かき さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
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機動戦士ガンダムの感想・評価はどうでしたか?
かき さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
雑食大魔王 さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
昔のアニメですが、今でも鑑賞に耐えると思いました。個人的にはガンダム00の方がずっと構成やキャラクターが優れていると思いました。もう少し戦う理由がはっきりしていた方が良かったと感じました。
くまごろう さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヘンゼル さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
NETFLIXにて全話視聴済み。
原作の無いオリジナルアニメとして始まった本作ですが、戦争と悲哀をテーマにここまでアニメーションとして描けた作品は中々無いと思います。
ただ最後の方は駆け足気味で半ば打ち切りのような感じだったというのは聞いていましたが、それも正直気にならない程、物語の完成度が高い作品だと思いました。
本作は全43話と現代のアニメとは約4倍、もしくは約2倍のボリュームです。
本作が放送していた当時は1年間放送している作品が主流だったため、当時としては長くない本作ですが、それでも長いと感じる方は多いと思います。
そのため一気見には向いていない作品だと言えるでしょう。
作画としての評価ですが、放送当時から色々な作画崩壊を起こしていたようです。特に複雑な形状である本作の主役ガンダムの作画にはムラがあります。
顔の形状がおかしかったり極端に大きく描いてしまっていたりと、もしかしたら本作を知らなくても作画崩壊したシーンだけは知っているという方もいるでしょう。
ガンダム以外の作画は全体を通してみて特におかしな点はありませんでしたので、そこは安心して観られると思います。
物語としては戦争の悲哀、人間の出会いと別れが主軸となって描かれています。
主人公たちはホワイトベースと呼ばれる宇宙船に乗り、追手から逃げながら、宇宙船に格納されたガンダムやガンキャノンといったロボットに乗って戦います。
その際に仲間が命を落とす事もありますが、ただ哀しいだけで終わることなく、託されたモノや遺志、願いによって徐々に主人公たち一行の戦争に対する向き合い方が変わっていきます。
特にそれが分かりやすいのはカイ・シデンでしょうか。
人の死が今を生きる者達にある種の覚悟を与え、それが物語を上手く動かしていてとても考えさせられる深い作品だなと感じました。
キャラ描写としては群像劇ではあり、色々な視点から本作は語られます。主人公のアムロ、幼馴染のフラウ、正体不明のセイラ、仲間であるカイ、宇宙船の指揮官となったブライト、敵側のシャアやランバラルなど、挙げだしたらキリがありませんが、様々な視点から本作の「戦争」というものは語られます。
勝利しなければならない、愛する人と一緒に居たい、平和に暮らしたい、戦争を止めたい、死にたくないなどの様々な意志や感情が、戦争というものを動かしていきます。
本作はそういった意志や動機をキャラに割り当てていると観ていて分かりました。
そのため生まれるドラマの質がとても良かったです。
本作は既に40年以上前の作品ですが、気になる方は是非一度視聴してみてはいかがでしょうか。
まあ君 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これまでの人生で最も影響を受けた作品といっても過言ではないと思います.
夕方のニュースの前の再放送を何回見たかわかりません.
戦争を始めた2国間の状況の推移,補給,スパイ,中立地帯,大量破壊兵器などの戦争あるある,精神的に隙だらけの主人公がちょっとずつ成長する様,赤いモビルスーツがチェンジする毎にアムロとシャアの力関係が変わっていく様子など,約1年かけてこういったことをじっくりと描いた作品は,当時ほとんどなかったのではないかと思います.
シャア・アズナブルは今でも私の憧れです.
anikorepon さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
Ssoul30 さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ストーリー
色々あって人は宇宙に住むようになってから早79年、時代は宇宙世紀と呼ばれるようになり、サイド3に住む主人公のアムロ・レイはシャアの部下の独断行動によってコロニーと呼ばれる巨大宇宙ステーションに穴が開き逃げるためにそばに偶然あったガンダムに乗ってどうにか生き延びようとする。
これはガンダムに乗った少年アムロが戦争を生き延び、成長を描いた物語である。
私の感想
正直、この作品のストーリーをシンプルに語る事は非常に難しく、世界設定だけを語ってもガンダムのガの字もしたらない人には全く理解できないどころか、正直混乱を招く事になるので、とにかく見て、岡田斗司夫さんのゆうつべの解説などを見たほうが圧倒的にいいです。
だけれども、私は本当になぜ今までこのような素晴らしい作品を見て来なかったのかが本当に謎ですな。今思えば数々のパロディ作品や、アニメのラジオ番組やトーク番組でガンダムの話題やネタを言いまくってるのを理解せず、スルーしていたので面白くなかったのですが、やっと分かって面白くなりました。それだけでもこの作品を見る価値は十分あると思います。
ガンダムと言えば未だに新作が出るほど素晴らしく緻密によくできている世界設定やms(ロボット)や武器などのデザインも素敵ですが、私個人的に好きな所は多種多様なキャラクター達の成長や戦争がキャラクター達にどのように影響を及ぼす事です。やはり戦争をテーマにしている作品ですので、多くの人が死んでしまうのですが、その時に登場人物はどのような行動を起こすのか、どのように対処をしなければ行けないなど、成長や変化など見れて本当に面白方です。この感想も私が話したいガンダムのネタバレを可能な限り無くした感想です。
他の劇場版やリメイク版などもみましたが、初代はストーリーや演出がよくできていて、個人的にはぜひ見て頂きたい作品です。少々古い作品ですので作画的に見続けにくいかもしれませんが、どのような作品もなれれば全く問題が無いどころか、そのほうが良いと思えるので私のように好き嫌いせず見て頂いた方が長い間見なくて後悔する事が減ると思います。
オープニング
「翔べ! ガンダム」
言わずもがなガンダムの名曲であり、この時代によくあるロボの名前をよく言う曲です。この作品を見終わった後知ったのですが、この曲を作詞したのは監督自身で、歌詞に結構深い意味があると知った時はびっくりしました。その内容はぜひ自分で調べてみてください。
かがみ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
白毛和牛 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本作はロボットアニメどころか日本アニメの歴史に残る作品ではあるが、
今となって観返すには映像とか作劇とか古臭くてキツイなと。
特に作画崩壊が目立つが40年以上も前の作品では仕方ないけど。
ガンダムシリーズが大好きって人なら観る価値はあるけど
ただガンダムシリーズに思い入れの無い若いファンが敢えて本作に手を出す必要は無いと思います。
やっぱりどんな作品でも賞味期限はありますね。
【評価】
50点・1B級
マーティ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ossan_2014 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2022.12.15追記
『Gのレコンギスタ』の中で、「宇宙世紀への反省」的なせりふが出てきたのを機に、ちょっとガンダムについて振り返ってみた。
もう、今更ネタバレへの配慮は不要と思うので、思いつくままに。
現時点から見ると、作画クオリティも演出も、昨今のアニメに比べて古臭さを感じるのは否めない。
が、にも関わらず面白くみられるのは、やはりドラマの骨格、ストーリーの力が非凡であるからだろう。
このストーリーの核心は、間違いなく「ニュータイプ」のモチーフだと思うのだが、その意味するところがあまりクリアではない。
「認識力の拡大による人の革新」として、戦争をなくす力として紹介される「ニュータイプ理念」は、しかし、作中では、平和なユートピアを到来させる夢の力として、バラ色の光輪を放っているようには見られない。
さしあたり一年戦争の終結は迎えるが、以降の人類史から戦争を消し去るような、パラダイスの予感を抱かせるものではないようだ。
それどころか、終幕のア・バオア・クー戦では、戦争を終結させるため、という留保はあるものの、積極的に戦闘への意欲をもたらす力となっている。
「ニュータイプ」は戦争をなくす力、というのはもったいをつけた言い訳で、アニメ活劇上の、超能力をもっともらしく見せる言い訳なのだろうか。
全体を視聴してみると、実は当作においては「戦い」を必ずしも否定しているわけではない。
本作内の、独裁制であるジオン公国への抵抗は、例えばナチに対するレジスタンスのように肯定的なトーンで演出されている。レジスタンスとしての「戦い」までも平和の敵として描いているわけではない。
一貫して否定されているのは、ジオン、連邦、どちらサイドへの視線においても「戦争」だ。
当作、というより富野監督においては、「戦い」と「戦争」は区別されているようだ。「戦争」=国家からの戦闘参加の命令、言い換えれば、殺し合いをしたくない人間に殺し合いをさせる強制力、と把握されているらしいことは『アムロ脱走』のエピソードに明瞭だろう。
この強制力に対する批判的視線は、両陣営に対し全く違いがない。
この富野監督の中の「戦い」と「戦争」は、ヴァルター・ベンヤミンの「神的暴力」と「神話的暴力」の区別に似ているように見える。
戦争の否定は、しばしば、自称「平和ボケしていない現実主義者」から、人類の歴史は戦いとともに発展してきた、といった浅薄な反論にさらされる。
確かに、蜂起したパリ市民の暴力がなければ、フランスに共和制はなかっただろう。
イギリスに対するテロ行為が、戦争を経て、アメリカを独立させた。
チャウシェスクに対する突発的な暴力の爆発が、ルーマニアの独裁を終わらせた。
だが、それらの「戦い」=暴力と、例えばポル・ポトが自国民に一方的にしかけた全滅戦争や、ヒトラーの開始した侵略戦争が同一視できるだろうか。暴力の爆発という外面の同一性だけで、したり顔で同じものだという「現実主義者」の弁を認めるのか。
富野監督は、ベンヤミンに似た方法で、これを区別しようとしたのではないだろうか。
現実には、「神的暴力」と「神話的暴力」を明確に仕分けることは、どの哲学者も成功していない。暴力を同時進行で経験する当事者も、自身が渦中にいるのがどちらなのか、判断などできない。だがしかし、両者は決して同一なものではないという、覆しがたい確信がある。
「ニュータイプ」は、この難問の、SF的な検出装置として作品に導入されたものだ。
認識力の拡大は、「暴力を避けて、話し合いですべてを解決する」お花畑の創出を目指したものではない。
眼前の暴力が、否定されるべき「戦争」なのか、腐敗した「神話的暴力」であるのか、見抜くための「拡大された認識力と直観力」なのだ。
そう、『光る宇宙』の最後でアムロが叫ぶ、「あれは 『憎しみの』 光だ」と直観する力が、汚れた神話的暴力を見抜く眼が、まさに「人の革新」というにふさわしい、ニュータイプの真髄だ。
それは最終回でシャアの言う「私にも敵が見える」というセリフと対になって、「戦争」をなくす力として作用する。
ニュータイプの力は、確かに「戦争」をなくす。が、それは「戦い」をなくすこととイコールではない。
戦争=望まない殺し合いを強制する汚れた暴力と対決するための、「戦い」の力として、それは作用するのだ。
このように見ると、本作とニュータイプのテーマは、今日でもなお古びるどころか、一層触発的であるように思う。
と同時に、この辺をとらえ損ねて、戦争の否定と非暴力を混同していることが、冨野監督以外の手によるシリーズ各作の、ちょっとピントがずれたような本作との不整合を感じる原因のような気がするのだが、どうだろう。
【追記】 2022/12/15
岡田斗司夫が自身の動画配信チャンネルで行っている『機動戦士ガンダム』の解題の中で、ドズル・ザビの最後の瞬間に立ち現れる背後の「影」を、「悪魔」と表現していた。
この瞬間のドズルが体現する、人の「想い」や行動原理が、ニュータイプの「眼」には「悪」として映っている表現である、と。
本来は、人として根源的であり不可欠とも思われている、これらドズルが体現する「もの」が、「新人類」としてのニュータイプには否定性として「見えてしまう」卓抜した表現であると岡田は解釈していると理解した。
どうやら、岡田は、こうした「悪」は仏教でいう「業」のようなものと捉えたのではないかと想像する。
「業」は、ある意味で、人として在るために不可欠の根源的要素であり、人間性の実質そのものと言ってもいいが、捨て去らねば「人」を超越して高みへと上昇する事が出来ない。
あまたの宗教において、超越=人間性の放棄のために、様々な苦行の技術性が追求されてきた。
そうした「人」を超えるための必然=無常が、ドズル=旧人類と新人類=ニュータイプの描写に凝縮されている。
同じ配信の中で、かつてSFプロパーから「ガンダムはSFではない。宗教だ」と批判の声が上がったことがあると岡田は証言していたが、このような解釈は、そうした記憶と関連しているのかもしれない。
だが、この「悪魔」という表現に触発されて脳裏に浮かんだのは、ドストエフスキーの『悪霊』だった。
ニヒリズムが不可避に吸引し、人に憑り付く倒錯的な過剰な観念を、ドストエフスキーは「悪霊」と表現したのだが、冨野監督は「悪霊」=過剰な「観念」を「悪魔」として表象したのではないか。
倒錯的「観念」に憑かれた人間は、「観念」に操られる思考を自分自身の自発的な自由意思と思い込む。
たとえば、「愛国」という倒錯した「観念」に囚われた人間が、政府の奴隷のように思考し行動することを「普通」だと思い込むように。
その究極が、自滅を辞さない「特攻」だろう。
上述したベンヤミンの思索は、「観念による暴力」と「観念を浄化する暴力」という問題圏へ通じるものだが、その検出装置として置かれた「ニュータイプ」が、倒錯観念を「悪霊」=「悪魔」として表象するのは必然かもしれない。
こうしてみると、『機動戦士ガンダム』は宗教的というよりも思想的なのであり、なおSFの範疇にあるのだと思える。
『ガンダム』の触発性は、2022年の現在、より一層増したのではないかと感じ、追記した。
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
エイガラン さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
緻密に練られたストーリー設定や世界観が、作品に圧倒的な厚みを与えている。ガンダムのいうのが作品の枠から、一つのコンテンツにまで拡大し、40年以上経った現在でも新作が作られているのがその証拠と言える。そして富野監督のリアリズム的なメカへの拘りがまた、作品に説得力を持たせている。魂は細部に宿るという言葉を体現した作品と言える。
また、キャラクターの細かい台詞の言い回し、表情の演出が非常に秀悦で、ロボットアニメだけではなく、ヒューマンドラマとしても一流。
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
富野由悠季監督作品、サンライズ制作。
アニメ史に燦然と輝く不朽の名作。
お世辞にも絵は薦められないですが、
それでもガンダムを語るには些細なことだ。
この戦場の群像劇が教えてくれること、
それは連邦、ジオンどちらにも正義があり、
戦争の恐怖に怯え、何の為に戦うのかと自問し、
拡大する戦火の中で世界を知り、恋心を知り、
家族のあり方に苦悩し、未熟な存在を強くする。
ライバルとの幾多の戦いを経て、
仲間との別れを経験し成長を続けること。
ここには運命に翻弄された若者の慟哭がある。
多種多様なモビルスーツが戦場を彩り、
名物キャラが観るものを楽しませてくれる。
起死回生をかけ開発された連邦の白いMSは、
その修敏性と攻撃力でジオンのザクを圧倒した。
膠着状態の戦局を変える可能性を持っているのだ。
{netabare}最も印象に残った大好きなシーンは、
少年兵とマチルダ中尉との記念撮影です。
人類を革新へと導くニュータイプの存在は、
壮絶な戦場の物語を観念的に導き終幕を向かえる。{/netabare}
アムロとシャア、戦いの軌跡、
何を賭けるのか、何を残すのか、
語り継がれる伝説の幕開けがここにあります。
セイラさん、あまりに愛おしい。
AvMme83528 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いくつになってもガンダムを見てしまう。
一生卒業できない作品。
流石にTV版の作画は今見ると厳しいけれど、それでも色褪せない面白さがある。
久々にアマプラで見直して、びっくりするほど面白かった。
映画版だけじゃなく、たまにはTVも見ないともったいない。
ヘラチオ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
色んな作品や人達に様々な影響を与えた作品。数々の名言が生まれ、ネタとしてもよく使われています。
認めたくないものだな、若さ故の過ちというものを
偵察に出した部下ジーンとデニムが先走って彼らが搭乗していた2機のザクを失った際の独白。
見せてもらおうか、連邦軍のMSの性能とやらを
アムロの乗るガンダムとの初対決に臨んで。実際に目撃したガンダムはザクの主武装のザク・マシンガンが効かない、ビーム・ライフルはザクを一撃で破壊する威力と想像以上のとんでもない性能だった。
当たらなければどうということはない、援護しろ
ガンダムのビームライフルに怯えるスレンダーに対して。
直後、スレンダーの乗ったザクは直撃をもらって爆発、彼はあえなく戦死。確かに当たらなければどうということはないかもしれないが、当たったら終わりなのであった…。
モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないことを、教えてやる!!
恐るべきガンダムの火力を見せつけられても、シャアは逃げることなく再び戦いを挑む。
「赤い彗星」という異名を持つジオン公国軍のエースとしてのシャアの自負とプライドがうかがえ、実際に彼はその圧倒的操縦技量で、当時はまだまだ素人だったアムロの乗ったガンダムを翻弄する。だが、それでもザクとガンダムの性能差を覆すことはできなかった。
また、こんな事を言っていた彼が後に「情けないモビルスーツと戦って勝つ意味があるのか!?」などと言い出す。
ええぃ!連邦のMSは化け物か!
上記の発言後、ガンダムとの戦闘中にて。
ザクマシンガン、タックル、パンチ、キックとあらゆる方法で起動直後のガンダムに集中攻撃を浴びせるシャアだったが、ルナチタニウム製の装甲にはまるで歯が立たず、火力だけでなくその防御力にも驚愕させられることに。
戦い方がなっていない。まるで素人だ
ガンダムやホワイトベース隊の必死の反撃で部下を喪い、撤退しながらの一言。
連邦の強力な新型MSと新型戦艦に敗北したという事実自体は素直に認めつつも、これだけ強力な新兵器を扱う敵の戦い方がまるでずぶの素人であることが、シャアには不可解でならなかった。この時点では流石のシャアもまさかホワイトベースのクルー達が実戦経験が全く無い士官候補生と民間人の寄せ集めとは想像もできなかっただろう。
クラウン、ザクには大気圏を突破する性能はない。気の毒だが…
大気圏突入時の隙を突いてホワイトベースに攻撃を仕掛けるシャア達だったが、アムロのガンダムだけでなく、部下のクラウンの乗るザクまでもが帰艦できずに落下していったときのセリフ。
シャアに助けを求めて叫ぶクラウンが大気圏に落ちて死んでいくのを見ていることしか出来ないシャアは、「しかしクラウン、無駄死にではないぞ。お前が連邦軍のモビルスーツを引き付けてくれたおかげで、撃破することができるのだ」とせめてものフォローを入れる。だが悲しいかな、ガンダムには大気圏突入用の機能が付いており、クラウンの死は完全な無駄死にとなってしまったのであった…。
地球での自由落下というやつは、言葉で言うほど自由ではないのでな
ザクとガンダムによる、大気圏内での自由落下しながらの空中戦にて。
ガルマ、聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい
君は良い友人だったが、君の父上がいけないのだよ!
ガルマを罠に陥れた際の台詞。
ホワイトベース隊の作戦を見抜いたシャアはこれをガルマの謀殺に利用すべく、敢えて彼に真実を知らせることなく囮であるガンダムを追うように指示。目論見通りにガルマはホワイトベース隊の一斉攻撃を背後に受け、最後のあがきに特攻を仕掛けようとするも叶わず戦死した。
シャアの「悪役」としての側面を象徴する台詞として有名な台詞だが、わざわざガルマに己の犯行を知らせたり、「良い友人だった」と本音を告げるあたり、非情な悪に徹しきれないシャアの甘さも垣間見える。
坊やだからさ
ギレン・ザビによるガルマの追悼演説の中継放送を眺めながらの一言。
シャアの最も有名な台詞の一つ。この時シャア20歳。
さらに出来るようになったなガンダム
ジャブロー強襲作戦で、ガンダムと交戦して。
1クールぶりに登場したシャアは、ガンダムに乗るパイロット(アムロ)の成長を素直に認める。
軍から身を引いてくれないか。アルテイシア
ジャブロー侵入に失敗して逃走中に偶然アルテイシア(セイラ)と再会した際に言った台詞。しかしアルテイシアはホワイトベースから降りることはなかった。
私はシャア・アズナブル。ご覧の通り軍人だ
中立地帯のサイド6にて、ララァとのドライブ中に初めて生身のままアムロと出会った際に放った台詞。
この言葉には自己卑下が含まれていて、道化のような格好を恥じているのか、軍人そのものを侮蔑しているのか、シャアが赤い彗星と周りから呼ばれることをうっとうしいと感じていることをアムロは気付いた。
アムロはシャアと対面するのは初めてだったが、名乗られるよりも先に彼の素性に気づいた自分を不思議がった。一方、シャアの方もアムロがガンダムのパイロットだとは知らなかったが、既に彼を知っているような奇妙な感覚を覚えていた。
それが分かる人と分からぬ人がいるのだよ だからオールドタイプはせん滅するのだ
テキサスコロニーでのセイラとの会話で、セイラ曰く「この戦争以前から人の革新は始まっていると思える」との台詞を受けて。この頃から逆襲のシャアに至る過激な行動の一端を垣間見せていた。
パイロットでは体制は崩せんよ… ニュータイプ能力を戦争の道具に使われるだけだ
テキサスコロニーで再会したセイラとの会話の続きにて。
ララァ、私を導いてくれ…
アムロとの戦いでシャアを庇ってララァが死んでしまい、失意の内に敗走しながら言った独白。
仮面の下から涙がつたう。劇場版にて加えられた台詞。
さて、問題は私にもニュータイプの素養があるかどうかだ
見えるぞ! 私にも敵が見える!
ア・バオア・クーでの最終決戦にて、ジオングを駆り、ガンダムとの戦いに赴く際に。
出撃当初、シャアは自らのニュータイプの素養に懐疑的であったが、自身のニュータイプの力によってガンダムを発見したことで歓喜する。
ララァ教えてくれ、どうしたらいいのだ!!
ガンダムと死闘を繰り広げるシャアだったが、既にアムロの能力はシャアのそれを凌駕しており、次第に追い詰められて焦る彼は極限の弱音を漏らす。
しかもこれまでたとえララァに頼まれても頑としてノーマルスーツを着てこなかったシャアが、この時初めてコクピット内部でノーマルスーツに着替えており、如何に彼が追い詰められていたかが窺える。
その力、ララァが与えてくれたかもしれん。有り難く思うのだな
今君のようなニュータイプは危険すぎる。私は君を殺す
シャア、アムロ互いのMSが大破した後も彼らの戦いは終わることはなかった。シャアが予想以上に強いアムロのニュータイプ能力を危険視し、直接射殺しようとするシーン。
私の同志になれ。ララァも喜ぶ
ア・バオア・クー内部でのアムロとの生身の決闘の末、セイラの介入もあってシャアは彼を自らの同志に誘う。しかし、両者が互いに歩み寄ることは無かった。
ヘルメットが無ければ即死だった…
同志になれと言った直後、爆風に飛ばされた後にセイラに言った一言。
アムロとの一騎討ちで彼の利き腕をサーベルで深々と刺して重傷を負わせたシャアであったが、ヘルメットのバイザーがアムロの剣先を止めきれてなければそのまま頭部を貫通されていたことを意味している。
ここでシャアが負った額の傷跡は、その後の彼のトレードマークの一つとなる。
ガルマ、私からの手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい…
この台詞と共に手持ちのバズーカでキシリアを射殺。ザビ家への復讐の完遂はシャアにとって数少ない友人でもあったガルマとの完全な別れでもあった。そして、シャアは崩壊するア・バオア・クーに姿を消す…。
好きな技はジェットストリームアタックです。
燃えよガンダムでも聴くやで
GOMA さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1979年4月~1980年1月放送。ガンダムシリーズ第1作。サンライズさんのオリジナル作品。1960年代生まれのアニメ好きならまず観てる、ロボットアニメが好きなら年齢問わずまず観てる、不朽の名作ですね。
製作はサンライズさん。声優さんは古谷徹さん、池田秀一さん、鈴置洋孝さん、古川登志夫さん、鈴木清信さん、戸田恵子さん、白石冬美さん、井上瑤さん、鵜飼るみ子さん、潘恵子さんなどなど。レジェンド過ぎる。。。名前の羅列だけで神々しいw
今とは違い色んな技術が発達していない中、昔の良き時代に作られたアニメという感じがします。ていうか、時代背景違い過ぎてあまりコメントできることがないw
GOMAは年齢的にリアルタイムでは観てないですし、何回目の再放送かわからない時でもチラチラ観たレベルでした。たまたまタイミングが合わなかったんですね。しっかりと全話通して観たのは数年前、もちろん大人になってから。説明少な目で視聴者に考えさせる点などは昔のアニメだなぁと思いましたが、かといって少な過ぎる訳でもなくバランスがいい!やはり面白いですね!
40年経っても色あせない、名作中の名作だと思います。
haruto さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
camuson さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世代としてはリアルタイムですが、初回放映はおそらく見てないのだと思います。
私はガンプラから入ったのですが、おそらく再放送、再々放送、再々再放送あたりを
歯抜けで見ていたのだと思います。
ガンプラの狂騒だけではなく、ガチャガチャの消しゴムやメンコなど
キャラクター商品の一大ブームにリアルタイムでさらされてきており、
かつ、アニメ情報雑誌「アニメージュ」や「ニュータイプ」、
「ホビージャパン」の別冊特集、
はたまた学校のアニメ漫画部員等による二次創作などからの多面的な情報により、
アニメ作品を一気通貫で通してみてないのだけれど、
話の流れはほぼほぼ把握していて、
その世界観は体に染みついてるというような状態だと思います。
さて、今回、一気に見返してみたわけなのですが、
ミハルやララァの印象は鮮烈に残っていたのに対して、
スレッガーさんは記憶になかったので、
何度か再放送を見ていたのだけれど、
その部分は歯抜けのままだったことに気付きました。
(スレッガーはモビルスーツに搭乗してないので、
他のメディアにより補完されることもなかったようです。
例えばマ・クベが、こんなに登場機会の多い人物との認識はなかったのですが、
ギャンの搭乗者という事で顔は知ってましたし)
ミライさんが超モテモテという認識がないまま、
40年間をやり過ごしてしまったという事で、
ミライさんには何といって謝ったらいいのかわかりません(笑
しかし、ロボットアニメと言えば、マジンガーZの流れをくむ
子供向けの勧善懲悪の合体ロボアニメしかなかった時代において、
単純に善悪に分けることができないリアリティのある戦争を描いたという点で、
それだけでも驚かされるのですが、
様々な制約条件があろう中で、それを感じさせない完成度に仕上がっていることが、
本当に素晴らしいです。
10話の段階で、敵軍のプリンスが、
配下のエースパイロットに謀殺されるところからして、
もはや子供向けとは思えないし、
ランバ・ラルとハモンの大人の関係、そこに脱走したアムロが絡み、
後の戦闘で対峙するなど、キャラの立て方、因縁の作り方が巧み過ぎます。
ランバ・ラルはそのあとセイラとも絡んでくるし。
あと、天才的な発想だと思うのは、ミハルのエピソード。
この手の死は戦争には付き物で、無数にあるにもかかわらず、
エンターテインメントの世界では無視されるのが常と言っていいでしょう。
ミハルの死に戦争のリアリティや悲しさが凝縮されてるのですよね。
終盤ララァの登場と「ニュータイプ」の概念の導入は、
もはや凡人の想像の範疇を超えており、
驚かされると同時に、どこに向かっているのかわからなくもなるのですが、
最終話で、謎めいた余韻を残しつつ、かなり綺麗に着地できているのも凄いです。
専門用語、軍事用語、隠語が飛び交って、詳しい説明もなく話が進み、
背景や設定を緻密に作り込みつつも、作品にはその一端しか見せない手法。
独特な節回しによる名言の多さでは、他作品を寄せ付けません。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本日、「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」と「閃光のハサウェイ」の予告を観てものすごーーーくいろいろ言いたいのですが、まだ「あにこれ」に反映されていないので後にしましょう。
「機動戦士ガンダム」は富野由悠季がロボットアニメの乱造に切羽詰ってできた作品であり、今までのポジティブで一辺調子のヒーローものだったものを、政治的で人間関係を中心としたリアルなものに置き換えたことにより、「ハリウッド映画」的な重厚感を帯びたのである。
当時のオタクは歓喜しただろう。自分たちの生き様のようなものをそのままアニメ化されたら、そりゃ喜びますわ。
今見ると、当時のアメリカンニューシネマをそのまま「ロボットアニメ」に置き換えただけだと思いますが、それでも情報そのものが氾濫している現在と1980年代初頭では全然、影響力が違うのかと思います。
特にラストにおける新しい時代の「ニュータイプ」たちは、今まで以上に協力して分かり合うことのできる新人類になるというメッセージは2018年現在の若者にも届く素晴らしいメッセージであり、
本作が不朽の名作たる所以だと思います。
。。。。。。初代がやはり一番なのか?
うおお さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
nyaro さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なぜ、ガンダムはちゃんと整備・メンテンナンスをするのか、量産型ザクという戦車を人型にしたようなロボットがでてくるのか。
人と人が戦う話です。つまり戦争です。戦争を描く以上は兵器はリアルでなければなりません。なぜか。人の命が散る痛みがリアルでなければならないからです。
怪獣や宇宙人が相手なら、レーザービームで爆発ドッカーンでいいでしょう。でも、兵器に人が乗って、その人には感情も個性もあって、家族もいます。だから、リアルに殺されなければなりません。
これが、ファーストガンダムの最も重要なコンセプトだと思います。
リアルロボット、というのは造形や関節がどうこう、ということではなく、人を殺すための、戦争をするための兵器だ、という点においてリアルでなければなりません。金をかけて何人もの人が、弾を込め、燃料を入れて、修理します。人を殺すために。それが戦争のリアル、です。
いくら機械的にSF的にうまく設定されて、リアリティがあるロボットだとしても、人を殺す兵器でなければ、私はガンダムの精神を引き継げていない、と思います。(こういう主張はあまり聞いた事がないので、独りよがりな意見なのはわかってます)
ガンダムが画期的だったのは、この点においてでしょう。具体的に名前と顔があり今まで会話してきた人間(マチルダ、リュウ、ランバラル、コズン、ミハル…きりがありません)が、戦場に倒れて行く。それでも局地戦の勝敗です。大きな戦争の流れは、ホワイトベースに関係がないところで動いてゆきます。個人の命の重さがあまりに戦争の中では軽い。
ニュータイプについては、世代間の共感性を象徴しているようなところもあるのでしょうが、ララアは良かったと思いますが、少し取って付けた感がありました。Z以降兵器用の超能力者になってしまった感じもありますしね。本来はもう少し違った意味だった気がします。
ひつまぶし食べゾウ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
スーパーロボットの金字塔がマジンガーZならば、リアルロボットアニメの金字塔は機動戦士ガンダムしかない。
ハッタリの効いたSF、富野由悠季監督のリアルが詰まった作品
それまでのイケイケ主人公たちとは違い、なよなよとしている(当時の意見)一般人であるアムロが急にロボットに乗って戦え!と言われた事を考えれば、その感情の帰結は当然の結果で、そこからの心情の変化も楽しめる。
劇場版との違いは細かくあるので、好みが別れるが個人的に見やすいのは劇場版なので『ガンダム』に触ったことの無い人は劇場版三部作から鑑賞することをオススメする。
イムラ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
<2021/5/12 追記>
NHKで「神田伯山の これがわが社の黒歴史」って番組が始まりまして。
内容は「しくじり先生」と「伯山カレンの反省だ」を足したような。
初回のテーマはバンダイナムコのやらかし
「ピピンアットマーク」
なんでも25年前の世界一売れなかったゲーム機なんだとか。
面白かったですよ。
同じNHKの「ねほりんぱほりん」さながらに、当時のバンダイ社員、役員のやりとりをガンプラで再現。
特にジオングとドムの使い方が秀逸。
中身も濃くて勉強にもなり、且つ笑かされました。
これは今後も要注目番組。
<2020/6/14 追記>
あれ?
レビュー追記したつもりで文章消えてました。
何を書いたかというと最近YouTubeで
「シャアとギレンによるミルクボーイ漫才」なるものを見つけました。
著作権的に微妙ですが、とにかく笑かされたので。
ミルクボーイ漫才の万能性とズゴックの特性を再認識した次第です。
<2019/4/20初投稿>
NHK「ガンダム誕生秘話」を見ていろいろと思い出しました。
良い機会なので、この日本で最も有名であろうアニメ作品について思うところをつらつらと書いていこうと思います。
1979年当時、小学生の私はガンダムの前々作「ザンボット3」でショックを受けたせいかアニメから離れていました。
当然、ガンダムも本放送は見ておらず。
ところがたまたま最終回だけ見たんですよ。
ある土曜の夕方、ふとチャンネルを変えるとやってました。
印象的な「チャララーン♪チャララララン♪」ジングルの後、渋くも爽やかなイケボで「・・・脱出」のタイトルコール。
内容はさっぱりわかりませんでした 笑。
そりゃいきなり最終回だけ見たらそうなんですけど。
ただ、はっきり覚えていることが一つ。
宇宙空間を埋め尽くすかのような大量のロボ。
同じ顔形したロボの群れが虫のように。
「なんだこりゃ?」
それまでのロボものにそんな絵面ありませんでしたから。
でもその時は「なんか変なの」ぐらいな印象だったのです。
小学校でもほとんど話題になってなかったですし。
ところがそれからしばらくして再放送が始まりました。
平日の夕方だったかな。
ご飯食べながらちょっと見てみようか、と言う軽い気持ちで。
それが第1話「ガンダム大地に立つ!!」
・・・衝撃でした
モノアイを不気味に光らせながらサイド7にひっそりと侵入していく三機のザク。
重々しいモビルスーツの駆動音。
普通のアニメとは違う!
冒頭からそんな匂いがプンプンしてきます。
それまでのロボものと言えば
・新作の敵メカが今週の目玉とばかりに律儀に毎週1体ずつ僕らの街に襲い来る。
・主役ロボは毎週几帳面にこれを地上で迎え撃ち、打ち倒す。
・主人公はメンタル鬼強の熱血漢、もしくはなんでもできるスーパーヒーローキャラ。
・敵の組織はとにかく悪!それもキリスト教もびっくりな絶対的な悪。
・そして敵組織は徹底した上意下達。つまり一枚岩。ガバナンスは万全です。
・敵との戦局は一重に主役ロボの存在にのみ左右される。他の地球人たちは何やってんだろ?
・主役ロボを開発した博士が味方チームのマネジメントを行い、あまつさえ戦闘指揮まで採る万能スーパーマン。
こうした「お約束」を全てひっくり返したのが「機動戦士ガンダム」です。
・ロボ、即ちモビルスーツは「兵器」の一つ。敵モビルスーツは量産型で皆同じ顔。
・敵は戦況に応じた戦略・戦術に基づいたタイミングで攻撃を仕掛けてきます。毎週必ずやってくるわけではありません。視聴者の都合ではなくあくまで敵の都合。
・モビルスーツ・ガンダムを中心とする主役の皆さんは、これもやはり戦術で応じます。時には自分たちから打って出ることも。
・ガンダムを操る主人公アムロ・レイさん(16歳)はメカオタク。職人気質で自閉的な鬱々キャラ。なんでもパパに殴られたことはないのだとか。ママンには引っ叩かれてましたね。文字通り「等身大」の16歳です。
・敵の組織「ジオン公国」は主人公側にとっては戦争相手。それも地球からの植民地的支配から逃れようと独立戦争を仕掛けてきてる方々です。お互いに「相手が悪」という関係ではありますが、絶対悪ではありません。
・敵も味方も内部ではいろいろ揉めます。特にジオンは内輪で兄弟喧嘩。
{netabare} 最後はジオンのトップ、ギレンさんは妹のキシリアちゃんに「お兄ちゃんのバカー」とばかりに殺されてしまいます。合掌。{/netabare}
・敵との戦局はガンダム一機に左右されない。もしガンダムがなかったとしても{netabare} 結局連邦軍が勝ってたと思う。
(戦局を左右したのは結局ザビ家の兄弟喧嘩という){/netabare}
・ガンダムの開発者であるアムロパパは唯の天才技術者。科学者という感じではなく職人風。
もちろんマネージメント能力なんて無さげ。
そして実際に主役チームを率いるのは見た目老けてるけど実は19歳の堅物軍人ブライトさん(少尉)。
物語を通じて成長していき、その後、宇宙世紀シリーズの本流作品では皆勤賞の優等生です。
ロボも魅力的でした。
モビルスーツという概念と語感。
どちらも新鮮。
特に敵方のザクはカッコよかったですねえ。モスグリーンのずんぐりむっくりの体型にモノアイが堪らんですよ。
もちろんガンダムもカッコよい。
トリコロールカラーなのが当時少しダサく感じましたがその他は◎。
特に「ビームサーベルを背中から抜き放つモーション」と「片手で構えたビームライフルを二連射する動作」には惚れ惚れしました。
それまでのロボものやヒーローの主役には必ず必殺技がありました。
それらは
「強い武器(技)だから必殺技」
なのではなく
「主役の必殺技だから強いのよ」
という前提のものです。
ところがガンダムは違います。
特別、どの兵装が必殺技とかの明示はされません。
しかし、実際の戦果と秀逸な台詞回しで「これはすごい武器なんだ」と実感させられます。
例えばビームライフル。
その後、アムロさん(16歳)の永遠のライバルとして共にガンダムシリーズを支えることになる名敵役シャア・アズナブルさん(20歳、少佐)。
彼は初めてガンダムと相見えた際、僚機のザクを一撃で屠ったビームライフルのとんでもない威力に戦慄します。
「い、一撃で、一撃で撃破か。なんということだ、あのモビルスーツは戦艦並のビーム砲を持っているのか。」
この一言で
・その世界では、モビルスーツを一撃で撃破できるようなビーム兵器は戦艦などに実装されるものに限られていた
・つまり武装においては戦艦>>>モビルスーツがこれまでの常識
・ところがガンダムは戦艦のビーム兵器レベルの武器を持ってる。
・そんなガンダムすげー、ガンダムのビームライフルやべー!
ということを端的に表現しています。
何も主役だから凄いんじゃない。
ガンダムが兵器として飛び抜けて高性能なだけなんです。
ということが説得力を持って伝わってきます。
そのガンダムは物語が進んでもほとんどパワーアップしません。
敵はザクの後、グフ、ドム、ゲルググと新型機が投入されどんどん性能が向上します。
なのにガンダムはそのまま。
いつのまにか性能も追いつかれ、ゲルググに至ってはとうとうビームライフルを標準装備するまでに。
なのにガンダムは最後まで 無双します。
なぜならニュータイプに目覚めたアムロさん(16歳)が回を追うごとにモビルスーツパイロットとしてありえないような成長をしていくからです。
主人公が成長して強くなっていく。
こうしたところも意外と従来のロボアニメに見られなかった部分ですね。
ここでニュータイプについて一言。
作品内では
・ニュータイプとは「他人同士が真にお互いを理解し合える超コミュニケーション能力」
・モビルスーツのパイロットとしてこの能力に目覚めると非常に強くなってしまう。
・でもニュータイプそのものは本来、戦争の道具にするべき能力ではなく「宇宙を住まいとする新しい人類のあり方」である。
という扱われ方してました。
いわゆるオカルティックな能力。
子供の頃は「ゆーても超能力だよねー」という感じで見てたのですが。
でも歳を経るとあらためて考えてしまうところもあり。
そこを書き出すととめどなくなりそうなのでここら辺にしておきますが、思考実験してみるのにちょうど良い題材な気はします。
そして最後に。
ガンダムといえばやはり人間ドラマではないでしょうか。
「主役はロボではなく人間である」
そんな富野御大の宣言が聞こえてきそう 笑。
シャアとセイラ
シャアとザビ家
ククルスドアンと子供たち
ランバラルとハモンさん
アムロとママン
リュウ兄貴(泣)
カイとミハル(泣)
マチルダさーん!とウッディさん
アムロとパピー
ミライさんとブライトさんとスレッガーさんとカムランさん
マ・クベさん
デギン・ザビとジオン・ズム・ダイクン
ザビ兄妹
そして、シャアとララァとアムロ
まさに群像劇。
人間模様の宝石箱やー!
特にミハルの話はせつなすぎて大好きです。
と、まあ、なんかとりとめのない文章になってしまいましたが、
ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
結局言いたいことは
やっぱりガンダムは日本アニメを変えた傑作なのだと思います。。
とらお さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
そら さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
良くも悪くも子供用のアニメという感じ。戦って逃げての繰り返し。ただ、モビルスーツはとてもかっこよく、戦闘は見ていて飽きなかった。
けみかけ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
NHKが2018年3月~4月にかけて行った【全ガンダム大投票】
https://www.nhk.or.jp/anime/gundam/
という企画の集計結果の一部からの考察です
作品のレビューとは違うことをまずご了承下さい
上記公式サイトの「作品ランキング」の投票結果とTOP10作品で閲覧出来るその内訳を合わせてお読みいただければと思います
この投票企画の総投票数はなんと174万票以上
1人2回投票の機会が与えられたので少なく見積もっても80万人分のガンダムファンのサンプルが集まった事になります
日本の漫画やアニメやゲームといったオタク総人口が1700万人と言われている時代ですので、80万というサンプル数は統計学的には超優秀な数字でかなり信頼出来ます
【シリーズを支えてきたのは『ヤマト・ファースト』世代じゃなくて『ガンプラ・Z』世代?】
まずオイラ自身が勘違いしていたのですが、シリーズを支えるコアとなっているファンって言うのは所謂『宇宙戦艦ヤマト』を劇場版や続編に繋げていった世代とか「オタク第1世代」とか呼ばれる1963±5年前後生まれ=初代ガンダム(以下、『ファースト』)リアルタイム放送当時の11~21歳だと思ってたのですが実際は違ったようです
(以下、この世代をオタク第1世代と記す)
『ファースト』をリアルタイムで視聴し、今現在もシリーズを熱心に応援しているファンってのは主に1979年放送当時11歳以下の子供だったことが投票結果の内訳から見えてきました
この年齢だとリアルタイム放送時、原初体験としてギリギリ記憶に残っているか、という微妙な世代です
或いはリアルタイムの時はぼんやりとした記憶だけが残っていて、再放送やビデオグラムで『ファースト』を再評価していったのかもしれません
ちょうどガンダム好きで知られるお笑いタレントの土田晃之さん辺りの世代です
彼等は10代前半、ガンダムの複雑な世界観や物語の奥深さを理解できる年齢になった頃合いでいわゆる社会現象にもなった“ガンプラブーム”とソレを追従する形のサンライズロボットアニメ群を中心とした“アニメブーム”を体感します
そして中高生の頃に『ファースト』の直接の続編でありブームのピークとも言える『Z』が直撃(1985~86年)
ここまで来てなおガンダムへの愛が冷めやらぬ人はアニメやガンダムが好きであることが日常において「普通」になっていきます
そしてその後の宇宙世紀シリーズも根強く追いかけていくことになり、学生アルバイトや1人暮らしや就職で自身が自由に使えるお金が増える年齢になる頃に劇場作品『逆襲のシャア』(以下、『逆シャア』1988年)→OVA『0083』(1990~92年)といった作品にも順当に手を出していくことになります
(『ZZ』や『0080』や『F91』等は統計データ不足の為、割愛させていただきます)
一方でオタク第1世代の『ファースト』支持率は彼等ガンプラブーム世代の半分以下
これは当時まだSF小説や劇画はまだしも、“アニメは子供のモノ”という感覚が強かったからなのだと推察します
『ファースト』時点で既にティーン世代以上で、ガンダムファンとしては比較的少数派なこのオタク第1世代は、社会に出る年齢になると徐々にガンダムやアニメそのものから離れていったと思われます
この世代で『Z』以降の支持率が急激に減少する事がこれを証明しています
彼等はガンダムシリーズが好きと言うよりか『ファースト』が好きということなのでしょう
誤解を恐れずに結果だけ見て言えば『ファースト』原理主義と受け取れます
面白いのがガンプラブーム世代は平成以降に登場した宇宙世紀を舞台としないシリーズ、いわゆるアナザーガンダムにも一定の理解を示し、支持していることが投票結果から判るのです
つまりまとめるとシリーズを支える屋台骨となっているファンとは、
1973±5年生まれ
↓
幼少期『ファースト』の洗礼を受ける
↓
ガンプラ&アニメブームを体感
↓
中高生の時に『Z』直撃
↓
青年期以降『逆シャア』や『0083』等を追いかける
↓
今日も新作の“ガンダム”が出たら先入観無くとりあえずチェック
↓
魅力を感じればきちんと評価
という人々だと投票結果から推察出来ます
【ガンダムファンは2度若返る】
いつまでもガンプラブーム世代がシリーズを牽引し続けるとファンの年齢層は高齢化の一途を辿るわけですが、平成になるとシリーズはファンの若返りを図り始めます
その結果が顕著に出たのは『G』(1994~95年)と翌年の『W』(1995~96年)です
この2作品を最も支持しているのはリアルタイム放送当時の6~17歳
ちょうどガンプラ世代が『Z』にハマっていた頃の年齢と合致することが判り、見事に若返りに成功したというわけです
『0083』も世代的に被っているのでガンプラブーム世代と双璧を成すほど支持率が高いです
ただこの世代はガンダムシリーズよりむしろ同時期の『エヴァンゲリオン』に最も強い影響を受けた世代なので、ガンダムシリーズの継続的なファンを獲得出来たか、という点においては些か微妙です
その後シリーズは『SEED』(2002~03年)でもう一度大きく若返ります
『SEED』の最大支持者はリアルタイム放送当時4~14歳
低価格で低年齢層でも組み立てられる簡易なキットのガンプラが通常とは別に併売されたり、ガンプラ初心者のタレントがガンプラ作りに挑戦する入門者向けバラエティ番組が組まれる等の宣伝効果もあり、関連商品は商業的成功を納め第2次ガンプラブームなる言葉も生まれます
さらには続編『SEED DESTINY』の放送やゲーム作品等で息の長い展開が図られました
この長期的な展開が成功したおかげか、平成初期のファンとは少し異なり『SEED』世代はそのままその後のシリーズの支持者として育っていきます
『SEED』の5年後にスタートした『00』の支持者は放送当時の9~20歳でまんま『SEED』世代と合致します
さらに『SEED』の13年後にスタートした『鉄血のオルフェンズ』(以下、『鉄血』)の支持者は17~28歳でやはり『SEED』世代がそのまま年齢を重ねていってるのが判るのです
ここまでをまとめると
『G・W』(平成シリーズ)世代=1983±5年生まれ→前後のシリーズも広く浅く追いかける
『SEED』世代=1993±5年生まれ→年齢を重ねながらシリーズを追いかけ『00』や『鉄血』の最大の支持者に育つ
【ファン層のヤングアダルト化】
『SEED』までの結果から分析すれば、『00』や『鉄血』はもっと低年齢層から支持されても良さそうです
確かに他の作品に比べれば年月の浅い作品ほどティーン世代からの支持もある程度受けています
ですが『SEED』世代の成熟によって現代におけるシリーズの主なファン年齢層が20歳代に集中しつつあることが推測されます
ガンダムに限って言えば、実はこのシリーズというのはほぼ毎年何かしらの動きがあるため、シリーズが完全に停滞した時期というのはこの40年間でほぼ一度たりともないんです
その点を鑑みれば、ファンの若返りに失敗した、とは考えにくい
ですので逆説的に見て【ガンダムのようなアニメを観る子供が時代と共に減った】と言えるのでは無いでしょうか?
その一因には日本の人口全体が減少傾向にあることが考えれます
実際、日本の人口はガンプラブーム世代がちょうど第2次ベビーブームと重なり、そこから下降し続けています
また、そもそも年少の児童をターゲットとした『SDガンダム』の存在がゼロ年代以降はテレビシリーズがスタートしたり、旧作品のパロディを減らしたりと、以前よりも独立したものへと強調されました
このことから「子供のうちは『SDガンダム』以外のガンダムに触れなくてもよい」という意図的な差別化を公式が進めた結果である様にも感じます
この点はもっと掘り下げたいのですが如何せん『00』と『鉄血』の間に空いた5年の空白を埋め、尚且つターゲットとなる年齢層を意図的に下げた展開を行った『AGE』や『ビルドファイターズ』の統計的なデータが足りないのでここまでの憶測とします
【全世代に愛される『UC』】
面白いのが『00』終了後に入れ替わる様に展開が始まり、『鉄血』と同時期にテレビ放送もされた『UC』です
宇宙世紀シリーズという設定を理解していることが大前提のストーリー展開でありながら、『UC』を最も支持しているのはなんと先述の『SEED』世代なのです
『SEED』世代はガンプラ世代のジュニア世代…というには少々ズレがあるので、恐らくはゲーム作品等で宇宙世紀シリーズを学んだ『SEED』世代が、自然と宇宙世紀シリーズを受け入れたということなのだと推察されます
かくいうオイラも『ファースト』に触れる最初のキッカケはゲームだったりします
尚且つも平成シリーズ世代やガンプラ世代からも『UC』は支持を受けています
結果として『UC』は『SEED』世代という最大の支持者を得つつ、ガンプラ世代にまで跨る約30年というシリーズ屈指の幅広い年齢層に愛された作品ということになりました
これまでの分析結果とは異なる、文字通りシリーズの特異点となったわけです
【女性ファンが多い作品】
ファン全体の男女比は8:2なのですが平成以降、作品によっては女性ファンも多く獲得しました
女性が支持する作品にはやや偏りが見受けられ、具体的には『W』『SEED』『鉄血』の3作品に集中しており、これらを支持するファンの男女比はほぼ5:5です
昭和のシリーズに限ると『ファースト』が突出して女性ファンが多いようで、これは恐らく“ファーストのシャア”の人気が女性票を集めたのではないか?と推測します
実際クワトロやキャスバルも含めて複数の作品に跨るシャアというキャラの中で特に“ファーストのシャア”が人気です
まあ『Z』でカミーユに“修正”されたり『逆シャア』では“マザコン”が露呈したりしてますからファンによっては賛否が別れるのも無理ありません
意外だったのが高河ゆんをキャラデに起用した『00』が65:35とかなり男性票に押されています
これは後半の内容が男性好みな熱い展開だったり、ロックオンやグラハムやサーシェスといった男性目線で観てもカッコイイ兄貴分、おじさんキャラが豊富だったことが要因ではないか?と個人的には推察しています
特にグラハムの人気は主人公の刹那よりも高く、主人公の人気を上回るライバルキャラ、という点でまさに21世紀のシャアと言ってもいいでしょう
逆に男性からの支持率が90%を超える極端な作品は『逆シャア』や『0083』です
特にダンディズム溢れるキャラが多数登場したり、ミリタリー小説の様な重厚なストーリーが展開される『0083』には男性票が集中しています
【最後に】
さてはともかく、これまでオイラ自身が勘違いしてたというか、ガンダムシリーズの様な濃厚なSFアニメを観ているのは結局何歳ぐらいの人なのか?
という疑問を今回の全ガンダム大投票という企画のおかげで解決することが出来ました
あと細けぇことかもしれませんがNHKが投票フォームを開設した当初、アイラ・ユルキアイネンちゃんに投票出来なかったことと、その後しれっと謝りもせず修正したことは記録としてここに書き添えておきますね
ちなみにオイラの記憶の中にある最も最初に観たガンダムシリーズは『SDガンダムまつり』ですw
あなたのガンダム初体験はどの作品ですか?
心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
確かに画が1970年代後半に出たのを差し引いても決して良くない等荒削りな点も多くあるがそれを余りあるとても魅力的でドラマチックなアニメ!!
それまでのお決まりストーリー(基本勧善懲悪が既定路線)だったロボットバトル物を見事にリアルな戦争アニメに昇華させた当時の製作陣は本当にとても凄いと思います。(一方裏側では想像以上にいろいろな困難があって製作自体出来るかどうか位にかなり大変でしたが…。)
他の皆様が仰っている通りに当時斬新だったロボット(主にMS)バトルシステム、リアルチックなストーリー、そして連邦ジオン共に各キャラクターがとてもいい感じの人間臭さが出ていて魅力的(ここが私的一番ファーストガンダムが好きな所!!)で見事に最初から最後まで本当にとても良い意味で心底に来る刺さるアニメでした!!(ただ他の皆様が指摘した通りリアルタイムでの視聴率低迷が理由で当初の予定より早く終了させなければいけないのもあり、最終盤の方は駆け足感が強かったのは否めなかったですが…。)
本当に製作陣が冒険心満載で荒削りも多くありながら観ていてとても良い意味で印象に残る凄いアニメでした!!今の画のイイだけしか作れないクリエイター達も本当にファーストガンダムを見習って心底に良い意味での来る刺さるアニメを多く世に出して欲しいです!!閉塞と混沌の時代だから尚更!!
栞織 さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
国際化社会というと、サイボーグ009とかあったじゃないかと言われそうですが、このファーストガンダムが、いわゆる大人社会にも通じる国際社会のありようを、はじめてアニメ作品内で提示したものと思われます。そういう意味でまさにエポックな作品で、これ以降こういう、まがいものでない国際社会ものアニメができるきっかけになりました。それがアニメとしては大人すぎると思われるかもしれませんが、私にとってはまさにその後世界情勢を理解する手助けになりました。キャラクターにいろいろな人種のキャラがいたのも画期的で、もちろんそれ以前の作品にもそういったキャラはいましたが、それらがリアルに外国人であるという設定で出されたのも、このファーストガンダムが最初でした。当時アニメムックを繰って、あのキャラの設定がああでとかまさに「学習」したのもいい思い出です。もちろんガンダムというのは宇宙世紀の作品で、ジオンと連合の戦争ロボットアニメであるというのはわかっておりますが、私にとっては国際化社会の到来はまさにこのファーストガンダムからでありました。洋画の世界では遠かったそれらの国々の人々が近しく思えたのは、このファーストガンダムのおかげであり、それは今に通じていると思えます。ラスト場面の感動もまさにそれ故であり、一人の内向的な少年が世界に向かって羽ばたいていく物語でありました。難点があるとすれば、昔の作品でテレビシリーズでしたから、作画が安定していなかった事、BGMの効果音が当時の子供向けロボットものを踏襲していたことで、それらを除けば、素晴らしい作品であった事は、最近リメイクで前日談の「オリジン」シリーズが成功しているのを見れば一目瞭然です。もし可能であれば、全話新作画で見たい作品です。
機動戦士ガンダムのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
機動戦士ガンダムのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
スペースコロニーへの宇宙移民開始を紀元とした未来世界、宇宙世紀0079年が舞台。人類は増え続ける人口のため、半数が月軌道周辺にあるラグランジュ点に浮かぶスペースコロニー群(サイドと呼ばれる)に居住していた。その中で地球に最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦からの独立を求め、人型機動兵器「MS(モビルスーツ)」を駆使して独立戦争を挑んできた。開戦から僅か1ヶ月あまりで双方の陣営は総人口の半分を死に至らしめた。そんな中、サイド7に住む少年アムロ・レイは、地球連邦軍が進めていた「V作戦」に対する調査のためサイド7に侵入したジオン軍MS ザクの攻撃に巻き込まれ偶然が重なり、連邦軍の新型MS ガンダムのパイロットになってしまう。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム』のwikipedia・公式サイト等参照)
古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、鵜飼るみ子、白石冬美、井上瑤、古川登志夫、鈴木清信、戸田恵子、潘恵子、永井一郎
原案:矢立肇、原作:富野由悠季
総監督:富野由悠季、企画:サンライズ、アニメーションディレクター・キャラクターデザイン:安彦良和、メカデザイン:大河原邦男、美術設定:中村光毅、動画チェック:浜津守、特殊効果:土井通明、撮影:旭プロダクション/斉藤秋男、編集:鶴渕友彰/小谷地文男、現像:東京現像所、音響監督:松浦典良、効果:松田昭彦、整音:日向国雄、録音:整音スタジオ、制作進行:豊住政弘、設定制作:円井正、プロデューサー:関岡謙渉/大熊伸行/渋江靖夫、アシスタントプロデューサー:神田豊
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1982年3月13日
劇場用作品三部作の完結編。ストーリーの本筋は戦争が終結に至るまでの過程だが、それよりも新人類“ニュータイプ”の誕生に焦点が当てられている。キャラクターデザイン及びアニメーション監督=安彦良和、監督=富野喜幸(現:富野由悠季)。主題歌の「めぐりあい」を井上大輔が歌った。ホワイト...
ジャンル:OVA
放送時期:2014年5月17日
地球連邦政府転覆の可能性を秘めた『ラプラスの箱』の在処が遂に明かされた。 その場所は、事件の始まりの地、〈インダストリアル7〉の〈メガラニカ〉であった。ビスト財団当主代行のマーサ・ビスト・カーバインは、 財団権益を保持すべく、地球連邦政府中枢を担う移民問題評議会議長ローナン・...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1988年3月12日
宇宙世紀0093年。旧態依然としてスペースノイドに弾圧を続ける地球連邦政府や依然地球にしがみつく人々の存在に絶望した、シャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍総帥となり、人類の粛正を目論む。 それを察知した、かつてのホワイトベース艦長 ブライト・ノア、シャアの最大のライバルであったエー...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1981年7月11日
宇宙世紀0079年。地球総人口の半数が宇宙を故郷にして五十年。サイド3というスペースコロニーがジオン公国を名乗って地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。建設途上にあったスペースコロニー・サイド7に住むアムロを初めとする少年少女たちは、ジオン軍の攻撃の中、連邦軍の新型強襲揚陸艦ホワイト...
ジャンル:OVA
放送時期:2010年3月12日
第二次ネオ・ジオン抗争、別名「シャアの反乱」の終結によって地球圏には束の間の平穏が訪れた。 それから3年後、宇宙世紀0096年。工業コロニー「インダストリアル7」において、とある謀議が交わされようとしていた。政財界に絶大な影響力を持ち、地球連邦政府を影から操る ビスト財団が、「袖付き...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1981年3月14日
地球連邦とジオン公国との1年戦争を縦軸に、自らの意志に反して過酷な戦争に巻き込まれていく少年・少女たちの人間ドラマを横軸に描いた、初代「機動戦士ガンダム」三部作の第1弾。再放送で高視聴率をマークしたTVシリーズを再編集した。キャラクターデザイン及びアニメーション監督=安彦良和...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1985年冬アニメ
宇宙世紀0087。一年戦争(地球連邦とジオン公国の戦争)終結から7年後の世界が舞台である。ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍は増長しコロニーに対し再び支配と圧力を強めていた。やがて、地球連邦軍内部に「ジオンの残党狩り」を名目にスペースノイドへの強権的制裁を加えるエリート部隊「ティター...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2015年2月28日
宇宙世紀0068年、サイド3、ムンゾ自治共和国。宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは、議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。しかし、サイド3、ムンゾ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1991年3月16日
宇宙世紀0123年、シャアの反乱から約30年が経った時代。大きな戦乱も無く平和な世界の中、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏に...
ジャンル:OVA
放送時期:1991年5月23日
『機動戦士ガンダム』の一年戦争から、『機動戦士Zガンダム』のグリスプ戦役までの空白の7年間を描く、ガンダムOVAシリーズの第2作。 1991~92年にかけて全13話が制作された。第1話を「機動戦士ガンダム 第08MS小隊ミラーズ・リポート」の加瀬充子、第8~13話を「機動戦士ガンダム MS IGLOO」の今西...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
スペースコロニーへの宇宙移民開始を紀元とした未来世界、宇宙世紀0079年が舞台。人類は増え続ける人口のため、半数が月軌道周辺にあるラグランジュ点に浮かぶスペースコロニー群(サイドと呼ばれる)に居住していた。その中で地球に最も遠いコロニー群サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦からの...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
何もやってもドジばかりの少年「野比のび太」。お正月をのんびりと過ごしていると、机の引出しから、のび太の子孫「セワシ」と「ドラえもん」が現れる。未来の野比家では、のび太が残した借金がセワシの代まで及んで困っているという。悲惨な未来を変えるために、セワシが世話係として連れてきたド...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
東映本社製作、サンライズ(当時は日本サンライズ)の実制作によるロボットアニメの第4作め。『コン・バトラーV』~『闘将ダイモス』の流れを汲む作品で、監督(前半)も演出家・長浜忠夫によるものだが、放送局はTV東京(当時は東京12チャンネル)へ移行した。時は1995年。宇宙からの侵略者である...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
特撮作品の老舗・円谷プロを代表する「ウルトラマン」世界のアニメ化。独自のSF設定とアニメ表現がふんだんに用意された。宇宙ステーション隊員・ヒカリ超一郎は、謎の超人ウルトラマンと合体、地球に出現する怪獣群と戦う。平常も対怪獣組織・科学警備隊の一員となって活躍するヒカリだが、やがて...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
アエイオウ(原題 : A.E.I.O.U.)はイタリアの作品で、砂を使った幼児向けアニメーション。タイトルはイタリアを含めた諸国の母音の並びである。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
スペインの作家サンチェスシルバの著した物語で、不思議なクジラを主人公とする『さよならホセフィーナ』を原作としたファンタジーアニメ。マドリードに暮らす少年ソンティーの秘密は、家のコップの中に住む不思議なクジラ・ホセフィーナと友達という事だった。自由に空を飛び、大きさも変わり、人...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
13世紀後半にアジア諸国を旅し、のちに旅行記『東方見聞録』を口述したベネチア商人マルコ・ポーロ。その生涯を映像化したTVアニメ作品。 交易商人の父ニコロと叔父マテオによって、半ば強引にシルクロードの旅に出ることになったベネチアの少年マルコ・ポーロ。彼は初めて見る砂漠の風土や異国...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
舞台はカナダ国境に近いアメリカ北部の大自然。ある農家に母ねこに育てられた灰色リス、バナーがいた。バナーがまだ赤ん坊の時、人間のきこりに住んでいた木を切り倒されてしまい、そばにいた人間の少年に見つかりひろわれたのだった。ある夜、野焼きの火の不始末から農家が火事になってしまう。必...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
右投手として復活した飛雄馬はライバルの花形・左門、南米から助っ人として阪神に入団したロメオ・南条らと激闘を繰り広げる。しかしモーションに欠陥があり、投球が見破られるという弱点が見つかったため、二軍で調整をすることに。そしてF1カーに乗り込み、162km/hのスピードの中でヒントをつかみ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1979年春アニメ
『野ばらのジュリー』に続く「名曲ロマンシリーズ」の第二弾。今回はショパンの『幻想即興曲ハ短調』をメインの楽曲に据えて製作放映された。ナポレオン3世のフランス軍がプロイセン軍に敗れ、パリから自由が失われた普仏戦争の時代。フランス側の議員ティエールは己の財産を堅守するため、パリの...