初音島おすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの初音島成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月11日の時点で一番の初音島おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 初音島アニメランキング1位
D.C.ダカーポ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (533)
3354人が棚に入れました
7年前から1年中枯れない桜が咲いているという不思議な島「初音島」。
主人公朝倉純一はそんな初音島の風見学園付属に通う3年生。彼には不思議な力があった。一つは「何も無いところから和菓子を生み出す力」、もう一つは「他人の夢を強制的に見せられる力」。
そんな彼が卒業間近に見せられた夢の中の幼馴染、目覚ましにやってきた同居中の義理の妹、「かったるい」とつぶやきながら通う学園で出会うクラスメイト・先輩・後輩の女の子達。そんなヒロインたちとはじまる「ちょっとこそばゆい」恋愛の物語である。

声優・キャラクター
野川さくら、田村ゆかり、神田朱未、堀江由衣、伊月ゆい、松岡由貴、松来未祐、秦勇気、岸尾だいすけ
ネタバレ

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

舞い散る桜に願いを込めて

聞いたことはあるが、シリーズが多くて何となく敬遠。
私恒例のパターンで今まで視聴をしてこなかったダカーポ。
いざ観てみると、思わず観入ってしまいました。
面白かったです。


舞台は桜が一年中咲いているという奇妙な「初音島」。
この島では魔法の力が働いているようです。
本作はこの初音島で風見学園付属に通う主人公・純一を中心として起こる、
ちょっと不思議な恋愛物語を描いています。
それにしても、この手の作品で純一と聞くとアマガミをついつい思い出してしまいました。


視聴を進めまず驚いたのが、意外にもファンタジックだったこと。
手から和菓子が出せるだとか、他人の心を読むことができるだとか。
後半の展開にも魔法が大きく関与しています。


内容は前半と後半で様変わりします。
極端にいえば前半は1話完結の恋愛ギャグアニメ。
ヒロイン一人一人のエピソードは観てて楽しかったです。
後半は下で感想として触れたいと思います。



以下、私の感想です。(音夢とさくらについて)
伏線はありましたが、16話からは特に盛り上がりました。
それと同時に軽く鬱になりかけました。
それもこれも、ドロドロした恋愛模様のお陰です。

{netabare}音夢 vs さくら は凄かったですね。
特にさくらの『音夢ちゃんだけはダメなんだから!』
と、音夢の『さくらちゃんだけはイヤ!』
の台詞の壮絶さから窺える屋上での直接対決。
息を呑む一幕でした。
二人の言いたいことは分かります。
どちらも純一を心から愛しているのですから。

こんな凄まじい修羅場が見れるのも、本作の魅力の1つかもしれませんね。


この作品で面白いと思うのが、
純一がわりと早い段階で相手を選ぶところ。
それが音夢なわけですが、そこから順風満帆に行かないんですよね。
さくらの逆襲が待っていました。
桜の魔法の力(呪い)も・・
私は音夢派なので、胸が苦しくなる展開。
口から桜の花弁だなんて、普通とは違ったエグさがありました。



音夢が好きなためか、視聴中どうしても思ってしまったのが
さくらの方がずるくね?です。
「「桜の木の下で約束したことは必ず叶う」」
そしてさくらは木の下で純一とのことを願いました。
それも木の陰に音夢がいることを知ってて。

さくらは自分がアメリカに行っている間、音夢が純一とずっと一緒にいたからもう十分、これからもだなんて欲張りだ!と主張してますが、ただの自分勝手にしか思えませんでした。{/netabare}


・・みたいに、相当感情移入して観てしまっていたようです。


{netabare}とりあえず音夢が死ななくて良かった・・{/netabare}
最終的にはこれに尽きます。
さくらにも感謝。
正直、さくらは当時は嫌いなキャラでしたが、今では(D.C.S.SやD.C.Ⅱも影響してか)かなりのお気に入りとなっています。


心残りは最終回、{netabare}正常状態での音夢とさくらが再会できなかったこと。
互いのことを改めて理解した二人がどのように再会するのか、楽しみにしていたので。{/netabare}
他にも全体的に、最終回はやや説明不足でした。
ですが、物語としては上手く纏まっていたと思います。
ほんと面白かったです。


音夢はドストライクでした。可愛い。



OP「サクラサクミライコイユメ」 歌ーyozuca*
ED1「未来へのMelody」 歌ーCooRie
ED2「存在」 歌ーCooRie

OPが素晴らしい。
CooRieの曲も相変わらず魅力的です。


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これを書いている私は、D.C.S.Sを観終わり現在D.C.Ⅱを視聴中。
D.C.ワールド、存分に楽しめてます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28

クロ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

キャラ別感想

朝倉音夢
主人公の双子の妹。もちろん義妹ですが。
主人公の呼び方は「お兄ちゃん」ではなく、さくらに対抗して「兄さん」と呼んでいます。
 …しかし、たまに「お兄ちゃん」と呼ぶこともあります。萌え。

私的に『D.C.』最萌えキャラです。
双子の妹という立場がいいですね。
(D.C.』以外ではWitchの『片翼の天使』以外、双子の妹が出てくるゲームはないと思います)

嫉妬深く、焼き餅焼きなところもいいですな。

VFBによると…
・さくらが出したエアーメイルを純一の手元に届く前に処分している。
・音夢シナリオは音夢自身の自作自演。

嫉妬深いにも限度があると思いますが……。
とまあ、兄と自分のためなら何だってするその性根が素晴らしい限りです。うむうむ。


芳野さくら
主人公の従姉妹。従妹ではなく従姉にあたる。
それなのに主人公の呼び方は音夢に対抗して「お兄ちゃん」。…奥が深い。
 実は外見に反して、精神的には登場人物の中で一番大人。というか、色々と達観している節がある。

主人公の親が従兄妹同士の結婚だったので、もしさくらと結婚をして子供を産めば更に血が濃くなります。 法的には問題はないですけど、ソフ倫上のエロゲーで最も近親相姦をしていますね。
インモラル万歳。


白河ことり
学園のアイドル。
人の心を読む――サトリの力があります。
キャラクター的には学園のアイドルという肩書きに反して結構面白いタイプ。

「こんちわっす」
「んげっ!」

といった珍発言が多いキャラです。

実はサーカスの『水夏』にでてくる白河さやかの実の妹でもあります。
ゲームの範囲ではわかりませんが、設定集等などにさり気なく書いてありました。


水越萌
ボケボケな先輩。
歩きながら木琴を叩くという(しかも寝ている)、どこに萌えたらいいのかわからない奇行を取ります…。
実は睡眠薬中毒。
睡眠薬はダウナー系の薬物でもあるので、端的に言えばヤク中。

アニメ版では乳のでかいお色気担当という位置づけにいますが、ゲーム本編ではエロシーンのCGに乳が出ててきません。びっくり。
純一はたわわな乳に興味は無いのかっ!? …全く不健全な野郎です。


水越眞子

勝ち気なクラスメイト。
それ以上でも以下でもありません。
水越萌という奇特な姉を持つため、色々と気苦労が絶えない人。
その点は同情します。

どうやら、吹奏楽部でフルートが達者らしいのですが、アニメ版にはそんな描写は一度もありませんでした。

ゲーム本編のシナリオは最低を通り越して最悪な内容。
それだけは強く記憶しています。


天枷美春
可哀想な人。
事故で昏睡状態に陥り、その代役として本人そっくりなロボに立て替えられる。
顔も形も性格も本人と寸分違わず同じなので、美春本人がいなくても何の支障もないという―――彼女の存在自体が否定されかけられる事態に…。
さらには、主人公との思い出の品を本人の了承を抜きに勝手に掘り出されたりとさんざんな目に。

性格は人懐こく、しっぽを振る犬の様な性格をしています。
2ちゃんねらーでもあり、アニメ版ではその2ちゃんねらーぶりが垣間見られました。


鷺澤頼子
ネコミミメイド。
あざとい設定ですが、性格自体はそれほどあざとくありません。
ゲーム版のキャラクターCGではネコミミがネコミミに見えないのは気のせいでしょうか?

アニメ版の頼子さんシナリオの出来はアニメ版最高傑作と言われているらしいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また会おう、桜舞う季節の中で。

今年の桜は例年以上に咲くのが早く、今週の水曜日の時点では既に五分咲き、週末には満開になると言われています。とある情報番組で気象予報士の方が仰られていましたが、これは観測史上最速タイとの事だそうです。時たま寒い日もあったりして、寒暖の差が激しかったりもしますが、それでも春を実感できるのは、桜のおかげでしょうね。日本人の桜に対する感心・情緒といったものは、古来から受け継がれてきた日本人の内面的な伝統文化だと思います。この時期は、自分はやはり日本人であるんだな~と改めて再確認できる、素敵な季節でもありますね。

という事で、アニメで、いの一番に思い出すのが、『夜桜四重奏』と『D.C.ダカーポ』なのですが、今回は後者です。一年中桜の木が満開という世界で織り成す恋愛アニメ『D.C.ダカーポ』前半は本編が15分+サイドストーリーorキャラソン/PV15分という構成、後半は普通のアニメと同じ20分強の本編展開となっている。若干不思議な構成でした。今は5分アニメが流行っていますが、その前は15分アニメが流行っていたような気がしますね。本作の監督を務めたのは、宮崎なぎさ監督ですが、低予算のこのアニメをまがりなりにも『成功』させてしまった為に、後に同じく低予算で作られていたであろう『魔法先生ネギま!』の監督を任されますが、作画崩壊・スケジュール管理の甘さ等を指摘されて、途中降板の憂き目にあってしまいます。皮肉にも低予算のアニメでもこの監督さんは回せてしまう!という評価がついてしまった故の悲劇ですね。という具合にこの作品も作画自体は時々崩壊はしていましたので、気になる人は気になるのではと思います。どうでもいい話として、本編の作画とサイドストーリーの作画も全然違っていたりしました。少しは統一しろよ~と当時思ったものです。これはこれでインパクトを視聴者に与えたのは間違いないと思うんですけど。

{netabare}前半部分はヒロインの顔見せから始まり、登場人物の何人かを交えてのラブコメ展開で突き進んでいきますが、後半部分はメインヒロインである音夢とさくらと純一の三角関係を軸にしたドロドロな話へと変わっていき、その一方でヒロイン達との別れも描かれるなど、シリアス路線に完全傾倒していきます。あまりに変わりすぎて、前半の雰囲気が懐かしくなる程ですね。それとあんなに綺麗だなと感じていた桜の木が不気味な存在になっていくのも怖かったです。1年中咲いているって、よく考えればおかしくね?とか常識的に考えれば疑問に思うんですけども、これアニメですからねえw

私が印象に残っているエピソードはやはり22話の『すてきな思い出』ですね。猫耳メイド頼子さんとの別れを描いた話なんですが、今まで特に自己主張もしてこなかった、頼子さんのたった1回の我侭なお願い。その我侭に純一が付き合う事になるのですが、それが『学校に行ってみたい』というお願いなんですよ。深夜の学校に忍び込んで、普段勉強している教室を見せたり、その中で頼子さんが自分が転校生としてこの学校にやってきたら・・・・とか想像して、純一と笑いあったり、食堂で飲み物を飲んで雑談したり、体育館でバスケットをして遊んだりといったシーンが、挿入歌『ほんとのきもち』のメロディーに乗せて流れます。頼子さんの真意は実は視聴者に薄々気づけるように今までの流れからしてなっているのですが、当の純一にはそれが良く分からないというのがミソですね。だからこそ屋上で頼子さんとの別れのシーンは、純一のその時の気持ちが痛いほど伝わってきて、正直泣けます。

特に涙腺を刺激したのは、もう本当にさよならになるって時の頼子さんの台詞ですね。これがまあ凄いのなんのって。

『カレーは分けておきました。その都度チンして召し上がってください』

『新しい靴下入れておきました。たまには替えたほうがいいと思います』

『お預かりしていた生活費の残りは・・・』(ここで笑顔で頑張っていた頼子さん涙腺崩壊。頑張っていた私も涙腺崩壊)

最後の最後まで残された純一と音夢を心配する、作中屈指の名シーンだと思います。別れのシーンはそれこそ何回もこれまで見てきましたが、どれもやっぱり現実味に欠けるせいか、あんまり感動という意味ではそれ程だったんですよ。所がこんな生活感溢れる事をお別れ間際に言われてしまうと、ちょっとグッときますよね。頼子さんがメイドという設定だから、こういう台詞になったのだと思いますが、まさかこういう形で別れを演出してくるとは思ってなかったので、いい意味で予想を裏切られたシーンでした。この瞬間、私の中の理想のメイドは頼子さんと『水月』の雪さんとなったのでしたw {/netabare}

最後にD.C.ダカーポと言えば、音楽が良い事も特徴の1つとして挙げられます。先程紹介した挿入歌も総じてレベルが高い曲ばかりですし。でもこの作品で、特に有名な曲といえば、やはり『存在』でしょうね。聞いた事ねえ!という人は一度聞いてみるといいかも。私がアニソンって結構良い曲多いのだな~とハマるきっかけになった曲でもあります。この作品は他にOP『サクラサクミライコイユメ』有名で人気がありますが、私はどっちかというと『未来へのメロディー』の方が好きですね。別に捻くれているわけではなく、作品のテーマを考えた場合、後者の方がしっくりくるのですよ。サクラサクは明るすぎてちょっと違和感覚えるんですよね。前半部分のみなら、これ以上ない楽曲だとは思うのですが。

粗もそれなりにあるのですが、未見の人にはオススメできるぐらいの仕上がりにはなっています。爽やかな恋愛作品という訳では残念ながらないのですが、魅力的なキャラが多いのでキャラに萌えるも良し、話を楽しむも良し、といった具合に自分の好きな形で鑑賞出来るアニメだとは思います。良いアニメですよ。まつらいさんには本当に幸せを掴んで欲しいですねえ、と最後に余計な事を呟いてみるw

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

68.2 2 初音島アニメランキング2位
D.C.II S.S. ダ・カーポII セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (406)
2591人が棚に入れました
『D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~』はD.C.II ~ダ・カーポII~の第2期シリーズ。
一年中、桜の花が咲いている三日月の形をした不思議な島“初音島”を舞台に繰り広げられる恋物語を描く。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

思いの強さ♪

一貫してるのは「魔法」「科学」何方も人を幸せにする
ものであり、反面不幸にするものでもあると言う事。

其れ等を上回るのが人の想い。恋であり愛かな~
愛にも色々あって、人其々だけど・・相手を大切に
想う気持ちがあれば「魔法」を超える奇跡が起きる♪

前期では小恋と純一の恋や美夏のエピソード中心の
展開でしたが・・シリーズを視てきた人にはご存知
のとうり・・愈々本題が始まります。

前期では・・未成熟な恋が甘くも・・切ない感じ・・
無自覚で無神経な主人公が八方美人的にモテるのは
流石ゲーム設定と感じつつも・・中学位の恋って・・
こんなものかな~って思ったり^^;

この物語の本質でもあるD.C.ならではの成長に必須
の失恋でもあるのかな~前期で殆ど空気?だった・・
朝倉姉妹や枯れない桜のエピソードが唐突に増える。

唐突に感じるかも知れないけど・・前期は成長の為
の大きな伏線とそれに必要な各登場人物への印象付
がメインだったので・・両方視ないと繋がらないね。

SSは音姫と由夢そして前期でも要所で出てた「ななか」
や「杏」エピソードが中心。雪月花の3名と合せて・・

風見学園付属3年3組在籍。無自覚で愚鈍で無神経。
おちゃらけた性格だけど優しく正義感だけは強い。
容姿は良く後輩等から好意を持たれているが・・
渉や杉並と共にAランクの問題児として有名人。
桜内 義之浅沼晋太郎・伊藤静(幼少期)

風見学園本校2年3組在籍中の生徒会長は明るく邑楽か
で男女問わず人気がある。弟くん(純一)を溺愛し激甘。
朝倉 音姫(高垣彩陽)※姉

風見学園付属2年1組在籍中で美形優等生で人気がある。
自宅ではジャージの残念な子。兄さん(純一)に厳しい。
朝倉 由夢(堀江由衣)※妹

風見学園付属3年2組在籍。風見学園のアイドル的存在。
白河 ななか(茅原実里)

風見学園付属3年3組在籍。毒舌セクハラ「ないちち」ロリ。
雪村 杏(岡嶋妙)

小恋と別れた後なので隣に住む幼馴染の朝倉姉妹との
団欒等が多く、クリパの準備等で杏との話から始まる。

その辺りから・・枯れない桜メソッド?の謎めいた話
が増えて・・ななかやメインキャラと繋がりのある新
キャラのエピソード等を混じえて終盤に繋ぐ・・

徐々に桜の木が要因と思われる事件などが起こり・・
どうなってしまうのか?という展開などもある。

ラストは途中で完全にネタバレするが・・泣ける。
OP前のナレーションの意味が全て明かされる。

OP/EDや挿入歌他音的にも前期よりしっとりとした・・
切ない感じの使われ方が多くなる。

作画はそれほど気にならず普通かな?製作時期相応?
1期前半が酷すぎだったかなw後半以降は徐々に良く
なって、キャラデザの好みによっては1期SSと2期で
評価も違いそうな気はしますが。

一応1期56話・・2期26話で完全にひとつの話が終わる。

D.C.Ⅲも続編ではあるけど・・大幅に世界観が変更。
魔法が日常的に存在していたり?未来風の設定かな。

T.P.さくら等パラレル=ゲームの分岐みたいなもので、
製作時期やその時の監督やスタッフ等の解釈や事情で、
辻褄が合わないとか矛盾点もあるけど、それなりに良
く纏めた気がしました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2
ネタバレ

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

シリーズの中では一番楽しめました♪

『D.C.II S.S.』はPCゲーム原作、1クール(全13話)の学園恋愛アニメです。


※レビュー終盤に本作の説明不足の補完

短編を合わせてシリーズ累計5作目で第3期『D.C.II』の後半にあたる作品。『D.C.』では2クール2本という長い尺で物語が展開されてきましたが、本作は1クールと短くなりました。しかし、1クールのおかげでテンポ良く、簡潔且つ綺麗に話を纏め上げられてました。故に、本作は続編ではありましたがこれまでの作品と比較すると物語のテンポは一番良かったと思います。


原作をプレイした上で私が思った事は、やはり説明不足の点。1クールという短い時間のためにこれはどうしようもない事ですが、音夢や朝倉姉妹の母親と父親はどうしたとか、さくらが桜の木にと一体化したその後の事等、疑問な点が数々ありました。でも、まぁそれらの点を気にせずとも、この作品を視聴するにあたって特に支障は無いですし、そもそもシナリオがとても面白く、感動的で、原作の内容が上手く編集されているため、原作をやらずともある程度は楽しむ事が出来るだろうと感じました。
私がこのアニメを観てこのシリーズに熱中したのは原作をやる前でしたし。


作画に関しては違和感が多少ありましたが慣れてくれば全然気になりませんでした。ってかあの姉妹以外眼中には無かったですが・・・。


私が感動した桜の木にまつわる終盤の展開については第1期~第3期のどの作品にも含まれた内容で、若干マンネリ化している様にも感じましたが、それでもその展開に深く感動させられました。特に今作に於いては、枯れない桜が与えてくれた特殊な力云々よりももっと深刻な問題であり、その展開が登場人物達(主に主人公)に感情移入させ、さらに声優の力量や描写、音楽が良い感じに悲しみを惹きたてているため、初見の人なら泣けると思います。


最終回については展開が分かりきっていた為に、正直拍子抜け。終盤の感動による余韻を楽しもうと思うなら最終話は別になくとも良いかもしれませんが、最終話の展開があったからこそ比較的スッキリと終わったのかもしれません。
その点では、本作のOP曲『サクラ アマネク セカイ』。此れを聞くだけでいつでもあの時の余韻に浸れます…。


ここからは疑問点の一部に関するネタばれ。
{netabare}前作のメインヒロイン“朝倉 音夢”のその後について。アニメには登場しませんでしたが、彼女は普通に生きていおり、医療関係の仕事か何かで海外に佇んでいます。音姫と由夢の母親“朝倉 由姫”が病で自宅療養中の年末頃に、一度朝倉家へ帰還しています。音姫らの父親も同じく。
ちなみに由姫さんは不治の病を患っていたために他界している事になってます。これは恋をして魔法が使えなくなるとその不治の病を患ってしまうと言う家系だからだそうです。つまり彼女はそういった病を持たない朝倉家の血筋ではないと言う事。純一と音夢の子供は男の子です。


“芳乃 さくら”のその後について。此ればかりは『D.C.Ⅲ』をやらねばわかりませんが、桜の木と共に魔法が教養となっている(設定)ロンドンへと飛ばされた様な描写が『D.C.Ⅱ』の原作のさくらルートの最後にありました。おそらくこれが『D.C.Ⅲ』の始まりなのでしょう。
疑問なのは純一さん。桜の木と共に飛ばされたのか、そのままお亡くなりあそばしたのか...。

あと、義之君が復活した理由について。(一部考察を含む)
彼はさくらさんが枯れない桜に願って誕生した、本来居てはいけない存在。枯れない桜が枯れれば彼もこの世から弾かれてしまう事になっている。しかし、義之君は数ヵ月後に突然復活しました。存在そのものが消失したのに何故か?
存在しないと言う事は誰からも認識がされなくなるからと言う事。つまり、誰からも認識されなくなった義之君は消滅する。しかし、彼の事を必死に想い、二人(アニメでは主にメインヒロインの二人と主人公の3人?)の心が強く通じた時にその想い人から存在を認識された事となり、彼の存在がハッキリして何とか再び現れる事が出来た。
また、かれない桜は人の真摯に想う願いを叶えてくれる。つまりは、想いの力によって枯れない桜が叶えた奇跡とも言える?
結局は奇跡なのよ。
{/netabare}


この『D.C.II S.S.』の物語には不意にもウルウルっとさせられてしまいました。それくらい個人的には素晴らしいアニメでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

クロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

タイトルなし

アニメ「セカンドシーズン」とD.C.II
D.C.IIのストーリーを考察するに辺り、何気に欠かせない要素として存在しているのが、アニメ版D.C.のセカンドシーズン(D.C.S.S.)だったりします。
ラストエピソード『D.C.』まで全て読了した方なら気付いたはずですが、桜の木に寄り添うさくらの回想に、名指しではなかったものの、アイシアの存在とセカンドシーズン終盤の展開を指しているものと思しき描写がありました(シーン回想【芳乃さくら】【聖なる夜:12月24日】)
アイシアがしつこい程に訴え続け、彼女を主人公として展開された物語の果てに、ようやく理解し、手にした「幸せ」。
『D.C.II』において、桜内義之という少年と魔法の桜を中心にした物語の結末が、彼の存在消失と帰還のセットになっていたのは、単なる物語上のご都合主義だけでなく、『D.C.の物語』としての明確な理由付け、謂わば前例があっての事だったわけです。


存在の認識
アイシアは、自らが桜の木を復活させた事による事象の歪曲(さくら的に言うならば「奇跡の代償は軌跡の解消」)を正すために、自らの「存在」と引き替えに桜の木の影響下にあった面々の軌跡を修復した。
本来ならばその時、アイシアの存在は誰も認識できなくなったはずだった。
しかしその数年後、純一と音夢の結婚式場に姿を現したアイシアは、全員からその存在を認識されている。
この事は、その時の面々の意識に、「アイシアという名の、世間知らずで我が侭で、でもとても必死で一生懸命な魔女」の存在が強く刻まれていた事、つまりは純一達の「世界」を構成する「存在」としてしっかりと記憶されていたということに他ならない。
人は色々な事を覚え、色々なことを忘れていく。
でも、決して忘れることのない記憶
思い出――意識の奥底に刻まれる大切なもの――
その人をその人たらしめる重要な記憶は、決して消えることはない。
「桜内義之」という少年は、音姫、由夢、小恋、ななか、美夏、杏、茜、渉、杉並……そしてさくら。
彼ら彼女らの世界に強く刻み込まれた「存在」になり得たからこそ、最後に帰還することが出来たのである。


消える義之、消えない義之
さて、そういう前提で義之消失関連イベントを回想していくと、シナリオによって義之が消えたり消えなかったりしてますね。
消えないまでも体調が悪くなったりしてるのもありますが。
消えないのは正に上で書いたとおりで、彼女(小恋・ななか・美夏)にとっての義之の存在意義が強すぎるが故の事でしょう。
逆に、消えるシナリオ(音姫・由夢)の場合は、桜の木の事情に入り込み過ぎてしまっているが故の絶望、諦観によるものと推測。
音姫の場合は事実そのものを知ってしまっていますし、由夢の場合は予知夢という形で「別れ」が不可避なのだということを知ってしまっています。
ついでにいえば
悲劇のヒロイン好きの祖母がいる二人ですから……などと邪推も出来たり(笑)
半分イレギュラーなのが杏。
彼女のシナリオでは、彼女自身の記憶そのものを桜の木の魔法が肩代わりしていただけに、彼女の中と桜の木、欠けてはならないピースの両方ともが抜け落ちるという、義之にとってはイジメ同然の事態になってしまっていました。
結局、杏の持論「体の繋がりという前提での心の繋がり」がドンピシャで当たり、肉体に、魂に刻み込まれた義之の存在が、杏の中に甦った、という展開だった訳です。
キャラ雑感で杏シナリオをベスト1,2に据えた理由というのもこの辺の目新しさが理由ですね。
D.C.という枠において、と但し書き付きですが。


忘れられたくない、さくら
周りが時の流れに逆らわずに老いてゆく中、さくらだけはいつまでも姿を変えない。
それは、あの時桜の木に念じた願い。
大好きな人と自分のためにと念じた純粋な願い。

でも、その願いも、想いも、結局は叶わなかった。
大好きな人は、もう一人の大好きな人と結婚した。自分はいつまでも変わらない。
友人達が、同僚達が、どんどん大人になっていく中で、自分だけは変わらない。
周りはどんどん変わっていく。
それでも自分だけは変わらない……。

自分を知る人がいなくなる――
それは、世界に、自分の存在を忘れられてしまうことと同じ。
純一も、音夢も、ことりも、美春も、萌も、真子も――環、アリス、叶、ななこ、アイシア――
かつて心を通わせた友人達も、いずれ自分を置いて、いなくなる。
そんなのは、嫌だから……

と、さくらが自ら枯らせた桜の木を復活させてまでやりたかったことは、自分の存在の証を残したかった、ということなのだろう。
人は命を紡いでいく中で、自分の生涯の伴侶と共に、かけがえのない子供を産む。
そうして生まれた子供は、自分と、自分の愛する人の存在の証と成る。でも、さくらはいつまでも歳をとらず、それゆえいつまでも孤独だった。
このまま時が過ぎ、かつての仲間達が一人もいなくなったとき、誰がさくらの
「芳乃さくらとして生きた証」を立ててくれるのか。
さくらは、それが怖かった。
世界に忘れられてしまうのが怖かった。
だから、かつて否定さえもした桜の木の魔力に頼ってまで、存在の証明を欲しがったのだ。
結果、望んだのは自分の「子供」。
もしかしたら、あり得たかも知れない可能性。
自分の幸せの証。それを義之に求めたのだ。

そしてD.C.IIの物語の結果、さくらの願いと桜の木の魔法によって作り出された存在である義之は、音姫や由夢ら家族と、小恋やななからの大切な仲間達に望まれる事により、明確なる個としての存在を獲得するに至った。
本来なら、桜の魔法と共に消えゆくはずの義之が「存在」として残った事で
ようやく、さくらの願いも叶ったのである。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

63.6 3 初音島アニメランキング3位
D.C.II ダ・カーポII(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (355)
2193人が棚に入れました
学園祭の日、枯れない桜の木の前で小恋が義之に告白し付き合うこととなった二人。しかし仲が深まるどころか以前よりも疎遠になったかのように突如現れた美夏ばかりを気にかけるようになる義之。始めは人嫌いだった美夏が徐々に人に対して心を開いていったそんな中、義之と近しいものだけの知る美夏がロボットだという秘密が発覚してしまった。美夏の退学措置に対し抗議運動まで起こるが、美夏は皆の思いを受け胸を張って退学を受け入れるのであった。そして小恋もひとつの決意を胸に義之にあることを告げる。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

桜が咲き誇る空の下で小恋は何を想う

ダカーポⅡのファーストシーズン。
シリーズとしては第3作目にあたります。


本作は、前の2作(D.C.、D.C.S.S)から53年後の初音島を舞台としたものになっています。
従って当然、キャラは一新されています。(例外アリ)
又、名前が前作と同じ人物も出てきますが、
あまり深くは関係していないようです。(これまた例外が)


これは前半は小恋を、後半は美夏を中心に描かれる物語。

以下、ざっくりとしたあらすじ。
小恋の義之への告白から始まり、二人は付き合うことに。
しかし、突然現れたワケアリ少女の美夏を義之は気にかけ、
二人の仲は進展するどころか後退。
そうした状況のなか、美夏の秘密が――。


題材は面白かったのですが、物語の展開としては些か不満の残るものでした。
と言うのも、義之というか作品自体が美夏のおはなしを主軸としているため、義之と小恋の関係が終盤ではあまり触れられることはありませんでした。
二人の付き合いをもう少し見たかったな、というのが本音です。


とは言え、美夏の話はなかなか良いものでした。
最後の演出は泣かせにかかってきましたね。
ものの見事にやられたんですけども。
小恋があれこれと手回しをしていたっていうのも感慨深い。

感動してしまったので、実質良かったのかもしれません。


それとダ・カーポの魅力はヒロイン同士の仲の良さにあると思ってます。
今回では美夏に協力する小恋の姿が輝いて映りましたし、
小恋とななか、ついでに義之と渉の4人バンドはこれぞ青春と感じさせられました。



OP「サクラキミニエム」 歌-yozuca*
ED「優しさは雨のように」 歌-CooRie


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前2作から世界観は継ぎ、雰囲気は変化したという印象。
美夏の存在をテーマにしているためでしょう。
こちらはこちらでまた違った良さがあるのではないかと思います。

最後には美夏も"夢"を見つけたようですし、
締め方としても満足のいく内容でした。


~蛇足ツッコみ~
委員長の美夏への向き合い方の転換イベントはありきたりでした。
これしかない気もしますが。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

前作から世代が替わり、作風も時代に合わせてアップデート

アニメ版の『D.C. 〜ダ・カーポ〜』と『D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』を視聴済み、
原作のゲームは未プレイでこの作品を視聴。

こちらの『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』が1クール(全13話)、
続編の『D.C.II S.S. 〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜』も1クール(全13話)ですが、
ここでは後者には触れず、前者に対するコメントと、前シリーズとの比較を述べます。

結論から言うと、耐えながら観てきた前シリーズ2作品と比べて この作品は楽しめた。


前作から53年後の同じ場所(初音島)が舞台となっており、「魔法の桜」も健在。
主人公・桜内 義之は、前の主人公だった朝倉 純一と同じような魔法能力の持ち主。
他のキャラも みんな孫世代(2世代後)の人物に。

美夏(みなつ)というアンドロイドを、義之が誤って起動してしまう。
ロボットの扱いに対して不満を持つ美夏。
義之は、その美夏が人間と打ち解けられるよう、
幼馴染の小恋(ここ)など、周りのみんなの協力を得ながらがんばる。

前作が2+2クールあったのに対して、本作は半分の尺。
文化祭、体育祭、デート、修学旅行、{netabare}卒業式{/netabare}という具合で、
1クールながらイベントは盛りだくさん。
ドロドロの展開を長引かせるような尺は無く、テンポを重視していたようで、
私にとっては前作と比べれば気分良く観やすい物語になっていた。

ただ、悪化していく状況下で活躍を見せてくれるのを期待していた中、
あるきっかけで一発解決してしまった場面では あっけなさ過ぎて、がっかりした。
12話で、{netabare}委員長の弟を事故から救うと、義之は一気にヒーローに。
掌を返したような周りの反応も一体何だったのでしょう?{/netabare}


作画は今回もキャラ・背景ともに良いほうだった気がする。

声優は違和感のあるキャラが居なかったし、
中でも美夏役の方の「人に近いけれど やはりロボット」という感じを出すような
独特な喋り方が上手かったと思う。

音楽は前作の雰囲気を引き継いでいたイメージ。
特筆するほどではないけれど、聴いている時の雰囲気は良かった。

OP曲: サクラキミニエム
ED曲: 優しさは雨のように


キャラは前作よりも全体的に きれいに、かわいくなっていた印象。
放送されていた頃の時代のニーズに応えた形なのでしょうか。
性格については、キャラの行動がかなり大袈裟、感情的、わがまま、という感じで鼻についた。
それでも前作の、恨みや憎しみといった感情が
激しく飛び交っていたのと比べれば幾分良かった。
デザインも全体的に見れば向上していたと思う。


さいごに、
設定のリンクしている部分があるので、
この作品の視聴に際し、できれば前期作の『D.C. 〜ダ・カーポ〜』と
『D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』を視聴済みのほうが良いです。
また、この作品を観た後は、続きの
『D.C.II S.S. 〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜』も視聴されることをおすすめします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16

クロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

タイトルなし

各キャラ雑感

朝倉音姫
色々な意味でパワフルだった祖母と比べると至って地味。
血を分けた事で勢いも分散されたか。
姉キャラでスキンシップしまくりで魔法の桜の事情に深く踏み込むキャラということで前作でのさくら的ポジションにいるキャラ。
事情を知ることで抱く葛藤も同質なのでなおさら。
物語前半のダダ甘お姉ちゃんキャラは非常に微笑ましかったものの、告白イベント後すぐにシリアスモードに移行してしまうため、バカップルエピソードが由夢と比べても非常に過少なのが残念。
可愛い焼きもちやき屋さんで、彼女の嫉妬イベントはライトな雰囲気で笑えた。


朝倉由夢
祖父母の形質を最もわかりやすい形で受け継いだ、真の「朝倉家の一族」と呼ぶべき少女。
寝坊助で料理が大の苦手、家の中と外で格好と態度を使い分け、家での口癖は「かったるい」……が
その分個性がまぜこぜになったせいで強烈なキャラ性を持つに至らず、シナリオでも割と大人しめの印象。
それが逆にハマって管理人的には音姫より彼女がお気に入り。
ファーストキスのイベントのムードもへったくれもない告白シーンが大好き。
姉がHシーン1回なのに対し3回もあるという恵まれたお方。


白河ななか
非常にわかりやすい白河姓ながら、誰の血筋なのかがイマイチ読めない。
暦先生は結婚で姓が変わったはずだし、ことりの子孫であるならことりの結婚相手は白河に婿養子に来たということになる。
が、わざわざことりがそんな結婚の仕方をするとも考えにくい。
白河本家筋から出た、ことりそっくりの人物、というのが一番確度が高い気がするが、それは語られることはないであろう。
ななかの特殊能力は前作の彼女同様のものな上に横恋慕キャラも相変わらずなので、変わり映えのしないシナリオだったと評さざるを得ない。
特に彼女の存在は小恋シナリオにおいて悪い意味でキーとなるので、シナリオライターには変に変化球を投げて暴投にさせるのではなく、直球で勝負して欲しかった。


月島小恋
ダカーポらしくない幼なじみキャラ。
微妙に寝取られ心理プレッシャー要素があるので、素直に楽しめなかった。
友人との殴り合いという青春エピソードも、誤解が誤解を重ねて生んだ悲劇の空虚さ故に、殆ど重みを感じる事が出来なかった。
同じ殴り合いでも、こちらはななかシナリオの方が秀逸だったと言える。
またシーンリプレイは後半殆どななかに占められている辺りも問題。
小恋シナリオというよりななか失恋ルートのようだった。


天枷美夏
なかなか思春期少女らしいえっちなキャラが多い中で、キャラ的にもシナリオ的にも純粋さが際立っていた。
DC2社会におけるロボットのあり方がわりかしハードに描かれていた分尚更である。
言動が余りにもわかりやすいツンデレキャラで、珍しくツン期・解凍期・デレ期と全てのエピソードを楽しめた。
また、これ以外では音姫シナリオの一部シーンでしかなかった呼び名変更イベントを印象深く抑えている点も評価が高い。
終盤からエピローグの社会情勢変化についてはある意味ご都合主義的と言えなくもないが、おとぎ話として綺麗に締まっていた分、よしとする。

雪村杏
初めてキャラ絵を見たときは一番微妙だったがクリア後は管理人的ベスト1,2を争う。
彼女もある意味ツンデレor素クールなので最近の嗜好に合致した結果と言えなくもないが、同じ桜の木から得た能力とそれに伴う葛藤という要素に関して、ななかシナリオより踏み込んで深く描かれていたと思う。
「体の繋がりという前提があるからこそ心の繋がりが大事だと言える」という杏の持論は個人的にも同意する所であり、それがシナリオラストの解決のキーとなっていたのが良い。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

64.2 4 初音島アニメランキング4位
D.C.S.S. ダ・カーポ セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (345)
2131人が棚に入れました
初音島の枯れない桜が枯れてしまってはや二年。
朝倉純一は、風見学園付属から本校へ進学し、友達である白河ことり、天枷美春、水越眞子、杉並といった面々と、いままでとなにも変わらない学園生活を過ごしていた。たたひとつの大きな変化をのぞいて…。
そんなある日、初音島にひとりの少女がやってきた。彼女の名はアイシア。純一の祖母に魔法を教わるため、はるばる北欧からやって来たのだが、祖母はすでに他界しており、唯一の当てを失ってしまう。そこで彼女が選んだ道とは…。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純真無垢な想いは諸刃の剃刀の様・・

五線記譜法に用いられる演奏記号の一種。
初めに戻るという意味。略してD.C.と書く。

人は過ちを犯してもやり直すことができる。
改めて進む道は0からのスタートではない♪
という感じの意味で使われてるらしい。

因みにインパクトは桜を吐いた音夢ですが、
2010頃迄ヒロイン総合ランクで白河ことり
が常に5位以内に入ってたらしい。
その要因を作ったのがこの2期かも?
※D.C.if は白河ことりが主役。

1作目は・・あの桜を吐くネタ元。
簡潔に言うと音夢が勝ちさくらの願いが
叶って音夢は疾病し記憶喪失になるが・・
さくらが最後に桜を枯らせる事に成功する。

基本その続編で時系列は桜が枯れた2年後を
描きつつ空白の2年間の回想等も少し入る。

スタッフも可也変更されて割りと作画も良く
なってるかも?キャラも大幅に増員。
成長分も含めて可也魅力的になったかも?
ラブコメ色も強くなり笑える描写も増えた。

朝倉 純一(泰勇気)白河 ことり(堀江由衣)
天枷 美春・水越 眞子や杉並等主要メンバー
は進学して本校に通っている。

朝倉 音夢(野川さくら)は看護学校へ編入。
水越 萌は卒業。猫耳メイドは鷺澤頼子本人。
両方共サブキャラとして出演。※美春は本人

純一は一人暮らしになり、音夢に代わって
美春に起こされ、眞子に弁当を作ってもらう
リア充な毎日を過ごしていた。

アイシア(宮崎羽衣)という謎の少女が来訪。
さくらの祖母の友人の孫・・魔法使いに憧れ
芳乃家を探していたらしいが・・何だかんだ
で・・猫耳メイドの変り?朝倉家に居候する。
その事でドタバタとしたりラブコメ風の展開。

一度ふられた白河ことりが音夢との友情等で
献身的に純一に接する姿なども描かれている。

後輩で美春の友人 月城 アリス(萩原えみこ)
幼馴染で巫女 胡ノ宮 環(黒河奈美)
漫画家の 彩珠 ななこ(浅野真澄)等サブキャラ
もその他クラスメート等MOBも増えた。

wikiには杉並以外男子の声優が出てないけど
工藤 叶(沢城みゆき)等も出ている。

略アイシアの空気が読めてない直向な頑張りが
痛々しく?滑稽に・・時に鬱陶しい程描かれる
事が多いけど、後半は切ない話が増えて最終的
にはハートフルな方向に綺麗に纏めている。

終盤は純一・音夢・さくらの体験とアイシアの
人を幸せにする魔法への想いが絡んで総纏めの
様に良い感じで締めくくる感じ。

Keyの様に一気に落として泣かせる極端な方向
ではないけど、後半泣かせる傾向かな。

元はギャルゲですがイベント的ラッキースケベ
や露出シーン的なものは殆ど無く今時の少年誌
より可也控えめで視やすいかも。

何だかんだで2クール26話。

後にⅡ・ⅡSS・Ⅲとシリーズ化も続いている。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

舞い散る泡沫のように

シリーズ2作目。
一応、D.C.Ⅰの続きと言えます。
あれから2年後のお話です。
世界観は同じで、けっこうファンタジーでした。



~2年という月日の長さ~

音夢は看護学校へ旅立つ。
→ことりや眞子からなる朝倉純一サポート部隊結成。
→→ヒロインそれぞれにチャンス到来。
→→→さらに新ヒロイン、アイシア登場。

など、時の経過と共に純一の周りでは様々な変化が見られました。
(最初の頃の関係に戻った?)
しかし、一番変化したのは純一自身。
髪の色が変わり、お前誰状態でしたw


今回のメインはアイシアですね。
魔法はみんなを幸せにするものだと信じる女の子。
彼女が現れることで歯車が回りだします。
その後、音夢の突然の帰還が徐々に物語を動かしていきます。


感想です。

なかなか良かったと思います。
面白い。
ただ、1作目よりはインパクトに欠けました。
それに、結局はアイシアによって登場人物はおろか視聴者までもが振り回されただけのようにしか思えてなりません。
それでも楽しめたのは確かですけど。


好きなエピソードはサーカス回。
ブッ飛んでました。
リボン渡りワロタ。



本作で特筆したいのは音夢のフォルムチェンジ。
白衣姿ですね、分かります。
制服も良かったけどこちらもなかなか・・(ジュルッ)
今回も相変わらずの、音夢サポート部隊としてやらしてもらってます。

それと、さくらも今回は大好きでした。
アイシアを諫める唯一の存在だったのではないでしょうか、良い活躍。



最終回、○○と○○の○○はD.C.(第1シリーズ)のエンドを示しているのでしょうね。
アイシア個人の演出も綺麗でした。
"締め"としては、1期よりも気持ち良かったです。



OP「サクライロノキセツ」 歌ーyozuca*
ED1「暁に咲く詩」 歌ーCooRie
ED2「記憶ラブレター」 歌ーCooRie

ED1の素晴らしさと言ったらもう。


--------------------------


今回も波乱の展開を見せたダカーポ。
最終的にどこに収まったのか、要注目です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

≪酷評気味≫ 第1期シリーズの後編。 前編と合わせて52話、がんばって観たけれど…

『D.C.ダカーポ』に続いて視聴。
前作はゲームを原作としていたが、
この「セカンドシーズン」はアニメでのオリジナルストーリー。
全26話。

前編(ファーストシーズン)が好きになれなかったので、
このまま終わりでは悔しいと思い、続けて視聴してみた。

ファーストシーズンが2クール(全26話)、
こちらの「セカンドシーズン」も2クールありますが、
ここでは基本的に後者に対するコメントを書きます。

こちらはゲームを原作としていないためか、
物語の流れ(編集)が比較的スムースだった気がする。
尺は完全に30分アニメの長さになってボリュームもアップ。

前編の2年後、同じ場所を舞台として繰り広げられるストーリー。
なぜか魔法の桜の木が枯れている状態で物語が始まる。
(原作をご存知の方であれば その訳が分かるのでしょうか?)

まず、アニメ版しか知らない私から見ると、
この後編まで通して観てこそ完結、という印象を受けた。

音夢が日誌を読み上げたり、キャラが「心の声」を発することで、
擬似的なナレーションのようになっていた。
これが耳障りに聞こえる方も居るかもしれないけれど、
私にとっては状況説明が親切で分かりやすかったと思う。

主人公は変わらず朝倉 純一。
外国から転校してきた少女・アイシアがメインヒロインのようなポジションで登場。
彼女は「魔法で人々を幸せにしたい」という強い願望に、
周囲から否定されても信念を曲げない、良くも悪くも強い正義感を持つ。
その性格を土台にして成り立っているのがこの作品なのだと思う。


声優については、
アイシアの声が見た目のイメージと合わなかった。
他のキャラは特に違和感は無かった。

音楽について、
EDが「記憶ラブレター」に変わった時、曲・映像ともに
物語終盤の雰囲気が出ていると感じた。
その他、特筆する点は無し。

OP曲: サクライロノキセツ
ED曲: 暁に咲く詩
ED曲: 記憶ラブレター(第24話・第25話のみ)


以下、愚痴なので隠します。
{netabare}アイシアの他にも、主人公の妹・音夢に、途中から従姉・さくらも登場して
再びドロドロの物語が始まってしまった。
恋愛もさることながら、むしろ
アイシアの強い願望が「わがまま」のような形となってしまい、
周りの登場人物たちが振り回される。
さらには兄妹間でのすれ違いまで起こるような展開。
みんなの思惑があっちに行ったりこっちに来たりの繰り返しで、
それについていくのも大変だった。

いやはや、文句を言いつつ52話も耐えていたのですね(苦笑)
ゲーム原作(好みのジャンル)だからといって深追いしすぎたかもしれません。
この作品に「楽しさ」「爽やかさ」を求めたこと自体が間違いだったようです。{/netabare}

エンドだけは何とかまとめてくれて良かったと思うけれど、
そこに至るまでがあまりにも長すぎた。
個人的には1クールで充分だった気がする。


この次の『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』では
舞台は同じ場所でも「世代」が変わるそうなので、
機会があれば懲りずにシリーズ最新作まで観たいと思う。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

62.7 5 初音島アニメランキング5位
D.C.if ダ・カーポ イフ(OVA)

2008年12月25日
★★★★☆ 3.7 (149)
811人が棚に入れました
白河ことりを主役にしたOVA作品。2008年12月25日発売「D.C. 〜ダ・カーポ〜 DVD-BOX」に前編、2009年3月25日発売「D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜 DVD-BOX」に後編が収録された。2009年4月29日にはOVAの派生作品としてSweetsよりPS2ソフト『D.C.I.F. 〜ダ・カーポ〜 イノセントフィナーレ』も発売、OVAとゲームの連動で「ことりからの手紙+朗読CD」応募プレゼントも行われた。
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

取り戻せない…そんな日常も受け止めよう…

ダ・カーポの人物などが登場するが、本編とは違うパラレルワールドを舞台とした別の話。さながらif(もし)といったところ。
音夢の死後から一年後の世界を舞台に描かれている。
"もしも"の世界を描いてみたらこうなった…そういった話。

感想{netabare}

人の思い出はそう簡単には消えない。そう…"たった"一年では。それが妹とあったらなおさらだ。純一にとって一番長い時間過ごしてきた人だけあってその存在は大きかっただろう。かつては「愛」さえ芽生えていた。それは音夢の物を捨ててしまえないほど…。
しかし、純一は決別しなければいけない。なぜならば純一はことりと婚約するからである。本来なら婚約は大変喜ばしいことであるが、この作品では「一つの試練」として描かれていると思われる。
音夢を失って絶望していた純一の心の支えになっていたことり。今更であるが今回の主人公はことりである。ことり視点で進行していることもあり、本編とちがった切なさを表現してあると思う。未だに引きずっている純一に寄り添って一緒に乗り越えようとする姿がよく描けていた。前編後編と短いがこの中にとても深い感情が含まれていた。

「あの人の分まで」

という言葉はさながらよく言ったものだ。本当にこの作品に合っている。誰しもいろいろ挫折することもあるが、それを乗り越えるか否かで大きく人生は変わるはずだ。私はそう信じている。
このダ・カーポifでは、純一の挫折をことりが導く(婚約)ことで収束。純一にとって音夢以上にかけがえのない存在になった。設定が複雑なので、本編とはまた違う雰囲気で視聴できたと思う。とても印象に残る話だった。


挿入歌の「存在」が流れているシーンがとても印象に残っています。嬉しいのと、悲しいのを同時に見せてくれる場面で目頭が少し…。おめでとう!という言葉を送ります。私もとても安心しました。
また観ていて思ったのですが、友人の存在も大きいと思います。今回はことりを選んでいましたが、他の子でも頑張っていたら結果が変わっていたのかもしれませんね。それもまたifといったとこで。考えるとキリがないですね。
そういった全体の感想です。2,3回は見返しました。その都度感想が変わり今に至ったわけです。良作でした。
{/netabare}

大切な人を想いながら見てほしいです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ダ・カーポ~もしもの世界~

D.C.、D.C.S.Sの続編OVA。
全2話。

続きというよりは作品名にある『if』のように、
もし、~が~だったら・・みたいな感じで構成されています。
詳細(あらすじ)は D.C.、D.C.S.Sのネタバレになりかねないので、
念のため伏せておきたいと思います。
ウィキさんを参照して頂けると幸いです。


ヒロインは白河ことり。
ことりファンには堪らないのではないかと。
彼女のシリーズ内での人気は相当なので、
このOVA製作は当然といえば当然なのかもしれません。

私はそこまでお気に入りとかではないのですが、
人気も頷ける美少女だと思います。


それでは感想に。

2話構成としては、なかなかの出来。
本編が好きな方は是非。って感じです。

ただ、"部屋の片付け"はどうだったでしょう。
個人的には、ことりと同じ考えです。
純一の行動は分からなくもないですが、何か引っ掛かるものが有りました。



OP「ダ・カーポ 〜第2ボタンの誓い〜」 歌-yozuca*
ED1「存在」 歌-CooRie
ED2「サクラサクミライコイユメ」 歌-yozuca*


サクラサクミライコイユメが流れたときはグッときました。
やっぱ名曲だわぁ。
OPもGJです。


--------------------------


もしも~だったら・・
アニメを視聴後に思ったことはきっとあるはず。

こういうifルートも、もっと増えても良いのかな、
なんて思う今日この頃です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

初音島を舞台とした魔法と桜の切ない物語・・・外伝です^^

サーカス制作のゲームを基にした物語で、今回のレビューは、ダ・カーポの作品の中で1作目と2作目の外伝として位置付けられているものです。

初音島・・・ファーストシーズンから1年後が舞台です。主人公である朝倉 純一は一人暮らしをしていますが、これまで彼の学校の友達だったみんながサポート舞台を結成して、朝倉 純一のお世話をしている・・・というところはセカンドシーズンとも設定は重複しています。

でも、今回スポットライトを浴びているのは、友達の中でも特に朝倉 純一に注力した白河ことりちゃんです^^
学園のアイドル・・・天使の歌声・・・相手を思いやる性格・・・どこを見ても欠点の無い可愛い女の子です^^
本編の作品を通して、ゆっくりと自分の気持ちに気付いていきます・・・が、なかなか思うようにいきません^^;

でも、この作品では自分の想いを貫き通したその先が待っていてくれています。
せっかくことりちゃんがメインヒロインなのだから、もう少し情熱的でも良かったのかもしれません・・・けれど、慎重さや奥ゆかしさが彼女の魅力でもあるので、その点は有りかと思いました^^;

1作目〜2作目を通してずっと幸せになって欲しいと願っていたことりちゃんの物語・・・ことりちゃん好きには見逃せないと思いますし、ことりちゃんの幸せで感動したい人にはお薦めの作品だと思います^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10
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