段階でヒロインの過去等を視聴者と共有し、
感情移入して、問題解決に挑む構成も一手だったかな?とも感じます。

何より、登場人物が人と魔法の良好な関係に感化されたのか、皆いい人過ぎます。
{netabare}三角とか、片想い玉突き事故とか、{/netabare}
割と修羅場に直行しかねない惨事も起こっているはずなのに、
この世界の住人は、まず相手の心を思いやってしまう。
展開の山や谷も穏やかな大海原にしてしまう。
その魔法のような優しさに浄化されてしまいます。
(心地よくなって何度か寝落ちしそうになったのは内緒w)


とは言え、青春の心の機微を色彩豊かに反映した
背景作画の美しさには目を見張る物がありました。
その流れで芸術絵画が持つ魔力も感じました。

画家が描く絵には、普段、簡単には暴露しない描き手の心の一端が溶かし込まれている。
こうした着想から見ると、絵画を展覧会で並べたりするのって
剥き出しの心を陳列する大胆な行為で、何かエロいと思ってみたりw
第六話にて唯翔(ゆいと)が{netabare} 「魔法使いって何様」と怒った{/netabare}気持ち何となく分ります。

それだけに、私自身の絵画鑑賞力の欠如も口惜しかったです。
(金色のサカナが何を示していたのか?私にはサッパリ分りませんでしたw)
絵からより多くのメッセージを感じ取れる方ならば、
本作をもっと深く味わい尽くせるのでしょうね……。


それでも、本作は人の善意が持つ可能性を描いた素敵な青春アニメだったと思います。

投稿 : 2019/01/15
閲覧 : 550
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64

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひとみちゃんがかわいすぎてしぬ

とにかくいろいろよすぎてたまりません。
ああ。やっぱりPA WORKSええすわ~。

今回もなぎさんのEDは逸品ですな~。
ジョニミッチェルを彷彿とさせる楽曲。しぶすぎるやないかーい!

それにしてもあれかな。
最後はやっぱりひとみちゃんもといた世界に帰っちゃうんだろうなぁ。
そうすっと今のみんなといずれ別れるってことになるんだろなぁ。

そこんところ。どんなふうに描くのか楽しみ~~~♪

篠原&柿原コンビの落とし所に期待◎なのであります!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

いやー。サイコウでした―。

ちょっと一昔前のトレンディードラマを思い起こしましたけども、恋愛ドロドロ物語やのうて別れ際の唯翔くんの見事なまでのサッパリ感はなるほど今どきの青少年なのだなーと思いました。(チューぐらいするかなとおもったんだけどねぇ。)

まあそれはそうと、もうみんなかわいすぎでした。
ボクが仮にあの魔法写真美術部にいたら数分で発狂しています。おそらくw

ラストの花火のシーンはまあまあ泣かせまっせ。
さわかやな青春群像劇ですばらしかったです。

さすがPA。
次回作も楽しみにしてますぜ!

投稿 : 2019/01/15
閲覧 : 387
サンキュー:

25

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感動しました。

なんの情報も無く、期待も無く、1話目の冒頭で、これは見ずに消去かな〜と思ったけど、タイムスリップした瞬間から面白くなって、一気に見てしまった。
もうさ、これはみんな予想つく切ない恋があった訳やけど、ホンマに紙飛行機飛ばして会いに行く所は切ないが渋滞して、胸が苦しかったわ〜。
好きすぎかよ。好きの極みかよ。みたいなね。
最後、瞳美は誰の墓を参ってたんやろうなぁ……。
良いアニメやった。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 179

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

既視感のある王道のストーリー

時空を超えて愛する人に出会い、そして最後は別れるというお決まりの王道パターン
更には色がモノクロに見える主人公が四月は君の嘘と同じパターン
まあ別にこれが悪い訳ではありませんが、あちらの作品に比べキャラの個性も薄く
ストーリーの緻密差もマイナーチェンジである為、どうしても比較してしまいました。

それと私は凪のあすからでP.A.WORKSの作画(特に背景)に信頼を置いていたのですが
この作品はそこまで作画が綺麗な訳でもなく
予算をかけていないですねぇ~と感じました。


結論を述べますと良くも悪くもなく、凡作と二文字で表現できる作品でした。
総視聴作品数が少ない、アニメ初心者の方は普通に楽しめると思います。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 293
サンキュー:

16

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大満足

視聴以前より、注目しておりました。

本作品は、「色」をテーマにした、
高校生の青春物語です。

色をテーマにしてるだけあって、
作画・色はとてもきれい。びっくりしました。

ストーリーもとてもきれいです。
全体としての完成度が非常に高い。

期待値は高かったのですが、期待以上に楽しめました。
久しぶりに大満足です!

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 263
サンキュー:

28

あみきむに さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

何も起こらないよ

P.A.WORKSお得意の雰囲気青春アニメです。
作画は綺麗で女の子が可愛い。
タイムトラベルのお話ですが、特に驚かせるような何かはなく
主人公が色を失った設定も、説明するようなものはなく
魔法使い設定も、当たり障りもなく
恋愛もそんなに波風立たず
雰囲気で13話終わりました。

初心者向けグラスリップです。
(グラスリップ好き)

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 197
サンキュー:

12

ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

概ね期待を裏切らない出来には満足

☆物語&感想☆

P.A.WORKSが「凪明日」の監督と再びタッグを組んでオリジナル作品を作る...
これだけで多くのファンの心を躍らせたことでしょうし、
自分も1話観てこれは間違いない作品になるだろうとは予感したものの、
結果的に見事に期待に応えてくれる素晴らしい作品を作ってくれたなと思います。

アニメを日々観ていて期待とは裏腹にイマイチだったり期待外れだった、
と感じる事が多いのが、いわゆる1クールオリジナルというカテゴリー。
観た人がどう感じるか、売れている原作がないので反応が読めないという難しさ、
制作会社がやりたいことと観る側が期待するものとのギャップ、
1クールという尺の短さなど、力のある制作会社でも越えなければならないハードルは多いなか、
今回のP.A.WORKSはこれまで培ってきたものを糧に、
自分たちが一番得意とする方向性で、ファンが持っている良いイメージと相反することのない、
言わば鉄板ネタで勝負してきたのは素直に喜ばしいですね。

物語に関しては、SF、学園、青春、ラブ・ロマンス、魔法ファンタジーなど、
これらの要素を本当にバランスよく取り入れ、綺麗にまとめあげたなと思います。
2クールあれば、どの要素ももっと深く突っ込んで描けたかも知れませんが、
1クールということを考えると、自分は概ね満足ですし、
+0,5点付けさせてもらいました。

また、ファンタジーな世界観や雰囲気、演出面の出来なども「凪明日」を想起させ、
長崎の舞台設定も秀逸で、多くのファンが聖地巡礼に訪れることでしょう。
私事ですが、十数年前に稲佐山で見た夜景は今でも忘れられず目に焼き付いています。

内容に関して普段はあまりネタバレ含めた感想を書くことは少ないですが、
今回はちょっとだけ。{netabare}~
些細なことでは有りますが、
唯翔以外の部員が物語の核心部分である、
何故瞳美が色が見えないのか?という点に関して、
最後まで窺い知ることがなかったというところ、
(琥珀は瞳が無意識に魔法をかけているとは推察していましたが)
瞳美は何故未来から来たのか?という点に関しても、
そこに誰も気を留めなかったところが、ちょっとだけ気にはなりました。
まぁ琥珀が全て理解していたら、未来で瞳を過去に送るような事態にもならないので、
話自体が成立しなくなってしまうのは充分解ってるんですけどね。。

それと、美しい物語では有りましたが、唯翔の今後を考えると気の毒やなぁと。
運命的な出会い、自分の人生をも変えるきっかけにもなった相手が、
あんな形で居なくなってしまったら...
「秒速5センチメートル」の主人公みたいに引き摺ってしまうんじゃないかとか、
要らぬ心配をしてしまいます笑
途中でいつか居なくなる、という事は理解していたので腹はくくってたとは思いますが。。
瞳美の同級生の女の子2人は部員たちの孫であることを匂わせているのは明らかだったのに、
唯翔に関してはそのような描写はなかったので、幸せになってると良いんですけどね。
というのも、瞳美の墓参りのシーンは普通に解釈すれば、
お世話になった月白家の方たちの墓だとは思いますが、
考えようによっては唯翔の墓とも受け取れてしまうんですよね。。
まぁ想像できる余地を残す終わり方は嫌いじゃないんですけどね。{/netabare}

☆声優☆

ひっこみがち、内向的タイプの瞳美、あさぎと
明るくハッキリモノ言うタイプの琥珀、胡桃、
このキャラの対比に上手く声質を合わせたキャスティングがされていたと実感する一方で、
意外性&若手の積極起用には目を見張るところでした。

近年あまり目立った活躍がなかった、と言ったら失礼かもしれないけど、
石原夏織さんを主役に持ってくるあたり、
「凪明日」で起用した繋がりもあったとはいえ、これには少し驚きました。
実際のところ自分が観てきた作品には殆ど出てなかったのもありますが..

琥珀演じる本渡楓さんは「ゾンビランドサガ」、
「RerideD」と今期他2作品で観させてもらいましたが、
どれもキャラに合わせて声の出し方、
演じ分けが若手なのにしっかりできていて、こりゃ売れるのも納得。
結構そこそこやってる人でも、あの役とまんま一緒やん、っていう人居るのに..
これからが本当に楽しみな人ですね。
またあさぎ役の市ノ瀬加那さんは「ダリフラ」での抜擢から、
今回の役ではより声質的に合っていて、演技力も増しているなと実感しました。

その他ベテラン陣に大原さやかさん、
島本須美さんなどを起用して上手くバランスを取っていて抜かりなかったですね。

☆キャラ☆

瞳美を中心にしつつも
それぞれのキャラに思春期の悩みや恋愛がうまくリンクさせて描かれており、
この辺りはP.A.WORKSにはお手のものといったところでしょうか。
ただ、欲を言えば唯翔以外のキャラと瞳との関わりが、
単なる部員、友達、恋愛対象というだけじゃなく、
もっと心の奥底で結びつくような描かれ方がされてれば、より感動的だったかもしれないな、
と思いましたが...やはり1クールでそこまで求めるのは酷かも知れませんね。
厳しいことを言うと、千草と胡桃の存在価値は物語の本筋から見て、
やや低かったようにも思えます。
母親を出しても良かったかな、とも。

☆作画☆

人物に関しては若干引き目の画で怪しいところがあったものの、概ね満足。
背景は普段の画はそこまで並外れているとは感じませんでしたが、
長崎の風景、夜景の美しさ、
花火や魔法を使った場面での色使いなど、
ここぞという場面では美しく、拘りが見えて良かったです。

☆音楽☆

作画の評価が高いようですが、自分がこの作品で一番良いと思ったのが音楽ですね。
控えめで落ち着いた音使いながらも印象的で、
アコースティックへの拘りと、魔法ファンタジーな世界観にピッタリのBGMは、
どっかで絶対聴いた事がある...と思いましたがクレジット見て納得。
「ふらいんぐうぃっち」を担当された方だったんですね~どうりで。
でもこの作品こんなに音楽素晴らしいのにサントラが出てないっぽいのが不思議。。
これから出るんでしょうかね!?

OPはイントロからインパクトあり、キャラが駆け出す如何にも青春な楽曲で相性も良かったです。
そして、やはりEDのやなぎなぎさんの安定感はほんと期待を裏切らないですね。
挿入曲なんかにしてもそうですが、作品の内容をしっかり理解してから作ってなければ、
絶対ここまでの詞と曲は書けないはずだと思います。
アニソンを作るということに関しての真摯な取り組み、真面目さが本当に伝わってきますね。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 244
サンキュー:

25

Lovesing さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

作画が綺麗だよね。

やっぱり作画が綺麗でした。
毎回続きが気になりました。
もう大好きです。ゆいと先輩が大好きです。
ひとみちゃんも、最後は泣いちゃった。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 163
サンキュー:

10

えあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まぁまぁ

最後、もうちょっと盛り上がってくれたらなぁ

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 129
サンキュー:

3

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろかったけど

ヒロインは、ばあちゃんの方が良かったような気もします。あまりにも無口で内向的なため、感情の移り変わりがわかりづらかったです。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 173
サンキュー:

14

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ぼんやりとした色の世界

凪あすが大好きだったので楽しみにしていた本作
PAの美麗な映像と瑞々しいキャラがすごく魅力的

ストーリー序盤はタイムスリップという急展開で
近未来と過去のギャップというコミカルなシーンもあり興味を引いていった

■中盤以降、いまいち印象の薄い話に
そこから丁寧に人間関係を描くという方針であれば
それは好むところだったはずなのだけれど
なんだかありふれた恋愛沙汰の様相を見せつつも淡泊な話に落ち着き、
キャラの心情の掘り下げも伝わってこず、ストーリーの進展があまりない
という微妙な印象になってしまった

■違和感のある恋愛要素
特に部長の件で
瞳美のことをあさぎの小さいころに似ているから助けてあげたくなる
みたいな妹視しているのかと思いきや告白に至る
しかしフられてあーっ!と叫ぶシーンはあるもののサクッと諦めた
よく言えば爽やかだがどこか人間味、感情が薄すぎる
表面上親切で面倒見の良い立ち回りをしているけど
人物としての心の動きがいまいち掴めない
なんとなく舞台装置に使われた感じがして違和感

メインの瞳美と唯翔に関しても
瞳美は絵に、唯翔は絵を見てくれることについての感慨は抱いていたけど
人物的にはむしろ折り合いが悪いくらいに思っていたので
終盤で突然好きだー!みたいなぶっ飛びをくらった感覚が
関係性の掘り下げとしては琥珀との信頼を築いていくところや
あさぎとの友情の方はすんなり入ってきた感じはする

中途半端に恋愛劇を入れたせいでドラマチックじゃなく
逆にチープになってしまった気がする…
恋愛要素を入れるならもっとフラグ立てだったり泥臭さがほしいし
純粋な人間関係を描くなら恋愛はいらなかったという感想

■ストーリーの軸を絞ってほしかった
ラストを見るとこの話は瞳美が幼少期の絶望を乗り越えるお話し
もしくは琥珀おばあちゃんの孫に対する想い、情のお話し
ということになると思うのだけれど
ラストシーンに集約されすぎていてそこの掘り下げがわりとぼかされている
瞳美が抱えている精神的な問題とはなんだったのか
序中盤でそれは計れないことだったし、どんな状況か心理だったのか
それも明確に描かれていることではない

琥珀おばあちゃんが魔法で人を幸せにしたい、
身近な家族でさえ幸せにできずにいたという後悔のような念があった?
という雰囲気はあったけれどそこの経緯も結局不明
肝心なところがぼんやりしているので想像でしか没入感を得られない惜しさ

■キャラの立ち位置
過去では琥珀はどちらかといえばアドバイザー、魔法や心の悩み相談
軽い魔法で状況を盛り上げたりでサポート役に徹していた印象がある
物語のキーパーソンなのだからむしろ琥珀はこういうポジより
おばあちゃんと同級生という他にない設定も活かして
瞳美とばりばり喧嘩するくらいメインでも良かったと思う

逆にめがねの子や1年坊の後輩はキャラは立っていたが
あれらを掘り下げる意味がなかったように思う
瞳美にそれほど影響をするわけでもなく、何か出来事を起こすでもなく
モブなのに焦点を当てられて心情描写がそこそこあったような
最悪ここと部長なくてもストーリーに影響ないのでは…
(あと1年のやつと唯翔顔立ちかぶってんねん!!)

あさぎは心情描写もわかりやすく良い友人キャラだったと思うが
むしろ主人公っぽかった
瞳美、唯翔、琥珀、あさぎに絞った方が掘り下げに厚みでそう

~まとめ~
主人公のキャラとか雰囲気はけっこうツボだったのだけど
話が追いにくかったなーという印象
おっ色の話のストーリー進むか?と思うと
あるある恋愛ドラマで中断リセットというお預けを食らった感じ
でもキャラや背景はほんとに美しくて見入らせる力があった

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 184
サンキュー:

23

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

若干のグラスリップ臭?

安定のP.A.WORKS制作アニメなので悪くはなかった。
悪くはなかったんだけど、、、
うーん。今一歩というか二歩というか、そんな感じの作品に終わってしまった。

まず、良かった点で作画は間違いなく綺麗。
色を題材にしている作品だけあって、特に背景などは素人が見ても一目で力が入ってると分かり、これは期待できるアニメがきたぞという印象を受けた。
若干、途中で息切れしたかもしれないけど問題ないレベル。
オープニング曲とか音楽も印象に残ったし、当サイトあにこれ基準の評価なら割と平均点良くなる作品じゃないかと思った。
ただ総合評価点となると、どうしても微妙になりそうなので以下に理由を述べることとする。

まず、恋愛模様を軸としたストーリーとキャラが弱かった点である。
主人公はかなり大人しい女の子。歴代のPA作でも断トツクラスに。
さらに思い人になる男子もまた主人公と似たような内向的な性格。
どちらかが積極的なら見応えのあるラブストーリーになったかもしれないが、両者引込み思案なのが何とももどかしかった。
そのくせ終盤になったら唐突に泣きながら抱き合うという謎の急展開。
君たちいつの間にそんな親密な関係になったのって…w
大体にして主人公ちゃんはこの男子のどこに惚れたんだろうって描写が少なかったのが望ましくない。(絵だけじゃね?)
それと色が分からないって設定…ぶっちゃけ必要だったかな?
もちろんタイトルからして色を重要なテーマにしなきゃいけないんだろうけどさ。
そもそも遠い未来からきた魔法少女から「わたし・・・実は・・・・色が見えないんです!」なんてカミングアウトされてもどんな反応したらいいのか困るって話。

もう一つ、どうしても要らないだろうと感じてしまったのは魔法要素。
現実社会と変わらない世界観なのに、魔法が普通に受け入れられてるっていうのが違和感を覚えた。
未来の話ならまだしも60年前の2018年でさえ普通に魔法があるってのはちょっとね…
魔法ってのはそれくらいファンタジーな要素なのである。
現代世界を舞台にするならあったらいけない存在。

総評すると、恋愛模様に色盲に魔法にタイムトライベルまで、1クールアニメでやるには厳しい詰め込み具合。そしてそれらを全て作中で表現することは、大して幅が利かない平凡なキャラたちには荷が重すぎた。
それでも物語の結末に満足できればそれだけで良作と思ったんだけど、最終回のあのオチはどういうことなのだろうか。
え・・・。ただただ切なすぎるんですケド!?
とまあそんな具合で、ビジュアル等は力が入った作品だったが、肝心のストーリーがとっ散らかりすぎてたので総合評価点を下せるとしたら平凡な点数に落ち着くのではないかと思う次第である。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 223
サンキュー:

13

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと お涙ちょうだいものだと思った

もっと お涙ちょうだいものだと思ったイマイチ泣けなかった・・
うーん もっと 切なくなれることを 期待したんだけどなぁ・・残念

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 230
サンキュー:

5

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あまり面白くはないが悪くはなかったアニメかな・・・と思う。

まず思うことは作画がとても綺麗ですね。
背景なんですけど、何でこんなに綺麗なんだ・・・と思うぐらい
作画の密度が凄いです。
1シーン1シーンここまで細かく描くのかというぐらい
作り込みがハンパないので
みていて思わず「凄い・・・」と感心してしまう素晴らしさがありました。
キャラクターデザインも優秀ですね。パッと見て思わず女の子は可愛いな・・・と思えるぐらいの
良さがありました。
着ている服もファッションセンスに清潔感があり服でキャラが魅力的に見える良さがあり
キャラの表情も描写も上手く細かくコロコロ変る表情や目線で何を考えているのか
ある程度は伝わってくるのも良かった。
キャラの作画の自体も高くテレビアニメとしては文句がなく
制作ている人が視聴者が最初にこの作品をみていい印象を持ってもらおうと
いう熱意が感じさせられる。

設定は2078年の時代を生きる女の子の主人公がある日、祖母の琥珀に
自分が高校2年生のだった2018年にタイムスリップして自分に会うように
言われて2018年の時代に行くという
要するに未来人が現代にやってきたという開始でした。
ただし行く理由は祖母に「決められたこと」以外語られず
目的も何もかも不明なのでなぜ2018年に行くことになったのかは
主人公ですらわからないという異例のスタート

タイムスリップして最初に付いた場所が
男子高校生、唯翔の自宅でそこから脱出する所を
誰かに見られたために色々問題が発生する展開をやっていましたが
唯翔に不法侵入で疑われるが魔法のせいだからしょうがないと
すぐに納得してもらったり
この世界での魔法の位置付けは世間では浸透しており
魔法が存在して一般的に使われたり知られたりしていて
公的な機関にも公式に魔法が存在すると認識されていて
ファンタジーの要素もあるというもの

2018年に来た主人公だけど
琥珀の家に行くと高校二年生の琥珀はいなくて
琥珀の祖母がいて彼女に未来から持ってきた手紙を見せると未来から来た琥珀の孫と認識させられて
そこでお世話になるのだけど、その手紙に何が書いてあって
そうだと認識させられたのかわからないのでモヤモヤします。

この世界は子供向けみたいに、ご都合主義的な要素も多い。
ある日、突然わいてきた人間の主人公が高校に通えるようになるのもよくわかりませんね。
その制度は「マジカルステイ」ですか?便利だな・・・と思う。

主人公は色彩障害があって白黒にしか見えないみたいだけど
唯翔が描いた絵を見ている時に色が認識出来るようになるという
設定があるみたいですが
これもあまり面白い感じがしませんでしたね。
なぜ唯翔の絵だと色が見えるのかという因果関係がわからないので・・・
色彩障害自体もそれで困ったりすることはあるけど
殆どないので障害がある人の苦労話というわけでもありませんでした。

主人公は魔法の力が弱くてたいした魔法は使えないが
唯翔に対して不法侵入をしてしまったお詫びとして魔法を見せると
約束をしてしまったために琥珀の家で魔法を教わりながら
魔法の店でお手伝いをして
学校では写真美術部に入り活動していましたね。
学園青春ものといった感じでした。
色彩障害があるが美術部に入ろうとした理由は
唯翔が描いた絵を見て「私にもこんな世界があったのか」と
美術というものに素晴らしさがあるということ感じて
やりたいと思ったので、色彩障害でやるのは無理はあるが気持ちは理解出来ました。
心理描写は悪くはありませんでした。

2018年の琥珀は主人公と初めて会っても
不思議がらず普通に自分の孫と認識していて理解力が高いです。
さらに未来人という秘密はあっさり写真美術部のみんなには話して
普通に信じてもらえるので
主人公が未来人だからといって揉めたりしてストーリーに起伏が起こるわけでもないです。
なので特に面白いストーリーではありません。
最初の不法侵入で疑われた時からそうですが
このアニメの登場人物はみんな理解力があるキャラなので大きく問題になることがなく収束します。
キャラは善人しかいないです。
ただそれで解決するのはおかしいのではなくて、いい人だから解決したと
わかる描写があるのでストーリーがおかしいとかではない。
そのおかげで透き通るような性格の良いキャラのキャラクター性は伝わり
たとえ喧嘩しても心理描写は非常に丁寧なので、そのおかげでキャラは
嫌な感じや嫌味がないので、キャラに好感が持てることが多かったです。

ストーリーが進むと琥珀が部員に加わり
それによって部活名も変わり魔法写真美術部とあっさり決まり
魔法を使う写真美術部になってました。
ただしだからといって大きくストーリーが動くということなく進んでました。
やってたことは学園青春もので部の活動を通して
みんなが徐々に仲良くなって青春を謳歌している内容
それ以下でもそれ以上でもなかったです。
いい話だな・・・的に描かれていて、実際に内容はそこまでは悪い話ではないのだけど
面白いかになると・・・そこまでは・・・でした。
障害をテーマにしたりや恋愛をテーマにしたりや
過去に行くことになった理由を探したり
未来に帰るために頑張ったりなど
しっかりとしたストーリーの軸がある中、描かれているわけではないので
そこまでは面白さ自体は伝わりませんでした。
どれも中途半端なので・・・
ただ告白などの恋愛話もありましたが
これらは非常に丁寧な心理描写で、告白された側の繊細な心境
周りの友人などが心配して支えになって
甘やかすだけでなくて前進させるアドバイスとしたり
それらの描写が非常に丁寧なので短い中、悪く言えば中途半端の中で描かれてはいるが
それでも感心してしまうことが多かった。
問題があるとすれば主人公が未来人ということを
主人公を始めとして登場人物がみんな忘れている気がしたので
その辺はどうなのかな?と思った。

琥珀が途中で主人公を未来に帰したいという
展開になったりもしましたが、来た理由もわからなく
目的を果たしたとも思えないので帰るのも、なんかフワフワしてるな・・・と思いました。
なのでやろうとしていることに興味がひかれません。
そしてその後、急展開して無理やり帰らざるえないことになるのだけど強引でしたね。
ネタバレなので詳しくは書きませんが
最後までみれば解決されない謎も多いので・・・モヤモヤとした部分はあるが
なぜ主人公が未来から来たのかや、どんな目的を果たしたのかも
わかるようになってました。ああそういことだったのかと・・・
気付けるのでまったくまとめないアニメに比べればマシなんだろうな・・・と思えるまとめ方でした。
ただ最後までみないと真相はまったくわからないので
最後まで我慢出来るか・・・になるとどうなのかな?という作りでもありました。

声優さんについては主人公役の方は臆病で気の小さい感じがよく出ていて
キャラに合った演技作りが出来ていて良かったです。
琥珀(高校2年生)役の方も元気が良くて面倒見の良い女の子の演技作りが
出来ていて非常に良かったです。
全体的にも演技力が気になることはなかったです。
演技力はしっかりしているな・・・と思いました。

まとめると素晴らしい風景の作画や優秀なキャラクターデザイン
作画自体の質のおかげで見た目のクオリティーが高く
見ていて作画的にわかりにくいてことはなかったです。
このおかげで世界観に入っていきやすい。劇中曲も素晴らしい。
ただ過去へ行く理由は語られないし、2018年の時代に行っても
トラブルはあっさり解決だしストーリー自体はドラマ性は薄いです。
主人公は未来から来た人間なのにみんな理解力がいいので面白い展開にはならない。
でもストーリー展開がおかしいわけではないので見ていて不快とかにはならない。
きちんとしたキャラクター描写があるおかげで
キャラの良さは伝わるストーリーだった。
ストーリーについては青春を謳歌している内容が楽しめるかどうかかなと思う。
これについてはストーリーに軸がなくて面白さは伝わりにくいが
心理描写は素晴らしいので繊細な心理が楽しめるなら・・・
だったと思う。
最後までみれば大体は真相はわかるので
終わってみればそこまでは悪くはなかった印象
あにこれの評価システム上点数は高くなりますが
あまり面白くはないが悪くはなかったアニメかな・・・と思う。

投稿 : 2019/01/11
閲覧 : 226
サンキュー:

18

メプシロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

圧倒的な作画のクオリティ

P.A.WORKSの作品を見るたびに言っている気がしますが、作画、特に背景は素晴らしいの一言です。写真か!?って思うほどリアルだったり、時には写真より鮮やかなんじゃないかと眼を見張るほどの作画を届けてくれます。
この作品は自分たちの住む世界には、こんなにもたくさんの色にあふれているのか…と気づかされる、そんなアニメでした。作画、主題歌が素晴らしいがために、ストーリーが少し惜しい気もしないではないですが、全体的にハイクオリティな作品だと思います。
他のタイムトラベルものとは違い、あまり深く考えず雰囲気を味わうつもりで観るといいと思います。

投稿 : 2019/01/11
閲覧 : 155
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良くも悪くも安定していた

作画も良いし、opも良い。
途中はこれどうやって終わらせるんだろうと思ってたけど、うまくまとまっていた。

面白かったけどもっと盛り上がるかなと思ってしまった。

てか素直にあさぎちゃんと部長さんがくっついてくれよ!(願望)

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 162
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

作画が綺麗でした。でも何故60年後に飛ばす必要があったのかイマイチ分かりませんでした。
60年後の世界で彼と再会出来なかったのが残念。明確に表現されてはいませんでしたが、主人公が最後にお墓参りで御花を供えていたのが彼のお墓だったのなら悲しいです。

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 167

デルタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

作画,音楽は◎

作画はプロモーションの段階から目を引くほど綺麗でしたが放映中もそのクオリティは維持され終始綺麗でした。音楽に関してもop,ed,挿入歌どれも素敵な曲ばかりでした。
声優に関しては個人的にあさぎ役の市ノ瀬さんの演技がとても印象に残りました。

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 188
サンキュー:

12

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

遠恋のお話し。だけどもっと切なさ欲しー

初めと終わり部分は良かった。
未来に帰ったヒロインとおばあちゃんの再会にちょっぴり感動したし。

中盤にもっと伏線張っとけば、名作に近づけたかも…?

投稿 : 2019/01/08
閲覧 : 173
サンキュー:

14

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

PAだからって期待して観ても良い作品。

「魔法」が出てきますが、それ以外は正統派の恋愛ストーリでした。
やはり毎度グッとくるポイントはおさえてくれてるわけで…
感動できる良い作品でした。

キャラ絵に関してはどっかで見たような作画してます。パット見微妙に思う人が多そうですが、個人的には目がものすごくデカい作品よりは良いかと。
そしてこういった顔が流行ってくれても別に良いかと。

他の作画に関しても綺麗で良かったです。
イイハナシダナーで終わるのがやはりPAの良いところ。

投稿 : 2019/01/08
閲覧 : 201
サンキュー:

18

ネタバレ

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

丁寧な背景、色というテーマに惹かれるものの魔法の設定は…

色を失った少女が過去へ行き様々な体験をする物語。

非常に丁寧に描かれた背景が印象に残ります。
色をテーマとした作品なのでココが光ると説得力がより増します。
明確に「君の名は」を意識して作られていますね。とても良いです。
その他の作画は可もなく不可もなくといった所。いつものPA作品。

色を失った主人公が色を取り戻す瞬間の描写はハっとさせられました。
現実では描けないアニメならではの魅せ方は良いですね。

しかしこの色に関してはどうしても気になる点が…
デジタル機器が大きく関わってきますがアナログじゃダメだったのかなぁと。
今風に脚本を書いたらこうなったって感じなのでしょうか?
魔法がある世界なので一応腑には落ちますが、0と1の信号の集合体にその意味を持たせるのは説得力としてはイマイチかなぁと。
そこはアナログであって欲しかったと個人的には猛烈に思います。
(デジタルとアナログの違いを分かっていればこのテーマでデジタルを選択するのはまぁまず無いです。)

もう一つのテーマ「魔法」に関しては練りきれていない印象を受けました。
日常生活を少しだけ彩る小さな存在、序盤はあえて魔法を多く描かない事により現実の世界とそう変わらない世界を見せていたのですが
{netabare}
時間魔法の有識者は出してはダメなのでは…
過去や未来に干渉する魔法ってタブー中のタブーだと思うんですけどね。
時間魔法はここだけの秘密って設定なら理解出来たのですが、公にそれを扱える人がいるとこの世界は成り立たないでしょう。
世界の理を壊さない程度の地味な立ち位置、このラインを超えた瞬間に「魔法モノとしては面白くないな」と思いました。
絵に入る魔法とかも同理由で無理があるかと。
夢があって良いんですけどね。
{/netabare}
地味な立ち位置のまま終わらせれば良かったのになぁと思います。

全体を通してみればキャラクターが多い割にあまり立ってないとか、その魔法の扱い方はどうなんだ?といったような突っ込み所はありますが丁寧に描く事に注力したというのは伝わってきます。
主に画の部分で。

意思が伝わってくる作品は好きです。
PA社の作品はこの点ではブレないですね。
面白いかどうかはまた別問題(視聴する人の受け取り方による)ですけど。

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 274
サンキュー:

25

目付きの悪い猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的に名作です!

絵キレイで声優さんもとても良くアニメの世界観に入りやすかったです!映画を観ている様な感覚で一気に見いってしまいました!個人的に四月の君は嘘に並ぶくらい面白いと思いました。心が暖まる話です。

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 184
サンキュー:

11

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

60年前のおばあちゃんが君の名はの三葉(中身はタキ君)に見えてしかたない

魔法使いと共存する世界なのでファンタジーなんだけど日常の日本みたいに描かれている、なんとも不思議なお話。
この異世界なのか現代なのかあいまいな感じが新鮮。
絵が今季一番きれいだな、雰囲気だけなら君の名はみたい。
OPの歌が今期一番いい、心地いい。

魔法の素みたいなものが当たり前に売買されてるけど、違法薬物で取り締まられるよなwドーピングよりインチキだし。と物語にツッコンでいますw

おばあちゃんが60年前に孫を送った意味、決められたことと最初いってたが、それを考えると、やっぱり天災から守るため、君の名はみたいな展開が見えそう…コハクとヒトミの共同魔法が出たし…
完走
ヒトミの後天性色盲を直すためだったとは、自分にかけた魔法を解くために過去へ飛ばしたんだ。
それに未来へ帰る魔法はヒトミがかけている、すごい魔力の持ち主、たぶんまた過去に戻れるんだろうな、その気になれば。
かなり過去も変わってしまったけどまっそこはファンタジーって事でw
壮大な結末を期待したわりには感はあるけど、楽しい作品でした。

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 260
サンキュー:

9

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良いけど

絵、色使いもキレイです。
めちゃ惹かれました。
途中もまぁいいでしょう。
最後に期待したけど何も起こらずという感じ。
せっかくキレイな魅力的作品なのに惜しい!

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 137
サンキュー:

7

くぼさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

地元じゃんw

本編の感想ではないですが、
がっつり地元だったのには驚きました(笑)

自宅まではさすがに出てきませんでしたが
見慣れた景色や自分が通っていた通学路、
昔の職場から今の職場までしっかりと描かれていました(笑)

それ以上に、単なる舞台としてではなく
今の市街にかなり忠実で地理的な矛盾があまりないので
そのディテールの細かさには驚きでした。
聖地巡礼する人には嬉しい設定だと思います(*'▽')


さて、本編ですがw
内容は個人的に好きでした。
毎週1話ずつ見るよりはゆっくりとした時に
ゆっくりとした気分で見ると良いんじゃないのかな?

私は雰囲気があってとても好きでした。
ラストも久々感動しました。

よくあるアニメの様なキャラ立ちという点では確かに弱いし
それに伴ってストーリーも大人しめなので
アクセントのあるストーリーを求めているなら
この作品は違うかなってなるのもわかりますが、
リアリティと共存させるとこうなるのかな?
って感想です。

余談ですが
あさぎみたいな同級生がいたらなー(笑)

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 168
サンキュー:

13

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色づく世界の明日からのストーリー・あらすじ

物語の始まりは数⼗後の⻑崎。⽇常の中に⼩さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主⼈公の⽉白瞳美は17歳。魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦になった。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、⾒知らぬ場所に現れとまどう瞳美の視界に鮮烈な⾊彩が⾶び込んでくる…。(TVアニメ動画『色づく世界の明日から』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
www.iroduku.jp/
主題歌
≪OP≫ハルカトミユキ『17才』≪ED≫やなぎなぎ『未明の君と薄明の魔法』

声優・キャラクター

石原夏織、本渡楓、千葉翔也、市ノ瀬加那、東山奈央、前田誠ニ、村瀬歩

スタッフ

キャラクター原案:フライ、監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、撮影監督:並木智/富田喜允、色彩設計:中野尚美、3D監督:桐谷太刀、特殊効果:村上正博、音響監督:山田陽、音楽:出羽良彰、プロデュース:infinite

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