バトルロワイヤルでラノベ原作なTVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番のバトルロワイヤルでラノベ原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 バトルロワイヤルでラノベ原作なアニメランキング1位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (926)
4449人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

そうです君は ピンクの弾丸♪

時雨沢恵一氏による原作外伝小説は5巻まで購読中。


以下、放送開始前の勇み足長文↓

【期待】これは『SAO』であっても、『SAO』ではない――銃の世界『GGO』にようこそ

長いので折りたたみw
{netabare}
川原礫氏による本編では「ファントム・バレット編」の舞台となった、
銃火器をメインにした仮想現実(VR)ゲーム「ガンゲイル・オンライン」での、
チームバトルロイヤル大会の模様などを描く。

原作者が違う。キリト、アスナたちが出ない。
に止まらず作品における仮想ゲーム世界の位置付け
という根本から異なる外伝作品だと思います。


『SAO』本編においてVRゲームは近未来、仮想現実と現実世界が一体化する可能性
という、主題の掘り起こしに使用される題材。

そもそも実は日常のゲームプレイシーンの描写は意外と多くありません。
(日々のゲームプレイをメインにしたのはアニメで言えば2期の「キャリバー編」くらい?)
むしろゲームの通常運営から外れた事件、超越したイレギュラーキャラ……。
こうしたゲームプログラム等から逸脱した非日常を突破口に、
仮想現実と現実世界をつなぐテーマの具体的な例示を探る
プロット構造になっていると思われます。


一方、本作の原作において、VRゲームとはあくまで銃によるバトルを思う存分、表現するフィールド。
これまで『キノの旅』など数々の銃を武器にした作品を世に送り出してきた原作者が、
仮想ゲーム世界ならば、銃規制なども気にせず、
心置きなく、銃火器をぶっ放すことができる!
そう言わんばかりに、ガンマニアの歓喜がページ全体から迸っているのでありますw

時雨沢氏は短編等では物語を割と簡潔にまとめる方ですが、
こと銃撃戦となると長文化する傾向がありw
この原作でも各種銃火器の設定説明、銃知識も交えた戦場描写の詳述などに、
多くの紙幅が割かれ、その熱気が……

一巻・472ページ→二巻(※第2エピソードの“上巻”)・392ページ
→三巻(同“下巻”)・552ページ。
ついでに三巻・帯のキャッチコピーは「79,408発の弾丸が乱れ飛ぶ!」

と巻を追うごとにエスカレート♪
ガンバトルが熱を帯びるに連れ、原作者にも酔いが回るのか、
文体も次第にエキセントリックになり楽しくなってきますw
(例えば“鏖殺(おうさつ)”などという非常用漢字が乱用されるとかw)


戦闘描写に注力する一方、テーマは希薄と言いましょうか、
むしろ必要性をあまり感じないと言いましょうか。

また本編の川原氏の場合は、アニメ化された際に
各話でサービスシーンや萌えシーンに使えそうなネタを定期的に提供しますが、
時雨沢氏はそういう駆け引きもあまりしない印象。

ページ数も凄いと言っても、例えばバトル前の準備を描く過程で、
新調した装備の歴史などについて熱弁したりしていたら100ページ使っちゃった♪

といった感じなのでwアニメ化に当たっては、
毎回、物語にヤマ場を作る等の力量が相当求められると思われます。
しかも無難にまとめたところで、
アスナちゃんいないじゃないか?アリシゼーション編アニメ化はいつになるんだ?
などの野次が飛んでくるのは必定w

そんな損なシリーズ構成・脚本の役回りを引き受けたのは黒田洋介氏。
こりゃまた酔狂な……と苦笑する一方、
黒田さんも、よっぽど銃をぶっ放す女の子がお好きなんだな~♪
と嬉しくなってもみたりw


個人的には、下手にテーマ性や思想を付加するよりも、
とにかく阿鼻叫喚の銃撃シーン再現に全力を尽くして欲しい。
どーせやるなら、最もぶっ放したアニメとして、ギネスに載るくらい派手にやって欲しい。
(より具体的に言うと、{netabare}ZEMAL(全日本マシンガンラバーズ)の無駄撃ちと、
フカ次郎の二挺グレネードランチャーによる鏖殺{/netabare}が見たい)

2018年春のアブナイ銃アニメです♪{/netabare}


観終って……

原作組の一人としては、初回から手応えを感じながらの視聴でした。

第一話の構成は、原作で言うと二巻の冒頭。
オフ会にて「1stスクワッド・ジャム」の見所を
映像で振り返るシーンからスタートする変則的な脚本。

私はかねがね、本作が、仮想世界で可能性のテーマを語る本編『SAO』とは違う
VRバトル狂アニメであることを主張するには、
この導入しかないと思っていたので、スタッフの判断は嬉しかったです。

私が思わずニヤリとした戦闘描写が、リアルでも戦闘経験を持つチームが、
{netabare} 鏡でコーナーの向こうを索敵してクリアして行く表現。{/netabare}
これを再現できるなら大丈夫だろうと思わずガッツポーズが出ました。

正直、ちょっと頭がおかしな(いや……だいぶオカシイかw)連中が、
ぶっ放すことに特化した原作を再現した所で、合わない人は合わない。

ゲームやらない視聴者の中には、
ゲームやってる人って皆病んでるの?と思われた方もいるかもしれませんがw
まぁ……殺戮ゲームを愉しんでる連中なんて、往々にしてこんなもんですw
VRが切り開く未来の可能性とか世界の命運とか背負わせるに相応しい、
勇猛果敢なイケメンさんや清楚可憐なヒロインさんに何て、
ゲーム内で早々巡り会えるもんじゃありません。

だからと言って、そんなバトル狂の物語に下手にテーマを与えてこねくり回したら、
原作ファンも誰も納得できない作品になってしまう……。
私としては、それを一番恐れていたので、
早々にバトルを描くと割り切ったスタッフの方針が判明し、
落ち着いて?視聴することができて良かったです。


それにしても、改めてレンちゃんの戦闘を映像で見ると凄まじかったです。
GGOのトレンドに逆行したAGI(素早さ)全振りチビッ子ガンナーだとは知っていましたが……。
両足が渦を巻きそうな程の全力疾走で、
低頭身のピンク体が荒野と廃墟の世界を突き抜けていく様は相当シュールな光景ですw
なるほど……{netabare}こりゃ、リアルの戦闘に生かす目的で仮想ゲームにインしているプロ集団も、
レンちゃん相手じゃ参考にならんwと匙を投げる訳ですw{/netabare}

銃撃戦へのこだわりだけでなく
ガンバトルゲームとしてのこだわりが見えた点も好感できました。
VRゲームも現実感を突き詰めると、
リアル戦闘スキルが高い連中ばかりが活躍する
夢のないゲームバランスになる懸念がありますがw
本作では、リアル戦闘スキルでリードする連中に、
ヘビーゲーマーがゲームシステムの理解度、熟練度で肉薄する。
こうした構図の多用を通じて、
引き続き現実逃避の一手としてのVRゲームの可能性は示されたと思います。


一方、アニメ化されてみて、シナリオ面で案外だな……と思ったのは、
この外伝が本編『SAO』の要素を意外と振り切れていなかったこと。
アニメ化された3巻までは、バトルの背景となるシナリオが
デスゲームであるSAOの呪縛に囚われた構成で、
そこだけを映像化されると、中途半端にSAO本編を引きずっている感が……。

4巻~の「3rdスクワッド・ジャム」では、もっと純粋に銃撃戦を楽しむ。
また……{netabare} 原作者が書き手としても、登場人物としてもさらに暴走するw {/netabare}
本編から独立した楽しい?バトル小説として吹っ切れた内容になっているので、
もしも機会があれば映像化して欲しいと願います。

その際は、もう『ソードアート・オンラインオルタナティブ~』の冠はもう必要ないかな?と思います。
付け加えると、{netabare}原作者長年の悲願だった“あとがき”のアニメ化も、
本作で二回目なので、もう十分だと思いますw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41
ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

レンちゃんのファンになります!  

注意。原作通りなら、キリトたちは出ません。噂程度です。少ししか知らないですが。

GGOがメインのお話です!これも面白い作品だと思います!さらに曲を藍井エイルさん…おかえりなさい…

そんなエイルさんがさっそく歌ってくれる!嬉しい限りです!

そしてこれが終わったあとは、本編の3期。
アリシゼーションが始まるのでしょうかね♪

1話。ピッピカチューと言わんばかりのナレーション
藍井エイルさん。流石です♪主人公。かわいい。
ピンク色。課金か?といわんばかりだぜ!
撃っちゃえ日産!ひゃっはーだ。お馬鹿さんだ。
荒野こ…おっとっと。PUBGだな!
敵さん。自衛隊?警察?ゲームやってるとは。
そういうこともあるかもね。訓練とか。

スーツケースかよ(笑) 主人公強いじゃん。

割りとストイックな内容です。面白いけども。
mさん。あんた何者?主人公とどういう関係?
主人公。美人さんだね♪

2話。そうか。小さいかわいい女の子に憧れていたのか。主人公は。ゲームを始めるきっかけか。
背が高い。モデルさんになれそう。
そうか。ALOダメなのは背が原因か。それがGGOを始めたきっかけ。レンさん。これは好感もてますわぁ♪
(キリトさん、チュートリアルやってないよね?やはりチートダッタカ。)
お!神埼エルザ?いいですな!
ピンクの悪魔?カービィですか?そしてピト(日笠さん)


cm。花江くん。いい加減にしてください(笑)
朝田さんはいません!

3話。おいおい。ピトさんが2回戦の予選落ちって、キリトとシノン、どれだけ強いんじゃ!
レンちゃん。ここで対人戦デビューですか~♪
逃避してストレス解消である場所。まあ、そりゃあ楽しいですわ。
ここから1話に繋がるのか。まだっぽいけど。
パートナーの男は誰なんだろう。
本当に犯罪者の可能性ありそうだな。
ピトさん…用事って…ライブ…?だとしたら…
ピトさんはもしかして…

4話。1話に戻る。無双。ピンクの悪魔襲来。
ピョンピョンれんちゃんかわいい。
デスゲームかっこかり。mさんの盾スパイパー。
ラインが出ない。なんでや。
れんちゃん…どんだけ撃つんや…オーバーキル。
引き金にかけないで、そのまま撃ったのか。

ゲームは奥が深い。
最後はゴリラさん。 そしてまさか裏切り?mよ。

泣くな!

5話。mさん、泣くな! デスガンじゃないんだから。
まったく。ああ、殺したいマンのピトさんね。
まあ、ピトさん {netabare}神崎エルザ、saoやりたかったらしいから、ヤバい人だものね。デスガンと違うのは、一応常識はある、だけど、間違いなく、ラフコフに入っていたであろう。常識ないわ {/netabare}

レンちゃん、吹っ切れたね♪楽しそうだ!
相手はゴリラか。とりあえずレンちゃんがかわいい。

レンちゃんの戦い方は大胆でかっこいいな!
なかなか待ち伏せしっぱなしはできないよ!
やっぱりチートな強さですね♪

レンさん、リアルでモテないはずがないんですよな!
まさか、この小さい子たち、ゴリラ軍団かよ!
最終回でも良い感じのできでした。
総集編のあとの次回。楽しみ。

6話。銃大好きれんちゃんかわいいかよ。歌まで作っちゃってまあ。1話に繋がる。
お友達ができたれんちゃんさん。かれんさん。
それにしても、あの事件から少したったから、女性もggoやる人が増えてるのかな?

ストーカーmの登場。やべぇやつ。デスゲームもどきかな?ピトが関わってないはずがない。
ピト、れんちゃんと闘いたいんだもんな。

ピトさんはsaoに参加できなかった。まあ、{netabare} 神崎エルザさん。 {/netabare}残念でした。
れんちゃん、頑張ってくれい。

え?ふかじろうちゃんって、あのガンマンがつぎ込んでたこか!

7話。ふかじろうちゃん、そしてアバターおじさん。
おいおい。mさん、どんだけ金もってんだ。
当然か。あの人のパートナーなんだからな。
おいおい、グレネードランチャーに恋するって。
ふかじろう、えげつない。mさん、破産待ったなし。

うん。癒しの部活。

ピトさんの評判の良さ(笑)

8話。第2回、スクワットジャム。開始。ピトとは一番遠いスタートのレンちゃん。
ふかちゃん、開幕ブービートラップでわろす。
うん、レンちゃん一人でいいんじゃないかな?と思われるぐらい強いね。
戦い方もチームそれぞれで面白い。
グレランで全滅させるって、どれだけ練習したんだよ

ピト潰しか。無意味なんだよなぁ…たぶん。

9話。ピトさん楽しそうで何よりです。
ただの殺人鬼なんですよね。
これ見ると、シノンと対戦してほしいものです。

なんだかんだレンちゃん、コンビは相性抜群だね。
怒ってるレンちゃん、かわいい。(またこういうキャラに福島さんが選ばれたよwww)
レンちゃん、どんどん面白くなってくね。
そしてキスもオーケーしちゃうって。(あなた、女ですね。)押しに弱いレンちゃん。
そしてやだ~♪優しい美形女子。

10話。あらあら、優しい部活チーム。
ピトさん、屁理屈だな。正論かもだが。
強いチーム同士の闘いはいいですね~♪
(ラインを出す弾と出さない弾ですかね?)

対戦車ライフルきた!シノンが情報くれたんだ!
お菓子作戦、かわいいな。
ピトさん、狂ってるぜ(笑)

レンちゃん、かっこえ~♪
なんだかんだあつい男たちだな!mさんの仲間。
熱い展開や。ピトさんもフォトンソード使うか。
(キリトも出てキテんぞ)

11話。おまたせ(待ってない)
レンちゃん、君はそれに勝たなきゃなんです…
笑って戦場を去る。かっこよす。後悔しないように戦闘するべし。楽しくゲームしよう。レンちゃん、また幻聴が(笑) イカれたレン。
レンちゃん、あったまい~♪(笑)
誰か忘れていないかい?ふかちゃんを。
今日の変顔レンちゃん。まーた、ピーちゃん盾に。
次回決着。

12話。最終話。mさん、ピトさんに裏切りがばれる。
ここで魔王歌うんかい。レンちゃん、ダイナミックだな。凄まじい戦い方だよ。
ピトさんのリアル、驚くだろうな。それ以上に、この戦いが驚きでいっぱいだ。最後の最後に美味しいとこもってったな、ブーイング(笑)

ここの女子会、癒しの限り。なまり、かわいい。

ピトさん、神崎エルザなのだよ。
実はmさんはな、犯罪者だったのだよ。ストーカーだったのだよ。このなれそめ、ワロス。
二人の顔よ(笑) あ、はい。mさんはドmなんだよな。
ピトさんもレンちゃんもわりと頭まわるんね。

(神崎エルザ、良い声だよね。とてもピトさんとは思えない。)
レンちゃん、ファーストキス、エルザさん!
きまし!こりゃあいい。最後の最後にやってくれましたな!ありがとう!



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スピンオフ作品。女性主人公のゲーム主人公。
普通に面白い! 自分もやってみたいよ!

ピトさん、レンちゃん大好きだな!


さてさて、スピンオフ。とても面白かった。
この感じで秋の、本編3期も期待したいところです。
3期は、というか、アリシゼーションは怒濤の展開が多いので、目が離せない。

小説はまだ続いてるのかな?だとしたら、ピトさんとレンちゃんの共闘とかあったらあついよな!
(個人的には、シノンとか、 {netabare} ベクター {/netabare}と戦ってほしいな~♪)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

FN-P90を装備した近接戦が得意な主人公レンが活躍するGGOの世界

アニメーション制作:Studio 3Hz、
監督:迫井政行、シリーズ構成・脚本:黒田洋介、
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白、
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫、
原作:時雨沢恵一

銃マニアで作家の時雨沢恵一が銃器を用いてのグループ戦という形でSAOの設定を借りて創作した作品で、全話を通して、それなりに楽しむことができた。ただ、全13話のストーリーの中心は、レンとピトフーイとの戦いや関係性となっており、そこをいかに上手く描くのかが最大のポイントになると途中から感じていた。 {netabare} ピトフーイは自殺願望を持っていて、GGOに取りつかれてしまったような人間。そんな彼女が何かを変えたくてレンとの真剣勝負を試みるという話だった。 {/netabare}

ところが、最終話まで観て感じたのは、ありがちなピトフーイの秘密だけに焦点が置かれており、本質の部分を描く気すらなかったように感じられたのが残念だった。もしかすると原作にはあるのかもしれないし、続編があるので、また出てくるのかもしれないが、1クールの物語として考えると、描写不足だったと思う。 {netabare} ピトフーイの心の闇はゲーム内で戦って死ねば解決することだったのだろうか。 {/netabare} この部分が適当すぎたので、肩すかしを食らった気分だった。また、エムがピトフーイに寄せる感情が薄く、全く分からなかったのも難点のひとつだろう。

序盤から少し感じていたことだが、レンの強さのご都合主義的な部分が目に付いてしまう。強さの秘密の理由付けがもう少し欲しかった気がする。ピトフーイとの最終決戦も個人的にはあまり盛り上がりを感じることができなかった。なぜかというと、緊張感が圧倒的に欠けていたからだと思う。あまりにも戦いが大ざっぱすぎるし、ただ、突っ込んでいくだけで、面白さを感じることができなかった。

戦闘部分はやはり1話がいちばん面白かった。その後、数話はこれまでの経緯に費やしたので仕方がないとして、後半は失速した印象だ。戦闘の部分や心理面の描写に物足りなさを感じた。

しかし、全く面白くなかったかというと、そういうことはなく、毎週、放映されると、それなりに早いタイミングで観ていたので楽しめたということだろう。1話で期待値が高まってしまったため、そこから下降線を描いたのが原因だと思う。

音楽面では、EDの『To See The Future』が、今クールに観た作品のOPとEDのなかでいちばん良かった。Jazzin’parkによるクールなトラックと楠木ともりのヴォーカルが上手く溶け合っていて引き込まれた。


2話視聴時レビュー
2話まで視聴した時点ではとても面白く、それほど引っかかるところなく見ることができた。1話分の脚本と演出がよく練られていて、24分のなかでしっかり見せ場を作って構成されているため、主人公側の視点で実際にゲームをしているような感覚で楽しめる。SAOの本編でもあった敵の位置をスキャンする機能(この設定を見ると、いつもリドリー・スコット監督の「エイリアン」を思い出してしまう。いるはずの敵がいない、とか)を効果的に使用し、緊迫感を与えてくれる。主人公が使う身長の低いアバターのレンと大男のアバターのエムという組み合わせがいい。戦略を立てるところも説得力を感じさせる。

時雨沢恵一が銃マニアということもあり、登場する銃がFN-P90というのも興味深い。この銃は80年代後半に開発された当初、後方部隊がPDW(Personal Defence Weapon・個人防衛火器)として、使用していたものだという。それが、冷戦後、破壊された建物などの狭い空間での戦闘が重視されたことから、扱いやすい攻撃用の短機関銃の一種として用いられるようになった。ベルギーのファブリック・ナショナル社が開発した銃で、50発を装填できる特殊弾倉を装備している。折り畳むととてもコンパクトに変形し、見た目が変わっていることから、多くの人から知られる銃だ。軽量なことから実際に女性兵士が持っていることもある。レンが「可愛い!」と表現したことが、こちらにも伝わる造形だ。

1話では、23チームの間で交戦を行うスクワッド・ジャムに、レンとエムがチームを組んで参戦したところから始まる。実践のプロたちによって構成されたチームと戦うところが描かれ、ゲームの面白さを感じさせてくれる。2話では、主人公でレンのアバターを使う、長身にコンプレックスを持つ小比類巻香蓮の人物像が描かれ、ゲームに参加し、謎の女性・ピトフーイとの出会い、そしてスクワッド・ジャムに参戦するまでの経緯が説明される。

強いて難点を挙げるとすると、ゲームの設定がよく分からないところだ。SAOのときもよく感じていたことだが、主人公が強すぎる部分にあまり説得力がない。今の描かれ方だと近接戦ではレンに勝てるプレイヤーはいなさそうだし、これだけの利点があれば、敵にも小さいプレイヤーがいても良さそうな気がする。また自衛隊のように実際のスキルが活かされるのも、どこまで反映されるのか掴みづらい。もう少し細かくその辺りの設定を決めてもらえると、より緊迫感が増しそうな気がする。まぁ、しかしそういうことをあまり気にする話ではないのだろう。
(2018年7月6日投稿・2020年7月31日修正)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 66

60.6 2 バトルロワイヤルでラノベ原作なアニメランキング2位
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (143)
365人が棚に入れました
全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!! 修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。 召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。 突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。 だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、 ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。 飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。 夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ! ……かに思われたが……。 「死ね」 夜霧はその一言でドラゴンを撃退。 なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!! 元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。 そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼?   やり直しの勇者? 神に溺愛されし転生者? そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが! 前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

死と世界の構造と道徳と…思想的になる面白い話でした。秀作認定でいいかも。

 結論から言ってかなり面白かったです。秀作認定してもいいかもしれません。しかし、この何でもありのチート設定が、なぜ面白いのかは考える必要があるかもしれません。

 まず、世界観が恐らく作り込まれているんだろうな、というのは感じます。多元宇宙というより多層的な構造を上手く作り込んだのでしょう。
 元の世界のセーフティが干渉してきたと篠崎綺香の組み合わせ、シオンとマナの関係とか重層的な視点がなかなか面白い世界観だなあと感心しました。異世界の適当な設定に見えますが、SFマインドを感じるなかなか深い設定です。

 その多層的な世界の中で、それを相対化してしまうアルファオメガという概念ですね。これが上手く機能していました。まあ、深読みすると死というのは人間どころか宇宙ですら避けられない定めです。どんなに大きな構造をみたとしてもいずれ滅びがくる。それを上手くキャラ化したのは画期的ではないでしょうか。

 その死との付き合い方ですが、それを分かりやすくしていたのが高遠の名前を貰った(職員の)お姉さんのほうでしたね。壇ノ浦知千佳もそうでしたが、死の隣にいて平気だというのは言葉を変えれば「悟り」ですからね。

 ラストのお姉さんの道徳観は…うーん…もうお姉さんの行動で見せて欲しかった気もします…いや、もう見せてくれていた気もしますので無くてもよかったかな?まあ、ラスト数十秒がこの作品の意味だとすれば入れて良かったのかもしれませんけど。

 この物語の行く末がどうなるんでしょうね?私としては主人公が自分に対して殺意を持った場合を見たい気もします。

 まあ、そういうお堅いことを言わなくても、サブキャラが上手くできていたし、シオンという存在の謎も機能していたのでストーリーになっていたので、普通に面白かったです。
 偶然なのか意図的なのか…ワンパンマンに触発されただけなのか…更に上を行く思想があるのか…その辺はよくわかりません。
 普段から死とか強さとか世界とか漠然と考えているだけかもしれません。作者が意図的に思想を上手く物語化して、こういうチューニングにしたのだとしたら、大したものだと思います。

 例えば化物語シリーズに出てくる「暗闇」も絶対的な死ですが、あれは非常に観念的で説明的ですよね。その点では本作の方が死を上手く扱えている気がします。

 一応の結末を描けたのも高評価ですね。もちろん続くのでしょうが、主人公の生い立ちというか、主人公=死が描けていたのでここまででもいろいろ感じることができました。

 この作品を酷評すると殺されるかも…と想像してしまうくらいには作品に入り込みました。

 作画はまあそこそこですが、女の子は可愛かったですね。壇之浦さんは気合いが感じられました。
 世界観、設定、キャラ、ストーリー、思想…どれをとっても良くできていたと思います。音楽と作画が若干ついてこれなかった気もしますが、このくらいのデキの方が帰って見やすかったかもしれません。




 1話目からOP含めて情報量が多すぎてどんな話になるのかまったくわかりません。

{netabare} ちょっと見た感じだと、主人公は昔子供のころにこの世界に来たのか、能力を授かっていた?記憶が残ってない感じもあります。いつものあれ?なんかやっちゃいました?系の俺TUEEE…ですが、もうちょっと自覚的みたいです。
 賢者様のセリフで無能力者に何かがありそうな雰囲気はありましたね。

 魔法ファンタジー世界と未来ぽい感じが混在しているので「勇者、辞めます」みたいに昔に文明あって…になるんでしょうか?「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」とか「聖剣学院の魔剣使い」みたいな設定上等で適当な異世界なのかわかりません。

 OPではヒロインは武道が出来るみたいだし、完全に和風の道場みたいなところでお化けと戦ってるし、お化けは後から仲間になる…みたいです。
 EDがここに来るまでの出来事の説明なんでしょう。サラリと流しておしまいにするのかな?次回からは別のEDになるんでしょうか?

 主人公がゲームをずっとやっているのもちょっと気になりますよね。田んぼとか出てくるから、現代日本が舞台でゲーム世界に入っている?かな、とも思わなくはないですが、なろう系なら題名が異世界である以上異世界だと思います。

 うーん…やっぱり、まだ情報が多すぎてよくわかりません。2、3話見て展開しだいです。

 主人公とヒロインの髪の毛の作画も、絵としての情報量がそこだけ多くて気になります。 {/netabare}


2話 相変わらずの情報量。ヒロインが可愛く見えてきました。

{netabare}  変なお化けでた!で、コンシェルジュ?吸血鬼?で、あのロボットはなに?侵略者ってことは自分で来たの?考察厨の私でも良く分かりません…というか考察する気にもなれず。侵略者?異世界に階層というか座標があるって言ってましたが…本当に情報量が多すぎて全然わかりません。

 ただ、1周回って逆にアリなのか?ヒロインがちょっと可愛く見えてきた…SFみたいな武器とか言っちゃってるし…働く魔王様の初期のチーちゃんみたいなキャラで、ちょっと癒されます。

 文明の設定どうなってるの?とか、キャラデザ適当過ぎるだろう?とか、作画は中盤は本当にひどすぎるだろう?とか、もうこういう話だから全然気になりません。文句言いながら見ちゃう感じでしょうか。{/netabare}


3話 壇之浦さんのメタ視点のツッコミがご都合主義を相対化している?

{netabare} なんだろう…ちょっと面白い…アニメを沢山見すぎて感覚がおかしくなったんでしょうか。シリアス要素がありながらも、世界観も主人公の能力は滅茶苦茶で、正直普通なら見てられない話なんですけど、妙に面白いんですよね。

 で、自分なりに理由を絞り出すと、ヒロイン壇之浦さんがこっちが思っているセリフを先取りして言ってしまうので、すべてのツッコミが相対化されてしまうからかな、と思いました。

 究極の俺TUEEEという点でワンパンマンメソッドと言えばそうなんですけど、違いはジェノスと壇之浦さんの役割の差ですね。ワンパンマンも本作も決して主人公に感情移入できませんが、そのサイドにいる人物の視点になります。

 ジェノスが戦いの主体で引き立て役・狂言回し・解説役であるのに対し、壇之浦さんが物語から遊離してメタ的な存在とマスコットという役割だからでしょう。

 ただ、本作とか「もふもふ」「悪役令嬢レベル99」「俺だけレベルアップ」とかが面白く感じている私は、ちょっと末期かもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(最終)これは「呪術廻戦」に対するアンチテーゼwww

【レビューNo.110】((最終レビュー)初回登録:2024/3/22)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
まあ少し違った切り口からこの作品を語ってみようかと。

(ストーリー)
面倒なので省略

(評 価)
・大きな括りでみればよくある「低予算なろう作品」
 大括りでみれば、よくある「すっとぼけ系主人公がチート能力で異世界で
 無双する『低予算なろう作品』」になります。なので
 ・粗を探して観れば、いくらでもツッコミどころ満載
 ・「こういうもの」として割り切り脳死で観ればそれなりに楽しめる
 って感じで、視聴者が「どこにハードルを設定するのか」により評価が変
 わってくるという話でしょうか。

・「Z世代」を象徴したような主人公
 しかし見方を変えてみると、結構いろいろ斬新だなっとw
 すっとぼけ系「俺tueee」主人公ということですが、従来の「無自覚系」で
 「また俺なんかやっちゃいました?!」
 というのとまた違うのかなっと。何というか「無欲・淡泊系」というか、
 執着がないって感じなんですよね。
 ・仲間意識が希薄
  この手の作品にありがちな「仲間思いの正義感あふれる主人公」って
  感じが皆無。ヒロインと旅していても「成り行きで飛んでくる火の粉
  を振り払ってるだけ」みたいな。
  観ていて「ヒロインを守るために」って感情とかが薄いんですよね。
 ・恋愛感情・性欲が皆無
  巨乳でかわいいヒロインと2人きりで旅しているのに、「ラッキースケ
  ベにドギマギ」とかがあるわけでもなく、そもそも
  ・「異性として全く意識してないだろw」とか
  ・「根本的に他人に興味ないだろw」とか
  いう感じなんですよね。
 ・守りたいもの→「ゲームをする時間だけ」
  チート能力があっても無欲で、「ゲームをする時間だけあればいいや」
  で面倒ごとは「タイパ重視」でちゃっちゃと終わらせようみたいなw
 思うに原作者は「『Z世代』を象徴した主人公」を描きたかったのに違い
 ないとwww
 執着を持たないなかなか斬新な主人公だなっと。
 (「Z世代」は正確にいうと執着がないのではなく、「失われた30年」の
  あおりをモロに受け、執着をしたくてもいろいろあきらめざるをえない
  状況下にいるのだと思うのですが)
 
・これは「呪術廻戦」に対するアンチテーゼ
 「呪術廻戦2期」は1期以上に作画が凄かったですね。特にバトルシーンと
 か。もうTV版じゃなく劇場版レベルでしたね。
 しかしこのクオリティーを維持するために、人海戦術とかタイトなスケジ
 ュールで綱渡りとか制作現場はかなりの惨状だったという話も。
 (アニメーターさんがTwitterでぼやいていたとかw)
 本作はそんな「呪術廻戦」に真っ向から喧嘩を売っていきます。
 ・主人公が「死ね」とつぶやくだけで、敵がバタバタ死んでいく。
 ・なので本来なら見どころのひとつである主人公のバトルシーンに全く見
  どころがない。というかバトル自体成立してないだろうw
 って感じなのですが、しかし見方を変えてみると
 ・そもそも「低予算なろう作品」が体力ある「呪術廻戦」と勝負しても勝
  ち目あるわけないやん。
 ・それなら極力バトルシーンを省力化した方がいいやん。
  (どうせ低予算でバトルシーン描いても「作画ガー」で叩かれるし)
 ・バトルシーンが省力化できる本作は、お財布に優しい「低予算なろう作
  品」の救世主やん。
  (面白いとはいっていないw)
 思うにこれは「作画至上主義」ともいえる「呪術廻戦」に対するアンチテ
 ーゼに違いないとwww
 これも「コロンブスの卵」的な発想がなかなかに斬新だなっとw

まあ半分ネタとして書いてるわけですが、切り口を変えてみてみるとなかな
かに斬新で面白みのある作品なのかなあっと。
「呪術廻戦」が白鳥の如く、優雅な姿の水面下で必死に足掻いている様を横
目に、こういう作品をぶつけてきたのは個人的には結構ツボりましたね。
作品自体は脳死で観ているので、まあこんなもんかって感じですが。
ここにきて登場人物がかなり増え、いろいろな勢力が思惑をもって動いてい
るような描写もありましたが、あと数話でどう風呂敷を畳むのでしょうか。
バトルロイヤル的なもので主人公が一気に処分してしまうのか、投げっぱな
しENDで放り出してしまうのかw

あとOP曲「Killer Bars/Hilcrhyme」は個人的には耳に残り結構好きでし
たね。綺麗に韻を踏んでるのはさすがHilcrhyme。

一応中間レビューではありますが、最後まで観ても書きたいことは変わらん
だろうなっと。

(2024/3/22追記)
状態 →「観終わった」に変更

・とりあえず思い付くままいろいろねじ込み、カオスな状態にw
・収拾がつかなくなると主人公のチート能力で「処分」
・そしてお約束の「俺たちの戦いはこれからだ」END
しかし風呂敷を広げても、最後は「死ね」で解決できるんだから、制作陣
にも便利なチート能力だよな。
まあ何かと制作陣に優しい作品だったということでw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

全ての敵を即死させる最強主人公爆誕!!

この作品の原作は未読です。
タイトルからチート無双系の作品であることは分かっていましたが、まぁ半端ありませんでしたね^^;
なお、原作は全15巻で完結しているようです。


全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!!

修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。
召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、
賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。

突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。

だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、
ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。

飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。
夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ!

……かに思われたが……。

「死ね」

夜霧はその一言でドラゴンを撃退。
なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!!

元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。
そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼? やり直しの勇者? 神に溺愛されし転生者?
そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが!

前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年と
ちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まぁ、深夜アニメでしか放送できない作品でしたね。
主人公の持つ即死チートのえげつなさがヤバいくらい凄いんです。

主人公らに敵意を見せた相手の命は、きっと真綿より軽い…
そういう場面をまざまざと見せつけられた感じです。

ここまでくると、嫌悪感というより作品への慣れからなのか、あまり何も感じなくなるんですよね。
しかも、その場にいない相手だって即死させられるんだから、一層質が悪いです。

とみたんボイス、ほっちゃんボイスを堪能できたのは嬉しいと思いました。
他にも旬な声優さんがたくさん起用されているんですが、主要登場人物以外の出番はほんの少ししか無かったので、ほぼ印象に残らなかったのが残念だったかな^^;

主人公がダウナー系でヒロインがちょっぴり残念な美少女に位置付けられるんでしょうね。
ダウナー系…周囲の人間の気分を暗くする人、または常に暗い気分でいる人やさまを意味する単語だそうです。
確かにけだるそうにしていたから、一応そんな感じかな。

という事は、とみたん演じる壇ノ浦 知千佳がちょっぴり残念な美少女…!?
主人公にキレッキレのツッコミを入れる美少女の方が合っている気がしますけれど^^;
少なくても私には残念要素は見当たらなかったかな。

wiki先生を見て面白いと思ったのは、主要登場人物に下野さん演じる花川 大門が入っていたこと…
確かに他のクラスメイトと比べたら出番は多かったと思いますが、決して立ち位置的には主要登場人物枠には入らないと思うんですけど^^;

アニメーション制作は、アース・スター エンターテイメントさん。
あの超早口アニメ「てーきゅう」を制作した会社です。
思い返せば、フルタイムの作品を最初に制作したのは2013年に放送された「世界でいちばん強くなりたい!」でした。
当時は「本当に制作できるのか!?」的に自虐ネタで宣伝していましたが、それから10年が経過しようとしています。
時間の流れの速さを改めて感じた気がしました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、Hilcrhymeさんによる「Killer Bars」
エンディングテーマは、ウタヒメドリームの桜木舞華(鈴木杏奈さん)による「Haze」

1クール全12話の物語でした。
圧倒的なチート能力を気軽に楽しめる作品…といったところでしょうか。
主人公らは元の世界に帰りたいと言っていました。
果たして本当n帰れるのか…気になったら原作で、という感じですかね^^
総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
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