パワードスーツでロボットなおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのパワードスーツでロボットな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月15日の時点で一番のパワードスーツでロボットなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.6 1 パワードスーツでロボットなアニメランキング1位
スカイガールズ [TV版](TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1617人が棚に入れました
世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」により人類は人口の三分の一を失うものの、人類軍の最終破壊兵器により壊滅した。それから10年の年月が過ぎた。

桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は神奈川県横須賀市追浜の基地に集められる。そこで目にしたものは今までの戦闘概念を根本から覆す新兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」であった。ワームとの戦いでの負傷によりパイロットを引退した冬后蒼哉中佐の下、ソニックダイバーパイロット候補生として3人の訓練の日々が始まる。しかし危機は迫っていた。10年の時を経てワームが復活したのである。桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空を駆る。

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冷たく重い鉛のような日々が あたたかさに消えてく

2007年の放映当時に視聴。

キャラクターデザインが“ストパン”こと『ストライクウィッチーズ』や『ガールズ&パンツァー』の島田フミカネとあって、とても可愛らしいキャラクターが多数登場。物語は謎の生命体「ワーム」を殲滅するというもので、凄惨な場面もあることから分類するならばエヴァンゲリオンに近い作品といえるかもしれない。

表題にある“スカイ”どおり空での戦闘がメインとなっており、外見はスク水のような装甲のパイロットスーツを身にまとって中空を自在に飛び回って戦うといったもの。そのスク水のような姿のままロボットに乗り込むのだが、その際自転車のサドルのような座席に立ちながら座る為、股間が食い込んでおり結構なエロさを感じてしまうこともしばしばある。いや、多々ある。

登場するキャラクターは、見た目の可愛らしさとは裏腹にエロい目で見てきた男を殴り飛ばしてしまうような強い一面もあったり、天然っぷりも愛らしい主人公・桜野音羽(声:川澄綾子)をはじめ、どの子も個性溢れる人物ばかり。主要人物たちの背景がそれぞれ事細かに設定されているためとても感情移入しやすかった。なかでも後から加入するエリーゼ(声:辻あゆみ)は、その生い立ちからして涙してしまう場面もちらほらあり、応援せずにはいられなかった。

メインの女の子たちだけでなく、縁の下の力持ちとばかりに彼女らを支える男共も皆いい味出しており、指揮官の冬后蒼哉(声:藤原啓治)は普段こそ軽い男だがやるときはやるという反則的な格好さを持っている。さらにメカニックを務める橘僚平(声:谷山紀章)は、その愛嬌あるキャラクターで物語を明るいものとしてくれるのでこの物語になくてはならない存在だ。そのほかのオッサンどもも愛すべきキャラが多すぎてとても綴りきれない。

どうしてもあらゆる面で類似しているストパンを比較してしまうが、大きく異なる点として、こちらは作画こそ可愛らしいものの萌えといった要素は少なく、あくまで戦いに殉ずる女の子たちなので物語の展開は王道を走っておりどなたでも観やすい印象。あまり比べるものでもないしそれぞれの作品に良いところ悪いところがあることも重々承知の上で、こちらのスカガに軍配を挙げたい。もちろんストパンも好きな作品ですよ。

ちなみにオープニングテーマ「Virgin's high!」はめちゃくちゃかっこよく歌詞も素敵で、10年以上たったいまでも聴いているほどに飽きることが無い秀逸な一曲となっています。(レビュー表題はこの曲の歌詞小節から)って、まったく同時期の2007年7月から放送していた『ドージンワーク』のエンディングテーマ「夢みる乙女」もいまだに聴いているほど大好きなんだけれど、もう10年以上経つのかいw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

ryo1752 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

個人的には隠れた良作だと思う

レビュー書く前にもう一回見直しました。


ほかのレビューとか眺めながら思った感想。


ストライクウィッチーズ+ISって感じのレビュー多いなw


わからんでもないが、個人的には先入観なしで見てほしい。
そのうえでそう感じたのならいいが・・・。


2クール作品なので途中、中だるみあるかなって思ったが話の展開がよくそうは感じなかった。


なので、内容、展開は〇


僕は好きな作品です。
お試しあれw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ストパンの先輩? 後輩? 姉妹? 似て非なる作品で、コレはコレの魅力アリ♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
水着のような戦闘服を着た少女達が、謎の敵と空中戦を繰り広げるアニメ。ん? どこかで聞いたことあるアニメですね(笑)

どう考えてもストパンこと、「ストライクウィッチーズ」と似通った設定。一応、アニメ放送時期なら本作の方が1年早いのですが、ストパンの漫画は更に1年早く出てるみたいなので、どちらが先輩かは微妙ですが、まあ、どうでも良いですね。

似ている設定ですが、中身は別物です。

萌えやバトルならストパンに軍配が、ストーリーの面白さなら本作に軍配があがるかな?

地味ながらも、なかなか見処があるアニメです♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
実際の戦闘こそ少なかったが、その分、訓練や日常生活にスポットが当てられ、人助けなんかもしたりして、キャラの成長が描かれている点は良かった。何気に、男性キャラ(冬后蒼哉、速水たくみ、門脇曹一郎 など)が格好良かったっす♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

66.8 2 パワードスーツでロボットなアニメランキング2位
OBSOLETE(Webアニメ)

2019年12月3日
★★★★☆ 3.5 (19)
93人が棚に入れました
2014年、突如現れた異星人は、人類に対して「交易」を要求。彼らが石灰岩の対価として地球にもたらしたのは、意識制御型汎用ロボット「エグゾフレーム」だった。戦闘機よりも戦車よりも銃よりも安価で、誰でも簡単に乗りこなすことができる「エグゾフレーム」は、またたくまに拡散し、世界を変えていく――。<異星人の交渉音声>「現在、すべての電波帯域に、五種類の言語で呼びかけています。我々は政治干渉も文化交流も望みません。ただ通商のみを希望します。石灰岩1,000キログラムにつき1つ、我々のテクノロジーの産物を提供します。国家、民族、思想、その他あらゆる差違について我々は区別いたしません。すべての地球人類に、平等に、均等に、この交換条件を提案いたします」

声優・キャラクター
田中正彦、森川智之、山野井仁、高木渉、本城雄太郎、杉本ゆう、大友龍三郎

56.9 3 パワードスーツでロボットなアニメランキング3位
ベクシル 2077日本鎖国(アニメ映画)

2007年8月18日
★★★★☆ 3.3 (57)
266人が棚に入れました
21世紀、バイオテクノロジーとロボット産業の急速な発展により人類の寿命は飛躍的に延び、日本は世界の市場を独占し大きくリードした。しかし同時に様々な危険性も浮かび上がったため、国際連合はこれらの技術に対して厳格な規制をかけようと動き出す。しかし日本はそれに従うことなく、2067年にハイテク技術を駆使し鎖国状態に突入。外国人は日本に入国できなくなり、その情勢を外から窺い知ることはできなくなった。
 それから10年後の2077年、アメリカ合衆国の特殊部隊・SWORD所属の女性兵士ベクシルが日本への潜入を試み成功する。しかし目の前に広がったのは、想像を絶する日本の姿であった。

声優・キャラクター
黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子、大塚明夫、朴璐美、櫻井孝宏、森川智之、柿原徹也

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハリウッドアクション映画のようなCGアニメ

フルCGで描かれる近未来SFです。
あらすじを読むと、なかなか面白そうなストーリー。
期待して視聴しましたが・・・・うーん、ハードルを上げすぎたせいか思った程驚きはなかったです。
決して面白くない訳ではなかったんですが。


ネタバレになりそうなので、ストーリーについては詳しく語りませんが、例えるならバイオハザードみたいなものだと思っていただければいいです。
任務を遂行する主人公を中心に、謎が解明されつつドンパチやって、最後は・・・・という感じ。

CG作画は良かったです。
人間の表情の変化が乏しいのと、影の落とし方のせいかCGらしくない平面的な絵に見えてしまうのが気になりましたが、動きはスムーズで迫力もありました。
メカの描写は素晴らしい。
アクションシーンが結構ありますが、手に汗握る展開と魅せ方。
ハリウッド映画ように、見応えのある映像を次々に畳み掛けて飽きさせない構成。ヒネた見方をすれば、そうやって映像を強調することで中身の薄さを誤魔化しているとも取れますがw

主人公の声をアテているのが女優の黒木メイサ。
ヘタクソではありませんが、声優として上手いとも思えず。
映画興行の事を考えると、芸能人の声優起用で話題を呼ぶ手法を一概に否定はできませんが、やっぱり嫌悪感を感じざるをえません。
やるからにはちゃんと視聴したアニヲタどもを唸らせるような演技をしてもらいたい。声質じゃプロである声優より劣るの当たり前なんだから、凡庸な演技じゃダメでしょ。


多少の不満はあるものの娯楽性は充分です。
普通のアクション映画が好きな方にはオススメできます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ハリウッド映画にありそうなストーリーだけど。

日本がハイテク過ぎて諸外国から危険視されいじめられたため、ハイテクな鎖国状態にある近未来なお話。

ストーリーはハリウッド映画にでもありそうな感じでした。
良い意味で予想を裏切る奇想天外な流れ、悪い意味で底が浅くご都合主義。
あまり深く考えたり、突っ込んではいけないストーリーです。

絵もCGグリグリですが不自然さも少なめでお金かかっています。

そして、主人公の声優が黒木メイサです。
聞いていられないほど下手ということはありません....むしろ初めて?にしてはうまい方なのかも。
でも、他にもっとうまく出来るプロの人はいたと思います。
映画なので興業的理由で致し方ないのでしょうけど。


ハリウッド映画のようなスピード感、ストーリーが好きな方どーぞ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

スシロー騒動が暗示する未来のディストピア

近未来ものSF映画であります。

完成度がそれほど高いというわけでもなく、絶対見るべきとも思えませんし
むしろ「楽園追放」の方がお奨めであると言うべきなのかもしれませんが
SFに興味ない人ほどこのように未来を描いた物語を参考にしていただきたいと思う次第であります。

「スシロー騒動」の対策は簡単であります。
{netabare}監視カメラと顔認証、信用スコア制度、
中国の「スマートシティ」では既に導入済の近未来的テクノロジーです。

アニメファンにはむしろ残念なニュースと言えるかもしれませんが
間もなく「サイコパス」や「攻殻機動隊」の世界が完全再現されます。

アニメが純粋にフィクションであり、アニメファンの妄想を満たすだけの荒唐無稽な娯楽で
あればよかったのですが、特にSF作品が示した未来の暗示は残念ながら
ほぼすべて実現する見込みでございます。

特に深刻なものが「トランスヒューマニズム」に関するものでありまして、
これが持つ意味を知る人は皆無に等しいというのが現状であります。

それはもう始まっていて、グレートリセット後の世界や大阪万博の後には更に
急加速することとなるでしょう。

アニメファンの妄想が実現する世界?{/netabare}
それは素晴らしい世界でしょうか??
それとも世にも悍ましい世界でありましょうか??

衝撃に備えるには今から準備しておく必要があるのかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

55.0 4 パワードスーツでロボットなアニメランキング4位
APPLESEED XIII [アップルシード サーティーン](OVA)

2011年6月13日
★★★★☆ 3.2 (35)
228人が棚に入れました
これまでの映画2作の続編ではなく、全13話のまったく新しいテレビアニメシリーズとして制作される。第五次世界大戦後の人工都市オリュンポスを舞台に、特殊部隊ES.W.A.T.に所属する女性隊員デュナン、戦闘サイボーグのブリアレオスの活躍が描かれるが、映画版とは一味違うデュナンとブリアレオスの関係性も見どころとなる。監督は浜名孝行氏(『図書館戦争』『獣の奏者エリン』監督)が担当。シリーズ構成・脚本に藤咲淳一氏(『BLOOD+』監督、『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』脚本)、キャラクターデザインに後藤隆幸氏(『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』作画監督、『獣の奏者エリン』キャラクターデザイン)、メカニカルデザインに竹内敦志氏(『REIDEEN』『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』メカニックデザイン)といった豪華スタッフが集結するほか、キャラクターデザイン原案として原作者・士郎正宗氏も制作に参加しており、原作を意識したキャラクター設定となる模様だ。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

アップルシード大好きなんですよねw 攻殻よか小難しいこと考えなくてもいいから^q^

女戦士デュナン・ナッツ
全身サイボーグの恋人ブリアレオス
美女と野獣ならぬ美女とサイボーグのコンビが活躍する士郎正宗原作のサイバーパンクアクション


人間とサイボーグ、そして遺伝子操作によって誕生したバイオロイドと呼ばれるクローン人間それぞれが共存し、コンピューターによって管理された未来都市が舞台


荒牧伸志監督による映画シリーズ2本の後にロマのフ比嘉監督によるテレビシリーズ化が予定されていましたが企画凍結
満を持しての完全新作となった今作も企画会社が自己破産するなどポシャりかけてしまいどうなることやら(((((゜д゜;)))))
などと心配していましたが、プロダクションI.Gのスタッフを中心に複数の制作スタジオが1話毎に個別で制作を行うという方針でなんとかⅩⅢが示す文字通り全13話のシリーズとして仕上がりました
全13話を総集編として前後編に分けた劇場版を制作し、その後ネットで各話配信、そしてBD発売・・・という奇抜なメディア展開


公式では「原作絵を再現~」とか言っちゃってますけど、ぶっちゃけキャラクターの造形は荒牧監督の映画シリーズより劣ります
シェーディングとかテクスチャがしょぼい(予算の都合・・・なのか?;)一昔前のCG作品に逆戻りしてる感あります
一番気になる点はソコでしたが、メカ描写については迫力あって見所になっております
ランドメイト戦など特に凄い


音楽は流石にゲストミュージシャン呼びまくった映画シリーズを越えられんでしょ^^;
とかナメてかかっていたらこれがこれがw
Conischさんが思いのほか良い仕事をしてくれているのでこれに関しては単純に好みのレベルに留まっています


アニメ化する度にチョコチョコ変わる声優陣は
デュナン=坂本真綾
ブリアレオス=山寺宏一
ヒトミ=高橋美佳子
アテナ=玉川砂記子
といった具合でコレも所詮好みのレベル
真綾ファンのオイラには実に俺得^q^


お話自体は、アップルシードシリーズの世界観を象徴する存在であるバイオロイドの意義を巡ってテロとの対峙
と、御馴染みなところを引っ張ってはきたものの、立場が違えば理想郷に対する認識や価値観も違うという部分から生まれるドラマチックな部分もアリなかなか見応えアリです
特に廃墟でひっそりと暮らしていたレジスタンスの少年と弟のくだりはショッキング・・・
彼らにとっては生まれ育った廃墟こそが楽園なのだ、という郷土愛がシビれますね


クライマックスが荒唐無稽なのは藤咲淳一脚本ではよくあることなので許してあげて!w
色々ツッコミたい部分もありつつですがメカヲタ、SFアクション大好きっ子ウェルカムで攻殻みたく肩肘張らずに「士郎先生天才やw」と未来世界に思いを馳せる童心に返りつつお楽しみいただけます^^b

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

CGアニメの未来への試金石

今作は、クオリティがどうというよりは、その製作方式にこれからのCGアニメ(特にテレビシリーズ)の今後へのヒントがあるように感じました。

それは、各話を別の会社が製作するというものです。

特にCGアニメの制作方法は前例のないものが多いでしょうから、企業秘密にしておきたかったものもあるかもしれません。

しかし、今作の制作にあたってある程度の技法の共有が会社間で行われたようです。

そのことが「今後のCGアニメ界にとって大きなプラスになった」と感じられるような作品として、形になる日を楽しみに待ちたいと思います。

むしろアニメ本編よりも、各話(各社)ごとのメイキング映像がものすごく見ごたえありました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

64.9 5 パワードスーツでロボットなアニメランキング5位
機甲創世記モスピーダ(TVアニメ動画)

1983年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
131人が棚に入れました
2050年、突如として地球に侵攻してきた正体不明の異星人インビットの為、地球人の半数が火星に避難する。30年後の2080年、地球奪還と同胞の救出のために地球降下作戦が開始された。第1次降下作戦は失敗に終わったが、3年後の第2次降下作戦では、過去の教訓から新型の可変戦闘機AFC-01 レギオス及びAB-01 トレッド、そしてこれらに搭載される、搭乗員の生存率を高めるための変型バイク兼パワードスーツVR-052 モスピーダが配備されていた。火星生まれで火星育ちのマルスベース軍の若き士官・スティックは、第2次降下部隊に所属し、作戦成功後に恋人のマリーンと結婚する約束をしていた。だが、大気圏突入中にインビットの迎撃を受けたうえ、大気はインビットにより特殊加工されており、降下中の機体の多くは撃墜され、あるいは大気圏突入に耐えられず作戦は失敗する。マリーンの乗る降下艇ホリゾントも、特殊加工された大気圏の影響を受け崩壊しつつ制御不能となり、スティックの目の前でインビットに撃沈される。混戦の中、機体を損傷し本隊とはぐれたスティックは、南アメリカに降下することとなる。一方、地球生まれで地球育ちのレイは、第2次降下作戦の宇宙船の残骸の中からモスピーダを見つけ出す。

声優・キャラクター
大山尚雄、島田敏、土井美加、深雪さなえ、鈴置洋孝、松木美音、西村知道、高橋美紀、小原乃梨子、神田和佳、大塚芳忠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「古典SF」の系譜(良作)(なぜかTokyo MXで再放送中)

1980年代の作品。まだ原作なしのオリジナルTVアニメがたくさん作られていた時代で、本作もそのひとつ。キーワードは「進化」。

本放送当時は日曜日の午前中とか、謎な時間帯での放映のためか知名度はいまいちかも。そのわりに設定やストーリーは中高生以上がターゲットっぽく、おそらく小学生には面白くなさそうな内容でした。

人類とは異なる価値観とか生命体としての素地の違いからくる時間感覚の違い、異文化コミュニケーションなど「古典SF」のエッセンスに溢れた良作です。

タイトルの「モスピーダ」はバイク型の兵器で、パワードスーツに変型して着用もできる優れもの。着たまま可変戦闘機「レギオス」に搭乗できるなど汎用性が高い。

甲殻類がモチーフっぽい敵のインビット側のデザインも私的には好み。

あにこれのあらすじにもある通り地球は異星からやってきたと思われる謎の生命体インビットに占領されており、主人公のスティックは第二次地球降下作戦(作戦名から察せられる通り第一次作戦は失敗)により「レフレックス・ポイント」への降下を目指すも敢えなく撃墜されて不時着するところから話が始まります。

ストーリーは今の感覚からすると進みは遅く感じると思います。基本ゲリラ戦なので燃料も弾薬も調達には苦労していて、味方陣営は苦戦なので戦闘にも爽快感はあまりありません。

可変戦闘機レギオスも「VF-1のパクリ」とか当時は揶揄されたりもしましたが、地上からレフレックス・ポイントを目指す一行の顔ぶれも多彩(男女は当然として女装キャラや小さな女の子まで)で、本作は♪少しだけ生まれる時代を~間違えたのさ blue blue rain in my soul~
(本当の歌詞は「少しだけ」ではなく「二人とも」…。)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

超カッケェっす  設定だけは

80年代リアルロボット物で、ホント勿体ないなと当時も思った作品です。

まず放送時間が最悪でした。
日曜の朝です。部活の練習あったら見れねぇです。ビデオデッキの普及率がまだまだとも言える時代でしたからねぇ。私んちも無かった。悲しい思い出。結構見れて無い奴が友達にも多かったです。

んで設定のハードさと当時のタツノコプロの柔らかい線のミスマッチ。
昔のタツノコプロの絵というか、この頃位までは各社とも絵に特徴有りましたからねぇ。私個人の印象としてはタイムボカンシリーズの絵柄でリアルロボット物見せられてるのとニアイコールで抵抗有りました。
当時知ってる他の方はどう思ってたのか興味深いです。

主人公はインビットと呼ばれる謎の生命体に侵略された地球を奪還する為に、地球に派遣された第二次派遣軍の降下部隊なんすよね。この第二次ってトコがイイトコ突いてますよね。一回失敗してるのかよ~的な所がカッコよく思えた中学時代w
んで、地球で細々と戦ってた第一次降下作戦の生き残りとか地球の生き残りの勢力と合流しながら、降下作戦の目標地点レフレックス・ポイントに向かうって話なんすけどね。んで、その時期を見計らっての第三次降下部隊の投入なんですが、ここらへんで敵の正体が判ってきて・・・って感じでして。

でもね~なんか蓋開けてみると、設定のハードさが伝わってこないんですよね。異生物相手の戦争物と言う緊張感がどうも・・・
サンライズのシャープな線とストーリー展開には及びませんでしたね。
当時としては、やはり餅は餅屋だったんだと思います。


OP・EDも当時人気あったし、出て来るメカも良かったんですけどね~。
モスピーダもレギオスも可変タイプのプラモ私買いましたもん。
何故かメーカーは学研だったんですけどねw
他メーカーのOEMだったのかもしれませんが出来は悪くなかったです。
当時はバルキリーすら完全変形のプラモデルは無かった筈。
バルキリー好きはタカトクの高い玩具買わないといけなかった時代です。

なんかオッサンのプラモ話になっちゃってグダグダですが、若い人は無理して見なくてもOKな作品ですんで。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

匿名女装子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画と本放送時間だけ悪い作品

他の人も指摘してたがフジテレビでの本放送が毎週日曜日の朝9時半からだった。
どう考えても連続アニメを流す時間では無いと思う(今でも放送してるけど)。
夕方に放送してたら人気アニメに成って居たハズ。

ストーリーとメカやキャラクターと声優さんや主題歌は良い作品だが国内ではマイナーなSFアニメで、むしろアメリカのほうが有名だったりする。

今のアニメ技術でリメイクしても受けるだろうけど、いかんせん声優さんがベテラン揃いだし故人も居るから早急に企画しないと無理だけど。
当時の演出スタッフは現役で活躍してるけど、リメイクする気が在るのか不明。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

62.8 6 パワードスーツでロボットなアニメランキング6位
SHORT PEACE(アニメ映画)

2013年7月20日
★★★★☆ 3.7 (90)
467人が棚に入れました
【火要鎮】18世紀、江戸の町。商家の娘お若と幼馴染の松吉。惹かれあう二人であったが、松吉は家を勘当され町火消しとして生きる。そんな最中、お若の縁談の話が進み始めた。松吉への思いを忘れられない彼女の狂った情念からの行動は、大火事を引き起こし江戸の町を焼き尽くす。その大火の中で再びめぐり合う二人。巨大都市江戸の大火を舞台としたスペクタクル。【九十九】18世紀。嵐の夜、深い山中で男が道に迷っていた。そこで見つけた小さな祠。中に入るとその空間は突然別世界の部屋に変化する。そこに次々と現れたのは捨てられた傘や、着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。【GAMBO】16世紀末。戦国時代末期。東北地方(最上領)の山中に天空より何かが落下した。直後、寒村に一匹の巨大な鬼のような化け物が現れ略奪の限りを尽くす。時を同じくして寒村に暮らす少女カオは白い熊と出会う。人の言葉を理解するその神秘的な熊にカオは救いを求めた。かくして鬼と白熊との激闘がはじまる。新機軸のバイオレンス作品たるべく、荒く力強い画面を3DCGの技術を活用し描き出す。【武器よさらば】近未来。東京。砂漠の中の廃墟と化した都市を訪れたパワードスーツで武装した5人からなる小隊は一台の戦車型無人兵器と遭遇戦となる。しかし、次第に歯車が狂い始め小隊は窮地に陥っていく。大友克洋の原作による伝説的な戦闘アクション漫画を、再構築し、リアリティと革新性のある描写をめざした。エキサイティングなアクション作品でありながらも、無常観の漂うテイストに仕上げた作品。

声優・キャラクター
春名風花、早見沙織、森田成一、山寺宏一、悠木碧、草尾毅、田村睦心、浪川大輔、二又一成、壇臣幸、牛山茂、大塚明夫、置鮎龍太郎

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

限られた時間の中に凝縮された様々な映像美

約68分 オープニング+短編4話
以前より興味があったのでレンタルで観てみました。

オープニング 監督 森本晃司
遊び心が満載の映像でした。楽しくなりますね〜
この世界に一気に引き込まれました^^

1 九十九 監督 森田修平
古き伝統のあるカラフルな色彩に目を奪われました。

2 火要鎮 監督 大友克洋
名のとおり、火の表現が凄かったですね。

3 GAMBO 監督 安藤裕章
とにかく迫力がありました。凄惨な場面が多いので苦手な方は気をつけてくださいね。

4 武器よさらば 監督 カトキハジメ 原作 大友克洋
近未来なお話です。機械がすごく緻密に描かれいて、内容は大友さんらしいオチですね。

日本を意識した内容との事で、日本の古い時代から近未来まで描かれています。

お話は時間が短いこともあって、単純で分かりやすい内容ですね。

でも、この短編集は作画はもちろん、カメラワークなどで様々な迫力ある作品となってます。

最後に、「アニメって凄い!」って改めて思う作品でした^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

THE ANIMATION!!

日本のアニメは凄いと思える作品!!
緻密で迫力がある映像は見応えありました。
人や動物が死んだり、暴力や惨殺シーンは苦手ですが
アニメーションの技として受け入れました。

森本晃司のオープニングアニメーションは
可愛くて、綺麗でワクワクしました!!

『九十九』は題材が妖怪なので、めちゃくちゃ好みです。
とても微笑ましい内容。CGが見事です。

大友克洋『火要鎮』は、江戸の大火の物語。
悲恋が大惨事に。
手描きとCGの区別が私には分かりませんが
繊細でともかく美しい。
これも好みです!!
以前、日本舞踊をやっていたので
『八百屋お七』を思い出す内容も嬉しかった。

『GAMBO』は昔話のような作画ですが
格闘シーンは壮絶で力が入りました。
思わず声にならない悲鳴をあげてしまいました。
パンフ買ってないので、白熊が何者なのか気になります。

大友克洋原作、カトキハジメ監督の『武器よさらば』
男の人は面白いのかも知れませんが、
これだけは、私の好みではなかった。
シニカルな部も分わるけど、なんかイライラしました。
どう違うのか原作を読んでみたい。

EDの「夢で逢いましょう」は違和感があり、
やっぱり好みじゃない。

絶賛ではないけど、アニメーション観たって感じです!

☆追記☆
『武器よさらば』のメカやシューティングは面白いです。
隊員の死や虚無感が好みではありませんが
私にはイライラするほど、ある意味影響あったのかと。

男性が好む作品かも知れませんね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

お兄ちゃんコレいっぺん大声で言ってみたかったのでこの際言わせてちょ!「世界よ!!これが日本のアニメーションだーーー!!!」

まずオイラは「ミヤザキハヤオ」「オシイマモル」「シンカイマコト」「ホソダマモル」が通じても「オオトモカツヒロ」が通じないっていう職場の後輩のその偏ったヲタク脳を叩き直してやりたい^^b










大友克洋監督以下、日本が誇るトップクリエイターが一同に集結した短編4本で構成される劇場作品
かつての『MEMORIES』を髣髴とさせるオムニバス形式ではありますが、主にCGと手描きアニメーションの融合を図った先端技術の映像もまた魅力の一つです
ってかもうほとんど作画とCGの境目はワカラン
間違いなくその分野では最先端


ちなみに今作のテーマは4本それぞれがなんらかのカタチで『日本の姿』を描いていること
つってもそれは最初の2本を作った後で決めた完璧なこじつけ(笑)
4本とも“特に深みのある作品ではない”ことを先に謝っておきましょうw
心温まるラストが印象的な【九十九】はともかくとして、他三本は「まあ見事に話の中身の無い作品が揃ったもの」で逆に大したもんですw
なんも考えず、“娯楽作品”としてご堪能頂くのがいいかと思います
アクション、ロマンス、スペクタクル、バイオレンス、SFメカ、女の子、そして笑いも・・・?w
そんなんで面白いかの?
オイラは暫し考えるのヤメたくなりました、モチロン良い意味で、こんなのを「衝撃的な作品」と呼ぶのでしょう


【オープニング】
森本晃司
Minilogue
春名風花


【九十九】
舞台は江戸時代ごろ
強面で大柄な男が一人、雨の降りしきる山中で道に迷ってしまう
男は見つけた小さな祠で雨宿りをすることにするが、祠の中には人々によってポイと捨てられた傘や流行から外れた絹織物に魂が宿りモノノケとなっていた
男を祟るかのように迫ってきたモノノケ達にしかし男は全く動じず、壊れた傘を修理してやったり、廃れた生地を仕立て直してやったり、『モノ達』の供養を淡々してやるのだが・・・

江戸時代の日本という視点と『付喪神』という日本人独自の感性から、エコが叫ばれる現代にも通ずる“リサイクル”というテーマを描く作品
説教臭い内容ではなく、むしろ主役の男の勢いの良さ、そして清々しいまでの潔さが軽快なテンポ感を生んでいます

森田修平
岸啓介
堀内博之
山寺宏一
悠木碧
草尾毅


【火要鎮】
「火事と喧嘩は江戸の花」と謳われた通り、江戸という町において最大のスペクタルといえば火災
商家に生まれながらも火事場に心奪われて親に勘当され、火消しとなった男、松吉
松吉と結ばれぬ恋に堕ちた幼馴染のお嬢様、若菜(お若)
お若の気持ちを無視した縁談の話が持ち上がる最中、悲しみの果てに狂気に駆られたお若はふとしたことで起きたボヤを見つめてある決意をする
やがてボヤの炎は大きくなっていき、二人の家と江戸の町を焼き尽くしていく
そして大火の中で再び運命の二人をめぐり合わせることになる・・・

大友克洋監督の最新作
『スチームボーイ』では“蒸気”を描いた監督でしたが、今作では迫り来る“業火”を描いております
4本の中で唯一ラブロマンスを扱った作品ではありますが、最も中途半端なストーリーテリングがなされている“最高に雑な話”でもありますw
今作のみシネスコサイズの作品なのですが上下の枠は黒帯ではなく、絵巻物をイメージした和柄の装丁になっているのが特徴
ラストシーンではこの装丁にもちょっとだけ目を向けていただきたいところ

大友克洋
小原秀一
久保田麻琴
橋本敬史
早見沙織
森田成一


【GAMBO】
戦国時代の出羽国(現在の山形、秋田に相当)
突如天から降ってきた“何か”から現れた鬼のような姿の怪物が山里の寒村で暴れだし、村の娘達をさらっていく
寒村で最後の娘となった少女、カオは人の言葉を理解する神秘的な白熊、「ガンボ」に鬼を退治してもらうよう祈る
少女の切なる願いを聞き取ったガンボは自ら鬼退治に向かい、鬼との死闘を繰り広げることに
目前に広がる圧倒的な暴力に恐れ慄くカオだったが、一部始終を見届けていた野武士の青年にガンボを差し向けた責任の重さを背負うよう「祈り続けろ」と諭される
そして二匹の戦いの行く末は・・・

この作品はもう単純明快、実に痛快、ようはプロレスがやりたかったらしいですw
極々ありがちな“昔話”のような舞台とあらすじ、しかし画面上に繰り広げられるのは圧倒的な暴力!血しぶき!肉が裂け、骨が砕ける轟音!
それ以外のナニモノでもありませんw
そう、今作のキャッチコピーは“ホントは怖い日本昔話”
コレに尽きるのではないかと?

安藤裕章
石井克人
貞本義行
七瀬光
田村睦心
浪川大輔


【武器よさらば】
富士山噴火と最終戦争で砂漠と化した東京を舞台に、大戦で失われた兵器たちを回収する任務に就く一個小隊
いつも通りに仕事をこなす彼等の前に、自律型歩行戦車「ゴンク」が立ちはだかる・・・

大友克洋の同名漫画に惚れ込んでいたカトキハジメが予ねてから映像化を懇願していたところ「カトキさんがやれば?」と大友から言われたのが出発点だとか
プロテクションスーツに身を包み、ビームライフルに電磁グレネード、UAVで武装した未来の兵士達の姿
数々のSF作品、戦争映画を踏襲した迫力の市街地戦
まさにオトコノコにとっては興奮と圧巻の連続
コレだけのために観に行っても良いのでは?そう感じすらさせてくれるラスト4本目、そしてこのプロジェクトの集大成と呼ぶに相応しいSFミリタリーアクションです!

カトキハジメ
田中達之
山根公利
堀内博之
小倉宏昌
森田修平
片山一良
佐藤順一
二又一成
檀臣幸
牛山茂
大塚明夫
置鮎龍太郎

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20
ページの先頭へ