パンチラで部活なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのパンチラで部活な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番のパンチラで部活なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.2 1 パンチラで部活なアニメランキング1位
失われた未来を求めて(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (771)
4112人が棚に入れました
21世紀の初めの、秋の内浜地区。
内浜学園は歴代最高潮の盛り上がりを見せていた。
執行部を中心に開催される、各分科会最大の見せ場・総合学会。
それは新校舎建設とともに、廃校が決まった旧校舎での最後のお祭りだった。
当然、各文化学会の会長をはじめ、学生達は総力をあげてこの最後の文化祭を成功へと導こうとしていた。
何度も賞を取っている美術会の展覧会、吹奏楽会総出演の大公演会、
植物遺伝子の組み換えで実績のある生物学会。
実力ある学会が参戦の名乗りをあげる度に士気は高まっていく。
主人公・秋山秦が所属する「天文学会」が不思議な事件の解決のために動きだすというストーリー。


声優・キャラクター
寺島拓篤、高田初美、友永朱音、瑞沢渓、たみやすともえ、山口勝平、種﨑敦美、大塚明夫、佐藤聡美、後藤邑子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

確かに「劣化シュタゲ」だが、終盤しっかり感動できる“切ない系”

「劣化シュタゲ」と呼ばれているらしい本作のことは前々から気になっており、一気観してみました。

あにこれ総合点数が低いのも仕方ないかな・・・と思いつつも我慢して視聴し続けた結果、終盤で“意外”なくらいに感動してしまい結構ビックリ。

うーむ、そうきたか・・・参ったな、という感じ。
こういう「切ない」系に実はかなり弱いので、その一点で評価を上げたくなりました。

★結論★
本作の場合、幾らかでも感動したい人は、“ネタバレ絶対回避”で余り期待せずにトットと一気観するのが吉でしょう。
(ネタバレしてしまうと本作“唯一”の感動ポイントが薄まってしまうため)

最初から最後まで色々と粗が多い本作ですが、これはこれで視聴して良かったと思える作品でした。

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(2015/12/29)

2周目完走。各話タイトル&評価を追加。
色々と粗も目立つが、終盤の第10-11話の感動は、やはり本物と思ったので、個人評価を、3.7→4.0に引き上げました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


====== 失われた未来を求めて (2014年10-12月) =====

{netabare}第1話 失われた未来 ☆ ※キャラ設定、作画、演出が色々とひと昔前風なのが気になる・・・

- - - - - - - ストーリーの切れ目1 - - - - - - -

第2話 彼女と霊の存在証明 ☆ ※作品舞台の設定もボロが目立ち過ぎて心配になるレベル
第3話 会長はきらめく瞳で夢を見る ☆
第4話 万物は流転する ☆
第5話 量子猫と雫の行方 ☆ AI(ヒロ君etc.)登場
第6話 籠の鳥の進路相談 ★ 
第7話 239万光年の想い ★
第8話 すれ違う流星 ★

- - - - - - - ストーリーの切れ目2 - - - - - - -

第9話 過去への扉 × 設定のチグハグさが目立つ
第10話 残された時間 ★★ ※ここでかなりの不意打ち
第11話 明日また、会えるよね? ★★ 
第12話 君のいる未来 ☆{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)3、☆(並回)6、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「Le jour」
ED 「明日また会えるよね」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 50
ネタバレ

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絵でなく“脚本”こそ見所。過小評価な大穴アニメ!

第一話「失われた未来」
{netabare}PCゲーム版の絵がやはりマッチしているだけに、CGアニメぽい作画は減点せざるを得ないですね。原案絵からアニメ絵に巧く落とすのは大変なのかな?いっそ『天体のメソッド』のキャラデザ担当の方呼んで、任せてもらった方が多分良いような気がしてきた(あのアニメは話はさておき、絵は外してなかったですし)。
キャラにしても格闘女子に留学生(?)の陽気キャラ。加えて怪しい・暴力的なヘンテコキャラが揃ったりと、主役たちが通う学校、アクの強い面々すぎwあれだけキャラが立ちすぎると、バランスとかが悪くなるし、主役たちがおざなりになる危険はあるんじゃないかな?
とはいえ最後まで見ると、この不満が嘘のように全部解消されますよ。放送開始の約2年前、期待値低く触れたはずが、どんどんのめり込んでいって、最終回でこのアニメを”切らず”に済んでホント良かった。そう思ってしまったほど、侮れないアニメでした。ネタバレせずに要約するとこのアニメは、時間も時空も超越した壮大で儚くて、強烈な驚きに満ちた”ラブストーリー”です。もし1話で”これ、ねえな”と考えたのならどうか一度、騙されたと思ってとにかう最終回まで見てください。脚本が前述のマイナス、見事にカバーしてるので(それどころか完成度がここ数年でかなりのレベル)。{/netabare}

第二話「彼女と霊の存在証明」
{netabare}キャラクター原案をトレース出来ない作画であったり、ガタイがとにかく無駄に大きい学生会長の必要性。アニメオリジナルキャラクターの深沢花梨の追加など、今見てもアニメ自体には不満点がいっぱいあります。三番目の不満についてはラストで挽回されますけど、そこに到るまで多少の我慢を強いるところはイタイです(プラス作画のチグハグぶりで余計に我慢をしなきゃだし)。
ですが不満を緩和させる良ポイントも多いです。壮大な純愛ドラマの幕を開ける「古川ゆい」ちゃん。彼女を通して物語が動き始める流れは好きだし、「校内幽霊騒動」や「眠り病」の不穏なイベント…これらをちゃんと押さえる上でも見逃せない回でした。このアニメをリピートしたい理由も見れば分かると思うし、何度も何度も細かいところを確認したくなりますよ。
イチオシの場面を挙げると「柔らかくて気持ちいい」と「寂しいです」が出る場面と天然さと冷静さが内在しているゆいちゃんです。特に最後のゆいちゃんは見事なクリフハンガー(作劇手法の「宙吊り結末」)でした。Aパート終了直後のBGMもスゴく好きです。{/netabare}

第三話「会長はきらめく瞳で夢を見る」
{netabare}『月がきれい』(2017)や『だがしかし』(2016)を見ていた方なら御存知ですが、feelアニメ特有(あくまで個人の見解です)の“変化OP”が完成します。一気にドラマのスケール感を倍増させる曲のサビ。全体の絵も美麗ですが、何より佳織とゆいちゃんの二人!あそこのメインヒロイン力で、これまでの不満消えますよ(決して全部じゃないけれど、多少は許せちゃうぐらい)!
別の不満は代わりに出ました。愛理と佳織の回想パートに挿入される“説明台詞”。不必要とは言いませんが、さすがに説明過多でした。愛理一人に佳織や奏との出会いや自分の過去すべてを喋らせるのは愚策です。佳織や他のキャラクターにも負担させればよかったですし、話のテンポも良くなったはず。それがどうにも残念でした。
あと“諍い”の元凶たる柔道部も絵がヘンです。まるでパチモン『クローズ』だったし、全体的に浮いていました。元のゲームもあんなイラストでないことを祈るばかり(一度プレイをしてみたいので)…。
残念ながら今回ばかりは不満が非常に勝っていますが、奏と愛理の距離感だったり、ゆいちゃんの言動等々、今後に繋がる伏線自体は自然でとても素敵でした。
『BANANA FISH』(2018)のアッシュ・リンクスの“中の人”もチラッといましたw{/netabare}

第四話「万物は流転する」
{netabare}普通の青春アニメとしても、恋愛アニメとしても好きです。ゆいちゃんも可愛かったし、三角関係も始まりました。
奏くんはイケメンだけれど、強いて言うならオタクっぽいし、男っぽさにはご縁がない。そんな感じの男の子です。ですが時折行動力や果敢なところを見せてくれて、ギャップを感じさせてくれるところはまさに主役ですね!だからこそ奏の隣にこれまでいられた佳織の心にさざ波を与えてくれるゆいちゃんは強烈ですね(佳織はあそこで自分の気持ちと向き合えたのかもしれませんし)。
一方で緊張感が今回非常に高いです。1話のクライマックスの“悲劇”を連想させるバス停留所。佳織が受けた捻挫の場所が足から左の手に変わる。極めつけは川に流れた佳織の靴を拾う場面。あそこで正直、異変か悲劇が起こるのでは?とハラハラでしたし、ゆいちゃんにもハラハラでした。あの子意外と無鉄砲だしw
無事平和に終わりましたが、ゆいちゃんへ複雑な目を向ける佳織が切ないです。あそこが一番青春ものの苦みが内包していたので。{/netabare}

第五話「量子猫と雫の行方」
{netabare}思考実験の一つらしい「シュレーディンガーの猫」であったり、「人工知能」「自己言及のアルゴリズム」のキーワード。おそらく意味を多少なりとも学ぶ必要はある回です。ただしメインの一つであって、全体のメインじゃないです。仮に激しく狼狽えても、もう一つのメインパートがフォローするので大丈夫です。そこは同時に緊張感を一手に担っていましたので。
ずばり佳織とゆいちゃんです。自分を常に気にかけたり、危ないことから遠ざけようと動いてくれるゆいちゃんに、佳織はとにかくストレートにその理由を尋ねます。当然言えないゆいちゃんとの平行線がハラハラですし、ある種の疑似家族のような相関図も浮かんできます(ゆいちゃんは天文学部皆の子供といえますから)。
逆にコメディ要員を担っているのは奏たちと乙ゲー(乙女ゲーム)みたいなイケメンプログラムを制作する腐女子(?)たちです。最終的にはゆい出生に大きく繋がる出会いですが、この段階でそんな未来に通じるビジョンは見え辛いですwホント油断ならない回です(笑){/netabare}

第六話「籠の鳥の進路相談」
{netabare}平凡な存在(奏)が、囚われの鳥(凪沙)を支える回、と書けば簡単ですが、奏の未来に大きく影響していく回とも解釈できます。
凪沙さんに巻き込まれて、あれやこれやと動いていく度、奏が平凡だからこその疑問や思いを伝えていくのは、未来の彼が対峙している“現状”ともリンクしていて、中々感慨深いですし、スゴく多層的でした。
凪沙さんの婚約者も自覚的なところが良いです。同じ立場で同じように諦観している側だからこそ、奏の本音に肩の力が抜けたような場面もあって、それが9話の「茨道」に繋がるのかもしれませんね。
婚約の行方については正直分からずじまいですが、『ティム・バートンのコープス・ブライド』(2005)みたいに相思相愛ラスト?そのあたりは言及されてなかったような気がしたので。
それと最後に余談ですが、佳織のあれは夜這いでしょ!原作のエロゲ―にそれらしいのが数枚あったしw{/netabare}

第七話「239万光年の想い」
{netabare}時間も時空も跳躍したラブストーリーがいよいよです。奏に向かって“ゆいと呼んでください”と呟くゆいちゃん。あの時のドキドキたるや、見事な破壊力でした。同時に奏がゆいへ伝えた“アンドロメダ銀河と地球の距離の数値”の切なさが、何というか二人を隔てる距離そのもので苦しいです…。
「未来の奏」が久しぶりにアニメ本編に挿入されたり、親密になる二人を遠くから見つめる佳織。SF色と恋愛色がとても素敵に交ざっていますし、これまで蓄積された不満をほとんど解消できると思う。リアルタイムで見ていた僕はこの作品が好きになったし!{/netabare}

第八話「すれ違う流星」
{netabare}遂に1話と繋がりました。畳みかける緊張感と回避できるか否かの行方。クマのぬいぐるみと告白が交互に交わる連続カットは、ハッキリ言って安心感と不安で心がいっぱいでした。何とか未来を変えるために奔走するゆいちゃんとすれ違いが重なり合って悲劇を迎えてしまった佳織。本編わずか30分間、不安で心がザワザワしすぎて、貴重なコメディ要素(コマネチ)ですらそれを緩和できずでした。あ、でも凪沙さんの台詞だけは例外でした(「奏さんが変態なのは今更だけど」のとこですね)w
ゆいちゃんの介入でわずかに変化は生まれたけれど、それでも変えることができない「運命」ってのは大きすぎです。奏とゆいちゃん、一体どれだけ犠牲を重ねてきたんだろうか…。
なので終了15分前、多少は覚悟をしといてください。それだけを最後に言います。{/netabare}

第九話「過去への扉」
{netabare}5話の重要キーワード(「人工知能」と思考実験の「シュレーディンガーの猫」etc.)がいよいよ深く関わり始める「後日譚」で「過去」の回です。事態を回避できなかったゆいちゃんのその後の「行方」。凪沙さんの「秘密」と「覚悟」。愛理と奏の選んだ「道」……そのすべてがゆいちゃんとブラックボックスに繋がっていく、あの一連の容易に理解が出来ない話がスゴく良いです。
ゆいちゃんの正体が高度な人造人間であり、「量子チューニングマシン」における実験での失敗作。この事実は中々心に堪えるパートになっています。だって短い時間とはいえ、親しかった女の子を実験の為に利用して、しかも失敗したことが頓挫ではなく「賭け」に繋がる。アレは奏たちには勿論ゆいちゃんにも辛いわけです。だからこそゆいちゃんの原動力にもなるわけですが……。
ゆいちゃんを送る直後の、奏が最後に伝えた“すまない”……あそこから第1話の出会いに繫がる。ズルいですね。
「ゆいの視点」はこのアニメの真の物語になるので、あんな悲壮感溢れるクリフハンガーは素晴らしすぎです。とてもビターな後味ですが。{/netabare}

第十話「残された時間」
{netabare}切ないです。ただただ切ない……。
佳織が何度も悲劇を迎える場面はもはや苦笑ですが(不幸の連続場面って、そういう効果があるんでしょうか)、本筋自体はゆい視点の切ないメインドラマです。
振り返ると第1話は当然ですが始まりだとして、2~8話はおそらくですが最初のループなんでしょうね。この十話でブラックボックスに触れた場所が違ってましたし(部室でブラックボックスに触れて、記憶を継承していましたし)、矛盾点かそうでないかがちょっと分かりにくかったです。ただ記憶がリセットされても、身体は覚えていた影響があのシーンにあったとしたら、凪沙さんの部屋で箱に触れた理由も納得できます。読んでる皆さんはどう思いますか?
何十回も……というより何百回かもしれないぐらい、同じ時間をさまようことで未来が大きく変わりだして、回避の鍵がゆいちゃん自身だったなんて切ないです。佳織からの質問で奏への“気持ち”に自覚して、それが鍵だとあの瞬間にゆいちゃん、気付いたんでしょうね……
その合間に作画ミス(?)を入れてくるのはヤメてほしいです。あんな哀しい場面なのに、少し笑いかけちゃったのでw{/netabare}

第十一話「明日また、会えるよね?」
{netabare}難しいのは分からないし、調べる必要大アリですけど、非常なまでに美しいお話だったと先に言います。返事をやっと伝えた奏が、時間をどれだけ繰り返しても諦めなかったゆいちゃんへ、真っ直ぐ「ゆいのことが好きだ」と伝えた最後、感動でした。当然ゆいちゃんの行きつく先は無情ですけど「一つのゴール」で、最後の涙とキスと笑顔。あれは本望の顔でした。ゆいちゃんのあんな顔、視聴者サイドは辛いですが……。
佳織の涙も哀しいですが、未来の奏と愛理の眼差し。あそこもスッゴく哀しいです。十一話はすべてのシーンが悲壮感に満ちていますし、奏とゆいちゃんが商店街を歩く場面も同様でした。
ハッピーエンドではあるけど、ビターなハッピーエンドです。ベスト回ではあるんですが、ホント落ち込むばかりです。{/netabare}

最終話「君のいる未来」
{netabare}一番美しい結末で幕を閉じてくれました。佳織が目覚めて、涙も嗚咽も止められない未来の奏と、ゆいちゃんのことを思い出して涙と決意を誓う別の奏。どちらもこれ以上のラストは思い浮かばないほどです。
ジワジワ来たのは佳織を救えたゆいちゃんの消えた時間軸。デジャヴやプラネタリウムを経ての、集合写真とブラックボックス。“奏……”と響くゆいちゃんの声、思い出して泣き出す奏が、描かれない今後の未来をとても想像させられます。今度は奏がゆいちゃんの“失われた未来”を求めて、佳織も交えた天文学部の皆と頑張ることを、非常に重層的でいて感動的に綴ってくれます。奏とゆいは再会できるか?どれだけ時間が必要なのか?できればアニメで見たかったけど、描かないで正解でした。もし描いてしまったらきっと陳腐だったでしょうしw
文化祭のパートがいるのかどうかはちょっと怪しいですが、総括すると作画面やサブキャラクター不満は変わらず。ここがどうにかなっていれば、もっと多くの人たちがアニメのことを知ったでしょうし、ゲームも注目していたはず。
ただ1話で書いたように、脚本はここ数年で一番美しかったです。あまり脚本を絶賛するってなかったので不思議でしたが、これ以上ない素晴らしい物語に出会えました。改めて触れたことで新発見もありましたし、再びこの世界観に浸る時が楽しみです!
なので読んでくださった方も、一度マラソンをお願いします!動画配信サイトを探せばきっと出会えるはずですから!{/netabare}

全レビューを読んでくださり、ありがとうございました!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

とっても切ない・・・

最終回に近づくにつれて、気持ちが高ぶっていきました。素敵な作品です。

最初は奏と佳織の物語だと思っていたのに、次第にゆいに物語がシフトしていくのがとても自然。絵もきれいで、声優さんの演技もとっても良かったです。
音楽も背景も情緒豊かでとてもきれい。

{netabare}
ゆい、奏、佳織、凪沙の恋、とっても切ない。みんな一途でまじめで一生懸命なのに、みんなの恋、うまくいかなくて、悲しい。
特にゆいが、奏に思いを告げながら消えていくシーン、とってもかわいそう。
そして、何よりも、ゆいの存在が人々の心から消えていくシーンはとても見ていられませんでした。肉体的だけでなく、存在自体が消えたので、人の死を見たような気がしました。

{/netabare}

見終わって、切なさが残りました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 76

59.8 2 パンチラで部活なアニメランキング2位
そふてにっ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (436)
1986人が棚に入れました
マイペースな白玉中学校女子ソフトテニス部だけど、目指すは全国大会制覇!?恋とかライバルとか熱血とか妄想とか満載で贈る、お気楽軟式庭球少女たちによる青春コメディー!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、喜多村英梨、伊藤静、明坂聡美、矢作紗友里、松本忍、沢城みゆき

ザンギエフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

更に過激に…

女子中学生のソフトテニス部を舞台とした作品です

が、ひとつ注意なのがこのアニメ、スポーツアニメではなくギャグアニメです
タイトルが「そふてにっ」となっていますがテニス自体にはオマケ程度にしか触れないので本格的なテニスアニメを期待する方は避けたほうがいいかもしれません
逆に言うとテニスはほとんど真面目にやってない(?)のでテニスに興味が無い方も安心して見れるかと思います

ギャグや話のテンポがとても好みで素直に楽しめました

エッチなシーンも少し(かなり?)ありますが下品な描写ではないので身構えて見るほどではないです
(追記:というのは地上波、動画配信版の話で、DVD、BD版ではモザイク代わりの動物が絶滅してます。早い話が無修正なのでやや過激な表現となっています)

ギャグアニメが好きでちょっとエッチなアニメも大丈夫という方には特にオススメです

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

DVD&Blu-ray映像特典#1~#6視聴。

2010年12月号にてアニメ化が発表され、2011年4月から6月まで、独立UHF局などで放送された。全12話。
テレビ放映時は、裸や下着のシーンは動物マークなどで修正が入ったほか、第3話は諸事情により一部のシーンで約1分ほどの間、映像が差し替えられた。

映像特典
DVD&Blu-ray各巻収録の映像特典新作オマケアニメ。最終回後に温泉で回想するエピソード。4話には本編同様『水曜どうでしょう』ネタも盛り込まれている。

オープニングテーマ「るーるぶっくを忘れちゃえ」
エンディングテーマ「つまさきだち」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

続きが気になる作品です・・・^^

舞台は北海道・・・白玉中のソフトテニス部員が全国大会を目指して日々練習に明け暮れる青春スポコン物語・・・
を期待していましたが、テニスと笑いが五分五分の作品でした・・・^^;

私も学生時代はソフトテニス部(当時は軟式庭球と呼ばれていましたが・・・^^;)でした。少しマイナーな競技ですが、私もこの頃は毎日ラケットを握り、無我夢中でボールを追っていたので、まずこの競技がアニメ化されたことにビックリしました。

笑いの部分は少し置いておいて・・・やっぱ懐かしい感じがしました^^;

今はシングルスもあるようですが、私はダブルスしかありませんでした。なので、物語でも触れている「ペアの大切さ」はすごく共感しました。

試合をする以上、やっぱ負けたくないので・・・^^;
お互いを気遣い、短所を補って長所を前面に出してくるペアはやっぱ強かったです。
だからペアってゆっくりと育んでいく・・・というか本当の意味でのペアになるのって時間がかかる・・・そう、ペアって一蓮托生なんですよね。
そういうペア・・・強いてはチームを目指して日々練習していたような思い出があります。

ただ、物語の終わり方は少し消化不良気味です・・・^^;
もう少しこれからを見せてくれても・・・というか、ここからが面白くなるところなんじゃないでしょうか・・・
というわけで、2期を期待しています♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

71.4 3 パンチラで部活なアニメランキング3位
手品先輩(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (405)
1523人が棚に入れました
手品が大好きだけど、アガリ症のせいで失敗率は100%!? そんな「先輩」に、無理やり奇術部に入部させられ、あげくに「助手」扱い…。大道芸姉弟の「咲ちゃん」と「まーくん」、それに化学部の「斑さん」まで巻き込んで、先輩は、今日も元気に、ちょっぴりエロスに大失敗! 見てられないけど、見ていたい、ポンコツ手品GAGアニメ!!

声優・キャラクター
本渡楓、市川蒼、喜多村英梨、高橋李依、浪川大輔、茜屋日海夏

Ash-Lynx さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロハプニング先輩

先輩のえろ可愛さと助手のツッコミスキルで成り立っている作品。ショートアニメなので片手間や仕事に疲れた時に見るのに丁度いいですね。癒されます

原作を知っていたけど、表紙の見た目から手品が得意なデキる先輩の話かと思ったら、おバカキャラだったのはちょっと意外だったな

作画はアクションでもないからあまり関係ないかもしれないが、原作よりも良くなってると思う

2期はなさそうだから期待はしない

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

郷音 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

失敗率100%!? ポンコツ手品GAGアニメ!!

2019年放送アニメ。

手品は上手いはずなのにアガリ症の先輩と強引に付き合わされてる後輩(助手)とのコメディアニメ。

コメディと言ってるけど大半はエロネタです(おっぱいやパンチラなど)

それもあってか先輩と咲ちゃんボインすぎんだろ!!ほんとに女子高校生かよ!!

斑さん一番好きなんだけど出番があまりなくてね…

メイン二人の本名は原作最終回とかでわかるのかな?

OP、EDは手品を連想させるワードがたくさん出てくるので聞いてて楽しいです

1話につき15分でショートネタ3,4本という構成だったから割とすぐ見れるし、

5分アニメ枠ならすぐにでも2期できそうですね!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

にゃわん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ありそうでなかったアップテンポ作品

とにかく先輩がアホだが
奇術の世界に憧れて奇術部を作り
観客を喜ばせるために練習を怠らないが
部員が集まらなく勧誘に必死(詐欺的な手段を使ったり)
奇術を披露中に助手が欲しいと男子部員を助手にして
無理矢理入部
最初は先輩と助手だけがメインで描かれたが
後にブラコン姉さんやデブ弟などの新キャラが集まる
退屈せずに失敗するとわかっていても
手品をするところや
色仕掛けシーンなどはおもしろかった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

56.2 4 パンチラで部活なアニメランキング4位
うさかめ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (118)
452人が棚に入れました
兎亀高校テニス部に所属する4人の少女、
田中きなこ・鈴木あやこ・佐藤くるみ・西新井大師西が、
それぞれの夢や憧れを追い求める…青春群像コメディっぽいなにか。
ここに開幕♪

ハイテンションコメディ『てーきゅう』の公式ライバル『うさかめ』は、
部活にいそしむ少女たちの、
ありきたりでどこかヘンテコな日常をとってだしで描きます。

アース・スター エンターテイメントに所属する国民的声優アイドルユニット、
アース・スター ドリームの全メンバーが出演!

『てーきゅう』の公式ライバル『うさかめ』にゆるーくご期待ください。

声優・キャラクター
中島由貴、小出ひかる、新井田いづみ、谷尻まりあ、高尾奏音、曽我部英理、愛原ありさ

63.1 5 パンチラで部活なアニメランキング5位
エアマスター(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (90)
406人が棚に入れました
「エアマスター」と呼ばれる連戦連勝、無敵のストリートファイター。その正体は、実は相川摩季という女子高校生だった。格闘家の父と体操選手の母から才能を引き継いだ彼女は、華麗な空中殺法の使い手へと成長し、ある種の伝説を作る存在にまでなっていた。本作品では個性的な仲間たちとの友情、次々と現れる極めて個性的なライバルたちとの出会い・戦いの遍歴が描かれる。ストーリーは導入となる「ストリートファイト四天王編」、北海道からやってきた不良集団とのバトルを描く「黒正義誠意連合編」、摩季がプロレスの舞台で戦う「女子プロレス編」、路上格闘家のランキングをめぐる「深道ランキング編」と展開し、最後にほとんどの人物が登場するバトルロイヤルが展開され、終幕となる。

声優・キャラクター
朴璐美、金田朋子、鈴木麻里子、浅野真澄、ゆかな
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「おまえは私の中にガッツリ居るんだよ!」

柴田ヨクサル 原作、横手美智子 構成、西尾大助 監督、馬越 嘉彦 キャラデザ・作画監督

胸の中に思い来る つよいおなごといえば…


跳ぶストリートファイターとして、連戦連勝の女子高生 相川摩季。かつて新体操界で活躍を期待された過去がある。
亡き母の指導のもと鍛練していた感覚を、再び思い出したい…。そんな彼女のもとには、様々な輩が引き寄せられてくる。
新体操で鍛えた柔軟性を活かし、相手の身体の一部を土台にして旋回したり、ビルの谷間を蹴り上げて跳びかったりといった空中での闘い方が見ものです。


柴田ヨクサル作品は、俗っぽい粗野な世界を舞台にしつつも、時に純粋で真っ直ぐな、遠くを見据えるような性質が多数見え隠れするのが魅力。大義名分の無い孤高さや気高さをさらりとセリフに打ち出してくるところに、グッとさせられてしまう。
泥に咲く蓮の花のよう。
泥の部分が時にたいへんどぎついですが。

頭身は崩れるし絵柄の癖は相当くどいし、ありがたくないパンモロや、結構くだらないノリも(美奈ちゃんの巨乳ネタとか)ありますが…このガッツリさがツボにくる人はくると思います。
セリフが活き活きしていて、登場人物の変な底力が強く面白い。笑って心燃やしたい人に、オススメ‼
監督はドラゴンボールや初期プリキュアの人です。




ガタイが大きく愛想のある方ではない主人公マキちゃん、芯が強くも心優しい性格のため、友達に恵まれます。(もっとも、体操の時代は孤独だったようです。お母さんと体操を失ったけれど、そこから開かれた縁もあったということでしょうか。)

中には友情通り越している、巨乳お嬢様美奈ちゃんの暑苦しい執着もあり。はじめは「かっこいい…♡」くらいだったのに、だんだんタガが大幅に外れていく様子が…^^; 恋って人を狂わせるのね。原作このへんすごかったね。
マキちゃん男前なので気持ちはわかる。ストイックで心の中の揺るがないトコロを持ってる感じが、そそられるんでしょうね。


そこにひとっ飛びでズカズカ踏み込んでくる、着崩れスーツの唄う足技使い・坂本ジュリエッタの勢いがまた、いきなりセクシーでデタラメで…気持ち悪いけど…面白いんです。
マキちゃんの筋肉脳なウブさと、ジュリエッタの狂った一途さとの相性が反則。


そしてマキちゃんを強烈にライバル視し、いつも貧乏くじをトコトン引かされるも、心 は 錦 ィ 〜‼な崎山香織姐さん。
この人も、つよいおなごです。
自信とプライドはたっぷりな努力家なものの、自分が一番‼な勢いが災いしてか、常に独り逆境を行く。人望なく、学歴も経歴も金も心の余裕も崖っぷち通り越してても、歯を剥き走ってみせる、意地の塊、血泪姐さん。
菩薩の域に達しそうです。
うん、サキヤマ姐さんの事考えると元気でてくるよ…。


その他、たくさんの笑わせてくれる濃いキャラクターたち…。


原作好きだったけれど、絵がアニメっぽく改変された姿でも観てみたかったなとも思いました。思ったものの…
今やきれいな線と形で動くアニメはたくさんあるので、垢抜けない野太さで突っ走ってる世界を、そのまま化粧させない勢いも、いいものだなと、久々に見返しても熱く面白かったです。
長いけど観終わってしまうのがさびしかった。込み上げるこのアホな世界への愛着。原作また読みたくなったぞ。
オリンピックの日本選手の活躍とも重ねて感動していました。



それにしてもこの時代のスクールガールルックの象徴・ルーズソックス、今時は御坂美琴しか履いてない。


*****長いのでオススメ回*****
{netabare}
1〜4話までは順番に主要キャラが出揃う

5〜7話
坂本ジュリエッタvsマキちゃん。
ジュリエッタの気持ち悪さが爆発しているのは5話だけど、拳の果たし合いとしては7話。マキちゃんは本当に気持ちのいいやつ。

原作の、ジュリエッタが沢田研二の歌を唄いながらチンピラをのすシーン、見たかったけどな。歌の版権上ムリだったんでしょうか。名前が生きてこないではないか。本作ではポエムは詠ってるけど歌は唄ってないね。


9〜11話
黒正義誠意連合による美奈ちゃん強奪、金次郎vsマキちゃん。
警察はなにしてんだろ、この街。
「パッチギ!」のバス横転的なアパート強襲、唖然。
マキちゃんのお父さん、崎山、伸之介、月雄、麗一、ルチャマスター、ジュリエッタ、これまでの登場人物が入り乱れる。マキちゃん役の朴璐美さんの怒声が素晴らしいです。

12話
崎山&マキちゃんタッグで女子プロに参戦することに。
崎山vs崎山のトラウマ。
トラウマの内容、原作はもっとえげつなかったかも。

「いいんだよ。枝葉を伸ばせばぶつかるもんさ。
アタシみたいにかっこいい性格の女が、いけしゃーしゃーと生きていけるほど、世の中甘くない。こんなの茶飯事さ。
アタシがアタシをやっていくには、撃破しつづけるしかないんだ。」
トラウマ女との再会を「これは 贈り物だ」と言える境地の崎山ねーさん(T ^ T)。自家発電で復活しまくりのねーさん、絶叫。あくまでも主人公は自分なねーさん。
何気に、観衆のモブのかきわけが丁寧です。

13話14話
女子プロ続き。カイvsマキちゃん。似たような気質を感じとる二人。
「いずれあなたと闘う相手も、きっと今鍛えているわよ。」「ハイ!お母さん!」

「あたしは子供の頃からずっと闘ってるんだ。あたしを抱きしめて褒めてくれるお母さんが、この世からいなくなっても、ずっと、闘ってるんだ。」
この一途さに弱いです。
でも同じセリフを同じ歳の男子が言っていたらマザコンと引かれてしまうのだろうか。


15話
試合後、燃え尽きてフヌケ状態のマキちゃん。
それを引っ張り出すのは…やっぱりライバル、崎山ねーさん。
遊園地でヒーローショーの司会のゆうこりんお姉さんを小倉優子が熱演。
ゆうこりんお姉さんだけ、主要キャラよりも絵が気合い入れて描かれてます。( ̄▽ ̄)

17話
WARNING!! 決シテ コノ回カラ 観テハ ナリマセン
長門 × 金ちゃん…。なんていうか「進撃の長門」。巨人役で参戦しても違和感無いと思う。
深道ランキング戦突入。

20話
カイvs金次郎。
カイは幼い頃から強さに貪欲でありながらも、マキちゃんにとってのお母さんのような、一定の規律や制約や目標?の中で強さを育てられたわけではなかったので、方向性が見えなかったという事でしょうか。
予告のみちるちゃん「ジュリエッタに関わるとkissかkillかの二択よ!?」

21話
坂本ジュリエッタvs屋敷。
天井からぶら下がり祭。浸透勁祭。カラッとしてる。笑える所多々。
カイの密やかな落ち込みと立ち直りが、熱い。
幼女形態な改造技師シズナさん(人妻)は…「キルラキル」に出てませんか…?

23話
マキちゃんvs皆口由紀
初めて相手に恐怖を感じるマキちゃん。
喝を入れに来たのは、やっぱりあの人。
グルングルン予測しない風に動き回る作画に目を奪われる。
今風な滑らかなやつじゃないけどね。

25話
坂本ジュリエッタvs小西
満身創痍のジュリエッタ回。
マキパパはいつ誰と話しててもマイペースでおかしいな。


27話(最終話)
原作では連載中だっため全てではないけれど、イタコのような渺茫との闘いまで。
…の前に、崎山ねーさんとの友情締結シーンが熱い。


アレ?伸之介はどこ行ったん…


「私モテ」のラストで主人公もこっちが爆走するシーンで、エアマスターのエンディングを思い出していました。
ネット上に同様の指摘を多数発見。公式なパロディだったんでしょうか。
マキシマム・ザ・ホルモンの唄のさなか(早口空耳な詩がオカシイ)、登場人物達が目ぇひんむいた形相でひたすら走りまくる。
犬(レスキュー)が途中で走るの諦めて踵返してるのがツボ。ボーン‼

オープニングの歌も素直にかっこいいと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悪いが1秒だ

"1秒だ"って言えよ!"悪いが"は要らねえ!


めちゃくちゃ熱いっすよね、ヴァイオレンスアニメのドッ定番です!
女子高生・相川摩季はエアマスターと呼ばれるストリートファイター、数々の難敵と戦い、己を鍛え、最強の敵に挑む、といった話です。
かなりプロレスに根差したアニメで、実際女子プロレス編もあります。
とにかく摩季が強い、敵を次々倒してく様は爽快感があります。
強力な敵と対峙しても、非常に落ち着いていて威風堂々とした態度でいるので、安心して見れます。
いや、まぁ摩季が人見知りなだけなんですけどね。

キャラデザ・総作監を馬越嘉彦さんが務めています、思い返して見ればそんな感じあったかも。
早送りにしたかのような足技の連続、抑揚をつけるところはしっかりつけて、戦闘シーンは見ていて小気味良いです。

相川摩季は朴璐美さんが演じてます、だからこそ強そうに見えるってのもあると思います。
明らかに声低いですもんね、そこら辺の男性声優より迫力あります。
摩季の取り巻きのJK達はゆかなさんや金田朋子さんが入ってます。
男性声優も渋い方多いですね。

JKが主人公のアニメなのに主題歌は男性ボーカルです、まぁそっちのが合ってますが。
ジャパリネットが歌うOP「烈の瞬」、マキシマム ザ ホルモンが歌う「ROLLING1000tOON」、どちらもエアマスターを象徴する主題歌だと思います。
カラオケでアニメ映像ついてるんですよねー。

私がこの作品で最も好きキャラクターが崎山香織です!
崎山のせいで、この作品見終わった後私すんごく口が悪くなりました()
生き様がかっこよすぎる、大崎山香織様です。
あと乾蓮華、やばくないですか?
池沼というか、ほぼ猿、ですが良いキャラしてるんですよねー。
渺茫の圧倒的存在感、十五漢渺茫はほんとチート。


狩る狩られるの世界が描かれてててそこそこ人死にも出たような覚えがあります。
流血の描写もかなり出て来ますしね、まぁでもたまにはこういうアニメも見たくなります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

哲学アニメ

この作品は格闘アニメではない。哲学アニメだ。
この作品の肝になる部分は自己証明にある。主人公のマキは心のよりどころであった母と新体操を同時に失ってしまう。
居場所を失うと言う事は自己の消失である。マキは自分の居場所を確保するためにストリートファイトの世界に入っていく。
他のキャラも大なり小なり自分の居場所を求めているのだろう。自己の証明の為に。

私は原作漫画の大ファンなのだがこのアニメの一番の功績は最初の話にルチャマスターを持ってきたことだろう。
ルチャはこの作品の根底を表現しているキャラクターである。
ルチャはマキとの戦いの途中で圧倒的自己表現をしている。
俺という男を知っておけと。
ルチャは自己表現のメタファーとして存在している。

この作品は人間の虚栄心・性癖・自己矛盾・自己表現・他者の理解・存在意義など人間にとって根源的な問題を提示している。

格闘アニメにおいて強いの先には何があるのだろうか?
それは、逆説的に言うと弱いとは無価値であるのかと言う事だろう。
ドラゴンボールの世界においてヤムチャやクリリンは無意味なのだろうか?
強いという事を念頭に置くとどうしてもこの手の問題が浮かび上がる。
話は変わるが映画の『桐嶋、部活辞めたってよ』はこの問題に一つの答えを出した。ドラゴンボールで言えばこの映画はごくうがサイヤ人辞めたってよて事だ。
要するに作品の主題に対する疑問に真っ向から勝負を仕掛けたのだ。
強いと言う事に意味なん無い。大切な事は自分自身なのだと。
この問題は昔からある普遍的な問題、いわゆる社会に生きるうえで逃れることの出来ない価値観に対する疑問である。

ここまで書くとエアマスターの主題からそれていそうだが作者のサクヨルさんは間違いなくこのことについて描きたくてこの作品を描いたのだろう。
漫画の方ではかなり直接的な表現をしている。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
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