ジャングルで恋愛なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのジャングルで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番のジャングルで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.7 1 ジャングルで恋愛なアニメランキング1位
BTOOOM!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (2109)
11117人が棚に入れました
全世界で300万本以上売れているこのゲームの武器に、銃の類はない。
BIMと呼ばれる爆弾のみだ。
レーダーで相手を見つけ、8種類のBIMを戦略的に駆使して敵を爆殺する。
それが、このゲームで勝つためのポイントだ。

22歳になっても職に就けず、さえない日々を送るだけの人生。
それが俺、坂本竜太(さかもとりょうた)の人生――。
だが、この【BTOOOM!】というネットゲームの世界では、
俺は誰よりも強く、
誰よりも尊敬され、
そして、誰よりも偉かった――。

しかし今、俺がしているゲームは仮想(バーチャル)ではない。
現実(リアル)だ。
無人島で、BIMを持たされ、戦う意味すらわからないまま、人殺しを強要される。

理由もわからず連れてこられたプレイヤーたちによる、生き残り(サバイバル)ゲーム。

現実世界で行われる【BTOOOM!】(殺し合い)。

生への渇望。
失われていくモラル。
侵食する狂気。
肥大化していく欲望。

全てが混ざり合い、粉々に砕け、

爆殺遊戯の幕が上がる――。

声優・キャラクター
本郷奏多、三森すずこ、大川透、沢城みゆき、中村悠一、高橋名人
ネタバレ

B,sべる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

爆殺遊戯

BTOOOMという8種類の爆弾だけを使って
戦うネットゲーム。
それにハマり無職でニートの主人公の
坂本竜太が無人島に連れてかれ、
リアルでそのゲーム(爆弾で殺し合い)
をやることになる。という内容です

一話を視聴して…設定が面白いと思う 。。
緊張感があって
一言で言うとサバイバルってイメージ
ルールもシンプルでわかりやすかったし助かる(^ー゜)

OPのナノのnopain nogameもカッコ良かった

最初はSA

あと主人公の坂本がデスノートの夜神 月と
雰囲気が似てる気がする


2話「血の女子高生」
{netabare} ヒロインの過去の話などで重い過去だった。
友達に裏切り者にされて
無人島で殺し合いに強制参加、オタクに襲われる…
理不尽すぎる…
そして主人公とヒロイン以外のキャラがウザい( ̄▽ ̄)

「あなたのまわりにいる消えてほしい隣人はいませんか?
書けば100万円」という手紙が友達におくられて
事件のあと、
友達にこの手紙に名前を書かれてヒロインのヒミコが
無人島におくられたってことでいいのかな?
で主人公はニートをよく思ってない母親に書かれた
ってことか。顔恐かったし
{/netabare}

3話「サバイバル」
{netabare} なぜ無人島に来て爆弾ゲームをやることになったのか
経緯が分かった。
おっさんはいい人なのか?裏切るパターンか?
食糧争奪戦、手を組んだりトラップをハメたり、
このゲームをはじめた理由の謎…

おもしろ要素が追加d(^_^o)
{/netabare}

4話「世界ランカー」
{netabare} またヤバイやつでてきた(O_O)
今回はグロい( ̄▽ ̄)
しかもBTOOOM経験者同士の戦い
坂本の実力が発揮!
おっさんがちゃっかり仕事してておもしろかったw
{/netabare}

5話「強襲」
{netabare} 坂本とヒミコが再会。
男性恐怖症になってるヒミコが襲ってくるが乗り切って
性欲も抑えて他の男とは違うところを見せつけるっていう
予想のできる展開d( ̄  ̄)
だけど今回もおもしろかった
ヒミコのはなしで身近な人に売られた人たちがこのゲーム
に参加していることを坂本と平のおっさんも知り、母親に
捨てられたことに気づく…

たいらのおっさんはレーダーを集めてるけど坂本に報告は
してるんだろうか?
爆弾もまだ見せてないし怪しい。。
裏切りの可能性も…
ヒミコが仲間になるとして3人が生き残るとは思えないし…
でも味方のままおっさんが死ぬっていうパターンも
あるしなa〜(~_~;)
ヒミコ仲間入り+おっさんの足のケガ+3人で行動すると
レーダーを21個集めなくてはいけない
ってのは死亡フラグな気もする

どっちにしろおっさんはそろそろ…

オオトカゲ出現でさらにサバイバル展開になってきた(^○^)
BTOoOMで結婚した坂本ってことに気づいたヒミコが
どうなるのか楽しみ(^ー゜)
{/netabare}

6話「生贄の夜」
{netabare} 今回はビムは持ち主が死なない限り
本人がスイッチを押さないと爆発しないことがわかった(^ー゜)
ガス式のビムは発動条件がわかんないけど、強くね?
平のおっさんの追跡ビムも対人間だと強そう…

平さん裏切らなかったし、生きててとりあえず良かった。。
タヌキおやじとかww

裏切ったと思ったら助けたり、その逆だったり
おもしろいなあ
1話がすごい短く感じる>_<

コモドドラゴンとかキャラの表情とか汗とかサバイバル
がリアルでこの後に「K」、絶縁のテンペストを見ると
違いすぎる(ー ー;)イケメンばっかりだし

あとここにきて声優にも違和感が…
{/netabare}

7話「仮装花嫁」
{netabare}今回は
傭兵&弁護士のおっさんにヒミコを連れてかれ、ヒミコの
携帯を見た坂本がBTOOOMで結婚したヒミコだと思い、
助けにいくって展開。。
ヒミコはBTOOOMやってた坂本って気づいても言わな
かったけどいい雰囲気に(≧∇≦)

傭兵のおっさんと坂本の頭脳戦がおもしろい、ビムは
スイッチを解除すると使用権が移ることもわかった。
木に引っかかったおかげで無事なとこはスルーで^_^

あと弁護士の性格がすごい変わってる気がする…
サバイバルで追い込まれるとああなんのか?
それとも変な薬飲んでたけど
それと関係あるのかも(^ー゜)

まあそれはイイけど平さんおいてっちゃったけど大丈夫?
凄い顔で正気を保てないとか言ってたし
{/netabare}

8話「白い亡霊」
{netabare}坂本とヒミコの距離が近づく回。

腕を失ったおばさんによって、この島でのサバイバルは
前にも行われてたことが分かった。
そのおばさんを裏切った医者がまた島におくられてきて
平のおっさんを助けてるっていう(ーー;)

予告で医者、食糧トラップで出てきた奴、ビムを奪った
ガキが出てきて来週もおもしろそう、

予告のあとの画像怖すぎ(O_O)
夜観なきゃよかった‥
{/netabare}

9話「最強プレイヤー」
{netabare}医者に助けられた平さんと再会。
チップを3つ持ってるって言ってたけど、おっさんも
何個かもってたじゃん(^ー゜)隠してんのか??傭兵に
取られたなら坂本が奪ったはず(ーー;)
そして最強プレイヤー再登場!グラサンと坂本との
駆け引きがおもしろかった。。
でもリモコン式ビムを口にくわえてたのはいいけど
上手くしゃべりすぎだろっw

予告観た感じでは、坂本とは学生時代の知り合いっぽい
けどグラサンは気づいてないのか?風貌変わってないし…
{/netabare}

10話「ハイレベル」
{netabare} 最強プレイヤー織田とは、坂本の高校の同級生って
ことがわかる。。決着はつかなかったし
ラスボスフラグか?

次回は定石どうりの医者との対決!「しき」も再登場
するしどうなるか…
{/netabare}

11話「復活」
{netabare} いろいろとツッコミどころあったけど、坂本が死んだ
かどうか普通レーダーで調べるだろ・)ノ
あと鎌で攻撃したあと、逃げた意味が分からない…
殺せたよね???

シリアス展開からのビムがヒミコの胸でバウンドした
あとの伊達のリアクションおもしろかった(^_^)

来週は平のおっさんとの今までの伏線がついに
回収されそう(^ー゜)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

爆弾型バトルロワイアル!

話の設定がすごく好きです。
キャラデザはあまり好みではないのですが、爆弾を使ってのバトルシーンの作画は迫力があって良かったです。

1話感想
{netabare}
敵があんだけ爆弾投げまくって死ななかったのに、こっちが一個爆弾しかけただけなのに殺せるってどーいうことなの?
圧倒的主人公補正ですねw{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はヒミコサイドの話ですね。
てかヒミコかわいそすぎんだろ・・・
ヒミコがあの部屋から逃げ出せたんだから事件が解決されたといってもいいのに、それで島送りにされるってどんなだよ。
てか先輩の部屋に行きたがったの友達の方じゃねーか!
理不尽すぎんだろ!

てことは主人公が島に連れてこられたのはお母さんのせいなんだろねきっと。
いや、お母さんは悪くないのか?
働かないのがだめなんだし・・・
まぁなんでもいいやw{/netabare}

3話感想
{netabare}
ついに本格バトル始動です!
にしても平のおっちゃんはいいキャラしてるわ。
普段頼りなさそうに見える人がいざという時には超キレる、そういう人は結構好きです。
でも、坂本も伊達に主人公やってないねw
武器持ってる奴らがいるのに動じないなんて、やっぱ主人公はこうでないと。
てか、部屋で引きこもっている時とのギャップがすごいなw{/netabare}

4話感想
{netabare}
何か危ない子が出てきたよ!?
親父の方は中々エグイ死にざまでしたね。
てか、親子なのに顔似てなさすぎw

あの近距離で爆弾受けても死ななかったってことはあの子も主要人物なのかな?
主人公並みの補正がかかってますねw
あのモブっぽい弁護士のおっさんは今頃どっかであっさり死んでるんでしょうか?(;゚∀゚)

ちょっと原作が読みたくなってきましたw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ようやく正ヒロインと行動することになりましたね。
準ヒロインはおっちゃんってことでw
バトルというほどのバトルはなかったけど、たまにはまったり?と話をしてもいいじゃないか!
中々エグイアニメだしねw

てか、オオトカゲって何ぞ!?
あんなのが普通に生息してたら殺し合いをするとか以前にみんな食われてしまうんじゃないか?
実際爆弾とか関係なく死んでしまう人とかもこれから出てきそうですね(;゚∀゚){/netabare}

6話感想
{netabare}
坂本いいね!
やっぱ主役はこうでなくては!
まぁわざわざはしごに上らずとも、普通にとっとと爆弾投げてりゃいいような気もしますがねw

ところで仕事中のおっちゃん、悪い顔してたね~。
あんないい人なのに、信じられないです(;゚∀゚){/netabare}

7話感想
{netabare}
坂本の運動神経おかしいだろ!?
引きこもりですよね!?
毒ガスからの逃げ方がすごすぎんだろ!
一体どこにあんな力が・・・?

そして宮本・・・
今回は中々のグロ映像でしたね(;゚∀゚)
あいつ結構いいキャラしてるからもっと最後まで残っていて欲しかったのに・・・

弁護士のオヤジ?
ああ、いたね~そんなのも。(興味なし){/netabare}

8話
{netabare}
手が吹っ飛んでも生きていられるものなのか?
即死はないだろうが普通は出血多量とかでお陀仏な気がするんだが・・・(;゚∀゚)

伊達って奴はひどい奴だねほんと。
でもおっちゃんの治療をしてくれてたっぽいよね。
何が目的なのか・・・

あとは出てきていきなり裏切りおった女ですね。
もうこの島では裏切りがあたりまえなんだね。
俺がもしBTOOOMに参加させられたらどうなるんだろう。
誰か仲間を作ってもやっぱり裏切ってしまうのだろうか・・・
それ以前にビムの使い方を誤って自爆したり、オオトカゲに食われて人知れず死んでしまいそうな気がしますねw
我ながら情けない(;゚∀゚){/netabare}

9話感想
{netabare}
史上最強のニート、それが坂本だ!
とは言ってもさすがにここまでの主人公補正はやりすぎなんじゃないかなぁ・・・?
ファイヤーを使ってたオッサンは一個のビムであっさり死んだのに坂本は三個ぐらい一気にくらったのに生きてたよ!?
いやまぁくらってないから生きてるんだけど、あの状況でくらわないのはさすがに無理があると思うんだ俺は(;゚∀゚){/netabare}

10話感想
{netabare}
坂本さん、マジすみませんでした!
前回は主人公補正で生き残れたとかなんとかほざいてしまって本当にもうしわけございませんでした(;゚∀゚)
ちゃんと坂本は考えてたんだね。
今回もまたピンチな感じで終わったが坂本ならまぁ大丈夫だよねw
結果として坂本は織田に負けてしまったが、ほんとに良い戦いで、これからの二人の対決が楽しみです。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
ヒミコ自重しろw
ヒミコが胸でビムを跳ね返した時に変な声を出しやがったせいでおもわず吹いちまったじゃねえかw
シリアス展開台無しだよ(;゚∀゚)

村崎さんは伊達を許してしまったのか。
どこまでいい人なんだよ。
俺にはいまいち理解できないが、ほんとに伊達のことが好きだったということだけはよくわかるよ。
てか、村崎さんも坂本に負けず劣らずの生命力を持ってますよねw
腕なくなったのに生きてるし、伊達のビムくらっても復活するしw

次回最終話か・・・
ほんとに最後のは平さんなんかな・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
まさか平さんが死んでしまうとは思わなかったよ(T_T)
てかその後すぐにラブコメってる二人ってどーなの?
大事な仲間が死んでしまったら普通はしばらく立ち直れないと思うんだが(;゚∀゚)

最後だけOPが変わってましたね。
なかなかカッコいい曲だと思いました。
変える必要があったのかいまいちわからんがw
流れてきた映像もこれまでの戦いの総集編って感じで中々良かったです。{/netabare}

総評

かなり楽しめたバトルアニメでした!
終わり方からしてこれは2期あるでしょうね。
大いに期待して待ちましょう!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 62

Jacks さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

なぜ彼らはサバイバルを繰り返すのか?

ゲームは多種多様。それは家や外でプレイするもの。
最近、VR(Virtual Reality)やアプリが人気ですね。僕は去年VRを体験しましたが、凄かったです。立体感が半端なかった。
こうしてゲームそのものは常に進化し続けます。デペロッパー(開発会社)が倒産しない限り。
ちなみに僕はモバイルゲームが嫌いです。今まで一度もプレイしていません。これからもずっとそうするでしょう。
お金は貴重です。時間を無駄にしないように。

さて、今からBtooom!について語ります。
この作品の主人公は坂本竜太(さかもとりょうた)です。彼はBTOOOM!というMMOでの実力派オンラインプレイヤーで、いわゆる「ニート」でもあります。
僕はニートも嫌いですが、彼の無慈悲な過去を考慮すると、ある程度は同情します。
ある日、竜太が目を覚ますと、そこは無人島でした。彼は「リアルBTOOOM!」に巻き込まれたのでした。
持ち前のスキル、爆弾(BIM)、レーダーを用いて、このゲームを生き残ることになります。
もう一人の参加者はヒミコ。彼女は本作のヒロイン。彼女も竜太と同じくらい悲劇的な過去を経験しています。
初めは一緒に行動しませんが、ある出来事をきっかけに行動を共にします。お互いを信頼し合うほど。

ストーリーは至ってシンプル。殺戮の繰り返し。それだけです。
にも関わらず、多少のSci-fi要素を含みながらもリアリティのある描写や掛け合いがチャームポイントです。
ある映画にこういう名言があります。「必死に生きるか、必死に死ぬか」。
そう、Btooom!の登場人物は生きるために食し戦う。狂気に落ちる者もいる。
僕が言いたいのは、この作品で人間の本性を垣間見ることができるということです。

登場人物は熟練した大人ばかり。竜太は頭が良く賢い。ヒミコは特別なスキルを持ち合わせていませんが、デリケートな性格で困難を乗り越えることも。
参加者の一人、吉良康介(きらこうすけ)はかなりイカれた子供です(褒め言葉)。出番こそ少ないものの、視聴者に激烈なインパクトを与えます。
見所は竜太と康介の心理戦ですね。ただの爆弾の投げ合いだけでは済みません。いかに相手の裏をかくか。狙い定めた時、爆弾を放つ。
織田信隆(おだのぶたか)や木下秀美(きのしたひでみ)などの参加者も手強いです。前者は竜太と訳あり。
他の参加者も厳ついぐらい個性的で、簡単には攻略できない面々。かなりねじれています。

作画は綺麗です。特に背景、日光、森、動物。
爆発のエフェクトは派手で鮮やか。状況に応じて構成が異なります。
キャラデザはすごく僕好みです。どのキャラもイケてます。ヒミコのデザインは個人的にツボです。

声優陣の演技も良い。まるで洋画の吹き替えです。竜太の中の人が俳優さんだとは観終えるまで知りませんでした。
OP・EDテーマはこの作品の最たる長所と言うべきでしょうか。OPはロックでスタイリッシュで、何度でも聴きたくなる。大好きです。
この作品を観る前に公式MVを観ました。カッコよすぎる。この一言に尽きます。観て損はないですよ。
EDはヒミコの心情を静かなメロディで彩っています。定期的に聴きたくなる曲ですね。
それぞれの歌詞も本編に忠実です。とても丁寧に。ナノさんとMay'nさんGJ。

若干の性的描写が含まれます。が、この点については意見が分かれます。
気にしない人がいれば、不必要だと言う人もいる。僕は前者ですね。

BGMはあまり印象的じゃない。ほとんどのシーンに合っていません。ですが、雰囲気を壊すほどではないです。

キャラの描写が細かい反面、ストーリーの進行が非常に遅い。面白く感じるのに時間がかかります。

ストーリーが未完。解釈次第では綺麗に終わったように見えますが、明らかに消化不良です。

全体を通して、Btooom!は良質な作品です。独特な作風で欠点も多いですが、それでも面白さは保証します。
当初、僕は主人公の設定で避けていましたが、いざ観始めると最後まで没頭しました。
この作品も万民向けではありません。ボンバーマン、ファークライシリーズ、LOST、ハンガー・ゲームが好きなら、楽しめます。

僕はこの作品をネットで観ました。数日後、海外版Blu-rayを購入しました。
理由はこの作品を愛していると同時に、第2期を熱望しているからです。
売上的には無理な話ですが、少しでも足しになれば。希望は捨てていません。

「生き残れ。爆裂ショーの幕開けだ」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

66.7 2 ジャングルで恋愛なアニメランキング2位
selector spread WIXOSS(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (583)
2981人が棚に入れました
都会に引っ越してきてから、友人もなくただ日々を特に不満もなく過ごしていた女子中学生「小湊るう子」。
そんな「るう子」を気遣う祖母をみかねて、兄がるう子に買い与えたものは、中高生の男女を中心に人気のWIXOSS(ウィクロス)というカードゲームであった。
渡されたカードゲームを開け、中に入っていたある1枚のカードを見ると、カードの中に描かれた少女が突然動き出した。
不思議に思う「るう子」をよそに、その少女は「るう子」にバトルがしたいと言い続ける。その少女の事をタマと名付けつつ、
不思議な事態に困惑している彼女の前に、るう子の事をセレクターと呼ぶ、同級生の紅林遊月からカードバトルを挑まれる。
タマは一体何者なのか?セレクターとは?
希望、願望、欲望。それぞれの想いを胸に少女たちは危険なゲームの渦に飲み込まれていく──

声優・キャラクター
加隈亜衣、久野美咲、瀬戸麻沙美、佐倉綾音、茅野愛衣、赤﨑千夏、釘宮理恵、杜野まこ、新井里美、川澄綾子、小林裕介、石谷春貴、久保田民絵

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TCGアニメの常識を覆してくれた意欲作。しかし新しい開拓にはテンプレが存在しない為か、ハッキリとした方向性を導き出せていなかったように感じる作品☆

本作は2014年4月26日にタカラトミーから発売されたトレーディングカードゲーム「WIXOSS」(ウィクロス)を題材としたメディアミックス作品です。テレビアニメシリーズとしては‘2期’にあたる作品となりますので前期からの視聴を推奨します。

前期のレビューでも書きましたが、土・日曜日の朝に放映されるアニメのような「ルールやプレイングを掘り下げるための販促目的の物語」ではなく、ややダークな展開を含む「少し大人向けの作風」が今作のウリです。トレーディングカードゲームのアニメとしては新しい表現方法で描かれている所がとてもチャレンジ意欲を感じる作品ですね。前期では波乱の最終話を迎え、今後彼女たちがどうなってしまうのか…とても気になる終わり方をしています。今までカードゲームアニメには全く興味を持てませんでしたが、2期の展開がやはりどうしても気になる…と感じる事が出来たため視聴を継続する事となりました。

総評として「TCGアニメの常識を覆してくれた意欲作。しかし新しい開拓にはテンプレが存在しない為か、ハッキリとした方向性を導き出せていなかったように感じる作品」です。
新しい分野を開拓していこうとする意思に関してはとても意欲を感じられる作品だったと思います。しかし新しい道を開拓するという事は、逆に言えば‘セオリーに頼れない’という事でもあります。そのためでしょうか‘結局このアニメは何狙いだったのか?’という疑問が付きまとう結果になってしまっているように見受けられました。「最後はキレイにまとまって良かったね…」という感想で済ませるならそれも良いかもしれません。しかし私としては‘今作にのめり込めなかった要因はなんだったのか’そちらの方が気になって仕方ないのです。

そこで私の推測ではありますが、今作が佳作では無く名作になるために何が必要だったのか…を考えてみました。今作に足らなかったもの…それは「作品の明確な指針」ではないでしょうか。ではどういう指針を立てれば良かったのか、以下に挙げていきたいと思います。これらは全て取り入れて欲しいという訳では無く、1つでも取り入れて作品の方向性を明確にすれば良かったのでは?という観点で書いていますのでご注意下さい。


提案1・TCGのルールをもう少し取り入れて「このゲームもやってみたいな」と思わせる作品を目指す。

今作はそこそこ見ごたえのある物語でしたが、彼女達のプレイしているカードゲームに関しては全く興味が沸きませんでした。ザコ戦まで丁寧に描写する必要は無いかと思いますが、少しあっさりし過ぎたバトルだったかな…とも感じてしまいます。何もお子様向けのカードアニメのように「画面端にヒットポイントを書け」とまでは言いません。ただ「努力の末勝利した」と視聴者に感じさせる事はキャラクターへの愛着にもつながる部分だと思いますし、またカードゲームのシステムを少しでも見せる事で「アニメを見てゲームが面白そうだからやってみた。その結果アニメのキャラをもっと好きになれた」という声も生まれるかもしれません。そこをもう少し重要視しても良かったのでは?と感じました。


提案2・キャラクターのデザイン・あるいは配色をもう少し派手に設定し、キャラ萌えを目指す。

今作は‘ややダークな物語’を目指しているせいか、キャラクターの配色が凄く地味です。髪の色に関してもアキラッキーを除けばほとんど黒・灰色・白でまとまっています。派手なデザインといえばルリグの「エルドラ・ミルルン・アン」くらいでは無いでしょうか?勿論ダークな雰囲気にリアリティを持たせるために敢えて派手な配色は避けているのかもしれませんが、個人的にはキャラクターのインパクトに欠けるな…と感じてしまいました。「物語はまあまあだったけどキャラは可愛いよね!」なんて作品は世の中に沢山溢れかえっていると思いますが、そんな作品と比べても今作はキャラクターのインパクトにやや欠けてしまっています。物語がそこそこの展開…であれば、せめてキャラクターをもう少し目立たせて欲しかったなと思いました。


提案3・徹底的にシリアスな方向性を目指す。

最後は少しキレイにまとまり過ぎていたかな…と感じました。折角のダークストーリーなら最後までダークでも良かったように思います。この辺りは「結城友奈は勇者である」を視聴した感じに似ているかもしれません。‘犠牲が実は犠牲じゃ無かった’というオチはとてもキレイに見えますが、個人的にそういう話にされると「じゃあ今までの苦悩はなんだったの?」と受け止めてしまいます。勿論多くの作品はそういったラストを迎えます。昔からある‘アニメ特有のご都合展開’と言いましょうか…私としてはそういう展開にはもう飽きてしまっているのかもしれません。折角のシリアスな作風なら‘多大な犠牲は払ったが得るものはあった’という終わり方も一つの手段だったかもしれません。それまでの展開を活かす事にも繋がると思います。有名作で例えるなら「魔法少女まどかマギカ」でしょうか。これからのアニメは‘キレイにまとめ過ぎない’というのも一つの選択肢なのかもしれませんね。


あれもこれも要素を詰め込み過ぎる…というのもどうかと思いますが、明確な指針があれば「このアニメはこういう所が面白かった!」と視聴者に印象付ける事も可能だと思います。今作も決してつまらない・駄作という評価では無いのですが「じゃあ何が面白かった?どのキャラのどういう所が好きになった?印象に残ったシーンはあった?」と聞かれても「…えっと…うーん」と言葉に詰まってしまいます。私は結構前にこの作品の視聴を終えていましたが、最後までレビューを書く事に渋ってしまいました。今考えればそういう所に原因があったのかもしれませんね。

ただTCGアニメとしては間違いなく新しい道筋を示した作品だと思いますし、追随する作品も今後出てくると思います。そういった意味では本作を大きく評価したいところです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:カードゲーム
◎放送時期:2014年10月~

●スタッフ、ストーリーは1期のレビュー参照
⇒http://www.anikore.jp/review/959876/
(2014年4月~6月に放送された「selector infected WIXOSS」の続編)

■総評■

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}1期のおさらいを含め、続きからスタート。

伊緒奈の願いは、『自分より強い相手に負け、その子のルリグになって永遠に戦い続ける』ことだったみたい。
とんだ戦闘狂だなぁホント…^^;

るうちゃんはバトルを拒否してるけど伊緒奈を捨てられない。
タマに会うための手がかり、そして皆を救うことを諦めたくないからなんだろうなぁ。

でも伊緒奈はるうちゃんの願いを叶えるつもりは今のとこ無いみたいだし、それどころか『私がるう子を変えてみせる』とか言ってるし、既にもう先行き不安w

ちよりエルドラペア久々に出てきたけど、るうちゃん達がバトルの真相を告げてもちよりは飄々としてるし、エルドラはしらばっくれてるし、このペアも今後厄介な存在になりそう。

思ったけど一衣ちゃんは具体的にどうなってペナルティ無くなったのか?
強い願いと心が覆したとか、そういうことかな^^;{/netabare}

【2話】
{netabare}『ウリスのおかげで、あきらっきーは"あきらぶりー"になったの♡』

…(´゚д゚`)

あきらっきー改め、あきらぶりー再登場!エンジン全開だったw
『黙れよ三下!』『うるせぇババア!』
そしてトドメの↑のセリフ…やはりこのキャラ出ると俄然テンション上がるw

伊緒奈と入れ替わったウリスはあきらぶりーを堕とし、お次はちより?
伊緒奈の願いを叶えなきゃだから強い相手を集めてバトルしようとしてるんかな?でも、それだけじゃ済まないよね絶対^^;
あきらぶりーは完全にウリスの手のひらの上でコロコロ状態だし、こっからまた更にどん底の未来しか見えない;;

るうちゃんはあきらぶりーとバトルしたけど(勝敗は中断で決まらず)、どうやら楽しくなかった模様。
バトルが楽しかったのは、タマがルリグだったからこそ なんだね。

てか、お婆ちゃんがやはり怖い^^;るうちゃんまた負けてたじゃん…。

あきらぶりーが負けたのに記憶維持してた理由が語られてないけども、るうちゃんが『セレクターバトルは嘘ばかり』と言ってたし、やっぱ花代さんの嘘情報なのかな…うーん;;{/netabare}

【3話】
{netabare}あきらぶりーがどんどんウリスに心酔してってる;;

タマは白い部屋で泣いてた。
タマの記憶の一部?が垣間見えたけど、繭とタマは人間時代からの友達だったのかな。
繭は外の世界に絶望してあの部屋に引きこもってるみたいだけど、繭の目的はいったい何なんだろう?

るうちゃんがタマのことばかりで一切構ってもらえない伊緒奈がちょっと可哀想と思ったけど、勝手にルリグになっといて『あなたはそうじゃない。私を失望させないで』は全く共感できない^^;

最後、ウリスとちよりのバトルフィールドにるうちゃん達は巻き込まれ、そこでウリスのルリグとなったタマを目にすることに。
まさか…と思ったらやっぱそうでしたw
敢えてウリスのルリグとして送り込むとか…繭、性格悪いな^^;
ちよりはこれで負けたら2敗だけど、ちよりの願いが何なのか気になる。{/netabare}

【4話】
{netabare}ちより、ウリスに敗北。
また、ちよりの持っていたウィクロス小説に繭らしき存在の記載が。
手掛かりを掴むため、るうちゃん達がその小説の著者に会いに行く…といった話。
いよいよ物語の核心に迫り始めた感じかな。

ウリスは『タマを返してほしかったら私とバトルしなさい』とるうちゃんに告げて去っていき、あきらぶりーの元へ。
そういやウリス自身の願いは何なんだろう?

ちよりは2敗したけど逆に3勝してたという衝撃の事実w
エルドラとの掛け合いが地味に面白いなって思う。
終始おバカまる出しなこのコンビだけど、殺伐とした中で清涼剤になってる気がするw

小説によると繭はバトルに勝ち続けた後「ホワイトガーデン」に迷い込んだ少女。
つまりセレクターであり、人間ってことになるのかな。
ラスボス的存在というのは変わりなさそうだけど、少女達を次々に戦わせてるってことは、目的はウィクロス因子を集めるため?

小説の著者・ふたせ文緒、ボクッ娘かな?なんだか緑子を思い出すな…
この子もたぶんまだ現役のセレクターだよね。OPでルリグ連れてるし。

今回も伊緒奈さん、殆どるうちゃんに相手してもらえず嫉妬全開。
2クール目は伊緒奈とあきらぶりーイジメが容赦ないw
でも、あきらぶりーよりあきらっきーの方が好きだな…物足りないw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

まるべり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

光と闇の先 重なってまた色が付くよ。

●ジャンル:カードゲーム
●オリジナルアニメ

2014年4月~6月に放送された「selector infected WIXOSS」(全12話)の分割2クール目。
J.C.STAFF制作のTVアニメ。全12話。


■感想■
{netabare}トレーディングカードゲーム「WIXOSS」の中に存在する特別なカード「ルリグカード」。
そのルリグカードを用い、バトルに勝ち続けることで「夢限少女」となり、願いを成就出来る「セレクター」。
そんなセレクターに選ばれた少女達の願いをかけた戦い、そしてバトルに隠された「深い闇」を描いた今作品。

セレクターに選ばれた主人公・るうちゃんが他の様々なセレクターと対戦していく中で、
衝撃の真実(3回負けると願いが反転する、夢限少女になると自分の体がルリグと入れ替わる等)を知り、
苦悩しながらも自分の願い(全てのルリグになった少女達をカードから開放する)を見つけ、
イオナとのバトルに勝利して条件を満たすも、タマが直前で受け入れを拒否したことで願いの成就に失敗。
ルリグのタマを失ったるうちゃんの前に現れたのは、るうちゃんに敗北することで願いを叶え、ルリグになったイオナだった。

…というのが1クール目の主な話の流れかな^^
2クール目では、壮絶な戦いの後に親友となった遊月や一衣と共に セレクターバトルのさらなる真実・核心に迫るお話になっていました。

"勝っても負けても「絶望」。"
1クール目で惹きつけられた 鬱々ドロドロとした空気感はそのままで、
今回もどんな衝撃的な真実が告げられ、物語が終結していくのか というところに期待しつつ毎回楽しみに観ていました。

しかし正直1クール目ほどのワクワク感はなく、物語が進み 謎が明かされていくにつれてなんだかパッとしなくなってしまいました。
ラスボスの繭の正体含め とくにあっと驚く種明かしもなく、無難だったかなぁという印象です。

そして、1クール目でちらっと出てきた るうちゃんの家族背景(『何を考えてるのか分からない』恐怖心から母親と離別した過去)。
後々るうちゃん掘り下げるにあたっての伏線と思ったのですが…とくに何も無かったですねw
個人的にはその辺を拾ってもう少しるうちゃんを掘り下げてほしかったな と思いました。

というか、全体的にキャラの内面描写がいま一つだったので、
感情移入できるキャラが2クール通してほぼいなかったのが難点かな^^;

とはいえ、1クール目に引き続き あきらぶりー(あきらっきー)の視聴側を裏切らない狂気っぷりと、
ウリスに心酔してどんどん深底に堕ちていく様は見応えありました。

また、1クール目から真のラスボスだと予想していた おばあちゃんは、一番期待を裏切られてしまいましたw
自分でデッキ作るし るうちゃんに勝ちまくってるし、意味深な発言もあったりして『絶対何かある!』
…と思ってた時期が私にもありましたww

【主題歌】
OP:「world's end, girl's rondo」/分島花音
ED:「Undo -明日への記憶-」/Cyua

分島さんの歌う1期OPの「killy killy JOKER」も好きだったのですが、
今回のOPも伴奏のヴァイオリンがいい味出していてとにかくかっこいい!
聴いていくうちにどんどん癖になるスルメ曲でした。

EDのCyuaさんも前期に引き続きでしたが、今回もこの作品の世界観がしっかり表れていた良曲でした。

【お気に入りキャラ】
▼蒼井 晶(あきらっきー/あきらぶりー)
上記の通りです。
赤﨑千夏さんの演技も相まって、清々しいほどに終始ぶっ飛んでいたのが良かったです。
ただ、ウリスに負けた後 願いが反転してどうなったのかが見たかったのと、最終回も出番欲しかったなぁ(イオナとの2ショット写真はありましたが)

▼エルドラ
9話のお別れシーンは不覚にも感動しました。
ちよりとのおバカなやりとりも毎回癒しでした^^
お姉さんというか、お母さんみたいな(CV新井里美さんというのもあり)存在でしたね。{/netabare}


■まとめ■
{netabare}前述したように1クール目ほどの盛り上がりはなく、所々伏線が回収しきれてないまま纏め上げた気はしますが、
最後の最後に「絶望」から「希望」が生まれたのは良かったですし、なにより最後のタマの澄みきった笑顔で一気に浄化されましたw

2クール通してカード販促要素は全くと言っていいほど無いのでルールは全然分かりませんでしたが、
逆にそれがカードゲームを知らずとも一つの「物語」として楽しめる作りになっていますね^^{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

64.6 3 ジャングルで恋愛なアニメランキング3位
7SEEDS(Webアニメ)

2019年6月28日
★★★★☆ 3.1 (143)
517人が棚に入れました
少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。それは、人類絶滅を回避するため、若く健康な人間を冷凍保存し、災厄が過ぎ去った後の世界に人類の種を残そうという壮大な計画「7SEEDS計画」の話だった。彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。

声優・キャラクター
東山奈央、福山潤、小西克幸、沢海陽子、阿澄佳奈、石田彰、悠木碧、井上和彦、浅野まゆみ、三宅健太、加隈亜衣、石川界人、小松未可子、阪口大助、星野貴紀、津田健次郎、佐々木望、野島健児、桑島法子、小野賢章、櫻井孝宏、千菅春香、嶋村侑、寺島拓篤、佐藤拓也、皆川純子、菅原正志、速水奨、興津和幸、寿美菜子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

あーこれが早送りってやつですね

原作未読


田村由美氏の名前を聞いて本作よりも『BASARA』を思い出す世代です。
少女漫画誌に掲載してたサバイバルもの全35巻。原作ファンに言わせると心情描写が売りでサバイバル要素はオマケだとも。。。とても人気あったみたいです。蓋を開けたら↓


 さっぱりわからなかったけどいい話のような気がしないでもない


そんなのが複数回続き第5話で心が折れ、録り溜めてた第6話を見届けて断念しました。すみません。
断念しといてなんですが、作品のルール説明すべき1~2話もよくわかんなかったんですが、3話でやっとこちょっとだけ興味を引いたんですよ。

{netabare}“岩清水さんが「これは海じゃない」と言い当ててからの水没平和記念像(長崎)発見のシーン”{/netabare}

でも驚きと感心はほんとこれだけ。
原作だともっと堅実に進めていくんでしょうがアニメは話がカッ飛んでいき、プロセス説明がほとんどありません。『BASARA』なんかもけっこうカッ飛んでく傾向あって雰囲気で読ませてたところはありました。そこは作者のクセみたいなものなのか。それにしても次元が違いすぎます。
それでもそれ以上にそれを凌駕する程ダイジェスト感がハンパなく、そのテの作品が陥りがちな以下2点に見事にハマった感じ。心が折れた第5話をモチーフに↓

1.なぜその行動を起こしたのかわからない(キャラへの非共感)

・{netabare}原因不明の自殺で凍る美鶴さん、花を突然運命の人みたいに言い出す惚れやすい鷹さん{/netabare}
 ⇒唐突に見えたがきっと理由があるに違いない


2.なぜこの事態になっているのかわからない(ストーリーへの非共感)

・{netabare}地形も変わってるだろうに九州からサクッと歩いて東海まで。無理があるような。{/netabare}
・{netabare}コールドスリープ明けで「現実を受け止めよう」と言った矢先に「嵐もどうか生きてて」と願う花。その発想に至るような説明は無かったよね。{/netabare}
 ⇒きっときっと理由があるに違いない


カッ飛ばし過ぎていて忖度しようにもしきれません。
そしてわからないと文句言うために重箱の隅をつつきたくなる嫌な感覚が湧きあがってくる仕様。

・{netabare}動く動物相手に鷹が投げたボールを吹雪が打って動物の眉間に当てて倒すなんて(笑)
投げた球の威力を打ち返してパワーを倍加させる理論わからなくもないが、シュールな笑いを取りに来てるとしか。{/netabare}

{netabare}超人パワー100万のウォーズマンがもろもろ足して1000万パワー!!の説得力の足元にも及びません。{/netabare}


なお声優は良い。モブに近いキャラに至るまで私のようなニワカちゃんが名前を知っているくらいの有名どころが出演しています。
“7SEEDS”⇒7つの種ってどんな意味なんですかね?
興味は潰えてませんが、続編あったりで評価が上がるようであれば再挑戦してみたいと思います。




■(オマケ)○○富士

{netabare}7つの富士って出てきてたので軽く検索したら日本国内にある通称○○富士の数は膨大だった。とてもじゃないが7つに収まる量に非ず。ただそのことは重要ではありません。
それでも“名取富士”ってないわー(笑) 仙台平野にある名取市なんぞドのつく平たい立地。東日本大震災の折には南三陸町や陸前高田のリアス式海岸の風景と違って市街地の奥まで浸水する映像にショックを覚えられた諸氏も多かろうあそこです。

水位が上がって少しでも標高の高いところを!って意図なら“名取富士”とかより蔵王のほうが信憑性がまだある。他でも“神戸富士”って何処?{/netabare}

…と我ながら重箱の隅をつつくような意地の悪さを自覚。実際はそれにも満たない段階でわけわかんないことだらけなので、もうこうなったらツッコミを楽しむ作品ということなのかもしれん。


■(オマケ2)比べちゃいかんよ

この全35巻をどう収めるのか?
1.俺たた
2.2期など続編あるも巻いて終結
3.尺も確保して堂々完結

3.はないと思います。連載中で販促目的ならまだしも既に完結していてファンも多い作品。
本作に限らず、充分な尺を取り完結まで見せることは理想。予算の都合で充分な尺を取れないのは現実。だとします。あくまで一般論。
制約が多い中でどう見せるのかが制作の力量を問われるわけですが、原作あるんで最低限結末は知ってるわけでしょう?

・逆算して途中のここまでで区切りをつける
・作品に通底するメッセージを掬い取って視聴者に訴える演出をする
・作品の屋台骨を把握していればなんならアニオリだって入れる

やりようはなんとでもありましょうが、なんというか“作品に対する愛情”を感じませんでした。

※別の少女漫画原作作品の現在進行形
だいぶ昔にアニメ化して一定の評価を得ているがそのアニメは未完。原作も人気有り。満を持して全23巻分を最後まで見せるというのを旗印に全63話予定で完結させる予定のアレ。
原作漫画や旧作アニメのファンも多くいるだろうに。功名心や商売っ気はあってしかるべきだとしてもそれ以上に作品への愛を製作陣から感じます。だから観てます。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.17 初稿
2020.10.07 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、原作少女漫画だったんですか!?

この作品の原作は未読です。
Netflixによる独占配信…こういうオリジナル作品を視聴できるのがNetflixの旨味だと思います。
完走してwikiをチラ見した際に知ったのですが、原作漫画は「別冊少女コミック」→「月刊フラワーズ」で掲載されていたんだそうです。
キャラの線も細くないし、内容的にも少女漫画に掲載されていた作品とは思いもよりませんでした。


累計1600マン部超(デジタル含む)
田村由美原作、近未来サバイバルSFストーリー

少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。
突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蝉丸、牡丹と共に島へと辿り着く。

その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、
狂暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活への放り込まれる。

そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。

それは、【~禁則事項~】「7SEEDS計画」の話だった。
彼女らはその計画に選ばれた人間なのだと初めて知り愕然とするのであった。

「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語は、この作品の主人公である岩清水 ナツの所属する夏のBチームの物語から始まります。
各チームに随行してくれるガイドから当面の目的は教えて貰えるものの、最初は何もかもが手探りでした。

物語が進むにつれ分かってくるのは、チーム構成に関する以下の3点。
・チームは春夏秋冬それぞれに分散配置されている
・夏だけAとBの2チーム存在する
・それぞれのチームには最初8名ずつ所属する

ですが、ここでの生活を始めるタイミングはチームによってバラバラだったんです。
中には数年以上の違いがあるケースもあったり…
つまり、チームによって情報量、経験に大きな差があるということです。
こういう場合、情報量の多さが役立つのは常套…
ですが、彼らを待ち受けていたのはそんな生易しい世界ではなかったのです。
知る事は判断材料を増やすでもありますが、同時に諦めることにも直結しているんです。

夏Bチームは衣食住が保存されている目的地の一つに辿り着きます。
そこに本拠地を作り安定な生活の基盤を作って根付くのも一つの生き方だと思います。
でも、人にはどうしても譲れない矜持があります。
自分の故郷がどうなったかを確認したいと夏Bチームの青田 嵐が言いだした一言がきっかけとなり、夏Bチームは2つに分かれて…物語が動いていきます。

実は、この物語が一気に面白くなってくるのはここからなんです。
他のチームだってこの世界で一生懸命生きているんです。
様々な願いや思いを持つのは誰だって一緒…
そんな全てのチームの動きが分かるように群像劇的に物語が描き出されるからです。

最初は一本調子の物語だとばかり思っていたので、この展開は嬉しい誤算でした。
夏Bチームのメンバーには一戦級の声優陣が配置されています。
主人公のナツに奈央ぼう、それにあすみんや碧ちゃんとこれだけでも私の耳は大喜びです。

ですが、春チーム…正確には春チームの主人公である日笠さん演じる末黒野 花が登場してきてから、一気に物語の厚みが増しただけでなく、面白さが加速度的に増した気がしました。

この花のキャラが格別なんです。「父親にサバイバル技術を教え込まれた前向きな少女。」と公式HPのキャラ紹介欄には記載がありましたが、分け隔て無い優しさと悪いことを悪いとハッキリ言える芯の強さを持ち合わせているんです。
彼女の良さはそれだけじゃありません。
一度目標を決めたら絶対に折れないんです。どんなに苦しくても前進を選択するんです。

「暁のヨナ」のヨナや、「それでも世界は美しい」のニケが頭の中で被っていました。
勿論、人間だから強さと弱さを併せ持っていて当然です。
でも自分以外のためにどんな危険も顧みず身を挺することのできる私の尊敬すべきキャラがまた一人増えた気がします。
そんな彼女の廻りには、彼女を応援したいという人間が集まってくるのも自然なことなんだと思います。

こうして物語は一喜一憂しながら進んでいきます。
驚愕な事実が明るみになって愕然としたこともありました。
どんなに経験を重ねても天災には勝てない…身の危険を感じたこともありました。
世の中の理不尽に対する解釈は一つじゃないことを教えて貰いました。
勇気と知恵と…ほんのちょっとの幸運がこの物語を支えていたと言っても過言ではないでしょう。

これからだと思っていたのに…
どうしてあの場面で終わっちゃうかな~
原作が全35巻の一大巨編だから、続編の区切りを考えるとここで切るのがベストだったの?
これで終わったら完全な消化不良になってしまいます。
でもその位続編を楽しみにできる作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、天月-あまつき-さんの「Ark」
エンディングテーマは、majikoさんの「WISH」

1クール全12話の物語でした。
Netflixのオリジナル作品は続編の作られるケースが多いので、この作品の続編も期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

シリアスを装ったギャグアニメ

物語のあらすじをざっくりと言うと、地球に巨大な隕石が衝突して
それによって舞う埃か何かで人類は生きて行けない氷河期突入する
だが人類を絶滅させる訳にはいかないと考えた各国は
それぞれ選んだ人間を冷凍スリープで人間が生活できる環境まで眠らせることにしたんだぜい

日本では7人1グループの春・夏(AとB)・秋・冬の合計5チーム、35人に人類の未来を託した
果たして彼等は人がいなくなった世界で生きて行けるのか、ドキドキハラハラのサバイバルゲームってのが
この作品のあらすじなんだぜい!


ところが実は視聴者を巧妙に騙す設定に過ぎなかったんだにゃー
何がって?じゃそれをお得意のポイントに分けて説明していく

①『自分のチームメンバーを巨大な蟷螂の巣の中に引き入れて殺そうとする指導員
だが殺す手前でお前達は逃げろと焼身自殺で救う』

一見おかしくない様に聞こえるかもだが、コイツはチームメンバーを平気で囮として殺そうしたり、暴力を振るったりする性格
仕舞いには事故で仲間のチームメンバーに崖から蟷螂の群れに突き落とされた恨みがある
よって自ら焼身自殺してチームメンバーを助けるなんて行動には至るわけがないぜよ

②『冬に入り吹雪の中、洞窟で何とかやり過ごそうとする男女2人
片方の男は猛獣に襲われたケガで身動きが取れずにいた
そこで女は男に自らの衣服を掛け、自身は手持ちの舞子の衣装に着替え外で踊り出して凍死』

朝日が差し込む中で凍死という演出で感動を誘ったんだろうが
どう考えても完全にギャグなんだぜい
普通に考えて洞窟でなく外に出て、吹雪の中で舞を踊る必要あるかって話なんだにゃー
踊るにせよ洞窟の中で踊ればいいと終始笑いを隠せなかったぜよ

③『人類存続計画、別プランの過去話でシェルター内に謎の殺人ダニが大流行して次々と死んで行く
人々を殺人ダニの苦悩から救おうと大人気の女性歌手がシェルター内で怯える人を自らの歌唱で引き寄せ
そのまま冷凍庫まで引き連れ全員凍死させる』

もうね、こんなん大爆笑するしかないんだぜい
ハーメルンの笛吹き男のパロディ
てか普通に考えてね、歌唱で惹きつけることは出来ても、冷凍庫まで付いて来る訳がないし
何より冷凍庫に閉じ込められても誰も抵抗しないっていう
ここまで来るとギャグを隠す気ないんだにゃー

※上記で言った様なギャグは随所に見られるが、全てに突っ込むとキリがないので割愛するんだぜい


【導き出される結論は…】
タイトルに書いた通り、シリアスを装ったギャグアニメ
もうそこら辺のギャグアニメより笑わせてくれるからオススメなんだぜい
ただシリアス作品を堪能したいって気持ちで視聴すると裏切れられる挙句、つまんなって感じるだけだと思うのでオススメしないんだぜい
でも二期まで視聴するなら二期は普通にサバイバル要素が強くて、構成もまあ面白いと言っておくんだにゃー

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
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