コンサートで戦いなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコンサートで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月20日の時点で一番のコンサートで戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.5 1 コンサートで戦いなアニメランキング1位
BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (292)
1000人が棚に入れました
21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

看板としてのヒューマニズム、ヒーローの覚醒

この作品を観て最初に思い起こした言葉がある。
それは、手塚治虫が一番嫌った言葉である。
商売として、食べてゆくために、自己嫌悪に苛まれながら標榜してきた看板であるヒューマニズム。
人間愛とか博愛主義と言い換えても良いだろう。
テレビアニメの世界で、いや、当時の社会的要求の中で、砂糖菓子の如くはかない使命を背負わされたアトムやレオたちに対する作者の贖罪の念を、今更ながら思い起こしてしまった。
まあ、それはそれとして。
ミクロイドSやワンダースリーを思い出す、ちょっとレトロな味付けなキャラ達だ。
BNA、獣人の社会に飛び込んだ狸人間の少女には、種の要求に従って、徹底的に暴れまわって欲しい。
そこに人間的なエゴを伴ったとしてもだ。

(3話まで視聴して)
一つ思い出したSF映画がある。
“第9地区”、アパルトヘイトを上手くストーリーに取り込んで、ブラックに笑い飛ばした作品であるが、この映画の主人公とタヌキ娘の設定が非常によく似ているのだ。
もしかすると、このアニメも相当ぶっ飛んだ展開になるかも、楽しみである。

(視聴を終わって)
今を生きる生命の根本、DNAには地球生命の歴史が畳み込まれている。
その内で遺伝子として働いていると考えられていたのは僅か2%。
近年の研究の中で、残りの98%に潜む驚きの秘密。

ヒーロー遺伝子、キタ――(゚∀゚)――!!

NHKのお先棒を担ぐ訳ではないが、“シリーズ人体”は面白かった。
奇しくも、エピジェネティックの考え方が再び脚光を浴びることとなり、我らケモナーも理論武装する日が来た~、という訳だ。

AhWoooooo‼️

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

東○喰種いちご味

+ultra枠


兎と狼 → 鯨に見立てた龍 → タヌキと狼(今回)

伝統の鳥獣戯画の精神で世界に打って出るつもりなんでしょうか。
+ultra枠はアニマルものが続いてます。TRIGGERのオリジナルアニメ。
中島かずき氏の系譜『グレンラガン』『キルラキル』でいかんなく発揮されたケレン味はそのままに1クールですっきりまとめた感のある作品。尺の関係でお得意の宇宙まで風呂敷を拡げることはままならずでしたが賢明な判断と言えましょう。

人間と獣人(半獣半人)が共存する世界を舞台に両種族の反目を描く意欲作です。マジョリティが人間なので必然的に獣人が被差別対象となるわけですが、じゃあ獣人が虐げられる理由ってなに?と問われるとぼやっとしていて即答しづらい。このへんの理由を知りたいのは日本人だからかも。欧米だとナチュラルに差別があるので気にしないのかもしれません。逆に自分は理由が気になるのでこのへんおざなりだと没入感が削がれます。
差別の質の議論は長くなるためさらっと私見だけ述べると、日本の場合“異なる者への警戒”がメインでコミュニティに溶けこんでしまえばOKなところがあります。転じて欧米ですと階級や人種で明確に上下があることになってます。有色人種の使用人は“モノ”であるとの意識が刷り込まれて何代も続いてきたわけで、教育でどうこうしようにも時おり差別意識の根深さが顔を出します。今(2020年6月)アメリカで起きていることはまさにそんな感じですね。

どうしても差別/被差別というやや重めのテーマが作品を通じて流れているように私は感じていた分、TRIGGERらしいいつもながらの勢いとテンポでアゲていく手法とは相性が悪いように感じました。
よって評価は中の中。作品に通底するテーマを重要視すると物足りなさが残る。しかしながら、伝統芸ともいえるキャラや演出で魅せるやり方はは健在でかつ1クールで綺麗に収まってる点は評価したいかしら。そんな感じです。
どんなお話か他の作品で例えてみると

例① 悲壮感の欠片もない『東京喰種』

喰いはしませんが設定は似とるのであります。

{netabare}・獣人は圧倒的少数で個体としては人間より強い
・主人公が医療の力で人間から獣人へ
・獣人コミュニティはいわば修羅の国
・両者の反目と融合を模索する物語設定
・人間側のラスボスが実は…{netabare}(和修一族かいっ!){/netabare}という展開{/netabare}

例② 製薬会社性悪説

ゾンビ化はしませんよ。言葉遊びです。 

{netabare}主人公がタヌキかアライグマかいまいちよくわかってないのですが、英訳するとracoon dogもしくはraccoonとラクーンです。で製薬会社がいっちょ物語に深くかんでます。この際みちるを全面に出して“アニマシティ”をタヌ…“ラクーンシティ”とスタイリッシュに。“獣人化ウィルス”を“T(タヌキ) - ウィルス”と語感を整えても良かったかもしれません(適当)。
念のため注釈加えとくと出典はバイオハザードです。{/netabare}



前述の“作風”と“テーマ”との相性の悪さに拍車をかけたのが主人公の「頭お花畑」っぷりかしら。
{netabare}第一話からして祭をぶっ壊されて自分も殺されかけてんのに、敵方を助けようみたいな展開がどうも性に合いません。{/netabare}
ある意味、定石なんですけどね。そこからの成長が楽しみだったり見どころだったりするので気にしなきゃ無視しちゃってかまいません。それはつまり、そこクリアされてれば楽しめるってことでしょう。


■声優さん

主役の諸星すみれさんと細谷佳正さんはこの際スルー。
バルバレイ・ロゼ市長役で高島雅羅さんがフル回転で登場されてます。スポット出演の多い印象だったので貴重な気がします。貴重といえばみちるの親友なずなでの長縄まりあさんですかね。てっきりロリ声専任声優(失礼っ!)かと思ってたのですがJK年代らしい発声もできるんですね。当たり前のことなんでしょうが勝手に驚いてました。



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.02 初稿
2021.03.07 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 55
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

4話までの感想{netabare}
どうにも私はトリガーと相性が悪いみたい。
厄介なのが序盤「お、これ面白いじゃん」と思っても、中盤から「なんでそんな展開に…」となることが多い。
特に2クール作品の2クール目からそうなることが多いかな?
起承転結の転のつもりなんだと思うけど、それまでの展開とガラっと変え過ぎてついていけなくなる。
ってことでこの作品は全何話なのかが非常に気になるトコロ。
1クールなのかな?だったら「あれ?」となる前に突っ走ってくれるかも。

と、そんな感じで序盤の3話まではいつもの様に好印象。
みちるはタヌキの方が可愛くないか?ひょっとして人間姿はワザと不細工にデザインした?
…なんてこと思ってたら、あれ?4話ちょっと雑すぎじゃない?
言いたいことは分かる、教祖の立場無視して他者を攻撃しまくる信者はアニメ界でもよく見るw
信者ってより教祖を殴り棒にして正義ごっこしてるだけというか…まぁ、うん。
だけどそれを押し出すことに意識を奪われ過ぎたのか、他の部分がおざなりで、これ本当にトリガー?とさえ思えたり。

顕著なのは内地へ向かって海を渡ったシーンの省略。
例えばこれが“リトルウィッチアカデミア”だったら、ホウキで飛べる魔女に乗せてもらったら凄いスピードで「ぎょえー」と言いながら必死にしがみつくアッコ、なんての描いたんじゃない?
そういうコミカル表現でなくても…丁度いいのがあった、
https://www.youtube.com/watch?v=zKQsL_ilDYU&feature=
これの3:47からのシーンみたいなの、何故省いた?
ズブ濡れのみちるが見たかったワケじゃないよ、いや見たかった。
あとニナが水槽に入れられるまでの経緯も飛ばしすぎ。
喋ることはできるんだし昏睡でもしてなければあんなことにはならないと思うのだが…。
って、あ!これって海外ドラマでたまに見る、ドラッグが横行しててニナはそんなの初めてで効きすぎちゃった(昏睡した)ってことか?
少しずつ吸引しないといけない「小麦粉」を、差し出された分一気に吸い込んじゃったとか?

あはは、そりゃカットされても仕方ないw

…。
そうなのか?
我ながらかなり強引な好意的解釈だと思うのだが…。
でもって最後は、正義ごっこするだけで殴り棒のことを理解する気のない連中を見て、憤慨しようにも自分もそうだったと気づいたみちるは獣人のことを理解すべく島へ戻るのでした、と。
筋書きは悪くないんだよなぁ、演出がヘンだったてことか?
今後巻き返すのに期待したいトコロ。

ところで4話までで半田修平の名前出てないと思うのだけど、見逃してるだけ?そのうち担当回来るのかな?
“まぎレコ”の方で「沼田誠也担当回あったら見るわ」と思ってたらずっと後半で、ちょっとそこまで耐えられないってことがあったり無かったり。{/netabare}

5話感想{netabare}
おっ、野球回じゃーん!
ってことでお約束の巨人の星…ではなく、ドカベン(野球狂も入ってる?)とあしたのジョーをミックスさせてそこにアストロ…よりも個人的にはコブラのラグボールを添加した感じ。
うん昭和だね。
そして実況役が水島裕で、演技的に広川太一郎だったらなぁと思ったら「外野ーっ!」って叫んで(水島裕が主役を務める“六神合体ゴッドマーズ”の決め台詞が「ガイヤー」)…このためのキャスティングかwww
めっちゃ昭和じゃーん!!
と思ったら、いや待った。
丹下段平ポジションのキャラがヤクザとつるんで八百長って…あれ?それって“メガロボクス”?
市民カード持ってるかどうかで酷い格差があるというのも、こっちの獣人と人間との格差と被る。
しかも大神(字面が六神に見えてきた)の声はメガロボクスのジョーの人なんだけど?
ってことでこの件が一番笑ったw、細谷佳正はどんな気持ちだったんだ?って感じで。
ひょっとしてスタッフはスタッフなりに気を利かせて、昭和アニメ知らない人にも分かるパロを入れたってことは…無いかな?

こんな感じで全話突っ走ってくれたら最高なんだけどなー、どうなるんかなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
11話が謎い。
まずナズナが、アランに「ストレスを和らげるために必要だ」と言われた(そのシーンは無い)だけでコンサート最後で自分が獣人だと明かそうとして「?」。
当然それは罠で、ミチルに言われて考えを変えたこと自体はいいとしても、そこまでの心の流れが雑かな?
もうちっと「アランの言うことだったら本当なんだろうハハン」と、例え深く考えてない・軽い気持ちであっても視聴者に「ナズナはそう信じてしまった」と見せるシーンは必要だったような?
そして観客がボリスの暴露を鵜呑み、これもどうなんだろう?
その直後シルバスタ製薬のメカが現れて、それに襲われて凶暴化…は分かるんだけど、その前の演説段階で既に涙してるんだよね、なんか変。
そして大神は暴走化した獣人達を目の前に、1000年前の皆殺しの時のことを思い出して暴走化。

何が起きてるのかは分かるけど、こっちの感情がキャラの感情に追い付かない。
この感覚は…ああ、4話の時と同じだ。
設定上の理屈どうこうではなく、視聴者の感情をもっと上手く誘導する描写はできなかったのか。
と、そんな感じで「なんかついていけない」、画面で起きてることをボーっと眺めるだけになってしまった。

最終回、ラスボスのアランが純血を維持してたというのも、あっそうって感じで全く重みが無い。
それこそ純潔維持のために先祖は好きでもない相手と子作りして来たとか、シブやバッククロスが当たり前に行われてたとか、なんか歴史的な重みを背負ってる造詣にはできなかったのか。
人種問題を扱った作品だと思ったら結局個人が相手だったっていう…「純血種」の一族郎党出すべきじゃなかったのかなぁ?
この作品は狼男だったので流されそうになるけど、もし吸血鬼だったらシモベが居て然るべきだと気付くハズ。
大神の中の人は十二の眷獣を従える第四真祖の役やってたり(“ストライクザブラッド”)、ボリスは…子安でバンパイヤ役というと“マスターモスキートン”まで遡っちゃって私自身がよく分からないや。
石川界人は…どうなんだろう?バンパイヤ役やったことない?
とにかく中の人はこれやってる間どんな気持ちだったのだろう。

そして市長の最後の言葉「根気強くやる(中略)幸い私には時間がある」、その後大神「お互いにな」って、これハダカデバネズミが長寿であること知らんと分からなくね?
って、アニヲタだったら知ってて当然なのかな。
タヌキとキツネは変身して人を化かす(変身能力がある)というのも日本独自の価値観な気が…これってネトフリ配信だそうで、敢えて日本の文化推しをした気がするのだけど、ターゲットがよく分からん。
5話のネタなんて外人分かるのかね?重度のアニヲタなら分かるのか?{/netabare}

総評{netabare}
淡々と物語のあらすじを見せられてる様で、何が起きてるのかは分かっても感情が乗れなかった。
画面では派手なアクションしてるハズなのに印象としては地味。
キャラ達がわちゃわちゃしてるのを「へーそう、大変だね」と他人事のように冷めた目で見てるだけだった、特に後半。
誰にも必死さを感じられなかった…せいかなぁ?
特にラスボスの目的が不明瞭、雑種を消し去りたかったのか?
人類に貸しを作ろうとした?セコくね?
セリフで「ボクたち純血種こそが~」と言うが、出てくるのが一人だけなので印象として受ける規模は小ぢんまり。
だったら「雑種のクセに自分と同じ能力を持ってる大神が憎い」や「我の能力を存分に振るえる相手を探していた」とか、もっと個人的な動機で良かったんじゃないかな。
ヘタに人種問題っぽいことに手を出したせいで扱い切れなかった予感。
また、人間を裏で支配し~とも言うが、これも「だからなに?」って感じ。
同じように人種問題を扱い、人ならざるラスボスが人間社会を裏で支配してたものとして“BEM”があるが、あっちは人間にウンザリしてた描写もあってこっちより踏み込んでた…気がする。
(最近“新サクラ大戦”の方の感想でもBEMを挙げて、まるで支持してるように思われるかもだけど、たまたまです。あれもそんなに面白くは…)

話が安っぽく、複雑にしようとしてキャラの思考回路だか行動原理が不明瞭になり、仕方ないから「なんか偉い人」を出してやっつけて閉めた、そんな印象。
絵も一見派手に見えるかもしれないけど地味、手を抜いてた気がする。
なにかの実験作なのか、“プロメア”をやって次のなにかをするまでの間の場繋ぎとしてテキトーに作ったのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

60.0 2 コンサートで戦いなアニメランキング2位
ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (95)
281人が棚に入れました
舞台は2030年東京。
突如、東京近郊一帯で高周波の共鳴音が観測され、同時に街は紅い霧に包まれる。
そして、その音を聞いたものは、動物、人問わず、意識を失ってしまう。
首都機能のマヒに伴い、政府は一時的に同機能を大阪に移転、この現象を正体不明のウィルスと予測し、さらなるエピデミックを懸念して、東京を封鎖する。
しかし、この「大共鳴」より6日後、意識を失っていた人々は何事もなかったかのように目を覚ます。
その後、封鎖都市・東京は徐々に街としての機能を取り戻していくが、その日を境に様々な「異常事件」が起こり始め、人々は次第に、さらなる非日常へと侵食されていくこととなる。

そんな中、血に秘められた力を解き放ち「英血の器」へと目覚めゆく若者たち--。
彼らはお互いの力に引かれ、否応なしに出会い、心を通わせ、命を削り合う、過酷な運命の連環へと飲み込まれていく。

声優・キャラクター
梶裕貴、茅野愛衣、森川智之、日野聡、東地宏樹、悠木碧、福圓美里、寺島拓篤、斎藤千和、諏訪部順一、三木眞一郎、堀江由衣、小林ゆう、佐藤利奈、石田彰、釘宮理恵、井上小百合

未来 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

オンラインゲーム復活した方が

サービス終了したオンラインゲームMOBA風LOVAをサービス開始から半年まで遊びました。
アーケードはしたこと無いです。

1話の5分までなんとか見ました。
耐えがたきに耐えられないこの出来。

この予算を全部オンゲのLOVA復活に投資した方がよかったんじゃないだろうか

スクエアエニックスと日本のクライアントDL型オンラインゲームはもうFFとドラクエ以外終わり、みたいな風潮がLOVAの失敗であったし

これを見るならカクカクしてた頃の昭和の天空戦記シュラトみたほうがまだいいかな・・。

アニメは、初めの5分でうっはぁって声がでちゃったので、
それ以外は、うん・・。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全てセリフで説明するからこういうことになる

酷いにもほどがある。
それぞれのキャラのチョロさぶりが際立ってて全然感情移入できない。
え?そんなん信じるの?とかお前自分がなさすぎだろ。ちょっとしたことで右往左往してみっともない。
戦闘シーンも雑だし主人公の顔の静止画だけまとも。

こんなにひどいアニメ久しぶりに見たわ。

なんか2期ありそうな終わり方してたがぜってーみねーぞ


OPEDにマクロスΔ、マクロスF双方の歌姫起用しているけどほんと無駄遣い。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

3話までの感想{netabare}
1・2話を見た段階で「うわこれヤベーやつなんじゃ」と思ったけど、とりあえず3話まで見てなかなか説明されずに居た舞台設定が明かされてホっとひと息。
ドゥクス派と英血撲滅派で対立してる感じか?
でもってドゥクス派も決して正義の組織ってことではなく主人公は成り行きでそっち側に属しただけで、果たしてドゥクスの言うことに従っていいのかどうか揺れ動くって感じになるのかな。
どっちの陣営も間違ってて孤軍奮闘する気がしないでもないけど、そこにブン屋がグチグチ突っかかって来るようならまどろっこしく感じるかも。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
3話でどっちの言い分が正しいのか分からない世界説明をされて、4話はそれに戸惑う回かと思ったら千尋はいきなり結界破壊を実行し始めて見てるこっちが困惑。
先の展開(6話)を知った後で思い返すと「教会側に裏切り者が居るってところまで早く展開させたい」ので、4話はこんな奇妙な構成にしちゃったのかなぁ?と思ったり。
でもって5話はチンゴ国禍の説明と赤谷(医者)が何かヘンだぞ?って匂わせて次回に続く。
そして6話…う~ん、やっぱこれ構成が何か変だ。
赤谷を追ってたゴロつきが埠頭で取り囲む→同じく赤谷を追ってた千尋が乱入してその隙に赤谷逃亡→ゴロつき激怒
だったのに、次に千尋が画面に出る時にはどこもケガなくケロっとしてれば、ゴロつき側も被害なく再び街中で赤谷の捜索をしてた模様。
いやいや、どうやってあの場を諫めたんだ?
しかもゴロつきは葵(中の人諏訪部のグラサン)の手下ってのは…千尋は気付いてない?
赤谷だけでなく葵も探してた対象で、ゴロつき締めあげれば居場所分かったハズでは…2話の恨みはどうした?
一応その後チンゴ国禍がゴロつき見付けて対決ってなるけど…千尋の情報で見つけたって風でもないんだよね。
しかもその対決は次の瞬間にはほぼ決着着きかけてるし…まぁそこは話のメインは千尋・赤谷・葵のイザコザなのでそれはいいとしても、肝心のその3人のやり取りがまた奇妙で。
赤谷が暴走してしまう→昔同じ施設仲間だった葵が引導渡そうとする→千尋が遮る→今度は千尋が暴走、赤谷が抑える→赤谷消滅
…。
これ葵からしたら笑うしかない状況じゃねーか?
そりゃもう「よくも赤谷を」なんてことはせずに引き下がるしかないんだろうけど…なんか釈然としないというか、変。


ところで今回感想書くに当たり(特にチンゴ国禍の綴り調べで)公式ページ見て来たのだけど──というかそれまでスタッフ全然気にしてなかったのだけど──。
えっ、監督の菅沼栄治って…マジか!?
“NINJA者”見たことがあれば妙にデカデカと名前出るので嫌でも覚えてしまうのだけど、えええ、あの人か。
“こどもの時間”で監督やってて「へーえ」って思った記憶があるけど、作監上がりの人って脚本やシリ構にダメ出しし辛いのかイマイチなのが多い印象で、これはそのパターンか?
そしてキャラデザは…ええっ、川村敏江!?
自分プリキュアは殆ど見てないけどその前の“どれみ”はかなり熱心に見てた方で、馬越川村稲上河野青山なかちゅう…とローテ作監を覚える程度には見てた。
あの川村敏江かぁ…馬越の次に上手い、っていうかエロい線描く人って印象だったけど、今作ではそんなでもないし全然気付かなかった。
あれかね、“ダイナミックコード”の梅津みたいなもんなのかな?(キャラデやることはやったけど作品作りにはほぼノータッチ)
更にはシリーズ構成が鈴木雅詞で、誰だっけ?と調べてみたら…。
“シャッフル”の空鍋って有名だけど、似たようなのが“GIFT”にもあって「それもそのはずシリ構は同じ人」ってまでは知ってたけど、その人が鈴木雅詞だったのか!
あれ、その人はてっきり“ハッピーシュガーライフ”をやってるんだと勘違いしてました、全然違ってた。
あっぶね、アニコレで感想書いてなかったら公式も見ないで勘違いしたままだったよ、きっと。
ってかシュガーライフやってよ、絶対鈴木雅詞向きだと思うぞ?(評価してる)

しっかし公式に載ってるスタッフだけ見ると結構豪華なハズなのに、なんでこんなに微妙な作品になっちゃうんだろう?
予算か?予算なのか?{/netabare}

7話感想{netabare}
あ…これ、各回の脚本や演出まではチェックしてないんだけど、もしかして6話と7話は担当別の人?
でもって連絡が上手く取れてない、とか?
グラサンは医者が死んだのがあたかもチヒロのせいってノリで、いやいや、前回あンたトドメ刺そうとしてたじゃん。
「安らかに死なせてやるつもりだったのにチヒロのせいで苦しんで死んでいった」ってことで恨むなら分かるけど、どうもそうじゃない。
あたかもチヒロが余計なことをしなければまだ生き続けてたかのような言動、なんでじゃ。
といいつつ6話では↑でも書いた様に「その回単体」でも辻褄が合ってないことが起きてたし…こういうのをどうにかするのが監督の仕事だと思うのだが、もうカツカツなんかね?現場が。{/netabare}

8話感想{netabare}
「混沌」と「財団」は特別な理由が無い限りは同じ組織を指すと思うのだけど場面で呼び名が違っててややこしい。
ユーリが財団を裏切り(コテツを救って)協会側に付いたのを契機にチンゴ国禍と交渉するも、クロカミと釘宮が賛同しただけで他のチンゴメンバーは「付き合ってられん」と退場。
協会側自体もシスターはユーリ信じてないしジャーナリストはチヒロ信じてないしでガタガタ。
ってか「色ボケしてるあんたの意見は聞けない」みたいなこと言われてチヒロは色ボケに関しては否定しないのかw
んで協会…ってよりもチヒロを信じてユーリからもたらされた情報を元に財団の動きを嗅ぎまわってたクロカミが倒される。
元からユーリを信じてなかったシスターは「それ見たことか」、クロカミと親しかった釘宮はショック、釘宮と良い感じになってたコテツもすっかりそっち側、ジャーナリストは相変わらず。
そこを狙い澄ましたように財団のトップが出てきて「よくやった」。
協会の連中はチヒロ以外すっかり「ああやっぱりね」って感じでユーリをスパイ扱いし、いたたまれなくなってチヒロを置いてユーリは財団に渋々戻る、と。
話は分かるが、まーあ面倒くさい。
物語が始まる前からキャラごとに信条があって、物語の中でそれを覆しかねない新情報が出てもそれまでの信条をおいそれとは曲げられない…って話なんだろうけど、いかんせん「お前の言うこと(新情報)信じられません」って時の態度がいちいちネチっこい。
ま、まぁこのギスギス具合は確かに鈴木雅詞らしいんだけど、もうちょいこう痛快にはできんかったのかね。
シスターはもっと狂人でも良かったような?
また、最初の協会とチンゴの交渉では一触即発状態だったのに、後の財団トップが協会前までユーリ出迎えに来た時は何も無しかよ。
ボケーっとユーリ連れて行かれるのを見てたってことか…う~ん、↑で書いたチンピラとチヒロの件といい、強引な部分が目立つ。
そういう「あれ?」って部分が散見されるのでキャラの心情の変化も見失いやすいというか…。

追記
そうそう、自分の感想読み返して思い出した。
以前協会には裏切り者が潜んでるって騒ぎになって、結局それは医者だったってことで片が着いたんだろうけど、「この間そういうことがあったのでおいそれと他人を信用できない」ってことか?
特にシスター。
ってかそれを8話内でひと言でも言ってくれれば印象大分違ったんじゃないかなー?{/netabare}

9話感想{netabare}
えええ、ジャーナリストがやけにチヒロの親殺しに突っかかってくるのは、かつてチヒロ父と親交でもあったんかな?と思ったらそっちかよ!
実はジャーナリストも子供の頃無理心中させられそうになって、だけど車が崖から落ちる直前放り出されて自分だけは生き延びて、放り出された理由を「親から嫌われてたから」と思い込んでて。
親から拒絶されて自分だけ生き残ってしまったのがイヤだったのか、こんなんだったら一緒に死んだ方がマシだったと思うようになったんだかナンだか。
そして似た感じのチヒロの無理心中事件を見て「親に愛されてたんだったら一緒に死ねよ(それを拒んで親を殺してまで生き延びるのはケシカラン)」って思想で突っかかってたんだってさ、最後に「羨ましかったのかも」とも言ってるし。
八つ当たりじゃーーーーん。
ってか当人の八つ当たりはまだしも、周囲が誰も異常に感じないのがもう不思議で(クロカミは一応突っ込んでたが)…助手まで一緒になってサイテー呼ばわりとかも~サイテー。
ついでに最期に考え改めたのは、自分を庇って使い魔が死ぬ瞬間を見て、車突き落とされた時親は生きて欲しいと願ってたことを思い出したからだってさ(その庇ってくれた行為もその回の内に無に帰しましたとさ)。
えええそんな理由!!??
…。
ってかさ、実際にチヒロが父親を殺したかどうか以前に、普通に正当防衛でしょうに。
「お前は命惜しさに父親を殺したんだ!」「命なんて惜しくない」「なん、だと?」「生き残ったからには意味があるんだ」
う~んこの流れ。
命惜しさに殺して何が悪いのか分からない、正当防衛を否定して美談みたいな話されてもワタシ困っちゃう。
「お前は何も間違っていない、けどオレは絶対許せない」って姿勢だったらまだ分かるが「お前に罪を認めさせてやる」って態度はもうホント不思議で。
そんなんで親殺しを認めさせたところで「えー、そうするしか仕方なかったんだよ、カワイソウだろ、そっとしといてやれよ」ってだけで記事にもならんぞ?

いやすっごいね、このズレっぷりは「お前秘密知ってるだろ、教えろ」と相手を殺そうとした“バトラーズ”のジェイ以来かも知れない。
(「お前が犯人だろ?吐け」と反応が無くなるまで殴り続けた“悪偶”は、あれは若気の至りってことでまぁ納得できる)
…あれ?最近じゃん、結構多いのかねこういうの。{/netabare}

10話感想{netabare}
凄い、悪い方向にエンジンかかりまくり。
最後の結界ポイントを襲うぞ→ピアニスト(敵)がコンサート開いて観客を魔物化するつもりだ→コンサート当日演奏される前にピアニスト倒せば良い
…?
その計画自体がなんだかよくワカランが(場所自体が重要なので人口要石が搬送されてなくてもコンサート会場を開催日より前に制圧すればいいハズ※)、結局ピアニストが会場に入るの阻止できなかったし、会場入り口からステージまでワープしたかのような移動スピードだし。
そしてグラサンが滅茶苦茶チヒロを恨んでるんだけどその理由は「7話感想」で書いた通りパっとしないモノ。
更にバンダナがそれを信奉してるのも不明だし、チンゴ国禍から新たな助っ人来たと思ったらバンダナと顔見知りだし。
で、そいつらが雑~~~~~~~にピアニストに始末される。
ってか

庇って死ぬの多くね?

ララアみたいな死に方ね、海見せろ。
チンゴ助っ人がバンダナ庇って刺された時は「またかよ」と呆れ、その肉の盾を構わず貫通してバンダナまで刺さった時は一周回って爆笑w
雑にも程がある、キャラクター在庫処分セールかな?…打ち切り食らったダンバインじゃあるまいに。
あいや、バンダナとチンゴ助っ人はまだ石にはなってなかったっぽいので生きてる?
ってかちょっと待てよ?

エエケツ殺してるのってピアニストばっかりじゃね?

自殺と大差ない医者以外ピアニストが始末してるような?
ピアニスト自身はチヒロを紅蓮の王に覚醒させてから殺したいってだけで財団とかどうでもいいっぽい、味方も殺しまくりんぐ(グラサンは命令背いて持ち場離れたんで仕方ないかな)。
もうコイツだけで良いんじゃないかな。

結局観客は全員魔物にされてしまったんだけど、そいつに引導を渡そうとするチヒロへピアニストが「ひょっとしたら人間に戻れるかもよ?」と揺さぶりをかけるが、その瞬間は医者や意志を継いだナースの回想シーンでも入れれば良いのにそれは無し。
それでもなんとか財団の計画(結界完成)だけは阻止できたみたいで、そしたらそれまで余裕綽々だった速水(が声あててるキャラ)がヒヨり出す。
奥の手として隠し玉があるみたいでそれにすがって終わり。
ってかこの回の前半、速水はユーリのことを「アイツはもう使い物にならん」と言ってるんだけど…あれ?前回は「まだ使い道がある」って言ってなかったっけ?あれー?


そもそも霧に囲まれて東京は隔絶されてる設定…のハズなんだけど一般住民は妙にのほほんと暮らしてて。
2話くらいまでジャーナリストも魔物の存在知らなかったり、10話においてもグラサンの手下のチンピラすら空飛んでるエエケツに驚いてるし(その点では脚本一貫してる?)。
で、財団は表向き優良企業なのかな?協会や他のエエケツは市民の反感買う訳にも行かず表立って財団に盾突けないってことか?
そんなこと言ってる場合か?とも思うんだが…。

でもって今回、観客を生贄に巨大な魔物が東京に出現しました。
さすがに市民もこりゃヤバいと騒ぎになって欲しいトコロ…これで次回以降ものほほんとしてたらちょーっと、ちょっとじゃないかな。{/netabare}

11話感想{netabare}
えっとまず前提として、人間が化け物に姿を変えられてしまったら元に戻れない、正気を失って暴れだす、人を襲う。
元に戻れないのは使い魔も同じで、たまたまエエケツの器でなければ変異前の人格は無くなる。
どうにかして化け物から人間へ戻そうとする研究を医者がやってて、殺された後はナースが意思を継いで研究を続けてるが、まだ完成には至ってない。

で、これを踏まえた上で…
財団:コンサート会場の人間を化け物にしたのは俺達だが、殺したのはチヒロだ、チヒロの人殺しー
協会:人間を化け物化して盾に使うなんてケシカラン、財団許すまじ
…。
財団の方の言い分がワカラン、もしかして財団側には化け物を人間に戻せる技術があったりするのか?
けどだったらグラサンは医者を安楽死させようとは思わなかっただろう。
そしてここでジャーナリストの件が頭をよぎる、「例えどんな事情があっても正当防衛は認めない」って考え。
えええ、財団もそういう考えってか?ってかスタッフがそうなのか??鈴木雅詞がそうなのか???
得意な思想のやつが変な考えするのはまだいいけど、ナチュラルに大勢が変な考えしてるとどうにも気持ち悪い。

更には前回の戦闘映像を捏造してユーリに「チヒロは酷いやつだ」という洗脳を施す。
ハテ、財団連中の誰までが「この映像は捏造だ」と自覚してたんだろ?
親父は承知してる?…もしそうならピアニストが味方を殺してることも知ってることになるが、なんかそんな素振りは見えない。
で、わざわざそんな捏造映像こさえる手間をかけたのはユーリにチヒロを恨ませる(救済させる)ためだったのだけど、いざポアしようとしたらチヒロの使い魔が邪魔に入り、使い魔殺したらビビって逃走。
まーた庇って死んだよw
そうそう、前回庇った上に結局庇えずに串刺しになってたバンダナとチンゴ助っ人は生きてました。
石になってなかったからね、そのうちひょっこり現れて「チヒロは悪くないんだー」って言いそう。

んで、手柄の取り合いでチヒロを疎ましく思ってたシスターが今更になってチヒロ暗殺を計画し始めた矢先、ピアニストに殺される。
…ナンダコレ?
そ、そりゃあね、かつて財団トップがノコノコ協会の前まで挨拶しに来てたし場所はバレてる、襲おうと思えばいつでも襲えたんだろうけど…今更かよ!
警戒なさすぎ、ピアニスト有能すぎ。

なにより一番不服なのは前回あれだけ巨大な化け物登場で、いよいよもってエエケツがどうこうって問題が一般市民に隠し切れなくなったんじゃないのかい!?と(え、隠してたの?って突っ込みもあるけど)。
東京がどうこう言ってるけど、いかんせんそこに住む住民の顔が見えてこないのでピンと来ない。
どうだっていいじゃん。
行きつけの店の主人とか散歩道で前を通る幼稚園の園児とか、エエケツ絡み以外での一般人との接触無いじゃないか。
そんなのを気にする理由は、一般人の間で大騒ぎになったらチンゴ国渦の連中も静観してもいられなくなるんじゃないの?(重い腰上げて参戦して来るんじゃないの?)って期待もあったからなんだけど…。
初めて赤い霧が発生した時に比べればコンサート会場(観客全員死亡)に現れた巨大なバケモノ程度は大したことないって感じなのかな?
人形かな?
そんな連中しか居ないんだったら東京滅んでも別にいいんじゃね?
「守りたい世界」が「守るに値するもの」として描かれてないのは結構キツい。{/netabare}

最終回感想{netabare}
チヒロ「みんなをスタァライトしちゃいます」
ドゥクス「わかりかす」

もしくは

チヒロ「はっ、そうか…これがもっと深いユーリへの想い…」
ユーリ「彗星かな?…いや違う、違うな。彗星はもっとこうバーっと…」

前者は“レヴュースタァライト”後者は“ハッピーシュガーライフ”ネタね、ちとノイズ入ってるけど。
いやもうなんやねん、と。
チヒロは微妙に違う平行世界(破滅の結末しかない)をループしてて、そこから遂に破滅以外の可能性を見つけたんだかどうだか?っていう曖昧オチ。
それプラス恋人と心中するに見せかけてか~ら~の、片方を生かすってオチ。
別にユーリは魂を道連れにされたワケではないけど…ってか道連れにしろよ。
「その後ユーリは再会を目指してゲート開こうとして、それって親父と何も変わらん・血は争えんのう」ってオチだったら(良い意味で趣味が悪くて)まだ良かったんだけどそこまでは描写ナシ。
なんかスタァライトとシュガーライフを足して10で割って雨水で1000倍に薄めたような感じ。

ってか「生きろ」ってシーンでシスターまで加わってるのは何で!?
別の平行世界ではチヒロと親しかったこともあった…ってことか?
財団側に居たタトゥー男は…協会側のドゥクスと対の存在とか?ループを俯瞰で見れる傍観者というか観察者みたいな。
最後チンゴに耳打ちしてたけど、チンゴ自体が大した行動しない役立たずのゴミ集団だしなぁ…。

まぁ一番ハラ立つのは、ああいう世界設定にしておきながら「民衆の声」が全然無いこと。
じゃあもう東京隔絶なんてするなよと。
折角ジャーナリストが居たんだから、そいつの発表した記事を読んで感想を述べる民衆とか、やりゃあいいのに。
(例:時代劇で鼠小僧の活躍を載せた瓦版が飛び交い、大半の民草は鼠小僧素晴らしい・義賊だと称える中、長屋の偏屈な親父はあんなの所詮盗人だと断じる、みたいなの){/netabare}

総評・↑と被る文章も多いのでこれだけ見れば良いかも{netabare}
単に胸糞にするだけでその扱い・回収が雑。
東京隔絶は意味無かったし主人公&ヒロインは意志薄弱だしジャーナリストはアホだしシスターは雑魚だし後半ピアニスト無双だし。
財団と協会それとチンゴ国禍による3勢力による主張のぶつかり合いかと思ったらそんなことは無く、チンゴ居る意味無ければ財団に至っては親父の個人的な理由にすり替わる始末。

“ハッピーシュガーライフ”で思ったけど、普通の中に潜む深淵だからこそサイコじゃねーのん?と思ってまして。
“殺戮の~”のザックなんか大声で威嚇すればいいってタイプで、実はこういうのって大して怖くない(実際に側に居たらたまったもんじゃないが)。
一見常識人っぽく見えて、気を許して付き合ってみたらトンでもない側面を見てしまった、って方がコワイ。
マトモだと思ってた友人が突如新興宗教にハマった時のショックとか、誰もが経験ありそうな気がするんだが…今あいつどうしてるんだろう。
でもってこの作品、最初の常識そのものがズレてて…顕著なのは「どんな理由であれ正当防衛は認めない」って思想に染まってる(それを常識だと思ってる)らしく、もうそこからズレちゃっててついてけない。
ジャーナリストが中盤までずっと主人公をネチネチと嫌味ったらしく責め立て、いざ「どうしてそんなことをしてたか?」を明かされても全く共感できなかった。
コンサート会場に来た観客を化け物に変えときながら、それにトドメ刺したら人殺し呼ばわりももう意味不明。
更にはエエケツ側の事情しか見せないものだから民衆からどう思われてるかサッパリ分からない。
分からないもんだから協会が財団を攻めないのが不自然に思えても「民衆を敵に回すことになるからかな?」と好意的解釈してたんだけど、それもすぐに限界。
チンゴ国禍なんて「お前らがもっと早くから手を尽くさなかったせいでこんな事態になったんだぞ」と責められて然るべきだと思うし、それこそチンゴの理念に背くことなんじゃねーの?
偉そうにふん反り返って傍観してる間に大変なことになって、最終回でノコノコ出てきても間抜けにしか見えない。
タトゥー男が財団側に居る観測者(協会側のドゥクスの対)であるなら、今度はチンゴに鞍替えってオチは妥当っちゃあ妥当なんだろうけど、いかんせん説明が足りない。

謎なのはこんなキャラクターの印象悪くする内容って、原作(ゲーム)の宣伝としてはどうなんだろう?
あー、これは“ウィクロス”も謎で仕方ないんだけどさ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
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