中国語でファンタジーなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの中国語でファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番の中国語でファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

58.0 1 中国語でファンタジーなアニメランキング1位
霊剣山 星屑たちの宴(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (156)
822人が棚に入れました
落下した彗星によってもたらされる運命の子を選ぶために、長い歴史をもつ霊剣派一族は門下の入門試験を再開することに。そして、その試験に挑もうとする少年が主人公の王陸です。

試験が難題であるほど、奇抜な戦術や機転が利く洞察力を発揮して簡単に解いてしまう王陸の痛快さが高い支持を集めている物語は、シリアスとギャグがほどよいバランスで散りばめられています。

声優・キャラクター
代永翼、山口由里子、西田雅一、小林大紀、松田健一郎、江口菜子
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【第1クール感想】三重苦の中国原作アニメ化作品

中国原作のwebコミックは未読。

外国の人気コンテンツが海洋を越え島国に乗り込む困難性を、
我々はこれまで幾度となく体験していますがw
本作もその苦しさを痛感するアニメ化作品でした。

本作がトンチを交えた古風な作りが、時代の壁を越える。
加えて中国の古典ネタや陰陽五行説を絡めたストーリーを日本人に伝える。
双子の困難性を抱えていると、私は一話感想にて吐露しました。

さらに視聴し続けると、
独自のネット文化圏であり、ネトゲ大国でもある中国のノリ。
という第三の困難性が露呈されて来ました。

ログイン、スキル獲得、イベントクリアといった、
ネットゲームの要素が、中国人独自の間合いで差し込まれますが、
それらで日本人の笑いのツボを突く翻訳力は、
残念ながら本作にはなかったようですw

さらには酔拳の如き独特のリズムで繰り出される下ネタw
おや……いつの間にか苦しみが四重にw


とまぁ、いち日本人にとっては崖をよじ登るが如き、
難行苦行を強いられた昇仙修行でしたがw
アニメから得られた物、心に残った物の多さに関しては、
個人的に豊作だった2016冬アニメの中でも、実は上位に位置します。

特に修行について。体系化された従来の霊剣派の修行カリキュラムとは違う
独自のアプローチで主人公の天才的な素質の開花を試みる。
その先に大局的な見地から末法の到来も意識しつつ、
昇仙の王道を模索していく……。
そこには医食同源な肉体形成、気脈を意識した強化法など、
中国5000年の積み重ねが感じられ、大変興味深く視聴させて頂きました。


修行ばっかりでつまらんwという感想もごもっともw
……ただ、幼少期より往年のジャンプ原作アニメ何かを観て来た私としては、
1クールほぼ丸々、修行に費やしてしまう、
本作の構成はどこか懐かしくもありました。

“三話切り”“一話切り”が横行する、
とかく早急な現世利益を求める本作の新興宗教の如き深夜アニメよりも、
夕方やニチアサタイム、或いはNHK教育の日中友好ナントカ記念なんかで、
まったりと長期放送した方が良かったのかもしれません。

……ただ、それだと今度はいらん下ネタがネックにwう~~む……(苦笑)


それでも私としては、何故か決まった二期目も是非、仙山に挑み続けたい作品。
二期目の霊剣山が待っている末法のクールに備えて、
独特な中華ギャグの応酬で凍り付かないように、
尊氏もせいぜい受け身の鍛錬に励みたいと思いますw



【1話感想】日本の末法思想からこの中国原作アニメの見所を探ってみる。

某動画サイトでいきなり酷評が炸裂したので救済の意味も込めてw

長くなるので折りたたみw

{netabare}
はっきり言って、低評価もやむなしだと思いますw
これを面白いと思える人というのは、
国語の漢文の授業で、矛盾や五十歩百歩などの故事成語の元ネタを読んで、
楽しいと思える感性の持ち主くらいw
恐らく日本人が10人見れば9人つまらないと答えるでしょうw

トンチの要素もあるので『一休さん』がイケる方はギリギリ挑戦できると思いますw
でも『一休さん』を楽しめるのは日本人としての文化教養の土台があり、
そこにトンチが乗るから反応できるのであって、
いきなり五行思想絡めて来られたら相当厳しいものがありますw
例えて言うならレ点を付けなきゃ解読できない『一休さん』って感じw
豊作の今期に敢えて、異国の仙山に昇る荒行を選ぶ必要もないとも感じますw

それでも引き続き仙人の道へ挑まんとする同士の存在を信じて、
敢えて個人的な注目点を語ると……。
私は本作の「末法思想」というワードに時めいています。

お釈迦様の教えが正しく伝わり、正しい修行と悟りが行われる時代(正法)
外見だけ教えをなぞって、中身のない修行が行われ悟れない時代(像法)
それを過ぎると教えが失われ、世が乱れる暗黒時代(末法)が訪れる……。

この末法思想は日本でも特に十一世紀に大流行。
この年が末法元年!とマヤやノストラダムスの如き大予言まで飛び出し、
人々はすがりつくように寺社の建立に走りました。

なぜこんな思想がはびこったかというと、
武士が跋扈する平安末期の社会不安だけでなく、
実際に教えを広める組織が、うわべだけのまやかし。
との人々の暗黙の了解、不信感があったと思われます。

実際、末法思想が流行った頃の僧共は、利権でずぶずぶだしw
そのくせお布施しない庶民には冷たいしw
女人禁制の山を指定して女は救われないとかのたまい、やな感じだしw
要求断ると僧兵が神輿担いで都に突入してくるしw

本作の仙人がいる世界における末法前夜の状況も恐らく類似した状況なのでしょう。
恐ろしく体系化され権威化し、多くの人が無批判に畏怖する仙人の組織、試練。
けれど教えの本質からはズレている。
そこを主人公がトンチをぶつけ暴いていく。
そんな展開を勝手に期待して見ています。

私としては今後も主人公に親鸞や日蓮といった、
日本の旧仏教をぶち壊して新時代を切り開いた、
“破戒僧"たちの姿も重ね合わせながら視聴を継続したいと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

王陸の進化が止まらない・・・どこまで行っちゃうんだろう?

この作品の原作は未読ですが、中国の有名なオンライン小説化が書いた作品なのだそうです。
とても人気のある作品で16巻900話まで連載されたそうです。
中国の人口の多さを実感するのが、オンライン連載されているた原作コミックは、5億6000万レビューを越えているとか・・・(wikiより)
まったく5億6000万って日本の人口の何倍なのよ・・・^^;
アニメの世界における超巨大マーケット「中国」の片鱗を見たような気がします。

そんな中国の人気作品とスタジオディーンが手を組んでこの作品が生まれた訳ですが、物語的には分りやすい内容だと思いました。

生まれながらの才能に恵まれた王陸は、仙人を目指し果てしない修行の道を進む事になるのですが、王陸のキャラ設定は無双系・・・どこまで行けるかは分かりませんが、彼の成長の軌跡を描いた作品になっています。
金髪碧眼の持ち主で、服装のスタイルも独特・・・それに与えられた修行内容もあっという間に出来てしまう・・・正に王陸は「The 主人公」という感じです。

同期入門者を差し置いてどんどん強くなる王陸・・・時々一生懸命修行しているその他大勢が可哀想に思えるときもありましたが、王陸が嫌味っぽい性格じゃないので抵抗なく視聴する事が出来ました。
でも、王陸の成長物語といえ、そればかりではお腹一杯になってしまいます。

それでもお腹一杯にならずに視聴できたのは、3人の女性キーパーソンのお陰だと思います。
一人目は王舞という王陸のお師匠さまです。容姿は端麗なのですが普段はお酒ばかり飲んでいる上、王陸に対して修行らしいことを全くしない・・・という感じなのですが、いざ話をしてみると色んな考えや可能性を元にした言動だったり、実に底の見えないお師匠さまなんです。
でも進化する王陸の影には必ず王舞が存在している訳で・・・この二人のやり取りからは今後も目が離せません^^

二人目は玲ちゃん・・・普段は旅館の女将さんとして働いているショートカットの似合う女の子なのですが、王陸に頼られたら断れないタイプで武道においても秀でている上、他にも色々と秘密がありそう・・・

そして三人目はあや・・・金髪のイギリス人で多分この作品に登場する女性キャラの中で抜群に綺麗な女の子だと思っています。普段は食堂のコックさん・・・なのですが料理の腕はイマイチ^^;
でも彼女にとって食堂のコックは世を忍ぶ仮の姿で、実際には王陸も認める武芸者・・・

こうして振り返ってみると、王陸の成長もきっとまだ道半ばなのでしょうが、登場するキャラについても分からないことだらけみたいです^^
これから王陸とどのように絡んでいくのかが見ものだと思っています。

それ以外にもたくさんのキャラが登場します・・・が、どのキャラの名前も似通っているので、キャラと名前が頭の中で全く結びつきませんでした^^;
我々と同じ漢字二文字の名前が殆どなのに頭に入らないのはどうしてなんだろう・・・殆ど音読みだから^^;?
それでも問題無く視聴できたと思っていますが・・・もしかしたら私だけでしょうか^^;

オープニングテーマは、そらる・まふまふさんの「ファーストエンド」
エンディングテーマは、柿チョコさんの「絆」
この作品の持つ躍動感ぴったりのオープニングアニメを背景に流れるファーストエンドは聴いていてわくわくする予感を感じさせてくれる曲です。
個人的にはメロディーがツボに入ったエンディングの方が好みでしたけれど・・・^^;
でも、この2曲・・・何故か分かりませんがカラオケDAMに未だ入っていないんですよね^^;
いつ入るんだろう・・・

1クール12話の作品でした。中国の小説が原作という事もあり、我々がこれまで慣れ親しんできたアニメのノリとはちょっと違う部分があり、それに違和感を感じなかった・・・と言えば嘘になります。
でも王陸の表裏と屈託の無い性格と、何をやらかすか分からない王舞の存在と二人の掛け合いが物語を盛り上げる・・・という展開も含め慣れたら違和感も感じなくなりました。
既に続編の制作が決まっています・・・続編もしっかり視聴させて頂きたいと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

EGA2:50 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中国から愛すべき最高のクソアニメが満を持して上陸

◆ストーリー

大天災をもたらす彗星が落下、落下した彗星によってもたらされる運命の子を選ぶために、長い歴史をもつ霊剣派一族は門下の入門試験を再開することに。千年に一人と言われる「超霊根」を持つ王陸、霊剣派に入門試験に挑む。
ギャグ満載・異例の仙人への道を歩みはじめた!(公式)

◆レビュー

第1話{netabare}

・物語/キャラ

当作品は以下のクソアニメ成分が含まれております。
①第一話から危うさを感じさせるスリリングな作画
②90年代のコロコロコミックを彷彿とさせるギャグシーン
③描くのが簡単そうなモブ
④大根を売るのが試練
⑤詐欺まがいのとんちで切り抜ける主人公
⑥12歳には見えない登場人物たち
⑦颯爽と剣をスノボ代わりに乗って登場する変な髪形の人たち

そして、全体に漂う斬新な中国漫画のノリによって、掴みどころのない感覚が視聴者を襲う!

・総括
Twitter等での実況を片手に見ると倍以上に楽しめる作品。
視聴者の困惑ぶりが非常に伝わってくる。
そうだ、こういうクソアニメを僕たちは待ってたんだ!




マジな意味でのクソアニメと、笑える意味でのクソアニメの二つの側面を持ったハイブリッド。いろんな意味で危ういアニメ。
個人的にはこういう作品大好き。
{/netabare}

第2話{netabare}

・総括

とりあえず攻略対象が熟女のギャルゲー的な試練で村人の好感度を上げて、アカギパロが唐突に出てきて、主人公の召使いが名前のせいで裏切った、2話はそんな流れだ。うん、自分で何言ってるかよくわからない。

個人的には「MUSASHI-GUN道-」や「財前丈太郎」の後継者候補かと感じていたが、どうやらベクトルが異なるようだ。クソアニメソムリエ中級者以上推奨。

リアルに考察すると、日中の制作陣の意思疎通が図れていないので、日本の制作側が何が面白いのかよくわからないまま作ってる感じか。
あとは、中国の創作を見るうえで必要なノリや前知識、常識みたいなものがあって、本来それを解説するべきであるが、それを一切無視して力技で表現している、というのもあるのかもしれない。

第1話の放送を受けて中国人も落胆しているレベルらしいので、もはや何を評価すればいいのかよくわからなくなってきたが、このクソっぷりは近年稀に見るほどの貴重さがあるので、最後まで見届けたいと思う。{/netabare}

第3話{netabare}

・総括
作画が崩壊するわけでもなく微妙にツッコミ所に困る相変わらずのノリ、という感じ。今までの日本アニメとはいい意味でも悪い意味でも感覚が違うので、ある意味、新鮮さには楽しめてるかなとは思う。
中国の人はこういう所がかっこいいと感じたり、笑ったりするんだなーと冷静に分析する作品になりつつある。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

64.2 2 中国語でファンタジーなアニメランキング2位
魔道祖師 日本語吹替版(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (59)
164人が棚に入れました
世は岐山温氏が暴虐の限りを尽くし、人々は苦しみに喘いでいた。姑蘇藍氏・雲夢江氏・蘭陵金氏・清河聶氏ら仙門の修行者たちは「射日の征戦」を行い、力を合わせて温氏を討伐することに成功する。夷陵老祖いりょうろうそである魏無羨は、「射日の征戦」で貢献を果たしたが、彼の修めた鬼道は強大な力を持つがゆえに、人々に恐れられ、謗られ、やがてその身の破滅を招いてしまう。そして十三年後。死んだはずの魏無羨は呪術によって世に蘇り、かつての友、姑蘇藍氏の藍忘機、義兄弟である雲夢江氏の江澄と再会する。しかし、過去の謎は未だ消えず、世間は再び彼を疑い始めるのだった。すべての物語の始まりは、彼らの少年時代の出会いに遡る――

声優・キャラクター
木村良平、立花慎之介、緑川光、早見沙織、森川智之、梶裕貴、土屋神葉、斉藤壮馬、花江夏樹、赤羽根健治、島﨑信長、川澄綾子、吉野裕行、阿澄佳奈、Lynn、浜田賢二、本田貴子、酒巻光宏、速水奨、三宅健太、酒井敬幸、白熊寛嗣、こばたけまさふみ

ぴえん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメに求めるものは何か? アニメとガチで向き会えるか? 私は楽しさと面白さのためにガチで向き合っている

 
 アニメのみ視聴。原作小説/ドラマは未読/未視聴。結論としては、人の好みによって評価が大きく左右されるアニメだと思う。例として挙げると、ミステリー小説/漫画/アニメ/ドラマなどを読む/見るとき、貴方がどんな風な角度から楽しむかでこのアニメに向いているかどうか大体わかる。


1) ただ単純にストーリーを楽しむ。主人公と一緒にドキドキして、犯人がわかって「あー! そいつか! なるほど!」って盛り上がって終わるタイプ。

2) 犯人がわかったら、巻き戻し/ページを戻るなどをして、伏線をもう一回楽しむタイプ。何周かして、「あ、後で明かされるあの謎の伏線はここにあったのか!」ってなる人。


 どっちが良い、悪いの話じゃなくて、このアニメに関しては圧倒的に後者の人が視聴に向いている。向きすぎている。というか、こういう人たち向けに作られたのでは? と考えるレベル。


以下、理由:

1) 名前が分かりづらい。これはみんな言っていることなので省いてもいいレベルだが、一応提示しておく。主人公含み登場人物は色々な名前で呼ばれている。例えば、主人公の義理の姉は主人公(ウェイ・ウーシェン)をアーシェンとよんでいるが、この手の呼び方は歳上の家族が自分の子供・弟などを呼ぶときにしか使われないらしい。こういう新しい呼び方とかがポンポン出てくる上に、字(例:ウェイ・ウーシェン)と名(例:ウェイ・イン)と号(例:イリョウロウソ)まで出てくるから「さぁ大変!」といった具合である(以上、カッコ中全員同一人物を表している)。

2) 地名もわかりづらい。これもガチ。主人公はイリョウロウソ(号)と呼ばれているが、これは地名が元になっている。イリョウという地域にあるランソウコウ(特定の場所)で主人公にまつわることが色々起こったので(詳しく書くとネタバレになるので割愛)、そう呼ばれている。ちなみにこの地はウェン氏が支配していた。こういうところも一回しか説明されないので、地図が欲しくなる。

3) 時系列複雑すぎる。これに関しては、ウーシェンは死ぬ前(ウェイ・ウーシェン時代)と生き返った後(モウ・シュエンユー時代)で顔が変わらないことが余計に複雑化させていると思う。配慮だったらしいが、配慮じゃない。もっと酷いのは、2期になると割と頻繁に過去と現代を行ったり来たりすることだ。その後に「15年前のあの事件は〜」とか登場人物が言うのだが、「どの事件だったっけ?」ってなって見返すことがある。だいたい13-15年前に事件が起きすぎていて、「その時期にそんな事件の起こったっけ?」ってなる。年表作りたいレベルだった。逆に1期は作りが単純なので(1-2話、15話半分現代。それ以外過去)、そこさえ抑えれば大丈夫。

4) 説明が足りない。誰かが書いていたが、アニメはほぼほぼダイジェスト版レベルで話が飛んでいるらしい。だから、圧倒的説明不足が否めない。2期とか、「なんか登場人物みんな納得してるけどどういうこと?」ってなりながら見てた。登場人物は頭良すぎるのかもしれないが、「事件起きた!」→「これが原因だ!」→「13年前に問題を起こしたこいつも関わってる!」→「また新しい事件起きた!」→「多分最初の事件と同一犯!」→「これは15年前の事件の犯人と関わってる!」→「ということは、13年前と15年前の事件も同一犯が関わってる!」というような感じで流れで話が進む。このA=B=C(=D =E……)を割と自分達で考えないといけないことがしんどい。俺は話に置いてかれてるよ。もっと丁寧に説明してくれ。1期はそういうところあんまり考えずに見られた。

 あとは、上にも書いたが一回説明されたことはそれ以降出てこないので、割と無茶振りである。暗記系のテストで「一回言ったことを全部覚えろ」と言われているレベルで無茶振りされる。あと、「攻力」とかなんだとか色々な聞きなれない単語が出てくるが、振替版なので「効力? 抗力? 公力?」など色々な熟語が選択肢に挙がる。これに関しては、日本語と中国語がどちらも漢字を使っていて、地味に意味が通じることの難点だと思う。英語だと「マジカルパワー」って言っておしまいだが、日本語だとニュアンスを頑張って伝えようと思って敢えて完璧に翻訳をしていないところがある。そこの中国っぽさを楽しめるかどうかも岐路だと思う。


 で、上をまとめると、大体こんな感じの人が楽しめると思う:


1) わからなくなったら、Wikipediaとかでコツコツ調べてその作業も楽しい人。私の場合、最初の1話を見るのに大体1時間くらいかかった。主人公の名前も覚えられなかったので。わからない単語が出てきたり、設定が出てきたらその都度調べないとそのあとがしんどくなる。

2) 物語の背景を楽しめる人。古代中国なので、その時代の歴史が好きな人とか、「⚪︎⚪︎がどこどこに影響を及ぼしていて、このパラーバランスがうんぬん」とか、「儒教の影響が〜」とかよくわからないけどそっち系。ただ、あくまでも設定がファンタジーなのでガチすぎると無理かも。

3) 応用好き系。上で書いたイリョウロウソの設定とかは、地名由来って物語の中で説明されるわけではないので、自分から「あ、地名から来てる!」って発見したり調べたりするのことが楽しい人だと多分面白く見られる。


 逆に、


1) 頭空っぽにして幸せなアニメ見たい人

2) わからなくなっても放置


 このタイプの人は、あんまり楽しめないかも。


 長くなってしまったが、もちろん上に書いた特徴を持つ人以外でもこのアニメを楽しめる人はいると思う。作画良いし、イケメンいっぱい出てくるし、なんとなく雰囲気とか楽しめる人もいると思う。ただ、ガチでアニメと向き合って、楽しみたいなら自分達もそれなりの対価を払うべきだ。これは割とそう思わせる作品。ただし?人によって払える対価に限りがあるので、そこにどれだけ寛容になれるかが問題。



 最後に、どうやってアニメを楽しむのか、は人それぞれである。ただ、このアニメの場合「複雑なストーリーと伏線回収が好き」な人ほど向いていると感じた。例えば日本で作られた日本が設定のアニメでも複雑だったであろう内容を、中国から輸入してきているので相当複雑であることは間違いない。その複雑さを楽しいと思えるかがどうかが鍵だと思う。あと、上に書いた内容はほぼWikipediaを参照しないで暗記して書いたものなので、間違っていたらごめんなさい。逆に言うと、こうやって設定とかを暗記しながら見ていかないとついていくのしんどいアニメです。多分この一言で大体どういう系かわかると思う。



ーー以下、どうでもいい話ーー


 私は歴史物の韓国ドラマ見て、「王様が赤い服着てるから儒教の影響受けてる!」とか盛り上がれるタイプなので面白かったです。ストーリーも文句なしに面白いけど、そうやって考えることの方が楽しかった。なんならストーリーは割とどうでも良かった。鬱展開大好きだから好きだけどね!

 あとは、『PSYCHO-PASS』で「犯罪者に対するサイコパス値は数字(オーバー100とか)で言ってるのに、『貴方のサイコパス今日も青いね』とか言ってるやつもいてまじ意味わからん。具体的にどこからどこまでの数値だと青色なのか説明してくれ。」って考えるレベルでは設定厨(?)なので、考えたり調べたりするのマジで楽しかった。

 あと主人公が文句なしにかっこいい。BL小説原作らしいが、小説買うか悩んでる。ドラマも見たいよ。供給過多だよ。ありがとう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

mimories さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

クライマックスで盛り上がらない…

 
前塵編15話、羨雲編8話視聴後

ほんと残念。何が残念って、最も盛り上げるべきだった戦いをほぼ描かずにスっ飛ばしたこと。いやいやいや、ここまで観たのにそれはないでしょ?…と。カネ返せ案件。(カネ払ってないけど)
それ以外の戦いでも、ここからだ!と思ったら急に決着シーンに飛んでファッ!?てなるし。心底ガッカリ。肩透かし食らってモヤモヤしたまま前塵編15話は終わってしまった。

羨雲編もなんだかキリの悪いところで終わって消化不良になるのもマイナス。どういう構成なんだよ…と。ちょっとヘタすぎでは?
あと、全体的に主人公側が理不尽に苦しむ流れなので、鬱展開が苦手な人には薦めない。

キャラデザはアレだが、基本的に作画をはじめ良い部分も多かっただけに勿体ない作品。
__________

(第7話視聴後)

今季30作以上観てる中では、5番以内に入るくらい楽しみにしてる。
他の方のコメントに「意味不明」「会話の内容が分からない」とあるが、実際自分も字幕版を観たときは同じ感想だった。が、この吹替版では十分理解できてる。わからない固有名詞は用語解説のサイトなど見てスルーしないようにしてる。
言い方を変えれば、流して観ると分からない情報が積み重なって意欲を失うと思う。学校で勉強についていけないのと同じ原理。けど勉強じゃないんだし、そこまでして観る必要は無いかな。
ただ、理解できてる自分にとって、この作品は楽しい。
__________

(第4話視聴後)

顔がソックリで見分けつかないのは変わらないが、もう気にならなくなってきた。ほぼ声と雰囲気と衣装で誰だか判別できるんで。
あいかわらず内容は悪くないんで、もう途中離脱することはなさそう。
__________

(第3話視聴後)

いや、これ普通に面白いんだが。
顔は似てても名前、服の色、話の流れでキャラ判別も苦にならなくなってきた。
今回は26分くらい。
__________

(第2話視聴後)

キャラも増えイイ感じに展開してきた。内容もしっかりしてる。

ただし自分は理解するのに結構時間かかった。公式の相関図程度は見とかないとキビシイ。
雰囲気で観て楽しめるか分からないので、そういう方はスルーするのもいいかと。
逆にしっかり理解しながら観る方には楽しめる良作な気がする。
__________

(第1話視聴後)

公式の相関図を見ると、登場人物全員兄弟かのような見た目。キャラ判別が難しい。みんな黒髪長髪。
それ以外の作画は優秀。

字幕版を数話だけ視聴してたが、字幕読んでると登場人物判別まで作業できないんで、吹替は本当にありがたい。中国語原版と同じ雰囲気で違和感がない。
ただ、この作品ならではの単語が多いんで、吹替だと理解しにくいデメリットはある。

中国の作品だし、こちらの歩み寄りも必要かと。たぶん他国の日本アニメファンは、そういう作業もしたはず。
なので言葉の意味は全部確認した。そしたら第1話はキッチリ頭に入った。
「見た目だけでは?」という危惧もあったが、演出もいいし内容も結構良さそう。
個人的には期待してる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

作画カロリーと物語の重みが、釣り合っていない印象

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
古代中国を舞台にした、バトル、BLアニメ。

中華アニメです。作画は良くてビックリしました。内容は、まず固有名詞が覚えにくかったのと、ギャグが自分にはまったく合わなかったのがキツかったです。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
昔、横浜の中華街で、1個800円くらいする肉まんを食べたことがあります。生地はフカフカ、餡は肉汁たっぷりで筍などの食感も良い。独特の香辛料も効いていた。

確かに、旨い。1口目は、特に。

でも、2口、3口と食べていくうちに、「う~ん、もう、いらないかな?」という気持ちになってきた。油っこいもので胸焼けとかほぼしないのに、その肉まんは1個食いきるのしんどかった。

ふと気付く。

「あれ? ファミマのプレミアム肉まんの方が旨くないか?」

私が貧乏舌なのかもしれないし、食べなれた味というのがあるのかもしれない。または、(なんかすごい有名店らしいので)あれこそ本場の味ってやつなのかも。

まあ、その肉まんを別に悪いとは言わないし、不味いとも言わないけど、私にはちょっと合わない、もう二度と食べなくても良いかな?と。

ハイ、それがちょうど、このアニメを観た時の感想です(笑)

このアニメが中国で大人気ということは知っていました。私は、国の好き嫌いはあっても、国籍だけで全てを否定するつもりはありません。中華料理も食べるし、向こうのアニメだって全然観ます。

だから、期待はしていたのですが、、、シンプルに面白くはなかったかな~。

一言で言うなら、「仰々しい」。

セリフ回し、カメラワーク、背景、音楽。

気合いが入っているのは分かるが、全部スベっているような。「俺、スゴくねぇ?」みたいな押し付けがましさを感じる演出に感じた。多分これ、動かさなくて良いところまで無駄にカメラ動かしてるド派手な作画してるわりに、モブが双子かってくらいキャラデザを手抜きしていたり(ていうか主要人物も判別が難しい)、指先や口、目など大事なところが動かず、直立不動で話したりもするから、そこが、ハリボテ感に繋がる。

あと、単純にずっと画面が暗くて疲れる。各キャラクターのキレるポイントがよく分からない。情緒不安定に感じる。あと、最初から最後まで、何を言っているのか、会話の内容が分からず、ずっとダイジェスト放送を観ている気分になる(この辺は、私が中国の文化的背景や民族性に詳しくないからかもしれませんが)。

作画は間違いなく、日本のアニメの水準以上で、神作画とまでは言いませんが、これまで観た中華アニメの中では一番。

ただ、それに見合うだけの、物語やキャラクターの面白さが足りなかったように思います。最後まで観られれば、違うのかもしれませんが。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

73.9 3 中国語でファンタジーなアニメランキング3位
白蛇:縁起(アニメ映画)

2021年7月30日
★★★★☆ 4.0 (12)
42人が棚に入れました
唐の時代、国師は民に蛇狩りを強要し、それに対し蛇の妖怪「白」は国師を刺殺しようとしたが失敗。白は逃亡のすえ記憶をなくし、蛇狩りの少年「許宣」に救われた。大きな試練が与えられた二人の未来は一体…

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大陸のアニメが本気になると、とにかくスケールのデカさにおったまげる(@д@)舞台挨拶レポート付き

『ナタ転生』を手掛けた中国の追光動画が2019年1月にワーナーブラザーズとの共同制作で発表した3DCG映画
中国ではポピュラーな民話の1つである「白蛇伝」をベースにしながら、その白蛇の前世を描くという中国アニメ史上最大スケールのアクションと切ないラブストーリーが織り成す99分


実は2019年秋に『羅小黒戦記』の初期字幕版が池袋で単館上映され密かな話題になっていた頃、同作の配給を手掛けたチームJOYによってひっそりと限定上映されました
その時はスケジュールが合わずに観ることが出来ませんでしたが、今回新たにブシロードとチームJOYが日本語吹替え版を制作し、待望の全国公開と相成ったわけです


ヒロイン、白の吹き替えには三森すずこ
その脇を固めるのが佐倉綾音、杉田智和、悠木碧、石川界人、本田貴子、柴田秀勝といった豪華声優陣
さらに白と種族を超えた恋に堕ちキーパーソンとなる人間の青年、宣の吹き替えをジャニーズ屈指のアニヲタにしてSnow Manのメンバーである佐久間大介が務め、彼の所属するSnow Manが日本語版主題歌に起用されるなど黒ちゃんの時と違ってアニヲタ以外にも訴求する様な展開が為されています


初日初回、三森すずこ、佐久間大介、佐倉綾音、杉田智和の登壇した舞台挨拶をライブビューイングで観覧してきたのでその模様を中心にレポートします


























まず司会が森嶋秀太で既にブシロードあるあるで笑ってしまいましたw


佐久間、七色に反射する素材のジャケットで登場
「今日はキラッキラに光ってます!(プレスに対して)シャッターチャンスですよ!」


はらまき(宣の愛犬)役の杉田が挨拶
「バウアウ!あ、この回ネタバレokだった?普通に喋ります」


作品について
杉田「アフレコが終わると良い意味で作品が自分の中から抜けていくんですけど、『白蛇』はずっと自分の中に不思議と残っていて、テレビでキレッキレに踊る佐久間君を観ては、あ!そうだ!『白蛇』舞台挨拶あるんだよな、と思い出してました」


アフレコの感想について
佐久間「すずこ姉さんに引っ張ってもらえたのでそつなくこなせました」
森嶋「すずこ姉さんって呼んでるんだw」
佐久間「ずっとお世話になりっぱなしだったので姉さんと呼ばせてもらってます!」


杉田「佐久間君とはアニメの話で意気投合しました。佐久間君、アニメとか好きなんだって?今期なに観てる?」
佐倉「ヲタク?ヲタクの会話ですか?w普通のヲタクの会話ですよね?w」
佐久間「この舞台挨拶の直前まで外でずっとデカイ声でアニメの話してましたw」
杉田「何のアニメの話をしていたか?ここではタイトルは言えません!」


杉田「一緒に取材受ける時なんかも「凄い!声優グランプリだ!」ってガチで喜んでる人初めて見たよ」
佐久間「いやぁ、だってずっとアニメ雑誌とか声優雑誌とか読んできましたから、自分が取材を受ける立場になるなんて感無量で」


杉田「彼、今もこうして誠実な人柄なんだけど、僕らと話してる時はこうやって人前に出るとき以上に、凄くこう誠実で、この姿を俺らで独占しちゃって、世にお届けできないのがなんか申し訳ないなぁ、と思いましたね」


佐倉「メインキャストはみんな一緒に録ったのに私だけ、私だけ!別録りでした…三森さんとはよく共演してるし、杉田さんとは(『恋愛ラボ』とか『シンカリオン』で)親族になった事もあるけどw佐久間さんは今日が初めましてですね」
佐久間「僕は一方的に作品は拝見させていただいてますw」


アフレコで佐久間が泣いたという件について
佐久間「クライマックスで、すずこ姉さんは所謂抜き録りをされていて、それをバックブースで観ていて感極まって泣いてしまいました。本当に凄いお芝居だなぁ、と」


自分の役の好きなところ
杉田「はらまきを演じるに当たって芝犬を飼っていた事を思い出しながら演じました。吹き替えなんで声に集中しなきゃいけないんですけど、はらまきの場合表情が凄く豊かなんで、声以上に画面のはらまきがどんな顔してるのかを注視してアフレコに挑みました。あーこんな顔、ウチの犬もしてたっけなとか、こんな顔はしなかったな、とか。(杉田家の犬)脱走すると飼い主をおちょくる様に一定の距離を保って逃げるんですよ。泳げないから河原に追い込むように追い詰めるんですけど。まあとかく犬って良いよね」


佐倉「青は勝気な性格なのでドスの効いた声が出ちゃうことが多々あったのですが、勝気な性格と妹な部分のバランスが大事なんだ、とよくリテイクをもらってましたね」
佐久間「ドスの効いた声ってw」
佐倉「普段結構過酷な場面を演じてるのでどうしても声が張っちゃうんですよwやれ戦乱に巻き込まれたりとか、やれ敵と戦ったりだとかwそんな勝気な性格と妹な部分のギャップとバランスが好きなところです。ただはらまきを蹴飛ばしたところだけは許せない!」
杉田「あそこは生々しくならないように気を付けましたよ、ヤラレ声って結構大事で深刻そうにも聞かせることも出来るし、面白おかしくする事も出来ますからね」
佐倉「杉田さんのお芝居に助けられたと思います」
佐久間、この声優あるあるトークに目を輝かせながら聞き入る


佐倉「佐久間さんの様にタレントの方がゲストでアフレコに挑戦される時はプロが仮アフレコを先録りするんですけど、他の皆さんは2日ぐらい掛けて録られました?」
三森「3日に分けたよ」
佐倉「私、ちょうどその間に録ったと思うんですけど、声の入ってるパートと入っていないパートがあって、その宣の声がバチクソ上手くて、え?え!?誰???ってなったんです。今日も入りの時に佐久間さんの挨拶の声の張りが声優さんの、声を生業としている人の声の出し方で、話し声とか聴いていて、あ…この人がやっぱり宣なんだ…と凄く実感が湧いてきました」
杉田「僕、普段は人の事あんまり褒めないんですけど、佐久間君は本当に立派だと思います、ここにいる彼は、佐久間君はゲストじゃないです、共演者です」


登壇しなかった悠木碧からのメッセージを森嶋が読み上げましたが最後の一文が
「あ~そうそう、宝青坊に御用の際はいつでもお越し下さいませ」
の一言で締めてたので杉田から
「100点!」
と賛辞が寄せられましたw


以上がざっくりとですがまとめになります
誤解を恐れずに本編についてお話しすると、『ナタ転生』もそうですが画面の動きが早過ぎてあまり観易い映像ではないというのが本音ですが、日本語吹き替えになったことでお話への没入感はよりし易くなったと思います
エンドロールと日本語版エンディングの後には既に本国では公開された『白蛇2』の予告編もありますのでお観逃し無く

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

何が起きても動じない愛のなせる業

 何やら修行??だかをしている美人のお姉さんが、500年前を振り返った妖怪と人間、種族を超えた愛のお話だったです。何千年前のような、中国の時代背景で、中国語の声優さんで字幕だったです。

 敵の幹部だかの暗殺依頼を受けたお姉さんが、人間離れした体術、仙術と活躍するです。失敗して目覚めた先が、婆さんの住む小屋だったです。婆さんの案内で、村を見学し自分を助けた宣殿(センドノ??何と読むのかわからない)という青年と、運命の出会いをするのです。

 お姉さんは、宣殿と語り合い付き合い、蛇妖怪や人間の何やら刺客と戦ううちに、記憶を取り戻し、名前が白(シロと読むのかわからない)だとわかるです。どんどん進むと事の真相だとか、自分が何者なのか?、持っているかんざしが何なのか?どこか壮大な感じの展開になっていくのです。敵が、よくわからなくなったりもしたです。

 アナ雪、ディズニーアニメに匹敵するフルCGで、背景が特にリアリティーにあふれていたです。
 お話も大スペクタクルロマンというべきなのか?展開が、凝縮されていた感じだったです。
{netabare} 白も記憶を取り戻し、妹とこの時点で100年も生きているということなので、宣殿と少なくとも80歳前後は年が離れているので、種族以前に年の差をも超えていると思ったです。{/netabare}
 人間の感情や、妖怪の感情も伝わり、互いをどのように見ているのかが、激しさを特に、妹の青から嫉妬を感じたです。

 宣殿が、白の正体を知っても、思いを貫く信念が、自らをどうするのかにも注目です。愛犬のハラマキも巻き込まれるです。
 バトルシーンが、人知を超えた妖怪バトルで凄いです。蛇だけでなく、ドラクエに出てくるような3つ首のモンスターも出てくるです。仙術を駆使した戦いが、目を見張るです。

 白が、アイシャドウをし人形を越した魔性の美人みたいな外見で、身体能力、天女のような白い服が印象的です。{netabare}この美人が、本来の姿になったりするところも面白いし、巨大化が凄いです。
 武器屋の狐二面お姉さんも煙管を吸って、足を出して見せつけて魅惑的だったです。
 白と宣殿の思いが初めて通じた瞬間、白が大胆な行動をとるので、2、3分ほどのNHKならあり得ないシーンあるです。{/netabare}

 このお話の結末と現在に戻るとき、白は何を思うのか?宣殿はどうなっているのか?非常に興味深くなると思うです。あの意味ありげなシーンは、ご想像になるけど、「これで、いいのだ!」と思ったです。EDの中国の歌が、美しく聞こえるです。

 これ、一部のミニシアターだけでなく、日本の声優さんつかって吹替えし、全国公開したら反響を呼ぶと思ったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

欧米作品をも凌駕す亜州3DCG

英題:White Snake
年度:2019年
製作:中国
監督:Ji Zhao / Amp Wong
時間:99:00

物語は鉄板、
アクションファンタジーロードムービー、
と見せかけての
切なきファンタジックラブロマンスストーリー

2021年7月30日
日本語吹替え版公開ももうすぐ、
主役はSnow Man 佐久間大介くん、
(だからか特典付ムビチケは既に完売だそうで、)
迎え打つ女性声優陣は三森すずこ、佐倉綾音、悠木碧さんらと大物揃い、
楽しみですね( ^ω^)



2019/10/15 中国語音声/日本語字幕版視聴----------

作画はピクサー3DCGにパペットの表現力を加味したかの様、
際立つ質感、
情景美術はフルカラーなのに淡い水墨画の如き、

美しく妖艶なキャラ、
甘く淫靡な百合模様に胸熱く成り、

音楽も素晴らしい、

いやはやここまでとは、
参った凄すぎ、
悪い所が見当たらない、、

粗を探すなら字幕がグーグル翻訳並みのちょっと面白翻訳だった位w

素晴らしいアニメーション作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
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