予備校で日常系なTVアニメ動画ランキング 5

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早速見ていきましょう!

70.8 1 予備校で日常系なアニメランキング1位
幸腹グラフィティ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (954)
4734人が棚に入れました
一人暮らしをする中学生・町子リョウ。一緒に住んでいた祖母を亡くしたあと、なぜかどんな料理も美味しいと感じられなくなってしまいます。
そんなとき、同い年のはとこ・きりんが泊まりにくることに。
優しいきりんと一緒に食べるご飯は、美味しくて、とてもとてもあたたかくて…。
リョウの友人・椎名も交えて、食事でつながるあたたかな青春が今、はじまります!
寂しい時は、ご飯を食べて一緒にぽかぽかしませんか?

声優・キャラクター
佐藤利奈、大亀あすか、小松未可子、井口裕香、小林ゆう、野中藍
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

9~12話分レビューと総評っぽい物。

原作は一応既読ということになりましょうか。
(1巻は買って読み直しました。)
現在ミラクを買ってない状態ではあります。

採点と総評っぽい物について-----
●物語●
{netabare}
若干百合百合しい雰囲気はありますが、
個人的には問題無し。
テンポも悪くないと思います。
{/netabare}
●声優&キャラ●
{netabare}
う~んコメントし辛いw
4コマ系で佐藤さんというと・・・南さんちの長女?
あとは・・・河合荘のダメ男キャッチャー?w

大亀さんというと・・・
すみません。フォトカノの柚木さんしか。

小松さんは・・・考え中です(本当スンマセン)。

キャラもなかなかコメントできそうにないです。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
3話にも書きましたように、肝心でないところが不安要素に。
円盤で修正されるでしょう、多分。

食事シーンで人物描写が変わるのは「原作から」でしょうね。
作者さんには申し訳ないですが、
アニメになって、かなり見易くなったとは思います。
(原作に思い入れが無いのは多分食事描写のせいかと。)
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
今期の中では、OP・ED共に印象に残っている方だと思います。
それでも更に上を行くのは、次回予告中の歌w
中毒性が高く、キャラも可愛い。
{/netabare}

●総評●
採点内に含めたかったですが、難しそうなのでココに。
観終わっての感想がメインです。
{netabare}
食事シーンはアニメ版の方が好みですね。
明らかにタッチというか描き方が変わるのですが、
色がある分スッキリした印象。
原作だとちょっと見辛くなるんですよね。
ヘタに色気(?)を強調されないきりんの食事シーンが良かったかな。

次回予告テーマ「しあわせグラフィティ」のフルverが
歌謡曲調(デュエット曲調)だったのが意外でした。
そして使われていたのは間奏部分。

食材そのものや調理法にこだわった描写がされていない分、
「料理物(?)」としては目立っていなかったように感じましたが、
「日常物」としてはテンポや雰囲気などは良かったと思います。
凶悪な「日常物」が同期に無かった分、
比較されずに済んだ側面もあるとは思います。

「たべたいな~」「いいな~」と反応する食材が、大抵魚類でしたw
普段から不足気味の生活をしているからでもありましょうが、
やっぱり魚類が好きなんだな~と確認できたと思います。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
●9話●
年末年始回。

日頃からできてるとはいえ、
リョウの家事すきるが高すぎるw

椎名家の年越し・・・旧家っぽいので、
お付き合いや行事は多そうですが、「危険」って?w

きりんとの年越しの為のご飯はおでん。
何だかんだと言い訳しながら、次々とつまみ食い(レベル超えてますが)。
一体何に言い訳してるんでしょうか?w

東京への電車。指定席を取っていなかったきりんは、
その混雑っぷりに予定に遅刻するわけですが・・・。
おでん的には味が染みる余地が出来て良かったんでは?とも。

『しあわせグラフィティ』(次回予告のテーマ)が
この回でBGMになってたんですね。
視聴当時は全く気付きもしませんでした。

大掃除・年末・年越し・初詣といろいろありましたが、
今回は「リョウときりんのつながり」の再確認という側面が
強かったように思いました。
一緒に食べるとご飯がおいしい。
みなまでいわなくとも伝わる。そんな間柄。

●10話●
冒頭から、内木さんの異空間w
年も明けて、改めて受験モードへ。
そして次に迎えるであろう新しい環境へ思いを馳せる。
この回で初めて本格的に内木さんとの絡みに。

内木さん、せっかく良いこと考えてるのに
口にしないせいで「謎な人物」に。
更には断片的に発したり表情に出すせいで「変な人」にも・・・w

朝昼晩とピザって・・・味変えてても飽きるでしょw
栄養とか偏ってそうですが、ピザ以外も買ったり作ったりしてるのか心配w

「食べると人格変わる」ということですが、
3週間ピザ続きという時点で「変わった人」ではあると思いますw
というか、あのテンションやリアクション見る限り、
リョウ・きりん・椎名と同じ側の人間です。

内木さんとどこまで絡むのかな?と思いましたが、
12話が合格発表までだったので、ここまでですね。

●11話●
今回も異空間スタート。
ちょいちょい入ってきますね。
「受験生の夜食といえば」がテーマ。

Aパートは即席ラーメン。
毎度リョウの両親からの荷物は・・・どこかズレてる。
即席麺自体はタイムリーですし汎用性高いですけども、
海外から送られてくる日本製のラーメンの新商品て。
どう考えても最先端ではないですよね?w
何よりパッケージが日本語。
両親のお仕事って一体。
町子母がまさかの能登ボイスw

Bパートはカツサンド。
椎名は推薦合格組でしたw
露子さんが作ってくれたのはカツサンド。
受験シーズンになるとコレに限らず、グッズが氾濫しますね~。
椎名の受験中は夜食は大抵コレだったようで、
露子さんにも可愛い?健気?ところがあるな~と。

個人的には夜食という物を食べたことがないので、
定番といわれても、ピンときませんでした。

●12話●
リョウ・きりん共に無事高校に合格!!
椎名も含めて3人とも春から同じ学校に。

ブリ大根に始まり、ブリ大根に戻る。
「おばあちゃんとの思い出」と
「きりんとの思い出」の重なる重要な料理ですね。

おばあちゃんの写真が、場面場面で変わる辺りは
シャフトらしい演出だったかと。
ずっと白黒だったですが、最後はカラーになってましたね。

きりんの引越し先は・・・リョウの部屋。
森野母の野菜炒めはガチで野菜のみでした。
エビカツサンドがあって良かったw
{/netabare}
8話まで視聴後-----
{netabare}
7話。サンマ回。
6話に続き「魚食べたい欲」を大いに刺激してくれましたw

サンマパーティーの準備ということで、
ホームセンターにて材料を買うわけですが・・・。
きりんの持っている炭の量が。
「10人用8kg」の箱を10コ程持ってますw

スーパーお手伝いさん露子さん。
椎名家訪問以来ですが、出番も存在感も大きいです。
ビジュアル的な要素もありましょうが、
椎名母よりお母さんっぽい気がしないでもない。
きりんの師匠という意味でもリョウの母親という意味でも、
結構重要な立ち位置かな~と。
小林さんの演技もインパクト大にしてる要因だと思います。

サンマを焼く、きりんと椎名さんの
真剣な様子が良かったと思います。
「日頃のお返し」という気持ちが、
言葉だけでなく行動や表情から見て取れたように思います。
8話のお弁当回へのつながりを考慮しても、
良いシーンだったと思います。

椎名家の、お皿の生存率が心配です。

8話。きりんが作るお弁当回。
リョウときりんの関係性が深まっている様が、
7話に続きよく見えた回だったと思います。

ここまでこのアニメを観てきて。
改めてこの会社の凄さを感じてます。
相変わらず日常系の作りが絶妙だと思います。
「行間」といいますか「間」といいますか「雰囲気」といいますか。
その辺りの表現でしょうか。
アイキャッチなどで埋めてしまっても構わなさそうな部分を、
独特の演出や構図で繋いでしまう辺りは、他の会社では観られないかと。
この独特さは毒にも薬にもなる物だとは思いますが。
個人的には嫌いではありません。

結論から書けば・・・
料理における最高のスパイスは『愛情』ということでしょうか。
作る側にも食べる側にもそれが存在する関係というのは、
マズいはずが無いわけで。本当に羨ましいことです。
所謂「家庭の味」というのも、
「素材」や「味付け」だけが構成してるわけでもなさそうだ、と改めて。

7話でも散々割れていたお皿ですが・・・未だ成功率4割5分。
うん、半分以下とか勘弁してあげてくださいw
というか・・・5割でも減っていくのかw

おそらく作中は秋なのでしょうが・・・
コンビニの中華まんとか、早く出すようになったな~と。
あと、おでんとかも。
バイトしてた頃は今ほど早く無かったですから。

きりんの実家が予想外に田舎で驚きました。
町子家の家計を支える源は分かりましたが・・・
あの環境だからこその森野家の食べ物事情なのかな?と。
納得できるような(野菜メイン過ぎる)、
できないような(他の食材もありそうですが)。

「私、胃腸弱いから」って、
何気に椎名さん、ひどいですw
まぁ・・・失敗作(?)処分の一環でもあるわけですが。
{/netabare}
6話視聴後-----
{netabare}
開幕風呂シーン&アイスw
そういえばお風呂で何か食べてみようという発想は無かった。
湯船に落とすのはマズいですけど、
それ以外なら流せば良さそうですし、アリかもしれない・・・。
にしても、毎回アバンは唐突な気がします。
前回の「流しそうめん」とか。

アホ毛って・・・可愛いですよね。
アホ毛持ちのキャラもですが、何よりアホ毛そのもの。
特に動きのあるの。

うなぎですか~。最近お高いですよね~。
それにともない、町子家の家計が心配になります。

この6話のおかげで、無性にうなぎが食べたくなってきました。
一応晩御飯食べた後で観てたんですが・・・。
近所で有名なお店ありますが・・・
貧乏人の身としましては、敷居を跨ぐのも憚られますw

今でも真夏、エアコン無しで夜を過ごしてます。
仕事場と車中はともかく、家では何も扇風機のみw

ペッタン娘でも観られるのはダメですw
被害の程度とかの問題では無いのです・・・多分。

この回だけでどんだけ食べてるのかw
夏バテ~うな重~お風呂~アイス~ぜんざい。
そりゃおなか壊しますw
というか、きりんの胃腸はどうなっているの?w
{/netabare}
5話まで視聴後-----
{netabare}
4話。予備校が1週休みになり、リョウは一人で過ごすことに。

謎のコンビニと
某ヒーロー風味な「おにぎり」「からあげ」「シュークリーム」が、
何ともシュールでしたw
「僕らの頭をお食べよ」と引きちぎられるカラアゲは、ちょっと嫌ですw
アバンを観て、ささみさんを思い出しました。

きりんのスマホカバーが何気に面白い。
「牛肉の部位」柄とかw
バッグも肉ですしね。

きりんが泊まりにこないにも関わらず、
無意識で2人分ご飯を準備してしまうあたり、
結構重症なのかな~?とw

資料を探しに出た先で知る、おばあちゃんの真実。
元々料理が苦手だったこと。
勉強した上に、リョウのことを想ってアレンジまでされてたこと。
個人的には、おばあちゃんのコンビニでのチョイスが
「カップ麺」「スナック菓子」「コーラ」という
ジャンクな方向だったことが何より驚きでしたw

というかコンビニの背景描写が細かすぎる・・・。

相手のことを想い、愛情を込めて料理をする。
改めてそれを実感したリョウでしたが、
きっとこれまでも出来ていたことだと思います(主にきりん)。

相変わらず・・・次回予告が、1回目で頭に入らないですw


5話。やってきました、椎名家訪問回。

夏休みらしいイベントということで、
思いつく限りをノートに列挙してたきりんでしたが・・・
総合的には、追い込まれるダメなパターンだったかとw

椎名さん家デカいw
シャフト演出であることを差し引いても大きい。
池もデカい、主もデカいw 泳いだら、きっと喰われる。
ふと『氷菓』の千反田邸を思い出しました。

きりんの足音が家に上がった後は無かったので、
あの音は靴から発せられてる物だと推定。

椎名母、いろいろ衝撃的でした。
シャフト作品で松来さんの声を聴くと、
何故か安心する自分がいますw

露子さんのが椎名さんに似てますよね。
雰囲気というか、ビジュアル的にも。
鉈二刀とか、ゴマをペーストにする(どんだけ・・・)とか、
軟膏とかトゲ抜きとか・・・ハイパーお手伝いさんでしたw

食べるシーンはきりんの独壇場ですね~。
本気で下流にそうめんを流すつもりが無いw

風鈴の描写も細かかったです。
{/netabare}
3話視聴後-----
{netabare}
たけのこご飯とオムライスな回。

EDは今回のが完成版になるのでしょうか?
個人的には2話までのような回想風でもOKです。

椎名さんが本格参戦。
きりんへのアクションは・・・わざとですよね?w

製品版では修正が入るのかな?と思っておりますが、
食事シーン・食べ物への描写に気合が入り過ぎていて、
ひいて撮った人物が不安定で・・・。ちょっと不安になりましたw
{/netabare}
2話視聴後-----
{netabare}
画的な部分については、録画質を高めにしている為もありましょうが、
やはり綺麗&細かいですね。普通、無くて良いと思える所まで
ちゃんと描いてあるのは、さすがはシャフト。

それほど原作を読み込んでいない身としましては、
リョウ・きりん・椎名の3人が、まずメインと思うわけですが、
意外にも椎名の出番が、今のところ・・・短いな~と。
でも確かに1巻読み直してみると、こんなもんだったのかと。

もっと食べることに偏ったアニメになるかな?と思いきや、
1話ではリョウときりん、
2話では2人に椎名(明さんを加えても可)を含めて、
人間関係が構築されていく印象が強かった作品だと思います。

そういう意味で原作に初めて触れた時の記憶と違っていて、
このアニメを継続して観ていこうと思う上で、
プラス方向に作用していると感じます。

2話まで繰り返して。
きりんの足音w
次回予告がw(可愛らしさと歌の中毒性)
2話にきて、あからさまにシャフト演出が増えてきましたね。
(個人的には全然有)

シャフトで佐藤利奈さんというと、個人的には記憶が無いので、
声優さん方面は手探りで聴いていきたいと思います。
大亀さんは思い当たりますが・・・『電波女~』をちゃんと見てないので、
こちらも手探りで。
小松さんは・・・何だかんだで結構聴く頻度が高い方になってきたな~と。
GBFとかモーパイとか俺ガイルとか凪あすとかとか。
{/netabare}
1話視聴後-----
{netabare}
上記の通り、既読組にはなります。
連載開始序盤の絵が記憶に残っているので、
アニメになってキャラデザが結構違うなと、当初は感じました。
が・・・ゲスト回とか単行本読んでみて、こんな感じかな?とも思えてます。

シャフト製ということで、それなりの期待はしていましたが・・・
うん、悪くないと思います。
というか今クールで見直ししたのはこの作品だけです。
個人的には「あ~シャフト製だな~」と感じられる出来かと。
食品や食材、リョウの家の描写(内外共)、カメラワーク(?)等、
結構らしさが出てると思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

すごく温かいアニメな印象を受けて一話で既に幸腹だった。[毎話実況レビュー1作目]

久しぶりにいい一話を見たので何か書きたいと思いました

2015冬アニメ
食事で繋がる温かな出会いのストーリーみたいです
少女アットホームものになるのでしょうか
名言「食事は他人と食べる方がおいしい」



~1品目を見た感想~
{netabare}はじめ急に何かエロい食事シーンから始まったので
家のリビングで見ていたので焦りました。
主人公リョウ(女の子)の所に週に一度、はとこのきりんが
泊まりにくるということらしい。

リョウはすごく美味しそうな料理を作るのが
神的な料理の作画に現れていました。
きりんがうどんを食べているシーンの方がエロティックなリョウの
食べ方よりも美味しそうに見えましたねw

お稲荷さんはうか様にあげること。

これから週に一度、バタバタしそうで
楽しみであります{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●○○○○



~2品目の感想~
{netabare}つやつやのたまご焼きからのスタート♪
やはりいちいち無駄なエロさがw
OPやはり良い曲ですね。

佐藤利奈さんのリョウもお姉さん感があって
すごく家庭的で落ち着きます(  ̄▽ ̄)

今回は二人のお花見回でしたね。
きりん家お手製のおいしそうなサンドイッチ
からの大人のスキンシップ……

「私もー今度 リョウが嬉しくなること提案するから!」
二人の距離が少しずつ近づいていっているようでした。
ここの場面の光の表現素晴らしかったですね
椎名さん(CV凪あすの美海)中々いいキャラしてます
(桜描いて~><)。

夜の桜の花見 やってみたいです。
卵焼きに始まり、卵焼きに終わるほんわかな回でした~{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~3品目の感想~
{netabare}学校の成績が芳しくないリョウ
見かねたきりんが椎名を誘って三人で食事をする話。
生物デッサンの筍(たけのこ)をもらって筍ご飯にするとはw
今回は食事シーンの無駄なエロさがちょっと自制されている気がして
まだ見やすかったですw

話は後半一転「オムライスの話題」に

二人はリョウの家に泊まるということで
「オムライスを求めて三千里」とか言う
謎の夕方6時頃に放送していそうな食番組見たいなのを
見た三人がオムライス試食会を行いますw

リョウの優しい親が送ってくれたコシヒカリで
作られたオムライスはもうまさに絶品!
オムライス好きの僕も画面に釘付けでした(>_<)
チーズのドリアン風を食べたいw

そして今回初の謎のカメラ目線演出
リョウ’sキッチンか

今回は作画が安定していました。良かったです。
キリンもみんなも可愛いかった。
小松未可子氏の演じる椎名がまだ凪あすの美海を
想像させてしまうのはどうしてだろう。。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●○○○○○



~4品目の感想~
{netabare}OPの良さに気付きはじめてきましたw
服装が夏服にッ!(ここ重要)

今日は中華からスタート。
きりんはリョウよりも家族の方を取ってしまって
週末リョウは一人で過ごすことに。

今回は本当にリョウの可愛い成分満載でお腹いっぱい( ´ ▽ ` )
人のために真心込めて作った「愛情のある料理」を食べて
育ったリョウ。
おばあちゃんとの思い出が懐かしまれる回でした♪

コンビニって美味しいものがたくさんあって悩みますよね^^
鮭や赤飯とか、チョコクリームとチップのパンが
僕の定番です笑

やはり食事のシーンのキラキラ☆ミは凄いです
これは原作由来のものなのでしょうか。

名「料理をする上で大切な人を思って作る……
  もしかしたら、それって何よりも大事な
    ことなのかもしれませんね」

料理の大切さ、意義が垣間見れた回でした~{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~5品目の感想~
{netabare}壮大な流しそうめんからのスタート

椎名さんの家で夏っぽいイベントを一通り!?
一体どんな家に住んでるのか……

リョウ一人もいいですけど、やっぱりこの3人の
やり取りがいいですね(^^

椎名さん気品があってそして可愛い(*´`)

って椎名さんの家
兼六園か何かですか!
玄関から何か城の雰囲気w
まさかここまでだったとは。。

椎名さんのお母さんは意外の濃いキャラでした。
想像を超えていた椎名宅にびっくりです(゚o゚

今回のメインは始まりに同じく
流しそうめん!(季節感がぁ……ぅぅ)
謎の黄金伝説アングルで軽快に作っていきます
パイパーお手伝いさんの暴走もあり、

流しそうめんはようやく夕方にスタート!
こちらまで涼しい感じがしてきたよ
(って、今冬か……)

花火、七夕、スイカ割りもやって、あとは風鈴と
夏満載の回でしたが、
さすがに現実の季節との違いに悶えましたw
夏だったらもっと良かったですね

というか今回はリョウと椎名さんの服装が
とても可愛かったですね(^O^)
エンドカードもキュート。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●○○○○



~6品目の感想~
{netabare}風呂でアイスバーからスタート!
いや、溶けてる溶けてるw バニラ風呂になるy

今日のメインはうな重でした。
うなぎの身がトロトロでこちらまでお腹が空いてきますw
飯テロです。

突如、リョウの家のエアコンが壊れましたね。
僕の家と同じ状況です笑

そのせいだったんですね、(エアコン)
風呂アイスの流れは。
僕も一回やってみたいです(*^_^*)(憧)

それにしても
一日で うな重、アイス、ぜんざいとは
中々デンジャラスで季節違いの組み合わせですね。
見ていて面白かったです!
最後の夏演出と椎名さん可愛い。

p。今回は作画のおかしい所が一部気になりました。(一部一部){/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●●○○



~7品目の感想~
{netabare}さて、7話目は最初のシーンで始まる通り
さんまの炭火焼パーティみたいです♪

椎名さんの何気ない凄さがまた発揮されましたねw

今回のツッコミどころは
ズバリ!「きりんのかばん」
今まで出てきたのかは分かりませんでしたが
今回は大きく出ていたので…
ワンピースのような「肉」のかばんでした。
あんなのどこに売ってるんだろう

それはさておき、
リョウに振舞うということで椎名ときりんが焼きさんまを作る。
露子さんのスパルタ教育のもと
さんまは無事完成♪
リョウも満足してくれたようで良かった(*^_^*)

今までリョウに頼りっきりだった二人がリョウに恩返し的に
料理を振舞ったことで
三人の絆がまた、より深まったような気がします。
リョウは面倒見が良すぎな性分なのは仕方ないですがw
これからは三人の共同料理を見たいですね~
(ぜひ、郷土料理を共同で!w)

季節もうすぐ冬になりそうですね
つい先週まで反対だったのにもう追いつかれそうですw

今回はリョウがいつもに増して可愛かった気がしました。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~8品目の感想~
{netabare}体育祭の弁当のお話。
僕は体育祭(中学、高校)はコンビニで済ませているので
特に何もないですが

お弁当の思い出なら小学校の遠足がありますね。

リョウのお弁当リクエスト紙をたまたま見つけた
きりんはリョウのために弁当を作ってあげることを決意

「料理苦手なのにアレンジって♪」
リョウの言葉に笑わされましたw

余った分の処理は椎名さんときりん二人でw。

さつまいもとレモンのあの具材は初めて知りました
有名な具材なんですね
一体どんな味がするんでしょう。

今回は特に書き留めることもない話でした。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●○○○○○



~9品目の感想~
{netabare}このアニメもとうとう大晦日になりました。
リョウは食物を使った掃除術で部屋をピカピカに。
10代とは思えない掃除スキル!w

おでんを作るリョウの服装が可愛い。
そういえばこのアニメの感想で時々触れる服装についてですが
もちろんみんな服装可愛いのですが中でも僕は椎名さんの服装がタイプです。
マフラー椎名もGOOD♪

今回はリョウときりんのゆるふわ回ということで
二人の可愛いシーンをたくさん堪能できました
あったかおでんと年越しそばも(綺麗なグラフィックで)美味しそうな
仕上がり
湯気の描写もイイですね。
こっちまで何か臭ってきそうです(@ ̄ρ ̄@)

あけましておめでとうございますm(_ _)m

そして後半は仕事も終わったアキラさんと
近くの神社で初詣へ。
皆さん酒飲んだり、甘酒配ってたりですごくフレンドリーですね
僕のところの神社もやってほしいです(羨)

二人の絆がさらに深まったところで今回はエンドでした

あぁ~椎名さん要素が……ない。。
今回はEDで補強したのでよしとするか
p.s.次回予告に新キャラみたいなボイスが登場。 {/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~10品目の感想~
感想が書けていないです。
もう一度10-12話を見て書くのでよろしくお願いします_(._.)_ 
ピザ回がありますね。






~11品目の感想~
~12品目の感想~


注意書き:アンソロジーコミックについて:



レビュー初の実況レビューです。
毎話レビューよくやっていらっしゃる方がいるので
いつかやってみようと思っていました(^_^;
(回を追うごとに感想が長くなっているのは……
それほどこのアニメのことを思っている証拠…?)


一緒にご飯を食べたりしながら見ると
いい気分になります。
夜に見てはお腹が鳴るので。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

いっぱい食べる君が好き!可愛すぎる「食べる女子」マンガ

ふたしなめ「ふんわり、ゴガガガッ。〜花見弁当・屋台でいろいろ・玉子焼き〜」
提供バックイラスト 原 悠衣

『きんいろモザイク』(kin-iro mosaic)は、原悠衣による日本のストーリー4コマ漫画作品。
2013年7月より9月に放送された作品で日英美少女ゆるふわ学園コメディである。
2015年4月より第2期「ハロー!!きんいろモザイク」が放送予定。
アニメ流行語大賞2013で23位(きん!ぱつ!)、35位(鬼畜こけし)に選ばれた。

他作品TVアニメのエンドカードもしくはバックイラスト。
ひだまりスケッチ×ハニカム 第3話提供バックイラスト
桜Trick 第6話エンドカード
ご注文はうさぎですか? 第1話エンドカード
犬神さんと猫山さん 第6話エンドカード

よんしなめ「じんわり、バリリッ。〜コンビニご飯〜」
提供バックイラスト Koi

『ご注文はうさぎですか?』(ごちゅうもんはうさぎですか、英称:Is the order a rabbit?)は、Koiによる日本のストーリー4コマ漫画作品。
2014年4月より6月に放送された作品でキャッチコピーは「すべてが、かわいい。」「かわいさだけを、ブレンドしました。」。
2015年1月、メガミマガジン2015年3月号にてテレビアニメ第2期の制作が発表され、その後アニメ公式サイトほか各種メディアでも順次発表された。
アニメ流行語大賞2014で4位(こころぴょんぴょん/あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~)に選ばれた。

他作品TVアニメのエンドカードもしくはバックイラスト。
ひだまりスケッチ×ハニカム(第8話提供バック)
ゆゆ式(第6話エンドカード)

じゅうひとしなめ「ジャキジャキ、ずるるっ。~インスタントラーメン~ シャクッ、テリツヤ~。~カツサンド~」
提供バックイラスト 蒼樹 うめ

ひだまりスケッチ
蒼樹うめによる日本のストーリー4コマ漫画『ひだまりスケッチ』を原作とし、TBSほかで放送されたテレビアニメ作品。2007年に第1期が放送され、その後、第4期まで製作・放送された。

アニメイラスト(原作・原案作品以外)
ドージンワーク(第11話予告)
ef - a tale of memories.(第9話予告)
俗・さよなら絶望先生(第12話エンドカード)
かんなぎ(第5話エンディング)
まりあ†ほりっく(第7話エンドカード)
夏のあらし! 〜春夏冬中〜(第9話エンドカード)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(第6話エンディング)
偽物語(第7話提供バック)
パパのいうことを聞きなさい!(第9話エンドカード)
ニセコイ(第14話提供バック)
彼女がフラグをおられたら(第11話エンドカード)

その他
魔法少女まどか☆マギカ(キャラクター原案、第1-2話〈BD/DVD第1巻収録版〉・第9話〈BD/DVD第5巻収録版〉エンディングイラスト、第12話エンドカードイラスト、BD/DVD付属ブックレット4コマ漫画、劇場版キービジュアルイラスト)

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!
まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【シャフト】
今期放送中:幸腹グラフィティ
過去の作品(例):物語シリーズ、ひだまりスケッチシリーズ、メカクシティアクターズ(2014)、魔法少女まどか☆マギカ(2011)

独自の「シャフト演出」など、アニメファンの中では何かと話題になるアニメ制作会社。とりあえずシャフトだから観てみるか~といった人も多いだろう。
2015年4月より第2期「ニセコイ:」が放送予定。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

ニセコイ
2014年1月より5月に放送され、2014年度代表作品であると思っている。
まずスタッフは、総監督を『ひだまりスケッチシリーズ』、『〈物語〉シリーズ』や『魔法少女まどか☆マギカ』で知られる新房昭之、アニメーション制作をシャフトがそれぞれ担当。
そしてオープニングテーマにClariSと視聴しない理由がなかった。

ClariS
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』オープニングテーマ「Irony」でメジャーデビューした。
その後も『魔法少女まどか☆マギカ』オープニングテーマ「コネクト」、アニメ『偽物語』エンディングテーマ「ナイショの話」、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』主題歌「カラフル」など、続々とヒット曲を送り出してきた。

いっぱい食べる君が好き!可愛すぎる「食べる女子」マンガ
頬を染めながら物欲しそうな表情を浮かべ、口いっぱいに頬張ると、言葉にできない幸福感たっぷりの笑みを浮かべる……。「よく食べる女性」って、本当に魅力的ですよね。食べてる時の幸せそうな仕草を見ているだけで、こちらもご飯三杯食べられそうです。さらにそれが可愛い子だったら、ご飯一升いけます。

近年では、女性が美味しそうにご飯を食べるだけという「食べる女子」マンガに人気が集まっています! そこで、魅力的な「食べる女子」たちが登場するマンガをご紹介しましょう!

■描きこみ満点の「食べるコマ」に、フェチ心がくすぐられる!
2015年1月にTBS系列でアニメ化され、「食べる女子」ブームを盛り上げたのがこの『幸腹グラフィティ』! 原作は4コマでストーリーが展開していきます。
主人公の町子リョウは、ひとり暮らしの中学生。料理上手だった祖母を亡くして以来、「ご飯が美味しく感じられない」ということに悩んでいました。そんな時、はとこの森野きりんが「週末限定の同居」をすることに。とても美味しそうに食べるきりんとの食卓を囲むうちに、リョウも食事の幸せを思い出していき……。

★ご飯がススム★「食べる女子」ポイント!
やたら色っぽく食べるリョウ、豪快にかきこむきりん、上品な食べ方のクラスメイト・椎名と、まさに1冊で三度おいしい「食べる女子」が満載。毎回10数本の4コマのうち、食べている描写は1~2本ですが、注目はそのコマの描きこみ度! 気合いの入り方が違います!

コラボ電車が京都で1月15日から運行、入場券も販売
川井マコト「幸腹グラフィティ」のキャラクターをあしらったラッピング車両が、1月15日から3月31日にかけて京都の叡山電鉄で運行される。

展望列車・きららにちなみ、「ひだまりスケッチ」をはじめとするまんがタイムきらら(芳文社)系列の作品と多くコラボレートしている叡山電鉄。ラッピング車両の車内やヘッドマークに「幸腹グラフィティ」のキャラクターがデザインされるほか、叡山電鉄とのコラボロゴが登場する。また1月17日からはリョウ・きりん・椎名がプリントされた入場券も販売。発行枚数には限りがあるため、希望者は早めに足を運ぼう。

「幸腹グラフィティ」は美味しい食事を通して温かい関係を築いていく少女たちの物語。マンガはまんがタイムきららミラク(芳文社)にて連載中で、1月からはシャフト制作によるTVアニメも放映されている。

2014年6月にアニメ化が発表され、2015年1月より3月までTBS、MBS、CBC、BS-TBSにて放送された。全12話。「まんがタイムきららミラク」連載作品のアニメ化は『桜Trick』以来1年ぶり通算2作目である。

キャッチフレーズは「さぁ、幸せが動き出す♪」。TBS、MBS、CBCでは字幕放送を実施している。

全編通して話数表記は「ひとしなめ(品目)」、「ふたしなめ」などで統一し、サブタイトルは「ほかほか」や「じゅわっ」などの擬音が用いられている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

76.8 2 予備校で日常系なアニメランキング2位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (491)
2322人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子と勉強とは羨ましいものだな

理系の天才で文系は全然できないのに文系を目指す緒方理珠と文系の天才で理系は全然できないのに理系を目指す古橋文乃、スポーツ得意だが勉強はからきしの武元うるか、さらに真冬先生は医学部目指して浪人中だが、理科が苦手な小美浪あすみとかと主人公唯我成幸がお勉強。

正直言ってこんな状況羨ましすぎる。ということで見始めはかなりイライラしつつも段々このハーレムに慣れてきて完走に至った。やっぱり面白かった。あすみが今のところ推し。やっぱりうるかも捨てがたい。

最初は緒方理珠にイラついてしまったのだが。単純に文系科目苦手なだけなら分からんでもないけど{netabare}人間の感情興味なさそうなのに、心理学を専行したいとはこれ如何に。{/netabare}
その他だと運動出来れば勉強できなくてもいいとかいう風潮は僕嫌いです。両方しっかりできてこそ。というか日本は運動部が無駄に練習しすぎなのが問題だろうけど。
あと苦手な科目があるほうの進路を選びたい気持ちは分からんでもないけど、苦手科目の負担が軽いところ選ぶとかもう少し工夫あるのでは?高校3年生で数学Ⅰ・Aできないのは致命的。理系全振りは文系全振りより人間的に大丈夫か心配になる(偏見)

2期あるらしいので、見るつもり。やっぱりどうなるのか気になる。


OP
セイシュンゼミナール 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)]
ED
Never Give It Up!! 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)
OPはこだまさおり作詞で安定してる。主題歌は聞けば聞くほど心地よい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった 学園きっての天才美少女たち!完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!?個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走!勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

1. 天才と[X]は表裏一体である
一ノ瀬学園には文系の古橋文乃、理系の緒方理珠という2人の天才が存在する。そんな彼女らを後目に「特別VIP推薦」を目指す秀才・唯我成幸。彼は推薦の条件として、文乃と理珠が志望校に合格するための「教育係」を命じられる。教育係となった成幸だが、文乃は理系、理珠は文系という才能と正反対の志望に困惑! さらに彼女らの苦手科目の実力たるや、点数が一桁という散々な状態!! 成幸は進路変更を助言するが…!?

2. 魚心あれば、天才に[X]心あり
成幸の中学の頃からの友人で、将来を期待される水泳の天才・武元うるか。スポーツ推薦を志望する彼女だが、学業がまったく手についておらず推薦自体が危ぶまれる状態! 成幸は学園長に命じられ、うるかの勉強も見ることに。 勉強を嫌がるうるかだが、成幸が教育係と聞いて急に張り切り出す! 実はうるかは中学時代から、自分を認めて助けてくれる成幸に恋していたのだ。文乃たちを意識して、うるかは密かに闘志を燃やす!!

3. 天才は[X]にも心通ずるものと知る
中間テストを前に、成幸の教育係としての成果が試されようとしていた。自分たちの成績が上がらないと教育係が変わってしまう…成幸に続けて欲しい文乃たちは、テスト勉強にさらに意欲を高める!後日、成幸は理珠に頼まれて彼女の家が経営する「緒方うどん」を訪れる。店を離れることができない理珠の勉強を見るためだ。不安な自分を優しく励ましてくれる成幸に、頬が赤らむのを感じる理珠。そして試験当日、予期せぬ問題が理珠を襲う…!?

4. 彼女が天才に望むもの即ち[X]である
ここ最近、急に体重が増えてしまった文乃はダイエットを決意! しかしお菓子を勧めるうるか、うどんを差し入れる理珠など、学校には太る要因がいっぱい。空腹をこらえる姿を心配する成幸に、文乃は「触って確かめて」とお腹を差し出して…!? そんな中、自習中の理珠の前に現れた白衣の女生徒。自称・理珠のライバルの関城紗和子だ。彼女は理珠が文系を志す理由を成幸が好きだからと誤解し、理珠の恋心を試そうとするが…。

5. 林間の天才は[X]に迷走する
一ノ瀬学園名物・2泊3日の学習強化合宿が始まった。山の合宿所で勉強にはげむ成幸たち。そんな中、理珠は成幸が気になって仕方がない。成幸と文乃たちの楽しそうな様子を見て不機嫌になり、ついには一方的にキレて合宿所を飛び出してしまった!夕方、理珠がいないことを紗和子から聞いた成幸は、理珠を探しに外へ。土砂降りの山中を駆け回り、崖の上に理珠を発見!助けよう手を伸ばす成幸だが、理珠は足を滑らせて…。

6. 天才[X]たちは、かくして勉強ができない
元・教育係の桐須真冬先生に呼び出された成幸は、合宿の山中で理珠とキスしていたことを問い詰められる。生徒指導室のドアの前では、心配した文乃が聞き耳を立てていた。聞こえてきた「不純異性交遊」という言葉を頼りに、文乃たちは入れ替わり立ち替わり成幸の弁護をするが…。真冬との面談から数日後。うるかは成幸が誰かとキスをしたことを知る。落ち込んだうるかは「友達の話」として文乃に悩みを打ち明ける。

7. 前任者の秘匿領域は[X]な有様である
校舎裏で成幸と話す中、文乃はバランスを崩して成幸に抱きついてしまった。その背後には険悪な目つきの理珠が!成幸が好きな理珠を怒らせてしまったと慌てる文乃。文乃はさっきのハグをチャラにしようと…?放課後、猫を助けてケガをした真冬を送るため、成幸は彼女の部屋を訪れることに。成幸はそこで真冬の面倒見の良さや、散らかし放題でだらしない私生活など、怖い先生の意外な一面を知ることに。

8. 天才の一挙手一投足は時に[X]を翻弄する
福引でスマホを手に入れた成幸は、辞書やスケジュール管理アプリで勉強に活用しようと大張り切り。さらにお風呂での勉強が効果的であることを知り、さっそく実践することに。邪魔が入らず防水スマホで調べものも楽!お風呂での勉強がすっかり気に入った成幸。しかし操作を間違えて文乃にメッセージを送ったり、理珠に電話をかけたりと大騒ぎ。入浴中のうるかにつながった際は、うるかが間違ってビデオ通話設定にしてしまい…!?

9. 禁断の地にて彼は、[X]が為奮闘する
真冬のマンションの前を通りかかった成幸は、彼女に呼び止められて部屋に招かれる。部屋にゴキブリが出たとのことだ。入ってみると、以前と同様に散らかりまくった酷い惨状…。ゴキブリを駆除するまでと引き留められる成幸だが、そこに出前で理珠が訪れた!成幸と真冬の関係を誤解してか、理珠はふくれっ面で部屋に居座ってしまう。理珠と真冬を仲直りさせようと、成幸は理珠の好きなカードゲームで遊ぼうと提案する。

10. かの新天地にて迷える子羊は[X]と邂逅する
教育係のご褒美として、予備校の夏期講習を受けることになった成幸。自分の成績のために意気込む成幸は、そこで学園OGの浪人生・小美浪あすみと出会う。そして予備校の帰り、道に迷った成幸は店の呼び込みに引っ張られてメイド喫茶に入ってしまう。慌てて出ようとする成幸の前に、人気No.1の「ピクシーメイド・あしゅみぃ」が登場。可愛くポーズを取る小柄なそのメイドは、予備校で出会ったあすみ先輩だった…!?

11. 威厳ある先任者は時に[X]にかしづく
夜の繁華街。真冬はいかがわしい店に入ろうとする成幸を見つけて呼び止める。そこは真冬の元・教え子のあすみがバイトするメイド喫茶だった。店内で成幸を注意する真冬だが、事故で店員にケガをさせてしまった!彼女は代わり働くことを申し出るが…!?。成幸の心配通り、ドジっ娘メイド・真冬は失敗の連続。そんな自分を前向きにフォローする成幸に、真冬は優しさを感じる。そして真冬が彼に告げた言葉とは-。

12. 天才は時に[X]をともに分かち追懐する
うるかと気まずくなった成幸から、「友達の話」として相談を受ける文乃。直後、今度はうるかからも同じ悩みを打ち明けられる。文乃は彼らに、思い切って2人で話し合うよう助言する。後日、湖畔のベンチに並ぶ成幸とうるか。しかし緊張のあまり、会話は早々に途切れてしまう。変装して見守っていた文乃は、2人それぞれにスマホから助言を送る。しかし文乃が提案する話題は、ことごとく場の空気を重くしていき…!?

13. 天才の目に天の光はすべて[X]である
お祭りを訪れた成幸は、会場で出会ったうるかと屋台を回ったり、理珠の出前を手伝ったり、ケガをした真冬をあすみの父の救護テントに連れて行ったりと、相も変わらず世話焼きで大忙し。さらには迷子の子供のために駆けずり回ることに…。結局、人の世話で帰りの終電を逃してしまった成幸。そこに星空を眺めて時間を忘れてしまった文乃が現れた。帰りの手段がなく途方に暮れる2人は、旅館の明かりを前に--。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天才 VS 勉強方法! さて、『X(エックス)』の『解』は如何に!?

他社ですが『五等分○花嫁』と設定が似てる部分がありますね。どっちもヒロイン5人…
ま、作者同士が交流あるくらいだし同じジャンルで大体同じくらいの時期に連載になったから『パクリ疑惑』も仕方なかったのかな。

(※2019:7/23追記・ジャンプ本誌で人気投票の間違いを確認。編集部の人に確認。記事は人気投票の結果のとこに記載。)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


ちょっと物足りなく感じてしまいました。原作の絵の方が好きだったのでアニメの作画は少し合わなかったです。
同社の作品、『ゆらぎ荘の幽奈さん』と比べるとラッキースケベはソフトな作品なので私はこっちの方が合ってました。ラッキースケベが過度だと少々キツいので(汗)


この作品のテーマは『受験』。なので高校3年生から物語が始まる。
主人公『唯我 成幸(ゆいが なりゆき)』が貧しい家族を楽させたいけど大学には行きたい。しかし『成幸』が通う【一ノ瀬学園】には大学進学に掛かる全ての費用を学校側が負担する【特別VIP推薦】の制度がある。その推薦枠を獲得しようと日夜勉学に励んでいたがある天才達に遅れをとっていた。

ある日推薦審査面談の時に条件付きで推薦を許可される。その条件とは『緒方 理珠(おがた りず)』と『古橋 文乃(ふるはし ふみの)』の2名の教育係になり、2人の志望する大学に合格させること。
理系の天才『緒方』、文系の天才『古橋』、何故この2人の教育係に?と思ったら『緒方』は文系の大学へ、『古橋』は理系の大学への進学を希望。
天才達だから少し教えれば…と思った『成幸』だがそうは問屋が卸さない。
両者の天才は進学したい分野は壊滅的な内容。しかも高校3年生で。『緒方』と『古橋』で教え合えば…と助言したがどちらも天性の感覚でやってるので教えれない、何が分からないのかが分からない。

前途多難ではあるが彼女たちの本気でやりたいことを聞いた『成幸』は彼女たちの希望する進路を尊重しようと奮闘する。
ただそこにスポーツ特待生『武元 うるか(たけもと うるか)(勉強全般苦手)』の面倒をみることになったりや、才女2人の無謀な選択を拒否する『桐須 真冬(きりす まふゆ)※酒に弱い』をどう説得するか、予備校で出会った一ノ瀬学園OGの『小美浪 あすみ(こみなみ あすみ)』と出会い何故か彼氏役になったりなど『成幸』はこれからどうなる!?
…と、簡単ですが。


『成幸』は大変ですね。努力型の秀才タイプだけど天才達に勉強を教える事になろうとは。プレッシャーがパない。が、培ってきた勉強法などが教育方法に生き、教える事に関しては天才肌。
『緒方』と『古橋』は天才タイプなので表現も良かったと思います。天才タイプの方って呼吸する様にその科目や競技などが出来るので教えるのは不向き。しかも割り振りがそこに全振りしてるのか!?ってくらいに他が穴!(例・勉強は出来るが運痴など)

『緒方』は天才タイプ+年相応か少し幼いくらいの子供っぽさがよく表現出来てたと思います。変にムキになったり嫉妬したり、てね。面倒くさいとこが合う合わないがあるのでこのキャラの好き嫌いは別れるでしょうね。

『古橋』は天才タイプ+毒が凄い(笑)
流石は文系の天才、人の心の機微を読むことに長けてるからか悪意のない辛辣な物言いが結構笑えました。口に出す毒も笑えるけど心の声の時の毒も結構楽しめました。…ププ、浴衣。

『武本』はスポーツ万能+勉強苦手。
快活でマイペースで憎めないキャラ。料理や歌が得意で『成幸』と居るとたまに乙女になるとことか結構このキャラを好きになる人は多い様に思います。
ま、『武本』って別に勉強が出来ないって訳じゃなく「苦手意識」が強いイメージがありますね。
プールを使った勉強法では覚えも早かったし本当はかなりの天才かも!?


とまぁ、1期は殆どこの3人が主だったのでこんなもんかな。個人的には『桐須』や『小美浪』のエピソードが好きなので2期に期待。
私個人はこの2人のエピソードが綺麗だったのでこの2人推しです。ここは原作をしっかり表現してほしいなぁ。


因みに↓
第1回人気投票

1位・桐須真冬(5233票)

2位・古橋文乃(4194票)

3位・武本うるか(3552票)

4位・緒方理珠(2421票)

5位・小美浪あすみ(2323票)


第2回人気投票(2019:7/13発売号より)

1位・桐須真冬(14598票)

2位・古橋文乃(3259票)

3位・武本うるか(2980票)

4位・緒方理珠(1803票)

5位・小美浪あすみ(1488票)

です。(残念な事に人気投票欄のとこの『小美浪あすみ』の文字が『小美「波」』と間違っているのはマイナスです!最新号(2019:7/22)でこの事を編集部が何も書いてなかったので2019:7/23にジャンプ編集部に確認したところ間違いであった事を確認。コミックスでは直ると回答を頂きました。)

桐須先生のエピソードやギャップ、文化祭やなぜあの様な教師になったのか、などがこの結果に結びついたのかな?と思います。魅力的な表現もあったし。
しかし第2回は2位と4倍近くの差ってのは凄いな。ちょっとビックリです。


ラブコメ物+ラッキースケベ物としてはソフトタイプなので初心者向けの作品かな?と思います。ラブコメを結構観てる方には物足りなく感じるかなと思います。
あ、CM入る前のアイキャッチは少し笑えます♪

後気になったのは最近では都内や府内の学校等は板書は電子黒板だし検索も出来る。しかも生徒もノートを書かなくなったりデータや黒板を写メするとこが増えてきてます。作品も観た感じ都内の高校ぽかったのでどうかな?って思ったりと。
なのでそこら辺も表現の古さを感じました。


さてさて第2期は10月から。
1期ラストは少々『古橋』がリード?かな。
2期ではサブキャラにも動きがあるので楽しみです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、そう言えば作中にあった『古橋』のセリフから少し論文の一つを。…これより書くのは無駄話です。暇な方はどうぞ。

甘い物を食べると集中力アップ!とかストレス減少!とかを『シュガー・ラッシュ』って言うんですがこれをイングランドのワーウィック大学が分析・検証したようです。論文が確か31本だったかな?
で、結論から言うと「効果はほぼ無し!」だったそうです。逆に砂糖を摂ると逆効果の結果が出て砂糖を摂った30分後には疲労感増加、眠気、1時間後には集中力低下を確認。(1,300人検証)
糖尿病やメンタル部分は落ち込ませる原因になる可能性も?ともあります。
ま、セロトニン(幸せホルモン)は感じれるでしょうけどね。

意外と昔から言われてた事が全く根拠が無かったと出てくる論文は面白いなと思いました。(作中のキャラ、科学部部長の関城は知っててほしいな。変な発明はよくしてるし(笑))

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うるかにしてください

お静かに!って意味合いではもちろんございません。
原作は週間少年ジャンプ連載中。いつもながら未読です。

努力型秀才である貧乏男子高校生が、大学進学に係る費用の一切合切を学校に賄ってもらえる “VIP推薦” をエサに同級生女子に勉強を教えるというお話。
主人公男子は貧乏であるにこしたことはありません。トキワ荘以来の伝統芸能です。
同級生女子は二名。得意科目はほぼ満点だが苦手科目はてんでダメというのと、進路希望・将来の夢の観点だと苦手科目を超絶レベルアップさせないと進学もおぼつかないという点が共通する二人です。

 「お勉強」 + 「ラブコメ」

あらすじや第1話からそんな話かなぁという出だしでしたが、これがまた絶妙につまらなかったです。
少し経って{netabare}(第2話){/netabare}からもう一人、武元うるか(CV鈴代紗弓)が投入されて、元からの二人である古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)の三名体制となり屋台骨が出来たことで好転していきました。

 「ラッキースケベ」 +「ハーレム」 featuring「お勉強」

早々に路線変更です。真面目に言うようなことでもありませんが、、、路線変更です!


実際にお勉強要素の配分が多いまま、まっとうに学力向上を目指す内容でしたら視聴継続はしんどかったでしょう。リアル志向でもエンタメ志向でもなくガバガバの設定でしたので。
・学校側が生徒の学力向上と進路指導の責任を放棄してる時点でOUT!(これ大事)
・文乃と理珠の出来ないっぷり描写にもいろいろ言いたいことはある
設定もそうなんですがいまさら英語の構文や数学の公式にお付き合いするのもなんだかねぇ。

{netabare}「Don't you kiss someone , NARIYUKI?」(6話)
意訳) あんた成り行きでキスまでしたんとちゃう?成幸だけに(嘘)
   {netabare}しかもあんたの名前を音読みしたら・・・きゃーっ(もっと嘘){/netabare} 

これ文法だとanyoneが正解じゃなかったっけ? うるかが必死こいて覚えた構文を頑張って使ってみたけどちょいミスがあってかわいいじゃん、と普通なら思うところなんですが、ここに至るまでに、「この作者(編集含む)は絶対まともに勉強したことなさそうだな」の説得力ない描写が連発してましたので、素直に受け取れません。なお現場ではanyだろうがsomeだろうが通じるっちゃ通じます。{/netabare}


いざラッキースケベハーレムアニメとの立ち位置が固まってしまえば、お作法に則ってすんなり観ることのできる普通の作品でした。
小学校高学年ないし中学入学したての芽生えの時期にお世話になった(かもしれない)少年誌の『お色気マンガ』の佇まいです。

 {netabare}※注)『お色気マンガ』と『エロマンガ』は違うからね。{/netabare}

ヒロインの裸を見たり接触する程度の描写に留まるのが通例で、また、何かしらのトラブルに巻き込まれてサービスカットを披露する「お約束」のアレです。

肉体関係ありの最近のマガジン案件(あれはあれで良い)と違い、こちらジャンプ案件はきちんとお色気止まりにしているのが良いですね。なんとも懐かしい香りがしていて、その雰囲気を楽しむような感覚。
自分の場合このへんのルーツは連載終盤の『やるっきゃ騎士』(※ナイトと読む)でしょうか。
少年の夢と希望とスケベ心が詰まったこういう品は、健全な少年が親に見つからないようにどきどきしながら観てほしいタイプの作品です。


最終話で3か月後の2期放送が発表されました。
私の視聴優先順位としては低いです。少し懐かしい匂いを堪能したところでややお腹いっぱいかしら。自分にとってはそんな位置付けでした。



■オマケ1
どうせなら健全なお色気ものだったらよかったのに。
{netabare}ブラコン妹が登場して、兄のふとんをくんかくんかしてましたが、アニメ向けアレンジでしょうか?
視覚的なお色気どまりだったほうが健全な気がしていて、フェチまで踏み込むと大人向け指数がアップしちゃいます。なんかもったいない。{/netabare}

■オマケ2
球技大会にクレームw
{netabare}自分が高校生の時だったら、和気あいあいの男女混合なんてありえんと思ったでしょう。
勝ちにいきたいのに遠慮が入っちゃうから。クラス対抗ならなおさら負けるわけにはいかないのです。
当方の高校時代は、クラス対抗の雌雄を決するガチ系イベントだったので男女くっきり別れてました。混合だと体力面で劣る女性がやりづらくはなかろうか。イチャコラなんて別途いくらでもできるし。
このアニメに限らずいつも思うのですが、学園ものの校内イベントって文化系の目線で描かれてることが多いですよね。自分が知りえなかった高校生活を疑似体験できるのをもって良しとすればいいのかもしれません。だがしかし、なんとなく腑に落ちないのです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~2019年6月

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2020.02.06 追記

後半2クールめのほうが好み。


2019.07.02 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.24 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59

65.9 3 予備校で日常系なアニメランキング3位
NieA_7-ニア・アンダーセブン(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (142)
774人が棚に入れました
地方の高校を卒業したまゆ子は、予備校に通うために上京した。下宿先の銭湯の自分の部屋には、既に先客が待っていた。異星人の少女のニアである。まゆ子はこの異星人との共同生活を、不本意ながら開始する。
苦学生のまゆ子は身勝手な同居人の存在に苛立ちつつも、何とか二人の生活を必死で維持しようとする。優しい地球人や、決して悪者ではないが一癖有る破天荒な異星人達に囲まれて、2人の日々はいつも賑やかに騒々しく過ぎて行く。そして、ニアは突如まゆ子の元から消える。
ネタバレ

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

埋もれすぎた傑作。考察系アニメについての雑談。

宇宙人が出てきます。UFOも。
だからってハードSF的な何かを期待している人は今すぐ回れ右です。
そんないいものではありません。

ただのビンボーな女子浪人生のお話です。
ひもじさでいえば『びんちょうタン』といい勝負でしょう。それか撲殺のサバトちゃん。
なにせ酢飯にグリンピース乗っけて「イクラ!」と言い張る残念な女子の物語ですから。

かなり地味な上に演出のセンスがふた世代くらい前のものなので、今観るとガチに声出して身震いしちゃう類のアニメ。それに耐えられることが最低条件。

くわえて、物語至上主義でない人。
すっきりと腑に落ちるような、明確に形どられたお話でなくても、内容次第で受け入れることができる人。わかりやすいオチや解決がなくても泣かない人。

そういう方には超絶オススメしたい傑作なのです。

自分の中では、「キワどい作品」という評価で落ち着いています。どのようにキワどいのかは、最後の方で、いわゆる「考察系」というモノに対するスタンスやらの与太話と絡めて軽く触れてます。


●「正常に」歪んだ世界。生きる上でのランクとは
{netabare}
合コンの回はけっこう印象的なのです。
あまりにも当たり前になってしまった、どうしようもない世界のいびつさを再認識させてくれた、という意味で。

もし予備校生どうしの間でランク付けがあるとしたら、これはもう絶対的に「成績の優劣」であるべきであって、綺麗な服を着てるとか、髪型が可愛いとか、携帯持ってるとか、そんなことではけしてないはずなのです。
にもかかわらず、成績優秀な苦学生まゆ子は、自らの経済力の無さを恥じてしまう。垢抜けなさに劣等感を抱いてしまう。真夏に秋冬モノのジャケットとニット帽を着込んで、ニコッと笑顔を作ってみせるシーンはヤバイです…。

こんな理不尽なことがあるでしょうか。あっていいはずがない。

しかし、この理不尽な格差表現を、わりとすんなり理解できてしまえるのが、自分を含めて一般的な現代人の感覚でしょう。予備校で良い成績を取ることなんかより、現に充実した物質生活を送っている姿を勝者の側にとらえてしまう。

そして、同じように理不尽なランク付けで差別を受ける宇宙人ニアがいるわけです。戸籍上存在すらも認められていないアウトカーストな「アンダー7」の宇宙人。しかもなぜそうなったかは作中ではわからない…。なにひとつ納得のいく説明がされない。理不尽の度合からいったら、まゆ子の比ではないでしょう。

彼女たちはしかし、境遇の弱者どうし、互いに傷を舐めあうようなことはけしてせず、それどころか、「いいかげんにしろよ低級宇宙人!」「だまれ貧乏浪人生!」てな騒ぎです。考えてみれば、こんなことを言い合える関係って、すでに尋常ではない仲の良さですが。

終盤、ニアが戸籍対象外の要らない子と知って、憤慨するまゆ子の姿があります。
「うざったいアイツ」のために、心底怒りをあらわにする彼女の姿がなんとも印象的で、あの場面で、「元々いないんだってさ…」と悲しげにつぶやく彼女の声は、けしてニアだけでなく、自身の境遇も含めた上での、やるせなさや理不尽な差別に対する、せいいっぱいの告発のようにも思えました。
{/netabare}

●自由なニア。まゆ子のきっかけ
{netabare}
まゆ子にとって身近な人物が、ニアの「自由」を羨ましがるくだりがあります。
幼馴染みの源蔵、予備校仲間のちあ紀、そして銭湯のオーナーである言実さん、の三人。
ちあ紀に至っては、ニアをして「自由の女神」とまで評します。
信頼できる身近な人間が、アンダー7の要らない子であるニアに、「自由」というたしかな価値を見出していました。このことが、まゆ子にとって、ふっきれるきっかけの一つになったのではないかと。

ニア復帰後は重要シーン目白押しですが、その中でも特に目を引いたのは、アンダー出身であることがバレてスターの座を降ろされた宇宙人が、汚れ芸人に身を落としているくだり。
彼の姿を見て、「かるちえ」のマスターはこう言う。

「いいんじゃない?ふっきれてて」

「落ちぶれた」とか「必死だな」ではなく、「ふっきれた」と表現してくれる、あのさりげないシーンこそ、まゆ子にとって、そしておそらく多くの「境遇の弱者」たちにとっての、優しい道しるべになっていたのではないかなと。

そして季節はめぐり、秋。
ちょっとだけふっきれたまゆ子の姿が、いつもよりほんの少し頼もしく見えました。
{/netabare}

…というのが、なんとなくの感想なのだけれど、これをニアを軸とした話として捉え直すと、また全然違う形になるはず。まずあの、どうにも虚ろさが漂うカラ元気を疑うところから始めないとダメでしょう。誰かニア目線での感想をうpしてほしい。

いずれにしても、終わってみれば「うん、だから?」という話ではある。
背後に広がるテーマにはたいへんヘビーなものの片鱗を感じるけれども、特にそういったものに思いを馳せない限り、表面上のストーリーは実に他愛もないというか。

ぶっちゃけ、「結局何がどうなった?」という身も蓋もない見方をしてしまうと、「何もどうもなってない」んです。少なくとも大筋では。
ひとりの少女がちょっとだけ逞しくなりました、とかその程度のお話。
すごい乱暴な言い方ですけども。

でも不思議と消化不良な着地感はない。
静かに何かが変わっていく様がどこまでも心地よく、希望に満ちた爽やかな余韻が残ります。

『NieA_7』、傑作です。

**

●完全なる余談 『NieA_7』は考察系なのか

解釈の多様性を許容する作品は大好きだけども、解釈の上で作品の「空白」を埋めさせる作業を強要する作品は正直好きではありません。
もっと端的に申し上げますと、作中で描かれていない「意味深な何か」を過度にありがたがる態度や、そう仕向ける物作りの姿勢というのを、蛇蝎のごとく嫌っています。

その延長線上の話として、「考察系」というものをはたしてどういう意味で捉えたらよいのか、なかなか難しいと思っていて、つまり、

・単純に多様な考察を許容する「懐の深い作品」のことなのか
・なんらかの考察で空白を埋めないと「楽しめない作品」なのか

どちらなんだろうと。

ここではあくまで後者の意で考察系という言葉を使っていることをご承知おき願いたいのですが、もしそうだとした場合に、この『NieA_7』という作品は、はたして「考察系」であっただろうか。

多くの解釈や考察を許容する作品であることは間違いないです。
観る者の性格や境遇、性別や年齢、そういったもので、与えるインパクトの芯がちょっとずつ違ってくる懐の深さが魅力の作品だろうと思っています。

しかし、解釈や考察で空白を埋めないと楽しめない作品であったかどうか。

これが、冒頭「キワどい作品」と考えた説明にもなるのですが、答えは「NO」です。
キワどいところで、考察系の体をなしていない、と受け取っています。

たしかに、{netabare}母船、アンダー居住区、銭湯、レトロゲー、蛍、遅れた腕時計、バスの乗車賃{/netabare}など、象徴的な表現が多いのが本作の特徴であり、そこから敷衍して語られるべきテーマというのは、まあ、それなりにあるのだろうと思います。自分なりにこうだろう、という考えももちろんあるし。

ただ、それはマストじゃない。全スルーしても問題ない。

つまり、この作品は、究極的には、まゆ子とニアという二人の主人公による、感情のぶつかり合いを描いた、ただそれだけのお話だろうと。
まゆ子にとって、自分勝手でワガママで、かけがえのない存在であるニア。
べつに物語の空白を埋めるまでもなく、ただそれだけの描写でもって、十分に娯楽として楽しめる水準に達しているのです。

だから考察系ではない、と。

人によってはどうでもいいことかもしれませんが、自分のように、エンターテインメントに対して、ある種の原理主義的な感情を持っている人間にとっては、この、のるかそるかは生命線だったりするのです。*1


*1
そういう意味で、自分基準でいくと、エヴァですら、微妙な線上でこそあれ、考察系とはとらえていません。
意味深なあれこれをこれみよがしに散りばめて、多様な解釈を暴走的に喚起させた上で「なんか奥深そう」という感情を過剰に焚きつけてくるところや、「あとはあなた次第」みたいな態度は、好きか嫌いかで言ったら、大嫌いです。

それでもやはり、自分基準でエヴァは考察系ではないのです。仮にそれらの意味深な要素をぜんぶスルーしても、十分に楽しめるだけのエンターテインメントに仕上がっていると思うので。

正直に申し上げまして、「空白を埋める」てところまで含めた上でのエヴァという物語そのものに対しては、はっきり言って理解不能かつ興味もわかず、強いて言うなら「意外とふつーだな」、というのが、リアルタイムで観てたときから今に至るまでまったく変わらないスタンスだったりします。

たぶん今までの人生で、自分がエヴァについてもっとも深く語ったことといえば、「初号機のカラーデザインって革新的だったよねー」とかその程度、
そういう、物語以外の観点でしか、食いつくトピックもない作品だったりします。

でも、それってすごいことなんですよ。

身近に、2D・3Dのデザイナーさんがいる方は、ぜひエヴァがデザイナーに与えた影響というのを聞いてみるといいですよ。たまにめちゃめちゃ面白い話を聞けたりしますから。30代のデザイナーさんがいいかな。
そういうセンスを持った連中が、様々な制作現場で、今まさにチーフ的なポジションを務めるようになってきてるわけです。なかなか感慨深いものですよ。

だからもう、エヴァが作り上げた映像表現という、たったそれだけの価値で成立しえている娯楽性に対して、私はひれ伏さざるをえないのです。物語なんて二の次で。

断言してもいいですが、もしエヴァが「物語的な空白を埋めること」を、楽しむ上での絶対条件にした作品であったなら、ここまでのムーブメントにはなっていません。

それこそ、パンピーなめんなって話です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

_(アンダー)な住民達による華麗なる日々……の裏に隠された逃れられない現実

西暦20××年

時代は近未来の一途を辿っていた

「母船」すなわちマザーシップに乗って地球にやってきた宇宙人達

頭にアンテナが生えている事と耳が尖っている事以外、人間と姿形の変わらない彼らは地球人と肩を寄せ合って生き始めていく

あっという間に地球に順応した宇宙人

うやむやのうちに受け入れてしまった地球人

これはそんな近未来に取り残された昭和の原風景で繰り広げられる物語

社会から冷遇された者達が織りなす、夢一杯の喜劇の話


『NieA_7』
随分久しぶりの投稿となってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は2000年にWOWOWでのみ放送されたアニメ、『NieA_7』について語っていきたいと思います。
私の分かりにくいレビューで恐縮ですが、見て下さる心優しい方はどうかお付き合いください。

さて、この作品を一言で言い表すならば、とても「不思議な」アニメです。
未来で始まる宇宙人と地球人のシュールコメディ…といえば、何とも分かりやすくまとめられているのですが、その思い描いている先入観は第1話を観る前と観た後で180度変貌する事間違いなし!!
事実、私も脳内で考えていた「こういうアニメかもな…」という偏見を見事に覆えされ、良い意味で「これは当たりじゃないか…」と第1話にして思わせてくれた作品でありました。
まずここではっきりと述べたいと思います…
世界観と雰囲気構築、演出だけで言うならば、このアニメは間違いなくトップクラスです。
昨今、雰囲気アニメと呼ばれるものは数多くあります。
この世界が本当にあるような気がする、独特な世界観、魅力的な雰囲気を持っているのが雰囲気アニメと呼ばれる作品の特徴ですが、この作品はその解釈によるならば上位に食い込む部類かもしれません。
そして雰囲気アニメにおけるもう1つの特徴は好き嫌いがはっきり分かれる事。
自分に合えば楽しめ、合わなければ楽しめない、両極端の諸刃の剣的作品だからこそ雰囲気アニメと呼ばれる所以なのですが、その通り、この作品は意外に人を選ぶ作品です。
コメディであり、人情話であり、SFであり、ミステリーであり、日常であり、尚且つ何とも貧相なアニメ
所々に挟まれるギャグもはっきり好みの分かれる仕様となっております。
多くの要素が入り交じっている本作ですが、これを中途半端の産物ととるか、画期的な挑戦作ととるかでこの作品に対する見方が大きく変わる事でしょう。
私は後者の方だったので、何とか適合出来たといった所でしょうか。

話が少し脱線しますが、ご了承ください。
SF作品において、進歩しすぎた未来では過去の生活に逆行する人々が増えるという設定がよく出てきます。
これは進みすぎた未来についていけなくなる事で過去を懐かしんだりする人が増加するからという裏設定があったりするものなのですが、『NieA_7』に出てくる荏の花地区やそこに住む人達もそんな過去を懐かしむための舞台という立ち位置になっています。
しかし、時代の流れというのは時として残酷です。
変わらない物なんてないといわんばかりに、未来へと進む時流は荏の花地区にも当然の如く訪れてきます。
そんな時、そこに住む人々はどういった事を想うのか…
どのように考え、悩み、決断していくのか…
このアニメはそういったノスタルジーから始まる心情の数々にも目を向けた重厚な作品となっております。

勘の良い方は既に察しているかもしれませんが、『NieA_7』に出てくる登場人物達はどこかしらに_(アンダー)な部分を抱えて生きています。
例えば作中では地球人によって宇宙人は階層、位が設置されているのですが、主人公のニアはその中でも最下層の「_7」(アンダーセブン)
位の高い宇宙人はニアなどの位の低い宇宙人を侮蔑して生きています。
また、もう1人の主人公、まゆ子は生来の他者と上手く関われない不器用な性格により予備校での友達は少なく、人間関係に悩んだり葛藤したりする描写もあります。
他にも都心の会社勤めと赤字続きの銭湯「荏ノ花湯」の管理を一身に受け持つ琴美さん、不器用な性分でありながらも懸命に売れてない洋食屋「かるちえ」を経営している狩田父娘、落ちこぼれエリートの中国系宇宙人など、何かを抱えた人が多く出てきます。
そんな彼らも悩んだり悩まなかったり…
格差社会に生きる弱者達が紡ぐ、精一杯の喜劇
それこそ愛すべき、『NieA_7』という作品を象る大きな要素なんだと思います。
視聴者である私達には一体何ができるのか…そう、見守るしかありません。
笑いと愛の溢れた彼らの生活を心行くまで堪能するとしましょうよ!!

さて、これにてレビューを終わりたいと思います。
私は生粋の真面目な性格なので、宇宙人の差別に最近の欧州移民問題を置き換えて考えてみたり、まゆ子の人間関係の不器用さに自分も共感して少しブルーになったりしましたが(笑)
これから視聴する方は気楽に近未来昭和コメディ?を楽しんで下さい!!


PS.
次回予告の枠では作中に登場する面白インドかぶれ宇宙人、チャダのイメージタレントであるダルジットさんによるインド豆知識コーナーが入ります。
なんとこのダルジットさん、TVチャンピオンのカレー選手権インド料理部門で優勝した実力者
そんな凄いお方をこのコーナーの為だけに呼んだスタッフは更に凄いですね…
彼によるギャグの織り交ざった10秒ばかしの日本語インド解説はたまに聞き取りにくい時も(笑)
なお、その映像はシャネ・パンジャブというインド料理レストランで実際に行われており、現在ではカリカという名前に変えて店を構えているようです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

テーマ性・文学性・SF的発想。どれをとっても素晴らしい名作です。

24年4月 追記 第9地区って本作オマージュ?

「デデデデ」のレビューで「第9地区」に似ているというコメントが多かったので、見ていなかった同作を見ました。なるほどUFOは似てましたし、ひょっとしたら似た展開の可能性もありますが、私はむしろ「第9地区」って本作のハードモードの様な気がします。

 本作と「デデデデ」を比べると孤独と言う点で、似ているところもありますが、まあ、比較は後半戦を見てからですね。

「第9地区」がせっかくヨハネスブルグが舞台ということで人種差別について描いているのかな、と思ったら、どうも描き切れていませんでした。その点で本作の方が異文化の価値観と分断を良く描けてると思いました。

 改めて本作は名作だなあ、と思いました。


以下23年5月レビュー

 この名作をレビューしていませんでした。というかこういう作品を名作アニメだというんだ、と改めて思いました。

 非常に独特です。ストーリー性は無い…あるいは無い様に見えますが、裏にあるSF的な視点がありました。また、荒唐無稽な設定ではありますが、分断・貧困・差別・移民化が進んだ人間の暮らしが妙な現実感をもって迫ってくる作品です。

 そして、それらが組み合わさって、妙に郷愁を誘う感情が揺さぶられるアニメでした。

 被差別民である宇宙人の中でも最下層のニアが、優秀だけど貧乏ななヒロインの下宿に居候する話です。近くにスラムがあり、開発が進まない明らかに貧困地区な感じです。
 ヒロインは友達付き合いが下手、本音を話のが下手です。これがまるで2023年現在のハイティーンとか大学生の子たちを見ているようなリアリティを感じてしまいます。
 宇宙人=外国人(特にインド人)は犯罪行為を行いますが、それは道徳観の違いであって生活するための知恵です。そして、コミュニティーを持っており彼らなりの生活をして行きます。時折、ニアも巻き込まれ犯罪行為を無自覚でやってしまうところなど「今じゃん」と思ってしまいます。

 そして、このアニメの特徴ですが、その辺に道徳的な価値づけをしないことです。淡々と生活が描かれます。最後の方にニアがいなくなるという事件が起きます。隣にいる人間の大切さ、と言葉にすれば簡単ですが、ここで宇宙船の話と絡んできます。

 宇宙船は宇宙人にとっての故郷でありアイデンティティです。それがあるからこそ自分が自分でいられた。ニアに戸籍がないことが分かったり、どんな存在でもないことがわかる。
 でも、いつの間にか帰って来てまた、時間が過ぎてゆきます。ただし、元通りではありません。季節が進み夏から秋へ。これは別れに一歩近づいたような雰囲気を醸し出します。そして、宇宙船の作成に成功するニア。オープンエンディングで落ちがないように見えますがこの生活が永遠には続かないことを示唆しています。

 SF的にもニアに何かあるのではないかと薄ーく示唆されている気がしました。そして、それは誰でもある可能性なのかもしれません。受け取り方は人それぞれでいいでしょう。

 この作品を見ると今の日本の間違いは「皆平等、皆権利がある、貧困は悪だ」という思想に毒されているからでは?と考えが広がります。

 特に自分が人より経済的にも友人関係でもルックスでもそういうところが劣っていることを「理不尽」と捉えることが不幸の原因だと考えさせられます。最下層を受け入れると自分のやるべきことが分かる。UFO作りに取り組むニアの成果と予備校通いでニアに依存するヒロインの違いが非常によく描かれています。
 自由という言葉がちょっと安っぽく使われますけどね。最後の方を見るとあえて本質ではない感じを出したのかもしれません。

 とまあ、語り出すとSF的にもテーマ的にも素晴らしく、また、文学性もありました。非常にクオリティの高く現実感あるキャラデザが生み出したリアリティが不安や物悲しさを醸し出していました。最後のホタルと宇宙船の対比なども素晴らしかったです。

 ということで、この10倍くらいレビューできそうな読み取るべき内容が多層的で非常に深い2000年の名作です。受け取り手が自分の立場でいろんなことを考えることができます。ですが、なんとこのアニメがサブスクにないんですよね。私はリアルタイムではなく、中古屋の投げ売りで買った円盤があったので見られましたが…

 この作品が消えるのは余りにも惜しいです。20年以上前に今を予言したような、差別・区別・人種・出自・経済格差など人間には当たり前にあってその中でどう人間は生きてゆくのかという視点が素晴らしいアニメでした。

 以上のようにストーリー・キャラ付けはもちろんですが、OPを始めとした音楽性も豊かです。安易につけた満点ではないと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

58.3 4 予備校で日常系なアニメランキング4位
僕の妹は「大阪おかん」(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (300)
1141人が棚に入れました
「gdgd妖精s」の菅原そうたと石舘光太郎のコンビが贈るショートアニメ。
世界最強とも評される“大阪のおかん”のことを書いた「大阪おかんルール」を原作としている。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、白石涼子、井口裕香
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

阿澄さんのキャラといえば・・・浪花です!と言われる日も近い? B

原作未読

家庭の事情によって大阪で暮らしていた妹・石原浪花が、10年ぶりに兄・京介と暮らすことになったが、妹は大阪おかんの性質を身につけていた。このアニメは、その独特の大阪おかん(又は大阪)ルールを紹介していくもの。

まず、浪花のcv.を阿澄佳奈さんにしたことが狙っているのかと思わせられます。阿澄さんは福岡出身で、自身も自分がやって良いのだろうかと思ったそうです。多分、大阪の方は違和感ばかり感じられたと思いますが、これはきっと、{netabare}「最後のネタ:間違った大阪弁は絶対許されない」{/netabare}にツッコミを入れさせるための最大のボケだったんでしょうね。ですから、大阪関連者以外をキャスティングしたことについては、額縁に入れて飾っておくくらいの理由があったと言えます(考えすぎでしょうか?)。

内容については、いわゆる、大阪おかん(又は大阪)あるあるネタです。本当に「ある」ネタなのかどうかについては、大阪人でなければ当否が分からない内容が多いです。いや、当の大阪人であっても局所的なネタが混じっているとすれば、多分判断できないでしょう。ですから、あくまでも雰囲気で楽しむというのが、気持ちよく見るための条件と言えるでしょう。と言っても、どこかで聞いたようなネタが多いので、それらしく感じさせられることが多いことは確かでした。

ネタを締めくくる、浪花の「でんがなまんがな~」という言葉が、作品の良いアクセントになっています。この種の決め台詞が決まるかどうか(別の言い方をすると、視聴者に受け入れられるかどうか)によって、作品の成否が左右される場合って結構あると思います。ネタ的にさほどのものではなくても、ノリや勢いで笑いを誘うっていうパターンですね。この作品においては、それが上手く機能していたのではないでしょうか。毎回歌詞の変わるエンディングも、聞き所(ツッコミ所)の一つです。

本作はフラッシュアニメなので、絵に関しては期待しない方が吉です。ただ、フラッシュアニメだからダメということにはならないでしょう。原作は読んでないので、本作に当てはまるか断定的にはいえませんが、フラッシュアニメの方が合ってそうなものってありますよね。

ですから、この作品に関しては、「動きがない(ぎくしゃくしている)」と「面白さ」に相関関係はないと思います。ただし、「動きがない(ぎくしゃくしている)」ことが「違和感」を感じる原因にはなるでしょうし、その違和感を受け入れがたい方がいるのも確かだと思います。ですから、過去にフラッシュアニメを見て、動きが不自然なものは受け付けなかったという経験を持つ人には、お勧めできる作品ではありません。

まあ、色々なものを受け入れる素地がある人に向いている作品ということは言えそうです。「また一つ実験的な(変な)作品が出てきたな?じゃあ見てやろうじゃないか?」くらいの姿勢で臨むのが良いと思います。


ところで、私にとっては、阿澄さんの代表キャラと言えば、ひだまりスケッチの「ゆの」だったのですが、「浪花」はその座を脅かすくらいの個性を兼ね備えていました。安上がりアニメなのに恐るべしという印象です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

大阪ってこんなとこ?

なんだかんだ楽しく視聴させてもらいました。
短いからこそ面白く感じられた作品といったところでしょうか。

最初はアニメでの動きが珍しい感じで受け入れられなかったり、
大阪を馬鹿にしてるんじゃないかって思ってました。

が、それが逆にこの作品を魅力にさせるところで、
いいなって^^

このアニメで少しは大阪についてしれたんじゃないかなって
思ってます!w


~12話~(最終回)
{netabare}ついに、大阪おかんも最終回です!

だけど、相変わらず
「これ最終回?!」と思うようないつもどうりでした。

間違った大阪弁使われて嫌なのは当たり前でしょうね~
私の住んでいるところも大阪ほどではないですけど方言あるので、
間違った喋り方されると嫌ですよね。

なんだかんだ妹ちゃんの周りの人達は
大阪色に染められていたみたいですw

最初は微妙かと思っていたけど、
いつのまにか大阪おかんを見るのも楽しみにしてました^^{/netabare}


~11話~
{netabare}今回のは大阪人だけじゃなく普通のことじゃないのかな・・

うまい安いだけでなく、愛想がいい(接客)がいいってのも普通のことだと思うし、
クレームいうのは少し目立つし恥ずかしいことかもしれないけど店員さんのためにもなるってのも
正しいことだと思いますよ・・

出る前に「またきます、ありがとう」っていうのも
人として優しいしやらなきゃいけないことだと思いますしね。

まぁ、クレームはあんまり言いたくないですよね。
私の母はかなり言うタイプなので少しわかる気もします。

「ありがとう」って素直に言える妹ちゃん優しいなぁ^^

あの店員さんの声、友達の声をしてる井口さんが喋ってるらしい!
ギャップの凄さに笑ってしまいましたw{/netabare}


~9話~
{netabare}失敗をネタに。。
いいですね~、ポジティブらしいです。

私のイメージ的には大阪人=ポジティブ思考というイメージが強いので、
ネガティブな私は羨ましいというかあこがれというか。。

妹ちゃんみたいな気楽なこと友達になりたいですねw

サブタイトルでラノベのをいじるのはほかのアニメでもあったのでいいのですが、
最後の歌までネタを使うのを予想外で思わず笑っちゃいましたw{/netabare}


~7話~
{netabare}なるべく声は出さないようにしてますが、
好きな話とか盛り上がると電車でも声が大きくなる癖は、
大阪人じゃない私もしてしまう時があります^^;

母や祖母もそうなので、私の家は関西人に近いんですかね?w
気をつけなきゃですね。。

大阪の女の子はあっさりしてて気が楽そうですねー。
ネガティブな自分には羨ましいものです。。{/netabare}


~4話~
{netabare}サブタイトルがどっかのラノベで聞いたことある名前と似てますねw
あと、妹ちゃんに告ってた2人目と3人目って翼くんとはなわくんじゃない・・か?

気のせいでありますように^^;

それにしても、「考えときます」が断り言葉っていいですね。
その言い方だったら、あまり傷かなさそうですし^^
大阪って不思議なところですね・・{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

たこ焼き、豚まん、お笑い みんな大阪の名物や♪

大阪ルールの紹介を軸にしたショートアニメ。

大阪のルールって客観的に見ると面白かったりするから、
このアニメでも楽しめたらいいな~と。

そんな私は生まれも育ちも大阪。

さあ、大阪を正しくアピールしているか、
私が審査したるわ!

全12話です。
(他に特別編「東京ルール」が1話あります。)


● ストーリー
石原京介(いしはら きょうすけ)は
東京の高校に通う高校生。

長年大阪で暮らしていた妹の浪花(なみか)と
家庭の都合で一緒に暮らすようになる。

浪花と一緒にいる中で
京介は大阪のルールを知っていく。


登場する「大阪ルール」は全部で36個。

『わかるわ~!』と共感できるもの22個、
『これは主婦層のみに当てはまるルールやな。』というもの1個、
『目立つけど少数。』『大げさに言いすぎ。』というもの10個、
『まあ大阪の世間一般ルールとしてはそうかな。』というもの3個。
(※私が個人的にざっくり評価したものです。)

大阪と一言で言っても地域によって言葉もちょっとずつ違うし、
ひとくくりで紹介するには難しいところもあるものね。

でもまあ、全体的には
大阪ルールとして有名なものが多かったし、

「無茶苦茶やん!」「間違ってる!」というような
大阪ルールはなかったので、合格点をあげましょう。笑

でも大阪人をみんなこんなふうだと思わないでね。
あくまで「こういう人もいる」程度の視点で見てください。笑


● 声優
浪花役は阿澄佳奈さん。

だけど阿澄佳奈さんは大阪出身ではないそうじゃないですか!
福岡出身だそうじゃないですか!

確かにイントネーションや強い違和感は感じなかったけれど、
わざとらしさやぎこちなさは終始感じていました。

なんというか「大阪弁ってこんな感じだよね。」という大阪弁。
そこはちょっと残念だったかな。

まあ、これは声優さんが悪いのか脚本が悪いのかは
微妙なところなのですが…。

浪花というキャラにはよく合っていたし、可愛かったけどな~。
でんがな、まんがな!


あ、京介の標準語のぬるーいツッコミには
イライラしました☆笑

せっかく浪花ちゃんがこんなにテンポよくボケてるんやから、
シャキッとつっこんでくれないと!


● まとめ
作画は期待せずに。
なんだか影絵?人形劇?のような動きでした。

ショートアニメなので気楽に観れるし、
何かをちょっとだけ観たいなーな時にはちょうどよいかもです♪

最後にこのアニメを観ていて
気が付いた大阪ルールを一つ。

『大阪人は大阪ルールを読んで
 「わかる!」「いやいやおかしいからw」と
 好き勝手につっこむのが好きらしい。』

でんがな、まんがなー!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

56.9 5 予備校で日常系なアニメランキング5位
ゆるめいつ 3でぃ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (124)
498人が棚に入れました
『ゆるめいつ 3でぃ』は、saxyunの4コマ漫画作品「ゆるめいつ」の2012年TVアニメ化作品。「月刊まんがくらぶ」2005年読みきりを掲載した後、同年12月号より連載スタート。「まんがくらぶ」2009年2月号でOVA化。田舎を出て夢を探すため東京の予備校に行くために上京してきた浪人生・相田ゆるめが住むこととなった東京の外れにあるアパート・メゾン・ド・ウィッシュは、メゾンとは名ばかりのオンボロアパートだった。メゾン・ド・ウィッシュの住人は皆予備校生。しかも大学入学者はゼロ。そんなゆるめとアパートの住人たちが日々予備校にもてんで行かずに面白おかしく、ゆる~く過ごす毎日を描く。

声優・キャラクター
桃井はるこ、桑谷夏子、松来未祐、日野聡

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

何度やってもダメなものはダメ

四コマ原作。
日常系と呼ぶにはあまりにも独特の雰囲気を持った、まったり系の漫画が原作です。その名のとうり、ユルユルでグダグダなダメ人間達の非生産的な日常を絶妙な”間”で見せる脱力まんが。
これ以前にOVA化もされています。

OVA版のレビューでも書きましたが、この作品をマンガ以外のメディアにするのは非常に難しい。
ユッルユルな空気感、しょーもないネタをかますタイミング、ヌルくて可愛い絵柄、このマンガはそういうのが持ち味なんですが・・・
さて、二度目のアニメ化。3分ショート作品にして、それがちゃんと表現できるものやら。


まず特徴的なのはキャラデザインが変わっています。
OVA版は原作に近いですが、本作はもっと丸っこい絵柄で等身も若干縮んでいます。より、アニメチックになったといえばいいでしょうか。
キャストは基本的に同じ。内容は原作にかなり忠実。
冒頭でもかきましたが、ダメ人間の日常系。ぬるーいネタのギャグもので、オリジナル要素はほとんど入っていません。

・・・・・って、だからぁ、それじゃあダメなんです。
全然「ユルさ」が伝わってこない。
OVAではグダグダなテンポが悪い垂れ流しアニメとなっていましたが、この三分ショートアニメではそんな時間的な余裕はありません。
原作ネタ(一回分)を三分でサッとやってる、テンポだけのいい作品になってました。
(´д`)ダメダコリャ
”間”をとらないと、全然おもしろくないんです、ゆるめいつのギャグって。


なんでもかんでもアニメにすればいいってもんでない!と再認識させられるアニメでした。
予想はしてたけど、残念な結果。
漫画原作はホントに味にある作品なので、そちらを是非ともオススメしたいです、ハイ。
アニメなど、無かったヽ(゚Д゚)ノ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

maruo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

キャラの弱さが話の弱さに直結 C

原作未読

東京の浪人生活を送ることとなった相田ゆるめが入居することとなったアパートは浪人生ばかりが住んでいた。
そして、そのアパートからは大学合格者が一人として出ていないのであった・・・。
ゆるめを中心とした日常を描いたショートコメディー。


短編アニメを見る際にポイントとなるのは、個人的にはキャラの個性だと思ってます。
短い時間にストーリを入れ込むのは不可能に近いので、笑わせるためにネタを連続で放り込んでいくというつくりになろうかと思います。
しかし、単体で見て面白いネタというのはそう沢山あるはずもなく、どうしてもそのネタをやるキャラの個性にかかってくると思うのです。
逆を言えば、キャラの個性さえあれば、多少ワンパターンでも成り立ってしまうということでもあります(例:リコーダーとランドセル)。

そうした視点でこのアニメを見ると、残念ながらキャラの個性が弱いと言わざるを得ません。
どのようなキャラなのか説明を求められたとしても、殆ど言葉が浮かんで来ません。
故に、そのキャラたちがやるネタに関しても、面白いと思うことができないないのです。

私のキャラに対する理解が不十分ということもあるのかもしれませんが、この作品に関しては残念ながらこのようにしか感じることができませんでした。
好きな方がいらっしゃったらごめんなさい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

stone0819 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

いわゆるゆるいアニメのフルアニメーション化(2期決定!!)

※7月からゆるめいつ3でぃPLUSとして2期放送決定!!やったー!!超楽しみwww

(以降OVAの感想と一部かぶります)
OVAからうって変わってフルアニメになった今期の3でぃ。
flushアニメと違ってやっぱり見ごたえあります。
内容や登場人物はOVAとまったく一緒で長さも3分と短い。1話はOVAの1話とほぼ同じ。
フルアニメで作り直したのか?って思ったけど2話以降は違ってた。
主題歌は主人公ゆるめ役の桃井はるこが作詞作曲してるけどなかなかかっこいいw

肝心の内容だが、いわゆるゆるいアニメ。
予備校生が入居するアパートにゆるめがやってくるところから始まるが、そのアパート今までに大学に進学した人が一人もいないといういわく付きのアパートだった。
それもそのはず勉強している様子もなく、毎日のほほんとだらだらと過ごしているだけ。
そのアパートの住人4人との日常を描いただけのアニメだけどなかなか面白い。
七夕の短冊を部屋の中に飾ったり、スイカ割りを部屋の中でやったり、全ての物語が部屋の中だけで進行する。
3分なのでのんびり見るにはいいかも。楽しい場面も結構あります。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
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