Baal さんの感想・評価
4.2
ハッハッハッハッハッハッハイヤ ハッハッハッハッ いよーーーーーぽん!
海冬レイジによるライトノベルを原作とする
作品です。全12話、原作未読。
魔術によって人形に生命を宿らせそれを操る
人形使いが存在する、機巧文明の発達した20世紀
初頭を舞台とし、そんな中ある目的のために
人形使いの学校に転入してきた主人公の赤羽雷真は
成績がしたから二番目ということでセカンドラストと
いう登録コードをつけられた。それからの様々な陰謀に
よって生じる事件の中にいて、理解者を得ながら
成長していくのであった・・・
この物語は4話ごとにひとつの事件が解決しながら
進んでいきます。毎回一括りの中で女の子が増えて
いきます。
◆Facing "Cannibal Candy"
この話は雷真がこの学院に転入して早々に、目的を
果たすためには夜会に出て勝ち残らなければいけないが
成績がセカンドラストなので上位100人に与えられる
出場資格は当然なく、というわけでシャルロットに
喧嘩をふっかけるところから始まりましたが
最初から事件の兆候が見えて不穏な空気が出されていて
そこからの広げ方と収束のさせ方がよかったと思います。
事件が徐々に明るみに出てきて主人公も調査すること
になるのですが、どこから気づいたのかと思わせるくらい
犯人に近づいていくのはすごい能力だなんて思っていました。
ラストも相手がどのくらい上の存在のやつだとしても
守るために自らの肉体が犠牲になったとしても戦い続ける
のはやっぱりよなと思いながらもよかったです。
◆Facing "Sword Angel"
いよいよ大会が差し迫ってきた中で暗殺をすると言って
きた子がいたが、そもそもなんで暗殺しに来ましたなんて
言うもんかと思わずツッコミを入れてしまいました。
つんけんしたやつとドジっ子という組み合わせで
なんかいろいろ揉め事を起こした後には結局はそうだよな
って感じになるだろうなと思いましたが、やっぱりそう
なってまあ良かったのかどうなのか・・・でした。
でも、そういう風になるのも主人公があんなのだから
まあそうですよねって思いました。
事件の方はその姉弟の過去と今の組織との関わりが抱える
問題についてでしたが上に述べたような展開だったので
その解決の仕方もそうなるよなって感じに思いました。
◆Facing "Elf Speeder"
さて落ち着きを取り戻したかなと思ったら今度は
あの人を殺害しようとしている人物がいる!?っていう
事件が起きて、それと伴ってなんかひたすら自殺しよう
とする子が登場って・・・お前は何なんだよ!と
またヘンテコに絡み合った感じになっているなと思いました。
そんで起きる事件が解決するにあたって新手がいる
のですがそいつの正体は未だ見えず・・・で結局お前の
目的はなんだったんだと思いました。
でも少しバトルに深みが加わったかなと思えるところも
あってそこんところは面白かったです。
◆総評
魔術が回路によって成り立っているように思いましたので
魔力そのものがあっても回路を組まないと魔術が機能しない
つまり魔法が使えるわけではないとのことで
回路を組み込める物理的な戦闘が多かったように思います。
魔術が存在するからと言って適当な現象が多発したり
しないところがいいところかなと思いました。
(単純に能力を使った物理戦闘が割と好みなもので)
とにかく発展する方向がこの方向だったので楽しめました。
それから自動人形といい、普通の子といい女の子たちは
可愛かったと思います。
それとOPが原田ひとみさんが歌っていて、この人が歌う曲は
二曲目ですが、出てる声がやっぱりこんなに変わるんだと
思いました。(キャラを演じている時と)
でもいい曲だと思います。
EDの方もその時代感が出た感じがしていて良かったと思います。
最終的に楽しめた作品だったと思います。
この終わり方なら二期とかやってもいいかな(いや個人的には
是非やってほしい)と思いました。
◆個人的点数評価 84.09点