不死身で冒険なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不死身で冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月07日の時点で一番の不死身で冒険なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.7 1 不死身で冒険なアニメランキング1位
棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (605)
3225人が棚に入れました
航天要塞ソアラでの戦いから1ヶ月後、亡き父・禁断皇帝の遺体を求め、チャイカ、そしてトールとアカリ、フレドリカの一行は旅を続けていた。
次なる遺体の所持者は、皇帝を討伐した八英雄のひとり、クローディア・ダッジ。
彼女は優秀な魔法師(ルビ:ウィザード)であったが、いまや広大な葡萄園とワイナリーを経営する女主人となっていた。遺体をかけて勝負を挑むチャイカだったが、その圧倒的な実力差に、なすすべもなく完敗。
「完璧なる敗北…」落ち込むチャイカに、クローディアから意外な提案が……!?

声優・キャラクター
安済知佳、間島淳司、原優子、斎藤千和、佐藤健輔、野水伊織、幸田夢波、森嶋秀太、山本和臣、藏合紗恵子、勝沼紀義、ブリドカットセーラ恵美、金尾哲夫、大空直美、村瀬歩、櫻井孝宏
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アニメ視聴者のことを第一に考えたとても良い作品だと思います

原作未読です。

このレビューは「棺姫のチャイカ」の1期2期を総合した感想です。



タイトルの通り、とても「良い作品」だと思います。

ラノベ原作という制限の中で、分割2クールというメリットを最大限に活かしてアニオリ展開を交えながら、ストーリー展開で視聴者を置いてけぼりにすることなく完結まで描き切った作品。


やっぱりアニメを制作する上で、最初から完結させるつもりがない作品を世に送り出すというのは、アニメ好きライト層に親切ではないと思います。

伏線をばら撒きまくって最終回ラストに思わせぶりなシーンを入れたりしているのに、「続きが気になるなら原作で」「円盤が売れれば2期もあるかもね」というのには好感が持てません。

もちろん原作有アニメのビジネスモデルとして、そういう売り方が主流になっているだろうことは分かっていますが、
それにしたって最終回ラストに思わせぶりなシーンを入れるくらいなら、アニオリENDにして続編がなくてもモヤモヤしない締め方をするくらいの誠意を見せてほしいというのが個人的な感覚です。


※ちなみに、完結しないのが嫌なら原作無しのオリジナル作品を見ればいいという話にもなりそうですが、私はラノベ・青年漫画原作のB級バトルファンタジーが好きなんだからしょうがないんです(笑)

オリジナルアニメって、ほとんど全てが「何か爪痕を残そう」という感じの意欲作ばかりで、良くも悪くもB級感がないのが個人的にあまり好きではないんですよね(笑)

もちろんそういうオリジナル作品も見ますが、あくまでも自分が最も好きなジャンルはB級感溢れるバトルファンタジーラブコメかギャグラブコメなものでw




そんな中での、この「棺姫のチャイカ」
ラノベ原作で完結したアニメ作品なんてほとんどない昨今、しっかりと完結させた作品です。


ぶっちゃけ、キャラ萌えが重要な自分にとっては、キャラはあまり魅力的ではありませんでした(笑)

チャイカはデレないキャラすぎて萌えなかったですし、アカリのクーデレ(?)はシュールで難易度高すぎましたw


とはいっても、ストーリーはかなり良かったと思います。

ダメなラノベアニメの共通点として、
①原作からカットする部分が悪く、ストーリーが繋がらない
②カットをしないようにするために詰め込みすぎて、結局ストーリーがよく分からない
→その結果、原作を知らないアニメ視聴者置いてけぼり、ということがあります。

しかしこの作品は原作をうまく再構成してアニオリENDにしたらしく、置いてけぼり感を感じることがありませんでした。

{netabare}欲を言えば
・エピローグが短すぎた
・記憶を代償にした白チャイカのエピローグをもっと描写してほしかった
・10話でこんなに上手くまとまるなら、もっと余裕をもって12話やってくれても良かった
…とは思いましたが、まぁ無い物ねだりですかね。{/netabare}



今の時代において、3クール・4クールやるというのはよほどの人気作じゃないとおそらく無理でしょう?

というか、人気作でも
・続編は円盤が売れにくい
・一度人気になっている以上、続編を作っても原作売上は伸びにくい
という理由があるのか、全然続編作られないし。

でも日常ラブコメものならともかく、バトルものを1クールで完結させるのはさすがに不可能ですよね。


となると、やっぱり2クールでのアニオリENDってすごく理にかなっていると思うんです。

このチャイカのように、単に分割2クールというだけではなく、そこで完結させる。

この作品に限らず、原作読者にはアニオリ展開に忌避感があるパターンが多いと思いますが、そこは現実的に考えて「どうせ続編なんて出来ないんだから、モヤモヤENDになるくらいならアニオリENDになったほうが綺麗にまとまって良かった」と割り切る。

ラノベ・青年漫画原作アニメが好きな自分にとっては、このような作品がもう少しだけでも多くなってほしいと思うわけです。



正直言うと、この作品は自分のストライクど真ん中というわけではありません。

しかし、ストーリーそのものというよりも「ラノベ原作バトルファンタジーアニメを完結させた」という構成において、もっともっと評価されるべき作品だと思います!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

存在に対する執着と翻弄されるチャイカ・・・物語の結末は如何に?

この作品は「棺姫のチャイカ」の2期に相当する作品です。物語に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお奨めします。

1期は、親を弔いたいというチャイカの純粋な気持ちにサバターのトールとアカリ、途中からドラグーンのフレドリカが応え、旅を続けて来ました。
ですが、この純粋な気持ちで起こしたチャイカ一行の行動とは別に、見えない力に引っ張られるようにして運命の渦に巻き込まれていきました・・・
そして大きな傷痕を残して物語が終わって・・・物語は2期に繋がっていきます。

存在に対する執着・・・これは遺産という形に姿を変え周りを巻き込みましたが、物質に対する執着は人それぞれ・・・頑なに固執する者、自分で新しい道を切り開いている者・・・
トール達は、旅のなかで様々な人に触れることになるのですが、この展開はとても丁寧に描かれていたと思います。

そして、途中で様々な横やりが入って順風満帆に旅を続けられず、後手を踏んでしまう展開は1期から健在なのですが、物語の核心にせまっているからか1期とは横やりの質が異なっています・・・

これまでは、収集に焦点を置いて物語が展開されてきましたが、2期では収集のその先にあるモノが何なのかが描かれていて、話数を積み重ねるたびに全容が少しずつ明らかになっていくので見応えも十分です。

チャイカ・・・彼女はこの旅で多くを吸収しました。
人に頼ること・・・
守り守られること・・・
想いに対して常に真摯であり続けること・・・
こうした彼女の考えや生き様が、周りを救い・・・結果的に旅が続けられたのだと思います。

物語の終盤・・・役者が揃い物語最大の見せ場が訪れます。
起こってはいけないことが起きたら・・・その道筋は修正されなければいけません・・・
もちろん一筋縄で・・・なんて訳にはいきません・・・
これまで大切にしてきたモノだって差し出せる・・・その覚悟はできている・・・
それでも傷だらけになって・・・ボロボロになっても前へ進もうとするトールとチャイカ達・・・

こんなにも感動的な展開・・・なのですが、ラストの尺は正直短さを感じずにはいられませんでした^^;
そもそも何故10話で終わってしまったのでしょう・・・^^;?
あと2,3話あったら、間違いなく感動の度合いも高まったでしょうに・・・
1期は12話ありました・・・2期も同じ尺話数だとばかり思っていたのに・・・(;_;)

でも、ラストの展開の早さを除けば、総じてしっかり練られた作品だったと思います。
ラスト・・・も良かったと思います^^
いつまでも皆んな仲良く・・・そうあって欲しいと思えた作品でした^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

王道過ぎる展開に食傷気味。1期で育てたキャラクターの良さをもっと活かす2期であって欲しかった☆

本作は榊一郎のライトノベルを原作とした作品です。テレビシリーズ第2期にあたる作品の為、前作からの視聴を推薦します。2014年10月から12月にかけて放映されました。今期では彼女らがどんな活躍をしてくれるのか…期待に胸を膨らませての視聴開始でした。

総評として「王道過ぎる展開に食傷気味。1期で育てたキャラクターの良さをもっと活かす2期であって欲しかった」…といった感じでしょうか。
‘正義(主人公)は必ず勝つ’これは我々が幼少期から「戦隊物・ヒーロー物」のようなノンフィクションを見続けてきた結果、決して覆ることの無い定義として脳に記憶されている事柄です。つまりいくら「物語を楽しみたいから視聴前からのネタバレは避けたい」と言った所でアニメである以上、我々は「見る前から結末(着地点)が解っている」と言っても過言ではありません。逆を言えば「結末は解っているけど楽しみたい」という視聴者の心理でもあるのです。簡単に言えばハラハラドキドキの展開ってヤツですね。
今作にはコレが決定的に足らなかった。
1期の放映当初から2期が決まっていた今作を見るにあたって1期は1つの物語の前半を見るような気持でしたので王道的な展開には苦痛を感じませんでした。むしろ素直な展開が多くて視聴しやすいくらいです。チャイカを初めとする登場キャラクターも魅力的でしたしね。しかし2期では前期の王道的なストーリーが淡々と続いていくのみで「どうなってしまうのか」とハラハラさせてくれる演出に欠けている印象を受けました。
・水戸黄門で最後に印籠が出て終了。
・刑事ドラマで「~ちゃんが復讐を願っていると思いますか!」というセリフに泣き崩れる犯人。
…あー、それね。
という定番の物語では、もうコアなアニメファンを満足させる事は出来ません。もう少し物語に意外性を持たせる事が出来れば、評価も変わったのではないかと思います。

しかしそう考えると最近のアニメって物語に対して貪欲ですよね。
良い傾向だと思います。
逆にドラマなんて、いまだに黄金パターンの作品が多いような気がします。
昔は「アニメなんて子供騙し」と言われていましたし、今でもそう思う人は多いでしょう。
そんなアンチアニメ派に私は声を大にして言いたいのは「どちらが子供騙しですか」と言う事ですね☆

*以下はネタバレになるため閲覧注意です!
{netabare}
この一言に尽きると思いますが
「・・・ボス弱過ぎ」
黄金RPGドラゴンクエストのボスでももっと粘るぞっ!ww
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

71.0 2 不死身で冒険なアニメランキング2位
スペースコブラ(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (156)
655人が棚に入れました
戦いの記憶を消し、平凡なサラリーマンに身をやつしていたコブラだったが、アクシデントに巻き込まれたことをきっかけに再び冒険のスリルを求めて宇宙へと旅立つ。折りしも悪の組織ギルドが謎のイレズミを背負った三姉妹捜しに躍起になっていた頃、コブラはそのひとりジェーンと知り合う…。

声優・キャラクター
野沢那智、榊原良子、藤田淑子、小林清志、高島雅羅、加藤精三、内海賢二

kororin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「漢」のカッコイイ魅力が詰まった奴。その名は「コブラ」

天地人さんのメッセで思い出したので二言・三言。

スペースアドベンチャーでスペースファンタジーでスペースオペラ。
人生に退屈していたしがないサラリーマン「ジョンソン」。口と態度の悪いメイドロボット「ベン」の勧めで、好きな夢が見られる流行りのアミューズメント「トリップムービー(所謂トータル・リコール)」へ行ったところ大脳神経が刺激され、実は自分は宇宙海賊ギルドの追撃を逃れる為、顔を整形・記憶を消した一匹狼のアウトロー「コブラ」であった事を思い出す。
常に身の危険が伴う生活から逃れる為に普通の人生を歩んでいたはずなのに、心のどこかでスリルを求めていた自分に気付くコブラ。こうして再びコブラの伝説が始まる・・・

正統派宇宙海賊コブラ。記憶を消す前は端整な顔立ちで、ロン毛は常に顔半分を隠しており松本零士先生の海賊とチョット被ってたりする。
復活してからは整形したままのモジャモジャ金髪(天パー?)に団子鼻と三枚目風(顔のモデルはフランスの俳優ジャン=ポール・ベルモンド)、ガッシリした体格に豊かすぎる表情と体全体で表現するオーバーリアクション・常に軽い口調で喋っている様は正に「アメリカンヤンキー」。
銀河パトロールトヤリあったり、極悪非道な海賊ギルドの誘いを断った為に追われたり、銀河の美女とロマンスがあったり、気に入ったものは強奪したりと、某「三世」とかなり似たところがありますね。原作者の寺沢武一先生もイメージはクリント・イーストウッドと言われておられたそうです。
ですのでキャスティングも当然、故・山田康雄さんがされると当時誰もが思ってたはずでしたが皆さん周知の諸事情により故・野沢那智さんがコブラ役に。(流暢なしゃべくり声優としてコレはコレで良かったです)
PCゲーム版では山田さんがコブラをされてたそうですが、本放送時のCMでコブラの液晶ゲームでもされておられたのは、あまり知られていないのかな?

赤い半袖のピッタリスーツに赤のブーツ。常に葉巻を咥え、ストックはブーツの裏に。スタイルに拘るせいか小型爆弾・携帯酸素ボンベ・小型ライト等はみんな「葉巻型」というのはちょっとしたスパイグッズ。
美人と見るや、すぐナンパしようとする軽い奴と思いきや身体能力は高く、握力500㎏に100mを5秒フラットで走破、「俺がオリンピックに出たら金メダルでオセロができちまうぜ」と豪語。
そして何よりも打たれ強いタフさ。どんなに殴られようが、死んでしまう程ボコられようが立ち上がり「へへ、今のがあんたの本気だってのかい?俺はまたカワイコちゃんにキスされたと思ったぜ」と顔面傷痍で強がる余裕。不死身と噂される所以がコレ。
トレードマークとも言える左腕のサイコガン。コブラの精神エネルギーを熱線変換して撃つのでカートリッジが要らないのが便利。しかも相手の気配を察知して当てるらしく弾道が曲がる曲がる。普段は義手カバーに収まっているのですが「どんな原理で指が動くんだ?」とつまらない考えをよくしたものです。
(下卑た話になりますが、サイコガンをバンバン撃ちまくるコブラ。尽きる事ない精神力。精神…精し…せい…コブラは「絶倫か」!、と勝手に妄想して羨ましく思ったこともありました)
手塚治虫先生を師と仰ぐ寺沢先生。コブラのサイコガンは手塚先生の「どろろ」の「百鬼丸(両腕の仕込み刀)」が元ネタかもしれませんね。

浮世に縛られないアウトローでニヤけたお調子者と思いきや義理と友情を重んじ(そのせいか仲間は多く顔は広い)、敵対すれば女性といえど容赦なく撃ち倒し、子供は好きではないけれど関わってしまえば守ろうとする優しさがあったり、
強く逞しく、サイコガン以外に骨董品並の実弾銃パイソン77マグナムを使いこないし、寺沢先生独特の「半ケツ」美女との関わりが絶対あったり、未知の世界の冒険や海賊ギルドとに狙われる緊張とスリル。いつも余裕のジョークを言ってたりと、もう男の憧れがテンコ盛り。

犯罪シンジケート・海賊ギルドの「ギルド」という語源。今やオンラインRPGでよく使われますが、中高生のお利口さんならご存知の通り、中世欧州の商工業者の独占的、排他的な同業者組合のこと。
「海賊で組合って・・・」なんて思って失笑したりもしてたなぁ。

アニメは「宝島」「あしたのジョー2」で注目されてた故・出崎統(演出・絵コンテ)&杉野昭夫(作画・キャラデザ)コンビ。
後の劇画ドラマ風「ブラックジャック」もイイ感じでした。
粗い線なのにダイナミックな動きの動画。スローなのにスピード感のある演出。30分の放送枠でテンポが速くて心地いい展開。
2000年代にOVA・TVシリーズが出ましたが、絵は丁寧でキレイなんですけど迫力がチョット欠けるので好みとしてはこの1982・3年TV版が好きです。
故・前野曜子さんのOP・EDも雰囲気良かったです。OPはハードボイルドっぽいようなアドベンチャーっぽいような。EDは一息ついたくつろぎ感が。

あれ、二言・三言のつもりが結構長くなっちゃった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

このカッコよさは唯一無二!。

ぴあ様発売のCOMPLETE DVD BOOK・計3巻で数十年?ぶりに再視聴しました。
DVDなので画質心配してましたが、あしたのジョーの同シリーズ同様
素晴らしい画質で視聴中は全く気にならず、夢中で最後まで視聴できました^^。


この時代の出崎さんが関わられた作品群の作画
とくに人物作画、突出して素晴らしすぎますね!!!。

スペースコブラ、あしたのジョー、エースをねらえ!。
どれもキャラデザインや作画等が一貫して共通しているように思えるのですが
どなたが手掛けられているのでしょうか?。
勉強不足で無知なのですが、気になって仕方ありません^^。

すごく骨太な作画。
でもどのキャラも目から生気、色気、信念みたいなものまで感じられる。

原作マンガ(未見)も少し覗いてみましたが
アニメ化にあたってのブラッシュアップが素晴らしいですね!!。


そして担当された豪華声優陣様方^^。

野沢那智さんの圧倒的な存在感!!。
遊びゴコロ、余裕、いい意味でのいい加減さ、色気。
とにかくカッコよすぎます!!!。

さらに脇を固める榊原さん、小林さん他、
特定話数だけのゲスト出演声優様方も
当時はまったくわからなかったけど
今回の再視聴ではココロが震えました^^。


TVシリーズでは、特に序盤の爆発力がすさまじかったですね!!。
3姉妹とクリスタルボーイで一気に惹きつけられ
○○兵器のところなんか、他の作品だったら最終回でしょw。あんなの。
惜しげもなく序盤にあんな話ブっ込んでくれるの最高でした!。
○○兵器を当時視聴したときの強烈なインパクトが、今現在も胸に刻まれたままですw。


振り返って再度見てみると
いろんな洋画作品等のテイストなんかがふんだんに盛り込まれてますね。
スターウォーズやインディージョーンズ等
かと思えばルパンのようなテイストも感じる。


コブラというキャラクターは
その存在感、行動、性格、男くささ、声の演技等
どれをとっても
今後、そうそう出てくることはない
唯一無二の存在だと思えます!。

音楽も最高に素晴らしかったです♪。
 
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いわゆる「アメコミ」

少年ジャンプにおける銀魂やシティーハンター、北斗の拳などのいわゆる劇画路線の開祖である。その前にもいろいろ劇画はあるが「アメコミ」や「バンドデシネ」を意識した画面作りは「コブラ」のヒットから始まっている。

バンドデシネ作家のエンキビラル、メビウスやアメコミ,SF作家のフランクフラゼッタ、ボリス・ヴァレホなどの絵と酷似している。。。。だけでなく、ヘビーメタルやロックに詳しい人なら知っていると思うが、70年代から80年代にかけてのバンド系のレコードの表紙は必ずと言っていいほどSFやファンタジーのオタク的なイラストがそのまま使われている。

と、言うのも。。。だいたい有名どころのロックシンガーは実はかなりのSF、ファンタジーファンであり小説やらパルプ雑誌を読みふけりながら葉っぱと酒と女にラリっているというとんでもない人が多い。リア充なんだかオタクなんだかわけわからないが、海外のファンは日本と違ってオープンであり、ギークやナードはどちらかといえば小心者を指す言葉になっている。

そういったカウンターカルチャーと呼ばれる文化は日本にも波及し、80年代を席巻した。音楽にしろ、漫画にしろこの頃の作品はやたらとアメコミ調で、世界は荒廃しており、男は皆モヒカンで世紀末な格好で、女はビキニアーマーを着ている半裸のねーちゃんなのである。

寺沢武一先生は、これに関して「私はバーバレラ(フランスの60年代エロティックSF漫画及び映画)から影響を受けた」と言ってたらしいが、確かにそれは出発点ではあるものの、全体的には当時のフランスSF漫画雑誌メタルユルラン(英題:ヘビーメタル)調であり影響受けてないはずがないのである。北条司や荒木飛呂彦、三浦建太郎、原哲夫。。。挙げたらキリがなくなるくらい影響を受けている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
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