ぬいぐるみで学園なTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のぬいぐるみで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月02日の時点で一番のぬいぐるみで学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.9 1 ぬいぐるみで学園なアニメランキング1位
Kanon カノン[京都アニメーション版](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1831)
10348人が棚に入れました
静かに雪の降り積もる北の街。高校2年生の相沢祐一は、両親の都合で、7年前によく訪れていた北の街に住む叔母の家に居候する事になった。従姉妹の名雪とも7年ぶりの再会になる。名雪に街の案内をしてもらっていた祐一は、月宮あゆという少女と出会う。そして偶然知り合ったにも関わらず、追われているという彼女と一緒に逃げる羽目になってしまい…。

声優・キャラクター
杉田智和、堀江由衣、國府田マリ子、田村ゆかり、佐藤朱、飯塚雅弓

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私は「奇跡」を信じたいです!!

■Kanonの魅力って
ご存知の方も多いのですが、Kanon・AIR・CLANNADは同じkey作品としてよく比較されますよね♪
「key作品らしさ」とよく耳にしますが、「らしさ」ってどんな所だろう・・・(*'ω'*)うぐぅ~?
作画!? キャラクター!? 演出!? そうですね!!
視覚・聴覚で「似ている」って感じる部分は少なからずともあると思います!!
では、観ている人に伝わるメッセージ的な点で考えた場合はどうでしょう・・・(^・ω・^)あぅ~?
友情や家族愛といった人と人との繋がり「絆」だと思うのです♪
そういう、「らしさ」にもうひとつのメッセージを練りこむことによって別々の「らしさ」が現れて
三者三様に魅力的な作品となっているのだと思います。たとえば・・・
AIR →「運命」、CLANNAD →「人生」
では、Kanonはといいますと、ずばり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「奇跡」・・・・・っだよ!!
奇跡って想いがあれば誰もが起こせる可能性はあるのですよ♪
信じる気持ちがなければ、それは奇跡ではなくただの偶然なのですね♪
まだ、観ていない人は是非「Kanon」の感動のストーリーを体験していただきたいです。
 
■物語のポイント
物語の前半は、(〟-_・)ン?って思うシーンが沢山でて来るのです♪
最初のうちはちょっと不完全燃焼って感じなのですが、これが後々なるほど!!となるので
記憶力の良い方は沢山覚えておいてください。
特に主人公の祐一を筆頭に7年前から失くしてしまっている、記憶とはどんな記憶なのか注目です♪
 
物語の中盤以降からは、ちょっと悲しいストーリーが多いかもしれません。
そして、主人公の祐一と真琴・舞・栞の3人の女の子とのストーリーが動きだしていきます。
思い出す記憶の欠片と共に涙を流さずにはいられないシーンが出てきまよq(T▽Tq)
しかし、まだ完全にすべての謎が解けぬまま、物語の後半へ・・・
 
いよいよ物語は盛り上がって行きます。
祐一・あゆ・名雪・秋子 それぞれの記憶欠片がすべて揃う時・・・・・・・・・
ぜひ感動して涙してください♪
最終話はちょっと急ぎ足になってしまいましたねw
終わり方はとっても好きな終わり方ですが、もうちょっと余韻を楽しめるように構成して
欲しかったかなってちょっとだけ思っちゃいました♪
 
●総評
「Kanon」に出てくるキャラクターって誰ですか?というよりも、どのストーリーが良かったですか?
と聞いたほうが良いかもしれませんね♪
大きな物語の流れの中に、うまくショートストーリーを組み込んだような感じがしたのです!!w(゚o゚*)w
しかも、真琴中心のストーリーのイメージを次のストーリーにどうしても引きずってしまって、ひょ
っとしたらこの子も・・・って思っちゃうと先のストーリー展開が読みにくくて逆にそれが良かった様な
気もしましたよ♪
Kanonでも案の定たくさん涙を流しちゃいましたwやっぱり名作ですね♪
 
▽お・ま・け
1話でメインキャラクターがすべて登場していたのですが、皆さんは気付きましたでしょうか(゚ロ゚;)エェッ!?
真琴に関してはキ○○ですがw2回目観てみようと思われた方はちょっと注目してみてくださいね♪
 
 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

負けたよ、俺では使いこなせなかった。「うぐぅ」はお前だけの物だ。

作品の性質上、CLANNAD等のほかのKEY作品と比較してしまうところが多々ありますが、大目にみてくださいね^^


作品のボリュームはCLANNADのほうが上だし、AIRほどの内容の複雑さは感じない。この程良さがこの作品のいいところなのではないかなと感じました。
浅すぎず、深すぎずなので、見ていて不快感を感じたり退屈に感じたりすることがあまりありませんでした。


CLANNADと同様に....いやそれ以上に絵に"京アニらしさ"が出ているので、そこでの脱落者が結構出てしまうかもしれませんね^^;
私はCLANNADでこの絵に慣れたのでいけましたが、kanonから入ろうとしてダメだった方は、一度CASを見てから見ると多少緩和されているかもしれません^^


原作未プレイです。
京アニのKEY作品に共通して言えることですが、やはり原作への愛情、リスペクトは未プレイでもわかりました。さすが京アニといったところです^^
涙腺崩壊とまではいきませんでしたが、泣き所がしっかりしていて、最後の落ち着いた感じは非常に好印象でした。


総合力では当然にCASのほうが上だったのですが、余韻という部分と、サブヒロインの話の構成力という部分ではkanonのほうが勝っていたかなと思います。
メインの話がもっと強ければ、CLANNADくらいの評価を受けていてもおかしくなかったかも....
まあただ、サブヒロインが全員平等に扱われていたことで、後々の選択に自分は違和感というか、腑に落ちない部分を多少感じはしました。ほんとに多少ですが^^;


雪と奇跡がこの作品のテーマですね。この2つの絡め方は抜群に良かったと思います。冬の温かく切ない奇跡の物語とまとめておきましょう^^


自分的に、杉田さんは大好きな声優なのですが、祐一は少し合わなかったかな--と思ってしまいました。イメージどおりでは無かったです。


全体を通してみると、良作の部類ですね。ただやはり万人受けの作品とは言えないと思うので、ここの評価、点数にはある程度、納得している作品でもあります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

雛四季 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

さすがの京アニクオリティー

東映が以前1クールで放映していたものを2クールにして再放送したといえばそれまでな作品。
しかし全体的なクオリティー、特に作画に関しては原作を上回る仕上がりで攻めて来た。
そこはさすが京アニと言える所だろうか。
尺が長くなった分、少しダラダラと遊びのあるように思えるかも知れないがそこはクオリティーを維持しながらも遊びを入れつつ視聴者を飽きさせない工夫が見られたように思う。

ラスト数話は涙なしでは見れない…のは、単に私が鍵っ子だからかもしれない。

個人的オススメ作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

68.6 2 ぬいぐるみで学園なアニメランキング2位
けんぷファー(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (918)
5482人が棚に入れました
ごく普通の男子高生・瀬能ナツルはある朝、突然目が覚めると女になっていた。
覚えのない性転換に愕然とするナツルだが、追い討ちを掛けるように臓物アニマルのハラキリトラから「ケンプファーとして戦え」と告げられる。一切事情が分からないまま、戦いに巻き込まれていくナツルの運命やいかに!?
幼馴染・生徒会長・メガネっ娘の相棒など、美少女満載のバトル入り学園ラブコメディー。

声優・キャラクター
井上麻里奈、堀江由衣、名塚佳織、阿澄佳奈、中島愛、野村道子、田村ゆかり、水樹奈々、能登麻美子、内海賢二

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたは けんぷファー になったのです としずかちゃんに言われる主人公

2009年放送のテレビアニメ 全12話

原作 築地俊彦 監督 黒田やすひろ 構成 ふでやすかずゆき
キャラデザ 藤田まり子 制作 NOMAD

主人公瀬能ナツルはある朝、起きたら女になっていたという、
その界隈では「あさおん」と呼ばれる設定。(けいおんから取った)

マスコット「ハラキリトラ」からけんぷファーに変身して敵と戦うという適当な説明を受け、
けんぷファーの仲間を集めるという、広義の戦隊魔法少女物

どうでもいいとは思うがけんぷファーの紹介を(ナツル以外は女)

瀬能ナツル(井上麻里奈)女体化変身主人公
美嶋紅音(堀江由衣)図書委員のメガネ少女 男のナツルに恋する
三郷雫(名塚佳織)3年生で生徒会長 エロが大好き
近堂美琴(阿澄佳奈)ナツルの幼馴染 細かいことは気にしない

マスコットキャラも豪華声優陣(当時)
野村道子、田村ゆかり、水樹奈々、能登麻美子、内海賢二、釘宮理恵
OPを歌うのは栗林みな実 なかなかいい曲

第3話でナツルが女体化して女子部に編入するあたりが最高潮。
男だと分かっているかのようないじられ方を受ける。

ナツルは女体化しても、声、身長、体形は変わらないことからリアルの人たちにも支持されたらしい。原作での声は男のまま。

2009年レベルではアニメの出来も良く、ギャグやエロは不思議に上品である。
女子部の描写が丁寧でモブキャラも綺麗なのが原因かな。
なんのテーマもなさそうだが、適度に物語は進行し飽きずに観れる。

綺麗な登場人物たちによる、ゆるいエロコメディと戦闘したふりアクションなど、男女ともに楽しめる学園物アニメ。

観た人の評価は高いのにマイナーと言うタイプの作品。

バランスの良い上品な作風の馬鹿アニメをご所望の方に。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

またせたな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

私の最高のヒロインがこの中に

このアニメには三郷雫というヒロインがいます。
私の中で彼女を超えるヒロインは
この先出ないんじゃないかと思うくらい大好きです。


ハーレムアニメでヒロインは他にも出てきますが
ほとんど三郷雫無双状態です。
ですから三郷雫が好きになれば
結構楽しめるかと。


もし三郷雫がこのアニメにいなかったら
自分はどう感じただろうか?

けんぷファーという設定、
臓物アニマルというマスコットキャラ、
妙な中毒性のあるアイキャッチなど
ツボにハマる要素は結構あって
三郷雫だけで釣られてるわけではないかなぁ。


でも、自分がどういう女性が理想か
確信させてくれたアニメなのです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

MSとは関係ありません

女に変身できるようになった男が、たくさんの女の子達に惚れられ奪い合いになったり、からかわれて振り回されたりする羨ましいシチュエーションのアニメ。
セーラームーン的な要素もあるが、戦闘シーンはいまいちの内容。
ほぼ恋愛メインでラブコメが好きな人にはハマると思います。
女になった主人公はすごく可愛く、女湯に入ったり下着売り場で下着を着けさせられたりとお決まりのシーンも有ります。

声優陣の豪華さはビックリ。
特に臓物アニマル役に「野村道子」、「田村ゆかり」、「水樹奈々」、「能登麻美子」を起用。
彼女達の毒舌でぬるい会話が非常に面白いです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

84.0 3 ぬいぐるみで学園なアニメランキング3位
とある科学の超電磁砲T(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (569)
2739人が棚に入れました
総人口230万人を数える、東京西部に広がる巨大な都市。 その人口の約八割を学生が占めることから、「学園都市」と呼ばれているその都市では、世界の法則を捻じ曲げて超常現象を起こす力――超能力の開発が行われていた。特殊な授業カリキュラムを受け、能力を得た学生たちは、定期的な『身体検査システムスキャン』によって、『無能力レベル0』から『超能力レベル5』の6段階に評価されている。その頂点に立ち、最強と謳われるのが、7人の『超能力者』たちである。そのひとり、御坂美琴。電気を自在に操る『電撃使いエレクトロマスター』最上位の能力者にして、『超電磁砲レールガン』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。後輩で『風紀委員ジャッジメント』の白井黒子。その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。そんな仲間たちとの、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活に、年に一度の一大イベントが迫っていた。『大覇星祭』。 7日間にわたって開催され、能力者たちが学校単位で激戦を繰り広げる巨大な体育祭。期間中は学園都市の一部が一般に開放され、全世界に向けてその様子が中継されるにぎやかなイベントを前に、誰もが気分を高揚させていた。その華やかな舞台の裏側で蠢くものには、まったく気づくこともなく――。

声優・キャラクター
佐藤利奈、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、浅倉杏美、河西健吾、富田美憂、藤井ゆきよ、種﨑敦美、峯田茉優、鈴代紗弓
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キラキラ光る お目々の星よ

【物語 4.0点】
シリーズが切り開いて踏み固めて来た王道を再踏破する盤石の内容。

JCのギャグ含みの日常や噂話から始まり、
能力者を育成し、陰謀への流用を企てる学園都市の暗部が、
徐々に明らかにされ、それらをJC能力者らが友情と絆のパワーでぶっ飛ばす。

お約束と言えばお約束だが、本作では陰謀VS絆の構図を、
主要四人の女子中学生以外のサブキャラ陣まで拡大することで、
シリーズが磨き上げて来たテーマが普遍化され、
7年振りの新作でもマンネリより安心感を与える。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・J.C.STAFF

明るく見易い画面作りはそのままに、
本作ではCGも交えた学園都市の景観等もアップデートされ、
キャラデザも低等身化の微調整が加えられ、女子中学生がより可愛らしく躍動。
({netabare}大覇星祭・後夜祭のフォークダンスでデレる美琴。萌えましたw{/netabare})

そして毎度の如く、ド派手に破壊される学園都市w
(僅か数ヶ月の時系列の内に本伝、この外伝、『一方通行』と幾度も廃墟と化すビル群w
作画班も、復旧班も、本当にお疲れ様ですw)

印象的だったのは、{netabare}「レベル6」に引き上げられた御坂美琴。
人知を越えた映像イメージを通じて、
レベル6が触れちゃいけない禁忌であることが伝わって来ました。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
黒子が“お姉様”に濃厚接触を企て撃退され、
佐天が初春のスカート捲りの日課をこなし、
初春が怪しげなイチゴフードをオススメすれば、
そこはもう、ファンが待ち焦がれた『超電磁砲』の日常ですw

本作では鉄板のJC四人組に、「心理掌握(メンタルアウト)」食蜂操祈(しょくほうみさき)が、
キラキラな瞳と、彼女と同じ眼にされた人物の精神を操るリモコンを手に参戦♪

「レベル5」能力者故の過去でテーマに関わるのは勿論のこと、
中2とは思えないプロポーションとゲスい記憶操作で、
御坂と“胸部格差”等を巡り犬猿の(いや……むしろ猫の喧嘩かw)
口論を繰り広げるなど、コメディ面でも貢献。

ツボだったのは、{netabare}彼女の驚異的な鈍足故に発生してしまった
黒幕の木原爺からの徒歩での逃走劇。
シリアスなシーンだけに余計にジワジワ来ましたw
操祈さん……体育サボらすに、もっとジョギング頑張ろうw{/netabare}


その他、本作で間違いなく株を上げた婚后光子及びその派閥仲間の結束。
{netabare}サバ缶{/netabare}で結ばれたフレンダとの友情と活躍。
もう後がない屍喰部隊(スカベンジャー)に訪れた{netabare}「レベル5」との再遭遇と{/netabare}いうさらなる窮地w
などサブキャラもグループ単位で充実し、
シリーズや関連作を視聴してくれたファンへのご褒美となる。


【声優 4.0点】
食蜂操祈役の浅倉 杏美さんは御坂とは方向性が違う
高飛車ボイスで包み隠された本音を予感させる意味深な演技。

荒んだ学園都市で生き残るために、本来はお茶目な年頃の少女たちが、
大人とやり合う内に、狡猾さや先読みスキルが歪に発達してしまっている痛切。
まだ子供な部分と、早くも大人な部分が混在した
シリーズならではの悲哀が操祈役でも好演されています。


健闘を称えたいのは馬場芳郎役の林 大地さん。
{netabare}JC能力者を侮り、嘲り、倍返しされる明快な顔芸対応で、
御坂や婚后派閥の魅力ストップ高の材料にw{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴は2期まで楽曲提供していたI'veの主力クリエイターでもあった井内 舞子氏。
継続使用された、お嬢様校風味のバイオリン日常曲に加え、
シンセが爆裂する戦闘曲ではI've soundのエッセンスをしっかりと継承。
適宜、過去作の主題歌メロディーをアレンジする仕掛けも〇。

この7年の間にテクノ界隈にも色々なトレンドがありましたが、
久々でも変わらずカッコいいのは流石です。


OPはfripside。前期「final phase」、後期「dual existence」
共に聞いた瞬間『超電磁砲』の帰還を確信する快作デジタルJ-POP。

このユニットも2期以来、ボーカルの南條 愛乃さんのソロ活動や『ラブライブ!』のブレイク。
八木沼 悟志さんの「ALTIMA」参加と様々なエポックがありましたが、
それらの経験が一周回って原点である『超電磁砲』主題歌サウンドの洗練に生かされています。


EDは前期が岸田教団&THE明星ロケッツ「nameless story」
OP同様、本編が進むに連れ、真意と決意が滲み出て来るバンド音楽。

後期EDがsajou no hana「青嵐のあとで」
四人の友情と絆を再確認する爽やかな青春ソング。
同バンドは他に挿入歌でも切ないエピソードのヤマ場を好アシスト。





【十五話迄の感想】大覇星祭を完遂した運営&制作スタッフに感謝と労いの言葉を贈りたい

《大覇星祭(だいはせいさい)》編を観終わって。

長いので折りたたみw
{netabare}
『超電磁砲(レールガン)』って結局……
学生の能力を開発する学園都市→能力者をモルモットにする非人道的な実験都市に絶望
→それでも守りたいものがある→能力云々以前に人として大切な何かの再認識。

このパターンの繰り返し。だから、3期は視聴後回しでも……。

こんな感じで後追い視聴し始めた怠惰な私でしたが、
結局、このお約束が、シリーズ開始から10年以上経ても、
約7年ぶりの新作でも、色褪せずに面白さを保っていることに感動しました。


今回のエピソードから登場した食蜂操祈(しょくほう みさき)も魅力的なキャラです。
リモコンで人の記憶や心を操作する、キラキラお目々のアブナイ巨乳JCですがw
真意を知るに連れ、彼女の精神力の強さに驚かされます。

{netabare}他人の脳を読み取る、記憶を書き込むといった精神系能力者は、
往々にして、自我が吹き飛んで、ぶっ壊れるものですが、
自身の能力にも自壊せずに、策を巡らせ、
やくそくを果たす彼女もまた正真正銘のレベル5です。{/netabare}

この学園都市で、能力者がモルモットとならずに、幸福を掴むには、
突出した能力だけでなく、大人たちとやり合うだけの別の何かが必須で、
それが今回の場合は、駆け引きの力だったのだと思います。

美琴たちの絆の力とはまた違った孤高の能力者の頭脳戦で
『超電磁砲』の王道パターンを満喫した前半戦でした。


“本編”アニメだと割とサラリの流された印象の「大覇星祭」でしたが、
本作では、{netabare}二人三脚するだけで通りが半壊するw{/netabare}
など常識を越えた競技の一端も堪能できました。

この大会運営を学生自治にも頼って……
というのは流石に荷が重いのでは?と心配になりますw
{netabare}選手宣誓{/netabare}を準備するだけでも胃に穴が開きそうですw
運営スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。


最近、ようやく視聴追い付いて、次のエピソードは毎週リアルタイムで!
と意気込んでいた私ですが、程なく放送休止の一報が(泣)
次回放送は7月24日からだそうで……。

数度の休止や延期を挟んでも、良作を届けてくれた本作の制作スタッフならば、
次もやってくれると信じて、再開を待ちわびたいと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 45
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クライフイズムとバルセロナB

相変わらず原作は未読


禁書目録1期→超電磁砲1期→禁書目録2期→超電磁砲2期→そして今ここ。
今年(2020年)になってレールガン3期に合わせるべく視聴着手してから放送時期順にリレーしてましたが、禁書目録3期と一方通行は一旦スルー。どれも2クールで100話分経過したあたりで力尽きました。虫食いを懸念した視聴前夜ではありましたがついて行けなくなるほどの痛手は無かったと思われます。


面白かったです。
いいかげん3期ともなれば飽きが来るかと思いきや…面白かったです。

この作品は魅力的なキャラクターが湧いてきてる感じがします。
落合監督時代のドラゴンズでどんどんいい投手がファームから輩出される、またはカープでは生え抜きが次から次と活躍するのに似てます。
サッカーだったらバルサのカンテラからメッシやイニエスタが出てくるのを想像いただければよろしいかと。え?何言ってるんだこいつは?と。すみません。


常道パターン、主力の4名(御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子)にゲストキャラ迎えるだけで余裕で試合を回せるんですが、この作品特に3期ではそうはしない。

 梅:キャラに魅力がない
 竹:主役に魅力がある
 松:主役含めて周辺キャラも魅力がある

紛れもなく松作品であり、それは積み上げてきた実績でしょう。常道のキャラ回し、主力を軸にゲームを組み立てることも可能だったはずなのになぜそうしなかったのか。

1期では主力を掘り下げ魅力を引き上げることに成功しました。
2期では主力の結束を描き不動の地位を確立しました。

そして3期では…

 1.既存キャラの再生{netabare}:婚后さん、絹旗最愛(超…が口癖)、フレンダ(爆弾人形の金髪)、屍喰部隊の面々{/netabare}
 2.新キャラの活躍{netabare}:食蜂操祈(LV5第5位…記憶操作)、削板軍覇(LV5第7位…根性){/netabare}
 3.{netabare}主力の温存{/netabare}

冒険します。2期のメインどころ麦野沈利(メルトダウナー)を触りだけしか使わず、彼女のグループの一員だったメンバーで1話丸々使うみたいな芸当をやってのけてました。{netabare}さらに雑魚チームだったスカベンジャーズに光をあてて後半ラストバトルの美琴パートナーに仕立てたりしてるのです。{/netabare}

要は人材豊富なのですよ。これは禁書目録があることの利点であるかもしれませんよ。キャラの出し入れというべきかレンタルでちょっと出場しそれなりに爪痕残して戻ってきてから活躍するみたいなのもよく目にします。合法ロリ月詠小萌先生なんてまさにそうでしょう。
さらに主力を温存しているってことは、逆に言えば揃った時に「待ってました!」とファンの期待が爆発することにも繋がるわけです。

人気シリーズ3期めのレビューを読むともなれば、視聴後感想読んで答え合わせしたいか2期までは視聴したもののさあこの後どうしよう?という方のどちらかでしょう。
後者の方向けに「主力4名ちょい稼働でも面白いってどういうことか興味ありませんか?」が回答です。


主力の魅力やバランスは言わずもがな。取り巻く面々個々の魅力の高さと思い切った起用方法を評価し久々にキャラ5.0点を献上する作品となりそうです。あたかもどこからでも攻め手があって頻繁なポジションチェンジを繰り返すクライフのオランダナショナルチームが登場した時のインパクトと等価値ではないかと! …生まれる前の話だし適当に言ってます(^_^;)
相変わらず2クール全25話と量はあります。それでも手を出して後悔はないだろう良作です。



※ネタバレ所感

■物語は深化してる

本稿ではほぼキャラについて。もちろんそれ以外の要素。例えばストーリーラインも私好みでした。
2期で学園都市が持つ狂気をシスターズのエピソードで掘り下げてました。その本質はきちんとそのままにしっかりアレンジを加えてきた3期です。

{netabare}#1~#15大覇星祭と#16~#25天賦夢路編の2本立てでした。このへんの構成は2期と一緒。

悪役が前半巨悪で後半小者というのにも物語上の必然性はある。前半はアルティメット御坂の派手さに隠れているもののドリーを巡る食蜂と警策看取(みーちゃん)の人情話。後半はそのまんまドッペルゲンガーの魂の存在に関する話。と人工的に作られた生命体にまつわるエトセトラと共通してます。
もとを辿れば御坂シスターズですもんね。クローンだと割り切れず良心の呵責に苛まれた御坂美琴だったわけで、ドッペルゲンガーすなわち実験で勝手に造られた命がよりによってそんな御坂美琴に「もう生きたくないから殺してくれ」と頼む残酷さったらありゃしません。けっこう突きつけられるもんがあります。

そしてシスターズも実験体であるがゆえ自意識ゼロだった当初と比較し+αが顔を覗かせる機会も増えてきました。2期における朝焼けのビル屋上での御坂妹の一言が忘れられません。

「世界とはこんなにもまぶしいものだったのですね」

軽妙な日常劇の裏でけっこう絶望的な世界が流れてる超電磁砲の世界でクローンが放つこの一言。
3期前半締めではよりパーソナルな自我の芽生えみたいなのが出てきて

「なぜかはわかりませんが大切な人との胸踊る約束が欲しくなりました」
「と、ミサカは不思議なデジャブを覚えて感傷に浸ります」

ミサカネットワークの干渉により、ドリーら3名海へ行く約束をいいなと思いはじめ本編最後には

御坂美琴「私の妹よ」

と婚后さんに紹介されるに至る綺麗な流れでした。独立2本立てながら繋がってるのがいいですね。{/netabare}


■キャラ作りは丁寧に/設定は大切に順守

{netabare}佐天「踊ってくれますよね?Don’t you?」
御坂「い…Yes I do…」
覚えたての付加疑問文を使ってみました的な中学生っぽさを忘れてないところ{/netabare}

{netabare}食蜂を女王と紹介され色めき立つ佐天さんと初春さん。
ミーハーが高じて他校の黒子や美琴と繋がったこういった初期の設定を忘れてないことも好感。{/netabare}

{netabare}通りすがりのキャラもきっちり作りこんであげてるのもね。
BLAUなんて一瞬黒幕かと思っちゃいましたもん。ただのピエロでしたが。

「第3位の御坂美琴ちゃんは気ぃ強そうやけどな。逆にそれをピ-してネコミミと尻尾着けてからピーしてピーし放題!」
「食蜂操祈ちゃんはスク水にピーしてな。中学生離れしたすごいピーがレベルピーになってもうて!」{/netabare}



■コロナ延期

うちの地域では1/11スタート。2020年冬クールで2クール予定でした。
そして延期での中断を挟んで9/26最終回と足掛け9か月でのフィニッシュです。

延期については3月以降いっきにいろいろ決断しなければいけないものが増えたのでしょう。
クール突入前の延期発表がいくつかあり、追って2話3話以降放送延期が数タイトル続きました。政府緊急事態宣言(4/7公布)に合わせるかのように4月第2週までの決断が大半です。納品期限を考慮すれば3月下旬には安定して製作できる環境は無くなっていただろうと考えるのが自然です。
延期or貫徹。外注その他要因あるので一律判断はできかねますが、本作も延期せざるを得ない体制下での作品だったわけです。それが物語の区切りのよいところまでやってくれました。確かめてみたら5/23放送分までです。スキップ週もあったけど他の作品から粘ること4週分頑張っていただけました。ご時勢がご時勢ですので途中ぶつ切りでも誰も文句言わんだろうに区切りのいいところまで。

本当に有り難いことです。



視聴時期:2020年1月~5月…9月 

-------

2020.10.06 初稿
2020.11.10 タイトル修正
2021.07.25 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56
ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ウエルカムバック!

続けて観ている私のような者でも嬉しいのであるから、7年も待ち続けていた御坂美琴ファンの喜びは想像に難くない。
また、インデックスⅡまで観ていればOKというところも有難い。
それでなくても科学と魔術が交差する学園都市だ。物忘れの多い我が身には復習が必要となる筈ではあるが、個性的で魅力のある登場人物のおかげで、意外と早く答え合わせができる構成が親切である。

一方で今回、上条当麻とはまた違った激熱キャラが登場した。
削板軍覇である。一昔前の暴〇族もかくやあらん、特攻服と“とあるTシャツ”に身を包み漢気を見せることが生き甲斐の勘違い男である。
にも関わらず…。

(ここで問おう)
“とあるシリーズ”の面白さとは?
登場人物の多くは、能力者であるがゆえに、独善的で暴力的、ときに差別的である。
そして自身の価値観は決して曲げず事に当たって行く。
そこで我々は、グッと視線を落とし、彼等目線でついて行けば良い。
加えて、シニカルなスタンスを忘れないことで、多くのキャラクターへの共感が生まれ、それぞれが生き生きと動き回る様を楽しむことが出来るのだ。

そう、特攻服と{netabare}旭日Tシャツ{/netabare}があってこそ、削板軍覇の勘違い男としての個性が引き立つのだ。
最低限それくらいの余裕を持ってアニメを楽しみたいものだ。
ヤレヤレである。

まあそんなことは、レールガンの魅力に比べれば瑣末なことだ。
半島の“友人たち”と遊んでいる暇はない。

(5話「信頼」、6話「開戦」を観て)
メインキャラの3人は、{netabare}メンタルアウトされて{/netabare}お休みだ。
代わって、婚后さん、湾内さん、泡浮さんの3人が大活躍してくれる展開が激アツで、不覚にも涙がこぼれてしまった。
{netabare}湾内さんの怒りと共に貯水池の水面が波立つシーンは鳥肌ものだ。{/netabare}
それにしても、暗部組織は複雑で記憶の彼方にある為、馬場ちゃんの出自が不明であるが、まあ良しとしておく。
とあるシリーズは勢いでみるに限るのだ。

今後、ただのヒール役で終わるはずのない食蜂さんの活躍に期待して!!

(若干の訂正を)
第二話を飛ばしてる上に、インデックスⅢを観ていない。
今までのトンチンカンな感想をお許し頂きたい。

インデックスⅢに出てきたらしい暗部組織“メンバー”の構成員たち。

-馬場ちゃん-
他のレビュアーさんのお話ではもう少しシュっとしていたそうで。
-ショチトル-
今回は、飛ばした2話からのお出まし、アステカのお嬢様と呼ばれていたそうだ。どんな術を使うのだろう?
-警策看取-
“こうざくみとり”と読む。なかなか覚えられん!
{netabare}液体金属の使い手のようで、{/netabare}ターミネーターだなこれは。
オープニングアニメでも露出が多く、これからの活躍に期待が高まる。

(10話)
ドリーが無邪気に遊ぶシャボン玉…、♫産まれてすぐに壊れて消えた…涙。

コロナのお陰で周回遅れも、真打の風格、クライマックスになだれ込むぞ!

(訂正)全25話、2クール構成だそうで、何も知らずに…、すみません。

御坂美琴の怒りがニトロブーストのMADMAXに達したところで、{netabare}ミサカネットワークを通じてエクステリア発動…。闇落ちしたレベル6?に{/netabare}対抗できるのは奴等しかいない。
あるいは、レールガンのTがトラストのTであるなら、またもやオールスターでのバトルロイヤルか?

(12話まで観て)
佐天さんについての疑問を少し

レベル0である。
だが本当にそうだろうか?

イマジンブレーカーの右手を持つ上条当麻とは違い、名実共に無能力者ではある。
しかし彼女が行くところ、必ず事件が起こりカギとなる人物に遭遇する。
それでも、するりするりと危機を乗り切ってゆく。
そんな中で、ふと思い出したものがタロットカード中の1枚、切り札とは別の特殊カード、0(ゼロ)の数字を持つ愚者(THE FOOL.)のカードである。
このカードの特性こそが佐天さんの秘められた“無能力の能力”とでもいうべきエクスキューズ(免除)とピッタリ符合するのだ。
あるいはトリックスターとかジョーカーと言った方が解りやすいかもしれない。

タロット占いの愚者のカードには正と逆の二つの意味があるらしい。

-正位置-
自由・独創的・個性・何にもとらわれない・期待・未経験・旅を表す。
-逆位置-
無鉄砲・無責任・軽率・愚か・気まぐれ・不安定・勇気が出ない・馬鹿にされるのが怖いなどの感情を表す。

佐天さんそのものである。

本編に戻ろう。

“木原幻生”、生涯現役、レベルアッパーとしてマルチスキルを使いこなす自己完結型障害者、そしてAIMバースト寸前の暴走徘徊老人である。
彼は、非常に利己的で、ある意味で、福祉社会へのアンチテーゼを体現する者であるり、犬屋敷壱郎とは別の意味で“老人の星”である。

最後を語るにはまだ総計ではあるが、空を飛び、若者たちの袋叩きに合うのか、又は“脱ぎ女”こと木山先生ばりにランボルギーニを、はたまたプ〇ウスをかっ飛ばすことになるのか。(木原と吉良、響きが似ていて、老人虐待劇、忠臣蔵の“T”かも)
どちらにしてもカギを握るのは、黒子と食蜂さん?、あるいは?

「大覇星祭編」完結!

「ってゆ~か~、誰が主役って、最初から分かっていたはずだゾ~」

今回は、御坂美琴も含め全てのレギュラー陣が、食蜂操祈のメンタルアウトの前にハブられる展開、まことに痛快であった。

{netabare}いぶかる警策看取に対して、「そんな必要ある?」と告げ、ミーちゃんとドリーの再会をお膳立てするカッコ良さ。{/netabare}

名実ともに、学園都市から解放された喜びが溢れる一枚絵に涙。

さて、お次は“天賦夢路(ドリームランカー)”編である。
キービジュアルを見ると“お姉さま”の手にはカードが…。
それを見つめる佐天さんの眼…。
魔法の匂いもしてくるぞ。
ショチトルさんの出番はあるのかな。

(天賦夢路編を観終わって)
大覇星祭編に引き続き、インデックスでは使い捨て感が強かった暗部組織の面々にスポットが当てられ、尚且つ、とても魅力的に描かれているところが素晴らしい。
黒子と美山写影の心温まるエピソードを挟んで、佐天さんとフレンダの友情には涙が出た。
そして何より、操歯涼子とドッペルゲンガーを巡り、屍食部隊のリーダーと御坂美琴が共闘してゆく下りは出色の出来である。
全てが終わり、佐天さんと御坂美琴は光の差す方へ、フレンダとリーダーは再び闇へ。
ベタであっても、その対比にグッと来るのだ。

ちなみに、科学者という生き物は、自らの研究に全身全霊を注いだその先、おぼろげに映し出される不可知の地平に、オカルトと溶け合い、理屈を超越した何かを見てしまうことが往々にしてあるそうだ。いわゆる神の領域を感じるらしい。

そう、脳と心の関係である。
平たく言えば、霊魂は存在するのかである。

{netabare}心はどこに存在するか、現代脳科学に革新をもたらしたペンフィールド博士が生涯問い続けた命題である。
彼は言う、「意識の流れの内容は脳の中に記録される。しかしその記録を見守りながら、かつ同時に命令を出すのは心であって、脳ではない」と、そして、「心は最高位の脳機構を通じて一瞬のうちに記憶の中の記録ファイルを開くことができると考えたほうがよい」とし、「脳はコンピュータで、心はプログラマーなのだ」と言う。

ドッペルゲンガー自身は心を模倣しているだけであると言う。しかし、操歯涼子の脳に働きかけるもの、それは心以外の何物でもない。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30

69.2 4 ぬいぐるみで学園なアニメランキング4位
学園アリス(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (295)
1842人が棚に入れました
小さな田舎町で育った蜜柑と蛍は大の親友。なのに蛍は突然、アリス学園に転校することになってしまった。蛍が転校したのは、潰れそうだった田舎の学校に学園からもらったお金を寄付して救い、蜜柑を悲しませないため。さらに、生徒たちの噂では、アリス学園は一度入ったら卒業するまで出られないという。それを知った蜜柑は、転校していった蛍を追いかけ単身東京へ。向かった蜜柑が辿り着いたのは、天賦の才能=アリスを持つ者のみが通える究極の一芸入学の学校、アリス学園であった。

声優・キャラクター
植田佳奈、釘宮理恵、朴璐美、安田美和、緒乃冬華、斎藤千和、石田彰、成瀬誠、鈴村健一、櫻井孝宏、野中藍、神田理江、松元惠、井上麻里奈、三木眞一郎、松本大、宮野真守、山田美穂

ひR さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは見なきゃ損です。

中学生の頃から大好きです。
アリスという超能力を持った子供達はアリス学園に入学をする。親友の蛍を追ってアリス学園まで来たヒロイン蜜柑だが、アリス学園の仮入学を認められて・・?
ってな話です。恋愛あり、ギャグあり、感動ありです。
当初はNHKの教育テレビで放送されてました。とにかく良い話なんです!
このアニメもここからってとこで終わっています。アニメでは漫画は5巻の内容で終わっているので5巻から読めば続きの内容が分かります。漫画の方が蜜柑と蜜柑の運命の相手との絡みが楽しめるので漫画もおすすめ!
でもアニメはアニメでしか放送されていないオリジナルストーリーもあるのでアニメも見た方が良いです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

karinchaco さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

10年以上たっても色あせない。主人公の成長と友情を描いた物語。

漫画原作のNHKで放送されたアニメ。

主人公佐倉蜜柑が親友今井蛍の突然の転校を受けて、蛍の転校先の学校「アリス学園」に押しかけ自分もアリス学園の生徒になる。そのアリス学園は超能力者たちが集まる学校だったというプロローグから始まります。
蜜柑は天真爛漫な性格で、「めげへん」「くじけへん」をモットーにしている美少女。アリス学園に転校直後はクラスのボス棗と対立したため厳しい(いじめられる)立場に追い込まれ、親友蛍からも距離を置かれるなど四面楚歌の状態だったが、持ち前の明るい性格で徐々にクラスのみんなからも信用されるようになります。

放映当時は原作が未完だったとみえ、非常に半端なところで終わっていますが、作品のメインテーマである「友情」の物語はたっぷりと描かれています。また、主人公が関西弁の明るいキャラクターということもあってところどころでギャグ要素が織り交ざっています。
その他にも、主人公の成長物語という要素もあって、いろんな意味で非常に中身の詰まった内容のある物語といえるでしょう。

放送から10年以上たっていますが、今見ても古さは全く感じません。色々な要素が詰まった傑作だと思います。機会があればぜひとも見ていただきたい作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

CC さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ほたるえもん

 本作の『アリス』とは天賦の才能の意味を示していて、平たく言うと能力者が集まる学園での物語。蜜柑(主人公)と蛍(親友)の二人の友情を描いた学園ファンタジーです。

 主人公が10歳の小学生であることやキャラクターデザインのゆるい所から子供向けの作品ではあるが、大人でも割と見られる作品に感じました。能力を使う有り触れた設定ですが、ラブコメやバトルにあまり発展しない所が良いですね。キャラクターそれぞれの能力や個性を生かしながらのシナリオは惹き付けるモノがありました。主人公の能力が中盤までわからないのもまた魅力の一つです。キャラクターが立っていて、ストーリーがあり、笑える所も感動できる所もある見所の多い作品です。

 原作未完のこともあって物語の風呂敷は広げ過ぎて処理できていませんが、学校で学べる勉強以外の事を上手く表現されていて、作品のテーマである『友情』は常に感じ取れました。
 全26話ですがOPは変わることなく、本作の良い所を濃縮された作りもよかったと思います。関西弁の主人公というのも悪くありませんね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

63.8 5 ぬいぐるみで学園なアニメランキング5位
わかば*ガール(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (407)
1830人が棚に入れました
「ウルトラスーパーアニメタイム」内にて放映される。

見た目は清楚だがギャルに憧れているというちょっとズレたお嬢様・小橋若葉を中心とした少女たちの日常を描く。


声優・キャラクター
小澤亜李、井澤美香子、M・A・O、村川梨衣

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

きんモザファンは、刮目して見よ。

2015年7月~9月に放映されたショートアニメ。
1回8分 ×全13話+OVA1話。

主人公は、「ギャル」に憧れている世間知らず箱入りの黒髪お嬢様。
普通の家庭の娘が行く女子高に通うことになって、
この手のアニメではテンプレですが三人の親友が出来て、
四人一組でともに過ごす日常を綴った、まったりコメディ。

原作者は、「きんいろモザイク」と同じく原悠衣さんですので、
シナリオのロジックが同じですね。

お嬢様と庶民のギャップが基本的な路線ですが、
出てくる娘達の表情が可愛い。
ネタに溢れてて会話が面白い。
四人四色で個性が出ている。

一見可愛くて、ほわほわ~な世界なのに、
ほんのりと会話の中に毒が混じってる。
そのブラックさが、きんモザと同様に笑えるのですよね。

一回一回は短いですが、きんモザにも引けをとらない面白さでしたので、
四コマ系統が好きで未見の人がいたら是非!おすすめしたい作品でした。

これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

いわゆるお嬢様で女子高生の小橋若葉と、クラスメートとの日常を描く。

「ごきげんよう! 小橋若葉ですわ」

小橋若葉、春から高校1年生。

正真正銘のお嬢様ですが、普通の女子校に入学しました。
新生活では見るもの全てが新鮮で、毎日はしゃいでしまいます。
そんな彼女の目標は……ギャルになること!?

変なお嬢様と個性派クラスメイトたちの交流を描く
4コマコメディ、いよいよTVアニメスタート!

各話リスト
一葉「夢は女子高生です」
二葉「Dカップでお願いします」
三葉「ギャルへの道のりは遠い」
四葉「これが包丁ですか」
五葉「お嬢様はずるい」
六葉「布の面積が少なすぎます」
七葉「もしかしてスナイパー」
八葉「ドンドコドコドコ」
九葉「若葉ちゃんフィーバー」
今回のエピソードでは、本作の主題歌を担当しているRayさんがCVを担当したキャラクターも登場しているので是非チェックを!!
十葉「それは無理ですわ~」
十一葉「堕落人間製造機械」
十二葉「その目をやめろ」
十三葉「普通の女の子」

『きんいろモザイク』でお馴染みの原悠衣さんが手掛ける4コママンガ『わかば*ガール』がTVアニメ化! 
変なお嬢様と個性派クラスメイトたちの交流を描く4コマコメディ、要チェックです!!

2015年夏アニメ注目の作品を紹介!
40本以上の作品が勢揃いした2015年夏アニメ。怒濤の新番組ラッシュを前にして、どのアニメを見ればいいのかとまどっている人も多いだろう。

■「ウルトラスーパーアニメタイム」
TOKYO MXとBS11でスタートしたオムニバスアニメ枠。ウルトラスーパーピクチャーズ(USP)が立ち上げに関わっており、サンジゲンやライデンフィルムなど、USP傘下の作品を中心に3本のショートアニメをオンエアする。2015年夏は、堀江由衣さんがキャラ原案と主演を務める「ミス・モノクローム-The Animation- 2」、荒ぶる黄獣が三度帰ってきた「うーさーのその日暮らし 夢幻編」、普通の女子高に通うお嬢様の日常コメディ「わかば*ガール」をラインアップ。秋以降もニュースアプリをアニメ化した異色作「ハッカドール THE あにめ~しょん」をはじめ、同枠ならではのユニークな作品が控えている。
USPのイメージキャラクター・スピカとスマ子は番組のナビゲーターを担当し、オープニングでは歌とダンスを熱演している。スピカ役は石原夏織さん、スマ子役は小倉唯さんと、声優ユニット・ゆいかおりの2 人が起用され、今後の企画も気になるところ。作品でコラボレーションなども行われるのか、予想の付かない展開でファンを盛り上げていく。

『わかば*ガール』は、原悠衣による日本の4コマ漫画作品。2010年から2011年に掛けて創作工房の雑誌『乙女通信』で第3話まで連載された。同誌の休刊により未完となっていたが、著者のブログ「Hara*Rira」に掲載された第4話、描き下ろしの最終話を加えて、2013年に、まんがタイムKRコミックスレーベルから単行本として刊行された。

2015年3月19日発売の『まんがタイムきららMAX』誌上で、本作がTOKYO MX、BS11の『ULTRA SUPER ANIME TIME 1stSEASON』内にて短編テレビアニメとして放映されることが発表され、同年7月より9月まで放送された。

2015年7月より9月まで、ウルトラスーパーピクチャーズが企画するアニメ枠『ULTRA SUPER ANIME TIME』で、『うーさーのその日暮らし 夢幻編』、『ミス・モノクローム -The Animation- 2』とともに、30分枠の3本立てショートアニメのうちの1本として放送された。1話約8分・全13話。なお、アニメーション制作のNexusはウルトラスーパーピクチャーズ傘下ではないが、同社が協力としてクレジットされている。

オープニングテーマ
「初めてガールズ!」
歌(第1話 - 第8話、第10話 - 第12話) - Ray
歌(第9話) - 一年藤組(小澤亜李、井澤美香子、M・A・O、村川梨衣) 第13話は未使用。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期良作多すぎィ~♪(5話まで視聴して)。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です

>5話まで視聴して
「スーパーヒーロータイム」でしたっけ?・・(適当)。
あ、確認したら「ウルトラスーパーアニメタイム」でしたw。

本当は本作は1話をチラ観してみたけど、その後完全スルーしてたのですが
たまたま”うーさー5話”を観たあとに、惰性でそのまま放送を見ていたら
MAOさん演じる真魚さんwに魅了され

「あ、なんか面白そう」と思い
1話から見返してみたらどっぷりハマリ気味になっています。

これは、今期の”難民キャンプ枠”として申し分ないです!!!!!!!!。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

62.1 6 ぬいぐるみで学園なアニメランキング6位
ななついろ★ドロップス(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (188)
1205人が棚に入れました
石蕗正晴は、ごく普通の高校2年生。ところがある日、怪しいジュースを飲んでしまい、日が沈むと羊のぬいぐるみになってしまう体質となる。
元に戻るためには、星のしずくを七つ集めて作る薬が必要だと如月先生に知らされる。しかも、星のしずくを採るのは選ばれた人間にしかできない。偶然にも秋姫すももの許に降り立ち、すももは星のしずくを集めることになった…。


声優・キャラクター
野島裕史、結下みちる、後藤麻衣、清水香里、松岡由貴、谷山紀章、高橋広樹、黒河奈美、日野聡、久保田恵、あおきさやか、本井えみ、井上和彦、伊藤美紀

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ピュア。恋を描くことに注力した良作

恋する魔女っ子アニメ。
調べてみるまでエロゲが原作と気付かない程、ピュアなお話です。
アニメとしては王道なんですが、エロゲ原作深夜アニメとしてはちょっと他と路線が異なります。
毒気のない善人なキャラクター達、成り行きで変身して魔法で「星のしずく」なるものを集める事になるストーリー展開、可愛らしいマスコットキャラ、とまぁ、魔女っ子ものの大定番で進んでいきます。
エロ要素、殆どありません。
ハーレム要素、殆どありません。
ちゃらけたコメディ要素、殆どありません。
恋愛とメルヘン成分たっぷり。是非ともお子様達がご覧になる夕方に放送してほしい素敵な作品でした。
正直、かなり好きです。いい歳してw


本作の特徴は、とにもかくにも「純粋」です。
他人のために懸命になれる健気なヒロインと、ぶっきらぼうだけど優しい主人公が互いに惹かれあっていく恋物語。
星のしずくを集めるうちに、魔法の才能を開花させていき、出生の秘密が・・・・・
などなど、まったくもって面白味がないありきたりな設定とストーリー展開でした。
ですが、これがもう、ほんとに丁寧なまでにピュア。嫌味がないんです。
ヒロインはイイコ!
主人公はイイヤツ!
周りのみんなは優しく2人を応援する!
そう納得せざるをえない細かいエピソードをコツコツ積み上げて、空気を作り出しています。
「かーわーいーいーー!」
コテコテだけど、相手を思いやり顔を赤らめたりニヨニヨしたりして一喜一憂するカップルを見て、何度もつぶやきましたとも。いい歳してw

1クールしかないので余計な要素を入れず、”いい関係の2人”を表現するのに妥協なく注力してる。これが本作の魅力になってます。
だから、このコらが好きになれる。

ホント、ヒネリもクソもない内容なんだけど、イイ!
恋の喜びや切なさを感情移入して味わえます。いい歳してw


何度もいいますが、内容はありきたり、定番の魔女っ子もの。
登場人物もロリッぽいちょっと前のギャルゲのキャラです。
作画は丁寧ですが演出面で、もうちょっと工夫すれば・・・という所も多々みられます。
ですが、そういう批評家じみた評価をチャラにする、強烈な”恋”の魅力を放っている良作。
もうね、胸がキュンとしますよ。いい歳してw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

恋しいって、すごく強くて、いろんなものを飛び越えて、誰かを思う気持ちのこと

2018年8月17日 記載
昔、ある精神分析学者がこんな事を言ったそうです。
人間には純粋に愛する能力と言うのはない。
常に愛と憎しみを混合してしまう存在である。

信じる、信じないってのは正しく自由で。
私自身、その時の気持ちによって、この発言に同意したり、否定したりしておりました。
紆余曲折な過去、一貫性無き思考
心に余裕がないと、愛って、向けられている実感が湧かないモノです。
いろんなものを飛び越えて、誰かを思う、すごく強い気持ちらしいけれど……
正直、その真偽を定められる領域に、自分はまだまだ至っておりません。

それでも、今は……
今、この時は、その発言自体、ただの戯言だと信じています。
それは、この作品が大好きだから。
初めて本作に触れてから、纏まりがなかった思想は、1つに結合
人間は、純粋に愛する能力を、純粋な「恋しい」を持っていると、豪語出来るようになりました。
そうならなければ、彼女達の強さに失礼であり。
そうでなければ、彼女達の物語を否定する事になる。
すももちゃん達が、星のしずくを得る為に辿った過程を、無かった事には絶対したくないのです。

この作品で描かれているのは、純粋な「恋」から「愛」への過程
そして本作は、そんな自分が「愛」を、「信じる強さ」を得る事の出来たきっかけの物語です。
久しぶりにまた、こうして巡り会えた事、大変嬉しく思います。
すももちゃん、本当によく頑張ったね。
ハル君、戻ってきてくれてありがとう。

すももちゃんの想いを、ハル君の気持ちを、否定したくない。
沸き起こった情動は、今もなお、息衝いているのです。
私が「ななついろの初恋物語」を、好きでいる限り、ずっと、ずっと……

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

夕方アニメでした

良かった。
のいぢ絵にも満足。

ストーリーが、ぶれずに最終話まで突き進み、
綺麗に終わりました。
12話で、純愛アニメを描こうとすると、このようになるのか、
と感じるくらい、「純愛」がテーマでした。

ヒロインは、本当に、女の子らしい女の子でした。
苦手な人には、多分うざく感じるかもしれませんが、
私的には、とてもかわいかったですw

ヒロインを好きになれた私は、十分に感動できました〜。
みてよかったですw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

64.2 7 ぬいぐるみで学園なアニメランキング7位
魔法つかいプリキュア!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (75)
287人が棚に入れました
もうすぐ中学二年生になる「朝日奈みらい」は、
春休みのある夜、空から謎の物体が近くの公園に落ちていくところを発見します。
「もしかして魔法つかいかも! 」と期待に胸をふくらませるみらいは、
翌朝、ワクワクしながら、幼い頃からずっとかわいがっているクマのぬいぐるみ「モフルン」と一緒に公園に向かいます。
するとそこで目にしたのは…ほうきにまたがって宙に浮く女の子…!
リコと名乗るその女の子は、なんと魔法つかい! !
みらいは、魔法つかいに興味津々でリコを質問攻めに。
リコは“ある物"を探しにみらいの住む世界にやってきたらしいのです。
さらに、よく見ると二人は同じペンダントをつけていて…
そんな中、闇の魔法つかい・ドクロクシーの仲間・バッティが二人の前に現れます!
「リンクルストーン・エメラルド」を渡せとリコに迫りますが、
どうやらリコも、「リンクルストーン・エメラルド」を探しているらしくて…
バッティの闇の魔法で生まれた怪物ヨクバールに追い詰められたその時…
みらいとリコ、そしてモフルンが手をつなぎ、魔法の言葉『キュアップ・ラパパ! 』ととなえると、ペンダントが光輝きます。
そして、伝説の魔法つかい「プリキュア」が誕生するのです…! ! !

声優・キャラクター
高橋李依、堀江由衣、齋藤彩夏、早見沙織

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

プリキュアにわかですが、面白かったです。

2017/1/22は「プリキュアの闘い」の意味では実質的には最終回かと思われます。最終回の50話はエピローグ的なエピソードですが、これはこれでやっぱり「最終回」である気もしますが。

まともに観たプリキュア過去作品は初代のみの、プリキュアにわかな私なのが普通観ないプリキュアを観たのは、主人公に高橋李依さんがキャスティングされていたから。

で、初回から実際に観ていて「最近のプリキュアは○○なんだよ」と伝え聞くのとはかなり様子が違って驚きました。

途中フェリーチェの登場はあったもののミラクルとマジカルの二人のペアは変わらないままだし、揃わないと単独で必殺技っぽいものは出せないし、ということで初代っぽいテイストを感じて懐かしかったです。

一方で二人が複数のフォーム(ダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズ)に変身してそれぞれのフォームで能力や必殺技が違うとかは新しく感じました。

総じて楽しかったです。あと、ネタばれはしませんが実質的最終回の49回はストーリーや演出的にサプライズでした!

ドクロクシー様の部下たちは敵でしたがけっこう好きでしたし、こう言うと語弊はありますがなんというか「話の通じる奴ら」でした。対してデウスマストの眷属はあんまり好きじゃなかったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Teo Torriatte

最初は「"プリキュア"が"魔法つかい"って、二重表現("頭痛が痛い"的な)じゃないのか?」と思ったりもしました。

しかし"魔法界"と"ナシマホウ界(人間界)"という二つの世界を行き来する物語として、うまい設定になってました。

まず魔法学校の制服が非常にかわいい。制服姿のリコのフィギュアが欲しいところだ。堀江由衣さんの演技も最高。

今作で一番好きなプリキュアはキュアフェリーチェです。
彼女の変身シーンだけ、ヒンドゥー教臭がするのはなぜなのでしょう・・・。
はーちゃん(ことは)の底なしの明るさには、本編中何度も癒されました。


しかし、今作で一番かわいいのはモフルンでしょう!
齋藤彩夏さんの声が素晴らしすぎます!
エンディングで踊っているモフルンも必見です!


"魔法使い"ということで、プリキュア・エクストリーム・レインボーという必殺技があります。「オズの魔法使」ですね。
こういう細かい要素は、大人も一緒に視聴していることを踏まえているのでしょう。
「妖怪ウォッチ」のアニメが、大人世代に向けたパロディを多用している話ともリンクしますね。

エンディングのCGにも益々磨きがかかっていました。
話数によっては、背景が違ったりカメラのアングルが違ったりと、毎週楽しめるような工夫もされていました。

今作を見ていて、特にキュアミラクルとキュアマジカルが手をつなぐときの音が妙に大きくて、序盤は気になりました。
しかし、その"手をつなぐ"という行為自体が今作のテーマの一つになっていることに気が付きました。



キャッチコピーは「魔法のことば『キュアップ♡ラパパ!』でふたつの世界がいまつながる!」



手を取り合って このまま行こう
愛する人よ
静かな宵に
光を灯し
愛しき 教えを抱き

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
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