不死身で戦いなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不死身で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の不死身で戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.1 1 不死身で戦いなアニメランキング1位
エルゴプラクシー(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (419)
2560人が棚に入れました
焦土と化した大地と大気中に蔓延する未知なるウィルス、太陽光は粉塵により遮られ、地球は荒涼を極めていた。そのような環境下で生きていくために人々は隔離されたドーム型都市の中での生活を余儀なくされる。完全な管理体制下にある都市ロムド。人々は「オートレイヴ」と呼ばれるロボットとともに模範的、従順なる「良き市民」として生活していた。しかし近年、犯罪とは無縁と思われていたロムドでオートレイヴに自我の発症をもたらすコギトウィルスの感染が増加し、問題となっていた。ロムドの市民情報局に勤める若きキャリア、リル・メイヤーは、ウィルスに感染し制御不能に陥ったオートレイヴの暴走事件、そして多発する謎の市民斬殺事件の捜査にあたっていた。
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

博打臭が半端無い  と後悔を覚悟で観たんですが結構面白いですよコレ

観終わったので追記
終盤、19話という大詰めでまさかのピノ回?と正気を疑いましたが、出来も良い回だったのでスルーですw

んで感想ですが、普通に面白いと思いました(汗)
個人的にイマイチかなと思ったのは、
{netabare}
1.モナドプラクシーの再生であるリル2リアルはちと唐突過ぎね?とは思いました。ただコレに関しては勘のいい人は想定内だったんでしょね。
お医者様が序盤に死んだモナドの再生に着手してたの忘れてました。
私もモナドプラクシーは絶対ラストに関係してくるなと思いリルその人じゃねの?と推測してたので、予想外れて面食らっただけですね(汗)

2.なんかプラクシーワンとエルゴの二人の最終対決、コジンマリしてるというかw
別に見かけ変じゃないんですけどね。神の代理人たるプラクシー達の最後の戦いとしては薄味な気が。
{/netabare}
この2点がなんか話のスケールのデカさに比べるとムムムな感じは若干しましたけどね。
でも、別にそんなに不満でもなかったです。

もしかするとこの作品観た方の不満点って、 {netabare}
・ラストが、俺たちの戦いはこれからだENDだから
・なんかオサレな絵柄の上に小難しい言葉並べてるから哲学的な頭良さげな結末になると思ったら、実は大して深くなかったから
・意外と作中のキーポイントは何らかの形で説明してるにも拘らず、つまらない所の説明がされて無かったりで親切なのか不親切なのか一貫性が無い。
{/netabare}
とか、という事なんすかね?
たしかに傑作・名作というレベルとは私も思いませんけど、普通に面白いというレベルには達してるんじゃないかなと私は思いました。
この作品、2クール物なのに中弛みは無いんすよ。
んで意外な見せ方する回が何度かあって、序盤も退屈はしないけど中盤以降は先が気になる位の面白さは有ったです。
まぁ、私全般的に評価甘いけど(汗)

もしかして、
・リルにもっとデレて欲しかった
・ピノが大人のボディに換装されて源氏物語的な感じが欲しかった
とかですかね?
コレだったら私も激しく同意w

あと、自分の正体を探すために旅するヴィンスの姿見てると何故かボトムズのキリコ思い出しちゃいまして(汗)
私が変な例えしちゃって視聴意欲削がれたらゴメンナサイですスイマセンです。

まぁ結局、この作品が駄作か否かを自分の目で見極めようと言う事で観始めましたが、

駄作か否か、やっぱ私にゃワカリマセンです。
バイバイキ~ン。
///////////////////////////////////////////////////
18話まで観終えまして。
別に今放送してる番組じゃないのにマメに書いても意味ねんじゃねとは思いますが、まぁ備忘録みたいな(汗)
ココまで観た感じは結構面白いと思うんすけどね。
絵は綺麗だから私的にはマイナス要因とは思いませんが、もしかするとこの絵柄だからここまで評価が低い様な・・・・
コレより屁ツマンネ作品が上位にゴロゴロしてると思うんですけど。
ヴィンスが自分が何者であるかを思い出すまでがちとクドイかなとは思いましたが、特に無駄な回は無いと個人的には思います。
コギトウィルスに感染した某オートレイヴのジレンマとかもイイ感じだったと思うし道中のプラクシー達との遭遇もそれほど判り辛くは無いし。
 ただこの作品、難解では有るけどそれって言葉・設定が判り辛いからであって話的にはそんなに難解でも深くもないような。ここはテクノライズとは根本的に違う気がしますね。

果たしてコレとテクノライズ比較するのが妥当かと言うとアレですけどね(汗)
私、他にこの手の奴の2クール物知らないしw

////////////////////////////////////////////
果たしてエルゴプラクシーは駄作か否かを自分の目で確かめようと言う崇高な理念のもとに視聴しておりますが、絵が全般的に暗いのでなかなか視聴意欲が湧かずw
とは言え、テクノライズ序盤よりは観やすいですね。

7話まで観たんですが駄作には思えないんですけど・・・
確かに難しい言葉が出てきますが、意外と本筋に影響与えると言う内容でも無い様子。

とりあえずここまで観て思った事は、
この手のディストピア物が好きな方以外にゃ視聴お勧めはしませんw
//////////////////////////////////////////
正直、怖いもの見たさで観てますw
概ね評価低い作品ですけど、なんか気になるもので・・・
絵はかなり綺麗ですよね。明らかに今主流の絵柄じゃないですけど(汗)
かなり難解な話みたいですが、苦労して観た挙句にイマイチな締め方という意見も有るかと思えば満足してる方も居て。
実際、自分的にどうなのか気になるので頑張って観てみます。

とりあえず思ったのは、設定が細かくてテクノライズより手強そうという印象w

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この世界観はやはり好みだなw

マングローブによるオリジナル作品。
全23話。

ディストピアを舞台としたSFアニメといったところだろう。
この作品には多くの哲学や心理学が取り込まれていて、とても魅力的な作品に仕上がっている。

少し雰囲気が暗いアニメなので、そゆのがお好みでない方には向いていない作品だ。
物語が暗いとかそーゆーことでもないんだが・・・
まぁ、明るい物語では決してないw

「自我の存在理由」がテーマw
もうこれだけで哲学的な話なのは分かると思うがwwwww
どっちかといったら色んなところに組み込まれてる心理学の方が個人的にはお勧めwww


なんにせよ、この世界観を楽しんでもらえたらいいなと思うww




【あらすじ】
焦土と化した大地と大気中に蔓延する未知なるウィルス、太陽光は粉塵により遮られ、地球は荒涼を極めていた。そのような環境下で生きていくために人々は隔離されたドーム型都市の中での生活を余儀なくされる。

完全な管理体制下にある都市ロムド。人々は「オートレイヴ」と呼ばれるロボットとともに模範的、従順なる「良き市民」として生活していた。しかし近年、犯罪とは無縁と思われていたロムドでオートレイヴに自我の発症をもたらすコギトウィルスの感染が増加し、問題となっていた。ロムドの市民情報局に勤める若きキャリア、リル・メイヤーは、ウィルスに感染し制御不能に陥ったオートレイヴの暴走事件、そして多発する謎の市民斬殺事件の捜査にあたっていた。

ある日、リルは感染オートレイヴの追跡調査で出会した新たなる市民斬殺現場にて、謎の怪物の姿を目撃してしまう。そしてその夜、自宅に残された謎のメッセージ「awakening」に驚愕する彼女の眼前に、その怪物が姿を現した。

怪物は警備局の隠蔽工作により、ストーカーによる一次的な心神喪失状態での虚言症反応で作られたリルの妄想であると片付けられ、リルの目撃証言を信じる者は誰一人として居なかった。警備局の暴走、情報局の沈黙、そして闇へと葬られる謎の怪物「プラクシー」の存在。完璧と思われていたロムドの秩序が少しずつ揺らぎ始めていた。

殺人事件の捜査からも外されたリルはひそかにプラクシーについて調べ始めるが、見え隠れする上層部の思惑に翻弄されてしまう。唯一の手がかりと思われた謎の移民の男も、国家反逆罪に問われ、ロムドから逃亡していた。

真実を求め、リルは欺瞞に満ちたロムドを捨て「死の世界」と言われる外の世界に移民ビンセント・ロウを追う決意をする。プラクシーとは、そしてその果てにリルが見つけた世界を包括する真実とは……。(参照)




観る人によっては少し重たく、窮屈に感じたりするかもしれない・・。
でも見方によってはとても奥深く灌漑深いw

この世界観に触れてほしい作品だw



【声優・人柄】

Re-l Mayer/斉藤梨絵
本作のヒロイン。市民情報局職員の19歳。
性格は男勝りで高貴な身分出身のためプライドが高く、傲慢。
探究心が強く、結構頑固者。


Vincent Law/遊佐浩二
裏主人公。この物語のキーパーソン。
モスコからやって来た孤独な移民の青年。
性格はヘタレでかなり天然w


Pino/矢島晶子
少女の外見を持つ、愛玩型オートレイヴ。
コギトウィルスに感染している為、自我を持つ。
性格は天真爛漫で好奇心旺盛。






結構独特の用語が使われるからそこも魅力よーw





【主題歌】

メインテーマ
PARANOID ANDROID

OP
kiri

ED
Fellow Citizens




この世界観に酔いしれてくださいwwww

でわでわ(●´ω`●)ゞ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

オープニング詐欺

タイトルと絵から「多分、よくあるB級作品だ」と予測し、
オープニングを見て「あれ・・もしかするともしかするかも」
となり、初回からしばらくは話の出来を判断できず、後半に
なればなるほど「やっぱB級だった」となり、その頃にはもう
「仕方ない最後まで付き合うか」になる作品。

という訳で基本的には、ヒロインのリルメイヤーを眺める話
ただ、無難な美人ではなくクセのあるアイシャドウがあるんで、
それがアリかナシかで見れるかどうかが決まる気がする。
ワイルドで傲慢な令嬢、冷静で頭が良いよーなフリをしながら
大胆でおバカな行動ばかり取ってる。不機嫌な時とワガママな
時がとても素敵

あとは一応ロリが出て来るが、このロリが極小の上に人間じゃ
無いんで、これまた一部のマニア向け。完全に小動物

話以外が色々と高水準なだけに、非常に勿体無いと感じた。
話さえ良ければアニメの歴史に名を残すような素材が揃ってた。
あとはその素材を、身の程を弁えてる三流が適当につなぎ合せ
れば、それなりの人気アニメになるものが、身の程を弁えて
いない二流が作ったせいで、どーしようもなくなった的な。

脚本の技術不足って事なんだけど、何が悪いって話の作り方と
まとめ方がヘタクソ。会話を一つ一つ区切れば台詞部分はかなり
良く、一話一話区切れば駄作だとは誰も判断できないが、全話
見れば駄作。

一般ウケしなさそうなテーマも作り手の技量さえ伴えば化けた
んだろうけど、残念な事に伴わなかったという。
一般視聴者は話について行きにくく、学があればあったで話の
稚拙さが気になるという中途半端な出来。

王道のストーリーにしたりアクション多めにすれば台詞センス
は生きただろうし、努力家の凡人が天才作家の真似事したら全く
できなかったみてーな。言わせたい事を全部言わせた、やりたい
事を全部やった、それらの上手いつなぎ方、まとめ方が分からな
かったって感じか。

結果、華も魅せ場も魅せ回無く、通常の作品で繋ぎやアクセント
として用いる話を大量に垂れ流し、何がしたいのか分からない、
どよ~んとしたB級作品になったとさ。

流行りものかつ、どちらかと言えばマニア向けのアニメから色々
とウケそうな要素はパクってるんだけど、その台詞この場面で言
わせてどーすんだよ?この程度の事でこの台詞・・?、とか、
あとはこの手のキャラ周囲とギャップがあるから際立つのに・・
とか、違和感あり過ぎな事が多過ぎた。

最後の方は特にB級臭が強過ぎて何がどーなっても驚けない状態
だったし、本当に、なんで、こんな事に、なったんだろう。
そしてなんで、俺は、こんなものを、全部見てしまったんだろう。

マトリクスの空気もあったし、リルにアクションしまくらせれば
良かったんだよ。そうすりゃ話がゴミでも視聴者は付いて来た。
作中でロリが料理とは呼べない料理らしきものを作るんだけど、
あれがこの作品そのものだな。素材がどうとかあまり関係ない。
むしろ、素材が良いだけ料理のひどさが際立った。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

62.1 2 不死身で戦いなアニメランキング2位
無限の住人(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (94)
527人が棚に入れました
「剣道とは勝つことへの道」を標榜する剣客集団・逸刀流。彼らに両親を殺された少女・凛は仇討ちを遂げるため、不死の肉体を持つ男・万次に用心棒を依頼する。

声優・キャラクター
関智一、佐藤利奈、野島裕史、中井和哉、江原正士、小西克幸、浪川大輔、能登麻美子、豊口めぐみ、森川智之、三木眞一郎、坂本真綾、菅生隆之、関俊彦
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

そうなんだ。。新作が好きなら観てもいいかも

 
原作は未読。
新作『無限の住人 IMMORTAL』 は視聴済み。

だもんで・・
 ↑
 ちなみにこれって静岡なまりらしいですね・・
 自分は静岡出身じゃないですけど

どうしても比較して観てしまうのは必定・・
ってことで・・

OPがちょいエロw

■エピソード
一話目、万次の妹のエピソードは新作にはなかったですね。
新作で万次が「死んだ妹に似てるよお前」と言っていた背景が初めてわかって良かったです。
~{netabare}
ニ話からは新作と同じようなエピソードでした。
中身のエロさは新作の方がずっとすごいけどw
{/netabare}~

エピソードそのものは、原作が同じなので惹かれる部分はありますね。

■作画や演出
絵のインパクトは、まあ比べるべくもないかな。
演出は映像に頼らずとも心情描写ができていて悪くないような気がします。
まあ古い作品なのでそこは加味しないとですが。

■キャラ/キャスト
ヒロインの燐は声が良かった。
要所でのカットはやはりカワイイ。
これは視聴モチベとしては充分でした。
~{netabare}
万次:関智一
 はじめ細谷さんかと思った。
 関さんは・・
 エヴァンゲリオン(鈴原トウジ)
 フルメタル・パニック(相良宗介)
 Fate/stay night(ギルガメッシュ)
 Fate/Zero(アーチャー)
 PSYCHO-PASS サイコパス(狡噛慎也)
 鬼滅の刃(風柱:不死川実弥)
 呪術廻戦(パンダ)
 めちゃくちゃお世話になってましたw

浅野凜:佐藤利奈
 佐倉さんと声似てる・・
 新作であやねるが選ばれたのは必然かな。
 利奈さんは・・
 ネギま!?(ネギ)
 とある科学の超電磁砲(御坂美琴)
 アマガミSS(棚町薫)
 咲-Saki- 全国編(臼沢塞)
 シドニアの騎士(田寛ヌミ)
 すのはら荘の管理人さん(春原彩花)
 エガオノダイカ(レイラ・エトワール)
 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(リュカ)
 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編(産屋敷あまね)
 ARIA The CREPUSCOLO(アテナ)

 え・・ARIAで川上さんを引き継いだ方だったんですね・・
 今こうして知ることになったのも必然かな。

乙橘槇絵:能登麻美子
 頭巾を取ると美しい・・
 能登さんのお色気シーンが貴重。
 ま、最近はゴールデンカムイなんかも
 やってますが、CLANNADやってた頃を
 知るものとしては・・ねw
 ちょいとおさらいしてみましょうかね・・
 CLANNAD(一ノ瀬ことみ)
 大正野球娘。(宗谷雪)
 花咲くいろは(輪島巴)
 地獄少女(閻魔あい)
 宝石の国(ユークレース)
 はたらく細胞(ナレーション)
 ゴールデンカムイ(インカㇻマッ)
 かくしごと(姫の母)
 君に届け(黒沼爽子)
 リゼロ(エルザ)
 うん。

百琳:豊口めぐみ
 今作ではキャラは無事なままでした ^^
 豊口さんは・・
 咲-Saki- 阿知賀編(渋谷尭深)
 転生したらスライムだった件(大賢者)
 エグゼロス(ギタイ蟲)
 魔女の旅々(ローズマリー)
 ふむ。

町:坂本真綾
 万次の妹?
 即死キャラにマーヤさんとは・・
 出演紹介はありすぎて断念w
{/netabare}~

てか、尺があるとはいえ、ソコで終わったら・・
消化不良でしょやw

たしかインタビュー映像で、原作者は再アニメ化の話があった時、前例があって迷ったとか言っていたような。まーこういう作り方、終わり方されたんじゃ分かる気もしますね。

新作、二期としてではなく作り直してくれてありがたいです。

でも自分は、これはこれでなかなか楽しめました。
新作を観たからこそかも知れませんが。

 原作:沙村広明(講談社「アフタヌーン」連載)
 監督:真下耕一
 キャラデザ:山下喜光
 制作:BeeTrain
 制作協力:Production I.G
 放送:2008年8月
   (新作は2019年10月)
 視聴:2020年11月 dアニメストア

実写版はなんか観る気がしないなぁ・・w
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

刮目せよ! 凶気の宴、ここに開幕!

この作品の原作は未読ですが、2019年の秋アニメで「無限の住人-IMMORTAL-」が放送されることを知り、是非先に視聴しておきたいと思い、この作品を手に取りました。
本当はもう少し早めに見終えたかったのですが、リアタイ作品の視聴に追われ今まで時間を要してしまいました。


「勝つ事こそ剣の道」と断ずる逸刀流統主・天津影久に両親を惨殺された
少女・凜は、身に血仙蟲を埋め込み不死身となった100人斬りの男・卍を
助っ人とし、仇討ちの旅に出る…!

1993年、アフタヌーン誌上に登場するや、その圧倒的な画力・大胆な演出、
斬新な殺陣…等々により「時代劇」というジャンルを一躍エンターテインメントの
主流へと蘇らせた[ネオ時代劇] 遂にアニメ化…!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作が放送されたのが2008年なので今から10年以上前になります。
確かに若干の古さは感じましたが、キャラデザなんかは今でも十分通用するほど綺麗だったと思います。

少し気になったのが放送期間です。
全13話であるにも関わらず、7月から12月までの2クール分を使って放送されていたんです。
これも大人の事情が関連しているのでしょうか。

それと起用されている声優さんは、今でもバリバリ活躍されているベテランの方々です。
主人公の卍が関智一さん、ヒロインの浅野凜がサトリナ、これに能登麻美子さんまで出てくるのですからテンションは上がりまくりです。

そして一番気になったのは何故全13話だったか、ということです。
それは、全13話で物語が完結していないからです。
アニメの放送期間が2008年の7月~12月で、漫画の連載が2012年の12月まで続いたようなので、アニメが連載に追い付いてしまったからでしょうか。
妙なアニオリエンドにしてしまうと作品のイメージを崩しかねないから、途中で終わらせたのかもしれません。
それなら何故続編が制作されなかったのでしょう。

親の仇打ちの旅…
それは仇討ちが決して楽な旅じゃないことを思い知る旅でもありました。
何度も心が折れそうになりました。
確かに凜は無天一流当統主の一人娘です。
ですが、統主の子供が必ず強いという訳ではありませんし、ましてや凜は非力女の子なんです。

そし相手は仮にも統主…力の差は歴然としています。
だから卍の力を借りたんです。
自分の使えるものは全て使って倒す相手が親の仇…
ようやくそう前を向くことができたというのに…
ここで終わってしまったら、ただの販促作品になってしまいます。

だから、10年もの時を経て今回アニメが制作されたのかもしれませんね。
「無限の住人-IMMORTAL-」は未だ視聴していないので、物語がどこからはじまるかが物凄く気になります。
本作の続きでも構いませんし、10年間に進化した技術を駆使して物語の初めからでも良いと思います。
でもせっかくなら個人的には後者であると嬉しいですけど。

そういえば、AパートとBパートのアイキャッチ画像がやたら現代風でした。
本作は時代劇であるにも関わらず、アイキャッチ画像には高層ビル群が描かれていましたから…
両者がどの様な関係があるのか…最後まで視聴しても分からなかったのが少し残念です。

オープニングテーマは、枕草子さんの「赤いウサギ」
エンディングテーマは、GRAPEVINEさんの「wants」

1クール全13話の物語でした。
思いのほか堪能できた作品でした。
そしていよいよ「無限の住人-IMMORTAL-」を視聴したいと思います。
今度は物語が完結するまで描かれることを期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

不死設定が活かせておらず。全体にマイルドな印象です。

 原作の沙村広明氏は、どちらかといえば短編に印象的な作品が多いです。同じくアニメ化された「波よ、聞いてくれ」も5巻しかありませんので、29巻というかなり長い連載ものは異色です。原作既読なはずなんですけど、不思議なほどラストの記憶がないですが、本作の部分まではしっかりと覚えていました。

 なお、2020年にリメークされているのをいまレビューを書こうとして初めて知りましたので、見ようと思います。

 本作原作は、仇討ちが本筋で一貫したストーリではありますが、エピソードエピソードで途切れており、短編のストーリーテラーらしい構成になっています。アニメはほぼ原作通りです。一部構成が違います。

 剣客ものですので基本殺し合いです。江戸ということで女性の人権の扱いはひどく性的な要素もありますが、アニメは原作に比べて表現は抑えているので直接的ではありません。

 ヒロインが仇討ちをしながらも、敵との戦いを通じて、強くなるとは?剣技の流派とは?仇討ちの意味は?などを自問自答しながらエピソードが進んでゆきます。ちょっとツンデレで可愛いところがあるので、悪くはないですがヒロインとしては作りすぎな感じがします。

「八百比丘尼」関連ということで「人魚の森」や「虚構推理」「火の鳥」などでおなじみの不死ものです。本作の不満点は、その不死設定として、死ねないという意味が弱く、そこを期待していた割には期待外れという気がします。単なる俺TUEEE設定と言えなくはないです。

 夜鷹の剣客の話が、一番沙村氏的な雰囲気がありました。剣客である意味の問いかけなどで、なかなか深みがあるキャラ造形ができていました。
 氏はやはり女性性を扱ったほうが、向いている気がしました。それをかなりマイルドに抑えたのは、月刊アフタヌーン連載だからかも。また、同様に考察・哲学・グロ・不条理などの要素を薄めるよう調整したのかもしれません。

 なお、アニメ版の12話の「斜凛」は10話の「變面」の前に置いてしまうと、あの屈辱的な草鞋のシーンの意味が読み取れなくなる気がしました。ヒロインの内面的にかなり重要なシーンなので、この構成は首を傾げました。
 あとは妹の部分をカットして良かったのかなあ?と思います。主人公の動機に関わる部分ですから。ただ、テレビアニメだと厳しいエピソードですね。

 作画は原作と違いスッキリとした作画で見やすいです。ただ、キャラデザとのバランスが悪くなってしまい、あまりアニメ絵としてキャラに魅力が無くなってしまった気がします。
 バトルシーンが少なく物足りない気もしました。演出でなんとかしていましたけど。

 ということで、作品は原作自体が、沙村氏のわりにマイルドな感じがする話です。不死設定も扱いあぐねている感じがあります。アニメは構成が違うもののほぼ原作通りですが、原作通り過ぎです。これだったら原作の方が画を楽しめる分良い気がします。

 ちょっとアニメ作品としては、あまり高い評価が付けられる作品ではないかなあ、という気がします。

 2020年版確認してみます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

67.8 3 不死身で戦いなアニメランキング3位
ゲゲゲの鬼太郎 [第6作-2018](TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (90)
324人が棚に入れました
アニメ化50周年を記念して制作される。

21世紀も20年近くが経ち人々が妖怪の存在を忘れた現代。
科学では解明が出来ない現象が頻発、流言飛語が飛び交い大人たちは右往左往するばかり。
そんな状況をなんとかしようと妖怪ポストに手紙を書いた13歳の少女・まなの前に
カランコロンと下駄の音を響かせてゲゲゲの鬼太郎がやってきた…。

声優・キャラクター
沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫、庄司宇芽香、藤井ゆきよ、田中真弓、島田敏、山口勝平
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これは面白い! 今一番、面白いアニメだと思います。

現代の社会問題や風刺をふんだんに要素に盛り込み、スマホを操る今風のアニメ美少女の猫娘やヒロインの少女の犬山マナちゃんや依頼者と全く新しい鬼太郎です。

3話の五輪批判(ただし、まずいのか五輪とは明言してないが)は印象的でした。
皮肉なのはスマホ歩きをしていた小学生が巨大競技場を建設している横で
「こんなの作るくらいならもっと金を使う事があるだろう」とか言ってた事です。
そして、奇遇なもので三話のあとで西日本大水害が起こってしまったんですよね。
東京五輪なんかの準備をしている資金と労力があるくらいなら、北陸大雪、熊本地震、大阪北部地震、猛暑など日本で立て続けに起こっている天災に投じてもらいたいものですね。

そして、この作品は地獄少女が好きな方にも合っている作品だと思います。
少しだけ地獄少女と雰囲気が似ています。
14話に出てきた妖怪も閻魔あいと妖怪になったいきさつがそっくりです。
ちなみにこの回で一時的に体を取り戻した目玉おやじの声がドラゴンボールの孫悟空そっくり、目玉おやじの声優が悟空の人で砂かけババアの声優がルフィですしね。
さらに17話に出てきた妖怪が追っていた「姫様」の横顔が閻魔あいにそっくりだでした。
15話が予想の斜め上を行く展開に神作だと話題になってましたが 、17話もかなりの神作でした、最後の方は感動しました。
17話の妖怪の物語って地獄少女の輪入道の生き様にも似ている気がします。
ちなみに13話のゲスト妖怪は輪入道だったりします(勿論、地獄少女の輪入道とは別個体ですが)
この話しも「一番醜悪なのは人間」という事で考えさせられる話しでした。

地獄少女好きの人には全話見るだけの価値はあると思います。

追加① この作品でちょっと気になる事をひとつ。字幕の女性キャラの一人称がなとが正確ではありません。
例えば女性キャラがどう聞いても「わたし」と発声しているのに字幕では「あたし」と表記されている部分などがやたら多いです。
アニメの字幕はなんだか、結構、いい加減な傾向があり、声優の発声を正しく記してない部分ってありますね。

追加② ネットで検索していると「ゲゲゲの鬼太郎をダシにして五輪反対を訴えるなんてケシカラン、もし水木しげる先生がこの話しを視たらどう思うんだ!?」
とかいうレビューがありました。

いえ、元々、水木しげる先生は太平洋戦争で出征させられて片腕を失う重傷を負ったりして、
元々、政治的・思想的な方で漫画でも反戦漫画など非常に思想的な作品を描かれる方です。
ゲゲゲの鬼太郎に関しても「子供たちのための痛快な漫画」などではなく、元々、思想的です。
さらに言うと水木氏は妖怪研究家であり「妖怪は日本の妖精である」とも言って妖怪の存在を信じています。

あと、水木先生の描かれた反戦的な漫画でチハ戦車を「こんなブリキのオモチャのような戦車を作った人はおれたちに謝って欲しいよ」と悲壮感たっぷりに兵士が発言しているくだりがあり、
チハ戦車や突撃する日本兵ををギャグにしているような愉快痛快なアニメのガルパンとは大違いです。

追加③
このアニメはコミカル話しも多いですが、反面、ハードな所があり、とても子供たちに見せられるような内容ではない描写がたくさんあります。
悪い人間が多数の難民たちを無理矢理、外国から船で連れてきて、彼らを妖怪を利用してダイヤモンドにしようとするためにコンテナに詰め込もうとする際に逃げだした難民に背中からピストルで発砲し難民はぶっ倒れます。
そして言ったセリフが「馬鹿野郎、この弾丸一発でお前らを何人買えると思ってるんだ」です。
凄い発言ですよね?

そして、このアニメの深みを高める部分として、この時間帯のアニメでは珍しく、敵対した妖怪を倒す(殺す)事があります。
それが例え「かわいそうな妖怪」であったとしてもです(これは復活しない性質の一部の妖怪の話しだけで全ての妖怪には当てはまりませんでした)。

追加④
この作品の挿入曲の曲調がどこかで聞いた事あるなと思ったら、
最高のアニメ音楽職人、キュアメタルこと高梨康治さんの担当だったんですね。
この人、仕事しすぎですね、
この人のツイッターを見に行ったら「一カ月で百曲収録した」とか凄い事言ってます。

追加⑤
ところで、あの、「名無し」という黒幕っぽい妖怪(?)ですが、もしも六期のラスボスではないとすると、あの妖怪と決着をつけたあと、物語が終わるのかまた新展開になるのかまだわかりません。
どうなるんでしょうね?
ゲゲゲの鬼太郎は今、六期ですが、ゲゲゲの鬼太郎五期は三年くらいやったし前番組のドラゴンボール超も三年くらいしたので、この六期も三年くらいやるのかもしれません。
少なくとも一年はやると思います。
最近の1クール、2クールが主体のアニメとは違うロングラン作品なので、そこを踏まえて慌てず騒がずにサザエさんやちびまる子ちゃんや地獄少女を視るようにゆったりと構えて視るのが正解の作品だと思います。
私も一話、一話の展開に興奮しすぎました。
まあ、元々、私はそういう主義ですし、アニメを視る時に「早く終わらないかな?」なんて思いながら見るのは良くないと思います。
アニメは一話、一話、楽しむために視るものであって、完走したりコンプリートするために視るものではありませんしね。

第20話について
これまた、教育的・思想的な内容の話しでした。
「日本で昔起きた戦争」というのを「日本がアメリカに一方的に攻められた戦争」と誤解していた、まなちゃんに間違いを正すシーンがあります。
太平洋戦争(大東亜戦争)で真珠湾陰謀説とか「日本はアメリカに嵌められた」とか主張している右寄りの人には抗議したくなる内容だったかもしれませんね。
とはいえ、遠い南洋の島で戦死していった英霊たちに感謝する部分、彼ら兵士達にも人生があったというような描写もあり、単なる左翼思想だけの話しではなかったのは良かったです。

21話がなんだか、明らかに子供向けの善悪がはっきりしたお涙頂戴的な話しでイマイチでした(あくまで大人の私の意見であり、こういう子供向けの話しもロングラン作品ではちょくちょく必要なのは理解できる)が
22話はやたらハードな話しでした。
鬼太郎が間接的かつやむおえなかったとはいえ人を殺してますし、他にも妖怪が暴れ回った事で人が死んでます。

それと気になったのが、今回の話しで暴れる妖怪(牛鬼)を封じた神様であるカルラ様(迦楼羅天)が
やたらと人々に科学的、生物学的な説明をしていたのが印象的でした。「気体」がどうだの「細胞を変化させ」だの・・・
相手が現代人たちだから、こういう説明をした方が良かったと判断したのでしょうか?
もしも、昔の人相手なら「禁忌」とか「神の戒め」とか神秘的・神事的・宗教的なものの言い方をして人々を畏怖させていたでしょうね。
でも、それだったら「元通り岩に妖怪を封印する」みたいな、原始的な方法で妖怪を封じるのではなく、
もっと科学的機関に預けて厳重に保管させた方が良いのにと思いました。
そうしないと、またどこかのバカが封印を解くと思います。

現実に11、12話で日本はタヌキ妖怪軍団に支配されかける程の危機を迎えたのですから、それなりの予算を投入して対妖怪特務機関でも作って、
戦いを鬼太郎一味にまかせたりせずに対妖怪戦闘部隊を作ったり、倒した妖怪の厳重な封印管理を行ったりするべきだと思いました。
まあ、そこまで現実的に考察するのも無粋なのかもしれませんが・・・

追加考察 タヌキ妖怪軍団の話しって思えば、ジブリ作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」のダークバージョンみたいな話しでしたね。

25話について
久しぶりで可愛いマナちゃんを堪能できました。
それでこの話しをなんだか「地獄少女のパクリだ」とか言う意見が多いですね。私は地獄少女の大ファンではありますが、
地獄少女のプロット自体が実はゲゲゲと必殺仕事人を参考にしたものです。
ちなみにゲゲゲの鬼太郎4期第35話『鬼太郎の地獄流し』脚本:島田満1996.9.8は2005年放映の地獄少女より九年も前の話し。原作に至っては数十年前の話しです。
中には地獄少女の「人を呪わば穴二つ」を地獄少女のオリジナルだと思っている人も居るようでした。
その言葉は日本で昔からあった諺です。

27話
バックベアードを首領とする西洋妖怪軍団との戦いという新章突入です。
魅力的な新美少女キャラも登場し期待度抜群です。
しかも、この新章にはあの「名無し」も噛んでいるようです。
それと今回の話しはマレーシアから逃げてきた難民妖怪たちとの軋轢が問題になっていて、そこが恒例の社会風刺になっていました。
西洋妖怪の強キャラたちに全滅させられたようですが・・・

ゲゲゲの世界観について解説
アニメ鬼太郎は現在、六期まであり、他に「墓場鬼太郎」がありますが、 全て、それぞれパラレルだって事は製作者たちが明言してました(訂正、一期と二期だけは直接の続編として続いてました)。
三期のヒロインのユメコちゃんの四期への続投問題でスタッフが審議した時、別世界の鬼太郎を描くべきとか言って、続投させなかったのもその一つです。
ちなみに原典の筈の漫画盤ですら、掲載誌によっていろいろパラレルがあるようです。
バッグベアードもぬらりひょんも鬼太郎一味の「長年の宿敵」などではなく、掲載誌や各期のアニメごとに初顔合わせの敵でしょう。

ですので。ゲゲゲ六期は基本的に独立した物語で「過去期のアニメ盤ゲゲゲではこうだった」とか「原作ではこうだった」という意見はあまり意味がないようです。
過去作はどうだったとかではなく、新しく創られた最新作の鬼太郎だと割り切って楽しむのが一番、良い楽しみ方だと私は思います。

今季の鬼太郎は数話の特別(不穏)な話しを除いては基本的に鬼太郎は「正義のヒーロー」「人間の味方」です。
その動機は「過去に"ミズキ"という人物」に助けてもらったからだそうですが、
「墓場鬼太郎」派の人は今の六期鬼太郎が好みでない人はいるようですね。
墓場は鬼太郎は不気味なスレた性格で「人間・正義の味方」ではなくホラー色が強かったですから。
加えて言うと、六期鬼太郎は前にしていたドラゴンボール超のノリが垣間見えますね。スタッフもほぼ同じなのでしょう。
上にも書きましたが、14話の目玉親父はほとんどDBの孫悟空で「身勝手の極意」のような動きをし、幽遊白書の霊丸のような攻撃をしてました。

34話
久しぶりの社会風刺ネタ
{netabare}ねずみ男が先頭に立って「アニエスの即刻、国外退去を求める」「アニエスが居るから日本が西洋妖怪に攻撃されるんだ」と・・・
それを庇った鬼太郎に対してもねずみ男は「鬼太郎、お前、俺たちとアニエス、どっちが大切なんだ?」と鋭い問いかけをして鬼太郎を追い込みます。

鬼太郎は、はっきりとは返答しませんが、「その質問に答えを出してはいけないと思うんだ」と眼玉親父に言います。
アニエスも鬼太郎に「なぜ、私を助けてくれたの?」の回答
にもはっきりと返事はしませんが、FF9の名言の「誰か助けるのに理由なんてものがいるのかい?」が鬼太郎の心情なのかもしれません。 {/netabare}

35、36話
いよいよ、西洋妖怪篇が佳境に入ってきました。
日本妖怪たちに石を投げられるアリエスを庇った猫娘がアリエスに「頼れる時には誰かを頼りな」と諭す所はカッコイイです。ワンピースのルフィの名言を彷彿とさせます。
ブリガドン計画の内容も明かされました。
バッグベアードが今までのシリーズにないほどの外道に描かれています。
何かと暗躍する「名無し」の動向に気になります。

それにしても、今回の鬼太郎はえらく作画が気合入ってますね。
前作の「ドラゴンボール超」の神作画をそのまま、引き継いでいる感じです。
ただ、平常回ではあんまり、その神作画の素晴らしさを体感出来なかったのですが、シリアスな展開が深まっていくとどんどん映えてくる感じです。

* ただし、不安要素として主演で鬼太郎役をうまくこなしていた沢城みゆきさんの産休問題ですね。収録分が終わったらどうするんでしょうね?

西洋妖怪編終了。
バックベアードが第二形態としてムキムキマンになって戦ったのはオドロキました。
美少女魔女アリエスともお別れ。
いずれは再登場しそうな気がします。特に名無しとの戦いの時には駆けつけてくれる筈です。

それで、38話で、また平常回に戻りました。
しかし平穏な日常どころか、その平常回第一回の露骨に凶悪犯罪要素があり世相的な悪の話しでした。
ねずみ男が死体喰いの妖怪と結託しての新商売というか犯罪行為・・・
病気で死んだ母親の死体を死体喰いの妖怪に食わせて年金詐欺、交通事故を起こして轢き殺した死体、つい女性が旦那の頭を殴ってつい殺してしまった死体なども依頼されて同様に処理。
ねずみ男は「俺には金(依頼料)、死体喰い妖怪は死体が喰え、依頼者には利益、三者全員が得するウィンウィンウィン」とはしゃいでましたが、
とても子供向けアニメとは思えない。あんまりな凶悪犯罪描写・・・・
ある意味、バックベアード以上に悪質な行為に唖然としました。

43話
滅茶苦茶、重い話しです。ていうか西洋妖怪編、終わってからやたらダークな話しが多いです。
今回の話しはアニメ鬼太郎史上でも最高級のダーク話しです(ちなみに話し自体は原作にあったが大幅なリメイクを加えてます)
{netabare}人が死にます。
そして今回は鬼太郎が人を殺します。そしてその娘に「私はあなたを許さない、絶対」と言われます。
この娘もいくら愛する父親のためとはいえ正気ではなくなっています。吸血妖怪になってしまった父親のために自殺サイトで志願者を募集するのですから。
おそらく、彼女はいずれは妖怪化して鬼太郎を襲う気がします。以降に引きずる話しです。{/netabare}
それと今回の話し、どう見ても某〇〇〇〇細胞の事件に着想得てますね。

45話
今回もダークな話しでした。 {netabare}
ラスト近くになって急に雲行きが怪しくなる嫌な話しです。
正直、怖かった。いや「妖怪が出てくる」とかとは別の意味で怖い話しです。
鬼太郎は自ら人を殺す事は本当にやむおえない時だけで稀ですが、見殺しにする事は結構ありますね。
もっとも。今回は対象人物が警察に自首してれば助けてたでしょうけど。{/netabare}

46話
この話しの感想ですが、やたらと敵が強かったです。鬼太郎一味壊滅寸前。西洋妖怪軍団より強かったのではないだろうか? 予想外の事態 {netabare}まなの不完全五芒星覚醒{/netabare}がなければ鬼太郎一味が負けてたです。これだけ鬼太郎一味を苦戦させた妖怪も珍しいです。

47-49話
名無しとの決戦話しです。しかし・・・{netabare}約一年間、引きずってきたボスとしてはちょっと呆気なさすぎですね。むしろ名無しとの決戦の前振りの猫娘とマナと鬼太郎の葛藤劇が良かったですね。
マナの母親をうっかり殺してしまったと思い込む猫娘とマナ,五芒星の力が暴走して猫娘を殺してしまうマナ、鬼太郎の事と次第によってはマナを殺さんばかりの怒りを示す鬼太郎・・・とかなりハードな展開でした。
これらの話しは名無しの話しというよりマナちゃんの宿命とご先祖様の話しが主題なのかもしれません。
それにしてもマナちゃんは近年のアニメでも屈指の可愛いヒロインですね。外見的にも性格的にも・・・最後に名無しに名前を付けて成仏させてやる所は良かったです。しかし名無し、簡単にやられすぎ・・・
今までの日常回の敵や中ボスでも、もっと鬼太郎一味を苦しめた妖怪は多数います。46話の雛人形とか・・・
気になるのはあの世から連れ帰った猫娘の処置はこれからどうなるんでしょうね? またお姉さんに戻るのかあの幼女の姿のままなのか・・・{/netabare}
それにしても、マナちゃんは可愛い、私が見てきたアニメ美少女でもトップクラスの美少女キャラです。

新情報
四月以降も鬼太郎、続くようです。
もう、名無しで引っ張るのも難しいと思いますので、
名無しとの決着が付いたあとのボスは月並みですがぬらりひょん?

50話
新展開、鵺を始めとする地獄四将という新たな強敵たちと戦いへと突入です。
しかし、特筆すべきは敵より味方です。
新キャラクターの鬼道集という組織に属する石動零(いするぎれい)CVは神谷浩史さん。
もはや鬼太郎ワールドの雰囲気のキャラとは全く違うキャラです。
このキャラは「邪鬼眼」というか「菊池秀行の世界」というか「アララギ先輩」というか・・・悪く言えば厨二病の妖怪ハンターのキャラが加わります。彼が出てくるシーンは違うアニメになってるぞ・・・
EDもまるで「幽遊白書」のようなEDに変わりましたし。
鬼太郎と対する敵は同じなのですが、彼はいわば「悪・即・斬」のような考え方で、人に害をなした妖怪は降伏しようと許さず、取り込んで自らを強化します。
「鬼神の腕」とか言ってるのは「ぬーべー」を彷彿とさせますね。

なんだか「ゲゲゲの鬼太郎」という定番作品を利用して凄い傑作アニメ作品を作ろうという制作側の意気込みが感じられます。
ただ、このアニメ、子供対策なのか箸休めのためなのか、ちょくちょく、幼稚な話、子供騙し的な話、たわいのない話も織り交ぜているのですが・・・そういうのが気に入らない人もいるかもしれません。
しかし、前にも書いた通り何年も続くロングラン作品にはそういう回も必要なのです。

鬼太郎の「正義」について
{netabare}50話での石動零との対立でも思ったのですが、鬼太郎自身、決して「盲目的な人間の味方」ではなく、独特な立ち位置の部分があります。
それは墓場鬼太郎のひねくれた鬼太郎とも違います。
彼は弱い妖怪を虐待したり、犯罪行為を行った人間の味方では決してありません。
そういう人間は懲らしめたり脅したり警察に自首を薦めたりします。
33話では「娘が幼い頃、妖怪と契約して繁栄と引き換えに将来、娘を嫁として差し出す」と約束した件で娘を助けるように懇願する父親に対して「そういう約束があるのなら守るべきだ」とつっぱねます。
そして、前にも言ったように猫娘を力が暴走して殺してしまったまなに対して「事情次第では殺す」ほどの怒りを燃やします。
要するに人間だろうと妖怪だろうと、固定的に何かの味方とか、何かを敵として動いているのではなく、
状況と事情を調査し思考したうえでの彼なりの「正義」で動いているのです。 {/netabare}
やはり結構、深い作品です。

51話
ついに「元号変更ネタ」
というか、ひょっとするとあらゆるアニメの中で初めて元号変更ネタを使ったアニメかも。
それとちょっと気になったのは「鬼道衆」というのが出てきたけど、これって東京魔人学園にも出てきた設定ですね。
別物でしょうけど・・・
{netabare}思ったより早く大きな猫娘復活です。{/netabare}

ていうか、今期の鬼太郎、バトルアニメの要素がやたら強いです。
さすがにドラゴンボール超の後番組ですね・・・

52話
今回は石動零も登場せず、上記に書いた箸休めのための子供たちへの教訓的な話し。どこかで聞いたようなストーリーですし、大人が見たらイマイチな回かも。
{netabare} 「早起きしなくても良い、勉強しなくても良い、お手伝いしなくてもいい、お母さんがうるさい」。
だからといって、それから逃避して自分に都合の良い世界に行ってはいけませんというような話。
最後は予想通り「お母さんがうるさいのは子供を思ってのためと感涙の再会」{/netabare}
まあ、こういう話しも嫌いではないですが。

*訂正 対象年齢層も低くどこかで聞いたような類型話しではありましたが、今思うと適度に面白かったです。

53話
ぬ!? 子供っぽい話し、二連発!!

54話
30年前の話しですが、鬼太郎が人を殺してますね。それともあの父親を殺したのは泥田坊なのでしょうか?
やや深めの話しです。人と妖怪がどうしても共存できない場合、鬼太郎は仕方なく妖怪を倒してしまいます。

55話
たわいのないギャグ話しでした。

鬼太郎、52~55話で急に日常回になってます。
いや、別に必ずしも日常回が悪いというわけではなく、今まで多くの傑作日常回を生み出してきた六期鬼太郎にしては、正直、52話以降の日常回は出来がイマイチな気がします。
どうやら鬼太郎役の沢城みゆきさんが産休したので、今は事前に撮り溜めした日常回の放映を続けているようです。
これから、当面、そうなるようですね。
新シリーズの地獄四将篇が非常に面白そうだっただけに中断は正直、残念です。

56話
地獄四将篇はひとまず中断のようです。
まあ、また面白くなってきました。
{netabare}石動零もようやく、再登場し西洋妖怪たちが再び襲来、バッグベアード復活をもくらむ彼らとの闘いという展開になるようです。 {/netabare}

*ちょっと考察
うーん・・・・・皮肉にも私があまりの面白さに感銘を受けてオール5に評点を上げてから何だかイマイチというか迷走してきましたね。
推測ですが沢城みゆきさんの産休問題もあるんでしょうが、
ゲゲゲ自体が三月いっぱいで終わるかどうか議論があって、続投が急に決まってしまい迷走してるのかもしれません。
確かに名無しとの決着が着いた段階で終わってたら綺麗にまとまってましたね。
それでも52話までは文句なく面白かったんですけどね。
それと「地獄四将篇」というのは一人目の鵺が倒された時点で終了でもうやらないのかもしれませんね。

63話
今の鬼太郎六期は「地獄四将と鬼道衆・石動零」「バッグベアード復活をもくらむ西洋妖怪残党」といったメインストーリーをちょくちょく交えながら、単発回主体という感じで。少々、話しの流れが読みにくくなってる中、今回はまあまあ面白かったです。

基本的には七夕回でしたが、魅力的なゲストヒロインたる笹の精・星華とぬりかべとの淡い恋模様、相変わらず金儲けと土地開発が目的のねずみ男と人間の陰謀。
そして {netabare}ねずみ男を騙して操るタヌキのような凶悪な妖怪、あしまがり、なんだか、鬼太郎ってタヌキがやたら悪役として登場しますね、なかなか強い妖怪で鬼太郎たちを結構、苦戦させます。 {/netabare}
善悪がはっきりした。ありがちな話しとも言えない事もないですが、こういう奇をてらってない話しも楽しくて良いです。
EDもシリアスなものから、やたらとノーテンキなものに変更されました。コメディ主体に路線変更のつもりでしょうか?
それにしても、星華の声優が{netabare}ひーちゃん{/netabare}だったのも驚きました。

64話
地獄少女にでも出てきそうなハードな話し。
「地方権力者に牛耳られた町」というのは「野生の証明」以来、ちょくちょくある話しですね。

65話
最高クラスのおふざけ回、鳥取、鳥取と鳥取愛布教の話しです。

66話
これは何と言ったら良いのか・・・{netabare}ハッピーエンドかと思いきや、ドンデン返しの残酷な結末に驚かされます。
本当にこの結末で良かったのか・・・特にマナは相当にショックを受けてました。
それと鬼太郎はこうなってしまうという事を察していたのに止めようとしないのがなんとも・・・「本当に良いのか?」くらいの一言くらいあっても良いと思います。{/netabare}、今季の鬼太郎はつくづく深いです。

67話
ギャグ回、面白かったです。
ラインだかフェイスブックもどきだかのサイトで「いいね」を貰う事に狂って暴走してしまう女性の物語です。
しかし、配役された嶋村侑さんも酷いキャラを演じたものですね。この人は演技の幅が広い。

68話
地獄流しの話、てっきりハードな話しかとおもったら、{netabare}子供向きの教育回、悪い事はしてはいけない、反省する事が大切、人は誰しも一人で生きているわけではないなど、良い要素が盛り込まれてます。ラストもすがすがしいハッピーエンドです。{/netabare}

74話、75話
地獄四将最強の玉藻の前(九尾の狐)との対決、強かったです・・・
戦闘力も高かったが頭もキレる妖怪で鬼太郎一味、石動零を苦しめます。
そして地獄と現世の境を破壊しかけて日本をいやこの世を未曾有の危機に陥れます。
{netabare}幸い、猫娘&まな&アニエス姉妹のヒロイン陣、鬼太郎ファミリー、地獄四将の一人の伊吹丸の助太刀もあり、倒すことができました。そして次週からはついに鬼太郎究極の宿敵たるあの妖怪との闘いを描く新章がはじまります。{/netabare}

あと、思ったんですけど、あの日本の女性総理、無能で情けないの一言に尽きる。
普通、こういうフィクション作品で女性指導者が出てくると大概はキレものなのですが、まるで女性の欠点を凝縮したような無能な指導者で、こんな人が日本の首相なので鬼太郎たちの苦労もことさら辛くなっているのでしょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東京ゲゲゲイのYouTube動画「ゲゲゲイの鬼太郎」もオススメ

<2020/5/2 追記>
全話見終わりました。
丸②年!全97話!
かなり面白かったですよ。
勧善懲悪だったり、
人間社会へのアイロニーだったり、
愛だの恋だの平和だのだったり、
純粋に妖怪楽しむ話もあったり
飽きさせませんでした。
本シリーズは鬼太郎、目玉おやじ初めて声優を一新してましたが良い感じにハマってて気にならなかったし。
やはり鬼太郎は永遠。

ところで話は変わりますが、
ダンスグループ「東京ゲゲゲイ」のYouTube動画「ゲゲゲイの鬼太郎」というものがありまして。
鬼太郎好きの方には是非一度ご覧いただきたい。

そしてもしこの動画にハマったら椎名林檎「公然の秘密」PVもおすすめします。
後ろのダンサー二人が凄いです!
向かって右側が東京ゲゲゲイのリーダーなのですが、左側の女性ダンサーともどもごっついカッコイイです。

<2019/12/7 追記>
第84話「外国人労働者チンさん」
この南方妖怪チンさんがマッパで、本名が放送禁止用語?
ということで馬鹿馬鹿しいシモネタ回でした。
一応外国人労働者問題をチクリとはしてますが基本はシモネタ。

秀逸なのはこの「チンさん」の声優。
杉田智和!
まさかというかやっぱりというか笑
アフレコでチンさんの本名を連呼する杉田智和

<2019/9/29 追記>
第73話 ヤマタノオロチ回
子供の頃、この話がめちゃくちゃ怖かったんですが、その恐怖の根源の部分が6期バージョンではかなり軽くなってます。
これなら子供が見ても怖くない。
自分にとっては物足りないですが。

第74、75話 玉藻前≡九尾

白面の者というかナルトの中のアレです。
白面に比べると可愛らしいですけど。
白面先輩が怖すぎるだけかも。

お話はすっきりうまくまとまってました。
古谷徹を宿し旅に出る神谷浩史とかシュールだな、と思ったり。

これで長かった四大妖怪編も終わり、次回からはついにあの「知らんうちに人ん家に上がり込んで気がついたら一緒に飯食ってる『冴えない彼女の育て方の加藤恵』のような図々しさがウリのアイツがやってくるそうですよ。
多分、孫じゃない方だと思います。

<2019/9/8 追記>
第72話 妖怪いやみ

確かこの妖怪って原作や昔のアニメでも出てましたね。
鬼太郎の「じゅて〜む」はなんとなく覚えてます。

インパクト強いんですけど、今回はめちゃくちゃ面白かった。
6期の鬼太郎の中でも指折りじゃないでしょうか。

一年以上見ていて美形猫娘にも慣れたこともあり、猫娘がカッコ良いです。
心象風景の描写も◎。

鬼太郎に興味あって6期観てない方はこの話だけでもお勧めしますよ。

そして次回予告。
「ヤマタノオロチ」回ですか。
小さい頃、多分二期かな。
これ観てものすごく怖かったこと覚えてます。

<2019/6/8追記>
3週前の56話は吸血鬼エリート
先週の58話は半魚人とカマボコ

前者のエリート、私はアニメで見たのは初めてですが、原作で読んだ記憶があって、水木しげるキャラの中でもかなり個性的。
シティボーイズのきたろうさんにちょっと似てて本当にこういう人いそうな感じ。

本作でもこのエリートさん、ギター弾くんですけど弾いてる絵面も曲も妙に頭に残ってクセになる。
お話はよく覚えてませんでしたが、アニメのストーリーはオリジナル要素が強いような気がします。
でも面白かったですよ。
中尾隆聖さんの声がぴったりハマってる。
さすがはフリーザ様。

後者のカマボコは、子供の頃、おそらくアニメ版第2期で見た記憶があります。
こちらはストーリーは大体覚えていて、6期のアニメも概ね同じかな。
あらすじが、
{netabare} 鬼太郎は半魚人に大王イカに変えられ、木っ端微塵に爆破され、大量のカマボコにされ、売り飛ばされます。目玉おやじたちはそのカマボコを買い集め鬼太郎を蘇生。{/netabare}
とシュール。
なぜこうなる?という超展開です。
ただ昔見たとき、なんか怖かったんですよね。
自分が幼かったからでしょうけど。
その怖がった自分を思い出しながら懐かしく楽しみました。

<2019/3/25追記>
48話観ました。
予想外にハード

レビュータイトルは嘘です。
いや、まんざら嘘でもないか。
これまでは爽やかだったり心あったまったりする話も多かったし。

ところがですよ。
最初の頃からネタ振りされ続けてきた「カオナシ」じゃなくて「名無し」さんが先週ぐらいから話の中心になってきてます。

で、これが重い。

あれ?今は深夜かな?
と錯覚するくらいには。

どう話が転がっていくのか来週が楽しみです。


なんだかんだでほぼ1年観てきました。
総論としては意外と面白い。
最初↓のレビューでも同じこと書いてましたね 笑

でも本当に面白いと思ってます。
だってなんだかんだで1年間毎週見てたもの。
録画だけど。

嫌味にならないくらいの、ちょっとしたスパイスという感じでダークさが振りかけられてます。

いろんな面で良い塩梅。

6期でこの面白さ。
やっぱ鬼太郎って永遠だな。

<2018/4/1初投稿>
※視聴中なので評価はデフォルトの3です

6作目なんですね。
ここ何作かはほとんど観てなくて興味もなかったのですが、たまたま今作の1話を見るともなしに見てしまいました。

意外と面白い。
日曜朝、ONE PIECEの前の時間なので純粋に子供向けかと思ったら案外そうでもない。

スマホが普及してたりユーチューバーが出てきたりの現代が舞台。

お話は昔の鬼太郎に寄せてる感じ。
もちろん墓場鬼太郎までは行かないけど、それでも少しだけダークな雰囲気が漂ってます。

絵は綺麗ながらも少し影があります。
キャラクターの造形も然り。

鬼太郎はヒーロー的に闘いますが、熱量は少なくクール。
目玉おやじが解説担当なのはいつものこととして。
ヒロインの女の子は必要なんかな?とか思いましたが、いないとたぶんこれからのお話に深みがなくなっちゃうんでしょうね、という感じ。

今回の鬼太郎の世界では人間には妖怪が見えない。
妖怪の存在を信じ始めると見えてくる。

鬼太郎に夏目友人帳や地獄少女とか少しまぶしたような印象を受けました。

これからネズミ男や猫娘、子泣き爺や砂かけ婆などの常連が出てきてどういう感じになるか、2話目以降が少し楽しみです。

最後にちょっとびっくりポイント
○目玉おやじが野沢雅子。感慨深いですね
○鬼太郎が霊ガンみたいのぶっ放してました

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

匿名係長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

現代×妖怪=鬼太郎6期

鬼太郎ですよ!
ゲゲゲの鬼太郎!!

私事ですが、鬼太郎大好きなんですよw

一期と二期が特に好きだったなぁ。
三期も好きだったけど記憶が曖昧。

と、言うわけで、やっとこさ見終わりましたよ!

現代風にアレンジされたエピソード多数。
見終わっての感想は、良かったっちゃあ良かったけど、傑作かと聞かれれば、そうではないと答えますって感じの作品なのではないでしょうか。

今回は三期のユメコちゃん的なポジションにマナという女の子が登場します。

最初は妖怪など信じてなかったけど、もっと知りたい!仲良くなりたい!と、だいぶグイグイ系の出だしでした。

キャラとしては新キャラのマナちゃんと超絶美女になった猫娘がインパクト大でしたね。

コレは賛否両論あるでしょうが、マナちゃんもたまにウザい時が無きにしもあらずでしたが、出しゃばりも次第に薄れ、最終的には嫌いなキャラでは無かったです。

猫娘が八頭身美女になってることについては、元々猫娘は鬼太郎に好意があるキャラだったし、原作のような見た目よりかは花があるって事で、これはこれでアリなのかなと思います。

声についても、鬼太郎を沢城みゆきさん、目玉のオヤジ役を野村雅子さんが演じるというなかなか面白い配役でした。

最初は野村雅子さんに鬼太郎役をやって欲しかったというのが正直なところでしたが、それだとドラゴンボールのイメージが強くなりすぎてしまう気がしたので、この配役で良かったのかもしれません。

というのも、鬼太郎の必殺技に「指鉄砲」というものがあるのですが、完全に幽遊白書の「霊丸」なんですよw

元々指鉄砲は鬼太郎の指自体を飛ばす技なのですが、流石に描写が厳しかったんですかね?
まぁ、より必殺技っぽく見せるという狙いもあるのでしょうが。

それはそれとして、もし野村雅子さんの声で鬼太郎が霊丸を撃ってたら、自分としてはカメハメ波を撃つ悟空を連想してしまうと思うんですよねw

しかも中尾隆聖さん(ドラゴンボールZフリーザ役)も適役として出演されていますので、戦闘シーンは劣化版ドラゴンボールになってしまっていたんじゃないかと。

なので、声は慣れれば問題なく楽しめると思います。

{netabare}
14話で目玉のオヤジが元の姿になって戦うシーンがあるのですが、そこは完全に悟空でしたw

野村雅子さん、サイコーですw

本職じゃないので当たり前なのですが、ヒカキン役の声優ヒカキンさんは正直ダイコンさんでしたw
{/netabare}

では何故、傑作たりえないのか、
それはやはりストーリーですかね。

ネタ回はあって良いと思うのですが、個人的に65話の魔猫の話はさすがに酷いと思いました。

{netabare}
過去作品のサザエ鬼の話とか凄く好きだったんですが、今回まさかの夢オチ。
うーん。。。ってなっちゃいましたねぇ。
{/netabare}

もちろん面白い回も沢山あります。
7話の幽霊列車は自分的に神回だと思ってます。
これは脚本家が回によって異なるので仕方ないんですけどね。

クオリティの高い回があるが故に駄作回が目立ってしまっていたんじゃないかと思います。

しかしながら、バックベアード編の間延び感、ナナシ編の無理矢理感、最終決戦の駆け足感は特に気になってしまいました。

個人的な要望でしかないかもしれませんが、鬼太郎の幽霊族としての力を発揮しての戦闘が見たかったです。

ピンチを仲間に助けてもらうのは過去作品でもそうなのですが、鬼太郎自身の霊力による逆転というか、不死身さみたいなのが特に無く、トドメに霊丸撃って決着なパターンが多い。

あと、よく使われてた、ちゃんちゃんこを腕に巻いて殴るちゃんちゃんこパンチより、普通に昔のような戦い方をして欲しかったかなと。

更に言えば、今回の鬼太郎はダークな部分があるのですが、放送が日曜朝9時ってこともあり、何となく中途半端になってしまってる気もしました。

むしろ深夜放送にした方がもっと良いものになっていたんじゃないかという勝手な思い込みもあります。

悪さをしたねずみ男に対する制裁の描写が少なめってのは時代ってことなんですかねぇ。

でも、要所要所でのねずみ男、マジ、サイコーでした!

ということで、過去作品を見てきた方なら懐かしい妖怪たちにまた会えますし、好きな妖怪の違ったストーリーが楽しめたり、現代風に描かれた世界で昔とは違う人間と妖怪の在り方みたいなものを見ることができます。

変に人間だけの味方ってわけじゃない今回の作品は、鬼太郎を初めて見るという方にも原作にとても近い作品として楽しめると思います。

全97話で見応えもたっぷりあり、子供から大人まで楽しめる作品だと思うので、時間のある際は視聴してみても良いんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

67.6 4 不死身で戦いなアニメランキング4位
蒼穹のファフナー EXODUS(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (400)
2170人が棚に入れました
あなたは、そこにいますか?

西暦2150年。遠い宇宙から来たシリコン型生命体・フェストゥムとの戦いは、新たな局面を迎えていた。

第一次蒼穹作戦で砕かれた北極ミールは、その欠片を世界中にまき散らした。

それらはやがて、独立したミールとして、個別の活動を始めた。
大半のミールは人類への憎しみを抱き、戦いを挑んできたが、一部のフェストゥムは人類との共生を選択した。

同じ思想を持つ者は、人類のなかにも存在した。彼らは人間であり、フェストゥムでもあった。その存在が戦局を混乱させ、より多くの憎しみを生んだ。

戦いはもう、人類対フェストゥムという単純な構図では語れなくなっていた。

そんななか、竜宮島だけは戦いの表舞台から姿を消し、沈黙を守っていた。2年前の来主 操との邂逅で、島はミールと対話する手段を手に入れた。それは島に、可能性をもたらした。アルヴィスの子たちは、戦いの準備を整えながら、敵を理解する術を模索していた。

そして、今また、島に更なる進化がもたらされそうとしていた。フェストゥムの言語を解する少女と、フェストゥムに守られた少女。

二人が出会う時、新たな世界の扉が開く…。


声優・キャラクター
喜安浩平、石井真、松本まりか、佐々木望、福圓美里、新井里美、白石稔、白石涼子、梶裕貴、島﨑信長、小野賢章、石川由依、田中正彦、土師孝也、篠原恵美、葛城七穂、小林沙苗、石川静、高瀬右光、ゆかな、諸星すみれ、てらそままさき、遠藤綾、小松美智子、京田尚子、大友龍三郎、置鮎龍太郎、中村悠一、岡本信彦、森田成一、潘めぐみ、宇乃音亜季、佐々木りお、鈴木達央、浅倉杏美、世戸さおり
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

今度は「劣化ゆゆゆ?」と言わざるを得ない残念作

EXODUSという題名から、旧約聖書にある預言者モーセに率いられたユダヤの民のエジプト脱出のエピソード(※『出エジプト記』)をモチーフとした作品か?と視聴前はそれなりに期待していたのですが・・・

確かにそういう設定&シナリオもあることにはあるのですが、下手な2本建て構成になっていてシナリオが分かり辛いうえに、進行がチンタラと冗長で、何とか完走しましたが、視聴中なんどもウトウトしてしまいました。

登場キャラたちが皆責任感が強くて必死で頑張っている姿には好感を持ったので、評点ほどには嫌いな作品ではないのですが、シリーズ構成&脚本全話を担当した冲方丁氏はもう少し出来る人だと思っていたので、その点は結構ガッカリ。

《まとめ》
本作の少し前に放送され、登場キャラたちを襲う残酷な設定が少し本作に似ている『結城友奈は勇者である』(※略称『ゆゆゆ』)の方は1クール12話でキッチリ完結しているので、両作どちらも未視聴の方は『ゆゆゆ』の方を先に見た方が良い気がしました。


◆制作情報
{netabare}
原作         XEBEC
監督         羽原信義、能戸隆(総監督)
シリーズ構成・脚本  冲方丁
キャラクターデザイン 平井久司
メカニックデザイン  鷲尾直広
音楽         斉藤恒芳
アニメーション制作  XEBECzwei(第2期){/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= 蒼穹のファフナー EXODUS (2015年1-4月、10-12月) ========

 - - - - - - - OP「イグジスト」、ED「暗夜航路」 - - - - - - -
{netabare}
第1話 来訪 ☆ 西暦2150年(ハワイ生存圏壊滅)、2151年の竜宮島、ペルセウス中隊飛来 ※OPなし
第2話 希望の名は ☆ エスペラント同士の対面(美羽&エメリー)
第3話 対話の代償 ☆ 乙姫急成長・エメリーとの接触、乙姫誕生の秘密
第4話 継承者たち ★ マークニヒト解体難航、インド洋のコア、新任パイロット達の訓練進行
第5話 新世界へ ☆ 御門零央・水鏡美三香・鏑木彗初陣、インド洋派遣部隊出発
第6話 祝福のとき ☆ アグラ基地到着、皆城織姫の目覚め、世界樹ミールとの接触、一騎&総士出撃
第7話 新次元戦闘 ★ 竜宮島防衛戦、マークザイン&マークニヒト復活
第8話 平和を夢見て ☆ 織姫命名、マークザイン&マークニヒト発進
第9話 英雄二人 ☆ アグラ防衛戦、マークザイン&マークニヒト来援
第10話 希望の地へ ☆ 続き、アザゼル型撃滅、アグラ放棄
第11話 変貌 ☆ パイロット達の身体の異変
第12話 戦場の子供たち ★ パイロット達の心理的萎縮
第13話 闇の中の未来 ★ 竜宮島防衛戦(無人機投入、カノンの未来視、パイロットの意思の力) ※ラストで島壊滅の未来視
第14話 夜明けの行進 ☆  アザゼル型再出現、新人類軍ダッカ基地部隊からの攻撃
第15話 交戦規定アルファ ★ 堂馬広登死亡、人類による人類の攻撃、真矢の傷心、進路変更、エメリーの希望
第16話 命の行方 ☆ 派遣部隊からの情報、第2次L計画、カノンの未来改変への苦闘開始
第17話 永訣の火 ★ カノンの孤独な闘い、島の夏祭り、カノン消滅 ※ED「愛すること」{/netabare}

 - - - - - OP「DEAD OR ALIVE」、ED「ホライズン」 - - - - -
{netabare}
第18話 罪を重ねて ☆ 永久戦闘モデルと海水化ミール、超巨大FT(リヴァイアサン型)襲来、キャンプへの襲撃
第19話 生者の誓い ☆ 近藤剣司と咲良の結婚式、新型機完成、第3次蒼穹作戦開始 ※シナリオ適当過ぎる点は×
第20話 戦士の帰還 ☆ マークフィアー(甲洋)帰還、美三香消滅、敵コア破壊
第21話 目覚めの時 × 合流地点の待ち伏せ ※シナリオ破綻
第22話 憎しみの記憶 × 救援者(来主操)、合流、新国連の秘密(プロメテウスの岩戸) ※EDなし、同上
第23話 理由なき力 ☆ 交戦規定アルファ発令、三つ巴の戦い、アルファ撤回
第24話 第三アルヴィス ☆ わだつみ島の戦い
第25話 蒼穹作戦 ☆ 続き
第26話 竜宮島 ☆ 続き ※OPなし、ED「暗夜航路」{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)6、★(良回)18、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「あなたはそこにいますか・・・」って、あれっ・・・2クールの放送じゃありませんでしたっけ^^;?

この作品は蒼穹のファフナーの2期目に相当する作品です。
1期と2期の間に、以下の作品が制作されています。
・RIGHT OF LEFT(1期の前日談)
・HEAVEN AND EARTH(1期の後日談)
1期を未視聴の方は、物語に繋がりがあるので1期からの視聴をお薦めします。
1期と2期の間に制作された2作は見なくても2期の物語にはついていけますが、視聴しているとこの世界感の奥行を感じることができるように思います。
1期も相当涙した作品でしたが、例えばRIGHT OF LEFT・・・OVA1話なのですが、涙腺に相当ダメージを与える作品に仕上がっていました。
これらを含め、この「蒼穹のファフナー」シリーズは私のお気に入りの作品なので、この2期も視聴を楽しみにしていました。

ファフナーは搭乗による副作用があるのでずっと登場できる機体ではありません。
なので、2期では1期で最前線で闘っていたパイロットの多くは引退し、ファフナー乗りは次の世代に遷っていました。今でも現役パイロットを続けているのは遠見 真矢だけで、真壁 一騎は喫茶店、皆城 総士は研究、カノンはファフナーの整備、と竜宮島で皆それぞれの道を歩もうとしていました。

不定期でフェストゥムは襲ってくるものの、島の防御と迎撃態勢はしっかりしていますし、ファフナーのパイロットも高い適正値に裏付けられた良い仕事のお陰で島は守られています。
それに研究の成果でパイロットへの負担も軽減している・・・島全体が優しい空気に包まれている感じです。
欝作品と言われるだけあってこれまで沢山の悲しい出来事が続いたので、この平和的な日常がとても心地良いと思っていましたが・・・やはりそれも束の間でした。

新たなミールの到来によって世界のバランスが崩壊する懸念があることを島の人たちは知ることになるのです。
万が一、新たなミールを味方にできないと人類は地球上で生きる場所を失うことになる・・・
それを回避するにはミールと対話できる存在が必要不可欠で、それに協力するには対話のできる日野美羽を人類軍に同行させなければならない・・・
人類軍はかつて何度も竜宮島を襲ってきた存在です。
竜宮島は人類軍に判断を迫られ・・・物語が動いていきます。

2期を視聴して最初に安心したのが、この作品の中で脈々と流れているこの作品独自の欝的雰囲気が色褪せていない、という事と、これまでファフナーに乗ってきたパイロットの意志を次の世代がしっかりと引き継いでいた、という事です。
angelaさんの歌に合わせたオープニングアニメの中盤以降、決してフェストゥムから目を逸さない若手パイロット達とゴーバインのヘルメットが硬い決意を物語っているように感じました。

彼らは救われるのか、それとも滅び行くのか・・・
そこは続編に期待・・・という事になったようですね^^
てっきり、連続2クール放送だとばかり思っていましたが、分割作品だったんですね^^;
全てはこれからです^^

1期が放送されてから10年が経過しました。
2期の作画は、1期を遥かに凌ぐ出来栄えで凄まじいの一言です^^
スタッフの中には10年前に見たファフナーが大好きで、XEBECさんに入社された方もいらっしゃるとか・・・この作品はこだわりと愛に溢れているんですね^^

オープニングテーマは「イグジスト」
エンディングテーマは「暗夜航路」
どちらもangelaさんの曲です。ファフナー=angelaさんの図式がすっかり定着したようですね^^
もちろん、どちらもお気に入りの曲です。

1クール13話で一旦幕を引きましたが、続編がどうなるかが楽しみですね^^
2015年の5月24日のスペシャルイベント-痛み-で詳細が発表されるようです。
あと1ヶ月と少し・・・首を長くして待っています♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

1期と劇場版視聴必須

1期と劇場版観ていないと、正直わからないので、
視聴必須になると思う。

キャラデザの人、マジェプリ後なので、
SEEDよりからキャラがマジェプリよりになった。

とりあえず1期から劇場版が2年後で、劇場版から4年半後のようだ。
となると、14歳でファフナーに乗ってたら20歳になってる設定だね。

13話の終わり方が「???」だった…
分割2クールにしてもねぇ、わかりにくいよ…

11-12話
{netabare}
島の話で、2万人の移動の件は次週に持ち越しみたいだけど、
得た力の代償は、人間じゃ無くなって行くというのは分かった!

カズキは、ホント地球と同化して神ENDになっちゃうんじゃないの?と…

折り返し地点12話でも特に悲劇という悲劇もなくー
後半たたみかけるように鬱鬱行くのかな…
{/netabare}

10話
{netabare}
カズキとマヤが、ユミコさん(マヤの姉)の異変?に気がついた感じ。

まだ主要キャラが散っていないってことは、最後に一気に逝くのかなぁ…
人類軍のマヤの異母弟がザインに無理矢理乗りそうな感じだったけど、
やらかしてくれるのかなぁ?
{/netabare}

9話
{netabare}
「英雄2人」ってタイトルだったけど、
チーター2人な気が…

2人が戦地に入った瞬間から戦局が一転

ニヒトが魔王に見えたw
ザインの同化の上書きとかチートでしょう。
カズキは最後地球と同化するんじゃ…
{/netabare}

8話
{netabare}
マークザインとマークニヒトの戦地への派遣だけで終わった…
時間かけすぎだろう…
{/netabare}

7話
{netabare}
島のファフナーが覚醒したのとマークザインとマークニヒトの起動が
メインだけど、ミワの母親が…

どんどん暗くなってく
{/netabare}

6話
{netabare}
主要キャラ全滅鬱エンドになりそうな展開だった。

安定のファフナーと言えばそうなるけど…

ちょっとカルト宗教ぽい感じが強いのと、
やはり、人類軍の長老さんが人類の足かせですかーと
{/netabare}

5話
{netabare}
総士の最後のセリフが気になった。
1期とかみたいに次回から鬱鬱化していくのだろうか???

3代目パイロット達とOPの4人が中心にくるのだろうし、
2代目パイロット達の立ち位置がかわいそうな感じ…
{/netabare}

4話
{netabare}
新人パイロット決定回

ファフナーのパイロット決定って、毎回
赤紙みたいな家族側の演出が…

1クールだったら、どうやって終わらせるんだろう?
かなり展開が遅い気がする。
{/netabare}

3話
{netabare}
真矢の声優さんが棒過ぎて…本業声優じゃないのかな?

1期と劇場版観ても、ついて行けなかった…

とりあえず、人類軍の3パイロットは空気読めないっと
キービジュアルに1期からの4人と新人パイロット見習いが
描かれているから、4話以降、この辺が中心にくるのかなーぐらいしか
わからない…

終わってから、2周目で理解できそう。
{/netabare}

1話~2話
{netabare}
1話Aパートは人類軍で、Bパートから、主要キャラの現在紹介って感じだった。

2話は、希望同士の出会いよりも、一騎が、人類軍の3パイロットから、
スーパーエースとして、崇められている所の方が印象に残った。
「真壁因子」って呼んでたけど、3話で分かるのかな?

キャラデが同じなんでアレだけど、レイ・ザ・バレルぽいのが
迎え入れた人類軍の隊長してたよ…名前に「ミツヒロ」って入っていたし
何かありそうな予感。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

55.0 5 不死身で戦いなアニメランキング5位
TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (172)
816人が棚に入れました
時は2030年代。謎の探偵、明智小五郎の元に集う『少年探偵団』。彼らは大小様々な事件を持ち前の行動力で解決に導いてきた。ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年、小林芳雄と出会う。『正体不明の靄』により「死ねない」身体となってしまった小林は、自身の死を望み、他人との接触を拒んでいた。そんな彼の存在に興味を抱いた花崎は「『少年探偵団』へ入らないか」と持ちかける・・・小林と花崎。彼らの出会いはやがて、世紀の犯罪者 である怪人二十面相と明智小五郎の因縁と絡み合い、二人の運命を動かしていく・・・

声優・キャラクター
山下大輝、逢坂良太、梅原裕一郎、木戸衣吹、田所あずさ、GACKT、古川慎、山谷祥生、小野大輔、増元拓也
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

この明智小五郎はどの明智小五郎?

タイトルが『TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-』となっていますが一体どの辺が?と言う印象を受けてしまいました。ロボとか超能力とか‥2話見た時点では推理小説的要素は僅かしか見られず、事件の謎も視聴者に十分な情報を与えずに種明かしをする類のものでかなり残念。性別が変わっているキャラもちらほら‥中村警部がデキる感じの若い女性に、※1ノロちゃんが引きこもりっぽいかわいい女の子になってました。‥ノロちゃん、お家の中だからって下着で生活するのは良くないぞ(笑)

明智小五郎のキャラ描写にもかなりの違和感。原作の明智というキャラは初期と後期ではまるで別人の様に姿形が違っています。初期の※2明智はモジャモジャ頭に浴衣に兵児帯、下駄をカランコロンの※3好事家。金田一耕介のモデルとしても知られていますが、その後、日焼けした面立ちの異国帰りの青年紳士の姿を経て、後期はスーツでバシッと決めた人格者、手品軽業なんでもござれの完璧超人、頭脳明晰の正義の人というキャラに変貌します。

本作で描かれる日和見主義的、守銭奴的人柄の明智探偵が上記の内どの明智に当たるのか私には全く分かりませんでした。

小林君については元浮浪児という設定がどこかにあったはずですので、それなりに納得。2話のシーン、なかなかの食べっぷりでした。ポケットに食べ物をいくつかしまうところもしたたか‥(笑)

6話見た時点での感想(ネタバレなし)

他の方もおっしゃっている様に、花崎くんの"殺す"という意味を含む台詞の乱用は耳障りに聴こえます。本気で言っているわけじゃないのは分かっているけれど、軽薄な口調から出る言葉の音自体が痛い。こういった場面、今後も繰り返される筈なので、心のスイッチを切り替えて見ねば‥。

小林君がだんだんと心を開いていく様子や、友情物語、はしっこい女性キャラ(主にノロちゃんだけど‥)が活躍する部分には魅力があるので、切らずにそれなりに楽しんでます。ノロちゃんの相棒のフクロウのピッポちゃんもかわいいですね。

OPはGACKTさんの「キミだけのボクでいるから」。EDは作中の中村警部の役も演じている田所あずささんが勢い良く歌う「1HOPE SNIPER」、ギターが派手に効いているロック曲調が爽快です。

EDムービーでは二十面相が明智探偵に切り替わる描写がありますが、二人とも変装の達人であるとか、小林君に執着がある所とか、支那服を着ている(原作の明智のみですが)所とか、色々と共通点があるので、作中で何かしらの関係が描かれると面白いかも知れませんね‥。同じくEDにて、一人がけソファに座ったノロちゃんがピッポちゃんを頭にのせてる画が妙に可愛かったりもします(笑)

それにしても少年時代に乱歩に触れた者にとって、明智小五郎とか怪人二十面相という語の影響力はかなりのものだと痛感。「乱歩奇譚 Game of Laplace」も当然のごとく見てしまったし、いつだったか陣内孝則さんとかビートたけしさんとかが出演していたドラマも見てしまったし‥、コントロールされちゃってますね、わたし(笑)

原作の知名度だけを利用する様なやり方はずるい気もしますが、概ね別物としてみれば良いかと‥。物語は分かりやすいし、キャラが割と面白いので、最後まで観てみようと思います。

もっとも私の様な俄かでなく、生粋の乱歩マニアの人だったら、もしかして気分を悪くするという事もあるかも知れないので、そんな人にはあまりお勧めは出来ませんが‥。

1期を見終わって
{netabare}
少年探偵団とPEACH-PITの名に惹かれ、ずっと惰性で見ていましたが、後半の花咲君の駄々っ子暴走と20面相のかまってちゃん思考があまりにも幼稚なので、かなり遠い目で見ざるを得ないアニメとなってしまいました。GACKTさんの声もどことなくやらしい感じで、長台詞など男の私にはちょっと耐え難かったです(汗)女性なら気にならないかも知れないけれど‥。

ノロちん&ピッポちゃんについては本作唯一の癒しキャラで間違いないんですが、その魅力もビジュアルと声優さん(木戸衣吹さん)のかわいさによる所が大きく、今ひとつ魅力が引き出せていない印象でした。性格が割と平凡な天才描写(笑)だったのがちょっと残念‥。

また本作において特別な存在と思われていた小林少年でしたが、後半で20面相の超能力が明かされ、ギフトという言葉が浮上してからは異能バトルものの様相を呈してきました。

SFやファンタジーを推理に組み込む事は珍しい事ではありませんが、設定がしっかりとしていないと例の※機械仕掛けから出てくる神の仕業で全ておじゃん、破綻してしまう危険があります。

2期が始まりましたが、異能者が次々と表れて、月並みなバトルもののようになって欲しくはないですね。タイトルからかけ離れた内容になっている事は重々承知ですが、一応少年探偵団のお話、ミステリーのはずですから‥。

※:デウス・エクス・マキナの事。必然性の無いご都合展開を指します。古くからある言葉でもあり、的を射た表現なので私は好んで使います。けど中二病とか言わないでね‥(汗)
{/netabare}

14話についてのあれこれ
{netabare}
え~っ!大友君15歳だったんですか! というびっくり事実を発見。どこかで見落としたんでしょうけど、中3にしてあのアダルトな立ち居振る舞い恐るべし‥。あと花崎君の身長172cm52kgにも驚愕。明らかに痩せ過ぎ‥こんなんで荒事に対処出来るんでしょーか? 「テニスの王子様」とかもそうですが、半分ギャグなんでしょうけど(笑)

お話について、学校に紛れ込んだ変態女子が男子のジャージとかを盗む事件‥かと思いきや、このアニメ、BLっぽい要素があるだけに犯人は変態おじさん? とか思っていたら、二転三転して意外な犯人像と犯行動機に結びつくのでした。この事件は後の展開の伏線になるかも知れません。

物語については特に紆余曲折はなく、いちごエクレアに釣られた野呂ちんと山根君コンビが大したトラブルも経ず普通に事件を解決という流れ。原理は良く分からないけど大抵の事なら何でも出来ちゃう野呂ちんのウィザード級ハッカー振りとか、山根君の考え無しの張り込みとか、相変らずミステリー要素が皆無で、刑事ドラマ然としていましたが、大友先輩(笑)と井上君の出番もあり、終幕では4人の円満な関係も描かれていて、何となく充実していて安定感のあるお話でした。

「野呂ちんが魅力を感じるものは全部家の中にある‥」堂々と言い切ってしまう野呂ちんの引きこもり根性にも笑いが‥。納税とか寄付とかの話が無かった方がさらに堂々としてて面白かったんですけど(笑)

今回のお話、はっきり言って花崎君とか小林君、明智先生とか20面相の絡むお話よりもいい‥。超能力関係の話は余計な感じがするので除いて、この4人に勝田君を加えた5人が主役のアニメの方がゆる~い刑事物として楽しめたりして‥。

終幕前に少しだけ触れられていた遺伝子データを売り買いする商売のお話とかも、近い未来に本当に出てきそうな気味の悪い話でもあり、リアリティの味添えも上々、伏線もそつなく仕込んだ気配がありました。(あったらダメか)

私的な印象から、やたらとねちっこい20面相絡みのBL要素がこのアニメをつまらなくする原因だとすれば、いっその事、野呂ちん主人公の「神様のメモ帳」みたいな爽やかなお話の方がいくらか面白かったかも知れないとか思ったり‥作品の根幹を否定するかの様な傲慢な感想ですが、やっぱり男としては艶かしいGACKTボイスみたいなのはなるだけ聞きたくないものなのです(汗)
{/netabare}
二期以降、暴走の末の失敗に悔やむ花咲君の姿が延々と描かれるので気が滅入ります。仲間との不和も中々解消されず‥。明智探偵、小林君、20面相も全員暗~い過去を引きずり過ぎていて、回想シーンが多目なのも見ていてきつかったです‥。

また20面相のギフト(洗脳能力)の所為で、脚本に都合の言い様にキャラを動かせる様になってしまったのも、ドラマの必然性を削ぎ、軽薄なものにしてしまった大きな原因の一つだったと思います。会話内容も鬱話か気合で何とかするタイプ、事務的なもののいずれかで、思考の余地を殆ど貰えなかったのが残念でした。活劇描写にも特に工夫が無く大雑把で爽快感もほぼ無し‥。

物語も佳境、22話まで視聴しましたが、見続ける事が義務に近くなってきましたので無理せずリタイアさせて頂きました。


※1:原作では野呂一平という名前。よく失敗をするムードメーカー的な男の子。体が小さく力も弱くて臆病‥でも意外とすばしっこい。

※2:初期「D坂殺人事件」「心理試験」などで描かれる明智小五郎。

※3:あまり一般的な単語ではありませんが"こうずか"と読みます。専門家未満の知識を無節操に貪る類の人の事。ディレッタントとも。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小林少年のAnother Story

小学生の頃、推理小説が好きで江戸川乱歩の作品は色々読みましたが、この作品の原作となっている「少年探偵団」はきっと未読だと思います。

それでもこの作品は情報が開示された時から視聴を決めていました。
この作品の決め手は、キャラデザが「PEACH-PIT」さんだったからです。
「PEACH-PIT」さんと言って私の中で真っ先に思い出すのは、お気に入りの棚にも入れている「Rozen Maiden」です。
可憐さ、儚さ、そして時には溢れんばかりの熱量を帯びたDOLLたちが繰り広げるアリスゲーム…
こちらも続編が待ち遠しい作品の一つです。

この物語の主人公は小林少年です。これまで江戸川乱歩の作品の中で小林少年は数多く登場してきましたが、本作ほど奇怪な小林少年は多分いなかったと思います。

それは小林少年の体質に拠るモノなのですが、「誰も傍に寄る事ができない」というのが適当な表現だと思います。
傍に寄れないのは自分を覆う膜の様なモノが外敵を弾いてしまうから…
でも、これって寂しい事だと思います。
身の安全は保障されているのかもしれません…
けれど、言い換えてみると人の温もりを感じる事ができない…と同じ事です。

人間誰でも生きていれば、時に人の温もりが欲しくなる事って絶対あると思いますし、生理的にも不自然ではないと思います。
気分が落ち着いたり、やる気が漲ったりとその効果はお墨付きですから…

でももしそれが欲しがっても絶対手に入らないものだったら…
そう考えると余計に孤独を感じてしまうと思います。
その孤独はやがて不安・不信へと姿を変えても決しておかしくありません。
その結果、その人の精神を少しずつ…だけど着実に蝕んでいくんだと思います。

そんな時、小林少年は少年探偵団と出会う事になるのですが、小林少年は手がつけられないほど荒んでいました。
これまで育ってきた境遇との違いに居心地の悪さを感じていまう…
仕方ありません。
だって、少年探偵団はこれまでの居場所と真逆なんですから…
物心付いてから今まで自分の身の置き場所は自分で決めてきたのに…
小林少年が少年探偵団とどの様に関わっていくのか…本作の見どころだと思います。

そしてもう一人…花崎健介の事を忘れてはなりません。
小林少年が最初に感じた居心地の悪さの元凶が彼の言動でした。
でも彼に悪気なんてこれっぽっちもありません。
だって育ってきた環境が小林少年とまるで真逆なのですから…
彼の正義感は見事なモノです。
でも正義感も行き過ぎると、付け込まれる隙が生まれてしまいます。
捻れた世の中を無理に矯正しようとしても歪が完全に取り切れない様に、丁度良い塩梅に落とし込む事だって必要だと思うんです。
それができないと…きっと心が破綻してしまいます。
まぁ、彼はそれを今回身を以て大変する事になるんですけれど…

江戸川乱歩といえば、往年のライバルである明智小五郎と怪人20面相の駆け引きは絶対に外せません。
この作品でもしっかりと見せ場が用意されています。
未視聴の方には乞うご期待…といったところでしょうか。

オープニングテーマは、GACKTさんの「キミだけのボクでいるから」と、田所あずささんの「運命ジレンマ」
エンディングテーマは、田所あずささんの「1HOPE SNIPER」と、GACKTさんの「罪の継承 〜ORIGINAL SIN〜」
オープニングとエンディングで歌い手が入れ替わっているんですね。
もう完全に田所さん推しです。田所さんの歌、超恰好良かったです。

2クール24話の物語でした。
この手の作品は原作をどう改変させるかがポイントとなる訳ですが、改変の好みで評価の分かれる作品だと思いました。
個人的にはキャラデザと声優陣で十分お腹一杯になった感じです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします。

ゲオのゲオチャンネル!
二十面相「さあ、遊ぼうか明智君。」

花咲「なあ、こないだの“トリックスター”見たか?」
小林「見てない。」
花咲「なーんでだよ。見ろよ。」
小林「だって・・・」
花咲「何か見たくもない訳でもあるのかよ。」
小林「うるさい。面白くないんだよ、内容が・・・」
小林「あーワリイワリイ。でも大丈夫。今からでもまだ間に合うって!」

花咲・小林「トリックスター、江戸川乱歩・少年探偵団より。ゲオチャンネルで見逃し配信中。」

小林「僕はただ、スポンサーがいいから売れると思ったのに・・・」


ということで江戸川乱歩の少年探偵団から「名前だけ」を借りた探偵ドラマ(?)提供のゲオやセブンイレブンが押しまくってます。
OPはGACKT様の歌う「キミだけのボクでいるから」。自身もアニキャラで出てるPVもカッコイイですネ。ご本人も二十面相役で出ておられます(クセのある声だと思ったら・・・)。
少年探偵【団】というわりには、花咲だけが一人はしゃいでいるのが目立つし井上・小林との協調・連携もイマイチ。
明智探偵事務所もセレブ宮殿なので変に違和感が。探偵ってそんなに儲かるわけないでしょ。
メインの花咲・小林の少年二人もあまり好感が・・・う~~~ん、ねぇ・・・

花咲健介:明るく元気な行動派で身体能力も高く面倒見もよい。しかし、もう分別のわかりそうなティーンエイジなのにオツムの方は小学生のガ〇並。KYの上、聞き分けのない子供のように「我」を通そうとするし、単独での事件解決は0という頭脳労働に向かないタイプ。しかもバ〇のくせに自信ありげに調子づいてるのを見ているといかがなものか?
小林芳雄:「死にたい」が口癖のヒューマンデブリ。死にたがりだが謎のATフィールドでなかなか死ねない。周りの状況に無関心で愛想もなく、モノ知らず(無知)のくせに「ちっ!」と舌打ちして人を見下し、まるで野良猫のような少年。
そんな美少年二人を見ていて面白い・・・・・・・感じがあまりしないなぁ。絵はそんなに悪くないんだけどねぇ。

そもそも何がしたいのか?何を見せたいのかよくわからない感じがします。(二十面相の行動目的・小林の粉砕バリヤーの謎など)
同時期の「シティ・クライム」モノとしては「文豪ストレイドッグス」や「Occultic;Nine」の方がキャラ立ち・謎解きミステリー・アクション・ハードなドラマ等がイイように思えます。

【視聴終わって・・・】
ああ、予想以上にグダグダでした。何で視聴完走したんだろう?少しは良い展開になることを期待したのかな?ああ~~無駄に時間つかったぁ~~!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ページの先頭へ