フルCGで家族なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのフルCGで家族な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番のフルCGで家族なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

58.4 1 フルCGで家族なアニメランキング1位
山賊の娘ローニャ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (116)
494人が棚に入れました
物語の舞台は、中世ヨーロッパ風の世界に広がる雄大な森。 主人公の少女・ローニャは、その森の巨大な古城に暮らす山賊マッティスの一人娘として生まれます。父、母、そして山賊仲間たちの愛情を一身に受けながらすくすくと成長したローニャは、ある日、一人で森に出ることを許されます。
初めて足を踏み入れた森には、不可思議な生き物たちが棲んでいました。自分の力で、時には両親の助けを借りながら徐々に森で生きる術を学んでいくローニャ。
そして、ビルクという名の少年との運命的な出会い・・・
子どもたちの未知なるものへの憧れと成長の喜び、子の成長を願う親の愛情、親子の葛藤と和解・・・ 本作では、ローニャという一人の少女の成長をとおして、家族の物語を描きます。

声優・キャラクター
白石晴香、宇山玲加、関貴昭、野沢由香里、佐々木梅治、赤星昇一郎、西凜太朗、小川剛生、杉村憲司、島田岳洋、手塚祐介、姫野惠二、谷昌樹、土井美加、加藤沙織、遠藤ふき子

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良作でした(*´∀`*)♪

とりあえず、1話と2話視聴。

内容はタイトルのまんまだけど、ローニャが産まれる前から
もの凄く丁寧に描かれています。
これ、女の子に見せたいな…って思う始まり方。
赤ん坊のローニャが可愛いのと
親ばかっぷりと、沢山の愛に包まれて育ってるのが
ひしひしと感じる事ができて

やばい!赤子こねくりまわしたい!と思いましたw

どこだったか何で読んだか
(ウロだし、ソースないから間違ってるかも…ゴメ ン;)
子供は産まれて来る時に全身の間接外して産道通って来るんだって。
もの凄く痛いけど、親の為に
その痛みを耐え抜いて産まれて来るから
それがもう一生分の親孝行なので無駄な期待をしてはいけない。
3歳まではただただ可愛いので
子供を産んだご褒美なのだと。

中々子供向けor親御さん向けで良質なものって少ないから
こういう作品はとても貴重な作品ではないかと思う。


作画はいいね。
3DとCGと手書き?
原作はアストリッド・リンドグレーンの児童書。
監督は宮﨑 吾朗

OP「春のさけび」
作詞 - 宮崎吾朗 / 作曲 - 谷山浩子 / 編曲 - 武部聡志 / 歌 - 手嶌葵
ED「Player」
作詞・作曲 - 斉藤和義 / 歌 - 夏木マリ

両曲ともいいけど、EDの方が好みかも。
夏木マリさんなのかって思った(良い驚き)

BSもだけどニコ生でも見る事が可能です。
エリンと共に女の子に見せたいアニメに仕上がればいいな♪


吾郎叩きが酷いので擁護の弁を述べてみる

元々は環境デザイナーだったと。
ジブリって利益でかいからパヤオ先生がいなくなると
大きな利益被害が生じる。
それで出されたのが長男吾郎氏。(多分ね、個人的にそう思ってるだけ)

偉大な父を持つと苦労するよなと思う。
成功したら七光り、失敗したら叩かれ、親と比べられる。

確かにポリ臭はするし、表情は滑らかではないかもしれない。
この作品はローニャ目線で見る作品なのだと思ってる。
初めて触れたもの、初めての感覚、初めての喜びで
満ちあふれてるではないか。

子供の目線で作られてる作品だと思ってる。(大事な事だから2度言うのだw)

背景はパヤオ先生のようにきれいじゃないかw
キャラは鳥女と灰色小人が好みだし、児童文学で一度映画化されてるので
そんなにハズレないと思うのです。

16話から急な展開に…唖然。
ローニャの侠気?に惚れました。
17話でまさか子供アニメでキュンとくるなんて…

もっと評価されてもいいアニメだと思うのです。
可愛い二人と森に住むキャラも可愛いし。
面白くなってきてるのでこれからが楽しみなアニメです。

視聴後の感想

全26話ですが、良かった。
全てを含む自然のものが表現されてて
二人の兄弟が恋になるのはいつなのだろうかと
のんびりまったり癒されました。
にぎやかなパパ上のキャラが非常に良かったです。
奪うものへの考え方や、満ち足りる事の幸福さ。
色々詰まった最終回でした。
個人的には、恋?の表現というか
お互いを大切に思うとか助け合い精神の愛が描かれていて
こちらの恋?の方が好みです。
恋にも色々あるけれど。

純粋で、元気で、眩しくて。
山に行ったらローニャみたいに叫んでみようかしら。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

宮崎吾朗監督の初テレビアニメ作品^^

この作品の原作はスウェーデンの児童文学作品との事ですが未読です。タイトルにも記載しましたが、宮崎吾朗監督初のテレビアニメ作品ということで注目していました。

この物語の主人公はローニャ・・・マッティス山賊の頭領であるマッティスの一人娘です。
今まで子供に恵まれなかったマッティス山賊にとってローニャの誕生はとても幸せな出来事・・・
小さい頃から皆んなに溺愛されて育てられてきました。
マッティス山賊の温かく家庭的な愛情に包まれながら、ローニャがハイハイからヨチヨチ歩き・・・そして元気に山を駆け回れるようになるまでの成長の軌跡がしっかり描かれています。
一方、マッティス山賊と同じ場所を縄張りにしているボルカ山賊とは昔からの対立関係にあったのですが、ある日、そのボルカ山賊が落雷で分断されたお城の片側に移り住んできたのです。
ローニャを自慢するマッティスでしたが、ボルカ山賊にもローニャと時を同じくして生まれたビルクという男の子がいたのです。
ローニャとビルクが出会い・・・物語が動いていきます。

ジブリの作風とヨーロッパ文学の独特な言い回し・・・これに抵抗が無ければ、MHKである事も相まって安心して完走できる作品だと思います。
でも安心し過ぎている面もあるので、視聴の優先順位は決して高くありませんでした。
正直冬アニメは視聴する作品が山ほどあったので、最後の数話は放送された週に見れず、後から纏めて視聴する・・・事もありました^^;
なるべく放送された週に見ることを心掛けていたのですが、冬は少しキツかったですね^^;

主人公のローニャ・・・小さい頃からマッティスを見て育ってきたので、気性の荒さは父親譲り・・・^^;
それでも性格が明るく素直なので、誰からも好かれるタイプです^^
そんなローニャなので、森でビルクと最初に出会った時の勇ましさといったら・・・モノに当り散らさない小さなマッティスを見ているようでした^^;
それでも、森での様々な出来事を通じてお互いの距離は徐々に近づいていくのですが、この辺りは是非本編をご覧頂ければ・・・と思います^^

ローニャ達が遊んでいる森には不思議が一杯です・・・^^
動植物に満ち溢れた森なのですが、灰色小人やずんぐり小人、或いは暗がりトロルの様な妖精がいたり、人間を見かけたら容赦無く襲いかかる女性の顔を持つ鳥女がいたり・・・
いかにも児童文学らしい設定でした。

なので、アニメ作品特有の萌えはありませんでいたが、ローニャのCVを担当された白石晴香さんの熱演が印象的でした。この作品の中でローニャはとても活き活きとしているのですが、それは多分に白石さんの功績によるものだと思います^^
気になってwikiで調べてみたら、声優としてだけではなく舞台でも活躍されているそうです。
まだ20歳と若い方なので、今後の活躍が楽しみですね^^
・・・と思ったら、この作品に出演されている声優さんは俳優・女優としての掛け持ちしている方が多かったみたいですね^^

2クール全26話の作品でした。
深夜アニメには無い安心感のある作品です。小さなお子さんに見せたらきっと喜ぶのではないでしょうか^^?
そして、宮崎吾朗監督の今後の動向が楽しみです^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

( ≧∀≦)ノ「うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー。」春の叫び

 宮崎吾朗監督と聞いて 思い出したのはジブリアニメのゲド戦記。原作が好きだったため私の思い描くものと違い がっかりした事でした。でも山賊の娘ローニャは 原作は読んでいないのですが 思った以上に 良かったです。



 山賊の娘ローニャは 宮崎吾朗さんのTV初監督なので ちょっと気になって視聴しました。3Dの違和感があったものの ローニャが生まれ 親の喜びやあふれんばかりの愛 ローニャのかわいらしさが画面から伝わってきて 私もあの頃の気持ちを思い出し胸いっぱいになりました。何度か観ているうちに3Dの違和感も薄れ 大自然の美しさに目も癒され 親の気持ち 子どもの気持ちを思いながら ローニャの成長を楽しんで観ていました。
 

 ビルクとの出会いで ローニャはよく考え行動を共にします。いろいろ書きたい事はあるのですが 視聴して個々に感じてもらうのが一番ですね。

 

 ロヴィスかあさん素敵です。でも毎日朝から晩まで大量の家事よくこなしていますね。私も主婦ですが、今以上なんて無理です。^^
 
 いつか、母親になった時のローニャもみてみたいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

69.9 2 フルCGで家族なアニメランキング2位
Mr.インクレディブル(アニメ映画)

2004年12月4日
★★★★☆ 3.9 (56)
458人が棚に入れました
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」「ファイディング・ニモ」など数々のメガ・ヒット作を世に送り出してきたピクサー&ディズニー共同による長編フルCGアニメの第6弾。ピクサー初の人間キャラクターを主人公に据え、引退したスーパー・ヒーローとその愛する家族が世界の命運をかけて立ち上がる姿をユーモラスかつハートフルに描く。監督は「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード。 かつては世界の危機をいくつも救ってきたスーパー・ヒーローたちだったが、15年前にその桁外れの破壊力が問題視されて以来、スーパー・ヒーローとして活動することを禁じられていた。いまでは正体を隠し一般市民として暮らし、その大きな身体を持て余し気味のMr.インクレディブルもそんな元スーパー・ヒーローの一人。そして彼の愛する妻と3人の子どももスーパー・パワーの持ち主。彼らは普通の生活を送りながらも、それぞれに不満や悩みを抱えていた。一方その頃、巷では元ヒーローたちが次々と行方不明になる不穏な事件が続発していた。そんな中、インクレディブル一家にも陰謀の影が迫っていた…。

声優・キャラクター
クレイグ・T・ネルソン、ホリー・ハンター、サラ・ヴァウエル、スペンサー・フォックス、ジェイソン・リー、サミュエル・L・ジャクソン、ブラッド・バード、ウォーレス・ショーン、エリザベス・ペーニャ
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

スピーディーで爽快なアクションの実現。そしてエンタメの真髄とは。

2004年公開、ピクサー制作のフルCGアニメーション映画です。
ピクサー長編アニメーション6作目であり、人間が主人公となる初の作品です。

例えばウルトラマンが怪獣をやっつけても
戦闘中に街を破壊して、怪我人も出してしまったという場合、
その損害賠償額を誰に請求するのかというと
ウルトラマンということになってしまうのかもしれません。
今の世の中はスーパーヒーローが活躍するには
あまり窮屈過ぎるということなのでしょうか。
本作の主人公Mr.インクレディブルことボブ・パーもそのような憂れき目にあってしまい、
さらには、政府の政策によってすべてのヒーローは引退に追い込まれてしまいます。
世間には正体を隠すことを余儀なくされた生活を送り15年・・・
ボブ・パーは保険会社に勤務、かつては同じくスーパーヒーローだった妻と
人並み外れたスーパーヒーローの能力を持つ長女と長男、そしてまだ赤ん坊の次男、
一家五人はなんとか普通の生活に馴染もうとしていました。

主人公のボブ・パーはかつての栄光が忘れられず燻っているというのに対して
その妻のヘレン・パーは非常に現実的で今の暮らしの安定に執着しています。
ロマンチストな男とリアリストな女と
この辺りは日本もアメリカも大差ないのかもしれませんねw

やがてこのスーパーヒーロー一家は事件に巻き込まれていくのですが、
家族一丸となって悪と戦うというのは、「劇場版クレヨンしんちゃん」っぽいですね。
日本の家族とアメリカの家族の違いという視点で観てみるのもおもしろいと思いますよ。

本作を観て私が感じたのは「やはり母は強し」ってことですかねw
常に我が子の安全を第一に考え行動する
ヘレン・パーは頼もしいとしか言い様がありませんでした。

さて、私は本作のストーリーについて深く言及していこうとは思ってはいません。
なぜなら、本作は実に単純明快な痛快アクションアニメ映画だからです。
仮にもレビューを書いているレビュアーとしてあまり言いたくない台詞なんですけど、
実際に観てもらった方が早いと思いますw

ただ、このアクションシーンが鮮烈なんですよね。
単純に凄い!爽快感が半端ない!!(まさに小並感)

一応どう凄いのか、その辺りを他のポイントと共に
ネタバレなしで語っていきたいと思います。


「不気味の谷現象」

{netabare}私は最近3DCGアニメーションに関心があり、
ちょこちょこと色々調べたりしているのですが、
その過程で知ったのが「不気味の谷現象」です。

これは元はロボット工学上の概念なのですが、
人間のロボットに対する感情的反応について、
ロボットがその外観や動作において、より人間らしく作られるようになるにつれ、
より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わる。
人間の外観や動作と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、
人間と同じような親近感を覚えるようになる(wiki参照)。

この概念はアニメや映画でも用いられています。
3DCGアニメを観て「なんかキャラが気持ち悪い」って思ったことはありませんか?
単純な3DCGのポリゴンキャラなら「なんか人間っぽい!」と好反応を示すも、
徐々に人間に類似していった時にある境目を越えると
「マネキンみたいで気持ち悪い」というような拒絶反応に変わるというのが、
「不気味の谷現象」です。
「近親憎悪」に近い感情的反応だと思います。
私は「あるある!!」ともの凄く納得してしまいましたw

本作では人間が主人公ですが、デフォルメ化されており、
この「不気味の谷現象」を回避しているのですが、
ピクサーも不気味の谷を避ける試みであったと述べているようです。{/netabare}


「アクションシーンについて」

{netabare}本作のアクションシーンは、ヤムチャなら「目で追うのがやっとだ・・」と言うくらい
スピーディー且つ爽快なんですよね。

その素晴らしさについてここでは漫画のアクションシーンを引き合いに出して
語りたいと思います。

漫画のアクションシーンで特に重要なことは、
「誰と誰が」 「どこで」 「どのような」アクションをしているのか
ということになってくると思いますが、
例えば人気が出て安定期に入った作品によく見受けられるのが、
引き伸ばしの為か必要のない無駄なコマがやたらと多いというのがあります。
逆にコマをカットし過ぎても「何をやっているのかよく分からない」という
状況に陥ってしまうわけです。
その場合は何度か読み返してしまったりしますねw

過不足ないコマ割りで、どのような構図を取るのか
これが漫画におけるアクションシーンの肝と言えるでしょう。
そして、これが抜群に優れているのが鳥山明先生の「ドラゴンボール」です。
無駄のない必要最低限のコマ数で読者を迷わせることなく、
さらにコマ数以上のアクションを読者の頭の中で想像できるような構図取りと
言うなれば一切の無駄のない洗練された型と表現できるのかもしれません。

本作はキャラが画面上を縦横無尽に動き回るダイナミックさがあり、
細かいカット割りによって目で追うのがやっとというスピーディーな動きを実現し、
その上、「何をやっているのかなんとか分かる」という
視聴者を置いてけぼりにさせないようなアクションを実現していると思います。

アクションの流れの始点と終点(カットできない箇所)をしっかりと定め、
逆に、カットできるところはカットして作り出された
スピーディー且つ爽快なアクションは、
まさに「ドラゴンボール(漫画)」のような洗練されたアクションだと
思った次第であります。{/netabare}


最後に、とにかく視聴者はただ黙って観ていれば爽快さを感じるというのが本作の、
いや、ピクサー作品の凄さだと思いました。
分かりやすいフラグとなるシーンを提示して自然と次の展開を視聴者に予測させるよう
上手く誘導しているんですよね。
(例えば、岩にひびが入る→落石するだろうと視聴者に予測させるとかです)
だからごちゃごちゃと余計なことを考える必要なんてないんです。
作品に身を委ねてただ観ていればおもしろい。 
この辺は非常にハリウッド的な作りですねw

このような素晴らしいピクサー作品のあにこれにおける知名度の低さは
少し悲しくなってきます。

・単純明快なストーリー(テーマはどちらかと言えば大人向きです)。
・スピーディーで爽快なアクション。
・視聴者はただ観ていれば楽しめるということを実現させるきめ細やかな演出。

他にもキャラクターの魅力なんてことも挙げられますが、
これらは別に本作に限った話でなく、エンターテインメントの基本にして真髄なんです。
あとはそのクオリティをどれだけ高められるかなのですが、
そこに必要なのは、作り手たちの妥協なき姿勢、つまり灼熱の太陽の如き情熱です。
本作の放熱量は凄まじいですよ。そしてその熱に是非触れてみてください。
エンタメ王国アメリカから見習う点はまだまだ多いと強く感じた、ピクサー会心の1作です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーパーヒーローの家族の絆を描いた映画。

引退した元スーパーヒーローが普通の暮らしをして普通の生活を送っている。元スーパーヒーロー・Mr.インクレディブルは、「ロバート・パー」として保険会社に努め、元「イラスティガール」ことヘレンと結婚して息子ダッシュ、娘で長女の「ヴァイオレット」、生まれたばかりの次男「ジャック・ジャック」と平穏な生活を送っていた。

というのが基本設定です。
やはりヒーローの能力を使うシーンはとても観ていて面白いです。
そして普通のサラリーマンのインクレディブルとのギャップも面白いです。
作画もCGをフルに使っておりピクサーの作品は動きが綺麗で素晴らしいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ヒロイックファンタジーへの問い掛け

ヒーローは必要か?


ちなみにヒーロー≒ヒロイックファンタジーとするならば

高畑勲氏は監督第一作目「太陽の王子ホルスの大冒険」が(根底ではヒーローを否定してはいるが)唯一のヒロイックファンタジーで以後封印、
宮崎駿氏は「ホルス」後も作製していて「紅の豚」完成時になって漸く「この作品は作るべきでなかった」と後悔したそうですが、、
片渕須直氏は大学在学中既に「ヒーローは必要か」を考察されていて、職赴いてのち自身の作品としてヒロイックファンタジーは手掛けていない(と記憶)

他、アニメーターのみならず多くの小説家、漫画家等も一度は熟考した事があるかもしれません。
そして
この作品はディズニー自身への問い掛けになるのでしょうが、

「居てもいいんじゃない」と締め括るのがディズニーらしい。

まぁ余り気にせず(否定の先となるのは所謂ジュブナイルですから)、
認識ある大人が幼い子供達と一緒に観る娯楽映画として充分充実、
痛快アクションをたっぷり堪能しましょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

60.5 3 フルCGで家族なアニメランキング3位
団地ともお(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (70)
293人が棚に入れました
とあるマンモス団地の29号棟に、パートで働く母と中学生の姉と3人で暮らす小学生4年生、木下ともお。大好きな父は単身赴任中である。
家は中流、クラスでの人気はそこそこ。スポーツも勉強もさえないけれど、楽しいことには命を燃やし、毎日をたくましく生きている。
マイペースなともおが巻き起こすおかしな日常を、個性豊かな同級生や風変わりな団地の住人たちも交えながら、ユーモアたっぷりに描く。
団地を舞台にした、笑いあり、涙ありのファミリー・アニメーション!

声優・キャラクター
三瓶由布子、牧野由依、坂本千夏、利根健太朗、田村睦心、武田華、藤村歩、生天目仁美、一杉佳澄、アサコ
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんな昔は子供だったんだよね・・(*゚▽゚*)

ビッグコミックスピリッツ連載の
NHKで放送されたアニメ
「団地ともお」
団地を舞台に、マイペースな­ともおが巻き起こすクレイジーな日常と
ユーモアたっぷりなファミリーアニメ
子供向けかと思ったら、大人も十分楽しめる内容でした!

とまときんぎょさんのレビューを見て
とても気になってしまい、
たまたまディズニーXDで放送されていて
初めて見たのがお父さんへのプレゼントを考える11話で
予想外にハマってしまい前のを辿り見ちゃいました!

たまに??な回や、中にはすっきりしないオチの回も多いけど
逆に想像力が広がって余韻が残り面白いかも
一話から見なくても十分ついて行けそう。

年上の人に恋するとか、クラスの派閥同士の争いや
友達と喧嘩、面白いご近所さん達(特にかしのさんがツボw)
子供の時は何より遊ぶことが仕事!みたいな
小学生の時こんなことあったなぁ、とか共感することもあったり
時にシュールで(スポーツ大佐の話とか)
笑える回があったり、ほろっと感動する話があったり
友情や家族愛溢れるコメディだと思いました。

お気に入りの11話(笑)
「何なら喜ばれるだろうかともお」
{netabare}
友達の誕生日にレトルトカレープレゼントw
お母様が新しい台所が欲しいと言ったら
台所のプラモデルをプレゼントw
ともおのセンスが・・光ってる(笑)
薬用ボブwお父さん風呂なしアパートなのに
その発想はスゴイ 発想の勝利。
父の日~幼稚園編~のともおの絵に腹筋崩壊ww
肩たたき券でしかも全力で叩くとか痛いよ(笑)
宇宙りょ行券ww「そんなのウソだよ!w」って
開き直るともお、凄すぎるよ。将来が楽しみだよ(笑)
{/netabare}

「特に印象深いキャラ」
ともお;短パンTシャツ姿はポケモンの
フィールド上だけでなく主に森の中に出没している
「むしとりしょうねん」によく似ている(*´▽`*)
麦藁帽子に虫取り網身につけたらまさにそうだろう。

すぐ物を落としたり無くしたり走ったらコケるドジっ子だし
勉強苦手でスポーツもそれほど出来るタイプじゃないけど
責任感が人一倍強く、根に持たないさっぱりとした性格で
純粋なのがすごくなんか・・可愛い(笑)
見てるうちに何故か愛おしくなってきて
こんな弟欲しいと思っちゃうwともおの将来が楽しみ^^

ともおママ;{netabare} パーマからストパーになった時はすごく驚いた((((;゚Д゚)))) {/netabare}元プロレスラーで怒ったら怖いよ(;゚Д゚)!

ともおパパ;単身赴任中でちょっと優柔不断なとこあるけど
すごく優しくて家族思い。
{netabare} ともおの運動会に頭だけ着ぐるみで駆けつけたり
天井に家族写真貼っていたりする姿にホロリとくる {/netabare}
顔がハッキリとは書かれていなくていつもモザイクwぽいけど
きっと、顔はともお似なのかなー。

かしのさん;特に私のお気に入りED2の「スーパスマイラー」で判明
高性能おじいちゃん・・!(笑)
かしのさん回には腹筋が持って行かれました(笑)
まだまだ書きたいことがあるけどこのくらいでw

オープニングテーマ「団地でDAN! RAN!」がすごくユニーク!
近所つきあいとか地域の繋がりが希薄になっている最近も
こんなふうな面白い人達が近くにいたら毎日がもっと楽しいかもね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

おもしろい

自分の子供のころの思い出が懐かしく感じます。
くだらない話があったり
ホロッと来る話があったり
友達との関係話があったり
近所の人とのつながりの話があったり
スポーツ大佐の話があったり
いろいろな話がその都度あって楽しいですね。
それと動きも独特ですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

昭和の風情漂う団地生活

昭和の生活感そのままですね。
服装や風景だけでなくズッコケ等のリアクションまで古いです。
おじさん世代なら懐かしさも感じるのではないでしょうか?

大きな山は無さそうですが、
人が居て幸せな家庭の姿がある等身大の物語として楽しもうと思います。

声のイメージは三瓶さんだとまだ違和感が。
腕白な子供役が多いですけど、なぜかチョット違う感があります。
せめて田村さんと逆の方が良かったような…。
まあ慣れれば問題ないかな。

※9話まででの感想{netabare}
声の方は三瓶さんで慣れました。
上手な声優さんですし、やはり慣れてしまえばどうという事はなかったです。
CG感丸出しのぬらーっとした動きにはまだ慣れない所があり
未だにモヤモヤ感が残っていますが…。

ストーリーとしては短編の連続で、おばかな小学生の言動を笑いつつも、
ちょっとした暖かさ、優しさや哀愁が感じられ味わい深い作品です。
まる子ちゃんやサザエさん同様、
「大人」が子供心を感じたり思い出し共感するタイプの話なので
今の学生さんから観たらあまり面白味は無いかも知れません。
あにこれでは人気は出なさそう…、酷評とかも無さそうですが興味自体が薄そうです。

ともおがバカにされたり、手を繋ぐのを嫌がられる話など、取り扱い方を間違うとイジメ描写になりそうなのですが本人の大らかさと、
大人の考えも持ち合わせている同級生に囲まれている健全な環境により
嫌味が全く無く観られました。
(現実もこうあって欲しいのですがね)

特別に引きつけられはしませんがこのタイプのアニメとしては良い出来だと思います。
1クールか2クールか知りませんが気軽に観続けようと思います。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
地味にいい話が多い本作ですが、Bパートで泣かされてしまいました。
幼なじみの悲しく優しい怪談でした。まさか『ともお』で泣いちゃうとは…。
アニメながらご冥福をお祈りいたします。
{/netabare}

※37話感想{netabare}
ふいに君子の幼なじみが再登場。
18話思い出して悲しくなるわーっ!(;。;)
話がブレちゃうだろうがーバカー!
{/netabare}

※64話感想{netabare}
相変わらず高いセンスで毎週笑いとほろっとさせる余韻を提供してくれている
ともおですが今回は忘れられない神回。
誰もが経験する便意との戦いをここまで正面から描くとは。
「や…やばかった、今、一瞬気を抜いたらヤツが顔を出しやがった!」
「これからオレは、4年ぶりにうんこを漏らした男になる」
『上体くの字屈み尻筋最強締膝合爪先刻み歩行』
など、思い出すだけで笑える名言も。三瓶さんのほぼ独演も秀逸。
「どうせ漏らすなら世の中の為になる事をしよう」という達観した発想のオチは天才。
2話目のマスクかぁちゃんも楽しく笑いが止まらぬ30分でした。
{/netabare}

※71話感想{netabare}
褒めて他人の才能を伸ばす天才トレーナーよしのぶ君の苦悩&
委員長の鉄道マニアな一日を描いた回。
この作品はメインはもちろんサブだけでなくモブキャラまで
一人一人を大切にしているのが本当に良く伝わります。
平穏な生活の中でも団地の人の数だけ人生があるのだと思い知らされ、
それは観ている者の実生活にも反射して鏡のように写し出してくれます。
ちょっと寂しくも温かい余韻も健在で優しく週末が迎えられる時間となっています。
{/netabare}

【総評】
あにこれでは評価の低い長編日常系の部類になりますが良アニメです。
「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」の様な雰囲気はありますが違いも幾つかありますので
今回はこれら長寿アニメとの違いを中心に紹介レビューさせて頂きます。

一つは余韻を残すセンス。
ちょっとした一言や仕草そして効果音を巧みに使い、ふざけた話でもキュッと最後を締め
不思議と味わい深い人情話に持っていく構成が見事で
ほんのりと暖かい余韻を数多く提供してくれます。

もう一つはサブキャラの幅広さ。
「ちびまる子ちゃん」も個性的なサブキャラは豊富ですが
あくまでも主人公(まるちゃん)有ってのサブという感じです。
しかし『ともお』の場合、主人公の目線から切り離し独自にサブキャラの視点で物語を作っていて
まるっきり別の生活を垣間見ることが出来ます。
更に時にはサブに限らず、カラスといったモブキャラにも焦点を当てる思い切りの良さもあります。
それにより団地だけでなく地域に住む者全てが主役となり、
それぞれが物を思い暮らしているという『生活感』がより色濃く出ていて
「窓の光の数だけ人生があるのだなぁ」としみじみと感じる事が出来る作風へと昇華させています。

最後の大きな違いは身近にある死を描いている事。
死をタブーとせず生活の中で出会う死をありのまま等身大に受け入れています。
おばぁちゃん、恩師、幼なじみというキャラをサラッと描いていますが
上記の通り『生活感』が良く出ているので重みもあり心に残ります。
個人的には君子の幼なじみがツボに入り涙してしまいました。

終わる時期が半端で少々驚いてしまいましたが
今後はセレクションや再放送があるらしいのでまた時折触れて観てみようと思っています。
そして何れまた続きが観られることを期待しています。
本当にキャラが生き、生活している事を感じさせてくれる良いアニメでした。
何気に曲も良いですし。(笑) オススメも出来る作品です!

因みにキャラではお姉ちゃんの君子がお気に入り。
のっぺり3Dのハズが何だか凄く可愛く感じてしまって…。
でも年取ると母ちゃんの様に逞しくなるんでしょうね…。(^_^;)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
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