レジェンドでコメディなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のレジェンドでコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月10日の時点で一番のレジェンドでコメディなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.3 1 レジェンドでコメディなアニメランキング1位
ゾンビランドサガ リベンジ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (418)
1439人が棚に入れました
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救うために奮闘する。TVアニメの監督は前作に引き続き境宗久さん、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズが手掛ける。

声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、三石琴乃、吉野裕行、高戸靖広
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

2期も好き

3年ぶりにあのゾンビアイドル帰ってきた。

1話目は前期でのライブ成功でCDを出すほど人気は右肩上がりとなったことに味を占めて駅前不動産スタジアム(サガン鳥栖のホーム)でEFSライブを決行するも、集客率1.66%と大幅な定員割れで借金生活。
幸太郎は髪も髭もそのまま飲んだくれては狂ったような日々を送る。
メンバーは顔色が悪い微妙なメイクをしてゾンビを誤魔化しつつもなんとかお金を稼ぐため、働きに出る。小島食品工場株式会社社歌とかいう謎の歌で作品スタート。
小島食品工業というおつまみ作ってる会社はあるみたいだけど。

しっかりゾンビはしていた。涙流して萎れていくとか。水分少ねえ。
頭部が簡単に離断するとか。

相変わらず宮野真守の演技最高でした。テンポの良さ声のトーンどストライク。

しれっと田村ゆかりと堀江由衣が脇役やっているとは。贅沢すぎでは?

ゆうぎり回は神回であった。切ないけど、現代佐賀を作るのに貢献した花魁だったのですか。

佐賀の呪い。佐賀の過疎。どうだろう?都市部に人口が流入するせいでどこも過疎がどんどん進んでいる。

尾崎人形が活躍?あんまり知らなかった。

{netabare}11話で幸太郎がさくらのこと好きだったんじゃないか説が濃厚になってきたような。だから、蘇らせたのかな。照れ隠しぽい発言してたし。{/netabare}

12話目のライブは良かった。そして、一番最後のシーン謎すぎる。3期で明らかになるのを待ちます。

今回もキャッチで佐賀の特産
井出ちゃんぽん出ました!!長崎県民がちゃんぽん食べるときみたく、ウスターソースをかけて食していたような。
佐賀と言えば北島の丸ぼうろだと思っているのは自分だけだろうか?
鯉の洗い。佐賀では鯉を食べるのだ!鯉こくという味噌汁も
佐賀の海苔が一番美味しい海苔だと思うのだが。
2期12話目にしてようやく登場吉野ケ里遺跡。


あと佐賀空港は一応国際空港
ワラスボターンも佐賀にちなんでた。有明海にいるエイリアンみたいな魚。

とりとめのないレビューを書いてしまったが、今期もなんだかんだ熱かった。白竜が声優しているのびっくりだった。答えはいつでも佐賀にある。
3期への期待大。ほんとに最終話は何だ?爆発オチってギャグ漫画?


OP
大河よ共に泣いてくれ
ED
夢を手に、戻れる場所もない日々を
挿入歌
イカの魂無駄にはしない〜小島食品工場株式会社社歌〜 歌 小島食品工場スタッフ。フランシュシュメンバーも工場のおばちゃん役で歌唱
REVENGE 歌 フランシュシュ。
佐賀がサガであるために〜テーマ〜
佐賀がサガであるために〜ジングル〜
breath of SAGA 歌 唐沢美帆
風の強い日は嫌いか? 歌 ホワイト竜 フランシュシュによるカバーも
Nope!!!!! 歌 アイアンフリル。
目覚めRETURNER 歌 フランシュシュ フランシュシュ3号ソロ
Electric Returner Type "R"も
50と4つの忘れ物 歌 紺野純子
STOMP!!!!!
激昂サバイブ 歌 フランシュシュ 3号は不参加
命 歌 大空ライト。
リトルパラッポ 歌 フランシュシュ6号。
今日はカレーだイェイイェイイェイ 歌 男の子マンションズ。
Showdown
ぶっちゃけてフォーユー 歌はフランシュシュ 7号こと楪舞々(花澤香菜)を加えた7人
光へ(with7号ver.) 歌 フランシュシュ 7号を加えた歌唱
夕さりの露
佐賀事変 歌 フランシュシュ
Never ending saga 歌 巽幸太郎。
ChouChouture
輝いて 歌 フランシュシュ
追い風トラベラーズ 歌 フランシュシュ。
大河よ共に泣いてくれは逃避行をモチーフにしているのだろうか?いやあかっこいい曲だった。
夢を手に、戻れる場所もない日々をはOPとは打って変わった穏やかな曲。こういう主題歌の構成は前期と同じ。



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日の朝、源さくらは不慮の事故で息絶えてしまう。10年後--とある洋館で目覚めたさくらは、謎のアイドルプロデューサー・巽幸太郎に「伝説の少女たちと共にアイドルになって佐賀を救うんだ」と告げられる。アイドルグループ「フランシュシュ」として、7人の少女たちは存在が風前の灯火と化した佐賀県を救うべく、活動を開始した。年齢、時代の違いで起こるトラブルを乗り越えて、ゾンビという不死身の身体でアイドルの常識を覆していく。そして、平成最後の冬に唐津市ふるさと会館アルピノで初の単独ライブを成功させ、伝説への一歩を踏み出した。そして、この令和の時代。希望に満ち溢れ、輝く未来に向かうフランシュシュの新たな物語の幕が上がる。 


以下地獄のような長文備忘録。
{netabare}
1. グッドモーニングリターンズ SAGA
生きる屍達は、運命の中で蠢きつづけていた。 絶望が偽りの仮面をかぶった七つの願いを覆いつくしても。 私は肉を突き刺されたあいつを目にし、不敵に笑うだけだった。 再び生きる屍に天からの光が差した時、人々は聞くだろう。 狂乱の中に響き渡る叫びを。 その、反撃の叫びを。 -----《巽幸太郎》の日記より

小島食品工場は佐賀県に実在する企業がモデルの架空のおつまみメーカーらしい。社歌も勿論架空。実在する小島食品工業と一文字違い。
4月27日。1年前にGEILSでフランシュシュが初ライブをした日で、さくら達は一からやり直そうとメタル系イベントの合間に復活ライブをする計画を立てた。ライブ会場での殴り合いという中々ハードな展開で幸太郎も復活。いきなりハードな展開で前期同様裏切られた感。


2. ぶっ壊れかけのレディオ SAGA
まるでゾンビィだった俺が目覚め、あいつらも安心したようだ。 たびたび青い顔を真っ赤にして俺を非難してくるが、俺が炎上している場合ではない。 フランシュシュが再び燃え上がるためには、大きな起爆剤が必要だ。 目には目を。歯には歯を。そして、伝説には伝説を。 竜が吐く火炎のごとき熱き想いを受け取れ。 たとえ肉体は滅んでも、魂が滅びることはない。 -----《巽幸太郎》の日記より

知名度アップのため、TVやラジオなどのメディア出演を計画。サキは憧れのミュージシャン・ホワイト竜に出会うと聞き、大興奮。車のボンネットに乗って颯爽?と現れる。肩痛くなりそう。運転手前見づらくないかい?佐賀で有名な祐徳稲荷神社を取材。リーゼントが鬱陶しい。カンペが雑。
サキは彼が長年努めた深夜ラジオ番組のパーソナリティを辞めると聞きショックを受ける。生前、ラジオに心を救われ、仲間づくりのきっかけにもなったことからサキは辞めないでほしいと直談判するため、さくらと共にラジオ局に突撃。自転車ってスピード違反あるんすかね。というかハンドルだけになってたけど、どういう理屈で進んだ?
そして、竜に思いの丈をぶつける。サキの思いを受け取った彼から「熱い魂を持つ者が継ぐべき」として、番組の後継者に勝手に指名される。スタッフも偶然ラジオ聴いてた例の編集者もびっくり。竜の意志を受け継いだサキは、好きだと伝え、彼の姿を見送った。かくしてフランシュシュは深夜ラジオ枠を一本持つ事となり、後日、GEILSのライブで彼の歌である風の強い日は嫌いかを歌う
ホワイト竜って白竜やんって思ったら声本人で笑った。
いつでも答えは佐賀にあるなあという感想。


3. 愛と青春のアコースティック SAGA
ラジオという手段を手に入れ、フランシュシュの名はさらに広まるだろう。 ここからはさらに勢いをつけ、駅スタ失敗で開けた墓穴を埋めていかなければ。 そう思っていた矢先、とんでもない情報が入って来た。 やつらがサガに攻め込んでくる。 対抗するには、こちらの戦力を大幅に強化しなければならない。 鍵をにぎるのはあいつなのだが…… まさか、敵もそう思っていたとはな。 -----《巽幸太郎》の日記より

youtubeチェックしてフランシュシュに改善点を見出して練習に励み、配置の指示をするわけだが、活動指針のほとんどをベテランアイドルである愛に依存していた。幸太郎は難色を示す。国内人気ナンバーワンのアイドルグループ・アイアンフリルが22日のSAGAアリーナのこけら落としイベントに参加。幸太郎はアイアンフリルの前座として愛抜きでのフランシュシュの参加をねじ込み、愛にソロ活動に力を入れるよう命ずる。その癖幸太郎は借金返済しろ言いつつ仕事を断りまくる。けんかしても一瞬で切り替えるプロを見た。愛は一番ベテランアイドルの純子に皆の指導を託す。生前ソロアイドルだった純子はグループアイドルに慣れておらず、EFSライブ失敗のトラウマから指導に苦悩していた。さくらに自身の悩みを打ち明けた純子は、愛に相談しようと提案され、2人は愛の仕事現場へと向かう。同じ頃、仕事を終えた愛のもとにアイアンフリルのセンターである詩織が訪れ、愛をアイアンフリルにスカウトしていた。その場面を目撃した純子は激しく動揺する。
憧れの伝説のセンター本人なんだよなあ。それなのに、気づかず上から目線でスカウト。あとしれっと佐賀を辺境とかディスらないでください。間違ってはないけど。東京の人って東京以外辺境だと思ってる節ない?気のせい?お前も東京出身じゃないだろみたいな。


4. 純情エレクトリック SAGA
サガに生まれた新たな戦場でフランシュシュが負ける訳にはいかない。 が、どうやらメンバーの間でまたうじうじやっとるらしい。 このままではあいつらにうじが湧きそうなので、作戦でも考えてやる。 アイアンフリルというどでかい敵に対し、こちらはどう戦うべきか。 全てをぶち壊すようなインパクト勝負でいこう。 俺は確かにそう言った。それが、何故ああなった? -----《巽幸太郎》の日記より

スカウトを目撃したさくらと純子。さくらは純子を励ますが、純子は愛の意思を尊重すべきだとし、アイアンフリルへの移籍も仕方がないと諦め。それから練習に身が入らなくなってしまった純子。一方詩織はメンバーから愛に固執してるのではと指摘。愛に心配されるが、純子には一層辛かったようだ。幸太郎に悩みを相談する。そんな純子に幸太郎は「フランシュシュは愛に見限られても仕方がない程度の存在だと思っているのか?」「仲間一人引き止める力がないと自ら認め放棄するのか?」と檄を飛ばす。そして「今までの自分をぶっ壊せ」と幸太郎からエレキギターを渡された純子は成すべき事が分かった。ライブ当日、観客のほとんどがアイアンフリルファンという完全アウェイの中、EFSライブの大失敗の件もあり心配そうなフランシュシュファン。たえをドラマーに、純子をギターヴォーカルにしたロック「激昂サバイブ」で会場は大盛り上がり。アコギ?からエレキに持ち替えて純子は絶叫。幸太郎の大切なエレキギターを叩き壊す。そして、会場の奥のほうで見ていた愛に向かってギターの持ち手部分を向ける。思いを受け取った愛がステージに向かうのを手を差し伸べて迎える純子だったが、愛の腕がゾンビの緩さ故ちぎれそうになるのを隠すため、途中で手を差す伸ばすのをやめたところ、一緒にステージの下に落ちちゃう。偶然手元にあったちぎれたエレキギターのコードから会場内の電気を吸収したフランシュシュは、目覚めRETURNERをエレクトリックボイスと電光演出で披露。前座は大成功。純子は詩織に「愛は渡さない」と宣言。そして真打であるアイアンフリルのライブも大成功に終わった翌日、全国生放送のTV番組でインタビューを受けていた詩織は、その場を使いフランシュシュにライバル宣言。
また佐賀を辺境でディスった。やめてえ。
正直、落雷で死ぬとレジェンドになれるよな。
いつもの警察官よきアクセントやな。純子顔怖いよ。
意外と豪華な食事。いいですね。たえって食事我慢できることにびっくり。
エレキギターを壊された幸太郎ちと可哀想だった。そりゃ愕然とするわ。
電気を身に纏うってさすがゾンビ。この演出に勝てるアイドルいないだろ。


5. リトルパラッポ SAGA
佐賀アリーナ大戦を経て、『フランシュシュ』の名も多少は全国に広まった。 身体が腐りかけのあいつらも、心を腐らせずによくやった。 たまには主導権を握らせてやるのもいいだろう。 世の中のライトサイドとダークサイドを知る良い機会だ。 わんぱくなゾンビィでもいい。たくましく育ってほしい。 アイドルとして。表現者として。 -----《巽幸太郎》の日記より

恒例の朝ミーティングの時間、浮き輪とシュノーケルを身に着けいつも通り変な感じでスタートしようとする幸太郎より先に教壇に立ったリリィ。幸太郎は拍子抜け。もっと輝きたいということで全国ネットのTVオーディション番組ジャパニーズゴットパフォーマンスの佐賀予選大会の応募して当選したと報告する。幸太郎は一本取られて悔しそう。出るのはリリィだけだが。会場の佐賀文化会館へ赴くフランシュシュだったが、そこには全国的に有名な天才子役の大空ライトも出場。大会予選、密かに当選していた幸太郎。お前出るんかい!!繁殖期のムツゴロウの形態模写て!玉砕するわ。あと本番になると弱気すぎる。リリィは天才子役だっただけあって見事な落語を披露して会場を温める。ライトはお手玉を披露して玉を床に落としてしまうが、ネバーギブアップの掛け声で演技を続行し、観客と審査員の心を鷲掴み。スタンディングオベーション。実際はわざと玉を落として下げてから上げる作戦だったようで計画通りと夜神月もびっくりなにやけ顔。決勝の舞台でリリィはライトと歌唱対決をする事に。決勝が始まる前のやり取りでライトは子役という可愛い時期しか売りがない存在ではなく、ブロードウェイに立って伝説を作っていくとリリィに語る。子役だけで終わる存在を見下している。大人の男性になるのを拒絶して死んだ過去があるリリィは愕然としつつもなんとか取り繕う。自分が歌うつもりだった思い出の曲「命」をライトが先に歌ってしまうというトラブル。ライト優勝ムード漂う中、続けて同じ曲を歌っても二番煎じとして評価が低いと判断したリリィは即興で楽譜をアレンジして衣装と振り付けを作成し、「命」をスキャット風にアレンジした「リトルパラッポ」を披露してテンポの良さと踊りで特に子供たちから喝采を浴びた。ライトが優勝したものの、表現者として負けたと落ち込む。男子トイレで。リリィは男子トイレで励まし、立ち直ったライトは「東京に来たらまた共演してやってもいい」と約束を交わす。「リトルパラッポ」は特徴的な歌詞とダンスで、動画サイトなどを中心にバズり、子供や学生の間で全国的な人気。リリィはミニライブにて、子供達の前で披露。
子役って裏表ありそうに思えるけど、この子はやはりという感じ。声は高山みなみさんですか。コナンにしか聞こえんけど、ばっちりですな。我儘やなあ。働けなくなったら一気に見放されるパターン。そして、佐賀を僻地とかディスる。凄い盗み聞き。
あとトゥインクルトゥインクルうるさい。


6. ウォーキング・ベット SAGA
生きていく上でお金は大切です。 死んでるあいつらにとっても大切です。 駅スタの失敗を取り返すには、もっと効率よく稼いでいかなければ。 ここらでプロデューサーの必要性をもう一度わからせてやる。 人生は決してギャンブルなどではない。 成功は自らの努力により掴み取るのだ。 ……まずは、どうやったらこの壷が高く売れるかを考えよう。 -----《巽幸太郎》の日記より

フランシュシュを追う記者たちの様子からスタート。若干感づかれている。徐々に知名度を上げているものの二千万円近い借金を返済するため、今日もバイトに励むフランシュシュ。相変わらずテンション高いな幸太郎。休みだったたえはゆうぎりから食材の買い出しを頼まれてスーパーにお使いに出かける。初めてのおつかいか!偶然にも町中でそんなたえを見かけた記者・大古場は、フランシュシュの謎に迫るべくたえの尾行を開始した。途中寄り道。おばちゃんや子供たちから色々もらったり、お墓のお供え食べたり!!普通に馴染んでる。スーパーに着いたたえは、そこでバイトをしていた万梨阿から656広場で久中製薬主催のダンス大会があり、万梨阿達も「ダンスチーム怒羅美」として参加すると告げられる。色々言いつつも買うべきものを籠に入れてくれる優しさよ。たえはそんな万梨阿のお団子を容赦なく噛み噛み。毎度恒例なんすね。見学に誘われたたえは、飛び入り参加という形で大会覇者のコッコくんとダンス対決をして勝利・優勝する。優勝賞金の3万円と玉ねぎ10kgを貰ったが、お金に興味のないたえは受け取った封筒を捨てようとしてしまう。その様子を見て困っていた万梨阿たちの前に警ら中の警察官Aが現れ、事情を聞いた彼はそれならばとたえたちを唐津競艇場へ連れて行く。そこには怒羅美のライバルチーム「殺女」のメンバーが集まっており、彼女たちのリーダーである美沙がサキとのチキンレース後により速さを求めてチームを引退しボートレーサーになったものの、今まで一度も勝利できずアクセルを変にぶっ放してイノシシと馬鹿にされていることを悩んでいた。話を聞いた万梨阿は美沙の勝利を信じて観客席に座り、レース中、客席の中に万梨阿の姿を見つけた美沙は絶対に負けられないと奮起、ワラスボターン一位を勝ち取る。意図せず美沙に全額賭けていたたえの投票券は、誰も美沙に賭けておらず、3連単で大穴の万舟券になっており、三万円を元手に二千万円を稼いでしまう。たえの持ち帰った予期せぬ大金により、フランシュシュはとうとう借金を完済する。 しかし洋館に帰宅した際、さくらのいつも通りのドジからたえの首が取れてしまい、何の収穫もなくて余計に頭が混乱してきたことから帰ろうしていた大古場が目撃・撮影してしまった。彼女たちは知らなかった…。万梨阿はなんとかサキがガードしたわけだが。
たえはまともに喋れないし、首を止めて胴体だけ高速回すとかゾンビな動きばかりなのに、それが逆にカモフラージュ?最後のほう玉ねぎ生で齧って辛くない?佐賀の新玉ねぎ辛くないて言う人いるけど、僕はちょっと。
また、警察官Aかよ。競艇はさすがにあかんでしょ。しかも勝った分貰おうとしてるし、たえはお構いなしで適当に券買ってしまうし。それに、レースそっちのけでおっちゃんの食べ物奪ってるし。
万梨阿は本当に良い娘じゃった。たえの帰りもしっかり送ってあげてて。
この話で遂にゾンビばれしてしまった。次から怖い。


7. マイマイレボリューション SAGA
幸太郎は悪くない。絶対に悪くない。 この佐賀では、予期せぬことが突然起きる。 それをあいつらはよってたかって鬼の首をとったように責め立ててきた。 だがゾンビィじゃないので俺の首はとれない。そしてフランシュシュも終わらせない。 雨降って地固まる。地固まったら掘り起こす。 ピンチはチャンス。ゾンビィチャンス。 -----《巽幸太郎》の日記より

高校2年生の楪舞々は趣味の銭湯巡りをしていたが、持ち前の粗忽で間違えて男湯に入り、洋館の風呂が壊れて偶然同じ銭湯に来ていた幸太郎がいた。彼の落とした石鹸を踏みつけた舞々は滑って転び、頭を強打して気を失ってしまう。目を覚まさない舞々に、殺してしまったとパニックになった幸太郎は彼女をゾンビにして無理矢理フランシュシュに入れようと洋館に連れて行きメンバーに紹介するが、そこで舞々が意識を取り戻したため、さくら達がゾンビだとあっさりバレてしまう。しかし、底抜けに呑気な性格であった舞々はさくら達に驚かないばかりかあっさりゾンビであることを受け入れた。あの幸太郎が内緒にしてくださいと頭を下げる。そこで、フランシュシュのファンだった彼女は内緒にする交換条件としてフランシュシュへの加入を希望する。後ろめたさもあってかあっさりにっこりOKした幸太郎。フランシュシュに加入した舞々は、憧れのフランシュシュとのレッスンの日々を楽しく過ごす。踊りは覚えても体がついていかない。舞々の通う高校で学園祭が開催されるとの事で、舞々をフランシュシュ7号としてお披露目する目的も兼ねて学園祭ライブを実施することに。またしても、幸太郎にっこり丸。ぶっ殺されてまう。高校見学をするフランシュシュの面々、そこでさくらから生前アイドルのオーディションに向けて練習していたことや駅スタリベンジについて語り、「死んでも何度でも立ち上がり、夢を追うことが自分たちが生きる意味」と聞いて感銘を受ける舞々。学園祭当日、ライブで「ぶっちゃけてフォーユー」を披露したフランシュシュは、フランシュシュ7号の爆誕宣言をする。しかし直後に舞々の口から発せられた卒業発表に、観客だけでなくフランシュシュのメンバーまでもが呆気にとられる。爆誕もサプライズだけど、いきなり卒業はもっとサプライズ。最後の思い出として「光へ」を歌いあげた舞々はライブ後、メンバーたちに「まずこの佐賀できちんと生き抜いてからでなければ、フランシュシュのみんな同様に輝く事はできない」と脱退理由を告げる。その言葉を聞いたメンバー一同は納得して卒業を受け入れ、一日限りの新メンバーはフランシュシュのもとを去っていった。 一方、大古場は過去の新聞記事などを調べ、ゆうぎりを除く全員の本名と、全員が死亡していることを調べ上げていた。
幸太郎は人殺したと思って情緒不安定になりすぎて笑った。ていうかメンバーもゾンビの癖に人は死んだら動かんとか矛盾発言笑。実際包帯にくるまれた物体が動き出したら怖い。
メンバーのファンに対する認知凄いな。アイドルってそんなに覚えているもの?見たことある気がするって。いつも来てたから?
ベッケンバウアーて久しぶりに聞いた。たまごっちでサキとも打ち解け。ひげのあいつに対してぶっ殺すぞ!
舞々は佐賀のポテンシャル信じてるね。福岡になったら良いのにて。あとおっぱい大きすぎ。
学園祭の内容面白そうだけどな。アスパラ早苅り競争、丸ぼうろ早食いトーナメント、伊万里焼きブーメラン、ビューティー泥団子選手権、ワラスボ品評会などなど先生却下すな。
光へが流れるの良かったな。最高でした。たまごっちのプレゼントもサプライズだね。
佐賀東高校がモデルなのね。


8. 佐賀事変 其ノ壱
佐賀が消えて、早六年。 このままでは人々の心からも消えてしまう。本当に死んでしまう。 なんとしても蘇らせねばならない。行動を起こさねばならない。 あのひとと出会ったのはそんな時だ。 私の志を素敵だと言ってくれたひと。 住む世界が違うなど、些細な事だった。 -----『佐賀県立歴史資料館』所蔵 《ある青年》の手記より

明治14(1881)年秋、京都・島原遊廓にて人気過ぎて客がつかない「伝説の花魁」として不動の地位にいたゆうぎりに、贔屓客で政府高官の吉右衛門から家中として身請けしたいと話がくる。ゆうぎりは快く受け入れ、佐賀へと移り住むこととなったが、当時の佐賀は士族反乱の責任を取らされ、難治として地名を没収されたうえで長崎に吸収されていた。翌年の明治15(1882)年春、吉右衛門が病没し、彼の遺言により旧佐賀城下の邸宅を含む遺産の一部を譲り受けたゆうぎりは、弟子に芸妓を教えながら一人余生を過ごしていた。ある日、弟子の勧めで一人花見に訪れたゆうぎりは、百崎喜一なる青年と出逢う。彼は養父である徐福の意志を継ぎ、また佐賀の名が忘れられないよう、佐賀復活の活動を行っていた。出会いは馬車にはねられそうになったゆうぎりを助けようとしたところ、むしろ自分だけ池に落ちて助けられるところ。配っていた紙を鼻紙として扱ったことを謝るゆうぎり。やはり振る舞いが優雅。後日、彼女の家にお礼として櫛を持って訪れる。自分は生きてきた世界が違うことは気にしないと勇気を出して言うが、熱で倒れてしまう。ゆうぎりは薬を持って喜一の家を訪れ、自分の父が撃たれて祖父に拾われたことなど諸々語る。その熱意に打たれて喜一の文書の清書や校正などの協力をするようになり、喜一の友人の伊東正次郎とも懇意になる。やがて喜一の熱意が伝わり佐賀復活に賛同する同志が増えていくが、そんなある夜、怪しげな物乞いにこっそりと文を渡す正次郎の姿があった
肉ばっかり食うんじゃねえ。
あの犬明治からいたのか。というかあのじいさんは幸太郎と時々話している人では?当時からゾンビを作ることができたのか。
伊東の笑顔ずっと怪しいなあ。絶対次回悲しい結末になるやつやん。
ゆうぎりの良い嫁感半端ない。あんな娘と結婚したいわ。
喜一とも良い雰囲気。まものシリアス演技も良い。


9. 佐賀事変 其ノ弐
時は来た。 佐賀を取り戻す時が。 成し遂げた私を、あのひとはどんな顔で迎えてくれるだろうか。 何一つ実情を知らなかった私は、そんなことを思っていた。 これは闇に葬られてはならない真実だ。 この手記が、新たな世を生きる多くの同志の目に触れることを願う。 -----『佐賀県立歴史資料館』所蔵 《ある青年》の手記より

日々喜一のもとに集まってくる佐賀復活の同志たち。しかし、穏健派の喜一に対し、他の同志は明治政府に「佐賀」という地名を奪われた事による強い恨みを抱いており、武装蜂起もやむを得ないと考えていた。自身が抱く「夢」と「現実」の摩擦に苦悩する喜一は、活動を止めるよう促す正次郎とも衝突するようになっていた。そして12月、佐賀に長崎県令を適用するための準備として、要人が旧佐賀城下を訪れるとの報を聞いた同志達は武装蜂起を決意。それを知った喜一は皆を止めるべく後を追うが、その先で正次郎が同志達を粛清する所を目撃し、彼が実は政府の隠密であったことを知る。襲撃を実行した以上代表者の喜一も例外ではないと斬ろうとする正次郎だったが、現れたゆうぎりによって止められる。三瀬峠へと逃走する二人だったが、喜一は自身が描いた夢のせいで同志を死なせた事、そして現実を知った事で絶望していた。ゆうぎりを逃して自らは警察に出頭し処刑される覚悟でいた喜一だったが、ゆうぎりに「自身が信じた夢と努力を無駄にするな」と諭され、思い直す。そして予めゆうぎりが手配しておいた逃走経路を指示された喜一は彼女に感謝し、必ず夢を叶えてみせると誓って長崎へ旅立つ。喜一を追跡する正次郎の前にゆうぎりが立ち塞がり決闘となるが、あえてゆうぎりに勝ちをゆずった正次郎の敗北というかたちで決着がつく。正次郎の最期を看取った後、警官隊に捕縛されたゆうぎりは、明治15(1882)年12月28日早朝、政府転覆の首謀者として、嘉瀬川の河原における非公式の斬首刑にてその短い生涯に幕を降ろした。のちの明治16(1883)年5月9日、県内有志による嘆願により佐賀県は長崎県より独立、同年8月13日に初の佐賀県議会が開催され、悲願の佐賀県復活は果たされた。話は現代に戻って、フランシュシュはGEILSのミニライブにてゆうぎりをセンターに据えた「佐賀事変」を披露。その後、ひとり「BAR New Jofuku」を訪れたゆうぎりは、かつて「徐福」と呼ばれたマスターと当時を懐かしみながら酒を呑み交わし、〝彼〟が残した新たな佐賀で、自らの道を選んで歩いていくと語った。
正次郎はやっぱり悪?というか政府のほうだったか。でも、根は良いやつだったんだなあとしみじみ。
ゆうぎりの首の痕はやはり斬首だったのか。というか強すぎ。切ないけど、かっこいい散り際だった。
明治モチーフの佐賀事変かっこ良かった。


10. ゾンビたちはどう復讐するのか SAGA
いつかこの時が来るとは思っていた。中途半端な嘘や言い訳は通じない。ゾンビィに真実など必要ない。不屈の精神があれば、それでいい。一年前、確かに俺は間違えた。だがあの日、あいつらを選び蘇らせたことに悔いはない。-----《巽幸太郎》の日記より

遡ること一年前の2019年1月18日、ミーティングにて幸太郎は突如、収容人数約2万5千人の駅前不動産スタジアムにてライブを決行すると宣言した。かつて愛が落雷で死んだベススタから名称変更している。「今の知名度的に見て到底不可能だ」という愛と純子の反対意見も聞かず、頑なにプロジェクトを推し進める幸太郎の態度にフランシュシュのメンバーは「今までも散々無茶を乗り越えてきたのだから今回もやってみよう」と決意する。そして3月8日当日、結果は観客数500人、集客率1.66%の大惨敗となり、フランシュシュは2千万円の借金を抱える羽目となる。幸太郎は自暴自棄になり酒浸りの毎日を送り、フランシュシュのメンバー内でもあまりに絶望的な状況ゆえの不和が生じていた。そんな中、幸太郎の特殊メイクに頼らず、自分で下手くそなメイクをしてスルメを買いに行ったたえの姿を見たメンバーは、「やりもしない内から、無理だと決めつけていた」「今まであまりに幸太郎に頼りきっていた」と反省し、これからは自分達の力でリベンジしようと決心する。時は流れて2020年2月16日、イカと胃一緒に池?で気絶してた幸太郎。どゆこと?イカ男としてちょっとした話題に。幸太郎はミーティングにて去年のEFSライブの事を謝罪し、「時が来た」として2020年3月8日に駅前不動産スタジアムでリベンジライブをすると発表。2月17日、リベンジの舞台になる駅前不動産スタジアムを訪れた幸太郎の前に大古場が現れ、フランシュシュのメンバーは全員がゾンビであると指摘する。幸太郎が私利私欲のために蘇らせた彼女たちにアイドル活動をさせていると糾弾する大古場に対し幸太郎は、フランシュシュは一か月後、この駅前不動産スタジアムにてリベンジライブを実施すると告げる。これ以上死者を辱めるなと激怒し、ライブを阻止しようとする大古場。マスター(徐福)の下を訪れた幸太郎は、大古場の事を話し、それでも【佐賀の呪い】から佐賀を救う「ゾンビランドサガプロジェクト」を必ず成功させると誓うが、その直後、九州に局地的な暴風雨が発生。それに伴い佐賀全域が停電となり、メンバーたちが暮らす洋館にある〝異変〟が起きた。
普通とか常識とか今更という植え付けられた常識って恐ろしいものだ。色々乗り越えてきた人や凄い人だからって常に何か考えがあるとは限らないという教訓。実際、進言するのは難しいよな。
それにしても無理ありすぎだったなあ。当日券のみじゃな。まさしく、特攻です。リスクヘッジしましょう。
今更だけど、ミーティングの床って佐賀県の形した模様あったんや。
リベンジ宣言熱いね。グレンラガンを見ていたときのようだ。
サガン鳥栖のマスコットが強風で落ちてくるなんて景情一致てやつ?
大古場記事書いて送ろうとしたのに停電はドンマイ。


11. たとえば君がいるだけで SAGA
息が切れるほど走ったのは、いつぶりだろうか。あの時もゾンビィのようにボロボロなナリだった。向こうがどこまでも潰しにくるというなら、どこまでも抗ってやる。サガの明日はネバーエンディング。フランシュシュがその明日を見せてやる。ここからが反撃の時だ。-----《巽幸太郎》の日記より

2月18日、さくら達が目を醒ますと彼女たちの暮らす洋館は一軒まるごと唐津湾を漂流していた。昨夜から降り続けた記録的な暴風雨による水害で、佐賀県全域が陸の孤島と化していたのだった。徐福のやってるバーは地下だから特にやばい。メンバーは近くの浜崎海岸へ漂着するも、さくら達が外に出た途端に洋館は倒壊。しかもメイク道具など大切なものを持ち出せず。唖然とする彼女たちであったが、偶然居合わせた愛のバイト先の女性・町子から避難所となっているショッピングモール「カチオン」へと誘導される。なんとかゾンビであることを隠しつつ、さくら達は避難民の役に立とうと日中は福祉活動、夜は不安に怯える児童達のためにライブショーを披露する日々を送る。2月20日段々状況が分かってきて、鉄塔倒れて停電、電波使えず。大古場はメンバーの避難先を訪れる。生き生きとした様子でライブショーを行い、取材にも応じる様子を見て少し考え込む。2月21日、水害によって「BAR New Jofuku」に閉じ込められていた幸太郎とマスターは警察官Aに発見・救助される。マスターを救急車に乗せ病院へと搬送させた幸太郎は、さくら達に会うために洋館に戻ったが、基礎地盤(と地下室)を残して丸ごと消失している事に唖然、TV中継にて漂着・崩壊している洋館の現状を知る。一方でさくら達のメイクも限界を迎え、ゾンビバレの危機真っ只中にあった。それでも子供たちに向けたライブショーは中止にしたくないと考える彼女たちは、純子の尾崎人形バイト経験を活かして顔を隠すためのお面を作る。しかし、急ごしらえで造ったお面はジャンプした着地の衝撃で壊れ、フランシュシュの面々はとうとう観客に素顔を見られてしまう。誰もが呆気にとられるが覚悟を決め、自分たちはゾンビだったと説明する彼女たちだったが、児童を含む観客からは「お姉ちゃん達は怖くないからゾンビじゃない」「ゾンビじゃなくてフランシュシュ」と返される。愛は溢れそうになる涙を堪え、とっさの機転でゾンビメイクしてきたと誤魔化す。そのままゾンビ姿でライブを続行する彼女たちの姿に、その場に居合わせた大古場は、彼女達は幸太郎に強要されているのではなくて自分達の意思でアイドルをしているのだと理解する。そして、ようやくさくら達と合流できた幸太郎は3月8日のライブは必ず決行すると宣言、ライブ決行のために一人動き出す。そんな彼の背に声をかけたさくらは「自分をアイドルにしてくれてありがとう」と伝える。その一言でこれまでやってきたすべてが報われた幸太郎は、内心で溢れる涙を押し殺し「俺がお前達を世界一の、永遠のアイドルにする」と告げた。持ってる男じゃい。
起きたらめまい。ゾンビになってからずっと健康。うーん水の上。
警察官Aたまには役に立つじゃないか!!
ボートレース用のボートって荷物の運搬もできるのかい?人二人乗せて大丈夫なのか?
お面というかデスマスク?あの環境で焼き物作るってすごい。純子焼きが足りないとか固執しすぎ。


12. 史上最大の SAGA
巽幸太郎は二度と諦めない。『フランシュシュ』の【駅スタライブ】を必ず成功させてやる。あのステージに、もう一度あいつらを立たせてやる。そこに涙などいらない。いるのは地獄すら焼き尽くす復讐の炎のみ。これはサガ史上最大のリベンジ。『ゾンビィランドサガ・プロジェクト』という長き戦いの序章だ。-----《巽幸太郎》の日記より

佐賀の災害対策本部での話し合いに乱入する幸太郎。鳥栖を復旧させてくれと知事に向かって喚く。大古場も協力して舞日新聞へ向かう。メンバーはライブまで緊張感を保ちつつ、ラジオのことをすっぽかしていたことを思い出す。曜日の感覚がなかったせいで見事に放送日を間違えて放送局に行くわけだが、飛び込みでラジオ放送。ライブ開催を宣言する。3月7日。EFSライブ開催のため、佐賀を救うため、フランシュシュのメンバーはカチオンを発つ。交通機関の麻痺した街中を徒歩で移動し続けるさくら達は約束の集合時間、3月8日午前10時、ライブ会場である駅前不動産スタジアムにたどり着いた。幸太郎は現れず、途方にくれていたが、諦めなかった。水害によって荒れ果てていたが、次々とやってくる観客たち。古参のおじさんファンがまず現れ、アイアンフリル詩織やライトといった芸能界の大物が拡散したことによってたくさんの人々がフランシュシュのライブを知り、会場へと集まってくる。幸太郎や大古場の働きかけもあり、フランシュシュの行うチャリティーライブは日本全国、どころか世界中に注目されるほどの大規模なものとなっていた。全国紙でも取り上げられた。フランシュシュの前には、客席を埋め尽くすほどの観客と歓声だった。絶望的な状況にも決して屈せず、死すらも拒絶して執念の再起を図った彼女たちの圧倒的リベンジ。「REVENGE」「輝いて」そしてアンコール曲「追い風トラベラーズ」と、観客を魅了する見事なパフォーマンスを披露するフランシュシュ。そして、たえのうめき声によるコールアンドレスポンス。会場全体が一体となり、声援とスティックライトの光に包まれる中、リベンジライブは奇跡の大成功に終わった。それからも、日々逞しく復興を遂げていく佐賀。
ある日、佐賀上空に謎の飛行物体が来訪し、そこから一筋の光が落ちた瞬間、大地が爆発に包まれた。
災害対策の人ツンデレだったなあ。可愛くない。
たえのうめき声フレディ・マーキュリーみたいだな。絶対意識してるでしょ。
しれっと楽屋に佐賀錦と丸ぼうろ。
幸太郎のツンデレは可愛い。というかメンバーに圧倒されてるやん。感動のあまり、涙流して情けない姿に。無理してメンバーをステージに送り出す。最後の血を踏みしめるシーンはちょっと意味深。
最高のライブだった。見ていて鳥肌。
一番最後のシーンはなんだ?
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

11話まではレジェンド!!。12話は・・。

>1話まで視聴して
始まった直後から終わる瞬間まで、ずっとずっと大満足の連続でした^^。
おかえりなさい、ゾンビランドサガ!!!。


冒頭のあの歌、なんでこんなに惹きつけられるんだろう?。
昭和的なノスタルジックな感じが心地良いのだろうか?。
・・いやあ、曲や歌詞自体の破壊力も大きいなあ。
モブの各キャラも、それぞれ表情がしっかりしていて妙に存在感感じるw。


まあでもやはり一番大きいのは宮野さんですね。
なんでこんなに生き生き演じておられるのか?ww。
最大限楽しんでおられるように感じられて何よりです♪。

でも、今回の「〇〇○○ました・・」のセリフには
思わず泣きそうになってしまいました;;。
(ちょっとシュタゲも思い出す・・?)

1期からはもちろん、今後の作品全体を通して
宮野さんの”喜怒哀楽”全てをブっ込んできてくれることでしょう。

クライマックスに向けての走るシーン
作画・動画ともに良かったですね~♪。唸りました!。
本編終了後に入ったCMでウマ娘アプリのスペちゃんの走る姿と
ダブって見えて草w。


なつかしのステージでのパフォーマンス。
場の雰囲気の違いがしっかり描かれていてよかった。
安直にデスメタル展開に持っていくのではなく
王道で突っ走ったのはよかったな~。
もちろん宮野さんの空気を変えるチカラも凄かったですが
あそこはちゃんとサガントシュの楽曲で成立させ切ったところが高評価!!。
いい楽曲でしたね~♪。早く配信してほしいです。説得力ありました^^。


まあとにかく、本作を観れる今期の幸せ・・に尽きます!!。
来週も待ちきれませんね。

で、その来週のタイトル観てフイタw。
徳永さんに許可・・もらってないですよねw(想像)。


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>2話まで視聴して
1話の次回予告では予想できない、アツいアツいお話でした!!。
あまりにアツくて、「まさか2話にして最終話ィ!??」と疑ってしまいましたw。

やっぱサキのアツさは最っ高!ですね♪。
みんな惹きつけられてしまいます!。
楽曲の説得力も、もう脳より先に耳が納得させられてますw。


1期にひき続き下妻物語リスペクト??・・からの阿部サダヲ??。
・・一角獣の龍二ですよねw、あれ。
見方によっては、スペースダンディも入ってるw。
でも、曲にはちょっぴり尾崎豊テイストも^^(♪僕が僕であるために)

ダンディでありながらちょっと歳を重ね
はっちゃけた時期は過ぎてから
次の世代へのバトンタッチ。
あえておさえた演技での声優さまに拍手です!。


・・そこに絡めての、サキのゾンビネタ・・・・・
・・・・見事に泣かせられてしまいました;;。


「波よ聞いてくれ」・・も入っててさらにナミダナミダ;;・・(ビバナミダ)。


若干、各キャラの眼球の描写が大きくて丸っこすぎるように感じましたが
これはガイコツ+ゾンビ・・を意識付けるためなのかな??。
ちょっと違和感感じましたが、無理やり納得させましたw。


・・それにしても、ますます佐賀が羨ましくなってきました!!。
「〇〇しているモノは〇〇にある!!」
・・他にも、名言バリエーション∞ですねww。

ホント本気で一度はドライブイン鳥でオフ会したいです^^。


今回のタイトルもニクいw。
物理的には、全く壊れる気配もないおっちゃんのレディオですが
サキにとっては、そこで放送される某番組がぶっ壊れかけ・・ということなのですね。
・・これは徳永さんも納得してくれると思います♪。


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>6話まで視聴して
あれっ??。世間では2期1話の評価低いんですか~↑???。
自分は確認のため何回か再視聴してみましたが
やっぱ2期1話、レジェンドでしたw(もちろん2話も)。

宮野さんが1か月もああなんですよ!!。そりゃヤバいですよwww。
やさぐれ宮野さんに何回も泣かされました;;(誉め言葉)。


TVOP曲が、なんかペルソナチックなスタイリッシュ感出しまくってますが
個人的には、あまりグッときません・・><。
本渡さんの口上はテンション上げてくれて高評価なのですが・・><。


・・で、3話4話ですが
アコースティックからエレキの流れですね。
純・愛ストーリーピックアップとしては、なかなかよかったと思います♪。

・・と思っててたらファミコウォーズCMネタwww。
・・これ分かるターゲット層ってwww。
えー?w。30数年前???。
現代のキッズにはイミフですねwww(自分には見事に刺さりましたw)。


アイアンフリルって、なんかモブっぽくて、オーラないですよね。。
これって、あえて狙ってますよね^^(高評価)。


で、4話でのあのドラムプレイ!!!!!。
まさかのあの方がモーションプレイアクターだなんて!!(大歓喜!!!)。
中の方は・・、ホンモノですっ!!!!!!。
  (ウマ娘アプリのテーマ曲、アニメ2期のOP曲にも参加されてるのを知って
   さらにさらに大感激ぃぃぃっ!!!!!)


・・からのー、宮野さんのエレキギターパート!!!!。
最高です!!!!。オチも読めてましたがww。
・・だがそれがいい。


愛とアイアンフリルの絡みもよかったですね!。
愛にとってはそっちの世界線もアリだったと思えてしまうところが、なんかエモいですね。


5話は、某バーロー声優さん登場で歓喜w。

・・もありましたが、田中さんのスキャット?に魅了されてしまいました。
これって並みの努力では達成できないと思います!!。

ストーリー的には、キャロル&チューズデイっぽいオーディション展開で
なんか暗雲たちこめてしまってましたが(いやな予感しか・・)
田中さんの歌唱力で成立させてしまいましたね(誉め言葉)。

落語シーンは、どうしても昭和元禄落語心中がよぎってしまい評価が難しかったのですが
スキャットのシーンでは、文句なしにもっていってくれてココロ揺さぶられました♪。
なかなかああいった歌唱する機会ってないと思うのですが
圧巻の歌唱にスタンディングオベーションです!!。



で、6話なのですが。
神回でしたね!!!!!!!!!!!!。

これはかなり1期での核心に迫ってきてる♪。


たえちゃん。

ここが観たかった!!!!。

まさかこんな1人立ちしてたとわはwwww。


サイゲさんなのに、おウマさんではなくnice boat.!!www。

物語が核心に迫っている確信っ^^。

来週が待ちきれません。。


・・あ。でも最近の宮野さん。
赤ちゃん言葉多用しすぎで評価↓↓↓・・ですw><。
来たる評価爆上げに向けての、あえての伏線だと信じてますw。


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>7話まで視聴して
冒頭の物語??OP?・・入りが1期彷彿させます!!!。アツい!!!!!。
やっぱコレですよ!!。これぞゾンサガ!!!!!!。

”懺悔○×ネタ”?、でとらドラ思い出し、堀江さん確信してましたが
続き見てたらなんか声が違うと思ってたら、ざーさんでしたかw。

・・でも、これはこれで間違いなく嬉しい!!!。
・堀江さんもいたしw。宮野さん参加にはモチロン歓喜^^。


今話はいろいろと自分の涙腺が襲われまくった回でした・・><(誉め言葉)。


それは、そう!。シチュエーションです!!!。

学校!!、学園祭!!!。

巽さんの学生時代がフィードバックされて
エモーションMAXですっw(・・せつない)。


あと、2期でのさくらのしつこいまでのキャラ付けがナイス!。

「聞こえんやったかな~」、「そっか、そっか~♪」(過去話)がカワイすぎますwww。

ガン無視スルーされてこその、あの存在感^^。
新境地開拓ですね!!!。


今話のEND展開は、観てれば予想できたけど
ホント、予想が的中してくれて、ある意味ホッとした。
その理由は、ちゃんと本編中でマイマイちゃんが語ってくれてたとおりです^^。


・・ただ、今回のタイトルでもある「マイ(マイ)レボリューション」。
これに関しては、自分の心の中の理解としてはまだ回収できてません・・><。
・・どういう意味あいだったのかなあ??。
美里さんも納得できる理由だったのかなあ・・?。


・・ああ。ED曲後のcパートでは
無情にも話が進んでしまってますね・・。

終わりが近づくということは
「知りたいという欲求」にあがなえないものがありながらも
それはそれで寂しいものです。。


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>11話まで視聴して
8話・9話の佐賀事変、めちゃくちゃ惹き込まれました!。

これだけ幅広い、視聴者の予想の範囲を軽々こえてくる物語の描写。
もう素晴らしすぎるとしか表現しようがありません。

正直1期からずっと、ゆうぎりは作品中で浮いてるなあ・・必要なのかな?。
って思ってましたが、完全に間違っていました。

9話EDは楽曲、映像ともに最高でした!!。
内山さん、すべてを持っていきましたね♪(最大の誉め言葉)。


10話、ほんの一瞬だけ、銀河美少年に見えたw(輝きの~)。


11話、神回でしたね~!。
どうしてもレビュー追記したくなっちゃいました^^。

前半はやたら作画の荒さ?雑さ?が気になって仕方なかったのですが
(2期になって、口あんぐりのシーンや、目がBIGのシーンなどで特に感じる・・><)

後半でメリハリつけた良作画シーンを強調させるための強弱だったのですねw?。


1回目の視聴時
気付けば2回、涙流してしまってました;。

間違いかも?・・と確認のために、もう1回11話視聴してみましたが
やはり、順番メイクのシーンと、階段のシーンで
わかっていても・・・涙出てしまいました・・;;。

これはもう米米CLUBさんも大納得っ!!のタイトル回収でしたね(楽曲が脳内再生~♪)。

ハイ!、11話、神回でした!!。


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>最終話直前ABEMAスペシャル番組をリアルタイム視聴して
宮野さん登場!&宮野さんスペシャルっ!な内容で最高でした!!。
キレッキレなトークで、完全に実写版幸太郎さん。
これは永久保存したいので、ぜひともBD最終巻に収録してほしいです♪。

>12話まで視聴して
直前ABEMA特番に続き、そのままリアルタイムで視聴しました!。

あれ?。完全CMなしの途切れなし放送・・みたいに聞いてた気がしたけど
勘違いだったかな?。CM入りまくったし・・。


んで、肝心の本編。。


ああるぇええええええええ??!。


・・なんか、すごく雑w。(もちろん、あまり○くない意味で)


なんか、特に宮野さんの作画と扱いが雑・・。(アンコール後が特に)

他の登場キャラ達(モブ含む)の動きも、ほとんどなく、ほぼ棒立ちの行進??。


3期につなげる流れなんだと思いますが

せっかく11話までいい感じで来てたのが
2期最終話の肝心の一番大事なところで、結果だけ渡された感じ・・。

2期のいったんの終止感としては、正直足りない気がします・・><。


さらに、続編への伏線なのでしょうが

宮野さんのアレは、わざとミスリード狙いの何かの仕込み・・??(であってほしい)。

その後のアレは、フロムビヨンド・・もしくはフラメンコ星人・・とかですか?!。


 <余談>
 なんか某まとめサイト様での感想でも見かけましたが
 「サガ・ザ・グレート7」(スパクロ参戦ロボ)登場の可能性!???。
 もしこれが本当に3期に来てくれるなら
 1期のOPから繋がって、個人的には楽しみでしょうがないところですが
 納得してもらえるファン層が、どれだけも残っていないことでしょうw。



12話視聴後、★の評価が下がってしまいました。。


まあ、いろいろ想像させてもらえるのは楽しいのですが
3期作るのであれば、なるべく早くにお願いします!!。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

いやいや、これもはやカルトだよね?

みんな大好き『ゾンビランドサガ』の第二期ですね。
一期を見ていない方は丸ごと置いてけぼりなので、
未視聴の方は、まずそちらをご覧になることを強くお勧めいたします。

で、本編の話をする前に、
作品の中でも登場する『自然災害』について触れたいと思います。
実際の被害に遭われ、トラウマのある方がおられるかも知れませんので、
ネタバレで隠しておきますね。
{netabare}

2011年3月11日、あの東日本大震災が起こりました。
死者1万5899人、重軽傷者6157人、届出があった行方不明者2526人、
住宅の全壊・家屋流失12万1992戸、半壊28万2920戸、全半焼297戸という、
昭和以降では未曽有の大災害です。

テレビに続々と映される映像だけでも戦慄を覚えるほどの衝撃でしたが、
その後知り合った、実際に救難活動へ行った自衛隊員の方によれば、
現地は「とても語れない、映せない、まさに地獄絵図」だったそうです。

まるで救いのない、あまりにも悲惨な災害でした。
そんななか、偶然仕事で気仙沼にいたお笑い芸人のサンドイッチマンが、
現地でテレビカメラを向けられた時に
  いまの段階で『お笑い』にできることは何もないと思うんで……
  芸人ではなく一人の人間として、できることをやりたいと思います。
と、悲壮な表情で語っていたのが印象に残っています。

宮城県出身だった僕の部下も、
何人かの知り合いと連絡がとれなくなったそうです。
  でも、そういうの俺だけじゃないっすから。
  みんなそうっすから。
そう言って力なく笑う彼に、僕はかけるべき言葉を持ちえませんでした。
{/netabare}

さて、本作は第一期の正統な続編であります。
前期の成功に気を良くして長期シリーズ化を狙っているみたいですね。
オリジナル作品というのは、
  ① 原作者や出版社からのチャチャがなく自由に作れる。
  ② 原作者印税がなく利幅が大きい。
  ③ タイアップやメディアミックスを自分で主導できる。
など、あたれば旨味のある企画ものなので、育てたいのは当然かなと。

前期『目も当てられなかった』3DCGも、
スケジュールに余裕があったことにも助けられたのか、
多少は『マシ』と呼べるレベルにまで改善されています。

ただ、前期の『リベンジ』と評価するほど劇的な変化はありません。
  正視に耐えないレベルだったのが
  イラっとさせられる程度にまで進化した、という感じ。
  (回によってはやっぱ正視に耐えませんが)
てか、本気で育てたいんなら手書きでやれよ手書きで。


で、映像に伴って物語もパワーアップしたのかというと
う~~~ん……
半分ぐらいは「これ、ゾンビ関係なくね?」というお話だしなあ……。
う~~~~~~ん……ちょっとまあ……キレが……アレかなあ。
最終回とか、なに言ってんのかちょっとわかんないし……う~~~ん……。

あまりにも回によっての波が激しすぎるので、
とりあえず順番にレビュ-させていただきますね。


第一話 グッドモーニングリターンズ SAGA
{netabare}
 借金まみれになったフランシュシュが、バイトしつつライブに出るお話。
 話そのものは、ゾンビランドサガらしいグダグダ感が楽しいです。
 食品工場社歌をうたう愛がめっちゃかわいい。
 ただ、最後のCGは相変わらずのためいきレベル。
 てか、このハコ・客層にこの曲で、こういう反応はウソだよなあ。
{/netabare}
第二話 ぶっ壊れかけのレディオ SAGA
{netabare}
 フランシュシュがラジオ番組を持つお話。ゾンビ関係ありません。
 強烈な昭和臭に好き嫌いがわかれるかも。 
 ホワイト竜は昭和の遺物・パロとして苦笑いできるにしても、
 それに絡むサキの言動は、むかしのヤンマガかよって感じでちょっとアレです。
 ステージのMCなんか、まんまアタマ悪いヤンキーじゃん。

 歌唱シ-ンはピンのアップを2Dでちょこちょこ書いてたりして、
 努力の跡がうかがえます。
 MA大変だったのはわかるけど、3Dに貼り付けた手書きの目、ずれてんぞ。
{/netabare}
第三話 愛と青春のアコースティック SAGA
第四話 純情エレクトリック SAGA
{netabare}
 愛がライバルに引き抜かれそうになるお話。ゾンビ関係ありません。
 なんというか、めっちゃ普通のアイドルもの。
 (純子がギターぶっこわすシ-ンはかっこよかったけど。)
 CGはドラムの再現に力入れてたけど、努力すべきはそこじゃない。
 ベースより弦の太いエレキなんか初めて見た。しっかりせいよ。
{/netabare}
第五話 リトルパラッポ SAGA
{netabare}
 リリィがTVオーディションに出る話。ゾンビ関係ありません。
 お話自体は、これもよくある芸能もの。
 リリィ役の田中美海さんがけっこう器用なのは発見かも。
 歌唱シ-ンはピンなので2Dを多用。
 その分、応援席や舞台袖を何度も映し、枚数抑えてます。
{/netabare}
第六話 ウォーキング・ベット SAGA
{netabare}
 三石琴乃さん大活躍の回。ああ、やっとゾンビらしくなった。
 お話自体は安定のおバカさ加減、ようやく借金返済でめでたしめでたし。
 ただし、この回は3D以前の問題として作画がヤバいかも。
 作監に八人もクレジットされてるし、止め画多いし、
 狂ったスケジュールを力技で押し切った感がありありと出ています。
{/netabare}
第七話 マイマイレボリューション SAGA
{netabare}
 こちらも王道ゾンビ回。さらにゲストキャラで花澤香菜さん登場。
 お話自体は、らしさ全開のぶっ飛び仕様で、面白いの一言。
 ただ、前回に引き続き、いや、前回以上に作画がかなりヤバいかも。
 せっかく脚本がいいのに、惜しいです。
 3DCGは前期の使い回しかな? 正直、目も当てられません。
{/netabare}
第八話 佐賀事変 其ノ壱
第九話 佐賀事変 其ノ弐
{netabare}
 ゆうぎりねえさんの過去編。明治時代で、ゾンビ関係ありません。
 脚本も作画もしっかりしていて、今ク-ル最良のできかも。
 (少なくとも僕は一番好きです)
 しっとり、だけどピリピリした時代の空気感がよく描けています。
 バーのマスターの素性がわかり、物語も大きく前進。

 驚かされたのは、歌唱シ-ンがかなり『見られる』ものだったこと。
 ロングは基本3D、アップに手書きを差し込んでるんだけど、
 これまであった『違和感』が、かなり抑え込まれています。
 もちろん、アラを探せばキリがないれど、
 このクオリティなら特段の問題はナシ、他の回はいったいなんなんだ。
{/netabare}
第十話 ゾンビたちはどう復讐するのか SAGA
{netabare}
 一年前のライブ失敗と、リベンジライブやるぞ~というお話。ゾンビ関係ありません。
 このあたりから話が荒唐無稽というか、おかしな方向へ。

 まず、地域密着型アイドルが二万五千のハコを埋めるのが無理筋です。
 佐賀県の人口って80万人ちょいなんですよ?
 人口比でいうなら、880万人の大阪府でローカルアイドルが27万人集めるのと同じことかと。

 まあ、それは「アニメだから」で飲み込むしかありません。

 で、フランシュシュの正体を知った雑誌記者が出てきて、
 幸太郎に「私利私欲のため死者にアイドル活動させてる」と詰め寄ります。
   いったいなんでそんな理解になった?
   ていうか、競艇で大穴あてるまで大赤字だったよね?
 これ、後で「誤解が解けて協力者になる」という安っぽい演出のために、
 無理やり誤解させているだけです。
 ラノベじゃないんだから、こういう『プロットありき』はやめてくんなまし。
{/netabare}
第十一話 たとえば君がいるだけで SAGA
{netabare}
 大水害で住処をなくしたフランシュシュが避難所に入り、
 子どもたちの相手したりしてるうちに、やっぱライブやる、となる話。
 ゾンビであることは、ちょこっとだけ関係あるかな。

  それよりも、話がだんだんおかしな方向へ。

 避難所で子どもたちに歌ってあげるのは、まあ、いいことです。
 だけど、それとライブを強行するのは別の話では。
   この状況だからこそやるべきだ、
   いまの佐賀に必要なのはお前たちの歌う姿だ、
 幸太郎はそう言い切っちゃうけど、まだインフラ復旧のメドすら立ってないわけで。

 佐賀全体がインフラまでマヒするような大災害ということは、
 生活基盤だけでなく、愛する家族や友人を失った方も大勢いるわけです。
 そういう方々が心休まらない避難所生活をしているなかで、
 やるべきことのトップがそれってどうなんだろう?
 あちこち避難所をめぐって子どもたちと遊んであげるならわかるんですけど。
{/netabare}
第十二話 史上最大の SAGA
{netabare}
 ライブ強行回。ゾンビ関係ないどころか、ほとんどカルト領域かも。

 アイドルライブのため会場周辺のインフラ復旧を急がせてって……
 それはもうはっきりと『優先順位が違う』だろ。
 復旧のためのリソースには限りがあるわけで、
 スタジアムにそれを割けば、避難生活が長引く人が出るわけです。
 支援金集めるためのチャリティなら他県でやれよ、と。

 それに賛同する編集者も大手新聞も、アタマおかしいだろ。

 ラジオで語るサキの言葉も、言ってることは自分の感情の押し付け。
 冒頭で紹介したサンドイッチマンの言葉と比較して、
 なんと独りよがりで被災者のことを考えていないことか。
 避難所からスタジアムまで歩いていく途中、
 人気のない荒涼とした被災地を眺めてなにも感じないのかな、と。

 そして会場に続々と大観衆が押し寄せてきて、
 次々と過去の登場人物が協力したと美談で語られます。
 いやいや、チャリティなんだから、
 現地に来られるなら出てやれよ、アイアンフリル。

 さらに、海外からも復興援助の申し出がって……
 被災して20日も経ってからアイドルに便乗すんなよ。ありがたいけど。

 ヘリのアナウンサ―は「これはまるで壮大なサーガですっ」て……
 なに言ってんだコイツは。

 県庁もホントにスタジアム周辺のインフラ復旧を急がせちゃってるしね。
 県知事や取り巻きも会場に来ちゃったりしてるし。
 それでええんか? 佐賀県行政。

 で、ライブ開催。
 ド派手な演出、熱狂する観客。
 打ち振られるペンライト。

 同時刻、その気になれば歩いていけるような県内各所には、
 家に帰ることもできず、
 支給された毛布にくるまって不安な夜を過ごす大勢の被災者が。 

   いやいやいやいや、シュール過ぎるだろ。
   CGもステージ演出もひどいとは思うけれど、
   それ以前にやってることが、まるで『アイドルカルト』じゃん。

 マンガ映画にムキになんなよ、とか言われちゃえば、
 まあそれはまったくそのとおりなんだけれど、
 少なくとも僕は、なんかやっぱり素直に楽しめないなあ……と。
{/netabare}


というわけで、僕的なおすすめ度は前期よりやや落ち、Bランクです。

前期から引き続きキャラは立ってるし、
OP・EDの楽曲もすごく楽しい。
ゆうぎり回みたいに、出来のいい回はごく出来がいいし、
過去から繋がる『謎』が少しずつ解き明かされて、興味もそそられます。

だけど、なんか変にアイドルアニメっぽくなったというか、
前期の『ゾンビ=シュール』みたいな面白みが影を潜めちゃって、
むしろアイドル特有のカルトっぽさが出てきたみたいな。

 正直、他のアニメみたく無理に『美談』にしようとして、
 逆に『あざとさ』が漂っちゃったりしています。
 このアニメの魅力って、そういうんじゃないと思うんだけどな。

そうは言っても、次につながる強烈な『引き』で終わったこともあり、
三期があったら必ず見ると思います。
なんちゃらセブンみたいに「オレの歌を聞け~~っ」的な展開になったらどうしようかしら。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

58.4 2 レジェンドでコメディなアニメランキング2位
クラシカロイド(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (90)
336人が棚に入れました
音楽で町おこしをする地方都市に住む高校生・歌苗(かなえ)と奏助(そうすけ)の前に、“クラシカロイド”を名乗るベートーベンとモーツァルトが現れ、2人が奏でる音楽「ムジーク」の奇妙な力で、星が降ったり、巨大ロボが現れたり、騒動が起こる……というストーリー。バッハ、ショパン、シューベルトなどのクラシカロイドも登場する。

音楽はクラシックの名曲をポップス、ロック、テクノなどにアレンジしたものが使用される。


声優・キャラクター
杉田智和、梶裕貴、小松未可子、島﨑信長、鳥海浩輔、能登麻美子、前野智昭、遠藤綾、M・A・O、楠大典、石田彰
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なかなか楽しくて個人的には好きなんだけど、正直コメントに困るアニメ

2016年10月から2017年3月放送。全25話。第2期が2017年秋放送開始予定です。
本作は続編に繋がる部分を示さず終わったのでストーリーも星評価しています。

一言で言うと、うっすらメインストーリーがあるシュールギャグアニメ。
全体の印象はシュールなNHK番組とサンライズのアニメーションの融合作品という感じです。私はどちらの雰囲気も好きなので、馴染んだ感覚で楽しめました。ロボットアニメみたいな演出もたまにあって凄く笑ったw
結構楽しみにリアタイ視聴していたものの、正直感想に困り今まで放置してしまいましたw

制作側がフリーダムで楽しんで作っているのがわかりそれが良い所でもありますが、嫌いな人もいるだろうと思います。シュールギャグにもシリアスにも振り切っておらず、本筋がわかりやすいと言えないのもちょっと見る人を選ぶかな。


秀逸な服飾デザインと地味なキャラクターデザインが好きで、それにマッチした明るくのどかな背景が個人的には見やすく、ムジークシーンはカラフルかつファンタジックで、そのギャップが映像として良かったです。

音楽は本作のコンセプトでもあり、全体的に素晴らしかったです。ムジークを使ったEDが凝っていて、毎回の見所でした。ムジークのCDとその原曲を収録したCDがNHKから出ていますが、アマゾンのクラシックCD売り上げランキングで結構高い順位につけていたのが何だか面白かったですw
クラシックの原曲を現在活躍中のアーティストが「ムジークプロデューサー」としてアレンジし、それを劇中で使うのが本作の売りで、一人の音楽家を決まったアーティストが担当。
リストのハンガリアンラプソディとベートーヴェンの第九が以前から好きなので使われて嬉しいですね。
サウンドトラックも、一部クラシックのイントロを使用している部分もあったりでとても良かったです。


【良かった所】
{netabare}バッハ様の渋い格好良さ、女の子たちのカワイイだけじゃない可愛さ、パッド君やハッシー、ぎょうな君といったシュールなマスコットも凄く好みでした。

割とはっちゃけた内容の根本にクラシカロイド達の音楽に対する向き合い方も感じられたのが良かったです。
こういうアニメは昔のアニメのように1年以上の長期間毎週放送する方が合っていると思うのですが、分割4クールならこれから意外とそういう感じになるかも?


音羽館と歌苗がクラシカロイドと現代を繋ぐ役割を担っていて、その二つがクラシカロイド達を行動させるのはかなり好きな部分でした。
歌苗もクラシカロイドに振り回されるだけにならず、りっちゃんがフォローしたり、女子会回ではっちゃける姿も見られます。

バッハが歌苗に一目置いているのも、物語を進めたりバッハの考えを提示する一助になっていて上手い。
バッハは音楽そのものをすべての人々を繋げる画一的な理想として考えていて、八音たちが成長し覚醒すれば自分と同じ考えに至ると考えていたと思います。でもベトとモツはそれぞれの曲あるいは作曲家や聞き手に別の個性があって、作り方も受け取り方もそれぞれ違っていいと思っている。というか本人たちはそんなこと考えていなくて自分のやりたいようにやっている。
おそらく他の八音もそうだと思うんです。チャイコが最終話でバッハに自分たちに何も言わないことに不満を述べていました。バッハ自身が思っているほど、彼は完璧ではないのですね。言わなくてもわかってくれるとか、自分の考えは正しいとか、団塊世代のお父さんみたいじゃないですかw
ベトとモツの結論をバッハは未熟な考え方として聞く耳を持たず、力でねじ伏せようとします。しかしそこで反対意見を述べて受け入れられたのが歌苗でした。現代人であり、まとまりに欠けるクラシカロイド達と四苦八苦しながら人間関係を築いてきた歌苗だからこそ、バッハの理想に一石を投じることができたのだと思います。

歌苗にはラストでも意外な活躍シーンがあって、作品の中心人物として一貫して描いていると思えてとてもよかったです。


もう一人の主人公ともいえる奏助ですが、良くも悪くもヒドいwでもその分周りに振り回されたり酷い目に遭ったりしていて、憎めない描き方になっていると思います。
こういう点は本作はきちんとバランスを取っているので一つの見所ですね。


それからNHKの子ども番組に私は慣れている方なので思うのですが、本作の狙いって「子どもがどんな形であれクラシック音楽を耳にする機会を増やすこと」だと思うんですよ。これはちゃんと徹底していると思う。前述のとおりCDもそれなりに売れたみたいですし、原曲CDのブックレットが凄く凝っていてそれもNHKらしいなと思います。
アニメの内容はシリアスでもコメディでも子どもに見せるのに不適切でなければそれで良い。ぶっちゃけ子どもにわからないと判断すれば、バイト回での893ネタとか、大人にはヤバく見えるものも割とゆるく入れてしまう。(ただ今はインターネットに触れる若年の子も多いので、このあたりの認識は改めた方が良いのかなあ?と個人的には思う時もあるんですが)
逆にエロに対しては厳しくて、リストのバニーコスがホットパンツタイプの露出の低いものになっているし、ジェンダーの視点で偏りが無いよう、白鳥回では異性も男性同士も女性同士もカップル成立させてバランス取っていたりする。ていうか、これが監督や脚本の悪ノリだとしても私の観てきたNHKは通しちゃいそうな気がするんですよねw
それなりに長いこと教育テレビ見てきて、この辺がいかにもNHKらしいなと思いました。
{/netabare}


【気になった所】
{netabare}6の倍数の話数に本筋に関わるストーリーを挿入していますが、「ブレイク・スルー」と「ちがいのわかるおとこ」はもっと早い話数にしてほしかったかも。お話自体は嫌いじゃないんですが、21話・22話にはもう少し本筋に絡む内容を持ってきた方が、ラストへの流れがもっと良くなったと思います。

音羽館のパイプオルガンの伏線が回収されなかったのが残念なんですが、続編でフォローあるかな?
歌苗の父親が良くも悪くもフリーダムで娘に結構迷惑かけてるのが個人的には気になる。まあ歌苗が強くなってあまり気にしていないようなので良いのかもしれませんが… {/netabare}



かなり好き嫌いが分かれるだろう作品ですが、私は女性キャラの描き方が好みだったこともあってなかなか楽しめました。
2期も視聴しますが、監督など一部の主要スタッフが変わるのでどんな風になるのか読めませんが、クラシカロイドらしい続編になればいいなと思います。(2017.9.21)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

NHKのオリジナルアニメーション

NHKの作品…と聞くとどうしても食指が動いてしまいます。
何故ならこれまでNHKでは獣の奏者エリン、こばと。バクマン。十二国記や精霊の守り人など、しっかりと腰を据えて制作された作品が多い上、「お気に入りの棚」に入れるほど大好きな作品が放送されているからです。

「NHKの本気」というキーワードを何度も目にした事があります。
基本的に真面目な作品ばかりですが、それと同じくらい感動する作品も多いと思います。
もう、こばと。やバクマン。などでどれだけ号泣した事か…
だから私の中でNHKの作品は外せない作品となっています。

この物語の舞台は浜松市…ここの「音羽館」という古い洋館がこの物語の中心になっています。
現在のこの洋館の大家さんは高校生の音羽歌苗…元気で心優しい女の子です。
彼女は音羽館をとても大切にしていました…正確には音羽館での思い出…ですけれど。

この音羽館は中々凄くて、1階の広間には自動演奏機能付きのパイプオルガンが設置されているんです。
歌苗の祖母が生前の頃、友達を呼んで舞踏会を開くほどの音羽家は結構な資産家だったんです。
それが父親の代で資産を使い果たし現在に至る…という感じです。
でも、歌苗は音羽館で昔の様な華やかだった時代を取り戻したい、が今の彼女の夢…

ところが、事態は妙な方向に進んでいく事に…
その日はいつもの様に歌苗と同じ高校生の神楽奏助が音羽館に入り浸っていたところ、突然ベートーヴェンに瓜二つの男性が音羽館を訪ねてきたんです。
それにその男性…何故か餃子へのこだわりが半端無いというおまけ付き…

そしてこんな珍事は更に続き…
気が付いてみると、モーツァルト、ショパン、リスト、シューベルトまでもが音羽館に押し寄せてきたんです。
来た理由はみんなそれぞれ…ですが結果的に居座ってしまうんです。
音羽館にそれだけたくさんの部屋がある…というのも居座る理由の一つなんでしょうけれど…

彼らこそがクラシカロイド…クラシック音楽の偉人さんに瓜二つの風貌を持つ彼らでしたが、その名前が付く理由は他にもう一つありました。

それは、物語開始早々…音羽館の権利が第3者に渡っており、突然取り壊しが決まり工事業者が押し寄せてきた時の事です。
ベートーヴェンに瓜二つの男性が、自分の居場所を守るため「ムジーク」という特殊能力を突如発動させたんです。
その能力は、発動させた音楽家が作曲した音楽を背景に突然変異が起こる、という類のもの…
取り壊しを阻止できた音羽館と大家の歌苗…そしてクラシカロイド達との奇妙な暮らしが始まり物語が動いていきます。

まずこの作品で面白いのはキャラの設定です。
リストが女性だったり、シューベルトは史実通りベートーヴェンを敬愛していたりと設定はハチャメチャ…
そしてお互いがぶつかった時などは、どれだけ音楽に対して貢献したかのバロメーターである「偉人度」が持ち出されたり…
この「偉人度」ですが、気にする人は気にするんですね…
皆さん有名な方ばかりだから、そんなの気にすることないのに…なんて思いますけれど。

そしてクラシカロイドが何のために生まれてきたのか…完走して振り返ってみるとこれも謎だったように思います。
だから生き方がみんな羨ましいくらい自由奔放…
毎日を面白おかしく過ごす人もいれば、研究や趣味に没頭したりと様々なんです。
彼らの生前にはこれほどの娯楽はありませんでしたので、夢中になるのも分かりますけれど。

彼らがいかに有名な音楽家でも、そればかりなら物語は中だるみしてしまうと思います。
でもそんな心配は杞憂だと思います。
何故なら彼らは事件を起こすスペシャリストでしたから…
それに…登場するクラシカロイドは先に記載した方が全てではありません。
彼らと生活を別にするクラシカロイドが考えている事とは…?
物語は結構濃密だったように思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ClassicaLoid -クラシカロイドのテーマ-」
初めてオープニングを聴いた時、ギターサウンドに懐かしさを感じました。
もしかして…と思ったら案の定、布袋寅泰さんが作曲に参加されていたんです。
クラシック音楽をベースにアレンジというスパイスを加えた上、布袋さんという彩りが加わったこのオープニングは何気にお気に入りで毎回聞いていました。

2クール全25話の作品でした。
物語としては綺麗に幕が下ろされたと思いますが、これがNHKの凄いところ…
何と第2シリーズが秋アニメで放送されるんだそうです。
確かに、謎は残っていますが普通の販促作品ならここで終わっても十分なところ、NHKはしっかり突き詰めてくれるんですよね。
こういう姿勢はとても嬉しく思います。
10月からの放送を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

確かに評価に困る作品ですねw。

かつて放送当時に1話をお試し視聴した記憶はあるのですが
「何か訳が分からないアニメだな~」と自分の中でパッとせず
実質1話切りしていました。

数週間後、出張先のビジネスホテルでたまたま何話かが放送されてるのを観て
「意外に面白いかも・・」って感じてたけど、結局放置してました。

で、先日何気にTVつけてたら2期1話を偶然視聴することとなり
「あれ?、けっこう面白い??」と興味を惹かれ
再度1期1話を視聴した結果、ハマってしまいました!!。

~序盤での印象です~
・杉田さんボイスがいい!。勢いで作品をひっぱっていってくれてる感が^^。
 序盤数話での次回予告の語りは四畳半の主人公彷彿させられたw
 ・・っていうか、後から気付く石田さん、能登さん他、超豪華声優陣!!!。
・今みると、けものフレンズのクラシック奏者版!??。さらにハッシー!!?。
・クラシック音楽のことほとんど知らない自分にとって
 すっごくいい音楽教材のように感じます。布袋さんも参加されてるのですね
 ・・っていうか、後から気付く他にも超豪華アレンジャー陣!!!
 サントラとかあるなら買ってしまうかも・・・。
・すごいカラフルで目まぐるしく変化する「ム○ーク」
 自分が一番好きな某作品のゼロ時間やアプリボワゼ的な魅力を感じてしまう。
 他にも、お屋敷?に夕日が差し込んでくる時間帯の黄色っぽい感じ~柿色っぽい
 色合いと雰囲気も自分が一番好きな同作品を思い出させます。
・EDの絵画的な描写は、ギアスのED思い出しました
 こういうタッチでの表現いいですね!!。

~中盤での印象です~
・何この神作品(音楽の)!!
・チャイコちゃん、幼○戦記だったのですねw
・チャイコちゃんの方言なまり、かわいすぎます!!!♪
 一番のお気に入りキャラになってしまいました^^。

~終盤での印象です~
・なんか中盤以降、本筋を見失っているような・・・
 無理矢理何かでつないでる感というか、ストーリーも雑というか・・
・モツさんのキャラ付けはもちろん必要だと思いますが
 ちょっとしつこく感じてきて、ウ○さの方が強くなってしまった?。
 ギアスでのマオ思い出してしまいました。
・序盤から中盤で感じた「何この神作品(音楽の)」という
 自分の感想を返してほしいw
・作中でアレンジ曲を流すのはもちろん良いと思うのですが
 さっき流れたばかりでまたEDでも流すのは逆効果では??。
 むしろEDでは原曲で流してもらって両面から楽しませてほしいかな?。

~ラスト2話での印象です~
・予想外だけどかなり盛り上がって楽しませてもらいました^^。
・サムライフラメンコ思い出しましたw。いろんな意味で。
 (そういえば杉田さん繋がりでもありますね)
・やっぱチャイコちゃん最高でした!
・ラストは完璧に〆てくれたので、トータルでの満足度は非常に高いものでした。
 終わり良ければ全て良しです!!!!!。


~あとがき~
・今まで持っててもほとんど聴いたことのなかったクラシックCDを
 たま~に聴いてみたりするようになりました♪。
 ムジークと聞き比べることで、それぞれに今ハマりつつあります♪。
 クラシック音楽への興味を持たせてくれたという点において
 本作は非常に素晴らしかったです!!。
・アニメ本編については・・
 神作品になり損ねた作品?、いや、やっぱり神作品!??っていう印象ですw。
 非常~に惜しい感じですが、そういったシュールさを狙って作られている
 と思いますので、作り手さん的には思った通りなのかもですね。
 細かいところでもかなり不意に笑わせてもらいました。
 顔文字の使われ方も大好きでした!。
・まだ1周視聴のみでの感想ですので、さらに2周3周すると
 どんどんいろんな深みが増していく作品のように思えます!!(確信)。
・観てよかったし、結果大好きな作品となりました^^。

・まさかの2期!?で、さらにクラシカロイドが増えてくると思われますので
 登場キャラに関連付けて原曲もどんどん楽しんで知っていきたいと思います!。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

59.6 3 レジェンドでコメディなアニメランキング3位
まいっちんぐマチコ先生(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (28)
131人が棚に入れました
学習研究社の少年マンガ誌『少年チャレンジ』に掲載された、えびはら武司 作の同名の人気マンガをアニメ化。私立あらま学園に勤める女性教師、麻衣マチコと、イタズラっ子の池上ケン太ら、教え子たちとの朗らかな日常を描く。主役のマチコ先生役は、『魔女っ子メグちゃん』の神崎メグ役でなどを演じた吉田理保子が健康的に好演。また、毎回のように(主にケン太のイタズラによって)マチコ先生のヌードが露出するという「お約束」もあって、高い視聴率を獲得。シリーズは2年間、全95話のロングランとなった。一方で、そうしたお色気描写に対し、「青少年の教育に悪い」と、PTAを中心に抗議が殺到したという。

声優・キャラクター
吉田理保子、野沢雅子、つかせのりこ、千葉繁、塩沢兼人、松金よね子
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

昭和末期の怪作?

旧き良き時代のアニメにはパンチラ(ハレンチ学園etc)やら乳ダシやらいきなり全裸やら(初期キューティーハニーetc)おおらか?なエロ作品が存在するが、このまいっちんぐマチコ先生なる作品、おおらか一言でかたずけるに訳にいかない気がする、
各話のおおまかな内容は、
{netabare}
私立あらま学園(どういうセンスの校名だ)の理科女教師とその生徒が繰り広げるドタバタコメディーで毎回必ず乳出しやスカートめくりによるパンチラがあり(観方変えれば完全なセクハラだよね)、された女教師の方も「も~う、まいっちんぐ」と半笑で済ますってより喜んでないか?という流れ、、、
もうオープニングからしてレオタードから始まり浴室全裸、それを覗く生徒また全裸、、みたいな、
{/netabare}
とまあそんな感じのアニメなんだけどこのアニメ、提供が「学研」(科学と学習や中○コースのアレ)でプロデューサーも学研員が加わる、更にテレビ東京だが完全にゴールデンタイム地上波放送30分もの、しかも95話にわたり続いた(らしい)、因みに後番組はかの有名な「キャプテン翼」。
話の中には観方により?けっこうきわどい解釈ありうるものも存在し、これは当然の如く世のおばさ失礼PTAやらナニやら黙ってないだろうとおもったらやっぱり黙ってなくて、
以下wiki引用
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非常に人気があったが、毎回乳房の露出があるという性質上PTAなどからの苦情も多かった。1982年には京都で「マチコ先生に抗議する会」まで結成された。原作者は、後に「友情の大切さを描いたつもりだったが、PTAの人達に理解してもらうことは難しかった」と語っている。また「マチコ先生に抗議する会」結成と同時期に、近畿地方の放送局が広域放送局の読売テレビからテレビ大阪(大阪府域局)と奈良テレビ(奈良県域局)に放映権が移行したため、滋賀・京都・和歌山・兵庫の4府県では事実上放送が打ち切られた[7]。
このような中、『マチコ先生』に対する抗議行動として学研の学習誌の不買運動に発展、学研としては『チャレンジ』での連載を打ち切ることにした。
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らしいが冒頭の「とても人気があった」には注目すべきかなと、人気ないと95話も続かないし、
私も当時たまたま時間があったとき観た事あるくらいのもので作品一話一話の内容に関してアレコレ言う資格もない、ただ私がある意味感心したのは別の次元での事柄、
とてもアナーキーであり挑戦的という事、
提供学研のみならず抗議通報含め幾多あっあろう世間の批判にも耐え95話も続けた、続いたという事実、
どのようなポリシー?(は疑問符)か視聴率至上主義だったのかはともかくそれとは別な受け手伴う妙なエネルギーを感じる、
平成に入っても何度かリバイバルブームがあったこの作品、受け手、社会、時代背景に意義?提示してたかも知れない昭和の怪作の一つとしてご紹介させていただいた次第、
駄文拝見戴いた方々には感謝と陳謝です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

不謹慎にもほどがある!

伝説のアニメがTVerに限定降臨。令和だぞ。
作品を尊重してオリジナル無修正。どうかしてるぜ。

コンプライアンスという単語が一般化した令和にこれを配信する蛮勇。表現の自由戦士は死んでいなかった。もはや世界中にケンカをふっかけていると言われても過言ではない、HENTAIジャパンが誇る我らがテレ東。そこにシビ(ry

01
もはやホラーかサスペンスあるいは異世界か時代劇の域。違う意味でドギマギさせられる、今ではアウト判定な描写のオンパレード。というかOP開始から秒でアウト。今では考えられないおおらかな異世界が広がっている。

放映時でもPTAが怒り狂ってたが制作は学研。当時の倫理観からしてアウトなものが今見てセーフなわけがない。倫理観や価値観が未熟で定まっていない若者たちの成長譚なのでマイナスからのスタートになるのは致し方ない。思春期を描くにあたって性的なモチーフに目を逸らすのも真摯とは言えないのもわかる。もちろん当時の視聴率は桁違いの好成績。それゆえにアニメは子供しか見ない時代でも門外漢の目に触れることになり順当に大炎上。それでも打ち切られることなく長期放映。これは自由や権利における戦いの歴史においても重要な事件とも言えるのではないだろうか。

声優もスタッフも今で言うレジェンドクラス揃い踏みなので相当古い作品にしては普通に見やすい。というか今の中抜きシノギアニメなんかよりも全然高品質でびっくり。ノリや風合いは時代を感じるとしても、しょーもない内容のわりに無駄に動かしてるしテンポもいい。嫌われ役のBBA教頭くらいしかまともなキャラがいない。生徒はともかく教師すらやばい。でもこののびのびとした朗らかで自由な空気感がもう二度と戻ってこないのもやや寂しい気もする。テクノロジーの功罪。サピエンスのモラルが地に落ちた現在では表現の自由は許されない。今は素人が簡単にディープフェイク出来ちゃうのだけれど、それでも性癖を満たしてくれる作品の需要はなくならないのでしょう。SNS時代では臭いものにはフタなんてとうてい不可能なので。

いろいろ試される作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

まいっちんぐ(ギブアップ)です C

原作未読

幼い頃は見たくとも殆ど見ることができないアニメでした。某CS局で放送が始まったため視聴を開始したのですが、どうも、幼い頃のおぼろげなイメージが肥大化してしまっていたようです。

内容としては、まあ一言で言うと「お下劣なエロ」に尽きます。エッチな生徒が、マチコ先生のおっぱいやお尻に触って、マチコ先生が「いや~ん、まいっちんぐ」と言うのが基本形です。そして、女子生徒も標的になって、あられもない姿(B地区までも描かれる)のオンパレードとなります。

生徒がエッチなのは別に構わないのですが、変態教師がいて生徒と同様のことをしたり、時には校長までが調子に乗ったりするのは、今となっては(いや当時も)大問題でしょう。別に私は禁欲主義者でも何でもありませんが、このアニメの男性は余りにも問題がありすぎです。

そんなアニメをゴールデンの時間帯に放送していた訳ですから、おおらかな時代だったものです。そういえば9時からの映画でエマニエル夫人とかやってたり、サスペンスドラマで必ずエロシーンがあったりしましたからね。とはいえ、当時においてもこの作品が社会問題になったくらいですから、笑ってばかりもいられません。

当時は、性的な刺激が得られる数少ない存在として価値があったと思いますが、いかんせん内容が空疎であるため、今見返してみてもすぐに飽きがきました。頑張って15話まで見たのですが、とても全95話見る気は起きませんでした。まいっちんぐ(ギブアップ)です。

私にとってこの作品は、OP曲(同世代のウケは狙えそう)と「まいっちんぐ」の台詞だけ覚えておけば十分という結論になりました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
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