スタジオディーンで高校生なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのスタジオディーンで高校生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番のスタジオディーンで高校生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

82.1 1 スタジオディーンで高校生なアニメランキング1位
さんかれあ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (2264)
12302人が棚に入れました
紫陽町に住んでいるゾンビ大好き高校生降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫ばーぶの蘇生を試みていた。ある夜、蘇生秘薬を作っていたいた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成、実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と、蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。

翌朝、結局死ぬことができなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するため家を抜け出した礼弥は、その途中で父に遭遇。父の振るった鞭に打たれて崖から転落してしまう。その一部始終を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がった。ゾンビとなった礼弥は降谷千紘の家に居候し、千紘にとって憧れであったゾンビとの共同生活が始まったのであった。

声優・キャラクター
木村良平、内田真礼、矢作紗友里、井口裕香、荻野晴朗、斎藤志郎、石塚運昇、浅野まゆみ、林沙織、岩瀬周平、福圓美里

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゾンビ×ラブコメ

ゾンビマニアの主人公と
ゾンビになった美少女と
ゾンビになった猫と
活発な幼馴染の女子高生と
落ち着いた雰囲気の妹との青春ラブコメです。

5人の主なキャラのうち2人(匹)が「ゾンビ」です。

いわゆるバイオハザードの「ゾンビ」と
この物語の「ゾンビ」では定義が多少違います。
定義はいろいろと細かい違いがありますが、
大きな違いは「ゾンビに意思があるか否か」です。
この違いだけでゾンビに対する普遍的な
考え方がガラッと変わりました。
とても面白かったです。

なのでバイオハザードや学園黙示録のような
カオスな感じはまったくもって皆無です。


高校生の日常生活に「ゾンビ」という
スパイスが加わって
毎話刺激があってクセになるので
最後まで楽しめました。
でも最終回のあと味がちょっとすっきりしなかったので
続きをやって欲しいと思いました。

日常系アニメにちょっと飽きてきたなぁと
思った人は気分転換に見てみてはどうでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 80

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

紫陽花の似合うゾンビヒロイン(*´ω`*)

ゾンビをこよなく愛する高校生一年生・降谷 千紘と
とある事情でゾンビになってしまったお嬢様・散華 礼弥の
織り成すラブコメディ作品。原作は漫画。全12話の作品。


ゾンビしか愛せない主人公、ゾンビヒロインと
ちょっと変わった設定や世界観に期待しながらの視聴。
序盤はその期待を裏切らないワクワクな展開でしたが
中盤以降は動きが少ない上にシリアスな展開など
中途半端なお話になってしまった印象が強いです。
主人公とヒロインの恋の展開があまりにも
少なかった事が一番の原因ですかね(´ー`;)

ゾンビヒロインという事でキャラデザにも注目。
想像していた気持ち悪さなどは全くなく
紫陽花の似合う可愛らしいゾンビでした♪
この辺りはすんなり物語に入っていけると思います。
つーか、主人公のあの髪型…どうにかならなかったのw

登場人物は少なく覚えやすいのも良かったですね。
千紘の幼馴染みや妹などはとても個性的で
物語の良いアクセントになっていると思います。

千紘を木村良平、礼弥を内田真礼と個人的に
好きな声優さんが演じたのでちょっと甘めの採点w
礼弥の父親役の石塚運昇も流石の演技力でした。


肝心のラブコメが中途半端になってしまったのが残念。
もう少し関係を発展させて欲しかったですね。
そして一番残念なのが最終回まで中途半端な所かな=3
それ以外はそれなりに楽しめると思いますw
ゾンビファンの方は必見の作品ですよ(*´∀`*)w



《キャスト》
降谷 千紘(CV.木村良平)
散華 礼弥(CV.内田真礼)
左王子 蘭子(CV.矢作紗友里)
降谷 萌路(CV.井口裕香)
降谷 茹五郎(CV.斎藤志郎)
ばーぶ(CV.福圓美里)
散華 団一郎(CV.石塚運昇)



《主題歌》
OP:『絵空事』/nano.RIPE
ED:『Above your hand』/Annabel

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

(2期希望です)タイムリミットサスペンスの要素が全体を引き締めます。もっと鬱でシリアスでよかったかも。一度はぜひ観賞してみてください。

タイムリミットサスペンスの要素が全体を引き締めます。

結ばれないロマンスが心を痛くします。

誠実なヒロインの行動に涙を憶えます。

一部に展開の不自然さみたいなものが気になりました。十分おもしろい素材だと思います。そんなに簡単にゾンビを主人公以外が受け入れるものだろうか?! というのが最初に気になった点(少しは悩んでほしかった)。

それでも、作品世界にはスパッと引き込まれ、これまた一晩で見終えたのです。

主には、物語の通底にある、決して幸福に結ばれることのないラブロマンスの予感に心打たれたからだろうと思う。繰り返しとはいいません。一度はぜひ観賞してみてください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

74.5 2 スタジオディーンで高校生なアニメランキング2位
坂本ですが?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1155)
5943人が棚に入れました
クール、クーラー、クーレスト高校生の登場! この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである──。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。

声優・キャラクター
緑川光、石田彰、杉田智和、武内健、檜山修之、森久保祥太郎、堀江由衣、中原麻衣、田村ゆかり、植田佳奈、生天目仁美、藤田咲、高橋美佳子、前野智昭、鈴木達央、矢部雅史、中田譲治、くじら、稲田徹、遊佐浩二、岩田光央

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エレガントでダイナミックでスタイリッシュなシュール

原作未読
放映時に視聴済み

クール、クーラー、クーレストらしいっす。
当時見た時に衝撃を受けて
OPのCDを衝動買いしてしまったのですけど
今更になって「なんでこの曲買ったんだろう?」
と、思ったり…

お話のざっくり概要
坂本がクールです。
坂本がクーラーです。
坂本がクーレストです。
え!?そんな概要じゃ良く分からないって??
多分みても良く分かんない作品ですよ!www
見ると「スタイリッシュとは何ぞや?」
という哲学を考えさせられる作品(大嘘)です。
……………説明できる気がしないw

ぶっちゃけ緑川のイケボがやたら耳に残ります。

作画は悪くない結構いい
でも何ていうか…
「無駄に洗練された無駄のない無駄な動き」
のタグをつけるのが凄くしっくりきます。
ニコ動で一時期話題になってた
コンビニ店員みたいな…無駄な美しさw

無駄のない無駄な動きを超スタイリッシュに決める
とにかく意味が無いんですよ!坂本の行動はw
すごく意味ありげだけど、全く意味がないしw
ぶっちゃけイミフなんですけど
無駄な動きを極限まで追求したら美しさに昇華した
みたいな?

やっぱ支離滅裂な説明になっちゃうなー
本編がそうだしー 仕方ないよねーw

ほんとなんでこのOPのCD買ってしまったんだろ?
勢いって怖いわーw

他のレビュアーさんとメガネの話をしてたら
急に坂本を思い出してしまったので
酔った勢いで衝動的にレビューを書きあげました!
多分、後から読み直すと後悔しかないレビュー
と予言しておきます!!!
(あにこれの黒歴史がまた1ページ…)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニメで坂本と言えば「日常」の黒猫か、この人

<2019/5/5 初投稿>
今日は「こどもの日」です。
というわけで「坂本ですが」をキッズ向けにレビュー(ウソ)


昔、行きつけの飲み屋のお姉さんから
「この漫画、面白いよ!BLじゃないからイムラさんでも大丈夫!超オススメだよ!」

と猛プッシュの挙句、押し貸しされたのが本作の原作第1巻でした。

暫くしたらアニメ化したので本放送で視聴。

個性的なシュール・コントで笑かされました( ・∇・)


主人公は高校一年生の坂本(♂)
下の名前忘れた、と思ってWiki調べたらファーストネームは謎なんですね。

七三分けにした黒髪眼鏡のシュッとした色白な美形の青年
(年齢からしたら「少年」なんでしょうけど少年に見えねえ)

彼はどんなことであっても"完璧"且つ"スタイリッシュ"にさらっとこなしてしまう「無敵の超人」です。

この時点で既に怪しげな雰囲気漂わせてますが特筆なのは

"完璧"と"スタイリッシュ"を両立させるための手段が変

予想外すぎるメソッドは時に{netabare} 人間の限界や物理法則{/netabare} をも軽やかに無視します 笑

精神構造もかなり独特で行動原理も謎。
ある意味男前な性格なんでしょうけど類型化しづらい。

よくこんなキャラ作ったな、と感心してしまいました。
誰が近いんだろう?

動きだけならやっぱり執事ですかね。
あの黒いの。

坂本のそれはあの執事の執事っぷりに近いものがあります。
でも耽美的な要素はないし。


ワンクールで綺麗にまとまっている佳作だと思います。

一風変わった笑いを求める人におススメ。

そして黒髪眼鏡に弱いというそこの貴女!・・・オススメですヨ



・・・おまけ
冒頭の飲み屋のお姉さんのくだり。
聡い方は既にお気づきかと思いますが、彼女は腐女子です。
「自分は腐女子」とカミングアウトしている人を実際に目にしたのは彼女が初めてで「腐女子は実在するんだ!」と驚いたことを覚えています。
しかもモデルのような美女。
しかもかなりの重症。
その方からは腐女子についてのあれやこれや、いろいろ教わりその節は大変勉強になりました( ・∇・)
※一応言っておくとその道に私が入り込んだとかは無いです( ・∇・)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 34
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

I'm a perfect human.

原作コミックは未読。

最初は奇をてらったギャグ漫画原作物かな?と眺めていましたが、
視聴後はむしろ、皆がつまらないと捨て去ってしまった日常に潜む、
面白要素の再発掘アニメだと認識が改まりました。

ヘンテコな設定、斬新なアイデアを思い付く……。
ここまでは凡人でも頭の打ち所が悪ければ思い浮かぶこともあります。
ただ、ギャグ漫画はそこから持続可能な作品、世界観を構築するのが難しい。

地道な創作活動を支える大きな一助となるのが温故知新の精神。
過去の自分や人々は、どんな遊びで人生を豊かにしていたのだろう?
という探究心で培った引き出しを、作者がどれだけ持つことができるかが、
ギャグ漫画継続の鍵だと、改めて思いました。

本作には、例えば {netabare}レセプションサイドステップ(反復横跳び)だの手押し相撲{/netabare}だの
昔、学生時代、ゲームアプリもなく、玩具の持ち込みも禁じらた、
何もない退屈な学校で、いかにして暇をつぶし、面白味を見出していくか、
悪戦苦闘の青春の思い出がたくさん詰まっています。

思えば、近年アニメ化成功までこぎ着けたギャグ漫画。
例えば『侵略!イカ娘』『干物妹!うまるちゃん』何かでも、
ネタが一巡して、踊り場に来ると、作者が子供時代楽しんだ遊びの思い出でが引き出され、
作品を下支えする場面が多々、見られました。

と言うより、童心への回帰、人情への転換。
この辺りは『こち亀』や赤塚不二夫氏のギャグ漫画原作アニメから、
連綿と続く、日本のギャグアニメの伝統芸なのかもしれません。


その他、私の目を引いたのは、不良たちのファッション。

例えば8823先輩なんかは、著しく短い学ランを着用する、
最新の?制服の着こなしを披露していましたw
いや……これ、学ランじゃなくてもはやチョッキでしょう(笑)

思えば、一昔前の不良やヤンキー、暴走族は、
足下まで届かんばかりの、著しく長い上着をたなびかせて、
大人たちに反抗していましたw

ところが、時は流れ、最近、ファッション雑誌なんかをめくると、
ただでさえ短足な日本人の大人たちが、地面すれすれのロングコート何かを身にまとい、
これこそが流行の先端を行くシルエット!などとのたまう始末w
日本はにわかに一億総暴走族の様相を呈していますw

でも、8823先輩始め不良たちはあくまで時代の逆を行くのですねw
常に本流に逆らい、ツッパリ続ける、ツンデレ不良男子たち(笑)
不良って何だか可愛い生き物ですね♪


以下、一話感想時のレビュー。長くなるので折り畳みw
{netabare}
以前、外国の教育関係者が、
「日本の学校はまるで病院みたいだ」
との感想を漏らしたニュースが印象に残った。

刑務所みたいな白無地の壁に囲まれた殺風景な校舎。
そこを冬は黒ずくめ、夏は白ずくめ……。
カルト教団の如き集団が分刻みのスケジュールで、
お経のような師の教えを拝聴する。

つまらないとの風評や外圧を気に病んだのか、
はたまた、面白くなくて荒れ始めた生徒に手を焼いたのか……。
近年は学校も校舎内装が宮殿化したり、
制服も複数パターンのブレザーを用意し、
一週間制服着回しコーデを可能にするなど、
生徒、保護者に媚びる姿勢を見せている。

だが待って欲しい。
そんな外面ばかり変えても学園生活は好転するのだろうか?
学園ドラマに至っては、教師も元ヤンキー、極道、
果ては超破壊生物と人の道から外れていく一方ですがw
結局、学校に集うのは人間。

荒んだ人々を改心させる程の
感動的なスタイリッシュが注入されれば、
まだまだ学園生活は色んな意味で輝きを放つのではないか?

本作はクールないち男子高校生の日常に密着した学園ドラマである。
彼は生徒会の一味でもなければ、部活動組織の先輩幹部でもない。
アレンジなしの制服に身を包んだ、
地位自体は一年生の平凡な生徒に過ぎない。

だが、彼が一度、日直を華麗に決めれば、学園生活に花が咲く(笑)

出過ぎた杭である彼に仕掛けられる罠や攻撃もまた、
学園物におけるテンプレの連続。
それを鮮やかな神対応で返される度に、
クール、クーラー、クーレストと高まっていく奇妙な快感w

その先に、怠惰な日本の学園生活に新たな地平が開ける予感(笑)
私も彼の一挙手一投足に釘付けになって視聴し、感動したいw
クールな学園アニメです♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

71.5 3 スタジオディーンで高校生なアニメランキング3位
らんま1/2(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
2281人が棚に入れました
中国で修行していた父・早乙女玄馬とその息子・らんまが天道家にやってきた。だがしかし、そこに現れたのは巨大なパンダとかわいい女の子?? 中国での荒行で不思議な体質になった、らんま16歳。日本にやってきたこの日から、次々と登場するライバルたちと戦う日々が始まるのです…

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

ゆーな さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

海外でも大人気

留学先で流れていたので初めて見ました。かなり昔の作品なんですねぇ
音声日本語で字幕がイタリア語でした。
高橋留美子先生は海外でもとても人気ですよd(・・〃)

30年も昔のアニメなのに絵も可愛いしキャラクターも可愛いし話も面白かったです(*´▽`*)
あんまり古さを感じないのが凄いですねぇ

犬夜叉とかとは違って1話で完結するエピソードが多めで、途中から見ても楽しめます。

らんまカッコいい!
あかねちゃん素敵☆
うっちゃん可愛い☆
シャンプーも可愛い☆
パンダも可愛い☆

次々といいキャラクター出てきて高橋先生の引き出しすごいですね

水をかぶると女の子になって、お湯を被ると元に戻る。
これって、女の子として生活するほうが安全よね

名前すら聞いたことないアニメだったので、偶然流れているのを見てこのアニメに出会えて本当に幸せでしたっ☆
かなり長いアニメだったので眠る時間がだいぶ削られました(p.-)(ρ.-)(p.-)(ρ.-)ねむねむ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメにハマったキッカケ

6歳の時に初めてキッズステーションで見てありえないぐらい熱狂的にファンになったのがらんま1/2。
最初の第一話あたりからとても今では恥ずかしくて直視できない
お風呂DE☆対面シーン{初めてあかねはらんまが男だったと気付くシーン}
をリビングに家族の前で堂々と見ていた自分が 勇者 のように思います。

{netabare}良牙が初登場シーンで今までロングヘアーで可愛かったあかねがあることで、とても不思議な
ショートカット!!
になっちゃうのが当時とてもショックでした・・。 {/netabare}

水をかぶったら女になっちゃう主人公の乱馬がすっごくかっこよくて
初恋は乱馬☆
という方も多いでしょう。{もちろん女らんまもものすごく可愛い!}
私もそのうちの一人です。(〃ω〃)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

当時は女の子が見るマンガだと思ってました(笑)

タイトル通り女の子が見るマンガだと思ってました(笑)
少年サンデー連載なので間違いなく少年マンガなんですけど(笑)

水をかぶると女の子になるという
とても分かりやすいシンプルな設定と
格闘技を軸に描くドタバタラブコメですが
周囲のキャラが個性的で飽きさせません!

一番の見所は乱馬くんとあかねちゃんの
素直になれない恋愛模様でしょうね♪
見ていて歯痒いことこの上無いです(笑)
この不器用さが可愛くて見続けちゃいますね!

コナンくんと蘭ちゃんのようです
(あ、これもサンデーか(笑))

コミックもおすすめですよ♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

63.3 4 スタジオディーンで高校生なアニメランキング4位
あまつき(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (268)
1721人が棚に入れました
日本史のテストで赤点を取った六合鴇時は春休みに補習として大江戸幕末巡回展に行く事になる。ハイテク技術の詰まった場内を回るもつかの間、奥にあった橋を通ろうとすると突如謎の妖、『鵺』に襲われる。間一髪のところをとある少女、朽葉に助けられるが、気が付くとそこは大江戸幕末巡回展ではなく、元居た自分の世界とは全く異なる場所、雨夜之月“あまつき”であった。

声優・キャラクター
福山潤、遊佐浩二、朴璐美、諏訪部順一、中田譲治、野島健児、森久保祥太郎、小杉十郎太、鈴村健一、松岡由貴、大川透、井上麻里奈、桐井大介、小林ゆう、成田剣、三宅健太、田中敦子、五十嵐麗、宮本充、石野竜三、松風雅也

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期をぜひ作って欲しい作品の1つ

日本史のテストで赤点を取った六合鴇時(りくごう ときどき)が主人公。
補習として大江戸幕末巡回展に行った際、謎のあやかしに襲われるも
間一髪の所をこれまた謎の少女、朽葉(くちは)に助けられる。
が、しかし気づけばそこは現世と全く異なる世界、
雨夜之月“あまつき”と呼ばれる異空間であった。というところからスタート。

見た感じ幕末の江戸時代風だが、やっぱりどこか違う雰囲気。
タイムリープ、幕末の江戸時代、妖怪、神話など、自分にとって
ツボな部分が多い作品ではあったのだが、一言で言うと「惜しい!」

どう観ても2期が作られる予定だったとしか思えない。
あの後いったいどうなってしまうのか、これからってところで
すごく期待を持たせられたままなので、正直蛇の生殺しみたいな(笑)
でもこれだけ間が開くと、2期も期待できないようだし、すごく残念。
あとは原作を読めってことなんだろうか。めちゃ悔しい気分になる全13話。

1人1人の設定も奥深さを感じさせるし、キャラデザもまぁまぁ好みだったし
登場人物にそれぞれ魅力があったから、ほんとに惜しい。

ちなみに声の出演は以下の通り(敬略)

六合 鴇時:福山潤
篠ノ女 紺:遊佐浩二
朽葉:朴璐美
梵天 / 鶸:諏訪部順一
露草:森久保祥太郎
空五倍子:小杉十郎太
煤竹:石野竜三
銀朱:鈴村健一
沙門:中田譲治
平八:野島健児
ほか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

残念ながら、評判通りの終わり方。

あらすじは、幕末を体験できる博物館を訪れた高校生の六合鴇時は、とあるコトから
人と妖が存在する江戸時代幕末に似た異世界“あまつき”に飛されてしまうという
異世界ファンタジー作品。全13話です。

内容としては、異世界に飛ばされる、特別な力を持った主人公、妖=悪の是非など
設定とかはありきたりだけど、思いのほか キャラが良くて結構楽しめました。
主要人物のトキ、篠ノ女、朽葉を筆頭に、妖怪退治をしている寺の和尚の沙門や、
幕府の要人 只次郎などなど、なかなか魅力的なキャラが多かったですw

ストーリーとしても、一部を除いてそんなに悪くないし普通に面白かったと思います。
っで、その一部がココで散々書かれてる『中途半端な終わり方』なんですけど...

設定上の謎とか人物の説明、作中の伏線など、かなり放り投げた状態で終わってます。
そもそも、壮大なスケールのお話なので、1クールで終わらせれる筈ないですよね。
2クール予定を1クールで打ち切ったような感じで、なんか普通に次回予告とか
出てきそうな終わり方でしたww

でもまぁ続きはすごく気にはなるけど、ストーリーを無理にまとめて終わらせてたら、
もっと最悪な感じになりそうですし、これはこれで良かったのかな?

ただ、絶対続編無いですよね、これ... そう思うとなんだか勿体無くも思います。

なので、個人的には面白かったんだけど、人にはあまりオススメは出来きません。
見るなら中途半端な最後を覚悟して見てくださいねww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時は幕末、人と妖達。異世界から来た少年と・・

何でこれアニメにしたんだろ?そんな作品はたくさんありますが、
何がダメかって、全13話ってのが残念なだけで内容自体は良かったんですよ!
だけど疑問を疑問で残したまま、あれはあれで良かった!
なんて思えない終わり方で、むしろこれから盛り上がるんじゃないの?
そんな感じで終わちゃって唖然でした ( ゚д゚)←まさにこんな顔になるw
原作は未読だけど、多分原作面白い気がするなぁ…
むしろ変にアニメに手を出さないで原作を最初に見たかったなぁ。
原作は現在15冊。まだ続いてるので13話でまとまる訳がないですよね。

でもアニメはアニメで声優さが好きな人多かったし、

ココから→主人公 六合鴇時・福山潤(ルルみたいに目の色が違うんだこれがw)
その友人 篠ノ女紺・遊佐浩二(もう最近この声に癒されまくり)
ヒロイン(犬神憑き) 朽葉・朴璐美(女性声優さんでダントツ好き♡)
これだけで、私満足ヾ(*´∀`)ノ←ココまではスルーでw

魅力的なキャラが多かったので、

ココもスルーでw→妖の露草(森久保祥太郎)がツンデレで好き過ぎるーヾ(*´∀`)ノ

やっぱり2期でちゃんと終わらてくれたら一番いいかな?

1つ気になったってかアニメではあんまない事?
が ありまして、鴇くんと篠ノ女くんの着物が毎回変わるとこ。
そこが好きでした!篠ノ女くんなんて着方まで変わるー!
そういうちょっとした違いがシャレオツで好きです。
着物いいですよね、萌えますヾ(*´∀`)ノ
これ以上書くと暴走しそうなんでやめますw

とりあえず、原作見る機会があれば是非見たいです。
アニメはオススメしません!ww

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

58.9 5 スタジオディーンで高校生なアニメランキング5位
初恋モンスター(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (219)
983人が棚に入れました
ネガティブ女子高生とイケメン小学生の初恋を描く下宿ラブコメディ。超お金持ちの令嬢高校生・二階堂夏歩は、小学5年生の高橋奏に恋をしてしまう。初恋同士のふたりが織り成す切なくてアブナイ恋の行方を描く。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、堀江由衣、杉田智和、森久保祥太郎、村瀬歩、岡本信彦、石川界人、鈴村健一、津田健次郎、緑川光、江口拓也、蒼井翔太、茅野愛衣、武内駿輔、野水伊織、大塚明夫、和井みずき
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これはたぶんモンスターで間違いない・・・(作品的に)

1話がピークで面白かったです。
とても小学生らしい会話、語彙の足りないお下品なセリフの数々・・私にはとても書けませんが・・。
えぇ・・小学5年生の頃をリアルに思い出しました。

ヒロインの二階堂 夏歩ちゃんが黒髪ロングのビジュアルなので”どこかで(他のアニメで)お会いしませんでしたか?”と思いました。

高橋 奏くんが小学5年生にとても見えない見た目でしかも身長173センチもあって彼女いるリア充なのがもう、世の中信じられないですね。
{netabare} フラフープ200回まわしに失敗し別れを告げたり(なんて安易な考え)、ピアニカで自作のラブソングを演奏するとか発想の勝利ですね {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

○○モンスター

1話目から下品なフレーズが飛び交います。
EDも同様な趣向。
そしてそれは最終話に至るまで揺るぎませんでした。
肝の据わった作品です。
小学生が主人公ということなのだけど、低俗過ぎて笑えません。
痛々しい限りです。

キャラも度が過ぎて、見るに堪えません。
うじうじしていたり、傲慢だったり、変態的だったり。
ちょっとついていけません。
ていうかイライラします。

これをいっちゃぁおしまいですが、あんな体格の小学生は存在しません。
{netabare}最終話のBパートでヒロインがすべてぶちまけてたけど、早く気づきましょうよ。{/netabare}

唯一の楽しみが小学生役の杉田さん。
低音が魅力の小学生なんて、超シュール。
ノリノリで演じてる杉田さんの姿が目に浮かんで、にやにやがとまりませんでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「好き」の質に差はあるのか…

この作品の原作は未読ですが、ほっちゃん、かやのんが出演される知り視聴を決めた作品です。
作品のジャケットは半袖体操着と半ズボンが全く似合っていない男性が映っていましたが、初恋モンスターというタイトルを含め、どんな作品なのかが全く分からないまま視聴に臨みました。

この物語の主人公は、ほっちゃん演じる高校1年生の二階堂 夏歩…黒髪ロングが似合う純情可憐で少し線の細さを感じさせる…そんな女の子です。
彼女は高校入学を機に親元を離れ東京で一人暮らしを始めることになったのですが、東京に来て早々、車に轢かれそうになったところを男の人に助けて貰ったんです。
夏歩は助けてくれた容姿端麗な男の人に一目惚れして思わず告白してしまったのですが、その男の人…実は小学5年生だったんです。
こうして全く小学5年生に見えない少年と夏歩の物語が動いていきます。

思い返してみると、小学5年生の頃に好きだった人…もう名前も顔も思い出せませんが、確かにいたと思います。もちろん相手は同じ小学生でしたけれど…
そして高校生になり、小学5年生が恋愛の対象だったかというと全くそんな事はありませんでした。

やっぱり小学5年生と高校生では組み合わせが凸凹なんだと思います。
普段は全く考えた事はありませんが、何故凸凹だと思ったんだろう…と考えてみました。

まず相手を「好き」という気持ちは小学生、高校生とも変わらないと思います。
好きな相手に対する優先順位という視点で見ると、確かに小学生の頃は女の子と何かするより男の子と遊んでばかりいた様な気がします。
それでは高校生になったらどうか…と考えてみると、勉強や部活に明け暮れていたので、決して好きな人優先という訳ではありませんでした。

「LIKE」と「LOVE」の違いがあるかという視点で見ると、小学生、高校生共に「LIKE」側に片寄っていると思います。「LOVE」に含まれる「無償の愛」や「何かをしてあげたい」を貫き、その言動に責任が取れるほど自立している訳でも、人間的に成長している訳でもありません。
でも年齢を重ねていくうちに好きに「LOVE」の要素が含まれていることを踏まえると、「LOVE」の比率は小学生より高校生の方が高いのかもしれません。
その比率の差が「質」の差だと感じる原因なのかもしれませんね。

小学5年生と高校1年生ってたった5歳しか違わないんですよね。
だから今この瞬間だけ見ると差があるように見えますが、少し長い目で見ると年の差を感じない関係になれます。
そう考えると凸凹に感じるのはタイミングの問題だけみたいですね。

でも、今この瞬間だって現在進行形の二人には大事な時間なんですよね。
だからこそ物語にもなるんでしょうけれど…

完走して振り返ってみると、夏歩を愛でる作品だったように思います。
小学生のみんなはやたら大人びいているので、見た目とやっている事のギャップは半端無いし、夏歩に辛く当たるドSかと思いきや突然流れが変わったり…
特に後者…大学生なのにまるで好きな子にちょっかい出している子供みたいに見えちゃいましたよ。
そう考えると、実年齢は別にして精神塩嶺的な子供がたくさん出てくる作品だったように思います。

だから夏歩の事だって平気で傷付けるんです…
気丈なフリをしていますが、心の中はどれだけ荒れていた事か…
そしてこの手をキャラを演じたらほっちゃんの右に出る者はいないんじゃ…と思えるくらい、夏歩のイメージにピッタリだったと思います。
要所で夏歩に対する救済があったのが視聴している側にとっても救いでした。

オープニングテーマは「イノセント」
エンディングテーマは「キミに捧げる鎮魂歌」
どちらも蒼井翔太さんが歌っています。
オープニングをカラオケで歌ってみようと思いましたが、キーの高さに断念しました。
恰好良い曲なのに…残念です。

1クール12話の物語でした。ほっちゃんの魅力が詰まった作品ですので、ファンの方には外せない一作だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

65.6 6 スタジオディーンで高校生なアニメランキング6位
地獄少女 宵伽(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (195)
860人が棚に入れました
午前0時にだけアクセスできる「地獄通信」
ここに晴らせぬ怨みを書き込むと、地獄少女が現れて憎い相手を地獄に落としてくれる……。
若者たちの間で広がった都市伝説のような噂だったが、実は本当の事だったのだ。
少女の名前は、閻魔あい。
依頼主の怨みの感情に共鳴した時、彼女は地獄少女として標的となった人間を地獄へと送り流す。
……だがそこには伝説には語られていない、少女との契約が存在した。
「人を呪わば穴二つ。相手を地獄に送る代わりに、あなたの魂も死後地獄に行く事になるわ、それでもいいの?」
そして、ある時閻魔あいの前に、謎の少女・ミチルが姿を現すようになる。
自分が誰なのか、なぜここにいるのかを思い出せない様子のミチルに、あいは語りかける。
彼女は一体何者なのか?その秘められた過去を紐解いてゆく――。

声優・キャラクター
能登麻美子、菅生隆之、本田貴子、松風雅也、椎名へきる、さかいかな、和多田美咲
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

やはり、私にとって最高の作品の一つです。

一話目は地獄少女としてはどちらかというと少しひねってはあるものの真っ当な作りでこれはこれで良かったですが、

二話目はまた別の意味で良かった。この不条理感や地獄流しの動機の不可解さは非常に感銘を受けました。なんと言っても切なすぎる話しでした。相当な良作、いや神作と言っていいくらいです。
地獄少女好きの人には感涙した人もいたようですね。

二作目感想に追加
今、思うとさらに良い回だったなと思えるようになりました。
まあ、地獄少女を見慣れた人でないと理解しがたい話しと
地獄流しの動機だったと思いますが、

冒頭でハルがナナコを流さなかったのはハルにとってナナコは「自分の作った作品(道具)にすぎない」と思ったから、
最後にナナコがハルを流したのはナナコにとってハルが「かけがえのない人だ」と思ったから、
それに気づいたハルはナナコは「自分の人形」などではなく「最高の友」だという事に気づき笑顔で流されていった。
まさに神作でした。

三作目も神作、シリーズでもトップクラスの胸糞回。どう考えても妹は犯られてしまっている。
まともだった筈の主人公の少年も狂って殺人を含む犯罪行為に走ってしまったようですね。

四作目は三作目が過激な話しだったのに対して今回しんみりする話しで。老人介護問題に踏み込んでます。良作です。
「やまゆり園事件」の影響も少しはあるのでしょうか?
現実の日本では1950年の65歳以上の老人比率が20人に1人だったのに現代は少子高齢化社会で4人に1人が老人なんですよ、
しかも日本は世界トップクラスの長寿国で平均寿命が80にも達していて健康寿命との乖離が激しく、寝たきりや認知症の老人が多い、
今までは社会問題に踏み込んだ話しはイジメ問題や家庭間問題が多かったけど、 こういう老人介護の問題に踏み込んだ点は評価できます。

5.6作目
{netabare} 今までの地獄少女シリーズとは違い、斜め上の展開でした。三期でゆずきの地獄少女化を阻止したあいですが、今回はあっさりとミチルが地獄少女になってしまいました。
あいも何だか反対する様子は全くないどころか、山童のミチルの従者化を承認したりで背中を押していたようです。
まあ、人を一人も殺めてないゆずきと違ってミチルは非常に同情できる状況でなおかつ力が暴走しただけで殺意すらなかったとは言えすでに村人を大量殺害していたのであいも地獄少女化に反対しなかったと思います(そもそも彼女にそんな権限はないでしょうが)
それと三期の解釈も少し変えた方が良いかもしれませんね。あいがゆずきの地獄少女化を阻止したのは単にゆずきが暴走して地獄少女のルールを破って勝手に制裁を施そうとしたからであって、
良く考えるとあい自身は終始、ゆずきの地獄少女化を後押ししていましたし、
三期のラストでゆずきを庇って「私が永遠の地獄少女になるのでゆずきの罪を許すように」と地獄蜘蛛に懇願したのは、ゆずきへの制裁に反対したからに過ぎず、
ゆずきが素直にルールを守る地獄少女になってればあいは介入しなかったわけですね。
つまり三期の今までの一般的なラストの解釈の方が間違いだったのかもしれません。

なんにしろ、あいも引退表明してないし、これからはW地獄少女体勢にでもなるんでしょうか?
その辺の説明が非常に不十分な気がします。
五期がないと、やはり中途半端感はぬぐえないですね。
巷の噂では「続きはパチンコで」説もありますが、それはいくらなんでもないとは思います。

それにしてもミチルの「天に背きし憐れな影よ人の痛みに瞼を閉ざし過ちを犯せし咎の魂」という口上はカッコイイです。

追加
どうも巷ではミチルがゆずきのように成仏しなかったのを不満がる意見が出ていますが、
前述のようにミチルは事情はともあれ大量虐殺しているので、ゆずきとは違い「ミチルの成仏=地獄行き」という事に注意しなくてはいけません。
あの世界では正当防衛、緊急避難、心神喪失、少年法といった事情で罪が減じられる事はなく、
過去にも正当防衛で糸を引いた依頼者も免責とかされてないようですし。
ですので、閻魔あいはなんだかんだとミチルの事情を考慮して、一番良い解決法として彼女を地獄少女にしたんだと思います。

*父親の生命維持装置を止めた理由について考察。
父親は植物状態が五年も続いて回復の見込みがなかったのと、
地獄少女の世界は「死んだら無」の現実世界と違って明確に「死後の世界」が実在しているため、
植物人間の人物の生命活動を停止させるのは「天国行き」もしくは「転生」を早める好意のつもりだったと考えられます。
まあ、現実世界の考え方からすると、植物状態の人間を生命活動を停止させるのは、良くない行動でしょうが、所詮は世界観が現実世界と違う世界の物語ですから。 {/netabare}

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

新作は確かに少な過ぎるけど一話一話の出来は最高(三話の作画は良くなかったですが・・・)
四期目は非常に気合の入った作品作りでした。
このクオリティならブルーレイ買っても良いです、ファンとしては今までのシリーズも全て全部ブルーレイ化して欲しいですね。

しかし、やはり新作部分がたった六話しかないのは惜しすぎです。
製作費が得られなかったの原因らしいですね。
ブシロートが子会社の新日本プロレスの宣伝のために作ったタイガーマスクWは3クール38話もあったり、
ゲームの逆転裁判6の逆転裁判の宣伝のためだけに夕方枠に2クールのアニメ逆転裁判を作ったカブコンとは違いすぎます。
地獄少女四期は早い話し、藤商事のスロット新台「地獄少女2 宵伽」の宣伝とキャラ設定のために作られたのですが、
何でも藤商事の去年の業績が赤字だったのと、地獄少女の不吉で暗い作風から、メインスポンサーの藤商事以外のスポンサーがあまり付かなかったのが原因だそうです。
現実とは世知辛い話しですね。

とはいえ、今まで通りどーんと2クール、せめて1クール全て新作で作って欲しかったです。
まあ、今回の四期はあくまで本格的な五期への通過点として作られたのなら良いなと思いますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まあ、この作品シリーズはもはや「普通のアニメ」として見る必要はないでしょう。

時代劇で言う「水戸黄門」「大岡越前」「三匹が斬る」「暴れん坊将軍」
特撮で言えば昔のウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズ
のような「定番作品」「お決まり作品」のようなノリで視るのが良いと思います。

アニメで言えば「名探偵コナン」とか「サザエさん」とか「日本むかし話し」ですか、ちょっと違うかな・・・
強いて言えば、旧タイムボカンシリーズ全盛時代みたいなノリ・・・これも違うかな?
なんていうか、旧タイムボカンシリーズ全盛期に「偉大なるワンパターン作品」とか言われたのが印象に残ってますので・・・

まあ、最後の地獄送りや地獄コントのパターン性は水戸黄門に一番似ていますね。「来るぞ、来るぞ、キタ━(゚∀゚)━!」という感じです。

皆さん、酷評も含めていろいろ意見が出てますが、
変な推理・推測や深読みを働かさせずにもっと、頭をカラッポにして楽しむのが良いと思いますよ。

なんだか、擁護と賞賛のつもりで書いたんですが、とてもそうは思えない文章になってしまいました・・・

*「珠玉のセレクション作品」とか銘打った過去作の六本の作品は珠玉というにはクビを傾げたくなるような作品が含まれています。セレクトに問題がある気がします。
「黒い轍」と「はぐれ稲荷」くらいしか良作がありません。
とうせなら「絆」とか「硝子の風景」とか「旅芸人の夜」を入れて欲しかったです。

新作部分は今の所、まさに「珠玉」「神作」と言えるだけに残念。
まあ、過去作は一応は冒頭に人形芝居のようなオマケが入りますが・・・・。

*2
作画が悪いとかいう意見が出てきてますが、私にはそこまで悪いようには見えないですね。
まあ、一歩譲ってそれを認めたとしても作画以外は完璧な出来ですし、特に脚本が凄く良いというかぶっ飛んでいるので、
1~4話まで十分満足な出来だとは思いますけどね。

四話見た限りだと、作画に関しては確かに三話に関しては乱れていたようですね。
しかし、他の話しはそんなに酷くないと思います。特に四話では持ち直してますね。一話もまあまあでした。

---------------------------------------
あと、よろしかったら、私の一期、二期、三期のレビューも読んでおいてください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

秀逸な新作品に満足しています。

1話
まさか4期が始まるとは思わなかったので、かなり期待してました。
リアルタイムで8年後の地獄少女と再会したような気持ちになります。
{netabare}
携帯がスマホになっていたり、スマホから地獄少女にアクセスできた
り・・・。現実世界の様相は変わっても、人の世の怨念は変わらない。
たとえそれが不条理であっても、間違いであっても、依頼主の希望通り
閻魔あいは淡々と地獄送りの仕事をこなす。ストーリー展開は今まで通り
だし、閻魔あいの雰囲気も一切変わらない。1期・2期の大森監督ほか、
当時の中心スタッフによる制作で世界観が踏襲されていて本当に良かっ
た。要所要所でミチルが出現し、閻魔あいを諭すように語りかける。
この二人の今後の絡みがとても楽しみです。毎週のお楽しみができました♪{/netabare}

2話{netabare}
相手を思いやる重さに耐えきれず・・・の結末に、私は切なくなって涙し
ました。
今回のナナコとハルの話は、地獄少女のストーリーらしい不合理の美が
展開されていて、地獄流しに至る過程がとても素晴らしかった。ナナコと
ハルの気持ちが理解できる方には、胸の奥に響くシナリオだったと思う。{/netabare}

3話{netabare}
このシナリオをどう捉えるべきなのでしょうか。地獄に流されて当然の人達
を地獄に流す。耐えられない恥辱を胸に刻まれた者が、その加害者に対し地
獄流しを行う・・・しかし、その行為が美談だとは決して言えない。
だが、今回のケースであれば、それは情状酌量の余地がある行為だと感じる
ような展開であった。
でも、警鐘は鳴らしてあった。地獄流しを依頼した者が、間違った方向に
進んでいくというケースを今回は見せてくれている。
気にいらないから、我慢できないから・・・という理由で人を亡き者へと
いざなう行為(地獄流し)が、その人の人生をも狂わし、犯罪行為にまで
手を染めることとなった。ミチルはそれが無意味なことだと言い閻魔あい
を咎め、問うている。その問いは、見ている者への問いでもあるのだろう。
『いつか誰かが』というタイトルは、誰にでも起こりうること・・・との
意味だと感じた。衝撃的な一石を投じた内容を素直に評価したい。
閻魔あいがよく言う、『あとは、あなたが決めることよ・・・』の深みが
改めて認識できる作品だ。{/netabare}

4話{netabare}
神回だ。生きることの真理が詰まっている。介護される側も介護する側も同
じ人間であるという命題をここまで見事に凝縮して素晴らしい作品に仕上げ
たことに感動しました。
老人介護をテーマにした高齢化社会のアンチテーゼとしては絶品なストーリ
ーで、是非多くの人に見て欲しいし、考えてもらいたい。
今回の地獄少女は、かなり現代社会の諸問題をアンチテーゼ化してより深く
掘り下げ、問題提起しているようだ。
柴田つぐみが登場したことにも大きな意味はある。ミチルは幼少の頃のつぐ
みのような思考であるからだ。大人になったつぐみは地獄少女を否定するこ
とはしない。ミチルは今回のストーリーをどう見たのか推察することも今回
の醍醐味だろう。
生命倫理の是非を問うた傑作の部類で、是非視聴して欲しい。{/netabare}
 
5話{netabare}
閻魔あいが地獄少女になった経緯とミチルの境遇は非常に似ていることが
分かった。閻魔あいは、不慮の死を遂げ天国へ行けずに彷徨うミチルの
過去の怨念による罪を、地獄少女となって償わなければならないことを
告げる。
三鼎では、ゆずきが導かれたようにミチルも閻魔あいに導かれたというこ
となのだろう。ゆずきは自分の感情を抑えきれず地獄少女にはなれなかった
が、ミチルはどうだろう・・・。おそらく地獄少女としての仕事は難しい
だろう。
あいの無感情で冷徹に感じるミチルへの対応が、地獄少女としての仕事で、
あいは本当はミチルに自分を重ねているに違いない。
そして本当はミチルのことを抱きしめてあげたいと思っているに違いない。

閻魔あいがそういう女の子だということは、全シリーズを見ている人にしか
分かるまい・・・。
話の内容は、救いがない悲しい話だが、シリーズを通して鑑みれば傑作と
言える作品でした。{/netabare}
 
6話{netabare}
地獄流しを求める依頼者の気持ちをミチルは知り地獄流しを生業として仕事
を始めることとなる。ミチルなりの地獄少女としての仕事を始めていく場面
で6話完結となった。
ただ、あいや三藁は今後どうなるのか・・・そしてミチルは今後地獄少女と
しての仕事を全うできるのか・・・それはまだ分からない。
5期も十分にあり得そうな終わり方だっただけに、期待したいところです。
今回の6話は、現代社会が抱える諸問題に向き合った作品で、内容としては
満足のいく作品だった。地獄少女を欲する世の中であること憂い、問題提起
をする作風は今まで通りで、久しぶりに地獄少女の世界を堪能できました。{/netabare}


次週からは回顧録ということなので、レビューはここまでとします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

6話が丁度良い

地獄少女シリーズはちょろちょろ観てはいるのですが、毎回見終えずに途中でやめてしまいます。

理由は、展開がワンパターンだからです。
悩んだゲストが登場→藁人形を託される→呪われた人は地獄に落とされる

毎回これを繰り返しているので、何話かシリーズ毎にみれば満足できます。
戦隊モノのように展開はワンパターンでも徐々に変化していく物語という訳でもありませんし、サザエさん等のように物語は変化しないけど、構成は毎回変えているという訳でもありません。

決められたテンプレートの中で最大限暴れている感じはあるようですが、1期~3期まで26話ずつある事を考えると全部見終えるのにあと○話あるのか…と気が滅入ってしまいそうになります。

しかし、逆に言い換えれば、いつみても同じ面白さを提供しているということになるのでしょう。アンパンマンと同じように、誰でも入りやすく、卒業しやすいアニメなのだと思います。

ですが、それが仇になってしまっている部分があります。特に深夜帯に移ったことで、ライトなファン層が掴めず、アニメファン向けのアニメと競わなくてはいけなくなってしまっているのです。

観たいアニメは沢山ありますので、興味のないアニメはバッサバッサと切り捨てていくのが最近の風潮ですね。話が変わらないのであれば尚更、1話だけ見れば切って良しと判断するでしょう。

実際、1~4話は今までの地獄少女の印象と変わらなくて、切ろうかと思いました。見続けられたのは6話だけとわかっていたからです。今までと同様に26話、仮に12話でもきつかったと思います。

5話は謎の少女、ミチルちゃんが地獄少女となるまでのお話でした。
地獄少女とはどのような存在なのかを伝える大事な回です。地獄流しが行われることはなく、いたたまれないエピソードで終幕します。
地獄流しに不信感を持っている私には、流さないエピソードの方が好きなのですが、まさに良い回が入ってきたなと、この回だけでイメージがかなり良くなりました。

正直、5話だけ観れれば十分だった気もします。
ですが、ワンパターンの割に意外に今までの話も頭に残っているのですよね。6話まで見終えて、今までのお話を振り返ると、

1話いつもの
2話どんでん返し
3話胸糞
4話ファンサービス
5話地獄少女とは
6話後日譚

…と以外に悪くない構成だなと思いました。ギャグ回を入れても良かったかもしれません。

観ている途中では気づきませんでしたが、宵伽は今までのライトユーザー向けアニメから脱却し、新規のアニメファン層を取り込もうとして頑張って、親切なアニメづくりをしているなと感じました。目論みが成功するかどうかは分かりませんが、好感は持てましたし、私には丁度良かったです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

62.7 7 スタジオディーンで高校生なアニメランキング7位
カブキブ!(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (121)
428人が棚に入れました
歌舞伎大好きな高校1年生、来栖黒悟(くるすくろご)の夢は、部活で歌舞伎をすること。
けれど、入学した高校にそんな部は存在しない。
「それなら、自分たちで作っちゃえばいいんじゃない?」
親友のトンボと一緒に、まずはメンバー集めに奔走するけれど……! ?
青春歌舞伎物語、開幕!

声優・キャラクター
市川太一、梅原裕一郎、逢坂良太、河西健吾、島﨑信長、甲斐田裕子、内山夕実、朝井彩加、山本和臣、前野智昭

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無難な青春部活もの。嫌いじゃないですが世間ではウケないと思われます。

原作は同タイトルの小説(角川文庫刊)。アニメ視聴前はタイトルのみ知っており、具体的にどんな話かは知りませんでした。現在も未読です。

とりあえず高校に入学した主人公の来栖黒悟(くるす くろご)とその友人の村瀬とんぼが、歌舞伎を演じるクラブである「歌舞伎部」を設立しようとする話らしいです。

この手のストーリーにつきもののお話として「まずいきなり部としては認められないから同好会としてスタート」とか、「同好会を設立するためにも最低5人のメンバーが必要」とかがあり、序盤では同好会の設立自体で引っかかっている模様。

それでも2話で2年生の先輩2名を歌舞伎鑑賞に連れていくことに成功しています。3話目で、実際に観劇となるようです。同好会の設立に使える尺はせいぜい4話か5話くらいでしょうから、あと2話くらいで概ね作品の方向性は見えてくると思います。

いくつかの歌舞伎演目や出雲阿国(いずものおくに)に始まる歌舞伎成立の歴史などには言及するも、梨園(りえん: 歌舞伎界のこと)といった言葉は特に説明なしに作中で使用しているようです。

ただ歌舞伎座での講演の音声ガイドについて言及したり、歌舞伎はそもそも堅苦しいものではなく大衆向けの娯楽であると作中人物に言わせたりと、歌舞伎自体を普及させようという気持ちはあるようです。

おそらく通常の青春部活もののフォーマットは踏まえつつ、歌舞伎の魅力を語ろうというのが本作の狙いなのでしょう。ただ、狙い通り進むのかは何とも言えないところ…。

余談: EDの「お江戸 -O・E・DO-」(カブキロックス)の原曲は昔、沢田研二が歌っていた「TOKIO」です。これはズルい。ちょっと笑ってしまった…。

勘違いでなければ、「上坂すみれ feat.カブキロックス」として『げんしけん二代目』のOPを担当したはず。

2017.6.23日追記:
最終回まで観終わりました。最終話前にありがちなトラブルを解消しつつ、白浪五人男の「稲瀬川勢揃いの場」という演目を途中切らずにやり切ったのは良かったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

むしろ傾(かぶ)いていない、王道の創部モノ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
初心者の寄せ集めで何かを仕上げていく。しかし、その中には様々なジャンルの天才が含まれていて、、、という実に王道の創部モノ、青春モノ。

ストーリーとしては可もなく不可もなく。BLは全然大丈夫。歌舞伎の様々を知れたのは良かった。ただ、映像や演技の点で、歌舞伎の迫力を充分に表現できていたとは言い難く、そこはやや残念だった。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ当然、「昭和元禄落語心中」とは比べられちゃうんでしょうね。伝統芸能つながりで。歌舞伎という男の世界を描く以上、どうしてもBL要素は入ってくるのかな?

歌舞伎は3回ほど、付き合いで観た程度。正直、特に面白いとは思えなかったです(まあ、私が坊やだったんでしょうw)。

でも、アニメという、身近で手軽な媒体によって、自分とは縁のなかった世界に触れられることは単純に喜びです。

そういう導入系アニメは基本的に興味深く観られます。「ろんぐらいだぁす!(ロングライド)」や「あまんちゅ!(ダイビング)」などは、(自分にとっては)導入系で面白かったです。

そんな中、最高クオリティで魅せてくれたのが、「昭和元禄落語心中」でした。勿論、本作はそこには及ばないです。まあ、比べるのはあまり良いことではないけれど。

主人公はクロ、と見せかけ、実は阿久津や蛯原の方が強いストーリーを持っているようでした。クロはあくまで繋ぐ役。本当に黒子のような存在でしたね。

意外と珍しいのは、創部モノなのに最終話までメインキャストが全員揃わない点。そういう点でも、蛯原は裏の主人公と言えると思います。

雪降る歌舞伎座の前で、クロと蛯原が語り合うシーンは、なんか良かったです。二人とも歌舞伎を愛する気持ちは同じくらい熱くて、でも進んでいる方向は全く違って、でもでもいつか必ず二人の道は交わるのだろうと想像できる、熱い展開。

部活モノとしてはそれで充分なんだけど、歌舞伎モノ?としては、やはり難しいんでしょうね。まず演目が長すぎて、フルサイズだとアニメにのらないし。動きもあるので、作画にも予算割かなければだし、勿論、声優さんの実力は求められるし。

最終話でなんとか一幕?を見せましたが、大半が名乗りのシーン×5で、歌舞伎の迫力はイマイチ伝わらず(ちなみに、レビューにあたり、YouTubeで、市川海老蔵さんや中村獅童さんが演ずる白波五人男を少しだけ観てみましたが、やっぱり迫力がありまし。生で観たらもっとあるのでしょう。なんか、ルパンみたいな筋なんですかね)。

それから、「素人」「歌舞伎らしきモノ」と切って捨てた蛯原と、切り捨てられた面々(丹羽や数馬ら)との「差」が、素人の自分にはよく分かりませんでした。なんとなく、蛯原の方が裏声なんか使って台詞の繋ぎが良いような気もしましたが、微妙な違いですし、プロと素人にはその程度の違いしかないの? とか、思ってしまいました。そもそも、阿久津の演技の方が好きでした。

まあ、私のような歌舞伎初心者以下には、良し悪しはあんまり判断できないっすけどね。

あと細かいことなんですが、体操部の動きが少な過ぎて、むしろそっちを観たくなっていましたw 登場シーン以外はほぼ体操の要素がなく、あれで新入部員が体操部に入ってくれるか心配になったほどです(笑) 勿論、この作品があくまで「歌舞伎」を魅せたいのはわかっていますが、「歌舞伎と体操の融合」なんて、メチャメチャおもしろい取り組みだと思うんですよ(リアルであっても良さそう、スーパー歌舞伎みたいなので)。それこそ、「カブキブ」でしか表現できないものだと思うし。だから、個人的には12話だけでも作画をガチで頑張って、体操部をバンバン跳ばして、歌舞伎同好会のメンバーで緩急をつけて、演目をもっと長く見せ、なんだったら30分マルマル使って歌舞伎をしっかり魅せて欲しかったです。

とにかく、悪くはないアニメでしたが、歌舞伎のような総合芸術をアニメにする、ハードルの高さは実感しました(ユーフォ2レベルの神作画と、落語心中レベルの神演技力が融合しないと難しいのかも)。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
「昭和元禄落語心中」に比べれば色々落ちるが、導入系、創部モノ、導入系のアニメとしては及第点くらいだと思う。

主人公のクロは正に黒子のような役目を果たし、実際には蛯原や阿久津の方がキャラが立っていた印象。

尺や作画、声優の問題もあり、歌舞伎をアニメにするのは難しいと思った。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
作画、ちょっと厳しいな~。ペラペラだ。女性を入れていくとしたら、良い感じ、なのかな? 伝統文化だから、そのへんの機微は分からないな。前歯がとれるとか、一生に関わる大事件だよ。

2話目
剣道もそうだけど、無駄に「伝統文化」「精神」なんて言って敷居を高めると、底辺が狭まり、結果、衰退する。間口は広い方が良い。まさかのお姉展開は笑ったw 「昭和元禄落語心中」とは、声優陣のレベルが違うな(悪い意味で)。

3話目
やっぱり、歌舞伎1本丸々見せる根性はないか。まあ、演目の長さが落語とは違うからしょうがないな(アニメに入りきらないw)。いきなり歌舞伎のストーリーにダメ出しするとか、良いね。チビはまだしも、ブスや、特にデブではないでしょ。教頭先生が普通に良い先生なアニメは珍しい。

4話目
主人公が一番の大根ってのは良いね。ん? そもそもなぜそこに阿久津がいるの? そんな描写あったっけ?

5話目
阿久津はアホの子ですねw 文化祭定番の勝負展開。つか、外郎売りの大事なところ(早口言葉パート)やってないじゃん(盆まめ盆米盆ごぼう、粉米のなまがみ粉米のなまがみこん粉米のこなまがみ とか)。そこをアニメで魅せないと、意味がない気がする。

6話目
歌舞伎のリアルなダメ出しが多いアニメですね。わりと好きです、そういう姿勢。う~ん、このアニメの場合、キャラの掘り下げより、真っ直ぐにじっくりと歌舞伎を見せて欲しいんだけどな。

7話目
展開としての意外性はないですね。演劇部部長、策士だ。

8話目
舞台にプロジェクターで背景映してたけど、どこにプロジェクター置いたんだろ? 影写ってないけど、という無粋な突っ込みw やっぱり、肝心の歌舞伎の迫力がな~。

9話目
ここでも、月がきれい、か。

10話目
天才、二人。蛯原が八雲で、阿久津が助六って感じ?

11話目
いよいよ、ラストに向かっていきますね。全員集合の流れですね。

12話目
う~ん、イマイチ。歌舞伎の魅力、迫力、もっと観たかったな~。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

jujube さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

ちょっと期待した分の反動が… [完走後追記]

あれ?「昭和元禄落語心中」を制作したDEENさんですよね?
それとも「霊験山1期」の方のDEENさんでしたか?

原作未読だけど、前期待値高かったんだけどなー。
反省会やりましょか。

まず、主役に若手新人声優ってのは芸事がテーマの作品でかなり荷が重かったんじゃないかい?
しかも準レギュラーすらまともにやってない若手なんて。
昔の数クールあるやつならまだしも、1クールだと成長前に最終話迎えるし。
歌舞伎物真似のたびに絵との調和が取れてないのは勿論、テンプレ演技以外は感情が抜け落ちちゃうのがな。
説明台詞が多いだけにキャラに深みが出せないね。

まあ悪いのは役者だけじゃないんだけども。

あとオカマキャラってのは声的にやり過ぎじゃね?
変貌シーンもテンポが悪くて滑ってたけど、あそこまで声色変える必要があったんだろうか。
なんか音響監督のディレクションにも違和感だわ。


それにキャラ原案CLAMPってのも釣りかってくらい面影消えてるんすが。
CLAMP絵描けないなら無理して起用しなくても…
というか、原作のイラストのままでやれば雰囲気出たと思うのに…
(原作小説の表紙絵見ただけで青春ストーリーみたいな世界観が膨らむのとは大違いだね)
アニメ化にあたって、ポップで間口広くしたいってプロデューサーの意向は分からなくも無いが、それと脚本・演出が噛み合ってないよね。
脚本は真面目すぎるし、演出は淡白になってしまっている。
思い切って尖った方向に原作調理する腕が無いなら、大人しく全て原作準拠にしとけばいいのに。

OP、EDは逆にやり過ぎて本編と合ってないわ。

それに作画(動画)が悪いというか、まともに歌舞伎の動きも出来てないし、魅せ方も駄目だし、スタッフは歌舞伎見てないんだなーってのが駄々漏れ。
だから、それをカバーするためにpop系にして…って、そうなると脚本が…って、以下ループ。



3話まで見たけど、ストーリーはあくまで正攻法で嫌いじゃないよ。
キャラ設定盛り込みすぎて、歌舞伎の部活を作るメンバーがご都合すぎてどんな学校だよ?とは思うが。

キャラ同士の関係性がこの作品の本質だとは思うが、立派な台詞にはまた演出が足りなくて活かせてないし、見栄切る間が悪いし。良いこと言ってるのになー。お説教臭く感じてしまう。
多分どんどん原作の良さを殺してる感じ。原作読んでないけどね。

原作者のは別作品(BL)読んだことあるけど、ラノベの系譜には居ない、独特の文体な人で。だからこそ↑みたいな推測もできるわけで。言うなれば質アニメならぬ、質BLの人ってところか。笑
※作者名表記変えて、当作品はあくまで全年齢・ノーマル一般向けなので、誤解無きよう。


まあ、歌舞伎を初心者に紹介するハウツーアニメと割り切れば、良い教材になるんではないでしょうか。

________
軽く、完走後追記。

本当前半は底飛行で見辛かったけど、中盤から平均値に近づいた感じ。
でも、脇キャラの才能あるおバカ阿久津が大活躍過ぎて、主人公食われまくってるのがアレ?
確かに主人公がメインじゃなければ、声優新人でもいいのかもしれないけどアレ?

最終話は真っ当に歌舞伎部の舞台お披露目していて、そこの演出は良かったと思うよ!
観客の学生達も、新しい歌舞伎の観せ方に非常に楽しんでいる様子が伝わってきてた。

ただし、梨園の御曹司・蛯原を担ぎ出す方法がゆるい恐喝なのはちょっと…
あそこまで頑なな御曹司を説得するのに、太陽と北風の北風の方使っちゃったか。
あれじゃ彼はこの先何も変わらないよ。
舞台は一時凌ぎで成功できてそれで良いかもしれないけどさ。
視聴者的には、彼が感じている歌舞伎のあり方に斬り込んでいって和解策を取って貰いたかったように思うよ。
彼にとっての部活で歌舞伎をやる意義を見出して欲しかったのね。

だからそれが出来なかった主人公て何だろな?
ゲームの水先案内人的な?
もしかしたらこれって主人公不在のアニメなのかもしれん。
主人公の人間性てか、この主人公ならこういう行動するよねってのが全く分からんかった。

なので、当初の評価は変わらずこのままにしときます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

57.1 8 スタジオディーンで高校生なアニメランキング8位
素敵探偵ラビリンス(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (22)
212人が棚に入れました
首都機能をすべて新都に移され忘れられた街となった旧都・東京。
一部の人々は今だ住み続けているが、街は荒廃し続け「迷宮~ラビリンス~」と呼ぶに相応しい状況と化していた。そこで「幻夢事件」と呼ばれる怪事件・難事件が次々と起きていた。
その事件の裏には悪しき意思が蠢いていた。その事件に挑むのは不思議な力「神智」を使うことで事件の全容を知る事ができる少年探偵、日向マユキ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、諏訪部順一、植田佳奈、柚木涼香、井ノ上奈々、朴璐美、井上麻里奈、佐藤聡美、大原さやか、小西克幸、速水奨、堀江由衣

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルからギャグアニメぽいが、かなり重く、謎が多い作品

原作漫画。

2010年以前の作品は割とこんな作品でもしっかりと2クールをしていた時代。(遠い目)

タイトルは軽いが、舞台が重い。
近未来東京に大災害があって、一部都心は立ち入り禁止区域になっている状態。
そんな世界で怪事件が発生して、小学高学年の男の子(お金持ち)が難事件を解決していく探偵物。
その男の子は特殊な能力があり、これに絡んで謎の人物がいろいろと暗躍する展開。
なぜそうなるのかはネタの重要なことなので、アニメを見ましょう。

今再アニメ化しても結構面白い話とは思います。
男の子を演じる沢城みゆきさん、いつもながら上手いです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2
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