バッキングで漫画原作なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバッキングで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月07日の時点で一番のバッキングで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.7 1 バッキングで漫画原作なアニメランキング1位
電波教師(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (418)
2794人が棚に入れました
学園を舞台に「やりたいことしかできない」
自称YD病の天才オタク青年 鑑純一郎が、高校教師として個性あふれる生徒たちを独自の価値観と指導方法で成長させていくパワー全開の熱血アニメ。
天才オタク青年・鑑純一郎が繰り広げる学園改革とは…! !

声優・キャラクター
神谷浩史、松井玲奈、雨宮天、三森すずこ、大西沙織、日高里菜、田所あずさ、佐倉綾音、豊崎愛生、細谷佳正、続木友子、高垣彩陽、M・A・O、浪川大輔、花澤香菜、平野綾、松田利冴、松田颯水、種田梨沙、夏川椎菜
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

これは原作の方が100倍は面白いです。

<3話までの総評>
「ありきたり」「あざとい」ばっかりでつまりません。
そして特に、柊暦(ひいらぎこよみ)のキャラが原作のものからブレ始めてます。

個人的には『暗殺教室』と『電波教師』は近年稀にみる学園漫画の傑作と思ってます。しかしアニメ版となると話は別。
原作を丁寧にトレースしている暗殺教室は秀作でまとまりそうに対し、電波教師は凡作もしくは駄作で終わりそう。
原作改変がクオリティダウンの方向でがっかりしました。

<ゴールデンタイム、全国ネットの放映って曲者で、地雷が仕込まれてることが多いみたいですね>
深夜枠と違い視聴率確保のためなら何でもありみたいな戦略がありそう。
裏番組(境界のRINNE)に負けられませんから。
幅広い視聴者層の囲い込みのために無難でウケ狙いな原作改変があるのも至極ごもっとも。
改変の方向性から言って、少年誌を読まない年頃の男の子や女の子まで取り込もうとしてるのがバレバレ。
声優にアイドル起用も、彼女のファンを取り込む意図と彼女自身のプロモ-ションのためなのかとも勘ぐれます。

<カレーも銘柄や辛さ度合いで人の好みも様々>
原作の辛口の大人の味を選ぶのも、アニメの子供向けの甘口を選ぶのも個人の自由。
この作品が面白いと思う方を否定するつもりはさらさらありません。
私は、この味では頂けませんので次回、4話だけチラッと様子見したら、
ほぼ間違いなく視聴リタイアするでしょう。


原作の大まかな骨子について
{netabare}
<パターンは単純、プロセスは意外>
常に読者の予想の斜め上を行く展開があって、
先が全く読めないのがこの原作の最大の魅力なんです。

<様々な勝負(ゲーム)という形でいろんな人間を導く鑑純一郎>
結果は純一郎側が勝つだろうと大方予想はつく。
でもそのプロセスが面白く、勝ち方がギリギリまでわからないのが醍醐味。

<純一郎は自分勝手な理由で傍にいる自身の選んだキャラを振り回す>
選ばれた理由は、読者も登場人物も解せない。
しかし彼に選ばれチームメンバーとなるものは皆、彼と一緒にその勝負の試練を乗り越え、
一皮以上脱皮するか成長する、という結果オーライパターンがお約束。

<昨日の敵は今日の友>
純一郎たちが勝負を終えた後は対戦相手の長所を認め、彼のシンパが増えていく。
その中にはほんの5分前までは彼を忌み嫌う敵だったりすることも多い。
{/netabare}
以下は、原作とアニメの違いという観点からの感想です。

★2時限目「社会のルール」
{netabare}
<原作にリスペクトがない>
万引き犯はアニメでは担任のクラス委員の生徒で理由は単なる憂さ晴らし。
しかし原作では純一郎に目を付けた、まだ10代の女理事長柊暦。
偶然コンビニでの純一郎の生徒との一件を目撃して
彼に興味をもった彼女は、わざと万引きして彼の反応をテストしてみたくなったという次第。

原作の学校を辞める理由は、正規採用の海外の大学卒の先生が見つかったので
臨時採用枠の純一郎は必要無くなったため。
痴漢スキャンダルなどではない。
生徒を庇ったかのようにいい話っぽくしてありきたりな学園ドラマに改変されてしまった。
エリートを鼻にかける新任教師をギャフンとさせる原作通りの展開のほうがスカッとして面白いです。
おそらく、高学歴を皮肉ってますので教育上の配慮でしょう。

<大人の事情でしょうか?>
物語が進むほど存在感の増す重要なキャラにも関わらず
妹、鑑純音役に声優ど素人さんをキャスティングしてしまったことはこの作品の質を下げてしまう。

私は、1話はそれほど兄妹の絡みがなかったためか気にならなかったけど
2話以降、声優としてのプロとアマの差がはっきりでてしまい違和感あってドン引き。
喜怒哀楽の怒の演技はまあ許せるんですが、それ以外がどうにもだめ。
キャラになりきってなく他から浮いてしまってると思う。
{/netabare}

★3時限目「チェイス in 秋葉原」
{netabare}
<ここで柊暦と純一郎の対決シーンは原作ではあり得ない>
今回改変が酷過ぎて視聴後に評価を下げて更新しました。
どんどんアニメオリジナル菌が原作君の健康な体を蝕んでる感じ。
原作知らなかったら、まだそれなりに楽しめたかもだけど。
原作読んだことない視聴者にアニメ終了後、原作読んでもらってどっちが面白かったか聞いてみたい。
おそらく初期の内に、純一郎の有能さを派手な捕り物を通してアピールしておきたかったのかと思われます。

<原作の柊暦>
彼女が陰謀で動く姿は読者には一切明示されず周りにも一切気付かれないし、底の見えない謎がずーっと続く。
国家秘密級の情報の入手、頑丈なセキュリティを誇る場所にも自由に出入り可能、
個人情報すべてお見通し…コネは半端無いのはよく分かる。
多少の強引さあっても、老練の策士かと見紛うほどに手口が巧妙。
表で彼女が動くとき純一郎も理解不能なほどのイベントが用意される。
表面上は、取り巻きも少数。ほとんどが彼女の単独行動に見える。
銀杏学園スカウトも、穏やかでしたたかに純一郎が自発性を持って
やる気になるよう仕向けるのが超一流の策士たる彼女の魅力。

<アニメの柊暦>
既視感ありありの権力者キャラで新鮮味ゼロ。魅力半減以下になっちゃった。
自分の記憶の中での原作の彼女は、アニメみたいに大勢の部下を従えて登場、なんてことなかったように思う。
どっかから手配した大勢の某マニアとか、純一郎が戦いたくなる相手を差し向けることはありました。
そもそも、原作なら逃げた人間を執拗に追っかけるような真似しないでしょうね。
原作の彼女は電波系&ゆるふあキャラなので。
アニメ内で探索の手口を妹や視聴者に明かしちゃってますけど、これが地雷。
この時点で彼女のキャラはぶち壊れました。
ついでに言わせてもらうと、妹と捜索する状況作ったのは妹の出番増やしたかったのか、と勘ぐってしまう。

あと、アニメではこのタイミングで出すべき重要キャラを外してます。

だめだこりゃ^^;
{/netabare}

最終的には4話までは観ました。気のせいか純音、出番多い割に台詞あまりない。もしかしたら…。
残念ながらやはり面白くありませんのでリタイア決定です。

この作品、深夜枠で制作してれば、どうなったでしょうか。
少なくても既存にない主人公のキャラ像がもっと生き生きできたような気がします。

アニメはいまいちなんだけど、鑑純一郎に何か心惹かれた方は、原作を読んだら嵌れまると思います。

以上でレビューは終了します。
ファンの方は引き続きお楽しみ下さい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

理事長って一体何者だったんでしょう^^;?

土曜の夕方枠のこの作品・・・正直結構な視聴数があったので視聴するか迷いました。
ですが主演が神谷さんだったので、「まず視聴してみよう」と思い視聴したら、これが結構面白い・・・結局完走しちゃいました^^

この作品の主人公は鑑 純一郎(かがみ じゅんいちろう)。彼は、「やりたいことしかできない(YD)病」を患っており、その病症を理由に漫画やアニメ、ゲームなどをこよなく愛するオタクです。
その体たらくな生活を見かねた妹の鑑 純音(かがみ すずね)が、純一郎を学校の先生にしてしまい・・・物語が動いていきます。

まず凄いのは、やはり主人公である純一郎です。YDのため、やりたい事以外には見向きもしませんが、一度やる気スイッチが入った時のポテンシャルは半端無いです。
もともと天才肌・・・17歳で「どこでもドア」の理論を提唱するだけのことはあります。
この高いポテンシャルが、学校が抱える様々な問題児の更生にピシャリとハマるんですよね^^
純一郎の妹が何故星の数ほどの職種がある中で教師を選んだのかは分かりませんが、結果的に抜群のセンスだったと思います。

純一郎は高校の先生になるのですが、高校生といってもまだ子供・・・精神的に脆く不安定な年頃です。
ここで踏みとどまらないと、きっと一生後悔する・・・
自分が間違った道を進んでいるのは分かってる・・・けれど、きっかけが掴めなくて戻れない・・・
様々な理由で自分自身の枷が外せない人ってリアルでもいると思います。
そういう時に誰かが手を差し伸べてくれたら・・・という時にサッと手を差し出す純一郎先生は格好良かったですね。

しかしこの作品・・・これでもか、という程たくさんの問題児が登場します。
不良仲間と手を切れずに困っている生徒や、自分の声にコンプレックスを持っている生徒、自分の趣味にトラウマを持っている生徒や、はたまた幽霊の生徒まで登場するのですが、先生の授業・・・結構感動するんです^^;
特に幽霊の生徒の物語・・・まさかの予想もしない展開に不意を突かれ、ラストは涙で前が見えなくなってしまいました(//∇//)
こういう不意打ちがあるから、視聴が止められないんですよね^^

こうして教師として彼なりの授業が行われていくわけですが、一方で純一郎は天才科学者でもあるのです。
彼の才能を欲しがる組織があっても何らおかしいことではありません。
そしてそういう組織からスカウトもされるのですが・・・純一郎は自分自身と向き合い答えを導き出します。
どんな答えかが、是非本編でご確認下さい。

「本当に自分がやりたい事」って、一体何なのでしょう・・・^^?
今その瞬間、本能的にやりたい事が本当のやりたい事というのも違いますし・・・
きっと「本当にやりたい事」って持続できる事なんでしょうね。
持続していく中で、時には苦痛や苦労を伴う事だってあると思います。
それらを全部ひっくるめて「好き」と思える事が大切な気がします。
そう考えると「石の上にも3年」の名言は、物事の本質を見極めるために必要な時間・・・と解釈できるのでしょうね^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「Youthful Dreamer」と、スフィアさんの「vivid brilliant door!」
エンディングテーマは、東京パフォーマンスドールの「DREAMIN'」と、9nineさんの「MY ONLY ONE」
オープニングは2曲とも車で聞いています^^

2クール24話の作品でした。この作品に対する見解は色々あるようですが、個人的には楽しめた作品でした。
この作品・・・確かに主人公の純一郎は凄いのですが、それに目を付けた理事長がこの作品の影の立役者だと思います。
この理事長、色々と顔が広いみたいですが・・・一体何者なんでしょうね^^
同じタイミングで放送された「境界のRINNE」は続編の放送が決定しました。
こちらはどうなんでしょうか・・・もし続編があるなら視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

karinchaco さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

アバンのYDの説明がダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなる

漫画原作のアニメ。

結局は、5話の録画をミスってから見なくなってしまいました。せめて、dアニメでの配信があれば継続したんですけどね。


4話まで視聴段階での感想です。

原作の評判がよく、同時間帯で同じ掲載紙出身の「境界のRINNE」との同門対決にも注文が集まっていたのですが、いざふたを開けてみたらビックリのクオリティ。

作画は序盤から不安定で見ていて心配になるレベル。20年前ならそれでもよかったのかもしれませんが、最近のアニメはレベルの高い作品も増えているうえに、出来の悪い作品でも作画が怪しくなるのは中盤以降に見られることが多いのですがこの作品は序盤ですからね。心配です。

声優に関しては、主人公の妹役にアイドルの松井玲奈さんが起用されていますね。芸能人のキャスティングについては政治的なキャスティングだとしても役柄にフィットしていればOK。というスタンス(ジブリアニメにはまた別意見がありますが)をとっている私ですが、今回の松井さんの起用はアウトです。ただ、彼女もアニメ好きを公言しているということもあるので、現場で共演陣に的確なアドバイスをもらって演技力を高めれば、作品が終わるまでにちょっとは巧くなっている可能性もあるとは思います。まあ、本職が忙しい方ですから難しいとは思いますが…。
最悪のパターンとしてはこの作品の出演で謎の自信を深めて対して技術が向上していないのに政治的なキャスティングで全日帯のアニメに出まくるという暴挙はなしにしてくださいね。

シナリオに関しては原作未読なので原作との比較はできませんが、ここまでの印象は「非常に古臭い」と感じました。なんか80年代のアニメを現在風にアレンジしているような感じといえばいいのでしょうか。特に、主人公の問題の解決方法が斬新なように見えてツッコミどころ満載。なんだか小さい頃に再放送で見た「大映ドラマ」(スチュワーデス物語とか、スクールウォーズとか)みたいな雰囲気といえば伝わるでしょうか。
このように見えるのは、シナリオの問題もあるかもしれませんが、演出の問題なのかもしれませんね。

ツッコミどころ満載のビックリクオリティですが、この作品の行く末が別な意味で気になります。忙しくて見ることを断念するか、飽きてしまわない限りは追いかけていきたいと思います。

ちなみに、毎回アバンでYDの説明をしてくれますが、ダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなるのでやめてほしいです。神谷浩史さんのイケボの無駄遣いだと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

64.9 2 バッキングで漫画原作なアニメランキング2位
攻殻機動隊ARISE GHOST IN THE SHELL 「border:1 Ghost Pain」(アニメ映画)

2013年6月22日
★★★★☆ 3.6 (334)
2025人が棚に入れました
『公安9課』が最優先ラインの攻性部隊とはなり得ていない、A.D.2027。公安捜査の権謀術数に限界を覚える荒巻の前に現れたひとりの女─ 陸軍『501機関』所属・草薙素子三佐。 最高度のフィジカルと電脳戦スキルを備える一方、向こうみずで世慣れぬ未熟さをあわせ持つ草薙は、荒巻と不即不離の関係をたもちつつ、次々と発生する犯罪へと対処する。だがそれは、ゆりかごたる501機関との関係を問い直すことでもあった。上司であり保護者でもある野心の女・クルツ中佐との間に生じる軋轢。さらに、謎のウィルス『ファイア・スターター』の出現。困難な事件に立ち向かう中、『眠らない目を持つ元レンジャー』『所帯持ちの特捜刑事』ら、個性的な人的資源と気脈を通じる草薙。荒巻といつしか共有していた目的─『犯罪に対し常に攻性の精鋭実力部隊』創設へ向け、草薙は彼らを糾合してゆくこととなる。『攻殻機動隊ARISE』─これは草薙が少佐と呼ばれる前夜の物語である。

声優・キャラクター
坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、檀臣幸、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき、浅野まゆみ、星野貴紀、野島健児、宮内敦士
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

攻殻機動隊S.A.C.の前日譚だが、可もなく不可もなく(印象薄い)

※「攻殻機動隊ARISE」全作品の一括レビューです。

『蒼穹のファフナー』のシナリオを書いた冲方丁氏がシリーズ構成・脚本を務め、2013年から2015年にかけて、1時間弱のOVA4本が次々と劇場公開された攻殻機動隊の新シリーズ。
※なお、TV放送時の追加作「PYROPHORIC CULT」のみ藤咲淳一氏脚本。

◆総評

・陸軍501機関所属の全身義体サイボーグ・草薙素子三佐が、陸軍に×愛想を尽かして(◎陰謀に巻き込まれて)離脱し、荒巻大輔率いる公安9課入りするまでを描き出す『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の前日譚的な内容。
・新しい作品だけに作画は流石に良いが、シナリオの分かり辛さには閉口。
・旧作にあった変な学生運動臭/反米臭はないので、その点では見易いともいえるが、シナリオ/作画/演出とも凝ってる割に個人的には余り印象に残らない作品となってしまいました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      士郎正宗(『攻殻機動隊』)
監督         黄瀬和哉(総監督)、むらた雅彦(border:1)、竹内敦志(border:2)、黄瀬和哉(border:3)、工藤進(border:4)、野村和也(新劇場版)
シリーズ構成     冲方丁
脚本         冲方丁(border:1-4、新劇場版)、藤咲淳一(PYROPHORIC CULT)
キャラクターデザイン 黄瀬和哉
音楽         コーネリアス
制作         Production I.G{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= 攻殻機動隊ARISE (2013年6月-2015年8月) ==============

border:1 Ghost Stands Alone ☆ {netabare}草薙三佐と公安9課々長(荒巻)の出遭い(棺トラップ)、マムロ中佐不審死事件、記憶操作ウィルス、素子の陸軍501機関離脱{/netabare} ※約58分
border:2 Ghost Pain ★ {netabare}元カルディスタン派遣部隊々長(ソガ・カズヤ大佐)造反事件、公安9課独立構成部隊員スカウト(素子)、政府機密システム・パンドラ攻防戦、米国防省AI暴走{/netabare} ※約57分
border:3 Ghost Whispers ★ {netabare}素子の義体メンテ医師兼“恋人”アキラ、戦士の英雄(スクラサス)の正体、トグサ刑事スカウト{/netabare} ※約58分
border:4 Ghost Tears ★ {netabare}ハリマダラ社サイバーテロ、二重ゴースト保持者(スケアクロウ)、9課独立混成部隊正式発足{/netabare} ※約59分
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「あなたを保つもの」
ED 「じぶんがいない」(border:1)
  「外は戦場だよ」(border:2)
  「Heart Grenade」(border:3)
  「Split Spirit」(border:4)


===== 攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE (2015年4-6月) =====

第1話 Ghost Stands Alone 前編 ※border:4を分割
第2話 Ghost Stands Alone 後編
第3話 Ghost Pain 前編 ※border:1を分割
第4話 Ghost Pain 後編
第5話 Ghost Whispers 前編 ※border:2を分割
第6話 Ghost Whispers 後編
第7話 Ghost Tears 前編 ※border:3を分割
第8話 Ghost Tears 後編
第9話 PYROPHORIC CULT 前編 ☆ ※TV版での追加話であり新劇場版につながる展開
第10話 PYROPHORIC CULT 後編 ☆ {netabare}ファイアスターター・オリジナル捜し{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「あなたを保つもの」
ED ※第1-8話はOVAと同じ
  ※第9-10話 「GHOST IN THE SHELL ARISE」


================ 攻殻機動隊 新劇場版 (2015年6月) ===================

全1話 ★ 4.0 {netabare}藤本首相爆殺事件{/netabare} ※約1時間40分

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

押井じゃない!神山もいない!キャストも音楽も違う!だけど冲方丁が来たよ!つまりオイラが知る限り最高の攻殻だよ!

後に攻殻機動隊と呼ばれる『公安9課』のメンバーが一同に会するまでを、新たに書き換えた設定の元に描くという攻殻シリーズの【エピソード0】と呼ぶべき全4部作の第1話
今作では草薙素子、荒巻、バトー、トグサ、パズの5人が登場
各々のファーストコンタクトと、そして素子の旧所属である『陸軍特科501機関』が題材となっています










まずたったの全国20館の上映にも関わらず、あにこれ内でもまずまずの前評判
これには流石長寿作品ということで脱帽です
一方で、ネガティブな評価の多さに個人的には残念でしょうがないっす
【たぶん今年一番のアツイ作品になりそう!】というのがオイラの率直な意見だからです


既にGIS、SACといったアニメ化を経て原作者の手元を離れたと言ってもいいであろう『攻殻』という作品
そして今作は【第4の攻殻】と呼ぶべき新シリーズとなり、監督や脚本はおろか、キャストの総変更という大冒険に出ています


これは単純に好みなのかもしれませんが、このキャスト変更に関しては前向きに受け取ってます
特に主演のまーやはコドモトコも演じてるシリーズの常連
アップルシードのキャスト変更のときもそうでしたが、まーやを使うこと自体には特にデメリットを感じません
むしろ大正解、実に俺得(お
初めて攻殻に触れる人にもオヌヌメ


そして最もたる特徴なのが脚本の冲方丁の存在でしょう
攻殻シリーズらしい今作の事件のトリック{netabare}(電脳の記憶改竄、視覚操作){/netabare}、これを氏が得意とするサイコサスペンス調で描く様はこれまでのどのシリーズよりも手に汗握るスリルと興奮を誘います
(っていうかまんま『マルドゥック・スクランブル』なんですけどw)


犯罪心理やゴーストの在り処といった複雑で哲学的内容だった以前のシリーズと違い、映画らしいシンプルなドキドキを感じさせてくれるお話作りの今作
オイラは上映後にスタンディングオベーションを送りたかったくらいです



それと音楽
川井?菅野?いえいえ、それもええけど今作の劇伴はなんとコーネリアス
コーネリアスですよ!?小山田圭吾でしゅお!?
オイラの記憶によればエクスマキナ以来ですか
これがすげーんです、カッケーんすよ
エスニックな民謡でもブラックなファンクでもない、けどシンプルなエレクトロがこんなにも攻殻の世界観とマッチするとは・・・
灯台下暗しとはこのこと;


これに絡めてゆらゆら帝国の坂本慎太郎が作詞、小山田圭吾のサウンドプロデュースでsalyuが歌い上げる幻想的でアンビエントな主題歌もエンドロールでの心地良い余韻を生んでいます


こういった部分から攻殻を知らない人にこそ観ていただきたい作品だと言えます
サイバーパンクが流行らない昨今でこれだけの大作に出会えたことは感涙ですね


イイとこばっか語っていてもなんなのでツッコミどころをば・・・
なんと今作、完全義体であるはずの素子がシャワーを浴びるシーンがあります(笑)
これにはちょいと驚き
義体の取り扱い方が依然の作品の設定と違うのか、光学迷彩を装備していない点を見るとそもそも完全義体とは名ばかりで厳密には生身の部分が残っているのか
その辺は定かではない
ようはアレです、サービスカットってやつですか


あとマイクロソフトのタブレット型PCとコラボしたアニメCMが上映前に流れ、以前のシリーズを汚しかねないヘボいオマージュが多くて思わず吹き出しましたw
いくらなんでもあれはないw


ええでもまあ、タチコマの旧型と思しき新ガジェット(新キャラクター)の『ロジコマ』(CV:沢城みゆき)かわいいよぉ、かわいいよぉ


それに相変わらず日産車に乗ってますたね


キャラデザがどうのこうの言ってもそりゃ好みの差
黄瀬和哉、西尾鉄也、沖浦啓之・・・ってどうみてもいつもの攻殻です
1.5巻辺りの原作にも近いし、本当にありがとうございました!


今はとにかく次回作が楽しみでなりませんねー
(半年後らしいですけどねw)
次回以降の盛り上がり次第では今年のベストジャパニメーション!?
要注目ですぜb

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

がぶりえる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

SACの前日譚ではない!

書き直しです。+評価下げました。

もう一度言う。SACの前日譚ではない。「攻殻機動隊」と言うものの前日譚。

制作発表から期待度MAX。みんなの攻殻オワタなんて気にしないでwktkで待ってましたがこの出来。実に勿体無い。

まずは、以下、話題に上がってた問題点。

・声優について
SACシリーズでも、声優を変更しようとする流れがあったみたいなので、ここでの変更は自然な流れなんじゃないかと。SACシリーズでは演技にユーモアもありましたが、今回は、ちょいクールめ。でも押井映画みたいに渋くはない。違和感無し。

・キャラデザについて。
文句があるならマンガ1.5巻を買いなさい。士郎氏のキャラデザそのまんまです。素子以外。

・バックグラウンド、設定について。
SACとは別物。大事なことなのでもう一度言うSACとは別物。なのでSACの設定とは無関係です。無関係です。
それにSACだって人形使いが現れず素子が9課に残っているという設定の第3の攻殻ですし。第4の攻殻であるARISEでの新しい脚本は新鮮味があります。
それに士郎氏(原作者)本人も原作やSACなどの過去作の設定には飽きているらしいし、常に新しい物を創りだそうとしてる心意気スゴイは凄いですが…
海外ドラマCSIシリーズを見ましたが、確実にその影響を受けている。むりくりサスペンス仕立てに仕上げてる感が否めない。

音楽について
サントラ買いましたが、サントラだけ聞いてるととても良いんですが、正直この作品には物足りない。サスペンス意識しすぎ。

んで、感想
『劇場での衝撃』
先行プレミア上映で見たときは正直「おわった…」と思いました。上映が終わった後、一人放心状態でしたよ。作画は角ばっていて動きにスムーズ感がない。特に歩き方に違和感アリように覚えています(見ていくうちに小慣れて行きましたが)。。。背景と動画が合ってないじゃないか!(怒)

声優・キャラデザ・設定について特に違和感や不信感なく期待度MAXで見に行っただけに、まさか一番信頼を置いていた作画でのミスでつまづいてしまったのは手痛い。本当に力入れて作ったのか疑問が残る。

まぁSACシリーズも作画崩れてたので大体想像はつきましたけど…作画の描き込み量は劇場で流すほどのクオリティでは無かったですね。PSYCHO-PASSの作画クオリティに近い。

しかしVSライゾーとのアクションシーンだけは上出来。ぬるぬる過ぎてヤバイ。(2話ではアクション要素多めらしいので期待。)特にvsバトー戦の演出には鳥肌が立った。

ストーリーは問題の作画シーンのせいで初回ではあまりのめり込めず不完全燃焼。
でもでも。なんかじわじわ来て10回以上見ちゃいましたが、しかし見過ぎるとさすがに飽きますねこのストーリー。改めて見ると不満点はやっぱり残り正直「つまらない」と言わざるを得なくなりました。SACは押井映画のライト版だとするならばこれはスーパーライト版。

まあ出だしだしこんなもんなのか?
作画がんばれよ。(てっつん様がもう少し時間欲しかったとか言ってたようなー)

ロ…ロジコマだと…フチコマちゃんは恵まれない子。わすれないであげて。原作では猫口がかわいいんだから。

こういうのを作るなら素直にSACの3期やればよかったと思うし、原作準拠のオリジンを作るべきだったと思う。

押井映画やSACは何度見ても面白い。けどこれだけは何回も見るほど辛いことはない。

僕は攻殻機動隊が好きだ。だからこそ辛口レビューにならざるを得ない。
I.Gには少し失望した。2014/06/16日現在もうすぐボーダー3が公開です。もちろん見に行きますが、期待しないで観に行こうと思います。

初めて攻殻機動隊を見る方には受け入れやすいと思うがSACのほうがやっぱりオススメ。

以上 長文失礼しました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

61.4 3 バッキングで漫画原作なアニメランキング3位
テラフォーマーズ リベンジ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (270)
1477人が棚に入れました
西暦2620年。火星生まれの致死率100%の病原体、エイリアンエンジンウィルスのワクチン製造のため、
異常な進化を遂げた人間大のゴキブリ、通称「テラフォーマー」のサンプルを確保するべく、膝丸燈らは火星へと降り立った。
想定外のアクシデント、テラフォーマー達の猛攻を受けながらも何とか生き延びた燈達であったが、任務遂行の裏で人類同士の争いが勃発する…。
火星を舞台にした極限のサバイバル、その第2ラウンドが今始まる!

声優・キャラクター
細谷佳正、木内秀信、伊藤静、石川界人、KENN、小野大輔、たかはし智秋、豊崎愛生、石塚運昇、赤羽根健治、奈良徹、小村哲生、大原さやか、小野友樹、高橋英則、藤原貴弘、ささきのぞみ、石田彰、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

火星での戦いは混沌の泥沼へと変貌・・・

この作品は「TERRA FORMARS」の続編に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

地球上で猛威を奮い始めた致死率100%の「A・Eウィルス」は、先に火星に向かったバグズ2号が結果的に持ち込んでしまった予期せぬ事態が引き金になっていました。
治療薬を開発するには、たくさんのテラフォーマーの素体が必要・・・
これをきっかけにアレックス計画が立ち上がり、肉体強化手術が施された100名の乗組員が火星に赴く事になりました。
しかし、火星のテラフォーマーは人類の予想を遥かに超える数と能力で立ち向かってきたのです。
人類が取る道はただ一つ・・・生きて素体を地球に持って帰ること・・・
そんな人類とテラフォーマーとの熱い戦いの物語・・・第2弾です。

前期からテラフォーマーに相当苦戦を強いられている・・・という印象を強く持っていましたが、今期を完走して振り返ってみると、前期は小手調べに過ぎなかった・・・と言っても過言では無いと思います。
火星に送り込まれた人類の選択肢は一つしかない・・・その筈なのに、それ以上に人間ってしたたかで狡猾だったんです。
そしてそれはテラフォーマーも一緒でした。

圧倒的な数で迫り来るテラフォーマー・・・対する人類は100人いますが、全員が戦闘員ではありません。
数的不利を支えるのは、施された強化手術による個人能力アップ分以外は気合や使命感といった気持ちだけ・・・だから気持ちを一瞬でも切ったらテラフォーマーの手にかかって殺されてしまう・・・

前期でも沢山の仲間の尊い命が奪われてきました。
だから、もう誰ひとりとして絶対に失いたくない・・・
こんな時こそ一致団結して有事に臨む必要があると思うのですが、人間はどこまでも愚かでした・・・
戦場から遠く離れた地球で勃発した国家間利益の争奪に向け、水面下で様々な工作が施されてきましたが、その刃は火星にも向いていたのです・・・

結果的に火星で何が起こったか・・・それは裏切りによる訣別でした。
人類の敵はテラフォーマーの筈なのに、どうして火星に来てまで人類同士で喧嘩しなきゃいけないの・・・?
組織が分かれるという事は、個々人に対する脅威のリスクも跳ね上がるのに・・・
こんな事ばかり繰り返すから、地球から戦争が無くならないんだ・・・
確かに自国は大事です。でも、いつ何を優先させるべきかは、現場の第1線が判断しないと・・・
「事件は会議室で起きてるんじゃない・・・現場で起きているんだ!」
という声が飛び交うのをちょっとは期待しましたけれど・・・なんかとっても残念です。

そして事態は更に最悪に向けて転がり落ちていきます。
テラフォーマーが知恵を使い、組織間で連携しながら人類を襲ってくるだけでなく、バグズ2号で生還できなかった人類の人体改造手術を手に入れ、テラフォーマー自身を強化改造していたのです。

これまでも十分過ぎるくらい強い相手だったのに・・・
火星に送り込まれた人類はどれだけ苦しまなきゃいけないの・・・?

正直視聴していてちょっと辛かったです・・・
火星に来た人は、大なり小なりこれまで背負ってきた重荷に報いようと危険も顧みず真っ向から勝負を挑む勇敢な集団なんです。

ボロボロに傷ついても身体は戦う事を諦めません・・・
その瞳に映っているのは敵の姿ではなく、走馬灯のように駆け巡るこれまで大切にしてきた唯一無二・・・
「そうだよね・・・まだ諦めちゃ駄目だよね・・・」
人間のどこにそんなパワーが秘められているのか分かりませんが、次の瞬間、一矢報いるため渾身の一撃を放つ雄姿が目の前に広がるんです・・・
それを放った後どうなるか・・・そんな事を考えている人は、きっと誰もいません・・・
自分なりに約束を守り使命を全うする・・・そんな姿に何度も目頭が熱くなりました。

物語の展開としては今期の方が容赦がありませんでしたが、その分物語が秘める熱さも前期以上だったと思います。

オープニングテーマは、聖飢魔IIさんの「荒涼たる新世界」と「PLANET / THE HELL」
エンディングテーマは、Zweiさんの「Red Zone」、Fukiさんの「Strength」、そしてnaoさんの「Revolution」の3曲が使用されました。
閣下の歌を聞くのが久しぶりだったので、懐かしさを感じちゃいました。
エンディグはどれも格好良いですが、一番はnaoさんの「Revolution」です。
曲も然ることながらnaoさんの歌声が抜群に可愛いんです。

1クール全13話の作品でしたが、物語は完結していません。
膝丸 燈とミッシェルさんをちゃんと地球に生還させるまで、この物語は終われないでしょう・・・
原作のストックが無くなったのでしょうか・・・?
いずれにしても続編の情報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

バトル最中でENDだった一期からの続きです! 

前作が非常におもしろくて楽しみにしていました。
これが終わるまでコミックも読まずに我慢する予定。

火星由来の謎ウイルスにより、地球の人類が危機に瀕している未来。
病原体の謎解明のために火星に送り込まれた隊員たちと
二足歩行するゴギブリ軍団との戦い!

一期であらかた説明し終えてますし、あと謎らしい謎といえば
地球の誰が裏切り行為をしてゴキブリたちを操っているのか…ですね。

まぁ、この作品は怒涛のバトルシーンで魅せるアニメだと思うんで、
深く考えずにアドルフ級の熱いシーンがまた見られることに期待します!

てか、少しキャラが少しエロ要素はいってきましたか?
ミシェルさんとの絡みが少し楽しみになってきましたw

以下、ネタバレ

1話~ 気絶しながら手の平は…今度のテラフォはこれでいくのか?!
{netabare}
1期の終わり方が、ばりばり戦ってる最中だったんですが、
まさにその渦中で再スタートとなりました。
蘇る記憶! わくわくしますね~。

なにげに主人公とミシェルさんとの絡みが変わってますね。
sとmな関係だったはずが、深いところでつながりはじめてる?
説明によると、なにやらこの2人は特別種らしいんで、
火星のイブとアダムみたいになるのかな?という妄想をしつつ~

目的のサンプル集めも終わり、今度は火星から飛び立つ段階に。
しかし、生き残った隊がどれだけいるのか。
また、どれくらいの時間を待つのか。
連絡がとれないだけで見捨てていけるものだろうか。
{/netabare}

2話~ 近年ハリウッドは中国を悪者にしない方向らしいですが
{netabare}
ついにきました裏切り者解禁回。
もっと引っ張るのかと思っていたけど、これは早いですねw

ネタバレしますが、これがアジア系チームを率いる中国の隊長さんでした!
ランキングでは44位とふるわないけど、知力系なのかな?
やたらとトラップ使いそうだし。

そしてミシェルさんがファースト世代のDNAを継ぐ唯一の生き残りだとかあったんですが、
突然すぎてよくわからないままスルーしました。
最初のだと貴重なんですかね? よくわからんです。が、視聴続行します!

そういえば先日ニュースで、最近のハリウッド映画は中国資本の影響が強くて、
昔みたいに中国=悪の国家のイメージにはしていないってのを読んだんですが、
テラフォはやりますねw
{/netabare}

3話~ カニ対タコとかw まとめ記事の見出しだけで笑えますw
{netabare}
基本的に話しが進展しないんで、あんまり書く事もないんですがw
ロシア組VS中国組のバトルが続いております。

カニ対タコ! 某まとめ記事の見出しに書いてあって、すぐにぴんときたあなたはもう立派なテラフォーマー。
寺フォーエバーだと住職になっちゃいますがw

とりまロシアと中国が裏で手を組んでいたってことが判明。
え?ロシアもなの? 
どうして裏切ったのかよくわからないけど、まぁ、いいかw

いまだ決着つかずなところへゴキ集団が大挙して搭乗。
それが雲霞のごとき大集団で、日ごろ彼らは何を食べてるのか不思議に思うレベル。
だって火星に食料らしい食べ物みたことないし。

恐れるべきはゴキたちの学習能力で、リーダーが手ほどきしながら小さなゴキブリたちに
戦いを教えてるんですよね。
それが言葉にするとジョージジョージいってるだけなんですが理解できてるっぽい不思議。

中国がいろいろと情報を壁面に描いてゴキブリたちの教育をしたってことなんですが、
これもアウトブレイクカンパニーみたいに萌えアニメ書き残しておいたら軟弱なゴキブリになったのかな?
なんてつまらないことを思ったりして。。。
とりま来週はミシェルさんたちも合流しそうで、さらに話が進展しそうです。

てか、とかく映画版の酷評が話題になっててかわいそうですね。
映画批評でしたか? 100点満点中で5点だそうですからね。
5点とか!

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

個人的には割と楽しめたものの…世間的に(一期の)リベンジ失敗なのかな?

 てかリベンジって一期の失敗からのリベンジって意味だよね?(たぶん違う)

 個人的には一期は、ただただ暗い(内容だけでなく画面も薄暗い)アニメって印象があって、慶次のエピソード以外何も惹かれなかったのですが…二期は良くも悪くも色々変わっていましたね!
 
 (個人的に変わってよかった点)
・画面が明るいから精神的に鬱になり過ぎず観れる。
 内容的には同じ原作なんだし、そこまで変わってないと思うんですが、だいぶコミカルに変化したように感じました。鬱っぽさが減ってだいぶ見やすくなった感。一期は終始画面が薄暗くて正直きつかった。

・聖飢魔IIによる使い分けられるOP
 ぶっちゃけ笑いました。Gが主人公みたいなバージョンのOPがあって…(笑)
 しかも凄く面白い曲で…癖になります。「今回はどっちのOPだろう」なんて楽しみになるレベル。一期よりOP好きでしたし、EDもいろんなバージョンがあって面白いです。OPは要チェックですよ。

・回想がやや少なくなった??
 気のせいかもしれませんが、テンポを悪くしていた回想が二期は比較的少なく感じ、しっかり物語に集中できた気がします。

 (悪化した点)
・作画の雑さ
 動きとか顔とか作画のレベルはかなり下がった感があります。明るくなったのは凄く評価するけど、基本的に作画に力は入っていないかと。

 全体的により大衆向けのチープな作品になった気がしますが、個人的にはむしろこっちの方が楽しめました。怒る方もいて仕方ない作品ですが…

以下項目別評価

キャラ:特に好きなキャラは一期に引き続き慶次君(Cv.小野大輔)ですね。
 彼がモテるのは必然かと。(殴られっぱなしのシーンはどうかと思ったが…)
 あと、一期でほとんど誰も好きなれなかったのと比較して、結構愛着の持てるキャラが増えた気がします。キャラが死にづらくなって、個性が立ったからかも知れません。中国チームを含め、案外好きなキャラがいました。

物語:キャラに興味を持てたからか、物語にもなかなか引き込まれました。
 普通に次週が気になる感じ…やっぱ一期より面白くね?

声優:私の好きな石田彰さんも出ましたし、豪華かつ演技も良い感じの作品でした。

作画:明るくなった点以外は評価できない…。

音楽:OPが特に好きでした。映像を含め。

 個人的には気になるし三期欲しいです。良い作品とは思いませんが、私的に嫌いじゃない作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

61.4 4 バッキングで漫画原作なアニメランキング4位
攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone(アニメ映画)

2014年9月6日
★★★★☆ 3.5 (129)
715人が棚に入れました
戦後復興の兆しある2028年冬――。国外カルテルの利権を巡るデモ活動が激化するニューポートシティで起きた警備の機動隊による無差別発砲事件。全てはファイア・スターターによる電脳感染が引き金だった。草薙素子率いる独立攻性部隊は己の正義を自らのゴーストに委ねて事態の制圧を図る。事件の裏に潜む“ブリキの少女”エマと“カカシの男”ブリンダJr.。事件を追う草薙はその二つのゴーストが求めるものに迫る――。

ストン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっと難解だった。

前回のラストでトグサをスカウトし、
公安9課のメンバーがやっと揃った。
でも、この時点ではまだ公安9課とは別の、下請け組織のような扱い。

水資源を取り扱う大企業ハリマダラ社が、
海外との水資源の貿易に関する発表を行うパーティ場面から始まる。
水資源の取引に反対する一般市民がビルを包囲しデモをしていた。

このパーティでテロが起こるであろうという素子の読みで9課の面々が張り込む中、
ウィルスによる大規模電脳ハックが発動し、機動隊が暴走しデモ隊に発砲する。
それと同時に、亡命を口にしたハリマダラ社のトップを素子が始末する。

大惨事となった状況の中、一人の少女が重要参考人として保護される。

その少女を軍に移送することになり、
素子は少女の電脳に潜り込む。

そこから見えてくる政府・軍・企業の闇。
いったい大規模同時電脳ハックを行うウィルス「ファイア・スターター」とは何なのか?

あとは見てのお楽しみということで。

てかね、こう書いたんだけど、
正直言うと1回見ただけではオレには完全に理解はできませんでした^^;
なんだか話があっち行ったりこっち行ったりで、
結局ファイア・スターターを作ったのは誰だったのか、
誰がブローカーだったのか、
よくわかんなかった。
もう一回観れば理解できるのかなぁ・・・?

それとも、次作への伏線なのかな。

まぁ、とにもかくにも、これにて素子の組織は正式に公安9課に組み込まれることになって、予算や装備に関して充実することとなりました。

せっかくだから今回のサイトーさんについてですが、
やっぱりほとんど寝てましたねw
某グリザイアの風見雄二は「スナイパーの仕事の9割は暇つぶし」的なことを言ってたけど、
サイトーさんはそれを寝て過ごすという訳か、
合図があったらすぐ反応してるから寝たフリなのかもしれんけどさ。

最後に、クリスマス帽を被ったボーマがちょっと可愛かった(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

シリーズ完結?オマージュだらけで公式パロディみたい(笑)

前作でファイアスターター=陸軍所属時代の素子という事実が明かされたがファイアスターターの後継者であるツダ・エマと呼ばれる少女と共に軍部の思惑は闇の中に


今作は乗っけからゴーストハックによる大量虐殺が発生
素子率いる部隊は独自に大量虐殺の実行犯であるツダ・エマを確保するのですが、彼女の義体の中には全く別人のゴーストが共存しており、世にも珍しい二重ゴーストの持ち主でありました・・・
彼女を通して描かれる、人類の電脳化への警鐘が今作のテーマです


『ARISEシリーズ』のキャラクター総出演で迎える完結編ですが、今作の後に新作映画の公開が2015年に決定されたので『ARISEシリーズ』はここで一時完結としながらも、素子が正式に9課へ配属されていない点など次回作への伏線は未だ残されており、正直言ってお話の“繋ぎ”である感が拭いきれません;


1つの義体を共有する2つのゴーストが登場する
ラスボスが多脚戦車
素子とバトーがボートの上で2人きりに


などなど、ぶっちゃけ『GIS』のオマージュ・・・というかパロディみたいのが多いためネタとして観るとかなり面白いです
ちなみにスタッフに工藤進が加わったため奇しくも『マルドゥックスクランブル』のタッグが再結成される形となりましたが、border:1とか2の方がよっぽど『マルドゥック』してたと思います
それとクリスマスパーティーには噴き出しましたw


個人的にはborder:1や2はとても面白かったので素直に次回作へ期待、という気分ですね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

確かに区切りが悪い(汗)

まぁ1時間×4話で各々の1話が中身テンコ盛りですからショウガナイのかもですが、だったら最初から全6話なり7話にすべきすわね(汗)
{netabare}
まぁ軍に端を発した偽りの記憶を利用した犯罪の終焉と二人のハッカーの新しい生のカタチの選択という区切りではあるので、私は素直にハイ判りましたと受け入れますけど。
んでも、評価甘々な私でもちと消化不良には感じると言うか。
続き見ざるを得ないじゃないですか。メンドクサイの嫌いなのにw
 一応、見る以上はシリーズを楽しみたいとは思ってるのでネタバレ・考察は見ないで視聴してますが、プロジェクト2501"人形遣い"とは繋がらない独立したストーリーとして新劇場版で締めるんでしょね?
そこに繋げちゃうんだとしたら"新鮮味の無いシリーズ"という評価が有るのも納得せざるを得ないかもですね。
{/netabare}

前三話と違っていきなり抽象的なセリフ多発で難易度上ったなと思いましたが、ラストで律儀に説明入れてくれる点では制作側の良心感じますわね。

 個人的にはARISEというシリーズにさほど不満は無いです。今のところ。
イマイチ人気無いのも、まぁそうよね とは思いますが。
原作の1.5巻の路線を原作者自身が「この路線なら誰でも続きが書けるし、自分がやる必要はもう無い」と書いてる訳ですが、ARISEはまさにその路線な感じはしましたです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

52.7 5 バッキングで漫画原作なアニメランキング5位
EX-ARM エクスアーム(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.3 (125)
328人が棚に入れました
2014年、機械嫌いの高校生・夏目アキラは自分を変えたいと思い一歩を踏み出す。が、突如とトラックにひかれてしまう──。そして2030年。東京港湾部、未知の兵器「EX-ARM」取引現場に潜入した警察・上園美波とアンドロイド・アルマのコンビを、「EX-ARM」No.08を装備した敵が襲う。彼女たちは起死回生を賭け、敵から奪った「EX-ARM」No.00を起動させるが……!?

声優・キャラクター
斉藤壮馬、小松未可子、鬼頭明里、浪川大輔、上坂すみれ、石川由依、八代拓、左座翔丸、小林ゆう、富田美憂、新井里美、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

みんな目が死んでる~

3話までの感想{netabare}
原作未読、前情報一切ナシ。
視聴した瞬間の第一印象は「お?忍者コレクションCG導入したんだ」。
うん、まぁ作画っていうか映像クオリティは酷い。
思い切ってフルCGなら“RWBY”みたいに「この世界はこういうもの」と、抵抗あるかどうかは別として没入できそうなところを中途半端に挟まれる手描きアニメがそれを阻止する、素に返る。
ってか手描き部分が標準レベルのアニメで、そこはCGに合わせて死んだ表情にすれば多少は違ったんじゃないかなー?
まぁRWBYに比べたらアクションもガッタガタでとても見てられない部分もあるんだけど…2話のヘリなんてもうなんだよと、劇場版ゴルゴ13かよと。

けど、あくまで個人的にはだけど、“ジビエート”よりは随分マシ。
ちゃんとした原作のあるなしの違いなのかな?ストーリーや台詞の掛け合いは普通に出来ている。
ジビエートなんて内容スカスカで30分もたないから会話の途中に妙な間が空いたり、カーナビやカレー等のお寒い尺稼ぎしたり、アップ多用で位置関係が謎だったりしたもんだけど、こっちではそういうことは…無い、多分。
先述の2話のヘリも、作画スタッフのアレ加減を見て急遽差し替えたような感じで、コンテ段階まではマトモだったんじゃないかな?と予感させる。
どのシーンを切り取るか、どのシーンに何秒取るか、そういった辺りは普通に出来てて、それに作画が追いついてないだけな気がする。
その…酷いこと言っちゃえば、画面見なければ楽しめるかも?
ジビエは画面見なくても不愉快だったからね、この差はデカいんじゃないかなー?(物凄い底辺の争いではあるけど)

一番残念なのは、アルマって“ビートレス”のレイシアや“プラメモ”のアイラみたいな役所ちゃうん?
もっと突っ込んで言えば“楽園追放”のアンジェラ的な、「なんでそういうキャラってレオタードなの?」「いいんだよ!好きなんだから!!」と押し通す熱意が画面からは微塵も感じない。
…って、これ中国スタッフが大きく係わってんの?意図的に扇情的な描写を避けてる?キスシーンが全然嬉しくないのもそれ??ま、まさかね…。


んでストーリー。
死んで目が覚めたら異世界に転生ではなく、脳だけになって未来に飛ばされてました。
エクスアームっていう異能を巡って犯罪が横行してるらしい。
んで主人公はハルモニエ使いで“ビッグオーダー”みたいな夢をちょいちょい見てるんだってさ。

ワザと投げやりな書き方したけど、実は結構好きな設定だったりw
3話なんてメイドロボがギュケスに乗って襲ってきたのでブリアレオスを駆って対抗だー!ってところでのヒキで、抑えるところはチキンと抑えてる…と思うんだよなぁ。
予想としては事故死した弟を蘇生させようと研究してたらエクスアームってのが開発できちゃって、封印してる間にアンドロイドの実用化まで技術が進んだ、とか?
果たして主人公は肉体を取り戻すことができるのでしょうかー、ってところが見所になると思うのだけど、果たしてアニメがそこまでやるかどうかは知らない。
ブリアレオスがメインボディで固定化しちゃったら面白さ半減するかも。{/netabare}

4話感想{netabare}
一度交わした約束を頑なに守るのが美徳とするなら、一度受けた指令を実行し続けるロボットはある意味人間なんかより尊い?
というテーマはありがちっちゃありがちだけど、やっぱり良いもんです。
今回のメイドロボがそれだったって話で、しかも元人間の主人公が暴走して人ならざるものになりかけたのを電脳世界?から連れ帰って来れたのが皮肉にもアンドロイドのアルマだったといのもエスプリが効いてる。
どこかで見た話とはいえ映像が他に類を見ないので独自性を感じる…ってのは好意的過ぎ?9割嫌味ッス。
いやホント映像は酷い。
そんなでも戦闘シーンにしっかり尺を取ってて、比較に上げるのは悪い気がするが戦闘シーンをカットするのをカッコいいと思ってそうだった“ノーガンズライフ”よりも好感が持てる。
ってか無理にでも戦闘シーンを入れるこのノリは…香港映画の流れ?なんかそれっぽさは感じる。
また、ただドッカンバッキンを続けるのではなく逆転送や衛星ズラしてGPSの座標を変える等、攻略の道を切り開く辺りも…これまた比較に上げるのはアレだけど、ほぼ1話戦闘に使っといて結局力押ししかしてない“蜘蛛ですが~”の4話よりも全然面白い。
やっぱコンテまではマシな作りなんじゃない?というか原作がよく出来てるのか??

で、上でも書いた様に原作未読なワケだけど、表紙を見てみた限りとっても士郎正宗wそれは構わない。
アップルシードのブリアレオスみたいなのはオーガって名前らしいが、いっそ開き直ってヘカトンケイレスで良かったんじゃ?とさえ思えるw
原作がマトモでお約束をしっかり守るのであれば…今度こそ多脚砲台を期待していいのかな?
やっぱクライマックスにデカブツは欲しいところで、映像はどうであれ話の方だけでもやって欲しいなぁ、と。

まぁその…原作者はスタジオ訴えていいんじゃね?{/netabare}

5話感想{netabare}
伝えたいことを文章だけで表すってのはホント難しい。
ってことで「文章だけ」は諦めて、「これ見てくれたら簡単に通じるかな」というのがあったのを思い出したので貼ってみる。
他にもっと参考になるモノが転がってそうな気もするけど、ここに貼っていいものかどうかワカランし、公式が上げてるヤツってことで──

モンストアニメができるまで-アーサー編-【モンストアニメTV】
https://www.youtube.com/watch?v=sIvCC8GtJow

全部手描き・CGと手描きの合成・フルCG作品とで工程違うし、現場や規模によってもまた違う(特にこういったのが公表されるのは劇場作品が多いと思うのだけど、劇場版はTVアニメへの参考としては…)のであくまで話のネタ程度に留めておいて欲しのだけど…。
エクスアームはここでいうレイアウトアニメーションを見させられてる気分。
ゲームの開発段階で「そこに村人が立ってる」って場所に、村人グラが完成してないので仮のオブジェクトを配置してる感じ(と言った方が通じるのかな?)。
当然「未完成品を見せるな」という主張は尤もだし否定はしないけど、「レイアウトアニメーションとしてはよくできてる」というのが個人的な感想。
何度も比較に上げてアレだけど“ジビエート”はコンテ撮の段階からおかしい、作画をどんなに頑張ってもどうにもならないクラス。
作画崩壊で有名な“いもいも”はコンテ撮まではマトモだったような気がする、指示がいい加減だったか上がった原画が指示通りじゃなかっただけのような?
同じく作画崩壊で有名な“はてなイリュージョン”はコンテ撮からおかしかった上に急遽差し替えが発生したかの様。
一方、作画は頑張ってるけどレイアウトがダメダメと感じる作品は枚挙に暇が無く…分かり易い例ではキャラがワープするとかカメラに映ってない間はフリーズしてそうとか。
──と、完成品の出来の良し悪しだけじゃなく、工程のどの段階からどうだったのかを想像するのもアニメの楽しみ方としてはアリでは?と思ったり思わなかったり。
まぁ事実は関係者しか分からないんだけどねー。

とはいうものの5話はちょっとフォローし切れんかも。
内容は悪くないのだけど、お色気シーンはやっぱ当局からストップがかかってるのかな?
アルマを轢きかけたトラックが画面外で処理というカメラアングルで、これはモデリングが間に合わなくて急遽変更した?(ロイヤルリムジン使えばいいのにw)
そしてなんといってもアクションシーン、もう、うん、もう…「画像は開発段階のものです」「お使いのテレビは正常に作動してます」と画面にテロップ出しておいて欲しい。
画面に映ってる絵がおかしいだけで間の取り方はマトモなのでMMDで作り直した方が完成度高いのが出来そう、誰かやってくれんか?モデリングからやり直しで。


それと…これは考えすぎだとは思ってるけど、それでもやっぱり言わずには居られない。
日本アニメの評判を落とすために中華が仕掛けてきたんじゃないか?
そこまでではないにしろ、原作潰しを狙ったんじゃないかと邪推したくなる、だってこれでちゃんとした“エクスアーム”のアニメ化は無くなったでしょ。
失礼なこと書くけど台無しにしても構わない程度の原作なんて他にもっとあるし、かといってスタジオ変えて作り直しするほどこの原作が超人気って訳でもなさそうだし。
指差して「クソだクソだ」と笑い飛ばして終わらせてしまうだけでいいのか?とちょ~~っと心のどこかに引っかかりを覚える。
更には“鬼滅”の大ヒットで、それまでアニメに係わったことのない企業が首突っ込んでくる可能性もあるワケで、なんともかんとも…。
考えすぎであって欲しいけどね。{/netabare}

総評{netabare}
アニメを作る工程の、どの段階でアレだとこうなってしまうのか。
それを探るには良い教材だったと思う。
要はコンテ撮?Vコン?そこまではしっかりと作られてた…ような気がする。
最終工程の「仕上げ」がキレイなだけでシナリオやコンテがヘンテコな作品よりは見れるんじゃないかなー?と。
言い方変えれば「画面は開発中のものです」として、完成品を想像しながら見る分にはそこまで変ではなかった。
…。
とはいえそれも中盤まで。
台本ではどう書かれてるか知らないけど「ハッ」だか「ウッ」だか、息を呑む・ハっとする時に出す声、これが中盤以降妙に増える。
場繋ぎのテクというか急場しのぎというか…作画が間に合わない影響がとうとうコンテ・台本にまで及んでしまった、そんな雰囲気が漂ってきてガックリ。

話ちょっとズレるけど、糞作画だった放送版を円盤で修正した例(最初から放送と円盤では違うってのとは別)っていくつか見たけど、基本直すのは作画だけでコンテ・レイアウトの段階から~ってのは私は知らない。
ましてや台本(セリフ)を修正ってのは無いんじゃないかな?私が知らないだけ?
で、大抵作画が糞な作品ってのはそれに合わせた「手間のかからないコンテ・レイアウト」になってるモンで、例えば──。
巨大な戦艦が登場してキャラクターが「なんて巨大な船なんだ」と呆気に取られるシーンがあったとして。
戦艦がどれだけ巨大か見せるシーン──町のビルと戦艦を同じ画面に入れて対比を見せるとか──を描く手間が無くて、ひたすら呆気に取られてるキャラの顔だけを映すことで誤魔化しました、と。
そこのキャラの顔が作画崩れてたってことで後で円盤で修正したところで「どれだけ戦艦が巨大か見せるシーン」が省かれたことには変わりが無かったり。

で、話を本作に戻すと、中盤以降は「想像上の完成品」も限度が知れた感じになってしまいました。
「ハッ」や「ウッ」の間の取り方だけでなく、ストーリーの方も…いやでもこれはどうなんだ?原作からこうなのか?
ユグとか登場しても一体何が出来るのかまだよく分かってない(キャラの掘り下げが浅い)状態で「もうよく知ってるでしょ?」って体で話が進んだり、アルマがプログラムを書き換えられて敵に寝返ってもそこまで思い入れが無いので「な、なんてこった」とは思えず「ふーん」としか感じなかったり。
一癖もふた癖もありそうだったオークション参加者(※)があっさり退場したり、イリヤ博士が目覚めた必要性や議事堂に突撃した課長の安否など、投げっ放しに感じるシーンもチラホラ。
話を複雑にしようとして複雑に出来なかった感。
なんか…週間連載漫画で「次回で打ち切り」ではなく「あと4回で打ち切り」ってなった時の畳み方を彷彿とさせる、この原作がどうかは知らないけど。
アニメは無理やり話を詰め込んだ?掘り下げが浅いというか必要なシーンがスッポ抜けてる気がする。

とはいえ、多脚砲台が出たりハッキング能力で〆たりとお約束はしっかり守ってて、エンタメとして軽く流して見る分には楽しめると思う。
少なくともノーガ…ノーガン…いや言うまい、あれよりは面白い、作画班入れ替えて欲しい、もしくはキャラがみんなニヤけてるから炎炎と…ゲフンゲフン。
但し軽く流して見るには作画がねぇ…「完成品を想像して」って集中力が要るワケで、ここで思い切り矛盾が発生w
いやぁ誰向けになるんだろう?



初登場時は手描きだったのにその後CGになるキャラが居て、「手描きのキャラはモデリングが間に合わなかった脇役だろう」という先入観を良い意味で裏切られました。
現場がゴタゴタしてたせいの偶然だろうけど、これは面白い副産物だったと思う。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

つまらない理由はCG(だけ)ではありません。元々の話が駄目です。

 アニメの研究としてあまりに酷評されるので本作を視聴しました。原作もチェックしました。

 脚本そのものは原作を端折って省略した感じですね。原作はエロシーン満載なので、まずその関係はバッサリいっています。また、肝心の犯人等を捕まえるためのプロセスに省略が多いので、原作が好きな人には不評になるかもしれません。
 ですが、私は原作そのものの出来がSFあるいは脳だけになった主人公の冒険譚としてはいかがなものかという出来でしたので、あんまり脚本に不満を抱きようがありませんでした。
 要はエピソードの一つ一つの作り込みがSFとして、あるいはストーリーとして原作の時点から甘いので、省略してくれたアニメ版もそう悪くはないかなあと。

 原作は要はエロイねーちゃんたちと、ドンパチやりながら最後はボスキャラと戦って…みたいな話でした。設定そのものもEXARMという「謎」と主人公の能力とかキャラ設定みたいのが全然しっくりこない感じで、ハッキング最強理論的なご都合主義に見えました。
 ですので、正直どっちもどっちという感じです。結局EXーARMという設定そのものが、まあ、未知の技術だったので、謎解きの深みがないです。


 CGですが、ひどいというのはわかります。プレステ2くらいの時代ならみんな喜んだかもね、という感じです。が、この物語の面白さがCGで台無しになったかといえば、先ほど申し上げたとおり、マンガ版も好みのストーリーではなかったので、そういう感じはありません。

 マンガ版の良いところは圧倒的な画力といいたいところですが、マンガ版の造形がCG的であまり堪能したいような個性を感じないので、そんなもんか、という感じです。

 絵柄に個性がないだけでなく、SF的な発想も画面からは感じられません。
 例えば黒い球体が出てきて街を飲み込む画って、どれだけ今まで描かれてきたでしょうか?脳だけ取り出してトランクに入っているって…あの多脚戦車的なものとか、どっから持って来たかは明らかです。ブラックジャックのシーンとか、機械を取り込んで大きな身体になるとか、ラストの宇宙空間で地球を見ながら終幕とか…まあ、オマージュと言っておきますが、出典をほぼ全部言えるような画面ばっかりです。
 つまり、原作の段階からオリジナリティが無いと言いますか、SFで大切なセンスオブワンダーを感じないと言うか、どこかで見た画、どこかで見た設定を組み合わせているだけでした。

 また人物もヌードばっかりですが、原作のヌードにはまったく色気がありません。ヌードのためのヌードで、100点満点で5点という感じです。その意味ではまだアニメCGのほうが100点満点で12点くらいの色気はあります。


「けものフレンズ」で分かると思いますが、CGが酷くても話が面白ければ面白いのです。それはアニメもマンガも一緒です。
 このアニメはSFとして流し見するにはそんなもんか、というレベルでは見られました。マンガ版を不当につまらなくしたのか、といえば、あまり違いを感じなかったという感想です。つまり、CGが酷いのではなく、話がもともと面白くないというのが本作の評価でしょうか。


 本作に関しては「CGひどい」という風評(とはいえ事実ですが)ありきで、批評されることが多いですが、つまらない原因はそこ(だけ)ではないと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

超常兵器犯罪バトル

この作品の原作は未読です。
みかこしや、あかりんが出演されると知り視聴を決めた作品でしたが、あかりんの演じているキャラがエンドロールを見るまで分からなかったのが唯一の心残りでした…^^;


2014年、機械嫌いの高校生・夏目アキラは自分を変えたいと思い
一歩を踏み出す。が、トラックに轢かれる──。

そして2030年東京港湾部、未知の兵器『EX-ARM』取引現場に
潜入した警察・上園美波とアンドロイド・アルマのコンビを
『EX-ARM』No.08を装備した敵が襲う。彼女たちは起死回生を賭け、
敵から奪った『EX-ARM』No.00を起動させるが…!?


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

完走後にwikiをチラ見して知りましたが、原作の連載は既に完結しており、全14巻全98話で構成されているそうです。
今回はその中から12話分をチョイスしてアニメが制作されたようですが…
何と贅沢な原作の使い方をするんだろうと思いました。
最初と最後と間の幾つかの物語を抽出し、後は全部バッサリと切り捨てているのですから…

まぁ、私は原作を知らないのでアニメを見ていて違和感はありませんでしたが、原作者や原作のファンの方は複雑な心境だったのではないでしょうか。

確かに視聴していて違和感はありませんでしたが、唐突感はあったように思います。
物語の脈絡…というか物語同士の繋がりが希薄というか…

それに、伏線は完全に回収されていなかったと思います。
例えば、主人公の夏目アキラですが、彼は交通事故に遭ったところまでは理解できるのですが、その後、どうしてああなってしまったのでしょう。
公式サイトのキャラ紹介欄では「自身の失った記憶と身体を取り戻す」ため色々行動すると記載されていますが最終的にこの本来の目的には遠く及ばなかったのではないでしょうか。

一方で、バトルシーンは迫力があったと思います。
3DCGを駆使した、さながらマトリックスを彷彿させてくれるような感じ…
個人的な好みの分かれるところだと思いますが、私的には全然OKでした。

オープニングテーマは、AIRFLIPさんの「Rise Again」
エンディングテーマは、Dizzy Sunfistさんの「Diamonds Shine」

1クール全12話の物語でした。
もう少し尺を取ってそれぞれの物語を補完し合えば、もっと評価の変わる作品だったのではないでしょうか。
個人的には総じて楽しませて貰いましたが、強いて言うなら物語の構成が少々残念だったように思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
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