双子で落語なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の双子で落語な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の双子で落語なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.5 1 双子で落語なアニメランキング1位
SKET DANCE[スケットダンス](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (836)
5081人が棚に入れました
人助けの部活動にも関わらず依頼がなくグダグダしていたスケット団に、依頼者の山中一郎が現れた。彼曰く、中学のときから付き合っていた『なっちゃん』に突然理由も無く別れを告げられ困っているとのこと。彼から譲られた写真から『なっちゃん』がスイッチと同じクラスの渡辺菜三子であると踏んだ3人は、早速調査に乗り出す。
ネタバレ

もずメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

追加中。。。

順次追加していきます。。。
止まったら察してください。。。

第一話「学園のSKET達」
☆あらすじ  
  {netabare} 開盟学園高校に転入したばかりの哲平は、クラスメイトのボッスン達から学園生活支援部こと「スケット団」への入部をしつこく迫られている。そんなある日、哲平が謎の男「ペンキ仮面」に襲われた。スケット団はペンキ仮面を探し出し、事件を解決しようとする。
(あらすじはテレビ東京の公式サイトより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare} スケットダンスの第一話。面白い…と実は最初は思わなかったんだな笑
 今見返すと面白いのだけど、ギャグが合わないと思ったんだな。それはそのうちキャラが好きになって笑えるようになったけど。
 葉鶏頭事件のネーミングセンスが最高だ。伊藤先生には悪いけど、笑ってしまう。
 この名前を命名したのは多分スイッチだろうな。。。
 あとちょくちょく入るギャグがじわじわと来る。「あったかいものはそこにあったかい?」とかね。「サムっ」と言いたくなるけど、でもじわじわと来る。
 ヒメコの体内に流れてる酸性の液体とか、ごっつ気になるけど、一番気になったのは序盤のスイッチの口ずさむ音楽だな。哲平くんが押されながら購買部に向かうときに後ろから迫ってくるスイッチの奏でる音楽。どっかで聞いたことがあるような…ん~思い出せん。
 今回はいじめの話だったな。一話目にしたのはやっぱりそれが学園のスケット団っていう感じがするからだろうな。。
 「勇気を出して立ち向かえとか、そんな無茶は言わねぇよ。それがムリだから、ここまでの事をしたんだろ。」
 「だったら、俺に言えばいいだろ。」
 キザすぎるけど、こういう事辛い時に言ってくれるボッスン優しいよ。困っている人は助けてやんよ、俺やってやんよ!のボッスンだなやっぱ。
 地味だし、ジャンプの主人公にしては打たれ弱いけど大好きだ。

視聴日2022年8月1日夜というかほぼ2日だな。

{/netabare}

第二話「ペパーミント侍」
☆あらすじ
  {netabare} 武光振蔵は侍オタクの剣道部員。彼の目下の悩みは主将になってから試合で連敗続きということ。彼は地区大会までに本来の実力を発揮できるようスケット団のもとで修行を行う。そこで振蔵はボッスン達が提案する数々の修行をこなすのだが、どれも効果はいまひとつ。果たして振蔵は本物の侍になれるのか・・・!!
(あにてれより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare} 第二話は振蔵と矢場沢さんの登場回。前半は振蔵で、後半は矢場沢さんです。
 この回からヒメ姉さん御用達のペロキャンこと、ぺロリポップキャンディが登場。お味はレバ刺し味。~これは微妙そうだ。
 やっぱりあれだな。ちょっとボケが力技気味よな。ツッコミもノリノリな感じが凄い。視聴者のテンションと乖離しているな、これは。でもこの感じがいつの間にか心地いいスケット団の雰囲気に変わるというね。
 振蔵の「レ・プ・リ・カ」の癖がね、、、なぜかプとリで目が上を向くんだな。
 そういえばスリングショットもこの回で初お披露目だった。後の回で学園に取材に来た漫画家が言ってたけど、スリングショットって二番手三番手の武器っぽいよな。地味だなボッスン。でもカッコいいぞ。
 なんか全体的に吹き出しが多かったけど、なんでだろう。そのおかげでヒメコが走って、ソフトボール部を爆弾魔イエティの手から救うシーンでは、かなり面白い演出になってた。あれもう一回どこかで見たいな。
 ソフトボール部と言えばまだキャプテン見てないな。あれ、いつから出て来るんだっけ。一話でいじめっ子として悪役に徹した城ケ崎を恋する乙女にまで変えたキャプテンの登場が楽しみだ。
 金城先生のセリフ、ほんの一瞬しか映らなかったけどボッスンの表情が険しくなったの良かった。くっとなってたな。
 “ゆくところのない人間が寄り集まってるだけ”
これこそシャラップや、ねぇヒメ姉さん、ガツンとやったってくださいよ。
 てなわけで二回の感想もこのへんにしておこうかな。感想というか備忘録っぽいけどな。言い忘れてたけど振蔵の試合が勝って終わった時に駆け寄ろうとしたボッスン達が、試合の最後、礼の号令できちんと止まるのカッコいいな。メリハリのある感じだ。
 
視聴日㋇2日
{/netabare}

第三話「伝説の鬼姫」
☆あらすじ
 {netabare} ヒメコはかつて、伝説のヤンキー鬼姫として不良達から恐れられていた。今はすっかり丸くなったのだが、「最近あの鬼姫がまた暴れ回っている」という妙な噂を耳にする。そんなある日、自らを「鬼姫」と名乗るヤンキーがヒメコの前に現れて・・・ {/netabare}

☆感想
  {netabare}キャプテン出て来たな。やっぱりキャプテンがいなきゃスケットダンスじゃないからな。そして次回はついに城ケ崎とマッチアップだな。
 今回の話はパチモンの鬼姫とマジモンの鬼姫とが衝突する話だっだな。ギャグもちょっと少なかった。公園に駆け付けたボッスンとスイッチが打ち合わせのポーズするの、スイッチだけふざけるのフフっとなるな(キッパリ)。
 ヒメコが最後に言ってたように、自分に正直に生きてきたからと言って、後悔しない生き方をしてきたわけじゃない。過去にどう意味を見い出すかで、大きく違ってくるような気もするな。どんなに辛い目に遭っても、そのおかげで今があると思えるならちょっとは増しに捉えられるかもしれないな。そのためには今が良くないといけないんだけどな。
 百香もこれから声優にアイドルに歌手に役者になるとはな。過去がどんなものでも、それを糧に頑張っていきたいな。まぁ、それはそれとして魔法のペテン師 リアリティマジのシニカルステッキが後々伏線として回収されるとはな。こんな初めから出てたんだなこのアニメ。
 よくよく考えると鬼(ヒメコ)が桃太郎(百香)、犬(乾)、猿(去川)、雉(木島)を従えるってかなり危機的状況だな。これは退治しに行って失敗したという世界線だろうな。。。それとも桃太郎が結婚した姫が一番の鬼だったというオチなのか。。。?
 このへんで今日の感想は終わりにしておくよ。ついでにいっておくと今回の話に出てきたペロキャンの味はブルーチーズ味、しおから味、レバ刺し味、さば味噌味、ドリアン味の五種類だ。私だったら店頭で見たら買ってしまうな。。。じゃあ、また次回。
視聴日㋇3日
{/netabare}

第四話「ロマンティック坂の上のファインディングペロリン」
☆あらすじ
 {netabare}漫研部・早乙女ロマンは、帰宅路の坂道で「王子様」に遭遇する。彼にもう一度会いたいロマンはスケット団に王子を探して欲しいと相談する。スケット団は、ロマンの似顔絵を手がかりに王子探しをすることになったのだが漫画家志望とは思えない彼女の画力に捜査は難航するのだった。(あにてれより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare}早乙女浪漫の登場回。かなりメタキャラだと、最初は驚いたのを思い出す。後々彼女自身が言うように主人公を最初に好きになった乙女にも関わらず、あまり登場しないキャラになってしまったな。。楽しむなら今のうちということだな。
 あまり物語に関係ないが、序盤でヒメコが学生向けのファッション誌っぽいのを読んでいるな。たしかにヒメコって部屋が可愛いらしかった記憶があるな。やっぱり関西人の血が強すぎて、女子っぽいイメージを持たれにくいんだろうな。
 今回サラッとだけどスイッチの絵が登場していた。私は彼のキャラの目が必ず寄り目に描かれてしまう所が好きだ。後々ボッスンの絵も描くが、それがあそこまで可愛いとはな。。。
 あとスイッチとヒメコの夫婦ボケ好きだな。あのノリこの後何回か見たけど、もっと見たいぜ。
 ジョー・キサラギがあんなになってしまったな。というか占いに一喜一憂するのは、根が乙女っぽいな。。しかも乙女座らしいしな彼。だからこそキャプテンみたいな凛とした女子に惹かれるんだろうな。
 ただ最終的には白子ポン酢味に敗北するんだけどな。。。
 キャプテンと言えば、彼女の亡くなった母親がペロりんに全く似てないのが面白いな。あれ、、似てないよね?私だけなのかな。そう思ってペロキャンの場面で笑ってたけど、あれれ。
 そして最後にぺろりんッて顔したヒメコかわいかった。
 今日の感想はこのあたりで。感想と言うか、覚書きっぽいけどな。。
 あれ…前にも同じこと言った気がする…。
 ちなみに今回出てきたペロキャンの味は、ナス田楽味、白子ポン酢味、海鼠腸(このわた)味、さば味噌味、カニ味噌味、ぬた味噌味の6種類だ。
 あとペロキャンの㎝らしきもので、レバ刺し、塩辛、卵白、くさや、焼き蛤、リブロ―スも紹介されてたな。。というかあのペロキャンガールは何代目なんだろうな。。
 じゃおやすみ。
視聴日8月5日だったはずが、もう6日になってるな。。 {/netabare}
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0
ネタバレ

puuuusan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

SKET DANCE!! we can do it! 3,2,1 LET'S GO!!

【スケットダンスってこんなの!】
学園生活支援部、人呼んで『スケット団』

パソコンで喋るスイッチ!
ツッコミ担当の紅一点ヒメコ!
赤ツノチリ毛虫のボッスン(笑)

彼ら3人とその仲間たちが送る学園ギャグコメディだ!

個性の強い依頼者やヘンテコな相談にヒメコが突っ込む!
スイッチがかぶせボケする!
……ボッスンは、、集中する!(笑)
といった感じです。
※ボッスンはリーダーです※

全77話と多いですが面白い話が多いので楽しめるはず…

クソゲー回や桃太郎改編話、ガチャガチャ回……
他にもたくさん印象に残ってる話がありますね。

なんのこっちゃって人は見てみてくださいな
わかる!って人は語り合いましょう!

【アニメならではなとこ!】
①何と言ってもあの回
{netabare}カイメイロックフェスでしょう。
アニメ専用にオリジナルスリーピースバンド『The Sketchbook』が作られましたね。
歌う曲もオリジナルソング『道』に変更されていました。かっこいい!
これがそのままOP2となるわけですが…
かっこいいわヌルヌル動くわで感動した覚えがあります。
その後もオープニングエンディング劇中歌と大活躍でした。
{/netabare}

②SEが面白い
アニメとなって音がつくわけですが、SEが面白かったです。
こればっかりは聞かないとわかりませんね。
{netabare}ボッスンが巨大アフロになる回で、トコローション10で伸びた髪を切るときの『パッツン』はいまでも覚えています{/netabare}
他にも{netabare}『見せられないよ☆』とかもありましたよね。てへっ☆ってしてるボッスンでモザイクしてありました。多分ペロキャンで吐いたときです{/netabare}

他にも放送部の八木ちゃんの友達『倉ちゃん』をやたら推してきたり
銀魂コラボの時の声優被りはアニメならではですね。

ギャグはレベル高いと思います。気に入った方はぜひぜひ原作も手にとってみてください♪


ここから先は真面目な話になりそうです。
どうでもいいや♪って方はスルーしてください。
見てくださってありがとうございました!

【アニメ・スケットダンスについて】
アニメについてちょっと苦言を呈します。
{netabare}終盤からお色気シーンが過度になったと思います。雑になっていった気もします…
そんな漫画ではないので残念でした。売り上げの関係もあったのでしょうね…{/netabare}

【スケットダンスという作品】
ここでは2つお話してみたいと思います。
①{netabare}評価の分かれるシリアス回
3人の過去に触れたお話です。
特にスイッチの話はスケットダンスでは段違いに重いと思います。
作者曰く設定は元から決まっていたようで、作者自身もやるかどうか悩んでいたといいます。
スケットダンスという作品を「ギャグ漫画」として認識していた人にとっては受け入れづらかったことと思います。
自分はなんの情報もなく見ていたので身構えずにすみました。
そのせいか気にならなかったどころかこの作品にハマるきっかけにもなりました。

スケットダンスを語る上で欠かせないシリアス回。どうか非難せず見届けてほしいです。
それとこれから見る人にもシリアス回が重いことは内緒にしておいた方がいいかもしれませんね。
すみません、偉そうに語ってしまいました。{/netabare}

②{netabare}銀魂との比較
スケットダンスはよく銀魂と比較されます。
作者さんも「劣化銀魂」と銀魂コラボの時に銀さんに言わせていましたw
同じジャンプ作品でギャグ路線だったので比較されてしまうのでしょうか。
自分は銀魂も大好きなのですが

はっきりいって銀魂には勝てません。

銀魂は偉大すぎるのです。
これはスケットダンスが面白くない!ということではなく、銀魂が大きすぎるってことです。
比較対象が大きすぎて、スケットダンスが霞んでしまうのはちょっと悔しいです。
3人組という設定こそ似ているものの、ギャグの成分は違っていてどちらも素晴らしいです。

『スケットダンス単体で見てほしい!』
これが僕の願いです…

ここまで見てくださった方、どうもありがとうございました!
{/netabare}


【スケットダンスクイズ!】
モブキャラやどうでもいいキャラ、どうでもいい設定が多いスケットダンス。
第二回人気投票では応募キャラ総数が600を超えていました。
まあなかには『ベル坊』『池上彰』とか全然関係ないキャラもあったみたいですけどねw

そこで、ちょっとクイズを出したいと思います。
まずは2問いってみたいと思います!
クイズスタート!
(思いついたら更新するかもしれません)

第一問
ウォン老師発案のクソゲーシリーズ『ヒュペリオン』
男しかハマれないという将棋のようなゲームに登場する切り込み隊長の名前は?
{netabare}ドドンドンドドンでした!まだまだ序の口!{/netabare}

第二問
ボッスンたち3人がガチャガチャの魔力にとりつかれた回。
そこでヒメコが3回連続で当てたキャラの名前は?
{netabare}アンソニー……ですがぁ〜
そいつのTシャツにプリントされていた文字は何?
{netabare}I♡NY
マニアック問題でしたw{/netabare}{/netabare}

お付き合いいただきありがとうございました!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公たちの過去話を見逃すな!

TVシリーズ全77話及びOVAを完走

最高に愛すべき作品に出会えた感じ

放送当時原作切れのため最後の方が
少々グダグダになってしまっていたのが悔やまれます。

しかしそれを除けばパーフェクト
なので総じて満点を付けています。

本作の最大の魅力
それは独断と偏見を込めて
ヒメコ(鬼塚一姫)というキャラクターの存在にあると断言します。
CV白石涼子さんの関西弁、弾丸突っ込みトークに夢中
セリフを聞いているだけで幸せという中毒状態になります。
あまりのテンポの良さにプレスコ収録したのかと思ってしまうくらい素晴らしい

次点がスイッチ
ご存知CV 杉田智和さんのキョン(ハルヒの憂鬱)を思わせるスーパー解説風セリフ
口の動きに合わせなくても大丈夫なキャラクターゆえに
リミッターが解除されたような勢いで
その表情とは裏腹にメチャメチャ生き生きとしています。

主役が三番手になってしまいましたが
ボッスンのCV 吉野裕行さんも決して引けを取りません
(上記2名がスバ抜け過ぎている)
ヒメコのトークのボケ役は「よくぞここまで」というくらいノリノリ

アニメでこれだけセリフがかぶってかぶりまくる状態が
自然に見られるなんて嘘のようです。
しかし笑いました笑い転げまわりました。
アニメキャラの掛け合いが、これほどまでに面白いとは!!

キャラと笑いの話題が先行してしまいましたが
本作は泣いて笑って感動できるエンタテインメント作品
その「泣き」と「感動」のパートの話が
この手の作品では考えられないくらい超シリアスストーリー

その担い手ともなるのが、スケット団3人の過去の物語
何が彼らを「人助け」という衝動に駆り立てるのか?
まだ青春を走り始めたばかりの彼らにどんな事があったのか
そこには私達が想像し得ない
挫折という言葉が軽すぎると感じるような
あまりにも深い闇が存在します。
その深遠なる闇に彼らの若き魂の炎はフッと吹き消されてしまいます。
跡形もなく粉々に・・・(SF的な意味ではありません)
ヘビーです。
このヘビーさが現在の彼らの活動をまばゆいばかりに輝かせます。
彼らはどのようにして魂を取り戻したのでしょう・・・
取るに足らない小さな善意が、やがてその輪を大きく広げ
希望に満ち溢れたものへと変えていく様に
驚きと共感を得るのではないかと思います。
そして、必ず忘れ得ぬ作品の一つになるはずです。

放送当時、原作は完結しておらず
下記リストの中でも「スイッチ」の話が決着していません
現在では原作も完結しており「スイッチ」に関しても
その話の決着を見ているので
視聴後、原作に触れてみるのも良いかと思います。

全77話のボリュームなので参考として過去話をリストアップしておきます。

【スイッチ】
24話「兄・弟」
25話「スイッチ・オフ」

【ヒメコ】
36話「OGRESS」
37話「薫風」

【ボッスン】
40話「ステイクアウト・ブルース」(基礎知識)
46話「Happy Birthday 前編」
47話「Happy Birthday 後編」
48話「Happy Rebirthday」
51話「会えて嬉しい」

ギャグ中心と思われがちな本作ですが上記 過去話とは別に
「感動」回も少なくありません
独断と偏見のリストを記述しておきます。
ただし、これらはそれなりに前後の人間関係の知識を
必要とするものもありますので注意が必要です。

3話「伝説の鬼姫」
6話「鬼姫の目にも涙」
7話「夏の桜」
16話「カイメイ・ロック・フェスティバル」
17話「スケッチブック」
21話「オタクトオカルト」
22話「ランニングホームラン(改)」
44話「ドロップ」
56話「楽屋に行っていいかい?」
59話「椿と雛菊」
62話「Skip!」
70話「The last day of president」

また本作では「銀魂」とのコラボ回があります。
話がまたがるようなクロスオーバーではないので
特に「銀魂」を見なくても本筋への影響はありませんのでご安心ください
順番としては「銀魂227話」→「スケットダンス26話」の順番です。

ちなみに原作23巻前半(全32巻)くらいまで網羅されている内容ですが
所々端折っている話もあるようなので
23巻まで完全に網羅されてるとは言えないようです。

未見の方には是非見ていただきたい作品です。

{netabare}余談ですが
75話「SOLITUDE」は行き過ぎた表現だと思います。
本作における唯一の残念です。
たとえ過ちとはいえ、拉致監禁はいけません
それが例え悪徳教師としてもです。
処分も2週間の停学レベルではなく
本来的には警察沙汰のハズです。
原作では、事のあらましが配信され続けたことによる
配慮であるとフォローがあり
本作においても、同等あるいはそれ以上のフォローが必要だったと感じます。
キリがツバキに対する考え方を改めるきっかけともなった話なので
はずす事が出来ないエピソードである事情からしても
一般社会「常識」ではなく「良識」に準ずる
考え方を熟考し行使していただきたかった{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

66.3 2 双子で落語なアニメランキング2位
歌舞伎町シャーロック(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (213)
752人が棚に入れました
新宿區イーストサイド・・・・・・混沌を極めたその街の中心には、ネオン瞬く歌舞伎町が広がっていた。光が強けりゃ影も濃い。悪人どもの潜む暗がりの、そのまた奥に探偵長屋の明かりが灯る。ハドソン夫人の営むその長屋は、なくて七癖、曲者ぞろい。野心満々のケッペキ探偵に、男を化かす姉妹探偵。はたまた刑事くずれのオッサン探偵がいるかと思えば、ヤクザを破門されたアンチャン探偵・・・・・・そして真打は、落語をこよなく愛する天才探偵シャーロック・ホームズ。切り裂きジャックによる猟奇殺人が起きたその夜、舞台の幕は上がった。探偵どもの化かし合いを横糸に、シャーロック、ワトソン、モリアーティ、三つどもえの友情を縦糸に・・・・・・ミステリー? いやさコメディ?なんともはや、判別不能ドラマのはじまりはじまり~。

声優・キャラクター
小西克幸、中村悠一、山下誠一郎、斉藤壮馬、東山奈央、東内マリ子、青山穣、橘龍丸、諏訪部順一

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

探偵どもの謎解き合戦、開幕! 変人づくしのコメディミステリー

この作品はオリジナルだったみたいですね。
アニメーション制作はProduction I.Gさんなのでクオリティも抜群…
しかも奈央ぼう、坂本真綾さんが出演されるとなると視聴しない訳にはいきません。


新宿區イーストサイド…混沌を極めたその街の中心には、
ネオンが瞬く歌舞伎町が広がっていた。

光が強けりゃ影も濃い。
悪人どもの潜む暗がりのそのまた奥に探偵長屋の明かりが灯る。

ハドソン夫人の営むその長屋は、なくて七癖、曲者ぞろい。
野心満々のケッペキ探偵に、男を化かす姉妹探偵。
はたまた刑事くずれのオッサン探偵がいるかと思えば、
ヤクザを破門されたアンチャン探偵…
そして真打は、落語をこよなく愛する天才探偵シャーロック・ホームズ。

切り裂きジャックによる猟奇殺人が起きたその夜、舞台の幕は上がった。
探偵どもの化かし合いを横糸に、シャーロック、ワトソン、モリアーティ、
三つどもえの友情を縦糸に…
ミステリー? いやさコメディ?
なんともはや、判別不能ドラマのはじまりはじまり~。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品…諏訪部順一さん演じるハドソン夫人を好きになれるか否かで視聴の良し悪しが決まるのでは(笑)?
何故夫人なんだろ…見た目はとても夫人には見えませんけどね^^;

物語の流れとしては、だいたい以下のような感じです。
・「BARパイプキャット」に探偵の依頼が転がり込んでくる
・事件の難易度に応じて「S級特盛」や「A級」などの賞金ランクが設定される
・事件への参加は自由で、一番最初に依頼を達成した人が報酬を貰える

物語は、ウエストサイドにある大学病院の法医解剖医であるワトソンが、近頃周囲で不穏な出来事が起きるようになり、その捜査を依頼すべくイーストサイドに渡ってきたところから始まります。
正直言ってこの設定はすっかり忘れていました^^;
そう、ワトソンはシャーロックに捜査を依頼しにきたんです。
それがいつの間にかすっかりうやむやになって、気が付いたらシャーロックのサポート役の座に居座って…物語が動いていきます。

細かい事件はちょいちょい入りますが、物語の大きな幹は2つ…
INTRODUCTIONに記載してあった「切り裂きジャック」事件と、その事件に纏わるその後の顛末を描いた物語です。

切り裂きジャックの事件は相当悪質で、決して許されない行為を犯していました。
そう、ジャッキはただ人を殺すだけじゃな飽き足りず、殺した人間の尊厳までをも平気で奪い続けてきたんです。
どうしてそこまで人間は歪むことができるんだろう…
そう思える事件だったのですが、個人的にはその後の顛末の方が辛かったかな。

全く想像しない方向に物語が流れていくんです。
そして一度走り出した暴走列車を再び止める術は、もう列車を壊す以外の選択肢はありませんでした。
きっと、ここに辿り着く前に立ち止まれるタイミングはあったんだと思います。
もしかすると、サインだって出ていたのかもしれません。
でも、それらに気付くことができなかった…

本当は同じ…
同じであることが嬉しかった…
それなのに少しずつ変わってしまったら、違和感だけじゃなく、孤独、焦燥、といった感情が渦巻いてもおかしくありません。
そうして気付いたら二度と戻れないなれの果て…
そう思うとこの顛末はあまりにも寂し過ぎます…
せめて香菜ちゃん演じるアレクサンドラが居てくれさえしたら、本当に世界が変わっていたんじゃないかと思うと悔しくて堪りません。
自分の存在理由を知らないのは自分だけ…
自分は自分の知ってることしか知らない…
本当はもっと違う自分だってちゃんとあるのに…
こんなことを如実に感じさせる物語だったと思います。

オープニングテーマは、EGO-WRAPPIN'さんの「CAPTURE」
エンディングテーマは、ロザリーナさんの「百億光年」と、石﨑ひゅーいさんの「パレード」
相変わらずロザリーナさんの楽曲が格好良い…
この楽曲も発売後に即ゲットしちゃいましたよ^^

2クール全24話の物語でした。
事件と落語の組み合わせ…
一見すると違和感しか感じませんが、中々良い味が出ていたのではないでしょうか。
特にラストの落語は、人を思う気持ちが言葉一つ一つに込められていて胸が熱くなりました。
2クールで見応えもありましたし、私はしっかり堪能させて貰いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オチと推理とエクスカリバー

シャーロック・ホームズは、最もパロディ化、パスティーシュ化された探偵かもしれない。

本作の放送と同期に、同じく『シャーロック』を冠する実写ドラマが放送されているが、競作関係などはないものの、どちらの「シャーロック」も奇人変人である設定は共通しているようだ。
ドイルのホームズ連作の、本格探偵小説が「本格」としてジャンル的に確立する前のプロトタイプ的な性格が、ホームズがキャラクター的な強烈な特徴を持つところに現れているのだろう。

あまたのパスティーシュも、若いころのホームズ、異世界に紛れ込んだホームズはもとより、ホームズの姪っ子や、精神を病んだ夏目漱石が自分をホームズと妄想している、などなど、キャラクター性を強調したものが多い。

その中にあって、本作の歌舞伎町に住む落語家もどきの「シャーロック」も、奇抜さで負けてはいない。
いや、あの髭面の「ハドソン夫人」には勝てないかもしれないが。


シャーロック・ホームズが強力で特異な性格設定を持つのは、一種の文化英雄という性質が要請するからだろう。

「勇者」が聖剣で竜を倒して「世界」を恢復させるように、垂れ込める「謎」を吹き払い「世界」に秩序を回復する「英雄」としての探偵。

歴戦の武勇伝を持つ勇者が特権的な武器として「聖剣」を手にするように、「謎」を切り払う探偵の特権的な武器として与えられるのが、頭脳=論理=「推理」だ。
特異な頭脳=発想の象徴として、特異な性格が要請される。


ところで、別作品の感想で、探偵小説の探偵の推理は論理的な唯一の真理とは限らない、といった意味のことを書きこんだことがある。

エクスカリバーが竜を斃せるのは、数々の「伝説」によって「聖剣」である特権性を保証されるからだ。
探偵の推理=「論理」もまた、「伝説」に類比的な特権性の「保証」が付与される。

オーギュスト・デュパンであれば「アナリシス」、ファイロ・ヴァンスなら心理学的必然、エラリィ・クイーンなら因数分解的数学性、などなど。
ホームズならば、実験科学的な自然科学の論理性、という事になる。

これら「論理」の特権性の「保証」要素は、しかし推理が導く「真相」の論理的正しさを保証するものではない。

「聖剣」にまつわる「伝説」が、その物語内で聖剣の威力を保証するための装置であって、物語外では意味がないのと同様に、実験科学の論理性も、物語内で「論理」の特権性を保証するだけの装置に過ぎない。
デュパンのアナリシスもヴァンスの心理学もエラリィの「数学的」論理も、物語外では何の論理性も保証しはしない。

物語内での探偵の推理が「真相」となるためには、「物語世界内で」の論理性=説得力だけが問題なのだ。
物語内の作中人物全員が「唯一の真相」を導いた「論理的」な推理だと納得しさえすればいい。
そう、これが物語内で最後にたどり着いた「真実」であると、最後に締めくくる「オチ」だと納得しさえすれば。



落語で「真相」の「推理」を語る本作の設定は、「探偵小説的」論理性を巧妙に反映している。

一見は荒唐無稽な「推理落語」だが、語られた物語を象徴し、まとめ上げ、引き受けて、幕を閉じるものとしての落語の「オチ」の一言は、探偵小説の「論理的」推理と全く同型的な役割を果たすものだ。

しかし、それは、どんなデタラメでもおどけて語れば良いという事にはならない。
論理=筋が通っているでも、地口のように連想的な関係性でも、なんでもよい。それまで語られた物語をまとめ上げて「オチ」が付いたと観客に直観させなければ、オチとして機能しない。

落語の『あたま山』のオチは、論理的にはおかしい、不条理でシュールなものだが、練達の噺家が語ることによって、観客に「オチ」を直観させて笑いに巻き込む。

不出来な噺であれば、観客は白けてブーイングが起きるだろう。
不出来な探偵小説が、作者と作中人物だけが納得する「推理」で、読者を説得できずに怒らせるように。

はたして本作の「落語推理」は切れ味良い「聖剣」のような「オチ」をつけられただろうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

1クールでCOOLにまとめる方が良かった気がする。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
アニオリの推理モノ。しかも、連続2クールという力の入れ具合。

映像など、クオリティはしっかりしていたと思う。

でも、肝心の推理(トリック)がな~。面白くない。

本作はかなりライトな作風だが、トリックまでライトにして、どうする? 91DAYSの脚本を務めた岸本さんがシリーズ構成だから期待はしてたんすけどね。

あと、本作には、ホモホモしい要素もあるので、そこが苦手なら、しんどいかもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴断念(4話まで)】
{netabare}
総括にも書いたけど、とにかく推理が面白くない。

まず、1話目でビックリしたのが、推理のキモに「におい」を使ったこと。

いやいや、視聴者に考えさせる気がないやん。まあ、「世界初、においがするアニメ」を開発したなら別として(苦笑)

他の事件もそうだけど、多くの情報が後出しで、「実はこうでした」だから、興が削がれる。本来、推理モノって、視聴者にもキチンとヒントを出し、推理をさせた上で、その上をいく謎解きをやられちまう、快感。1本取られた感。

それが推理アニメでないの?

まあ、エンタメ的には悪くないので、1クールだったら付き合っても良かったけど、2クール付き合う気にはなれないな~。落語の演出も、わりとどうでも良かった。
{/netabare}


【1話ごとの感想】
1話目「はじめまして探偵諸君」☆3
{netabare}
アニオリらしいメチャクチャさというのは、好印象。ミステリーの深さとしては、まだ感じない。爪とか身長とか、証拠をもっとちゃんと見せてくれないと、追い付けなくて当然。臭いとか、アニメだと反則。本格推理ではなく、エンタメ推理だな、こりゃ。

おそらく、かなりの量の「推理モノパロディ」が混ざっているのだろうが、推理小説はほぼ読まないので、全くワカラン。

《今後の展望》
歌舞伎町の裏のボスとか出てきそうだな。
{/netabare}

2話目「泣きぼくろ見つめ隊はいかが」☆3
{netabare}
歌舞伎町、こえぇな(笑) 花に興味ないバイトだっていてもおかしくないし、コブラとキタがライバルで、質屋をマネーロンダリングに使っていることは、後だしだよな。どっかで伏線として出しとかないとね。

《今後の展望》
てか、この作風(1話完結)で2クール? ダレそうだけど。1クールでCOOLに終わってた方が、良かった、ということにならなけりゃ良いけど。2クールで面白味が増すとしたら、縦軸となるストーリーがちゃんとしてるか、序盤に出てきたサブキャラ(例えば今回の花屋の人)達が、後半の事件にもからんでくるかだな。
{/netabare}

3話目「エース・京極冬人の夢は」☆2
{netabare}
完全に永ちゃんだな。ナイフだと警察は言ってない。いやいや、なんの推理にもなってないな。いくら黒焦げでも、歯形とかDNAとか、いくらでも特定出来るんじゃかいか? 大したことないミステリーに、すでに飽きてきた。

《今後の展望》
制作会社が、永ちゃんに怒られる(笑)
{/netabare}

4話目「お湯は基本熱め」☆2
{netabare}
この銭湯に、桃太郎は来ていない、、、だと!? そんなん、バカでも分かる推理(苦笑) この、落語風の謎解きもつまんないし。面白かったの、金隠しだけじゃ?

《今後の展望》
1クールならまだしも、2クールも付き合える自信がないので、自分はここで途中断念します。けどまあ、映像等のクオリティは低くないので、楽しみにしている視聴者のためにも、維持してほしいっすね。
{/netabare}

監督 吉村愛(やはり俺の青春ラブコメはまちっている・アオハライド・チア男子)

シリーズ構成 岸本卓(うさぎドロップ・銀の匙・ハイキュー!!・僕だけがいない街・ジョーカーゲーム・91DAYS・フルーツバスケット)

投稿 : 2024/06/01
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