ラブロマンスおすすめアニメランキング 25

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのラブロマンス成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年10月24日の時点で一番のラブロマンスおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.3 1 ラブロマンスアニメランキング1位
夜は短し歩けよ乙女(アニメ映画)

2017年4月7日
★★★★☆ 3.8 (286)
1506人が棚に入れました
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?

声優・キャラクター
星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木碧、檜山修之、山路和弘、麦人
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

芸術的要素多め

原作未読。
正直言うとストーリーあまり入ってこなかった…。
それほどに展開が目まぐるしかったと言おうか。
90分と映画としては短い時間に集約され過ぎているせいか、少しばかし無理があったと思える。
ユーモアがふんだんに使われていて、演出もところどころ恥ずかしくなるくらいにはっちゃけていたのはまあ良しと…(^^;
あと四畳半神話大系で御馴染みのキャラがいたのも嬉しい要素。

因みに原作読んでる友人と観に行きました。本当は3部とかになっていてそれぞれ別な話?なのを一夜の出来事にまとめたのだとか。

アジカンが手掛けるEDは耳に心地いい。カッコいい。

あとアニメファンは心配なところ、キャストに俳優・芸人の起用。
そこは{netabare}星野源さん、ロバート秋山さん、演技はとても良かったと思う。キャラもハマってた。{/netabare}

黒髪の乙女……
黒髪の美少女とも違う響きと奥ゆかしさ。
黒髪の萌えキャラは数多いけれど、黒髪の乙女というフレーズが似合うのはこの作品(と四畳半)。

追記。
なんか違和感が否めなかったので、タイトルの「感性」→「要素」に訂正してみました。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 44
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あの不思議な一夜を、あの人はどんなふうに歩いていたのでしょう。

森見登美彦原作。
湯浅政明監督。

同じく森見作品のアニメである、
『四畳半神話大系』と同じ製作陣が再び終結!

『四畳半神話大系』は好きなアニメだったので、
こちらもとても楽しみにしていました^^

期待を裏切らない、いや、期待以上に楽しめました♪

90分ほどの作品です。


● ストーリー
後輩“黒髪の乙女”に恋をしている“先輩”。

己の欲望に忠実に従い、
夜の街を歩き続ける彼女。

彼女を追いかけながら、
様々なトラブルに見舞われる先輩。

先輩と彼女の、
不思議な一晩の物語。


たたみかけるような会話とやり取りに、
あっという間の90分でした。

あー満足満足(*´ω`)

ジャンルは“恋愛”となっていますが、
演出の独特さもあって、私には“ファンタジー”にも感じられました。

場面は大きく4つに分けられます。

{netabare}
春、夏、秋、冬。
一晩の出来事という設定なので、初めは気づきませんでした。
{/netabare}

場面の移り変わりの際、
とある変化がさりげなく起きていました。

トリックに気づいてから見直すと、
細かなところまでこだわられた演出だということがよくわかります。

また、2周目を見ていると、
他の場面への伏線が細かく張り巡らされていることがわかりました。

なので2回目は2回目で、
新たな発見を楽しむことができます^^

というか、
見れば見るほど楽しくなってくるタイプの作品です♪

様々なシーンや人物のつながりが細かく練られていて、
つながりを発見したときの何とも言えない感動…♪


また、同原作者・同制作陣のため、
『四畳半神話大系』とのつながりもたくさんあります。

『四畳半神話大系』をご存知の方には、
「あのキャラが!」というおまけな楽しみもたくさんありますよ♪


≪ 演出 ≫

湯浅監督らしいなと感じる演出が盛りだくさん!

『四畳半神話大系』が好きな人なら、
間違いなくハマると思います^^

ストーリーの中身も
見れば見るほど発見があって面白い♪

それに加えて演出が濃厚なため、
世界観に魅了されます。

なんか変だけどクセになる…。
作中に登場する“詭弁踊り”なんかは、その代表例でしたw


● 声優
“先輩”を星野源さん、
“黒髪の乙女”を花澤香菜さんが演じています。

星野源さんは演技も歌もうまくて、
本当にマルチな人だなあと感心していました。

他のキャストも、
有名な声優さんからお笑い芸人さんまで幅が広いです。

だけど、皆さんお上手なの!

中盤、ミュージカルが連発するシーンがありますが、
歌も上手い♪

惚れ惚れしていました^^


● 音楽
【 主題歌「荒野を歩け」/ ASIAN KUNG-FU GENERATION 】

『四畳半神話大系』といえば、アジカンの主題歌でした。

今回もアジカンが主題歌を担当するというだけで嬉しかった♪


また、先述したように、
途中でミュージカルのシーンが連発します。

その歌もまたよかった♪
歌のうまさもあり、楽しめました^^


● まとめ
演出が独特すぎて、さすがです。
でも崩壊していない。

この監督だからこその芸術だと思いました。

ストーリーもおもしろいけれど、
演出がさらに世界を盛り上げる、素晴らしいアニメでした♪

時間が短いので気軽に何周もできるし、
この作品一つでしばらく楽しめます^^

最近のアニメ映画、何見よう?
私ならこの作品を推します(`・ω・´)

投稿 : 2020/10/24
♥ : 33

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夜は短し歩けよ乙女 あかき唇あせぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に

2017年公開のアニメ映画 93分

原作 森見登美彦 監督 湯浅政明 脚本 上田誠 制作 サイエンスSARU

大正4年に発表された歌謡曲「ゴンドラの唄」吉井勇作詞から想を得たと思われます。

いのち短し 恋せよ乙女 あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の明日は ないものを
いのち短し 恋せよ乙女 いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に ここには誰も 来ぬものを

以上で半分ですが、このアニメ映画との関連性もうかがえると思います。

自分が昔、一話切りしたアニメ「四畳半神話大系」が去年3月頃に再放送されて、
あまりの面白さに驚愕し、興奮しつつ拙いレビューを書いたのが早1年前です。
その再放送はこの作品の宣伝だったわけですが、
当時は見逃し、レンタルが借りやすくなったこの時期に見ることになりました。
その間に森見登美彦さんの「有頂天家族」一期二期、さらに湯浅監督の「デビルマン」が見れまして、
皆様のおかげでアニメの知識も多少増えまして、変化球作品への抵抗も減りました。

実は昔、湯浅監督の「カイバ」も観たんですが、当時の知識では理解できず内容も忘れました。

この「夜は短し歩けよ乙女」の制作は「四畳半神話大系」制作直後に、
引き続き1クール作品としての計画があったそうですが、立ち消えに。
それから6年後、湯浅監督のオリジナル映画「夜明けを告げるルーのうた」制作中に、
同じスタッフで引き継ぐ形で、3年間で2本のアニメ映画制作となったそうです。

先輩 CV星野源 主人公らしからぬ呼び名ですが、まあ真主人公は↓なので
黒髪の乙女 CV花澤香菜 夜を歩きとおす乙女 花澤声は空気みたいなもんで・・
学園祭事務局長 CV神谷浩史 ベテラン声優の技が光る
パンツ総番長 CV秋山竜次 森見登美彦特有の変人キャラ

安心のプロ声優と言いたいところですが、主役の「先輩」役は俳優です。
ベテラン俳優で監督の指導も良いようですし、気迫の感じられる演技でプロレベルと言っていいと思いました。

一般のアニメと比べると線も少なく、背景も落書き的ですが、
湯浅作品としては非常に豪華な作画です。
ストーリーは原作改変が起こっているようで賛否あるようですが、
アニメだけ見たイメージでは、これ以外に考えられないくらいまとまっています。
本来は春夏秋冬の流れが一夜の4つの物語として構成されているようです。
主役はほぼ花澤香菜さんと言っていいと思うので、安心感は最強ですね。

過去作と比べても文学性は増してるにもかかわらず、理解しやすい物語性は、
原作者、監督、共に最も成熟した作品であったことがうかがわれました。

高度でありながらすんなり理解できる演出のミュージカルアニメの傑作です。
一本の劇場版アニメが一夜の物語であると言うことがとても気持ちが良い出来栄えでした。
原作未読ですが、問題なくお勧めできると確信します。


四畳半神話大系とのつながりが少しありますので、未見の人はそちらから見ることを勧めます。
森見登美彦、湯浅政明、共に最初に触れておくべき名作ですので。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 34

88.8 2 ラブロマンスアニメランキング2位
マクロスFRONTIER[フロンティア](TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★★ 4.1 (3795)
17666人が棚に入れました
西暦2059年。「新統合軍」が擁する戦闘艦と一体化した居住艦を中心に、1000万人以上が住まう超巨大宇宙移民船団の一つ「マクロス・フロンティア」(通称「フロンティア」)は、銀河系の中心部を目指す航海の中にあった。
ある日、近隣で航行中の「マクロス・ギャラクシー」船団出身の歌姫・シェリル・ノームが、コンサートのためにフロンティアを訪れる。同じ頃、パイロット養成学校に通う少年・早乙女アルトは、シェリルのステージの一部であるエア・アクロバットに出演することになっていたが、彼女の大ファンだという女子高生・ランカ・リーとひょんなことから出会う。そんな折、フロンティアへ謎の宇宙怪獣が突如来襲。アルト、ランカ、シェリル、そしてフロンティアの人々は、否応無しに宇宙怪獣との戦いに巻き込まれていく・・。キラッ☆

声優・キャラクター
中村悠一、中島愛、遠藤綾、神谷浩史、福山潤、桑島法子、小西克幸、豊口めぐみ、大川透、小林沙苗、三宅健太、田中理恵、平野綾、福原香織、井上喜久子、西村知道、杉田智和

人工知能 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これぞ現代のマクロス!

これを手に取ったのは、周りで人気だったから。そんな気持ちで手に取った作品だったのですが……。
やべぇ!こんなに続きが楽しみなアニメ、久しぶりだ!レンタルしにいかねぇと!続きがねぇ!ふざけんなぁ!
とかなり熱中し暴走したのを覚えています。
 ただ萌え要素だしただけかと思えば、そんなことはない。ちゃんとマクロスってました!シェリルとランカとアルトの三角関係、バジュラとの戦い、アイドルとして歌う二人の歌。ちゃんとマクロスの三原則守ってる!その上、前シリーズのオマージュもたくさん隠れていました。ZEROとか7とか。シリーズ見てから見るのもよし。初めてのマクロスシリーズとしてみるも良しかと。せめて初代マクロスの知識はあったほうがいいかもね。初代マクロスの劇場版を見てからをお勧めします。そのほうが世界観は共通なのでわかりやすいかも。歌、音楽が素晴らしいです。最終話なんか鳥肌ものです。キャラクターも魅力的です。
「ロボットアニメはちょっと…」と敬遠している方にぜひお勧めしたい作品です。
 ちなみに自分はクラン大尉が一番好きです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 25

reverb さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

持ってっけー?!

主題歌、挿入歌の良さは認めます。イヤ認めさせてください。じゃなくて認めるなんておこがましい事を…
以下の感想は、ストーリーや絵に関しては皆無です(爆)

歌詞が変なんです。悪い意味じゃなくて、これまで聞いたこと無いんです。「持ってっけー」とか「生き残りたーい」とかあんまり歌詞に使わないし(笑)

でもって、ドッグファイトのシーンなんかでこの曲が流れると寒イボ(鳥肌?)が出るんすよ。
お気に入りは「ライオン」かな、菅野ようこさん凄すぎです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 14
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

『初代マクロス』を見ているかどうかで評価が激しく変わってしまいました

(2018.11.19)レビュー全面改訂

◆『初代マクロス』完走前に視聴した時の個人評価(☆ 3.6)と、完走したあとに改めて視聴した時の個人評価(★ 4.3)が余りにも違い過ぎる・・・

初見時の私は、例えるなら、「古今和歌集」を読んでいない人が、いきなり「新古今集」を読んでしまい、頭の中がチンプンカンプンになって、どう評価していいのか分からない状態に近かった?

・・・つまり、本作は、その第1話から終盤の決着のつけ方まで、あるいは主要キャラの配置やメカの設定まで、『初代マクロス』を様々な形で「本家どり」していて、その「本家」の方をきちんと見ていないと、そうした様々なシーンや、主要キャラの行動パターンでさえも、いかにも“ワザとらしい・不自然な”モノにしか思えなくて、私のような一部の視聴者には、本作の全編に溢れるそうしたサービスが、却って意味不明で不必要、場合によっては不愉快なものにすら感じられてしまう作品ではないでしょうか?(もしかして私だけ?)

・・・というわけで、本作の個人評価を大きく変更します。
ファンの皆さん、長い間「マクロスF」をディスってて・・・ゴメンナサイ。

但し、ここで少しだけ弁明するとすれば、このTVシリーズの方は、後半のシナリオが若干甘いと思う(※とくに、後半になって急に存在が大きくなる{netabare}グレースとブレアのキャラ{/netabare}が何だかブレていて、いまいちシックリ来ない点)。

その後、制作された劇場版2本では、この欠点は見事に解消されており、とくに劇場版後編(サヨナラノツバサ)は、TVシリーズとはひと味もふた味も違ったドラマチッな展開で、私の個人評価もかなり高くなりました。

取り敢えず、しばらくして、TVシリーズ→劇場版の順に今度は落ち着いてもう一周して個人評価をキッチリ確定したい作品です。


◆視聴メモ(2回目以降)
{netabare}
・第1話視聴終了時点
展開の速さは◎、但しヒロイン(ランカ)の声演の下手さはやはり気になる。
・第2話視聴終了時点
アルトがランカを可変戦闘機から救助するシーンは『超時空要塞マクロス』で一条輝がリン・ミンメイを救助するシーンのオマージュ。
一瞬ながら大気の希薄な状態に投げ出されてしまったランカが無事だったのは、彼女がゼントラン(ゼントラーディ人)とのクォーターだったから→なるほど上手な理由付けだと感心。
・第7話視聴終了時点
バトル&歌融合回として◎
・第10話視聴終了時点
この回って『マクロスゼロ』をモチーフとしていたんですね。なるほど・・・。
またアルトが歌舞伎の家元の跡取り息子であることがランカにバレる回だけど、シェリルは以前からそれを知っていたらしいことが述べられる回でもある。
なお、ランカを襲った獣(ヒドラ)の原産地・惑星エデンは『マクロスプラス』にでてくる設定。
・第12話視聴終了時点
この回は『超時空要塞マクロス』全体をモチーフとしており、同作のブリタイ/エキセドル/カムジン似のゼントランが登場、またランカ=ミンメイが明確になる回。
・第15話視聴終了時点
ここで、黒幕グレイスによる「プロジェクト・フェアリーは失敗と判断。フェアリー・ナイン廃棄。本作戦はリトル・クィーンという重要な駒を得て新たな段階に進む」という宣言。
・第16話視聴終了時点
『超時空要塞マクロス』第27話の“ミンメイ・アタック”を本家取りした“ランカ・アタック”が描かれる回。
・第17話視聴終了時点
オズマのエピソードに絡めて『マクロス7』の曲が沢山挿入される回。
・第21話視聴終了時点
アイランド3誘き出し作品で使用される爆弾の名称が「リトル・ガール」というのは、いくら何でも安直で脚本家(吉野弘幸氏)のセンスを疑う。
・第24話視聴終了時点
次回予告が実写でアルバムをめくるシーンになってるのは明らかに『超時空要塞マクロス』のEDへのオマージュ。
・第25話(最終話)視聴終了時点
SMSオーナー(リチャード・ヴィルダー)がラスト付近でリン・ミンメイの写真入りのロケットペンダントを暫し眺めて閉じるシーンが入る点、およびその一つ前のシーンで子供時代のブレラ&ランカ兄妹と母親に交じって、『マクロスゼロ』のマオ・ノーム(※シェリルの祖母)が小さく映し出されている点、に注目。
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作             河森正治/スタジオぬえ
総監督・ストーリー構成 河森正治
監督             菊地康仁
シリーズ構成・脚本    吉野弘幸
キャラクターデザイン   江端里沙、高橋裕一
メカニックデザイン    河森正治、石垣純哉
音楽             菅野よう子
アニメーション制作    サテライト{/netabare}


◆作品別評価

(1) TVシリーズ (全25話) ★  4.4 (2008年4-9月)
(2) 劇場版1(虚空歌姫)  ★★ 4.5 (2009年11月) ※119分
(3) 劇場版2(恋離飛翼)  ★★ 4.7 (2011年3月) ※115分
-------------------------------------------------------------
  総合          ★  4.4 (25話+劇2≒35話相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== マクロスFRONTIER (2008年4-9月) ==============

 - - - - OP「トライアングラー」、ED「ダイアモンドクレパス」他 - - - -
{netabare}
第1話 クロース・エンカウンター (最接近) ★ 移民船団マクロスF(西暦2059年)、歌姫シェリル公演、バジュラ来襲・SMS出撃、市街戦 ※ED「アイモ」
第2話 ハード・チェイス (猛追撃) ★ 続き、バジュラ撃退・再襲来、三人の鉢合わせ(早乙女アルト/シェリル/ランカ)
第3話 オン・ユア・マークス (位置について) ★ 閉じ込められた三人、オズマ負傷、アルトSMS入隊志願、ランカ歌手志願
第4話 ミス・マクロス ★ 入隊最終試験、ランカのミスコン参加、アルト初戦果、三角関係の始まり ※挿入歌「私の彼はパイロット」
第5話 スター・デイト ★★ 巨人都市、歌い始めるランカ、鹵獲バジュラの目覚め
第6話 バイバイ・シェリル ★ 非常事態宣言・マクロスギャラクシー救援作戦開始、キャシーSMS着任、戦闘艦SMSマクロスQtr(クォーター)発進 
第7話 ファースト・アタック (最初の急襲) ★★ シェリル・サヨナラライブ、バジュラ母艦VS.マクロスQtr、アルトのルカ救出戦、謎の機体(ブレラ・スターン搭乗) ※ED「アイモ」
第8話 ハイスクール・クイーン ★ ランカ美星学園1年転入、シェリル来園騒動、幼生バジュラとの出遭い、シュリル学園転入
第9話 フレンドリー・ファイア (誤射) ★ 狙撃手ミッシェルの迷い、バジュラの巣、謎の敵との遭遇戦
第10話 レジェンド・オブ・ゼロ ★★ ランカ&アルトの映画『鳥の人』出演、アルトの個人事情、ブレラのランカ救助、ランカ大抜擢(マオの気持ち、海中撮影) ※ED「アイモ〜鳥の人」
第11話 ミッシング・バースデー (失われた誕生日) ★ アルト誕生日(3つの選択肢)、アルトの選択(シェリル護衛)、振られたランカ ※ED「ねこ日記」
第12話 ファステスト・デリバリー (最速の移送) ★★ 惑星ガリア4慰問、シェリル体調不良・ゼントラン暴動、ランカ熱唱、不時着・旧世代型マクロス発見 ※ED「愛・おぼえていますか」
第13話 メモリー・オブ・グローバル (グローバル号の記憶) ★ 第117調査船団旗艦、バジュラの巣、囚われたランカ、グレイス豹変・ガリア4崩壊 ※シナリオの大味さは×
第14話 マザーズ・ララバイ (母の子守唄) ★ バジュラ大群来襲、マクロスF船団防衛戦、ランカの歌とバジュラの混乱、ブレラのランカ救出、バジュラ壊走、リトル・クィーンの涙 ※同上×{/netabare}

 ^^^^ 物語の便宜的な折り返し点(※ここでこれまでの総集編的な種明かし回が入る) ^^^^

{netabare} 
第15話 ロスト・ピース (失われた欠片)※半総集編 ☆ オペレーション・カニバル(黒幕の策謀進行)、三島レオン主席補佐官のランカ召喚、SMSオーナー(リチャード・ヴィルラー)のアルト召喚 ※ED「ダイアモンドクレバス50/50」
第16話 ランカ・アタック (ランカの攻撃) ★ ランカの新任マネージャー&ボディガード、魔法の石フォールドクォーツ、バジュラ殲滅成功、戸惑うランカ ※ED「ノーザンクロス」{/netabare}

 - - - - - - - - OP「星間飛行」、ED「ノーザンクロス」 - - - - - - -
{netabare}
第17話 グッバイ・シスター  ★ 義兄オズマの想い、常に進化する生物、オズマ負傷、シュエリルのグレイス問い詰め{/netabare}

 - - - - - - - - OP「ライオン」、ED「ノーザンクロス」他 - - - - - - -
{netabare}
第18話 フォールド・フェーム (折りたたまれた名声) ★ グレイスの実験体、シェリル凋落、超長距離フォールド作戦開始・成功、ランカの腹部激痛 ※挿入歌「愛・おぼえていますか」
第19話 トライアングラー (三角関係の者達) ★★ 美星学園ランカ公演、告白の決心(ランカ)、クーデター計画発動、屋上の鉢合わせ ※ED「トライアングラー」
第20話 ダイヤモンド・クレバス(ダイヤ 形の亀裂) ★★ 幼生バジュラ襲撃、大統領暗殺、絶望の中で立ち上がる歌姫、クラン告白、ミッシェル戦死 ※ED「ダイアモンドクレバス」
第21話 蒼のエーテル ★★ レオンの全権把握、アイランド3誘き出し作戦成功、アイ君の脱皮、ランカ告白、ブレラとの旅立ち ※ED「蒼のエーテル」
第22話 ノーザン・クロス (北の十字架) ★ シェリルの新しい可能性、新大統領就任演説、マクロスQtr離脱、バジュラ母星
第23話 トゥルー・ビギン ★ シェリル&アルトの共同生活、バジュラの習性判明、ランカの記憶回復、バジュラ母星侵攻計画開始
第24話 ラスト・フロンティア ★★ グレイスの謀略進行、最終決戦、シェリル絶唱、ランカの本当の力、アルト機被弾 ※挿入歌「愛・おぼえていますか」{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP(なし)、ED「トライアングラー」 - - - - - - - - -
{netabare}
第25話 アナタノオト (貴方の音) ★ マクロスQtr来援、バトルギャラクシー出現、バジュラの女王乗っ取り(グレイス)、バジュラとの意思疎通成功、クィーン融合グレイス殲滅 ※挿入歌「アナタノオト」他{/netabare}
---------------------------------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)16、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


=== 劇場版 マクロスF 虚空歌姫 〜イツワリノウタヒメ〜 (2009年11月) ===

全1話 ★★ 4.5 ※TV版前半を再構成、シナリオ改変・新規映像も多い ※119分


==== 劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜 (2011年3月) ====

全1話 ★★ 4.7 ※完全新規映像のアナザーストーリー ※115分


============== 娘クリ Nyan×2 Music Clip (2010年12月) ============

全1話 ★ 4.0 ※シェリル&ランカ両者のインタビュー付きミュージック・クリップ、映像は2/3新規&残り1/3は「マクロスF」及び「マクロスゼロ」より流用

投稿 : 2020/10/24
♥ : 38

74.1 3 ラブロマンスアニメランキング3位
赤髪の白雪姫 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (590)
3273人が棚に入れました
分割2クールの後半クールにあたる。

赤い髪を持つ少女・白雪は、タンバルン王国のラジ王子に見初められ、愛妾にされかかり、国を出る。たどり着いた森で、隣国の第二王子・ゼンに助けられた白雪は、彼の国・クラリネス王国の宮廷薬剤師として働き始める。やがて想いを通い合わせていく白雪とゼン。王子と薬剤師という二人だが、たくさんの出会いや出来事を経て更に絆を深め、二人を認める人物は少しずつ増えていく。

声優・キャラクター
早見沙織、逢坂良太、梅原裕一郎、名塚佳織、岡本信彦、三瓶由布子、甲斐田裕子、福山潤、小西克幸、豊永利行、國立幸、浅沼晋太郎、水瀬いのり、小松未可子、石田彰

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期の雰囲気が(ブレてなくて)よいですね

2期を楽しみにしてました。
1期同様ゆっくりとした時間の流れがあって良い雰囲気です。
どんな物語になるのかな

2期は皆がお互いに対して強い心を持っていることが印象的です。
恋愛 片思い 主従 感謝
観ていて楽しいです。 私、オヤジですけど。。。 

最後まで観て
最後にまたこちらが照れちゃうような恋のシーンがありにやけてしまいます。

もし次期があったらラブラブだけで物語にならないと思います(笑)
でも、ひょっとして3期以降不幸が始まるのでしょうか?心配だ~。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 35
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キュルルンアニメ

分割2クールの後半戦。
今クールはちょっとだけ障害が発生。
{netabare}でも、障害なんて単なる酒の肴。
当たり前のように二人は絆を深めちゃいます。{/netabare}

二人の熱気にあてられてお腹いっぱいだった前クール。
追い打ちをかけるように、さらに一杯に。
腹具合が悪く、キュンキュンというより最早キュルルンです。
胃薬を処方して、怒涛のラストに備えましょう。

ところで、このアニメ、脇キャラが魅力的です。
今回株を上げたのが、ラジ王子。
へたれは相変わらずですが、王子としての自覚が芽生えたようです。
ラジ王子を支えるサカキさんは超良識。
落ち着いた立ち振る舞いが大人の魅力でした。

{netabare}側近関係では、ミツヒデと木々の関係が気になるところ。
互いの気持ちを隠しながら(?)の軽快なやり取りが気持ちいい。
そして、オビ。
白雪への気持ちは封印し、ゼンに忠誠を尽くす。
その態度がすがすがしくてかっこいい。
オビの一挙手一投足が私のお気に入りです。{/netabare}

完璧なまでの王道少女漫画原作アニメ。
3期も観たいけど、お腹がもたないのでこの辺でお開きとしましょう。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 46

ひよこまめ* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

清く、正しく、美しく。*

2クールめ。
ピュアすぎるふたりの恋と
それぞれ変化していく周囲。

ただ助けられるだけじゃなく
自分の道は自分で決める
そんな白雪に周りの人たちも
影響されて成長していきます( ´꒳`)♩
1番化けたラジ王子・・・。
はじめはこんなに好きになるとは思わなかった。。

各キャラの過去と隠れた設定も少しづつ見えてきます*
今の素敵な王子様になる前のゼン。
木々とはじめて出会ったときのミツヒデ。
王宮に使える前のオビ。

他にもラジとの友人関係だったり
お見合いだったり
ぎゅっと詰まった12話でした(*´`*)

清く、正しく、美しく。

最後まで爽やかな雰囲気で
心が浄化されました。笑

綺麗に終わってたけど
次あるかな~って
期待が膨らむ一方です。。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 18

65.3 4 ラブロマンスアニメランキング4位
宇宙戦士バルディオス(アニメ映画)

1981年12月19日
★★★★☆ 3.6 (12)
42人が棚に入れました
愛し合いながらも敵対する男女の悲劇を描いたロボットアニメの異色作。1980年から放映された同名のTV作品の劇場版。放射能に汚染されたS1星では、惑星から脱出しようとする軍部と、惑星を浄化しようとする科学者グループの対立が激しくなっていた。そんな中、科学者を父に持つマリンは、女性親衛隊長アフロディアと出会う。数日後、マリンの父を軍部が送りこんできた兵が暗殺。憎しみに燃えたマリンは敵兵を殺してしまう。だが、その兵はアフロディアの弟だった…!

87.5 5 ラブロマンスアニメランキング5位
東のエデン(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4591)
22321人が棚に入れました
2010年、日本各地に10発のミサイルが落下するテロが発生するが、奇跡的に1人の犠牲者も出なかった。
それから3ヵ月後、アメリカへ卒業旅行に出かけていた大学生・森美咲はワシントンD.C.を訪れホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれる。そこに記憶喪失となった日本人青年・滝沢朗が現れ、森美は難を逃れる。意気投合した2人は一緒に日本へ帰国することとなるが、その日東京へ11発目のミサイルが打ち込まれる。
その時、滝沢の携帯電話にジェイスと名乗る女性からの謎のメッセージが入る。

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

とにかく良いです!おすすめ!でも劇場版も見るのを前提でね!

この作品が思ったよりも評価されていないのは、TVシリーズでちゃんと完結せずに、劇場版Ⅰ・Ⅱにて完結するといった商業的手法を取ってしまったが為だと思っています。
それがなかったら、もっと高評価をつけられている作品だと思いますし、個人的にも大切にしたいアニメ作品のひとつです。
上記のことを踏まえてレビューしてみました。必ず劇場版まで見ることを強くおすすめします。

物語は簡単に言うと、100億円を与えるからセレソン(選ばれし者)となって世界を救えという話なのです~
主人公こと滝沢は、その他11人のセレソンと共にセレソンゲームに挑んでいのです~特殊な携帯電話(ノブレス携帯)を携えて・・・

このアニメの良いところは、斬新でセンスの良い単語とここ何年かで話題になっているリアルな話題(ニート・テロetc)をうまく融合させている所と、「迂闊な月曜日」等の事件の背景がしっかりしていて、ストーリーが進むにつれて謎が解けていく展開に惹かれていきます!
また、明るく前向きな性格の滝沢の不思議な魅力に徐々に惹かれていくヒロインの森美 咲や、咲の友人でもある『東のエデン』メンバー達との関係がさらに物語を面白くしていきます。

最後に個人的なおすすめ!それは音楽です。
OP曲「FALLING DOWN」OASIS も良いですが~

ED曲「futuristic imagination」を歌っている『school food punishment』っていうバンドがかなり気に入ってしまいました。
かっこ良い高クオリティの楽曲とスピード感のある、女性ボーカルのロックバンドです。
こんな感じの音楽が好きな人はぜひ聴いてみてください。
アルバム『amp-reflection』おすすめでよ~

投稿 : 2020/10/24
♥ : 68
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

想像の斜め上をいく展開とシュールすぎる笑い

オリジナルアニメーション。
全11話+劇場版2本で完結する物語です。

題名で誤解を与えたら申し訳ないのですがギャグアニメではありません。
社会風刺がされたまともなSFサスペンスです。


何と言ってもミスリードがお見事。

「ああ、この先はこうなるんだろうな……」と思いながら見ていたら、ほとんど外れます。
それだけ、視聴者の予測を裏切ることに長けたアニメ。

そもそも「100億円使って、日本を救え」というのが物語のキモです。
どう展開するか、まったく想像がつかないと思います。


私は頭を使うトリッキーな話が大好きです。
よだれが出ます。


また、笑いのセンスが抜群。
吹き出してしまうような鋭くてシュールな笑いです。
登場人物はまじめに行動しているというのに……。

「ここは笑うところじゃないはず! でも今は笑っておこう」

そんなシーンが山ほどあります。
{netabare}
・総理大臣に「ぎゃふん!」と言わせて支持率が10%上昇。かかった金額60円
・真面目な顔で44マグナム
・ジョニーの連呼
・エンドクレジットに「ジョニークリーチャー」の名前
・イリュージョンな去り方に2800万円
・ハカナ過ぎた男
{/netabare}


テンポがいいので、11話を一気に見せる力があります。
また、テレビアニメ版だけでもある程度のオチはつきます。
ただ、残された謎や、それまでのミスリードのおかげで、結局、劇場版を見たくなるんですよね。


この作品は「今」を意識しています。
気になっているかたは、ぜひ早いうちに見ていただきたいです。

このあとは、

「東のエデン-The King of Eden-」 → http://www.anikore.jp/anime/2007/
「東のエデン-Paradise Lost-」 → http://www.anikore.jp/anime/2018/

と続きます。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 87

九条 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本を正しき方向へと導く救世主は裸の王子様。

記憶喪失の主人公、犠牲者皆無のテロ事件、二万人ニート・失踪事件など不可思議な伏線が多々あり
先の読み難い謎めくストーリーを「攻殻機動隊 S.A.C.」「精霊の守り人」の神山健治が描く社会派作品。
ただ、少子高齢化、難民問題、医療制度等、骨太の設定を誇る硬派な攻殻とは異なり、柔和な世界観。
その象徴が羽海野チカ・原案のチャーミングかつコミカルな絵柄であり、二十一世紀の日本の閉塞感を
皮肉的かつシリアスに映像化する作風とコントラストを形成するかの如く、甘美な恋愛模様を匂わせる。

特殊携帯電話、百億円を用いる壮大なゲームや、世界的人気ロックバンド(オアシス)のOP起用もあり
攻殻と比較しても、遜色のない深刻な社会的問題(ニート・就活)を扱っているものの、そう感じさせない。
それは、冒頭の主人公とヒロインの滑稽な出会い方からしても、方向性の見通しが立つほど明白であり
攻殻ファンならば物足りなさを痛切に感じるであろうが、ノイタミナの方針を鑑みれば妥当な策であろう。

無論、物足りないというのは攻殻を「比較対象」とする場合の評価であり、本作の正当な評価ではない。
個人的には、劇場版を含め単体で捉えれば良作であると評価する一方、比較の上でも良作の域であり
攻殻ほどプロットは、徹底されていないが、考察は充実しており、若者に一石を投じるメッセージもある。
二番煎じ感は拭えないが、攻殻の世界に、ユーモアを交え、簡易に表現する故、受け口を拡大しており
攻殻に対し興味を抱きつつ、その難解さから敷居の高さを感じる方には最適の作品なのかもしれない。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 28

80.5 6 ラブロマンスアニメランキング6位
さんかれあ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (2199)
11882人が棚に入れました
紫陽町に住んでいるゾンビ大好き高校生降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫ばーぶの蘇生を試みていた。ある夜、蘇生秘薬を作っていたいた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成、実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と、蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。

翌朝、結局死ぬことができなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するため家を抜け出した礼弥は、その途中で父に遭遇。父の振るった鞭に打たれて崖から転落してしまう。その一部始終を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がった。ゾンビとなった礼弥は降谷千紘の家に居候し、千紘にとって憧れであったゾンビとの共同生活が始まったのであった。

声優・キャラクター
木村良平、内田真礼、矢作紗友里、井口裕香、荻野晴朗、斎藤志郎、石塚運昇、浅野まゆみ、林沙織、岩瀬周平、福圓美里

ともか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

着目点によって、楽しくも暗くも感じられそうなラブコメ物語。

漫画原作(未読)、 1クール(全12話+TV未放送3話)、 2012年春放送。
TV未放送分は第0話、13話・14話があり、 0話と14話は未視聴。

幼少期からゾンビが好きな男子高校生の主人公と、
とある事件によってゾンビ化してしまう、元は女子高校に通っていたお嬢様、
この2人を中心とした物語のゾンビ系ラブコメ作品。

お金持ちの家のお嬢様として父から様々な縛りを受けながら育てられたヒロインは
普通の女の子として暮らすことを夢見ていたが、
死んだことで解放されて心底喜んでいる。
体の維持(ゾンビ化のペースを最低限に食い止める)と、
彼女の気持ち(普通の少女として活動したい)の両面に気を配る難しさに悩みながらも
全力を尽くしていく主人公が描かれています。


ストーリーラインが1本で難しい伏線などは無く単純な物語でした。
登場人物の立ち位置が分かりやすく、人数も少なめなので、
そこも観やすさのポイントだった気がします。
また、主人公たちを見ていて応援したくなった辺りでも、
個人的には楽しんで観られた作品だと思います。

あんまり考えずに話だけを追って観ていると面白いラブコメ、
人物の心情を察しながら観ると、シリアスで少し暗い物語に見えるのかもしれません。
(私は前者です)

幸福と不幸の背中合わせ、ソンビ化進行のタイムリミット等のシリアスも、
コメディ部分とも雰囲気の調和が取れていたと感じます。サクサク観ることができました。

惜しむらくは次期への伏線を作って、着地に失敗してしまった感じが拭えない点。
不完全燃焼な印象を受けました。


作画について、
拘った部分(紫陽花の絵など)では本物みたいにきれいでした。
背景とキャラ絵が溶け込めていない等、部分的には粗も見えたけれど、
総合的には良い部類に入る気がします。

音楽について、
OPは歌手の独特な歌声に疾走感のある曲、EDは静かな曲でした。
2曲とも、(暗い物語として見なければ)この作品の作風に合っていたと思います。
OP曲: 絵空事
ED曲: Above your hand


キャラについて、
ヒロインの父親だけ、娘への歪んだ愛情から起こしてしまう言動・行動が非常にウザかった。
登場頻度の比較的低めだったのが救いでした。
他は、ヒロインはゾンビ化しても、上品で少し天然な かわいいお嬢様であり続ける上に
主人公の妹、祖父、飼い猫(ゾンビ)辺りのキャラも面白く、魅力的だったので、
キャラ全体としてはかなり良かったと感じます。



人気作となった『これはゾンビですか?』の第2期と同期に放送されたことは、
この作品の評判にも何かしらの影響を与えている気がします。
同ジャンルとして扱われたことで名が広まったことが仇となってしまったような…
もう少し、少ない視聴者層から静かに評価されれば良かったのに、とも思えます。

DVD第6巻にはTV未放送分の第13話が収録されていて、それは観ることができました。
しかし、第0話と第14話を観ることは現時点で叶いそうになく、少し残念です。


紫陽花(=落葉樹)が葉を落とす季節になったらどう対処するのか、
この物語にもし続きがあれば是非とも観たいです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゾンビが苦手の私でも萌えられた、(個人的に)最高のゾンビアニメ♪

[文量→大盛り 内容→感想系]

※2期を完全に諦めたので、原作で完走しました。後半は原作の、ガッツリネタバレレビューなので、読みたくない方は読まない方が良いです♪

【総括】
ゾンビ萌えという稀有な性質をもつ主人公と、美しいゾンビ娘との純愛寄りのラブコメ。サブキャラが強いところも、本作の良さ。我慢できず原作読破しましたが、感動しました。絵も次第に上手くなってたし。満足の出来。だからこそ、本当に、2期作って欲しかった作品です(名作になり得たかも)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(アニメ感想)】。
{netabare}
とりあえず、礼弥が可愛かったです♪ お嬢様&天然の黒髪キャラは鉄板ですね。しかも、礼弥の場合、そこにゾンビならではの「毒」があって、唯一無二のキャラでしたね。恋愛関係で照れることがあっても、「照れてなんかいません! ほら、心臓もドキドキして(動いて)ませんし!」とか言うのが良かった(笑)

脇を固める蘭子、萌路も良かった! 元気幼馴染&お姉さんキャラ、ジト目毒舌&しっかり妹キャラと、こちらも基本を押さえていましたね。特に蘭子は、少し「とらドラ」の「みのりん」を思いだし、それだけで、切な可愛くなりましたw 彼女にも幸せになって欲しいなー。

ちひろも、変態で色々屈折してますが、やる時はやる良主人公でした。この作品は、ちひろの「ゾンビ萌え」という、有り得ない属性が必須なので、必然的に変態になるわけですしね。

まあ、礼弥のお父様は…………ですが(笑)

さて、「さんかれあ」では、紫陽花の花が、重要なモチーフになっています。「儚くも美しく、毒をもつ花」……礼弥そのものですね。しかも、紫陽花が期間限定の花ということも、ちひろと礼弥の時間に具体的なタイムリミットがあることを暗示していて、上手かったですね。

キャラ&作画良し、ラブ良し、ギャグ良し、オリジナリティありと、基本的に誰にでも勧められるバランスのよいアニメですね。私、初めてゾンビアニメを誉めています(笑)
{/netabare}

【原作ネタバレにつき、注意】
{netabare}
原作では、この後、祖父の茹五郎がゾンビ研究の第一人者だということが分かり、その弟子が、アニメのラストに出てくる金髪少女(14歳・ツン・マッドサイエンティスト・でも最終的に良い奴・萌えポイント高し)です。

この後、礼弥が、次第に「ゾンビらしいゾンビ」へと変わっていきます。ゾンビは、時間が経つと食欲と性欲が結び付き、「最も愛するモノ」(ちひろ)を食べようとしたり、身近な人を襲うようになります。生きた鳥をバリバリ食べたり……そのことに気づき、涙しながら葛藤する礼弥が、切なかった。当然、ちひろはそれを(若干悦びつつもw)真剣に止めようとします。

原作後半は、思いっきりシリアス展開が続きます。

茹五郎とばーぶは、主人公並みの活躍をします。その分、日常回が減り、好きだった蘭子や萌路がほぼ空気になっていくのは残念でした。個人的には、この作品に限っては、あまりシリアスによらず、気軽な日常を観ていたかったなというのが、本音です。

でも、ゾンビをメインにするということは、「生と死」に向き合うということであり、そこを真摯にやった結果でした。ばーぶが真のゾンビになっていく過程とか、ほんとに涙が出そうになりました。

しかも、ネタでしかないと思っていた茹五郎のボケは、長年のゾンビ研究の際に、ゾンビ毒を受けすぎた故の副作用で、脳にダメージが出ているからだったり、ネタでしかないと思っていたちひろのゾンビ萌えは、幼い頃に母親を事故で無くし、その母親(自分の娘)を茹五郎がゾンビにすることで一時的に助けた故の、一種のトラウマ(無意識に母親を求めていた)だったり、伏線の生かし方が上手い作品でした。

ラストは、作者曰く、「ハッピーになりすぎないハッピーエンド」だそうです。ゾンビ化した礼弥が、ちひろの心臓を食べてしまい、(おそらく)永遠の命を得るという、衝撃の展開でした。死んだと思われていたちひろが、人工心臓→臓器移植で生きてたというのは、若干ムリがありますが、まあ、良い落とし処でしょうね。

原作漫画は、次第に作者の画力も上がり、巻頭にあるカラーページはかなり萌えます(笑) また、巻末にある萌路のオマケページも、結構笑えますw それ以外にも、息抜きのように、たまに挟まれる日常回も良くて、夢中で読める原作でした!

興味ある方は、アニメはもう2期ないだろうし、ぜひ原作も読んでみてください♪
{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 38

みずみず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この春一押しアニメです!! 4話まで視聴!

このアニメは少々グロイですがけっこう面白いです
でもタイトルの「さんかれあ」ってどういう意味だろうと考えていたのですが人の名前でしたねww

キャラクターデザインのほうですが
れあちゃん 完璧です 
主人公はなぜ猫耳みたいな髪型?? 理由がわからない???

でも最初観たとき猫がゾンビ化したとき「えっ 目玉ないの??」
と思って れあちゃんがゾンビ化したとき目玉ないのかとおもってどきどきしました

しかし なんと目は赤色で超かわいいです なんかシャナを思い出しました
でもすごいですねww まさかゾンビで萌える日がこようとは思ってもいませんでした

最初はこのアニメ期待していませんでしたが今は期待大です
この春の自分の中では一押しの作品です

この後の話が気になって眠れません
あぁ 原作買っちゃおっかなぁーって感じになります
この後しっかり買う予定です
それほどおすすめなので観ていない人はぜひ観て見てください
まぁ でも人にはいろいろ好みがありますし

最後に一言
れあちゃん 可愛いぃぃーーーーー

投稿 : 2020/10/24
♥ : 27

79.9 7 ラブロマンスアニメランキング7位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1521)
7538人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

shino73 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SFアニメの白眉

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

稀に見る傑作でしょう。

緻密な世界設定とシナリオ、
音響効果、背景、声優の質と量に驚嘆です。
ラブコメも絶妙に配置されてまさに隙なし。
弐瓶作品としては新機軸の娯楽性、
好意的なレビューが多いのも納得の出来です。

食料危機を脱出する為に、
遺伝子改変で人類が光合成する時代。
性別未分化者やクローン生命体が共存する時代。
太陽系外宙域で遭遇した「生命体ガウナ」と、
人型戦闘機「衛人」を扱うシドニア人との、
種の存続を賭けた手に汗握る攻防戦が始まる。

衛人のデザインも格好いい。
これだけの話を緊張感、臨場感とともに、
12話にまとめてみせた構成も素晴らしい。
日常風景も街や美術が凝りに凝っているので、
世界観を楽しむ、それだけでも好印象だ。

人は移民できる惑星を求め航海を続ける。
シドニアとはまさにノアの方舟であろう。

これはリアルSFアニメの白眉。
このジャンルでいつ以来の衝撃だろう。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 81
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こまごまとした描き込みが面白かった

総評

人類の無力さを見せつけられる切ない展開になるのだろうかと思っていたのですが、登場人物たちのしっかりしてるところとちょっと間抜けなところが温かく魅せられていました。独特の雰囲気を堪能しました。面白かった!2期決定とのことで、楽しみです!!
なんだかんだ毎回楽しみになっていき、原作読みたい気分になっております。

好きだったのは頑張り屋の緑川妹さん、プライド高く怪しげなクナトとメイド、サマリリーダーが弦打操縦士を「ツ ルゥーチ!!」って呼ぶ声、などなど。

全体的に音声や効果音の入り方が絶妙で、情感を掻き立てる演出に満ちていました。

クナトはダークサイドに落ちるのかと期待(?)していたのですが、 {netabare}もともとダークサイドにいたのが引きこもって慰められて終わっていましたね。 {/netabare}なんだったんだ可愛くなっていたぞ。

終わる頃にはCGなのに登場人物たちの微妙な表情が見て取れました。CGでもそうじゃなくても、ココを見せたい!という機微を切り取って見せているからこそだとは思いますが。


初見
{netabare}
地下でこもって生きて来たタニカゼ・ナガテ。食糧が尽きたので地上に出てみると、そこには馴染みない人類の生活が営まれていた。
ナガテは身元引き受け人の要請により、戦争のための操縦士訓練生に加わることになる。もっとも、最後の戦いをしたのは100年前だというのだが…?


3Dモデリングの肢体、妙に冷静なようで間抜けなような。ストンとしたところが…。

この主人公、かっこつかない原始人のように登場したので、尚更に間抜け感が漂います。
女子たちはぽやんとして一見可愛らしいですが、クローン的です。
人類が光合成が出来る世界。
死ぬことを「堆肥になる」と表現したり、どこか植物的なのに、世界を形作る要素はどこも無機的で廃墟のよう。いつあるのかわからない戦争のための訓練、生きている実感を持て余しているようでもあります。


100年ぶりに戦う相手「ガウナ」が出現するわけですが、進みようによっては…
むしろこの人類のシステムがもっと崩壊して、さっさとガウナに席を譲ったらいいのでは…と思いそうな気もします。(←ガンナって書いてたガウナだった)

人形のようになってしまった人類の痛々しさが強調される展開だと、つらいなぁ。人間味を感じられれば。

大友克洋マニアの知人が弐瓶勉好きだったな〜と思い出しつつ観てみました。


天然で朴訥、でも何故かモテそうな主人公(やーね〜)。憧れの機体を乗っ取った主人公をライバル視するエリート長髪美男子がいるのですが、なにやらプライドが高そうで選民主義的で、三枚目臭がプンプン漂います。この人、笑わせてくれるといいなぁ。 {/netabare}

**********

各話感想
{netabare}
第二話
尿道カテーテルつける時の表情をまじまじと見せたいのかい。
そうなのかい。そういうのを見せるのが嬉しいのかい。ほほ〜う?

戦闘時のスピード感は3Dならでは、なんでしょうか。
今回も主人公が間抜けなシーンありましたね。憎めないすごいやつ感が煽られる中、例のキザなライバル、クナトくんも実績をあげてました。ついてない奴として。
今回のクナトタイム {netabare}
「えっあの精鋭隊がここへ?!」「クナトさんに会いにきたんですよねっ!!」
(¬_¬)フフ…まあな
来た来た〜♪

〈素通り〉

(°_°)なっ…なに…

「君がナガテくんだね?」(´・Д・)」「は、はい」

(-_-)…。(クナト、顔に出さず去る)

クナトの心中やいかに!?おうちでぬいぐるみ殴ってたりするのかしら {/netabare}


第3話
精鋭討伐隊の四騎士、一気に出てきて名前覚えられない〜と思ったら、赤・青・緑・ももと名前に色が入ってて親切設定でした。黄色がいればレンジャーだっ!

今回のクナトタイム
{netabare} 四騎士の赤さんに一本勝ちをとられたクナト君。
ムッシャクシャして祭りの人ごみをまさにゴミのようだと思ってる感じで肩切って歩いてます。
ナガテの知りあいにも怪我をさせ、咎められると
「気安く呼ぶな!亜人種どもめ」
見ろ!クナトがムスカのようだ。{/netabare}
クナト君、本名 岐神海苔夫。
のりお…。

赤さんとももさんに最後のデートフラグ。
{netabare} そしてやっぱり…な、作戦内容。
モニターで見守る訓練生の皆さま。みてる子が口押さえてうっ…ってとことか、ももさんが「いゃぁぁー」って泣くとことか、既視感だけども。
精鋭部隊として出てるなら、ももさんはそんなに取り乱しちゃいかんですよ。好いた男がやられても。出撃した時点で心得ねばならんですよ。下の訓練生もみてるんだし。
前菜的に亡くなられてしまわれました。{/netabare}
BGMの入り方がスマートで良い。かっこよいわー。


第4話
ガウナが追ってきちゃったので、シドニアを斜めに傾けて逃げることに。この時のビシビシとシドニアじゅうが重力変化で軋む音響がすごく臨場感がありドキドキ。タイタニック号が傾いてデッキを人が滑り落ちてゆく時のようです。

今回のクナトタイム
{netabare} 宇宙に飛んだロンギヌス兼カビキラー的アイテム「カビザシ」を回収に行くクナトとナガテ含む4人チーム。

ナガテ(´・Д・)」「カビザシ発見しました!」
クナト( *`ω´)「ヨッシおれが行く」
ナガテ(´・Д・)」「えっ…(おれ見つけたのに…)」

おいしいところは持ってく気満々のクナト君でしたが、その後操縦不能になってる間に、ナガテに大活躍のワンマンパフォーマンスを見せつけられます。{/netabare}

やはり音楽の盛り上げ方やSEの入り方が絶妙で面白かった。
モニターの字が「カビ」とか「ガ」とかレトロで味があるね。クナトのりおだし…。


第5話
大宇宙でロマンチックな迷子ふたり。静かに近づく心の距離感にニヤニヤさせられます。ここでも採尿ネタ(ろ過あるけど)があって、でも実際海で遭難した人達はこれを飲めてた人は助かってるんですよね。
守備隊がエレクトリカルにかっこよく登場。

今回のクナトのりおタイム…
{netabare} 講義中、イザナの後方で心霊写真みたいにボヤッとなってた^^;
質問に答えられなかったイザナに継いで、得意げに応答していたのに、画に映ってなくて、ほんとうにこの人こういう人だわ…
って今回もツボでした。 {/netabare}
近頃、日常において報われなかったりついてなかったりイマイチな思いをした時は「クナトのりおタイム」「クナトが降りてきた」と思って、しのいでおります。みんなクナトでやりきろうぜー!?

イザナはミになるかギになるか未定性ってことなのでしょうか?

第6話
戦死者の追悼碑が、大きな四角に斜め線/のみってすごいデザインだな…。
殺風景な内装の食堂でも、唐揚げとか食事が出てきて、隣りで星白が笑って食べててくれると暖かげに見えますね。
食べるシーンが多く、天つゆ飲んでるのがおかしい。

今回のクナトタイム
一方的にこれまでの事は水に流そう!って、謝ってないし。絶対何か企んでそうだぞ〜のりお〜。

第7話
戦う意思を捨てれば、ガウナはやってこない!という活動派の主張。
清潔主義・殺菌志向が行き過ぎて常在菌が弱まって耐性菌に勝てない、みたいな感じなのかな〜と、カビ繋がりで思いました。

星白機が砕かれる瞬間の止め方、悲劇でありながらドラマチックに魅せるところがうまいですよね。
指示側に大抜擢された緑さんの妹さん、職場に着く直前まですごく頑張って勉強してるところとか、人間くさくてエライ。前回は谷風に猛アタックしようとしてたけど、一所懸命な人なのね。


8話
ガウナによって再現された星白機との戦闘シーン、ゾクゾクさせられました。
クナトォ〜、ガクブル涙目。オカルトとか幽霊は苦手とみた。
くまさんは昔から強くてかわいい人だったんですね。
緑妹さんの、非戦闘時のチマチマした趣味が垣間見れて楽しいカットもありました。

不思議なバランス感覚の作品だな…
今回の赤い星白のつぶやきシーンなども、やりようによってはもっとグロい表情になりそうなところを、少女人形のような顔つきでやられると、観たままの乾いた浮遊感覚になりますね。CGならではの、この物語と呼応するような切り貼り再現感というか、汚れない不思議な感じです。


9話
のりおが逸脱!!ソロで(メイド付いてるけど)何を企んでいるの?!
時の流れが今までよりダイジェストになっております。
んー、原作読みたいような気もしてきました。

カビザシのある方角を見てる…って、すごく単純でありながら生物の野生的な気配を現しててゾッとさせますね。お日様の方を向いて起き上がる植物のような、物言わぬたくましさが潜んでいる。



10話
音の細かな演出での臨場感がすごい。
重力温泉で☆*:..肉体の重力.:*☆を見せつける温泉回かと思ったら…?怪しい探検隊でした。

カビを使って内部破壊。
ガウナ=カビのイメージだったけど。押しのけるくらい強いカビをぶち当てるってこと…?

「僕たちの時間は0に近づいてる。」
イザナがプリプリして戦場に行く前に0になるとこだった。足元不安すぎるぞ、あの街角。絵画的な演出かと思いきや、ちゃんと重力働いてるので危ない。

のりおとメイドの真・怪しい探検隊、なんだかいい組み合わせな気がしてきました。世の不正を暴け!怪奇ーをあーばーけー♪そしてむしろ不正を乗っ取りそうなうすら笑い!! {/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 71

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

一気に観てしまいたくなる作品。撃ち砕け!Knights of Sidonia

第一印象はみんな顔が同じかと思いました。
CGなので少しだけ違和感のある動きをするけど、
結果的に「シドニア独特な動きだな」と納得してしまいました。

大雑把なあらすじとしては
人類の敵はガウナ。ガウナは1000年前に太陽系を破壊しました。
地球を旅立った人類は各々宇宙船で暮らし、現在は人類自身も生存の為、光合成ができたり食事量を減らしたり生態も若干変化させています。

主人公谷風長道は人知れず播種船シドニアの最下層部で暮らしていましたが食料が底を尽きシドニアの上層部で米泥棒して拘束。
そのあとはとある理由から可愛いヒロイン達とハーレム状態で。(笑)
そこに丁度100年ぶりにガウナと接触することに・・・・

※ぜひ作品をご覧ください。SF設定+ハーレムだけではありませんから!


アニメはとても面白かったです。そして戦闘がカッコいい!
判らないことも沢山ありますが、ストーリが複雑ではなく楽しめました。
表情が少ないところにユーモアがちりばめておりギャップが良いですね。
そして、リンゴに鉛筆を2本差したようなアッポーペン的な播種船シドニアが格好良く見えてきたあなた、シドニアに冒されていますよ。
そういう私は既に冒されております! 

投稿 : 2020/10/24
♥ : 55

84.5 8 ラブロマンスアニメランキング8位
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1092)
5376人が棚に入れました
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

声優・キャラクター
新井良平、田所あずさ、Machico、上原あかり、荒浪和沙、水瀬いのり、水間友美、久保ユリカ、石見舞菜香、木野日菜、小日向茜、井上喜久子、千葉繁、小杉十郎太、佐藤聡美、井上ほの花、佐藤利奈、麦人

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

各話タイトルを繋げてみると……

01話 太陽の傾いたこの世界で
02話 空の上の森の中の
03話 この戦いが終わったら
04話 帰らぬ者と、待ち続ける者たち
05話 誰も彼もが、正義の名のもとに
06話 消えない過去、消えていく未来
07話 ただいま帰りました
08話 いづれその日は落ちるとしても
09話 たとえ未来が見えなくても
10話 いまこの時の輝きを
11話 どうか、忘れないで
12話 世界で一番幸せな女の子

と特に8話~最終話はちゃんと文章として読めますね。
タイトルにもちゃんとメッセージが込められています。

クトリという悲しい運命を背負った女の子の一生を1クールで
感動的に描き切った作品でした。
誰も彼もが、正義の名のもとに死んでいく悲しい世界、
設定自体が重いものであるため、キャラは可愛い萌えキャラですが、作品全体にも良い意味で重い空気があります。
戦いがメインというよりはそれぞれのキャラの心の動きを慎重に描くことに
重きを置いていたかなという印象でした。
特に主人公であるヴィルムとクトリには多くの時間が割かれていて
その分最後の感動も大きい。

クトリの運命(未来)が髪の色の変化で分かる、
その髪の色が主人公の過去に関係している所が中々残酷な設定だと思いました。

原作はラノベで5巻で一応完結しているという情報をネットで見たので
この先皆がどうなったのか気になる方は原作を買うのも全然アリだと思います!

一話の挿入歌である「Scarborough Fair」はイギリスの伝統的なバラッドで聴き手に
ー以前の恋人への伝言を頼むー
という形式を取っており、このアニメにマッチしていることと
何よりとてもいい旋律の曲です。
有名な曲ですので知っている方も多いかと。
アニメverアレンジもとてもファンタジーチックで良かったです。

挿入歌は上のものも含め全部良かったです。

あにこれでも多くの方が高評価にあげていた本作、
ぜひ視聴されてみてはいかがでしょうか。(^_^

投稿 : 2020/10/24
♥ : 43
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

終末ヒロインの幸せとは何なのかを探し求めた結末…儚さと切なさを感じる作品

このタイトルを見た瞬間、訳がわからない感情がわき、ひかれました。タイトルで視聴を決めてしまいました。

1話…「私のこと忘れてくれると嬉しいな」
{netabare}ある島で出会う青年と少女。島の外れで遠くの島を眺める。少女はこれが最後みたいなことをいう。
青年は知り合いのゴブリンから軍の仕事を斡旋される。武器倉庫の管理だった。倉庫に向かうと、幼女に襲われる。が、そこに現れたのは島で会った少女だった。少女に導かれた先は大きな屋敷で、青年の知り合いのとおぼしき女性(トロル)と会話する。
青年の名前はヴィレム。なにかしら軍に関係した人物のようだ。そして、明るいのに影がある少女の名前はクトリ。青年にひかれているようだった。
この世界はすでに滅んだあとの世界で、青年は最後の戦いを経験した生き残りらしかった。

冒頭でいきなりクライマックスのシーンが出てきて、最後は…とかなり悲しい始まりでした。兵器=人間ということなのでしょうね。この二人がいい感じで、でも最後は辛い別れが待っている…考えただけで切ない。
作画の感じも良いし、展開も笑いあり、グッと来るようなシーンもあるし、これは毎週待ち遠しいです。{/netabare}

2話…幼女たちに信頼されるには
{netabare}武器倉庫とはいったものの、幼い子供たちの施設になっている状況にいまひとつピンと来ないヴィレム。子供たちは大人の男性に慣れていないため、接し方が分からない。そこでヴィレムはプリンを作って子供たちに食べさせる。その結果、ヴィレムはあっという間に人気者に。
ヴィレムが気になるクトリ。アイセア、ネフレンとの会話で「あと10日」というキーワードが嫌な感じ。
ある日、ボール遊びに夢中になっていた子供の一人が崖から転落。大ケガをしているにも拘らず、平然としていることに戸惑うヴィレム。
ナイグラートに武器庫に案内され、真実を知るヴィレム。子供たちは人間の武器が扱える妖精で、世界の驚異となっている獣たちと戦えること。飾られている聖剣は強力で、自らの命と引き換えに大爆発を起こせるということ。つまり、子供たちは命を落とすことが前提で生きていて、死を恐れていないのだった。しかし、ヴィレムには聖剣に見覚えがあった。聖剣は人間族の真の勇者だけが扱えるもので、ヴィレムにも関わりがあったのだった。
クトリとアイセアが数日消えた。獣たちと戦っていたのだった。迎えたヴィレムは疲れ果てていたクトリを介抱する。クトリは心の準備(死への)ができていたが、なにか違う感情が芽生えていた。

2話で「あと5日の命」という展開…。はじめから死しか選択の余地がない子供たちは…切ない。
クトリと同年代のアイセアとネフレンを置いたのは物語的に締まっていいように感じます。性格もバラバラだし、クトリ一人では重すぎだったので。
ヴィレムにも重い過去があって、ちょっとずつ明らかにしていく感じです。{/netabare}

3話…フラグ立てるな
{netabare}ヴィレムはネフレンに手伝ってもらい妖精たちの戦いの記録を調べた。翌朝、クトリが目を覚ますと、ヴィレムがネフレンと寝ていることに嫉妬(ジト目で)。ヴィレムがクトリに朝の運動と称して戦うことに。聖剣の使い方を伝える。クトリは戸惑うばかり。
戦い終え、ヴィレムが倒れる。ナイグラートに処置してもらい、落ち着く。そしてナイグラートは子供たちにヴィレムのことを話す。ヴィレムは人間族の唯一の生き残りだと。子供たちは驚くどころか、ヴィレムに益々興味を持つのだった。一方で、クトリはヴィレムから受けた戦いかたに混乱していた。空を飛び回り、ライムスキンと会話する。そこでクトリは本音を言い、ライムスキンはクトリに自爆せずに生き残ることも選択と伝える。
帰ってきたクトリにヴィレムは聖剣とは何かを話し、クトリは生き残ることもあることを話し、帰ってきたときの約束をする。そして戦場へ…。

濃い回でした。少しずつ明らかになるヴィレムの過去。そしてクトリの変化する心がなんとも言えません。三人娘が戦場に向かいますが、全員生き残ってほしい…。{/netabare}

4話…待つ者
{netabare}クトリたちが出陣してから半月、その結果は伝わってこない。心配するなか、ティアットが夢を見たという。ナイグラート曰く、一人前の妖精兵になる兆しだという。そこで診療所のある島に向かい、検査を受けるため、ヴィレムに一緒に行ってほしいと頼む。これはヴィレムに気晴らしをさせたいナイグラートの気遣いでもあった。
診療所に向かうヴィレムとティアット。飛行挺の中でヴィレムは夢を見る、それは悲しい夢だった。初めて島を出たティアットは検査を受けるためだと思いながらもウキウキ。ティアットが夢中になっている蜥蜴映画の聖地を巡り、あちこち引っ張り回されて検査に向かう。この検査、実は妖精兵になるための調整だった。これについてはティアットも心得ていて、立派な妖精兵になると言うものの、ヴィレムは「本当に良いのか」と問う。
翌日、雨降るなか、建物の雨漏りを見ていると外が慌ただしい。作戦は失敗したとかなんとか言っている。夢の中の描写と一緒になったヴィレムは焦る。そして情報を聞き出し、本当に失敗だったことを知る。愕然として膝から崩れるヴィレム…。そのとき、聞き覚えのある女の子たちの声が聞こえてきた。振り返るヴィレム、そこには三人娘がいた。ヴィレムは能力で瞬時に三人のもとへ飛び、そしてクトリを抱き締める。

先ずは無事に帰ってきて良かったよ…。ヴィレムがところ構わず抱き締めてしまうシーンはグッときたけど、表情がいまいちな気が…。それと、けっこう大雑把な流れになった気がします。もうちょっと丁寧に、じっくりためてからでも良い気がしました。とはいっても、この流れの話は好きなんですけどね。
今回の作戦が失敗だったということはどうなるんだろう? このあたりは次回明らかになるのかな? あと気になったのは噴水の像。確かOPに出ていたような気がするんだが…。{/netabare}

5話…ヴィレムはなんだかんだで
{netabare}三人娘の戦いの様子が語られる。敵は精神攻撃、予測を超えていた。そのための撤退だった。クトリは調子がいまいちである。
フィラのお願いにライムスキンは応えない。それどころか、ヴィレムに押し付けてしまった。かたくなに断るヴィレムだったが、その考え方は正論だった。フィラといつの間にか観光になっていた。しかし、それを狙う輩が。フィラの父親は市長で、反対派が反乱を起こそうとしていたのだ。そのために娘のフィラを誘拐しようと狙っていた。
ヴィレムはわざと狭い場所へ連れ込み、その一団をのしてしまう。なんだかんだ言いながら優しいのである。
島へ帰る直前、軍の一人に呼び止められる。ヴィレムはその名前を聞いて残らざるを得ないと考え、三人娘とティアットを見送った。

クトリに変化が生じてきた感じです。ヴィレムと離れてしまうことにかなり不安なんですけど…。
ヴィレムが残る理由は次週へ持ち越しですが、ヴィレムの過去が明らかになるのでしょうか。どうも転換点に差し掛かっているようで、目が離せません。{/netabare}

6話…良い最終回…じゃないのね
{netabare}ヴィレムが残った先には大賢者が待っていた。賢者はヴィレムの500年前の知り合い、スウォンだった。スウォンはヴィレムが石化した後も戦い続け、一度死んだが呪いをかけ不老不死になっていた。
ヴィレムはさらに意外な人物と接触する。頭蓋骨姿になっていたヴィレムが倒したイーボンキャンドルだった。スウォンとイーボンキャンドルからヴィレムが空白になっていた500年の話と妖精の話が若干される。二人はさらに核心を隠していた。
一方、クトリは苦しんでいた。何者かに精神が乗っ取られようとしていたのだ。これは生き残った妖精の宿命らしかった。ヴィレムが島へ戻って、クトリの状態を知る。ナイグラートと語らう。そのとき、クトリが目覚ます。クトリは先を考えず、ただただヴィレムに会いたい一心で帰ってきたのだ。

やっととというか、世界観が見えてきたような回でした。淡々と進むけど、もう中盤なんだ…。ヴィレムとスウォンの会話の珍妙なこと…。あの声で少年のような話しぶりは違和感より笑ってしまいましたが。
最後、単純な手法なのに、クトリの一声で涙止まらなくなってしまいました。弱いんだな、こういう展開…。これが最終回でもいいよと思うくらいです。{/netabare}

7話…続くのですね…
{netabare}クトリが目を覚まして数日。クトリには微妙な変化が生まれていた。ナイグラートに調べてもらったところ、反応が変わっているという。聖剣に近づかない方がいいと言われる。
ヴィレムは約束のケーキを作っていた。子供たちも大喜びだが、それはクトリとの約束だったケーキだ。クトリはそれを食べ、帰ってきたことの思いをヴィレムに伝えた。
一方、妖精兵はクトリたちの他にもいたのだ。ラーンとノフト、二人は地上の探索隊に加わっていた。そこに獣が襲ってくるが、ノフトが斬ってしまう。

ラーン、見た目がイカちゃん…。獣は某新マンのツインテールだし、ちょっと気になりました。二人のキャラがどう絡んでいくのでしょうか。ED、あれ?っと思って見比べたら、ちゃんと今回からラーンとノフトが加わっていたのにビックリです。細かい。ということは、一応、この回から後半突入ということになるんでしょうね。
クトリが約束だったケーキを食べることができて本当によかった。此のフラグは折ってほしかっただけに。でも、1話冒頭で赤い髪がクトリであることはバレているし、最後は…なんだろうけど、こういうシーン積み重ねていくと、最後は本当につらそうです。{/netabare}

8話…日常からの
{netabare}上官(とても嫌みな)との会話で地上の偵察隊について話を聞くヴィレム。見せてもらった写真はヴィレムのふるさとで、しかも自分がすんでいた家の跡地だった。
ヴィレムについてきたクトリ。もはやデートである。ヴィレムが地上に降りる話を聞き、クトリも一緒に行くことに言ってきかない。上官はなぜか簡単にOKが。どうやらクトリはヴィレムの愛人と思ったらしい。
夜、流星を見る子供たち。そのうちの一人が転落し、クトリが力を使って助ける。そして、クトリは異常が進行し始めた。

クトリとヴィレムの幸せそうな展開で、そのまま進む…分けがないのがこの作品ですね。最後だけでなく、途中にも先を案じる場面が織り込まれて、不穏でしたし。回数考えると、どんどん鬱展開に入っていきそうです…{/netabare}

9話…終わりの始まり
{netabare}クトリの変化に気づいたアイセア。クトリにアイセアの真実を話す。アイセアから励まされたクトリ、日常を明るく生きる。
ヴィレムはクトリの変化に気づいていた。それでもクトリは前を向くことを決意した。
冬の日の夜、壮行会を兼ねた降雪際パーティー。幸せな時間が過ぎる。そして、ヴィレム、クトリ、ネフレンは地上に向けて出発する。

クトリの一人語りが切なく、重いです。もう戻れないであろう、いるべき場所との別れ。最終回終わって見直すとじわじわ来るような作りなのかもしれません。
時折見せていたアイセアの違和感。その伏線の真実にビックリでした。その発想はなかったです。
とうとう地上に降りました。もう残り話数を考えると地上での話を繋いで1話冒頭の場面に行き着くのでしょうね。{/netabare}

10話…地上の日常
{netabare}地上に降りたヴィレム一向。ラーン、ノフトと出会う。地上の探索隊員から蔑みた目で見られたクトリ。クトリは自分のすべきことを行動で示し、隊員たちから信頼されるようになる。
クトリの脳裏に浮かぶ赤い髪の少女。その少女に立ち向かうこれまた赤い髪の少女。
ヴィレムはクトリのための聖剣を探し出す。そしてノフトの聖剣を手入れしている時に真実にたどり着き、愕然とする。

最後へ向かっての序章という回でした。真実を知ったヴィレム、クトリがクトリでなくなる寸前の状況、二人の着地点はどこにあるのでしょうか…。{/netabare}

11話…クトリの魂
{netabare}ヴィレムの求婚に応えたクトリ。二人は照れあい、普段通りとはいかない。ヴィレムの思い出の家に着いた時、地下から衝撃が。そして落下。
地下は空洞になっていたが、クトリの様子がおかしい。クトリが向かった先には氷付けになっていた子供がいた。セニオリスの呪詛によって閉じ込められたのだった。気を失うクトリ。
そのころ、飛行艇の周りは獣たちに襲われ大ピンチ。ラーンとノフトが抑えているが、二人は覚悟を決めた。気を失っているクトリ。クトリは意識のなかで赤い髪の少女と会話する。その子供は神で、過去に勇者のリーリァの一撃によってこの状態になっていたのだ。そして、クトリの存在が何であるかを知る。
飛行艇を襲いはじめた獣。ネフレンが必死に抑える。そしてヴィレムも戦う。

いよいよラストだな…という感じの回でした。重い、重いなぁ…。
せっかく幸せなろうとしたときに起こるピンチ。まぁ、1話冒頭で分かっていたこととはいえ、あれに繋がるのか…。みんな助かって欲しいけど、どう見ても悲しい感じだもんなぁ…。来週はハンカチ用意しておこう。
いままで謎だったクトリの真相、リーリァのこと、赤い髪の理由、とにかく詰め込んだので一回では掴みきれず、結局三回見てようやく納得。もう少し丁寧に描いてほしかったです。1クールだから仕方ないのかな。{/netabare}

12話…クトリの幸せとは
{netabare}飛行艇が獣たちに襲われる。ラーンもノフトもネフレンも限界に近い。ヴィレムは勇者になりきれなかった勇者。聖剣を使わなくても倒してしまうが、体がもたない。ラーンに自分の過去を話す。
限界を越えようとしていたネフレン。飛行艇から落ちそうになる。ヴィレムは救おうと手を伸ばすが、ネフレンは自ら落ちていく。追って落ちていくヴィレム地上に落ちる瞬間、クトリが救う。クトリはヴィレムを救うために自らを犠牲にしようとしていた。ヴィレムとのこれまでが幸せだったとこを強く思い戦う。そして消えた。
日が経つ。ヴィレムとネフレンの消息は分からない。クトリは消えた。そして青い髪の毛の少女が誕生し、大賢者の探査装置には波紋が二つ広がっていた。

1話冒頭で結末分かってはいたが、辛い結末でした。クトリの「誰がなんと言おうと、世界一幸せな女の子なんだ」はいかん…堪えきれません。その前のネフレン落下シーンですでに堪えきれなかったんですけどね。スカボローフェアはキツいなぁ…無理、堪えるのは無理。アイセアがぼろぼろ泣くシーンは泣き返しです。{/netabare}

今期もっとも期待した作品ではありましたが、一番とはいかなかったかなという感じです。それでも十二分に見ごたえあったと思いますし、良い作品でした。
ラストにきて次々と明らかにされていく真実や世界、頭追い付くのが精一杯で、2、3回見直していました。腑に落ちない点があったので、原作のあらすじを確認しましたが、なるほど、あと3話くらいあっても良い感じだったのですね。
ヴィレムが氷付けになる前の話し、リーリァとの繋がり、そういったものがもうちょっと掘り下げてくれたならもっと面白かったでしょうしょうね。

クトリというヒロイン、本当に良くできたヒロイン像だったと思います。ヴィレムとの出会いから信頼を寄せるまで、好きになっていく過程、自分の真実を知り、それでも前を向いて幸せになろうと進むところも良いです。最後のクトリとヴィレムの掛け合い、さすがにツラかった…。

OPの田所さんの曲、今期一番のお気に入りです。すごく心情に迫る感じがとてもよかったです。EDのTRUEさんはあんていしています。歌詞が書き込まれていたのは今どき珍しい。

二期があるとすると、別のヒロインの物語になるとのこと。クトリの物語が良くできていただけに、どんな話になるんだろう。やっぱり原作は読んだ方が良いのかな。

儚く散ってしまう少女の生きた過程を題材としています。こういった切なくなる話が好きだなという人にお勧めします。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 51
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

命尽きようとも守りたいもの

1話だけ見ても意味不明でした。
世界観も、物語も、ジャンルも何もかも。
なので、ネタバレをしながら内容やら感想やら書きます。

{netabare}
・人類という種が全滅してから500年後の話。
・主人公は500年前に強敵を倒した代わりに、石化の呪いを受けて石になっていたが、その呪いが500年後に解かれ、何もかもが変わった世界で生活を送っていた。
・獣人のような種族、ゴブリンのような種族、トカゲのような種族と、様々な種族が浮遊島という宙に浮かぶ島で生活をしている。
・『獣』と呼ばれる怪物が地上にたくさんいて、その種類は17種。
・『獣』を倒す為の兵器として、人型の少女『レプラカーン』という妖精兵が存在する。

と、設定がかなりややこし上に、作品専用の用語もあるので、途中まで理解しにくいまま観るしかありません。
これ以外にも設定はありますが、書いているとキリがないので、次は物語についてです。

1話~6話までが、キャラと設定の説明を含めた内容。
7話からが本編という感じに思えました。
以下は更なるネタバレです。
{netabare}
レプラカーンという妖精兵は、魔力を使えば羽が生え、飛ぶ事も出来ます。あと多分、身体能力も上がってるかなと。
但し、その代償として『前世の浸食による人格崩壊』が起きます。
「作られた妖精兵の前世って何?」という謎は残りますが、それは置いといて、とても簡単に言うと、記憶を失っていき、最終的に別人になります。

7話ではヒロインのクトリの浸食が始まり、記憶の欠損が見られるようになります。次に魔力を使って戦えば、本格的な人格崩壊が始まるという事で、戦いから遠ざかります。
代わりに、主人公と恋愛関係の物語が進んでいきます。

肝心の主人公は、500年も経過した世界で何も見出せず、だらだら過ごしていましたが、妖精兵の彼女達を見て、死なせたくないという想いが強くなり、生きて帰って来るよう約束します。

クトリも、自分が自分でいられる内に何かをしたいと考え、幸せというのは何かを考えるようになります。
最後は1話の冒頭と同じように、自身が消滅するのを覚悟の上で、主人公達を救い死にます。

作中「ただいま」という言葉が多いですが、帰れる場所があるという事を強調しているんだと思いました。
ただ妖精兵は元々、死に対する恐怖を持っていないので、ただひたすら戦うのが当たり前という認識になっています。
その為、この世界の種族を守る為に命を張って戦います。
{/netabare}
作中、過去の内容や、記憶のような謎演出が多々あり、これを嫌う人もいるかなと思いました。
そして今時珍しい、BADEND。
クトリや他の妖精兵は、どう思っていたかは分かりませんが、主人公視点だと、悲しみしか残らないような物語でした。
{/netabare}
かなり人を選ぶ作品で、謎を残したまま終わる作品ですが、最後まで見れば印象強く残る物語です。
ジャンルも良く分かりません。
それでも個人的には、とても好きになれた作品でした。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 23

79.6 9 ラブロマンスアニメランキング9位
るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編(OVA)

1999年2月20日
★★★★★ 4.1 (476)
2792人が棚に入れました
主人公剣心が、“人斬り抜刀斎”になるまでの経緯、雪代巴との出会いから別れ、そして不殺を誓うまでのエピソードが描かれているOVA作品。主人公が技名を叫ぶ等の漫画的な演出は排除され、徹底した脱少年漫画演出が施されている。また、テレビアニメや少年漫画誌では表現が困難と思われる、人が刀で串刺しにされたり、大量の血が飛び散るといった凄惨なシーンも目立つ(DVDでは、最初に「過激なシーンが含まれる」と出てくる)。第1幕 - 第4幕と、追加カットを収録した特別版は、アメリカの年間DVD売上チャートで7位を獲得するという快挙を成し遂げた。

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

海外でも評価が高い作品

自分はTVアニメ版は子供頃に見て、それ以来OVAの存在を知らずにいましたが、キャラクターデザインの細かさから伝わるスタッフの意気込みが伝わってきたので見てみました。

結果、今まで見てきた作品において唯一クラナドAFとガチでタメはれる歴代最高のアニメだと思っています。
とてもセルアニメ時代の良さがでていて背景からキャラクターとその動きに至るまでかなり作り込んであり、それに見合うだけのストーリーと演出がマッチしていて、見ている側を引き込みます。
ブルーレイが出たら即買いします。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 7
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

原作を知らなくても単品で楽しめる!感動の時代劇

るろうに剣心のOVA作品。
海外では、アニメ以外のDVD作品を含めて、7位を取ったこともあるほど人気作だそうです。


もともと熱い少年漫画のるろうに剣心。
そこから「熱さ」を取って、スパイスを加えたら「切なさ」が残りました。

必殺技名を叫ぶような少年漫画チックな部分がなくなり、時代劇を見ているかのような、シリアスな展開が繰り広げられます。

時代は幕末。
長州藩維新志士の裏で暗躍した人斬り抜刀齋の人生を描いています。
歴史上の人物として実在してもおかしくない、そんな「人斬り抜刀齋」の物語。

アクションアニメとしては、一瞬の判断力、体格差をカバーする身のこなしなど、見事な殺陣が見所。
例えば、
{netabare}
・刀を抜かず、鍔で剣を受け、反動を利用して目つぶし、バランスを崩した相手を抜刀で斬り込み、両手を添えて押し斬る
・2人を強襲し、先に剣を抜いた方に斬り込むと見せかけて、横にジャンプ、剣を抜くのが遅れたもう片方を先に斬り倒し、最初に空を斬ったもう1人を後から倒す
・階段を利用し、高所からのジャンプによって、刀ごと相手を斬る
{/netabare}
職業として人を殺す、人斬り抜刀齋の才能と冷徹さが、ひしひしと伝わってきました。

そして、中盤、愛情と憎悪の中で揺れ動く人間ドラマ。
{netabare}
自らの仇に愛情を抱いてしまった巴と、そうとは知らずに巴と夫婦生活を続ける剣心。
{/netabare}
全てを知った人斬り抜刀齋は、何を選ぶのか。
そして、頬に付けられた傷の謎とは?
{netabare}
最後の十字傷を巴が付ける、この改変はお見事。
「生きたい」という執念によって付けられた傷を断ち切るように付けられた2本目の傷。
これは巴の復讐でもあり、許しの証でもあった。
すばらしい解釈の仕方だと思います。
{/netabare}

原作でも出てくるエピソードをうまく調理し、上質なアクション・人間ドラマとして完成された作品です。

もちろん原作に沿ったエピソードのため、一部ネタバレになっているのですが、見たからといって原作の魅力が損なわれるわけではありません。
面白さの方向性が違うので、原作は原作、OVAはOVAとして楽しめます。

原作を全く知らなくても、十分に見応えのある作品です。
おすすめですよ!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 39

Nakei さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

原作と雰囲気は違うが、とても良い作品

OVAとして完成度の高い作品です。

ストーリー的に大筋は原作と同じですが、原作の遊びの面は一切なくなっているので、内容はとてもシリアスです。音楽・作画など全体的に暗いものになっていますが、雰囲気作りが徹底しており、とても見応えのある作品となっています。雪代巴役の岩男潤子さんの演技も良いです。そして何よりも、十字傷に関しての演出が素晴らしい!原作とは違った演出になっていますが、個人的にはこちらの方が好きです。

全4話で起承転結がしっかりとしているので、原作ファンはもちろん、原作を全く知らない人でも楽しめると思います。OVA4話をまとめた特別編がありますが、1話1話区切られている方がより演出を楽しめるのでオススメです。

多くの人に見てもらいたい傑作の一つです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 5

73.9 10 ラブロマンスアニメランキング10位
少女革命ウテナ(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (481)
2450人が棚に入れました
天上ウテナは、幼い頃自分を助けてくれた王子様に憧れる少女である。だが、彼女は、いわゆる王子様がいつか迎えに来てくれるのを待つお姫さまではない。王子様本人に憧れるあまり、自分が王子様になりたいという願望を持つようになった少女だったのだ。鳳学園に入学したウテナは、そこで「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女、姫宮アンシーと、天上ウテナが王子様から貰ったのと同じ指輪「薔薇の刻印」を持つ生徒会役員達(デュエリスト)に出会う。彼らは、「世界の果て」という謎の人物からの手紙に従い、「薔薇の花嫁」を賭けて決闘を繰り返していた。薔薇の花嫁とエンゲージしたものに与えられるという、「永遠」に至る「世界を革命する力」を得るために…。そして、ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
川上とも子、渕崎ゆり子、子安武人、草尾毅、三石琴乃、久川綾、西原久美子、緑川光、川村万梨阿、小杉十郎太
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女モノをハイティーン、オトナ向けにしたらどうなるのか?百合、ネタアニメの形をした実験的かつ革新的作品

エヴァ大月P&セラムンスタッフが作った名作。
いまや伝説と化したエヴァとセラムン・・その二匹目のドジョウははたしていたのか?

作品の構成が劇中劇、アングラ劇団の挿入歌等いろいろと狂ってる。
演劇を見ているような雰囲気になるわけで・・
しかも作品側から『アニメじゃない』ならぬ私はアニメですよー、といっているようなもん。
加えて何でもかんでも非常に意味深で抽象的。
この時点で敷居が非常に高くなる。
嫌いな人は数話観たら切りです。それくらい尖がってる作品。TV4クール、時代のせいでテンポも遅いw

しかし、ボーイッシュでさっぱりとしてるけど、リボンの騎士、ベルばら的な男装の令嬢的主人公、出崎さんみたいな演出とキャラクター・・やってることはただの学園バトル漫画・・
アイキャッチ後数分には例外はあっても必ず『絶対運命黙示録』なバンクが入ってくる。変身ヒーローの様式。ヒロインだけど。


ギャグ回も多いのだがまるで危ないクスリでもやってるかのような突拍子もないネタが多い。
よくあったセルの切った貼ったしたからとかじゃないんです。
もとの作画と話からすでにおかしいんですw頭・大丈夫ですか?と。

意味不明なデュエル(決闘)シーン、変身バンクも語り草。
なぜか脱いだ服から木が伸びるアンシー、変身するのもむしろその相棒。
ウテナはキュピーンって意匠がつくだけ。服が引っかかった木から薔薇がww
空の上には鏡に映したようなバカデカイお城・・
胸から出てくる謎の剣wと生存戦略な超かっこいいポーズ。

後半では、世界の果てへ行くために真似して車乗ったやつ絶対いたはず・・。オッサン・・なんで制服?なぜ脱ぐの?ボンネット凹むよ・・。これぞスタイリッシュアキオドライヴ!
深い意味はよくわからんが、とにかくかっこいいんだ。


途中で本筋にはあまり絡まない尺稼ぎ的な黒薔薇編があるんですが、これがなかなか面白い。むしろこっちが人気あったり・・・。
島編とは違うのだよ。最終回に向けたタメという意味では本質は同じかもしれない。


忘れられたないのは、夕方の作品だったので少女の成長物語なのは間違いないのですが・・少女から女になる過程で{netabare}主人公がセックスするとかwありえませんw爆笑しました。処女厨発狂wテレ東も発狂wエヴァに対抗したのか?基本声だけなんですけどくっそエロいんだよね・・ミサトさんアンアン事件のクレーム対策か会話でうまいことごまかしてるのが素敵。放送局に電話したらお客さん、変な妄想してませんか?っていわれそうな。。オカズになるだけにオカズの話・・・オトナになっても気高い心をお持ちなのはスタッフさんだった。
{/netabare}

シナリオ、脚本も作りながらいろいろ試行錯誤もあったようで・・
懲り過ぎちゃってていまだにセリフの意味がわからん。
だからといって話しが通らないかといえばそうでもない。
キャラが演じる役割がはっきりときまってるんです。
ポイントだけ抑えてそれを毎度の脚本家さんなりが解釈、アレンジしてるからなんでしょう。

細かい考察うんぬんがむずかしいんだけどそれは当時の本や作った製作者本人が話せばいいだけで、お話自体はシンプルというか、きっとそこんとこがすごいんですね。考えるな、感じろってやつ?ですかねw深く考えたらツボにはまります。
ウテナで主観的な考察、感想を書くのは・・・。
文才ある方なら余裕で容量オーバーするでしょう。

ただ答えが用意してあるのがいい加減、いやファジーなエヴァとは違ういますね。後発だけに。
どんなに考えようが、最終的なメッセージも答えもはっきりと出されてます。妄想、議論になりようがないんです。
だからいつまでも生まれながらの超B級、今の世では参考資料程度になってしまうんでしょう。


作品の概要、大筋がわかってしまえばエンディングに行き着いたときにはへんな夢から覚めたようなすっきり感。
こういうのをカタルシスっていうのかね。
そんな意味でも奥井さんのOPがすばらしい。
あの前フリがあるから視聴できる。ドMにはたまらない残酷でドライなアンシーさんの今週のお言葉、キャラたちのドロドロの愛憎劇を見せられようとも、人生賛歌で友情、成長物語なんですよこれはっていう。これぞアニソンの正しい使い方。



アニメとして作中で語られるがごとく、既存の殻を破ったかどうかはわからないです。
とにかく例外的なことをたくさん詰め込んでどうにかしたいという意思は感じました。
広義のセカイ系であると同時に、『アニメでなにができるのか考えた』『なんでおれらアニメやっての?』ということでエヴァと同じ。まどかとも同じ。
芸術として昇華したという評価をするのであればそれでもいいんじゃないでしょうか。


ちなみに近親相姦ではあるが百合ではないです。絵がそれっぽいだけ。スタッフも映画のときだかにちゃんと書いてたな。
でも映画は完全に百合だっていってました。そんなに百合が観たいか?見せてやる!ってことなんだろうw
あっちはあっちで謎のミッチー起用を除けばすごく分かりやすくリメイクした作品なのでよくできてると思います。


まどかを出しましたが、新房監督が大好きらしいそうな。
誰がどうみてもシャフト演出の原典のひとつ。
似てるとかパクったとか言われる以前に実際にシャフトも参加してたりする。

まどかを賞賛し、本家?(同じ幾原監督)ピンドラに首をかしげてしまう私。
やっぱり映画でもなんでも商業作品ってのは普遍的なテーマにどうやって切り口いれんべか?ってのが大事なことだと思うんですよね。別の意図を狙ってなければですけど。
ピンドラはそこんところがどうにも納得いかず、狙いすぎてね?という。個人の問題でしょう。終盤でストライクゾーンに入らなかったというだけ。
まどかはその点で『魔法少女黙示録(仮)』(ウテナの絶対運命黙示録からと思われ)ってくらいだからウテナを愛していて、美点をちゃんと引き継いでいたな、と感じちゃうんです。
{netabare}アンシー役がキュゥべえになってるのかな?
{/netabare}まぁ本家からしたらウテナと同じじゃイカン!っていうプレッシャー、ポリシーがあるんでしょうが。 

ウテナ単体では柳の下のドジョウにはなれなかったけど、その闘魂継承者は10年を経て立派なそれになったかなと。
もちろん1匹目の。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 30

harass さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぜひ見るべき作品

1997年夕方に放映されていた全39回のTVアニメ。
夏に幾原監督が再びアニメの監督をする(廻るピングドラム)ということで改めて観てみました。
 宝塚歌劇と前衛演劇を意識した美術と衣装デザイン。耳につくJAシーザー作の合唱曲(寺山修司映画演劇の音楽担当者)
 初見の人は戸惑い笑うのかもしれません。正直意味がよくわからない所があります。今どきのアニメと違って説明しません。説明するのが野暮と判断しているのでしょう。暗喩が多用されます。前後のシーンから意味を読み取る必要があります。演出表現が奇抜で前衛演劇などの手法が取り入れられています。ツッコミをいれたくなる表現ばかりですが非現実世界を描き奇抜な音楽との融合で唯一無二の世界観に浸れます。

制作会社のシャフト作品に似てると思うところがあるかもしれません。そう思う人はいい勘をしています。このアニメが明らかに影響を与えています。*シャフト自体が下請けで製作した回もあります。

難しいのでは?と思う人もいるのかもしれませんが、キャラクターたちが生き生きとしていて、彼らの心境や関係性の変化を追うだけでも楽しめます。主人公のウテナをめぐるいろいろなキャラクターのドロドロとした内面のドラマの怖さはなかなかお目にかかれるものでありません。よくこんな内容や題材を夕方に放映できたのかと感心します。愛憎劇あり百合ありBLあり……あり。また、このレベルのドラマの凄みが今の深夜アニメに無いのかとつくづく嘆いてしまいます。
 また抱腹絶倒のギャグ回が何回もありこれらの振幅加減にはクラクラします。七実回は本当に……。

作画はよく動いてくれますが、現代の深夜アニメレベルの作画力を求めてはいけません(そんなバカがいるとは思えないんだが……。大体、作画を求めるんなら実写映画でもみてればいい話だ)バンク(繰り返し使い回しシーン)が多いと感じるかもしれません。お約束です。のんびりした時代だったんです。

他にもいろいろ書きたいことがあるのですが眠いのでやめておきます。
このアニメのスタッフですが、細田守氏(時をかける少女、サマーウォーズ監督)や錦織博氏(禁書1・2監督)榎戸洋司氏(フリクリ、輝きのタクト、トップをねらえ2脚本)ら参加しておりその才能が垣間見えます。担当回などを確認して比べて楽しんでみてください。
 ちなみに、幾原監督はこのアニメを手がけたあとのアニメの仕事は、少女革命ウテナ映画版、のだめカンタービレ、青い花OPで、アニメ本編としては14年?ぶりの作品がこの夏に放映されます。廻るピングドラム。さて彼の天才ぶりは発揮されるのか、衰えたのかどうか、かしら?かしら?

投稿 : 2020/10/24
♥ : 11
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

視聴のお手伝いになれたら<修>

少女革命ウテナ本作はかなりシュールな作品となっています。

先日、美術館に行ってきました。絵というものは当然誰かに観られる為に描かれており、本作にある、意味深な描写も何かしらの配慮がなされていると感じる。美術館の絵の中で、油絵の保存状態が悪くひび割れていた作品がありました。その作品を修繕した所、一人に視える女性の絵が複数に視えるようになった絵がありました。驚きです。保存状態の行く末まで考え、描くそれ自体も、またその作者の思い通りになった保存のヒビ自体も。

そんなように多分w本作もやたらそんなメタ描写が多すぎる作品です。そもそも設定自体も奇に飛んでいて、主人公ウテナは女性でありながら、女性(ナンシー)を護る騎士として、学園内のナイトと決闘をする流れで、正直最初はわけわかめで観ていました。

というかどのような物語なのか把握できないでいました。毎回同じような決闘を重ねたり、ウテナは女性であるにもかかわらず王子に憧れていたり、ウテナも憧れの騎士がいたり、皆に争われるナンシーは何故争われるのか、他にも女はいるのに、てな感じでござります。

まぁ何とも謎解きのような物語であります。本作の象徴として薔薇が随所に描かれています。花言葉→「バラの花言葉は愛情」+BL?
{netabare} ~
緋色の薔薇 【灼熱の恋】
紅色の薔薇 【死ぬほど恋い焦がれています】
濃紅色の薔薇 【恥ずかしさ】
黒赤色の薔薇 【決して滅びることのない愛、永遠の愛】
赤い薔薇の蕾 【純潔、あなたに尽くします、純粋な愛、愛の告白】
赤いしおれた薔薇 【はかない】
赤い薔薇の葉 【無垢の美しさ、あなたの幸福を祈る】
さくら色の薔薇 【誇り】
プリティーピンクの薔薇 【かわいい人】
ブライダルピンクの薔薇 【愛している】
ダークピンクの薔薇 【感謝】
ピンクの大輪の薔薇 【赤ちゃんができました】
白い薔薇の蕾 【少女時代、愛するには若すぎる】
白い小輪の薔薇 【恋をするには若すぎる】
白い一重咲きの薔薇 【素朴、純粋】
白いしおれた薔薇 【束の間の印象】
白い枯れた薔薇 【生涯を誓う】
{/netabare}
とあり赤だけではなく白から黒まで色々な色が登場します。まず視聴する際、この薔薇の色に注視すべきだと感じます。薔薇の色によって意味が違ってきますのでそこら辺を観ていながら、描写される意味を感じ取るのも一つかと

本作は薔薇だけではなく、車「力ある男性」エレベーター「女性(性)」等々あるので、そんな幾つもの細工がなされてもいて、当然ストーリーも暗喩だらけ。少女革命と題してはいますが、少女だけではなく、旧態依然とした王子像。かっこつけキザ台詞窮地に弱いとか、少女においては、メルヘン男助けて陰でこそこそといった、少年少女の夢をいたずらにぶち壊すw

また主人公においては、ウテナかナンシーがどちらなのかという観方も生まれ、ウテナは某シーンにより超越した存在になったり、ナンシーもry。最終的にマジすかな展開になったりするので、これだけの仕掛けが用意している中で、最後答えは用意しているので、エヴァ的なものにはならずカタルシスー

投稿 : 2020/10/24
♥ : 43

71.6 11 ラブロマンスアニメランキング11位
機動戦士ガンダム F91(アニメ映画)

1991年3月16日
★★★★☆ 3.8 (427)
2393人が棚に入れました
宇宙世紀0123年、シャアの反乱から約30年が経った時代。大きな戦乱も無く平和な世界の中、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏にコスモ貴族主義を掲げる軍事組織クロスボーン・バンガードが設立され、スペースコロニー「フロンティアIV」を急襲する。その最中、民間人の少年 シーブック・アノーは襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人 セシリーが連れ去られてしまう。近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着いた一行は、地球連邦軍の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内にはF91と名付けられた整備中の新型MS(モビルスーツ)があった。混乱の中成り行きでF91で出撃することになったシーブックが戦場で対峙したのは、クロスボーン・バンガード軍のMSビギナ・ギナに搭乗していたセシリーだった…。

chanchan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

平成ガンダムしか知らない人に特に見て欲しいガンダム!!

私も平成生まれですけど昔からスパロボやGジェネのユーザーなので、基本的にガンダムシリーズはほぼ全作の内容を知ってますし、ちょいちょいアニメも見てます。
だからこそ言いますけど、F91は半端なく面白いです!!ゼータとかも捨てがたいけれど、私はF91が一番面白いと思います。

劇場版なので尺が短く、多少話を詰め込み過ぎな点は認めますけど、ガンダムに必要な要素をしっかりと含んでいて、見応えがあります。

この作品の評価すべき点はまずストーリー!!ガンダムシリーズは大体主人公が一般人で戦争に巻き込まれていくものが多いですけど、このF91もそれらと同様に戦争に巻き込まれるパターンです。それ故に戦争の愚かさを恋愛要素も含みつつ短い尺で表現出来ている点が素晴らしいです。

後は音楽ですね。森口博子さんの曲が良すぎて…。EDなんて場面にもぴったりで号泣ものですwww

時間軸は逆シャアの30年後で、宇宙世紀を舞台とした話ですが、その割にはこれまでのガンダムシリーズとストーリーの関連性が無く(背景的にはありますが)、ガンダム初心者にもオススメ出来る作品です。

まぁ何が言いたいかと言うと、タイトルにもある様に平成ガンダムしか知らない人に見て欲しいって事です。別に平成ガンダムを否定してるわけではないですよ!?私だって種や00見ましたし、どっちも大好きです。
ただ少しでも興味を惹かれたなら見て欲しいな~って素直に思ってます。

ちなみに、漫画でしかありませんが続編の機動戦士クロスボーンガンダムも完結編まで全巻持ってます!!こっちもオススメです!!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 7

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ブルーレイよりDVDがオススメです

どうも昔からガンダムにはあまりハマれなくて・・・
いやちゃんと見てはいましたけど・・・
ただこのF91では宇宙世紀という世界観だけは引き継がれつつも、登場キャラクターを一新することで新鮮な気持ちの作品に仕上がっていると思いました
要はアムロだのシャアだの言わんのですw
この辺は旧作にこだわりを持たない人の方が入り込みやすいと思います
そしてとにかくラストが感動的だった
今までの悲しみばかりが残るガンダムシリーズのイメージを全て吹き飛ばしてくれましたね
ガンダムが「人を殺すため」ではなく「人を救うため」に使われるのが素晴らしい
ちなみにブルーレイ版はマスターフィルムの状態が悪いらしく、無理矢理に鮮明さを出そうとした妙にコントラストの強い色彩になっています
フィルム上の傷やゴミなんかも逆に目立っていました

投稿 : 2020/10/24
♥ : 10

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

残像・・・だ・・・と・・・

元々はTVで1クールぐらいで放送する予定だったものを劇場版にしたもの。
そのため、内容がかなり駆け足。
しかし、TV版は放送されることがなかったため、
この作品でしかF91を見ることはできない。

それでも、この作品は観ておきたい。
ガンダムシリーズμガンダムの30年後設定のため、
初代などを見ていない方でもすんなり入って行けるだろう。
ほんの少し昔話程度で出てくはくるが問題ない。

この作品の特徴はやはり
主人公「シーブック」とヒロイン「セシリー」の
恋の行方ではないだろうか。
ラストシーンは感動ものである。
どんな結末を迎えるのは是非確認していただきたい。

そして、テーマ曲も実にいい。
森口博子さんが歌う
「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」
歌を聴くだけで何か泣きそうになる。
イメージソングの「君を見つめて」もかなりいい。
両曲ともかなりお勧めである。
曲だけでも聴け!(隊長命令w)

正直、1クールぐらいで見れれば最高だったが
それでも個人的にはかなり好きなガンダムといえる。

と色々書いてきたが
何が言いたいかというと

続きのクロスボーン・ガンダムをアニメ化してくれ!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 11

69.1 12 ラブロマンスアニメランキング12位
人狼 JIN-ROH(アニメ映画)

2000年6月3日
★★★★☆ 3.8 (264)
1256人が棚に入れました
『人狼 JIN-ROH』(じんろう)はProduction I.G制作の日本のアニメ映画。押井守の代表作である「ケルベロス・サーガ」の一作。\n強引な経済政策によって失業者と凶悪犯罪が急増した首都・東京。政府は反政府勢力掌握の為、“首都警”と呼ばれる治安部隊を設置する。その首都警の一員である青年・伏一貴は、闘争本能のみで生きる一匹の“狼”の様に一切の感情を切り捨て、自分を律してきたが、一人の女性・雨宮圭と出会い、運命のように惹かれ合っていくが…。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これぞ隠れた名作

セクトと呼ばれる過激派集団が社会問題となっている時代、
治安維持のために首都警と呼ばれる武装組織が作られ、衝突を繰り返していた・・・

時代は架空設定ではありますが、世界大戦後の日本を描いています。
昭和の安保闘争をモデルにしてると思われるので、世代によっては難しいかも。
組織の対立の中で、二人の男女の切ない物語を描いた作品。

押井守脚本(監督は沖浦啓之)ということで難解な内容と思いきやそうでもありません。
世界観の細かい設定については、いくらか分かりにくい部分もありましたが
ストーリー自体は割とシンプルで非常に面白かったですね。
主人公と少女の心情が移り変わっていく様子は、とてもリアルで見事にメロドラマを演出しています。
全体的に暗い展開で、万人におすすめできるものではないかもしれませんが
それでも是非見て欲しい名作の一つで、ラストの切なさには心打たれました。

組織の対立における謀略戦もひとつの見所で
視聴者の予想を裏切る素晴らしい展開を見せてくれます。
とくに終盤からラストまでにかかる流れは「衝撃的」で素晴らしかった。
リアル絵のキャラデザで少々好みが分かれそうな気もしますが、作画自体は非常に綺麗。
良い意味で時代を感じる、もっと評価されてほしいアニメ映画ですね。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 17

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

人にも狼にもなれない国家の犬。

近代的国家の創出である国民国家の概念を狼の群れへの帰属意識へと還元し、その呪縛を抉る作品。
原作・脚本を担当する押井守の御家芸と呼ぶに値する諜報戦や公安活動をミリタリズムに敷衍しており
その緻密さは「パトレイバー」や「攻殻機動隊」といった、押井守自身の名作に勝るとも劣らない完成度。
戦後の殺伐とした薄暗い霧が漂う中、セクトと呼ばれる過激派集団と、それを弾圧する首都警の抗争を
古典童話「赤ずきん」になぞらえており、最終局面における主人公(伏)の慟哭によって収斂されている。

人にも狼にもなれない国家に忠誠を誓う犬であることに対し、自己矛盾や猜疑心に苛まれ一度は組織を
脱退せねばならないという衝動に駆られるが、伏は国家の束縛に対して牙を剥かず群れの意思に従う。
ナショナリズムの名目で手を汚してきた伏にとって、脱退することは孤独或いは死を意味するからであり
たとえ、自らの意思に相反する群れであったとしても、帰属していなくては生きていく術が見当たらない。

つまり、人と狼の境界線で苦悩する伏の心情を、単なる心的外傷後ストレス障害で処理するのではなく
組織への帰属意識から生じる葛藤も核に置かれており、政治的イデオロギーの対立や陰謀などが蠢く。
そういった意味では組織に従属する中での個人の確立や正義が説かれており、押井守の戦後歴史観を
垣間見ることが出来る。尚、本作と並び御世辞にも大衆向けと言える作品ではないが、押井守の個性を
赤裸々に表象している「立喰師列伝」を補完的に視聴しておくと、理解を深める上で恩恵を得るであろう。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 10

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

汝は人狼なりや?

知ってたらオッサーンな名作。
この作品は新しいですが。。。
有名なのはカムイさんの漫画や実写映画。
赤い眼鏡、特に後のケルベロスはけっこうな宣伝してた。幼い記憶。
内容は千葉繁無双。

初代のロケがゴミの島のころの台場だったりとパトの前身ともいえる押井ケルベロスサーガのアニメ。スタッフも同じ。

とにかくかっこいい特機隊のアーマー。
そしてドイツが一部世界征服(日英VS独伊で負ける)したという時代設定。
キューベルに乗り込むその姿はどこかスチームパンクのカヲリ。燃える・・。

と、ここまで書いといてアレですが、アニメ版はどこか寓話的で、これといったアクションシーンもない。件のアーマーの出番も少ない。攻殻やパトみたいな派手なアクションは期待しないでください。

シリーズのかっこよさがまったくない、なんとも言いがたい押井ワールド。
しかし作品の残す余韻はかなりのもの。
実写映画に近く、アニメを見るというよりは映画、芝居を観るという。
オッサンアニメファン、映画ファンが観るべき作品。
好きな人は絶対好き。
合わない人は説教くさいと思うか、なにもなくてつまらないと思うだけ。
そういう意味では商業作品としては微妙。




投稿 : 2020/10/24
♥ : 10

71.8 13 ラブロマンスアニメランキング13位
HELLO WORLD(アニメ映画)

2019年9月20日
★★★★☆ 3.7 (126)
679人が棚に入れました
京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。

声優・キャラクター
北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、福原遥、寿美菜子、釘宮理恵、子安武人

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

今年もう『天気の子』を上回る厨二病映画なんて出ねーだろっと思った矢先にコレだよ!これをアニヲタだけのモノにしておくのはモッタイナイ!!やってやられた!!!

『楽園追放』を手掛けたグラフィニカによるトゥーンシェード調フル3DCGの完全オリジナル長篇映画
監督は伊藤智彦、脚本は野崎まど、キャラデザは堀口悠紀子、音楽はOKAMOTO'Sのプロデュースで集まった複数の次世代アーティストによるチーム、2027sound


舞台は2027年の京都
量子コンピュータとドローンのカメラによって京都の街並み、及び街で起こった全ての事象を観測し保存する「アルタラ」プロジェクトが試行されていた
主体性が無くて凡庸な男子高校生だった堅書直実
ある日、彼は3本足のカラスに導かれるように2037年から来た大人になった自分だと言う人物、「先生」ことカタガキナオミと出会う
先生によれば自分が現実だと思っているこの世界や直実自身は、アルタラの中に保存され、仮想世界の中に再現された過去の京都だと言う
ではわざわざ仮想世界に降り立った未来人の先生の目的は?
それはこれから直実と恋仲になるという無表情な少女、一行瑠璃が死亡事故に巻き込まれるのを阻止するためだと言う…


極力ネタバレを廃してオススメしたい作品ではありますが、とにかく終盤及びラストの展開が素晴らしいのでその魅力を語るのが難しい;
ついでに他の方々のレビューも秀逸で僕自身で今作の魅力を新たに掘り起こせそうには到底ありません;


とりあえず注目したいのは今作に散りばめられた“厨二病要素”です
今年最大の厨二病映画といえば『天気の子』のラストが真っ先に思い浮かびます
好きになった女の子1人を助ける為になら警察から逃走したり東京の街をまるごと滅ぼしても構わない、とはあっけに取られましたよね
恐るべし新海、と


これでもうしばらくは『天気の子』を上回る厨二病映画は出ないだろうと思っていました
ところが僅か2ヶ月でその安寧は破られましたw
今作がソレ
先生は直実に一行さんを守り抜く為の力として「神の手(グッドデザイン)」と呼ばれる手袋を貸し出す
右手で触れるだけで物質を変質させたり物理法則を変化させられるトンデモないチートアイテムですw
終盤の直実はコレを使いこなせるようになり、指パッチンをするだけで世界を歪めたり物質を召喚出来たりする様になります


察しの良い方はお判りいただけると思いますが、思いっきり『アベンジャーズ』ですw
特に『ドクターストレンジ』はまんまと言っていいでしょう
あまりのクサい内容をさもスタリッシュなアクションシーンにしてしまったのは笑ってしまいます


また、中盤で描かれる仮想世界の崩壊はこれまたハリウッド映画の『インセプション』を参考にしたと明言されています
もはやマーベル映画をクリストファー・ノーランが監督した、みたいな画になっていますw


さらに後半、一行さん1人を救う為に(イチギョウさんを救いたいナオミを救う為に)街を滅ぼす事よりももっとスケールのデカイことをシデカスわけです
劇中では開闢とか言われてましたね
素晴らしいw
ナイス厨二病!
良い意味で最高にイカれてます


コレを盛り上げるのが先述した2027soundで、エピックな劇伴やエレクトニカなアップテンポ、そしてボーカルソングといった具合で「また『君の名は。』の二番煎じか」等とは言わせない完成度です


今作、どちらかといえば普通のアニメヲタクよりもガチでSFや映画がお好きな方の方がドップリ浸かれると思います
所謂タレントキャストにも最初は違和感を感じると思いますがすぐ慣れることでしょう
そして最後にあなたは、一行さんの可愛さに惚れる事になるのです(笑)


まさに“やってやられる”と思いますw

投稿 : 2020/10/24
♥ : 14

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

仮想世界に魂の洗練を託す……挑戦的な3DCG映画

【物語 4.0点】
青春ボーイミーツガール、時間差を盛り込んだSF設定、ヤマ場でMV風演出……。

同時期、乱立したアニメ映画企画群の中でも、
本作はSFとして情報量多し。

現実に匹敵する仮想世界を観察するこの世界もまた仮想世界で……。
という入れ子構造を生かしたシナリオはSFとして刺激的。

俳優や音楽目当ての一般層よりも、
歯ごたえのあるSF設定も楽しみたいマニア向け。


『SAO-オーディナルスケール-』までの監督・伊藤 智彦氏が
引き続きVRMMO物をやりたいと始めた企画なので
『SAO』をテーマを咀嚼して体験したような方なら付いていける。

他にもSF関連や、
プログラム入門者が最初に紹介される例題から借りたというタイトル名、
PCゲーム『平安京エイリアン』みたいな惨状(笑)とか、ネタ多し。


これを既視感と断じるのは簡単だが、
私の場合、既視のSF設定等を当てにしないと理解仕切れなかったのも事実(苦笑)

なのでここはオマージュとして好評します。


脚本は野崎 まど氏。“脚本テロ”による奈落突き落とし等を警戒される方もいると思いますがw
むしろ昨年、私が劇場鑑賞したアニメ映画の中でも、本作の余韻の良さは屈指でした。


一方で解釈しきれない謎も残される。

本作にはBD特別盤同梱or一部配信サイト限定で、
大人・ナオミ視点で綴られた短編アナザーストーリー『ANOTHER WORLD』もありますが、
それで補完し切れない点もあり、鑑賞者の想像に委ねられる。


【作画 4.5点】
果敢なセル画寄りの3DCG作画。

群衆やアクションに長があるCGの力をしっかり濫用する一方、
意外に日常ラブコメシーンも多い本作。

CGが不得手な萌えやコミカルも提供しようと、
制作に「フェイシャル・スーパーバイザー」なる顔面チェック担当のポジションを設置。
さらに勝負所ではキャラクターデザインの堀口 悠紀子氏自らが原画を担当するなど、
人物の表情に不自然さが生じないよう尽力。
成果は赤面するヒロイン等に確実に現われている。

ただ、それでも私はラブコメは手描きの方が好きですがw
けれど本作の挑戦は評価したいです。


日本有数の計画都市である京都。
碁盤状の古都に近未来の仮想世界が重なり、現実をひっくり返す描写はダイナミック。

私のツボ:見下し視点で描かれた、
区画ごとマス目を動かしてピンチ脱出を図る想像力爆発シーン。


【キャラ 4.0点】
ヒロインの一行さん。感情希薄な図書委員。ツンデレ成分配合。
彼女に萌えるかどうかが特に前半日常パートを楽しめるか退屈するかの分かれ目。

萌えキャラとしては標準的な属性の一行さんだが、
文化系でも意外と強気で頑固な性格がツンとして消費されるだけに終わらず、
濃厚なSFシナリオの中でしっかりと回収されるのが評価ポイント。

私の中で、一行さんは萌えキャラでもあり、ある種の燃えキャラでもあるのです。
さあ、「やってやりましょう」


多分に生き方を問われるシナリオ構成の中で、
主人公少年・直実と外部世界から来た大人・ナオミが、
世界との関わり方を通じたキャラ立ちにより、
テーマを深化させているのも〇。


【声優 3.5点】
直実 CV.北村 匠海さん。ナオミ CV.松坂 桃李さん。ヒロイン CV.浜辺 美波さん。

実力も人気もあり、かつアニメへの理解もある若手俳優陣でメインを固める。


ただ、この役者さんたちの演技力を引き出したかと言うと、
私はもっとやってやれた感じもします。

映像にしても状況理解に想像力が求められる本作にて、
アフレコ(映像に合わせて収録)ではなくプレスコ(声を収録してから映像)で、
台本だけで、SF設定が絡む場面を思い浮かべながら声を提供する
というのは俳優陣にとってはかなりハードルが高かったのかもしれません。


大人・ナオミ役も声は合っていましたが、
一方で、上記の『ANOTHER WORLD』では声優・松岡 禎丞さんが大学時代を演じていて、
正直、本編も松岡さんで良かったじゃんと言う気持ちが抑えられませんw


脇を固めた声優陣はプレスコでも盤石。



【音楽 4.0点】
気鋭。

OKAMOTO`Sらが若手アーティストらを束ねたチーム「2027Sound」が、
多彩な劇伴&楽曲を提供。
Official髭男dism「イエスタデイ」、OKAMOTO`S「新世界」といった主題歌は、
キャッチーなメロディがBGMとしても再三アレンジされ、堅いSFの大衆化を試みる。

……の割には興収……伸びなかったな……(遠い目)


【感想】
仮想現実がリアルに追い付き追い越した時、何が起こるのか?

『SAO』や他のSF関連でも再三問われて来たテーマに改めて挑んだ本作。
これらの作品群に通底するのは、
魂の虚実が問題なのではない。リアルでもバーチャルでも邪悪な意志はある。
バーチャルを見下し悪用しようとする人間もいる。
そんな中でも、善き魂が残り、新しい世界の道しるべになって欲しい。
こうした近未来に向けた願いなのだと思います。

この春にラストシーズンを迎える
『SAO』のテーマを受け止めるためのお供にもオススメしたい、
良作SF映画です♪

※初回投稿4/10

【追記】
……と思っていたら、『SAO』も新型コロナの影響で放送延期に……。
厳しい春ですね……。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 26

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

文句なしで面白い!!想像を遙かに超えた、まさにダークホース!!

まず、始めに謝罪させてください。
大したことないんだろうな~と決めつけてしまってすいませんでしたっ!!
めちゃくちゃ面白かったです1!!

今期は注目の映画が多い中、CG映画ということも合ってあまり期待していなかったんだが、裏切られた!

CGなので多少の違和感はあったが、2Dよりだったため殆ど気にならなかった。
むしろ、CGであることの強みを存分に発揮していて、この良さはCGにしか出せないなと感じた。
CG映画も捨てたもんじゃ無いな!

物語もSFらしく話が二転三転していて、観てて飽きない。
恋愛×アクション×SFが見事に調和していた。
舞台が京都ということで馴染みのある場所が出てくるのも個人的にはよかった。

そして、音楽はOKAMOTO'Sを中心に結成されたグループだったんだが……
これまたいいことよ!!
髭男の曲が流れたときに鳥肌がたった。
「君の名は」や「キミスイ」のようにアーティストさんを固定させてるのではなく、グループとして楽曲提供していたのでいろいろな曲調があってこれまたよかった!!

■総論
正直、いいところしか見つからないレベルでよかった!!
声優は俳優さんがしていたけど、それを感じさせない演技だったと思う。
あまり言いたくないが「ニノ国」と比べると差が圧倒的だったと思う。

今作はアニメ映画に一石を投じるものとなっていたと思う。
本当に周りに埋もれてしまうのが惜しい…
暇なら是非、見に行って欲しい!!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 13

66.7 14 ラブロマンスアニメランキング14位
ルパン三世 お宝返却大作戦!!(OVA)

2003年8月1日
★★★★☆ 3.7 (68)
435人が棚に入れました
ルパンと次元がロシアンマフィア(グルジア系)のイワン・クロコビッチ(通称ラッツ)が経営するカジノから現金を盗む。その半分を飛行機に使うが、ルパンの無理な操作で飛行機は墜落。墜落先の教会ではルパンの旧友「マーク・ウィリアムス」の葬儀が行われていた。その夜ルパンと次元はマークの盗品保管庫に行き、ロシアのツングスカに墜落したUFOのカケラトリックダイヤを盗もうとした。しかしそこにトリックダイヤは無く、銭形警部に捕まってしまう。しかし不二子のおかげで見事に逃亡。ルパン達は教会の地下に行き、トリックダイヤを手に入れるには、マークが以前に盗んだ芸術作品6つをルパン達が元の場所に七日以内に返却しなくてはならない事を知る。一方、チベットを訪れていた五ェ門の前にラッツと共にいた女が現れ、五ェ門の恩人三人を殺害し逃亡した。また不二子は、ラッツとの食事中にトリックダイヤの真実を聞かされる。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

格好良い、ということ。

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のTVスペシャルシリーズ第15作。

ルパンシリーズで、屈指に好きな作品。いつものルパンとはひと味違う展開が楽しかったです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
わりとコメディ寄りの作風ながら、五右衛門のバトルや次元の渋さなど、魅力がしっかりと出せています。

コメディ路線からの、感動はズルいですね(笑) マークは、ルパンシリーズでもトップレベルに格好良いゲストキャラだと思います。
{/netabare}

【~ 追悼 モンキー・パンチ さん ~】
{netabare}
訃報を知り、レビュー。

あくまで、私の中で、「国民的アニメ」と言われれば、「ドラえもん」「アンパンマン」「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」「ガンダム」、、、そして、「ルパン三世」です。

他のアニメに比べれば、「国民的」とはいえないかもしれませんが、私の中では、同格です。

少年時代、私の中で、「格好良い」を作ったのは、ルパンであり、五右衛門であり、次元であり、銭形であり。四人とも全く個性が違いますが、いずれも、「格好良い」。それぞれの格好良さは、憧れとして、今も自分の深いところにいてくれるように思います。

そして、「べったりしない付き合い方」「深い部分での信頼」も、彼らから学んだ気がします。

ついでに、私の中の「苦手な女性」を作ったのは、峰不二子だったかもしれません(笑)

私にとっては、一生大切にし続けることが確定している作品の1つです。本当にありがとうございました。貴方が生み出した世界は、形を変えながらも、きっと永く愛されると思います。

御冥福をお祈りいたします。
{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 10

59.6 15 ラブロマンスアニメランキング15位
BLACK BLOOD BROTHERS-ブラック・ブラッド・ブラザーズ(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (60)
379人が棚に入れました
吸血鬼の実在が公のものとなった「九龍ショック」から10年、吸血鬼の兄弟望月ジローと望月コタロウは、人間と吸血鬼が共存する日本の海上都市「特区」を目指していた。日本に上陸した2人はオーダー・コフィン・カンパニーの調停員(コンプロマイザー)葛城ミミコと出会い、彼女の案内で特区へ向かう。同じように特区を目指す吸血鬼の難民達とカンパニーの鎮圧チームとの争いに巻き込まれながらも特区に辿り着く2名だったが、協定血族の盟主でありかつてのジローの戦友でもあるケイン・ウォーロックと龍王セイは彼らの受け入れを拒否する。
ネタバレ

パパどる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり吸血鬼ものはいいです

個人的に大好きな吸血鬼ものです。

吸血鬼ものにはその作品ごとに独自の都合のいい設定を組んでますよね。その設定の違いをまず楽しみにします。

この作品の設定はすばらしい。私好みですね。
細かいことはネタばれになってしまうので書きませんね。

設定がしっかりしているとストーリーもよくなってきますよね。
ラストも色々意見はあると思いますが私は好きですね。

大きなネタばれじゃないけど
{netabare}
各話の始めに過去の話を少しずつ、しかも時をちりばめている。そのショートストリーから色々連想して本編内ではっきりしていない所を自分で補うようにした作りもよかった。
すごく解りやすいのは、コタロウの秘密ですよね。

この作品の原作読んでいないので結末知りません。
このアニメは原作途中のいい所で終わります。
最後まで行ってほしい(2期への期待)と思う声も多いと思います。
しかし、ラストでこれから先のストーリーを連想できるようにしていて、素直おに連想するとその先は悲しい終わりに。
そうならないと思うけど。
だから、このエンディングで気持ちよく終わりにし楽しく連想するのも良いねと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 2

68.2 16 ラブロマンスアニメランキング16位
うる星やつら3 リメンバー・マイラブ(アニメ映画)

1985年1月26日
★★★★☆ 3.8 (47)
256人が棚に入れました
キュートな異星人・ラムと、超女好き高校生・あたるが次々に巻き込まる宇宙規模のドタバタ事件を描く、ハイテンション・SFラブ・コメディ。劇場用作品、第3弾。原作は高橋留美子。監督、やまざきかずお。友引町にメルヘンランドという遊園地がオープンした。だが、そこのアトラクションのひとつ、大マジックショーを見に行ったあたるの身に、とんでもない災難が降りかかる。魔術師ルウに魔法をかけられ、ピンクのカバにされてしまったのだ。なんとかしてあたるを助けようとするラムだったが、今度はラムが罠にはめられてメルヘンランドのミラーハウスに閉じこめられてしまう。だが、一連の事件は実はラムのほうに原因があった。ラムが生まれたときに彼女にかけられた呪いが、今ごろになって効きだしたのだ。だが、その呪いをかけた人物とルウの間には何の関係もなく…。果たしてルウの目的は? そして、ラムの呪いはとけるのか?

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、鈴木一輝、杉山佳寿子、島本須美、岩田光央

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私たちの左手の小指には誰でも目に見えない赤い糸が結ばれていて必ずある人の指に・・・

1985年公開の劇場版うる星やつら第3作 90分

原作 高橋留美子 監督 やまざきかずお 脚本 金春智子

10年ぶりくらいに見返してみました。
このタイトルはほぼ全部観たので少しずつレビューしていきたいです。
1985年1月なので、テレビ放送138回(161話)ころ。
130話以降はやまざき監督なので、交代後30週以上は経ってます。
ゴールデンタイムなので野球放送などの影響があり約1年弱でしょうか。

この作品から大きく変わったのは脚本でしょう。
第一作「オンリーユー」のクレジットには金春智子さんの名前がありますが、
どうもアイディアだけ残して押井守氏がほとんど書き換えたらしく、
第二作「ビューティフルドリーマー」は脚本押井守です。

押井氏が去ったことにより、原作者との連携が取り戻せてコミックに近い脚本にはなっています。
しかし面白いかというと前2作には遠く及ばないどころか、
原作に忠実なテレビ版のような魅力も減ってしまっています。
脚本に関しては致命的につまらないシーンも多いようです。

単に「オンリーユー」の元設定の逆転、つまり当事者があたる→ラムに変えただけとも取れますし、
キャラの扱い方や物語の進行も相当雑です。
脚本に関しては愛が足りないとしか言いようがありません。

作画はテレビ版からずっとやまざき氏が中心なので大きな変更はありません。
この作品に関しては物語よりも作画が先行しているような雰囲気で、
新海誠氏の劇場版アニメにも近い感じです。

もっとも嬉しい点はラムのビキニ姿が堪能できることで、
ビキニラムの空中戦闘シーンはテレビ版でも少なく、最大の見どころではあります。
現代の基準では低レベルすぎる戦闘ですが、なにしろラム様なので格が違うかもしれません。
作中、ラムの出生年らしき表示が1967年とありました。
今や50歳ですね。

ラムは周囲の人間をもサザエさん時空に閉じ込める能力があるという描写がこの作品にもあります。
過ぎ去った時間をも元に戻すようです。

脚本は雑ですが本来の「うる星やつら」の乱雑さがそれなりに表現されて、
この時点のキャラ勢揃いの本作もアニメ史的に見て重要だと思いますし、
日本人として最も幸せだった「ラムちゃんLOVE時代」に触れられる貴重な作品。
力作であり傑作でもあると思います。

テレビ版を見つつ、オンリーユーから順番に観ていただきたい逸品ですよ。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 22

miki0908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

無駄が多いがアイデアは最高です

前作ビューティフルドリーマーはアニメの金字塔の一つ。
今作はそれと比べると辛い。
しかしアイデアは素晴らしい。

ラムがいなくなってそれを探すあたる、
また、あたるを探すラム。
呪いによって引き離された二人が様々な動物、昆虫になっても必ず結ばれる。
よく出来ているんですが、脚本が甘い。
でもEDのリメンバーマイラブは名曲です。

古い名作の一つとして一見の価値ありです。
BSで再放送とかやってくんないかな。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 2

61.5 17 ラブロマンスアニメランキング17位
白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (100)
210人が棚に入れました
ずっとずっと昔の時代、天空には白の王国が、地上には黒の王国があり、〈均衡〉を保ちつつ〈循環〉していた。しかしあるとき、強大な闇の王が現れる。闇の王は白の王国へ侵攻しながら、目障りなバールを討つために盟約を申し入れる。光の王アイリスは、使者アデルの〈均衡〉を望むという言葉を信じて手を結んだ。そのアデルから襲われた後も、アイリスはアデルを斬った闇の王子を信用し、共に平和な世界をもたらそうと〈約束〉する。だがふたりの〈約束〉は、闇の王によって踏みにじられる。白だけでなく黒も、全てを滅ぼそうとする闇の王。それに気づいた闇の王子は、地の底で嘆いた後、天を駆ける力を得てアイリスの元へ向かう。闇の軍勢を斬り伏せ、闇の王子がアイリスへと手を差し出したそのとき、ひとつの世界が終わりを告げた……。

声優・キャラクター
梶裕貴、堀江由衣、バトリ勝悟、中村ちせ、岩端卓也、松井謙典、三浦勝之、渚兎奈、宮崎敦吉、高梨謙吾、赤城進、飯塚昭三

65.2 18 ラブロマンスアニメランキング18位
宇宙戦艦ヤマト2(TVアニメ動画)

1978年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (29)
181人が棚に入れました
ガミラスとの苦しい戦いが終わって一年後、地球は空前の繁栄の時を迎えていた。しかし、地球はまだ、宇宙の果てからやってくる新たなる災厄である魔の白色彗星の存在を知らなかった。太陽系外周艦隊に配属された宇宙戦艦ヤマトは、地球への帰還途中に正体不明の飛行物体に狙われる。時を同じくして、地球に送られた強力な謎の怪電波、それは地球や宇宙に迫る危機を伝えるメッセージだった。古代はさっそく、防衛会議にこれらの事件の原因究明を進めるべきと説くが、繁栄に酔っている地球の人々は耳を貸そうともしなかった。新たなる危機に備えて、ヤマトは反逆者の汚名を着ながらも、メッセージの発信源のテレザード星に向けて飛び立ったのである。

54.6 19 ラブロマンスアニメランキング19位
劇場版 明治東亰恋伽 ~弦月の小夜曲~(アニメ映画)

2015年7月1日
★★★★☆ 3.2 (12)
157人が棚に入れました
平凡な女子高生の綾月芽衣は、紅く満月の輝く夜、お祭りで出会った、自称・奇術師のチャーリーのマジックにより、物の怪が息づく明治時代の東亰にタイムスリップしてしまう。戸惑う芽衣だったが、鹿鳴館で出会った明治を代表する文化人たち――森鴎外、菱田春草、川上音二郎、泉鏡花、小泉八雲、藤田五郎に助けられ、現代に戻れるようになる次の満月まで、どうにか暮らしていくことに。お世話になっている置屋で、お酌として忙しい日々を送る芽衣は、ある時、自分は物の怪が視える"魂依"であることを知る。そんな芽衣の周りで物の怪絡みの事件が起こりはじめ……。鏡花編のストーリーを主軸に展開される新たな小夜曲(セレナーデ)。めいこいの物語が幕を開ける――!

声優・キャラクター
岡本信彦、浪川大輔、KENN、鳥海浩輔、福山潤、立花慎之介、森川智之

計測不能 20 ラブロマンスアニメランキング20位
夜のとばりの物語(アニメ映画)

2012年6月30日
★★★★☆ 4.0 (9)
96人が棚に入れました
映画『キリクと魔女』、映画『アズールとアスマール』の鬼才ミッシェル・オスロ監督が、光と影と圧倒的な色彩で紡ぐ、6つの愛の物語。

夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古いお映画館で映写技師と共にお話を紡ぎ、6つの世界の主人公となります。
その6つの短編作品を通して描かれるのは、愛のお話。呪われた人を愛した時、生贄として殺される少女を愛した時、愛の証に愛する者の命を奪わねばならない時・・・愛はその深さを試されるのです。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

夜のとばりが降りる頃・・・愛の深さを試す6つのラブロマンスが幕を開けます

『キリクと魔女』、『アズールとアスマール』のフランス人監督、ミッシェル・オスロの最新作


監督が得意とする【影絵アニメとデジタルアニメを融合した映像】、そして【世界の御伽噺をモチーフとした寓話】は相変わらずなのですが
今作では初めて【3D上映に対応】させた試みをしたのが興味深いところ


また同監督の『プリンス&プリンセス』以来となる【全6話のオムニバス形式】尚且つ【全編ラブロマンス】という作品でもあります










ストーリーテラーとなるのは古びれた映画館の中にいる若い男の俳優、若い女の俳優、そして年老いた男の俳優、の計3人


彼らは次に自分達が演じるお芝居のネタ探しに、パソコンを使って世界中の文化や民族衣装、伝説や御伽噺を探していました


お話が決まると脚本を書き上げ、そして原作となった国や民族の周辺文化から衣装デザインをスケッチします
それを読み取った機械からは瞬く間に衣装が生成されて、ロボットアームで着替えさせられていく・・・


さあ準備が出来たら、物語の始まり始まり


①『狼男』
一人の男を狼男とは知らずに恋をした二人の美人姉妹
既に姉との婚約を交わしていた狼男が、遂に姉にその変身の秘密を明かす・・・
しかし狼を嫌った姉は、狼男の変身を解くカギとなる魔法の首飾りを深い古井戸の中へと投げ捨ててしまうのでした
そんな時、愛するものを失った妹は・・・


②『ティ・ジャンと瓜ふたつ姫』
カリブの島を気ままに旅する賢い若者、ティ・ジャン
彼は「死者の国」と呼ばれる地の底に広がる不思議な世界に迷い込んだのですが、行く手には腹を空かせて巨大化した動物達が待ち構えていました・・・
果たしてティ・ジャンは幾多の困難を乗り越え、絶世の美女と呼ばれる死者の国のお姫様に会うことが出来るのでしょうか?


③『黄金の都と選ばれし者』
溢れんばかりの黄金で栄える都
しかし年に4回の祭りの時期になると、都を支配する凶暴な神に都で一番美しい女性を生贄に捧げなければいけない、という儀式に縛られていました
旅の果てに都を訪れた勇敢な若者が、美人であることに嘆き悲しまなければいけないような恐ろしい儀式など止めるように
と唱えるのですが・・・


④『タムタム少年』
アフリカの村の若者、タムタム
彼は畑仕事も、動物狩りも、戦の訓練も何一つ満足に出来ず、村人からはハジキ者にされていました
しかし太鼓の腕前だけは達者で、とある日に出会った老人から、「魔法の太鼓を叩いてみないか」という誘いを受け、本格的な太鼓の手ほどきを受けることになります・・・


⑤『嘘をつかなかった若者』
チベットの王様が所有する世にも不思議な喋る馬、メロンギ
メロンギの世話を王様から任された若者は、いつしかメロンギと親友のような関係に
その若者が「決して嘘はつかない」という噂を耳に入れ、隣の国の王様は「本当に嘘をつかないのか?」という賭けをけしかけてくるのでした・・・


⑥『鹿になった娘と建築家の息子』
愛を誓い合った建築家の息子チボーとその恋人モード
しかしモードには強欲で醜悪な魔術師の婚約者がいた
カケオチした二人に嫉妬した魔術師は、モードを鹿に変身させる呪いをかけてしまう・・・










色彩センスも凄いんですけど、そんなことよりミッシェル・オスロの真骨頂ってのは影絵であるはずなのにキャラクターに表情を感じるところなんですね


さらに今作では3D上映に対応しましたが、キャラクターや背景の【ペラペラ感】をあえてそのままにしたまま奥行きを出すことで、『切り絵アニメ』や『人形アニメ』にも似た臨場感を融合させた映像を作り出しているのが凄いです!
(特に①の森林の演出、と③のカメラワーク等の演出が顕著に感じます。逆に⑥はちょっと露骨過ぎたかな;)


肝心のお話ですが、実際の伝説では一部バットエンドになるものもあることを理解した上で、劇中の役者達がハッピーエンドに脚色し直してたりしてます


オイラ的にはバッドはバッドのままでも良かったような気もするのですがw後味の悪いお話を観る必要がありませんので【デートムービー】としてはとてもオススメです(^p^)b
(ちなみにオイラの個人的なお気に入りは②)


また、日本語吹き替え版で若い女役を演じてらっしゃるのは坂本真綾だったりします
吹き替え版がオススメですっ!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 9

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

鮮やかな色彩と影絵のコントラスト

「キリクと魔女」を手がけたミッシエル・オスロ監督による影絵アニメーション。
影絵というと手で犬の形や蝶の形を模す遊びが浮かぶでしょうが、アニメーションの技法としても確立しています。たしか絶望先生の2期あたりでいろいろな技法を用いてキャラ達が描かれている話で影絵も使われていたような…


色彩のコントラストが好きな自分には、影と光が生み出すこの世界がとても魅力的に映りました。キービジュアルを見るだけでもその美しさがわかるはず!映画のチラシですら芸術的で部屋に飾ってあります。
ちなみにハナヤマタで なるが読んでいたシンデレラと思われる本の表紙絵がこれにそっくりでしたが、オマージュかな?女性ファン多そうな作品だし、ハナヤマタの監督もリスペクトしてるのかも


☆あなたも物語の担い手
影絵なのに自然と登場人物の表情が見えてくるんですよね
声優さんの演技が想像力を助長してくれているのかな?観る人の目線や想像力も合わせてひとつの作品が出来上がるのかもしれません。


声優
歌手としても好きな坂本真綾さん
その声質はもちろん、吹替を多くこなしているので演技の面でも作品の良さを十二分に引き出していたと思います。
そして、大人の魅力が素敵な
西島秀俊さんが声優初挑戦で
あるストーリーに登場する美しい馬を演じています。
落ち着いた深みのある声で作品の雰囲気にぴったりでした。
ぜひ静夜に観たい作品です。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 3

計測不能 21 ラブロマンスアニメランキング21位
バビル2世(OVA)

1992年3月21日
★★★★☆ 3.7 (5)
22人が棚に入れました
1971~73年に「週刊少年チャンピオン」に連載、73年と2001年にTVアニメ化された横山光輝原作によるサイキック・ストーリーのOVAシリーズ全4話。原作の第2部までの流れをアニメ化している。主人公の高校生・浩一を草尾 毅、ヒロインのジュジュを三石琴乃が好演。宿敵ヨミは73年放送のTVシリーズと同じ大塚周夫が演じる。 毎夜不思議な夢にうなされる浩一。それは何者かが“バビル2世"として悪と闘うよう呼びかけるものだった。数日後、謎の少女ジュジュに導かれ奇妙な施設にやってきた浩一は、サイキストとしての能力に目覚めて建物を次々と爆破。さらにその身に危険が迫った時、黒豹・ロデム、巨鳥・ロプロス、巨大ロボ・ポセイドンが姿を現した!

計測不能 22 ラブロマンスアニメランキング22位
メアリーと秘密の王国(アニメ映画)

2014年10月18日
★★★★☆ 3.7 (5)
21人が棚に入れました
研究者の父親と暮らすため、森の奥地にある彼の家を訪れたメアリー。だが、研究に没頭している父親の態度にうんざりして、家を出ていくことにする。そんなとき、森の中で瀕死の小さな人間を発見。秘密の国の女王だという彼女から謎の花のつぼみを託されたメアリーは、突然体が小さくなってしまう! 女王の兵士「リーフマン」から、この「生命のつぼみ」が悪の勢力「ボーガン」に渡ると森が滅びると聞いたメアリーは、彼らとともに戦うことを決意。果たして森の未来を救うことができるのか。


声優・キャラクター
高垣彩陽、小野大輔、小山力也、本田貴子

計測不能 23 ラブロマンスアニメランキング23位
南の島のラブソング(アニメ映画)

2015年7月18日
★★★★☆ 3.3 (7)
19人が棚に入れました
「インサイド・ヘッド」同時上映短編アニメーション。

ハワイの美しい海を舞台に、“ひとりぼっちの火山”が何百万年にもわたって奏でる、壮大かつロマンチックなミュージカルラブストーリー。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日本では火山噴火しまくって大変やけどホントは火山って可愛いヤツなんやよ?

ハワイの火山を擬人化して数万年単位の出来事を僅か5分の歌に乗せて送るCG短編映画
『インサイドヘッド』の同時上映作品です


太めのオジサンに擬人化された火山島とハワイアン美女に擬人化された海底火山が歌声でお互いを呼び合い数万年越しに出会いを待ち望むも、ハワイアン美女が海上に姿を表した時にオジサン火山の姿は・・・


日本じゃ火山噴火しまくっててただただ恐れ多いことですが、このタイミングでまさかの火山擬人化アニメ
しかもオジサン×美女という胸アツ過ぎるカップリングのラブロマンス


ウクレレの音色と優しい歌声に合わせてサクッと観れる短編です
オススメです!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 11

58.7 24 ラブロマンスアニメランキング24位
コゼットの肖像(OVA)

2004年4月11日
★★★★☆ 3.3 (86)
427人が棚に入れました
倉橋永莉 (くらはし えいり) は日本の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生。ある日、香蘭堂に主人から送られてきた「呪われし器物」古びたベネチアガラスのゴブレットから見えた、美しい異国の金髪碧眼の少女に思いを寄せる。永莉は人ならぬもの、その少女、コゼット・ド-ヴェルニュ (Cosette d'Auvergne) とのひそやかな逢瀬を心地良く思うが、一週間後の夜、悲劇は起こる…。

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

”新房昭之監督”による、サスペンスホラーアニメーション!

新房昭之監督による、サスペンスホラーアニメーション!1話約40分、全3話、童夢製作のOVA作品。

骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする倉橋永莉は、美しい金髪碧眼の可憐な少女に恋をしてしまった。ただし彼女は、古びたグラスに呪われし、人ならぬ存在。"呪われし器物"に導かれた二人に、悲劇が襲い掛かる…。歪でゆがんだ愛…。これは純愛と言えるのか…?!

まさに新房監督の作品です。ストーリーの異様さや少女の美しさ、主人公の驚愕する様子が、象徴的により印象的に演出されています!
永莉がコゼットに翻弄され、捕らえられいたぶられる様子が、生々しく衝撃でした。
宗教的で民族的な音楽がより作品の妖艶さを演出していて良かったです!音楽担当は梶浦由記さんです。
声優さんは、倉橋永莉/斎賀みつき、コゼット/井上麻里奈です。斎賀さんは、割と綺麗な男の子役が多いですよね。やわらかく響く声が印象的です!
井上さんはこのころまだ新人で、ED曲の「宝石」も歌ってます。
内容がひたすらネガティブなので、その点で受け付けない方がいるかもしれませんが…。ただ、全体的に、とてもクオリティーが高く隅々まで演出しつくされた作品です!

呪われた愛に導かれるサスペンスホラーアニメーション!
新房監督作品や前衛的な演出の好きな方は是非みてみて下さい!!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 7

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まどか☆マギカの原点のアニメ

OVA3話でゴスロリホラー+恋愛ってところかな?

新房監督曰く、まどか☆マギカの原点になった作品。
今から9年程前の作品で評価がいまひとつですが、ある程度叛逆の物語を見て理解できた人に見て欲しいアニメ。

リアルで見たわけではありませんが、たぶん当時は設定や背景、ストーリーは受け入れられなかったのではないかな?

見る人それぞれ受け止め方や感じ方もさまざまかと思いますが、かなり「まどか☆マギカ」に共通する部分はあります。

音楽担当は梶浦由記さんで、これはもうぴったりで言うことありません。

今なら理解していただける人も多いのではないかなあ。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 13

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わざわざもう一度見直した作品

元々演出や雰囲気が面白いアニメと聞いて一回目はさらっと見て訳がわからずなんか色々痛々しい事になりながらよくわからずに終わった

うん、ぜんっぜん面白くなかった
ここにレビュー書くのすらその時は忘れてしまう程つまらなかった

暫くしてしっかり見れば色々と面白いとまた別の意見も聞き、しっかり見てなかったこと自体、かなり後悔していたので二回目見ることにした


さて、ここから本音本題

ゆっくりと話を追っていくと、雰囲気以前の問題としてアニメというよりも一種の実写映画のストーリーを見ている感じである
演出に関してもなるべく飽きさせないようにと工夫はされているが、呆然と人の姿を追っていくカメラが普通のアニメというよりもドラマのような印象も受ける

そういった点がまず普通のアニメと違って退屈させる部分ではあったが、まどマギの叛逆の物語を私は大絶賛しているのだが、あれの良いけど理解されがたい部分、手法的なものがこの作品には色濃く出ている
叛逆の物語に於いてはさらに伏線やら色々と散らばせている節があったが、もう少し実験的なものだろうか

あれほど強い意味へと昇華したり、乱雑にちりばめるような真似はしていないのだが、細かい演出に一つ一つ今の状態や心情、そういったもののヒントを散りばめ、ムービーに深く没頭している視聴者へに大きなインスピレーションや一体感を吹き込んでくる

台詞回し、祇園や音楽、直接的な映像と当たり前の方法で視聴者に説明したりヒントを与えるような事を極力控え、出来るだけ比喩、暗喩的な、それに於いても感覚的でわかりやすい表現を視聴者にダイレクトに与えるような。そういった映像作品として世に出そうとしたのではないだろうか
少なくとも叛逆がこれに基づいていると言うなら私はそう解釈したい

つまりあの扱き下ろされたまどマギの続編にも同じことが言えるが、正当な評価を下すためにはかなり真摯に映像作品に向き合うことが必要だが、そういった作品は今の業界のアニメーション作品としては三流としか言いようが無い
かの今敏は映画的手法やアニメだからこそ出来る独特なカメラワークや演出を次々と披露し、天才と呼ばれていたがやはり娯楽のアニメーションとしての評価は得ていないと思われる

それと同じように別の才能は認めるが純粋な目的としてのアニメとして良い作品とは言いがたい点が多い

投稿 : 2020/10/24
♥ : 4

70.5 25 ラブロマンスアニメランキング25位
劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~(アニメ映画)

2017年11月11日
★★★★☆ 3.8 (64)
249人が棚に入れました
大和和紀「はいからさんが通る」の40周年を記念した作品。

大正時代の東京を舞台に、活発でおてんばな“はいからさん“ こと花村紅緒と、許嫁である陸軍少尉・伊集院忍との波乱万丈な恋模様を描く。

声優・キャラクター
早見沙織、宮野真守、櫻井孝宏、中井和哉、梶裕貴、瀬戸麻沙美

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

浪漫の香りに満ちたこの東京 時代を超えて進んでいく勇気を私にください

2017年公開の劇場版アニメ 「はいからさんが通る」前編 97分

原作 大和和紀 監督脚本 古橋一浩 キャラデザ 西位輝美 音楽 大島ミチル
制作 日本アニメーション

主題歌「夢の果てまで」竹内まりや 唄 早見沙織

1975年から「週刊少女フレンド」に連載された少女コミックが原作。
当時のコミックは人気のあるなしにかかわらず、初期設定のストーリーで終了する場合が多く、
この作品もその代表格ともいえる文学的コミックだったと思う。

「世界名作劇場」「未来少年コナン」「釣りキチ三平」などを制作し、
20世紀五大制作会社の一つと言われた日本アニメーションによって、
1978年にテレビアニメ化。
4クールの予定であったが、42話で打ち切りで原作のラストは描かれなかった。
その後、三田寛子主演のテレビドラマ版など作られたが、
今回初めて原作のストーリーが最後まで映像化されることになりました。
それも、経営悪化から立ち直った日本アニメーション制作と言うことで感激もひとしおです。

舞台は大正時代、花の都東京の跡無女学館(モデルが跡見学園なので神田かな?現在は大塚)
徳川家旗本の没落した家の娘「花村紅緒」CV早見沙織と、
伯爵伊集院家(名前からして薩摩)の御曹司「伊集院忍」CV宮野真守の恋の物語。

4クールアニメだったものを100分程度の前後編では酷い詰め込みが予想されましたが杞憂でした。
原作に癖がありまして、当時のサブカルチャーをネタにしたギャグが全編を覆っていて、
本筋である日本版「ドクトルジバゴ」とも言うべきラブストーリーの部分は、
この劇場版前後編と言う長さが調度良いと感じました。

もちろん、監督でもある古橋一浩の脚本の出来が素晴らしいのも要因です。

昭和版「はいからさんが通る」は視聴済みのため物語は知っているのですが、
非常に良い出来で、ほろりとする部分もあり大満足の一作でした。
女房はギャグ部分が削られたことに怒っていました。
「牛五郎さんが~」とか訳の分からないことを口走っていましたが、
そんな寒いキャラはどうでもいいのです。

もともと原作や昭和アニメ版に不満があった私としてはこちらのほうがずっといいです。
泥沼の戦争へと向かう日本、ロシアの世界を震わせることになる革命。
大正ロマンに浮かれる日本から始まる美しいラブストーリーの前編は満足のいく作品になりました。
 
後編は2018年公開、初めて映像化されるラストシーンに期待は膨らみます。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 27
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

昭和の作品を平成の時代にリメイクした大正ロマンの名作ラブコメ

「はいからさんが通る」は再放送視聴になります。何せ、この裏で放送していたのが日本昔ばなしでした。テレビが一家に一台しかない時代、ゴールデンタイムに親子で見ることができた作品が優先されました。まぁ、小学校の中学年だったし、少女漫画原作作品なんて、恥ずかしくて見れないというのもありましたけどね…。

再放送で見たのは思春期に入る頃。その時に見た印象は「紅緒が可愛い…」。とにかくおてんばで、でも一途な紅緒に惚れてしまいました。それとストーリーとおちゃらけた場面の面白さがとにかく引き付けて、自分のラブコメ好きはこの作品が原点といっても過言ではありません。ただ、ワケわからないところで終わってしまい、心残りでした。このあと原作は読んだのですが、やっぱり動く紅緒が見たかった…。

あれからウン十年、まさかまさかのはいからさん。なんで今ごろ?という思いはありましたが、楽しみにしてました。が、キャラデザイン見たときに2017流行語大賞のノミネート言葉が真っ先に出てしまい…「ちーがうだ~ろ~‼」。正直、楽しみは不安に変わりました。そして、映画館へ。

不安と違和感は3分で消えてしまいました。そこに描き出されていたのはまさしく「はいからさんが通る」。制作会社が一緒だし、長い間喉に突き刺さったままだった中途半端な作品を仕上げようというスタッフの思いが伝わりました。そして何より中の人たちの演技力、特に紅緒のはやみんは特筆もの。あぁ、紅緒ってこういう子だったなという感じを思い起こしました。

物語は原作にしたがっています。ただ、前半とはいえ、結構なボリュームを90分にまとめてますので、どうしても無理が出ています。例えば{netabare}紅緒と忍がそれぞれ互いを好きになっていく過程や伊集院家での生活、紅緒と蘭丸と環の微妙な関係、忍の出征への過程、忍亡き後(死んではいないが)の伊集院家{/netabare}等々、上げたらきりがないかも…。それでも物語に破綻がないようにうまくまとめたと思いますし、原作も過去アニメも知らない人でも楽しめる内容にはなっていたと思います。また、ギャグになるシーンは懐かしいし、過去アニメ知っている人向けにはラスト付近で流れるインストバージョンのあの曲が涙ものです。

客層はけっこう広い印象でしたが、なかでもドストライク世代であったろう女性の姿が多かったのが他のアニメ映画では見られないなと思います。彼女たちがよみがえったはいからさんを見て、何を感じたのかな…。

大正ロマンを元にしたラブコメの名作。懐かしさも感じつつも、いつの時代にも通じるラブコメだと改めてストーリーの素晴らしさを実感しました。後半も見に行きたいと思いますし、ラブコメ好きな人にはぜひ見てもらいたい作品です。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 25

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ハイッハイハーイ あの先あるなん~て 知らなかっ~た

 私の記憶が正しければ、私が物心ついた後か?幼い頃に見た、「はいからさんが通る」では、少尉が戦争に駆り出され、屋敷を後にする少尉を紅緒が見送ったところで、終わりを迎えた記憶があるです。蘭丸も女性声優?さんが演じていたせいか?、メイド服姿が印象に残り、男であること自体が当時の私には、理解できなかったです。主題歌の歌が忘れられない、個性的なOPと歌であったことも覚えているです。

 劇場版が今になって、作画、キャラデザ、声優さんも一新され、生まれ変わった「はいからさんが通る」だったです。原作は未だに読んだことはないけど、当時私がTVで見た「はいからさんが通る」の先も描かれていたことには、興味深いものがあったです。

 紅緒と伊集院少尉の出会いが上映開始、数分で起きたことには少し驚いたです。少尉と紅緒の戦いは、見所の一つです。

 紅緒が反発しいろいろ騒動起こしながらも、伊集院家に花嫁修業に駆り出さるです。少尉を初め伊集院家の人達と関わるうちに、徐々に紅緒は少尉に惹かれるという訳です。親友の環や、芸者の吉次さんもいたなぁと思い起こすです。TVアニメだとその出来事が、劇場版より濃かった気がするです。

 そして、私も知らない少尉が戦争に駆り出された後の話もあるのだから、私には初めて見たときそれが驚きだったです。
 まさかの展開になるとは!、紅緒との約束はどうなるのか?、展開に直面したときの紅緒のとった行動とは!、離れて会えない日々が続けば続くほど、少尉を愛おしく思う紅緒を見たです。
 それに応じた紅緒の伊集院家と少尉に対する強い思い、芯の強さというのか?大きな決断をしたと思うです。

 私の知っていた紅緒のロン毛の袴姿から、見違える姿には驚いたです。そこからの新展開、新たな人達との出会い、思いもよらない愛おしい人を求めて急展開に・・・・。
 こんな先があったとは・・・・です。それとないラストに後編、見なくてはと気になる気になるでしたです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 13