ダブル主人公で田舎なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月07日の時点で一番のダブル主人公で田舎なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

91.0 1 ダブル主人公で田舎なアニメランキング1位
君の名は。(アニメ映画)

2016年8月26日
★★★★★ 4.1 (2500)
11415人が棚に入れました
新海誠監督による長編アニメーション。

千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。
小さく狭い街で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会へのあこがれを強くするばかり。

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の町並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も奇妙な夢を見た。
言ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。

繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。
二人は気付く。

「私/俺たち、入れ替わってる!?」

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」

辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた…。

出会うことのない二人の出逢い。
運命の歯車が、いま動き出す

声優・キャラクター
神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、悠木碧、島﨑信長、石川界人、成田凌、谷花音
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

夢の儚さを越えて二人は繋がる。

見終わった後、私は夢から覚めて、まどろんだ時ようなな気持ちになりました。

あのシーンの背景が良かったとか、あそこのスピード感が最高だったとか。
でも、その記憶は、強く「覚えていよう」と思い、まるでこれは面白い夢から覚めた時と同じじゃないかと。

でも、人の記憶は曖昧で、全ての良いシーンを覚えておこうと思っても、次第にディテールが失われていきます。
やがて夢の記憶は、「面白い夢をみた」に代わり、そして夢をみた事をも忘れていく。

時間に対して夢の中の記憶はあまりにも儚い。

この作品はそんな弱い繋がりで繋がった瀧君と三葉の物語です。



感想
{netabare}

【演出】
二人の入れ替わり生活が始まるときに曲が入り場面の切り替わりのスピード感は新海監督らしい演出。

二人の入れ替わり生活とは別に強く印象に残っているのは
時間が100倍速になった感じで都会の光や信号が光を放つシーン。
これは時間の経過を示しているのでしょうが
その綺麗さが強烈に印象付けられました。

また、夢の中の出来事という作品の設定のように
幻想的な美しさが視聴者を夢と現実の境界線に引き込んでくれます。

三葉の人生が瀧に見えたときのシーンもグッと来ました。何でだろう?
人の生き死にに涙もろいのかな。
あのシーンは母親との直接的な繋がり(へその緒)や親との別れ、家族の濃い「人と人の繋がり」を感じてしまったからでしょうかね。

【展開】
「瀧君、覚えてない…?」という三葉のシーンは本当に胸が痛くなりました。
3年後の瀧君にとってはずっと前から繋がっていた。三葉にとってはようやく繋がった。
だけど瀧君はこのときはまだ知らない、三葉は不審そうにこちらを警戒する瀧君に思いを伝えられない。
「二人が会えた」「繋がった」という嬉しさと同時に
勇気がでずに思いを伝えられない三葉の姿に自分を重ねてしまいました。



【キャラ考察】
瀧君がクレーターの上で君の名は!と涙ながらに叫んだ気持ちがわかってしまう。
大切な人に会いたいと、思いが募ると、苦しくて、吐き出したいなにかが心のなかにたまってきて、自然と涙が出てくるんですね。

三葉の境遇について
母親を幼い頃に亡くしていて、それをきっかけに父親が神職をやめて離ればなれとなっています。
離れて暮らしながらも、政治というなにかと目立つ仕事をしている父親のせいで
学校で本人の意思とは関係なく少し浮いてしまう三葉。
そんな狭い村社会に嫌気が差してどこかに逃げたい気持ちでいる時に起こる入れ替わり。
三葉にとって入れ替わりは逃避になり得た(まさに夢に逃げる)のですが
突然終わる入れ替わりは、夢の終わりであり、それは自分の逃げ場所がなくなったともいえます。
夢の続きが見たくて。そういう気持ち(逃避)、わかります。
東京にいるはずの瀧君に会いに行き、あの日々の続きがみたい。
でも、せっかく会いに行ったのに瀧君は三葉のことを知らなくて、繋がりの喪失を感じてしまった。
(ですか、ここで過去と未来を繋ぐ糸を渡したシーンの懸命さや、その糸が忘れかけた瀧君と三葉を繋げてくれた意味を持つアイテムであることの重要性が「繋がった!」と嬉しさを感じさせます)

その後の三葉の行為は、瀧君への思いをたちきりたくての髪を切る行為だったのでは。(切るということは思いや繋がりをたちきりたいための行為?)(夢の終わりが夏祭りの近くの日、つまり、一般的には夏の終わり近くです。夏の終わりの儚さと夢の終わりの儚さをかけているのではないでしょうか)

また、三葉が夏祭り前に暗い部屋で涙を流すシーンには、喪失感を感じ、失恋等のなにかを失う出来事を思わせました。


その後の彗星の衝突により、三葉は現実の問題と向き合い乗り越えることができました。
瀧君の残した「すきだ」が現実と向きあう最後の勇気をくれたのかもしれません。

そして、瀧くんにとっては、一生忘れられない体験であり
忘れられない繋がりだったのではないでしょうか。
それが記憶がなくなっても四年後も繋がりを求めていた理由かもしれません。
忘れたくないと思っても忘れてしまう、だけどどこかでおぼえているその繋がりのことを。
だから、これはなくなってほしくないという、繋がりの肯定なのではないかな。
【美術】
新海監督の作品は見たり見なかったりなのですが、背景の綺麗さは今作もすばらしかったです。
田舎のゆったりとした風景にはそこに溶け込めそうな気分にさせてくれました。まるで、その場所が自分の帰る場所のような。

都会の朝の風景はどこか孤独だけどエネルギーを感じます。
夕方の忙しそうな風景には少し寂しさがあって、早く帰りたいな、そんな気持ちにさせてくれます。

季節感も夏に始まり、春に終わるという、季節ごとの綺麗な風景を描いてましたね。

最後に桜さく路地の階段で二人が出会うシーンも、優しさと暖かさをリアルに感じてとてもよかったです。


【記憶が失われる設定について】
多くの人がここについて指摘してきました。
ですが、私はレビューの最初に書きました通り、夢だから、でストンと納得しています。
作中で夢をフォローしているシーンがあるのは覚えていますか?
三葉の祖母が三葉(瀧くん)に「三葉、お前、今夢を見ているな」と言う印象的なシーンです。
また、三葉も「夢の中で見たあの人の名前が思い出せない」と言い、友人を困惑させます。
それはそうでしょう。普通のひとはそんなことを非常時でも平常時でも口に出したりしません。
共通認識として「夢の中の内容は忘れやすい」ということがあるからです。
ですので、スマートフォンの中の日記が消えていくあの表現や、
二人が御神体のクレーターで出会うシーンが、
夢と現実の境界線が曖昧な時間や場所を表現していて
見た人間も、夢と現実の境界線にいるようなそういう作品だと思っています。

【朝、目が覚めるとなぜか泣いている】
印象的な導入のセリフです。
二人の繋がりを失ってしまったことを自分の中のどこかが泣いている。
そして、それにとりつかれているようになってしまっている。
私はそうやってどこかに繋がりを探すような感情を現す言葉は知りませんが
自分のどこかに、よく似た感情があると確信があります。
それが、私の心にズキズキとした胸騒ぎを起こしてくれます。

【総評】
色々書きましたが、瀧君と三葉のような10代の気持ちや考え方を上手く描いています。
君の名は。でとめていますが、これは相手への問ですよね。
相手の名前を知らないからこそ尋ねる(訪ねる)。
そして相手の事を知りたいからこそたずねる。
相手の事を知りたいという感情をエネルギーにして伝えてくる作品でした。

また、人と人の繋がりを感じる、もしくは、心の中のどこかにあるつながりを求める感情を肯定する物語だったとまとめさせていただきます。

【蛇足】
三年前の瀧君と三葉が東京でであったとき、二人の糸はどう繋がったのか、一瞬はまりかけました。
二人の糸は絡みあって大きなわっかを作った。そんな思いです。でも始まりはどこかよりも、今と未来の彼らが気になって(笑)

キービジュアルの瀧と三葉が東京の坂で振り返って見つめる絵って
ラストの5年後の二人を、であった頃の高校生の姿に置き換えているのかも?
これが「出会い」の絵なのか「再会」の絵なのかちょっと気になって面白い。

幻想的で儚さのある二人の奇跡の繋がりと、現実の繋がり。
ラストで二人の繋がりを現実の繋がりにすることで生まれる嬉しさ。
なぜだろうか?多分、二人が求めていたその繋がりは、人間が奇跡を信じたい気持ちの肯定だからでしょうか?

{/netabare}

ストーリー考察?(繋がりを軸にストーリーを考えてみました。)
{netabare}
三葉の祖母が、糸に例えて人と人の繋がりを話しました。繋がって、絡みあって、離れて、近づいて、また繋がっていく。その繋がることを結びという。

瀧と三葉の関係もまたそうでした。夢で繋がって、入れ替わりを繰り返して二人の糸は絡みあう。
入れ替わりは突然になくなる。突然糸が切れたように。
三葉のいる場所は時間を越えて遠く離れた場所だった。
真実を目にした時、三葉との思い出は一瞬で消えていき、崖から突き落とされたようなスピードで二人の距離は離れていく。(二人の距離が明確に離れていくことに儚さや悲しさを感じました)
でも、瀧は「そこにいかなくちゃいけない」という自分でもわからない使命感に押され御神体のある場所へ
三葉のいるかもしれない場所へ近づいて行く。(確信のない行動です。しかし、そこには記憶という曖昧な繋がりよりも、もっと深いところでの繋がりを感じます)

そしてまた入れ替わり、二人はお互いを自分の体で出会う。
今まで顔を合わせて話したかったことをいいあって、笑う。(ようやく、もがいてもがいた結果、出会えたという喜びを感じます)

互いの姿が見えなくなって、名前を忘れた瀧は叫ぶ。
「君の名前は!」忘れちゃいけない大切な人を思い出せない苦しさで一杯になる。(本気で相手の事を求めるシーン、記憶がなくなっても、もっと深いところからの欲求です)

名前は思い出せない。でも誰かが大切なことは覚えてて
誰かが思ってくれていることが「すきだ」という言葉からわかる。だから三葉はやりとおせた。

そして時が流れ、あの時間の記憶もなく、あるのはかすかな心残り。
どこかに大切な繋がりがあるような。

冬が終わり春が来る。
二人はまた近づく、自分の中の心残りの先にある繋がりを探して。
そして出会い、ずっと探し続けてきた繋がりだと信じて問いかける。「君の名前は」。
(最初のシーンと繋がる。どこかに特別な繋がりがあるという不思議な感覚。ラストはなんとなくわかるという感情の肯定が、とても心地いい)
{/netabare}


2018年1月3日 地上波放送を見て。
{netabare}
本当は追記する予定はありませんでした。
でも、見たら、自分の中に生まれた何かを書きたい衝動を抑えられなくて、
書こうと思いました。

今回の再視聴で感じたのは、
繋がりが消えることの悲しさでしょうか。
どこか身近に感じていた、繋がりの断絶。
私が繋がりの断絶を感じたのは、福島なんですが、
レビューを社会派にする気はないので詳細は伏せます。

それは、人間の営みの断絶であったり、人の関係の断絶。
繋がりが消えてしまうことへの悲しさ、つらさ。
そういったものが多分糸守町の消滅、三葉と瀧の入れ替わりの終わり、
そういった作品世界の出来事から、私はいつも感じていたこと、
繋がりの断絶を感じていました。

繋がりの断絶と同時に、繋がりを求める声も同時に感じました。

三葉が瀧に会いに東京に出た時も、瀧が三葉の名前を忘れて叫んだ時も、
繋がりを求めるその行動、その思いが、私には、
無くした繋がりを取り戻したい気持ちを感じて、
どうしようもなく、泣いてしまいました。
(すこし安っぽい表現ですが、実際少し泣いてます。
多分泣いた理由は、登場人物達と同じ理由で、
繋がりを求めたから、でしょうかね。
多分これが、共感何でしょうね。初めて実感出来たかも)

こんな瀧君のセリフがありました。
「今はもうない街の風景に、何故ここまで胸を締め付けられるのだろう」
心のどこかで糸守に繋がりを感じている瀧君。
私も、どこかで知らない街の知らない人の営みに、
繋がりは感じないまでも、営みの中にある繋がりを見て、
親近感を感じたりするのです。
それは人と人の繋がり、人と土地の繋がり、繋がりの中で生まれた営み、
そういったものを、私は求めているのだろうし、
大切にしたいし、失いたくないと思うのです。

だから、この作品を再視聴して、このレビューは、
完全に私の感想であるのですが、
私が求めていた繋がりを描いてくれているし、
私が恐れている繋がりの断絶も描いてくれている。

だから、私は、この作品が好きなんでしょうね。



{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 134
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメを伝道する好機

世界観:8
ストーリー:8
リアリティ:8
キャラクター:7
情感:7
合計:38

1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
(シネマトゥデイより)

最近話題として何回か出てきたので、折角なので劇場に足を運ぶことに。そう決めてから、京アニの「聲の形」も上映中であることに気付いて、1日2本の豪華スケジュールを組みました。映画は、昔はよく観に行っていましたが、1日2本観たことは初めてのことです。

「君の名は。」は、午前中の回が満席だったので、「聲の形」→「君の名は。」の順で視聴しました。新海誠監督作品は「秒速~」と「言の葉の庭」を視聴済ですが、どちらも良作となる4点にぎりぎり届かない程度の評価をしてきたところ今回は評判が良く、京アニは「けいおん!!(二期)」で評価を上げたところでしたので、この2作は接戦になるかなと思っていましたが、本作は期待をさらに上回りました(劇場版の尺では過去最高点です)。

作画と楽曲はこれまでの作品の通り素晴らしい上で、映画の尺に合うだけの充実した設定とストーリーになっています。
入れ替わりネタはココロコネクトで経験済ですが、前半に和みの要素としてよいエピソードでした。やはり男は悪いと思っても揉みますね(笑)
入れ替わりが終わってからが本編という感じ。物語の展開がどうなっていくか、最後まで集中して視聴できました。

良作アニメは「時間」を効果的に利用しているものが多いです。タイムリープする必要があるわけではないですが、経年による物語の厚みは基本です。人間は、時間を遡ることができず、過去を振り返ったり後悔したり、そして遅かれ早かれ死ぬ、はかない存在であることの裏返しなのでしょうね。{netabare}この作品でも3年のズレが良い味を出していました。瀧が三葉に出会う前に、三葉が瀧に会いに行くシーンがありましたが、ああいう伏線は好きです(最初どのように描かれていたかは1周だけではよく思い出せないのですが)。

この作品ではさらに、入れ替わりが「夢」であって、その記憶がなくなっていく、という表現をしていたのも特徴的でした。夢を思い出したいのに思い出せない、あの感覚を、大事な人の記憶と結びつけたのはとても切なくて巧みでした。携帯の日記の消え方はちょっと変でしたけどね。{/netabare}

そうそう、リアリティ面では、細かいことを言えば上記のようなものがいくつかあったと思いますが、{netabare}名前の記憶が消えていくように{/netabare}終わる頃にはほとんど忘れてしまいました。それくらい浸れる作品ということかと思います。

興行成績でも今後どれくらいの数字を出せるかも期待大ですが、新海誠監督の代表作と言えるものになったことは間違いないでしょう。

{netabare}最後の二人が出会えるのかというところは「秒速」が繰り返されないかとヒヤヒヤしました。私は心の中で思い切り「よくやった!」と叫びました(笑)。ハッピーエンドが、良い余韻を呼んでいます。{/netabare}

そのほか、「言の葉の庭」の先生が登場していたり、彗星(星)を扱ったところなどにも、過去作品とのつながりも感じられ、新海誠監督の集大成になったのではないかと思います。もちろん、今後も今作を超える作品を目指していただきたいですね。

ヒロインの三葉の名前は、凪のあすから2クールED「三つ葉の結びめ」の影響もあったようです(前向きになれる、自分もとても好きな曲です)。
色々なところでつながっていると感じられることも自分のアニメ道の進歩ですね。

この作品でアニメに興味を持つ方も多いと思います。クールジャパンの代名詞のひとつがアニメだということは多くの方が知っているでしょうが、他にも「君の名は。」クラスの作品があることを、機会があれば伝えていきたいですし、あにこれの方々もそうしたら良いんじゃないかと思いました。(自分が初心者だという方には、私の棚でも見ていってください)

もう1回くらい劇場で観たいと思える作品です。劇場で観ておくことをおすすめしたいアニメ映画です。

(2016.9劇場で鑑賞)

追記(2016.9.20)
{netabare}余韻に浸り、あれこれ考えています。設定について補足したいと思います。まずは、入れ替わりが本人たちにとっては「夢」として感じるものであること(遠くにいる男女が出会う物語を考えつつ、古今和歌集の小野小町の和歌から着想を得たというのもイイですね)。朝起きて自分の人格に戻っていて、相手側の人格に入った記憶は消えているので、当初は訳が分からなくなり、周囲の言動などから、現実として入れ替わっていることを認めざるをえなくなるという流れでした。結果的には素晴らしく機能しているのですが、観客としては、別人格の2人がしっかり自分の意思を持って行動しているのを見ているので、忘れてしまうことに違和感を覚えます。ここを、注意深く見ていくには、1周では心もとないですかね(私も序盤は見落としがある気がします)。

それから、時間描写に特殊性のある作品でもあるかと思います。携帯電話の日記が消えてしまう部分はマイナスとして取り上げさせてもらいましたが、過去改変の可能性を示唆した表現でもあるのかなと思いました。つまり、我々が1本だと思っている時間軸は実は1本ではなく、交差することもあるけれども、その時は我々の記憶や記録物までもが改変されていて、我々に認識できないだけなのではないか、ということです。

また、通常、時間軸は1本であり、パラレルワールドを扱った作品は世界線が平行に並んでいるというもので、別の世界線に移動しても同じ時間というのが一般的ですが、この作品では別の世界線(と言ってよいのかも確信を持てませんが、多分そうかと)が3年ずれています。これは斬新ですよね。光速に近づくほど時間の流れは遅くなるという相対性理論もありますし、時間の経過は常に一定ではないとすれば、時間の流れが世界線ごとに異なっているというのもありじゃないかと思いました。{/netabare}

追記(2016.9.21)
{netabare}RADの主題歌を購入。その中の夢灯篭に「5次元にからかわれて」という歌詞があるのを見て、個人的にはパラレルワールドを描いた作品であると認識してみる。

(参考)私的次元の数え方
0次元…大きさのない点
1次元…太さのない線
2次元…厚みのない平面
3次元…静止した空間(これを0次元に戻して以降を想像する)
4次元…時間軸のある空間(1次元的な線としての時空=我々の認識する世界)
5次元…複数の時間軸のある空間(2次元的な平面としての時空=パラレルワールド)
{/netabare}

追記(2016.9.23)
{netabare}上記から、私は本作はタイムリープものではなく、時間の経過がズレたパラレルワールドの交錯した世界の物語と考えてみました。

①瀧のいる世界線と、三葉のいる世界線(瀧の世界線の3年前)がムスビの力によって重なってしまい、互いに心と体の入れ替わりが生じた。

②しかし、三葉のいる世界線において三葉が死に、入れ替わりは終わった。ムスビの力がなくなり、存在しないはずの三葉とのやりとりは過去改変により消失する。このため瀧の携帯電話の日記も消えた。

③三葉の「半分」である口噛み酒を飲むことでムスビの力が復活。三葉のまだ生きている世界線とつながり、再度入れ替わりが生じた。

④危機回避の努力の結果、三葉たちが助かり、その世界線と繋がった影響で瀧のいる世界線の過去が改変され、三葉が生きている世界になった。
という感じでしょうか。

小説版は1日で読み終わりまして、文章で読むと正直そんなに凄い作品とは思えなかったのですよね(本当に、映画の内容をそのまま文章にしたという感じのものですが、情感の起伏があまり湧かないのです)。
最高峰の作画と、疾走感や情感の溢れるRADの楽曲と、綺麗にはまった声優と、後半超展開となるストーリーと、感情をストレートに紡いだ心情描写と、夢のはかなさを活かした設定とが高度に融合した、アニメがベストの作品なのだと思います。

本日、9月22日までの28日間で興行収入100億円突破とのニュースがありました。祝!
もう一度見たくなってしまう、高揚感の余韻が強い作品です。
{/netabare}

追記(2016.10.10)
{netabare}最近週末まで多忙となり2回目をまだ観に行けていませんが、多数のレビューを見ていた中で一番良かったものをご紹介。
http://blog.kanjutsu.net/entry/2016/09/09/115947

作家性を捨ててエンタメに振れた、プロデュースの力によるもの、斜に構えた意見も多々見受けられますが、表面的な受けも狙いつつも底辺の深みに魅力がある作品だからこそ、何度も足を運ぶ方がいるのだと思います。
{/netabare}

<2019.1追記>
世界観の配点を1点減点しました(作画によるボーナス点を与えていましたが、他作品との平仄の観点から削除しました)。

(2017.2、2018.4、2019.1評価調整)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 102

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

空前の大ヒットも頷ける完成度を差し置いて劇場で笑い転げるヲタクとはオイラのこと~ぼくらタイムフライヤー_時を駆け上がるクライマー~IMAX観ました

新海誠監督が手掛けた5本目の長篇作品


東京の大都会に住む男子高校生、立花瀧
山深い田舎町に住む女子高校生、宮水三葉
1200年振りに地球を訪れるという巨大彗星の到来を一ヵ月後に控えたある日、瀧が目覚めるとそこには見知らぬ自分と知らない天井、見知らぬ家族と知らない町があった
同じように三葉もまた、想像すら出来ていなかった大都会で朝を迎える
ただ一つ確かなことは、自分の身体が見知らぬ異性のものだということだけ
瀧と三葉は全く原因がわからぬまま不定期にお互いの身体と心が入れ替わってしまうことに気付いた
お互いの生活に干渉しないよう、日記で連絡を取り合うことにした二人
田舎育ちの三葉は憧れの都会に想いを馳せ、自由気ままに過ごす
一方の瀧も他人のそれも異性の身体だということを忘れ好き勝手してしまう
周りからはまるで人が変わったようだ(笑)と思われ少しずつ人間関係に変化も起きる
瀧が好意を抱く先輩との仲を、三葉が瀧に変わって取り持ったことで瀧には良い事尽くめの大団円かに思えたが、次の日の三葉はある決心をしていた
そして彗星到来の10月4日、瀧は記憶から消えていた重大な事実に気付く・・・


『言の葉の庭』が全国東宝系で大きく展開し成功を収めたことから、遂に全国約300館での上映となった新海誠監督にとって最大の大作となった今作
キャラデザはZ会のCMでタッグを組んだ田中将賀
作画監督は元ジブリの安藤雅司
音楽は挿入歌から劇伴に至るまでオイラが中高生の頃に(ごく一部ではあるがw)一世を風靡したバンド、RADWIMPSが担当


声優陣には瀧役に声優経験豊富な若手演技派、神木柳之介
三葉役には『舞妓はレディ』の上白石萌音
その脇を固めるのは長澤まさみ、市原悦子といった豪華俳優
さらに悠木碧、島崎信長、石川界人といった豪華声優
そして『I LOVE スヌーピー』でいい芝居をしてくれた谷花音、とキャスティングにもかなり力が入っているのがわかりますね
身体が入れ替わった時の芝居は聴きどころですb


単純に少しアニメに詳しい人なら、将賀さんのキャラデを見て『あの花。』の絵だ!観に行こう!という気持ちになってくれるでしょうし、本編が始まるとすぐ「夢灯篭」という楽曲に合わせてOPアニメみたいなのも流れる
オイラは初見観た時このOPが「めちゃくちゃダセェ!」と思ってしまったのですがwやはり深夜アニメなどに慣れ親しんだ世代にとっては心を掴む取っ掛かりになっているのでしょう
ああ、ちなみに今は「夢灯篭」もOPも好きですよ?w


そして序盤はそれこそ深夜のラノベアニメのラブコメタッチで物語が進む
キャラの表情もコロコロ変わり、身振り手振りの作画も非常に丁寧
中身が入れ替わった男女の微妙な違いを作画で表現する、言葉にすれば簡単ですがこれを見事にやってのけた作画陣には最大級の賛辞を贈りたい
ジブリが崩壊し、『攻殻機動隊ARISE』と『アニメ(ーター)見本市』が完結した等、作画スタッフの足並みが綺麗に揃ったのが大きかったでしょう
尚且つ、新海作品お得意の美しい光と色と街並みが、このアリエナイ話にリアリティと説得力を醸し出す
制作中は当然完成していなかったバスタ新宿がちゃんと描かれてるのも凄い


後半はミスリードで張ったミステリアスな伏線をスペクタクルと共に回収しつつ、所謂新海節が炸裂する内容なのですが、まあとにかくメジャーかマイナーかで言えばメジャー路線な作品に作ったことです
今日までの大ヒットがソレを裏付けてますね、明らかにこれまで新海のシの字も知らんかった人たちが劇場を訪れているのです
実際オイラが鑑賞オフ会を開いたら半分の参加者は新海作品初体験でした
こうなると昔からのファンは遂に資本主義の犬となったか新海よーとかワケのワカランことを言い出す輩が湧いてくるもんです
まあ、言いたい事はわからんでもない


ただオイラはこう考える
【新海ファンこそ、この映画は10倍楽しく見れる】


そう、今作が初見でもなんも問題無い
でも今作、新海誠がこれまで積み上げてきたものがほぼ全て詰め込まれたいわば集大成なのです


『彼女と彼女の猫』から続くゆっくりとしたモノローグでの幕開け
『ほしのこえ』では恋人達が時間差で引き裂かれていく様を描いていました
『雲の向こう約束の場所』では田舎町と都会に分かれて物語が交錯していましたね
これを同時並行させたのが『クロスロード』
「何も無い」という田舎風景を印象付ける画作りは相変わらず上手い、これは『桜花抄』
2時間に1本しかない電車はまさに『星を追う子ども』
朝食と通学風景から始まるのもそう
真っ二つに裂ける彗星は『コスモナウト』のH2Aロケットの発射ですね、意味合いは逆だけど
挿入歌に合わせて映像を積み上げていくのは『秒速5センチメートル』や『クロスロード』で魅せた技
コミカルなタッチで進む前半は『猫の集会』のお茶目な演出を思い出しました
東京、特に都会の象徴として新宿を描きたがるのは『言の葉の庭』が顕著
同じく、途中での雨描写は秀逸でした
主役二人の生活感の違いを描写する様子は『大成建設』や『だれかのまなざし』の経験が大いに生きてるでしょう
いやしかし瀧くんが面接を受けてるのが大成建設だったのには笑いましたね
宮水神社のご神体がある湿原を見下ろす描写は、さしずめ地下世界アガルタのフィニス・テラですね
瀧くんのお父さんが井上和彦だったのでもしやおまえは森崎なのか?
そもそもファンタジーかSFかと思えば途中からロードムービーになってしまう辺りはまさに『星を追う子ども』のソレ
『ほしのこえ』で膝を抱えるミカコ然り、『雲の向こう、約束の場所』で足の指にてんとう虫がとまるサユリ然り、靴の型取りに足を差し出すユキノ然り、美女の足に拘る新海作品、今作では東京で歩きつかれた三葉に注目したい
思えば新海映画とはずっと男女のすれ違いを描いてきましたが、今作は「顔も名前も身体も私生活すらも知り尽くした二人がまるで会えない」という究極的なすれ違いをしてるのが面白い


ほんとそう、新海映画を知れば知るほどこの作品にのめり込んでいけるのは間違いないでしょう

“花澤香菜が演じる古文の先生”が恐らく別の世界線なんでしょうが「ユキちゃん」という名前だった時、周りが静まり返っている劇場でオイラは一人笑ってましたさーせんw
良い映画か否かという以前に、ある種のネタ映画として最初から最後まで笑いながら(時に笑い泣きしながら)観れましたねb


まあ強いて言うならラストシークエンスはちょっと引っ張りすぎたようにも思いますが、「なんでもないや」という楽曲の持つエピックなキックのリフレインとウィスパーボイスのボーカルに思わず感極まってしまう
なにより『秒速』を知っているとあのすれ違い方は辛いものを思い出させる(笑)
そう、この厨二病全開な内容に対して厨二病をこじらせてしまったバンドの日本代表とも言うべきRADWIMPSの音楽が見事に調和してるのが今作の評価を押し上げてるポイントでもあります
まさにクサイ内容にはクサイ音楽
『ここさけ』でも言いましたが単体では正直目も当てられないような詩の主題歌が、割とすんなり入ってきてしまうまさに映像マジックですねこりゃ


今作を受け入れられない人、良い意味で厨二病を卒業出来たんだと思います
誇らしく思ってください
オイラ?は、駄目ですね
この映画を面白いと思ってしまったのでアラサーになっても心はまだティーンエイジャーのようです(笑)

























~TOHOシネマズ新宿のIMAXデジタル版観ました~
IMAXというのは実にビル三階分ほどの高さと20メートル以上の横幅を持つスクリーンに二台の映写機で投影する現代における最大級規格の映像フィルムです
人間の視覚を上回る大きさのため観る、というより観回す感じになります
さらに劇場によっては12.1chの音響システムもそなえており音の迫力も通常の規格とは異なります


そもそも普通の規格で作られた作品をIMAXにするってことは拡大して引き伸ばす、ってことですからオイラは最初この『君の名は。IMAX版』は反対の立場でした
それにアニメって視覚的情報量が実写より多いので単純に疲れそう、だとも思いましたし


しかし実際鑑賞してみると新海作品特有の美麗背景が大きく引き伸ばされてるにも関わらず全く精細さを欠いてないんですよ
むしろ画面の中に描かれる糸守町や新宿の風景に吸い込まれていくようでした
だから鑑賞、というよりはむしろ体感、に近い感じでした


音響の方ですが意図的に音圧を上げてるようでしたがどちらかと言うと山びことかそういった反響音がクリアに聴こえるようになったという印象です
挿入歌がやたらデカイ音で、それもどっか独立した別chから出てるっぽくてやたら大きく感じたのですが、肝心の挿入歌より手前にいるはずのセリフが少々聴き取り辛くなった気がしましたので、これはちょっと好み分かれそうです


初見の方にはあんまりオススメしません
先にも言ったとおり、情報量に加え目で追う作業が加わるのでストーリーに集中し辛くなります
ただリピーターには一見の価値があることでしょう
アニメにIMAX不要、と言いたいところですが新海作品のIMAX化に関しては歓迎できますねb

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42

69.6 2 ダブル主人公で田舎なアニメランキング2位
あまんちゅ!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (506)
2335人が棚に入れました
魅力的で美しい世界観とキャラクターで人気だった『ARIA』の天野こずえさんが、アリアの次に書き始めた漫画作品がついにアニメ化!ダイビング部に所属する海が大好きな少女・小日向光と、都会から転校してきた内気な少女・大木双葉を中心に、日常をゆるく描いた学園ストーリー。

声優・キャラクター
鈴木絵理、茅野愛衣、大西沙織、梅原裕一郎、伊藤静、久保ユリカ、井上喜久子
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

カボチャは日本史の資料集のにおいが好きですw

ってダイビング関係なタイトルですが
れっきとした日常ダイビングアニメです(*'ω'*)

1話{netabare}
最近はやりのダイビングを題材にしたアニメですかね(*’ω’*)
なんていうかゆったりしてて海に行きたくなる作品ですね
カボチャ海嫌いですけど…w
女子の制服ひらひらしてるなぁ

海と婆ちゃんのトン汁をこよなく愛する少女w
婆ちゃんイケメンだなぁ(笑)
黒髪美少女がスクーター乗ってるってなんか似合わなくて(・∀・)イイネ!!
携帯がスマホじゃないのが味があっていいよね
アニメ作品ならではの演出よね

もはや光は鰈とかヒラメと一緒w
どんだけ潜ってたいんだよ(笑)
まさか投げた先に人が潜ってるとは思わないだろうにw
海ってそこはかとない迫力と魅力あるよな

遠くに行かなきゃわからない世界もあるってものよな
海の中は最高らしい…カボチャも泳げたら…
光ってバカの気質w好きなものは武器よねw

知らない土地で知らない学校…緊張するよな、不安だよな
猫の口がケツなのはノータッチでw
光って独特な子だよなw田舎でもw無邪気かw
新しい生活って不安なものよ(*’ω’*)

手書きのクラス掲示(・∀・)イイネ!!
思ってたより高校立派だな
1年生いきなり4階なのねん
チョーク芸術素晴らしいな
めっちゃ確認する子だなぁ
なんていくか奇縁な関係になりそう

友達が向こうにもいるのね~
香取先生鎖骨らへんセクシーだな 
自己紹介ってハードル高いよなー
考えすぎてもしょうがないときは出たとこ勝負するしかないよね♪
双葉ちゃんはあがり症なのねww
めっちゃホイッスルかましてるな(笑)
ぶれないなw光www

なんていうか変わる機会はいつか来るよね(笑)
絶対勉強できなさそう光w落ち着かない子だなぁ
でも美少女なんだよな

あだ名テコに決まりwww自由だなぁwww大胆だなぁwww
先生適当にいい人だなぁ(*’ω’*)ノ遊べ遊べ!楽しいは最強で正義で無限大

{/netabare}

小日向 光(こひなた ひかり)
夢ヶ丘高校の一年生。スキューバダイビングが趣味で、高校入学後は当然のようにダイビング部に入部。マイペース、前向き、底抜けの明るさの三拍子揃った性格で、周囲を自分のペースに巻き込んでしまう。生まれ育った伊豆の町の情報にとても明るい。将来の夢は地元でプロのインストラクターになること。あだ名は「ぴかり」。

2話{netabare}
光の生活はダイビングから成り立ってるのね(=゚ω゚)ノチェックは大事よねw

笛を鳴らすJKは奇怪www
だけど通常時は美人なんだよな(=゚ω゚)ノ
双葉は前の学校の友達のこと気になってるけど
新しい土地の新しい友達も気になってたり?
光の後ろの席に座ってしまった先生のさりげない復讐(笑)

素敵ルートとかあるのね学校までの
なんていうかこの二人案外似たもの同士っていうか負けず嫌いw
友達のメール一つでその日のテンション変わったりするよなw

朝から光元気だなぁ
とか思ったら先生一枚上手w
先生のびっくり顔結構好きかもw
朝からジャイアントストライド(笑)
ダイバー仲間朝から邂逅wぴかり☆

部活とか見に行ったなぁ~
双葉ちゃんは帰宅部かー…それも悪くないんだけど
なんとなく目で追っちゃう小日向さんw
「てこ」が固定なのね(笑)てこ連れ去られるwww

ダイビング仲間を探しに…行動力凄まじいな(笑)
光が盛り上がってる声にw猫かいwww猫の顔ケツ?
「ちゃ」っていう名前の猫とも知り合いの光なのであった

ダイビングスーツ気になる双葉
ドライスーツとウエットスーツ
実践向きな光なのであったwww
後ろのチャックは宇宙服と一緒なのか!!
ペース乗せるのうまいなー

双葉ちゃん似合ってるな~(*’ω’*)
なんていうかこの行動力恐るべし
なんだろうダイビングについて詳しくなれそう
その差し伸べられた手は新たな世界への第一歩
心のワクワク上昇気流(・∀・)イイネ!!
めちゃくちゃキラキラしてるん光w
ダイビングに興味を持った双葉改めてこであった☆
早いなwww

{/netabare}

大木 双葉(おおき ふたば)
夢ヶ丘高校の一年生。中学卒業後、東京から縁もゆかりもない伊豆の町に引っ越してきた。マイナス思考に足を引っ張られて新たな一方を踏み出せない自分に悩みを抱えているが、クラスメイトになった光の影響でスキューバダイビングを始めることに。素敵なものを携帯のカメラで撮って保存しておくのが趣味。あだ名は「てこ」。

3話{netabare}
女子のグループを作る…最近は男の子もだぞーw
あーいうのって出鼻くじくと常にぼっち飯になってしまうぞよ…
光には感謝してるらしい…臆病な性格は治らないよな
変わってるけどいい友達だな

光は自分のことを言葉に変換できないタイプらしい(笑)
ホイッスルは何かと便利らしい
てこは毎日不安でいっぱい…それを聞いて
光のペースに乗せられるのも悪くないw
ホイッスルではまだ何を言ってるかわからないwww
今日幸せだと思える奴はどこにいっても幸せだと思える

仮入部期間スタートwもうダイビング部に入部するつもりまんまんな光w
出た先生!!部室に侵入した犯人→自白w
とりあえず全部光が悪いことにwww
もはや先生の居城だなw火鳥先生がダイビング部の顧問w

もっと砕けて呼びたいのねてこ☆
光ダイビングの知識はちゃんとあるのなー
先生からもてこなのねーw鼻をつまんで耳から空気出す
ダイビングの大きな鉄則…ダイビング中は呼吸を止めないことが大事
てこのドキドキで漲る光である(笑)青春かよ(笑)

お勉強回だったな!!

{/netabare}

火鳥 真斗(かとり まと)
光と双葉のクラス担任にしてダイビング部の顧問。「楽しいは無限大」をモットーに、高校生活では遊ぶことも勉強の一環という考えの持ち主。一見いい加減なようでいて、生徒のことを見る目は的確。授ける言葉にも気を配っているようで、いい言葉が出た後は自分で「先生、今いいこと言った」とアピールすることも忘れない。

4話{netabare}
最初はだれでも不安だからさっさと始めて初めてじゃなくしちゃおう
光の講義は半信半疑で聞かないとwww
自分でもてこって言うようになったのね
光と双葉とおばあちゃんw
久々のインストラクターとかすごいな~
将来の夢はこの海でインストラクターなのね(*’ω’*)

たわし君(笑)
てこに説明しながら光もバディーチェック
潜るときのチェックは真剣
双葉ずっと感動しっぱなしだなw
防寒フードが独特www

季節によって見せてくれる風景が違う海
なーんも見えない風景w難易度高いらしい
見えなくても楽しい世界
光のパンツが外に出てる件
光のあれで伝わるとかすごいな(笑)

パンツじゃなくて猿のフードだったw
慈悲深い目だったwwwwwwww

双葉のダイビング講習スタート
チェックは他人にしてもらうのが鉄則
ダイビングの装備は重いのだw
いきなりジャイアントストライドw

バディーっぽいの感動してるww
潜るの怖いよなwwwwちゃ顧問w
水になれるところから始めないとな~
最初は苦しいのかな?
不安になるよなー焦っちゃうよなーー
変に想像しちゃうよなーw

やればできる、やらなきゃ何もできない…突き刺さる言葉だな
怖い、やりたい、いやだ、吐露しちゃえばいい

バディーって(・∀・)イイネ!!
なんていうか深い作品だ
カボチャの胸にも突き刺さる

{/netabare}

5話{netabare}
双葉頭以外筋肉痛とかww
今日の部活は走り込みwまったりできませんw
やっぱり何するにも基礎体力大事(/・ω・)/

お!ついに新キャラ先輩登場か?
なんていうか気持ちの準備が必要らしい
元気だな~てこと光wてこと光気づいたらいないパターンのやつw

あーすごい一度言ってみたいセリフを光言えていいなw
もう一周サプライズ( ´艸`)笑
おさるの子( ´艸`)笑
ダイビング部存続の危機らしいw

なかなか先輩はハードな(笑)
光さん事情説明…
先輩のうきっと落差がw

拳という名の肉体言語ってヤンキーの会話だなw
なんていうか話通じる相手ではない(笑)
めちゃなめてるな犬wあれ猫?
走ったり隠れたりする訓練にはなるよな

潔い謝罪って人を冷静にするよねw
てこさんのジャージ半脱ぎっ子w
けられ続ける弟w
とりあえずダイビング部の面々はわかったよね♪

二年の教室に呼び出されるw
制服があんまし似合わないね(^-^)
なかなか足癖が悪い先輩である(/・ω・)/

先輩の(‘ω’)こういう顔好き♪
弟は姉の奴隷なのかもしれない(笑)

姉ちゃん先輩w
二宮愛と誠
いきなり変なあだ名つけられてるw

光の大物具合はすごいよな~(‘ω’)ノ
てこちんバックアップ体制はできたみたい♪
ダイバーの初歩オープンの資格を取ってもらうことに

てこ楽しそうだな( *´艸`)
オープンウォーターダイバー
光の感性は独特だなw
そして姉ちゃん先輩絵上手いな
なんか楽しそうw

弟君先輩www
こういうのもいいよね
てこのチョークの色彩センスぱねぇっす

あれ消すのもったいないやつ
黒板っていたずら書きしたくなるよな
ガラケーって味出すよな~アニメだと
現実世界だとあれだけどwwww

初めて潜る海は楽しい思い出に♪
{/netabare}

二宮 愛(ふたみや あい)
夢ヶ丘高校ダイビング部の部長を務める二年生。歯に衣着せる物言いや融通の効かない性格の一方、意外と世話好きで面倒見がいい。ただし気の置けない双子の弟・誠に対してはいつなんどきでも容赦がなく、何かにつけて足蹴にしてくる。自分にパワーを与えてくれるという理由から、何かを頑張っている人が好き。

6話{netabare}
せっかくの日なのにあいにくの雨
てこのぐるぐる目はすきw
先生とワンツーマンでプール講習(/・ω・)/

私だけついていけてない気持ち…
ただこれさえ切り抜けられれば海…
ぴかりがいなくても頑張るてこw
でもちゃんといるのね(笑)
まぁこればっかりは応援しかできないよね

セッティング完了(/・ω・)/
いざ水中へ~☆彡
マスククリアが鬼門みたいね
先生スパルタだなw

最後の仕上げに…水着のみで100㍍泳いだ後…浮かぶのだが
泳げませんwwwてこ泣かないで~(笑)
てここと大木双葉行きますw
先生の驚愕の顔( ´艸`)wwwwwww

海までの道のりはまだまだ長そうだな~てこ
てこと光のバディ記念ドライブ☆彡うぴょ
常識的な範囲で行きたいところ…あいちゃん?

ポコテン3号くんw
先生自分の車に名前を付けるタイプの人wっていうか乗り回したかっただけw
てこ…色々な意味で一歩踏み出せたんじゃなかったかな?
すごい告白してるみたいだなw
照れるぴかりさんwかわいいw照れ隠しで逃走w

ものすごく恥ずかしいのが青春☆彡
クッキーシュー食べたひ、小さいやついいな

願いがなくても問題ない…なんとなくでも誰かに言われたことでもいいじゃないか
動けば何かに変わるし何かに出会える
てこの今の願いはみんなで海に潜ることだけど…
まぁこういうのは直近の願いを込めるのがいいよね☆彡
{/netabare}

7話{netabare}
うぴょーっwwwww
せんせいかわいいマグカップ使ってるな~(‘ω’)ノ
すごい顔で校内さまよってるなてこ( ´艸`)

部長さんくせっ毛だから…おっと弟くんまでw
通り雨ならぬ通り姉wwwwwめちゃくちゃなピンの数だなwww
ひかりは傘似合ってるな~☆彡

ひかりを追いかける先生(‘ω’)ノ
駅まで追いかけてるよ先生w
夏服かわいい制服だな
ペット連れ込みありなのね電車w
てこ漂えてるな~

先生見つかって連れてかれる(笑)
まもなく…何が見えるの?アジサイ?奇麗だな(‘ω’)ノ
一瞬の風景なのに超鮮明
先生乙女の顔してるぞwwwww
ペットの曲芸は大丈夫なのねこの電車
ひかりのポジティブさすごいな(*´▽`*)
先生の呆れ顔結構好きなんだよねwww
先生主観の話もたまにはいいな♪

梅雨も明けるときも…
梅雨の合間の晴れってくそ熱いよな~
アジサイタイムのピークはふぁんふぁんふぁんふぁん過ぎてしまったー
日差しの感触ね~
そりゃ熱いわけだ~

いきなりだるまさんが転んだ始まるwwwwww
テスト勉強サボってた罰ってwwwwwwwww
ぴかりはじっとしてられない性質

てこの一歩一歩ずつな
弟の姉を捕まえたときの顔なw
姉負けるの嫌なのねw
どんなだるまさんが転んだにも動じない精神力の持ち主てこ
問題は常に発生してそれをクリアしていく
遊びこそ最良の勉強か
先生も一緒に遊んでるなw先生さすがだわw
{/netabare}

二宮 誠(ふたみや まこと)
夢ヶ丘高校の二年生で、ダイビング部ではただ一人の男子部員。双子の姉・愛とは対照的に性格はのんびり穏やか。後輩たちをいつも優しく見守ってくれてる。足癖の悪い姉に振り回されてばかりの毎日だが、反抗するどころかそんな姉の将来を憂う健気っぷり。モノを捨てられない体質のため、部屋の片づけを苦手にしている

8話{netabare}
お姉ちゃんは美人なのかw
美人ではあるが(*´▽`*)双子の姉は黙ってれば美人なあれなのである
弟は蹴られる運命www足癖wwwwww
双子回ですかね?やっとwww

弟くんの姉との鉢合わせすごいな~w
姉さんにラブレター?すごい勢いで去っていったけどww
まぁなんだかんだでシスコンなのかもしれないw
めちゃくちゃ姉さん早いなw

手紙の差出人は野球部の…
おっふ…下駄箱に手紙の意味を理解していない姉さんだったがw
とても純情なのであるwww顔真っ赤にしてwwwwwwww
恥じらう乙女の反応に困る弟である٩( ‘’ω’’ )و
サポート大変だなぁw弟ってw
いい青春びよりです☆彡

姉さんの顔が…ともったらまた走り出して…おっふ勘違いパターン…
姉さん…でも落ち込むことはあるのかもしれないと思ったら
よかったのか?調子くるう弟である٩( ‘’ω’’ )و
姉さんいい人だなぁ、そしてかっこいい(*‘ω‘ *)♪
弟主観おわり

次は姉主観(*´▽`*)
片付けする姉(*´▽`*)
姉も姉だし、弟も弟だな(‘ω’)ノ

ぴかり主観(*´▽`*)
たしかにてこは黒髪美人さんだよな~☆彡
凛としてるしお嬢様だよなぁww
てこの一人でのおびえ具合な(笑)

踏み台昇降で緊張するてこさんですw
ご主人様を見つけたわんこかよw
大勢の人が苦手なてこさんだがぴかりがいるとなかなか☆彡
ダメ山ダメ子ってww
身体測定とか懐かしいな~(笑)
てこはやればちゃんとできる子だが…諦め癖があるのかな?
1000㍍走ってやだなー
いやなことはいやだもんな~

逃げ方は早く終わらせることだと思うのだが(*´▽`*)
スタートは最後尾からおまじないの言葉はゆっくり
用はやり方と考え方ね♪
たまにはグラウンドに倒れるくらい疲れ果てたい
あれはあれで気分いいよな

てこは負けず嫌いさんでした(‘ω’)ノ
色んなてこを見れて☆彡

どんなに仲いい人でも知らないこともある
{/netabare}

9話{netabare}
てこ中学の時もあんな感じなのねw
一人が好きだと思われてたてこさん
あれだね…教室で本を読むのはうん☆彡

くそ熱い中で弁当とかドMかよw
写真撮るのが好きなのねてこ
思い出に浸るのが好きなのね(^-^)
姉には逆らえない弟wwww
てこの携帯の容量がいっぱいに…
消さなくちゃ移動しなくちゃ…思い出はデータ…
そこ割り切れないのがてこなのである。

データかもしれないけれど…それは大切なものなのである☆彡
すごい小説読んでるみたいな回だな
心が締め付けられそうになるな

てこのために何かやる気まんまんなぴかり
簡単なことだけど全部大切な思い出だから移せないし消せないよな

先生車出してくれるとかいい人w
先生どんだけ車乗りたいんだよww
結局またスタート地点から
そしてまたぴかりのおばあちゃん(*´▽`*)

スクーター美少女ってのも悪くない
なんか呼ばれたてこwww
足湯いいなぁ
部長はぴかりにも容赦ない(笑)

姉さんもばかりも迂闊だなぁwww
デジタルフォトフレーム
今のてこには嬉しい品だな

なんか9話神回かもしれない
葛藤を乗り越える回ですな
こっちも泣きそう(*´▽`*)いい回でした☆彡
{/netabare}

10話{netabare}
ぴかりってうぴょしなきゃ美人だよな~(*゚▽゚*)

姉さんも美人だなヽ(・∀・)ノ
髪下ろしてたほうが大人っぽい
姉ちゃん先輩は低血圧
今日は蹴る相手がいナッシングw
何かしよう何かしようと思ってると結局何もしなくなるやつなw

てこ泳げるようになったのか( *´艸`)
いよいよ二人でダイビングできるときが…
ぴかりはもうばかりなのねw
水着バーゲンコーナー…誘惑に負けそうな姉ちゃん先輩w
そして迷ったのならレッツらごーwww
買い物満喫してるな3人
ぼーんっと出血大サービスw

海に来ちゃった~(●´ω`●)ノ
ピカリの思い付きすごいなぁw
おばあちゃんの豚汁は美味しいのね

そろそろ春濁りの季節も終わり
一緒に潜れると(・∀・)イイネ!!
迷うのはいいことなのかもしれないね

てこのめちゃくちゃ得意で特異な泳ぎ方らっこ泳ぎww
おめでとうてこ(*´▽`*)次は海
青春やなぁ~
{/netabare}

小日向 きの(こひなた きの)
伊豆の海の家「海女人屋」を経営している光の祖母。店ではダイビングサービスを行っており、孫の光もときどきインストラクターとして手伝っている。その言葉は含蓄に富んだお言葉にあふれ、光のみならず引っ越してきたばかりの双葉にまで影響を与えたほど。ダイビングのあとに振舞ってくれる手作りのトン汁は絶品。

11話{netabare}
海洋実習はいよいよ終末
ドキドキワクワクが止まらないぜ♪

てこ緊張が止まらないwww
寝不足は美容とダイビングの敵w
ちゃ顧問って神出鬼没だなぁwww
ちゃんと横断歩道の仕組みを理解してるだと…
初めて歩く道ってドキドキするよなぁ

初めてのどきどき…あれ緊張する派なんだよなぁw
子猫すごいなぁwww
あれなお母さんだと思っちゃうやつなぁ

子猫とか放置できないよなぁ(*´▽`*)
チュパリング機能てw
子猫用ミルクとかあるのな
里親を探そう!!

先生はちゃんと見てるなぁw
なかなか難しいよなぁ…
生き物を飼うっていうのは簡単なことじゃない

出会いを大切に
校長先生すごいインパクトw
ちゃ顧問アリアって名前なのなw
今の自分にできることか
お姫ちゃんって名前☆彡
ようやくEDの子猫登場なw
{/netabare}

ちゃ顧問
校長の飼い猫。ダイビング部の部室によく姿を見せるため、部のマスコット的存在となっている。耳としっぽが茶色いことから、あだ名をつけるのが好きな光に「ちゃ顧問」と名付けられた。性格は温厚かつ人にいじられるのを喜ぶM気質。

12話{netabare}
お姫ちんに懐かれてるなてこw
いよいよダイビング~(‘ω’)ノ
初心者ダイバーの聖地小瀬崎

他の先生も来てるのな~
初めてのどきどき…不安とワクワクのミクスチャー

海に吸い込まれそうになってもバディがいるから大丈夫
なんていうかFF10とかクロノクロスとか思い出した
ありゃりゃフィンが片方www
偶然と奇跡の産物☆彡
ゆっくりとゆっくりと知らない世界へ
海の楽しみ方は人それぞれww

海の中の世界素敵
中世浮力はまだまだな模様w
マグネットボードって海の中が一番活躍するよなw

てこの携帯打つ速さなw
海洋実習の結果発表~
てこも晴れてオープンウォーターダイバーに♪

青春してるなぁ~
もう一回言うよ!青春してるなぁ~w
一歩踏み出せば見える景色も変わってくる
ありがとう…いい作品でした(‘ω’)ノ
{/netabare}

踏み出す一歩をありがとう
ダイビングしてみたくなりますね(^-^)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正統派のガールミーツガール

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルとしては非常に珍しい、ダイビングアニメ。場所は伊豆。ダイビング入門としてはやや物足りなさは感じるが、雰囲気や音楽で癒されるアニメとしては及第点以上♪ 今期(2016夏)は、癒し系アニメの水準が高かったと思う。「甘々と稲妻」や「NEW GAME」とか。その一角として、十分に見ごたえのあるアニメでした。

2期あったら観たいと思います♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
うん、青春だな(笑) 名言を言っては照れてる感じが良かった。たまに、ホントに良いこと言うし(7話目の「友達が+の時間を過ごしているのに、自分が寂しがったら±0」とか良かった)。

トゲはなく、安心して観られる作風。日常回をはさみつつ、ゴール地点に向かって少しずつ前進していくストーリー展開で、意外と飽きがこなかった。

音楽は流石のクオリティだが、坂本真綾さんの力が大きいかな。

ダイビングアニメなのに、水中の作画が思ったほど良くなかったのが、この作品の最大の弱点(むしろ陸上の方ががんばってた印象)。まあ、京アニとかP.A.WORKSを基準にしてはダメ(期待しすぎ)か。でもそれ以外はこれといった欠点も見られず、良アニメの部類に入ると思う。

ただ、序盤からピカリのキャラ頼みになってしまい、終盤は正直ダレた。もう少し序盤から、先輩方を生かすか、より一層、ダイビングを見せても良かったかも。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
キャラデザは好み分かれそう。絵は、期待したほどではない。なんか、音楽とかアリアっぽすぎて、むしろファンほど怒るんじゃ? それとも喜ぶのか? まだまだ様子見だけど、多分このペースで進むんだろうね。とりあえず、光はナイスキャラ♪

第2話
やはり、スカートのデザインが気になる。普通(にミニとか)の方が良くない? 「走りにくそう」とか考えちゃうw ガールミーツガールのストーリー。今のところ、光のキャラで成り立ってますね。ちなみに、卒業式や入学式に桜が咲くのは、関東以南の方の感覚で、岩手では、4月だって下手すれば雪降りますよ(笑) 桜はGWに楽しむものです(笑)

第3話
光は「ただの明るいバカ」じゃないんですね。さらに良い感じ♪ なんかこう、私の中では、部活=「インターハイを目指す」という熱血路線なので、こういう、趣味の延長線上のような、「楽しむ部活」って昔から、「憧れと侮蔑」という、相反する複雑な感情を抱いてしまいます。いや、ただの嫉妬ですな~(苦笑)

第4話
新しい出会いや、新しいことに挑戦するって、大事だね。ついつい日常に甘んじてるけど、自分さえその気になれば、色んなことができるんだと感じた。ダイビングだってしたことないけど、その気にさえなれば、明日にだって出来る。自分が知らない世界って、世の中にまだまだある。意外と純情なピカリ、可愛い♪

第5話
白いジャージって洗濯しにくいから、普通ないよねw ブルマって、昭和か(笑) ピカリのキャラって初めてのパターンで、かなり好き! チョークであのクオリティ……美術部なの?w つーか、携帯の形とか含め、時代設定は現在ではなく、10年くらい前にしてるのかな? なんの意味が……?

第6話
ここまでは基本的に、ピカリがリードし、てこが成長する、という展開ですが、そろそろ逆を観たいですね。こういう作風に「マンネリ」と言うのは不粋だけれど、やはりそれを感じる。

第7話
モラトリアム全開やなw なかなか哲学的な回でしたね。「友達が+の時間を過ごしているのに、自分が寂しがったら±0」という台詞はかなり素敵でした。「雨の日には雨の中を。風の日には風の中を。 byみつを」w

第8話
そだね、ここまでピカリ頼りだったから、そろそろサブキャラにも光を当てないとね♪ 姉さんが恥じらう乙女になった時の弟君の描写は、斬新やった(笑) 弟は弟なりに姉を心配し、語り手が替わって、姉は姉なりに弟を心配する。良い♪ どうせなら、Bパートまるごと使って、姉さん目線の弟君の話をしても良かったとは思います。握力33㎏は、大したことないよ、剣道部の女子なんで、全国レベルなら50㎏とか普通にあるしw

第9話
中学生てこ♪ ちゃんと「少し」幼く描けてますね♪ てこが冒頭で感じた「むなしさ」は、すごくよく分かる。私は、旅行とか行くと、むしろ絶対に写真なんて撮りたくない。アインシュタインが「学校で習った全てのことを忘れた後に、それでも残っているのが真の教育だ」と述べていた。それに近い感覚。写真に残さないと忘れちゃう程度の思い出ならいらないというか、そうじゃない思い出だけを残しておきたいというか。(誰かの為に撮る写真は好きなんだけど、自分の為に撮る写真は嫌いなんだよね、伝わらないなw)。その解決法は、正直予想の範囲内。にしても、ピカリは良い子だな~♪

第10話
ピカリの髪型が変わってたけど、アップも似合うね♪ 今回は「女子会(回)」ですね(笑) ちなみに、水着選びで迷ったことは、生涯ない(笑) てか、てこ、ワンピは体型に自信ないと着られない水着らしいっすよw 女子会らしく、歯に衣着せぬ女子トーク、ナイス! 「迷うはチャンス」……今日の名言、来たね! 明石家さんまさんが、「緊張しなくなったら、芸人終わり」って言ってました。緊張=失敗したくない=向上心 とのこと。似てる気がする。

第11話
手乗り子猫可愛すぎでしょ(笑) 最終話1話前にして、ダイビング関係なくなってるやん(笑) そして、ここにきてのアリアのオマージュか、ファンサービス回だね♪ まあ、次話はガチでダイビングするんだろうし、これでも良いんじゃないかな。

第12話
いよいよメインの海洋実習。パブリックビューとオウンビューを使い分けながら、ダイビングの様子をしっかり伝えようって感じでした。ただ、水中の作画がカクカクしてたのが気になりました。ラストのピカリの告白も良かったです。確かに、ピカリのような子を「ウザイ」って思う人もいるだろうね。ああいう、前向きで強引に見えて、ちゃんと繊細で微妙に暗い影があるのがまた、ピカリの良さですね!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あ。。これ好きなやつだ 

そう、OPを観て思った。

  柔らかい空気感・・

  心地よく透き通るような歌声。

  マーヤさん歌うまっ

  EDもまたイイ。

■設定/ストーリー
 伊豆を舞台にしたダイビングをベースにした日常・青春もの。

 自分は比較的海に近いところで育ったこともあり小さい頃から海に行けば泳ぐより潜るのが好きでした。スキューバダイビングの経験も若干あるので、とても内容に興味を持ちました。

(以下、あまり作品に関係ないので畳んでおきます)
~ダイビング経験について{netabare}
 当たり前だけど、海の果てはずっと遠く、海外にまで続いています。
 そして下は海底まで続いています。
 海に入ると見通せる距離はたかが知れていて、その先はただただ暗い空間があるだけです。
 前、左右、横、下にはどんな生き物がいるか・・
 それがいつ目の前に現れてもおかしくはありません。

 そんなことを考えると、あたかも広大な宇宙に放り出されたようで、心細さを感じる場合があります。人にもよりますが、場合によってはそれも唐突に感じます。
 また逆に水圧を全身で感じるので圧迫感があり、とても狭い空間に閉じ込めれた感覚に陥る場合もあります。このため閉所恐怖症の人には向かないと言われます。

 プール講習では余裕をこいていた自分も、海に出てみると全く事情が異なりパニックになりかけました。この作品を観ていてその時の気持ちを思い出しました。海中ではなによりパニックが一番怖い。
{/netabare}~
 海中の光景は現実の方がいいかもだけど、こういった自分の経験もあって、登場キャラの経験に強く共感できました。

■キャラ
 正直キャラデザは好みではない、かな・・
 けど、キライではない。
 なるほど・・「ARIA The CREPUSCOLO」のキャラデザはこれに寄ってるぽいですね。。
 しかし海中に潜る作品のキャラって目が大きいと思うのは気のせいかな・・ 凪あすとか、海獣の子供とか。

■キャスト(ほぼ自分用)
~{netabare}
大木 双葉(おおき ふたば)
 主観視点のコミュ障主人公。
 君に届け?
 cv茅野愛衣
小日向 光(こひなた ひかり)
 もう一人の主人公。通称「ぴかり」。
 cv鈴木絵理
 ゆらぎ荘では宮崎千紗希さんでしたね。
小日向 きの(こひなた きの)
 光の祖母。
 cv井上喜久子
 エメラルダスやベルダンディー、
 古河早苗、マクロファージとは
 思えません。
 まさに息の長い声優さん。

火鳥 真斗(かとり まと)
 担任教師でダイビング部顧問。
 cv伊藤静
二宮 愛(にのみや あい)
 ダイビング部の部長で2年生。
 cv大西沙織
二宮 誠(にのみや まこと)
 愛の双子の弟。同じくダイビング部。
 cv梅原裕一郎
 赤髪の白雪姫ではミツヒデ、
 ゴブスレでは主人公でしたね。

ちゃ顧問
 校長の飼いネコ。
 本名ありあw
 cv久保ユリカ
 少女終末旅行ではユーリ、
 青ブタでは、妹かえででした。
お姫
 光と双葉が拾ったメスの子猫。
 cv洲崎綾
 つむぎ・・・

岬 ことり(みさき ことり)
 こだまの中学時代からの友人。
 cv加隈亜衣
 ブレイブのひかり・・
水無 茜(みずなし あかね)
 双葉の中学時代の親友。
 第9話で登場。
 cv葉月絵理乃
 ARIAでは水無灯里・・
姫野 ちずる(ひめの ちずる)
 双葉の中学時代の親友。
 第13話で茜とともに登場。
 cv斎藤千和
 ARIAの藍華。姫野って・・w
  ちづる:「ノロ助禁止~」
  あかね:「はひ~~」
 尊い・・癒される・・涙でる。

 第13話は、二人の登場でARIAのテイストも感じたし、引っ越しエピソードではたまゆらのテイストも感じました。。
{/netabare}~
 転校経験のある自分にとってはちょっと、こそばゆいやら、イガイガするやら、うらやますいやら。

■個人的な名言集(ネタバレ)
~{netabare}
・楽しいは最強!楽しいは正義!
・今日を不幸だと思う奴はいつでもどこでも不幸になっちゃう奴だ
・今日を幸せだと思える奴はいつでもどこでも幸せになれちゃう奴だ
・動けば何かが変わる。動けばかならず何かに出逢えるんだ
・人は過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられるんだ。
・てこの願いが叶いますように
・プレゼントはもらう方よりもあげる方が嬉しい
・迷ったのならレッツラゴー!
{/netabare}~
「恥ずかしいセリフ、禁止!」のツッコミが恋しいw


 原作:天野こずえの漫画
 制作:J.C.STAFF
 総監督:佐藤順一
 監督:カサヰケンイチ
 キャラデザ: 伊東葉子
 OP:「Million Clouds」
    (作詞・歌:坂本真綾)
    名曲、名歌唱かと
 ED:「ふたり少女」
    (歌 - 茅野愛衣&鈴木絵理)
 放送:第1期 2016年7月 - 9月(全13話)
    第2期:2018年4月 - 6月(全12話)
 視聴:2021年3月(dアニメ)

■まとめ
 部活の楽しさあり、新しい事へチャレンジするワクワク感あり。
 ダイビングの楽しさやノウハウもあり。
 日常というより部活系かな。

ちなみに・・
       原作   アニメ
 ARIA   2001年~ 2005年~
 たまゆら  -    2011年~
 あまんちゅ 2009年~ 2016年~

たまゆらより、あまんちゅの方が新しいんですね・・
 

投稿 : 2024/05/04
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